明石中宮は確か同じ従妹の故蜻蛉式部卿の宮の姫=宮の御方も
女一宮に女房として出仕させてたよ。
後見がなければ宮家ブランドも役に立たってないね。
>>951 左大臣って宮腹は葵と頭の中将だけで外腹には男子がたくさん居たって
原典にあったけど、そっちの子供たちは財産相続できない?
一応、子供であることに変わりはないと思うんだけど。
>>950 その言い分を知っている読者としては、8巻の源氏と明石中宮のやりとり
源氏:愛を誰かに分け与えられる女人になってください
明石中宮:決して忘れはいたしませぬ・・・父上・・・
の部分を読むとなんとも言えない気分になる。
後年の明石中宮、すっかり忘れてるじゃないか・・・
でも最後はちゃんとゆるしてるし
浮舟のことでも薫に理解あるし十分
やさしさはあると思うよ。
中宮の立場だと息子の妻には後見の
しっかりした人を選ぶ責任あるしね
>>954 身分はともかく、現在なんの力もないような家に生まれた女は
それこそ女房と同じ。もしくはそれ以下。
「気にとめるほどの価値がない」存在なので、愛を与える必要はないと考えているんじゃ?
この前女房とのセックスは浮気にならないというのにも繋がるけど、
性欲処理の道具、身の回りの世話をする為の道具
こんな感じなんじゃないかな。
道具に心を砕こうと思う人はいないでしょう。
藤原惟光でも年収2000万円くらいはあった
左大臣で年収6億円くらい
太政大臣で年収10億円くらい
源氏で年収20億円くらい
>>953 左大臣分の遺産相続でいくばくかはもらえるけど等分じゃない。
大臣家の家長は頭の中将が引き継ぐ=大目にもらえるし
葵が存命なら、正妻腹の大姫だから家屋敷なんかはこっち
所領なども実入りのいいメインはこの2人が相続する。
明石中宮は匂宮があんなだからすぐ飽きると思ってたんじゃないかな。
薫みたいな性格の息子に珍しく恋人ができた場合とかだったら、最初からもうちょっと配慮したと思う。
匂宮にはなにより正室を迎えて落ち着いてほしいっていうのが第一だったのだろう。
結局中の君は正室扱いだったのかな?
それとも夕霧の六の君が正室で、中の君は「妻」のひとりという
扱いだったんだろうか(もし天皇になれば、六の君が中宮、中の君は女御?)
まぁ正室(妻)迎えても匂宮は落ち着かなかったね。
浮舟を失ったから、浮舟に似た女性を探す為に女漁りするさとか言ってたし
もし中の君と出会った後でも、大君を見ればそっちに懸想しそうな気がする。
例え薫の恋人だったとしても平気で取りそうだ
まあそれにしても何でああいう風に育てちゃったかな〜匂宮を。
中の君は薫という後見人がいるとはいえ、現職の大臣の父や
兄弟がたくさんいる六の君とは比べられない立場ではある。
でも息子がいるから安定はしてるよね。
匂宮は子供の頃からワガママだったっぽいし
生来の気質と、あとは生まれと育ちで手の付けられない
ワガママ全開のまま大人になったんだろうなぁ。
そして子供の頃は夕霧にすごく懐いていたのに
大人になって毛嫌いするあたりが、文字通り目の上の
たんこぶだったんだろうなと思うw
>>960 世間的には、六の君が正室だな
中の君は紫の上と同じ扱い
匂宮の正室は六の君でも中の君には下心持ちながらも後見してくれる薫がいるし、
子供も居るから、女房扱いされなかった分幸せだったね。
>>958 やっぱり本家を継ぐ正妻腹の子供が財産の大部分を受け継ぐんだ。
形見分け位はしてもらえるだろうけど、脇腹の子って損だ…。
>>965 脇腹の子は、父からの財産はさほど得られなくても、脇腹の子の母の財産をも相続するから、
もしも母が血筋は正妻に劣っていても母の父が受領だったなら、
それなりの富裕層になれるかと。
仮に父方・母方の両方から財産を得られなくて没落した貴族や宮家の子女でも、
父親の肩書きを利用して官僚や女官として生きる術を与えられているから、
本人が努力と才能を発揮していけば、身分相応の人生を歩めるよ。
受領って結構裕福だよ>大国
>>965 正妻腹の子供が大部分を受継ぐのは、正妻の実家に後見してもらってるから。
大宮は降嫁だしその母の実家がどの程度後見したか不明だけど
特に内親王宣下を受けた宮をもらったら、それによってさらに出世できる。
ステータスという恩恵を貰って、ライバルに差をつけた上に
出世によって収入も増えるわけです。
でも大宮以外の妻が裕福な家の娘だったりすると脇腹だから損ってわけでもないと思う。
左大臣からも生前に色々分けてもらってるだろうし。
面倒見のよさそうな左大臣が父親なら、母方の後見の弱そうな脇腹の子にも
相応な遺産分配してくれそうだよね。娘は葵しか居なかったっていうし、
男の子ならなんとか自力でやっていけるから特に問題はないか。
>>969 財産を分散させると子孫が凋落しやすいので、左大臣家を
子々孫々にわたって存続させるために、積極的な分与はしたがらないかと。
下一行には同意。
源氏物語では、左大臣の死後、脇腹の子は脇役としても一切登場しないので、
頭中将に競えるほどの遺産を分配させてもらえなかったのかもと思う。
単に紫式部がこれ以上の脇役はイラネと思ったのかも知れないけれどw
>>960 それこそ女三宮=六の君、紫の上=中の君みたいな
関係だと思うよ
そういえば、女房や身分・地位の低い女との浮気は現代でのAVみたいなもんで
浮気のうちに入らないという意見を見たけど、
紫は何で明石に対して嫉妬をしたり、明石との関係を悲しんだりしたんだろ。
子供が出来てからは、自分には出来ないっていう悲しみとかで
嫉妬とかは理解出来るんだけど、所詮寂れた田舎での生活の慰み者として
捨て置く事は出来なかったんだろうか。
>>973 紫は結婚の時、源氏に「結婚後はわたくし以外は許しませんからね」と
釘を刺してた。
いつ再会できるかわからない源氏を、それでもいつか会えると信じて
待っていたのに、「こっちで浮気しちゃったwwごめんwwww」なんて
文が来たら、当時19歳の紫には耐え難いものがあったんだろう。
源氏が戻ってきた時、「戯れにもせよ、明石の方とか申す人と…」と拗ねてたし。
その後、源氏の明石への執着っぷりを見て、「今までの戯れの相手とは
ちょっと違う」→「ていうか本気で気に入ってるっぽい」→「ちょ、あっちには
姫君まで出来たってマジ?」→「あちらは殿との前世の縁がそんなにも深いのかorz」と
徐々に「心穏やかにさせない相手」になっていったんだと思う。
>>974 「わたくし以外は許しませんからね」の割には、
他の女のところも通っているんだよね。
花散里とか、あとは名もないような身分の低い女とか、
原作では屋敷の女房にも手をつけていたようだし・・・。
それ以外の女は基本的にスルーしていたのに、
結果的には本気で気に入っていると知ったわけだけど、
最初のうちなんてうら寂れた田舎の女を慰み者にしていただけだし
都で適当な女食ってたのと何らかわらんと思うんだよね。
離れているから浮気は許せなくなったのか?
>>975 あれだけ欲しがっている紫上には子供が授からないのに、
心の中で見下していた明石には娘が授かったからではないかと。
977 :
愛蔵版名無しさん:2008/09/12(金) 21:16:53 ID:SzxfrGJa
>>972 皇女の三宮と臣下の六の君とは全然違うよ
この時代は正室扱いの女性が2人くらいいるのが普通で
三宮みたいに皇女でも無い限り、他の妻とはそんな差は無い
中君のほうが先に結婚してるし子供もいるし
あの時点では六の君との妻としての地位の差はない
ただ、同じ様な立場の妻でも、その後数年を経るに従い
子供の数、夫の愛情、実家の後押し等で、どんどん差が開くことがあるから
例えば道長の父は時姫と道綱母、2人の妻がいて当初2人はほとんど同等だったけど
道長たちがかなり大きくなって父が出世してから
大邸宅に正妻として迎えたのは時姫のほうだった
紫の上の立場で、源氏の浮気現場や口説いてる台詞とか読んでると、源氏コロしたくなる
>>977 立場を言ってるだけなんですけど
源氏の正妻は三宮、匂宮の正妻は六の君
源氏の正妻格は紫の上、匂宮の正妻格は中の君
それぞれ「正妻」ではないが、ほぼ同等の扱いを受けてるって意味
誰も三宮と六の君が身分上同等とは言っていない
980 :
愛蔵版名無しさん:2008/09/12(金) 21:21:35 ID:SzxfrGJa
作中でも式部卿宮が朝顔を源氏と結婚させたくて
すでに葵という正妻がいたけど
「あれほどの貴公子妻は1人と決まってない」と言ったのは
そういうこと。
葵というれっきとして正妻がいても
朝顔が新しい正妻として嫁いでも何ら不都合がなかった。
中の君は後見こそ不足しているけど身分血筋は不足ないし
匂宮が本宅に妻としてきちんと引き取っているので
六の君より地位が低いなんてことは全然ない
このまま六の君に子供ができなければ、中の君のほうが上になる可能性も十分ある
そして雲隠六帖ですな( ̄ー ̄)ニヤリ
匂宮様が春宮に立ち、
薫の君が中の君を後見して麗景殿女御として入内させ、
兄・左大臣(太政大臣)の弘徽殿女御(六の君)と争うと
そして中の君が、実家となった薫の三条邸に里帰りしたときに、薫と密通
2人の間に若君が生まれるという(;´Д`)ハァハァ
982 :
愛蔵版名無しさん:2008/09/12(金) 21:24:28 ID:SzxfrGJa
>>979 だから三宮みたいにあまりにも身分が上の相手なら
その他の妻は正妻扱いにはなれないのであって
六の君はどれだけ実家が権力もってようとも
所詮臣下なので、三宮みたいに他の妻を正妻の座から引きずりおろすことはできないってこと
>>977=980=982
とりあえずsageることから始めようか
>>976 紫の上が明石の方との関係を許さなかったのは
子供が出来ると知る前から。
そして匂帝は麗景殿中宮を押し切り、人臣が乱れるが、
次の春宮には弘徽殿女御の若君が立つことになり、弘徽殿皇太后とおなりあそばすことが決まる
薫は正妻(女二の宮)との間の息子(右大将)に、妻と子供達や中宮様のお世話を任せて、
妻の浮舟とともに突然出家してしまう
薫の君が世を捨ててお終いになり、寂しくお感じになった匂帝は横川の僧都から無常を教えられ、
帝位を春宮に譲って二条院を手入れし、院の御所として中の君とともに静かに暮らす
余は夕霧の君の末々が支配しましたとさ。めでたしめでたし(完)
>>980 妻どころか正妻格として遇し続けて20年余り、中宮の養母である紫でさえ、
まだ13歳の女三宮には負けたんだが。
女三宮は皇族とはいえ、後見は朱雀院だけだった。
六の君は実母は典侍だけど養母は落葉の宮で、箔はついてる。
それに源氏マンセーの源氏物語、源氏の直系である六の君に子ができないなんて
ことはないと思う。
子沢山の夕霧の娘だし、中宮の後押しもあるし。
子ができなければというけど、できてしまえば中の君に勝ち目はないよ。
息子より娘が優先されるもの。
>>981=985
雲隠ネタはもういい
黙って寝ろ
>>986 女三宮を後見したのは、朱雀院と、朱雀院から女三宮の後見を頼まれた今上だお
二品は今上からのプレゼント
明石で「不思議なはかない夢を見た」てなんでまた馬鹿正直に
文を送るんだろうね、源氏は
明石から戻ってきて幸せの絶頂の紫に「実はあちらに娘が・・・」
て打ち明ける方がよっぽどダメージなのかな
夫の衣装は妻の実家で用意する時代に、紫や中の君の後見は弱すぎ。
アテにならない実家だと、妻としての責務も果たせない。
紫は、葵亡き後、妻の実家に気を使うのは真っ平とばかりに、正妻を
迎えなかったために、繰上げ一位になっていただけ。
紫は元から源氏の持ち物の衣装を正月用に仕上げてたんだろうね
末摘花の回で源氏と頭の中将が「うるさい親が居なくてひたすら頼ってくる
可憐な美女は男としてたまんねー」みたいな会話してたけど、
源氏にとっての紫の上もそんな感じだったのかも
でも衣装を用意しているのって花散里じゃないっけ?
あれは紫が死んだから、彼女が繰り上げ一位になっただけ??
新年の衣装は、基本的には源氏が自分で用意してなかった?
紫が「明石の方には白と紫の組み合わせを選んでさしあげるのね」
と嫉妬してたシーンもあったし
まあ、紫名義の荘園もいくつかあったと思うよ
二条院みたいに、源氏が譲渡してる財産もあるだろう
紫死後、源氏が新年の装いやそういったものに関心持たなくなったから、
古い付き合いの花散里が配慮してるんだと思ってた
994 :
愛蔵版名無しさん:2008/09/13(土) 07:08:40 ID:mCzUOPMk
>>983 >>987 通りすがりのものですが なんか嫌な仕切りババアが いますね
何様なんですか?こういう人って。
なんでほかの方たちはお怒りにならないんですか?
そう、繰り上げのはず。
花散里って、どれくらいの身分なのかな。
姉が麗景殿女御(結構有力な殿舎だよね)なんだから、それなりの
身分だと思うんだけど。
大臣家は左右大臣・内大臣(六条御息所実家)がそれぞれあるから、
皇族系の宮姫か。
だとしたら、後見のない紫とは同等もしくはそれ以上だよね。
しかも付き合いは紫より古い。でも妻としては紫の下なのか。
花散里の生まれが紫並であったとしても自分から正妻面したがる性格ではないし、
両親の描写はなく、女御としての身分と財力を与えられた姉以外の後見はないだろうから、
正妻の地位争いに関与せず、地味に過ごしていたのではないかと。
源氏が夕霧を花散里に預けてからは、夕霧が後見者になったと思う。
そういえば花散里の出自って原作にもハッキリと書かれてないね。
正月の衣装に源氏が口出ししてたのは六条院の住人に
玉鬘が新しく加わったからで、紫の上が普段から衣装の裁縫・染色を采配して
花散里も手伝ってる感じじゃないかな。
たしか出家した朧月夜に送った衣装も紫の上が作ったものだったはず。
源氏が二条東院に引き取る前は花散里の屋敷の荒れ具合がひどかったそうだから
少なくとも、そこそこに有力で裕福な両親健在ではなさそうだ
>996
格上でも正妻になれなかったケースはたくさんあるし。
紫が美しく源氏からの寵愛も深い明石に対しては女の嫉妬メラメラだったのに
ブサイクで長年の友人としての付き合いになりつつある花散里に対しては
「あの方大好きよ」と言っちゃうあたりが、本命正妻の余裕というか・・・
なんか性格悪いなーと思った。
根性のいい悪いでいうなら、多分紫の上はあんまよくないと思う。
六条の御息所はああいうことやらかしたけど、本人自体は性格がいい人かなーと思う。
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