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就職戦線異状名無しさん:
〜千葉大に入学した場合の人生〜
大学卒業後、県内の二流企業へ就職。
現在30歳で400万円程と決して多くはないが、平凡で穏やかな暮らし。
学生時代に知り合った、園芸学部卒の女性と25歳の時に結婚。
彼女はガーデニングの教室を開き、そこそこの生徒を集めているようだ。
今は我孫子の1LDKのマンションを借りているが、子供が大きくなるにつれて手狭になってきた。
あと一人子供が欲しいし、一戸建てを佐倉市内に建てることを計画中だ。
今年で4歳になる息子とは、来週ディズニーシーへ連れて行く約束をしている。
成田へと向かう飛行機を見ては、「ぼく、パイロットになるんだ!」と言っている。
経済的な問題で夢を潰さないように、俺も頑張らないとな!
派手な暮らしではないが、なんだかんだいって、俺の人生幸せだなぁ。
〜慶応に入学した場合の人生〜
大学時代は、2chに入り浸り、「慶応はモテる」だとか「早稲田と一緒にすんなよw」だとか「低学歴マーチ氏ねw」という煽りを繰り返す毎日であった。
俺は下らない優越感に浸っていた。
こんな俺だったが、慶応という名前のおかげか、1.5流金融機関になんとか内定を頂き、入社した。
1年目、俺はいきなり北関東の支店に飛ばされた。だが、いきなり問題が発生した。
そこの支店長はバリバリの叩き上げで、営業とノルマが大好きというタチの悪い奴だった。
しかし俺は何とか耐え抜いた。
「俺は慶応なんだ・・・駅弁やマーチの低学歴なんかに負けるか・・・」の一心で。
そんな折、転勤の知らせが届いたのは、もうギョーザも食べ飽きた4年目だった。
東北の支店だった。愕然とした。
「なんだってんだ・・・この東京生まれ東京育ちでエリート慶応の俺がなぜまたこんな田舎に・・・」
きりたんぽは何度食べてもうまいとは思えなかった。ただの米じゃん。
そこで3年働いた後、俺は退職した。
もう嫌だ。まっぴらだ。
なぜなら俺はエリートだからだ。
秋田美人なんてどこにもいやしないし。
もう東京に戻る気力はない。第一、どのツラ下げて戻ればいいんだ。
窓の外を見れば吹雪いている。
もう蓄えも尽きたし、あの山でも行ってみようか・・・楽に逝けそうだな・・・。