私立大学職員志望23人目

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7就職戦線異状名無しさん
●大学の合併等がごく一部で話題になっていますが、どのような大学が対象となりうるのでしょうか?
→素人の方が妄想で書いているような、総合大学同士の合併は寄附行為の問題で無理がありますし、
認可申請の段階で文部科学省に不可を出されることが確実です。
私立大学は「合併原則不可。但し同一法人の場合はその限りではない」という決まりがあります。
当たり前のことですが、異なる宗教や正反対の建学の精神を持つ学校は、
同一法人になることを許されませんので、合併も不可能となります。

設置認可の常識や、内規をもとに挙げると、このような場合は合併が確実に許されません。
・中規模以上同士の場合(ex.早稲田と慶應義塾)
・学校の存在目的がかぶる場合(ex.芝浦工業と武蔵工業)
・宗派の違う宗教を持つ場合(ex.青山学院と國学院)
(注)同じキリスト教でもカトリックとプロテスタントは×
・地理的条件が異なる場合(ex.西南学院と東北学院)

●18歳人口は現在より先の20年間も下がり続けていますよね?
→よく勘違いをされるのですが、18歳人口はほぼ下げ止まりました。
18歳人口は当然18年前にわかっているので、現在18年後の18歳人口が既にわかっているわけですが、
今から18年間はほぼ横ばいの状態が維持されます。大きく減り続けたのは1993年から2001年ぐらいの
間であり、いまだにそのイメージが残っているに過ぎません。
また、大学は卒業までに4年かかるので、さらに4年間の猶予があり、
現在から22年後までの安定した人生設計は既に立てられるのです。

●ローカルルール「(前略)採用難易度については、予備校の定める入学試験偏差値とは一切関係がありません」の
採用難易度に関して、文章の意味を教えてください。(>>2も参照)
→結論からいえば、私大職員公募採用の「大学の学生の入学難易度」は、
「職員としての入職の難易度」に関係ないという意味です。
採用に関係がある:受験者当人の学歴
採用に関係がない:採用される予定の職場における学生の入学難易度

専任職員の仕事は補助金や認可関係など、主要な仕事を任され、
そのフォームは全国同一であり、どこでもほぼ同じような業務をすることになります。
同じ業務をするのですから、当然どこの大学でも似たような人材が集まります。