【遅咲き】エントリすらしていませんが3【晩成】

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俺の内定の流れを考えると
〜11月に就職活動開始〜
〜12月にリクナビに登録。でも一社も受けなかった〜
〜1〜3月は遊び呆けていたが友達の付き合いで池袋にリクナビの合同説明会に参加〜
〜4月、そのときエントリーした日本SEとCNSっていうソフトウェア会社とIEグループにエントリー〜
〜IEグループが光の傘下と知らず、また合同説明会での熱い説明に群がった
70人以上の学生を見て洗脳されて素晴らしい会社だと勘違いしてしまった〜
そして会社説明会+GD。テーマはショートケーキのイチゴとケーキどっちを先に食べる?
というもの。学校の就職セミナーで習ったので積極的に手をあげアピール。〜
〜で、受かる。日本SEと、CNSは勉強もせず挑んだために適性試験で一発不合格〜
〜しかしIEグループからは最終面接の通達が。就職活動って大変だって言われてたけど
意外と楽なんだな〜と勘違い。〜
〜IEグループで最終面接、学生時代一番努力してきたことは?と聞かれて
当時自己分析も、履歴書もまともにかけなかった俺は免許を取ったことと、
貯金を14万円を貯めたことです。と受け狙い。やや受けしたので
受かると思ったが、なんとこんなクソ会社でも落ちてしまった。このときから
俺の地獄がはじまった。〜
五月
〜唯一受かったSE系の会社の適性検査をパスして、新宿の某ビルで
2次面接。しかしここでも学生時代がんばったことは免許取ったことと
言ってしまい自爆。落ちた。〜

〜リクナビを久々に見る。いろんなメールが30通以上来ていたが
今まで利用しなかった事に激しく後悔。ここではじめてリクナビを利用する。〜
〜しかし五月病にかかり、エントリーしてはキャンセルをするという行動を
30回はした。学校は単位の関係上週1回出ればいいだけなので楽だったので
その楽な生活になれて就職活動に対してやる気0だった。
9時30予約、起きて12時だったりするときも多々あり。〜

〜6月、この時期内定決まってないのはヤバイとか、いろんな情報媒体から
聞かされてやや鬱ぎみになる。焦って合同説明会に参加。
なんとなく流行っているからってのと、社会に出てPCいじる仕事って
かっこよさそうだからって理由SE系の会社に片っ端エントリーする。〜
〜しかしない頭と未だに自己分析もできてないので当然落ちまくり〜
描き忘れたけど2004年卒です。
〜6月〜
合同説明会で別に本命でもないスーパーにエントリーしていたが
何故かここだけ、受かっていたのでとりあえず脱力ぎみに1時面接受けたら
なんと1次通過。ここで唯一の合格通過場所を意識してしまう

〜7月〜
途中Se系の会社エントリーしまくったが尽く落ちたのでそのスーパーのみ
集中するようになった.嘘の経歴(サークルの部長だったとか、委員長をしていたとか)
かざして自分が積極的にリーダーせいをアピール。なんと最終面接までいけた。
ここで気合入れて1社の内定を取っておきたいと自己分析など履歴書の
描き方など初めて意識するようになる。しかし学生時代毎日勉強していたことを
アピールした所、逆効果で「初期のイメージではリーダー性があるといってたので
興味を持ったが、毎日勉強していたんじゃ、いつ積極的にそういうバに参加
していたの?」と聞かれて動揺。後で言い訳を思いついたが時遅し。
不合格。焦るとてんぱる性格なので。
〜8月〜
・どうせ学校なんて週1しかいってなかったので夏休みになっても
気分変わらず。週1に1回会社にエントリーするやる気0症候群が
未だに続く。
・はじめて就職板に来て、「何故一社も受からないのか?」的な
スレを立てる。8月なのに内定0の学生のスレに行って愚痴ったら
「この時期内定ない奴なんてネタだろ」的なレスがあり、ショックを受ける。
じゃあこの時期まで引っ張ってる奴は、フリーター決定なのか?と
動揺しまくり。
・就職板に行きはじめてブラックという言葉を知る。
・IEグループが光通信というあぶない企業だと知り、受からなくてよかった
あんな糞会社!とそんな会社に落ちた情けない自分を慰める精一杯の
強がりをする。
・マーチの意味が分からず日産のHPのマーチを見る。
・8月後半まで、4時まで起きて5時に寝て昼間に起きて2ch漬けという
どうしようもない自分を知りつつ、現実逃避に2ch。そしてまた不安になるという
悪循環。毎日が休みなので、心のどこかで就職活動のことが毎日
浮かんでは消えてと精神不安定になる。8月の夏休みは
楽な生活を楽しむ自分と不安を覚えている自分が何度もぶつかり狂いそうになった。
・エントリーした会社は30件近くなるが9割落ちる。
〜8月後半
・精神不安定が続く中
8月28日、一次試験通過の通達。またしても心の余裕ができて、
内定なんてあっさり取れるもんだろと何故か強気に。
・そしてついに内定ゲット!
接客を覚えてノルマ達成に応じて給料もあがり昇進もできる。
学歴ではなく学生の能力を最大限評価するという人事の人の
言葉に感化されてそこに決めようと決意。

    先  物  取  引
の会社で面白そうだったので行くことにした。2chで早速「先物」を調べる・・・・





_| ̄|○


・「エフダイはさきものをおぼえた」
・9月後半まで('A`)マンドクセ 状態でふてくされていたが
一応2週間に一度エントリーした会社を受ける。
・2chでは9月に決まらない奴は終わりとかいってが
リクナビでは相変わらずエントリーできる会社あるし、合同説明会の通知は
来ているし、2chは大袈裟すぎるってんだ!とあまり悲観的にならず。
しかし頭の中には毎日不安定な心に就職の文字が響いた。
グリーンエスディー?っていうドラッグストアの会社にエントリーしたとき
秋採用枠の会社のほうがいいとこあると言われて元気になる。
俺は秋にいい会社入るんだと決意。しかしグリーンは落ちる。
・就職活動より交通費が気になりだした。
横浜いったり目黒いったり、すげえ金かかる。
相変わらず2ch漬け。ママの金で交通費まかなってたけど、金は
出さないといわれる。
〜10月〜心の焦りを覚えつつ、必死でエントリー開始。
これまで自分を知らずにIT系会社とか大手メーカーにエントリーしていたが
なりふり構わず営業やら外食にも片っ端から受ける。
するとあら不思議。これまでエントリー試験すら通過しなかった自分が
ばんばん面接(っていうか試験は適性だけ)を通りだす。
なんと10月後半に大塚商会の内定ゲット。地域密着型の営業で
ノルマと売り上げ目標さえ達成できれば土日も休みだし定時に帰れると
説明。俺も自分を積極アピール。説明会の隣りの会議室で怒鳴り声か・・・
ワードで作った手抜きアリアリのパンフと怒鳴り声でひょっとして・・・と思い
2chで調べたらドキュン会社であったこと。
・ここから俺はドキュンorブラック企業の会社だから面接通過していることが
判明、ショックで寝込む。
〜11月〜
・学歴関係の就職スレで、はじめてF大とかマーチの意味を知る。
そして何故外食とか小売とかそんなとこばっか内定やら面接が通過できるのか
理解できた。
・内定0スレに常駐し出す。
・この時期企業は受け付けをもう締め切る頃だと就職課で脅される・
・開きナオれるようになった。初期の夢は捨て営業一本にする。
・打ち切ったというが、リクナビで普通にエントリーできる会社あるので
そいつらの言うことははったりだと楽天的な考え(後にその手の会社には
ブラックが多いことを2月に知る)
〜12月〜
・2004年になったら、さすがに会社もどこもいけるとこなくなるだろうと
焦りだす。毎晩2chで痛みを忘れて、友達との飲み会でぱっと騒いだ後に
くる「就職」の2文字。これだけは脳内に刻まれていた。
毎日どんなに遊んでも忘れることができない就職という言葉。
遊び代削ってでも交通費を捻出して、就職活動を本格的にする。
・営業なら受かるだろうと甘く考えていたが本当に甘かった。
まず、営業は学歴を優先しない分、そいつのコミュニケーションやら
理路整然としゃべれるか、物怖じしないかなどはっきりと審査される。
適当に審査するとこもあるけどね。そういう場にも研究終えた
マーチ以上の連中だったりマーチだったりが来ると、もう太刀打ちできない。
まったり引き篭もり生活をしていた俺とそいつらじゃ、語れる経験も知識も
違う。俺はドモリ小で汗かきなので、てんぱると汗を大量に出すという
弱点もある。しかし場数だけなら負けない!とがんばるが汗だく抱くの
自分の姿を客観的に見て、「あー落ちたな」と思った。結果なその通り
・12月後半発狂し出す。
・クリスマスイブに必死でリクルートスーツ来て会社を右往左往する日々。
・内定0スレで「今から就職活動はじめますた」とか頭の悪いレスを見て
「あーこいつって俺より馬鹿なんだな」と小さい虚栄心を満たしつつ
みんなの就職活動日記に登録する。そこで「内定0」と検索して
再び自己満足。
〜1月〜
・リクナビだけでは限界だったのでアクセスナビやジョブなどに登録する。
・ディスコキャリアにも登録する。そこで2000円で「これをやれば就職活動内定ゲット間違いなし!」という講座が
あると知り、ワラにもすがる思いで登録。
・早速受けてみた。黒板を見る。10〜16時の予定
「自己PR、エントリーシートの書き方」はい?
「集団面接の心得」はい??
「試験対策」はい???
「とりあえず第一志望でなくてもばんばんエントリー!エントリーしなければはじまらない!」はい????

   
_| ̄|○ 3  年  の  講  座  だ  っ  た  の  か

3年生と4年生、振り分けて机に座らせられたのだが
4年生俺だけ、はっきり言って公開×ゲームのような屈辱だった。
何を今更的な講座を醒めた目で見ていたら、俺に気を遣ったのか
嫌がらせなのか、やたらと俺に話しを振る講師
「〇〇さんは4年生だからわかりますよね?」「〇〇君は40社以上受けたから
わかるだろうけど」3年生から( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )話が聞える。
ついに切れた俺は「くだらねえから帰るわ。」と席を立つが
慌てて引き止める講師、俺は「うるせー」といって帰る。どうせいてもいなくても
恥だからね。
〜2月〜
・就職板を熟読していたのでどこがブラックで、どこがいい会社なのか
そしてどこの職種が社会的地位がやばいのか見極めがつくようになっていた。
何故俺は去年の2月に就職板やら2ch来なかったのか、何故早めに
就職活動しなかったのか後悔するようになる。このとき精神的余裕は0
親は当然ながら就職について聞いてくる。だが俺はぶちきれて暴れた。
・合同説明会の案内は相変わらず来るけどそこに来る企業は
たかが知れていた、というか特定の職種しかなかった。
サキモノカンケイ、クリスタルグループ、光関係会社、下流SE、外食
何度も池袋の合同説明会を行くうち、必ず募集枠が残る会社の
パターンはブラック判定表を照らし合わせればすべて当てはまる、
俺はある程度来る会社のパターンはわかってしまった(あまりに行き過ぎて)
そしてブラック会社のある人事と知り合いになる。毎回、そのブラック会社の
人事は合同説明会に来ているので、俺の事を覚えていて声をかけられたのだ。
大体こんな感じ
〜4月〜五月〜
・〜ブラック〜●●●〜 その他企業〇〇〇〇〇

6〜8月
・ブラック〜●●●〜 その他企業〇〇〇

9〜11月
・ブラック〜●●●〜 その他企業〇〇

12月〜2月
・ブラック〜●●●〜 その他企業〇
参加する企業ははてしなく減るのにブラック企業だけが頻度変わらないので
そりゃカオも覚えるわな。俺も知っている顔いたもん。
ブラック人事の人と顔なじみだったので
人事の人に奢ってもらったコーヒー飲みながら雑談し出す。
このとき自分はある種の達観した自分、どこか開き直りというか
悟りを開いた部分があり、何故か焦りも不安も消えていた。
人事「〇〇君はどんな企業を目指しているの?」
俺「いや・・・この時期になるとどこでもいいというか・・・
社会的にちょっと評判が悪い会社尽く蹴ってきたんですけど、
俺って分相応だったというか、どうして自分の小さい能力を知らずに
蹴って行ったんだろうって後悔しているんです。2月まで僅かな望みに
すがってほんとおろかですよ。親にも迷惑かけたし、それに就職課の
人にもイロイロ言われました。」
人事「でも君は満足できなかったから、これまで就職活動してきたんだろ?
親にも言われようと、就職課の人に言われようと、結局決めるのは自分なんだよ。
その決断がここまで伸びたとしても間違ってないんじゃないかな?
僕の立場で言うのもなんだけど、3月31日まで精一杯納得できるまで
やりたいならするべきだと思うよ。決して諦めずにね。君がこれまでやってきた
就職活動の体験はきっと身となり、力となっているはずだよ。だから
諦めないで」

会社はブラックなのに、この人は、本心でいったか
わからないけど親身になって励ましてくれた。実際人事の人の言い分が正しいか
わからない。けどあのときは凄く感謝した。ブラック企業の人だから
語れたのか、とにかく勇気を貰ったついでにさらに「あそこの左がわの列にある会社だけど
たしか君の大学の人、いたから行ってみれば?まあ同じ大学だから
何か変わるわけじゃないだろうけどさ」とメモと会社名を渡してくれた。
あの人はブラック会社にいるべき人ではない熱い人だ。
クリ〇タルグループの山〇さんほんとにありがとう!
〜2月〜
・人事の人が紹介してくれたのは
生コンを売る会社で建築など専門のルート営業を主体とした
会社ですた。
・正直生コンのことはわからないけど、「同じ大学の人がいる」って
情報だけを頼りにそこの説明会の席に座った。
この時期だけあって俺しかいなかった。コンクリや建材について
いろいろ説明してくれた。別段珍しい会社でも印象もなかった。
そこの会社の人事の方は「この合同説明会が一時面接のようなもので
ここに来る学生を話してみて会社に必要な人材をチョイスしたい」と
言ってくれた。どうやら欠員が1名出てたまたま合同説明会に参加したそうだ。
今のとこ脈ありそうな学生はいないとのこと。
「何故この時期まで就職活動をしていたか」と率直な質問をぶつけた。
俺はこれまでの経緯をすべて正直に語った。自分を偽って勉強していたとか
委員長やってたとか言う気にもなれなかった、かっこつけるのも止めてどれだけ
自分が無様な人間なのかも答えた。その会社に物凄く入りたかったというより
ここまでやってくれたブラック人事の人に恩返ししたいという気持ちがどういうわけかそのとき
胸一杯にあった。40分ぐらいしゃべっていたと思う。こんな風に気持ちを
ぶつけたのは初めてだった。しばらくの無言の後人事の人は「わかりました。
もしご縁があれば連絡しますので・・・」と言った。正直駄目だと思ったけど
物凄くすっきりした。胸のモヤモヤが取れたとはこのことだと思う。
俺は燃え尽きた。
次の日、家でくつろいでると
電話が鳴った。

誰だろうと電話番号を見ても見たことない番号。
一応出るかと思った。「もしもし株式会社〇〇の〇〇ですけど」
あれ?あのときの人事・・・何故俺が受かったのだ?
混乱しているとこに「第一次面接は受かりましたので次の選考に
進んでもらいますけど、〇〇さんはよろしいですか?」
俺はパニックになりながらもハイ!といった。
予想外だった。何故なら生コンの会社は理工系の学生を求めていたこと。
俺のような3流私大の男が同じ大学の人がいるとは言え、入れるわけがない
会社だと思っていた。給料も高い、新卒でなんと29万である。
営業やらサキモノやら、そんな会社しか狙えない男が入れる会社ではない。
しかし面接は通った。だが楽観はしてられない最終は当然落ちるだろうと覚悟していた。
だけどすんなり通った。最終ではこう言われた。
「うちはみんな専門分野に特化した学生さんが入ってるけど、君がもし
この会社に入ったらやっていけるの?」と。
「正直言えば分かりません。ですけど、この1年経験したいろんな
出来事は私にとって満足できたものだったと思います。今日味わった
最高は明日の最低に。社会に出ても明日に繋げていきたいです。」
その後も会社の事には触れない内容をお互い会話しただけであった。
俺は落ちても構わないと思ったらナント受かってたのです。
2月28日に内定が決まり、3月の16日からずっと研修でした。4時まで
帰れるのだけど土日もいってました。そして今日から4日間の休みです。
はっきり言って大変です。しかしこんな俺でも内定取れたということだけ
報告しときます。長文失礼しました。