東京コンピューターサービス Part10

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125就職戦線異状名無しさん
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大事をなそうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった

求めたものは
一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞きとどけられた

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた

私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されたのだ
小学校高学年〜中学・・・「気持ち悪いからこっちむかないで」とか
体育のプールの授業の後(俺がプールに入ったとわかると)「入らなきゃ良かった」
といやそうに言われたり、席が隣になった女は1ミリでも離れて座ろうとしたり、
毎日毎日そんなだった。親戚の叔母さんに「子供のころはかわいかったのにこんなになって」と
言われた。
当然自分は恋愛や結婚に無縁だと思うようになった。
高校〜大学・・・男子校→理系単科大学でそもそも女と接触する機会もなかった。
就職後・・・研究職で職場には40代のおばさんがすこしいるだけ。
社内報に新人の写真入紹介欄があったが、そのおばさんたちが俺の写真を見て笑っている
現場を偶然目撃した。

以上はごく一部で、じっさいはこれの何倍もこういうことがあった。
現在33歳素人童貞、こういう人間もいるのです。
小学校5〜6年生くらいからかな・・・・
クラスの女から「気持ち悪い」「近づかないで」と避けられたり、
朝礼の整列では、俺の両側だけ女子が湾曲して並んだり・・・・。
特に中学のときはひどかった。

それでも、はじめのころはクラスのなかで密かに「いいなあ」と
思っている女子がいたよ。
あるときふとしたことからそれが噂になり、クラス中大爆笑。
俺はそれまで心臓をえぐられるような思いは何度もしてきていたが、
それよりもつらかったのは、それをきっかけにその子が
イジメの対象になっていったということだった。

いまでもその子の恨みと嫌悪を込めた視線が忘れられない。
同僚のK子が幹事で合コンする事になったんだけどマジ行くんじゃなかった。
夜七時に駅前の居酒屋前集合。自衛隊の人間と聞いていたので楽しみにしてたら
自衛隊でも事務の方だったのでヒョロくて失望。カナーリヲタっぽいし。
とりあえず帰るわけにもいかず居酒屋で乾杯。K子が「ご趣味は?」と何やら
見合いか何かと勘違いしたような質問を自衛官にすると「ええ、僕電車が好きなんですよ」
・・・電車ヲタだった。そいつと他の自衛官が電車話で盛り上がるなか楽しそうに混ざるK子。
そういえばコイツも最初見た時からヲタじゃないかと思ってたんだ。カラオケでいきなり
北斗の拳だけならまだしも、訳のわからない戦隊モノの主題歌歌ってたしな。何で合コンの話のったんだろう・・
後悔の念でウトゥになる私をさておき合コンは佳境に入る。「それではプレゼント交換タ〜イム!」
ハァ??そういえばさっき雑貨屋に付き合わされて私までキーホルダー買わされたけど。
お遊戯会か何かと勘違いしてない?青ざめる私に「それじゃあ公平にするためにくじで
選ぶ順番を決めましょう!」と、そそくさと紙の箸袋をちぎりボールペンで数字を書いていくK子
そして促がされるままくじを引いて好きな包装のプレゼントを選ぶ。どれもいらないよ〜早く帰りたい!!
仕方なく選んだプレゼントを開けてみると宅八郎が持ってるようなマジックハンドだった。
ハァ???理解に苦しむ私。「いや〜ん見てみて!私はこれ!」K子の手元を見ると
アニメのワンピースのキーホルダーが。「首とか足が伸びるんだよ!」そうか。よかったな。
他の奴らのプレゼントも目くそ鼻くそだったがすでに私はそんな事はもうどうでもよくなっていた。
「ああ、ゴメン。もう次の電車に乗らないと帰れないんだ。」男の一声で開始一時間を持って
合コン終了。「楽しかったね!また今度はゆっくり出会い探そう!」K子のキーホルダーを
手足を伸ばして弄びながら帰っていく姿を見送りつつ一人泣きそうになりながら家路に着いた。
マジックハンドはもちろん居酒屋に置いてった。とりあえず今K子をシカト中。