【学生職業総合支援センター利用について】
・学生職業総合支援センター
http://job.gakusei.go.jp ・学生職業総合支援センターは、
@ 大学院・大学・短大・高等専門学校・専修学校等の学生の方。
A これらの学校を卒業後まだ就職が決まっていない方。
B いったんは就職したものの早期に離職された方。
を対象に(ただし、A及びBについては29歳までの方)、これらのみなさんの就職を支援するため、厚生
労働省が平成11年(1999年)12月に設置したハローワーク(公共職業安定所)です。国の機関ですので、セ
ンターのサービスはすべて無料でご利用いただけます。
・クラブ会員登録をしますと、センターのホームページから全国の新卒者を対象とした求人情報(既卒者が応
募できる場合もあります)をみることができます。また、中途採用を対象とした全国求人情報は、ハローワ
ークインターネットサービスでみることができます。
・センターホームページで公開している学卒求人に応募する場合には、求人情報に記載された「応募・選考要
領」に従い、ご自身で、求人情報に掲載されている企業の人事担当者に直接連絡のうえ、応募して下さい。
また、ご希望があればセンターから紹介状を発行いたします(この場合、センターにご来所いただく必要があ
ります)。これらの中には、既卒者が応募できる求人もありますので、 既卒の方もご覧下さい。(就職(採
用)予定日は、新卒者と同じく翌年度からとなります。)
・既卒者は、原則29歳まで利用可能です。(応募の可否は求人票の補足欄で卒業後年数等を確認、並びに問
合せ等で確認しましょう!)
・ただし、センターの求人は、新卒者を優先としているので、出来るだけ一般のハローワーク(公共職業安定
所)をメインに利用し、センターは、補助的な利用(センターに足を運ぶのではなくクラブ会員登録し、求
人検索・直接応募)にとどめることも推奨します。
・企業側からリクエストが来る場合もまれにあるので自己PR登録もクラブ会員登録とあわせて行うことを
推奨します。
【ハローワーク求人票の既卒者応募妥当求人のポイント】
備考欄等
[年齢制限例外事由]
(例:35歳以下)
(省令3号のイ)
長期的な勤続によりキャリア形成を図るため35歳以下の方を募集。
(職務経験不問、新規学卒者と同等の処遇)
このような求人は、比較的既卒者の採用に結びつきやすいです。
例では35歳以下ですが、25歳以下・27歳以下・28歳以下・30歳以下など企業によりさまざまです。
職務経験が求められていない点では恐怖感に駆られやすい既卒者の応募も恐れる必要ありません。
【ハローワーク(公共職業安定所)利用のメリット】
・公的機関のため、法令に従った求人票のフォーマットになっているため、条件等がわかりやすくまとまっている。
・応募書類の添削や模擬面接等就職活動に役立つセミナー等が無料で受講できる。
・求人応募に関してもあなたに代わってハローワーク職員がすべて電話連絡をとってくれます。
(きわめて聞きにくい質問(既卒応募の可否等)もあなたに代わってハローワーク職員が簡潔に確認してくれます。)
・採否結果の出ない場合紹介状を交付したハローワークが状況確認のFAX等をして、結果を出すまで対応してくれます。
FAQ(Q&A)
Q1:ハローワークの利用方法は?
A1:
【ハローワークの利用方法】
・ハローワークへの求職申し込みを必ず済ませておく!(これをしていなければ職業安定法に定められてい
る職業斡旋が受けられません!)
1 住所地管轄の公共職業安定所の場所を調べて出掛ける。
2 総合窓口にて求職申込書・求職公開申込書の記入をする。(ハローワークから求人票の案内郵便・FAX
等の受け取りが出来るので希望等をより正確に書く!)
3 提出し、登録完了後、必ず「求職票」・「求職者情報シート」の内容を確認してもらい、内容に間違いが
なければ「ハローワークカード」の交付を受けること。また、あわせて必ず「求職者情報シート」のコピ
ーを受け取るようにしましょう。
ハローワークカードには有効期限があり期限が切れれば更新が必要です。
4 求人検索パソコンの利用申請をし、応募したい求人を見つける。
5 職業相談・紹介等の窓口にて求人事業所へ疑問点の問い合わせや応募の有無について電話をしてもらう!
6 紹介状の交付を受け、応募する。(一度に複数の紹介を受ける場合、上限件数等を職業相談窓口で確認の
こと。)
7 応募事業所から選考方法についての連絡を待つ。
8 選考等を受ける→採用の場合は、公共職業安定所等の役所や事業所の指示を受け、入社に際して必要な手
続き等を行う。(一般的には、入社の際に、年金手帳・雇用保険被保険者証の提出が求
められます。)
→不採用の場合は、4〜8の繰り返し!
※1〜3の求職登録および更新等は必ず住所地管轄のハローワークに行く必要がありますが、4〜8の職業紹介
に関しては、全国のハローワーク(一般の公共職業安定所)で利用出来ます。(「住所地管轄の公共職業
安定所で交付されたハローワークカード」を窓口で提示しましょう。)
※就職・再就職活動に役立つパンフレットなどは無料ですので必要に応じて持ち帰ろう!
若年者の就職活動用の冊子も数多くありますので、書店で本を買うよりは経済的です!
『就職サポートブック』・『職務経歴書の作り方』などが参考になります。
Q2:応募書類の作成方法は?
A2:応募書類は、選考の第一ステップであるとともに重要な位置を占めている。手を抜かずに作成しましょう。
【1】共通項目:全ての書類において、わかりやすく丁寧に見栄えよく記入する。記入欄はなるべく全て埋
める。日本の公式文書では、日付を元号(昭和・平成等)で記入するのが規則です。
【2】履歴書(必修):必ず提出を求められる。学校を卒業したらもう学生ではないので学校の履歴書は使
わずに、JIS規格の履歴書用紙を使用すること。(JIS規格は公共職業安定所が認めている様式
である。)記入方法は、履歴書のフォームに従いなるべく空白を作らないように記入する。学歴欄は
義務教育の終了(中学卒業)から記入するとよい。職歴欄は、雇用形態(アルバイト・パート・派遣
社員・契約社員・正社員)や期間の長い短いを問わず雇用保険に加入されていたものは全て職歴とし
て記入します。(雇用保険に加入されていたものは、全て記録に残っているので、記入がなければ経
歴詐称とみなされかねませんので要注意!)雇用保険加入履歴は、ハローワークで照会の上確認する
こと。写真は、本人であることが証明出来るリクルートスタイルのものなら、スピード写真やデジカ
メ写真でも問題ありません。
【3】職務経歴書:職歴のない場合、提出が求められる会社は応募出来ない。ただし、どうしても応募した
いならそれに代わる書類として「自己紹介書」等のこれまでの経験等を記載した文書をその旨を知ら
せた上で提出するとよい。書式やアウトラインは、職務経歴書の形式に従うこと。また、PRにつな
がるのであれば最終卒業学校の「学業成績及び卒業証明書」の添付もよいでしょう。
【4】学業成績及び卒業証明書:会社の指示に従い準備する。会社の指示があるまで準備不要。ただし、内
容は永久に変わらないので、未開封の場合不採用会社からの返却されたものの再利用も可能。
【5】健康診断証明書:受診項目や受診機関は、会社の指示に従い診断書を取る。これは、会社の指示があ
るまで準備不要。
※この中でも重要書類については提出前に必ずコピーをとり保管します。
Q3:応募時の個人情報の漏洩が気になりますがどうしましょう。
A3:就活においては、個人情報を提出することがかなり多い。
<就活時における個人情報漏洩防止策>
・就活時の個人情報とは、履歴書等の応募書類の他、送受信メール、郵送時の封筒や合同企業説明会等の訪
問カードも含めて氏名・住所・電話番号・学歴その他個人を特定出来る内容が記載されているものすべて
を意味します。従ってそれらの取り扱い方法が明確にされていなければ漏洩があった場合に法的手段を取
れるとされています。
・必ず、提出先が個人情報の取り扱いについて提示しているか確認しよう。
・また、個人情報を提出する際に、例えば「万一、不採用となった場合応募書類等すべての個人情報は、速
やかに返却または破棄して頂きたいのでお願いします」など取り扱い方法をお願いする旨を伝える、文書
にして添付する。
・最近では合同企業説明会等で訪問カードを強引に回収しようとする会社がありますが、これは個人情報で
すので必ず提出する必要がありません。説明を聞いたが応募資格がなかった、やはり自分に合わないなど
の場合、その時点でもう訪問カードの情報は不必要なものです。その場で返却を求めましょう。中には、
「合同企業説明会のブース訪問の記録を残すため」などの理由で取り込む会社がありますが、強引に取ろ
うとする場合「絶対に漏洩のないようにお願いします」などと警告しておきましょう。