1 :
愛蔵版名無しさん:
もし王位編の決勝がキン肉マンチームVSソルジャーチームだったら?
どういう試合になってたか語るスレです
2 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/13(月) 13:06:31 ID:7tp8xQx7
柔道点取り戦の場合
先鋒 戦争男○腕ひちぎ●ざっ忍者
次鋒 先住民 引き分け 那智素Jr
中堅 拉麺男 引き分け 猛牛男
副将 鉄騎士男●阿修羅投げ○阿修羅男
大将 筋肉卓○一本背負い●筋肉中
戦争と死んだ忍者の変わりに補充された誰か(ネプ辺り?)
米とブロ
麺と牛
ロビと阿修羅
卓と中
5 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/13(月) 14:58:39 ID:7tp8xQx7
中は弟です(江川卓)
6 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/13(月) 15:01:56 ID:7tp8xQx7
中って確か千葉しげるでしたね
残虐vs知性戦みたいに
3vs3をやってほしい
肉側が麺、ロビン、スグルで
残虐側が牛、阿修羅、アタル
忍者死亡により、謎の超人ザ・サムライ残虐チームに急遽参入
…ってなれば完全因縁対決が完成する
拉麺VSブロ(超人オリンピック編)
戦争VS牛(7人の悪魔超人シリーズ)
米VS阿修羅(黄金のマスク編他)
奇行士VSネプ(夢の超人タッグ編)
卓VS中(江川家対決)
カード的にはウラーと忍者を抜いた方がいいな
10 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/14(火) 12:01:07 ID:+XIaYZjh
アニメじゃブロッケンの3VS3の提案シーンないんだな
あの提案の後のアタルのモノローグ好きなのに
牛と阿修羅で元祖ヘル・ミッショネルズ(地獄の伝道師)だしな
そこにネプが入れば、ゲェー パーフェクトミッショネルズ!
そんなことより、さっき買ってきたポテチ食おうぜグレート
おお そうじゃな
おいキン肉マン!わしのお茶飲んだだろ〜
強力チームVS飛翔チームの予想でもしようじゃないか
>>9 戦争vs牛、ロビンvsネプだったら
運がよければ正義側が勝てる気がしないでもないが、
(戦争+ロビン)vs(牛+ネプ)のタッグだったら
正義側は絶対勝てないように感じるのは俺だけだろうか。
先鋒:麺対ブロ
→執念のブロ勝利
次鋒:ウォーズ対アシュラ
→アシュラ痛恨の引き分け
中堅:ロビン対サムライ
→ロビン雪辱の勝利
急遽タッグに変更して
最終:肉・テリー対アタル・カメハメ
19 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/14(火) 22:38:25 ID:se2U5sbp
あたる(諸星では無い)チーム、不死鳥チームに奇跡の勝利、、、
しかし仲間全員死亡、、、、
てなことで
急きょメンバー再編成、、、、
カオス(覚醒前)、カナダまん、SPマン、千代の富士、、、、、ぼろ負け必至
20 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/14(火) 22:50:57 ID:SmogUW3u
きっとアタルが不治の病で
決勝戦でスグルに色々心得や技を教えた後に死ぬ展開だな…
21 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/14(火) 22:59:58 ID:vFN6VFQp
勝ち抜き戦でスグルが全員倒すってのはどう?
23 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/15(水) 00:10:25 ID:VAcYDQIr
2世でのソルジャーチームだったらブロッケンの変わりはチェックメイトで!
2世でのチェックのポジションがブロッケンとかぶってるから
>>19 預言書での妨害が無ければ普通に勝ってただろ
フェニックス戦でニンジャとアシュラが離脱
メンバーが足りず落ち込む牛・Jrとは対照的に笑みを浮かべるソルジャー。
ソルジャー「心配するな。こんな事もあろうかと補充人員はスカウト済みだ」
ソルジャーの後ろからカナディアンマンとスペシャルマンの姿が!
牛・Jr「なんて冷静で的確な判断力なんだ 」
>>25 いや これだったらまだベンキマンとプリプリマンを入れたほうが戦力になるような…
そんなことより、さっき買ってきたポテチ食おうぜグレート
28 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/15(水) 12:28:54 ID:UMtMLokv
ソルジャーがアタルに
入れ替わらずソルジャーのままだったら?
元祖ソルジャーの強さは
ビッグボディ以上、
マリポーサ以下と見るが…
どうなんだろうね
ウールマンのオーバーボディが割れて中からウールフマンが出てくる
ウールフマン「グワラグワラ・・・羊の皮をかぶった狼よー!」
>>24 つか預言書には決勝でフェニックスチームと肉チームが戦うって預言されていたんだよな
つことはアタルが預言書のせいで負けるってこともこれ書いたキン肉族の先祖はわかっていたんだよな…
余計なもの書くなよ先祖
予言書というより無理矢理書いたとおりになる呪いの書だよな。
不吉なことしか載ってないし。
アシュラたちが作った友情人形より酷い仕様だよね
たしかに
ですね、死んだのはニンジャ氏だけ
37 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/17(金) 12:12:42 ID:QbdgpRIJ
100%のマッスルスパークってアタルも出来る?
38 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/17(金) 12:45:24 ID:xlsV/ioZ
アタルが出来るかどうかは知らんが、多分ブロJrは見よう見まねで出来る
順逆自在の術で体入れ替るまでは出来ても
超人の神々?に偽技判定喰らって焼かれるのがオチ
ウルフマンがどっちに味方するかで全てが決まる
これってアタルが王になったらまずいんじゃないの?
42 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/18(土) 00:41:25 ID:0pra0ZvR
>>15 シャークマンじゃなくて ザ・ゴッド・シャークだよ。
43 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/18(土) 13:06:29 ID:JTI+QkLW
ジャンプ厨は文盲
アタルチームの決勝はこんな感じで
先峰 ×ネプ―スグル○
次峰 ×アシュラ―ウォーズ○
中堅 △バッファ―テリー△
副将 ○ブロッケン―ラーメン×
大将 ○アタル―ロビン×
△ブロッケン―ウォーズ△
×アタル―スグル○
>>32 該当するページが燃えたら即消滅して幽霊超人になっちまう時点で、まさしく呪いの書だよな。
超人墓場で働いて復活することもできないし予言書がまるごと燃えたら大変だよ。
48 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/18(土) 21:27:57 ID:lmifiCb2
>>45 出来ればフィニッシュも書いてくれると有り難いんだけど。
>>9をベースに
第一戦 牛VS戦争
残虐チームはバッファローマンを先鋒に持ってくる奇襲
奇しくも七人の悪魔超人シリーズとの同一カードが実現
試合開始のゴングと同時にウォーズマンに襲い掛かるバッファローマン
動揺の為か、もしくはマンリキ戦のダメージの蓄積か、
バッファローボムを避けようともせずまともに食らうウォーズマン
「くぉらー!何しとるんじゃウォーズマン!試合は始まっとるんじゃぞー!」
飛び交うスグルの怒声
二分、三分と攻撃を食らい続けるウォーズマン
そして五分が経過しようとした時、
「今だ!ウォーズマン!」
ロビンの掛け声と共に、バッファローの猛攻から脱出するウォーズマン
「気を付けろバッファローマン!
あやつ、攻撃を喰らう振りをしてお前の弱点を探っていたに違いない!」
アタルからもウォーズマンに指示が飛び交う
「なに!?やるのうロビン!」
(…ウォーズマンを見る限り、ダメージが演技とは思えん…)
テリーの額から嫌な汗が流れる
その後バッファローが優位に進めながらも試合開始から25分が経過
疲労困憊のウォーズマン、起死回生のスクリュードライバーを放つが、
「おっと、念には念を入れさせて貰うぜ!」
敢えて正面対決を避けウォーズマンのオーバーヒートを誘うバッファローマン
ついにウォーズマンが煙を吹いた!
しかし、突然バッファローマンが苦しみだした
「見よう見まねで殺超人ガスをだしてみたぜ」
ちらりと敵陣を見てつぶやく、ウォーズマンだった
そして運命の30分が経過!
「残念だな!ウォーズマン!これでお前の勝機は消えたーー!!」
ウォーズマンを抱え込み超人十字架落としの体制に入るバッファローマン
「決まりだな…どうしたソルジャー?何不安そうな顔をしている?」
ブロッケンの声が聞こえないのか一人考え込むソルジャー
(何故だ…何故30分経過したにも関わらずウォーズマンの体から煙が噴き出さん…ま、まさか!)
「いかんーー!これは罠だー!バッファローマン!」
そう、序盤に猛攻を食らい続けたのは
己の試合開始時間をわざと遅らせていた為、
そして自身のオーバーヒートを狙う時に生まれる一瞬の隙を確実にモノにする為の
言わば捨て身の作戦だったのだ!
「貰ったぜ!超人十字架落としー!」
「見えた!お前のこの試合で見せる初めての隙!」
ついにウォーズマンが煙を吹いた!
しかし、突然バッファローマンが苦しみだした
「見よう見まねで殺超人ガスをだしてみたぜ」
ちらりと敵陣を見てつぶやく、ウォーズマンだった
スポッ!
己のベアークローを外し、十字架落としから脱出するや、
そのまま残った左腕にしがみつき空中腕ひしぎ十字の体制に入る!
「こらえろー!バッファローマン!お前の左腕が砕け散るぞー!」
必死に声援を送るソルジャーだが、
「無理だソルジャー!勢いが止まらん!」
ズシーン!
自身の十字架落としの自爆に加え、腕を完全に決められたバッファローマン
ビキッ!
「グォォォォ!」
左腕が破壊され悶絶するバッファローマン
「なんのこれしきぃ!」
…ハッ!
気がつくとウォーズマンの姿が見えない
「どこだ!どこに隠れやがった!」
左腕を押さえながら雄叫びを上げるバッファローマン
「上か!?降りてこい!ハリケーンミキサーの餌食にしてやるぜ!」
コー……ホー……
その声はバッファローマンの背後から聞こえた
「スクリュードライバーーー!!」
ズッシャーーン!!
光の矢がバッファローマンの背中から胸へ貫通していった!
シーンと静まり返る場内
「……前言撤回だ…」
バッファローマンの声が響き渡る
「…お前とのファイトは何度やっても飽きねえ……機会があればまた手合わせ願いたいぜ……」
……バターン!
バッファローマンの巨体が前のめりに倒れると同時にゴングが鳴る
○ウォーズマンVSバッファローマン×(スクリュードライバー)
リアルタイム原作だと決勝時点じゃ人気ガタ落ちでグダグダだったようだがw
実際に肉VSソルジャーが決勝だったら、盛りあっがっただろうな。
シリーズ人気キャラ集大成で因縁対決。
長期連載の締めくくりに相応しい。
57 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/19(日) 11:19:27 ID:WvseEC6J
てか、ロビンって残虐チームの誰にも負けないだろう。
阿修羅マンの改良阿修羅バスターだって、腕・足・頭を掴まれても
ユニコーンヘッドのファイヤーでいとも簡単に脱出できるんだろうしな。
>>56 正確には決勝に入ってから
戦争ウギャー→orz
サムソンへんてこマッチ→orz
変な迷路→orz
麺対プリズで持ち直したものの、
チートΩ登場→orz
ジェロ見せ場なし及び消滅→orz
最後なのにへんてこ消滅マッチ→orz、orz、orz
ビビンバ作品的にKY→orz
駄目な要素がてんこ盛りなんよ
確か最後のカラーってへんてこ迷路辺りだからそれまでは
そこそこ人気があったはず
先峰 ×マンモス―(未完成マッスルスパーク)―スグル○
次峰 △アシュラ―(両者KO)―ラーメン△
中堅 ×バッファ―(2400万パワースクリュードライバー)―ウォーズ○
副将 ○ウルフ―(どすこいスペシャル)―サムライ×
大将 ○アタル―(ナパームストレッチ)―ロビン×
決勝 ×アタル―(完成マッスルスパーク)―スグル○
フェニックスのセコイ小物野郎っぷりが最後の相手に相応しくなかったのも人気が落ちた原因だろう
>>58 へんてこ消滅マッチでもロビンVSマンモスだけは良かったと思うのだけど。
>58
王位編の読者人気は、残虐対知性の頃がピークだったと聞く。
>>57 この体制でアノアロの杖を使う位なら死を選ぶわー!
とゆで的名言炸裂。
第二戦 アシュラマンVSテリーマン
第一戦でのダメージにより棄権を余儀なくされるウォーズマン
勝負は次鋒同士の戦いにシフトする
ソルジャーチームの次鋒はアシュラマン
そしてスグルチームの次鋒テリーがリングに掛け上がろうとした時、
「テリーマン、この勝負、私に譲ってくれないだろうか…」
「ロ、ロビンマスク!」
「君達はシングル、タッグを含め、あまりにもお互いを知りすぎている
故に決定打を見いだせぬまま時間切れ引き分けになる事が濃厚だ」
「ぐ、…確かに。」
「ならばこのロビンマスクがアシュラマンをねじ伏せ、
一気にこの戦いの主導権を握ろうと思うのだがどうかな!?」
「カカカカカー!それはこっちの台詞だ、ロビンよ!
貴様を倒しこの戦いの主導権を握ってやるぜーー!」
斯くしてここに仮面の貴公子(プリンス)対魔界の王子(プリンス)の
「プリンス頂上対決」が実現する!
そして時は流れ
66 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/19(日) 18:28:49 ID:L6w8N4G8
とりあえず、どすこいスペシャルが気になる
横綱が四股を踏むと、悪魔を沈めるという。
読みきりでキン肉マンにかまそうとした技こそ、どすこいスペシャルだろう。
68 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/19(日) 19:25:33 ID:RluSxTUB
>>60 仕方ない、、知性の神の力さえなかったら単なるインテリ貧乏青年、、、チームメイトも知性の神が連れてきた連中だし、、、
>>64 郷里対決か
アニメのバッファ対マンモスはバッファのキャスト変更で佐藤対決にはならなかったが
誰か、ウルフ・サムライ戦を書いて。
ブロJr「あれ?この人死んだはずじゃ・・・」
わー生きてます生きてます
(何も服脱がんでも・・・)
不死鳥はマンモス2人で一人を相手で
かなり有利だったのに預言書での小細工に頼ったのがダメだな。
ちゃんとガチバトルしてたら読者もついてっただろうに
遅くなってすまん。続き→
下馬評ではアノアロの杖を身に付け、
マリポーサ、パルテノンを退けたロビンマスクの圧倒的有利との見方
方やサタンクロス戦に於ける胸の負傷の癒えていないアシュラマン
心なしか既に息があがった様子
しかし無情にも運命のゴングは鳴り響く
カーン!
「コンディションが万全でない事は百も承知!
悪いが一気にカタをつけさせて貰うぞ!」
ライナータックルで突進するロビンマスク
一方その頃、
負傷したバッファローマンを休ませるべく、
肩を貸し選手控え室に連れていくブロッケンjr
「すまねぇ、ブロッケン」
「気にするな、今はゆっくり休め。」
ガラッ
控え室の扉が開くと、そこで二人はとんでもないものを目撃する
「ウワァーー!!!」
そこには引きちぎられ、無残に散らばるアシュラマンの六本の腕!
「なんて事だ!アシュラマンの奴、ここで試合前に襲われやがったのかー!」
自分のケガも忘れ取り乱すバッファローマンにブロッケンが諭す
「キン肉マン達がそんな事する訳ないだろう
…これは、恐らく自分で引きちぎったんだよ…」
事態が飲み込め、ハッと我にかえるバッファローマン
そう、アシュラマンは死んだ超人の腕を我が物とする事が出来る稀有の超人
そして、その彼が試合前に腕を取り換える事を望んだと言う事だろう
それほど魅力のある超人達の腕と…
「ライナータックル!」
「グハッ!」
ロビンのタックルを受け胸の包帯から血が滲むアシュラマン
バランスを崩した所をすかさず背後に回り込み、バックドロップの体勢に移る
「くらえアシュラマン!」
「順逆……自在の術!」
シュッ、
瞬時に体が入れ替わる二人
「何だとー!」
ズシーン!
バックドロップの直撃を受け、頭部がマットに埋まり込むロビンマスク
「こ、この技は確かザ・ニンジャの、」
「ゲー!あれを見ろーー!!アシュラマンの二つの腕がザ・ニンジャの物だー!」
リングを指差し大声で叫ぶスグル
直ぐ様追い打ちを掛けるアシュラマン
「阿修羅面……冷血」
「いや、それだけではない…真ん中の腕を見ろ」
テリーマンの指摘に反応するかの様に真ん中の腕がみるみる肥大化していき、
その腕がリングに埋まったロビンマスクの両足を捉えた。
「ゴーストキャンバス!!」
>>75 >「ウワァーー!!!」
そこは「ゲーッ!」だろ
「ゲーーッ!!あの技はマンモスマンの!
逃げろー!ロビン!お前の首がねじ切れるぞー!」
そう、アシュラが選んだ二人目の超人はマンモスマン
キン肉マンのアドバイスも虚しくキャンバスがロビンを中心に螺旋を描いていく
「カカカカカー!脱出出来まいっ!
一気に勝負を着けさせて貰うのは俺の方だー!」
ククク…
ロビンの不敵な笑い声
「カカカカカーッ!ロビンの奴、恐怖の余りおかしくなりおったわい!」
「…確かにこの状態でキャンバスからの脱出は不可能
ならばキャンバスそのものを燃やしてしまえばいい!
アノアロファイアー!」
ブォッ!!
リング上が一瞬にして火の海に包まれ、ゴーストキャンバスから
難なく逃れるロビン
「さすが正義超人一の理論派!やるのう!」
キン肉マンの賞賛をよそに再び距離を取り始める二人
(…この二人、それまでに比べ遥かに攻撃力を増して来ているが…)
(それだけに受けるダメージも大きい…)
(この勝負、案外早く決着がつくかも知れん…恐らくは、次の攻防で!)
偶然にもテリーとソルジャーが同じことを考えていた次の局面、両者が動き出す
「ファイアータービン!」
「阿修羅面怒り!竜巻地獄!」
竜巻と炎の渦が衝突し、巨大な炎の竜巻が形成され、
二人を空高く巻き上げて行く
「ウワァーー!」
「き、消えたーーっ!」
「消えたんじゃない、今あいつらは遥か上空で激しい攻防を行っているハズ…」
「なに!?そうなのか、テリーマン!?」
「我々が決着を知るのは、二人が降りて来た時…」
果たして降りて来る時に優位にいる超人は…
「テリーマン、見ろ!二人が絡み合いながら降りてきたわい!」
今更だがアナの解説をいれる事をすっかり忘れてたな俺
>>78 指摘サンキュー
貴様には50超人億ドルを払ってもいいぜ!
なんかもう展開読める。どうせブロJrが成長したとか言ってラーメンマンに勝って
テリーはサムライか新手の助っ人と引き分けだろ
83 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/21(火) 16:26:17 ID:2YOjNm1S
どすこいスペシャルを期待!
ソルジャーとロビンのクラシカルな攻防は見てみたいと思う。
どちらもスロースターターだし。
>ブロJrが成長したとか言ってラーメンマンに勝って
ブロJRが、夢タッグ時代にウルフから伝授された
どすこいスペシャルで勝利ですね。
「うおおい!どっちだ!?ロビンとアシュラマン、どっちが優勢じゃ!?」
目を凝らして二人を見つめるスグルや他の面々
やがて視界が鮮明になっていくと、
「ロビンスペシャル!」
そう、遥か上空でアシュラマンの首をロックしながら
物凄い勢いで降下するロビンの姿がはっきりと見え出した
「よっしゃー!このままアシュラを叩きつければロビンの完勝じゃわい!」
二人の姿を見て盛り上がるスグル陣営
だが、その時、
ブチッ!
「…なにっ…!?」
突如テリーマンの靴紐が切れた
(…バカな…戦局はどうみてもロビンが優勢のハズ…だが、しかし…)
「ロビン!今すぐその技を解除するんだ!」
意を決してロビンに指示を送るテリーマン
そういやミートもいないや…
どうしよう…
…どすこいスペシャルだと?
平坦で安全な道と険しい蕀の道があれば敢えて蕀の道を突き進むのが肉厨の努め!
次のブロ戦に刮目するがいいわ!
「くおらー!テリー!何トチ狂った事を言っとるんじゃー!」
「私にも解らない…だがひどく嫌な予感がするんだ…」
「ロビンよ!テリーの言ってる事は気にせんでいい!
アシュラにロビンをお見舞いしてやれい!」
(…どっちだ?どっちの言うことを信用すれば…)
「ええい、ままよ!ロビンスペシャル!」
ガッシーン!
地面に両手を付きロビンスペシャルが完璧に決まった
しかし、その直後、
「かかったな、ロビンマスクよ」
アシュラマンの体が黄砂の如く崩れだしていく!
「な!?これは…?」
「その姿は我が第三の腕が作り出した偽物よ…」
崩れだした黄砂が風に乗りロビンの目の前、
本物のアシュラマンの三段目の両腕を形成していく
「ゲーーッ!その腕はザ・サンシャイン!」
89 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/22(水) 23:19:29 ID:QvgiLuQv
続きまだ?
おつかれ〜。
この話が終わったら、俺がどすこいスペシャル版を書くよ。
どすこいスペシャル期待大。
「そう、お前は私が作り出した偽物相手に無駄にパワーを消耗したのだ!」
「逃げろ、ロビン!間合いを取って体力を回復させるんだー!」
キン肉マンの必死な指示も虚しく、
「ニンジャのテクニック!」
ロビンを華麗に捉えロープに振るとその反動で帰ってきたロビンに対し、
「マンモスマンのパワー!」
ロビンに強烈なラリアットをお見舞いしコーナーの鉄柱まで吹き飛ばす!
「グホッ!」
「そして……サンシャインとのコンビネーション!
喰らえ!阿修羅火玉弾!」
再び砂と化したサンシャインの両腕にロックされ逃げられないロビンに
アシュラマンの火玉弾が突き刺さる!
「グ…どうやら私はここまでのようだな…」
ガクリと鉄柱を背にへたりこむロビン
「ロビン!もういい!棄権するんじゃ〜!」
ロビンの胸部にはアシュラマンの頭部が深く突き刺さったまま
「アシュラマンよ…私にはもうお前に勝つ力は残っていない…
だがこのロビンマスク、一人では死なん!」
ロビンマスクの体が再び激しく燃え上がる
「ウギャーー!!体が燃える〜!」
悲鳴をあげるアシュラマン
「どうしたアシュラマン!早く脱出するんだ!」
「それがソルジャー…ロビンの体から頭が抜けんのだ!」
激しくもがくアシュラマン
胸に突き刺さったままのアシュラマンの首を右腕でフックし、
バタつかせている足を左腕で捉える
「そうだアシュラマンよ、私と共に燃え尽きるがいい!道連れタワーブリッジ!」
ロビンの変則タワーブリッジが完璧に決まり炎がさらに激しさを増す
炎で視界が遮られるなかロビンの叫び声が聞こえる
「キン肉マンよ!お前が正統の王の座に就く事を信じているぜーー!!」
やがて炎が収まり、リング上を見ると、そこにはロビンマスクの鎧一式と
アシュラマンの防具、そして兜だけが残されていた…
△ロビンマスクVSアシュラマン△(道連れタワーブリッジ)
チート合戦になった事を激しく後悔している
アシュラに勝たせる予定だったが、
無駄にパワーアップさせたアシュラじゃ
麺や米では歯が立たないとの判断からやむなく引き分けにしたよ…
次、麺VSブロ戦は頼んだ
麺VSブロ戦じゃなく、どすこいスペシャル版だったか
どちらにせよ宜しく
乙。
どすこいwktk
97 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/24(金) 10:55:32 ID:1yk1r5gG
この続きにどすこいはきついな。
最後まで書いた後を想定していたんだけど。
せっかくだから、このまま大将戦まで書いたら?
98 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/24(金) 11:06:03 ID:lALDX5g3
同意
99 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/24(金) 12:05:37 ID:kwtl4tXL
同意。どすこいとか無しで最後まで真面目に書いてほしい
職人さんにおまかせ。
でも、どすこいはどすこいで、真面目に期待していますぜwww
了解
「どすこいの若大将編」を楽しみにしてるぜ
「うむ!ではこの後、一時間の休憩を挟んで
第三試合、テリーマン対ジェロニモ戦を行う!」
先程の試合で破壊された試合場の修復を兼ね、
両チームに休憩を促す委員長
「テリー先輩、今の俺はハワイ王者。手加減は無しズラ!」
「その意気や良し!リング上で会おう。」
お互いにガッシリと握手を酌み交わすテリーマンとジェロニモ
「コラー!テリー!裏切者と握手なんぞするなー!」
二人の師弟関係に焼き餅をやきちょっかいを入れるスグル
「では解散!」
何でジェロニモなんかが出てくるんだよ
サムライだろ
>>102 ヒント
一時間の休憩
すまん、再筆が五時以降だ
今のところ会話にラーメンマン全く出てきてないよね?
男は黙ってざんこくラーメン。
麺も話しに絡ませてよ
麺は箸に絡ませてよ
>>101 こりゃ控え室でジェロとウルフ交代フラグだな
どうせテリーなんて誰と戦わせても面白くないんだから早く書いちゃえよ
「フン!テリーもジェロもミートもみんなアホじゃ!!
ワシは上の階で昼寝してくるわい!」
一人ふて腐れて会場を後にするスグル
「テ、テリー先輩、オラ、ソルジャーチームに参加したのまずかったズラ…?」
「気にするな。お前の選んだ道だ」
―自分の成長した力をキン肉マン達に試したい
その想いでソルジャーチームに参加したジェロニモ
静かに会場を後にし、テリーマン戦に向けイメージトレーニングに向かう
「…全く、ミートも突然私の前から離れおって…あんな奴はなからいらんわい!」
試合当日の朝、置き手紙を残しスグルの前から姿を消したミート
【王子、私はキン肉王家に仕えるアレキサンドリア家の人間、
王子もソルジャーこと、キン肉アタルも正統な継承者と認める以上
私があなたの補佐に付く事は出来ません…
どうかこの立場をご理解ください
ですが、心の中では王子にこそキン肉王位に就く事を祈っています
どうか決勝戦頑張ってください
アレキサンドリア ミート】
アタルがジェロニモなんか入れるわけない。
ちゃんとせんか
「な〜にが決勝戦頑張ってくださいじゃ!ミートのアホー!」
「フフ、荒れているなキン肉マン」
スグルが上の階に向かうとそこにはラーメンマンの姿
「お前そんな所で何をやっとるんじゃ!?」
みると大阪城の中に何故か巨大なジャングルジムが建造され、
ラーメンマンはその頂上に座り込み座禅を組んでいた
「なーに、ただの精神統一だよ。お前も一緒にやるか?」
「フン!ワシほど心の穏やかな超人にそんなものはいらんわい!」
「フフ、そうか。ならいいが……ミートを信じろ」
「!……」
「彼が今まで一度でもお前を裏切った事があるか?
今回も彼なりの考えがあるんだろう」
「バカも休み休み言え〜!そんな考えがあればとうの昔に見抜いておるわい!」
「なら、教えてやろうか?ミートが今どこにいるのか…」
「なに〜!知ってるのか!?ラーメンマン!」
興奮して床を叩くスグル、
そこには謎のスイッチ
ガラッ!
突然ジャングルジムがバラバラに崩れる!
「ドワ〜!」
残された鉄柱をかけあがるラーメンマン
ジャングルジムは数本の柱を残し崩壊する
必死に柱に絡み付くラーメンマン
「こりゃ〜!キン肉マン!早く元に戻さんか〜!」
「ああ、いかんいかん、元のスイッチは…これだー!」
ポチッ!ズンッ!スパッ!
突如地面より複数の刃が現れラーメンマンの弁髪の先を切り落とす!
「このアホ超人〜!」
「メンゴメンゴ!ラーメンマンよ!係を呼ぶからそのまま少し待っていろ!」
必死に謝りながら委員長の元に走り出すキン肉マン
「待て!話しは途中だ!……全くあの馬鹿者が…
キン肉マンよ……ミートは今、この戦いの鍵を握る大事な所に向かっているぞ……」
ラーメンマン、大阪城の窓から遥か空を見上げる
取り敢えず麺を柱に絡ませてみたよ
ちょい飯食ってくる!
続きはその後!
空気と化したテリーマン
その頃もう一人、大阪城の外から試合を見守っていた謎の超人
(ふむ…邪悪の神々の邪魔も入らず、
お互いが生き生きとベストを尽くした戦いをしている…
どうやら私の役目はないようだな…)
そしてゆっくりと大阪城を後にすると、
「フォーフォフォ……みつけたぞ〜」
その声に振り向く謎の超人
「…あなたは?」
「フォーフォフォ、俺の名はジ・オメガマン!
準決勝で敗れたフェニックスチームの一員よ!」
(…フェニックス?)
謎の超人の顔色が変わる
「おっと、とは言ってもソルジャーごときに敗れる奴等なぞこちらから縁切りよ
俺が用があるのはお前だ〜!ネプチューンマン!」
オメガマン、謎の超人を指差す!
(……!!)
「ネプチューンマン…はて?私の名はザ・サムライ。
ネプチューンマン等と言う超人は聞いたことも、」
「とぼけても無駄だぜ!俺の異名は超人ハンター!
超人閻魔から依頼を受けてお前を始末しに来た!」
そう言うとサムライに襲い掛かるオメガマン!
ガシィッ!
(…しまった!)
お互いの両手を組む形になる両者
「フォーフォフォ…このパワーこそ紛れも無い証拠…いい加減白状しな!」
「わ、私はただ…」
「飽くまでシラを切り通すなら、キン肉マン達がどうなっても知らねぇぜ!」
「なにっ!貴様キン肉マンになにをするつもりだ!」
「あいつも超人墓場を脱走した男、あいつの首にも懸賞金が懸かってるって事よ」
「な、なんだと〜!」
「だが俺も鬼じゃねぇ、貴様が大人しく首を差し出せば
この場は素直に退散してやるぜ!」
「…その言葉、信じていいな?」
「フォーフォフォ!俺は金で動く超人ハンター!金が絡む事に二言はないぜ!」
(…一度は捨てた命、今更惜しくはないわ!)
パッと腕を放すサムライ
「…キン肉マン達の戦いに水を射す訳にはいかん…この首持っていきな!」
「物分かりのいい野郎だ!その首、遠慮なくいただくぜ!」
スゥーッ…
オメガマンの手刀が死神の鎌の様に上がる
静かに目を閉じ、自分の最期を迎えようとするサムライ
ガシィィ!
(……?)
自分の首はまだ繋がっている
「グ、…貴様〜!」
「誰だか知らんが、加勢するズラぜ!」
(……!!そ、その声は!?)
サムライが目を開けると、
そこにはオメガマンの手刀を受け止めるジェロニモがいた
「バ、バカなジェロニモ!お前はこれからテリーマンとの試合が控えているんだぞ!!」
ジェロニモの突然の乱入に思わず声をあげるサムライ
だが、そんな事も気にせず、
「アパッチの雄叫び!」
ウラァァァァァァアアアア!!
ピシッ!
オメガマンのマスクにヒビが入る
「フン、二流超人が…よかろう!貴様も正義超人の一人!先に始末してくれるわ!」
「やめろー!俺はあいつらの戦いに水を挿したくないんだ!」
サムライの必死の嘆願も虚しく、戦いは一方的にオメガマン有利で進む
やがて、
ガシッ!
ジェロニモが最後の力を振り絞りオメガマンを羽交い締めにする
「…オラ、一つ嘘をついただ…アンタが会場で試合を見守りながら
邪悪の神々達が介入しないよう常に見張っていた事を解っていただ…
正義超人の名に於いて、そんなアンタを見過ごす事は出来ねえズラ!」
「Ωカタストロフドロップ!」
乙!
巨大な五本指がジェロニモを包み込みゆっくりと上昇する
「最後の願いズラー!その力をソルジャーチームの為に使ってやってくれ!」
ズシーン!
オメガマンのΩカタストロフドロップが完璧に決まる
「頼んだぞ……ネプチューンマン……」
…バタン
そう言い残しゆっくりと倒れ込むジェロニモ
「……」
「フォーフォフォ!超人閻魔に差し出す首が一つ増えたぜ!
さあ、ネプチューンマン!貴様も首を差し出しな!」
「……」
「……どうした?今更命が惜しくなったか?」
ピシッ!
サムライの体にヒビが入る
「……そうまでしてネプチューンマンとやらの首が欲しいか?
……ならば見せてやろう!完璧超人ネプチューンマンの姿を!」
グワッシャー!
サムライの体が弾け飛び、その中からネプチューンマンが姿を現した!
ガシッ!
再び両手で組み合うネプチューンマンとオメガマン
「フォーフォフォ!この俺と戦うつもりか!よかろう!Ωメタモルフォーゼ!」
オメガマンの背中が巨大な発電所に姿を変える
「この高圧電流で焼け死ぬがいいわ!」
バリバリバリッ!
「……効かん……効かんなあ、オメガマンよ……」
怒りに燃える目とは裏腹にネプチューンマンの口元に笑みがこぼれる
バキバキボキッ!
「ギャーーっ!!」
ネプチューンマンの力によりオメガマンの両腕がへし折られる
「その魔性の指、二度と使えなくしてやる!
喧嘩ボンバー!」
ガッシャーン!
一撃の元にオメガマンの五本指並びに発電所が刈り取られる
「貴様に、完璧超人の制裁をしてやろう…」
「グガガ!…」
五本指を刈り取られたオメガマン、側に有ったナイフを手に取る
「こ、ここはリングの外だ!よもや卑怯とは言うまい!
死ねーーーっ!ネプチューンマン!」
そう言い放ちネプチューンマンを刺そうとするが、
ペキッ!
ネプチューンマンの鋼の肉体の前に敢えなく折れ曲がるナイフ
「……一つ、完璧超人たる者、決して凶器を使う事なかれ……」
「ヒ、ヒィィィィ!!」
勝機を無くし、完全に我を忘れ、逃げ出そうとするオメガマンににじりより、
「……一つ、完璧超人たる者、決して敵に背中を向ける事なかれ……」
ザクッ!
「ダブルアームスープレックス!」
ズシャーーン!
「……わ、わかった!俺の負けだ!金ならいくらでも払うから見逃してくれ!」
「……一つ、完璧超人たる者、決して敗北する事なかれ!……喧嘩スペシャル!」
ネプチューンマンの喧嘩スペシャルが完璧に決まった!
「……つ、強え……これが完璧超人ネプチューンマン……グハッ!」
…ズシャッ
そういい残し息絶えるオメガマン
「さあ行こう……仲間の元に……」
無言のジェロニモを抱え大阪城へ向かうネプチューンマン
「うぬ〜!ジェロニモはまだか!
まさかテリーマンの前に恐れをなした訳じゃあるまい!」
試合時間はとうに過ぎしびれを切らしているキン肉マン
(遅い…まさか、ジェロニモの身に何かあったのでは!?)
不安な思考が脳をかすめるソルジャー
「…やむを得ん、ここはルールに乗っ取り、テリーマンの不戦勝と言うことで、」
待ったーーー!!
「ゲーーーッ!お前は!」
入り口でジェロニモを抱えたネプチューンマンの叫び声が響き渡った
オメガマンファンの住人には大変すまない事をしたと思ってる
んで、ナイフはへし折れるんじゃなくて、グサッと刺さった方が
ネプ的においしかったね
続きはまた明日の夜
× ダブルアームスープレックス
○ ダブルレッグスープレックス
127 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/25(土) 12:28:38 ID:N/XK0WYz
お見事
今やっている二世のネプもこれぐらい立派な奴だったらなぁ・・・
129 :
102:2009/04/25(土) 19:29:35 ID:dcnR/8Fb
感服しました
ツマンネ
って目線で見てたが、ネプの出し方、お呼びのかからなかったジェロの処分の仕方に感嘆した
131 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/25(土) 19:44:03 ID:vk5e4oMT
スグルとラーメンの寸劇とオメガの小悪党っぷりに萌えたw
132 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/25(土) 20:36:44 ID:uDPdLxYp
ネプはアタルチームで出して欲しかったよな
ブロッケンイラネ ペッ、
>>132 何こいつ? ソルジャーチームにブロッケンは必須だろ。
134 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/26(日) 13:42:18 ID:uhSwgxUo
>>132 ブロは必要だろ
知性戦で3対3を提案する重要キャラ
アタルも入れて良かったと言ってるし
まあ二世で王位編があったら片腕の件があるから選ばれないだろうけど
二世の腕無しブロは腹に穴が空いてるから
そこにサタンクロスの幼虫が住み付いて合体。
そのままフェニチームにスカウトされるのさ。
137 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/27(月) 12:35:05 ID:tRIoLbPa
続きはどうした?
>>93 道連れタワーブリッジは、ゆでに実際にシーンを描いてほしいな。
「お前は死んだハズのネプチューンマン!
いや、それよりも、その両腕に抱えているのは……」
キン肉マンが入り口のネプチューンマン、そして彼が抱えている超人に刮目する
「ジェ、ジェロニモ!!」
ネプチューンマンの腕には力なく横たわっているジェロニモ
「説明しろーー!これは一体どういう事だーー!」
誰よりも早く飛び出しネプチューンマンに食ってかかるテリーマン
「……」
「答えろーー!」
「テリーマン!よせ!」
黙秘するネプチューンマンに殴りかかるテリーを羽交い締めにし
必死で抑えるキン肉マン
「……ネプチューンマンよ、説明して貰おうか」
ツカツカと歩み寄りネプチューンマンに質問するソルジャー
「クッ…ククッ」
ネプチューンマンから自嘲にも似た笑い声が聞こえる
「そうよ、オレ様がやったのよ! このネプチューンマン様がよお!」
「ゲーーー! オメガマンだと?!」
「おい、話をちゃんと聞け」
(つくづく俺は日のあたる世界とは無縁の男よ……)
「クッ……クハハハハハ!!喜べ超人血盟軍よ!
この完璧超人ネプチューンマンが貴様等に加勢してやるぜ!」
「な、なんだとー!?」
突然の参加表明に度肝を抜かれるキン肉マン達
「ふざけるな!俺達のチームメイトはそこにいるジェロニモだけだ!」
ネプチューンマンに食ってかかるブロッケンjr
「ジェロニモとはここにいる二流超人の事かなぁ!?」
そう言い放ちジェロニモの体をブロッケン、ソルジャーに投げ飛ばした!
「貴様ァ!」
ブロッケンがネプチューンマンに殴り掛かる!
ガシィ!!
その振り上げた腕に無意識のジェロニモがしがみついた
「ジ、ジェロニモ……」
(……自分の代わりにネプチューンマンをリングに上げてくれと言うのか
ジェロニモよ……しかし……)
ジェロニモの掴んだ腕を見つめるソルジャー
「…ほう、こいつは驚いた
自分よりもこの俺様の方がこの場に相応しいと言う事を解ってやがる!」
「ネプチューンマンの言う通りだーー!」
「俺達は二流超人共のショボい試合を見に来たんじゃねぇーー!」
物を投げる観客達
「い、今すぐリングに上がれーー!ジェロニモへの侮辱、撤回させてやるーー!」
キン肉マンの制止を振り払いテリーマンがリングに上がる
スタッ…
するとリング上、テリーマンの前に降り立つ一人の超人
「下がっていろテリーマン、今のお前は冷静さを失っている」
その超人こそラーメンマンである
ネプカッコよすぎw
144 :
愛蔵版名無しさん:2009/04/29(水) 23:30:47 ID:YeSREchV
そろそろ試合入ってくれ
連投乙
面白いからぜひ続編を頼む
GWだから小休止ってヤボはなしだぜ。
「だか、ラーメンマン!しかし!」
なおも喰ってかかるテリーに対し、
「太陽烈火脚!」
ズバーン!
「グワッ!!」
テリーを飛び蹴りでリング上から引きずり降ろすラーメンマン
「…ネプチューンマンよ、お前も無闇に悪態をつく物ではない
このラーメンマンの目は節穴ではないぞ…」
「……」
そう言われ返す言葉もなく、リングサイドの椅子に腰を降ろすネプチューンマン
「さあ、ソルジャーよ!
ネプチューンマンを仲間と認めるのかどうか早く答えて貰おうか!」
「……う、うむ解った。
私の答えは、」
「勿論NOだ」
ソルジャーの言葉を遮りブロッケンjrがロープを潜り抜ける
「ブ、ブロッケン!」
不意にリングに上がるブロッケンに驚くソルジャー
「俺達の仲間はジェロニモだ。この王位を決める闘いに
正義の心を持たぬ超人をリングに上げる事は
例えソルジャーが認めてもこの俺が認めん!!」
こうして、長いインターバルを終え、漸く第三試合のゴングが鳴る
―一方、観客席でヒソヒソ話をする二人組の超人
「……ネプチューンマンの奴、ソルジャーチームに入れなかったな」
「……どうする?俺達さっき偶然に見てしまったが、
ジェロニモがネプチューンマンを庇って負傷した事を告げれば
ネプチューンマンの誤解も解けるんじゃないかな?」
「シーーッ!声が大きい!
よく聞け!このままラーメンマンとブロッケンが引き分けに終われば
次はキング・ザ・100トン戦で満身創痍のテリーマンだ
今のテリーなら俺でも楽勝!その後のキン肉マン戦は理由を付けてリタイアして、
ソルジャーに頑張って貰えればいい
うまく行けば地位も名声も思いのままだ!
これはまたとないチャンスなんだよ!このカナダの至宝、カナディアンマン様の!」
乙!いつも楽しみにしてる
カナスペきたw
第三試合 ラーメンマンVSブロッケンjr
委員長が試合開始のゴングを鳴らす
カーーーーーン!
ズンッ!
勝負は一瞬であった。試合開始のゴングと同時に
間合いを詰めたラーメンマンの手刀がブロッケンjrの心臓を貫いた
「……命奪崩壊拳」
力なく膝を着くブロッケン
シーーンと静まり返る場内で脂汗を流すソルジャー
(バ、バカな…ある程度の苦戦は予想していたがまさかこれ程の差が……)
ツカツカとコーナーに戻るラーメンマン。
ちょっ
早っw
今こそ、あの男から受け継いだドスコイ魂で
立ち上がるのじゃ。
「忘れたのか、ソルジャーよ」
「!?……」
ネプチューンマンが微動だにせずソルジャーに進言する
「奴はプリズマン戦で一度超人ボディを捨てた男、
そう簡単に超人の体に戻れる訳がないだろう」
「で、ではブロッケンは、」
「そう、ブロッケンは人間の体のままリングに上がったのだよ!」
ネプチューンマン衝撃の告白!
「ほ、本当か!?ラーメンマン!」
ラーメンマンに問いただすキン肉マン
「……耳を澄ませるがいい」
そう言うとラーメンマンも自ら耳を澄ませる
……ドクン……ドクン……
「……この音は一体……?」
「キン肉マン、まだ勝負はついていないぞ
私が貫いたのはブロッケンの人間としての心臓、
この音はブロッケンの『超人心臓』の音だよ!」
と、言うか言わぬか、ラーメンマンの背後にブロッケンの影が迫っていた
おお、乙。師弟対決期待している。
しかし、ウルフが時空を超えて超人魂を投げ寄越すのではなかったのかw
「ベルリンの赤い雨!」
ブロッケンが己の代名詞とも言えるフェイバリットホールドで奇襲するも
事前に察知していたかの如く難なくかわし空高く舞い上がるラーメンマン
「どうかねブロッケン、私の荒療治は?」
「ああ、恩にきるぜ……」
ブロッケンの放った手刀はコーナーポストを切断しコゲ臭さが辺りに広がる
「恩だと?その言葉は私を倒してから言って貰おうか!」
リングの遥か上、照明機材付近迄舞い上がったラーメンマン、
スポットライトの群れを激しく蹴り上げる
「散弾流星脚!」
パリパリパリーン!
照明の破片が流星の如くブロッケンに降り注ぐ
「クッ!」
軍服で盾を作り必死でガードするブロッケンに続けざま、
「昇龍胴着よ!ブロッケンを締め上げ、私の所迄舞い上げるがいい!
昇龍百歩神拳!」
昇龍胴着の龍がラーメンマンから離れブロッケンに襲い懸かる
「み、身動きが取れん!」
昇龍胴着から放たれた龍に締め付けられ
必死にもがくブロッケンの両足を捉えると、
「九龍城落地!!」
ズガーン!!
マット深く叩きつけられるブロッケンjr
「超人ボディを持ってしてなお、」
「埋められぬこの大きな差……」
ラーメンマンの凄まじい猛攻に言葉をなくすキン肉マンとソルジャー……
「決まりだな……カナディアンマン、準備を始めた方がいいかもしれん」
「いや、今は悪手だ、スペシャルマン。
せめてブロッケンがラーメンマンに深手を追わせてからでないと」
「軍師だな、カナディアンマン
そうと決まればブロッケンの応援だ!」
フレー!フレー!ブロッケンjr!
声を張り上げブロッケンに声援を送るスペシャルマン、カナディアンマン
カナスペ自重wwww
>>146 無粋なレスで悪いが「烈火太陽脚」では?
>>157 指摘感謝
GWは帰京の絡みで全然進まなかった
しかしカナスペは人気あるなw
「ブロッケンjr!お前には父親の無念を晴らす義務があるんだ!」
「そうだとも!お前がこのまま終わる奴じゃないと信じているぜー!」
言いたい放題のカナディアンマン、スペシャルマン
(……親父の仇か……)
ブロッケンjrの脳裏に浮かぶラーメンマンとの思い出
(いつからだ?……そんな事も忘れ、
遥か高みにいるこの超人の影を追い続けたのは……)
ラーメンマン、無慈悲にも、マットに埋もれたブロッケンの顔を持ち上げる
(そして、俺はこの超人の強さに近づけたのか?……)
ラーメンマン、ブロッケンを力強くロープに振ると、キン肉マンが大声で叫ぶ
「出たーー!ラーメンマンの十八番、フライングレッグラリアートじゃーー!!」
(俺は、正義超人の一員として、あんたに認められる程に……強くなれたのか……?)
ブロッケン、ロープの反動でリング中央に戻される最中、ラーメンマンの目を見る
「……クク……大事な事を忘れていたぜ……俺達は正義超人、
命を賭けた闘いの中でしかお互いを解り合えないって事を!」
ラーメンマンの口元が少し笑っている様に見えた
「この俺に全力のファイトをしてくれた事、感謝するぜ!」
グ、ググ……
ロープから戻るブロッケンの右手が赤い炎に包まれる
「そして、これがあんたへの恩返しだ!!受け取ってくれーー!!」
「ゲーー!!これはレッグラリアートとベルリンの赤い雨の正面衝突じゃーー!!」
ガキーーン!!
……ハラッ……シュボッ!!
ラーメンマンの傷当ての紐が切れるや否や、瞬く間に炎に包まれ燃え尽きる
「……グハッ!!」
と、同時に血ヘドを吐き三たびマットに突っ伏すブロッケン
誰もが勝負ありと確信する中、
「ブロッケン!君は十分に戦った!あとはこのカナディアンマンに任せろ!」
傷当てが燃え尽きるのを見届けたカナディアンマンの声援
さらに次の瞬間、
「立てー!!立つんだー!!ブロッケン!!」
この試合、初めてネプチューンマンがブロッケンに声を掛けた
今回の師弟対決は素直に面白いと思う。安易にブロの不自然な成長物語に逃げてないし。
てかこの職人の書くカナスペってなんか憎めないんだよなw
>散弾流星脚!
ひでぇ即死だ!
>即死
スポットライトがなw
164 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/07(木) 11:32:11 ID:gHAitFSe
うお〜!60万パワー全開!!
166 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/09(土) 18:22:26 ID:JWqugbLD
ゆでがライバル悪党化現象つかうのでは?
167 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/10(日) 12:10:18 ID:KIEbrdV6
2世がつまらないのでこっちに期待
168 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 01:35:24 ID:NVEUOBP9
あう
169 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 09:06:45 ID:QwttSPHM
つか、フェニックスが一番残虐で知性のかけらもねえし。
170 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 10:04:45 ID:Jn0UUSin
そんな事より決勝の相手がビッグボディチームだったらのシミュレーションしようぜ
171 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 12:09:28 ID:JPQnBkz/
172 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 12:18:05 ID:seDbz731
何と言うか
>>160氏はリアリティーを追及し過ぎて返ってケレン味が足りないんだよね。
仮にオレだったらブロッケンJr×ジェロニモの試合で
ジェロニモ「オレはアンタと一人間として戦いてーズラ」
ブロッケンJr「望むところだ!!」
そして二人とも超人の体を捨てて、ベルリンの赤い雨とウッドハンドカッターの
真正面のチョップの打ち合いとかを書いていただろうね。
まさに漢と漢のロマン溢れる戦い。
恥ずかしながら自分で書いてて痺れてきたぜ!!
ブロはお手軽に人間になれるが、
ジェロが人間に戻るなら、もう一度試練をこなしたり
ロビンのように数日岩担いだりして、面倒くさそうだ。
174 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/14(木) 17:59:36 ID:EE2GTTeh
>>173 そこら辺は、ゆで補正で何とかなるっしょ。
>>172 ここで言うリアリティーってのは「原作に沿った」って意味だよね?w
うぉおおおおお続きはまだかー!!
ネプの登場!麺vsjrと予想以上にレベル高ぇー!!
177 :
愛蔵版名無しさん:2009/05/20(水) 00:25:39 ID:szBAfZ8z
おーい、続き頼む
早くう
>>170 ウォズマン×−○ペンチ
ラメンマン×−○ペンチ
テリマン△−△ペンチ
ロビン×−○レオパル
サムライ△−△レオパル
ジェロ×−○ゴレムマン
スグルマン○−×ゴレムマン
スグルマン○−×キャノンボル
スグルマン×−○ビグボディ
残虐チームが勝ちあがるとしたら、こういう感じじゃないかな。
出場順も変わる。
ニンジャ○―×プリズマン
ニンジャ×―○サタンクロス
アシュラ△―△サタンクロス
バッファ○―×マンモスマン
バッファ×―○オメガマン
ブロケン△―△オメガマン
アタルン○―×フェニックス
>ブロケン△―△オメガマン
可能なら見てみたい。
「成長途中の未知の実力者」と「ゆでだから」が合体して
ゆで節全開のサプライズな試合がおがめそうだ。
>>181 俺もここがヤマだと思う。
ブロケンを副将にした時点で、単なる若手超人じゃない。
どんなに強い奴とも引き分けにすると思う。
実質中堅扱いになってプリズなんかにあてたのは失敗だよ。
ソルジャーチームとフェニクスチームの一戦が始まる。
圧倒的な実力で一回戦を勝ち上がったフェニクスチームに対し、ソルジャーチームは正義超人・悪魔超人の実力者たちを擁したドリームチームで対抗。
戦前はフェニクスチーム優位と思われていたが、勝利の行方は俄然わからなくなってきた。
「両チーム、先鋒前へ!」と行司が告げる。
「ソルジャーチーム、先鋒はザ・ニンジャだ!」とソルジャーが叫ぶ。
「ザ、ザ・ニンジャ…!」会場がざわめく。
思わず、テリーがうなる。
「ザ・ニンジャ…。悪魔超人随一のスピードとテクニックをかねそろえた実力派超人。いきなり先鋒での登場とは…」
ロビンもうなずく。
「ウム。ニンジャの忍者殺法には、さすがのフェニクスチームも苦しめられるだろう」
アシュラマンがニヤリと笑う。
「フッ…正義超人どもは、ザ・ニンジャの真の恐ろしさをまだ知らん!」
バッファもそれに答える。
「たしかに。俺が悪魔超人だったころ、ただ一人憧れた超人。それがザ・ニンジャ。敵でなくて良かったぜ…」
「ああ、俺も一度対戦しているが、底知れぬ実力を感じさせる超人。正直、二度と対戦したくないぜ…」とブロッケン。
「ソルジャー隊長も、いいところに目をつけたものだぜ」
一同、憧れのまなざしでソルジャーを見つめる。
すると突然「フェニクスチームの先鋒は俺様だー!」とマントを脱ぎ捨て、プリズマンが登場。
「一回戦では出番がなくって、ずっとうずうずしてたんだ! さっさとかかってきやがれ!」
「あのバカ…」苦虫を噛み潰した表情をするフェニックス。
マンモスがそっとフェニクスをなだめる。
「フェニックス様、プリズマンにはあれがあります。ニンジャと言えども、ひとたまりもないのでは…」
「フッ、そうであったな」とニヤリとするフェニックス。
フェニクスチームのメンバーが全員、クックックと薄笑いを浮かべる。
「なんじゃ、フェニクスチームの奴ら。気持ち悪いのう」と訝しがるキン肉マンに、ラーメンマンが答える。
「おそらくフェニクスチームはニンジャに負けない自信があるのだろう」
「なぬ!?」
「あのプリズンとかいう超人、隠された秘密をもっているやも知れぬ。ニンジャは油断しないことだ」
「か、隠された秘密?」
ジャ〜ンとドラが鳴る。
試合開始早々、ニンジャが忍者殺法を炸裂させ、プリズマンを押しまくる。
しかし、プリズンがカピラリ光線を繰り出すと、一気に形勢不利に。
光線を避けながら、ジリジリと逃げ場を失っていく。
ソルジャーチームは「何とかなる!」を意味するQの陣形を組み、ニンジャを鼓舞する。
ニンジャはそれにヒントを得てマットを沼地にすると、そこにコスチュームを浸し鏡を作る。
その結果「何を訳のわからぬことをしてるのだ〜」と光線を放つプリズンにカピタリ光線がそそがれることに。
「こりゃたまらん!」と苦しむプリズンに、さらに忍者殺法をお見舞いする。
ニンジャの口から放たれた太陽がフワリとプリズンの前をただよう。
すると、太陽の光がプリズンを通して、フェニクスチームにカピタリ光線が当たることに。
「何をしているんだ! 私たちを殺す気か!」と怒るフェニクス。
プリズンは「ひえ〜」と言いながら、ニンジャに突進してくる。
ソルジャーチームは「やってまえ!」を意味するWの陣形を組み上げる。
ニンジャは「御意!」と応え、向ってくるプリズンの首にひざ蹴りを決める。
あわれプリズンは粉々になってくだけ、破裂。
破片の一部が、フェニクスの顔をかすめ、血が落ちる。
「クッ…! ソルジャーチーム、侮れんチームだ」とうなるフェニックス。
「フェニ様、安心なされませ。プリズンは、知性チームの中で最も実力低位の超人」と余裕綽々のマンモ。
「フッ…そうであったな。私としたことが」
「次はこうはいかぬぞ! 行け! サタンクロス!」
「はは!」
覆面とマントを脱ぎ捨て、タンクロスが登場。
「次鋒・サタンクロス、見参!」
リング上にサタンクロスが瞬間移動してくる。
「これは…。もしやお主も忍者か?」
「フッ、そうよ。私は西洋忍者だ!」
「ゲーッ! サタンクロスが西洋忍者だってー」と驚くキン肉マンたち。
「ならば、この試合負けられん。西洋忍者に負けたとあっては、ご先祖様に顔向けできぬ」
気合が入るニンジャ。
「ほう。だいぶお疲れのようだが、それで私を倒せるのかな?」
余裕の表情のサタンクロスに、青ざめるニンジャ。
前の試合の疲れからか、ニンジャの息が荒い。
ジャ〜ン! ドラの音とともに第2試合が始まる。
ニンジャが日本忍術で一気に攻め立てる。
攻められながらも、余裕の表情を崩さないサタンクロス。
「ザ・ニンジャよ。私はお前の弱点を知っている。試合放棄するなら今のうちだ」
「な、なんだと!?」
「これほどのスピードとテクニックをもちながら、悪魔超人に成り下がっていた理由…」
「黙れ! 減らず口をたたけなくしてやる!」
ニンジャは高くジャンプし、鳥の羽をサタンクロスに吹き付ける。
サタンクロスは体を回転させ、羽を寄せ付けない。
「ザ・ニンジャよ、貴様の弱点はスタミナの無さだ! 自分の体をよく見てみるがいい」
「ゲッ!」
ニンジャのコスチュームは、プリズン戦で脱いだままだった。
「ご先祖様の血と汗がしみこんだ忍者着が…」
これまでニンジャの体を守ってきた忍者着がないため、ダメージが大きい。
片ひざをつき、血を吐くニンジャ。
「直撃はまぬがれたとはいえ、あれほどのカピタル光線を浴び、ダメージが無いはずなかろう」
サタンクロスが近寄ってくる。
「忍者着を脱ぎ捨てた理由、それは鏡を作るためだったのかな?」
なおも近づいてくるサタンクロス。
グロッキーにおニンジャを担いで空中に放り投げる。
「トライアングルドリマー!」
空中で二人に分裂したサタンクロスが、トライアングルドリマーを決め、ニンジャを締め上げる。
ブロッケンが叫ぶ。「ニンジャ、順逆自在の術だ!」
ブロケンの肩にバッファが手を乗せ、「いや、それは無理だ」と言う。
「な、なんだと?! ニンジャのテクニックなら二人相手でも何とかなるはずだ!」
反論するブロケンに、アシュラマンが静かに口を開く。
「ニンジャが忍者着を脱いだということは…」
アシュラマンの三面が泣き顔になる。
「忍者着を脱いだらなんだって言うんだ。ニンジャ! 順逆自在の術だー!」
ブロッケンが必死に叫ぶ。
苦悶の表情を浮かべながら、ニンジャがブロケンの方に顔を向ける。
そして哀しそうに笑い、「だって拙者、人間だもの…」と言うと、吐血しリングにたたきつけられた。
サタンクロスが勝ち誇ったように、リングに仁王立ちする。
そして、ソルジャーチームに言い放つ。
「ニンジャはカピタリ光線を跳ね返すためだけにコスチュームを脱いだのではない!」
バッファが震えながらブロケンに言う。
「カピタリ光線は直撃しなくとも、その光のそばにいるだけで危険なものだ」
アシュラが続けて言う。
「ニンジャは忍者着を脱ぎ、人間になってそれを防ごうとしたんだ」
「そういう奴なんだ、ニンジャは…」
二人の悪魔超人がうめくようにつぶやく。
絶句するブロッケン。
キン肉マンもおどろく。
「ゲーッ! ニンジャは人間になってまで、プリズンを倒そうとしたのか?!」
「何という執念なんだ。これが悪魔騎士の戦いか…」
ロビンも動揺を隠せない。
「ということは…」ブロッケンがバッファとアシュラを見る。
「ニンジャは人間になったまま、リングに上がったのか?」
コクリとうなずくバッファとアシュラ。
「そういう奴だよ、ザ・ニンジャという超人は…!」
涙を流すソルジャーチーム。
「勝者、サタンクロス!」と行司が叫ぶ。
初戦の勝利でソルジャーチームの優位と思われたが、サタンクロスの圧勝によって、フェニックスチームの強さが再び印象づけられることになった。
「こうでなくてはな…」余裕の表情のフェニクス。
「ニンジャ!」とソルジャーチームが駆け寄る。
「無様な試合を見せてしまった…」苦悶の表情を浮かべるニンジャ。
「何を言ってるんだ! お前はよくやったぜ」と叫ぶブロッケン。
「ソルジャー隊長、ひとつ聞かせてはもらえぬか。強豪ひしめくこの王位決定戦、なぜ拙者をソルジャーチームに入れたんだ?」
涙を流しながらソルジャーが答える。
「それは日本忍者の不屈の闘志、任務を遂行する『責任感』だよ…!」
「少しでも期待に応えることはできたかな…ゲボ」
コトッ。ニンジャが息を引き取る。
(ああ、応えてくれたさ。お前の戦いは3人にも闘志を与えたようだぜ!)
闘志をみなぎらせ、フェニクスチームを凝視するブロケン、バッファ、あしゅら。
乙。
別の職人降臨か?
頑張ってくれ!
193 :
名無しさん:2009/06/01(月) 21:10:18 ID:???
忍者がプリズ倒すのはありえぬが
乙!
こうしてみると、実際の残虐・知性戦いは、ニンジャの敗戦が後々まで響いたな。
「ソルジャーチーム、次鋒前へ!」行司が叫ぶ。
「おう!」と言って、あしゅらまんがリングに上がる。
「ニンジャの次はあしゅらまんか…」とテリーがつぶやく。
ラーメンマンも「本来ならば魔界のプリンスとして、キン肉大王の地位を狙ってこの大会に参戦してもおかしくないくらいの実力者」と応じる。
「それにしても、あしゅらまんの表情、いつもよりもさらに気合十分だ」
「フッ、アシュラマンか。サタンクロスの実力を見て、早くも最高実力者を出してきたか」とフェニックスがつぶやく。
「そのようですな」とマンモスが応じる。
「しかし、マンモスよ。サタンクロスはあしゅらまんの…」と言うと、ニヤリと笑った。
「それでは次鋒戦…」と行司が言いかけると、フェニックスが立ち上がり、あしゅらまんに向って言い放った。
「あしゅらまんよ、このサタンクロスとの戦いに一つ提案がある!」
「なに!?」
「この戦いをいっそう華やかなものにするため、リングに趣向を凝らした戦いを提案したいのだが、どうかな? 名づけて『魔方陣リングデスマチ』!!」
「ゲーッ! 魔方陣リングデスマチ!?」と驚くキンニクチーム。
「そういえば聞いたことがある…」と震えながらロビンがつぶやく。
「なんじゃいロビン、知っているのか?」
そうたずねたキンニクマンに、ロビンが説明しだす。
「魔方陣リングデスマチ…二度とその名を聞くことになるとは…。それは……」
「……というデスマッチなんだよ」
「ゲーッ! 何だってー!?」と一同が驚く。
ラーメンも「そんな恐ろしいデスマチがかつてあっただろうか」とわなないている。
「それを聞いた私の友人は、恐怖のあまりソ連に亡命したくらいだ…」
思わずテリーが「あすらまんは絶対にそんな戦いを受けてはいけない。罠だ!」と叫ぶ。
「カーカカカカ!」とあしゅらまんが高らかに笑う。
その背後では、ソルジャーチームがR字の陣形を高々と組み上げている。
「フェニックスさんよ。その試合方法、断る!!」
「グ、グムー! せっかく試合を有利に運ぼうと思ったのに、断られてしまえば意味がない…!」と悔しがるフェニクス。
ジャーン!
そんなフェニクスを尻目に試合開始のドラが鳴った。
試合前、あしゅらまんとニンジャは言葉を交わしていた。
「あしゅらまんよ、相手がフェニックスチームとあっては、楽な戦いはできないだろう」
「ウム、苦しい戦いになることは間違いないな」
「そこで拙者がからくりを作ってみた。いろいろな仕掛けを施してある。何かの役に立つと思うが、使ってくれぬか」
「おう、これはりがたい!」
それは、ニンジャ手製のヨロイ・カブト一式だった。
(ニンジャよ、お前の闘志、俺が引き継ぐぜ…!)
リングの上で、ニンジャを想うあしゅらまん。
そのときフェニクスがあわてて立ち上がった。
「おい、審判! あしゅらまん姿は何だ?! 体中に得体の知れぬからくりをつけていおるではないかー!」
フェニクスにものすごい剣幕に、行司もあたふたする。
「カーカカカカ! フェニクスさんよ、変な言いがかりはよしてもらおう。これは私のコスチュームだ!」
「体中にマジックハンドやバネや歯車がついたコスチュームがあるか! だいたいその背中についてる竹やりは何だ!?」
両肩にはブラックホールとペンタゴンの顔が乗っている。
「うるさい! これが悪魔超人の戦い方だ!」
そう叫ぶと、あしゅらまんはサンタクロスめがけて突進していく。
突き飛ばされるサンタクロス。
(つ、強い…!)
しかしサタンクロスは立ち上がると、フェニクスにむかって言った。
「フェニクス様、ご心配なく。このサタンクロスが、見事あしゅらまんをしとめてみせましょう」
「ここはサンタクロスに任せてみては?」
マンモスの言葉に、フェニクスもしぶしぶ同意する。
「しかしサンタクロスよ、油断はするな!」
アシュラマンではなくあしゅらまんなのかw
フェニクス
サンタクロス
あすらまん
所々おかしいが頑張って書いてくれ
わざと名前を変えているのかと思ったんだが
ひょっとして職人さんが天然なのか?w
次号、サンタクロスVSあすらまん、期待してますw
ちょいと指摘をば、カピタリ光線じゃなくてカピラリア光線な。
「いいぞーサタンクロスー!」「かっこいい!」
観客から声援が飛ぶ。
逆にあしゅらまんには、罵声が浴びせられた。
「卑怯だぞー」「恥知らずー」「ぶうぶうー」
しかし、アシュラマンは涼しい顔で嗤う。
「カカカカーッ。もっと罵れ! 悪魔超人には気持ちいい響きだ」
「くっ…」と複雑な表情のバッファとブロジュニア。
一方、ソルジャーは「……」とポーカーフェイスのままだ。
キンニクマンもがっかりした様子を隠さない。
「なんじゃい、あしゅらまんの奴。正義に目覚めたのかと思って見直しかけていたのに」
ラーメンも腑に落ちない様子。
「ウーム、たしかにあれでは悪魔超人時代のままだが…」
あしゅらまんとニンジャの回想シーン。
「あしゅらまん、お主は正義超人になったのか?」
「何?」
「拙者は何もお主を引き止めるつもりはない」
「……」
「だが、覚えておいてもらいたいのだ。悪魔超人は悪魔超人の戦いをするときが一番強いということを」
「ニンジャ、俺が正義超人に寝返るとでも思っているのか?」
「いや、拙者が言いたいのは、フェニクスチームを倒したいのなら悪魔のファイトをすべきだということだ」
「俺は魔界のプリンスだ。断じて正義超人ではない!」
(ニンジャよ、わかっているぜ。骨を抜かれた悪魔超人がいかに弱いかを)
そう思いながらあしゅらまんがサタンクロスに言い放つ。
「サンタクロス、魔界のプリンスの名にかけてお前をリングに沈めるぜ!」
(ニンジャの仇を討つため、ソルジャーチームの勝利ため、俺は悪魔に徹するぜ)
両者、リング中央に突進すると、がっちりと組み合った。
「アシュラおぼっちゃま、これほどお強くなられるとは」
「何?!」
「私のことをお忘れですか?」
「ま、まさか…」
「フッフッフ。ソルジャーチームも不運よのう」
フェニックスがほくそ笑む。
「ニンジャがやられ、慌てて最強のカードを切ったのだろうが、それがよりによって…」
アシュラマンが顔面蒼白になる。
「ま、まさかあなたは…」
「そのまさかです。あしゅらおぼっちゃま」
「サ、サムソンティーチャーなのか?」
「はい。けっこう前、あなたを助けて滝に落ちた…」
サンタクロスのよろいとかぶとが落ち、サンタクロスの正体があらわになる。
「そう。サムソンマンです」
「ゲゲーッ!」
会場がどよめく。
キンニクマンチームも度肝を抜かれる。
「サンタクロスの正体があしゅらまんの家庭教師・サムソンマンだとう!?」
「それでは、あしゅらまんに勝ち目がないではないかー!」
>「ぶうぶうー」
吹いた。
ゆで本人にもぜひとも使っていただきたいw
けっこう前ww
ソルジャーチームのR字の陣形ってどうやんの?
211 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/06(土) 11:19:45 ID:g3/l3cYP
続き早くー
212 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/06(土) 14:12:18 ID:UHtu5ihK
男塾テイスト満載だな
突っ込みどころも多くて面白いわw
「アシュラお坊ちゃま、今なら間に合います。あなたもフェニックスチームの一員になりませんか?」
「…!」
「私はあなたの命の恩人ですよ?」
「ぐっ」
サムソンと組み合いながらも顔面蒼白のアシュラマン。
キンニクマンが心配そうにつぶやく。
「アシュラマンの奴、バッファたちを裏切るんかのう?」
ラーメンも心配そうに言った。
「ウーム。相手がよりによって命の恩人であるサムソンテーチャーとは…」
ブロケンとバッファは複雑な表情でアシュラを見守っている。
アシュラを引き止めたいのを、必死に押し殺しているようだ。
しかし、ソルジャーはひとり、ポーカーフェイスを守っている。
サムソンがさらに力を込める。
アシュラマンの体勢が、押されていく。
「さあ、何を迷っているのです。あなたは魔界のプンリス。正義超人の軍門に下ったままでよいのですか?」
「うわあ〜」
あしゅらまんは叫びながら、組み手をほどいてサムソンを突き飛ばす。
「フッ…」と笑うフェニックス。
あしゅらまんが、頭を抱えてしゃがみこむ。
三面が泣きっ面に変わっている。
「俺はどうしたらいいんだー!」
そこにサムソンがゆっくりと近づき、手を差し出す。
「アシュラおぼっちゃまくん。悪いようにはいたしません。すべては私にお任せを」
「ティーチャー…」
泣き虫あしゅらがサムソンを見上げる。
「さあ、一緒に参りましょう」
あしゅらまんが差し出されたサムソンの手を握る。
「決勝ではあなたがキンニクマンを倒すのです」
サムソンがゆっくりと手を引く。
「うぐっ…」と悔しそうなバッファ。
(やはり、家庭教師との絆は深いのか…)
ブロッケンも唇を噛む。
キン肉チームも動揺を隠せない。
「ロビン、なんとかならんのかー」
「グーム。これでは5対3でソルジャーチームが圧倒的不利になってしまう」
あしゅらまんがサムソンの胸に体を寄せようとした、
その瞬間、あしゅらまんの三面が笑いに変わった。
そして、背中にしょった竹やりをサムソンの胸に激しくつきたてた。
「カーカカカカ。俺が寝返るとでも思ったか!」
そう言うや、ダウンしたサムソンを激しく蹴り上げる。
「愚か者め。試合中は油断したものが負けよ」
「おお!」
キンニクマンが驚く。
テリーも思わずつぶやいた。
「あしゅらまん…。命の恩人をあそこまで攻め立てるとは、さすが悪魔超人」
「フッ」とニヤリとするとバッファ。
ブロケンも立ち上がり、サムソンを指差す。
「サタンクロス、いやさサムソンさんよ。真・友情パワーの超人血盟軍の辞書に『裏切り』の二文字はねえぜ!」
「グ、グムー」
フェニックスが悔しそうな表情を浮かべる。
逆にソルジャー、ブロケン、バッファが余裕の表情でフェニクスチームを見つめる。
「ええい、サタンクロス! アシュラマンなんぞギタンギタンにしてしまえ!」
あしゅらまんがサムソンの背後から馬乗りになって、スリーパーホールドを決める。
「カーカカカ。ギブアップしないとクビの骨が折れるぜ!」
苦しそうな表情のサムソン。
しかし、二人に分裂して、スリーパーホールドからなんとか逃れる。
「アシュラマンよ、私は命の恩人だぞ!」
「カーカカカカ。命の恩人が聞いてあきれるぜ」
「なにい?!」
アシュラマンの三面がすべて冷血に変わる。
「サムソンよ。たしかにあんたは命を懸けて俺を助けてくれた。そしてそれは正義の心によるものだ」
「俺があんたのおかげで正義超人になったのだとしたら、ソルジャーを裏切ることなどできない」
「逆に俺が悪魔超人だとしたら、あんたに恩を感じているはずもない。悪魔のプリンスが、戦わずして降参などできるものか」
「したがって、俺がソルジャーチームを裏切ることはない!」
「何て冷静で的確なんだ…」感動するソルジャーチーム。
キンニクマンチームも驚いている。
「正義超人一の知性を持つと言われている私だが、こんな論理的な思考は思いもつかなかった」
ロビンマスクも舌を巻いている。
「くそう、長々と難しいことを言いやがって」
フェニックスが悔しがる。
するとブロッケンが、フェニクスを指差し挑発する。
「知性チームの知性とやらもその程度らしいな!」
「グ、グムー」
「そろそろ、本気にいかせてもらうぜ」
アシュラマンはそう言うと、技を繰り出していく。
「竜巻地獄〜!」
数個の竜巻がサムソンを襲う。
しかし、サムソンは次々と襲ってくる竜巻をかわしていく。
「フフフフフ。あなたの技は私には通じませんよ」
「なんだと?!」
すると、フェニックスが立ち上がった。
「ハーハハハ。忘れたかアシュラマンよ。サムソンはお前の家庭教師だ!」
「アシュラマンの技が通じないじゃと?」
キンニクマンがいぶかしく言った。
それにラーメンが応える。
「超人は実力者になればなるほど、ほんのわずかだがクセがある。そのクセを家庭教師だったサタンクロスはすべて知っているのだろう」
「ゲーッ。それではアシュラマンの技はサンタクロスには通じないということか!」
「カーカカカ。何を言うかと思えばそんなことか」
あしゅらまんは余裕の表情。
「ならばこれを受けてみるがいい!」
あしゅらまんがサンタクロスを空中に投げ飛ばし、自らもジャンプする。
「あしゅら稲妻落とし〜!」
しかし、サムソンは余裕の表情。
「おぼっちゃま、忘れましたか?」
「なに!?」
「私はこの技は8の字に似てい…」
ズドーン!
サムソンが言い終わらぬうちに、サムソンはそのままマットにめり込んだ。
「どういうことだ!」
フェニックスが叫ぶ。
「カーカカカ。フェニックスさんよ、サムソンティーチャーが家庭教師だったのは10年以上も前のこと!」
「そ、そうか!」
テリーが指を鳴らした。
「サムソンが家庭教師だったのは、アシュラマンがまだ子どもだったころだ!」
ロビンもうなずく。
「なるほど! 今のアシュラマンは子どもころよりも強くなっているのだな」
「カーカカカカ。ガキのころの俺とは違うわ!」
フェニックスが頭を抱える。
「グムー! 私としたことがアシュラマンの成長を計算に入れていなかった…」
(あしゅらまん。今日のあんたはなぜか眩しく見えるぜ!)
ブロケンとバッファが尊敬のまなざしで、すっかり知性は超人になったアシュラマンを見つめる。
「フッフッフ。たしかに強くなられました。アシュラおぼっちゃまくん」
突然マットの下から声がしてきた。
「ゲッ、まだ生きていやがったのか!」
ブロッケンが思わず叫んだ。
マットから出てきたサムソンを寄生虫が支えていた。
サタンクロスは二人に分裂し、サムソンの体を寄生虫がフォローしていたのだった。
「なんじゃい、あれではアシュラマンの技が効かぬではないか!」
キン肉が叫ぶ。
ラーメンも心配そうに言う。
「ウーム。これではアシュラマンの技は寄生虫によって封じられてしまう」
「ロビン、なんとかならんのか」
「このままでは完全に2対1だ。何とかしないとアシュラマンに勝ち目はない」
あしゅらまんがソルジャーチームを振り返ると、ソルジャーチームはT字の陣形を組み上げていた。
(ムッ、T字の陣形! T字の陣形は「一人ずつやっつけろ」だな)
「よし、わかったぜ」
あしゅらまんがサムソンと寄生虫の方に向き直る。
「試合中によそ見は禁物ですよ」
サムソンが言うと、寄生虫とトライアングルドリマーを仕掛けた。
「ぐはっ」
アシュラマンの体が締め上げられたまま空中に飛んでいく。
「まずい!」
ロビンとテリーが思わず叫ぶ。
「これはザ・ニンジャがやられた技だ」
「このままリングに叩きつけられたら、ニンジャの二の舞だ」
「うっ」
アシュラマンの体が締め上げられる。
(ニンジャよ、お前もこのような苦しい思いをしたのか)
すると、そこにニンジャの幽霊が現れ、あしゅらまんを激励した。
「あしゅらまん、お前は魔界のプンリスだ。これしきの技、返せるはずだ!」
(ニ、ニンジャ…!)
(そうだ。こいつはニンジャを殺した仇…!)
あしゅらまんの三面が怒りに変わる。
「うお〜!」
あしゅらまんが体に力を込める。
「フフフフ。この技は完璧な技。返すことなどできませんよ」
「ここで負けたら、地獄でニンジャに会わす顔がねえぜ!」
「このままマットに叩きつけたらすべて終わりです」
「うお〜! 魔界のクソ力〜!!」
サムソンと寄生虫の体があしゅらまんに持ち上げられていく。
そしてついに、トライアングルドリーははずされ、サムソンと寄生虫がしたたかにぶつかり合った。
サムソンと寄生虫がマットに落ちてくる。
「トライアングルドリマーが外されるとは…!」
驚きの表情を隠せないフェニクス。
リング上では、さらに気合の入った表情のあしゅらまん。
「ウーム。それにしても何という強引なはずしかただ」
ロビンがつぶやく。
すると、ラーメンがそれに答えた。
「あしゅらまんのニンジャへの想いが怒りとなって、魔界のクソ力となったのだろう」
「しかし」とテリーが口を開いた。
「あそこまで完璧に決まっていたトライアングルドリマーがこうも簡単に外されるというのは、解せんな」
しかし、キン肉が反論する。
「なんじゃい、テリー。あしゅらまんの友情パワーにケチをつけるのか?」
(テリーの言う通りだ。もしかしたら、あのサンタクロスという超人…)
ブロケンとバッファが同じことを思った。
「ヘイ、ソルジャー隊長!」
ブロケンがソルジャーに声をかける。
「おう」
ソルジャーもブロケンの意を読み取り、応じた。
「Y字の陣形だ!」
そして「その超人は二人に分かれるとそれぞれの力は半分になる」を意味するY字の陣形を組み上げた。
(Y字の陣形か。もちろんわかってるぜ!)
あしゅらまんがニヤリと笑う。
「サムソンよ、もう一度合体だ」
フラフラしながら、寄生虫がサムソンに声をかける。
サムソンが合体しようと寄生虫に背を向ける。
「おっと、そうはいかねえ」
あしゅらまんが三本の左腕でトリプルエルボーをサムソンの腹にお見舞いする。
合体しようとしていた寄生虫は顔をやられ、流血しながら吹き飛ばされた。
「カーカカカ。これでは終わらん!」
そう言うとアシュラマンは、そのまま肘をサムソンの腹の穴にめり込ませた。
そして、自らの左腕を二本、引きちぎり、サムソンの腹に収めた。
「ぐわっ」
思わずサムソンが叫ぶ。
「ハア、ハア…。これでもう合体できまい」
あしゅらまんのダメージも大きい。
しかし、その表情は確信に満ちている。
(ニンジャよ、お前の戦いを見ていたおかげで、どうやらこいつを倒せそうだぜ)
何だか「アシュラおぼっちゃまくん」が癖になりそうだw
頭の悪いフェニクスとか
Y字陣形の意味とかゆでっぽくて受けた
乙です
「ウーム。自分の腕を引きちぎるとは、何という執念」
ロビンが言うと、テリーとラーメンも同意した。
「これぞ魔界のプリンス。強いときのアシュラマンだ」
「もはや、サンタクロスに勝ち目はないだろう」
「よし、これで完全に二人を分断した。相手が一人ずつなら、アシュラマンが負けるわけねえぜ!」
ブロッケンも勝ちを確信する。
「うむ。あとは二人がかりの攻撃をさせないことだ」
ソルジャーが珍しくコメントした。
寄生虫がダウンしているのを確認すると、あしゅらまんはサムソンの方に向き直った。
「まずは貴様からだ」
そう言って、サムソンを空中に放り投げた。
「アシュラ稲妻落とし!」
「うわあー。寄生虫よ、助けてくれ〜」
しかし、寄生虫はまだ動けない。
ズドーン!!
あしゅらまんの稲穂落しが完璧に決まった。
サムソンはフラフラと立ち上がるが、焦点が定まらない。
「テーチャーよ、これでも8の字に似ていますか?」
「ゲボッ」
サムソンは吐血すると、その場に倒れた。
「よっしゃ。あとは寄生虫を始末するだけじゃい!」とキン肉マンが叫ぶ。
「これで九分九厘、アシュラマンの勝ちだろう」ラーメンも同意した。
「おーい、あしゅらまんよ。そっちの寄生虫にも、稲妻落しを決めたらんかい!」
「うぬ〜。このままおめおめと負けることは、この私が許さんぞ〜」
そう叫ぶと、フェニクスが怒りの表情でリング上を睨みつける。
マンモスもリングを叩きながら叫ぶ。
「貴様もフェニクスチームの一員なら、あしゅらまんの首をとって死ねー!」
寄生虫が立ち上がり、「グヘヘヘ」と笑いながらあしゅらまんに近づいてくる。
(こいつにはもう俺を倒す超人パワーなど残っていないはずだ)
あしゅらまんは「お前も地獄に落としてやるぜ!」と突進していく。
そして、寄生虫を捕らえようとしたその瞬間。
「グヘヘヘヘ。バカめ!」
そう言うと寄生虫は、あしゅらまんの左腕があった場所に入り込んでいった。
「ウギャア!」
あしゅらまんが叫ぶ。
「忘れたか。オレ様は寄生超人。傷から入り込んで、その超人の精神をも支配してしまうのだ」
寄生虫の腹とアシュラマンのわき腹がくっついている。
寄生虫はなおもアシュラマンの中に入っていこうと、うごめいている。
「ファハハハハ。いいぞ、寄生虫よ」
フェニクスが高らかに笑う。
ラーメンマンが叫ぶ。
「まずい! このままではアシュラマンが寄生虫にのっとられてしまう」
「なんだとう。ラーメン、なんとかならんのか!」
「くっ…」
意識が遠のくアシュラマン。
すると視線の先に、ニンジャ手製の竹やりが刺さっていた。
(この激しい戦いの中で、取れていたのか…)
そして、あしゅらまんがニヤリと笑う。
(ニンジャ、今からこいつとお前のところに行くぜ!)
寄生虫よ、俺は体を乗っ取られるなどという醜態は晒さん!」
「ぐへへへ。お前の体を乗っ取るのも、もはや時間の問題よ」
「それはどうかな?」
アシュラマンはそう言うと、竹やりに近づいていった。
「往生際の悪いやつめ。あがいてもムダだ」
「カーカカカ。お前は俺と一緒に死ぬのだ。地獄でニンジャと一緒にいたぶってやるわ!」
そう言うと、あしゅらまんは竹やりの先端の延長上に自分の心臓に合わせた。
アシュラマンが視線でソルジャーに語りかける。
(ソルジャーよ、あんたが邪悪の神ではなく正義超人なのはすわかっていたぜ)
(あんたが大王になったら、悪魔騎士の俺たちはあんたのジャマになってしまう)
(だが、俺もニンジャも後悔してないぜ)
「むう、もしや!」
ソルジャーが叫んだ。
バッファとブロケンもアシュラマンの意図に気づいた。
「あんなところに竹やりが!」
「まずい。あしゅらまんの奴、寄生虫と一緒に死ぬ気だ!」
241 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/08(月) 00:29:57 ID:kjcM/9/Y
つっこみレスしたいのだが多すぎてw
ツッコミどころも含めておもろいよ。
続き待ってる。
この人、才能あるなw
カピバラさん七光線
(ソルジャー、さらばだ!)
あしゅらまんが竹やりに向って自らの体を倒す。
しかしその瞬間、黒い影がアシュラマンの体を支えた。
「おぼっちゃまくん、見事な心意気です」
「テ、ティーチャー。なぜ!?」
「どうやら、寄生虫による支配が解けたようです」
「そうか!」
ロビンが叫んだ。
「奴は寄生超人。寄生主をアシュラマン変えようとした結果、サムソンへのマインドコントロールが解けたんだ」
「あしゅらおぼっちゃま、あなたを死なせるわけにはいきません」
そう言うとサムソンは、アシュラにくっついている寄生虫をキン肉バスターの体勢にとらえた。
「うわっ」
バスターの体勢で締め上げられ、寄生虫がもがき苦しむ。
そのままサンソンがジャンプする。
「サンソンバスター!」
サムソンのキンニクバスターが寄生虫に決まった。
バスターの衝撃で、寄生虫があしゅらまんの体から引きずり出される。
「プギャア!」
血ヘドを吐き、リングに転がる寄生虫。
「あしゅらおぼっちゃま、これを!」
サムソンは自分の腹の穴に挟まっていたアシュラマンの腕をアシュラマンに投げつけた。
二本の腕が元の場所に戻り、アシュラマンの生気が回復した。
「よし。これでアシュラマンに寄生することはできねえ!」
ブロッケンが叫ぶ。
「うぐぐぐ。とりあえず、またサムソンの体に寄生するか…」
寄生虫が必死でサムソンに這っていく。
「まずい! 今度はサムソンの体が狙われている!」
バッファが叫んだ。
ブロケンがサムソンに哀願する。
「頼む。サムソン、逃げてくれ!」
しかし、サムソンの肛門には深々と竹やりが突き刺さっていた。
「テーチャー!」
「ううっ。どうやら、サムソンバスターのときに刺さったようです」
苦悶の表情を浮かべるサムソン。
その肛門の傷口に向って這ってくる寄生虫。
「ぐへへへ。サンソンよ、お前はまた他人を助けて傷を負ったようだな!」
ギラリとアシュラマンの目が光った。
「テーチャーには指一本触れさせん。竜巻地獄!」
三面が怒りに変わったあしゅらまんの起こした数個の竜巻が寄生虫を襲う。
「ぎゃあ!」
竜巻にぶつかって、寄生虫が空中にはじき飛ばされた。
「いくぜ!」
あしゅらまんが寄生虫めがけて高々とジャンプした。
「ティーチャー、見てくれ。これが俺の改良アシュラバスターだ!」
アシュラマンが空中で寄生虫を改良アシュラバスターの体勢にガッチリと決める。
「ちゃま!」
「うわあ。お願いだ、たすけてくれ〜!」
命乞いをする寄生虫。
あしゅらまんの三面が笑いに変わる。
「カーカカカカカ。悪魔超人に命乞いなどムダだー!」
ズドーン!!
改良アシュラバスターが完璧に決まった。
マットからはホカホカと湯気が出ている。
シーンと静まる会場内。
「即死ですな…」
マンモスがつぶやいた。
体が引きちぎれた寄生虫がリングの外に投げ捨てられる。
「ティーチャー!」
あしゅらまんがサムソンに駆け寄った。
「ちゃま、完璧なアシュラバスターでした」
サムソンがアシュラマンに微笑みかける。
「あなたは寄生虫の命乞いも無視し、最後まで悪魔の戦いをしました」
「うっ…」
「だからこそ、あなたは勝利したのです。あそこで技を外していたら、寄生虫はあなたの命を奪ったでしょう」
「……!」
「おぼっちゃまはやはり魔界のプリンス。悪魔の戦いをしたときこそが一番強い!」
「いや、テーチャーよ」
あしゅらまんが反論する。
「あなたが最初から正義超人のファイトをしていたら、ここに倒れていたのは私だったでしょう」
「そんなことはありません、あしゅらおぼっちゃま。あなたの改良アシュラバスター。私の適う相手ではありませんでした」
「いや、ティーチャー。あなたこそ私の…」
「いやいや、おぼっちゃまこそ、私では…」
「いや、そうじゃなくて。あなたが…」
「いやいや! だから、私の方こそ」
「いや、だから! 私のほうが…」
「そうじゃないって! あなたが魔界のプリンを…」
ソルジャーチームとキンニクチームの面々が泣いている。
スグルたち、ゼブラ戦の真っ最中なのに結構余裕あんなw
肛門竹やり……アワワ……
つ・・・突っ込みどころが多すぎてジャンクできん!
面白いからいいけどw
>「ちゃま、完璧なアシュラバスターでした」
クソワロタwwwwwww
「ティーチャー、早く病院に行きましょう」
あしゅらまんがサムソンをお姫様抱っこし、リングの外に出る。
アシュラマンのもとに大会関係者が担架を持って駆け寄ってくた。
「いや、テーチャーは俺が運ぶ」
そのとき、行司の声が背後から響いてきた。
「両者リングアウト。引き分け」
「なんだと!」
ブロッケンが血相を変えて立ち上がった。
「あしゅらまんのKO勝ちじゃないか!」
バッファも行司に詰め寄る。
「ヒャーハハハハー!」
フェニクスが笑い転げる。
「KOされたのは寄生虫だけ。本体のサムソンはまだ生きているし、ギブ・アップもしていないではないか!」
「グ、グムー!」
くやしがるソルジャーチームの面々。
「カカッ…」
あしゅらまんが自嘲気味に笑った。
「どうやら最後の最後で、悪魔を貫けなかったらしい」
「おぼっちゃまくん…」
「ソルジャー、許してくれ。すぐに勝ち名乗りを上げなかった俺のミスだ」
それを見たキン肉チームが驚く。
「なんと。あのアシュラマンが頭を下げている」
「あのプライドの高いアシュラマンが…」
ブロケンバッファがあしゅらを慰める。
「何を言ってるんだ。誰もお前を責めやしないぜ!」
「そうさなあ、隊長!」
二人がソルジャーのほうを振り向く。
ソルジャーがじっとあしゅらまんの目を見る。
そして、口を開いた。
「もちろんだとも、あしゅらまん!」
ブロケンバッファの顔がほころぶ。
「もしキミがサムソンに止めを刺していたら、私はキミを次のリングには上げなかっただろう」
「ソルジャー…!」
涙を流しながら、ソルジャーとあしゅらがガッチリと握手をする。
「俺はこれからテーチャーを病院に運んでくる。いくらかでもフェニクスチームにダメージを与えておきたかったのだが…」
「心配するな。中堅戦はこのバッファローマンに任せてもらおう!」
「うむ。しかし、敵はどんな卑怯な手を使ってくるかわからん。油断はするな!」
そう言うと、あしゅらはソルジャーチームにくるり背を向けた。
そして、一歩に進んで立ち止まると、あしゅらまんがソルジャーにたずねた。
「ソルジャーよ、一つだけ聞かせてくれないか。あんたはなぜ悪魔超人のこの俺をスカウトしたんだ?」
ソルジャーがゆっくり答えた。
「それは魔界のプリンとしての『誇り高さ』。それをこの大会の面々に知らしめたかった。」
「そして何よりも、お前の『腕の多さ』に惚れ込んだからだよ…!」
「そうか。子どものころから気持ち悪がられていたこの6本の腕を気に入ってくれたのか。それが何よりもうれしいぜ」
そう言うとアシュラマンは会場の外へと歩いていった。
ソルジャーチームが涙を流しながら見守る。
キン肉マンチームも感動している。
(あしゅらまん、なんという気高い超人なんだろう。キン肉大王もこうでなくては)
△あしゅらまん―(両者リングアウト)―サンタクロス△
262 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/12(金) 00:14:36 ID:beAG74r9
笑えるんだが、話もしっかりしているな
それでいて、ゆでらしさもあるw
おぼっちゃまくんとかプリンとか笑わせすぎ
あしゅらまん戦一気読みした。
ヤバ過ぎるwwフェニックスの頭の悪さがツボ過ぎるwww
それでいて、決めるトコは決める辺り凄ぇッスわ。
キン肉マンが鼻水をすすりながらつぶやく。
「これがソルジャーの言う『真・友情パワ…」
そう言いかけて、慌てて言い直した。
「おっと、あしゅらまんは最後まで誇り高い悪魔だったぜ」
「いや」
ロビンがキンニクマンに言った。
「魔界のプディング・あしゅらまんのファイトをも包み込むのが『真・友情パワー』なんだろう」
ラーメンマンも感服した表情で言う。
「ウム。これまで繰り返されてきた正義と悪魔の泥沼の死闘。これに終止符を打つのが『真・友情パワー』なのかもしれない…」
すると突然、テリーが口を開いた。
「ヘイ、みんな。ミーの話を聞いてくれないか」
テリーの深刻な表情に、一同に緊張が走った。
「今までアスは雰囲気だけでフェニックスチームが最大のライバルと思い込んできた」
「ウム、たしかに」
ロビンが同意した。
「そうじゃのう。フェニクスは最初からみょうに目立っておったからのう」
キン魚マンが答える。
「だが、その思い込みは改めた方がいいようだ」
「なに?!」
フェニックスが小物すぎてたまらんw
ラーメンがたずねる。
「それでは、テリーはソルジャーチームが勝つと…?」
「ああ。その可能性が高いだろう」
「なんじゃい、テリー。それならいいではないか。何を深刻ぶった顔をしているんじゃ」
キン肉マンが「ガハハハ」と笑いながらテリーの背中をたたく。
しかし、テリーだけでなく、ロビンとラーメンの表情も硬くなっていった。
「キン肉マン、アスはユーをキン肉大王にするためにこの戦いに参加しているんだ」
「わかっとるわい!」
「ソルジャーチームに肩入れするのもいいが、決勝の相手としてしっかりとチェックしておく必要があるだろう」
「テリー、そんな堅いことを言わんでも…」
「いや」
ロビンが口を開いた。
「テリーの言う通りだ。相手がソルジャーだろうとフェニクスだろうと、私たちは勝たなければならん」
「ロビンまでー」
ラメーンがキン肉マンの肩をたたく。
「キン肉マンよ、何もソルジャーチームを憎もうと言うのではない」
「ラーメン…」
「ライバルとして正々堂々と戦うためにも、しっかりと敵を分析することが大事だ」
テリーが言う。
「それがソルジャーの言う『真・友情パワー』ではないだろうか?」
ラーメンが同意する。
「ウム。馴れ合いの友情では、ソルジャーチームに飲み込まれてしまうだろう」
キン肉の表情も真剣になった。
最後にロビンが一同にカツを入れる。
「私たちも、ふんどしを締めてかからねばなるまい!」
ラメーン…www
FU・N・DO・SHI!
273 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/14(日) 14:52:19 ID:s4FWzoZT
竹やりが話の最後まで利いていたのか…w
274 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/14(日) 19:01:24 ID:VdB/gspz
275 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/14(日) 23:36:03 ID:s4FWzoZT
来ないから準決勝が始まったんじゃ?
遅レスだが職人さん乙。
ティーチャーVSアシュラはアニメ王位でもすっ飛ばされたから
変オモロイ創作読めて感慨深い。
277 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/18(木) 21:50:28 ID:RrFnjbB+
「両チーム中堅、前へ!」
行司が叫んだ。
「おう!」
バッファローマンがハチマキをしめて立ち上がる。
フェニックスチームの中堅がガバッとガウンを投げ捨てる。
「ゲー! 象の超人…」
中から、マンモスマンが現れた。
278 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/18(木) 21:53:55 ID:RrFnjbB+
巨漢超人二人が、リングに上がり睨みあう。
緊張の面持ちのソルジャーチーム。
それに対し、フェニクスは余裕の表情だ。
「フッフフフ。マンモ相手にバッファとは…。舐められたものだ」
「なんだと!」
熱くなるブロジュニを無言で制するソルジャー。
しかし、ソルジャーの表情もかたい。
キンニクチームもこの一戦には、緊張の色を隠せない。
そのとき、テリーが口を開いた。
「この試合、5分で勝負がつくだろう」
「なんじゃとう?!」
驚くキン肉チームの面々。
「テリー、バッファローマンが勝つのか!?」
「いや。5分後リングに倒れているのは、おそらくバッファローマンの方だろう」
「ズコヘコー!!」
キン肉マンが鋭いずっこけを見せる。
「こりゃあ、テリー! お前さっきソルジャーチームが決勝に進出すると言ったばかりじゃないか!」
「うむ。たしかに言った」
「そんなら、どうしてバッファが負けると言うんじゃ!」
「マンモもバファロも、パワー系の超人だ。パワー系の超人は俊敏さに欠ける」
ロビンが口を挟む。
「しかし、それはマンモとて同じこと…」
「いや、だからこそパワーとパワーがまともにぶつかり合うことになってしまう」
テリーの言葉に、ラメーンが表情を曇らせた。
「たしかに。バッファはマンモのパワーをかわそうとはせずに、まともに受けることになるだろう」
キンニクが必死に叫ぶ。
「そんなことはない! バッファの1000万パワーが負けるわけないんじゃ!」
「いや、見たところマンモの超人強度は5000万パワー以上…」
テリーの言葉にきんにくが驚く。
「なんだとう? バッファローマンにパワーで勝る超人がいるのか?」
ロビンとラーメンが震えながらつぶやく。
「それでは、いつもの5倍の速さで走らないと…」
「うむ。ハリケーンミキサーははじき返されてしまう…」
呆然とするキンニクチーム。
「しかし」
テリーが付け加えた。
「バッファの正体がわれわれがよく知るあの超人なら、互角以上の戦いになるだろう」
キンニクが訝しがる。
「われわれのよく知る超人じゃと?!」
すると、ラーメンが震えながら声を絞り出した。
「もしや、それは…」
ロビソも思わず「おお…」と声を上げた。
そして、キン肉チームの表情が、一筋の光明を見つけたように明るくなる。
(つるっぱげ超人! 悪魔将軍とも互角に渡り合った伝説の超人…)
「キン肉マンを悪魔将軍から守った、あのときの超人」
「まばゆい光とともにバッファが消えたかと思うと、突然と現れ悪魔将軍と組み合ったあの超人」
「あのつるっぱげ超人はやはりバッファローマンだった…のか…?」
キン肉マンチームの面々がリング上を凝視する。
「ケッ。マンモよ、わかっているな。バッファごときに手こずるではないぞ」
フェニクスがマンモにハッパをかける。
「わかっております、フェニクス様」
マンモも、勝利を確信している表情。
「試合開始!」
行事のコールとともに、ドラの音が会場に鳴り響いた。
「フッフッフッフ、マンモスさんよ。お前のビッグタスクと俺のロングホーン、どっちが勝っているか勝負だ」
バッファの挑発にマンモスが答える。
「グフフ、おれのビッグタスクの前ではお前のハリケーンミキティなど児戯に等しい」
マンモスの挑発に、逆にバッファが気色ばむ。
「なんだと?! 言っておくが、俺の超人強度は地球で活躍する超人の中ではナンバーワンの1000万パワーだ!」
マンモスがニヤリと笑う。
「フッ、1000万パワーか…」
マンモスの人を小馬鹿にした表情をバッファが睨みつける。
マンモスが静かに口を開いた。
「俺の超人強度は7800万パワーだ!」
「な、なんだと…!」
キン肉チームも驚く。
「ゲーッ、7800万パワー!?」
「それでは大人と子どもではないかー」
「ハリケーンミキティの助走をいつもの7.8倍にしないと太刀打ちできん!」
ブロッケンが叫ぶ。
「バッファ、騙されるな! 7800万パワーなどハッタリに違いねえ」
しかし、マンモスは余裕の表情。
「ハッタリ君かどうか試してみるか?」
「おもしれえ、ハッタリかどうか試してやろうじゃねえか」
バッファローマンが、ハリケーンミキティの体勢に入ろうとする。
すると突然、会場の入り口から叫び声が響いた。
「ダメだ、バッファマン! それは罠だ!」
会場の入り口には、ゼイゼイと息を切らしているアシュラマンが立っていた。
「挑発に乗ってはならん!」
「あすらまん…」
驚きの表情を隠せないバッファマン。
「サンソンテーチャーからお前を止めるように言われてきた。7800万パワーはホラではない!」
「なんだと?!」とブロケンが驚く。
おー続き乙!
つまらんオナニースレw
嫉妬すんなw
ちょwwwつるっぱげ超人wwwww
あの黒歴史を、強設定に持ってくるのかwwww
293 :
E:2009/06/23(火) 00:17:31 ID:???
●ザ・ニンジャ(パロスペシャル)ウォーズマン○
○アシュラマン(阿修羅バスター)ウォーズマン● ※ウォーズマン、オーバーヒート!
●アシュラマン(カーフブランディング)テリーマン○
○バッファローマン(ハリケーンミキサー)テリーマン●
●バッファローマン(ガウロンセンドロップ)ラーメンマン○
○ブロッケンジュニア(ベルリンの赤い雨)ラーメンマン● ※悲願のラーメンマン超え達成!
●ブロッケンジュニア(ロビンスペシャル)ロビンマスク○
○キン肉マンソルジャー(未完成マッスルスパーク)ロビンマスク●
●キン肉マンソルジャー(完成マッスルスパーク)キン肉マン○
●
○
●
○
●
○
●
○
●
変に凝らなくてもこれで十分夢の対決かつ好勝負では。
先鋒 ウォーズ○−×ニンジャ(地味な相手なら勝てる戦争の辛勝)
次鋒 ラーメン×−○アシュラ(1,5流までしか勝てない麺ギリギリ1流阿修羅に惜敗)
中堅 ロビン ○−×バッファ(角補正による大物食いでロビン辛勝)
副将 テリー ×−○ブロjr (後がない状況で未完の大器補正爆発しブロまさかの大金星)
大将 スグル ?−?アタル (そして夢の兄弟対決へ)
勝ち抜き戦ってのがキツイんだよな
勝っても次は負けるし、勝ち続けたらその後のメンバーがかませになるし
>●アシュラマン(カーフブランディング)テリーマン○
テリーマンのカーフブランディングって決まる時は相手がバラバラになるイメージだから違和感が
数年前にVジャンで2世のパラレルやってことあるんだし
無印パラレルでもifをやって欲しい。
ファンサービスのお祭り展開でさー。
それを今のゆでたまごに求めるな
ファンサービスやお祭りの逆になっちまう
いっそ絵本やレディーみたいに他作家にやらせたらどうだ
301 :
300:2009/06/26(金) 12:51:51 ID:???
自分のキボンとしては、絵のゆではそのまま仲居氏で
原作ゆでを他作家にして、お祭りパラレルやって欲しいねw
二世の過去編も最初はどうなるんだー!?って感じの
ゴイスーなタッグばっかだったのに進むにつれ
レジェンド全員カマセかよ・・・でどんどん萎えてったわ
「俺を上回る超人強度だと…?」
バッファローマンが青ざめた。
ブロケンも言葉を失っている。
フェニックスがニヤリと笑う。
「パワーだけがとりえのバッファマン。パワーで圧倒されては、勝ち目があるまいて」
象の超人もバッファを挑発する。
「どうしたバッファマン、怖気づいたのか?」
「くっ」
悔しそうな表情のバッファ。
しかし気を取り直すと、アシュラマンの方を見た。
「あすらまんよ、悪いがサンソンの言うことは信じられん!」
「バッファ!」
「俺よりパワーのある超人など存在しないのだ!」
そう言うと、バッファがハリケンミキサーの体勢に入った。
「まずい。ソルジャー、バッファを止めてくれ!」
アシュラマンがソルジャーに懇願するが、ソルジャーは無言のままポーカーフェイス。
じっと前方を見つめたままだ。
「バッファ、やめるんだ! 自殺行為だ!」
アスラマンが必死に叫ぶ。
「あすらまん、俺に逃亡しろと言うのか?」
「逃亡するのではない。逃げるのだ!」
「フン、あいにく俺の辞書には『逃げる』の二文字はない!」
バッファが右足でマットを蹴りながら、ロングホーンの狙いをマンモの心臓に定めた。
マンモも不敵な表情を浮かべながら、ビックタスクをバッファに向けた。
余裕の表情で、フェニックスがつぶやく。
「フッ。この試合、早く決着が着きそうだな」
「まずい!」
テリーが叫ぶ。
「これではマンモの思うつぼだ。バッファは何のダメージも与えることなく、リングに沈んでしまうだろう」
「なんじゃとう?! テリー、何とかならんのか」
「今はバッファの正体がつるっぱげ超人であることを祈るしかない…」
肉チームが、心配そうにリング上を見守る。
307 :
sage:2009/06/26(金) 22:55:39 ID:LTxVdCz6
続き乙です。
声出してワロタ。
バカばっかだなw
乙。笑えるw
肉チームのギャラリーに戦争はいないのかwww
そのとき突然、リングに向って亀の子タワシが飛んできた。
タワシはバッファの右ひざを直撃し、体勢を崩したバッファは前につんのめった。
「ぐわっ」
右ひざを押さえるバッファマン。
血が痛々しく出ている。
「汚ねえぞ、ヘニックス!」
ブロッケンが思わず叫んだ。
慌ててフェニクスが否定する。
「何を言っているんだ。そんなタワシなど俺は知らん!」
「ケッ、しらばっくれるんじゃ…」
そう言いかけたブロケンが、隣に座っていたソルジャーが立ち上がっていることに気づいた。
ソルジャーは何かを投げた後のフォロースルーの姿勢のまま固まっていた。
その視線はバッファマンに注がれている。
「ま、まさか、ソルジャーがあのタワシを…?」
ブロケンが信じられないという表情でソルジャーを見つめる。
バッファマンも信じられない様子。
「ソルジャー会長! 俺の右ひざはハリケンミキティに入るための重要な関節だ。そこにタワシを当てるとはどういうことだ!?」
キンニクマンチームも動揺している。
「味方であるはずのバッファマンにタワシを当てるとはどういうことだ…」
キン肉マンが叫ぶ。
「やはりソルジャーの真の目的は、私たち正義超人軍団をつぶすことだったんじゃ!」
「うう」と動揺を隠せないバッファ。
「バッファマンよ、今からでも遅くはない。ソルジャーチームなんか辞めてしまうんだ!」
キンニクマンがバッファに呼びかける。
そのとき、突然ソルジャーが叫んだ。
「黙らんか、スグルー!!」
その気迫に思わず声を失うキンニクマン。
「男なら黙って心の目で見ていればいい」
(この男の目を見ていると、何も言い返せなくなる…)
放心状態になるスグルマン。
乙。
今度は続き早いな。
なんで会長になってんだよw
「何を言っているんだ。そんなタワシなど俺は知らん!」と慌てるフェニクスが、
小物を通り越してカワイイでは無いかw
317 :
愛蔵版名無しさん:2009/06/30(火) 12:23:18 ID:DiHl4n8t
わろた
318 :
愛蔵版名無しさん:2009/07/03(金) 18:41:31 ID:LFx0blsS
ふふ
アタルで人気盛り返したのに小物フェニックスを
決勝に上げる愚行を犯して打ち切りとはゆでもアホだな。
普通にソルジャーチームを勝たせて決勝は兄弟対決のが人気出たのに
「へっ、周りが敵だらけというのも乙なもんだぜ!」
気を取り直したバッファマンが、マンモに向って突進する。
「グオゴゴゴ」
しかし、マンモはハリケーンミキティに対して、まったく動じない。
「馬鹿め。返り討ちにしてやる。いくぞ、ビックタスク!」
マンモマンもバッファに突進する。
バッファとマンモが交錯すると思われたその瞬間、突然バッファがバランスを崩した。
「うっ」
負傷した右ひざが、ハリケンミキサーの負担に耐えられなかったのだ。
標的を失ったビッグタスクはバッファマンの上を通過すると、コーナーポストに激突した。
「なんじゃ、あれはー?!」
驚くキン肉チームの面々。
マンモのビッグタスクがリングの4分の1近くを破壊していた。
コーナーポストからは、しゅしゅーと蒸気が出ている。
ラメーンとロビソがつぶやく。
「なんというすさまじい破壊力だ…」
「ウム。まともに食らっていたら、バッファマンといえども…」
キン肉も動揺を隠せない。
「テリー、お前が言っていたのはこういうことだったのか?!」
「ああ、こうなると思っていたのだ」
「しかし、バッファがすっ転んだのはラッキーだったのう」
「はたしてそうかな?!」
「なんじゃい、テリー。バッファがすっ転んだのは偶然じゃないと言うのか?」
「バッファのハリケンミキティは、これまで何百人という超人をKOしてきたフィニッシュホールドだ。それがあのような形で仕掛けそこなうとは思えんのだが」
ラーメンとロビソもテリーに同意した。
「たしかに、あのハリケーンミキサーのバランスの崩し方は不自然だったような気がする」
「ウム。何か右ひざにアクシデントがあったような…」
キン肉が驚く。
「バッファマンの右ひざにアクシデントだとう?! いったい何があったんじゃ?!」
「ウーム、そこまではわからんのだが…」
ロビンを始め、キンニクチームの面々が考え込む。
一方、ビックタスクの破壊力を目の前にしたソルジャーチームも驚きの表情を隠せない。
ブロケン阿修羅が顔色を失ってつぶやいた。
「な、なんというすさまじい破壊力だ…」
「これが7800万パワー…」
バッファマンもビッグタスクのパワーに言葉を失っている。
すかさずブロッケンがバッファを励ます。
「バッファマンよ! さしものビッグタスクも当たらなければ、なんてことはねえ!」
「あ、ああ…」
しかし、バッファは動揺したままだ。
トリプル腕組みをしたアシュラがブロケンに話しかける。
「ビッグタスクが外れたのは幸いだったが、バッファマンの動きは妙でなかったか?」
「う、うん。たしかに、急にバランスを崩したような…」
ハッと気づいた阿修羅が、バッファマンに尋ねる。
「バッファマンよ! 右ひざに何かあったのか!?」
「み、右ひざ…?」
バッファマンが自分の右ひざに目をやった。
「ゲェ!」と一同が驚いた。
「こ、これは…」
「もしや、あのときの…」
「たわし…か…?」
バッファマンの右ひざからは、タワシによって傷つけられた跡が残っていた。
「わかった!」
テリーが叫んだ。
「あのときソルジャーがたわしを投げたのは、バッファマンとマンモスを正面からぶつけないためだったんだ!」
「なんじゃとう、テリー? あれが計算だったの言うのか?!」
「ああ、ミキティではビッグタスクのパワーにはかなわないと見切っていたんだろう」
(そ、そういうことだったのか…)
ソルジャーの意図を初めて理解したバッファマン。
「ビッグタスクから助けてくれたのは感謝する。しかし、なぜ最初からそう言ってくれなかったんだ。タワシなどぶつけずとも、そう言ってくれれば、俺もあんたのことを疑わずに済んだのに」
「……」
無言を守るソルジャー。
代わりにアシュラマンが答えた。
「実際、俺があんだけ止めたのに突っ込んでいったじゃん…」
「ぐっ…」
すると、ソルジャーが口を開いた。
「饒舌なだけが友情ではない。無言の友情もあるのだ!」
「無言の友情…!」
またしても心を打たれるキン肉チーム。
呆然とするスグルマンの肩にラーメンが手を乗せた。
「キンニクマンよ、またしても一本取られたようだな」
「あ、ああ…」
フェニックスが立ち上がって叫んだ。
「ソルジャーよ、棄権するなら今のうちだ。今のビッグタスクはラッキーでかわしたが、次はそうはいかないぜ!」
「なんだとう!」
気色ばむブロッケン。
マンモがコーナーからバッファに体勢を向け直した。
「グフフフ、バッファよ。ビッグタスクははずしたが、お前の心には恐怖心を植えつけたぜ」
「う…」
「ソ、ソルジャー、交代だ」
バッファが、ソルジャーに選手交代を求めた。
しかし、ソルジャーは「断る」と言って、突き放した。
ロビソとラーメンも驚いている。
「仲間であるバッファがピンチなのに助けないとは…」
「ウーム、今のままではバッファに勝ち目はない。選手交代をしたほうがいいはずだが」
「な、なぜだ、ソルジャー! 俺ではマンモのパワーには適わないし、右ひざも負傷している。困ってるときに助け合うのが友情パワーじゃないのか!?」
「バッファよ、お前も正義超人の馴れ合いの友情に染まって、昔の荒々しさを失ってしまったようだな」
「な、なんだと…?」
そのとき、キンニクがバッファに向って叫んだ。
「うおーい、バッファよ。やはり、ソルジャーはお前をつぶそうとしているんじゃ。私たちの仲間に戻って来るんじゃー」
ソルジャーがバッファに言う。
「ソルジャーチームを去るのは自由だ。しかし、ここで逃げたら、お前はこの先も困難を回避しつづける、軟弱な乙女超人になってしまうだろう」
「乙女超人…」
「バッファよ、ソルジャーの言うことなんぞ気にするな。騙されてるんじゃー」
そのとき、ソルジャーがまたキンニクを一渇した。
「黙らっしゃい、スグルー!!」
「うっ…」
またしても、硬直してしまうキン肉マン。
(な、なんだ、このソルジャーとかいう超人は…。この超人に言われると、何も言い返せなくなる…)
バッファの表情が険しくなった。
「俺は乙女超人なんかじゃねえ…」
「バッファ…」
「俺は失ったものを取り返す!」
なんでぇ、いいじゃん、乙女超人!
職人さん乙。
草食系超人でもいいな
乙女はちょっと冴えが鈍ったか
いや、まだ先でクルはずだ
SO SHOCK 系超人が良かったな
「グフフフ。気合を入れてもムダだー!」
バッファに向って突進していくマンモマン。
「ひ。ビッグタスク…」
および腰でよけようとするバッファ。
「安心しろ。これはただのエルボーだ」
そう言うと、バッファをエルボーで突き飛ばす。
「うわあ」
無様にもコーナーに叩きつけられるバッファ。
戦況を見つめるキンニクマンも心配顔。
「ロビン、何とかならんのか!」
「ウーム、あのバッファをパワーで圧倒するとはさすが知性チーム…」
そのときテリーがキンニクマンにたずねた。
「キン肉マン、今は試合開始何分だ?」
「ちょうど3分じゃ。それがどうかしたのか?」
「うむ……」
黙り込むテリー。
「ウヒャヒャヒャー!」
フェニックスが腹を抱えて笑う。
「狂牛病超人と恐れられたバッファマンも、マンモマンの前では乙女だわい!」
ブロケンも、アドバイスのしようがない状況に唇をかむ。
(やはり、乙女超人なのか…)
完全に手玉に取られているバッファに、キン肉マンが思わず叫ぶ。
「バッファマン、何をしとるんじゃあ! 反撃せんかい」
それにロビソが答える。
「いや、肉マン。バッファにはあのビッグタスクの残像が恐怖となって残っているんだろう。恐怖心はそう簡単に払拭できるものではない」
「ラーメン、何とかならんのか!」
「恐怖心は自分で拭い去らねばならない。ここはバッファの精神力に期待するしかない」
「そんなあ…」とヘナヘナする肉マン。
その横でテリーが口を開いた。
「いや、バッファマンにも希望はある」
「なんだと、テリー! それは本当か?」
リング上では、マンモマンがバッファにジャイアントスイングをしている。
「マンモススイングでござーい」
ミスミスミスと振り回されるバッファ。
「ミーが最初に言ったはずだ。試合開始5分でバッファマンがKOされると…」
ロビソが時計を確認した。
「今は試合開始から4分経ったところだ」
おもわずキンニクが叫ぶ。
「それじゃあ、あと1分でバッファマンが倒されるというのか?!」
リング上では、バッファマンが振り回されたままだ。
ジャイアントスイングが徐々に加速されていく。
ラメーンも「まずい。このままでは気絶してしまう!」と叫ぶ。
(く…。ここはタオルを投げるしかねえのか…)
ブロケンも敗戦を覚悟し、ソルジャーを見やる。
しかし、ソルジャーは無表情で戦況を見つめるばかりで、タオルを投入するそぶりはない。
「うわあ〜!」
ミスミスミスと回転されながら、苦しそうなバッファ。
「バッファマンよ、とっととギブ・アップしなー!」
キン肉マンが思わず顔をそむける。
「だめじゃあ、このままでは!」
「キン肉マンよ、ミーはもう一つ言っておいたはずだ。もし、バッファマンの正体があの超人なら勝機あり、と」
「テリー?! それは…」
(つるっぱげ超人…!)
ロビソが時計を確認した。
「試合開始4分30秒だ」
「すると、あと30秒持ちこたえれば…」
「ウム、バッファマンの正体はつるっぱげ超人ということになる!」
しかし、リング上では相変わらずジャイアントスイングをされている。
フェニックスも大喜び。
「ファーハハハハ! マンモマンよ、そろそろ止めを刺してやれい!」
ロビンが時計を見たままカウントダウンをする。
「15、14、13、12…」
「テリーよ、バッファの正体はつるっぱげ超人なのか?」
「わからない」
テリーは首を横に振った。
「だが、じきにそれがわかるだろう」
ロビソのカウントダウンが続く。
「4、3、2、1…」
「うおりゃあ〜! 死にさらせー!」
そう叫ぶと、マンモは思いっきりバッファを天井に放り投げた。
「0…」
ロビンがカウントダウンを終了すると同時に、バッファは脳天から天井に直撃した。
頭は完全に天井にめり込み、体はぶらんと垂れ下がっている。
会場はシ〜ンとなっている。
呆然とするキン肉チーム。
「あのバッファマンが…」
「こんなにも一方的に…」
「やられてしまうとは…」
(やはり5分だったか…)
うつむくテリー。
静寂ただよう会場の中、フェニックスがひとり、手をたたいて喜んでいる。
「よくやったぞ、マンモマン! その調子でブロケンもやっつけてしまえ」
「ぐっ、たしかに強え…」
ブロケンも顔色をなくす。
行司が勝ち名乗りをしようと、リングに上がってくる。
状況まとめてくれ
>「狂牛病超人と恐れられたバッファマンも、マンモマンの前では乙女だわい!」
↑なんかコレにウケタw
次回、つるっぱけ超人(文字通り)光臨期待。
そーいや公式でも、7人の悪魔超人が乙女化した4コマあったね。
次回はいよいよ、つるっぱげ超人か!?
355 :
愛蔵版名無しさん:2009/07/24(金) 11:49:29 ID:TkNiUh02
誰か二世のキャラも絡めたの書いて
何の淘汰もないままこのレベルで淡々と来たスレだ
無茶な要求すんな
ま、職人さんも二人くらいしかいないようだし
ここらで二世ネタも桶にしちまえば
多少は速度もあがるんじゃね?
2世はスレ立てて別にやってくれ
二世読者は初代も桶だが
初代読者は二世受け付けない人も多いからな。安置だったり知らなかったり。
初代スレは二世話厳禁だし。
混ぜない方が身のためだね
書きたきゃ乗っ取っても混ぜてもかまわんぜ
まともな書き手がいればの話だが
マジレスすると、いま入院中で、あと二週間は続き書けない。許して。
痔は早いうちに完治させとくべきだ
誰も期待しとらん
366 :
愛蔵版名無しさん:2009/08/05(水) 11:18:48 ID:qsq2qTTF
初期の人はどこ行った?
367 :
愛蔵版名無しさん:2009/08/12(水) 17:44:10 ID:stl80mbe
368 :
愛蔵版名無しさん:2009/08/25(火) 00:11:51 ID:OGnv7v+I
すみません。あした退院になりました。
続きは別にいいけど
とにかく退院はおめでとう
370 :
愛蔵版名無しさん:2009/08/25(火) 20:23:44 ID:oYs7NTQr
おめ
371 :
愛蔵版名無しさん:2009/08/31(月) 13:34:22 ID:2JpNsx+6
続きお願い
372 :
愛蔵版名無しさん:2009/09/01(火) 16:23:29 ID:j3fG29Tv
残虐チームの補充超人が阿部高和
阿部さんかっけー
阿部裸マン
ギニュー特戦隊!!
376 :
愛蔵版名無しさん:2009/10/08(木) 13:33:37 ID:ug5zA458
続きまだー?
IRANE
378 :
愛蔵版名無しさん:
いるばい