19日午前7時40分ごろ、東京都港区赤坂1の雑居ビル「新虎ノ門ビル」(鉄筋11階建て)で、
火災報知機が鳴っていると、男性の声で119番通報があった。
警視庁赤坂署員が駆けつけると、同ビル4階の商品・金融先物取引会社
「エーシーイー・インターナショナル」の経理課の事務室内で、男性2人の遺体が見つかった。
2人はともにやけどを負い、1人はうつぶせ、ひとりはあおむけで並ぶようにして倒れており、
遺体の近くに刃渡り約20センチの包丁とペットボトルのような容器が落ちていた。
揮発油のにおいがしており、焼けているのは2人だけで周囲の床は燃えていなかったという。
同署では、2人は何らかの事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査している。
同社では18日夜から、常務の山本保文さん(41)(千葉県船橋市上山町1)と
同管理部長の近藤照男さん(49)(横浜市戸塚区戸塚町)の2人と連絡がとれなくなっているといい、
同署では、遺体は2人の可能性が高いとみて身元の確認を急いでいる。
同署によると、19日には同社に会計監査が入る予定だった。山本さんらは18日午前8時半に出勤し、
午後9時ごろ、同社社員と電話で「経理があわない」などと話していたが、その後、連絡がとれなくなっていた、という。
同社は、同ビル地下1階と1階、さらに3階と4階を事務室として使っており、4階には経理部門のほか会長室が入っている。
民間信用調査機関によると、同社は1980年12月設立で、社員数400人。(読売新聞)
[8月19日11時40分更新]
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020819-00000404-yom-soci