80 :
就職戦線異状名無しさん:
ケース1》
「売上至上主義。上司が売れといわれたものは、ロボットのように売らなけれ
ばならない」という噂について
ご承知のとおりセブン-イレブン・ジャパンはフランチャイズチェーン本部です
。トレーニングストア(以下TS)と呼ばれる「直営店」もありますが、
ここでは主にOFCになるまでの社員が研修を受けています。TSの目的は
利益を上げることだけではなくて社員の教育が第一です。だからTS時代に
はいろいろな指示を受けて商品を売ることが多いかもしれませんが、それは
会社の売上のためではなくオーナーさんにアドバイスができるように売上を
上げられるスキルを身につけることにあります。実際、TSは全国にある
お店のうち5%程度なのでTSでの売上だけでは全体の底上げにはなりません。
逆に言えば、セブン-イレブン・ジャパンは、新人に店舗経営を実際に
学んでもらうために500店のTSを抱えているわけです。この投資額は
おそらくみなさんが予想をはるかに超えた規模だと思います
81 :
就職戦線異状名無しさん:2005/07/26(火) 18:06:58
ケース2》
「いわれたことをただやらされるだけ。『自分』を捨てないとやって
いけない。」という噂について
かつて、私も入社後数年はいろいろなことを言われてきました。
りわけ、TS時代には当時の上司から色々なことにトライするように
具体的な指示をたくさん受けました。中には最初は自分でも
意味があるのかなあと感じる指示もありました。しかし、
続けていくと、その仕事の本質的な意味が時間を追う毎に分かる
ようになってくるのです。やはり、人が効率よく成長しようとすれば
自分の力だけでは限界があります。自分を捨てるということでなく、
素直に指示に従って新しいことを吸収しようとすること。これは、
自覚なしに指示を鵜呑みにすればいいということではなくて、
時には、初心者のサーファーのように大きな波に身をゆだねることを
自覚的にやってみる。それで、何が見えてくるのか、何ができるように
なるのかを楽しみに待つ。そう思えるかどうか。それが実はとっても
大切なことだと思います。
82 :
就職戦線異状名無しさん:2005/07/26(火) 18:08:08
《ケース3》
「プライベートはなく残業ばかりで、しかも休みは全くない。」
という噂について
忙しい。確かに忙しい。私自身も仕事は一生懸命がんばってきたと
思います。でもプライベートが全くなかったわけではありません。
私はTS時代・OFC時代と合計6年近く北海道で過ごしました。
私にとっての北海道はまさに初めての場所で、見るものすべてに
圧倒される自然のあるところです。だから休みの日に一週間かけて
ドライブしたり、真夏でも雪が残る山に登ったり、
流氷を見に行ったり、全道くまなく遊びに行きました。仲間のOFC
達といろいろな企画をして夜中じゅう遊び歩いたり(若かったからね〜)
とにかくOFC時代は仕事以上に遊んでいました。色々な意味で
充実した期間だったと思います。
それに、実際、仕事が忙しくてしんどいのは最初だけ。仕事だって
スポーツだって、どこまで自分に力があるのかを知るために、
少なくとも一度は「トコトンいけるところまでやり抜いてみる」
という経験が必要だと思います。いつのまにか限界ギリギリの
ところまで自分を追い込んで、そして突き抜けていく自分を実感する。
これも楽しみの一つじゃないでしょうかね。楽天的すぎますか
83 :
就職戦線異状名無しさん:2005/07/26(火) 18:09:18
《ケース4》
「厳しい仕事なのでどんどんやめていく。年間に60%
くらいの人がやめていく。」という噂について
また、60%とは極端ですが、OFC時代には私もたくさんの人が
やめているのかなあと思っていました。そこで、実際に採用担当
になってから、退職率を調べてみると自分のイメージしていた
数字よりかなり低いことがわかりました。セブン-イレブン・ジャパン
では年間の退職率はおおよそ7〜8%くらいです。OFCは4%くらい
。ほぼ標準的な水準です。噂とは恐ろしいもので根拠や理論的な
ことより感覚的なものの方が圧倒的に強くなります。
ところでなんで退職するのでしょうか。入社2〜3年未満の退職者
の理由は、ネガティブな理由で退職する人が圧倒的に多いです。
それは冒頭で書いた「どれくらい我慢したらOFCになれるのですか」
と質問するような人が仕事の本質的な意味が分からなくて辞めていって
いるのだと思います。どんな仕事でも意味があるのだと分かるように
なるには、もしかしたらやや時間がかかるかもしれません。