内定まだありません3(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ

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795亜挫吐
魔族が最近活発な活動をしている。
その噂がここ、竜たちの峰に伝わったのは3ヶ月ほど前の事だった。
霊峰カタートのお膝元であるここには数多くのドラゴンが住み、赤の竜神の4つの分身
の1体、水竜王に仕えていた。
事の次第を確かめるべく、各地に調査隊を派遣し、そこで見た物は、異常発生する低級
魔族と人々の争う姿だった。
そしてここにも、一人の青年―――と言っても見た目だが―――がいた。
その名は、ミルガズィア・・・

「この状況は一体・・・・」
辺りには死臭と、形容しがたい雰囲気・・・瘴気が漂っていた。
ここは3日前、大きな戦があった所だ。
数多くの骸から発せられる怨念が渦巻いている。
「ただの戦ではなかったのか?」
人と人が争ったにすぎない筈であるそこには、狂気と殺戮が残留していた。

ふと、目をむけると、動く影がある。