>>90 3人の処刑囚が運ばれてきた。全員ストレッチャーに手足を拘束され、身動き
一つできない。
最初に処刑されるのは下っ端のアシスタントだ。こいつは運用担当者の言い
なりに投資銀行や保険会社の証券・債権を買い漁り、大穴を開けた無能だ。
こいつのために俺が考案した処刑はホタルのアレンジ、名付けて「煙突」だ。
四つん這いにさせたアシスタントのケツに、俺がふかしていた葉巻を差し込む。
「へえぇぇぇぇぇっ」 アシスタントが悲鳴を上げる。ケツに差し込んだだけでは
痛くも熱くもない。こいつは恐怖に怯えているだけだ。
こいつに差し込んだ葉巻はコイーバのシグロY。キューバの最高級品だ。
俺は命じる。
「ふかせ、ケツで葉巻をふかし続けるんだ、煙が止まったら串焼きだぞっ!」
アシスタントは懸命に下腹部を膨らませたり、凹ませたりして、腸腔で葉巻を
ふかす。
アシスタントの顔から血の気が引いていき、青黒く変色する。葉巻のニコチン
は紙巻きたばこの数十倍なわけだが、これを腸壁から直接吸収することによ
り、やつの血中ニコチン量は人間の許容範囲を超えていく。
アシスタントは意識朦朧となりながらも葉巻をケツでふかし続ける。