【現代版 雄牛と農婦の話】
ある所にサラリーマンの夫と専業主婦の妻と子供達が暮らしていた。
妻はいつも毎日欠かさず夫に必要最低限のカロリーの弁当を持たせて、家と会社を往復させていた。
その夫はとてもタフな男だったから、おかずやごはんが少ない弁当であっても「愛妻弁当だから」と
誰にも愚痴も不平不満も漏らさずに毎晩遅くまで激務の仕事を頑張っていた。
主婦はそんな夫をみて、これはまだまだ弁当の量を減らせるだろうなと思った。
だから、家計節約のために毎日入れるごはんとおかずの量を徐々に減らしていったんだ。
それでも費用を安く抑える為に夫の弁当の材料を中国産に替えるなどして更に食費をケチったのだ。
弁当の費用をケチった妻は日々エステに行ったりブランド品を買い漁っていた。
それでも毎日夫は「妻や子供のために」と激務をこなして黙々と頑張った。
ある朝、妻は前の日と同じだけの弁当を作った後、さらにひと摘まみのおかずをタッパーに戻したんだ。
夫は会社に行くため、いつもの様に駅に向かって歩き出そうとしたが、数歩ふらふらと歩いたかと
思ったら、突然苦しむ声と共にその場に倒れ込んでしまったんだ。
なんと夫は日々の激務と減量した弁当では栄養不足に耐えきれずに玄関先で衰弱して血を吐いて倒れたのだ。
妻は慌てて駆け寄り、夫に向かって怒鳴りながらこう言った。
「なんでこの程度の仕事ですぐ倒れるんだよ!この甲斐性なし!!」
だがその後、夫はそこから動く事はなかった。
やがてその強欲な妻は働く事も出来ずに持ち家もブランド品の数々も失ってしまったのだ。
男達が結婚しなくなったのは、妻が夫に日々苛酷な労働を強いてかつ弁当代を削り栄養失調で衰弱死させ
てしまった様に、女は男に苛酷な要求をするだけで感謝もしなかった為に男の心を傷付けてたのである。
この豊かな時代、男の人生を計算だけで言うなら、一人で暮らす方が、楽で簡単でお金も貯まる。
女が男に要求をかけ続けて男の心を傷つけてしまえば、結婚をしなくなるのは当たり前の選択であり、
今の不条理な制度も加わってか、ごく自然の流れで非婚を選択する様になったのです。