1 :
愛蔵版名無しさん :
2008/07/04(金) 20:30:44 ID:BGwTL7/A いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りましょう。
過去ログは
>>2 にて。
2 :
sage :2008/07/04(金) 20:32:08 ID:BGwTL7/A
中の君に比べたら六の君は恵まれ過ぎだよね
浮船が一番踏んだり蹴ったり 尼となって魂の平安を経たのかもしれないけど やっぱりもったいない。 だけど、薫との結婚が続いていたとしても、 若い娘を宇治の山奥に囲って 時々たずねてきて、気づまりな思いさせて…てんじゃ、 実質的に尼と変わらない気もするんだよな。
薫は浮舟を都に呼ぶ準備してたので宇治に放置はなかったと思う でも浮舟の男の選択肢って、 薫→家族大喜び将来も安泰、でも堅物でつまらない 匂宮→飽きられたら捨てられて女房にされるのは確実、でも優しくて情熱的 の両極端な男しか居ないんだよね…
今上帝の女二の宮に比べたら落葉の宮は幸せだと思う
でも、浮舟も継父から疎まれはしたけど、あからさまに辛くあたられたとか食べる物も着る物も満足に与えられなかったというわけではないし、 常陸介の豊かな財力の下、裕福に育ち母親や乳母からは愛情をかけられて育ったからそんなに悲惨なわけではないよね。 正妻の子の中君は不吉な子だと女房達からもろくに世話してもらえなかったし(その時女房としてつとめていたはずの浮舟の母はどうしてたんだろう)、貧しかったしね。
9 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/06(日) 15:51:46 ID:FJjDqNMa
なんだかんだで一番不幸は中の君かなあ…浮船は二人からは「一番に」愛されてたし
中の君ってそんなに不幸かなあ 浮舟や大君の方が悲惨だと思う
>>7 女二の宮は薫から主君のように大事にされてて本人も満足しているから不幸ではないと思う
落葉の宮は夕霧との結婚は幸せだったけど、柏木からは皇女とは思えない酷い扱いうけたから女二宮より不幸でしょ。
自分も中の君はそんなに不幸だとは思わないな。 確かに境遇だけを見れば不幸と思えるんだけど、匂宮に対して愛情を持ってるようにも思えないから 悲哀があまり感じられない。
つまり中の君は投げやりに残りの人生を過ごし、六の君は何もかもに恵まれ幸せになったと
六の君と比較すれば、同時代の姫君のほとんどは不幸でしょう 天下一の幸い人と比較して、私って不幸だわ、とやっても仕方ないっしょ 中の君は世間一般からは恵まれている、と認識されていると思うし 本人も子供を産んでからは落ち着いて、 こんなものだろう、と思い始めたんじゃないのかな
恵まれ過ぎて六の君は好きになれないなぁ せめて先に産んだ息子が然るべき地位について欲しい
>>14 中の君だって二十三歳くらいの大人だしね
ちゃんと自分が幸運だってことわかって、前向きに子育てとかしてたと思う
六の君の位置付けは幸せ過ぎるから中の君が不幸に見えるんだよ こんなんだったら最初から早死にした方がマシな気がする 六の君も息子産んでそれが東宮になって中の君親子は忘れられて…
いや、源氏物語に出て来る女君の中では、中の君は幸せな方だと思うよ〜
いまいちハッキリしないけど、世間的には匂宮の正妻は六の君なのかなあ? そういえば、匂宮が六の君との結婚について 「このまま顔も見たこともない姫と結婚なんてたまらん」 って変な台詞があったね。 中の君とも顔見ないで結婚したというか、 この時代はそれが普通だったんだが。
紫の上は明石の君を「身分が低いばかりに」とやたら言ってたけど 紫の上の身元ってそれほどのものか? 他の姫たちは、血筋はいいけど脇腹で不遇な立場でって設定が多いんだけど 紫の上だって似たようなものだと思うんだけど?源氏に大事にされたってだけで 「後ろ盾もなく」と他の卑下してる姫達と何が違うの?
脇腹っていっても、れっきとした大納言家の姫だからなあ>紫母
でも、認められてないんでしょ?本当は。 他の姫達も似たような立場の人、たくさんいなかったっけ?
>他の姫たちは、血筋はいいけど脇腹で不遇な立場でって設定 紫の上の他に誰かいたかな? 雲居雁や玉鬘は脇腹だけど、大貴族の正妻だし(父親の後見あり) 浮舟は母親が女房だしね 浮舟母も血筋自体は八宮正妻の姪で悪くはないけど、所詮女房だし
紫の上自体が女王様だから(宮家の姫君)
近江の君とか。
近江の君は育ちが悪すぎた
この時季、女房達は、お姫様を団扇であぶったりして大変だっただろうな
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ヤキトリか鰻の蒲焼のようだなw
団扇で「あぶる」って、方言なのかな? まさか本当に焙るんじゃないよねwww
>>20 明石は父親が変わり者で、無位無官だからでは?
入道が真っ当な人生だったら、大納言あたりになれただろうけど。
大納言家の宮家出身の正妻腹と、宮家の父親の愛情薄い脇腹だったら、
前者のほうが社会的な立場は強そうだけど・・・
>>20 32さんが書いているように、明石の君の身分が無いに等しいからだと思う。
紫の上は「(私とと比べて)身分が低い」と言っていたのではなく、「(父親が
無位無官なばかりに)身分が低い」ではないかと。
最近小4の娘があさきにはまりまくっている。 良いような悪いような・・・・。ほとんどの恋愛が強姦から始まってるからな。
36 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/09(水) 21:29:08 ID:5BxF4Gc1
あさきゆめみしで1番身分高い女性と言えば、藤壺の宮さま。 みなさんご存知のとおりです。父君は帝。母君は后の宮(中宮ってことでしょ?) ご自身は立后し、中宮に。そして国母とおなりになった。無敵ですな。 次点は秋好中宮ってことになるのかな。
>>20 本来は身分至上主義の平安時代が舞台だから、
自分(と親)の身分と相手との比較で人間関係を把握してると思うよ。
あさきの紫の上が現代的に差別的な偏見をもたない女性に描かれている
為、明石の君の立場を思いやる描写が多いんだと思う。
>>34 柏木と女三宮は特にヤバイよね…ストーカーの犯罪にしか見えない。
女房さえしっかりしてたらこんなことには…というパターンが多いね 一目だけ、それ以上は望まないからと、かきくどかれて 本当に一目だけですからね、それ以上無体なことしないでくださいね、と 通してしまうのがその女房の主人の運のつき 三宮も玉蔓も。多分藤壺も最初はそんな感じでは。
いつも疑問に思うんだけど、たとえ夜でも 姫君の近くには複数の女房が控えてるはずだよね。 藤壷も玉鬘も三宮も、一人の女房の手引きで密通が実現してるけど 他の女房達が気付かないわけないと思うんだけどな。 紫上が、ため息が女房達に聞こえてしまう・・・と気にしてたくらいだから 音声だって筒抜けのはずなのに。部屋にたいした仕切りもなさそうだし。 それとも、気付いても女主人の名誉のために見て見ぬふりするとか? (騒ぎになるとかえって不名誉なことになるから、かな)
三宮の女房の弁の君って登場人物中一番嫌いかも 自分が手引きたのが原因で 女三宮が柏木にあんなことされたのに。 その上、嫌がる三宮に無理やり柏木の手紙渡して、 「何で手紙をこんなうかつなとところに!あなた様が悪いのですよ」 って… しかし、三宮の頼りない気質は桐壷院も知ってたのだから きちんとサポートしてくれる、 しっかりとした古参の女房をつけておくべきだったのにな。 源氏どころか、夕霧にさえ ここの女房はあけっぴろげ と言われてるくらいだから 起こるべくして起きた過ちと言う気も。
桐壷院じゃなかった 朱雀院
>>39 主人の名誉というより、自分達の責任問題になるのが嫌で
皆見ないふりしてたんじゃないかと。
女房って、薫が大君や中の君に迫った場面で自主的に席を外したり(原作)、
山荘で落葉の宮が夕霧に迫られた時も周囲で大騒ぎしてるだけだったりして
役立たずな印象がある。
>>40 女三宮の場合は、最初は助けを求めて人を呼んでも誰も来ない位人気がない夜
を狙われたんだよね。
ただ、彼女の場合は乳母も複数いたし、旦那の源氏も自分が居ない時は
特に多くの女房を三宮の側に置くように配慮してたので、
何度も柏木が通える事自体不自然なんだよね…。
こっちも見ない振りされてたのかな?
43 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/10(木) 09:52:15 ID:LFkGZ5MC
痒いの〜
そう考えれば、浮舟付きの女房2人は結構良い女房なんだな。 侍従だったっけ?
右近と侍従だね 浮気な侍従の父の位官は、従五位下・侍従 マヌケな右近の父の位官は、正六位上・右近衛将監 と言ったところか やることがなくてひまで退屈な女房ほど、恋の手引きをしてしまうと 人間忙しいくらいが丁度いいってことか
46 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/10(木) 17:44:05 ID:LFkGZ5MC
顔が、全部同じに見える
マジレス。見分けられるようになったら一人前のあさきファン。
全部なんてありえない 末摘花くらいわかるだろう
>>37 ストーカーの犯罪にしか見えない……じゃなくて、完全にストーカーですからww
もしかしたら世界最古のストーカーキャラかもしれない
>>39-42 だからリアルな世界では親は複数の女房を娘に常につけて気を配っていたんですよ。
源氏物語はしょせん作り物だから成り立ったストーカー犯罪ってことですね。
稲目 ┣━━━━━━┓ 堅塩┳欽明┳小姉 用明┳穴穂部間人 聖徳 凄まじい近親婚
>>50 何を今更
その用命が別の女に生ませた息子と、穴穂部間人は再婚して佐富女王を
産んでるぞ
夫の息子との間に娘を生んだ親子どんぶり
実子ではないとはいえ、当時でさえ驚愕された再婚だった
更に厩戸の息子と娘も異母兄妹だから結婚してる
かわいそうな名前ランキング 1.落ち葉の宮 2.匂の宮 3.末摘花 4.雲居の雁 オサレな名前ランキング 1.空蝉 2.蛍兵部卿の宮 3.浮舟 4.紫 テケトーに選んだ
浮舟ってのもかわいそうな名前だと思うけどな 定めなく漂う彼女の人生を暗示しているようで
空蝉って蝉の抜け殻だよねえ。
落葉の宮=落鼻の宮=鼻が低い 匂の宮=臭うの宮=臭い 末摘花=腐臭 雲居の雁=カリの端=欲求不満
匂うって別に否定的なイメージではないとおもうんだけど むらさきのにほえるいもの とか 匂いたつような とか くれない匂う とか
全然関係ない話ですが、単行本の中では、皆さん何巻が好きですか? 私は、絵柄と藤壺すきなので、4巻が好きなのですが。 これまた全然関係ない話ですが、読み返すと5巻で源氏が須磨に行く時の 別れの場面で、紫の上、御簾の外に出て顔をさらしまくりで、ビックリしました。 大和先生が、平安時代の風俗・習慣を知ったのは6巻玉鬘の話あたり?
>>57 大和先生は習慣などはわかった上で、少女漫画として描く為に
敢えて崩している部分もある。
でなきゃ登場人物全員、眉は抜いてあるしお歯黒のはずでしょ。
創作と検証・考察は違うよ。
絵にしたのはたいしたもんだと思うよ 大和和紀は源氏物語を翻訳した人の中で、一番仕事やった人だと思う
1巻なんか桐壺の更衣が衣を取りに夜中に屋敷の外に出て歩いています。 貴族の女性が絶対しないことを堂々と描いてました。
初期は「原典に忠実にするより、少女漫画の要素を入れて まずは興味を持ってもらうことに力を入れた」と言ってたよね。 だからわかっててやってたんだと思う。
桐壺の更衣が外にでたエピのときは、分かっていなかったって言ってたよ。 もう相当昔の総集編として載った雑誌に書いていた。 同じ雑誌では、当時も眼が大きくて鼻が高い人が美形だった 可能性についても話していたと思う。 引き目鉤鼻の絵は、あの当時の絵であって、実際の美形とは異なっているとか。
史実通りに描いたら女性は膝をついて歩かないといけないし、 夕霧が隙見した時の紫の上が立ってるコマは無作法な行動として 非難されなきゃならなくなるしね
紫の上も女三宮も建物の前面で立っているところを夕霧に見られたのは同じなのに それぞれに対する夕霧の評価がなぜあそこまで違うの。 (三宮→うかつでだめだ、紫→やはり心がけが違う、みたいな) まあちょっとは状況が違うとは思うけど それにより評価が天と地みたいにわかれるのは厳しくね?
>>64 紫は萩の様子を見ようと、自らの意思で端近まで出た→つまり普段は
奥深くにいるとわかる+あそこは夕霧も常は立ち入りを禁じられてて、
人に見られる可能性は限りなく低い
三宮は、猫が不意に御簾を引っ掛けた為に姿が見えた→つまり普段から
あんな端近にいることがある+あの日は公達がたくさん招待されてて、
客人が入り込む可能性もあるというのに全くもう
こういうことでない?
何より、紫の方が夕霧の好みだったというのがあるとは思う。
内裏も当時の貴族の屋敷も、結構狭いよね?
>>66 いや、クソ広い。
狭いのは下級〜中級。源氏みたいな超がつく上流貴族の屋敷は
ほんと広い。
内裏の広さは、京都御所行けばわかると思うが。
68 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/15(火) 20:31:31 ID:inXfIyAD
源氏物語は紫式部が書いたものではない!
69 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/15(火) 21:47:03 ID:yamiLCeG
>>68 光源氏(醍醐源氏)をスパイしていた
藤原氏や清和源氏の息のかかった下級貴族、武士たちや、
お付きのスパイ女官たちの情報・記録を繋ぎ合わせて仕立てた実話。
編集部長がむらさき式部(男性説もある)。
実在した皇族・天皇が多数登場するので、特に江戸時代以降、
京都の上流階級によって完全な虚構とみなさせられた。
時代考証と言えば、 源氏が桐壺帝を見舞った時、桐壺帝は病床で烏帽子かぶってなかったけど、 夕霧が柏木を見舞った時、柏木は病の床で烏帽子をかぶっていた。 柏木は「源氏物語絵巻」に沿った描写で納得したけど、 烏帽子をつけないで人と会うというのは非常にはずかしい行為で 当時の作法で考えられなかったことらしい。 桐壺帝の場合はまだそこまで資料を確認していなかったのかな?
71 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/15(火) 21:49:36 ID:yamiLCeG
>>68 源氏の正体は醍醐ダイゴ天皇皇子の高明タカアキラ親王で、彼は西宮と呼ばれたのです。
東宮は、太陽、権力の昇る皇太子。彼は皇族であった更衣周子チカコから生まれたので、
藤原北家の血縁からはずれたのです。
桐壷帝とは勿論醍醐天皇です。実話なのです。
安和の変前後、北家内部は、小野宮実頼家と弟の兼家の流れの対立が、背後にあります。
実頼家を摂関にさせないために、源氏物語は作られたのです。
>>70 親子だからじゃない?<桐壺院と源氏
公的な場で烏帽子なしは非常識かもしれないけど、源氏は臣籍に下ったとはいえ
息子だし、あのシーンではいつもみたいに「院」呼びでなく、「父上…!」と
泣いてたし。
柏木と夕霧は従兄弟で幼なじみで親友だけど、他人だし。
柏木と夕霧のところは芸が細かいなあと思った。 直前までは柏木が烏帽子かぶってないけど夕霧と対面した場面からはかぶってるね。
「見苦しい恰好だけど、君なら許してくれるだろうね」みたいな台詞からして、深いなあと思った。 その昔の父親達ほど交遊の描写はないけど(つーか息子世代は女遊びしてなさげ) やっぱり親友なんだなと。 よく考えなくても従兄弟で幼なじみで親友で義兄弟なとこも父親と同じなんだね、息子達。
絵巻(柏木巻)では烏帽子かぶってるじゃないですか。 てか、あのテの絵巻でかぶってないことはありえないですが… 絵巻のアングル違いのような構図が時々使われてますよね 芸が細かさに楽しんでます
>>74 源氏と頭中将、夕霧と柏木、薫と匂宮。それぞれ親友同士で仲よさそうだよね。
(口の利き方は夕霧と柏木意外はタメ口ではないけど)
権威に弱そうな薫だって匂宮には「自分が手をつけた女達を姉宮の女房に送り込んで・・・云々」なんてけっこう皮肉をいってるし。
頭中将と源氏はお互い「誰かさんとは違ってね。」なんて言って。ざっくばらんに付き合ってる。
>>76 仲の良さは、何となくだけど
源氏・頭中将>夕霧・柏木>匂宮・薫
これくらいな感じ。
源氏達はわりとあけすけに付き合ってるし、悪友っぽい部分も親友らしいエピも
あるけど、夕霧と柏木は描写が少なかった(源氏がメインだから仕方ないが)。
匂宮達までいくと、もう対等の友人関係ではないもんね。相手が皇族でしかも
次期東宮候補。匂宮が一方的に薫に対抗意識持ってるだけ、みたいな。
まあ初期の頃みたいなギャグテイストを入れようがないもんな、息子・孫世代は…。
薫は出生の秘密を知ってるもんね 女三の宮の子で高貴な生まれであることに変わりはないが、 今上の娘婿となり、冷泉院や秋好を養父養母に持ち、 それらはすべて源氏の子として優遇されてるからなわけで 自分をつまらないものと卑下する辺りは、明石のファミリーに通じるものがある そして雲隠十帖では、 薫は中の君と密通し、浮舟を独占し、匂宮を見捨ててさっさと出家してしまうわけだ 匂宮ざんねん!www
ここはあさきのスレ 式部の作品でもない雲隠十帖の話はいい加減にしてくれないかな 前スレからずっと粘着してる人? はっきり言ってキモイ
どれを式部の直筆とするかは確定的証拠がない 宇治十帖も違うだろ 幻は実在するけど、秘伝のため研究者や一般人にも公開されてないし
雲隠十帖キティは専用スレ立てて、そこで独り語ってなよ。 いい加減スレ違いなんだよ。
>>80 式部の直筆かどうかが問題じゃないんだけど?
ここは「あさきゆめみし」スレ
83 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/17(木) 01:23:41 ID:NpcbPdHe
映画の「あさきゆめみし」って見たことあるか?
84 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/17(木) 12:46:29 ID:Rer3vMzw
あさきゆめみしの原作の「源氏物語」について、 欧米諸国では… ・世界で最初の小説の1つ ・世界で最初のロマンス小説 ・世界で最初の近代小説 …ということになっている 信じられないかもしれないが、真実だ。
朝立ち夢見し 女体の影
>>84 その「欧米諸国」って具体的にはどの国だよww
うわ、しばらく来なかったら変なのが一人住み着いて暴れてるw 雲隠十帖バカは巣に帰れ
雲隠十帖だけでなく、エロネタばかりのage厨もいるよ。 同一人物かもしれないけど。
89 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/17(木) 22:51:46 ID:NpcbPdHe
90 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/17(木) 23:00:57 ID:NpcbPdHe
The Tale of Genji (manga)
The Tale of Genji (あさきゆめみし Asakiyumemishi: Genji Monogatari?) is a Japanese manga version of
Murasaki Shikibu's The Tale of Genji by Waki Yamato.
It follows the nearly same plot with some modern adaptation. It was originally published from 1980 to 1993.
It spanned thirteen volumes and was published by Kodansha. The series was partially translated into English
(as The Tale of Genji) by Stuart Atkin and Yoko Toyosaki as a part of Kodansha's attempts to publish bilingual
manga as a study guide for Japanese students. The first ten volumes focus on Hikaru Genji and his life, the
final three volumes follow two princes, lord Kaoru and Niou no miya (Royal Prince with Perfumes) after Hikaru Genji's death.
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Tale_of_Genji_ (manga)
>>89 英語圏の説なわけね。
ラテン語やギリシア語圏ならもっと古い小説がいろいろあるもんな。
小説なら昔からあったけど 最初の近代小説に位置づけられる理由は 若菜などにおける、非常にこまやかな心理描写だろう 主人公源氏のエゴや欲望、懊悩をあそこまで微に入り細に入り 描き出した小説は同時代以前にないと思う
どうでもいいがsageも知らんのか
雲隠十帖こそ中世源氏ファンの要望!
物語としての最古は紀元前20世紀のメソポタミヤの古代伝承である『ギルガメッシュ叙事詩』あたりになる。 ただし、記録されたのは虚構としてではなく、神話・伝説ですので、小説とは言えない。 聖書なども、神話伝説の類だから除外。伝承・伝説・説話に類するものや 短編、韻文の叙事詩は世界中にあったので除外。 つまり、「散文で作成された虚構の物語」を「小説」と定義しておいて、 もとは14世紀に書かれたチョーサーの『カンタベリー物語』が最古と考えられていたのに対して、 日本の『源氏物語』のほうが古いということで、「世界最古の小説」ということになったのだと推定できる。
>>88 同一人物だと思うよ。
文章のクセが同じだもの。
World's First Novelist: Lady Murasaki Shikibu
http://www.suite101.com/article.cfm/oriental_history/32683 Love, intrigue, lust and adventure are all ingredients of a modern bestselling novel. However,
one such book with just these characteristics thrilled readers almost one thousand years ago.
The Tale of Genji, written by Lady Murasaki Shikibu, considered by many to be the first novelist in the world,
is a fascinating study of Heian Japan and the relationship between men and women. Just as fascinating
is the story of the life of Lady Murasaki, or at least what is known of it.
13 months ago: WITH STORY Japon-litt?rature-culture-arts,PREV by
Philippe AGRET. (FILES) This 10 June, 2007 file picture shows French
publisher Diane de Selliers speaking in front of a folding screen covered
with a written version of the Tale of Genji at Ishiyama-dera, or temple,
in Otsu, Shiga Prefecture. The story was written around 1,000 years
ago in the middle of Japan's Heian Period (9th-12th centuries) and is
believed by many to be the world's first novel. Selliers' publishing company
will publish a book of the Tale of Genji with a French introduction in September this year.
http://www.daylife.com/photo/094m9ZzetM0bA http://www.daylife.com/photo/008I9Xk9j61IK
あのさ、ここ紫式部スレでもなくあさきゆめみしスレなんですよ。 原作の評価なんて、海外どころか国内でも諸説あるんだから 論争したいならしかるべき板に行って下さい。 それとも、まさか日本語読めないの? 今時メル欄で遊ぶなんて、そういう趣旨のスレでしか見たことないわ。 専ブラ使ってないんですかpgrがオチ。
丸々コピペってるから文字化けしても気づかないんですね
>75 絵巻にこのシーンあった!と探しながら読むの楽しいね。 夕霧の文を奪い取ろうとしている雲居の雁の顔ワラタ
離ればなれになる前の夕霧って、雲居の雁とエッチまでしてたのかな?
>>101 全年齢板だしあさきスレなので、もうちょっと趣きのある言い方にして下さい。
済ませてたはず。
だから頭中将は雲居の雁を東宮に入内させるのを諦めたわけだ。
しかも女房達には周知の事実で、おそらくすぐにではなくても
夕霧元服からそれほど時を置かずに貴族達の間には知れ渡ったと思われる。
だから、夕霧があれだけの有望株なのに(六位とはいえ、源氏の嫡子なので
出世は確実)、娘を売り込むのが中務卿宮辺りまでいなかった。
多分、「源氏の君の嫡男だけど、内大臣の姫とできてるからなー。今は内大臣が
反対してるけど、血筋からしても許しが出れば正室はその姫になるだろうしなー」と
躊躇してたんじゃないかな。
でも4〜5年経過しても頭中将が許しを出さないから、「もしかしたらうちの姫を
正室にできるかも」と売り込みに入ったと。
大宮に「母上がついていながらどうして」って愚痴ってたね。
>>102 101はここ最近ずっと粘着してるキティ。
放置でよろ。
浮舟って嫌な女のはずなのに何故か憎めない。
顔が可愛いから?
要領が悪いからだろう
男運も悪い…
109 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/19(土) 14:46:54 ID:GIa7DzTo
浮舟は名前と一緒で流されるものなのよ。
>>102 最初に宮さまの娘と正式に婚儀あげてしまえば、そっちも正室だよ。
ただ、その後に雁と夕霧が結婚しても、雁も正室扱いになるけどね。
でも相手は宮さまの娘だから、たとえ雁が親父の権勢&子供の数で権力勝っていても
形式的に、雁のほうが上になるって心配はない。表面上はあくまでも同等。
後から正妻になったけど内親王だから雁より目上の妻になったという二宮現象にはならない
112 :
102 :2008/07/20(日) 08:18:23 ID:???
>>111 中務卿宮の姫が正室腹か脇腹かで大きく異なりそうな気もする。
紫の上みたいな。
同じ宮姫だけど、朝顔の姫君と結婚したらあちらが正室になりそうだと
思ってたし。まー皇族と貴族じゃ違うとは思うけど、雲居の雁も母は王族、
祖母は内親王(だよね、帝の同母姉妹だから)だし。
それから、「雲居の雁が正室になりそうだしなー」に関しては、娘の売り込みを
躊躇してた他貴族のことでもある。
中務卿宮以外にも、同時期に売り込んできた貴族がいたような。名前忘れたけど。
でも、紫の母は大納言の姫なのに、それを「脇腹」と蔑める兵部卿宮の正室は
やはり宮筋なんだろうか。大納言の上となると大臣くらいだろうけど、それにしちゃ
兵部卿宮の後見が弱い(むしろ藤壺の権勢に寄生してる)
藤壺入内の段階で既に紫は生まれてて、異母姉の髭黒北の方も生まれてるから、
「帝の寵愛深い女御の兄宮」という利点がまだない時点で結婚してる。
となると、あの正室は家格は高いが権勢はない宮家の出身かなと思ったんだが…
いくら大納言家の姫でも 保護者が早くに亡くなったら、心細い身の上なんだろう 兵部卿宮と結婚したとき、後ろ盾となる大納言の父をすでに亡くしていたんだろうな 源氏の母桐壷からして、本来なら女御で入内してもおかしくない血筋。 父は大納言、母は宮家。 しかし、入内当時すでに両親はなく、後ろ盾がないため更衣として入内
あ、桐壷の場合も母親は存命だったのであった 桐壷と、紫の母って、ほとんど同じケースだよね
>>113 当時の規定では、大納言家の出自だと女御は無理じゃなかった?
後世になってどんどんゆるくなったけど。
たとえば「今は大納言だけど、親が大臣なので隠遁したら大臣になれる
人」の娘なら女御になれるけど、親が「大納言が限界」という血筋なら
更衣止まりじゃないかな。桐壺更衣の父がどれほどだったかはわからないけど、
従兄弟の明石入道が若くして三位中将だったことからして、摂関家の
流れを汲む、大臣の可能性のある血筋かなとは思うが…まあ当の父親が
死んじゃってるからね。
頭中将が長女を父の養女にしたのは、格式的に「左大臣の姫」より
「太政大臣の姫」の方が高いからだろう。
あの時点では、次に太政大臣になるのは源氏で、その後は夕霧というのが
妥当だし。
源氏が40歳で準太政天皇になったから、さすがに10代の夕霧を後任には
できないしで、頭中将に中継ぎ的に太政大臣が転がり込んだけど。
でも太政大臣って令外の官だから、源氏が臣籍離脱した時点で空席にしても
いいはずなのに。
頭の中将が娘を入内させたとき、権中納言じゃなかったっけ? 紅梅の娘って入内したとき女御だったのかな。まだ大臣になってなかったけど、柏木がいないから大臣家の跡取り息子だし?
>>112 藤原道長の子ども達の場合でも源倫子腹の子ども達は源明子腹の子ども達を見下してたっていうから正妻(あるいは第一の妻)かそうでないかでも違うんだろう。
兵部卿宮の北の方は当然好きになれないんだけど、 その娘である髭黒の北の方も好きじゃない。 別に紫が好きっていうんでもないが、髭黒が玉鬘と結婚した時に 「わたくしの異母妹でありながら、自分が親代わりになってあなたに (源氏の手が付いた)娘を勧めてくるなんて」って、どんな被害妄想だと 思うと同時に、「妹って言っても、一目も会ったことない上に、手紙の やりとりもない、まさに血縁だけの関係だろうに」と呆れた。 都合のいい時だけ姉妹ヅラする辺り、ほんと兵部卿宮の娘だよなと。 普段は大人しくて優しい人だというから父親似なんだろうな。 物の怪が憑いた時なんかは母親そっくりだが。
>>112 正妻腹か脇腹かっていうよりも、父親がちゃんと後見してくれるかが大きなポイントだと思う
中務宮の姫は父親がきちんと縁談薦めてくれていたので、結婚後も当然父親が面倒見てくれただろうかその点は心配ない。
紫の上が苦労したのだって、脇腹ってよりも父親との縁が切れて後見してもらえなかったってことが原因だから
紫と同じように脇腹なのに雲居雁は父親がしっかり後見してくれてたわけだから。
>>118 あれは被害妄想じゃないと思うけど。
普通なら紫の上にとって縁続きである髭黒に玉鬘を嫁がせるようなことはしないと思うのは普通だし。
ただ紫の上にとっては自分のあずかり知らないところで養女の縁談が勝手に決まってしまっていたので
本当にとばっちりにすぎず、その点は可哀想だとは思う。
これは髭黒と頭中将が、玉鬘にとって義母に当たる紫の上が北の方の妹にあたる立場を全く考えてくれなかった思慮浅さのせいだろうね。
それに都合のいいときだけ姉妹ヅラするっていうけど、別に何か援助してくれとかいってきたわけではなく
単に姉妹に対して酷いことはしないで欲しいと望む程度のことは、肉親として当然の情じゃない?
例えば、あなたに会ったことがない妹がいたとして、その彼女があなたに何かしら世話やいて欲しいなんてあなたは思わないだろうけど
もしも、その妹が自分の家庭を破壊するような悪事働いたら、肉親に対して酷いとか思わない?そんな程度の単純な感情で、別に姉妹ヅラしてるわけでもなんでもないよ
>>119 私は思わないなあ
会ったこともない時点で、妹だとも思えないだろうし
一度も会ったことがないどころか、「肉親としての付き合いは ご遠慮願います」と 自分達から 言い渡してあるくせに、 都合が悪くなったら「姉妹なのに」と言われてもねえと思う。 もう肉親扱いじゃないんじゃなかったの?と。
>>120 昔、美空ひばりと並んで大スターだった芸能人の女性に存在すら知らなかった姉が突然現れて金騙しとったけど
その姉は実の妹を裏切ったということで散々叩かれたらしいよ。
赤の他人だったら単なる詐欺事件で終わってただろうね。
だから世間一般からしたら、会った事も人間でも血は水より濃いって法則から
赤の他人にやられるよりもずっとキツイ裏切りだと取られると思う。
>>121 「肉親としての付き合いは ご遠慮願います」と 自分達から 言い渡してあるくせに>>
それに関しては、やったのは親のほうだから、娘まで悪く言うのは可哀想
それをやったのは親父と母親なのに、
玉蔓の件に限らず 源氏の子供(養子含む)の婚姻に関して紫の上は一度も口だししたことはないわけで。 結局、婚姻は政略的な意味合いが強いのだから 政治の問題、源氏の胸先三寸だろうに。 源氏を責めるならともかく、 紫の上が、夫に対する影響力行使して自分たちを貶めたと思ったなら やはりちょっと被害妄想気味かなという気もするよ
紫の上が、わざわざ、自分たちを貶めるために、 源氏に働きかけて、玉蔓を髭黒に見合わせた、 という考え方が、普通に出てくるものなのかな、というのは疑問なんだよ
式部卿はバカだよなあ 上手く付き合ってれば、義父の左大臣くらい贔屓にしてもらえたのに 源氏は実の娘の婿なんだからさ 式部卿自身も一品や二品くらいにはなれただろうに あれたぶん三品、四品止まりだよな
>その妹が自分の家庭を破壊するような悪事働いたら 悪事を働いたのが、確定事項なら許せないかもしれないけど、 まず先入観で決めつける前に まさか、妹がそんなことするわけない、いくら疎遠でも… と、普通は思うでしょ。
きっと、あの北の方が、紫の上を飛んでもない性悪女だと 常日頃吹聴していて、 娘たちもそれを聞いて育ったから、 自分たちに意地悪をするためにこんなことを仕組んだのだと、 最初から決めつけているんだろう。
128 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/21(月) 05:36:53 ID:Ni637pns
>>125 兵部卿宮はよくも悪くも日和見主義でしかないんだよね。
悪い人じゃないんだけど、保身第一。当時の貴族社会では
大事なことではあるが、親王育ちだからか人を見る目がない。
源氏が須磨に隠遁した時か、その直前に「もう付き合いしません」と
紫に対して素っ気ない態度取ってたけど、朱雀・弘徽殿・
右大臣に睨まれたくなかったにしてもさ。
朱雀帝は弟である源氏を嫌ってはいなかったのは結構知れてたし、
それに自分の同母妹である藤壺腹の東宮の後見だよ源氏は。
東宮が即位したら、どう考えたって源氏は復位する。
仮に東宮が廃太子されたら、その伯父である兵部卿は源氏が娘婿とか
関係なく窓際決定。
…ホント、時勢を見る目がないなあ。
右大臣を憚ったにしても、押されがちだったとはいえまだ左大臣が
いるんだから、そちらに近づいとけばよかったのに。あちらも源氏の舅だし、
夕霧を養育してて源氏との繋がりは確固として残ってるし、紫は葵が
亡くなってからの妻だから、それほど険悪にもならないだろうに。
>>122 当時と今とでは、兄弟姉妹の感覚はかなり違うでしょ。
同腹でさえ争うんだから、異母なら敵対してもおかしくない。
なので髭黒北の方が紫を筋違いに恨むのまではわかるけど、
「妹なのに」と言うのは「縁切りした側のお前が言うな」だよ。
やったのは父親(あさきでの描写からみて、指示したのは母親)
とはいえ、だからこそその「父親」が同じという点でしか
繋がってなかった相手に、父親が同じなのにひどい、と恨み言を
言うのはおかしい。
それにしても藤壺の姪のわりに、あまり美しくない姉妹だったな、
兵部卿の正室腹の姉妹。
紫は藤壺そっくりだし、異母妹の娘である女三宮も美人だし、
兵部卿自身も整った容姿ではあるのに。あの北の方のマイナスの
遺伝子って相当強いのね。
131 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/21(月) 12:30:14 ID:6PIX4SHq
当時、六の君みたいな女って、今で言うレディースみたいなはみ出し者っぽくない?
(父)兵部卿宮 (母)按察大納言の娘 紫の上 あれ?母方の人々と紫の上と親しく関わらなかったのかね?
母方の身寄りって、あのお坊さんしかいないんじゃ
按察大納言も既に亡くなってたから、没落してたんじゃないかね 兵部卿宮が通い始めた頃には既に大納言は亡くなってたようだし で、その北の方であるおばあちゃまと、その兄の北山の御坊しか 身寄りがなかったんじゃないか 勿論血縁は他にもいるだろうけど、母の従兄弟程度じゃ後見して くれる可能性は低いし 紫母には、同腹の兄弟がいなかったのだと思う
>>125 でも実際に自分の娘婿が犯罪とスキャンダル起こしたら普通なら疎遠になって当たり前だと思う
あの件に関しては全面的に源氏が悪い。陥れられた無実の罪とかじゃなくて、兄帝の寵妃寝取った自業自得ってのは紛れも無い事実だから。
宮に落ち度があるとすれば娘まで見放したことだな。
あの時、紫を源氏から引き取ればよかったと思う。その上で紫が源氏と別れたくないというのなら
だったら悲しいけど親子の縁切る事になるのはしょうがないから。
ただ、今現在でも普通に離婚してずっと疎遠になっている父と娘なんてあんなものだからさ。
まして謀反がからめば宮がしり込みするのも人間なら当然だと思う。やっぱり元凶は源氏としかいいようがない
>>135 優しい言葉ひとつかけずに、文の返事もしなかったのはフォローの
しようがないと思うが。
更に言えば、頭中将が言っていたようにあれは「恋の鞘当て」に過ぎない。
それを源氏失脚を狙った弘徽殿・右大臣が大騒ぎしただけ。朱雀本人も
源氏を咎めるつもりも、追放する気もなかった。
朧月夜は女御や更衣じゃないからね。あくまで女官。寵愛を公認されてはいるが、
子を産んでもいないし御息所でもないから、恋愛は自由な立場。
だからこそ朱雀は源氏が戻ってきた時に、「あなたは自由なのだ」と復縁しても
いいよと言ったわけだ。妃じゃないから、咎めることはできない。
身分の差があるけど、当時の律令的には朧月夜と源氏の一件は、源典侍と
頭中将と遊んだのと変わりはない。
137 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/21(月) 17:01:02 ID:UvN9QE2Q
光源氏の異兄弟である蛍兵部卿宮って気の毒なキャラだと思う。 特に玉蔓と結ばれなかったのが気の毒である。
>>136 ただの女官とお手付き女官とは全然違うよ
だからこそ世間は「まさか兄帝の寵妃を」と驚愕して源氏と朧月夜を蔑んだわけだから。
朱雀院が源氏と咎めなかったのは、兄弟の情を優先させていたからに過ぎない。
普通だったら罰することはなくても、少なくても朱雀院が退位するまではもう仕事はないと思って間違いないね
今だって例えば芸能人が世話になったレコード会社の社長の女に手を出したりしたら
法的には咎められなくても、もう仕事は回ってこなくなっても当然でしょ。
あんなことしたのに、その後も朱雀院に取り立ててもらうのが当然と思っている頭中将や左大臣のほうがおかしいんだよ。
源氏が娘婿だからって身びいきが過ぎる
>>135 =138
すごい必死になってるけど、帝のお手つき女官に手をつけても
出世したケースはいくらでもあるよ?
そして「寵妃」の正しい意味を考えれば、朧月夜はそれに該当しないと
わかるはず
先に源氏の手がついてるのに、尚侍として出仕させたことだって
おかしいよ(未亡人ならともかく)
左大臣達も「取り立ててもらうのが当然」なんて言ってないし、源氏も
そんなこと思っていない
更に朧月夜絡みのエピソードは、源氏の「私は何をしても許される」
という自信の表れと、それが桐壺院あってのものだという表現でもある
あなたが源氏ダイキライなのはわかったから、変な思い込みで貶すのは
やめてほしい
最近湧いてる雲隠十帖厨じゃないの。 源氏嫌いみたいだし、あの人。
>>139 別に必死になってなんかないけど。事実言ったまで。
帝のお手つき女官に手をつけても出世したケースはいくらでもあるよ?>>
具体例をだしてから言ってほしい。
先に源氏の手がついてるのに、尚侍として出仕させたことだっておかしい>>
本来は女御なので源氏が手をつけたからしょうがなく女官にした。
右大臣は源氏に結婚申し込んだのにキズモノにしておいて結婚は拒否、そのほうがはるかにおかしいでしょ。
だから仕方なく当初の予定通り朱雀院に差し出したけど、キズモノだから后にはできないので女官にしたんだよ。
キズモノになったこと秘密にして女御にすることもできたのに、それしなった右大臣サイドはむしろ理性的。
左大臣達も「取り立ててもらうのが当然」なんて言ってないし、源氏も
そんなこと思っていない >>
左大臣たちが、源氏が朱雀院の朝廷において巾利かせることができなくなってきたのを
源氏も左大臣も「院の遺言を何だと思っているのか」とはっきり批判中傷したの忘れたの?
兄であり天皇でもある朱雀院をあれだけコケにしたことが世間に知れたんだから
もう朱雀院の御世では政権の中枢にいられなくなるのは当然なのに
自分が反省したり、娘婿の節操の無い下半身を説教することなく、源氏の被害者にすぎない天皇を批判だよ。
院の遺言にしたって兄弟力合わせて皇室を守るようにってものだったのに 兄弟力合わせるどころか、兄の女寝取るという裏切り行為を先に働いたのは源氏なのに 源氏の朱雀院に対する仕打ちはスルーで、朱雀院が右大臣たちから源氏守らないことには文句たれるなんて どう考えても、思い上がりもはなはだしいただの自己中
>>142 反論できなくなったら暴言か。蛆虫の正体見たり
以後、雲隠十帖厨はスルーで。 独りで狂わせておきましょう。
>>141 朧月夜はキズモノだから妃に出来なかったって言われてるけど、
「伊勢物語」では藤原高子(二条后)は在原業平と
駆け落ち未遂したけど入内してるよ
>>143 先に源氏を蔑ろにしだしたのは朱雀帝の方だよ。正しくは右大臣一派か。
右大弁ごときが、少なくとも大将にはなってた源氏に暴言吐いてるしね。
源氏はそれはあまり気にしてなくて、朧月夜との密会に平気で右大臣に
踏み込ませたのは、藤壺の出家でやけくそになってたからだけど。
その辺はいい歳してガキだな。
>>141 ちょっと違うけど、女御でさえ臣下に再嫁している前例が当時あるので、
(当の天皇は出家はしていたが存命だった)
いくら寵愛深いとは言っても、正式に后妃ではない女官を寝取ったくらいで…
というのが貴族たちの心象だと思う
当時は貴族の最大の仕事は恋愛と言われるほどだしねえ。
>>141 左大臣達が「院のご遺言を」と言ったのは、源氏の密通露見前じゃ
なかったっけ?
あの時点で既に右大臣派が源氏排斥に動き出してたから、それを
憤ってたんだと思う。
源氏物語は源氏の側に立った物語で、桐壺院が美化されてるから、
その反動もあって朱雀帝は割食ってるなあという印象。
本来は優しくて穏やかで思いやりのある、いい帝なんだけど、右大臣と
弘徽殿大后の傀儡みたいに書かれてる。
そしてさらにその反動で、源氏の息子である冷泉は優れた帝として
描かれる結果に。
宇治十帖は、結局源氏の孫と朱雀・頭中将の孫が女を取り合う話かと
思うと、何だか変な感じもするw
雲隠六帖でんな。 中の君「いけません!私には匂帝という夫が」 薫「いまは中宮となられたあなたでも、宇治のことは覚えておいででしょう。 姉君の大君に許され、2人でともに過ごしたあの夜のことを」 中の君「それはもう昔のことです。忘れました」 薫「いいや忘れるものか!あなたの肌はあのときと同じで火照っておられるのに」 中の君「そんな!」 薫「最近はこちらにはお渡りになられないのでしょう。あの浮気な帝は、若い女御のもとへばかり」 中の君「酷い!いくら帝のお渡りが無くても、わたくしは帝の后です」 薫「これは失礼しました。でもあなたを、真実のあなたを愛しているのは誰でしょうか?」 中の君「・・・」 薫「こうしてあなたの元へ通う私をあはれとはお思いになりませんか」 中の君「それは、あはれとは思いますが、うとましいことです」 薫「匂帝はあなたのことをもう愛しておられない!」 中の君「そんな。帝はわたくしを愛してくださいます」 薫「いいや違う!匂帝はあなたの上に、祖母であった紫の上様の姿を重ねておられるだけだ!」 中の君「!!!!」 薫「あなたを、真実のあなたを愛してるのは誰でしょうか」 中の君「薫の君。以下藤壺と同じ・・・・」 (;´Д`)ハァハァ雲隠六帖たまらん
紫父宮がなんであの北の方に頭が上がらないのかわからない 彼は、単に優柔不断なだけで、情が薄いとも思えないのだが、 完全に奥方の尻に敷かれている 紫母が心労で他界したのも北の方によるところが大きいとなれば、 普通は疎ましく思うものではないのか? 多少の疵は許せてしまうほどの美女とか、人柄に味があるというなら話は別だが そうでもないようだし。 源氏流浪の折りに紫と絶縁関係になったのも 父宮の意思というより、北の方の意向に逆らえず、という感じのようだ。 北の方の実家から資金面で相当援助でもしてもらっているのだろうか。
>>150 資金も身分もある家の出とはとても思えない…
当時の左右大臣はあの二人だし、内大臣は六条の父。となると、あの北の方の実家は
やっぱり宮筋かな(大納言娘の紫母をばかにしてるし)となってくる。
宮様は概して身分は高いけど収入はさほどじゃないから、資金援助もなさそう。
単に兵部卿宮が争い事が苦手だったんで北の方がどんどん増長したんじゃない?
>>150 単に性格的に兵部卿宮が宮様らしくおっとりしてるので、
気の強い北の方の言いなりになってるんじゃない?
原作にも詳しい設定は載ってないけど
兵部卿宮の北の方は「やんごとない」筋の出身らしい
>>152 今でいう「やんごとない」は皇族だけど、源氏物語では
「やんごとない=高貴」程度の意味だからなあ。
やっぱり、宮家の姫辺り? 嫡出じゃないから、逆に身分に
うるさいとかかもしれない。
身分が高い=美しい、心映えが優れているというあの世界で、
末摘花と並んで例外なお人なのか…ある意味気の毒。
みんな頭良いなぁ。 役職の序列や役割をちゃんと知ってるんだもん。 私はそれも分からず、人物相関図も主要登場人物直近以外は 混乱してる。 宮家がどこもかしこ何故にあんなに不遇なのかもわからん。 藤壷の宮って、皇女ですよね?ってことは内親王? 内親王は結婚しないものって書いてあった気がするんだけど 御所にあがるのは特別扱いなの?
>146 でも高子は、皇后を廃されているし、先例としては、アテにならないと思う。 とりかえばや物語で、大臣家の姫なのに尚侍と出仕していた理由は、 キズモノだからか・・・と帝が悟るシーンがあるけど、后候補の姫君は キズモノではないことが前提だったのでは? (とりかえばやでは、それ以上に帝の寵愛があつく、結局中宮になるけど)
傷物だらけのこのスレの住人は終わってる
>>154 藤壺は内親王。源氏が述懐していたし、また后腹の姫宮なので、
母后の後見にもよるがほぼ確実に内親王宣下は受けているはず。
確かに内親王は結婚しないのが通例だが、藤壺の場合は桐壺帝が
女官の誰かに「先日、先帝の四の姫宮を拝見したが、大変に
亡き御息所(桐壺更衣)に似ておいでだった、生き写しだった」と
言われたもんで「入内!入内!」と熱望した。
しかし先帝の后が、「は?冗談でしょ、桐壺更衣がイジメで心労死したのは
知ってんですよ、そんな女御(弘徽殿ね)のいる後宮にまだ子供なうちの
四の宮を納れられるもんですか」と断固拒否。
しかし桐壺帝は諦め難い。そしたらわりとすぐに母后が亡くなったので、
帝はここぞとばかりに入内を勧め、頼るべき後見もないらしい四の姫宮は、
藤壺女御として入内したというわけです。この時、入内の後見をしたのが
同腹の兄の兵部卿宮だったような。
>>155 当然、傷物ではないことが前提だけど、傷物かどうかは
その時になるまでわからないわけで。
親でさえ、「うちの娘に男はいないー」と安心してたら実は
通ってた男がいた、なんてザラだったようだしね。
譲位したとはいえ、院の姫宮を傷物にする男もいたんだし。
傷がつかないように、できるだけ気をつけてはいただろうけど、
それこそ玉鬘みたいなことも起こってしまう。
二代の后みたいな例もあるから、最初から傷物だとわかってて
入内を望まれることもあるよ。
>>155 非処女での入内は例外的だけど皆無じゃない、という意味で
高子の例を出したんだよ
それに廃后されたのは入内後の僧侶との密通疑惑が原因で
入内前の業平との恋愛事件は関係ないし
平安貴族は性に対して自由奔放なイメージがあるけど、母系家族だったから、 子供は母親の実家に引き取られ、夫は通い婚が一般的だった 1人の妻に対して何人もの夫が通うこと、或いは前後することもありも、 ”産まれた子がどの夫の子であるか”、これは妻や女房を全面的に信じるしかなかったんだよ 皇族ともなれば、家臣の子が間違って帝王の座に着いたなんてことがあったら目も当てられない それで貴い身分の人ほど、処女性(性愛という身ではなく、身の潔白と言う意味で)が尊ばれた 天皇に代わって天皇が御すまでの間、神に仕える斎宮も同じく貞操が求められたが、 密通や懐妊した斎宮がいたのもまた事実(儀同三司) この時代は庶民も母系家族で通い婚がふつうだった 性に対しては貴族と同じく非常にオープンで、夫の居る妻でも他の男と寝るのも自然だった お祭りの日や商いで遊女のような仕事をし、何喰わぬ顔で戻ってくる 夫も夫で浮気するし、一番有名なのはいわゆる神に仕える巫女(=芸のある遊女。遊行女婦。白拍子)だよな 奥さんが子供埋めない体だったりすると、巫女さんに子供を産んでもらって、その子を引き取ったり、 ふつうに買春して、子供が出来るとその子も引き取る、これらは平安の日常風景だった 似たような風習の名残は、昭和の戦争前後までずっと続いてて、 例えば農村の夜這いや、村祭りでは村中の男や女が集まって早い話が乱交パーティするわけだけど、 そこで産まれた子は村の子として、子供のない夫婦が各々が引き取って育てるのが当たり前だった 出生がはっきりしない人や、良心と血液型があわないなどのケースは年輩層にいくほど多く見られる 村の後家さんは村の共有財産とされて、村の男の子が15歳になると筆下ろしと言って、 最初の床の相手を務めるのが習わしだった と、この話は既出か
>>160 前述はともかく後段は納得いかない
うちはおそらく全国トップクラスの田舎だし未だに地域で死者が出ると
「○○さんちの△△さんが亡くなったから、地域みんなでお迎えするよー」
と連絡がまわってきたり、お通夜や告別式は近所皆でお手伝い、
家の扉は鍵なんかかけないでご近所さんが勝手に出入りするような
ところだけど、それでも明治生まれのひいじいちゃん、ひいばあちゃん、
昭和初期生まれ(戦争も行った)じいちゃんばあちゃん達の誰も
そんなこと言わないし、ないよ
そういう村もあったのかもしれないけど、大半がそういう慣わしは江戸時代で
終わってる
文明開化の時点で、西洋の「表向き処女や貞節を大切にする概念」が
入ってきてるから
>「入内!入内!」と熱望した。 ワロタ
牛車の速度が時速3.5km 内裏を出たところの二条大路から六条大路までが約2.2km 六条院が朱雀大路-六条大路のすぐ左脇に位置したとして、 内裏から六条院まで約38分かかる たしかにちょっと遠いか 二条院は、内裏から出てすぐ左隣の小路12m〜西京極大路1.65kmまでの範囲 牛車で2分〜28分の距離 ふむ
藤壺の父帝って桐壺帝からみて何にあたるんだろう。 桐壺、桃園、先の東宮は兄弟だよね。
>>161 横レスだけど、家族内で口に出来ることではなかったからでは?
<そんなこと言わない
20年位前、過疎地のド田舎に一時的に住んでいたけど、都会と
違って性に関してオープンだから驚いた。
乱交パーティまでは知らないけど、男も女も複数の相手と同時
進行でセックスしていたから。
結婚までは処女で、なんて考えは全く無かった。
田舎と一口にいっても堅いところは堅いしゆるいところはゆるい気がする 由緒正しい家柄ってのに拘るところほど出既婚なんてありえないって空気はあるし 家の体面と個々の貞操観念に関しては全然別物って気もするけど
>>164 兄弟。藤壺の宮と桐壺院は血縁関係上は叔父と姪のはず。
源氏と藤壺はいとこ 源氏と式部卿の宮も従弟 とすると、源氏と紫の上ははとこ? 現代の法律だと五親等で親族だよね
>>168 いとこ半
はとこは、親同士がいとこの人達
しかしこうなると、桐壺の父親の一の院は何歳で子を儲けたんだという疑問
紅葉の賀だか青海波の時に50の御賀だったから、50の時点で源氏は20、
藤壺は25、兵部卿宮は更にその上なので最低でも26…(とても26には見えないが)
50で26の孫ってあんた。
24の時におじいちゃん?
12で后を孕ませて藤壺父を生ませ、更にその息子までもが12で后宮に兵部卿を
生ませたということだろうか
桐壺父と藤壺父が兄弟かと思ってた。
>>170 その方が自然だよね、年齢的にも
何故藤壺と同腹=后腹の兵部卿宮が東宮どころか不遇なのかも納得しやすい
桐壺院と同腹、あるいは兄弟と明言されてるのって 前東宮と大宮、女五の宮、桃園式部卿宮だけじゃない? 原典を読んだのがかなり昔なんだけど、一の院は桐壺帝達の父と 出ていて、先の帝との血縁については曖昧にされていたような
…というか今計算してみたけど、 一の院は五十の御賀の時に十三歳以上の「曾孫」が いることになってしまう… (源氏が二十歳なので、紫は十ニ歳、その上に髭黒の北の方がいる) さすがに三十七歳で曽祖父というのは無理がない? 先帝と桐壺帝が兄弟というのは無茶だと思う
一の院 ┣先帝━藤壺 ┣桐壺帝━源氏 ┗大宮━葵の上 こうだよ。源氏と藤壺と葵の上はイトコ
となると一の院・先帝・兵部卿はそれぞれ11〜13歳で 子供を生ませたんだな…おそろしい 源氏より好き者じゃないか
一の院 ┣先帝┳兵部卿━紫の上 ┃☆☆┗藤壺中宮━冷泉帝 ┣故春宮━秋好中宮 ┣桐壺帝┳朱雀帝━女三の宮━薫 ┃☆☆☆┗源氏 ┗大宮┳頭中将━柏木 ☆☆☆┗葵の上━夕霧 *** ┣○○○大臣━明石入道━明石御方━明石中宮━匂宮 ┗按察大納言━桐壺更衣━源氏 源氏 正妻:葵の上━夕霧 正妻:女三の宮━薫 側室:紫の上 側室:花散里 側室:明石━明石中宮 側室:末摘花 恋人:藤壺中宮━冷泉帝 恋人:六条御息所━(秋好中宮) 恋人:朧月夜 恋人:朝顔 恋人:夕顔 他 こっちの方がわかりやすいか
┗桃園式部卿宮━朝顔 朝顔と源氏もいとこ
>>176 源氏の母方祖父と紫の母方祖父がそれぞれ「按察大納言」なのか…
そこらも不思議な縁があるなあ、この二人
順番としては、源氏祖父が他界後、すぐに紫祖父が按察大納言に
就いたのかな
179 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/24(木) 18:15:23 ID:DVHfmEz4
>>175 奈良・平安時代の貴族社会は身分の高い人にあこがれていたため近親婚しまくりだった。
その頃の倫理は「父親が同じでも腹(母親)が違えば赤の他人」だったから。子供は母親の実家で育てられるため、腹違いの兄弟同士で顔をあわすこともめったにない。
そんなわけで腹違いの兄弟姉妹間では「兄弟・親族という観念」が希薄だった。「近親で結婚してれば、よそものに財産が散れない」という経済的な利点もある。
もちろん近親婚はDNAで考えれば劣化遺伝は避けられないのであって、その結果として乳幼児の死亡率が異様に高かったり身体がやたらと脆い人が多かったらしい。
医学的に、あさきゆめみしに出てくるような血のつながりの濃い近親婚を禁じなければならない理由はいくらでもある。
ただし、近親婚すると劣化遺伝する可能性が高くなるけど、優性遺伝するという場合もある。
実際、聖徳太子のような優れた人物は近親婚の産物だから
近親婚は必ずしも悪い遺伝を持った子ばかり、ということもない。
【聖徳太子の親について】
聖徳太子の父親=用明天皇(欽明天皇と蘇我稲目の娘・堅塩媛の子供。)
聖徳太子の母親=穴穂部間人皇女(欽明天皇と蘇我稲目の娘・小姉君の子供。)
誰が見ても兄弟での近親相姦です。本当にありがとう(略
>>175 朱雀院の息子の東宮も13歳で明石の女御妊娠させてたから、
意外と普通だったのかも。
でも10歳の紫の上を欲しがった源氏は
北山の尼たちに変態(?)扱いされてたんだよなあ…。
裳義前の子だったからかな。
>>179 そのくらいは知ってますが何か。
桓武天皇も異母妹の酒人内親王を妃にしてる。
脇腹の皇子が即位して、后腹の内親王が皇后になれないという
ある意味すごいことだけど。
更にその桓武の息子の平城天皇は、酒人内親王の娘である
朝原内親王を妃にしている。従妹で異母妹という血の濃さ。
平安は中期以降は異母兄弟の近親婚はないよ。
そして近親婚の優れた例で引用されるのは常に聖徳太子で、
他は殆どいないということも考慮した方がいい。
濃すぎる血の弊害での奇矯な例なら、天皇家だけでも陽成天皇や
冷泉天皇、花山天皇などが出てくるのにね。
誰でも知ってる歴史の講釈はもういいから
今時、このスレで「聖徳太子の両親は異母兄妹!近親相姦の子供!」 と嬉々として報告する人を見るとは思わなかった。 あさき好きな人って、他の日本史ネタの漫画も読んでる人が多い イメージだから。山岸さん里中さん長岡さんとかね。
>183 そこらのスレもキモ男にしょっちゅう荒らされてるね・・・
>>189 過去ログに出てたような気がする、とは私も思ったけど
もうやめてよ いい大人が みんな物知り物知り
192 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/25(金) 01:02:35 ID:WGQ88rk7
葵の上が生きていたら…源氏の浮気性は治った 紫の上を正室にしていたら…女三の宮が降嫁しても大丈夫だった 朝顔を力ずくで抱いていたら…ドロドロの女になっていた 朧月夜と結婚していたら…紫の上と親友になった 玉鬘を妻にしていたら…子供ポコポコ産んで他の女人に嫉妬された 花散里に子供が産まれていたら…良いお母ちゃんになった 末摘花が美人だったら…花散里くらいには愛された 六条御息所と結婚していたら…他の妻と血みどろの戦争に 藤壺と不義密通しなかったら…すごく仲の良い姉弟のままでいられた 秋好中宮を妻にしていたら…案外上手くいったと思う 夕霧の母代わりを紫の上にしていたら…不義密通により紫の上が妊娠した
源氏が女三宮降嫁を断ってたら、夕霧に女三宮が降嫁 →雲居雁と宮との間を月半分ずつ通ったりしただろうなあ。 柏木とは絶好状態になりそうだけど。
夕霧が半分ずつ通ったのは 落ち葉、雲居、どちらの女性も好きだったからで 義務感からではないと思うのだ 落ち葉の場合は、彼女が乗り気でないのに無理やり妻にしたわけだから 後悔させてはいけない、 世間的にも内親王を軽んじているような印象を与えてはいけない、というのは あったのかもしれないが、やはり愛だとおもう 雲居や落ち葉を愛せたように、夕霧は三宮を愛せるのだろうか? 三宮に対する夕霧の感想は、冷めたものばかりだけれど。
いろいろあったけど、 落ち葉は心が通じ合えば、愛に応えてくれる女性でしょう。 教養も深そうだし、人柄も奥ゆかしい。 三宮じゃ暖簾に腕押しで、あまりにはりあいがないんじゃないかな。 かわいいお人形さんだ、と源氏のように割り切るには まだ夕霧は若すぎるし。
夕霧が落ち葉の宮に愛をもって通っていたのは同意するけど、 彼は三宮を愛せなくても義務感だけで失礼のないように通えると思う。
男は取り合えず、やれます。
穴穂部間人皇女(皇后)の先例に倣えば、 藤壺中宮が桐壺帝の亡き後、源氏と再婚することは十分可能だった 石寸名 ┣田目皇子━━┓ 用明天皇□□□┃ ┣厩戸皇子□□┃ ┣来目皇子□□┃ ┣殖栗皇子□□┃ ┣茨田皇子□□┃ 穴穂部間人皇女┻佐富女王 藤壺中宮━━━┳X、桐壺帝 ┣(冷泉帝)□┃ 桐壺帝□□□□┃ ┣源氏━━━━┛ 桐壺更衣 皇后中宮となっても、夫の子と再婚することも不可能ではない
>>198 不可能だよ
時代が違うし、当時でさえ絶句されたほど有り得ない出来事だった
(厩戸皇子は異父妹を妹と認めなかったとも言われるほどだ)
特に平城・平安時代以降に東宮の母が臣下と再婚なんて絶対に無理
>>51 や
>>181 を見てのことだろうけど、ちゃんと自分でも調べた方がいい
冷泉が望んだように光源氏を皇族に復帰させて帝にするとか?
やっぱり東宮母の再婚は絶対無理だよ 二代后藤原多子だって、東宮母じゃないし
>>199 六条御息所は再婚可能だったようだけどね。元東宮妃ではあっても、東宮母ではないからいいのかな?
実際天皇にはならなかったけど、一親王妃よりは重い扱われ方だったが。
内親王と天皇の配偶者は他の身分の高い貴族の中でも特に自由がなさそうだよね。再婚から日常の行動まで。
例えば祭り見物だって、女房達が葵上にすすめていて母の大宮も勧めるシーンがあるけど、一緒には行かないしね。
落葉の宮も夫の看病にも行けなかったし。
>>200 あれは宇多天皇の先例を引っ張り出して調べてたんだろうけど、
それでも今上あるいは東宮の母=国母となった女性は再婚できない
>>202 六条御息所は、姫宮しか生んでないからね
親王妃よりははるかに重い立場だけど、他に東宮の妃が描写されて
いないだけで、「先東宮妃」はたくさんいたのかもしれない
秋好中宮も内親王なのか女王なのか今ひとつ不明だし
男皇子を生んでいない、あるいは国母となる人でなければ再婚は
可能だろうけど、弘徽殿大后や藤壺や明石中宮は絶対に無理
聖徳太子は実質の大兄でもあったというけど、正式な立太子の礼は
記録にないし、母の再婚はまだ一皇子だった頃の話な上、まだ
仏教が浸透していない為、色々違いすぎる(異母なら近親相姦が
許されていた時代でさえ、義理の母子となるこの再婚は非難され呆れられた)
まして、仏教が広まった源氏の時代、義母子相姦は絶対に認められない
つーか、もし藤壺と源氏が再婚したら(不可能だけど)、冷泉帝の出生の秘密はばればれになったと思うw
あさきは、源氏物語が原典だけど、ところどころに大和さんの 独自解釈が入ってるのが好き。 桐壺院の崩御の直前のシーン、桐壺更衣が迎えに来るところや、 藤壺に「あなたにも源氏にも許してほしい」と言い残すところ。 あの言葉があるから、藤壺が院が亡くなった後、源氏を強く 拒んだことに説得力があった (あれだけ愛してくれた父が亡くなったのに、拒む藤壺に対し 「もう父上はおられぬ」とほざいた源氏の印象は悪くなったけども) 弘徽殿大后が、見舞いに行かない理由を心中でひっそりと 「一度として心から愛されたことがなかった后だもの」と独白してるのも 悲しかった。 だから朧月夜の言葉が痛かったんだろうなーと。
王昭君も夫の息子に嫁いだな
薫の君ってワキガ?
>>207 あの国は基本的に父が死ぬ→生母以外の父の後宮は
気に入った女は引き継ぐというのが慣習だった
日本とは違う
>>205 逆に、文学部だの古典厨にはその辺が評判悪いんだよな
ここは原作と違うと指摘してふふんって知識人を気取る教授とか学生が多い
>>210 別に「源氏物語」を完全漫画化したと謳ってるわけでは
ないのにねえ
そういうのは学研漫画で十分
あさきはあくまで少女漫画なんだからさ
あさきは作者が「自分がこう読みたいと思った、ちょっと甘めの 盛り上がり過多の源氏物語」なんだよね。 でもまあ、原典との違い探しされるのは翻訳物の宿命だとは思う。 柏木死亡時の女三宮の台詞ひとつにしても あさきの「生きていたとしても二度と会うことはなかった」と 原典の「ウザイだけだったので(危篤と聞いても) 長く生きてほしいとも思わなかった」とじゃ印象が大分違うし。
原作では女三の宮は柏木のことは嫌ってるだけ
三宮初回はレイプだったにせよ 他の女君たちは2度目がないように(空蝉とか してることを考えるとやっぱずぼらすぎだし身から出た錆
「生きていたとしてももう二度と会うことはなかった」 このセリフ読んだときいかに当時の女性が御簾の奥深くにこもって生きているかがよくわかった。 実際源氏と柏木ならこの先、生きている限り頻繁に顔を合わさなきゃいけない立場なのに。 柏木が弁にあてた手紙で「命あればよそながらにでも我が子の成長をみることができる」っていうような内容があったけど柏木と薫の立場ではけっこう頻繁に顔を合わさざるを得なかっただろうし。 それなのに、女三宮とは生きて会う機会もないなんてね。
>>214 あれは女三宮の乳姉妹な女房(名前忘れた)が手引きを
繰り返してるからだろう
女房に手引きされたら、姫君は逃げようがない
源氏も、王命婦の手引きで何度か藤壺と密会してるし
強姦された挙句にその子供まで孕まされて、たまったもんじゃないよね。 柏木は女三宮を「お気の毒な身の上」「親子ほども歳の離れた院を 男として愛せるのか」と言ってたけど、三宮自身はゆったり穏やかに 過ごしていられれば幸せだったんだろうに。 別に源氏を男として愛してなくても、朱雀院を慕ってたようには好きだった みたいで、誉められたら嬉しそうだったし、傍にいてもらえれば安心できると 言ってたし。 柏木や周囲の女房達は結局自分の価値基準で三宮の「幸せ」をはかり、 紫の上に気圧されて気の毒だ不幸だと言ってたけど。 結局、源氏が最初に言った「あなたは可愛らしいお人形さんだ」が正しいんだと 思った。 お人形のように可愛くて、愛玩物のように大切にされてる生活でも、三宮は それが当たり前だから不幸だとも思わない。
幸せの基準って人それぞれなのに、 世慣れた年寄り連中は、自分の幸せの基準を他人にまで押しつけてくるんだよね 煩わしい 昔ほどではないけど、今の世も生き方には自由がないね 薫も世慣れたボンボンだったら、大君と初回で思いを遂げて、大君が妊娠 2人を三条の屋敷に引き取るが、産後の容態が悪く、大君は逝去 後妻には同じく中の君が・・・だっただろうな
>>214 相手が部屋に入る前に気づかないと上手く逃げられないんだよ。
この時代の女性のたしなみとして膝をついて歩くわけだし、
嫌いな男にレイプされかけても全速力ダッシュで逃げるとかも出来ない。
上流の姫君方にとっては嫌な時代だね。
>>217 密通露見後に源氏に冷たくされて「あんなにも優しかった人が…」
って泣く女三宮を見てると可哀想で仕方なかった。
柏木は三宮に女としての幸せを与えられたと思ってたのかなあ。
妻の落ち葉の宮は見下して不幸にしてたのに。
そのあたりでは女三宮可哀そうだったけど この人源氏死後結構長生きしてるよね 長い後半人生を息子の薫に頼って生きているところを見ると 薫を産んでおいてよかったのかもとも思う
手引きした女房は5,6年後で苦しみながら死亡 ざまぁみろ
>>220 いや、女三宮はニ品の内親王なので御封もあるし、朱雀院や源氏から
遺贈された財産もあるから生活には困らない。
薫がいなくても、おそらく真面目な夕霧が亡き父の正室として
恥ずかしくないようにきちんと世話したはず。
精神的な頼りとなると、また別だとは思うけど。
自分を破滅させた不義の子に頼りきるくらい、相変わらず脆いんだなとは
思った。仏道に縋るだけじゃ不安だったのかもね。
>192 私は夕顔が生きていれば、源氏の浮気癖が直ったんじゃないかなあ、と思った 「あなたとならなにもかも忘れられる」とか言ってたし
>>223 しかしそうなるとショック受けて北山へ→若紫との出会い
がなくなる。
葵の上との夫婦関係が改善されるかどうかも不明。
夕顔の子では源氏の嫡子として認められる身分ではないので、
本気で一代限りの栄華で終わったかもしれない。
そしてどこぞの馬の骨の妻になった紫の上は、つまらない女になったと
葵上が生きていれば、 姫をもう一人くらい産んでくれたかも。 子はかすがい、ってわけでもないんだろうけど、 夕霧の妊娠、出産を機に夫婦仲が良くなる兆しはあったし。 本当にこれから、って時にとり殺されちゃったんだな かわいそうに
>>226 そうなると、明石の姫君の出番は完全にないな。
左大臣と帝の同母姉妹の嫡出の姫腹と、無位無官の入道の娘腹じゃ
勝負にもならん。
おそらく、葵の上亡き後はその姫を紫の上が養育するという形だろう。
紫は14歳の時点で夕霧を養育するつもりだったくらい、子供好きだから。
葵の上が亡くなっていなければ勿論左大臣家のバックアップのもとで
養育。
でも葵が生きてても、源氏は紫を妻にはしたと思う。正室格ではないにせよ、
そのすぐ次くらいに。
…その方が、紫も幸せだったかもなあ。
228 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/28(月) 01:25:09 ID:DoH9i3LP
あの時代に 薔薇はあったんですか?
229 :
愛蔵版名無しさん :2008/07/28(月) 06:31:39 ID:E5f3L9RW
しかしまぁ源氏、 自分の事を棚に上げたうえでの柏木への粘着ネチネチ攻撃、 あれはさすがにいただけない。
>>229 桐壺院にとって源氏はどうあっても可愛くて仕方ない最愛の息子、
藤壺は現在最も寵愛する女御だが、所詮は源氏母の身代わり
源氏にとって柏木は他人、女三宮は最愛の紫の上を苦しませてまで
正妻として遇してきた妻(紫の上のことは源氏のせいだが)
そりゃ苛めるわ、他人だもん。
桐壺帝はずっと源氏を溺愛してて、寝取られたことがわかっても 「可愛さ余って」にはなれなかったんだろう。結局、息子可愛さが 勝った。 源氏は、柏木をそこそこ可愛がってはいたけど、妻を寝取られ 孕まされたんじゃ「可愛さ余って憎さ100倍」になる。単なる従甥でしか ないし。 あさきの場合、それに加えて、桐壺帝は藤壺と源氏に「すまないことを した」「許してほしい」と詫びているくらいだから、色々わかっていたんだと 思う。 源氏は、柏木の一方的な愛情だと察知できたんだから、少なくとも女三宮を いじめるのは嫌な感じだったなー。
>>229 はあくまで「自分のこと棚にあげて柏木をネチネチ虐める源氏」のことを言ってるんだから
桐壷帝がどうしたとかは関係なくないか
うん、藤壺の件に限らず 思うがママ、人妻だろうが婚約中だろうが(朧月夜)お構いなし に手を出してたのに、お前も同じ事してただろうがってことよね?
源氏の柏木への粘着攻撃って 一回睨みつけて遠まわしの皮肉言って酒勧めただけじゃん。 粘着はしてないでしょ。
>227 確かに、葵が生きているうちに、非正妻格に納まっていたほうが、 紫にとって幸せだったかもね・・・ ただ、明石の姫君は祖父が無位無官だから、紫が養育したけど、 仮に葵に姫君がいたら、養育するのは大宮になっていたと思う。
瀬戸内寂聴も、桐壺帝は源氏と藤壺の不倫関係を承知だったという解釈 しかも承知の上で許していたのではとのこと 寂聴曰く、「桐壺帝にとって一番可愛いのは源氏」 源氏を一番愛していたのは桐壺帝自身 藤壺は身代わり桐壺更衣の身代わりに過ぎず、愛する息子の不始末なら許してしまう親だそうだ これが戦国時代なら父子相姦、源氏が女人だったら父娘相姦だったとのことw
「あなたにも源氏にも許してほしい」ったって桐壺院の妻になったからこそ源氏が藤壺と出会えたんだし。 桐壺院が二人の間に割って入ったわけではないし。桐壺院が身を引けば二人が一緒になれたわけではないのにね。 なにもそんな自分をお邪魔虫のような言い方しなくても。 桐壺院と一緒にならなかった場合の藤壺と源氏が一緒になれる可能性は?どれだけ・・・? まあ結局桐壺院が一番かわいいのは源氏なのだろうけど。藤壺は桐壺の身代わり。冷泉帝は源氏の身代わり。
>桐壺院と一緒にならなかった場合の藤壺と源氏が一緒になれる可能性は?どれだけ・・・? ゼロと言っても過言ではないと思う。 先帝の后腹で、本来なら嫁ぐ事の無い内親王。 いくら後ろ盾が多少弱いと言っても、終生独身を貫くのに支障は無いだろうし 源氏が桐壺鍾愛の息子といえど、無理だったろうね。 女三宮が降嫁した時のように、源氏の身分が大臣以上であれば可能性はあるだろうけど。 それでも兵部卿宮と言う一応の後見がいる間は難しいと思う。 しかし、そう考えると左大臣への大宮降嫁っていくつくらいだったのだろうか? 桐壺と大宮は異腹だっけ?
>>238 桐壺帝と大宮は同腹。だから多分、大宮は后腹の内親王。
藤壺と源氏が出会う可能性かぁ…かなり低いよね。格付けする為に、
桐壺帝が后腹の姫宮を源氏の正室にと望む可能性はあるが、
そうなると肝心の「源氏の後見役」がいなくなってしまう。
帝である以上、父の桐壺帝が贔屓しまくるにも限度があるし、自分が
譲位した後、または没後に源氏を右大臣一派から守ってくれる
盾となり得る存在がいない。
それもあるから、左大臣に任せたんだと思うし。
ただ、葵が亡くなった後に藤壺を継室として迎えることは可能だったと思う。
それこそ、藤壺を一の院やら桐壺帝の猶子格にして、源氏の正室を
后腹の内親王という最高格の女性にすることで、源氏の格も上げられるし。
その時点で藤壺は27歳だけど、29歳で17〜18歳年下の甥に入内した
内親王(この人も『四の宮』だったな)もいるから不思議ではない。
しかし、「禁じられた相手」だからこそ燃え上がって執着するのが源氏の
性質だと思うので、藤壺との結婚が叶っていたら、結局は紫の上への態度と
同じになったのでは。
藤壺が健在だったら、さすがに朱雀院も女三宮の降嫁の件は躊躇したと思うけど、
既に藤壺が亡くなっていたら「是非」となっただろうね。
>>236 ちょ、瀬戸内版読んでみたくなったw
でも実際のところ、源氏が女の子だったら桐壺帝は絶対に
手元から離さなかっただろうな
更衣の死後も、祖母の尼君に預けずに自分で育てたと思う
というか、源氏が女の子だったなら、藤壺の入内を願うこともなく、
ひたすら娘命で生きてそうだ
源氏も、「誰よりも私を愛してくれた父上」と自覚してるしね
本来は嫁ぐことのない内親王らしいが 源氏物語だと、女三宮、落葉の君、大宮、藤壺、紫の上の母 結婚している人だらけ。ヘンなの。
「誰よりも」は「私を」にかかるのか、「私を愛してくれた」にかかるのか。 源氏を一番愛したのは桐壺帝だった、の意味だと思ってたけど桐壺帝が一番愛した人が源氏だ、ともとらえられるのか。
>>241 女三宮と藤壺→しっかりした権力のある後見役が居ないから
落葉の宮→権力者太政大臣が熱心に頼んだ結果、朱雀院が折れた
大宮→左大臣家への信頼の証としての降嫁(多分)
紫の上の母→内親王じゃないよ?
>>242 日本語の曖昧さを上手く利用して、どちらの意味にも取れるように
した秀逸な台詞だと思う。
>>241 源氏の姉妹の姫宮は結婚していない人が多いよ。
一品でもある女一宮、斎院になった三宮達は未婚のはず。
弘徽殿腹だから、後見が強いからだろう。
ふと思ったけど、落葉の宮は更衣腹なのによく内親王宣下をもらえたね。
降嫁前に箔付けでもらったのかな。三宮と違って無品ぽいけど。
源氏も女に生まれていたら内親王なのかな?
>>240 源氏が女の子だったら桐壺の更衣にそっくりだろうしね。
>>245 源氏として臣下に下ったときすでに従三位だったという帝の異常な寵愛からして、
確実に一品内親王デビュー
時流によっては帝位について平安の元正天皇(氷高皇女)コースだ
更衣腹でも、落葉の宮は内親王。三の宮の母は臣籍降下して源氏の姓を賜った。この違いはどこからきたのだろう。
>>248 父親が生きてるか死んでるかの違いではなかろうか
あと、当代の帝との血縁の近さ
落葉の宮は当今さんの姉妹
藤壺女御(三の宮母)は、朱雀帝とは従妹くらい?(父親同士が兄弟として)
孝謙天皇のように最初から女東宮にはなれなかっただろうけど、 朱雀帝の後、中継ぎとしての東宮にはなったかもしれない それくらい異常に寵愛してるよ、桐壺帝は… 他の兄弟の宮でさえ、自分達は皇族なのに、臣籍に下った源氏には 「源氏の君は特別でいらっしゃる」と遠慮がちに接するほどの 鍾愛の子だもん、女だったら誕生したら即一品内親王、着袴の頃には 女院号宣下してたかもしんない 白河院が溺愛していた第一皇女(名前忘れた)みたいになったんじゃないかな 多分、源氏が先に死んだら桐壺院は迷わず出家してただろう
251 :
241 :2008/07/29(火) 21:09:48 ID:???
失礼いたしました。紫の上は父親が藤壺の兄弟でしたね。 母親がと勘違い、魔が差しました。 しかし、帝本人が亡くなってしまうと、正室であった人の子ですら 有力な後ろ盾がないと悲しい末路。厳しい時代ですね。
>>251 帝の子供で「勝ち組」なのは、東宮になれた子くらいのものだよね。
源氏みたいな臣籍に降って大成功、天下人という例は殆どありえない。
女の子=姫宮なら、次の天皇が兄弟でなければ入内もできるけど、
子供を生んでも後見の関係で立太子は難しい。
道長の孫娘にあたる内親王が生んだ皇子も、なかなか立太子されなかった
らしいし(イトコにあたる頼通の娘が入内していたから)
>>251 そのことがあるから、桐壺帝は源氏には名より実を取らせたんだね
結果的に、名も取ったけれど
桐壺更衣に、贈・准后宣下を。
>>244 落葉の宮は朱雀院が三宮の次に御鍾愛の姫宮だったそうだから、
位は三品か四品じゃないかな。
母親の御息所が存命でも、その後見役が受領程度な事を考えると
父親的には御封のもらえる位にしてあげたいと考える気がする。
大宮って北の方としてしっかり左大臣家を支えている印象。 五の宮も朝顔に、結婚しろ、父も死んでこの先どうするのか とかえらく現実的なアドバイスしてるよね 桐壺兄妹は結構現実的でしっかりしている一家だったのか。
>>255 内親王や親王に「三品」「四品」とあげられるのは
帝だけだよ。院には無理。
女三宮の時も、「紫さんに気圧されちゃってるし心配」と
息子に相談して、今上が「じゃあニ品にあげましょう」と
言ってるから、源氏に降嫁した時点では女三宮でさえ
三品。
そして後見の受領級が「内親王に恥ずかしくない生活を
させられない」と言っていたことからして、落葉宮自身の
収入はなかったんじゃないかな。母の御息所が生きてた間は、
そっちの収入があったのでは。
嫁いだ後は、あんなに早く柏木が死ぬとは誰も思わないから、
無品のままでいいし。柏木から、ちょっとは遺産ももらってると
思うんだけど。
鍾愛してても身分を与えられるかどうかは別だし、落葉宮の
場合、内親王になれただけでも鍾愛されてたとわかる出自の低さだ。
何たって母方の従兄は受領なので、おそらく母は受領かあるいは。
少将が限界の家柄。
大納言家の出の桐壺更衣とは、同じ『更衣』でもかなり身分が違う。
桐壺帝が源氏を「無品親王の外戚の寄せなきにてはただよわさじ」とか言って降下させたわけだけど 無品親王って決め付けてるみたいな言い方なのが理解できなかった。 無品親王がどうのこうの言うんだったら位を授ければいいんじゃないの?って思った。 更衣腹って無品って決まっているの? それと今上の更衣腹の皇子(匂宮の異母兄弟)は常陸宮(常陸の国の長官。常陸の国は親王の任地なので実務は常陸介がする。)になっていて親王宣下を受けている。 結局この物語に生きて登場して来る皇子、皇女(女三宮の母は回想だけの登場)の中で臣籍降下しているのは光源氏だけだね。
>>258 更衣腹・後見がない、あるいは弱い。この2点が揃ってたら
無品になっちゃうんじゃないかな。特に親王は。
内親王の場合は、そんなにうるさく言われないだろうけど、
親王は格を高くしすぎると、皇位継承に絡んでくるとか。
宇治の八宮も、親王だし冷泉を廃して東宮にという話が出たけれど、
「○品」という表記はなかったし。
弘徽殿大后腹=右大臣の娘腹の桐壺帝の女一宮は一品なのに、更衣腹皇女で
臣籍に降ったとはいえ、宮腹の女三宮があれだけ朱雀院に鍾愛されてたのに
三品だったのを考えると、やっぱり母親の身分<母親の実家の権勢で
下されてたんだろうな。
となると、更衣腹(母の身分低い)・後見なしの源氏は、そのままにしとけば
無品親王にならざるを得ないと桐壺帝が判断したのは妥当かと。
下手に身分を与えても、親王は実務上の権勢は握れないし、右大臣の反対もある。
でも、葵を正室にもらって、左大臣に後見してもらい、ゆっくり位を上げて一品親王に
する方法もあったのではと思うが…。
まあ、「他の(おそらく女御腹の)皇子や親王達、その後見に劣り腹と囁かれるくらいなら、
臣に降ってのびのびと自由に生きてほしい」という親心だろう。
自由すぎちゃったけど。
弘徽殿大后腹の女一宮=一品(朱雀帝と同母) (臣籍降下したが)宮腹の女三宮=三品(今上と異母) 母親の実家の権勢もあるけど、同母兄弟に帝がいるっていうのも 関係あるんじゃないか?
弘徽殿大后腹の女一宮以外の内親王たちは何品なのかな? 后腹の長女は特別だという印象がある。 弘徽殿は中宮じゃないけど東宮を産んでるし、その長女だから一品なのかなと。
>>261 弘徽殿大后は、本来は正妻ではないんだよね。あくまで
「帝の生母」でしかない。国母への敬意として大后と呼ばれてはいるものの、
桐壺帝の正妻は藤壺。弘徽殿は皇后でもなく、一女御のままだった。
でも確かに「后腹の大姫」は「天皇家の家刀自」として特別扱いだとは思う。
日本に限らず、各国の王室でも王妃が生んだ第一王女は「プリンセス・ロイヤル」
あるいは「プリンセス・インペリアル」として別格だし。
はっきり一品とわかっている内親王は ・桐壺院と弘徽殿大后の女一宮 ・今上帝と明石中宮の女一宮 のふたりだけで冷泉院と弘徽殿女御の女一宮は品位不明だね。 そういえば左大臣家の大宮は三宮なんだよね。 内親王出なのに、しっかり家刀自して家の中を仕切れてるのが凄い。
大宮は良い意味でしっかりした主婦らしいけど、それと比べると落葉はいつまで経っても内親王って感じだなぁ。 自分で子を産んだか産んでないかって問題じゃなく、女主人という気概が感じないというか。
>>263 后腹じゃないしね<冷泉院の女一宮
冷泉は源氏大好きな孝行息子だから、遠慮したのかもしれないな。
秋好中宮腹なら、間違いなく一品だろう。
内親王に一品を叙位するには、やはり后腹であることがポイントらしい。 もしくは母が摂関家の出自であること。 ニ品まではともかく、一品というのは皇族筆頭という意味合いもあるから かなりの位らしいね(正一位クラスだし)。 親王の場合、むしろ一品親王になる=東宮にできない代わりに、身分だけという 形式の意味合いもあったようだ。一品親王から帝になった例もいくつかあるが、 どれも特殊事情がある。
>>284 夕霧自身が、女主人的な役割は雲居の雁に求めて、落葉には癒しを
求めていたのもあるのでは?
結局、夕霧家の女主人は、東宮妃で跡継ぎの母である雲居の雁だったのでは?
>>267 でもその次の東宮と目されている匂宮の正室は落葉宮の養女。
どっちがどうというのはないだろうね。
夕霧自身、落葉宮には家庭的なものではなく、雅やかな雰囲気を
求めていたようだし。
六条の女楽から帰った後、 夕霧は、雲居の雁に合奏を持ちかけて 「子供たちの世話で忙しいのよ」とすげなく断られていた。 柏木は、落葉の宮から琴に琵琶をあわせてもらえないか、と 誘われて、今はそれどころじゃない、と相手にしなかった。 ここらあたり、のちの伏線になってるのかな。 雲居の雁は、子供の世話で手いっぱいで情緒無くしてしまっていた。 あれだけ子供がいれば無理ないのかもしれないけど、 夕霧にはやはり、物足りなかっただろうな。 紫や明石など、主婦としても、教養人としても完ぺきな六条の女人と つい比較してしまうわけだから。
>>269 いいお母さんではあるんだよね、雲居の雁は。
乳母任せにせずに自分で育ててるし(早くに両親と離別したことも
影響してるのかな)
ただ、やっぱ男は勝手だから、よき母よき妻であると同時に、理想的な
恋人でいてほしいんだろうな。
源氏にせよ夕霧にせよ、憧れの女性を崇拝しすぎだ。
桐壺帝にとっての愛情の対象って 桐壺更衣≧源氏>>藤壺≧冷泉帝>>>>他女御や子供 なんだろうなあ それに比べて、源氏は子供への愛がちょっと薄い気がする 冷泉帝のことは藤壺の子&親子として名乗れないってことで 特に気にかけていたけど、夕霧や明石中宮にはちょっと冷たい
明石中宮、ちい姫時代は結構気にかけてたよ。 入内して子を産んで安泰確定からはもうさほどじゃなくなったけど。 (別所帯だから、とも思えるし後宮政治に不安なしと見て感心をなくしたともとれる)。 夕霧とは、何度も読み返すうちに案外父親らしい所が見えてきた感じ。 これは夕霧が優秀だったからだろう。 ああいう父親を持って気圧されず、占いの結果というより試練の昇進も実力で勝ち取れた。 そういう子だったから安心して父性を見せられたと思う。 ダメな子だったらテキトーな役職に就けて、後はストーリーにも絡ませてもらえず終いだったかも。
>>272 それはわかる
葵の懐妊がわかった時も「初めて我が子と呼べる子」と嬉しそうだったし、
ちい姫の時は「子供がこんなにも手放しで可愛いものだとは」と言ってたから
可愛くはあるんだろう
冷泉も、「夕霧も中宮もそれぞれに可愛いが、冷泉院は…(特別)」と
述懐していたし
ただ、桐壺帝のような、いっそ常識外れなほどの愛情は注いでないなと感じた
桐壺帝の場合、更衣が一番で、忘れ形見の源氏が特別可愛くて、女性としては
更衣の身代わりに藤壺がいたし、全員に存分に愛情を注げたから
満たされてたのかな
源氏は藤壺を慕ったけれど叶わない恋だし、その間に生まれた冷泉帝を
後見はできても父親として堂々と愛することはできないし、大っぴらに愛情を
注げたのは、藤壺の身代わりの紫だけだったからかなあ
父親にものすごく愛されたわりに、父性愛は並なんだなと思ったんだ
(女への愛情はすごいのにな)
実の息子に度の過ぎた寵愛とかそそぐ男親はちょっと嫌だな それに義母のはずの紫の上に近づけないように警戒してる辺り、 夕霧のことは「恋敵になりえる相手」としての距離を 置かざるえないのかなーと思う
父性とか愛情を桐壷帝基準で考えるのはおかしい。 その部分は特出というより常識からド外れてるもの。 夕霧が源氏の容姿は受け継いでるけど、モテパワー無いのと同じ。 育ちもあるけど、一人ひとり違う個性というものでしょうね。
娘は嫁にやると他人になってしまうから、可愛くなくなるんだよ 娘が面倒見るのは嫁いだ先の舅と姑だからね 最後まで面倒見てくれるのは息子だから、 最終的には父も母も息子が可愛くなるというわけ 世間一般では
頭の中将の場合、最愛は息子の柏木 源氏の場合は妻の紫
>>276 平安時代は、基本的には婿取りですが…
明石中宮は一人娘だったから入内だったけど、もう一人姫がいたら
婿を取ってるはず。
(だから玉鬘が「源氏の娘」と思われてた時は、婿志願者が多かった)
>>257 史実では近江の更衣腹の内親王も四品の位が貰えてるね。
醍醐帝の鍾愛&更衣の後見が強かったのかもしれないけど。
(というか更衣腹でも内親王宣下を受けている女性多し)
あと無品の親王でも親王禄で品封150戸は貰えるから、
無品内親王も品封75戸=従三位の男子並の収入はあったんじゃない?
でもたとえ多少の収入や財産があっても
世間知らずの宮様ひとりでまともな生活を送るのは難しく、
既に夕霧との仲は都中の噂の的で結婚が避けられない状況だった。
大和守のキツイ台詞は残酷だけど現実的なアドバイスだと思う。
>>279 どうだろう。従三位になる男子といったら、公の収入とは別に
荘園からの私的収入も相当あると思う。
大和守が「内親王のご身分に相応しい生活を維持させてあげられない」
とばかりに夕霧との結婚を勧めたことから見ても、あまり裕福では
なかったのではないかと。<落葉の宮
あの姉妹は、最初から姉=夕霧、妹=柏木で結婚していれば、それなりに
幸せだっただろうにね。
もしくは女三宮は夕霧に降嫁していれば…。
柏木も、相手が親友の夕霧だったら諦め……ないだろうな、余計に
執着したかもしれない。
そもそも、朱雀院が悪いと思う。柏木はあの時点では夕霧に差を付けられては
いたけど、太政大臣の嫡男なんだから、確実に大臣まで進む公達。
源氏自身が言うように「私自身、院よりどれほど永らえられるとお思いなのか」
ってくらい自分が亡き後の女三宮を心配するくらいなら、若い公達に任せた方が
よかったのに。
夕霧でいいなら、柏木でもよかったはず。
>>278 父系社会になって変わったんだよな
つまり鎌倉時代〜
>>280 受領といっても大和守は大国の受領。
同じ大国の播磨守だった明石入道の大金持ち振りから察すると、
妻でもない姫宮の世話に自腹切るのも
権力者夕霧の恨みを買うのも嫌だった。本音かもなあ。
女三宮の婿選びについては、寵愛の朧月夜が口添えする太政大臣の長男は
従四位下で見た目はまあまあ。
夕霧は柏木より5〜6才年下なんに既に中納言右大将まで出世してる甥で
正室いるけど、弟源氏そっくりの超美形。
このふたりを比べたら柏木に「身分が…」って
ケチつけたくなる朱雀院の気持ちはわかるかも。
まあ本命・源氏というのは最初から変わらなかったし、
あの時点での柏木への降嫁はありえなかった気がする。
>>282 朱雀院にとって夕霧は甥だけど、柏木だって従弟なんだけどねぇ。
夕霧が雲居雁と結婚したばかりの新婚さんいらっしゃーい状態だと
わかってて、「筒井筒の姫と結婚したそうで、よかったね」と声を
かけてるよね。しっかりした後見が欲しいってことなら、既に太政大臣の
姫を正室にしている夕霧より、柏木の方が無難だったろうに。
身分に妙にこだわっちゃったばかりに…。
乗り気でない源氏にやるより、「くれ!女三宮をくれ!」と朧月夜に
頼んでまで懇願してる柏木の方が、三宮を大事にしそうなもんだ。
でも、朱雀院は源氏が渋ってたことをあまり知らないのかな。
最初に仲介したアホ夫婦が、「六条院は、女人に関しては思うようにはいかない
人生だったと言っていた」「つまり、(葵みたいな)高貴の出の妻がいないって不満か」
「紫は兵部卿宮の姫だが脇腹だしね」「となれば内親王を正室にっていうのは、
六条院も望むはず」と勝手に解釈して、朱雀院に「あちらも高貴な方をご正室にと
お望みです」とか伝えちゃってるもんな。
「そうか、源氏の君も高貴な妻が欲しいのか、ならば渡りに舟だ、Go!」と
なっちゃっても仕方ない…。
でも柏木が変に恋着しなければ、女三宮は朱雀院が願ったように、それなりに嗜みある
女性に成長して(紫ほどは無理にしても)、それなりに幸せだったはずなのに。
柏木と三宮が結婚してたらうまくいってたかなあ 柏木は、高嶺の花と思うばかりに実像無視して幻想ばかりが肥大化して 三宮にのめりこんだような気がする。 結婚してれば、一応は満足はしただろうけど すぐに飽きたんじゃないだろうか
それでも強姦されて妊娠させられて出家となるよりは、 三宮も幸せだったと思う。
>>284 同意。
柏木と女三宮がすんなり結婚してても「朱雀院の鐘愛の姫と聞いたから期待したのに
桜と梅のどちらが好みかと聞いても、花はみな同じに見えてわからないなんて言うんだぜ。趣きも無い落ち葉のようにつまらない人さ」
なんてケチつけて、「こんな人なら三宮の次に可愛がっていると言う二宮様を貰っとくんだった」なんて言い出しそうだ。
>>283 >身分に妙にこだわっちゃったばかりに…。
三位以上が上達部として明確な貴人・エリートの世界だしねえ。
国内最高位の男から見たら、一定の身分以下の相手は下々の者なのかも。
身分にこだわるのは時代背景的なものだろうけど、
個人的には愛する朧月夜のお願いさえ効き目がなかったのが意外。
>>284 源氏と結婚したばかりの三宮ってろくに琴も弾けないし、
歌読みかけても返事が遅くて字が上手くなかったんだよねえ。
柏木なら「憧れの内親王!女御腹の皇女様らしい!」って
あばたもえくぼな惚れ方する…かもしれない。
しかし、姫宮教育が無理っぽい柏木の妻になったら、
女三宮って端近をうろうろして他の男に姿見られまくりそうでヤバイ。
柏木の頭の中では「朱雀院が一番可愛がっていた三宮」を望むことが自分にできる一番の高望みで、 それがそのまま三宮自身に対する評価までもを最高にしている。 二宮とうまくいかなかったのも三宮さまだったらもっと素晴らしい人だろうと決め付けて比べていたからだし。 密会してるときも三宮のことを見ていない。自分の思いを投影してるだけで。 三宮をもらっていたら満足したんじゃないかな。 ちょっと鈍い様子を見たくらいで三宮は最高の人という思いは簡単には覆らないと思う。 でも端近に出てっちゃうのは当時としてはかなり問題があるのかな。
言ってみれば、三宮以上の女を知っているかどうかの 違いかもね。 源氏は紫や藤壺、六条御息所、明石の方などなど、趣味のよい 高雅な女性を沢山知っている。だから女三宮を彼女達と比べて、 「10歳の紫の上でさえ、もっと手応えがあった」と呆れる。 柏木は、正室はいないとはいえ女遊びはしているだろうけれど、 あれだけ「最高位の女性」にこだわってた男からすれば、 宮腹の内親王ってだけで女三宮は最高なのかもしれない。 比較対象もいないだろうし。 恋に恋しちゃってるから、今際の際まで、三宮が端近に出てきたことさえ 「ラッキー」「天が私の恋心を哀れんでくれた」としか思ってない。 夕霧が「軽々しい」と批判していたことも、後になってやっと得心した 感じだったし。 でも、そういう、身分の割にやや軽いところも意志の頼りなささえも 愛しいって言ってたから、もはやアバタもえくぼ状態だね。
うん。だから一応は満足するだろうけど… だけど、結婚は先が長いからねぇ 長続きするだろうか あばたもえくぼ、恋に恋して、実像無視して虚像にのめりこんで… それが一生続くだろうか… 柏木が自分でもどうにもならない情熱のとりこになったのは 二宮が決して自分のものにならない人だからで、 結婚して、自分のものものにしてしまったら、 案外早く冷静になる気がする。 三年が限度じゃないかな
291 :
290 :2008/08/01(金) 20:28:22 ID:???
>二宮が決して自分のものにならない人だからで、 三宮の間違いでした
桐壷帝と朱雀帝、ともに父性愛と異性への愛が 「妄執」と言っていいくらい強いのに(「こうでなくては」という思い込みがある) 肝心な時の判断と結果はえらい違うね。 物語的に負けを仕組まれてるだけかもしれないけど。
朱雀帝が一番愛していた相手は、源氏の君w
朱雀帝の執着(愛情)って在位中は朧月夜、出家して枯れちゃった後は 肉親の情が娘の女三宮に一点集中しちゃったね。 出家は俗世との縁も情けも捨てるものであるはずなのに。 あさきじゃ省略されたような気がするけど、原典で紫上が朱雀院に 「そんなに子供が気になるなら出家なんかするな」って意味の歌を 送ってたけどその通りだね。 紫上も上皇に向かってかなり手厳しいけど、三宮に正妻(格)を 奪われた痛手は深かったから当然か。
↑そうそう、 「勤行もままならぬ」とか言ってて、ヲイヲイと思った。 でも藤壺とかも出家しても息子愛が強かったし、そんなものなのかな そういえば朝顔の君って最後出家したのでしょうか?
藤壺の場合は、冷泉が幼かったから母としては心配だったと
いうのもあったんじゃない?
秋好が入内する時も、「わたくしの代わりに母のように接せられる人が
いい」みたいに言っていたし
元々、出家したのも信仰ではなく源氏の求愛を切り捨てることと、
冷泉の東宮位を守る為だったし←出家理由としてどうなんだとは思うが、
求愛を退ける≒俗世を離れると考えると、ありなのかな
今上の生母は、もう亡くなってるので「帝の母」としての公私の別は
あんまりわからないけど…
弘徽殿大后は、息子愛なのか桐壺更衣・源氏への憎悪なのか不明だw
>>295 回想シーンで出家してたような気もする
ひさしぶりに『宇宙皇子』全巻読破した! これ中学時代から読んじゃったせいで、その後の人生観変わっちゃったんだよな ・宇宙皇子(藤川桂介) ・ファウスト(ゲーテ) ・源氏物語(最初に読んだのは橋本治だった) がうちのバイブル
>>293 父帝の愛を独り占めされて(仕方ない、彼の方がずっと出来がいいんだから)
朧月夜密通されて(仕方ない、出仕の前から続いていたことだから)
望んでいた秋好は自分ではなく年若い冷泉に(仕方ない、母院の勧めもあるなら)
最愛の女三宮を出家させる羽目になって(ま、いいか、出家後の後見としては頼りがいがあるから)
朱雀は、何されても源氏を恨まないんだよね
一番の源氏ファンは朱雀なのかもね
あの弘徽殿からよく朱雀のような子ができたもんだと思う…。 源氏が「院こそ我らの父上によく似ておいでです」と言ってた シーンがあるけど、確かに桐壺帝に一番似ているのは 朱雀だな。
朱雀は最愛の女三宮まで源氏に降嫁させてるなあ。 それが紫の上追いつめて源氏苦しめることになったのは皮肉だ。 でもはなっから女三宮を柏木、夕霧に降嫁なんてことは考えなかったんだろうな、朱雀。
女三宮の降嫁先は多分、最初から源氏一族狙い
本命・源氏が駄目だったら夕霧に託すつもりだったんだよ>朱雀院
他の男への降嫁や冷泉院への入内は嫌で、最終的に息子の今上帝に
相談したら源氏(皇族)への降嫁を薦めてきたのでそれに従った
まあ、あのマイペースな三宮なら誰が婿になっても
それなりに幸せになれそうだけどね(レイプとかされない限り)
>>296 今上帝の生母の承香殿女御は出番なかったけど存命中だよ
原作では今上の即位前に生母は亡くなってるんじゃなかった?
303 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/03(日) 07:13:12 ID:CArOT2c2
俺が源氏だったら若い女三の宮の体を弄ぶだけ弄んで、夕霧や柏木けしかけて楽しむけどな
>>301 東宮位についた時は生きてたけど、即位の前に亡くなってるよ
だから伯父ではあるが、髭黒は今上に影響力が弱かった
305 :
301 :2008/08/03(日) 11:33:25 ID:???
承香殿女御は 若菜(上)で東宮と一緒に朱雀帝をお見舞い 若菜(下)では東宮=今上帝即位時には既に他界でしたか お見舞いの印象が強くてずっと勘違いしてた 失礼しました
>>296 thx
探したらあった 出家後の女三宮を源氏が訪ねるシーンでつね
>>270 自分は女だけど夕霧の気持ちの方が理解できるよ
天下の種馬
冷泉院は自分が源氏の不義の子だって知っていたが、 薫が本当は源氏の子ではなく、柏木の不義の子だ、って知ってたのかな? 源氏が死ぬ前に薫のこと冷泉院に頼んでるからかもだが、 冷泉院が出世させたり薫にあれだけ優しいのは、薫が源氏の実子だ、って思ってるからか。
同類相憐れむでもないでしょう。
>>309 冷泉院は知らないよ
夕霧は勘付いたけど口外してないし、女三宮が言うはずないし
源氏が実子としてたから、冷泉院は異母弟だと思い込んで薫を
後見し、可愛がっている
柏木との不義の子だと知ったら、切り捨てると思うよ
冷泉院も、相当に源氏大好きだから
一部の人たちを除いて老若男女に好かれてるんだなあ、源氏。 当時の法律だと人妻との密通は懲役一年半らしいけど、 もし柏木と女三宮の密通が公けなってたら、 最悪、柏木は刑役に服し、三宮は内親王位剥奪されて 薫と一緒に都を追われる可能性もあったのかな。 朱雀院を筆頭に今上帝も太政大臣も冷泉院も大騒ぎしそう。
ほんと、源氏のどこにそんな魅力があるのかさっぱりわからん。 読むたびに不快感が増す男なのだが。
>>312 柏木は除籍されるだろうね。女三宮は内親王位剥奪の上で
出家させられるのでは。
薫はどっちが引き取るのかわからないが、こちらも5歳前後で
出家させられそう。
頭の君も、下手したら官位を遡って返上することになり得る。
冷泉院と明石中宮が怒り狂いそう。特に中宮は、大好きな
「対の上のおかあさま」を苦しませてまで降嫁してきたくせに、
密通の挙句に子供まで!と怒るんじゃないか。
冷泉の場合は、自分も薫と同じ立場なんで同情するか、逆に
源氏を裏切った証の子として憎むか。
朱雀院と今上は、女三宮はひたすら源氏に詫びることになりそうだね。
薫の命綱は夕霧が握ってるんだね 彼は薫の出生にまつわる秘密を墓の下まで持っていくつもりだろうけど その気になれば、いつでも冷泉や明石の中宮に 打ち明けられる立場だし。 死に臨んで自分の総領息子くらいには打ち明けていくだろうか
よく考えてみると、柏木と女三宮の関係って密通っていうより 強姦に近いんだよね。女房に手引きさせて、泣いて嫌がる三宮を 押さえつけて密会繰り返してたんだから。 こういう場合でも、本来は被害者のはずの三宮も罪に問われるんだろうか。 平安時代の資料で妻を強姦された夫(貴族)の訴状を読んだことあるんだけど、 加害者への罰がどの程度のものだったかすっかり忘れた。
源氏、密通相手がかわいがってた柏木だったからネチネチいじめですませたが、 もし右大臣一派や髭黒家の誰かが密通したら完全に再起不能に追い込みそうね。 ありえないだろうけど、夕霧が密通相手だったら嫌みすらいわず黙って耐えそう。
>>316 そういう女房を抱えていたという落ち度にされてしまうのでは。
一応、三宮は女主だから。
>>317 でも、実際はねちねち苛めというほどではないんだよねえ。
宴の席でたった一回、嫌味言っただけ。
柏木は罪の意識で自滅したようなもんだが、あれだけ
怯えるくせに何で強姦しちゃったかね。
いい意味でも悪い意味でも、源氏みたいな図太さがなかったのか。
源氏と藤壺は、相思相愛という精神的支柱があったからなのかな。
柏木は一応自分の自由意思で三宮に惹かれたことになっているけど 実は六条の怨霊に操られていたというのが「あさき」の解釈なのでは? 「魔が差したようで」と本人も言っていた 責任転嫁のセリフのようにも聞こえるけどね。
320 :
花と名無し :2008/08/04(月) 21:47:55 ID:???
>>317 両方だと思う。
「あさき」内だと源氏は罪の大きさを十分承知して実行したが、
柏木はやってしまってから罪の大きさを自覚したような気がする。
やるまでの心構えにも違いがあったんじゃないかな。
>>315 夕霧の総領息子と薫って、そんなに親密じゃないよね?
やっぱり墓場まで、持っていくんじゃないのかな。
源氏がモテル理由は豊臣秀吉と同じだよ 源氏は美男子だけど、面倒見の良さや細やかさは豊臣秀吉と同じ 秀吉は筆まめな男で、一節には数字に出ない側室や愛人まで入れると100人以上とねんごろだったそうだが、 そのすべての女性が秀吉について最高の恋人のような発言してる 正室のねねも秀吉にメロメロだったし(遠征してるときも毎日ラブレター)
>>315 夕霧から娘婿の匂宮にほのめかすって事も出来るかな。
薫自身、弁の尼から渡された柏木最後の手紙を持ってるし
本当はいつバレてもおかしくないんだよね。
そもそも、柏木が旦那の源氏が居るのにわざわざ関係がもろバレするような
恋文を三宮に送りつけたのが密通発覚の大元の原因。
(源氏でさえ「万が一の時の事や相手の立場を考えたら、こんな露骨な
内容は書かないのに…」って呆れていた)
実の息子に親だって伝えたい気持ちはわからなくもないけど、
出生の秘密がバレるような手紙を残す必要はあったのかな?
過去の罪が問われかねない危険な物的証拠にだってなる物なのに。
薫の面立ちそのものが最大の物証なのでは… 源氏に全然似ていない一方、 柏木の面差しはしっかり受け継いでいる。 それに形見の笛を譲られている 源氏が二条院に行ったきりの時期での懐妊、 出産直後の三宮の出家など 客観的に見て「ふつーわかるだろ」と思うのだが
でもこういう人達はもともと血が近いから、顔が似ている云々では疑われないかもね。
ただその中でも源氏の美貌は比類がないとされていたし、 息子の夕霧が源氏に生き写しな分、より源氏と血が近い (源氏と葵は従姉弟、女三宮とは叔父姪)母を持つはずの 薫が、何故に「父方の祖父、或いは母方の曽祖父の妹の孫」 という遠い血縁でしかない柏木に、なんとなく似ちゃってるのかと 考えたら、勘のいい人ならわかってると思う。 噂にならないのは、天下人である源氏−夕霧を憚ったんだろう。 証拠がなければ、噂した方が罰を食らいかねない。 まあ、証拠の文はあるけどさ。
私は若い頃、顔が可愛い(美人)のでさえあれば男が言い寄ってくると思っていた。 もちろんそれは重要要素(あえて言えば単なる「必要条件」か)だが、 (どういう感じのものであれ)近寄りがたい雰囲気があると、 あまりアプローチしてこないものなんだな・・・。 若くて経験が少なくて、わからなかった。甘い、甘かったよ・・・<若い頃の自分。
つか、”好きな人のすることはなんでもよく見える” 人が誰かを好きになるときの基準はこれ 親の属性・恋人の属性・友達の属性とかが積算されて、 自分の趣味(好きな異性のタイプ)が作られる って心理学の教授が言ってた
で、その雛形が、木村拓哉だそうだ 別にみんなキムタクが好きなんじゃなくて、 ああいう男がいい男だと若い頃から刷り込まれた結果、ああいう男を好きになってしまう キムタクから離れれば離れるほど、魅力の無い男と判断してしまう 平安時代の美男子は現代でいうブオトコだけど、 あの時代はこういう色白・細目・面長・ぽっちゃりが美男子の基準とされた 戦国時代に平安時代風の美男子だったのが浅井長政
あさきの薫の容姿は「源氏の子供」って言われても違和感ないなあ。 というか薫は誰にも似てない(目元が少し父親似だけど、もっと上品で美しい) って言われてた気がするんだが。 平安時代って、確か男もおしろいを塗った白い顔して眉描いて 唇等に紅をさしてお歯黒つけてたんだよね。 (現代でいうと舞台上の歌舞伎役者に近い?) 化粧で作られた顔見ても似てる・似てないがわかる平安貴族って凄い。
八の宮が薫の笛を聞いて柏木の笛の音に似ていると言っていたよね。顔のことについては何も言ってなかったけど。 源氏が都に戻ってからは世間から見捨てられて生きていたような様子なのに柏木の笛は聞いたことがあったんだね。
源氏が都に戻った時点で源氏28、9歳 八の宮20前後、柏木12、3歳あたりかな(大体だけど) 八の宮→音楽好きの宮様で宮廷の中心で色々名人の演奏を聴いていた 柏木→幼少から上手と評判で宮中の音楽会などで演奏披露も多かった となると両者の接点はありそうだね
ただ、この物語では親子とかだと楽器の音色がそっくりで しかも聴いた人がすぐそれがわかる設定だけど ちょっとそこまで?と思うことはある まあ物語だからね
うん。 特に柏木の笛の音を聴いたことがある八の宮なんてのは 物語に絡ませるための方便だね。
夕霧みたいに、童殿上でもしてたんじゃないの?<柏木
あさきの夕霧と薫って同じ顔に見える
当方フルートを子供のときから嗜む程度に続けてるけど、 楽器の音色って個性やその人の性格がモロに現れるんだよ。 子供時代一緒に練習していた6人の音色、 姿が見えなくても音が聞こえただけで 「あー○○ちゃんが練習してる」って聞き分けることができた。 ツウな人であれば、若くして笛の名手と呼ばれるようになる柏木の音色を 聞き分けることくらい朝飯前かと。
八の宮は柏木本人じゃなくて、柏木父の笛の音を覚えてたんだと思う そっちのほうが接触率高そうだし どっちにしろ源氏が須磨帰りする前の話だろうね 原文の八の宮の感想は致仕の大臣の一族の笛っぽいなーで、 特定の誰の笛だとは特定されてない 血縁者の柏木の弟たちや夕霧と雲居の雁の子供たちも居たはずの宴なので はっきり薫の笛とはわかってないはず 匂宮の宇治行き以前に八の宮が直接薫の笛を聴く機会があったなら 別だろうけど
あさきでは曖昧だったけど、紫の上は自分が藤壺の身代わりであることを、もっと早い段階で気付いてる
>>338 柏木父って頭中将か。
琵琶と蹴鞠だけは源氏より上って言われたんだっけ。
>>339 あさきでは、藤壺が夢枕に立った頃から勘付いてたよ。
(確信したのは、朝顔の姫君との結婚云々の頃だったけど)
原典ってそれより前にはっきり自覚してたっけ?
記憶してる限りではそんな記述なかったと思う あんなに察しのいい紫の上が気付かないなど、近代小説なら、ありえませんけどね、 と、誰かがどこかで評してた
むしろ、あさきの方が随所に「勘のいい紫」をちりばめてたような。 裳着の式の後、髪形を改めた紫の上を眺める源氏が「ますます 藤壺に似ている」と悦ってた時も、「どうなさったの?」と鋭かった。 源氏自身、「この子には気づかれてしまう」と自戒していたし。 そういえば、源氏は女三宮の降嫁の話が来た時、冷泉に入内しては どうかと勧めていたけど、実現したらどうする気だったんだ。 確かに冷泉の後見だが、同時に秋好の後見で養父でもあるのに、 姪宮の入内を勧めちゃいかんのでは… と思ったけど、よく考えたら秋好が子を生んでないから、という言い訳が 立つのかな。 でも六条の御息所は、絶対に許さないと思う。
なんとなくだが、女三宮冷泉に入内していたら、そこそこ幸せだろうが、 (絶対柏木も手出せないだろうし) 子供はできなさそう。 柏木は子だくさんの頭中将の血引いてるから。 ん?まて?薫もあのあと結構な子だくさんになるのか?
>>343 原作の冷泉院は女三宮を入内させる気満々だったんだけど、
源氏と婚約してしまったのであきらめてた。
そのあたりのやり取りはあさきの創作部分だね。
源氏は遺言通りに秋好に手を出さずに世話してあげてるのに、
死霊になっても祟られまくってるのが少し気の毒かなあ。
被害を受けるのは周りの他の女性たちばっかりだし。
>>344 20歳過ぎて身体が成長したら、意外と冷泉院の女宮とか身ごもるかも。
でも入内とかしてても、他の男に手を出される可能性って0ではないんだよね。
そういえば柏木って薫以外の子供はいないんだよね。
皇女狙いだったから、若い頃から禁欲的な生活でもしてたんだろうか。
小侍従とやってた描写あり
柏木と小侍従とはできてたと思うよ 肉体関係のある女性に、その女性の主人との橋渡しを頼むなんて 現代の常識では考えられないけど あの時代じゃありだったんだと思う
>>341 あさきだと初めて会ったときに源氏が告白してるw
宮仕えの女なんて摘まれ捨てだもんね。 冷泉院の所に玉鬘の娘が行って、男の子が生まれたよね? この子はどういう扱いになるの?ちゃんと親王になれるわけじゃないよね。 帝の位を降りた院の所に入っても、前から居る正妻や寵愛深い人らを 敵に回すだけだし、せっかくの男の子でも 次代に繋がる位置に付けないんじゃ、単なる生活保障ってだけで あとは全然良いことない印象なんだけど。
女房って作中では低く見られてるけど、ほとんどは中流以上の出自の人なわけで そんな女人たちがどこぞの馬の骨の貴公子とちょめちょめの歴史
>>349 前に第二の源氏みたいになるんではないかと推測されてたような
美男美女の両親の顔だけを武器に数々の女性遍歴を繰り返すと
>>347 だったら女三宮に手紙を出すとき小侍従の名前でも借りればよかったのにね。
>>349 将来誰が後見するんだろうね。
>>347 小侍従と柏木は男女の関係はあったろうね。
乳兄弟で昔から親しかったし。
でも柏木、小侍従に限らず手を出した女房が妊娠したら
どうする気だったんだろう?
他の女房なら八の宮みたいに追い出しそうな感じもするけど、
小侍従相手だと、女三宮につながる唯一の縁だからなあ…想像がつかない。
>>352 後見は玉鬘の息子たちがするか、権力者の婿になって頼むか。
あまり将来は明るくなさそうだ。
そう言う場合は、寵愛が深ければ今上の養子になって親王宣下がふつう。 まあ冷泉の子なら薫が喜んで面倒みるでしょう。 あるいは玉鬘で手が終えないなら、義兄である夕霧がそれなりに。 冷泉が知らぬとはいえ実の弟に頼めばなんとか。
やっぱり髭黒さんが亡くなったのが政治的に痛いし、
家族には悲しく不安なことだね。
身分と力のある親・後見人の居る居ないで大きく運命が変わってしまう。
夕霧に言い寄られてかわそうとする落ち葉さん(女二宮)とお母さんのくだり。
プライドとプライドを通せない不安な地位への不安と苛立ちとか
母親の賢明でない判断、思い込み…読み物としては鬱陶しいなと個人的に思うけど
心情的には気の毒で痛ましい。くやしいだろうなって。
八宮と大君・中の君の家庭にもそう思う。八宮は親として全然だめだから余計に。
しっかりした柱(親・後見)や人脈がないと、
こうも簡単にプライドや貞操を踏み破られたりするんだなーと…。
落ち葉さんはその後幸せになってるからホントによかったな。
玉鬘さんは娘と孫のためにも頑張って欲しいし
>>354 の書いているように上手くいってくれるといいなあ。
落ち目といえば、弘徽殿の大后んとこの一族かな 尚侍の君のお世話人が大和の守ふぜい( ´Д⊂ヽ 昔の恋人の影って引きずるよね(特に男は) 子供生まれると軽くなるよ というわけで、ガンバレ女の子浮舟ちゃん
二宮の母、御休所は賢明な人だと思うよ 身分を考えれば軽々しい再婚をいさめるのは当たり前だけど 既成事実ができてしまったなら、(誤解だけど) それを前提に、 夕霧との結婚で娘が幸せになれるならそれもいいかと、 すぐに頭を切り替えて前向きになろうとする。 だけど、そこにまた不幸な誤解が重なってくるわけで…
仲がよく何でも話し合える親子の様なのに 「誤解です、お母様、あの夜私とと大将殿との間には お母さまが考えていらっしゃるようなことは何もなかったのです!」 の、一言が何で言えないのだろうと…
落葉宮が「誤解だ」って言っても、御息所は瀕死の状態で聞いてなかったような。 夕霧が雲居雁が隠した手紙を取り返した時、すぐに小野に直行していれば 御息所も絶望したまま亡くなる事はなかったかもしれないのに。
>>356 そういえば大和の守がお世話係になってた。
右大臣には跡取り息子はいなかったんだっけ。
受領クラスが後見といえば浮舟も同じなのに、
なんで浮舟は薫の愛人(正式な妻でなく)になるのもはばかられるほど
身分が低いとされてるの?
母親の身分が低いからでは(しかも脇腹) 紫の上は同じく親王の子だけど母親は大納言家の娘 そういえば桐壺更衣の父も紫の上の祖父も 按察使大納言だっけ
>>359 朧月夜の後見が大和の守?落葉の宮のことではなくて?落葉の宮の後見人と同一人物なのかな。
右大臣家の跡取り息子は大納言の位についていて娘を朱雀帝に女御として入内させているが、
大臣にまで出世していないようだからその息子の代ならどの程度まで出世したんだろうね。
(右大臣の全盛期に源氏のそばを通るとき「太子おじたり」とかいう歌を口ずさんだあの若者)
>>360 父親から認知されていないから「親王の娘」っていう肩書きは浮舟にはなく、身分はあくまでも受領の娘。それプラス明石の上のように父(継父)のしっかりした後見も得られそうにないからでは?
性コミ作家らしき人が源氏ものがたり描いてた。桐壷更衣母が桐壷帝に向かって「あんたなんかに娘をやるんじゃなかった!」 発言など色々あり得ん。
大和の守は落葉宮の女房の少将君の兄弟で、 一条御息所の甥(血縁者)だから落葉の宮の後見役。 源氏が朧月夜との取次ぎを頼んだのは前和泉守で、 朧月夜の女房の中納言君の兄弟。 朧月夜との血縁関係は不明、多分後見はしてないと思う。
>>364 Amazonで酷評されてるあのトンデモ本?
「気持ち悪い」とまで言われてるやつね。
367 :
360 :2008/08/09(土) 16:36:47 ID:???
>>362 気になって見てみたら和泉の守でした、スマソ。
>>361 >>363 なるほど。
浮舟は流されて可哀そうだったけど、本来はどうすればよかったのかな。
高貴な姫の女房あたりがふさわしい場所だったんだろうか。
368 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/09(土) 17:04:30 ID:qpJAa3Kv
>>367 浮舟、あれだけ気が弱いと女房は無理じゃないかな。
やっぱり薫に囲われて生涯を終えるのがベストだと思う。
中の君のもとで女房でもいいじゃんねえ。 ま、母の立場がないか
浮舟はあまり要領良くないからつい感情移入してしまう
どっちの男に行っても不幸、中の君の元で女房でも 匂宮が手をつけて尚更顔向けできないことになるのが見えてる。 針のむしろだよなー。 義理父がもちっと気にかけてくれる人だったら 受領クラスの人のとこに縁付いてそこそこ幸せだったかも? あさき版の玉鬘のように、境遇の中で出来る限り自分を活かして周りも幸せにしよう、 と心に決める強さを持って欲しかったなあ。現世でね。設定被るけどさー。 現世を捨てて聖の道へ。物語を締め括るヒロインの選択としては神々しいわね。
源氏の妻の女三宮と薫の妻になった二宮 どっちがアホ?
二宮じゃないかなぁ。 三宮はそれなりに苦悩したし… 降嫁当時のアホさは同じくらいだけどね。
しかし二宮は、薫に妻としてまともに相手してもらってないからな。 降嫁までは世間知らずのお嬢様でも、本気の情(愛情でも憎しみでも親愛でも)に 触れると成長する気がする。 三宮や浮舟みたいに。 二宮は初めから夫に「お仕えしよう」とか言われて、人として妻として放置されるわけだから、 点を甘くしてあげないと可哀想かも。 成長する機会を奪われて感情のないまま一生過ごすんだから。
明石中宮腹の姫宮たちなら、紫や明石の方が養育してた分、 しっかりした個性があるだろうけどね。 薫は、源氏のように「自分で好みの女に育てる」という感覚はないのかな。 源氏は18歳の時からそれを実行してるし、匂宮の言葉からも、そういう 「光源氏計画」があることは知られてるっぽいのに。
紫の上に関して源氏の好みが反映されたところなんてあるんだろうか 北山で成人してても 都会的な洗練が身につかないくらいで あまり大差ないと思うけど。
祖母の尼君が亡くなった後、兵部卿宮に引き取られてたら 確実に落窪物語ルートだ。 琴や書や歌、絵やらの教養を教えたのは源氏だから、そこで 既に源氏の好みが入ってると思う。
技術を教えることはだれにでも可能だし。 源氏の好みが紫の上の個性にまで影響を及ぼしたのかなというと どうもピンとこないんだけど。
素質のある子でも、いい師がつかなきゃ伸びないってことだろ
教材が源氏好みだったらもろ影響受けるとおもうな
北山の祖母→幼児教育で基本的なしつけと教養を身につけさせる 少納言→裁縫や染色など女性としてのたしなみ・立ち振る舞いや美容法を教える 源氏→金持ち貴族しか手に入らないような貴重な物語や歌集読ませたり、 琴を教えたりして美に関するセンスを磨かせる 貴族の子女としての教養を仕込む (ついでに自分好みの重ねの色目の衣装を着させたり、香を焚きこませたりする) 紫の上教育ってこんな感じ? 秘伝の琴の琴を教えなかったのは必要ないと思ったからかね
どう考えても紫の上より玉かずらのほうが 優秀だよね・・・・?
源氏秘伝の琴の琴は、生まれながらの皇族こそ 受け継ぐ資格のあるものだと聞いたことがある。 だから、紫の上や明石中宮には教えず 女三宮には教えたと。
>>382 どういうところが?
玉鬘って楽器は何かできるんだっけ?
>>383 琴の琴を弾ける人は少ないんだよね。
大宮は弾けるんだったか?
あと思い出せない。
既出だろうがドラゴン桜にこれ出てるんだね。 初めて知ったよ。
>>384 男扱いの上手さじゃないか>紫の上より玉鬘のほうが優秀
玉蔓に関しては、 田舎育ちなのに、上品で、しっかりしてて、 玉が磨かれるように日々洗練されて美しくなっていって… とはあるけど、 具体的に実務面や教養面に優れていたというような 描写はないよね。 教育係がいなかったから仕方ないと思うが。
>>388 上手いと思うよ
源氏には手は出させずに協力させ、髭黒には正妻追い出させた。
391 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/12(火) 10:17:50 ID:s+I7HaTQ
今にして思えば、夕顔が源氏と若紫を巡り合わせてくれたんだな
>>382 「どう考えても」って、何をどう考えてその結論に到ったのか、まず自分が言えよ…。
唐突過ぎて引くわ
>>392 きっと文頭に『自分が』が着くんじゃない?
どう考えても。ねえ。
372=382? 豚切り&アホな質問ってとこが同じ。 もう来るな。
そもそも、紫と玉鬘を比較して考えたこと自体、なかった。
まあまあ。 一応スレに沿った質問なんだし。 私が納得がいかないのは「男を黙って受け入れる=たしなみ深い」 みたいな空気かな。(玉蔓、明石) 拒み通した二宮とかは浅はかだ、と言われたりして。 そういえば実家に帰った雲居の雁のことも源氏「軽々しい」と非難してたよね。
それが当時の貴族社会では美徳とされた
>>390 髭黒の正妻(紫の姉)ってすごく可哀相だよね。
実際源氏が髭黒には玉鬘やれない、って理由にしたのはそれだからだよね。
まあ実際は宮仕えさせながら囲いたかったんだろうけど、
ああならなかったら誰に玉鬘結婚させるつもりだったかな?源氏としては。
>>399 紫の上一族って結構不幸な人多すぎ・・・・・
兵部卿の宮と結婚してたらやっぱり不幸になってたのかな
>>401 浮気者だから泣かされたと思う。
ひげ黒のほうがマシ。
>>400 冷泉帝が手をつけてくれるのを待ってたのでは?そして皇子が生まれたら何としても跡継ぎにするつもりだった?
まあ、そんな作品(不義の子の系統が代々続いていく)を世に出したら世間からにらまれそうで、出せなかったとは思うけど。いくら物語の世界でも。
>>397 女二宮って拒み通したから浅はかだって言われてたの?
未亡人なのに夕霧と噂になってしまったからだと思ってたけど。
405 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/13(水) 17:07:05 ID:XNwnfr7V
>>401 育ちが違い過ぎて、薫と浮舟みたいになったとおもう。
>>397 源氏は「皇女が夕霧に琴の音を聴かせた=男が付け込む隙を
与えるような真似をした」ことを軽々しいと非難したんだよ。
女三宮が端近に立つのを注意してたのと同じ意味。
落葉宮再婚については「あんたの息子が無理強いしたんだから、
とやかく言うな」と思った。
>>401 兵部卿の宮は既に蛍の光に照らされた玉鬘の姿を見ていて
惚れてたんだし、結婚してもうまくいったと思う。
ただ、髭黒が柏木みたいにストーカー化しそうで怖い。
>>404 そうだよね。
世間的には、夫を亡くしてまだ日が浅いのに、
夕霧と噂になったことが非難がましい噂になってたのでは。
内親王が二夫にまみえるのは
過去に例がないわけではないけれど
あまり外聞のいい話ではないと。
かと言って、噂が立ってしまった以上、
拒み通して尼にでもなったらなったで
「夕霧とうまくいかなかったんだ」「雲居の奥方に気圧されたんだ」
となって、負け組のように思われてしまうことを
朱雀院は心配していた。
嫁いだ自分の娘がみんな負け組になってしまうというのも
情けない話だし。
>髭黒が柏木みたいにストーカー化しそうで怖い。 うわー目に浮かぶわw 弁のおもとに頼みこんで
>>407 夕霧と落葉宮の仲が公然の噂になったのは、
夕霧が一条の御息所の葬儀や四十九日の法要を取り仕切ってから。
柏木と死に別れて三年は経ってたのだから、
(太政大臣一家は別として)世間が責める事ではないのでは?
確かに外聞がいい話ではないけどね。
皇極天皇なんか、再婚した相手が天皇になったから 自分も天皇になっちゃったくらいだし、別にいいじゃないかと 思ったなあ<内親王が再婚 当時からしても、400年近く昔のことではあるけどさ。
柏木は妙な色気があったけど、髭黒は美しくない・・・w
漫画の髭黒はまぁまぁ許せる顔だったけど 原作ではパパイヤ鈴木みたいな面だったんだろうな
>>412 待て待て。原作では〜と言っていたら、
美人設定の藤壷や紫の上なんて
ぽっちゃりおかめになってしまうよ。
と言うか漫画の花散里が絶世の美女になるのか?
パパイヤ鈴木…あの時代では濃すぎる顔じゃないか? 二宮が軽々しいなんて源氏、よく言えたものだな〜。 じゃーどうすればよかったんだ。 八方塞りな状況&後見の人も後見続けるの難しいってこぼすぐらいだっつーに。 あのままだと零落していくのみだったよ。 不細工なやりかたで強引なきらいはあっても夕霧が良い奴でよかった。
原作髭黒って北の方を「ばあさん」呼ばわりして嫌だったなー。
見た目パパイヤ鈴木で性格が無骨でしつこくて無風流だったら、
玉鬘が嫌がっても当然かな。
>>413 平安美人の基準ってぽっちゃりおかめだっけ。
原作でも身体が華奢な女三宮や、すらりとした夕霧の六の君も
かなりの美女扱いなんだけど…この人たちは顔だけふっくらしてたのかな。
>>410 皇極天皇は皇女でもなければ皇孫でもない。
明石の上の母と同じく天皇の曾孫ですよ。そして最初の結婚相手は皇孫。
これくらいの人なら別に再婚しようがどうしようが別に誰もとやかく言わないのでは?
女性はXX標準染色体しかもってないので、 女系天皇を認めてしまうと神武天皇のXY染色体のYが途絶えてしまうというのが、 遺伝学上の女系天皇否定説 女性天皇は一代限りでOKだけど、女系は認められない
理論上はそうでも、 神武天皇の実在は、 きわめて疑わしい…というか、 多分架空の人物だったし、 天皇の血統をどこから数えるにしても 系譜どおりかどうかの証明もできないし そーゆー証明不能なケースに遺伝学機械的に当てはめても無意味なんじゃね つか、平安時代の人は染色体なんて知らん
もし源氏が玉鬘に手を出しちゃって、妊娠させちゃったら どうするつもりだったんだろうね?
>>415 私もそれ疑問
昔は太めが良しとされてたと聞くけどやっぱり儚そうな体型がいいって声も結構あったのかな
かと言って末摘花は顔以外にも痩せてることでどうこう言われてるし
紫の上は中肉中背だよね
病気になった後は 「あるきなきかにやせ細って」しまったけれども、 かえって高貴でなまめかしい風情が勝ったとなっているし。
太めというか、当時太いのは豊かさの象徴だから
>>415 あれは、当時の絵巻がそう描かれているだけという説もあるよ。
単純な描き方の問題であって、パタリロ顔=美形だったわけではない、
と言っている学者さんだか教授だかも結構いる。
藤壺=母であり、姉であり、永遠の恋人 紫=妹であり、娘であり、最愛の妻 やあ、でも現実だったらどんな感じだろうねぇ 手ずから育てた我が子のような光る君とねんごろになっちゃった藤壺のミヤミヤ しかも子供まで出来ちゃって、夫を欺いて桐壺さんの子として育てることを決意 毎晩光る君のことを思いながら、実父である桐壺さんに体中舐め回されて発情 光る君は満たされぬ思いを、二条院に囲った若紫ちゃんの幼い体で発散 昼メロ越えてるね 今日のドラマのエッセンスは源氏物語の中にすべてある
>>424 江戸時代の浮世絵の役者絵見ても、
美男とも美女とも思わないけど
明治から大正にかけての映画スターは
我々から見ても普通に美男美女だからね
維新をえて庶民の美的感覚が劇的に変わったというより、
単に、その時代特有の、絵の定型的な書き方の問題かもね。
孝謙天皇=ドングリ 英照皇太后=??? 明治天皇=竹野内豊 中山慶子=般若 大正天皇=チワワ 貞明皇后=おかめ 昭和天皇=ネズミ男 香淳皇后=モグラ 今上天皇=のらくろ 美智子皇后=花散里 徳仁親王=ペコちゃん2号 雅子皇太子妃=ブルドッグ
胴長・痩せすぎ・太りすぎ、垂れさがった鼻や はれぼったい目・鼻筋の通らない老け顔とか、 物語の登場人物たちの不美人要素は現代とほとんど変わらない。 髪型や化粧法の流行り廃りもあったろうけど、 実はいつの時代でも整った顔立ちが美形の第一条件だったのかな。 それだったら、病気で痩せたりやつれたりした源氏や紫の上が 「かえって色っぽい」「高貴な風情」って絶賛されても納得できる。
現皇后が花散る里・・・・? ご高齢になってらしゃる今はともかく 若い頃はお美しかったと思うんだけど・・・・
美智子皇后の若い頃は藤壺&紫の上
>>428 >雅子皇太子妃=ブルドッグ
これは同感w
>>429 バセドー氏病を発症する前は本当に美しかったな
元・華族皇族の姫さん達も、太刀打ちできなかったと思う
秋篠宮は母親似だし、このまま行けば三代くらい先には
悠仁親王が即位するから、久しぶりに美形の天皇が
誕生するかもしれない
天皇が美形だったら最高だろうな それより上皇制度復活して欲しい 高齢の天皇は醜い
>>432 >美形の天皇
皇太子のナルヒトがいるじゃないかwww
>>433 醜いって言うか体調不良もあるだろうに
公務公務で大変そうだからそろそろなるちゃんに頑張ってもらいたい
>>435 ナルちゃんは公務<嫁の体調だからなー
今上が崩御した後、彼の嫁至上主義を諌められる人がいなくなるのが怖い
嫁を大事にするのはいいけど、嫁の親や姉妹は皇室メンバーじゃないんだぞ
そこは弁えさせろ
あと、今上はまだ大丈夫だろうけど、認知症になっちゃった場合のことを
考えると、
>>433 の言う上皇制度復活は必要かもしれない
そして内親王はともかく、女王は結婚しても宮家創設できないままでいい
血が薄い上に品格のない皇族を増やされても皇室費の無駄
王命部は王の娘だっけ?彼女自身が女王だっけ?
>>436 激しく同意
外戚の横暴・・・・右大臣家の息子みたいな感じ?
>>436 姑(皇后)でも逆らわない舅(天皇)に対しても噛み付く嫁(皇太子妃)だからな。
弘徽殿大后でさえ桐壺帝には表立って逆らったことはないのに
(帝が弘徽殿を憚ってはいたけど)、前坊存命時に六条御息所が桐壺帝に
反論したようなものか。
>>438 皇族の流れを汲む血筋ということで「王」とつくけど、本人が女王かどうかは
不明では。
むしろあさきでは、辿れば皇族であることさえスルーされてるよね。
★キャラ的イメージ★ 美智子皇后・・藤壺 紀子妃・・・紫の上 雅子妃・・・弘徽殿大后 黒田清子・・・花散里 桐壺院・・・現天皇 ナル・・・・・朱雀w
桐壺と天皇の位置が逆だった orz
花散る里って「あさき」ではぽっちゃり設定だけど 原作では瘠せぎすだよ
サーヤと花散る里・・・ ブサなところと影が薄いとこが似てる
しかし内廷皇族に仕える人々の間では、さーやさまは大人気だったらしい。 結婚が決まった時も、「おめでたいことではあるが、紀宮さまがいなくなられたら 天皇家は(公私含めて)どうなるのか」という声があったと新聞記事で見た。 皇太子と秋篠宮、二人の間が摩擦しないよう配慮したり、両親を気遣ったり、 内親王としての公務を精力的にこなしたり、公私ともにキーパーソンだった模様。 人柄もよく、人を批判したり悪く言うことはなかったとか。気さくで、ジーンズを 好むので美智子皇后が知人に「スカートを勧めても、普段はジーンズばかりなの」と 笑っていたエピも紹介されていた。 そんな妹に、天皇の式典や昭和天皇の供養のことで家族会議中、「お兄様は 無責任すぎます」と叱られてしまったナルちゃん。 そんな義妹の結婚式に、よりによってパールホワイトのドレスで出席した ナルちゃんの妻。 適応障害という病気のせいではなく、人としておかしいよ。 何で花嫁より目立つパールホワイトなんか着ていくの。
キモオタが居なくなったら皇室話ね・・・
今上が認知症になったら、皇太子が摂政として天皇の職務を代行するようなことになるだろうね たしか昭和天皇か浩宮が経験してたと思うけど ところで紫の上と藤壺の宮だと、紫の上の方が女人として優れてるように思う 幼い頃から、源氏に超英才教育を受けて完璧な女人に育てられたから 藤壺の宮は源氏の欲目で過大評価されてる 兄の兵部卿は情理も介さないアホウだったし
>>447 雪遊びや絵合など、藤壺は趣味が良いと随所で賞賛されてるよ
性格は紫の上のほうが良い
あさきの紫の上は性格良いけど、誰かの訳では 明石の上から姫を預かったとき「しめしめ。可愛いものを手に入れたぞ。」 のようなノリで感じ悪かった。
藤壺・・・義母属性、義姉属性 葵上・・・ツンデレ属性 六条御息所・・・ヤンデレ属性 花散里・・・ブス専、癒し系 末摘花・・・ブス専、ドジっ娘属性(?) 紫上・・・義娘属性、義妹属性、育成属性 玉鬘・・・義娘属性 秋好中宮・・・義娘属性 女三宮・・・不思議ちゃん属性 明石中宮・・・娘属性(※でも落せない) 雲居雁・・・幼馴染属性 1000年も前から萌え属性のバラエティに富んだ日本文化 朧月夜と明石御方は割と普通だったんで区分できんかった
452 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/17(日) 23:59:23 ID:9XlSIrik
あさきでの描写だと、 桐壺の更衣と藤壺の中宮は、髪型の違いもあって、 そっくりとは言い難く見えるのが気になる。
>>447 藤壺の宮に対しては、母親の后の宮が豪華な教材&優秀な女房たちで
紫よりも幼少時からしっかり教育してたと思う。
出家した後、源氏と組んで冷泉帝をサポートする政治家振りを見てると
頭の良さは藤壺が上っぽい(政治はこの時代の女性のすることではないだろうが)
>>452 桐壺帝も周囲も14歳の藤壺と、3歳の息子を残して
数年前に亡くなってた桐壺の更衣をそっくり扱いなのが不思議だね。
源氏も10歳前後の若紫のなかに23歳の藤壺の面影を見つけてたけど、
こっちはどこが似てるのかわからなかった。
陽成帝-(東宮死去)-桐壺帝-朱雀帝-冷泉帝-今上帝であってる?
あさきの紫の上と藤壺の宮は出来すぎた人間に されすぎて、繰り返し読むとなんか微妙な感情がわく。 すべて源氏のフィルターを通して見た人物像設定だからなのだろうけど 人間の臭いが途中からしなくなってる。
>>455 ああ、それわかる。
あさきに限らず、いろんな人の訳の源氏物語を読んでも感じることだ。
藤壺に対して源氏の持つ思慕の念は理解できるからまだいいんだが
紫の上については正直、魅力を感じないというか…(源氏が魅力を感じるように
育てたんだろうが)
源氏素敵フィルターのかかった自分の嫉妬心なのかなと結論づけたけど。
源氏って人となりを話すとき「それに引き替え」って必ず 誰かと比べて話すのが嫌。 あと、紫に関しては「優れたお人柄」と語られることはあって その「おぉっ!こういうところで評価が高いんだな」と思わせる 記述が非常に少ない。
紫の上の評価は源氏とセットだから 他の女人と違って、紫の上は源氏の”モノ”に過ぎない 光源氏を人生を着飾った最上級のアクセサリー
紫の上は、容姿と振る舞いの完璧さばかりが強調されて 人間的な魅力が伝わってこないという印象は受ける。 だけど繰り返して読んでいくと、 基本的に明るくで素直で、活発といっていい気性の女性だと思う それでいて、しっとりとした優しさもあるし。
絵的には、2〜3巻の藤壺の宮と 4巻〜5巻の紫の上が一番好きだな。 逆に7〜8巻の紫の上は、いまいち。
紫の上が本当に完璧で女神のような女性だったら、 明石の方から幼い姫を取り上げないと思う。 姫の行く末を考慮してでの事とはいえ・・・ 彼女は明石の気持ちがわからないほど愚かではない。 それだけ明石に対する嫉妬は壮絶なものだったのだと思う。 紫の上は完璧ではない。良くも悪くも女らしい女性なのだ。
>>461 それはない。
明石の姫の一件は
源氏の一存だよ
紫の上がねだったわけではないし、
結局は星の定め。
というか、そういう大義名分で源氏が明石から取り上げた。
やはり、東宮妃、ゆくゆくは中宮、国母として
源氏一族の栄華を支える存在になってほしい心づもりなのに
生母のもとで育ったのではさよりがあるもの。
どんなに、明石の上が姫を手放すことに難色を示しても、
最終的に源氏には逆らえないよ
ただ、紫の上が完ぺきではないのには同意。 彼女は嫉妬深い。 でも、そこが源氏にはかわいいところなんだろうね 男の立場からすれば、嫉妬全然されない、ってのも つまらないだろう。 それに、妬き方が源氏の好みなんだろうね
明石の入道の夢のお告げを聞いた時、「では国母になるという 私の娘は、この無位の男の娘から生まれるのか」とかやってたしね。 あれ、何となくショック受けてるようにも見えた。ここで生まれちゃうのかよ、 というような。 「母方を辿れば皇族の血を引くとはいえ、生母の身分があまりにも 低すぎる」とも案じていた。 「明石の方の娘を引き取って育ててくれないか」という源氏の言葉は 紫の上に「あなたは石女だから」と遠まわしに言ったようなもので、 当時の貴族の女性には相当にきつい言葉だよ。 それをさらりと受け入れて、「子供は大好きだから嬉しい」と笑った シーンはとてもかっこいいと思った。
関係ないけど、明石の方はちょっと老け顔なので、紫より年下には 見えなかったな。 六条御息所に少し似ているという設定だから、大人びてはいたと 思うけど、源氏と同世代でも通じるほど老成していた。 色々な苦労をしたからかもしれない。
>>462 >明石の姫の一件は
>源氏の一存だよ
>紫の上がねだったわけではないし、
そんなことはわかってます。
私が言いたかったのは、紫の上が姫を引き取る話を源氏から聞いた時、
明石の気持ちを思いやる発言はなく、明石親子を引き裂くことに何の抵抗もなく
あっさりと受け入れ、自分の喜びを屈託なく示した行動がいかにも女性らしいってこと。
根底には明石への嫉妬がある。
『源氏物語』原文でも、紫の上は明石の姫を引き取ることに何のためらいも躊躇もしていない。
そこが「あの優しい紫の上が・・・?」と違和感を覚えた。
あさきでは、姫が明石の方がいなくて泣いているのを見て 紫の上は自分の思いやりのなさを反省し、「必ず立派に育てる」と 心の中で明石に誓うけど、原文にはそんな描写はない。 「あさき」では原文の違和感を紫の上に好意的な描写でうまく隠している。
原典にも、 源氏が明石の上に細やかに手紙を書いても、うらみがましいことは言わず、 姫の可愛さに免じて大目に見ている、とか、 源氏が明石の上に会いに行くのをうすうす感づいていても、 「あちらではどんなに恋しく思っていることだろう、私だってこの姫を手放したら恋しくてたまらないのに」 などと、明石の胸中を思いやり、 後ろめたさを感じているような描写はあるよ。 源氏に養女の件を切り出された時は、 手を打って喜んだというより、 本当にそうなったら、どんなにか嬉しいだろう、 程度のリアクションだし。
逆に、あのとき、 「明石の御方のお心持を思えば、 姫をこちらに引き取るなど、 思いやりがないのではないでしょうか」 などと言うのは不自然だよ 源氏を追い込んで困らせるだけ。
じゃあ、
>>450 みたいな描写は訳者の悪意なのかな?
>>464 劣り腹の子供の教育をまかされるのって
相手の女には身分の違いを、世間には自分が正妻(格)
である事を知らせられる名誉なことなのでは?
本当は故正室の子の夕霧の養育もまかせて貰えてれば、
もっと世間的な地位は高くなって晩年に内親王降嫁されるような
悲劇は防げたかもしれないね
>>468 たしかに原典にも明石の君を気遣う描写もあるけど
明石の姫の事はハッキリと「かわいいものを手に入れた!」って喜んでるし、
姫を引き取った後も原典では明石の君への嫉妬は続いてる
あさきでは笑って受け流すような描写に変わってるが
紫の上は明石の方に対してはかなりこだわりを持ってる感じだね。 子供を産んでるということが大きいのかな。 紫の上が1番脅威を感じた女性のようにも書かれているけれど、明石の方は控えめでわきまえてるし、 紫の上の正妻格としての地位を脅かす身分でもないせいか、それほど紫の上が恐れたのが不思議にも感じる。
473 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/19(火) 14:32:42 ID:KKxrj5cb
>472 女三宮のときと同じで、源氏の愛情が、 いつか移ってしまうんじゃないかっていう恐怖なんじゃ? 自分は源氏の愛情だのみで、今の優先された扱いなのであって、 正妻格ではあっても後ろ盾のある正妻じゃない不安定な立場だし。
女三宮はまた違うんじゃ? あっちは身分が格上って事で、今まで暫定的に正妻だった紫の地位が降格するし 何より女三宮を受け入れた事実によって、「源氏は誰かの面影を求めてやまない」て事に確信を持っちゃったのが 紫にとって打撃だったんだよね? 自分もまたその「誰か」の代わりだったのかと思い至れば確かにショックだね。
>>472 ・白と紫という上臈向けの配色の衣装を選んで着せたり、
新年の第一夜目を過ごすなど、受領クラスの女なのに
それ以上の身分のような扱いをされてるのが気に障る
・当時は子供を授かるのは前世からの縁が深い証拠と信じられていた
=自分よりも源氏と縁が深いのが許せない
貴族特有の差別意識と女としての嫉妬が混ざってる感じじゃないかな
花散る里は大臣の姫で同じ石女、何より美人じゃないのでスルーできる
>>472 ただ一人源氏の子供を産んでるってのは大きいと思う。
(葵の上は亡くなってるし、藤壺の件は知らないし)
あと、紫と結婚後関係を結んだのが、明石の上だけだからじゃない?
藤壺の宮→紫の上 六条御息所→明石の方 の代替わりみたいなもの 平安貴族の親子関係はそんなに親密なものでもないよ 子育ては乳母に任せっきりだし、母子でも始終一緒に生活してるわけではなかったからね 紫の上については、 ・自分に子供が産まれないことと(これが女性の最大の仕事だったから) ・後ろ盾の弱さ という2点が悩みの原因になってた 藤壺の身代わりとかそれは大した問題ではなくて、 そんなのはどの男性や女性でも同じようなものだから>○○に似た人を好きになる 子供については、斎宮の女御や明石の中宮を養女としたことで解消されたと考えてよい これは当時の上流貴族の間ではごくごく当たり前の価値観だから 問題は後見人の弱さについてで、式部卿の宮の実家が頼りにならず、 源氏も紫の上を侮って妻とは名ばかりの愛人のような扱いだった 終生解消されることはなかったんだよね 源氏が紫の上を思いやるなら、もっとこの点に気を配るべきだったんだよ 花散里には東の院を賜ったんだから、二条院を早い段階で紫の上に譲り、 彼女の里屋敷として、彼女が源氏なしでも生きて行けるように計らうべきだった 明石の女御の中宮宣下とともに、養母である紫の上に准后宣下を賜るのが最上の策
可愛いものを手に入れたと喜ぶのが そんなに意地悪っぽいかな その喜びによって、 源氏の明石の上への思いも大目に見られるし、 明石の上への慮りにもなってくるのに。
>>470 原文にない「しめしめ」という言葉を使っているのは
読み手の解釈であって、
原文に悪意は感じられない。
>>471 原文にも、
女君(紫)も、いまはことに、(明石を)怨じ聞こえたまわず、
美しき人(ちい姫)に、罪許し聞こえたまえり
何事もききわかで、ざれありきたまふ人を、上は「うつくし」と見たまえば
おちかた人のめざましきも、こよなくおぼし許されにたり
と、あるよ
ちい姫を引き取って、紫は源氏と明石の関係について、あまりうらみがしいことは言わなくなった
ある程度はおおらかに受け流しているように読める。
そりゃ、事あるごとに意識はしてたろうけど。衣装合わせの折がその例だが。
つまり、漫画と原典はそれほど差異がないと思うのだけれど。
紫の上はやっぱ立派な女性だと思うよ。 明石のことを許してあげられただけでも心が広い。 もっともっと幸せになって欲しかった。
紫の上のことを「優しい女だな」と思ったのは、女三宮が降嫁して源氏が3日間 通わなくてはならず、戻ったときに女房に締め出された源氏を暖かく迎えたところ。 「まあ、こんなにつめたい手をなさって」と言って温めてあげる。 彼女こそ涙で袖が濡れていたというのに。
>>481 別に明石の上は紫に許しを請わなきゃいけないことしてないけど・・・
紫は何を許してあげたわけ?
実は、そこ、原文とは違う。 涙にぬれた袖を隠して、何のへだたもなく優しいけれども、 かといって、打ち解け切ってもくれないところが、 非常に美しく奥ゆかしい、 三宮と思い比べて、改めて紫のこの上なさを思い知る、 みたいな感じ。 優しくすべてを赦すのではなく、むしろすべては赦さないところが 紫の上の自我であり、一人の人間としての手ごたえ。 三宮の自我のないお人形さんぶりとつい比べてしまう、というような 注釈が玉上版にあった。
許すという表現は原文にも頻繁に出てくるし、 今で言う、「源氏との仲を認める」「許容する」というようなニュアンスじゃないのかな
>477 流石に、中宮の生母でもなく、実家の後ろ盾もない女性に准后は 厳しい・・・ 明石の中宮が、最初は中の君を女房で愛人扱いにすればよいと発言して いたけど、それが実家の後ろ盾のない、女王の一般的な位置なのでは?
>>477 紫の上は、父式部卿の宮の正妻ではなく、愛人の娘。
中の君の生母は八の宮の正妻。
つまり紫の上は,
親王の娘だけど身分は一段低い=浮舟と同じ。
だからこそ最期まで源氏の正妻にはなれなかった。
紫の上の母は、正妻ではないとはいえ、 大納言家の娘で、 世間的にはちゃんとした結婚だったと思う。 浮船の場合、母親の身分が低い。 女房に手がついて 子供ができちゃった、という感じだから、 父宮も認知しなかったみたい
そういえば、桐壺帝の弟の故蜻蛉式部卿の宮の姫君も
訳ありとはいえ今上帝の女一宮の女房として出仕してたね。
>>477 >明石の女御の中宮宣下とともに、養母である紫の上に准后宣下を賜る
明石の女御が中宮になるのって、確か鈴虫の巻の後だよね。
それに花散る里が二条東院を遺産として貰ったのは源氏の出家後。
二条院は紫の上が引き取られた時から彼女専用の家司も居たし、
六条院が完成した段階で彼女の私有財産扱いになってたんじゃないの?
浮船の母は、妻の一人として数えられていないし、 浮船も子供の一人として数えられていない。 少なくとも、父宮は「恥」「外聞の悪いこと」とおもっていたみたい。 中の君は妹扱いしてるけど。 父と姉なきあとはただひとりの肉親だものね。 浮船は、紫の上以上に寄る辺ない身の上だよ
玉鬘や秋好って、自分の母親の恋人で「親代わり」を名乗り出てくれた 源氏が、自分を抱きしめたり、恋の歌送られたり、御簾内に無理矢理 入ろうとしたりと結局は色目当て?って行為を散々されてきたのに 立派な人、あの人を愛してたなどの感想持てるんだろう? その後どんなに親切にされても、キモ親父にしか見えないと思うんだけど。 なんか源氏に都合良すぎる物語だよね。 出掛け際に紫に「愛しているのはあなただけ、心配はいらない」と言って 毎回出掛けるのに、出先ではこれまた「あなただけだ」とほざくし。
>>490 でも、出家した浮舟のところに薫の使いできたあの弟なら将来面倒見てくれるんではないかな?
母の中将の君も浮舟のことが心配なら異父弟妹達と仲良くさせとかないとね。浮舟だけ特別扱いするんじゃなくて。
浮舟は実父と養父に疎んじられた分 母が不憫がって可愛がったから、 紫の上よりは肉親の情に恵まれてるんじゃないか?
>>491 玉蔓はともかく、秋好は異性としての源氏には関心ないような。
秋好と冷泉帝の間に男女の愛情ってあったのだろうか。 当初は「幼い主上をお守りする」みたいな感覚だったよね。
紫の上ヲタはすぐ他の女と比較して持ち上げようとするからウザい
>>487 そもそも父親の身分っていうか位階が違うんじゃないの?
同じ親王とはいえ、兵部卿に任ぜられている紫父と、
おそらく東宮への立太子の話が消えた後は世捨て人同然だった
八の宮では、位が違うと思う。
>>489 多分、紫の私有財産だと思うよ<二条院
死期が迫った紫が、三の宮(匂宮)に二条院を譲ると話してて、
実際そうなったし。
ま、紫の遺志を尊重した源氏が贈った可能性もあるけど。
紫の上がちい姫を引き取ることになった時、 明石への嫉妬や恨みから何の躊躇もなく「可愛いものを手に入れたわ♪」と 思ったとしても、それは人間的で自然な感情だと思う。 紫の上は神様ではありません。
ときどき紫の上って キャラがめぞんの響子さんとかぶるんだよね 彼女も嫉妬深かったけど そういうとこ含めて読者に愛されてた 紫の場合、嫉妬深いとは言っても、 六条のように根に持って、内にこもるタイプの嫉妬ではなく、 拗ねて怨じるさまも、源氏にはかわいらしく映る。 澪つくしでは、源氏が琴をすすめても、明石が琴が上手だと源氏が話したたあとだけに、 妬いちゃって、ご機嫌ななめ、手も触れようとしない。 普段は愛らしく鷹揚な人柄なのに、結構意地っ張りのところもあるのが、 かえって愛嬌があって、 怒ってるところも、また可愛らしい などと描写されている。 現代風だと、 もうっ、知らないんだから! つーん みたいな感じかね。 漫画では、意固地な感じが強調され過ぎてて、いまいちだったけど。
>>499 自分は響子の嫉妬深さがウザくて好きになれなかったけど、
あさきの紫は嫉妬を素直に出してる頃のが好きだったな。
年食ってからはなんだか人間味なくなってつまらん女になり下がったって感じ。
しょうがないよ 女御腹の内親王相手じゃ 嫉妬のしようがない 比べ物にならない身分の人間相手に妬いても 見苦しいだけ 嫉妬したくてもできない分、 源氏に対する不信になっていった
いや、女三の宮の出現以前から寛容になり出してったと思う
三宮降嫁を受け入れた時から源氏と決定的な溝ができてしまって、 不信感と絶望から愛情が冷めてきて 嫉妬する気もおきなくなったんだと思う>紫 朧月夜との再会を知っても涙ぐむだけで責める気力もないし、 出家して源氏から離れる事ばかり考えるようになってたし 出家さえ出来れば、彼女ももっと長生きできたんだろうな
>>501 読みが浅いね。
寛容というより、三の宮出現以前の紫の上は余裕があった。
紫の上が三の宮に対して嫉妬した、というより
源氏に裏切りられた絶望と不信のほうが大きいと思う。
三の宮出現の前にも、朝顔の君にも嫉妬していたよ。
明石への嫉妬とは次元が違う「正妻の座を奪われるかもしれない」嫉妬。
でも源氏は結局朝顔には拒絶され、紫の上の地位(源氏の寵愛と身分)は守られた。
源氏と朝顔の破局?は、紫の上に「この先自分を脅かすような女性は現れない」という確信と自信を与えた。
三の宮降嫁の噂を聞いたときも、紫の上は
「あの朝顔の斎院様とさえ結婚しなかったのだもの・・・」と源氏を信じ、
女房たちにも余裕を見せていた。
ところが、源氏は三の宮と結婚=正妻にしてしまい、紫の上にとっては青天の霹靂。
相手は内親王。源氏に養われている紫の上はとてもじゃないけど歯が立たない。
嫉妬したくてもできない。それは自分の価値を下げるだけ。
でも全く嫉妬がないといえば嘘になる。(源氏が宮に琴を教えていた時など)
源氏への不信、将来の自分の立場、表に出せない嫉妬、
紫の上はこれらを全部ひとりで抱えて苦しみ、ついに耐えられなくなって病気になった。
結局最期には源氏を許し、すべてを昇華してこの世を去る。
以前の紫の上より人間的に成長して魅力が増したと思う。
朝顔のときも 嫉妬はそれほど表に出さなかった ただ、ひたすら落ち込んで悩んでいるように見えた。 源氏には朝顔との関係を尋ねさえしなかった 尋ねてもどうしようもない、 嫉妬しても無駄、 自分には干渉できることではない、と 最初からあきらめていたみたい。 三宮の時は、歳がいってる分 動揺を隠し通すことができたけれど 朝顔の時は紫もまだ若かったし、 傍から見てもそれとはっきりわかるほどの落ち込みようだった
507 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/21(木) 12:36:16 ID:PekINb5E
中務の宮━□━明石の尼君━━┳明石の御方(女王の孫)
┳致仕大臣━三位中将(入道)┛
┗按察大納言
┃
北の方(正妻)━桐壺御息所(桐壺帝の更衣)━源氏の君(親王)
┃
北山の尼君(側室)━紫の上の母(兵部卿の宮の側室)━紫の上(女王)
>>499 明石の御方=鮎川まどか
はいはい紫の上は素晴らしい女ですね これで満足か?
紫の上sage厨uzeeeeeeeeee 1人で頑張り過ぎ
藤壺の宮=メーテル
512 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/21(木) 21:49:32 ID:pl0MIinj
>>499 響子は五代と三鷹を無意識に天秤にかけてた女。
良くも悪くも源氏しかいない紫の上とは違いすぎる。
思うに、夕霧が紫の上を孕ませれば面白かったんだよな 息子・夕霧の子を我が子として抱く、六条院 桐壺-源氏ほど親密な親子ではないものの、夕霧と紫の上の子を自分の子として抱けるのか 孫のようなものだから案外抱けそうな気がしてきたw
514 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/21(木) 22:12:56 ID:Qgey3p1e
因果応報なら、そうなってもおかしくなかった それを避けるために、三宮を登場させて 紫の上の運命を引き受けさせたのかも。
515 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/21(木) 22:13:31 ID:Qgey3p1e
あげてしもた ごめん
>>513 紫の上は毎日のように源氏とHしてただろうから、
夕霧と密通があったとしても、どっちの子かわからないよw
源氏は100%自分の子だと思うだろうし。
そもそも紫の上は長年不妊なのに、いきなり夕霧の子を孕むのは無理がありすぎ。
紫と夕霧なんて年離れすぎて似合わない
>>516 合ってる
明石の御方と紫の上も実は同じDNAを引いてる
世界は一つ 人類はみな兄弟姉妹 月はお隣、火星も親類
>>508 だと桐壺更衣と紫の上母が姉妹ってことだよね?
そんなことってあるの?
二人の父の亡くなったときの官位が「按察大納言」だというだけで、同一人物ではないんじゃないの?
>>521 その通り。
桐壺の更衣の父親と紫の上母の父親はどちらも「按察大納言」だが
官位が同じだけで別人だよ。
もし同一人物なら、源氏と紫の上はいとこ同士&紫の上は桐壺の姪になってしまう。
そんなことありえないし、原文のどこにも書いてない。
桐壺の更衣に姉妹がいたら帝がほっとかないよね。 独身だったらなんとしてでも入内させようとしそうだ。
>>519 合ってないよ
按察大納言は役職名だから、他人
そりゃあの時代だし血縁はあるだろうけど、紫祖母と桐壺母は
姉妹ではないよ
雲居の雁の母の再婚者も按察大納言だね 名前じゃなくて役職で呼ぶのが慣例で紛らわしいけど 按察大納言って三人出てくるけど全員別人でしょ
紅梅も按察大納言だっけ
>>508 致仕大臣−−三位中将(明石入道) −−明石御方
|
六条御息所
ってのは?
東宮が亡くなって、父大臣は致仕、六条御息所は未亡人。明石入道は中央での出世をあきらめ受領階級に。
大臣の遺産は御息所がすべて相続。明石御方は姪なので、御息所そっくり。
気質はともかく、おもざしがそっくりなんてどこにも書かれてない ほのかなるけはひ、伊勢の御息所にいとようおぼえたり を「そっくり」と解するのは無理 何となく似ている、程度
まあ作者にはそういう構想はなかったと思うとしか言いようがないかな。 明石入道と六条御息所が兄妹だったらさすがにそういう記述があるでしょう。
530 :
525 :2008/08/22(金) 14:25:11 ID:???
訂正・源氏物語に出てくる按察大納言は四人 桐壺の更衣の父(故人)、紫の上の父(故人)、 雲居の雁の母の再婚相手、紅梅大納言(柏木の弟)だった そいうえば原典では葵の巻で六条の御息所は生霊、なぜかその父の故大臣も 死霊になって出てるんだね 祟りやすい一族なんだろうか
いとようおぼえたり、って とてもよく似ている、というという風に訳すらしいが。 ただ、顔が、じゃなく、雰囲気が、なんだよね。
あさきの明石と六条はなんとなく顔が似てたね 六条は最初はただのおばさんだと思ってたけど、巻を重ねるごとに美しさが増してた感じ 臨終のときも、尼姿だけど美しかった 御簾のうちにずかずか入って六条を抱きしめる源氏はどうかと思ったけどw
匂宮が果てしなく自己中心的でムカつく男にしか 思えないんだけど、何故作中ではあれほど 「魅力的な男なんだ!」と褒められているんだろう。 外見と身分以外いいとこ見当たらんのだけど。
作中人物のフィルター通して書いてるからじゃないかな? 実のとこ外見だって「目にもまばゆい」ほどではないそうだし。
>>533 私は薫のほうがムカつく男に見える。
大君と中の君には手を出せなかったのに、身分の低い浮舟には一夜で手篭めにするし
かといって「女房の娘」を妻の一人にするのは気が引けて、
浮舟をあくまでも愛人として扱い、
正妻の女二の宮には浮舟のことを「ご心配するような身分ではありません」って(怒)
どれだけ見下してるんだよ。
マメに通うわけでもなく、あさきには出てこないけど女一の宮を追いかけたりして
のほほんとしてるうちに匂の宮に取られてるし。自業自得じゃないか。
身分が一番な時代に帝の后腹の親王で容姿端麗なら その頃の女性にとっては充分魅力的なんじゃない?
八の宮と薫は性格が似てる。 どっちも一見誠実で真面目だが、本性は偽善者で小心者で 世間体を重んじるエゴイスト。
なんでここって長文厨が多いの
大君は八の宮の遺言で死んだようなものだからな。
八の宮って意味わからんね。 薫には娘たちを託すみたいなこと言っといて 二人には結婚するなって… 父の遺言がなかったら薫と大君は幸せな夫婦になったかもしらんのに (やっぱり早死にするだろうけど)
>>535 薫と匂宮はどっちも浮舟を見下しているよ。
ただ匂宮はその場の勢いで行動するから、情熱的で愛情あるように
見えるだけですぐに熱は冷めるし、そうなれば薫と大して変わりない。
>>540 薫と幸せな夫婦になったら早死にしなかったんじゃないかな、と思う。
心労の為に一気に体力気力消耗したようなもんで、
中の君が匂宮に嫁ぎ、大君が薫に嫁ぎ、お互い近くで仲良く過ごせるなら
身体はそこまで丈夫じゃないにしろ、早死にってほどではなかったんじゃ?
・・・ってか死んだのは怨霊のせいだったってのもあるしね。
結論 薫、匂宮、八の宮は最低男
八の宮って手を出したあげくに妊娠した常陸殿を冷たくあしらって 追い出したり、「俗聖」って尊敬できる感じじゃないんだよね 薫も大君にしつこく求婚し続けたあげくに だまし討ち同然で匂宮を中の君に襲わせたりしてるし 宇治十帖の男連中っていまいち好きになれない
八の宮も薫も俗物だね。
大君は悪霊にとりころされたんでしょう 死を望み世を儚む心につけこまれて。 この霊は浮舟も死に導こうとしたらしい この時代?の霊って 心に弱みがある人に付け込む 三宮に執着する柏木とか、疲れ果てて尼になりたがっていた紫の上とか、 世を儚んでいた大君とか。 例外は葵上だけど、 彼女を殺したのは死霊ではなく生霊だから、 話が別?
板違いでスマンが南座であったOSKの源氏物語見た人いない〜? 宇治十帖なんだけど
この漫画の男に言えることは 「ちょw空気嫁www」 女に言えることは 「思っている事を今すぐ口に出せ!」 だなw 男が空気を読まずに突っ走るから事態が悪化するし、 女が真実を口に出来ないからさらに事態は混乱する。
玉鬘は髭黒に何を言っても手篭めにされただろうし、 女三宮との密会場面のひとりで喋って盛り上がる柏木とか 相手と意思の疎通が出来てなくてもおかまいなしな男が多いんだよな たとえ女が「あなたのことは嫌いです」とか本音ぶちまけても、 「本当はそう思ってないんだろうw」みたいなノリで無視されて終わりそう
>>548 >たとえ女が「あなたのことは嫌いです」とか本音ぶちまけても、
>「本当はそう思ってないんだろうw」みたいなノリで無視されて終わりそう
それ本当多いねw
ただその後、女房とかに素直に「もうマジで嫌いだからやめてー」みたいに
言えばそれ以上深い関係になることもなかったはずなんだけど
女も「ああ・・・違うのに・・・!」とか思っているだけで、本心言わずに
そのまま流される(浮舟とかとくに)
時代が時代だからっていうのもあるんだろうけどさ。
>相手と意思の疎通が出来てなくてもおかまいなし すごくそれ思った。 意志がないように扱われるのは、辛いだろうなあと。 浮舟はあの時代でも特に、思ってることはっきりいえない、気の弱い性格で、 そして、身分が低くて、あまり教養(琴とか)のないことがひけめで、 よけい言いたいこといえない立場だった。 でも頭は決して悪くない。「碁が凄く強かった」ってのは、頭がいい証拠じゃ ないのか。 だから辛かったろうなと思う。頭脳があるのに、それを表現できず、 何一つ自分の意志は通らない。 それが辛くて、鬱屈して、自殺しかけたんだと思う(紫の上が病気になった のも、同じような鬱屈があったんじゃないかと思ったり) ただ浮舟は、最後には、まわりがなんと言おうと自分の意志を通して出家 した。初めて自分の意志を通せて、ながーい髪とかも短く切って 自由になれて、さぞかしすっきりと胸が晴れたろうな、と読んでいて思った。 賢い紫の上も、できなかったことを成し遂げた。浮舟はきっとあのあと 長生きしたと思う。
>>533 あさきでは、「最近の若い娘は光る君を知らないから、
あの程度(匂宮、薫)でキャーキャー騒いじゃって」と
古参女房達が「最近の子は、騒ぐ男のレベルが
落ちてるわー」とやってたね。
若い子達は「古参は光る君光る君と言うけど、とっくに
亡くなった方だもの、知らないわよねえ」な反応なのが
ちょっと面白かった。
源氏は欠点も多々あったけれど、いわゆる「見ているだけで
幸せになってしまうほどの美貌、気品、風情、華やかさ」という
眼福な美形だったわけだな。
>>551 なんかそれは年寄りにありがちな懐古主義というか、
美化された記憶的なものもありそうだなーと思うw
勿論「見ているだけで幸せになってしまう程の美貌」だったとは思うけど
同世代に薫とか匂宮、夕霧(同じ顔だけど)がいたらそこまで優劣付けられたか
どうかは不明だなーと思う。
それこそ、外見だけで言うなら光源氏が浮名を流した数々の女君のように
「紫の上は美しい。でも明石の方の気品も捨てがたく、女三宮の愛らしさもまた並び称するに値するもの。
しかし六条の御息所の美しさと気品もまた天下一のものであり、葵の上の涼やかな美しさもまた格別である」
みたいに、あとは好みの問題とかになりそうな気がするw
今で言う懐古厨ってやつだな
>>552 頭中将がいたじゃないかw<同世代の貴公子
あと、やっぱ大和さんの絵が変わったせいもあるだろうけれど、
3巻頃の源氏の美貌は、(年齢的には近いであろう宇治での)
薫達では太刀打ちできないと思う。
玉鬘は、冷泉を初めて見た時に「源氏の大臣よりも主上は…」と
39歳の源氏<21歳の冷泉、という感じだったね。
まあ、同じ顔なんだけど。
頭中将は髪型のせいか、イケメンには思えなかったなw (そんな理由により柏木も) なんか一人白い髪だったから、外人っぽく見えた
昔の物語は、 ヒーロー、ヒロインが絶対的な美形、という お約束事があったので、 源氏、藤壺、紫の美が 個性うんぬん以前に、突出していたことは間違いないと思う。 近代小説なら、好みの問題ということになったろうけど 原作では、宇治編がはじまる匂宮の冒頭で、 さっそく、光源氏の美貌を受け継いでいる人ははいない、 薫と匂宮は、一通りに美しく気品があるだけで、 後は、光源氏の子孫であるということから、 周りの目の人間にかかるフィルター効果である、 と書かれてしまっている。
周りの目の人間ではなくて、 周りの人間に目、でした。
自分は源氏が美形と思えたのは2巻までだな
率直に言って、あさきの源氏は美形に思えない。 大和和紀は美男を描くのが苦手なのか・・・
自分は源氏も紫上もあまり魅力的には感じなかった。 紫上は源氏が須磨送りになるあたりは可愛かったけど その後は「無機質ないい女」って感じだった。 作中では紫上が至上の女性であり、 葵上や雲居の雁などは「良くない女」として語られているけど こっちの方がよっぽど人間らしくて可愛い女だと思う。
葵上は、あさきでは好意的に描かれすぎ。 あさきしか読んでない読者には誤解を与えている。 原典では無口で高慢で可愛くもなんともないし、存在感はない。
源氏も紫も 「古今東西類がないほどの美形」 というのが物語設定なんだけれど 大和の画力でそれを読者に納得させるのは無理なんで、 読者がリアリティ感じられる程度の美形、に レベル落とした設定にしてると思う。
大和の画力はイマイチだな。 2巻と宇治編は雑すぎる。 大君と浮舟は美人に思えない。
>>560 葵の上は原典で、源氏の女たちで唯一、和歌を詠んでいない女性。
あさきのように自分の感情や想いを述べる描写はなく、
原典では「源氏の正妻」という記号みたいな象徴に過ぎない。
「これではいくら何でもちょっと・・・」と、読者の不可解さを回避するため
後世の訳者や大和が葵の上をオリジナルや好意的な解釈で描いただけ。
原典で葵の上が唯一「人間らしい」と思える描写は、 死ぬ間際に源氏をじっと見つめて見送ったところくらいかな。
雲居の雁は、確かに人間らしくて可愛いね 「実家に帰らせていただきます!」は、 物語としては、日本最古の例じゃないかなw
>>561 ,564
そうなんだ〜。
自分は源氏物語原典は読んでなくて、あさきゆめみしでの
葵上しか知らないから、この作品に関して言うなら
可愛いところがある女だなぁと思ったよ。
(日本最古のツンデレな登場人物?w)
表向きはツンとしているのに、心の中では
「えぇぇええどうしようどうしよう。笑いかけられたけど
何て答えればいいの?そんなテンプレ知らないしっ!」
みたいな焦りとかがあったみたいだし、可愛いなーと思う。
そして雲居の雁の可愛らしさはガチw
>>565 あさきでの「いっていらっしゃいまし」と「愛したら、ただ優しく
微笑むだけでいい。それだけのことが、今やっと…」と
泣いてるシーンがすごく好き。
心が通じ合うまでに10年かかったんだよね、あの二人…
葵上の「いってらっしゃいまし」は 田辺源氏を参考にしていると思う というか、あさき自体、式部の原典より、 田辺源氏の漫画化という気がする
>>560 禿同
源氏と紫のカップルは最初から最後まで好きになれなかった
夕霧と雲居の雁の二人の方がよっぽどいいわ
あさきは田辺源氏オリジナルの源氏と紫の新枕シーンの 台詞がほとんど同じだったり、 カラーの空蝉の構図はミュシャの「夜の安らぎ」 を参考にしたのかな?とかたまに気になる。
源氏のどこが魅力的なのかが理解出来なかった。 顔と身分だけで全てが許されているような気が・・・。 匂宮とか薫とかもそうだけど('A`)
>>573 その顔の良さが際立っていたんだよ。
「清らなる」という、比較がないほどの美しさの形容詞を付けられていたし。
更に、源氏は楽も書も武芸も秀でていて、絵だけは「筆のすさび」程度と
されていたが、それさえ「絵合」で絶賛された。
欠けた部分は母親の身分だけという存在。
身分に関しては、桐壺帝の庇護があるから「私は何をしても許される」と
豪語できるだけのものがあった。
匂宮や薫は、今上や冷泉院にそこまでは寵愛されていない。
田辺聖子さんの源氏物語だと、新解釈というか、関西まるだしの
家臣(惟光ではない)視点の小説が面白かったな。タイトル忘れたけど。
亡くなった氷室冴子さんが書きたいと言っていた、「帝の皇子として
生まれながら母の身分ゆえに臣下に下った源氏が、美貌と才覚だけを
武器に復讐(?ここは覚えていない)していく話」を読んでみたかった。
>>574 先日から気になっていたんだが、
ここは「あさきゆめみし」のスレであり、
源氏物語の原典でのものは程ほどにして欲しい。
「原典ではこうなっているんだよ」程度ならともかく
原典ありきのあさきゆめみしスレになるのは勘弁。
>>575 574は、ちゃんとあさきの内容だと思うけど
原典では源氏の美貌は際立っていたと書かれている、と
紹介してるだけじゃない
というか、原典ありきのあさきなのは当たり前でしょ
源氏物語を漫画にしたのがあさきなんだから…
別に原典厨が発生したわけでもないし、
>>574 がそんなことしたわけでも
ないのに、何で
>>575 は自治厨になりたがるの?
>>576 ,577
あさきにない内容やら設定を出してくるなって言いたいだけ。
>>578 ・清らなる〜に関しては、「こんな美しい子は見たことがない」的に
あさきでも使われている
・源氏の才能と絵については、5巻の絵合で蛍兵部卿宮が
涙ぐみながら述べていた
・「私は何をしても許される」は朧月夜との出会いのシーンで言っていた
(須磨に隠遁した際「思い上がっていた」、紫死後も、7歳で父帝に
奏上してから叶わないことはなかったと振り返っている)
全部、あさきにあるんですけど。
それに、あさきは全て原典での設定を踏まえてるものだから、
詳細に描写されていないだけで、伏線のように張り巡らされて
いたりする。
あさきに全く関係ない原典絡みネタは、個人の妄想による雲隠十帖や
エロ系のレスだけだよ。
早い話が、 源氏「匂宮、お前ブサイクだな」 匂宮「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」 源氏「薫、お前陰気くさい」 薫「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」 源氏「夕霧、お前色気がない」 夕霧「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」 源氏「冷泉帝、あなたは女性経験が少ない」 冷泉帝「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」 って言えるくらい最強スペックなのが源氏の君。 藤壺「光る君(;´Д`)ハァハァ」 ってなっちゃうくらい凄いの。
なんという主人公マンセー厨小説… 紫式部は間違いなく平安のCLAMP
確かに
>>580 の通りの設定なんだけど、
それが作中にあらわれていないというか、
性格悪い(というと語弊があるかもしれないけど)
部分ばかりが強調されているんだよねw
勿論匂宮や薫が性格いいかというとそうじゃないどころか、
源氏の二番煎じ的なことを多々やらかしているので
私は別の意味で「源氏のお血筋はこれだからwwww」と思っていました。
>>582 大体同意だけど、薫は源氏のお血筋ではない罠
従兄弟の孫、兄の孫だ
作者は皇室マンセーだから、摂関家を冷遇して描いているけど、 実際のところ、どんなに容姿端麗でも、当時は更衣腹の皇子って 存在感が乏しかったのでは・・・
時代物だから許される部分はあるよね。 現代もので、主役モテモテマンセー何やっても許される展開って 2ちゃんで伝説になるくらいの漫画になりそうだw
>>585 だから臣下に降ろしたんでしょ?
女御腹でも后腹でも、東宮になれなかった皇子は存在感が乏しい。
いい例が宇治八の宮。
それゆえ、桐壺帝は名より実を取れとばかりに臣下にさせた。
結局、息子の冷泉によって名も取ったけど。
現代物でいうとどんな感じなんだろ。 超一流の大企業社長は、桐壺という相思相愛の恋人がいたが 父親の命令で専務の令嬢と結婚する事に。 しかし桐壺とは別れられずにいたら、彼女が妊娠。その後玉のような男子を出産。 その後彼女は正妻からのイジメにより体調を崩し、ついには帰らぬ人に。 次期社長としては正妻の産んだ男の子がおり、一族での争いは会社の為にも ならないので、源氏を引き取るものの実子とは認める事はなかった。 その後あれこれあって、イケメンへと成長した源氏。 法的な繋がりはないものの、父親からの愛情をいい事に 父親の会社の女を食い放題、彼女作りまくり浮気しまくり。 でもまわりは「まぁイケメンだしねぇw」で全て許される。 現代ものにすると、ありえないなw
>>588 でも昼ドラとかになったら見てみたいかもww
>>588 ケータイ小説でそれっぽい現代風パロディあるね
うろ覚えだけど桐壺帝が社長で桐壺の更衣がその店の店員設定だった
日本の歴史では、長屋王の失脚以後、皇族政治から貴族政治へと移った
原典があるからこそ、許されている部分がある漫画だよね。 これ原典がなくて、源氏を主役にした漫画を今連載したら 多分アンチだらけになりそうだw
あさきは時代考証を無視した描写がたくさんあるからね。
大和和紀にやってほしいと言えば、 もっとリアルで生々しい平安時代の貴族の生活を描写して欲しい 短編ばかりでコミックス2〜3巻作るような感じで 例えば、紫の上が髪や体を洗ってる描写をリアルに描いたり、 尼さんになった朧月夜の一日の生活を描いたり、とか
>>595 そんな漫画、健全な青少年を育成する為の
教育漫画と同じくらいつまらんと思うけど・・・。
女性が髪を洗うのは年に数回、とかリアルな衛生描写はキツイと思うよ 原作のある源氏のキャラ使ってオリジナルエピソード物を作られるのは ちょっと嫌だな
>>597 月に1〜2回じゃなかった?<髪を洗うの
六条御息所が「いく度髪を洗っても、いく度衣を替えても どうしても匂いが取れない・・・!」と嘆いていたけど そりゃ取れんわな、と思った 魔除けの芥子の匂いって体臭みたいな匂いなんかな?
お焼香みたいな匂いなんじゃないかと思ってた。護摩というか。 体臭に近いなら、自分ではあんまり気づかないのでは。 あの時代は、薫物で体臭を誤魔化してるし。
ゲスな話だけど、あさきで乳首を見せた女人って、藤壺と女三の宮だけ???
あの時代、お風呂のたまにしか入らなかったのに 突然の夜這い婚だったってのが恐ろしい。 その上、事後もお風呂に入らずそのまま家に帰り 紫の上に抱きつく、紫の上もそれを受け止める。あぁ、恐ろしい 気持ち悪い。
貴族でも裕福な人になると、個人的趣味でお風呂は頻繁に (といっても二日に一度くらい)入っている人もいたらしいけどね。 当時は、お風呂というよりサウナ系?
そう。蒸し風呂なんだよ。 服着たまま入って、汗を流し、後で濡れタオルで体を拭くみたいな入浴。 トイレもオマルで用を足して、女房が尻を拭いて、さっと水で流すだけ。 耐えられん。
つまり飛鳥〜平安の湯治って、消毒旅行に近いのか
垢すりで洗わないのか? 汗かいて終わり?? よけい臭くなりそう・・・
>>598 そう。大体月1回。
洗ってはいけない月があった為に、
場合によっては2ヶ月に1回の時もあった。
>>606 汗をかいて、毛穴の汚れを出して
「綺麗になったー!」らしい。
608 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/27(水) 07:24:53 ID:tptgMFwr
みんな、「あさきゆめみし完全版」全10巻(各巻1500円)買った?
>>598 正月・5月・9月・10月は洗髪を避ける月で
残りの月の吉日を選んでも病気になったり、
本人が嫌がると洗わなかったりしてたようなので年数回かと思った
手元の本には「貴族の女性は年に1〜2回の洗髪だよ!
でも毎日侍女に髪を梳かせてたから不潔にはならないよ!」って載ってるけど…
どうなんだろうね
>>609 いくら髪を梳かせて、毛髪の汚れが落ちやすいからと言っても
頭皮の脂は分泌されるし、普通に臭うよね・・・。
まぁだからこそお香が流行ったんだろうけど。
でも毛髪はお香で何とかにおいをごまかせても、頭皮の臭いって
結構きっついと思うんだけどw
ホームレス臭という感じなのかな
やーめーてー!、想像したくなーいw 着るものはどのくらいで着替えるのだろう? 下着にあたるものさえ着替えとけば、ホームレスまではいかないのでは ていうか、そう信じたい…
術後の患者さんとかはキチンと定期的に体拭いてあげてれば 1ヵ月くらい入浴できなくても、臭くないよ!髪はベッド上で洗うんだけどね
更に言えば、10kg近く着込んでるから、とくに夏場の汗は半端無かった女君
夏は単に袴の軽装が出来るから大丈夫 というか、たしか単に袴が下着なんだよね 汚れたら下々の者に下げ渡すか捨ててたらしい
髪の毛も床に触れっぱなしだから汚くなっただろうね…
扉絵の下着姿の藤壺の宮は色っぽかったですね モノクロの表紙って、これが最後だったのかな?
藤壺はエロイ あんなきれいなお姉さんが側にいたら、 源氏でなくても恋に落ちる でもすんごいエロイことしちゃったんだよなあ むふふふ
>>613 実際に入院して思ったけど風呂は入らなくてもわりと平気だけど
頭のかゆさだけは取れないから髪が毎日洗えないなんて拷問すぎる
平安人は忍耐力ありすぎる
>>35 はご本人はそんなに臭わないと言っていた様だけど、
実際まわりの人はどう思っていたんだろうね・・・。
髪に汚れがつかないように気をつけていても、
やはり頭皮の脂というのは・・・どうにもならん気がするし、
むしろにおいの原因はそれじゃない?w
お香を頭髪に焚きしめればある程度は頭脂の酸敗防げたみたいだし、
「髪掻き」という頭がかゆい時に使う金属性の箸のような道具もあったから
それで我慢したんだろうね
それにしても
>>35 の人は凄い
食べ物関係の仕事についてたら出来ない実験だね
あーあー。やめろっつーの
全く期待出来ないし、出来ればアニメ化なんてして欲しくなかったけど 気になって見ちゃうんだろうな・・
626 :
酷い反応だなw :2008/08/29(金) 12:56:20 ID:sXdHKU5W
紫式部の源氏物語を題材にした累計1700万部のマンガ「あさきゆめみし」が、フジテレビ系
深夜の「ノイタミナ」枠で09年1月から放送されることが29日、分かった。全11話予定。
「あさきゆめみし」は講談社の月刊マンガ誌「mimi」と「mimi Excellent」で、79〜93年に
連載された大和和紀さんのマンガ。天皇の皇子として生まれ、亡くなった母の面影を追い求めて
女性遍歴を重ねる光源氏、後継ぎの薫までの物語を分かりやすく描いており、受験生の
“バイブル”としても読まれた。「あさきゆめみし」はこれまで、宝塚歌劇団などにより舞台化された
ことはあるが、アニメ化は初めてという。
「ノイタミナ」は、「連ドラのようなアニメ」をコンセプトに、「アニメーション」のつづりを逆さにした
フジテレビの深夜アニメ枠。これまで「のだめカンタービレ」「ハチミツとクローバー」「もやしもん」
などの人気マンガなどをアニメ化し、深夜帯では異例の高視聴率をマークしている。
現在は「西洋骨董洋菓子店」、10月からは「のだめカンタービレ」の第2シーズンを放送する予定。
ソース:
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080829mog00m200004000c.html 【アニメ】大和和紀『あさきゆめみし』アニメ化、「ノイタミナ」枠で1月から
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1219974632/
あの絵をアニメにするのは難しそうだと思ったけど。キャラのかき分けとか
これは将来世界に輸出される日本文化代表アニメになるかもしれんので 十分な予算を確保しうなるほど美しく仕上げてほしい
というか桐壺更衣・藤壺の宮・紫の上と、 源氏・冷泉・夕霧の声優はどうするんだ 同一人物がやるか、声質の似た人があてないと おかしなことになるぞ
>>627 地上派でやるのが意外だけど、深夜枠は妥当だね。
女君の髪の毛の描写が心配
止め絵が多くなりそうだけど、絵がキレイなら許すかも
全11話って少なすぎだろうw
ノイタミナは出来不出来の落差が激しいからね…
のだめや西洋骨董は原作を冒涜するような出来だったし。
>>627 同意。まあ、少なくとも着物に関しては今はテクスチャ貼れば問題ないだろうけど。
声優はイケメン俳優と女優にやらせて オール棒演技の可能性もあるな・・・
この作品のアニメ化はまさに国民的悲願。 それにふさわすい作品にしてほすい。CXも開局50年なので。
634 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/29(金) 17:36:25 ID:21Odz4WQ
全11話だと、宇治十帖編はやらなさそう。 個人的には、やらなくても良いのだが。
635 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/29(金) 17:51:50 ID:WJqf6+Pa
>>629 え?普通血が繋がってても声って別に似て無くない?
もやしもんスレから記念カキコ。 全11話なら藤裏葉くらいまで?
>>635 冷泉に関しては「お声まで(源氏に)似ている」と玉鬘が言ってる。
あの時代は、声も容貌のひとつだし。
六条御息所と明石の方も、「声が似ている」設定だよね。
視聴率が良ければ続編重ねて 「私の愛した女たちよ!」ぐらいで終了かな?
髪を色違いにするのが手っ取り早い区別法だろうけど、 本作ではご法度だよね・・・
まあやらない方ががよかったとなりそうだけどね>アニメ 誰が演じてもイメージが壊れるだけ ニワカはどうでもいいが、あさきxLOVEなこのスレの住人にはキツだろう
>>633 アンタ高校野球板だけじゃないのかw
アニメ化か。声誰がやるんだろ
別の板の住人ですが… あさきゆめみしのキャラクターの顔全部見分けつくと言ったらどんな漫画好きにも気持ち悪がられます 仲間に入れて下さい><
玉蔓の 監のところへいこう、 そしてあの男に触れられる前に命を断とう という独白には違和感があったな 時代が下った武家の娘ならともかく、 この時代の貴族のお姫様に、 自尊心を命で購うというような 価値観あったっけ
>>642 見分けつかないような奴はファンではない
基本的に同じ顔でも、桐壺・藤壺・紫は髪形(前髪の有無や 下がり端)が違うし、他の女性キャラも結構違う。 顔のパーツは似通ってるけど、配置の組み換えや髪形で かなり見分けられる。 完全に見分けがつかないのは、冷泉と夕霧w
646 :
642 :2008/08/29(金) 22:02:33 ID:???
…誤解を生んでしまったようで申し訳ないですが私は10年以上あさきゆめみしのファンです… キャラクターもモブじゃなければ見分けられます 誤解を生むような文章を書いてしまいすみません
誰も誤解してないが… 「あさきキャラを見分けられるアテクシ凄い」と勘違いしちゃってるということは よくわかった このスレの住人なら、殆どの人が見分けられるよ むしろモブの方がわかりやすかったりするし
たとえば、 顔だけ見てる人は、 きっとプライベートでも人の顔と名前覚えることが苦手な人だと思う その人の持つ雰囲気とか表情とか発言とかバックグラウンドまでひっくるめて、 その人自身を作ってるんだから だから例え同じような顔でも、冷泉帝は凛々しく見えるし、夕霧は可愛く見えたりする
あさきゆめみし 「ノイタミナ」枠で1月から放送
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime3/1219976577/ 若紫「クリちゃん気持ちいいの。もっとコリコリして」
朧月夜「おまんこ突いて!突いて!獣のように突きまくって!」
藤壺「はぁ〜〜ん!可愛い光る君のオチンチン食べちゃいたい」
御息所「いいのね?こんなおばさんのオマンコでもいいのね?」
浮舟「薫の君のオチンチンは臭い。匂宮のおちんちんはブツブツ」
源典侍「わたくしのフェラテクは宮廷一ですのよ。お若い源氏の君や頭中将なんかちょちょいでドピュよ」
弘徽殿大后「お上、なんでわたくしのところには来てくださらないの。あんあんあんあん。大弁もっとそこ舐めて」
明石僧都「我が娘ながらなんと良い乳か。いかんいかん!出家の身にあるまじき執着じゃ!」
とかドージン出そうだな
同人誌
萌え絵じゃないから男性向けはない。ファンも美形ホモカプしか描けない層だからなw
キモイ妄想乙・・・・
匂宮「いやだ!お前はオレのものだ!」 薫「匂宮様・・・・ドキドキ」 とか? 匂宮「はぁはぁ。きもちいい!きもちいいぞ薫!」 薫「い、痛いよ匂宮。もっとやさしくして」 みたいな? う゛〜〜〜〜〜〜ん。。。。。。
おいらも新刊10巻買ってきた 15000円ってヾ(°∇°*) オイオイ
返す返すももったいないのは源氏と玉鬘の関係。 妻にしてれば面白かったのに。源氏の御子をポンポン産んで、寵愛も深く、紫の上は嫉妬。 案外、源氏の気持ちも玉鬘により多く移って、紫の上の出家も許したかも知れない。 男と女って、一緒に暮らした歳月や出来事の分だけ仲むつまじくなって行くものだけど、 結婚してれば明石以上に特別な存在になったと思うんだよな、玉鬘ちゃん。
それはどうかな。 源氏はナルシストだから 自分の顔に似ている女が最高だと思うよ
>>643 ないと思う。そういう貞操を重んじるような価値観が
武家社会に生まれたのも、江戸になってからだしね。
(だからこそ幕末、会津戦争で女性が辱めを受ける前に死のうとした)
戦国時代ですら、貞操を死守するような女性があまりいなかったのに
平安時代の姫君でそんな考えの人って、よっぽど奇特な人だったと思う。
夢占いで「源氏の子供は三人」って決められちゃってるから
玉鬘と結婚しても源氏の子は出来ない気がする
>>643 あの台詞は玉鬘の誇り高さを表現してるのかと思ってたけど、
嫌ってた髭黒にはあっさり(?)襲われてるんだよね
髭黒に対しても「離して下さらないなら死にます!」みたいな台詞があれば
玉鬘の性格の一貫性があったのにな
若い頃の源氏だったら確実に襲ってた 源氏が妻としなかったことが玉鬘の一族の後々の不運のもとになったんだよ 髭黒の子供は誰も出世できず、姫も全員不幸になった
まあでもいずれは、夕霧の嫡男かその子と冷泉院の姫君が結婚して、 夕霧と玉鬘は真に血縁になることを期待してる。 これで藤壺と源氏の命脈も繋がるが、 冷泉院の姫君誕生といい、すべては源氏出家後というのが業の深さゆえの御仏の定めと。 二夫にまみえることも日常だった平安時代の貞操観念は、 今日とはまったく異なるものだよね。 元来、日本人には処女信仰なるものはなかった(ユダヤ人にも)。 処女信仰なるものが日本で流布したのは、 中世以後(あるいは明治以後)のキリスト教の影響によるもの。 当時は中宮や女御ややんごとない姫宮でも、 婚前交渉どころか不義密通を行うさえも、それほど珍しいことではなかったから。 源氏と藤壺、女三の宮と柏木が珍しいかと言えば、別に珍しいことではなかった。 あさきで言えば、更衣とはいえ桐壺更衣も帝と知らずに寝所を共にしたんだから、 不義密通のようなものだけど。
源氏が玉蔓に手をつけなかったのは、その当時 「親子2代とHしてはならない」という禁忌があったから。 原典では、源氏を含め脇役や雑魚キャラにも母娘2人と関係を持った男は登場しない。 だから秋好中宮にも手出ししなかった。六条の遺言もあったけどね。 これは源氏の年齢や思惑というより、紫式部の倫理観によるものだそうな。
>>659 平安時代中期なら、身分が低い天皇の妃の一人でも、後宮にいる限り
手を出して天皇を不快にさせようとする貴族は
当時でもそんなにいないから大丈夫かと。
これが桐壷更衣が里帰りした時のエピなら、密通を疑われるけれども。
>当時は中宮や女御ややんごとない姫宮でも、
>婚前交渉どころか不義密通を行うさえも、それほど珍しいことではなかったから。
表立って問題視しなくても、大臣クラスの公卿の日記に書かれたり
暗黙の了解みたいな雰囲気にいたたまれなくなって、自ら察して後宮から退去したり
出家した女性はいたよ。
時代は少しあとだけど、二代の后の例もあるし 夫がありながら、他の男を迎え入れるようなものは問題だとしても ひとりの男に操をたてるというような概念が存在しなかった事は確かだと思う。
処女信仰、というか 貞操観念を重んじる風潮が 武家社会で一般化したのは 孔子の影響だと思っていた
貞操観念を重んじる風潮が一般的に広まり出来始めたのって キリスト教が大元じゃないかと思うんだけど。 日本には処女信仰をするようなものって、一般的ではなかったし。
孔子と言えば儒教 男女七歳にして席を…のあれだよね? さすがにキリスト教はあまり関係ないのでは。 日本の場合。
「あさき」で、柏木が女三の宮のおっぱいを揉んでたシーンが好きだ
>>665 儒教の方は貞操観念を重んじるがゆえにってよりも
「女の分際で男様と同じ位置にいるんじゃねーよwwww」
的なものがあるからなぁ。
>>657 九州に居た頃なら男を拒んで死のうが、野垂れ死にしようが自由だけど、源氏の娘として世間にも認知された立場ともなれば、そんな事をすれば自分の名ばかりか
源氏の名まで傷つけてしまうからだろう。
絵だけで言うと紫が死んだ後の源氏の回想で 13,4くらいの紫を抱き上げて微笑みあってる若き日の源氏のツーショットが好き
10歳で尼削ぎだったのに、14歳であれだけのスーパーロングに なってた紫の上の髪の毛乳頭が一番えらいと思う。
あの当時のお姫様の必須アイテムに、かもじというものがございましてな。
夕霧のイメージする紫の上がどんどん劣化しているのが気になった。 「はっ。これは紫の上様の和琴だ。」みたいなシーンでの紫の上の顔が特に…
>>671 いや、源氏が髪削ぎしてやってたし。祭り見物の辺りで。
>>673 かもじでも髪梳きくらいするよw
今のエクステの感覚だし。
>>674 かもじにするには、それこそエクステのようにどこかで
自毛と繋ぐ必要があってだな(ry
あさきの女人は皆自前の髪な設定だよ
「かもじ」なんて、末摘花が作ってたぐらいだ
あと髪を梳くのと削ぐ=切るのはかなり違うw 源氏が「今日は髪削ぎには吉日だろう?」と確認してたしね。
677 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/30(土) 19:57:28 ID:guZrEviJ
>>672 紫の上に関しては、7巻と8巻が一番絵が劣化していたと思う。
4巻と、5巻の初期もちょっとあれだと思う それこそ末摘花の話で、叔母が「源氏の君の北の方は たいそうお若い、それは美しい方だとか」と言ってるシーンの 紫の上は、絶世の美女ではなくなっていた…
>>667 しかし、キリスト教の影響は
なかったとは言えないけど限定的なものだと思うよね
儒教の思想は礼節や徳を重んじるもので
その礼節の中に貞操も男尊女卑も組み込まれていた感じ。
孔子の思想が広まったのは主に武家社会で、貴族や庶民には関係ない。
だから農民には処女崇拝とか貞操を異常に重んじる観念は
江戸時代だってなかったでしょう。
キリスト教が日本人の貞操観念に影響を与えたというなら、
むしろ武家社会より、農民社会の方に
処女信仰が広まらねばおかしい。
というか、礼節や序列を重んじる儒教は封建社会に都合がいいから
徳川家が意図的に武家社会に広めたんじゃなかったっけ?
>>675 いや花散里は原作で年を取ってからも自前の髪だ。
「年をとってすっかり量も減って先が細くなっているのに
かもじもつけずにありのままでいる、その自分への信頼度がうれしい」
という源氏の心理描写がある。
>>678 5巻といえば、末摘花の侍従ってかなり可愛いと思う。
>>669 オイラも。個人的にあそこが一番泣ける。
シングルファザーです(娘7歳。オイラ28歳)
あそこは光源氏のせりふも相まってめちゃくちゃ泣ける あの言葉を紫の上に伝えてほしかったよ…
紫の上が亡き後の、明石の方に独白している源氏の言葉が、 源氏の素直な気持ちを表してるように思う 小さい頃から育て上げたあれこれ・・・とかの台詞 愛する妻が亡くなっただけであればあそこまで悲しむことはないし、 もっと早い段階で立ち直れるはず 妹であり、娘であり、妻であり、分身であり、それらすべてが紫の上だった 想像して余りあるわ たとえ藤壺の宮がもっと長く生きていたとしても、 やっぱり紫の上の死の方が源氏を悲しませたと思う かげがえのない人だった
685 :
675 :2008/08/31(日) 08:07:43 ID:???
>>680 うん、だから皆自前の髪設定だと言ってるんだが…
藤壺も紫も、源氏の最愛の恋人と妻は春に逝ったんだね。 どちらのシーンもすごく綺麗だった。 藤壺は「恋人」として最愛で永遠の人で、紫は「妻」で「娘」で「妹」で「母」で… 源氏にとって女人として全てにあたる人だった。 あさきの雲隠にあたる辺りかな、「この世に生まれた日を、私は知らない。 父が迎えた年若い女御の宮。その方に会った日こそが、私の人生の始まりだった」 で始まる一連の流れがすごく好きだ。 源氏が、藤壺に恋して、紫本人を愛していたと再確認するところが。 それにしても、あさきのアニメ化はあちこちでびっくりされてるね。 源氏物語千年祭に合わせたのかな。
>>686 紫が逝ったのは秋じゃなかったっけ?
亡くなる間際に源氏と交わした歌に「萩」が入っていたのと
秋好中宮のお悔やみの歌が
「秋は自分の命の終わる季節だと悟っていたから、あの方は
春が好きだったのでしょうか」
みたいな意味だったような。
記憶違いだったらスマヌ。
>>687 秋だと思う。
秋好中宮の控えめで繊細なお人柄が現われていて、印象に残っている。
母君が何かと印象が強い分娘は地味だけど、母娘共に魅力的な女人達だと思う。
>>687 あ、すまん、そうだった。
紫の上を回想して、梅の花がどうのこうのと匂宮がやってたのが
春だったから、その印象が強かったんだ。
>684 そんなの聞かされる明石もたまったもんじゃないね どうして源氏って、他の女のことベラベラ喋るんだろう そのおかげで、紫は六条に憑かれる羽目に・・・
>>690 明石で話した時は、(身分の低い)明石の方に惹かれる気持ちを
抑えるためっぽかったけど…
紫の上の死後は、彼女について語れる相手が花散里か、あるいは
互いの魅力をわかりあい、尊敬しあい、最大の恋敵であり同志でも
あった明石の方しかいなかったせいだろうか
口が軽いのには同意
藤壺の宮とのことも紫の上に話してるし…
横川の僧都もだけど、概して源氏物語の男は口が軽いよね
女が必死に守ってる秘密を、簡単に口にしてしまう
桐壺帝も、弘徽殿に「愛していない」と言わなくていいことをはっきり
言っちゃったしさ
>>690 禿げ同ですわ。
他の女人や浮気の話をわざわざ聞かせて
こんな話が出来るのはあなただけと持ち上げるけど
紫の上はつらくて寿命も縮まってしまって。
その紫が亡くなったら2番手妻明石がターゲットに。
ただ明石は紫より源氏といる時間が短く娘の世話に忙しく
長生きできたようでよかったよかった。
紫よりも明石のが大人というか寛容な気がする
紫の死後、女三宮のとこでもぐだぐだ言ってたけど、 女三宮にあっさりスルーされたのはワロタw
>>694 源氏が嫌いは私は「ざまみろwww」とか思いました。
>>693 一応の生活基盤がしっかりあることと、何より娘がいたことが
大きいだろうね。
藤壺が示したように、「この子の父と母」として繋がれるから。
紫には、よくも悪くも源氏しかいなかったもんな。
ちい姫達はいたけど、結局は養子でしかないし。
それ以前に明石は人ができすぎ
源氏も精子が少なかったけど、紫の上も不妊症だったんだよな それだけに一発ヒットの藤壺や明石や・・葵はどうか知らないが、 凄く強い生殖能力を持ってるんだよな 桐壺帝は老いて生殖能力が弱ってたから、藤壺との間に子供は作れなかった 毎晩やってたはずなのにね
紫の上が亡くなった後に花散里のところに愚痴りに行かなかったのは なぜだろう>源氏 優しく慰めてくれそうなのにね
>>698 藤壺は実は一発ヒットじゃないんだよね
複数回、密通してる
あさきでは、前世の縁の強いことを示す為や少女漫画要素の為か、
一発ヒット設定になってたけど
>>700 数回密通してるのか・・・。
あさきでは相思相愛っぽかったけど、
原作ではどうなんだろ。
桐壺帝は藤壺を抱きながら更衣の姿を重ね、 藤壺は桐壺帝に抱かれながら源氏の姿を重ねていた 藤壺が乳首を吸われてあえぐのを更衣が乳首を吸われてあえぐように、 桐壺帝がペニスを出し入れしてはぁはぁ言ってるのを源氏がペニスを出し入れしてはぁはぁ言ってるように なんという偽装夫婦
703 :
680 :2008/08/31(日) 20:29:41 ID:???
>>685 ごめん、「あさき限定」で自前の髪と思ってるんじゃないかと思って
書かせてもらった。
レスアンカーつけずに書きこんでたらよかったな。
>>698 八の宮がいて冷泉帝が十の宮、てことは九の宮がいるってことだから
桐壺帝の生殖能力はそう衰えてなかったんじゃないかな?
桐壺帝との結婚初期は生理の有無とは別に、
藤壺の体が成熟していなかったという解釈もがんばればできるが。
最終的には前世の縁?
>>701 原作でも相思相愛
ただストレートに藤壺が源氏に愛を告げることはない
>>703 平安王朝時は結婚こそはやかったけど、
実際妊娠出産しているのって、大体20前後なんだよね。
それを考えれば、藤壺が入内してしばらく孕まなかった事も
別に納得できるものだとは思う。
>>697 人柄がいいというより、
聡明さと、身分の低いことからくる卑下が
思考回路と行動形式決定している
理性的な女人である朝顔でさえ もし源氏と結婚したら ぐじゃぐじゃの男女関係の泥沼になっただろうと予測し、 そんな中に身を置く自分がいやで身を引いている。 明石も、身分が低いから 分をわきまえた行動をとらざるを得ないけど、 身分がそれなりだったら 紫に対し下手に出る理由はなし
>>705 彰子とかがそうだよね
結婚したのは12歳ぐらいだったけど、出産は21歳ごろだったはず
710 :
愛蔵版名無しさん :2008/08/31(日) 22:45:27 ID:qxzO2f24
藤壺が「母」「恋人」で、紫が「妹」「娘」「妻」だったんじゃマイカ?
どっかで藤壺は母、姉、恋人で紫が娘、妹、妻と書いてあった
>>698 どっかの解釈の本で男は「これしかチャンスがない」と感じたときには
本能的に精子が多くなると書いてあったな。
紫の上とはいっぱい機会があったから逆にヒット率が悪くなったのかも
ガキなんかそんなにほしいか?
>>713 少なくともあさきでは、源氏はちい姫に関して明石腹であることを
惜しみ、梅壺女御の入内の世話を楽しそうにやってる紫を見て、
「それにしてもこの人に姫が生まれたのであれば」とやってた。
夢占でいずれ国母となる姫だと言われていたし、明石入道の話
(娘ができ、更にその娘が国母になる)を聞いていて尚それだから、
本当は紫との間に子が欲しかったんだろう。
紫自身、どうしてわたくしには子ができないのかしらと嘆いていたし。
年食ってからは、「出産の危険をあなたが犯さずにすんでよかったとも
思う」と言ってたけど、あれはあれでひどい話だよな。
藤壺出産の時に、心底心配した経験からだろうけど(罪の子だから
無事に生まれないかも、とか)
明石が若宮出産の後、 やつれた顔であうのも男心をそそるものだ という源氏のセリフに何となくカチンときた 何となくだけど
>>704 たぶんエッチしてるときに、藤壺の方からも愛の言葉をいっぱい囁いてるよ
藤壺「好き!好き!好き!好き!大好き!ああっ!」
みたいな
>>715 マジレスすると、女の体で一番具合がよくなるのは出産後。
大阪府知事の橋本も同じこと言ってたな。
だから間髪入れずに、第二子、第三子と子作りする夫婦のことを淫乱夫婦と言う。
葛飾北斎の春画にも同じ話がある。
>>714 あれは葵上をお産で亡くした経験があるからじゃ?
まぁ藤壺の件もあるのかもしれないけど、
お産に対する恐怖の根本は、葵上が出産の肥立ちが悪くて
死んでしまったからじゃない?
>それにしても、あさきのアニメ化はあちこちでびっくりされてるね。
>源氏物語千年祭に合わせたのかな。
それは有得そう
>>714 出産は今も昔もある意味命がけだよ
出産は子供を生むというハイリターンがあるから、 命を失うかも知れないというハイリスクでも納得行くけど、 病気は命を失うかもしれないというハイリスクなのに、 ほとんどノーリターンで失うモノばかりなのだよ 人生で一番大変なのは病気です
722 :
714 :2008/09/01(月) 20:28:59 ID:???
何か言葉が足りなかった。 「紫さえ無事ならいい」みたいな発言がどうかと思ったんだ。 源氏の子を産んだ他の女人(表向きの三人)はいいのかと。 あなたに子供ができないのを残念にも思った、とか言ってたし、 紫が子供を欲しがってたのを知ってるのに…とかね。
源氏は紫さえ幸せであれば他の女人なんてどうでもいいんだよ。
単なる優先順位の差。 紫の上も明石の方も葵の上も花散里も、みんな愛していたけど 紫の上は別格。 例えば花散里とか明石が死ぬ事で、紫の上が生き延びるなら そっちを迷わず選択するくらい、別格。 みんな好きなんだけど、紫の上はもっと好きだから ほかの人間には残酷になる。
だったらもっと紫の上を幸せにしてやれよ。って感じ
幸せってなんなんだろうな、って突っ込まずに入られない。 誰も自分の望む形での幸せを得ることは出来ないのだよ。 男と女に限らず、別人なのだからね。 親子であっても所詮は赤の他人。
>>727 すみません。
これからは軽率な発言は控えます。
??? 誰が何を突っ込んで 誰が何を謝ったのだろう
>>729 いえ…安易に幸せという言葉を使ってしまったことを
>>727 さんに突っ込まれ、反省しているだけです。
>>730 いや、727は紫の上に突っ込んでるんだと思う
紫の上は贅沢を言いすぎだって、さ
明石らが望んでも得られなかった源氏の寵愛を一身に受けながら、
まだアレも欲しいコレも欲しいと、欲深く嫉妬深い紫の上のエゴイズムに
生みの母である明石の気持ちを察することもなく、
ちい姫をモノのようにとりあげて、きゃっきゃ喜んでた姿と被る
幸せボケ
732 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/02(火) 00:39:05 ID:WhaRK/5L
源氏の君の最愛の人は結局は藤壺の宮でしょう。藤壺の宮を求めての 恋愛遍歴なんだから。
で、最後に紫の上に死なれてから後悔した、と。
明石好きで紫嫌いの人が 一人いて、 ことあるごとに明石上げ紫下げレスしてくるんだよな
明石にファンいるんだ…。びっくりした
そりゃあ、いるでしょ。 変と思われるかもしれないが自分は葵上と朧月夜と明石が好きだ。
いや、すまん。葵、朧月夜はわかります
私は源氏の女人で明石が一番好きだ これは別に変じゃないと思う 次いで葵の上→朧月夜→秋好中宮
嫉妬は愛情の裏返しだし、 もっともっとと愛情を求めるのも悪いことではない 女性として当然の話。 ただ、表現の仕方が問題で 男にうっとおしがられるような嫉妬は最悪だけど 紫は嫉妬上手で源氏も彼女に妬かれるのはまんざらでもないようだ。 それに紫の場合、相手の女人に意地悪したり、さげすんだりするわけでもないし。 何の問題もないと思うけど。
こういうこと(嫉妬も愛情だ、誰ぞが好きだ、源氏って酷え)を たぶん1000年前にも宮中女房の間で話してたんだろうなと思うと気が遠くなるな。
源氏が好きになる女人の共通点=うるさい義父がいないことw
1000年前ならもっと源氏って素敵意見が多そうだなー。 零落する女子の多さに見かねて藤原氏の女子限定の老人ホームもどき が作られたりした時代に「一度でも関係のあった女を見捨てない」辺りとか、 当時の女性には魅力だろうね。
これも原作にはないセリフで、 貴方に先にあったらあなたを一番に愛した と、源氏は明石に言ってるけど、 いくら女を喜ばせるためとはいえありえない… 明石と源氏じゃ、カップルの相性としてはいまいちだもの。 明石は確かに奥ゆかしくすぐれた人柄、高い教養の持ち主ではあるけれど 一緒にいて楽しい気分になれるようなタイプじゃないから。 源氏は明るく華やいだ気質だし、明石は陰気というわけじゃないけど… なんというか…春の曙の霞の間から咲き誇る樺桜と描写された紫のように、 明るく周りを照らし出すような陽性のオーラ、というのがないんだよね 源氏にしても、基本的には陽性美人が好きで、 紫の上は別格としても、明石よりは玉蔓だろうな…
>>740 そして当時の貴族男性も、現代のアニメや漫画の女キャラに萌える男のように
「紫の上萌え〜」
「義娘、妹、幼な妻属性やばいwマジでやばいwww」
「明石の方はマジ最高。偉い人にはそれがわからんのです」
こんな話をしていたんだろうな・・・。
紫の上を太陽とすれば、明石の方は月
月を思わせる六条や明石の涼やかで怜悧な美も捨てがたいが 源氏の理想は輝く日の、藤壺の宮様だからね 太陽系美女優先
六条…10歳年上 明石…身分が低い
六条は源氏より7歳年上じゃなかった?藤壺が5歳上で葵が4歳上だったような。 原作じゃ女三宮もおっとり無邪気な陽性美少女なんだけどな。 あさきだとぼーっとしていて陰性っぽいけど、そこが可愛い。
>>742 源氏よりもむしろ薫人気が高かったみたい
源氏物語の後の作品の男主人公は薫のコピーばっかだし
薫って大君たちに手は出さないで後見として 援助はしてくれるから、都合のいいお財布役と見られてたかも。
>>749 薫のコピーって「狭衣物語」の主人公とか?そういえば「無名草子」でも
薫だけ欠点がない立派な男だってべた褒めされてたっけ。
>>750 同意。特に二条院に移ってからの中の君は、薫からの援助は欲しいけど
口説かれるのは嫌だから浮舟の存在を教えた感じがした。
薫ってそんなに立派な男だっけ? なんかうだうだしてて優柔不断なわりには 身分低い女への蔑みはいっちょまえ、みたいなイメージしかないんだけど・・・。
源氏ほど高嶺の花じゃない、ちょっと頑張れば手が届きそうで きゃーきゃーとミーハーできる公達としては、ちょうどよかったんじゃない?
源氏って、物語の本筋には関係ないから無視されたけど、 六条につかえてる女房ともちょくちょく関係持ってたっぽいな 当時の貴族男性としては普通のことだったんだろうけど
755 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/02(火) 23:36:31 ID:/bKiHOgT
源氏は藤壺と紫が目の前でおぼれてたらどっちを助けるんだろう?
紫を助けた後に、 藤壺の後を追って死ぬ
更級日記の作者は浮舟の憧れて、薫みたいな貴公子に愛されたい・・・とか 書いていたような気がする。 浮舟のキャラが好きだったのが、身分が低くても貴公子に愛されるシチュエーションが 好きだったのか微妙だが・・・
美形に冷たくあしらわれるのが好き、 というような倒錯した心理は まったく理解できないわけではない
>>754 六条につかえてる女房どころか、紫の上につかえている女房とも
関係を持っていたよ。
顔を見たこともない相手ならまだしも、自分につかえている相手なんて、
六条と紫はよく平気だったな。
>>759 同じ屋根の下で別の女と関係持っていながら、
よく紫の上(六条)を愛しているなんて言えるな・・・('A`)
まあ時代が違うから、その辺の価値観も違うんだろうけど。
紫の上も自分の女房に夫が手を出すのはOKで、女三宮はアウトだったのは
結局自分の立場(源氏にとって一の人)を危うくする(した)ものが嫌だっただけで、
夫が浮気するのは別にどうでもよかったってことだよね・・・。
玉鬘の時も「まぁ手出したくなるのはしょうがないほどの美少女ね」ってスルーしてるし。
761 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/03(水) 08:49:44 ID:Eoc1eK0+
藤壺と紫の上の対面があったらおもしろかっただろうね 藤壺「あなたが紫の上?(この方が源氏の君の奥方の…)」 紫の上「はい、中宮様(この方が藤壺の中宮様)」 藤壺「(それにしてもなんと…)」 紫の上「(…似ているのだろうか)」 藤壺「(もしや源氏の君は…私の身代わりに)」 紫の上「もしや殿は…私を中宮様の身代わりに)」 藤壺「(源氏の君はなんということを…)」 紫の上「(殿はやはり私の上に中宮様の面影を重ねて…それで)」 藤壺「聞けば、兄上はあなたのことを十分にお世話していないそうですが」 紫の上「私は父・兵部卿の娘とはいえ…脇腹ですから」 藤壺「紫の上。これよりは私があなたの御親代わりとなります」 紫の上「えっ!」 藤壺「そしてどうか、源氏の君のことも許してあげてください」 紫の上「中宮様」 藤壺「以下省略…うふっ♥」 みたいな?
762 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/03(水) 09:11:59 ID:Eoc1eK0+
源氏「ほぉら…ここが気持ちいいのだろう?」 玉鬘「やだ…お父様。恥ずかしい…ジュンジュン」 紫の上「わなわなわなわな。中将!中将!右近をお呼び!」 中将「は、はい。ただいま!」 右近「お呼びですか、紫の上様」 紫の上「右近、玉鬘の君の弱点を教えなさい!」 右近「えっ?」 紫の上「…ただいま、殿があちらで玉鬘の君をお抱きになっておられます」 右近「なんと…こんな日の高い内から!まあ、なんと殿はお若い…」 紫の上「右近!」 右近「はっ!これは失礼を」 紫の上「…で、玉鬘の君の弱点は?」 右近「はぁ(これは逆らえないわね)…あの、姫様は大根がお好きでいらっしゃいます」 紫の上「だいこん?」 右近「はぁ、大根の太さといい形といい、殿の…その、男根に似ているからと」 紫の上「んまぁ…なんとはしたない」 中将「玉鬘の君はなかなかの好き者でいらっしゃる…」 右近「はぁ、姫様の恥にもなりましょうが…、実は姫様は無類の色狂いでいらっしゃいまして」 紫の上「ふふふ、イイコトを聞いたわ。下がっていいわよ、右近」 右近「はぁ、それでは失礼いたします」 紫の上「中将。さっそく玉鬘の君の大根をこれに」 中将「どうなされます?」 紫の上「大根を食べるのよ」 中将「大根を…でございますか?生ですよ?」 紫の上「それがいいのよ」 中将「はぁ」 紫の上「玉鬘の君が使った大根ということは、殿の男根も同じ。 ただし、私が大根を頬張ったことは誰にも言ってはなりませんよ」 中将「は、はい。かしこまりました(上様はなんて愉快な方のでしょう)」 紫の上「さあ、こうしてはいられない。私が殿の男根をしゃぶりつくすのよ!」 源氏「ぎょっ!!!!(あわわ…どうした紫の上…。玉鬘とのことを嫉妬してるのか?許しておくれ、愛しい人よ)」
>>760 女房との関係は浮気の数に入らないからね
玉蔓の時は、一応養女扱いだし
髭黒だって最初の北の方の女房と関係あったし 女房は召人であって妻の一人でもない 薫も小宰相の君が召人になるんだっけか
紫の女房中将の君は、 源氏が関係を持った最後の女性
女房との関係は浮気に入らないってところが、価値観の差を感じるよね。 現代の恋愛観でいくなら、愛があろうとなかろうと、本気じゃなくてただのつまみ食いだろうと 自分の愛する恋人や夫が他の女と関係したってだけで、はらわた煮えくり返る方が 多数派だろうと思うけど、当時はそういう感情すら欠片もなかったんだろうか。 なんか自分の地位(正室であったり寵姫であったり)さえ脅かす存在と 関係を持たなきゃ別にどこの誰と関係持ってもOKって感じだし。 中君も匂宮が浮舟に手を出した事について嫉妬というよりも 「あらあら宮さまの困ったクセが出てしまったのね。おほほほほ・・・」で済んでるし。
>>766 雲居の雁がそんな感じだね
藤典侍は許容していたのに、正妻格になりゆる落葉宮には
そんな余裕はなかった
それを考えると、当時の女から見た恋愛っていうのは 自分を立ててくれて生活保護してくれればそれだけで 良かったのかもしれんね。 なんかそれは恋愛じゃないような気もするけど・・・。
この時代の男は特に恋愛と結婚を別物扱いしてたんじゃないのかな。 招婿婚の時代は後見は普通女の家の方でするものだし、 気に入らなければ相手がかなりの身分の女でもポイ捨て可能だし。 高貴で美形でこっちが貧しくても援助してくれる男性が 一般女性の理想像として描かれるのは当然だろうね。
藤典侍とするときってあの惟光の下々の生活音がするという家に通って行ったのだろうか。 子供たちは惟光の家で育てられていたのかな? 惟光と藤典侍の子供たちのかかわりってどんなだったんだろう。 主君である源氏の孫でもある孫達とどんなふうにかかわってたのか。 そこのところが描かれてなくて残念。
ぶっちゃけ自分付きの女房相手なら、相手のレベルも何もかも 把握できてるから精神的余裕があるんじゃなかろうか。 あと、やっぱ月の穢れがあった時、他の女のとこに通われるよりは 自分のとこの女房が相手する方がましとか。 どのみち、現代人にはよくわからない感覚だけど、浮気よりは風俗に 行く方を許せる、みたいな。
女房にもテクニシャンがいたのかな
>>771 戦国時代以降になると、正室が自分の仮胎として側室をすすめたり
お褥すべりで侍女を自分のかわりに差し出したという例があるから
「知らない女よりも、自分の知ってる女で」ってのは自分の権力を維持する為にも
また「所詮仮胎」としてみていた事も含めて、まだ理解出来るんだけど・・・。
この時代は思いっきり恋愛色が強いから、どうしても「え、夫が侍女とは言え
他の女に手出してそれでいいの!?」と思ってしまう。
けど、多分考え方的には戦国期以降の武家と同じ考え方なんだろうな。
自分の体面と地位さえ守れるような相手なら、それでいい、みたいな。
そう考えると、源氏はおまんまの為だけに存在している男に思えるなw
>>770 いいや。藤典侍は宮仕えだから、年数回の宿下がりの時以外はずっと御所勤めに寝泊まり。
つまり夕霧にとっては、御所の藤典侍の部屋でエッチいたしたく候で、宿直。
後に落葉の宮と結婚してからは、三条の雲居の雁と六条の落葉の宮の家に半々で通い、
ときどき御所で宿直するときは、藤典侍の部屋で息抜きという次第。
夕霧ってそういう女房とかも相手にせず雲・藤・落の3人だけだったのかな
六条院…葵の上、女三の宮、紫の上、六条御息所、空蝉、夕顔、末摘花、朧月夜、花散里 明石の御方、軒端荻、源典侍、朧月夜、朝顔斎院、藤壺中宮 冷泉帝…秋好中宮、弘徽殿女御、王女御、左大臣の女御、院の女御(大君) 夕霧…雲居の雁、落葉の宮、藤典侍 いやはやまいったね チンチン擦り切れちゃいそうだ
>>776 いくら源氏でも朝顔斎院には手を出していないかと。
処女しか斎院にはなれない規則で、斎院を降りた後も喪中で手を出せず、だったよ。
柏木とか、恋の橋渡しを 自分と関係のある弁に頼んでるし。 弁もそのことに関して、特にひどいとも思ってないようで。 しかし、関係だけで済めばいいけど子供ができた時ちゃんと面倒みるのかという… 八の宮とか、浮舟を自分の子供として認めてないみたいだしね 今でいうと、認知してないというか。 それでもひそかに養育費くらい出るんだろうか。 女房が自分の実家の財力で育てるのか、 それとも、女房勤めを退いた後、結婚した夫に養ってもらうのか。
冷泉って存在薄いな
源氏の女性遍歴は、書きならべるとやたら華やかに見えるけど、 一晩だけの関係や、恋愛関係とは言えないものを除いて整理すると、 源氏の女性関係が最も華やかだった時期で、(女房除く) 葵、六条、朧月夜、藤壺の四人。 朧月夜も、藤壺も、合おうと思ってすぐ会える相手ではないし、 六条とは疎遠になりがちだし、葵は形だけの妻だったし。
冷泉って八の宮になにかあったら大君と中の君引き取りたいとかいってたけど、 下心はあったのかなあ?
>>775 夕霧も雲居の雁との結婚前は花散里の御殿の女房に手を出してると思う。
原作じゃ薫ですら三条の宮に手を出した女房いっぱいだったし。
>>781 引き取りたい=妻として面倒見たいの婉曲的な言い方だよ。
桐壺帝が藤壺の宮や六条の御息所に似たようなこと言ってる(六条には振られたけど)
結局のところ、明治になるまで日本には現代で言うところの 恋愛感情は皆無だったという事になるんだろうか・・・。 本能的に、独占欲とかあると思うんだけど、 それも取るに足らない身分の女だったら、全然気にもしないのかねぇ。 当時とは価値観が違うから、とは思っていても その辺の心理は理解出来ないなぁ
薫は、あさきじゃ堅物だとか言われていたけど 浮舟死んだ(と言われてた)あとで、女房の部屋から出てきていたし、 浮舟を宇治にかくまいつつも、他の女にハァハァしてたんだよなぁ。 どこが堅物だとw
女が女房相手に嫉妬しないのは、 女房との関係が、ほとんどの場合、男にとってのほんの戯れ、本気じゃないと知っているからだよ 現代の感覚だと、それでも許せない!となるのかもしれないけど そこらへんの感覚はさすがに違うね だけど、純粋な意味での恋愛感情がないと結論付けるのは早急杉 本妻の地位を脅かす相手は嫉妬しない、というのであれば こきでんが桐壷に嫉妬する必要もないし、 六条が夕顔に嫉妬する必要もないし、 紫が明石に嫉妬する必要もない 紫は源氏に、「比べ物にならないような身分の相手ですよ」と諭されているし 身分がら自分の地位を脅かす存在ではないとわかっていても、納得しない。 女性は、男君が相手の女性に本気で入れ込んでいるのか、ただの戯れなのか、 敏感に察してしまうんだよ
脅かす相手 は 脅かさない相手 の間違い
>>784 一応、原作には夕霧に目をかけられてた女房たちは結婚を
恨めしく思っているって内容の描写があるよ。
ずっと夕霧と男女の関係で、雲居の雁と結婚しても忘れられずに
こっそり通うことになったのが藤典侍。
あさきじゃそうは見えないけど、女房じゃない藤典侍には
雲居の雁もよく嫉妬してたらしい。
親王や上達部(公卿。殿上人)の場合、 妻とすべき女人は上流の姫(父の官位で言えば三位相当。四位でギリギリ)で、 女房とすべき女人は受領の妻や娘(父の官位で言えば五位相当。六位でギリギリ)だな 例えれば、 アメリカの西部開拓時代に白人農場主が結婚する相手は、 同じく白人農場主の娘らで、白人小作人は執事止まりで黒人奴隷は使用人止まりだった
これだけ自由恋愛(フリーセックス)な時代の中で浮かれ女とまで言われた和泉式部ってどんだけなんだ やっぱり身分違いの親王2人も落としたからかな
源典侍=和泉式部 です。
>>686 >父が迎えた年若い女御の宮。その方に会った日こそが、私の人生の始まりだった」
で始まる一連の流れがすごく好きだ。
源氏が、藤壺に恋して、紫本人を愛していたと再確認するところが。
同意。あさきあさき源氏のセリフで一番好きなのは、
自分の理想の女性、藤壺という鋳型にあてはめてつくった形代ではなく、
紫の上自身の人としての個を、愛していたのだ、と
初めて自覚した時のもの。
それに対して、
娘であり、妹であり、恋人であり
わたしたちはひとつのものなんだよ、
私はあの人であり、あの人は私なんだ、
というセリフは
一見結びつきの深さをいっているようでいて、
煎じつめれば源氏の自己愛にすぎないのではという気がして、あまり好きではない
>>786 現代では、遊びだろうと本気だろうと、自分の恋人や夫が
他の女と関係したというだけで、その後許す許さないはともかくとして
とりあえずその行為をのものは憎んだり、悲しんだりするわけでしょ。
自分の愛する人が、他の女とそういう事をしているという事実そのものを
認めたくない、嫌だと感じる。
それって現代の価値観の中で育まれてきたものなのかなぁ。
人間として本能的に持っている感情だと思っていたんだけど、
「本気じゃない戯れの相手なら全然気にしないわ、おほほほほ」って
優雅に構えられるのって、なんかやっぱり釈然としないなぁ。
現代とは違うんだとは思うんだけど、許す許さない云々ではなくて
感情の上で夫の浮気を「嫌だ」とは思わなかったんだろうか。
>>790 今フラワーズで和泉式部が主人公の「恋ひうた」が連載されてるよね。ちょうど身分相応の相手と結婚したところ。
中宮彰子の元に出仕していて彰子に自分の恋物語を聞かせている。
受領の娘ってここでも身分が低くて上臈女房達から見下されているけど、
ご主人様の道長や一条帝の母の東三条院詮子の母も受領階級の出身なんだよね。それでも父の正室だし。
道長の親の代くらいまでは受領階級もそんなに蔑まれてなかったの?
蜻蛉日記の作者は町小路の女相手に猛烈に嫉妬してるけどね。 夫と町小路の女の間に子供も産まれたけど、直ぐに死んでしまった挙げ句兼家の足も遠のいて 『嫉妬もしたけどお気の毒‥』どころか『浮気性の兼家に捨てられた挙げ句子供まで死んじゃっていい気味ww』 みたいな感じらしいし。
そんなに高貴な貴族の出じゃないからかもね。 高貴な貴族の女性だと女房(といっても後見をなくした宮家や大臣家の娘もなってるけど) に嫉妬するなんてプライドが許さないっていう気持ちから嫉妬の感情は隠してたのかも。 それで紫式部もあえて女房に嫉妬するご主人様みたいな感情は描かなかったのかも。
どうなんだろうね。 本当は恋人や夫の戯れにも嫉妬はするんだけど、 「あんな身分の卑しい女に心乱されるなんて、みっともないわ」と 戒めて、嫉妬の感情を出さないようにしているのか、 それとも本当に「身分卑しい女なんてどうでもいいしwww」と気にならんのか。 前者なら気持ちはわかるけど、後者はもう全然異世界の価値観だな。
浮舟母も娘を薫に預けるにあたって女二宮の女房の嫉妬の方に 気を揉んでいる描写があったし、高貴であればあるほど嫉妬を表に出さない という認識があったのかもしれん。
女二宮は、薫を家来だと本気で思っているんだっけ。 夜の生活とか、一応夫婦だしあったと思うんだけど それがある以上、家来だとは思えないと考えるんだけど・・・。 薫が一方的に女二宮にご奉仕していただけの関係なのか? それなら家来というのもわかる気はするけど・・・。
女房相手の浮気→夫がAV見てるわホホホ… ぐらいの感覚?
>>799 あさきだと家来だと思ってる設定だが原作はそうは書いてなかったかと
>>800 そうかもね。
で、現代でもAV相手にキレる女もいるから
女房相手の戯れにキレるのは、そういう人種だったって事か
左大臣家で頭の中将を振って源氏になびいた女房が
大宮の不興を買ってる所を見ると、嫌な相手の誘いは拒否はできたらしいね。
匂宮なんかは身分が親王のせいか
逃げた女房の実家まで押しかけてモノにしてたみたいだけど。
顔を見せない教育を受けた高貴な女性ほど、
女房として顔を見せる女性はもう「恋敵としての同性」ではなく
「男の性欲処理道具にされてもおかしくない、はしたない下賎の者」
って見下してるんじゃないかな。
娘に対して「女房になるのだけはやめてくれ」って遺言書に
わざわざ書き残す貴族もいる程、女房って職業の社会的地位が低かった感じ。
>>800 女房相手の性行為は自慰の代わりじゃないかって言ってる作家もいるね。
>>804 純情恋愛板にもそういう考えの自称イケメン妻子持ち男がいたなぁ。
結婚後に普通に女食い漁っているけど、それは三次元オナニーだと言っていた。
んで、自称イケメン40代、光源氏をリスペクトしていて
嫁を紫の上のように教育した出来る男だそうだw
>>802 浮気はともかく、AVとか風俗にキレる女は男のことをまったく理解していない女だよ
男の性というのがどういうものか、これが女には理解できないんだよな
男ってのは愛する人が出来ても、その人とだけSEXしてれば満足かというと、それは違うからね
生理的により多くの女性を抱きたい、同じ女性だけだとすぐに飽きるもんだ
要するにSEXに愛情は必要なくて、365日24時間常に発情し続けてるのが男という生き物ななんだよ
練れた女は、この男性性の哀しい習性を理解しているから、キレることはないし、
むしろ泳がしておいて、締めるところは締めるという管理法をちゃんと理解している
そういう女が男から見て、理想の女性像に限りなく近いんだよ
最終的に六条の御息所こそが女人の中の女人だったと言ってるから、じつは恨みがましい女の方が女らしいんでない。 怖いけど。
>>806 カプ板いくと、そんな女が割といるよw
「AV女優に嫉妬します」とか「私に飽きたのかなぁ。。。」とか
「AV女優みたいに胸大きいのが本当はいいんだね><」みたいなw
まぁそれはアホ女だとは思うけど
>>805 みたいな男もどうなんだろw
モテないキモオタが自分の理想をかいてるだけじゃないの?w
>>806 こういう考えの男性って、最愛の女性が自分と同じ習性を持ってても
許せるんだろうか?あなたを愛してるんだけど、一人じゃ飽きるのよ。
より多くの男を知りたいの。で、愛しているのはアナタだけだから
たった今他の男とSEXしてきた私を抱いて、キスして優しく迎えて。
女も同じなのよ、判ってくれるわよね。
と、言われて受け入れられるのかな?
>>809 そういう男に限って、女の貞節は人並み以上に厳しくなきゃ嫌だとか、
処女じゃなきゃ嫌だとかそういう事を言うもんなんじゃない?
>>805 の男はまさに処女厨だったし。
つ修理大夫と源典侍 あの心境に至る者が真の達人と呼ばれる 恋人が他の男に抱かれることで美しくなることは自分にとっても喜ばしいことだ 愛する人の喜びを自分の喜びと出来る(=天人というのはこの心境だよ)
究極は、無償の愛かな 「私がこんなにも愛してるんだから、あなたも愛して」代償を求めるのが男女の愛 「あなたが私を嫌いでも、私はあなたをずっと愛してるよ」親子の愛はこっち 他人同士の男女が、無償の愛まで高まることはまず無理だ 相手が裏切ったり相手の気持ちが醒めたりしたら、もはや信じられなくなる 紫の上もそれで苦しんでた
>>810 やっぱ稚拙で自分勝手な理論だよね。
おこちゃまの我が儘
____ /__.))ノヽ .|ミ.l _ ._ i.) (^'ミ/.´・ .〈・ リ .しi r、_) | 紫の上はわしが育てた | `ニニ' / ノ `ー―i´
>>811 物語の登場人物だけど、そんな中でも稀有な結びつきの二人だったんだね。
「天人というのはこの心境」という所に同意。
後に槿を訪ねた源氏が落飾した源典侍にバッタリ逢うけど
相変わらずな様子に笑いつつも、修理大夫と死に別れたのかなと思った。
>>812 伊予の介の空蝉への想いは無償の愛に近いかな。
自分を男として愛していない空蝉を大切に守っている。
原作の空蝉は夫のことを見下して嫌っているけど、こっちの伊予の介も
亡くなる間際まで子供たちに必死で空蝉のことを頼んで嘆いている。
それとも「離婚も棄妻も男の勝手」な時代の男の立場だから余裕がもてたのかな>伊予の介
自分は原典知らないんだけど、少なくとも「あさき」の伊予の介は、 空蝉の事を娘にも近い感じで可愛がり、慈しみ、いとおしんでいたと思う。 源氏が紫の上に思う感情とはまた別の愛情とでもいうのかな・・・。 男女愛というよりも、親が子、祖父母が孫を見る感じに思えた。
源氏や藤壺を見つめる桐壺帝の心持ちに近いか 盛りの過ぎた男は若い時のせっぱ詰まったような息苦しさが消えて、 翁のような穏やかな心持ちになるような
伊予の介と浮舟の養父は作品中5本の指に入る漢じゃまいかとおもふ
玉鬘が「源氏と比べて黒髭は胸キュンしないわ、あんなときめきな世界もう無縁なのね」 と嘆いていたけど、実際一緒に生活していくようになったら源氏よりも黒髭の方が 気楽に穏やかに過ごせるだろうなぁと思う。
>>820 黒髭危機一髪が頭から離れなくなるので、間違わないでほしい
髭黒だ
髭黒の「妻子を不幸にしても玉鬘への甘美な恋心は押さえられないんだぜー」 なノリはどうかと思うがなー。 真木柱が可哀想だ。
結果的に髭黒の恋はすべての人を不幸にしただけ
>髭黒の「妻子を不幸にしても玉鬘への甘美な恋心は押さえられないんだぜー」 吹いたwwww
真木柱って紫を童顔にした顔だなと思って見てた あの血筋の女人は不幸が多いのに彼女は再婚後は幸せそうで何より
もし源氏が雲居の雁と出会っていたら、 恋愛対象になったのかな
>>826 ないと思う
このスレでも言われてたけど、女二宮はけっこう源氏の好みだと思う
あ、女二宮=落葉宮です
でも源氏って落葉の宮を軽々しいと批判してなかったっけ まぁ他人の恋愛ごとだと批判するけど 自分の恋愛になると「この人はこれほどまでに心を許してくれた」とか いいように脳内補完すると思うけどw
>>829 源氏は天皇の正妻でありながら自分と不倫した藤壺をこの上ない女人と称したり
下半身の軽い朧月夜を自分を誰よりも燃えさせたひとみたいなこといって賞賛してます
息子の相手だから批判しただけで、自分の恋愛相手だったら二宮もすぐに源氏の脳内で素晴らしい女人に格上げされますよ
実際、二宮は教養やたしなみ抜群で、一見か弱いけど必死に男を拒絶するという
源氏が燃えそうな気性の持ち主でしたから
源氏って結局自分を受け入れてくれて、口うるさくない女で 美女なら何でも「素晴らしい女人」になるんだろうな。
源氏は柏木に奥さんの三の宮寝取られたから、 お返しに柏木の奥さんの落葉の宮寝取るとか、ドラマ的にどう? 朱雀院が激怒しそうではあるが・・・・
朧月夜って源氏と結婚していたら、すっごく嫉妬深い女に変身してたような気がする この人は尚侍として出仕してたからよかったけど、専業主婦には馴染まないタイプだね 典型的なキャリアウーマン
>>833 というか、源氏と結婚しても
普通に他の男とも浮名を流しそうなイメージがあるな・・・
葵の上も専業主婦にはなじまなかったな。 ただもう少し長生きして夕霧育てるところあったら違ったかもだが。 話は変わるが、大君と中の君は、冷泉院に引き取られていた方が 姉妹仲良く院の後見を受け、幸せに暮らせたかもしれないねえ。
もし葵上が長生きして夕霧育てたとしたら 夕霧はどんな性格になっていたんだろうか・・・。 雲居の雁の無邪気さは、葵上はイラっとくるのかな。 何となく同性だと優しいお姑さんになりそうな気がするけどw
>>832 さすがに柏木がすでに死んでたんじゃ意味が無い復讐だからねえ
それに相手が他人ならいいけど兄の娘で
しかも柏木に粗略に扱われていた相手なら
自分同様に柏木の被害者って思うんじゃない?
>>832 また新たに女二宮に手を出したら、病床の紫の上を苦しめるだけなので
さすがに無理だろうね。
しかし女三宮と落葉宮の立場を逆にしたら、
源氏→藤壺の宮には似てないけど慎ましやかでたしなみ深くてなんかいい!
柏木→きっと更衣腹だからぼーっとしてて「花は皆同じに見える」とか言ったり
琴も全然下手なんだ…やっぱり女御腹の内親王じゃなきゃヤダヤダ(AA略
って展開になってたんだろうなあ。
>835 姉妹で寵を争うことになると、仲のよさに亀裂が入るような・・・ でも、大君の性格だと、自分はひいて、中の君を立てそうだ。
>>838 柏木は確実にそうなっていただろうねw
柏木に限らず、あの世界の男はみんな自分の妄想の中で理想化された
女性に恋しているからなぁ。
そしてその理想にたがわないように、女も男の前では黙るので
悪循環スパイラル。
相手の本性を知っててそのまま好きになって結婚したのなんて夕霧くらいじゃ?w
夕霧は源氏物語で唯一の幸せ者だから。
あれほど自分を嫌っていた女二宮や、破局した雲居と、仲直りして幸せな家庭築いたからね 源氏の世界であれほどこじれたら、そのまま完全に家庭崩壊な中、夕霧だけは唯一の例外だろうね
夕霧はまめ人だったけれど、大宮や花散里のように 育てた人達に恵まれていたことが大きいかも?
葵に育てられていたらどうなっていただろう
花散里のところにいた夕霧の三の君ってその後どうなったの?
中の君「お姉さま、お姉さま!わたくしもうダメ!」 大君「中の君、まだ気をやってはダメよ!院様はまだイッテらっしゃらないわ」 冷泉院「その通りだ、中の君よ。あと10分は楽しませてもらうぞ」 中の君「ああっ!院様、お姉さま!わたくしはもういくぅうううう!!!!」 大君「(・∀・)ニヤニヤ」 冷泉院「(・∀・)ニヤニヤ」
平安時代にも携帯小説あったみたいな文章だなww
またいつもの変な妄想の人が・・・・
夕霧はまめというよりタフだな。
>>848 雲隠十帖厨だろう
スルー推奨
次スレのテンプレに「雲隠十帖と、ピンク系のレスを入れてくる
嵐はスルーで」と入れた方がいいのかも
完結してもう十何年も経つのにスレがずっと続くのがすごいね エピソードが色々あってネタに困らないものね コミックスの人物紹介のカット、私ならもっとマシなのを使うなぁって思ってた 紫の上が若すぎw
紫の上=藤壺の姪なので、藤壺より老けた画像が使えないからだと思ってた。 これを踏まえて自分が推す人物紹介用紫の上のカットは6巻。
>>845 紫の上が明石の上から子供を引き取って喜んでいるのを明石の上の気持ちを考えられないのか
って非難してた人がいたけど、それなら花散里も「紫の上様が内親王様を育てているのがうらやましい」
「だから私も夕霧様にお願いしましたの」で三の君を引き取ったわけだけど、だとしたら兄弟たちとも別れて
ひとり別の家に来たのってそれってけっこう子供にとって辛いことなんではって思った。
どこでどんなふうに育ってきたのか分からないけど。
藤典侍は宮仕えの身なら惟光夫婦のもとで育ったのかな。
そう取ると人格者と呼ばれてる花散里もけっこう酷いね 私はけっこう好きだけど・・・ 兵部卿の宮のことを「老けてるのね」て言ったのとかツボだった
>>853 まぁ藤典侍のとこの三の君は数ある子供の中の1人だからなぁ。
だからって子供の可愛さ愛おしさが薄れるってわけでもないけど、
ただ1人の子供を渡すのと、何人もいる子供の1人を渡すのじゃ絶望感が違いすぎる気もする。
まぁ子供からしたら、兄弟と同じところで過ごせない寂しさなんかはあるのかもしれんけど。
花散里は優しいし、子育ても上手かっただろうから、三の君が不幸だったなんては思わないけどね。
むしろ惟光の家で過ごすよりも源氏の妻の一人の養女格になる方が 箔がつくから、当時の考えでは三の君にとってはむしろ幸福な方かと。 花散里亡き後は二条東院も相続されるだろうし。
>>853-856 皆さん、大事なこと忘れてません?
紫の上の場合は、明石の上の母親としての地位や権利をまるごと頂いたわけで
明石の上は姫の実母なのに、姫が中宮になっても公式な母は紫で、明石はその恩恵がまるでない。
娘をよその女のひとに差し上げる羽目になって母子絶縁になってしまった。
対して、藤典待は余所の女に娘を奪われたのではなく、いわば姑に娘預かってもらっているだけのようなもの。
恋敵に娘とられるのと、姑に娘あずけるのとでは精神的打撃は全然違うでしょ。
いい例として、紫の上が孫の女一宮を育てているわけだけど 紫の上に養育権とられて明石姫は嘆き悲しんでいると思う? 義理の母に娘預けて自分は他の子の面倒を余裕もってできるから むしろ幸せ 養母と姑とでは同じレベルではないにしても 藤典待は仕事があって子育てに専念できないわけだからそれに近い心境でしょ。 子供との縁を切られて一生会えないかもしれない明石とは状況が違いすぎる
まぁ突っ込んだ事を言うなら、 当時の貴人は、子育てなんて自らの手でやったりしないわけだがw 全部乳母任せで、自分は女としての人生謳歌。 都合のいい時だけ出てくる、名ばかりの母が多いと思う。
>>853 兄弟とはいえお付きの者がそれぞれにいて、離れた部屋で暮らして
いる上、普段は食事も別々。
あまり顔を合わさずに育つことも珍しくないから、現代的な感覚で
辛い筈だと決めてしまうのはどうかと思う。
当時としては、血の繋がった兄弟より乳兄弟の方が、近しい存在
なのでは。身分の差はあるけどね。
>>855 人数もそうだし、環境の違いも大きいと思う。
藤典侍は生まれ育った都で暮らし、実家も近場にあって後ろ盾となる
父親も健在。子どもに会うために、花散里の所に行くことも出来る立場。
一方の明石は、故郷を出て慣れない都で暮らす羽目になり、父親は
居ないも同然。紫の上の所に行って娘に会うことも、出来ない立場。
心細さの中で、唯一の希望であった娘を手放したのだから。
>>857 大事なことは、それを紫が望んだのではなく源氏が望んだという点。
あなたはそれを忘れてない?
姫がいるということは紫も知っていたが、手元に引き取りたいとは
一言も言ってなかった。「明石の御方は殿のお子を生んだのに、
何故わたくしには生まれないのかしら」と嘆いてはいたが。
「あちらで育てては、姫の先行きに障りがある。あなたの子として
育ててくれないか」と、入内・立后を視野に入れて頼んだのは源氏だよ。
紫が「姫を引き取りたい!」と駄々こねたわけじゃない。
もちろん断ることもできたけれど、そうなった場合、明石中宮は入内は
できても立后できたかは微妙。
いくら源氏の娘でも、母が無位の僧侶の娘じゃ色々無理。
エロ妄想厨と紫sage厨はもう来ないで。
>>861 誤解されないようにいっておくけど私は紫を責めているわけではないですけど。
源氏というあくどい仲介業者みたいな存在がいたことは分かってる。
ただ、どういう経過にしろ明石の立場からしたら
娘と縁を切られること前提で泣く泣く養女に出すこと半ば強制されたのと
姑に娘を預けて育ててもらっているのとでは全く次元が違うということを言いたかっただけ
第一紫の立場からしたら恋敵の子供を育てさせられるわけだから 紫は紫で明石とはまた違った苦しみがあったはず でも子供の子育てにそいうこと持ち出さずにちゃんと可愛がってたんだから いい母親だと思ってる。
私の理想としては源氏は夕霧の養育を紫にさせてやればよかったと思う 紫はその気だったし、本来は男の子は男親サイドで養育するものだったんだから 紫が明石に嫉妬したのも、明石が源氏に寵愛されたということもあるけど子供の存在が大きいから 紫にだって夕霧という息子をくれて母親にしてやっていたら 源氏の子供の母として紫にもかなり精神的余裕やゆとりでて、あんな嫉妬はしなかったと思う
紫の上の恋敵の子供を育てる苦しみの描写なんてあった? ちい姫を可愛がってた事と実母の明石に同情していたのはわかるけど。 というか、花散里が育ててたのは典侍腹の次郎君と三の君のふたりの孫 のはずなんだけど。あさきの花散里は三の君しか育ててないのかな。
>>865 紫上と夕霧の年齢を考えると、自分と藤壺の二の舞になりそうで
それを恐れた源氏が紫上を徹底的に夕霧から離して隠していたはず。
実際、紫上を垣間見た夕霧は「樺桜の君」として一目見ただけで恋してたし。
>>867 描写として出てくるのは三の君だけだね。
くだらない議論だな お前ら古典の勉強を三からやり直してこい あの時代のお姫様が、あんたら腐女子と同じ喜怒哀楽を背負ってると思うなよな 我が子という意識一つ取っても全然違うんだよ 高貴な身分の人ほど肉親の情愛は薄い 現代でも同じだけどな
>>865 葵が亡くなったころってまだ紫は15とかじゃない?
その頃にもう養子って・・・・
読者は紫に子供が出来ないことを知ってても物語の中ではわかってないことだから
>>869 源氏を異常に溺愛した桐壺帝
源氏を生む為に命をさしあげますと言った桐壺更衣
冷泉の東宮位を守る為に出家した藤壺
出家後も女三宮を気にかけ続ける朱雀帝
孫の出世の足枷にならないよう、完全に世を捨て山に籠もった明石入道
妹の行方を心配し続けて死んだ大君
あんなでも、娘の斎宮女御のことは心配し、源氏に釘も刺した六条御息所
女二宮の評判と将来を心配するあまり、命を縮めた一条御息所
結構、肉親の情愛の深いキャラが多いんだよね、あさきは
宇津保物語の主役の妻(内親王)で、おしっこの臭いがつくから わが子でも抱きたくないとかいう女性が出てくるから むしろこっちの方が普通だったのかもね。
貴族の子供は、親元でしっかり育てられるほうが珍しいよね。 大体、子供は乳母女房に押し付けっぱなし。 これはその後の武家社会でも、中世ヨーロッパでもそうだけど・・・。
だからこそ、雲居雁が自ら育てているのは、当時の感覚からすれば イレギュラーに近いんだよね。 反面、雲居雁は自分の実家の権勢があるため、子供達の将来のために 格を引き上げるべく他所様に猶子として出す必要がない、幸運な女性とも言える。 身分が高い養母がいる=その子供への箔付けなんだよね。 愛情とは別次元の問題。
六の君が落葉の宮に養育されてるのも箔付けだね 内親王が養母なんてこれ以上ない待遇
葵に格落ちする紫に、夕霧が育てられるのも・・・ 后腹の内親王の祖母に育てられたほうが、しっくりする。
そもそも、大宮からまだ幼い夕霧を取り上げるのも酷くないかい?
議論すればするほどこの話は謎だな。
例えば
>>872 の例の中で桐壺帝、朱雀帝、明石入道、大君、六条御息所、一条御息所は
原作でもあった描写。
原作のみだが、紫の上が胸を出して姫相手に乳飲ませごっこする描写もある。
でも子供は全て乳母任せ、同じ母親でも兄弟の縁が薄かったという当時の風俗も
またそうなんだろう。
結局当時の感覚でこういう類の肉親の情愛描写はどう読まれてたんだろう??
紫式部は受領の娘=女房クラスの家柄だから、
その辺源氏内の主役級の家柄の人間と感覚が違っていたのかもしれないが。
平安貴族の感覚と現代の生活環境と感覚は大きく違うだろうが、 上流の家庭内交流は一般人より少ない=情愛が薄いとは限らないと思う。 少ない時間でも精一杯子供に愛情注ぐ親や、離れてる親を慕う子供も 居るだろうし(「栄花物語」に絵に描いてある男性の絵を出家して 離れた父だと思って慕う子供の話もある)、結局は人それぞれな気がする。 「紫式部日記」でしょっちゅう可愛い孫に会いに行って おしっこをかけられても濡れた服を火鉢で乾かしてるだけな 道長の場面を読むと、普段着が綺麗な着物の重ね着な貴族女性は 赤ん坊を抱きたがらないかも、と思う。
ちい姫が正月に詠んだ歌に「鶯は生まれ育った巣を忘れはしません」 みたいなのがあったけど、紫が実の母親ではないってのはずっと知っていたのかなあ?
>>881 初音の頃は明石が実母であることも知っていたようだが、
入内の頃には、紫が実母ではないことくらいしか覚えて
いなかった模様。
「おかあさまがわたくしの実のおかあさまではないことは
知っていました、それは悲しかったけれど、おかあさまの
愛に包まれていたから、実の母上が誰かは考える隙間も
なかった」と言ってたし。
これはこれで明石の方がムゴイけど。
つつましく控えめに、姫の祝い事の際にも姫自身ではなく、
お付の女房の衣装を調える程度に身を弁えていたから、
少しずつ忘れられたのかもね。
ちい姫が引き取られたのは数えの3歳前だし、初音の頃までは
うっすら覚えてはいても、7〜8年も会わず、話題にもならなければ
忘れるんじゃないかな。
初音の後、明石がちい姫に新年の文を送ったとも書かれてないし。
>>880 愛情自体はあったんだろうけど、
自分の手を煩わせたくない(煩わせる必要がない)
面倒な子育ては嫌って感じだったんじゃないかな。
都合のいい時だけ可愛がり、駄々こね始めたら「はい、乳母」って感じか。
現代の祖父母の孫を可愛がるような・・・。責任がない子育てとでも言うのかな。
可愛がるだけでいい、あとは躾は乳母女房に任せているだけという。
現代の価値観からすると「それって本当に愛情あるの?」とも言えるけど、
当時の感覚だとそれが普通だったから、愛情がなかったわけではないんでしょうね。
>>882 物語の設定上、いかに紫が完璧な人間であったかを表現しなきゃ
ならないんだけど、ちい姫が紫を語るときって
誉めすぎ、感謝しすぎで、明石の上が不憫になるよね。
父の源氏が紫マンセーと刷り込みしてましたから
明石も生まれさえしっかりしてるなら、紫と並ぶだろうしね。 というよりも、むしろ生まれが卑しいのにも関わらず あれだけの才女になったという事は、資質的には紫より上か・・・。
入道が偏屈者でなければ、元の家柄も良いので、そこそこ出世しただろうし。 その場合だと、父親の愛情の薄い宮家の脇腹の姫と比較したら、社会的な 立場の強さだと、遜色もないくらいだったのかも。
生まれが卑しいといっても両親の血筋はいいし財もある。 その気になれば教材もそろえられるししかも箱入り娘。 むしろ源氏に単独(しかも時折しか訪れない)で育てられた紫の上より 教育環境は良かったんじゃないかな。
元々の家柄は、桐壺の更衣よりいいからね>入道家
もし入道が都に残ったままで、そこそこ出世していた状態で 明石の方と出会っていたら、源氏は紫の上と明石、どっちをより愛したんだろう。
>>886 明石は、父の入道が出家して播磨の受領になったことが身分卑しくなった直接の原因
父は大臣であった次男坊?の明石の入道が京に残り、
三位中将(従三位・近衛中将。宰相中将(参議)や頭中将(蔵人頭)相当)から、
順調に出世を遂げていたとすれば、おそらく従三位中納言〜正三位大納言・近衛大将くらいには出世してた
大納言や近衛大将の姫君だと、三品・無品の宮家の姫君(大臣〜大納言の間の格式)と同等の身分
紫の上と同じくらいの家柄になる
>>891 って事を考えると、源氏が本当に好きだったのは藤壺の宮だったって事になるよなぁ。
その好きな藤壺すら、脳内補正かかった理想化した藤壺だけど。
元身分はともかく、明石の入道は財力が足りないから 受領に志願して未来の国母誕生のために蓄えてたんだよね。 しかし仮に明石の入道が政界に居たまま美しいって評判の娘 を育ててたら、宮廷から「入内させろ」コールが届きそう。
>>886 明石の御方は、才女というよりは雅やかな女性というイメージ。
源氏物語ではっきり「才女」とされていたのは、六条御息所や朝顔の斎院
くらいじゃない?
紫の上は手蹟も優れ、人柄もよく、教えたことはすぐに吸収して覚え、
更に趣味もよくて美しくて華やかで、それでいて源氏を和ませる優しい性格でと
美点しかないような女性にされてる。
欠点というか瑕疵となるのは、子供と後見がいないこと。
それでも、源氏にとって至上の存在なのは藤壺なんだよな。
むしろ父親から「そなたの母は素晴らしい女人だった」と刷り込まれて、
桐壺更衣≧藤壺>紫>明石・夕顔>その他の女人になっちゃってないか?
朝顔はあさきではあまり美人に描かれていなかったせいか いまいち魅力がわからなかった。 まあ強情な女だことと思ってた。 でも最近、ちょっと朝顔の気持ちが分かるようになってきたかな・・・ 嫉妬でやきもきするよりも遠くで憧れていたほうがいいものね。
>895 子供と後見がないのは、あらゆる美点を覆すだけのインパクトがあったと思う。
>>896 遠目には美しい富士山も、近くで見ると瓦礫(がれき)の山
>>895 父親の刷り込みよりも、藤壺と幼児期に実際に顔を合わせた交流があった
のが大きいんじゃない?父親にくっついて毎日のように会ってたみたいだし。
その姉のように慕っていた相手と元服を境に急に隔てられたり、
妻になった葵が打ち解けなてくれなかったり、当時の慣習で元服したら
乳母とも別れることになったことなんかが重なって
寂しさが一層初恋の藤壺への恋心を加速させた感じがする。
>>899 あと子供の頃、一緒に遊んでいた藤壺はあくまでも
母代わりであり姉としての存在だったし「女」としての
欠点とかが一切見えてなかったことも原因かなーと思う。
母として姉としての藤壺は、源氏にとってまさに聖母のように
優しくて大好きな存在だったんだろうけど、女としての藤壺を源氏は見てないんだよね。
もし宮中で母代わりとしては出会わずに、一人の女性として成人後に出会っていたら
女としての欠点なども見えてくるだろうし、あそこまで永遠の女性化はされることなく
数ある恋人の中でも上位に食い込むくらいの人になっていた気がする。
セックスは誰が一番具合が良かったんだろうか? 光源氏に一度聞いてみたい(真面目に)
そりゃ自分好みに仕立てた紫じゃ?
なるほどな。しかも生涯オール中出し。
>>900 成人した一女性として藤壺と逢ってたら、紫の上を誘拐もどきの真似をしてまで
手に入れようとは源氏は考えないんじゃないかな。
真性ロリコンじゃないので北山で紫を見かけても「美少女だなー」程度の
興味で終わりそう。
>>871 12、3歳で結婚することも珍しくなかった当時としては15歳で母親は全然おかしくない年齢よ
源氏は夕霧が自分の二の舞ふむこと恐れていたけど、いくらなんでも赤ん坊の頃から育てたら
明石姫みたいに紫を実母と信じて大きくなるのでそんな心配するようがちょっと異常というか、怖い
同じ院に住む空蝉や末摘花には挨拶したんだろうか? 紫の上。
>>907 挨拶の文くらいは送ったかもしれないが、基本的に
冬の町の女人は身分が低かったり末摘花だったりだから、
分を弁えてるだろうし、他の春〜秋の町の主達とはあまり
親しくはしていないと思う
空蝉や末摘花が住んだのは二条東院だから同居はして無いんじゃ?
>>906 12,3歳で結婚する事は珍しくなかったけど、
15歳で母親になる人は稀有だよ。
当時の出産年齢見ていると、結婚そのものは12,3歳でしていても
出産は20歳前後という人間が大半。
現代よりも栄養がとれてなかった平安朝で現代よりも出産に適した
体の作りがされていたとは思えないし、20歳前後で初出産が一般的。
そうそう冬の御殿には明石が単独で済んでる 末摘花と空蝉は東の院にいて、六条院には迎えられて無い
末摘花はともかく空蝉が源氏に世話されてるのは 醜聞にならなかったのかな? 世間的に妻でも恋人でも親戚でもないよね?
>>910 うらやましいのは12,3歳の頃から年少の可愛い女の子の体をもてあそべることだよな
そして成長していくのをずっと楽しめるという至高の道楽
これぞ光源氏計画
紫より藤壺がいい女だったかどうかは分からないけど、同程度と仮定して やっぱり身分が女の中で最高ってとこがポイントでは? 紫は後見もないし脇腹だし。 そりゃ、もし藤壺と結婚出来たとしたら正室だし三ノ宮なんかよりもずっと 上の待遇だったろうね。 紫には寝殿を許さなかった身分至上主義の源氏ですからw
身分では、女三の宮(二品内親王)には勝てないかな 藤壺(内親王。先帝の女四の宮) でも初期の上流揃いの女性達の中でも群を抜いてる 源氏には葵の上(左大臣家の姫。母は今上帝の妹で内親王)がいたとはいえ、 藤壺降嫁なら正妻は藤壺の宮になる
右大臣家の朧月夜や六条の御息所は愛人扱いでなんとか通せたけど、 先帝后腹の内親王の藤壺相手なら妻に迎えないとさすがにマズイね。 藤壺が源氏に降嫁してから、桐壺帝が「藤壺が桐壺の更衣によく似てる」って 話を聞いて「こっちによこせ〜」とか玄宗皇帝並みの行動を取り出したら 面白かったかも。
>>912 源氏が引き取った
↓
昔、空蝉は源氏と関係があったの?
でも、幾ら源氏でも尼君には手を出せないよね
↓
夫亡き後継子の世話にならず、源氏に引き取られて生活が安泰になるのは羨ましい←ここ重要?
二条東の院は身寄りが無い女性達の終の住まいというイメージがある。
>>910 道長の息子の妻が13、4歳で立て続けに子供産んでたけど
早死にしてたし、早い出産はあまりいいことはなかったみたいだね
>>917 ありがとう
尼になってから引き取られたのがポイントかな?
いまさら詮索する必要少ないもんね
よく考えたらもう未亡人で独身だしね
近江ちゃんは「帰ろっか!」と大臣の家を出て その後どうなったの? あさきの中だと誰も捜しに行かないし 帰る家はあったのかな?
あさきの女三宮は何であんな感じで描かれてるんだろう? 歌詠んでるとこでもわざわざ「……」て書いてあるし 巻が進むにつれて顔は可愛くなっていくけど↑の事が気になる 原作ではもっと無邪気なお姫様って感じじゃなかったっけ?
>>902 あくまでセックスだけで語るなら、夕顔一番ジャン。
夕顔>紫=藤壺>朧月夜>明石>荻>空蝉>六条=葵>>>>花散里>末摘花>源典侍>三ノ宮
夕顔は高級娼婦だったとかいってる人いたような
>>915 初期の身分としては藤壺が勝ってる。后腹の内親王と、源氏女御腹の
内親王だから。
藤壺の格式は不明だけど、女三宮が二品になったのは源氏に嫁いで
暫く経過してから(降嫁時点では帝は冷泉。その後、今上が即位した際に
二品に叙せられた)
もしかしたら、后腹の姫宮ということから、一〜二品だった可能性はある<藤壺
ただ、あさきでは「女院」と呼ばれているけど原典ではそんな記載はないんだよね。
あくまで「国母の宮」「中宮」でしかない。
道長の祖父も内親王を妻に迎えているけど、子供達が出世している訳でもなく。 入内して皇子を産んだ娘の母親が正妻格っぽそうな感じがする。
>>926 内親王より受領の娘の方が正妻っぽいよね
>>921 原典の女三宮は無邪気でおっとりしてて、意外と源氏に懐いていて
気楽に冗談言うような仲だったりするんだよね。
原典のイメージ通りに描くと何か不都合があったのかね。
女楽の時に源氏が冗談めかしに三宮に贈り物をねだるという
他の女性にはとらない態度の話も省略されてて残念だった。
929 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/10(水) 23:37:09 ID:2KAXc2mI
そっちの方が悲惨さが出たのにな
源氏は猫のように女三宮の体を舐め回したのだ
>>906 母親になるのがおかしい年齢どうこうより
15歳まだ処女だった段階で先に養子はないだろうと言いたかった871です
物語だから読者は紫に子供は生まれないことを知ってるけど
登場人物たちは知らないだろうしね
>原典の女三宮は無邪気でおっとりしてて、意外と源氏に懐いていて >気楽に冗談言うような仲だったりするんだよね。 こんな仲睦まじい関係だと、紫の上こそ至上の女性!一番大好き!マンセー! というストーリー展開にしづらい為じゃない? 一応ヒロインは紫の上だし、女三宮が身分だけのお姫様であればあるほど 紫の上は何と優れたお人なのだ!と強調できる。
>>910 明石の姫君は14,5歳で出産してる。
もちろん稀なケースだろうが、紫の場合は養母なんだしおかしくないんじゃね?
>>934 理解してるよ
現実でも当時稀ながら14,5歳での出産はあるしその死亡率が高いこともわかってる。
明石の姫君の子が無事成長してるのは物語だからこそだろう。
ただ、当時の常識として紫の年齢で人妻なのは珍しいことじゃないし
源氏と藤壺のように物心ついてからじゃなく
赤ん坊からの養育なら源氏の心配は杞憂というか粘着すぎるだろうと思う。
彰子が定子所生の子どもを引き取ったのだって この時の紫と同年代前後だし年齢的に不自然じゃない。 871の言う、処女の段階でましてや厳密に妻でもない紫が養母はないだろってのもわかるけど 源氏の腹は紫を妻にするで決まってるわけだし 夕霧は亡くなったとはいえ正妻腹の独り子なのだから 源氏の手元に引き取るのが普通だと思う。 それなら、養育は紫が関わるのは自然なこと。 世間には二条院に女君がいるって周知なのだし、子どもが居ようが居まいが継室が養育するのもよくあること。 源氏がそれをしなかったのは、自分の徹を踏ませたくない粘着と 貴重なバックである左大臣家という綱を切りたくない政治的打算の両方じゃないかな。
それに比べると玉蔓なんか、髭黒の息子たちとあっさり対面して 仲良し家族になりましたね。
>>933 明石の姫は12〜13歳で出産だよ
裳着&入内が11歳、一年も経たないで懐妊だから
満年齢で考えると恐ろしい
941 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/11(木) 15:39:44 ID:0LEa1KuQ
つまり10歳の少女に中出し決めやがったわけか>犬は
世界は広いな
>>935 夕霧にはれっきとした左大臣家の祖父母がいるんだから、
格下の紫の上が養育するのは不自然
>>944 いや、「男の子は父親が育てるもの」と源氏自身も言っている
家刀自となる一の姫ならともかく、夕霧は男の子だから源氏が
引き取って育てるのが普通。
だから大宮も、「若君をこちらで育ててよろしいのね」と喜んだ。
あれは、(葵の忘れ形見である)夕霧を源氏に返さなくてはいけないのかと
悲しんでいたら、思いがけず源氏が「こっちで養育してくれていいよ」と
言ったので望外に嬉しかったわけだ。
源氏には源氏の腹づもりがあったんだけど。
それに紫は一応は宮姫だから、大宮と比べれば格下だけど、大臣家の
姫より上だよ。
血筋だと「左大臣父・内親王母」の葵の方がいいのに、格式だけ見ると
「親王父・大納言娘母」の紫の方が上になってしまう。
女三宮の結婚の時に紫が「中流」とされたのは、あくまでも後見がないことと
脇腹である為。脇腹といっても母の身分も高いし、兵部卿宮がちゃんと
後見していれば侮られることはなかった。
大臣家の姫が愛人になることはないけど、宮家の姫だと、宇治の中の君も 明石中宮は女房で愛人にしろと言っているし、宮家の娘だから格式が あるとも思われていなかったのでは? 宮家の姫でも、格式ある朝顔から中の君、末摘花のケースまで様々な中で、 紫の立ち位置は、本来なら愛人だけど、寵愛のあつさで妻の扱いを受けている 中の君と一番近い。
他作品になるけど、ジャパネスクで兵部卿宮のニの姫のとこの 女房が、摂関家の流れを汲む、権門の大納言(後に内大臣)の 姫である瑠璃姫を「鄙つ女」と侮って笑ってたよね。 瑠璃姫が「宮腹のニの姫には劣るけど、女房風情に侮られる身分じゃ ない」と怒ってたから、一応は役職付きの親王>大臣・大納言>無位の親王 だったんじゃないかと思ってた。 実情は勿論「左右大臣>>>>宮家」だろうけど。
>>946 大臣家の娘も父親が死亡したり大臣首になったら終わり
道長の甥の伊周の娘なんかも后がねに育てられたのに
父親が死んだらあっさり宮仕えしなきゃならなくなった
宮家の娘は最悪でも、皇族の一員っていうブランドが終生つくけど
大臣家の娘なんて、後見失ったら金も地位も無い無位無官のただの娘
宮家の娘よりはるかに悲惨だよ
后腹や天皇と同腹の親王クラスならともかく、親王の子供クラスに なると、皇族ブランドもキツくないか? つか、男の子だと臣籍降下して、上手くいけば、大臣クラス。
>>946 明石中宮のあの言い分はすごいよね。
仮にもあなたと夫の従妹ですよ、中君は…と思った。
>>949 あの当時の皇孫における皇族ブランドは、男児なら臣籍降嫁して実力で官位を得て、でおkだけど
女児なら、父宮が有力皇族でないと厳しいよね>例:末摘花
秋好中宮や朝顔のように斎宮・斎院経験者なら、仮に無位であっても世間は重々しく扱う。
父宮の寵愛が薄い(と世間から知られ)無位の皇孫の紫上は、
物語上では源氏の妻としてしか立場が無いから、明石中宮の養母として独立した財産を得られず
不安定な立場に置かれ続けたのも、彼女自身の皇族ブランドがあって無いに等しいものだったからかも。
>>948 葵上がもし長生きしたら、左大臣と大宮の財産を兄と折半して相続する事になるから、
公的身分は無くても財産が与えられた分、家司が有能なら意外と何とかなると思う。
しかも息子は夕霧だから、老後も安泰。
明石中宮は確か同じ従妹の故蜻蛉式部卿の宮の姫=宮の御方も 女一宮に女房として出仕させてたよ。 後見がなければ宮家ブランドも役に立たってないね。
>>951 左大臣って宮腹は葵と頭の中将だけで外腹には男子がたくさん居たって
原典にあったけど、そっちの子供たちは財産相続できない?
一応、子供であることに変わりはないと思うんだけど。
>>950 その言い分を知っている読者としては、8巻の源氏と明石中宮のやりとり
源氏:愛を誰かに分け与えられる女人になってください
明石中宮:決して忘れはいたしませぬ・・・父上・・・
の部分を読むとなんとも言えない気分になる。
後年の明石中宮、すっかり忘れてるじゃないか・・・
でも最後はちゃんとゆるしてるし 浮舟のことでも薫に理解あるし十分 やさしさはあると思うよ。 中宮の立場だと息子の妻には後見の しっかりした人を選ぶ責任あるしね
>>954 身分はともかく、現在なんの力もないような家に生まれた女は
それこそ女房と同じ。もしくはそれ以下。
「気にとめるほどの価値がない」存在なので、愛を与える必要はないと考えているんじゃ?
この前女房とのセックスは浮気にならないというのにも繋がるけど、
性欲処理の道具、身の回りの世話をする為の道具
こんな感じなんじゃないかな。
道具に心を砕こうと思う人はいないでしょう。
藤原惟光でも年収2000万円くらいはあった 左大臣で年収6億円くらい 太政大臣で年収10億円くらい 源氏で年収20億円くらい
>>953 左大臣分の遺産相続でいくばくかはもらえるけど等分じゃない。
大臣家の家長は頭の中将が引き継ぐ=大目にもらえるし
葵が存命なら、正妻腹の大姫だから家屋敷なんかはこっち
所領なども実入りのいいメインはこの2人が相続する。
明石中宮は匂宮があんなだからすぐ飽きると思ってたんじゃないかな。 薫みたいな性格の息子に珍しく恋人ができた場合とかだったら、最初からもうちょっと配慮したと思う。 匂宮にはなにより正室を迎えて落ち着いてほしいっていうのが第一だったのだろう。
結局中の君は正室扱いだったのかな? それとも夕霧の六の君が正室で、中の君は「妻」のひとりという 扱いだったんだろうか(もし天皇になれば、六の君が中宮、中の君は女御?) まぁ正室(妻)迎えても匂宮は落ち着かなかったね。 浮舟を失ったから、浮舟に似た女性を探す為に女漁りするさとか言ってたし もし中の君と出会った後でも、大君を見ればそっちに懸想しそうな気がする。 例え薫の恋人だったとしても平気で取りそうだ
まあそれにしても何でああいう風に育てちゃったかな〜匂宮を。
中の君は薫という後見人がいるとはいえ、現職の大臣の父や 兄弟がたくさんいる六の君とは比べられない立場ではある。 でも息子がいるから安定はしてるよね。
匂宮は子供の頃からワガママだったっぽいし 生来の気質と、あとは生まれと育ちで手の付けられない ワガママ全開のまま大人になったんだろうなぁ。 そして子供の頃は夕霧にすごく懐いていたのに 大人になって毛嫌いするあたりが、文字通り目の上の たんこぶだったんだろうなと思うw
>>960 世間的には、六の君が正室だな
中の君は紫の上と同じ扱い
匂宮の正室は六の君でも中の君には下心持ちながらも後見してくれる薫がいるし、
子供も居るから、女房扱いされなかった分幸せだったね。
>>958 やっぱり本家を継ぐ正妻腹の子供が財産の大部分を受け継ぐんだ。
形見分け位はしてもらえるだろうけど、脇腹の子って損だ…。
>>965 脇腹の子は、父からの財産はさほど得られなくても、脇腹の子の母の財産をも相続するから、
もしも母が血筋は正妻に劣っていても母の父が受領だったなら、
それなりの富裕層になれるかと。
仮に父方・母方の両方から財産を得られなくて没落した貴族や宮家の子女でも、
父親の肩書きを利用して官僚や女官として生きる術を与えられているから、
本人が努力と才能を発揮していけば、身分相応の人生を歩めるよ。
受領って結構裕福だよ>大国
>>965 正妻腹の子供が大部分を受継ぐのは、正妻の実家に後見してもらってるから。
大宮は降嫁だしその母の実家がどの程度後見したか不明だけど
特に内親王宣下を受けた宮をもらったら、それによってさらに出世できる。
ステータスという恩恵を貰って、ライバルに差をつけた上に
出世によって収入も増えるわけです。
でも大宮以外の妻が裕福な家の娘だったりすると脇腹だから損ってわけでもないと思う。
左大臣からも生前に色々分けてもらってるだろうし。
面倒見のよさそうな左大臣が父親なら、母方の後見の弱そうな脇腹の子にも 相応な遺産分配してくれそうだよね。娘は葵しか居なかったっていうし、 男の子ならなんとか自力でやっていけるから特に問題はないか。
>>969 財産を分散させると子孫が凋落しやすいので、左大臣家を
子々孫々にわたって存続させるために、積極的な分与はしたがらないかと。
下一行には同意。
源氏物語では、左大臣の死後、脇腹の子は脇役としても一切登場しないので、
頭中将に競えるほどの遺産を分配させてもらえなかったのかもと思う。
単に紫式部がこれ以上の脇役はイラネと思ったのかも知れないけれどw
>>960 それこそ女三宮=六の君、紫の上=中の君みたいな
関係だと思うよ
そういえば、女房や身分・地位の低い女との浮気は現代でのAVみたいなもんで 浮気のうちに入らないという意見を見たけど、 紫は何で明石に対して嫉妬をしたり、明石との関係を悲しんだりしたんだろ。 子供が出来てからは、自分には出来ないっていう悲しみとかで 嫉妬とかは理解出来るんだけど、所詮寂れた田舎での生活の慰み者として 捨て置く事は出来なかったんだろうか。
>>973 紫は結婚の時、源氏に「結婚後はわたくし以外は許しませんからね」と
釘を刺してた。
いつ再会できるかわからない源氏を、それでもいつか会えると信じて
待っていたのに、「こっちで浮気しちゃったwwごめんwwww」なんて
文が来たら、当時19歳の紫には耐え難いものがあったんだろう。
源氏が戻ってきた時、「戯れにもせよ、明石の方とか申す人と…」と拗ねてたし。
その後、源氏の明石への執着っぷりを見て、「今までの戯れの相手とは
ちょっと違う」→「ていうか本気で気に入ってるっぽい」→「ちょ、あっちには
姫君まで出来たってマジ?」→「あちらは殿との前世の縁がそんなにも深いのかorz」と
徐々に「心穏やかにさせない相手」になっていったんだと思う。
>>974 「わたくし以外は許しませんからね」の割には、
他の女のところも通っているんだよね。
花散里とか、あとは名もないような身分の低い女とか、
原作では屋敷の女房にも手をつけていたようだし・・・。
それ以外の女は基本的にスルーしていたのに、
結果的には本気で気に入っていると知ったわけだけど、
最初のうちなんてうら寂れた田舎の女を慰み者にしていただけだし
都で適当な女食ってたのと何らかわらんと思うんだよね。
離れているから浮気は許せなくなったのか?
>>975 あれだけ欲しがっている紫上には子供が授からないのに、
心の中で見下していた明石には娘が授かったからではないかと。
977 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/12(金) 21:16:53 ID:SzxfrGJa
>>972 皇女の三宮と臣下の六の君とは全然違うよ
この時代は正室扱いの女性が2人くらいいるのが普通で
三宮みたいに皇女でも無い限り、他の妻とはそんな差は無い
中君のほうが先に結婚してるし子供もいるし
あの時点では六の君との妻としての地位の差はない
ただ、同じ様な立場の妻でも、その後数年を経るに従い
子供の数、夫の愛情、実家の後押し等で、どんどん差が開くことがあるから
例えば道長の父は時姫と道綱母、2人の妻がいて当初2人はほとんど同等だったけど
道長たちがかなり大きくなって父が出世してから
大邸宅に正妻として迎えたのは時姫のほうだった
紫の上の立場で、源氏の浮気現場や口説いてる台詞とか読んでると、源氏コロしたくなる
>>977 立場を言ってるだけなんですけど
源氏の正妻は三宮、匂宮の正妻は六の君
源氏の正妻格は紫の上、匂宮の正妻格は中の君
それぞれ「正妻」ではないが、ほぼ同等の扱いを受けてるって意味
誰も三宮と六の君が身分上同等とは言っていない
980 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/12(金) 21:21:35 ID:SzxfrGJa
作中でも式部卿宮が朝顔を源氏と結婚させたくて すでに葵という正妻がいたけど 「あれほどの貴公子妻は1人と決まってない」と言ったのは そういうこと。 葵というれっきとして正妻がいても 朝顔が新しい正妻として嫁いでも何ら不都合がなかった。 中の君は後見こそ不足しているけど身分血筋は不足ないし 匂宮が本宅に妻としてきちんと引き取っているので 六の君より地位が低いなんてことは全然ない このまま六の君に子供ができなければ、中の君のほうが上になる可能性も十分ある
そして雲隠六帖ですな( ̄ー ̄)ニヤリ 匂宮様が春宮に立ち、 薫の君が中の君を後見して麗景殿女御として入内させ、 兄・左大臣(太政大臣)の弘徽殿女御(六の君)と争うと そして中の君が、実家となった薫の三条邸に里帰りしたときに、薫と密通 2人の間に若君が生まれるという(;´Д`)ハァハァ
982 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/12(金) 21:24:28 ID:SzxfrGJa
>>979 だから三宮みたいにあまりにも身分が上の相手なら
その他の妻は正妻扱いにはなれないのであって
六の君はどれだけ実家が権力もってようとも
所詮臣下なので、三宮みたいに他の妻を正妻の座から引きずりおろすことはできないってこと
>>977 =980=982
とりあえずsageることから始めようか
>>976 紫の上が明石の方との関係を許さなかったのは
子供が出来ると知る前から。
そして匂帝は麗景殿中宮を押し切り、人臣が乱れるが、 次の春宮には弘徽殿女御の若君が立つことになり、弘徽殿皇太后とおなりあそばすことが決まる 薫は正妻(女二の宮)との間の息子(右大将)に、妻と子供達や中宮様のお世話を任せて、 妻の浮舟とともに突然出家してしまう 薫の君が世を捨ててお終いになり、寂しくお感じになった匂帝は横川の僧都から無常を教えられ、 帝位を春宮に譲って二条院を手入れし、院の御所として中の君とともに静かに暮らす 余は夕霧の君の末々が支配しましたとさ。めでたしめでたし(完)
>>980 妻どころか正妻格として遇し続けて20年余り、中宮の養母である紫でさえ、
まだ13歳の女三宮には負けたんだが。
女三宮は皇族とはいえ、後見は朱雀院だけだった。
六の君は実母は典侍だけど養母は落葉の宮で、箔はついてる。
それに源氏マンセーの源氏物語、源氏の直系である六の君に子ができないなんて
ことはないと思う。
子沢山の夕霧の娘だし、中宮の後押しもあるし。
子ができなければというけど、できてしまえば中の君に勝ち目はないよ。
息子より娘が優先されるもの。
>>981 =985
雲隠ネタはもういい
黙って寝ろ
>>986 女三宮を後見したのは、朱雀院と、朱雀院から女三宮の後見を頼まれた今上だお
二品は今上からのプレゼント
明石で「不思議なはかない夢を見た」てなんでまた馬鹿正直に 文を送るんだろうね、源氏は 明石から戻ってきて幸せの絶頂の紫に「実はあちらに娘が・・・」 て打ち明ける方がよっぽどダメージなのかな
夫の衣装は妻の実家で用意する時代に、紫や中の君の後見は弱すぎ。 アテにならない実家だと、妻としての責務も果たせない。 紫は、葵亡き後、妻の実家に気を使うのは真っ平とばかりに、正妻を 迎えなかったために、繰上げ一位になっていただけ。
紫は元から源氏の持ち物の衣装を正月用に仕上げてたんだろうね 末摘花の回で源氏と頭の中将が「うるさい親が居なくてひたすら頼ってくる 可憐な美女は男としてたまんねー」みたいな会話してたけど、 源氏にとっての紫の上もそんな感じだったのかも
でも衣装を用意しているのって花散里じゃないっけ? あれは紫が死んだから、彼女が繰り上げ一位になっただけ??
新年の衣装は、基本的には源氏が自分で用意してなかった? 紫が「明石の方には白と紫の組み合わせを選んでさしあげるのね」 と嫉妬してたシーンもあったし まあ、紫名義の荘園もいくつかあったと思うよ 二条院みたいに、源氏が譲渡してる財産もあるだろう 紫死後、源氏が新年の装いやそういったものに関心持たなくなったから、 古い付き合いの花散里が配慮してるんだと思ってた
994 :
愛蔵版名無しさん :2008/09/13(土) 07:08:40 ID:mCzUOPMk
>>983 >>987 通りすがりのものですが なんか嫌な仕切りババアが いますね
何様なんですか?こういう人って。
なんでほかの方たちはお怒りにならないんですか?
そう、繰り上げのはず。
花散里って、どれくらいの身分なのかな。 姉が麗景殿女御(結構有力な殿舎だよね)なんだから、それなりの 身分だと思うんだけど。 大臣家は左右大臣・内大臣(六条御息所実家)がそれぞれあるから、 皇族系の宮姫か。 だとしたら、後見のない紫とは同等もしくはそれ以上だよね。 しかも付き合いは紫より古い。でも妻としては紫の下なのか。
花散里の生まれが紫並であったとしても自分から正妻面したがる性格ではないし、 両親の描写はなく、女御としての身分と財力を与えられた姉以外の後見はないだろうから、 正妻の地位争いに関与せず、地味に過ごしていたのではないかと。 源氏が夕霧を花散里に預けてからは、夕霧が後見者になったと思う。
そういえば花散里の出自って原作にもハッキリと書かれてないね。 正月の衣装に源氏が口出ししてたのは六条院の住人に 玉鬘が新しく加わったからで、紫の上が普段から衣装の裁縫・染色を采配して 花散里も手伝ってる感じじゃないかな。 たしか出家した朧月夜に送った衣装も紫の上が作ったものだったはず。
源氏が二条東院に引き取る前は花散里の屋敷の荒れ具合がひどかったそうだから 少なくとも、そこそこに有力で裕福な両親健在ではなさそうだ >996 格上でも正妻になれなかったケースはたくさんあるし。
紫が美しく源氏からの寵愛も深い明石に対しては女の嫉妬メラメラだったのに ブサイクで長年の友人としての付き合いになりつつある花散里に対しては 「あの方大好きよ」と言っちゃうあたりが、本命正妻の余裕というか・・・ なんか性格悪いなーと思った。 根性のいい悪いでいうなら、多分紫の上はあんまよくないと思う。 六条の御息所はああいうことやらかしたけど、本人自体は性格がいい人かなーと思う。
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