2011年既卒の就職活動★3

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792就職戦線異状名無しさん
3月8日 朝日新聞 朝刊生活面より
都内女子大に通う22歳
就職活動を始めたのは2009年12月。それから40社受けた。
文房具や雑貨の商品企画がしたくて、ネットのサイトを利用し、大手文具メーカーにエントリー。
だがESを出した段階で落とされることが続いた。内定が出ないまま6月は3週間教育実習をした。授業の準備で中断。
夏休みには、海外で美術や建築を見て回る大学主催の研修旅行に参加した。新しい体験がしたかったからだ。
参加学生の大半が内定していなかったことも、就活しない罪悪感を薄めた。高校も大学も推薦で入った。
就活は初めての競争だ。大学の運動部での経験を訴える自己PRはよいできだと思う。だがどんな仕事をしたいのかまだわからない。
父親は昨年定年を向かえた。もう親に甘えられない。「なんとか卒業までに内定がほしい」。


3月8日 朝日新聞 朝刊生活面より
「2」
千葉工業大学4年の高橋友成さん(22)
当初は、機会の設計をしたくて大手メーカーを受け続けた。だが面接官が相槌をうたないと不安になり、自分でも何を言ってるのか混乱した。
「理系なら何とかなると思っていたが甘かった」夏前には大企業の採用が終わり、卒業研究を抱え就活への意欲もなくなりかけた。
戦略を変えようと、それまで頼らなかった就職課に相談。紹介される中小の事業内容や製品について、とことん調べた。
入浴中、自分のやりたいことの理由を「なぜ」と5回掘り下げて考えた。不採用の知らせを受けると理由を尋ねた。
年明けにICチップメーカーから内定の電話がかかってきた時は「本当に終わったの?」と不思議な気持ちだった。
今月1日、内定したICチップメーカーの工場を見学した。大学での卒業テーマだったロボットが動きまわる最先端の設備に心躍った。