今年3月にJETRO(日本貿易振興機構)がまとめた調査レポート『フランスを中心とする欧州におけるコンテンツ
市場の実態2008-2009』によると、フランスにおける日本マンガの累計販売部数は、少年マンガでは『ドラゴンボール』
が1900万部、『NARUTO』が約900万部、少女マンガでは『フルーツ・バスケット』が約200万部、『NANA』が約120万部
とある。
また、2008年の日本マンガの新刊出版点数は、1453タイトル。大方の予想を超える部数と出版点数だと思うが、
実は日本マンガの販売部数の約50%を、上位のわずか12シリーズが占めているとも指摘されている。しかし、
ジャパンエキスポ会場やフナックの売り場を見る限り、『NARUTO』や『NANA』の人気はもちろん凄いのだが、
それ以外の作品の露出も増えているように思われる。出版点数の増加を市場の拡大が吸収しているとすると、
どこかで均衡するのではないだろうか。
http://ascii.jp/elem/000/000/447/447801/index-2.html フランスを中心とする欧州におけるコンテンツ市場の実態 2008-2009
http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000025/005001665.pdf