1 :
愛蔵版名無しさん:
俺専用
暇な時に休載の続きを妄想したり、オリジナルストーリー書いたり
楽しい事がいっぱい
ちょくちょくカキコしていくよ:D
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>>1を
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 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー' |.  ̄  ̄
3 :
愛蔵版名無しさん:2007/12/10(月) 21:43:32 ID:/vYBb0Qx
午前2時
山々が囲む茂みの森
そこでゴンは待っていた
ひとたび周りを見渡しては、目を瞑る。
静かな夜を過ごすために傍らの岩に腰を下ろし、心を落ち着かせる
ゴンは思い返していた
ゴン「まるで、あの時みたいだ」と呟く。
この森が、ハンター試験でプレートを奪ったあの時の場所に酷似している
ゴンはそう思ったのだろう
ゴン「ヒソカから奪ったあの場所に…似てる」
4 :
愛蔵版名無しさん:2007/12/10(月) 21:59:50 ID:/vYBb0Qx
午前3時
ゴン(蟻の討伐から3ヶ月か…
あいつを倒して…カイトの仇をとった)
ゴン(それまであいつの事しか頭になくて、何が何でもって気で向かった!)
ゴン(今日だってそう!)
ゴン(修行する期間は3ヶ月あった
やれる事をやった。
カイト…オレ、カイトより強くなれたかな?)
ゴン(…オレが強くなっても、ヒソカだって同じように強くなってるんだ)
試験の時の事を思い出したのか、心臓が高鳴る
ゴン(あの時は怖くて…ただ怖くてしかたがなかった
自分が情けなくて…)
ゴン(でも今は違う!今なんだ 昔のオレじゃない!)
5 :
愛蔵版名無しさん:2007/12/11(火) 21:14:20 ID:UPgcvPJ/
午前4時
ゴン(キルア・・・)
約3ヶ月前
ゴン『キルア、いっちゃうの?』
キルア『もう一緒にいられないんだ じゃあな』
ゴン『・・・分かった』
キルア『!』
ゴン『とめないよ。キルアには帰る家があるんだもんね』
キルア『・・・ああ。』
ゴンの元から去るキルア
その後姿は悲しみに溢れていた
ノヴ『とめなくていいのか?』
ゴン『うん。キルアがそう決めたんだ』
6 :
愛蔵版名無しさん:2007/12/11(火) 21:25:02 ID:UPgcvPJ/
午前5時
ふと、我に帰る
気付けば時間が刻一刻と過ぎていた
心臓の根の鼓動が高まる。決意が募る
拳を何度かきしむ音をたてて握り締める
ゴン「今は目の前のことだけを考えるんだ!」
そう、午前6時 ヒソカとの決闘
長きに渡る二人のハンターの決着
その刻が近付くに連れ、血がたぎる
ゴン『きっとキルア、辛いんだ』
ゴン『オレがいなくても、キルアは自分で立ち直ると思う。それまで待ってる!』
ゴン『キルアが戻ってこなかったら、オレが迎えにいく!』
7 :
愛蔵版名無しさん:
午前6時
朝の日が射し入る空間
研ぎ澄まされた精神で待ち構えるゴン、森で悪寒走る
ゴン「!」
こびつくような空気。一変して場が硬直する
肌を撫でていた風が吹き止む。
マジシャン。
草陰から現れたソレは、ゆらりと忍び寄っていた
だが、除々に激しくなる足音
拭いきれないその邪気は、ゴンの目の前に佇んでいた