速度は新幹線の2倍、時速はリニアモーターカー並みの500kmで、
消費電力は新幹線の3分の1以下。まさに、夢の未来列車、それが
“エアロ・トレイン”だ。
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/d/17/img/img01.jpg その姿は、列車というより飛行機。ボディ両脇についたプロペラで加速、
空中に浮上して超高速で“飛翔”する。その仕組みは飛行機と同じだ。
翼に発生した「揚力」で列車は浮上する。さらに翼と地面の間に空気が
高速で流れると「地面効果」と呼ばれる反発力が発生。「揚力」に加え、
このエアクッション作用で速いスピードでの浮上走行が可能となる。
車体を浮上させる点はリニア・モーターカーも同じだ。リニアは強烈な
磁気反発力で浮かせているが、有害電磁波を発生させるというリスクを
背負っている。有害電磁波は、WHO(世界保健機構)が電磁波の生体
有害性を認め「予防原則」対応することを決定しているほど。また、乗客
を守る磁気シールドなどの課題も多い。
一方、エアロ・トレインは、空気「揚力」なので安全性では、軍配が上がる。
また、リニアモーターカーは軌道に無数の強大コイル埋設が必要となる。
しかし、エアロ・トレインは、地上1mほどを浮上し、翼を安定させる「ガイド
ウェー」建設だけで済む。建設費もリニアより格段に安く抑えられるという
メリットもある。
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/d/17/img/img02.jpg (以下略、全文はソース元でご確認ください)
ソース(日経BP・SAFETY JAPAN 2005、船瀬俊介氏)
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/d/17/