<教室オナニーの思ひ出〜その9〜>
……しかし、つぎの瞬間、それが杞憂だったとこが確認できた。彼女は何事もなか
ったかのように口の中のものを咀嚼笑みがこぼれたのだ。付き合っているとウワサ
されるバスケ部のイケメン野郎、田中(仮名)の冗談で楽しそうに笑う彼女。しかし
そのときすでに、彼女の体内には俺の新鮮な精液が注入されている。俺が彼女の弁
当のごはんに射精してからまだ30分以内。あの白いごはんの中には、恐らくまだ
俺のかわいい分身たちがわずかながらも生存しているはず。俺は身悶えするほど興
奮した。彼女がいかにイケメンの田中に思いを寄せていようとも、いや、実際に付
き合っているとしても、彼女は知らず知らずのうちに他の男に汚され、田中を裏切
ってしまっているのだ。そのとき俺は、田中に対しても、周囲にいる冴えない童貞
野郎たち(もちろん俺も童貞だったが……)にも強烈な優越感を覚えた。