◎◎村上春樹的就職活動◎◎

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647就職戦線異状名無しさん:02/03/20 21:17
>>644
あら俺と同じ住人がいたのね、、、
648就職戦線異状名無しさん:02/03/20 22:39
鼠が夢の中にあらわれてこう言った。
「君は早稲田大学の第一文学部演劇学科だから、就職は無理だよ。ジャズ喫茶開きな。」
僕ははっと目覚めた。時計を見るとまだ深夜の3時だった。
僕はもう一眠りすることにした。
でも、さっきの言葉が胸につかえる。
そうだ、就職活動はしないでおこう。それが答えだった。
649就職戦線異状名無しさん:02/03/20 23:14
そこは女性の面接官との二人だけの空間だった。窓の向こうには小さい蛍が飛んでいた。
もう夏だ。就職活動をはじめてどれくらいたつのだろう?鼠が僕の前から姿を消してから、
何事にも身が入らなくなってしまった。今日の面接もやっとのことでここまで来たのである。
「自己紹介をお願いします。」
「早稲田大学第一文学部演劇学科僕です。僕は日曜に洗濯をするのが好きです。レコード屋の
 アルバイトは4時からなので、必ずそれまでには部屋の掃除と洗濯は必ずすることにしています。」
「はい、結構です。それではソフトオンデマンドを志望した動機を教えてください。」
「あれは大学1年の冬だったと思います。僕が好きだった直子にフェラーリをしてもらったことが
 性への目覚めの初めでした。あれからというもの毎日自慰は欠かしたことはありません。」
「今日はもう自慰をしましたか?」
「まだです。」
そういうのと同時だった。その面接官は僕はひと際目立ったあそこをしっかりと握っていた。
(中略)
面接官の舌が僕のをやさしく包んだ。僕の体に電流が走ったように快感が訪れた。僕は喘ぐのを
こらえた。すこしずつ速くなる面接官の口のピストン。僕は眼をそらすことができないでいた。
素晴らしい奇跡の邂逅を求めることはできるのだろうか?常に僕の頭をよぎるテーマだった。
僕の射精は結局訪れなかった。やはり直子以外の女性ではだめなのだ。僕は人より性欲が強いほうでは
ない。だけど、こんなことされたら誰だって興奮してしまう。そしてお汁も出てしまう。
つづく。



650就職戦線異状名無しさん:02/03/20 23:21
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651就職戦線異状名無しさん:02/03/20 23:32
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652就職戦線異状名無しさん:02/03/20 23:49
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僕は頭に来ていた。
耳にこびりつくその言葉は本来必要ないものではないか。
「いえ、むしろ必要ないのはこのスレなのよ」

>654に続く
654就職戦線異状名無しさん:02/03/21 02:20
村上春樹的就職活動は去年からある。
そしてそれはきっと来年もあるだろう。
もしかしたら23世紀になったってスレがたてられるかもしれない。
    \\  agaってんの? sagaってんの?//
 +   + \\ みんなはっきり逝っとけ〜!!/+
                            +
.   +   /■\  /■\  /■\  +
      ( ´∀`∩(´∀`∩)( ´ー`)
 +  (( (つ   ノ(つ  丿(つ  つ ))  +
       ヽ  ( ノ ( ノ  ) ) )
       (_)し' し(_) (_)_)


   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´_ゝ`)< うん、ここはsagaってるよ
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)

656就職戦線異状名無しさん:02/03/21 21:43
僕は大学で一人も友達を作らなかった。僕は自分からどうこうするようなタイプの
人間ではない。だから就職活動というものがどういうもので、今後の僕にとってど
れだけ重要なものか図りかねるものがあった。
ある日、僕は高田馬場の街をどこともつかず歩いていた。すると、うしろから声を
かけられた。
「君、僕じゃない?」
「はい、そうですけど。」
「俺、加藤たかってゆうんだけど、知ってる?」
「知りません。」
「よし、わかった。今日から俺のところで働け!」
「はい、わかりました。」
それがAV男優加藤たかとの出会いだった。
そうして僕はAV男優という道に就職は決めた。就職というものは道を選らばなれば、
誰にだって道は開けてくるものだ。僕はあの時の出会いでそういう物事の本質を感じ
とってしまったようだ。今から思えば、それが正しかったか正しくなかったかという
ことは僕にはわからない。だけど、それでいいのだ。好きなこととやれることは本質
的には違うである。いっぱい精子を吐露しても僕の心はいつまでも満たされなかった。
僕はそれでも毎日がんばった。生きるためにがんばった。僕は他の人ほど性欲は強い
ほうではない。つづく。
657就職戦線異状名無しさん:02/03/22 04:10
「まだ来たばかりじゃないか」と面接官は言った。
「しつけの良い子は長居をしないんだよ」と僕は言った。
「リクルーターにあったんだろ?」
僕は膝に両手を置いたまま深呼吸をした。「会ったよ」
「それも長い話なんだね?」
「あんたがこれまでに聞いたことがないくらい長い話だよ」
「端折ることもできない?」
「端折ると意味がなくなっちゃうんだ」
「元気だった?」
「元気だったよ。あんたに会いたがっていた」
「いつか会えるかな?」
「会えるさ。同じ会社に勤めているんだもの。その履歴書は僕とリクルーターで書いたんだぜ」
「とても嬉しいよ」
僕は椅子から立ち上がると面接室の空気を吸い込んだ。
「ところで御社を志望する身としては可愛い一般職と管理人が甘い借り上げマンションが欲しいな」
「今度来る時までに揃えとくよ」と面接官は言った。
658就職戦線異状名無しさん:02/03/22 15:35
 家に帰って久々に2ちゃんを開いてみた。もう就活にはつかれたんだと思って
つづきを書いたりする。
>>641つづき

 今日街にでて感じたこと、それは僕には就職なんて向いていないということだっ
た。街が僕に語りかけてきたのだ。

 久しぶりに時間に追われずに街を歩いた。でもどことなく漂う寂寥感のせいで僕
は楽しめなかった。そんなときだった。
「やあ、こんにちは。私は街だ。ずいぶんと疲れているみたいだね。就職活動?
君には就職なんて向いてないんだよ。そんなことは昔からわかっていたはずだぞ」
 そんなことは僕だってわかっていたさ。でもわかっていてもやらなくちゃい
けないことがあるんだよ。したくなくても横に女の子が寝ていたらする、それと同
じなんだ。生きていればそういう風に自ずとなってしまう。
「就職しなくたって生きていける。みんな金が欲しくて働いているだけだろ?嫌な
ことをするくらいなら全部辞めて飢え死にした方がましだと思うよ」
 働くのが嫌なわけじゃないんだよ。何かを成し遂げる充実感みたいなのは悪くな
い。でも具体的に何がやりたいかわからない。だから内定がでないんだろうな。
「内定のことなんかどうでもいいんだ。働いて得られる充実感とやらが厄介なんだ。
働くことは仕事以外のことを全て忘れさせてくれる。仕事の充実感でほかのこと
を全部ごまかしてしまうんだ。何がやりたいかわからないくらいなら就活なんて
やめちゃった方がいい」
 君は働いたこともない街のくせによくわかっているんだね。
「街でもずっとやってればそこを歩く人のことも大体わかるようになるものさ」
 君は僕よりも僕のことがわかっているのかもしれない。
「そんなものさ。気にしなくていい」

 恐らくこれは僕の心のなかの弱い部分が語りかけてきたものだ。逃げたり引
き返したり出来ない。そういうことなんだろう。


659就職戦線異状名無しさん:02/03/22 21:05
>>657(・∀・)イイ!
できれば羊のラストシーンまでお願いします!
660就職戦線異状名無しさん:02/03/23 23:16
村上age
661就職戦線異状名無しさん:02/03/24 08:56
村上春樹の作品でいいのは何ですか?
これから読んでみようと思うのですが。
662就職戦線異状名無しさん:02/03/24 09:39
僕のかばんの中にはいつも「ノルウェイの森」が入っている。
663就職戦線異状名無しさん:02/03/24 11:27
>661

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が
とても不思議な世界にあなたを連れて行ってくれるでしょう。
664就職戦線異状名無しさん:02/03/24 11:29
>661
あるいは思い切り村上ワールドに行きたければ
「羊をめぐる冒険」です。
665就職戦線異状名無しさん:02/03/24 12:46
>>661
原点に立ち返って「風の歌を聴け」をおすすめします。
666就職戦線異状名無しさん:02/03/24 12:49
>>661
やはり「風の歌を聴け」でしょう
本人もいってますが後期の作品はいまいちです。
667就職戦線異状名無しさん:02/03/24 21:09
>666
えって感じがしますね。
結局小指の無い子とも再開しなかったし
668657続き:02/03/25 00:09
「まだ来たばかりじゃないか」と面接官は言った。
「しつけの良い子は長居をしないんだよ」と僕は言った。
「リクルーターにあったんだろ?」
僕は膝に両手を置いたまま深呼吸をした。「会ったよ」
「それも長い話なんだね?」
「あんたがこれまでに聞いたことがないくらい長い話だよ」
「端折ることもできない?」
「端折ると意味がなくなっちゃうんだ」
「元気だった?」
「元気だったよ。あんたに会いたがっていた」
「いつか会えるかな?」
「会えるさ。同じ会社に勤めているんだもの。その履歴書は僕とリクルーターで書いたんだぜ」
「とても嬉しいよ」
僕は椅子から立ち上がると面接室の空気を吸い込んだ。
「ところで御社を志望する身としては可愛い一般職と管理人が甘い借り上げマンションが欲しいな」
「今度来る時までに揃えとくよ」と面接官は言った。

 僕は人ごみをかきわけて東口の喫茶店まで歩き、
最後に残された中小企業のESを前に腰を下ろし、二時間書いた。
そんなに書いたのは生まれてはじめてだった。二時間書いてからやっと立ち上がることができた。
どこの郵便局に出せば締め切りに間に合うのか分からなかったけれど、
とにかく僕は立ち上がり、ズボンについた細かいしわを直した。
 
日はすっかり暮れていて、歩き始めると背中に歌舞伎町の喧騒が聞こえた。
669就職戦線異状名無しさん:02/03/25 00:17
やっぱり「羊」がいいな。鼠と会ってからがなんともいえずよい。
「風の歌を聴け」のしゃっくりDJも捨てがたいけど。
せっかくだからage
670就職戦線異状名無しさん:02/03/25 00:25
>>668
新宿(・∀・)イイ!

しかしここのスレは馴れ合いとかあまりないからいいな。
漏れは回転木馬が好き。
671就職戦線異状名無しさん:02/03/25 00:38
みなさんありがとうございます。
回転木馬、ヤフオクで30円で落札しました
672就職戦線異状名無しさん:02/03/25 02:26
糸井重里と一緒に書いた
「夢で会いましょう」は好きだ。
 面接室から人事部長が出てきて、僕に踊りませんかと言った。
 それが選考だということはちゃんとわかっていたのだけれど、
<申し訳ないけれど疲れていて踊れそうにない>と丁寧に断った。
人事部長は別にそのことで気を悪くしたりしなかった。人事部長は一人で踊った。
674就職戦線異状名無しさん:02/03/26 02:26
age
675就職戦線異状名無しさん:02/03/26 02:43
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676就職戦線異常名無し:02/03/26 03:09
話ずれて申し訳ない
「あなたの尊敬する人物」「あなたの好きな人物」
で俺は真面目に「ノルウェーのワタナベ」って言いたいんでけど
ヤバイ?
677就職戦線異状名無しさん:02/03/26 03:11
>>676
なんでか言える?
678就職戦線異状名無しさん:02/03/26 11:24
「岡田様はここで、非通知着信が来るのをずっとお待ちになるのですか?」
 僕はひんやりとしたタイルの壁にもたれて、次の列車が通り過ぎるのを待っていた。
 でも列車はなかなか来なかった。
「何をすればいいのかは、正直言って僕にもわからない。
天職ナビに入れられるキーワードも何もない。
でもね、僕には少しずつわかってきたんだ。
何かをしなくちゃいけないんだということがね。
ただじっとここに立って携帯の着信を待っていても駄目だ。
電話が鳴ってほしいと思うなら、僕はいろんなことを自分の手で明確にしなくちゃならないんだ」
「でも何をすればいいのか、まだわからないんですね?」
僕はうなずいた。
679就職戦線異状名無しさん:02/03/27 03:24
僕がこの作文のテーマを「駄目になった大手企業」としたのは、
その日の東スポでたまたま日本のある駄目になった大手企業の話をよんだからである。
「立派な大手企業が色あせていくのは」とその記事は語っていた。
「二流の中小企業が崩壊するときよりずっともの悲しい」
>>584
>僕は嘘を一つしか言ってない
>嘘って何言ったの??
亀レスだけど。
前のページ(p127)、カラシ抜きのサンドウィッチに「上等さ」と答えたことじゃないかな。
その他が嘘だとは言い切れないような気がする。
681就職戦線異状名無しさん:02/03/27 04:45
2002年に就職浪人が決まった時、彼は新宿まででかけてドコモ・タワーに上り、
屋上から飛び降りてカエルのようにペシャンコになって死んだ。

彼の墓標には遺言に従って、2cheの次のような言葉が引用されている。

「ドコモの社長なんかに、加藤あいの膣の深さがわかるものか。」
682就職戦線異状名無しさん:02/03/27 23:49
age
683就職戦線異状名無しさん:02/03/27 23:51
まだあったのかこの糞スレ
684就職戦線異状名無しさん:02/03/28 15:54
「ピース」と清美は言った。

685就職戦線異状名無しさん:02/03/28 18:09
少年ジャンプは子どもの読むものです。
かと言って大人が読んではいけないと言うものでもありません。

しかし大人が読むにはあまり感心できるものでもありません。
大人にはジャンプを読むより他にもっとしなければならないことがあるからです。
686就職戦線異状名無しさん:02/03/28 22:07
僕には彼女がいる。らいおんみたいな彼女がいる。
「あんたは、浮気の総合商社よ!」
温厚な僕も黙ってはいなかった。
「いかがなものか!」
687就職戦線異状名無しさん:02/03/28 22:08
かえるくんはそういった。
688就職戦線異状名無しさん:02/03/28 22:11
>>648
なんかワラタ
689就職戦線異状名無しさん:02/03/28 22:12
ごめん>>684の間違いだった
690就職戦線異状名無しさん:02/03/29 03:16
もう3年も前のことだが、僕は大学に入学した。他のやつ等より、1年遅れていたが何も感じなかった。
大学にいけば自分が何をしたいのか、自分という存在が何なのかが少しは解るかもしれないと思っていたがそうではなかった。ただ、自分がやはり社会に適応できないということが現時点で時点で可能な自己分析だ。
691就職戦線異状名無しさん:02/03/29 03:29
就職なんてくそくらえさ。
>>686
ワラタ。これの元ネタって何?
693就職戦線異状名無しさん:02/03/29 09:59
ピース
694就職戦線異状名無しさん:02/03/29 12:45
「ねえ…、インドのバガルプールに居た有名な人事は
3年間に350人のも新卒者を落とした。」
695就職戦線異状名無しさん:02/03/29 12:47
新卒・・なんて虚しい響きだろうか。
696エセ貴族 ◆pqjxQzDg
ここ面白いね。
村上春樹読んでみたいと思った。
期待あげ