>>452 ホントかね? 父親の虚言癖が遺伝してない?
その頃オレ手塚番だったけど、そんなことしそうなヤツ知らんぞ。
(ルミ子を肩車して鴨居に頭ぶつけて大泣きされたことはあるw)
>その頃オレ手塚番
マジですか!?相当なお年でしょうね。
456 :
宮崎吾朗:2007/03/24(土) 15:28:28 ID:???
日曜日は「アルプスの少女ハイジ」を家族全員で見なければならなかったんですよ
でも本当は、裏番組の「宇宙戦艦ヤマト」が観たかったんですけど
ヤマトもハイジのおかげで視聴率低くて打ち切りだったんだよな。
後に復活したけど。
W3も今だからこそ…!と言っても、外人向けに変な改変されたのは
ちょっと嫌だな。
458 :
454:2007/03/24(土) 15:39:56 ID:???
60代ですがまだ前半ですw
当時の手塚番仲間では光文社・白石 辻川、小学館・樺島 岩淵 山本 清野 etc.
集英社・石井 安部、少年画報・佐藤、鈴木出版・江野(?)氏らが記憶に残ってます。
秋田は記憶にない。また講談社とは「W3事件」で、縁が切れていた時期でした。
やはり火の鳥だな
手塚原作のアニメ、キャラがどいつもこいつもヘンな顔なのは原作を意識しすぎだからじゃね?
キャラはいっそのこと完全に今風でいいからストーリーを原作に忠実にしてもらいたい
>>458 はじめまして。なんか凄い神が光臨されてる〜
うわぁそうするとうちの親父殿と同じくらいですか…
うちの親父パソコンなんて触れないのに、2chとはお若い。
>「W3事件」で、縁が切れていた時期でした。
講談社の復帰は「三つ目」でしたか。
そうすると60年代後半から70年代初め頃とお見受けします。
私は生まれてないな〜でもその頃の作品が一番好きですね。
そうか〜バンパイヤとかどろろとか生原稿見る機会があったんですね…
うらやましすぎる。
ちなみにどんな作品のご担当だったんですか?
差し障りのない範囲で、ヒントだけでもいいっす。
>>461 割り込みですが、コンピュータ関係の仕事でなくても、ワープロを使っていたなら割と簡単に移行できるんだったりします。
そちらのお父さんはどちらも使っておられなかっただけでしょう。
>>461 これ書くとたぶん匿名にならなくなっちゃうんだけどw
アトムと火の鳥です。
>>462 そうですね。東芝RUPO時代が長かったです・・・(遠い目)
464 :
治虫:2007/03/24(土) 21:40:05 ID:???
>>463 こらー!
きさまかー!何やってるんだー!!
465 :
463:2007/03/24(土) 22:15:26 ID:???
(笑)
あのね。手塚治虫は生涯一度も編集者に「きさま」って言ったことないよ。
通常は年下でも「○○氏」「××君」「△△さん」「君」「おたく」ぐらい。
一度だけ「てめえは」って怒鳴られたことがあるけどねw
466 :
465:2007/03/24(土) 22:32:05 ID:???
まてよ。
夕方原稿もらって帰ったY氏が、酔っぱらって仕事中の先生に電話して、
「かわいい子が会いたいそうです。僕が奢るから飲みに来ませんか」って
言った時、「きさま」と怒られたような気もするが、記憶がオボロです。
なんか何気に凄い御方が書き込みをなされている…
>>466 そりゃ怒るよね。滅茶苦茶なスケジュールだったそうではないですか。
ん? もしかすると「犯人(の一人)」ということですか?
469 :
466:2007/03/24(土) 23:18:53 ID:???
いっしょに飲めてりゃいいんですが、その時ゃまだウチの原稿が終わらなくて、
わたしゃ仕事場の電話取り次ぎ係やってますたw
>>463 >アトムと火の鳥です。
なんだかホント〜に凄い人…
ちなみに生まれて初めて読んだ漫画が
火の鳥鳳凰編でした。
幼稚園児だったけど、我王の出生は結構トラウマシーンです。
そんな作品と直接関わってたひとと交流?
できるなんてすっごい感動。
2chありがたう〜
ゴブリン公爵
灯台鬼カッコイイ
472 :
463:2007/03/25(日) 00:59:27 ID:???
鳳凰編の担当はやってませんが、火の鳥を幼稚園児が読んで覚えてるなんて、
手塚治虫にとっても編集部としても完全に想定外ですW
473 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/25(日) 01:29:30 ID:idDcrUee
火の鳥かアドルフに告ぐかな。
どっちかって言われたらアドルフかな。
474 :
治虫:2007/03/25(日) 01:35:39 ID:???
/ ヽ
.' '、
',
l
,r===ュ、. ,r;zュ、
/ニ`ヽ ''-=エユヾ' {ィラ,!リ
..', !l ノ 〉 ー ' l '' !
'ヾ 〜 /´_. } .l
ヽ`ゝ ' / ` '´i ,'
\ /,.ィニニ'l: !
\ / `‐ ̄´'./
\ /
\ \`ー‐--ァfヽ
カミコ ウリン [神子 有林]
(1576〜1634 日本 )
つまりこのスレをまとめると
ほとんどの作品が代表作と呼んでも
さしつかえがないほどのパワーに満ち溢れているということだな
>454さん
いま「ビッグコミックONE」という雑誌で連載されている
「神様の伴走者−手塚番−」というインタビュー記事をご存知ですか?
もしご存知でしたら、感想などお聞かせいただけると幸いです。
>>475 >ほとんどの作品が代表作と呼んでもさしつかえがない
論理的におかしいのわかる?
「傑作」「名作」とよんでも差し支えない、となるならわかるんだが
「代表作」って相対的な評価で決まるんだから、
全作品がパワーにみち溢れていても代表作は存在しうるんだよ。
478 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/25(日) 04:47:26 ID:idDcrUee
いないいないばあや雨降り小僧も キャラがかわいいし好きです。
火の鳥、大人になってからじっくり読むと、本当に思想性等の
格が上だと分かるんだけど、当時の読者の受け・人気はどうだったんだろう。
480 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/25(日) 05:45:30 ID:IDnIDXqz
火の鳥鳳凰編
>>476 手塚治虫と格闘して(ダッケ?)階段から突き落とした編集者の話を読みました。
面白かったけど、我々より後の時代で面識ないので、「ヘエー!?」だけでした。
我々の先輩には相当猛者がいたようですが(冒険王の編集長になっていたA氏には
廊下に呼び出されて胸ぐら掴まれ壁に叩き付けられて威されたことがあります)
我々の時代はみんなけっこう紳士で、仲良くやってました。唯一のエピソードは、
酔って家に帰るのが面倒になり、手塚邸の便所の窓から土足で入り編集用の寝室で
寝ていて担当を外されたI氏ぐらいです。(実はその時一緒に飲んでいたσ(* *;)
482 :
463:2007/03/25(日) 12:33:54 ID:???
>>479 担当してた時期が黎明編だったせいか、読者からの反響はほとんど無かった。
石森さんや永島さん、岡田史子なんかのほうが反響が大きくて、それに刺激されて
火の鳥も試行錯誤しながら徐々に構想がふくらんでいったような気がします。
驚いたのは、連載2,3回目を描きながら「この主人公殺しちゃってもいいですか?」
と言われた時で、まだ読者層を小学高学年か中学生ぐらいに想定して始まったばかり
だから、少年主人公に読者を感情移入させるのが漫画の常道と思ってたので、「そ、
そりゃ困ります」って返事したら「そうですよねえ」とすぐ答えられてほっとした。
けど、後で考えると「あの時狂言回しを猿田彦に代えて、お茶の水博士に続く血脈の
物語にしようと閃いたんだろう」と思うと、「先生のお気に召すように。どうぞ」と、
答えたら、黎明編は変わっていたんだろうか?と、考えることもある。
(ま、結局、最終回を待たずにナギは殺されたわけだがw)
黎明編とヤマト編っていうのは、白土史観に対抗して手塚史観を打ち出したかったんじゃ
ないかと思うんだけど、天皇制を直接俎上に上げるっていうのは、階級史観ばやりの
当時でも相当無理をしていたわけで、韜晦のためのギャグで読者を白けさせただけだった。
未来編や宇宙編、復活編はその反動で手塚本来の想像力が爆発した結果だと思っている。
483 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/25(日) 14:30:27 ID:/ki2IR7v
火の鳥
名作だよ、ほんと
つ『来るべき世界』
ウィスキー最後の描写は神だろ
>>469 あらま・・・ ドサクサに紛れて他社のを後回しにしたとか? ←勘繰り深い性格
>>482 黎明編の担当だったんですか。「漫画少年」じゃなくて「COM」ですよね?
>読者からの反響はほとんど無かった。
実写で映画化されてるくらいなので評判良かったと思ってたのですが、当初はそうでもなかったんですね。
ところで、当時最新の江上波夫さんの騎馬民族説にのってますけど、先生はそういった知識はどこで仕入れてたのでしょうか?
>>485 社内原稿だから常に後回しで、他社が終っても一人だけ残されているのですw
>>486 そう。COMです。
誰だったか忘れたけど、「黎明編の原作は知人が送った本だ」と言っていた
人がいました。(ずっと後、10〜20年ぐらい前に聞いた話)
岩波新書の江上説は手塚治虫には常識だったと思いますから、案外この本が
邪馬台国などの元ネタかもしれません。(手塚が「使う」と言っていたとか)
実は火の鳥新連載が決まった時、自費で「図説日本史大系」とか「騎馬民族説」
当時流行っていた「まぼろしの邪馬台国」などを手塚先生に進呈しようとした
のですが、図鑑は「ありがとう。使わせてもらいます」と受け取ってくれたのに、
文字の本の時は「余計なことをしないでください」って叱られたので、腹案が
既にできているのを感じたのでした。
おお、神が降臨してる。
手塚作品の展開の速さを今のストーリー漫画家は見習ってほしいですね。
火の鳥鳳凰編をもし福本が描いたら単行本20巻を超えるでしょう。
浦沢でも5巻ぐらいになりそう。
人気作品の連載を長引かせようとする編集部がいけないのかな?
>>463さんのお話はとても興味深いなあ。じっくり読みたいよ。
書籍化は難しいんだろうなあ。
このスレは保存しとこ。
今まで2ch見てきてもっとも有益なレスでした。
編集の神さま?またちょくちょく来てください。
491 :
463:2007/03/25(日) 22:27:32 ID:???
>>490 モウチョットダケカカセテクダサイナw
>>488 雑誌が、自身を売るための存在から、コミックをより多く大部数売るための
媒体に変化したためです。
次号への「惹き」が必要なら、ダラダラ展開はマイナスでしかありません。
>>487 >486です。ご丁寧にお答えいただきありがとうございました。
本当に興味深いお話です。
昔、テレビのドキュメンタリーで聞いたエピソードですが、ストーリーに関する学説をいくつか
本屋で立ち読みして、そのあと編集か担当の人に「こういう説とこういう説があるんだけど、どう思う?と聞いたそうです。ひょっとして黎明編のことかな?なんて思っていたものですから。
493 :
491:2007/03/25(日) 22:46:41 ID:???
訂正。今も「惹き」はありますね。ただそれがいかにもみみっちいw
ストーリー展開に想像力を働かせる読者が減って、共感するキャラの、単なる
享受者になっちゃったってことでしょう。
ドラマツルギーが、いつのまにか消えてしまったんですよねw
制作側の責任を読者のせいにするのもどうかと思うけど。
495 :
487:2007/03/25(日) 23:15:13 ID:???
>>492 黎明編のことかも知れませんね。史学の権威に通じる人に、学説上おかしく
ないか確認するなんてことは、当然やっていると思います。
でも作品の編集担当に、テーマを左右する意見を聞くことはまずありません。
完成した作品は、あくまですべて手塚治虫のモノでなければならないのです。
前述の「主人公を殺してもいいですか」は、希有のことだから驚いたのです。
ヒット作を何本も出せる自信が無いと、
潔く10巻ぐらいで終了させられないよな。
497 :
493:2007/03/25(日) 23:29:17 ID:???
営業政策が読者を育てたと言っているので、読者に責任添加はしていませんw
>手塚番さん
出版はともかく、ぜひサイトを立ち上げていただきたいものです。
貴重な一次情報をweb上に残しておく意義は大きいと思われます。
>>496 人気が出た一つの作品をいつまでも無理にひっぱって
それで終わってしまっているケースが多いですからね。
作者も、もうお話をちゃんと作る気がない場合が多いのでしょう。
500 :
手塚番:2007/03/26(月) 00:28:06 ID:???
>>498 ありがとうございます。けど、うーーーーーーーーん。
記録を残しておく必要性は、もちろん感じているんですけどね。
ただ、自分の中で思い出の整理が、どうしてもまだできないんですよ。
たぶん、自分は、皆さんの誰よりも、いまだに手塚信者なのですw
今回は「手塚」って呼び捨てで書く練習をさせてもらったようなものw
もうちょっと時間をくださいな。m(_ _)m
ベートーベンの漫画の続きを誰か描いて
描ける漫画家がいない気がする…
浦沢で良いよ
続きでなく、@から描き直す事に成るだろうけど
PLUITOさっさと終わらせて、こっちこい
>>503 また、最初のあたりだけ面白い漫画になるのか。
浦沢は体調不良なので、そんなにたくさん描くの無理じゃ?
それより20世紀をきちんと終わらせろ!
>>503 最初だけ盛り上がって、後は惹きばかりでぐだぐだになるのは目に見えているよw
もうやめてくれw
>>504>>506 まあまあ、そもそもが「最初」しかない漫画なんだから、
ぐだぐだながら完結してくれるだけで万々歳だよ。
未来人カオス好きなのは俺くらい?
>508
ノ
>>500 いや、あの、別に強制とか、急かしているわけではないのでお気になさらずw;
確かにまとまったコンテンツとして形にするのは難しそうですもんね。
むしろブログで、その日その時、思い出したこと思い付いたことを
徒然と書いていくのが楽かもしれません。
511 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/27(火) 04:15:17 ID:GNtU7jO2
手塚さんの漫画どれも面白いよね。みんな手塚さんファンなんて嬉しいなぁ。
512 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/27(火) 04:21:42 ID:YzkEbuIm
「わが名は百科」に決まってんだろ
手塚漫画って、なんか安心して読めるんだよなー。
元祖に美味いもの無しの言葉どおり、確かに古い点もあるけど、なんか読みやすい。
今の漫画って、いろんな大人の事情とか鼻に付く賢しい演出がそこかしこに垣間見られるが、
それが無いせいかな。
単純に展開が速いから読みやすい。火の鳥1冊=スラムダンク5冊=カイジ10冊
他、無駄な線が少ない絵柄のおかげもあるかな。
火の鳥1冊=カイジ300冊くらいじゃないか?
未来編なんてあれだけで10万年くらいの時間が経ってるし、
一齣3000年なんてのもあったからな。
カイジ1兆冊くらいだな。
517 :
452:2007/03/27(火) 13:07:28 ID:???
>>454 遅レスをご容赦。
すると新宿ロフト・プラス・ワンで行われたるみ子さん司会の手塚番
トーク・ライブにはおいでなのでしょうか。
あの場でも検討された話ですから、虚言ということは無いと思います。
あそこで「父を殴った編集さんは……?」
というるみ子さんの問いに、
「カベちゃん!」
異口同音の答えに、笑ってしまいました。
518 :
手塚番:2007/03/27(火) 14:58:26 ID:???
>>517 いや、行ってません。元手塚番は、どんな方が出られていたんでしょう?
どうも先生を殴った編集者の時代の方でかためられていたような印象ですね。
「マコちゃんを池に放り込んだ」ということから、幼児期の出来事とふんだの
ですが、その後の少年期のこととすると、グループが違うのでわかりません。
僕らの頃は、池にはいつもほとんど水など無かったと思うんですけどねー。
手塚番は、長くても1〜2年で新人に交代するので、入れ代わりが激しいのです。
>>510 せっかくのお誘いなので、思い出話を少しずつ書いてみることにしました。
限られたわずかな期間の間だけの話ですが・・・
ttp://w4.alpha-web.ne.jp/~tanet/ まだ、以前書いた文章しか載せていません。
519 :
452:2007/03/27(火) 23:38:58 ID:???
メモを取っていた訳じゃないので、個人名をぜんぜん思い出せません。
ネットのどこかにどなたかの記録があるかと存じます。すみません。
漫画サンデー『人間ども集まれ!』の担当者がボス的な印象でしたね。
ほか、講談社、小学館、秋田書店、希望の友(コミックトム)から
来られていました。
当日のトピックを話すなら、
るみ子さん「原稿を取る優先順位はどうやって決まるんですか?」
漫サン編集氏「実力です」
るみ子さん「その実力とは具体的に……?」
漫サン編集氏「……う〜ん、……暴力です」
ほか、チャンピオンの編集氏の発言で、
「先生がブラックジャックのアイデアを三つ話して、どれがいい?
と聞かれたので、『いちばん早く描ける話にして下さい』と答えたら、
怒られた」
これには会場が沸きました。
ほか、ルポライターと称する客が質問タイムに、
「手塚は学歴詐称をしている。アマチュア写真家である手塚の父は
手塚ファンの子のヌードを撮影していた」
とか何とかバクロめいた発言をしまして、会場は一触即発。
その彼を制して、ボス的な漫サン編集氏が、
「先生が医学大学を出ていない、医学専門学校を出たに過ぎない、と
あなたは言うが、その専門学校は後に医大になっている。そして先生の
博士号は確かなものだ。
次に、先生の父君がヌード撮影をしていたことだが……、
そ れ が ど う だ と い う の だ !」
この時のドスの効きっぷり。惚れ惚れしました。さすが暴力で原稿を
勝ち取った海千山千のつわものです。
すっかり毒気を抜かれた自称ルポライターは逃げるように去ってゆきました。
すぐあとを別の客が追いかけていったのは殴るつもりでいたのでしょう。
>519
ほうう〜 興味深いですねぇ 面白いです
手塚番の編集はオトコマエですね
昔の業界の話は面白いですねw
>>518 おお、早っw お疲れ様でした&ありがとうございます。
実はこういうテキスト主体サイトの形式が一番好みだったのでしたw
早速読ませて頂きましたが……2chで書くには(良い意味で)似付かわしくない
感想になっちゃったので、そちらに掲示板などが設置された折りにでも、
ということでご容赦を(要は感じ入ったということですw;)。
……それにしても、自分で勧めておいてアレですが、
サイトで掲載するのさえやっぱりもったいない気がしてきたなあw;
これを原作にして漫画化するのが一番良い気がしてきたり。
裏『漫画道』『手塚治虫物語』として並び立つものになる可能性があるかも。
(編集者モノ漫画ってタブーなのかしらん?)
>ルポライターと称する客
批判スレで詐称ネタ一生懸命カキコしてんのこの人だったりしてw
>手塚番さん
おもしろいです! 是非ゆっくり続きを…。
ありえる
>そ れ が ど う だ と い う の だ !
ワロス。
コレ、「○○ですが何か?」的な使い方で流行んないかなw
527 :
518:2007/03/28(水) 01:02:35 ID:???
>>519 「実力とは暴力」ですかw
編集者用の寝室で胸ぐら掴んで威してたのかな?
そんな時代なら、池に叩き込みそうですねw
僕らの時代は月刊誌主体だから、修羅場は4誌ぐらい重なって大変だったけど、
大体連載の古い順に暗黙の優先権があったような気がします。
多少殺気立って来ると「皆さんで順番を決めて下さい」って言って仕事しなく
なっちゃうので、やむなくおとなしくしてたってのが実体でしょうがw
(もしかすると、短いページなのに月に20日ぐらい泊まり込んでいた僕の存在も
ある意味スケープゴートとして、皆の毒気を抜く作用をしていたかもしれないw)
>>522,524
ありがとうございます。ただ、まだ新しい文章は書き始めたばかりなんで・・・
家業のカタログHPの更新が止まってて、お客さんから毎日怒られているので、
気分転換にはいいんですが、いつ次の文章が載せられるのかわかりませんです。
最近のこのスレの神っぷりは異常
529 :
452:2007/03/28(水) 12:14:30 ID:???
530 :
452:2007/03/28(水) 12:27:24 ID:???
手塚番トーク・ライブでの心に残る話その他
ビッグコミックで連載された作品が大都社から出ていた件に関連して、
小学館の編集氏が、
「先生、『シュマリ』を小学館から出しますよ」
「本当かい!」
先生は喜色満面だったが、
「漫画文庫ですけど」
と聞かされ、ショボーンとなったそうだ。
「先生は昼間30分ほど奥様の部屋に行かれて、その間は二人きりに
してあげようと、暗黙の了解が出来ていた」
これに、るみ子さん、
「あたしは昼間できたんですか!」
ほか、手塚番の編集者たちは、自分たちの結婚式に是非とも出席して
頂こうと、仕事場の近くの式場を選んでいた。
↑この話を聞いて、あんなに〆切を破られても、編集諸氏は先生を
敬愛していたんだなぁ、と感動したよ。
>>527 手塚番さん、秋山満氏の『COMの青春』は読まれましたか。
アラバスターは駄作だと思う?
治虫さん自身はあとがきで復刻したくない作品の一つで
なんか治虫さんに定期的にダメな時期が来るらしくてそのときにできた作品だそうな。
自分で駄作って言ってしまってるけどなかなかおもしろいよな?
と昨日初めてアラバスター読んでておもた
あと手塚治虫全集扱ってる本屋少なすぎ
透明化より石ころ飛ばす技術のほうがすごくね?
なんだこの神スレ
こんなスレに出会ったのは久々だよ
>532
おれ子供の頃、それに感動して真剣に読んでた(マネしようとしてたw)。
アラバスターは傑作だと思うなあ。
暗くて救いの無い話かもしれないけれども。
それと、なんといっても「亜美」というキャラ、そしてその”名前”に萌えーでしたw
手塚先生の描く絵は、子供や動物が強烈に可愛くて色気がある。
逆に「色っぽい女」を描くとサッパリ色気が無いよねw
24時間の手塚アニメの最後が自伝的作品だったでしょ
死を予期してたみたいだ いや、してたのかな
536 :
元手塚番:2007/03/28(水) 16:54:36 ID:???
>>530 >「先生は昼間30分ほど奥様の部屋に行かれて、
あり得ない。妄想。(絶句)
>『COMの青春』は読まれましたか。
一読した時、共感できないままほとんど忘れてたので、今、読み直しました。
秋山氏は、手塚治虫との最初の出会いが不幸でしたね。
全部僕が居ない時期の話なので、なるほどと合点する部分もありました。
この本のラストの状況から僕が再び呼ばれて、COMでの二度目の編集者生活が
始まりました。(漫画部改め手塚プロには、めったに行かなくなりましたが)
元手塚番さんこんばんは。
貴重なレスの数々、いつも興味深く拝見しています。
ちょっと質問があるのですが、
元手塚番さんは、実際はどのくらいの時期のご担当なんでしょう。
激動の虫プロ倒産は目の当たりにされたんですか?
上のレスだと手塚プロとなってますが…
レスだけだと実感のない時代のせいか
イマイチ分からなくてすみませんです。
2chはたま〜にこういう方々の当時の興味深い話とか聞けたりするからいいよなぁ
2chの陽の部分というべきか…
それより、少々失礼かもしれませんが60歳を過ぎた方が2chとはw
なんていうか若いな〜w
元手塚番さん、ブログ拝見しました。
まだ見ていない方へのネタバレになるので詳しくは書きませんが・・・
正直、泣けてきました(´;ω;`)
これからもゆっくりで構いませんので、ぜひ当時のお話を読ませて下さい。
540 :
元手塚番:2007/03/28(水) 21:55:16 ID:???
>>537 >実際はどのくらいの時期のご担当なんでしょう。
出たり入ったりしてたので、正直言って自分でもよくわからないんですがw
手塚治虫の原稿に関わったことがある時期としては、
1.虫プロ出版部時代(鉄腕アトムクラブ-COM)が、1965.3-1967.2
2.未完に終わった光文社手塚治虫選集時代が、1967.4-1967.11(?)
3.二度目のCOM編集部時代が、1970.7-1971.1
4.大都社で奇子を出すことになった時期が、1973.11-12
大体こんなもんでしょう。
>激動の虫プロ倒産は目の当たりにされたんですか?
虫プロ「商事」の倒産時ですよね。知りません。
「君をCOM編集長にするから、離れていった漫画家をもう一度呼び戻して、
COMを立て直してくれ」と、当時のM出版部長に口説かれて、お手伝いして
ましたが、漫画家たちに異口同音に「いつまで待っても編集長にならない
じゃないか。約束違反だから原稿は描かない」と連帯して拒否され、部長
からは「若すぎるから編集長は当分今のままで行く。担当として原稿をとる
責任だけは果たせ」と言われ、進退窮まって〆切直前に意気投合した岡田
史子と心中旅行に出ちゃったので、COMの最後には立ち会えませんでしたw
>上のレスだと手塚プロとなってますが…
僕もいつ虫プロ漫画部から手塚プロに組織替えしたのか知らなかったのです
が、読んでいた「COMの青春」が手塚プロと表記してあったので、この頃から
手塚プロになっていたのか。と、思ってそのまま書きました。
実際のところは知りません。
>>531 後に手塚本人が嫌ったことから、一応、駄作みたいな扱いがまかり通ってるけど、
正直、面白い作品だよね。あらゆる意味で。
「大悪作」とでも呼べば良いのかしらん。何かエロゲーみたいだがw
まあ、ネタとして面白いから伝説の駄作、鬼っ子扱いのままでもいいけど、オレは好き。
>538
2ちゃんねるユーザーは、中年以上が多いんですよ
>>540 537です。
丁寧なレス感謝感激です。
倒産した虫プロ商事ってのは、漫画書いてた所とは違うのかな。
本とか雑誌で一大事みたいな扱われ方に思えたんですが、
実際はそうでもなかったんですかね。
フェードアウトしながら実はフェードインだったみたいな…
(変な例えですみません。)
COMの最期はそんなだったとは…非常に面白かったです。
やっぱり、漫画とか雑誌の編集の世界は濃ゆいな〜
それより“心中旅行”が禿しく気になります。
>>543 >禿しく気になります。
ちょww
あんまり立ち入ったことまで訊かない方が……ほら、場所が場所だしさw
手塚総合スレか手塚関係者スレに移動してみてはいかがかな?
奇子で弾痕を模した岩の上であえぐ場面は漫画の描き出したエロティシズムの最高到達点だろう
548 :
元手塚番:2007/03/29(木) 02:21:17 ID:???
>>543 >虫プロ商事ってのは、漫画書いてた所とは違うのかな。
確かにめちゃめちゃスレ違いになっているからそろそろ終息をはかりますけど、
最後に虫プロと今の手塚プロの基礎知識として知っておいて欲しいこと。
1961.6/アニメ制作のため手塚治虫プロダクション設立(5,6人)
1962.1/虫プロダクションと改称
1962.12/株式会社虫プロダクションとなる
で、1965,6年最盛期の陣容が/総務部(総務課・庶務課・経理課)
版権部
出版部(出版課・制作課=漫画部)
アニメ制作部(第一スタジオ/アトム班)
(第二スタジオ/ジャングル班)
(第三スタジオ/W3班)
(第四スタジオ/劇場用アニメ班)
(第五スタジオ/吾空?)
となっていて、出版部出版課+版権部が虫プロ商事株式会社となって倒産し、
アニメ制作部門は虫プロダクション(株)のまま残って破産後組合管理となり、
社員の債権として虫プロ時代に作ったアニメの放映権を所有。
名ばかりだった出版部制作課は手塚治虫直属の漫画制作部門として手塚治虫の
著作物を管理する手塚プロに移行。
と、大雑把(実際はもっと複雑怪奇だが)こんな流れのわけです。
549 :
452:2007/03/29(木) 07:37:49 ID:???
>>536 > >「先生は昼間30分ほど奥様の部屋に行かれて、
> あり得ない。妄想。(絶句)
でも、会場で確かにそういう話が出たんですよ。僕は捏造してません。
いっとき子作りに励まれていた時期があったんじゃないでしょうか。
JICC出版『一億人の手塚治虫』で読んだ、
「忙しい中、子どもをよく三人も作ったね、と言われるけど、
子どもなんて5分もあれば作れるんですよ」
という仰天発言を思い出し、僕は納得していました。
> 責任だけは果たせ」と言われ、進退窮まって〆切直前に意気投合した岡田
> 史子と心中旅行に出ちゃったので、COMの最後には立ち会えませんでしたw
後に、みのり書房に請われて、コミック・アゲインの編集長を務めた
かたですね。
昨年、岡田史子さんも鬼籍に入られてしまいましたが、そんなすごい
過去があったのですか。
550 :
452:2007/03/29(木) 07:49:23 ID:???
>>549 訂正
岡田さんが亡くなられたのは一昨年ですね。
てっきり北海道におられるのだろうと思っていたら、所沢と聞いて
驚きました。仕事場へゆくとき所沢駅を通るのです。毎日のように
岡田さんのお宅の近くを通過していたのか、と。
ブログには是非とも岡田さんの想い出もお願いいたします。
551 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/29(木) 10:42:07 ID:mnNa0GSH
>>457 ヤマトの低視聴率はハイジのせいというよりも今となっては誰も
知らないだろう「猿の軍団」だったと思う。「猿の惑星」のパクリで本家からの
抗議で放映中止になったのではなかったかな。当時俺の小学校ではほとんど猿みてたよ
>>551 本家からの抗議で中止というのは聞いたことが無いよ。
ピープロの『宇宙猿人ゴリ』からして『猿の惑星』の影響ありあり。
特撮の設定やデザインは、アイデアのリレーみたいなところがある。
パクリ疑惑で、放映中止だなんて例は皆無だろう。
『超人バロム・1』のドルゲ事件の方が、ダメージとしては大きい。
>>551 さんの周囲はそうかも知れないが、世間的にはハイジでしょう。
結局、ヤマトの視聴率がふるわなかったのは、ウラの2番組が強かった
ということで。
そういえば西崎義展プロデューサーも虫プロの社員だったっけ。ほか、
山本暎一、富野喜幸、安彦良和と、ヤマトは虫プロの遺伝子を受け継ぐ
アニメと言えるね。
553 :
元手塚番:2007/03/29(木) 11:55:21 ID:???
>>549 ウーム。マダツヅイチャウナア。ミナノシュウスマソ
>僕は捏造してません。
いや、あなたの捏造と言ってるんじゃなくて、そんな噂を陰で喋りあって
いたらしい手塚番連中の妄想じゃないか。と、言っているんですw
>>「先生は昼間30分ほど奥様の部屋に行かれて、その間は二人きりにしてあげようと、
…って言っているところをみると、仕事場が手塚邸に帰って来ていた時代でしょうが、
二階へ上がる許可をいただいて、原稿部屋に通って一ヶ月近く原稿整理をやっていた
僕でさえ、二階と三階の間取りを(夫婦の寝室も奥様のプライベートルームがあるか
どうかさえ)知らないのですから、確認でなく憶測で言ってるに決まっています。
>コミック・アゲインの編集長を
いや、編集長は鈴木清澄さんです。僕は、頼まれて思い出話とか、投稿の選考とか、
座談会に出席とかしていただけの、外部の人間です。
>岡田さんの想い出も
今のペースじゃ6年後まで辿り着くのに10年はかかりそうな気がするww
554 :
452:2007/03/29(木) 12:28:34 ID:???
>>553 > 確認でなく憶測で言ってるに決まっています。
レスを有り難うございます。なるほど、一時期の手塚番編集者らが
こしらえた都市伝説の類なのでしょうか。
あれから自分も『COMの青春』を再読し、ちと秋山氏はご自分を
坊っちゃん、周囲を赤シャツや野だいこにしているのではないか…、
そんな生意気な感想を覚えました。
> >コミック・アゲインの編集長を
> いや、編集長は鈴木清澄さんです。
失礼いたしました。すると、岡田さんの初婚のお相手は鈴木氏でしたか。
> >岡田さんの想い出も
> 今のペースじゃ6年後まで辿り着くのに10年はかかりそうな気がするww
10年でも待たせて頂きます。思春期に『ガラス玉』が朝日ソノラマから
出て、もうメロメロにされました。
是非とも当時のお話をうかがいたいものです。次代への貴重な証言に
なるでしょうし。
>ミナノシュウスマソ
そんなこと気になさらず気軽にこれからも書き込んでください。
元手塚番さんの選ぶ最高傑作も知りたいのでw
556 :
愛蔵版名無しさん:2007/03/29(木) 13:51:33 ID:oaBgNzuH
俺は雨降り小僧かな
557 :
元手塚番:2007/03/29(木) 15:15:25 ID:???
>>554 >すると、岡田さんの初婚のお相手は鈴木氏でしたか。
いや、僕です。
なんか情報がどこかで錯綜しているようですねw
>>555 >元手塚番さんの選ぶ最高傑作も知りたいのでw
無理です。とても一つなんて選べないですよw
>>556 >俺は雨降り小僧かな
雨ふり小僧いいですよねー。
月刊少年ジャンプで読んだ時は、漫画界から足を洗ってたくせに、思わず
小学生時代に気持ちが帰って、手塚先生にファンレター出しちゃいましたw
返事は帰って来なかったけれど、経験上全てのファンレターに目を通して
いるのを知ってたので、出しただけで満足でした。
>>518 興味深いことが沢山書かれていますね。
社会人初っ端から泊まりを覚悟とか、存在も気付かず、
顔を真っ赤にして怒ってまくしたてている人がいるとか
その緊張感や不安たるや凄いものがありそうですね。
最高傑作に相応しいと思うのに火の鳥の反響はなかったのですか。
これは以外でした。手塚先生は読者の人気を気にすると言われてたから
ライフワークになる火の鳥が人気なくて気にしてた様子があったのでしょうか。
>>519 そんな話ここに書いてよかったのかなー
その場はシメちゃえば済むかしれんが
560 :
元手塚番:2007/03/29(木) 19:08:38 ID:???
>>558 >その緊張感や不安たるや凄いものがありそうですね。
いや、鈍感なのと、期待と好奇心の方が強かったので、変わった所だなーって
観察してました。
>人気なくて気にしてた様子があったのでしょうか。
わかりません。月刊誌の売行きや反響が見えてくるのは、3号発行後なのです。
僕は3号発行と同時に辞めてますから、手塚先生の反応は見ていません。
辞めても図々しく出版部に行って、読者の手紙を時々チェックしてたのですww
その後、復活編開始直前に編集部に復帰した時は、自信に溢れてるように感じました。
ありがとうございます。ファンとしては羨まし過ぎる話ばかりですね。
562 :
元手塚番:2007/03/29(木) 23:31:36 ID:???
>>561 お気持ちはよくわかりますが、その「羨まし過ぎる話」の実体がどんなものか、
できればこの後も、僕の思い出話の続きをご覧下さいw
何年後かわかりませんが、全部お読みになってそれでも「同じ体験をしたい」と
お思いの方がいらっしゃったら、喜んで泉下の手塚先生にご紹介申し上げますw
563 :
452:2007/03/30(金) 00:17:47 ID:???
>>557 > なんか情報がどこかで錯綜しているようですねw
重ね重ねのご無礼をご容赦ありたく存じます。
コミック・アゲイン創刊号に元手塚番さんの似顔絵と略歴が掲載され、
そこに岡田さんと結婚されていた、とありました。
錯綜しているのは僕の脳内で、そのとき、元手塚番さんがアゲインの
編集長なのだと勘違いしてしまったようです。
岡田さんと結婚なさるなんて、うらやましいようなこわいような気が
したものです。 なんだか島尾敏雄『死の棘』みたいで。
564 :
元手塚番:2007/03/30(金) 02:51:24 ID:???
>>563 島尾敏雄は未だに怖くて読めないんですがw
ひたすらカアちゃんに攻撃される日々だとしたら似てるかもしれませんねw
でも、僕は浮気してないんですよw
4月3日は三回忌なんですね。
キリスト信者になっていたようだから、関係ないのかな?
まだ墓参りも何もしていません。
何かしてやりたいのですが、何をしていいかわからない・・・
COMのせいではないが、コミックアゲインはヘドが出るほど嫌いだったな
「ぺケ」の復刊だと読者を騙したから
566 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/01(日) 06:04:23 ID:N6gAfrW4
「エンゼルの丘」がいいよ
リボンの騎士にくらべて知名度が低いけど
なかよし版リボンはくだらねー代物
例によって完全版ではないが「エンゼルの丘」を推す
自分も40代中ごろですが、手塚担当してたことあります。
セブンビル時代ですが。
あの頃はやたらとアニメ仕事が入っててイライラした記憶あるなぁ。
でも、直接担当ではなく、たいていはマネージャーの方とか
入ってましたよ。当時はチャンピオンと小学館の記者が
トップという位置づけだったなぁ。講談社は全集の仕事だけで
これも毎月カラー原稿(表紙)をいれなくちゃなんなくて
大変だったみたい。
568 :
元手塚番:2007/04/01(日) 18:45:25 ID:???
>>567 イラッシャイ
マネージャーの最初が、「COMの青春」に出てくるポンさんこと平田さん、
次が何やってたのか不明な島方さん。松谷さん、古徳さんと続くのかな?
正直、手塚治虫のマネージャーって、先生が言うこと聞かないから大変だ
ろうと思うんですが、567さんの頃は、先生がちゃんとスケジュール通り
仕事してたんですか?(信じられないけど、、松谷さんの力なのかなあ)
ネ申が集うスレ。
スレタイとは関係ないがな
手塚先生ってどこまで自分で描いてたの。
あんな大物にしては、かなり自分で描いてる。
573 :
元手塚番:2007/04/01(日) 22:47:47 ID:???
>>571 「どこまで」って、線の引き方が難しいんですが、基本的に、ネーム、コマ割り、
オモ線(主要人物のペン入れ)は、すべて手塚治虫本人です。
(「マグマ大使」とか、出版社との最初の契約で、途中で取り上げられてしまう
時もありましたが、手塚治虫は自分の作品と認めず、後で必ず描き直しています)
それで月産100ページ以上か。
化け物だな。
575 :
元手塚番:2007/04/01(日) 23:00:26 ID:???
>>573への自己レス
あ。描き直しは「手塚治虫著」として発表する単行本をまとめる時の話です。
これは、大講談社だろうと、鈴木出版だろうと、例外はありませんでした。
たぶん三つ目だったと思うけど
市場か繁華街かを群衆が埋め尽くしてるシーンで
「これ全部自分で書いてるんだよ」みたいな
手塚先生の悪戯書きがあったよ
つーか、火の鳥異形編の踊りのシーンで、「ここまで描くかぁ!」って、
もとアシの石坂啓の証言がある。
578 :
元手塚番:2007/04/01(日) 23:39:01 ID:???
自分の漫画が好きだから、全部自分で描きたいんですよ。それはよくわかる。
でも、そんなことされたら確実に落ちて、出版社が成り立たない。
「アイデアはバーゲンセールするほどある」っていうのは、本音だと思う。
ファンとしては、作品をしぼって、本当に後世に残す価値ある物だけを描いて
欲しいんだけど、本人にとっては、どれもこれも描きたい作品なんですよね。
「あの作品」も「この作品」も「最高傑作」と言ってくれるこのスレなんかを
本人が見たら、きっと喜ぶと思うなー。
579 :
452:2007/04/01(日) 23:50:59 ID:???
そうそう、手塚番トーク・ライブでも、
「なぜ、物理的に出来ない仕事を父は引き受けるんですか」
るみ子さんのそういう質問に、
「プレイボーイなんですねぇ。そのときは本気なんですよ」
なんて、編集氏の回答がありました。
作品を絞ったらさらに質の高いものができたんだろうな。
晩年の漫画が好きなだけに60歳は若すぎだよね。
しぼらなくっても、これだけ質の高い作品をいっぱい残しているんだからすごいよ。
やっぱり、たくさん作品があったほうがファンとしてはうれしいもんね。
「プライム・ローズ」なんか没後ようやく単行本化されたのだが、
もしお元気なら、描き直し意欲マンマンだったのだろう。
583 :
567:2007/04/02(月) 06:05:57 ID:???
どもども
自分のときはたぶん松谷さんですね。
ちょうどプライムローズのときだったかなぁ。
あと陽だまりとアドルフも同時進行で、センセ
が入院したりして、ドタバタしたのを思い出します。
忙しい最中に漫画博覧会とかファン大会の仕事まであったりして、
いやぁ、つらかったけどいい思い出ですよ。
でも不思議と原稿は落ちなかったなぁ。一番やばかったのは
24時間テレビのアニメのとき。あれも完成が確か前日とか
そういう感じでしたよね?
584 :
567:2007/04/02(月) 06:12:23 ID:???
>>568 自分のときは、意外とスケジュールは守られてましたね。
特に、アシが作品別で分業化していたから、横槍は
入らなかった気がするし。まぁこれも自分の記憶の中
でなんですけど。文春は10ページだったし。
ちなみに三浦みつるさんて、ご自分の連載もってるのに、
手塚プロにいたような気がするんですけど、僕の勘違いかな?
ちょっと記憶が交錯しててすんません。
いやー、素晴らしいスレだな。
586 :
元手塚番:2007/04/02(月) 13:39:45 ID:???
>>583 松谷さんですか。やはり後に手塚プロ社長になる器ですね。
以前は漫サンの編集者でしたね。先生も有能な人に出会えてよかった。
>>584 三浦みつる、寺沢武一、石坂啓、大和田夏希なんて人たちがアシの同期
じゃなかったかな?錚々たる才能をまとめてた福元さんも凄いですね。
アシが作品別に分業してたんですか。僕らの頃は、源川冨子さんがリボ
ンの騎士専従だったことぐらいしか例がないです。
>>586 その「リボンの騎士」は月刊誌の話ですよね?
588 :
567:2007/04/03(火) 01:29:13 ID:???
>>586 松谷さんは確かに優秀な方だった気がします。
漫サンにいたというのは自分は知らなかった。
当時は自分も年端もいってなかったので、
そういうことを聞けるような雰囲気でもなかったんですよね〜。
今となればもっとお話とかしておけばよかった。
当時の漫画部はアシが2交代で24時間稼動だったから、それで
作品を描き分けられたのかと思います。
三浦みつるさんはアシ時代も優秀で火の鳥望郷編の
背景を一人で描いてた記憶があります。
あとメカとかも得意でしたね。
ただ、自分が手塚番だったのは2〜3年程度なので、
元手塚番さんほど豊富なエピソードもなく残念です。
しかしあの頃の手塚先生もまた黄金期を迎えられていて
漫画もアニメも充実した時期に入っていたと思います。
これは振り返って感じるのですが、当時の先生は「七色いんこ」
がBJの二番煎じと言われ、意欲作の「プライムローズ」が
人気低迷したりと、裏では相当悩んでおられました。
ですが、「陽だまりの樹」が小学館漫画賞「アドルフに告ぐ」が
講談社漫画賞と、次々に評価を受け、「火の鳥」の連載も
再開と、まさに乗りに乗っている時期にきていたんですよね。
アニメも「ジャンピング」や「ライオンブックス」シリーズ
を手がけるなど、とてつもない仕事量をこなしておられた。
いやぁ、返す返すも手塚先生は超人ですよ。
69 :@自治スレにて板設定変更議論中 :2006/02/10(金) 03:30:32 ID:???
参考までに
1位 こちら葛飾区亀有公園前派出所/秋本治(1〜147巻・続刊中)
2位 ゴルゴ13/さいとうたかを(1〜138巻・続刊中)
3位 弐十手物語/神江里見(1〜110巻・完結)
4位 美味しんぼ/雁屋哲・花咲アキラ(1〜93巻・続刊中)
5位 クッキングパパ/うえやまとち(1〜83巻・続刊中)
6位 あぶさん/水島新司(1〜82巻・続刊中)
7位 浮浪雲/ジョージ秋山(1〜80巻・続刊中)
8位 あさりちゃん/室山まゆみ(1〜79巻・続刊中)
9位 パタリロ!/魔夜峰央(1〜78巻・続刊中)
10位 はじめの一歩/森川ジョージ(1〜74巻・続刊中)
何気に見つけたスレで神が降臨されてて超ラッキーです。
過去ログ興味深く読ませていただきました。
サイトも読みました。読みながら想像し、感極まって泣きました。
子供のころから手塚先生や藤子作品好きでかなり読んでるほうだったんですが
そのころは嫌いだった短編が最近でもいやに記憶に残ってるのが不思議です。
イシとか、砂漠の遺跡でドイツ軍人と死んだ博士の子と英(?)軍人とかが繰り広げる話とか
アトムの天馬博士が砂漠でどーたらこーたらとか、ノーマンも。
手塚先生ってすごいです。普遍的なものを作り出せる才能のすごさ。
私は子供の頃は価値観って年をとっても変わらないものだって思ってました。
でも違いますね。見方って変わりますね。
天馬博士なんて子供の頃はなんでこんな奴かくんだと思うくらい嫌いだった。
なのに今はむしろ感情移入してしまう…
子供のころは子供のころで面白いと思い、大人になってからは大人の目線で面白いと思うものがある。
その両方を描いてるってすごいことですよね。
591 :
元手塚番:2007/04/04(水) 00:26:04 ID:???
>>589 ?
>>588 僕が手塚プロで初めて松谷さんにお会いした時は、漫サンの手塚番でしたw
山形の旅館で付いていた時、某誌の編集者も先生に呼ばれて、先に帰ってから、
「あの人、僕のマネージャーにどうでしょう?」と、聞かれて焦ったことがある。
(もしかすると、僕が留守の時、そのI氏も、同じように聞かれていたかも?w)
>当時の漫画部はアシが2交代で24時間稼動
その24時間稼動のアシに、仕事を与え続けてたってのは、人間技ではないですよね。
当時の超人的な仕事ぶりは手塚治虫物語読んでもわかります。早死にするわけだ。
昨日、上記のようなこと書き込んだつもりだったのに、無い。どっかに誤爆したか?
592 :
元手塚番:2007/04/04(水) 00:38:05 ID:???
>>590 m(_ _)m
本当に、手塚漫画ってのは、読み返すたびに新発見があるんですよね。
たぶん、それに気付いた人間が、手塚ファンになるんだろうと思います。
手塚治虫より長く生きて、いま思い出の中に、再発見ばかりしています。
>>588 >「七色いんこ」がBJの二番煎じと言われ
へえ、そんな声あったんだ。
リアルタイム読者だったけど、別にそんなコト思わんかったけどなあ。
読みきり連載形式ならどうしたって似てくる部分はあるんだろうけど。
「いんこ」も「ドン・ドラキュラ」はけっこう好きだった。
「プライム・ローズ」は読みきりじゃなかったから、
コドモにはまだるっこしかったのかもしれない。
×「いんこ」も「ドン・ドラキュラ」はけっこう好きだった。
○「いんこ」や「ドン・ドラキュラ」は
595 :
589:2007/04/04(水) 01:05:53 ID:???
>>591−
要するに最近のストーリー漫画は長すぎると言う事です。
手塚はどんどん新しい作品を描いていったというのに、、
596 :
567:2007/04/04(水) 01:56:18 ID:???
>>593 そういう声は実際ありましたね。
チャンピョンでも人気投票はよかったので、第三者からしたら
とくに気にするようなことともおもわないのですが、
父親との確執とか、ニヒルな主人公とか…類似点があったのか、
自分に厳しすぎる先生にとっては許せなかったのかも。
それと、確か当時の先生はひさしぶりにSF大作を描きたい
という要望をもっておられたようで、それを聞きいれてくれた
のが秋田書店だけだったのかもしれないですね。
それでインコは早めに終わりにしたかったのかも。
まぁ、とにかく当時の先生はいつ寝ているのか
わからなかったですね。いつお会いしても、漫画描いているか、
映画館か、講演か、テレビの収録か、動画のチェックか…
この前NHKで特集があったよ
仕事場のマンションで逆立ちしてたw
598 :
567:2007/04/04(水) 02:09:17 ID:???
あと、自分はどちらかというと大人っぽい手塚作品の方が
好きだったので、それを先生に言うと、怒られましたね。
少年少女に受け入れられる作品が描きたいと…
アドルフや陽だまりが評価され人気が出ていても、
それは口を酸っぱくしておっしやってました。
ホント、それだけでもすごいと思いますよ。
その向上心って、頭が下がりますホント。
子供は未来人って言ってたくらいだから子供を楽しませるのが好きだったんだろうね
好きと言われて怒るなんて面白い人だね
力んで言い聞かせてるとこが目に浮かぶw
601 :
元手塚番:2007/04/04(水) 11:05:06 ID:???
子供の頃出会って衝撃を受け、熱中して読んだ漫画が、印象強いからです。
手塚治虫にとって、自分が忘れられることが一番怖いから、いつまでも、
子供の心に自分を印象付けたいんでしょうね。
でも「──さんは、僕の漫画の中で何が一番好きですか?」と、聞かれて、
子供の頃の「連載では銀河少年。短編では地球1954でしょうか」って答えたら、
「そりゃ、おたくのノスタルジアでしかない」って、速攻で怒られちゃった。
古い作品を答えても、今の年齢で共感できる大人路線を答えても怒られれる。
手塚番で、先生が喜ぶ模範回答を出せた人がいるんでしょうかねー?
連載中の漫画の感想聞かれても大変そうですね。
月並な感想じゃ満足しそうもないw
自分は手塚先生が亡くなったあとに生まれてきたものだから
会ったこともないし、テレビでみたこともない
リアルタイムで漫画も読めなかった
だから、手塚番の人はほんと羨ましいです
自分の尊敬する方に生でお会いしたりしてるんですから
ほんと羨ましい限りです…
604 :
元手塚番:2007/04/04(水) 13:30:12 ID:???
>>603 没後誕生した方にそうおっしゃっていただけるとは、手塚治虫も本望でしょう。
アトムの銅像の除幕式で、鋳造家に「50年ぐらい残りますか」と訊ねた先生、
「500年以上残ります」との答えを聞いて、「500年以上ですか。そうですか」と、
本当にうれしそうだった。
今の流行作家で、死後も作品が残り続ける人がどれだけいるか。考えると淋しい。
ベタに火の鳥・BJ挙げとけばよかったんじゃないか?
出会った瞬間、膝がふるえるほど感激した人は人生で手塚先生だけだな。
豊島区で開かれたトキワ荘展の会場でばったり出会った。そこに行けば
会えると予想していたら、また反応が違ったのだろう。
気さくに握手をしてくれたよ。
607 :
元手塚番:2007/04/04(水) 14:13:39 ID:???
SAGEがぶつかると上がっちゃうのか。しばらく探してしまったw
>>605 そうですね。あの頃だったら、ジャングル大帝と答えたらご満悦だった
かもしれません。(と、今頃反省)
本宮ひろしがパーティーなどで遠くから手塚さんを見ていると礼儀正しいし
良い人そうにみえるけど、手塚さんを担当した人に話を聞くと二度と
担当したくないと言ってたそうだね。仕事には厳しかったんだろうなあ。
先生が単行本化の際にああまで描き直すのは、つまるところ
「それが楽しいから」と、野口文雄氏が考察しています。
自分もアマチュア映画を製作していて「編集作業がいちばん楽しい」
という実感がありました。野口氏のご指摘は大いに首肯できます。
手塚番のお二方もそのように思われますか?
610 :
元手塚番:2007/04/04(水) 19:07:27 ID:???
元々映画ファンですから。切り貼りしている様子などを見ると、楽しいんだろ
うな。とは、思います。読者の記憶に鮮明でも、冗漫な部分は容赦なく切るし。
ただ、製本上の都合で、出版社からページ数の制約を伝える事も多々あります。
大幅カットなどの多くは、そういう場合です。
読者からの指摘を覚えていて直す場合もあるし、とても一概には言えません。
ファンとしては、カットより、巻数多くなっても書き足し部分を多くして欲し
いと思いますが、現実にそんな作業始めたら出版する会社がなくなるでしょうw
611 :
567:2007/04/04(水) 19:49:22 ID:???
たぶんですが、
ボクの担当時代は、その前の時代よりも描きなおしは
少なかったと思います。 その点、ちょっと丸くなられたのかな。
というか、普通作品て、直し始めたらきりがないわけですよ。
担当にしてみたら、締め切りの範囲で直せるならそれも
ヨシですが、それを超えるとあらゆる範囲で迷惑かかるから……。
まぁ、先生はお金とかにも無頓着だったし、原稿に関しては
その労力を考えたら完全なボランティアでしたね。
ただ、自分も全集の直しに関しては参ったということが
結構ありました。
漫画描きたくなーい!うああああ
みたいなことなかったのかな?w時間あれば描いてそうな印象だけど
あるジャンルを描きたくなくなったら
他のジャンルを描いてストレス解消。で、結局描いてる。
って印象だけど
614 :
元手塚番:2007/04/04(水) 21:52:42 ID:???
>>612 描きたくないなどと言う(言った)ことは、絶対にありません。
悦子夫人が聞いた最後の言葉も「仕事をさせてくれ」だったはず。
これだけは断言できます。
>>614 まさに漫画の虫だねw
他の漫画家の名前を作品中によく出す人だけど、プロになってからも漫画読むの好きだったのかな?
こども漫画への執着って、資質や指向、思想的なことは別として、
結果として漫画家としての寿命が長くするような気がするなあ。
三つ子の魂で末長くファンでいてくれるし。
藤子Fとか子供読者層の入れ替わりまで考えて描いてたらしい。
617 :
元手塚番:2007/04/04(水) 23:08:09 ID:???
>>615 >プロになってからも漫画読むの好きだったのかな?
好きだった。と、思います。
初対面の時、S40年当時の劇画家のほとんど全員と貸本漫画家、合わせて50人
以上100人近くの名を挙げ、評価を求めたのには、本当にびっくりしました。
好きでなくては、とてもあれだけの貸本劇画に目を通せません。
(劇画ノイローゼになって、劇画を目の敵にするようになる数年前の話です)
>>616 >藤子Fとか子供読者層の入れ替わりまで考えて描いてたらしい。
読者を知らないで子供漫画は描けません。これは、当然のことです。
>>617 元手塚番さん今晩は。
レスをいつも楽しく拝見してます。
>評価を求めたのには
この話なんかの雑誌の特集か本で読みました。
常にトップであり続けたいという情熱を感じる一文ですね。
一流企業では当たり前なことだけど、
それを個人でやるって言うのが凄い。
読者の数や趣向なんてそう簡単に
作り手が掌握できるモンじゃないんと思うんですが…
ほんと回遊魚のマグロみたいに泳ぎ続けなきゃ死んじゃう人だったんですね。
でも、あんなに早くに亡くなるなら少しぐらい休んでも良かったのに。
本当に残念です。
漫画が好きで大量に作品残してこれだけ多くの人に読まれて幸せなんじゃない?
生まれかわらないと一生では描ききれなかったんじゃないかな
上の方で触れた手塚番トーク・ライブで、手塚研究家の、えーと、
あのかたは池田さんだったかな。
「手塚先生は雪舟や空海に並んで、日本が世界に誇れる天才です」
とか、そういう発言をしていた。
全く同感。我々はなまじ同時代に生きているから、かえってその
大きさが解らないのだろう。
すでにこれ以上ないくらいの評価はされていると思う
神格化して敷居を高くするのは本人も喜ばないんじゃないかな
地位より人気に拘った人だし
そうかなー。国民栄誉賞をもらってないし。
流行歌の作詞家とか、そんな程度でももらえる賞を、なにゆえ
先生がもらえないのだろう。共産党に肩入れするような姿勢が
お気に召さないのだとしたら、宮崎駿も授賞されないだろうな。
かつ、先生の死は平成元年の十大ニュースにも入ってない。
竹ヤブで二億円ひろったなんてニュースがランクインしている。
そんなことの方が世間には大事なのか。
訂正
流行歌の作詞家→×
流行歌の作曲家→○
624 :
567:2007/04/05(木) 00:32:56 ID:???
世間の評価や、政治家が決める賞などどうでもいいと思います。
いつの時代になっても、楽しんで何度も読まれる漫画を
描き続けたことにこそ、かけがえのない価値があると思います。
自分も、未だに手塚作品を読み新しい発見があることに驚きます。
何十年経っても色褪せない輝きは言葉にできない
素晴らしさだと思いますね。
随分前に見たテレビ特集で、手塚先生がベレー帽なしの姿を撮られることを嫌がっていた場面があった。
自分もベレー帽を撮った姿を見たのはそれがはじめてだったので、ベレー帽の下がハゲていたことを知ってちょっとショックに思った昭和時代。
↑NHKのヤツだな。
あれは永久保存版。
現在、手塚治虫より絵のうまい漫画家は少なくないけど、
漫画的な見やすさでは氏に及ばない。
手塚の作品って一気読みできるんだよな。
>>627 ストーリーをまとめるのが超上手いよな。今の漫画家との決定的な差だと思う。
陽だまりやアドルフなんかを今の漫画家に描かせたら余裕で20巻超えるだろう。
>>629 浦沢で20巻、福本だったら100巻は必要ですね。
まあ、連中は話をまとめるのが下手なのではなく、
アイディアの枯渇が怖くてわざわざ長引かせているんだろうけど。
手塚は「さっさと終わらせて、次の漫画描きたい」と常に思っていたにない。
でもなぁ、手塚治虫以前の旧世代の漫画家たちは、手塚マンガを
「ハッタリ重視。冗漫な引き延ばし」的に見ていたんじゃないか。
ところで『どついたれ』だったか、手塚先生が敬愛する漫画家に
原稿を見せてこっぴどく批評され、落ち込むシーンがあった。
「こういう形式はあなた一人にして頂きたい」
そう言った漫画家は『カバ大王』の作者だったか、『冒険ダン吉』
島田啓三だったか、記憶があいまいなまま書いてしまうけど、
そのとき気になって調べた限りでは、まだ三十代なんだよ。
ところが描かれている印象は五十代、老成した大家の風格。
あれはマンガとしてのデフォルメだったのか、手塚先生の目にそう
映っていたのか? いずれにせよ、昔のオトナはオトナだよね。
一番絵が崩れてないのは、デッサンからやっているつのだじろう、というのを見ると前世代の作家の批判も一理あるのかなぁ
633 :
元手塚番:2007/04/05(木) 11:55:45 ID:???
を、スレ伸びてる。
>>618 >回遊魚のマグロみたいに泳ぎ続けなきゃ死んじゃう人だったんですね。
言い得て妙ですねw ホントそんな感じ。
>>628 >ベレー帽はカツラ代わりだったらしい
もちろんベレー帽のほうが先ですがw「禿げてきたので、カツラにしようか
どうしようか迷ってるんです。どう思います?」って、聞かれたことがあります。
ためらいなく「自然のほうがいいですよ。ベレー帽があるから必要ないんじゃ
ないですか」って答えたら「そうですよねえ」って言ってましたけど、その時は
本当に迷っていた感じでした。
今、自分も禿げて「カツラにしたら」って勧められることがあるけれど、先生に
ああ言った以上、被るわけにいかないw
>>631 >「こういう形式はあなた一人にして頂きたい」
島田啓三ですね。
30代でリーダーシップとって、東京児童漫画会立ち上げたんですか。(驚)
ま、僕がお会いした時の手塚治虫も、実年齢38才だったわけですが(二つ
サバよんでいたから40才と思ってた)50才ぐらいの風格はありました。
>>632 >一番絵が崩れてないのは、デッサンからやっているつのだじろう
これ、手塚先生の言葉ですか?つのださんは島田啓三の弟子ですね。
先生自身が漫画集団の連中に「デッサンができてない」とよく批判されていた
ようですけどね。(最初に「デッサンがだめ」と一喝したのは新関健之助)
634 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/05(木) 14:51:33 ID:xi7dCfrE
話トン切りで申し訳ないですが、
自分が一番好きなのは、「来るべき世界」。
読んだときは、あまりのドラマの濃さに驚いた。
後で、これはもっと長いものを出版社の都合で半分以下に縮めたもの、
と聞いて納得。
今のマンガは、ちょっと人気が出ると余計なエピソードを入れて話を
長くするけど、これは、結果的に、話を薄めて冗長にしてしまうだけと思う。
上のほうに自称ルポライターが手塚は学歴詐称していた、と言った話がありますし、
2chにもよくそういう陰口が乗っていますが、医専卒であることを
別に隠してはいませんでしたよね?
この前、古本屋で70年代の漫画評論の本を見つけたのですが、
ここに、手塚治虫のプロフィールにはっきりと
「大阪大学医学部(旧医学専門課程)卒」とありましたよ。
そんなに出来のいい作品とは思わないが、
個人的には、「ドン・ドラキュラ」がわりと好き。
あの、ドラキュラのマヌケ振りが好きだった。
ディスコで踊りを踊って、若者に「トラボルタおじさん〜」と喝采を受け、
マムシの血を飲みながらディスコに通うw
BJでゲスト出演して「あなたが海賊医者なら、私は吸血鬼医だ」。
確か、患者を生かさず殺さずの内科医で、
彼にかかったら有り金全部搾り取られ、彼の担当の患者の家族が、
介護で過労で倒れてしまうところまで追い詰められてしまうって話でした。
実際、親戚のおじさんが入院したんですが、退院して
「あの点滴ってやつ、あれなんだよ。点滴だけで何も食べないのに
すこしもやつれないし、歩いてもよろけもしない。
あれでは、爺さんばあさんは死なせてもらえないだろうなあ」
もっと、ドン・ドラキュラの吸血鬼医を出して、そういう話を作って欲しかったなあ。
ブラックジャックに一票
ちょっと来ないあいだにものすごいネ申が。
元手塚番さん、サイトブクマさせていただきました。
なんか読みながら震えが来ました。更新楽しみにしてます。
幼稚園のころから当たり前のように読んで育ったせいか
未だに最高傑作は火の鳥です。
「未来編」と「望郷編」が特に好きです。
ここの所読み返してなかったけど、久々に読もうかな。
>>637 傑作ではないけど何気に自分も好き。
微笑ましいというかw
641 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/05(木) 21:28:36 ID:wGeAr5Kb
やっぱメルモちゃんとリボンの騎士だろ
キモーイ山の嵐
火の鳥だったら太陽編か鳳凰編だろ
644 :
567:2007/04/06(金) 05:34:18 ID:???
ところで、本当に「モモーン山の嵐」は存在するんでしょうかね?
担当当時、森さんにでもその話しを聞いておくんだった。
編集者の人は原稿を待ってる間は何をしているんですか。
>>636 あの時の自称ルポライターのイヤミな口調は忘れがたい。
「手塚治虫は野村沙知代と同じというわけですよ」
647 :
567:2007/04/06(金) 16:04:35 ID:???
まぁいろいろですよ。
写植の直しとかかな。
648 :
632:2007/04/06(金) 16:21:52 ID:???
>>633 自分の勝手な印象です
トキワ荘組の中で考えると
将来パソコンが進歩すれば時期ごとの絵柄を活字体のように保存して、他の時代の作品をリライトすることもできるかもしれない
そしたら「W3」頃の絵柄の「プライムローズ」とかも読めたり
(鼻血が出ます)
アドルフに告ぐが好き
短編集の「ザ・クレーター」が、好きだったな。
完全なオリジナルストーリーとは言えないのも多いが、
ギャグもシリアスもイロイロあって、「漫画」を楽しめる作品集だった。
もし誰かに、勧めるなら、「他の作品読む前に、まずこれを読んでから」って感じで。
短篇バッドエンドが多いよな
>>646 ま、その手の僻みと妬みに凝り固まった「ダニ」みたような輩は、特にテレビ界に多く分布しているのだから処置ないですな。
短編は「ライオンブックス」が好き。
よくまとまった話が多く、読んだときは
なんで、日本のテレビや映画界はこれに目をつけないんだろうと思った。
「安達が原」を実写で見たかった・・・老婆になったときのアンニー黒塚は
天本英世さんでw
>>637,640
ガキの時は単純に面白かったけど、今読むと、
「魔人ドラキュラ」みたいなゴシックロマンというか、古き良きスタジオ映画というか、
そういうのにシンパシーを感じて、自らを重ね合わせて描いてる部分も感じちゃう。
『ゾンビ』のアレにビックリして腰抜かすドラキュラとかw
誇り高きレトロを自嘲自虐気味に描くというか。
昔を知ってる当時の大人じゃないと本当に楽しめなかった部分もあるだろうし、
基本「父親」モノ、「オヤジ」モノだから、
ある意味、『アドルフ』とか『陽だまり』とかよりも大人向けと言えるかもしらん。
こういうのこそ大人向け雑誌に描かれるべき作品だったとも思うし、
それこそ漫画文化の成熟なんじゃないかと思うんだけど、
昔も今も難しいんだろうね。
私見だけれど、ヒロインの魅力が無くなることで、そのマンガ家の
枯れ具合が解る気がする。
亡くなるまで、魅力的な女や少女を描き続けた手塚先生や藤子Fは
やっぱり凄いよ。
656 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/07(土) 11:34:34 ID:1cmisu6h
ロストワールドだよ。
この作品は当時の手塚の映画へのあこがれが満ちていて、それが面白さに繋がっている。
そういやドン・ドラキュラ読んだことないな
手塚には珍しくコメディ漫画だけど、面白いというか微笑ましいよ。
癒し漫画
火の鳥に一票
>>665 ヒロインといえば、「来るべき世界」ポポーニャ像には驚いた。
ウラン連邦の独裁者の娘で天才科学者。強制収容所の所長という要職も勤める。
恋人のイワンとともにフウムーンに捕まり、健一、ココア、ロックとともに
フウムーンを倒すことを考えるのだが、フウムーンの方が
優れた科学力を持っている事に気がつき、
地球を裏切るのか、というイワンの怒り、
私たちを見捨てないでというココアの哀願をよそに、フウムーンに付いてしまう。
そして、ラストで滅ぼうとする地球から脱出する円盤を見上げながら、
健一「あの中には、科学の奴隷となったポポーニャが嬉々として研究にいそしんでいることだろう」
そのそばで、ポポーニャの父親が「ポポーニャ、わしを見捨てないでくれ」
と泣き叫ぶ・・・
恋人も友人も父親も、祖国(祖星?)も全て裏切っても己の道を進むヒロイン・・・
これを昭和20年代に創ったってのは、すごいと思う。
今でも、ここまでの女性像を作った作家はいないのじゃないかなあ?
ソ連が元になっているとするなら、そういう亡命者はいそうな気もしたり。
でも20年代でというのはすごいかも。
コマ割りや構図が斬新であるばかりじゃなく、キャラクターに
内面がある。これも手塚治虫からでしょう。
手塚以前の漫画読んできた?
具体的に挙げてくれよ。大城のぼるのアレとか。
確かにのらくろが「休暇に帰る家が無い」と嘆くエピソードとかは
あるけど、それを「内面」とまでは言わないだろう。
>>668 追伸
コマ割りや構図については、よく言われる宍戸左行『スピード太郎』の
方が先んじているだろう。
手塚本人は「僕が自信を持って、僕が始めたと言えるのは、マンガに
悲劇を導入したこと」と発言している。
微妙な表情を描き分けて、登場人物の内面を表す実力なくば、言えない
ことだと思うのだが。
近代的、つか文学的自我がどうとかこうとか
文学的自我ってなんだよw
>>665 実際の人物で言うなら、中国近代史の花「宋三姉妹」の長女、
宋靄齢(あいれい)が近いかな?
聡明にして悪辣、もし、この人が男性なら中国を支配したのは、
毛沢東でも蒋介石でもなかったろう、といわれる女性。
呂后、武則天、西太后に連なる中国悪女、ドラゴンレディというやつですな。
なんでも、あの上海クーデターを裏からやらせたのはこの人とか。
国民党の財政部長の妻となり、中国台湾に一大金融ネットワークを作り上げ、
莫大な財産を作った。
ついでに抗日戦線のアメリカからの援助金をほとんどポケットの中へw
次女・慶齢は孫文と結婚、夫の死後は共産党と共に行動し、
西安事件もまず、慶齢が美齢を説得し、美齢が蒋介石を説得したらしい。
革命後は副主席。
三女・美齢は蒋介石と結婚、ファーストレディとして外交にたちまわり、
米国の蒋介石支援を支える。
一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は国家を愛した三姉妹。
ついでに、西安事件の後、慶齢は、
「張学良のしたことは当然です。でも、私ならもっと徹底的にやりましたよ」
何をやったんだよ・・・
スレチどころかイタチ失礼
>>655 >ヒロインの魅力
同意
太陽編のイノリが好きだ
イノリけなげだよイノリ
傑作としてはBJを押す
>ヒロインの魅力
やっぱりエプシロンだよなあ。かわいい、実にかわいい。
傑作は火の鳥とBJかなあ。
0マンも捨てがたい。
むかし友達と0マンの読み方について
ゼロマンかオーマンかでももめた。
>>674 そうそう、ゲーテも60才ちかい年令で、18才の女性との結婚を考えたり、
やっぱ、その辺のリビドーが創作力とリンクしてるんだろうな。
手塚先生の遺作の一つが「ネオ・ファウスト」。本来は♂のメフィストが
♀にされてる。「ルードウィヒ・B」は、あの先でゲーテが出たのだろう。
いちばん続きが気になるのは「ルードウィヒ・B」だな。
>>655 プライムローズを読んで頭を抱えた俺は同意できない
そうかなー、プライムローズでオナニーできたけど
>>677 わたなべまさこも80に近い年なのに「金瓶梅」なんて書いている
すごいよな
上質のエロは創造力そのもの、生命力だと感心する
俺も、こういう最後まで創作意欲を失わぬじじばばへとなって行きたいものよ
>>679 手塚先生は時々、信じられないくらいエロ可愛い男キャラを描くからな。
人前では言えない恥ずかしさがあるくらいに。
手塚先生の美青少年はエロかわいいからな。
0マンの世界が面白そうに語られていて
こんな世界を自由に想像できる手塚先生は
本当にすごいと思ったよ
686 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/11(水) 14:01:04 ID:+Ei+oL6d
三つ目がとおるorブッダ
ブッダに一票
688 :
おっさんV3:2007/04/12(木) 20:08:03 ID:Ra3ffQNT
っていうか手塚治虫が80とかまで生きてたってまた新しい連載作って未完で
逝ってしまうオチになるのでは。
最高傑作はどう考えてもアトムだろう。
あれがなきゃ世に出てない
あとBJ火の鳥くらい
アドルフ陽だまりは代表というには短い。ただこの二つは視点が非常に面白い。
官軍に対抗する江戸っ子からの目線や、ヒトラー-ユダヤの因縁を日本在住のユダヤ人から語るなど。
これを無名の作家がいきなり書いたらワケワカランの一言だが、
名と絵の知れた手塚が書くことでとても考えさせられる作品となる。
ひだまりは長いだろ
火の鳥の扱いによるが、ストーリーものでは一番長いんじゃね?
>>689 釣りにしてもひどい駄文だな。
アトムが無ければ世に出てなかったとしても(すでに出てたけど)それが他の作品より秀でている理由にはなりえない。
後半も意味不明。「私はミーハーです」とでも言っているのか?
ブッダは後半に主人公が別人になるからな
悩みも迷いもない人間なんて手塚漫画の主人公ぽくないぜ
外見が別人いや別像になってしまうのはどうかと思った。
695 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/13(金) 22:53:45 ID:7aaVRQZ2
「マグマ大使」の人間モドキ篇が最高傑作。
手塚の少年冒険漫画(?)は「アトム」含めて評価が低すぎる。
火の鳥の主人公で「悩める青年」じゃなかったのって
鳳凰編後期我王と何編だか忘れたけどロビタになった後の若者(名前も失念)ぐらいじゃね?
神よ! ロビタを救いたまえ!
いやだから火の鳥の主人公って鳥が主人公なんじゃないの?
>>694 同意。相変わらずかなり悩んでいるように見えるぞ。
>>697 そいつらだって悩んでいると思うぞ。
どういうのが「悩みも迷いもない」人間なのかわからないけど。
>>691 アトムは手塚の他の作品と比べると,全体に質が落ちるとおも。
アニメのイメージでさらに質が低い。
アトムは連載期間が長いし、掲載誌も多岐に渡るからひとくくりに出来ない。
先生が亡くなる少し前、虫のしらせかな? 全集版で全巻購入した。
「青騎士」事件で完全に破壊されたアトムの修理はお茶の水博士には不可能。
テレビで天馬博士にメッセージを送る。空港に現れた天馬は、アトム修理の
交換条件として「ウラン、コバルト、アトムの両親と称するロボットの破壊」
を要求する。「わたしの息子はアトムひとりだ」
ここで、天馬博士の屈折した愛情に驚いた。ある意味、手塚先生の気持ちを
語っているような気もする。
幼稚園のころ、カッパ・コミクスでアトムを読んでいた時期も、天馬博士が
出てくると、物語に緊張感が増すのが感じ取れたものだ。
宮崎駿って手塚治虫を痛烈に批判してたよね。死んだのに。
生きてる頃は『ジャングル大帝』原作への感動を熱く語っていたよ
宮崎駿も父親コンプレックスを克服しきれないというか、
手塚治虫が倒すべき父親像なのだろうな。
>>702 >アトムは連載期間が長いし、掲載誌も多岐に渡るからひとくくりに出来ない。
華麗なるアイディア、先の読めない展開、鮮やかなオチ、と
よくもまあ、これだけのストーリを「子供に理解できる話」という制約の中で、
書けたもの・・・と手塚の才能に感嘆する話がある一方で、
うにゃあららら・・・という話もあるね(苦笑<アトム>
掲載期間が長すぎたから、全てが名作というわけではなく、
以外に首を傾げたくなる話も混じっている。
浦沢のPLUTOのほうが圧倒的に面白いもんなあ…
リメイク作品でこんなにハッキリした形で
浦沢>手塚という差を見せ付けられたのは
いいことなのか不幸なことなのか
手塚ファンとしては複雑な心境だわ
>>707 一つの話を取り上げて描いている作品とシリーズ全体の比較は
話題がずれているぞ。
PLUTOは人気ある回を取り上げているから
ファンも期待込みで読むけど
まだ面白いとは言えないな。
エプシロンがどう描かれるにもよるし。
>>707 釣りかもしれないが、それには少し、いやかなり同意しかねる。
作風の好みの問題は別として、元になる原作を材料にして作る物である以上
両作品を全く別の作品として比べることは無理があるし
リメイク作品が後出しとして連載する以上、面白さは原作以上でないと困るとも言えるのだw
その点、連載中に提供される面白さにはやや疑問な点もあるし
>>707の言う通り、原作のキモの魅力がどれほど生かされるかが重要なので
今の時点でPlutoの評価はできない(話題性を除いてはだけど)と思う。
浦沢PLUTO、自分は全然だめ。
一巻は結構良かったけど
既存の作品から泣けるとこだけ拾って料理すれば
そりゃ誰だっていいもの描けるでしょう。
そもそも浦沢漫画ってどれも最後になるとグダグダやん。
711 :
709:2007/04/15(日) 16:14:25 ID:???
すまんね。
後のほうのレスナンバーは
>>708の言う通り
だった。
>リメイク作品が後出しとして連載する以上、面白さは原作以上でないと困るとも言えるのだw
これは同意w
出番がほとんどなかったキャラ使って泣きドラマをくっつければ
とりあえず、一見の読者は原作よりすごい!とか言うだろうねw。
9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本には9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり日本に戦争を仕掛けても、本国の、命令をだした幹部の命は絶対に安全なのです。
「安心して戦争を仕掛けられる国」を、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.それは日米安保によるものでは? そして、その日米安保も絶対ではないのでは?
A.中国の良心を信じられないのはなぜですか? そして、日米安保は絶対です。
知り合いの韓国人の評論家も「絶対だ」と言っていますし、私も同じ考えです。
更に、9条が消えても米国の戦争に協力する義務は発生しませんが、米国が被害者の場合は別です。
米国は日本を守る為に戦っても、(9条があれば)日本は米国を守る為に戦う必要がないのです。
Q.9条が本当に「平和」憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか?
A.これは、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に攻撃が届く国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
更に日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した信頼できる国ばかりです。
Q.「9条改憲派」は「戦争反対派」。侵略者に戦争を挑発する戦争憲法(9条)を撤廃したいのです。
A.それは、貧しい考え方ではないでしょうか?
中国や北朝鮮を信じる「強さ」があれば、そんな考えにはならないはずです。
日本が信じれば、彼らも信じるでしょう。そして、真に美しい関係が始まるのです。
714 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/15(日) 16:48:49 ID:4x+HkFi9
手塚漫画って面白いことは面白いけど
なにか肝心なものが抜けてる気がする。
少なくとも一般的に有名な作家には、
面白さ自体が抜けてるとは思うが・・・
>>712 だよな…
プルートゥを評価してる層って明らかに一見の
にわか読者ばっかだよなあ
俺らみたいな古くからの手塚読者は
ついつい辛口の視点で読んでしまうわけだが(笑
目が肥えてるからハードルが高くなるっていうか
>>715 そういう言い方は手塚ファンの評判を落とすからやめてほしい
>>714 その肝心なものがあると感じる漫画は?
それを教えてくれれば「なにか」の見当がつくかもしれない
オレもその「なにか」を教えてほしい。
決して喧嘩を売る気は無いから。
719 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/15(日) 21:30:37 ID:IFz8xHv5
>>714 確に手塚漫画より面白い漫画もあると思う。 でも手塚漫画は漫画を通して手塚さんが伝えたい物があるんだよ。
三つ目が通るに決まっとろーが!
奇子をようやく読んだけど…すばらしかった。ラスト締めが最高。
あれは途中で終わらせたらしいよ。
723 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/16(月) 08:21:17 ID:4iMHNJXJ
シュマリの生きざまがかっこいいと思います
火の鳥鳳凰編最強伝説
「奇子」は確かにあの一族の人間模様だけの話としてみた場合はいいんだけど、
下山事件など戦後裏面史の話はどうなった?といいたいw
手塚版「日本の黒い霧」を期待していたのに
もし今でも手塚さんが生きてたら、どんな画風になっただろうな
全く想像できんが
若手への対抗心と向上心に溢れる手塚先生は
きっと萌えマンガにも挑戦していただろう
自己レス
言うまでもなく手塚作品は「萌え」すら
すでに先行して描いてるけどなw
plutoは読んでないが、面白い設定を考え出すのはそれ自体大変なことだ。
だから浦沢はかなり有利な地点からスタートを切れたことになる。
第一シナリオは別人に負担させてるんだからなあ。
浦沢は、エプシロンをもっとエロ可愛く描くべき
いっときアニメで美形悪役が流行ったけど、ああいうのも
はるか昔から手塚マンガに出てくるからな。
それはロックたんのことかー!
たんつけるな。キモイ
ロックもそうだし、古くはビッグXのハンスね
1.スーパードクターK
2.ザシェフ
3.医龍
4.ギャラリーフェイク
5.ドクターコトー
あれ?
ブラックジャックによろしくは?
主旨が違うんじゃね?
ザ・シェフがないのはサギだな。
王様の仕立て屋
美味しんぼ初期(山岡=BJ、栗田=ぴのこ)
手塚パクリ作品を扱ってるスレじゃねーぞ。
よく遊戯王が三つ目のパクリとか言われてるけど、
バスタードもそうじゃね?
遊戯王は藤子Aの魔太郎や変奇郎も入ってる気がする
>>742 バスタードはリスペクト、あるいはオマージュと呼んであげて欲しいw
主人公の設定もさることながら、ヒロインが「ボクっ娘」という部分も
明らかに意図してやってることだからな
バスタ作者は「三つ目は僕のバイブルです」と公言してるし
いつも思うが、盗作とオマージュは峻別して語ってほしいもんだ。
本人が高らかに影響を語るなら、これはオマージュだろう。
盗作なら「ばれてほしくない」と思うはず。
746 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/18(水) 17:03:34 ID:kVft2l8w
>>729 浦沢版の方がはるかにストーリーが緻密で内容が濃いのはたしかだね。
プルートゥ対ノース2号の場合、オリジナルのノース2号の最初のセリフに
たどりつくまでに、浦沢版では主人とロボットの感動物語が100頁超ある。
手塚版にはなかったノース2号が殺された哀しさ衝撃度が伝わってくる。
でも、絵的な強さは
>>730もそうだけど、手塚の方が上だね。
浦沢の方が現代的でうまく見えるかもしれないけど、線やフォルムは
はるかに手塚の方が強いと思う。
ノース2号のフォルムを比べても段違いだと思うんだ。
リアルかデフォルメかという違いにだけではないとも思う。
>>746 釣りか?
他人の作品とキャラ借りておいて、そういう言い方するところが
浦沢信者の嫌われているとこなんだけど。
ちょうどこのスレでも。
ただの良いとこどりのリメイクだろ
比べるに値しない
そもそも浦沢はゼロから長編ストーリー漫画を作る力量はない
企画力はあるからスタートダッシュは凄いけど最後グダグダ
読んだけど、ノース2号の話って名前と舞台借りてるだけで、浦沢の完全創作脱線話じゃん。
それでいて原作ファンが楽しみにしているエプシロンの描写なんか逃げているとしか思えないし
客の期待とは違う所で前菜大盛にしておおいに受けました。
さて、その後は…?ちっとも続きません。
では、美味しい所取りで終わってしってると言われても
仕方ないね。
>>742 「潮の上がり下がりは月の影響で起きる」ってのをそのまま使ってたな。あれには驚いた。
浦沢さんは浦沢さんで面白いもの描いてくれると思っているけど
この作者って、自分の作品は後半ぐだぐだにしてしまうらしいね。
原作が手塚作品の中では思い入れ強いから、心配だ。
別物として見ればよい。
>>752 そういうふざけたことを言うから浦沢オタは(r
別物と考えたらつまらな過ぎる。
原作が手塚だから読むけど。
別物として見るのが良いわけがないじゃないか
アトム原作とリンクして読む楽しさも充分盛り込まれてるんだから
オレは40代の手塚ファンだけど、ふつうに楽しんでるけどな。
ジャズみたいに、このプレイヤーはどう聴かせてくれるのか?
って感じで。
こういう読み方は邪道なのか?
まぁ、彼が風呂敷を畳みきれなかったなら、容赦なく叩くけど。
まあ、原作より面白くなるか、つまらなくなるか
どっちにしても原作があってこそ作られている漫画だから
ファンが、原作を超えたとか言う言い方すると
角が立つってことだね。
原作がどう生かされたか、もこの手の作品では重要だから、
評価としてはまだまだかな、という感じ。
ただ、マンガが文化として熟成してゆく過程で、こういうカバー作品は
必要なのだろう。現在はまだ過渡期だな。
>>753 なぜすぐ浦沢オタにならなきゃいけないんだ。
別にいらないと思うぞ。
たまにやるから興味もそそるけど。
自分の作品を作るのを基本にするべきだよ。
ってこういう話題はもうスレ違い。
カバー作品ばかりになったら、それこそ過去の遺産を食いつぶすばかりになって
漫画界は駄目になってしまうでしょー。
たまにやるだけなら、過去作品の魅力を再確認する機会にもなるからいいと思うけど。
浦沢版は一応楽しみにしてるよ。
この原作がアニメ化のたびに魅力が大幡に削ぎ落とされたようなものにされてきただけに
浦沢版ではいいものにしてほしいと思っている。
手塚先生がスゴイ!と思うのは、地上最大のロボット編って人気が
あったし、反響も届いていただろうに、繰り返してない。せいぜい
ロボイド編ぐらいかな? あの時代に後の DRAGON☆BALL 的な
パワーのインフレを思いついていたのに、パターンに安住してない。
もしも、今のジャンプで描いていたら、えんえん30巻は地上最大の
ロボットを読まされるよ、きっと。
763 :
746:2007/04/19(木) 13:34:16 ID:sK5hieiT
>>762 30巻の地上最大のロボットってのは、たしかにそうなるかもなw
DRAGON☆BALLといえば、「戦闘力」の元祖はアトムの「馬力」だと思うが、どうだろね?
キャラの強さを数字であらわすというのは画期的な発明だと思う。
アトムでも初期は「馬力」でなく「ダイン」を使ってたな。
まあ、ダインでは理系しかわからないから「馬力」が正解だと思うが、
このへんは編集者のいれ知恵とかもあるのかもしれないと想像する。
なんか、戦前に『ふしぎの国のプッチャー』ってマンガがあって、
500万ダインはそれに準拠してるらしいよ。
しかし、プルートゥが最後の最後に現れた不細工な200万馬力の
ボラーにやられた時は、読んでて呆然としたなぁ。
その、数値で強さを表すというのは、『DRAGON☆BALL 』より、
『キン肉マン』の方が先かも。
765 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/19(木) 13:45:21 ID:sK5hieiT
>>763 自己レスだけど、
アトム世界の「馬力」はキャラの強さの数字化というだけでなく、
あまりに人間性を強調されたロボットの「機械性」を表現する
という効果もあるね。
はぁ??
767 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/19(木) 13:51:46 ID:sK5hieiT
>>764 『ふしぎの国のプッチャー』にダインが出てくるとは知らなかった。
紹介されている雑誌で断片しか見たことないけど、うまい絵の漫画だよね。
この前の柔道で井上康生が高井洋平に負けた試合は、見ていて
プルートゥvsボラーがだぶってしまった。体型がそっくり…
プルートウを英雄視し過ぎるのも気色悪
数値で強さを表したのはRPGから直でしょ
アイ〜ン
>>762の書き込みってどこか他のスレでも見た覚えがあるんだけどデブジャ?
もしも、カイジの作者が描いていたら、えんえん300巻は地上最大の
ロボットを読まされるよ、きっと。
そんなサブタイトルもできないアトムのまま、
えんえんインフレが続くんだろ。
作家のせいと言うより、編集側の意向だけどね、もはや。
現代の漫画は「水増し」「引き延ばし」のテクニックだけは
抜群に発達してるよな
>>775 だな。
どんなふうに話が進むかより
どんなふうに引き延ばされるか?でファンが一喜一憂
してしまう風潮になってしまった。
それで飽きて読まなくなった漫画がいくつもある。
ところでいい加減スレタイに戻ろうぜ。
シルクハット物語。心温まる小話が連なった作品。
778 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/21(土) 00:45:27 ID:sEWnEFB4
ジュジュって未来から来た子供が主人公の漫画はなんてタイトルだったかな?
ジュジュの奇妙な冒険
>>778 たしか短篇だったような…日本が北と南に分かれて戦争難民の子が
船に乗って逃亡して、その船がタイムマシンで平和な頃の日本に
逃亡してきたんだよな。ナンだろ?
太陽の黙示録だろ。
>>778 低俗天使、じゃなかったかな
全編においてジュジュが素っ裸なのに変に焦る漫画だった
本筋とは全く関係ない設定なのに
783 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/21(土) 01:48:37 ID:sEWnEFB4
そう、北と南な分かれて戦争したんだよね。面白かったよね。
784 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/21(土) 02:14:50 ID:rOD/nARJ
こじき姫ルンペネラ
最上殿始末。
これはほんとに手塚治虫が書いたのかと衝撃を受けた。実に恐ろしきは女の恨みだ。
>>782 > ジュジュが素っ裸
元々は天使の設定だったから。話変えたなら服くらい着せてやれw
>>771 デジャブではありません。
確かに、以前よそのスレ(たぶん手塚系)に同じ趣旨の書き込みをしました。
昔から思っていることなので。
1.石ころとばす漫画
アラベスクとかそんなの
2.つぎはぎ顔の医者が出て来る奴 途中からケンシロウみたいな顔に変わった。マガジンで連載してた。
3.ベートーベン
演奏シーンで楽譜がぐるぐる回るのは圧巻
1はアラバスター
2はスーパードクターKじゃないのか…
ネタか? ネタだよね?
アラバスターが1番目に来る時点でネタとわかれ
もう終わったかな? チャンピオンで「鉄の旋律」を原作にした
マンガが連載されているけど、アラバスターにすればいいのにね。
連載中ですよ
よりによって何故「鉄の旋律」?
「アラバスター」の方がロックとかいて人気が出そうに思うんだが……
どっちもレイプあるな
旋律の方は合意有り強姦だが
>>776 あるある!
純粋に話が楽しめなきなっちゃったりね。
>>775-776 水増しだけでなく、本当に演出に力いれてページ数が増えてしまうって例もあるし一概にそうは言えないけどな。
最近の漫画家だと藤田和日郎とかそんな感じ。
藤田こそ水増しの最たるものなんだけど。
自分で膨らました伏線に理屈付けているうちに収集がつかなくなった典型。
手塚並とは言わないが半分で描ききれるテーマだと思える。
自分で描きたいことがあって水増しならまだマシだが
連載を長引かせるためだけとか、人気が出たから続かせるだけとか
漫画を楽しみことがバカみたいになるパターンがあるからな。
>>796 からくり終盤は確かにそんな感じだったけど、
うしとらやからくり序盤から中盤はそんな事無かったと思うよ。
それに漫画はテーマだけじゃないしさ。
からくりは14巻がすばらしかったね。
自分はシュマリが一番かな。
うる星やつらが一番
モンスターが一番だな。
はじめちゃんが一番!
803 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/25(水) 10:14:00 ID:vLQHPqrp
COM連載の「火の鳥」や「ブラックジャック」が完成度は高いけど
手塚治虫を読んでる、って思わせられるのは
「ロック冒険記」かな。冒頭の雰囲気が好きだな。
804 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/25(水) 10:28:33 ID:3lNn8Gcx
一位、ひだまりの樹
二位、シュマリ
三位、アドルフに告ぐ
805 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/25(水) 10:36:52 ID:Xp+xzKAd
シュマリはいいねぇ
>>804 全部強姦付きじゃね?
ひだまりは無かったかな
あれはショックだった。
809 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/26(木) 02:35:29 ID:uWgcaZeP
アトムの最初の頃の連載では、「10万馬力」ではなくて「10万ダイン」
だったんだよ。(これを知って笑えたら貴方は物理を分かっている。)
何時からダインが馬力になったのかは、今の改竄された単行本などを見ても
分からない。初代のテレビアニメでは既に馬力になっていた(OPの主題歌など)。
雑誌連載あるいは単行本の、何時の時点からダインが消えて馬力になったのかを
誰かに考証調査して貰いたいと思う。
810 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/26(木) 13:14:48 ID:shVuLR1u
>>809 >>763-764 ダインから馬力への変更が、強さのインフレの起源かも。
旧いカッパコミクスの「アトラスの巻」ではダインを使ってる。
他はわからないなあ。カッパでそろえてるようなコレクター頼みだね。
単位の変更がなんでインフレの起源なをだよ。
力の単位と仕事率の単位だから、比較不可能なんだが、なんかダインってちっちゃいっぽく感じるのはなんでかな。ニュートンの10万分の1だからかな。
改行ミスった。すまん。
10万ダインってのは1ニュートン(≒0.1kgf)だから、100gのものを
手の上にのせたときに感じる力だ。弱いぞ。
アトムが一時期100万馬力になったときがあったけど、何を改造すれば10倍のパワーがだせるようになるんだろう?
ウォーズマン理論
燃費がバカにならないよな。
817 :
愛蔵版名無しさん:2007/04/27(金) 09:44:27 ID:iOUvAAdU
雑誌連載だと、アトムの百万馬力改造後はそのまま百馬力で
元の十万馬力にはもどさなかったような記憶があるんだけどどうかな?
アニメでは、たしかアトムがたのんで十万馬力にもどしてもらってた、
新作アニメ版(80年代)のアトムではライバルに破れ
「100万馬力に改造してください」
と御茶ノ水博士に頼むものの博士に
力より知恵を使いなさいと拒否され無改造だったな
そろそろアトム本スレがあるだろ!という流れだが
インフレの話をしたいだけなのか?
未来では核燃料廃棄物をどうしてたんだろ。
まさか宇宙へ飛ばしてたんじゃ?
822 :
愛蔵版名無しさん :2007/04/27(金) 18:48:10 ID:N2z2HlIW
お前達、手塚治虫は死んで無かったんだ。
宇宙に帰って、そこでのんびり暮らしている。
そうした生活に飽きたら、傑作を抱えて地球に戻ってくるそうだ。
そろそろ復活の兆しがある。
それでか。ウチのプッチ隊長も月に向かって吠えてまつ
マジレスするとプッチ隊長じゃなくてブッチ隊長だ。
サンコミの誤植に騙されてたー(つД`)
最近手塚作品読むようになった(といってもまだ3作品ぐらいしか読んだことない)と言ったら
先生にある作品を勧められたんだが、タイトルを忘れたらしく内容を少しだけ教えてくれたんだが・・・
「牛の糞とかと一緒に育った女の子で、その女の子と寝た男がホモに目覚める。ともかくエグイ話。」って言ってたんだけど、これ何・・?
MWか?
>>826 たぶん手塚じゃなくて
白土三平の「バッコス」だよ…
個人的には傑作だと思うけど、
エログロとかそんなレベルじゃないので
薦めづらい作品。
ちなみに主人公は女の子じゃなくてふたなり?の男の子。
>>826 その先生はいろんな意味で間違ってる。つっこみどころ満載だw
>>761 期待し過ぎるとがっかりするだけだぞ。
浦沢がどうとか言うより、この原作の後世の売り方が
一番ファンの気持ちを大事にしない作品だから。
アトムとプルートウにしか光が当たらず無神経な宣伝してばかりのアニメ化よりは期待する。
>>831 あの話は話の重さのわりに、ラストの辺のアトムとプルートウの調子の良さが軽過ぎて、不快感が強い。
彼らの無神経さに鋭くメスを入れるくらいの話になってほしいとは思う。
まあ、そこまでは出来ないだろうけど。
>>827 自分もMWかと思って調べたんだけど、なんかMWは話の規模が多きすぎる気が・・
>>828 その時一緒にいた友達がその作品読んだことあったみたいで、
「確か手塚だと思ったけど、手塚のわりに絵がエグかったんだよね・・」って言ってたのがひっかかってて、
(前、先生がカムイ伝読んでたもんで)「もしかしたら白土三平あたりと勘違いしてるんじゃないだろうか・・」
ってちょっと思ったけど、2人とも手塚作品だと言い張るから、それはないかと思ったけど・・・やっぱ勘違いだったのか・・。
主人公の性別も間違えてるし・・。
グロいのはある程度は大丈夫だけど、そんなエグいんじゃどうだろう。
とりあえず1巻読んでみて大丈夫そうなら続き読む。
>>829 その先生別に嫌いじゃないんだけど、なんかいつも空回ってる感はある。
だいたい検討はついたから的絞って探してみる。ありがとう。
オレもバッコスじゃないか、といったんは思ったけど、
初期の白土三平ならいざ知らず、後期白土三平の絵を
手塚治虫と間違えるかな?と首をかしげていたんだよ。
828だけど、
絵に関してはそう思うんだよね。
あの劇画タッチと間違えるかって。
でも、牛の糞とかホモとかエグイで想像できるのがこれだけで…
女の子の件は、容姿に関して言えばそうかなって許容範囲だし。
あっ、女の子みたいな男の子って言うのは手塚作品と共通???
>>833 上で勧めにくいって書いたけど、
顔見知りの相手だと、変態扱いされそうなんでというのが理由。
面と向かっては絶対に貸したりお勧めするのは憚かられるけど、
オウム事件の20年も前にこういう作品が描かれてるって言うのは
素直に凄いな〜と思いました。
匿名だから薦められる作品として、読んでみてください。
微妙にスレ違いにつき申し訳なく。>all
スレ違いでも興味深い
バッコスって、その前に描かれたペンテウスって作品で描き切れなかった
部分を拡大したような気がする。オレはペンテウスの方が好きだけど。
バッコスと手塚治虫MWはビッグコミックで同時期に連載中で、
「巨匠の最近の変態ぶりはどうしたことだ?」と漫画マニアを当惑させた。
やけっぱちのマリア
髭おやじの馬鹿っぷりがツボにはまった
オカルト・喧嘩・誘拐・恋愛と色々あって楽しめた
先生に「もしかして白土三平のバッコスじゃないですか?」って確認したら、やっぱりバッコスだったみたい。
>>834 結構適当な人だから、そんなに真面目に読んでなかったと思われる。
細かい指摘(絵の違いとか別に細かくはないけど)するとすぐ「そんなマニアじゃないから分からない」って言って逃げるし・・結構適当っぽい。
以前三国志の武将の名前を間違って読んでたから正しい読み方教えた時に言われたしな
>>835 なるほど、そういう事か。
でもなんかオウム云々とか、ともかくすごそうなのは伝わってくるからもっと興味わいた。
元はと言えば、自分がスレ違いの話題出しちゃったからな・・・ほんと申し訳ないです。
ボンバ!
便所を覗く馬。他の誰がこんな馬鹿な絵をまじめに描けるだろうか。
>>832 浦沢漫画は期待して読むとがっかりするだけだぞー。
読むたびにストレスたまる浦沢漫画。
>薦めづらい作品。
自分も高校生のとき、唐沢商会の「怪体新書」(?)だったかを買ってきて、
帰り道で同級生の女子と出会い、「あ、マンガ買ったの?見せて」
といわれて見せたら、彼女は、第一ページを見て黙って返した・・・
第一話「包茎」
・・・・・・・・・
三つ目
サボテン君
どろんこ先生
いんこ
いっぱいありすぎて選べないよ。
>>843 彼女、AV女優志願だったらよかったのにね。
847 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/04(金) 00:01:17 ID:N/fESX5q
手塚の作品にはいろいろと、ゴム手袋とか、ゴム人形だとか、ダッチワイフ
だとか、ラテックス系の小道具を使うネタがよく使われているが、
外科医のゴム手袋とか、コンドームとか、
ゴムのようなグニャグニャして形がかわるものに、異常な関心があったの
かもしれない。アニメに通じるところがあるわけだし。
848 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/04(金) 00:07:58 ID:lEe49cNT
鳥人大系やっぱこれでしょう。
おにぎりワッショイ!!
\\ おにぎりワッショイ!! //
+ + \\ おにぎりワッショイ!!/+
+
. + /■\ /■\ /■\ +
( ´∀`∩(´∀`∩)( ´∀`)
+ (( (つ ノ(つ 丿(つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
手塚治虫は必ず戻ってくる。
遠い星から宇宙を飛んでやってくる。
そうだ。まもなく人々の前に出てくるだろう。
今、俺の部屋で休んでる。
オレ、オレ。
ばーちゃん、オレ手塚だよ。
手塚先生、浦沢という漫画家をやめさせてください。
火の鳥の続き描いてください
このスレをご覧の皆様へ
レスの中に一部、個人の偏見にもとづいた
発言がありますが、当時の時代背景と、この
作品を描いた手塚治虫氏の原作を尊重し、
掲載いたしました。
手塚先生、リメイクは禁止してください。
手塚先生、アニメは向いてないと思います
火の鳥の、ロビタの誕生が描かれてる奴が最強だなあ、俺は。
ロボットが人間になっていく物語はありがちだけど、人が「僕はロボットになりたい」と
医者に懇願するシーンは凄い。
ああ、大地編やアトム編が読みたかった・・・クトゥルフ神話みたいに色んな漫画家が
書いてくれんかなあ
>>858 他の漫画家が描いても、しょせん他の漫画家が描いたものだよ。
火の鳥が一番かなとも思うが、個人的にすきなのはミッドナイト
天国の手塚先生への懇願スレになっとるな。
最高傑作は初期の『鉄腕アトム』だと思う。
長・短編いずれも当時のセンス・オブ・ワンダーの最先端を
いっていたのでは(想像だが)?
>>859 そりゃそうだろ。歌手だって同じように。
リメイク=コピーじゃないんだから。
>>862 勘違いするな。
>>858の言っているのはリメイク希望ではなく、未筆だった作品を
他の作家が描いてくれることを希望しているということだ。
つまり、手塚だったらこう描くだろうというのを予想してということでもあるな。
しかし、予想することはできても、それは描いた作家のものでしかないし
手塚の火の鳥ではないということだ。
個人的には、火の鳥に関しては、各シリーズでそれなりの完成度があるから
別のシリーズを無理に他の作家が作る必要はあまりないと思うけどな。
つまり、火の鳥をいろいろな作家が独自で描いてみてほしいってことか?
企画としては面白いかもしれないし、漫画家の人達の思いの表現として
うれしいものになるかもしれないけど、作品としてとらえるなら
それは同人誌として分けてほしい気もするな。
「火の鳥」は新しい作品を作るとしても、描くマンガ家の考え方とか生命観
が入って手塚作品といいがたいと思う。
それより、中途で終わった作品を「自分ならこう終わらせる」エンドを
マンガ家にやってほしい。
「ガラスの城の記録」や「一揮まんだら」や「アイエル」や「未来人カオス」
とか、終わったのか終わらないのかわからん作品に引導をわたして成仏
させてはいかがなものか?
器量の狭い奴だな
クラシックの世界でも、未完の作品を後世の作曲家が自分なりの解釈で完成させてる例は幾らでもある。
連載してたネオ・ファウストは途中までだけど、
劇場用のシナリオは原稿用紙160枚で完結してるから、それをアニメ化してほしいな。
>>866 別にやってもかまわんと思うが、どこまでが誰のものか境界線はひいとくべきだろうね。
火の鳥は
>>865の言う通り、思想を反映させて作られるから
どうしても手塚の作品として作るのは無理だろうな。
秋田書店がBJでやったように、
(1)手塚作品を題材に各マンガ家がオリジナルストーリーを考える。
(2)手塚作品をそのまんま他のマンガ家が描き直す。
の二通りではどうだ?
(2)なら『火の鳥』をやってもいいんじゃないかい?
さいとうたかを、水木しげる、白土三平に手塚マンガを描いて
ほしい(どうなるかは保証の限りではないが)。
それは、水木しげるの描いた手塚
みたいな、パロディネタにしかならないだろうな
水木しげる版「火の鳥」
永遠の命がさずかるという火の鳥の血が血液銀行の血液に混じって
しまった。次々とゾンビ化する輸血を受けた患者たち。
捜査を命じられたサラリーマン氏が売血者の住所を調べると、
なんとそれは彼の住所だった・・・。
という話で、もうマンガ化されていたぞ。
漫画家同士がお互いにパロってることは時々見掛けるけどね。
お遊び程度だから楽しいんだよ
874 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/05(土) 20:07:17 ID:DZ/nRQfq
さいとうたかをの描くブラックジャックとか、読みたい気がする。
ほかにも、諸星大二郎の描くバンパイヤだとか、
DESIREの漫画家の描くリボンの騎士だとか、
バツイチの漫画家の描く不思議なメルモだとか、。。。。。
まあ、まともな漫画家はプライドというものがあるし、
それに一流の漫画家は他人の漫画をもろ真似しないという
ことが仁義でもあり、また手塚治虫自身が生前から
他人のマンガを真似たようなマンガを書くことは
漫画家志望者には厳禁していたから。
>>874 でも、さいとうは、そういう合作や二次創作は大いにやるべきだと、対談で言っていたよ。
ゴルゴもそうだし、鉄腕アトムやドラえもんのような国民的キャラクタは
もはや、個人の作家の元から離れてしまっている。
アメリカのスーパーマンみたいに、いろんな作家が描くようにしたほうがいいって。
ただ、それをやろうとしたら、著作権の問題もあるし、なによりも
編集者にかなりの力量が要求されるが、編集者が勉強不足だから・・・
って言っていた。
>>875 でもそれは、ゴルゴをほとんど他人任せにしても大丈夫なくらい
パターン化できたさいとうだから言えるきがす
思い出した
昔、ヤンマガで複数の漫画家でのバットマンの短編企画があった。
大友克も書いてた
その内容なんだけど、バットマンが悪に染まると言う奴だった。今やってるスパイダーマン3と酷似するんだが・・・
覚えてる人いない?
手塚の息子が書いた手塚漫画見たけど、タッチがまんま手塚でちょっと感心したなあ
息子には構想話してナインかな?
879 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/06(日) 02:48:47 ID:we5uC2v4
ブッタ
◎火の鳥
△アドルフに告ぐ
○どろろ
○やけっぱちのマリア
◎ブラックジャック
○きりひと賛歌
×メトロポリス
○奇子
◎ルードヴィヒ・B
といったところだろうか
>>875 ゴルゴやどらえもんは,キャラさえ出してそれっぽい話を作れば
一応タイトル付けられる気はするけど
アトムは、キャラさえ出せば成り立つ話ではないような気がする。
というか、手塚作品は全体にそんな感じ。一人歩きしているキャラと話の距離がある。
アトムが絶対的に活躍すればするほど、作品はぶちこわされている感じがする。
個人的には、健一の昭和新撰組の石投げであの破壊力を身につけなければと思った。
格闘ものでは、あれが一番だな。
>>881 アメリカのスーパーマンも、話はどうでもいいけどスーパーマンマンセー
だけだからな。
確かにそうやってキャラだけ残すことはデキルだろうけど
細やかなお話やキャラ描写を内包してきたからこそ発展してきた
日本の漫画文化を壊してしまうような感じがするね。
確かにキャラにずっと会えるのはうれしい面もあるだろうけど。
アトムがただのアトムマンセーになったら、絶対読まないな。
>>880 ○火の鳥
△アドルフに告ぐ
◎どろろ
○やけっぱちのマリア
○ブラックジャック
○きりひと賛歌
×メトロポリス
○奇子
×ルードヴィヒ・B
アメリカはキリスト宗教が文化と習慣に根強いから白と黒に分かれてるのが多いのは仕方がないんじゃないの?
ハリポタとか読めば分かるようにヨーロッパの児童文学とかも昔と変わらずに白と黒が真っ二つな思考がまだあるよ。
主人公側→正義→白
ライバル側→悪→黒
>>887 あと、ちょっと悪役をいい奴にしておくとかなw
パターンが決まってしまいそう。
いろいろなキャラがいる面白さは、まず壊されるな。
一種のジャンプ漫画パターンというやつだろうな。
>>885 平成アストロがそんな感じだったなあ。
そういえばアメリカ向けだったと聞くが。
サンダーマスクがいいな
日本は古くから道徳があるから、白と黒が混合されてるのがあるのかな。
>>893 日本だって白黒分けはあるだろ。ある程度善悪わけというやつはないと社会は成り立たない。
ただ、シンプルに分けておしまいではないというか。
善悪基準をやたら悪い物扱いして
俺はこんなに善悪分けはしないんだぞー!と主張したがっているような
漫画はかなり引くけどな。
>>886 ◎サンダーマスク
◎ダスト18
◎アラバスター
◎ガラスの城の記録
◎ブルンガ1世
>895 ブルンガ1世以外同意。
なんだブルンガ一世ってw
何にしてもリメイクはつまらなくしかならないので
禁止したほうがいい
ブルンガ1世をなぜ誰も傑作として認めようとしないのだ?
CGを使った映画に最適だな。
ネオ・ファウストを久しぶりに読み返してみた。
第2部の後味の悪さときたら……。
よまなきゃよかったwnz
あと味の悪い(あと味の変な)手塚作品(長編)
◎アラバスター
◎ネオ・ファウスト
◎鉄の旋律
◎地球を呑む
◎火の鳥・生命編
昔の作品では
◎白いパイロット
◎エンゼルの丘
◎夜明け城
902 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/06(日) 22:01:28 ID:i3YVo3Dc
奇子最強
ただし、監禁から逃れる前までだが。
ミッドナイトもかなり後味悪い。
なんでこんな投げやりなエンディング?とびっくりした。
逆に後味がよいのは
W3、百物語あたりかな。
手塚作品ってみんな幸せになりました〜ってのは少ないよね。
(1)主人公かその恋人が死ぬか(2)世界がパーになるか、
というパターンが多いと思う。
「W3」もW3メンバーはクビになって、地球は次の視察団が来るまでの
はかない命だからハッピーエンドとは言えないが、なんとなく読後感は良い。
「キャプテンKen」も主人公も相棒(火星人の少女)も死んじゃうが、
なんとなく未来がありそうななさそうなエンドで、それほど不幸じゃない。
手塚作品って、悲惨なラストをきれいにまとめて傑作にしているのが
多いんじゃないかな。それに失敗したのが901にあげられた作品群。
「MW」は悪いやつだらけで自業自得のような気がして読後感はかえって
良かったぞ。
後味が悪い
◎地上最大のロボット
>>907 アニメ化のおかげでいっそう後味が悪くなった代表だな。
アトム
ブラックジャック
火の鳥
リボンの騎士
ジャングル大帝レオ
三つ目がとおる
手塚のメジャーとされてるのはこれらぐらいか?
どろろとブッダは微妙な位置
>909
海のトリトン
>>909 なぜか人気があり切手にもなった「ふしぎなメルモ」
912 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/07(月) 10:57:17 ID:8y0QtRYS
アトムが登場しない鉄腕アトムのエピソードが読みたいね。
>>899 タイトルを目にするだけで、
胸がキュンとなる懐かしさがあるね。
連載第1回目のトビラが今でも脳裏に鮮烈に焼き付いてるよ。
ブルンガ一世、面白かったよ。
最初はミステリアスだし、最後はメチャクチャだし。
アニメ化を予定してたのかな?
けっこう月刊連載に隠れた名作がある。フライング・ベンとか
やっぱりオリジナルが一番だな。
リメイクはやめるべき。
919 :
916:2007/05/07(月) 23:22:47 ID:???
友人がフライング・ベン好きで、手塚先生にサインを頼んだ際に、
フライング・ベンを描いて下さい、と頼んだら「忘れてしまった」
と断られた。
別の友人は「ここは北海道ですから、シュマリをお願いします」
と頼んだ。これは嬉しそうに描いてくれた。
火の鳥大地編は満州が舞台で、シュマリも出る予定だったそうだ。
読みたかったなぁ。
>火の鳥大地編は満州が舞台で、シュマリも出る予定
時代的に難しそうだな。たしか「大地編」は日本の満州進出の時代が舞台と
聞いていたが・・・シュマリは我王か?
シュマリのラストって日清戦争の頃だけど、
そんな離れてるっけ?時代的に。
シュマリと言えば、お峯さんとポンション好きだな。
日清が1894年、日露が1904〜1905年だから大丈夫でしょう。
野望に燃える関東軍の若きエリート将校はロックの予定だった。
待てよ。満州の建国が1932年だね。う〜ん、ギリギリ生きてるかな。
生命力ある男だし。
手塚+満州だから、李香蘭や「東洋のマタ・ハリ」も出すと思う。
そうなると時代は1930年代後半以降じゃないかな。
925 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/08(火) 12:00:07 ID:T4YD7UM8
本人自身がやむを得なく認めているように、
最高人気作は「鉄腕アトム」でしょう。本人は、あればかりが僕の全てだと
思って欲しくないといっているし、それにテレビ作品の方が漫画よりも
知名度が上でそれが自分の作品だと思われることに不満を感じていた。
あるいみ作品が一人歩きして、自分が従になってしまったことが嫌だった。
さて、お話変わって、
「プーク」というキャラクターが原作に出てきますが、これはおそらく
当時あった児童劇団であった「劇団プーク」にちなんでとったものじゃ
ないかと思うのです。キャラクター的にはディズニーのピノキオで
ロバになってしまったりするピノキオに似てるなという印象がありますが。
でもアトムは知名度ばっかり上がり過ぎて
他のキャラ押しのけて真ん中にいたがる手塚キャラ
みたいなイメージになっちゃったな。
まるで手塚先生みたい・・・
いや、そういうグレーな部分も含めて考えれば、なおのこと代表作なのかも?
知名度だけはあっても有り難みは少ないからな、アトム
イタコでも霊媒師でも何でも良いから、手塚を呼び出して
火の鳥とバンパイヤとベートーベンの奴を完結させてくれ
火の鳥はずっと未完のままだと思う
>>929 「天国に行ってる間に新作のアイデアがたくさんたまってしまったので、
未完作の続きは先に新作を描いてからね」
ベートベンは入り込んで読んでたから、絶筆だと知ったとき悲しくなったよ・・・
すっごいいいところで終わるからね<るーどびっひB
グリンゴもひどすぎるタイミングだ
今昔物語とかアトムの最後を見ると凄い作品なんだけどな。アトムって。
アトムは天馬博士がらみのエピソードがすごくいいよね。
アトムは安売りし過ぎな感じ
手塚メジャーキャラは全体に安売りしてきた感じがあるが
アトムは特にそれがある。
日本発狂・・・・と言いたいところだが
やはり鉄腕アトムかな、1票
ブラックジャッックかなあ。
ある意味手塚漫画の集大成的な感じが。
全部結末まで考えてたのかな?
だったらそれを残せずに残念だったろうね
よく考えればいつまでもファンが先を想像できる
話のネタにもなるし
あまり変な終わらせ方よりはマシな場合もあるな。
時計仕掛けのオレンジ
>>944 いや、それはキューブリック作品で・・。
>>942-943 確かに続きを描いても幸せになれるとは限らない。
失望するようなラストになったら楽しみにしているほど
立ち直れないだろうしな。
そっとしておくのもいいことかもしれない。
「あのブドウはすっぱいに違いない」
ですか?w
大人向けに傑作はたくさんあるんだけど、俺は0マンを一番にあげたいなあ。
初期SF三部作のエッセンスを、10年のキャリアを経て熟練した
手塚さんがより高いレベルで練り直したって感じ。
珍しくw、なにひとつ謎や伏線を残さずにきれいに完結してるし。
>>948 「0マン」は俺好きだよ。
リッキーも異様にかわいい。リスの尻尾も色っぽ。
いまなら「尻尾萌え〜」とか騒がれていたろうね。
いや、そんなキャラのことより、ストーリーがスゴい。
映画数本分をまとめてみたくらいの衝撃があった。
0マン、今の作家がプルートみたくリメイクしたら
単行本2〜30巻はかかるだろうな。
つか、後年の手塚さん本人がやっても10巻くらいになるんじゃないか。
そのくらい凄い密度で、様々なアイデアと怒涛の展開がギッシリつまった傑作。
0マンの評価高いな。俺はタイトルがちょっと投げやりって感じでとっつきにくい漫画だった。
最初のころはゼロマンじゃなくてオーマンって読んでた。オマーン国際空港かって。
もうすこしカッコイイタイトルにすれば大ヒットしたかもね。
ダスト8
手塚も0マンは乗ってる作品だと評してるね。でもあの頃の絵は正直
免疫が無いから好きになれないだよな。いしかわじゅんはあんな線が
描けたら死んでもいいとまで褒めてるんだけどね。やっぱり子供の頃に
接してないとだめだね。
>>953 0マンの最初3分の1の絵は特にすごいよ。模写さえ難しい。
後半は忙しくなったのか手抜きが目立っている。
さらに最悪なのは後半の一部(およそ100ページにわたり)
他人によるトレスが入っている。最初の単行本一巻分の原稿が
失われたためとされてる。
だから・・オリジナル(最初の単行本)版を復刻してほしい。
>>952 エンマ大王に似たヤツが出てることしか記憶にない。
955 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/09(水) 21:39:22 ID:R8bHtv8M
じゃあミッドナイト
>>951 たしかにタイトルがいまいち。
手塚漫画には中身がさっぱり想像できない漫画が多く
それでファンを逃している可能性もあるな。
『地球を呑む』は、本来『地球を蝕む』と書いたのが誤植されて、
「それでいいや」と始めたらしい。いずれにせよ、よく解らない。
手塚のタイトルがあれなのは、内容を決めずにタイトルを先に予告掲載
するためじゃないかな。名もない作家なら掲載予告もなしに突然始まるが
ネームバリューある手塚は数か月前から予告を始めることもあるだろうし。
0マン、も地球を〜も、ノーマンも、アトム大陸も、あまり考えずに
作っちゃったタイトルじゃなかろか。
地球の呑む誤植説は本当かなぁ。ビッグコミックの次作品である
「アイエル」も予告の誤植でああいうタイトルになったという説があったが。
そんなにビッグの編集室って誤植ばかりやるだろうか?
それに、ビッグコミックの古本を確認したら、「アイエル」の予告には
タイトルはなかったぞ。
どうも、こういう話ってマユツバが多いから裏を取るべきだろうな。
>>958 > 地球の呑む誤植説は本当かなぁ。ビッグコミックの次作品である
> 「アイエル」も予告の誤植でああいうタイトルになったという説があったが。
> そんなにビッグの編集室って誤植ばかりやるだろうか?
アイ・ウィルのつもりの I'll がアイエルになったって話だね。
裏を取るべきと言うなら、先生があちこちで述べている「アトムは
アメリカのスラングでおならという意味があるので、アメリカ版の
タイトルがアストロボーイにされた」という話は本当なのかな?
英語通の小野耕世が「色んな人に聞いたが、誰もそんなスラングは
知らなかった」と書いている。
私見を述べるなら、DCコミックスにアトムってヒーローがすでに
いるので、改名したんじゃないかと思う。
>>958 > 0マン、も地球を〜も、ノーマンも、アトム大陸も、あまり考えずに
> 作っちゃったタイトルじゃなかろか。
ノーマンに関しては違うよ。読者に公募して決めたタイトルだから。
MWとかもすげータイトルだと思ったよ。
手塚センセじゃなきゃこんなタイトルつけられないだろう。
MAN WOMAN の頭文字だからね
漏れは「0マン」ってタイトル、シャープな感じで好きだけどなあ。
○○マン的なタイトルでも、「数字+マン」っていうのは
「エイトマン」より先で、誰かが使いそうで使われてなかった感じだし。
もっとも当時は地味だったんだろうし、今見るとなんとなくレトロモダンで
いい味してんなーって所だが。
>「アイエル」も予告の誤植でああいうタイトルになったという説があったが。
これは全集の後書きで、手塚先生本人が書いてた。
(だからといって、本当かどうかはわからんが)
昭和29年の「夫婦生活」というエロ雑誌に「Mは男、Wは女で、
MWとは男がかった女、WMとは女がかった男という隠語を
最近の女子大生や女給が使ってる」という説明があった。
この言葉はすぐすたれたようだが、手塚がこれを何かで
知った可能性はあると思う。
そういえば、昭和25年頃には「お茶の水学校」という言葉が
獅子文六の新聞小説で流行し、翌年手塚がアトム大使で「お茶の水小学校」
や「お茶の水研究所」さらに「お茶の水博士」を登場させた
のも関連性があるんじゃないかな。
「0マン」と「8マン」はどっちが先かな?
それはともかく、「地球を呑む」は誤植じゃないんじゃないかなあ。
主人公がすごい呑ん兵衛なのと合ってるし、まさか誤植のあとで
キャラ設定したわけではあるまい。
>>966 いや、そのへん先生は柔軟というか、誤植のあとで軌道修正なんて
お茶の子さいさいじゃないかな。
『ルードウィヒ・B』で、逆さにされた楽譜を見るや、即興演奏を
始めるベートーベンみたいなもんだ。
手塚番さん、まだいらっしゃいます?
誤植問題は、本当のところどうなんでしょう?
969 :
元手塚番:2007/05/10(木) 16:04:00 ID:???
自分が担当してたわけじゃないんで、正確なところはわかりませんが、
「地球を呑む」は、ビッグコミックの創刊号だから予告はなかったし、
第一回が斬新な見開きページから始まって、そこに手塚先生の手描き
ロゴが配されていたと記憶してますので、誤植起源はないでしょう。
(先生自身が「この作品でいちばん気にいっていたのはタイトルです」
と、全集後書きで書いているくらいですし)
「I.L」は、「I'll」のつもりの「I'L」が、予告の誤植で変ったという
全集後書きは、それらしくもありらしくもなし、どうなんでしょうね?
>>958さんの「予告にタイトルは無かった」というのが正しくて、先生の
脳内で執筆までに変化した。というのが本当のところかもしれませんね。
『アイエル』の予告は小さなカットで、トランクのようなものから
裸の女が出てくるところで顔はちょっと違う。目につくのは
両手首にカギ爪のような武器をつけているところ。
「ロマンとなんたらの新連載・・」ふうなコピーがついている
だけでタイトルは一切なし。
「0マン」といえば、虫プロ時代にアトムに次ぐ番組として計画
されたのが「0マン」と「ナンバーセブン」で、結局、タイトルは
「ナンバーセブン」、ストーリーは007で、主人公にリスの尻尾を
もつペットが付属となったけど、「宇宙少年ソラン」でチャッピーが
登場するゴタゴタで、リス→ウサギに変更して、結局「W3」が
誕生した、という長〜い話なんだよね。(まちがってる?)
>>954 そうなんですか。ちゃんと読んでみます。
そういえば江口寿史もなんかで手塚の初期の絵は模写が難しいと言ってたな。
模写が難しいというのはどういうことでしょうか?
構図が難しいのでしょうか?
それとも見開きのモブシーンで全部書き写すのが大変という意味なのでしょうか?
線が難しい。その頃の手塚の線は、たった1本の線ですら、真似が難しい。
ホントに「たった1本の線」なんだよ。
何の変哲もないちょっとした線1本なんだけど、
微妙〜〜〜〜〜〜な曲線具体とか
微妙〜〜〜〜〜〜なゆれ具体とか
微妙〜〜〜〜〜〜な強弱とか、真似できない。
なんで真似できないかっていうと、
手塚はその微妙さを力まずになんなくスラっと描いていたから。
そっくりに真似しようとじっくり見入って、なんてやってると
ついリキんでしまうから手塚線のスラっとしらしなやかさとスピード感が出ない。
かといって手塚のようにスラっと描いても、やっぱり微妙感が違ってしまう。
主人公の手足を、手塚は(忙しいので)デッサンが大幅に崩れたまま
描いている。ところが、これが「味わい深い崩れ具合」なのだよ。
これをゆっくりなぞって描いても、模写する側のペンには勢いが
ないから、同じ線を描いても、同じに見えない。
このことは、手塚作品の中で上手なスタッフがトレースした絵と
トレースでない絵を比べてみるとわかる。
たとえば、アトムの「エジプト陰謀団」あたりは、ほど良い描きなぐり
状態だ(全集版じゃなく、オリジナルの方)。
977 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/11(金) 01:06:12 ID:TsaKoMlN
手塚が描いた漫画の線は、彼が腹ばいになって、寝転がって
描いていた線なのだということを知っているべきである。
武一が言ってたな
テラサワ?
980 :
愛蔵版名無しさん:2007/05/11(金) 03:27:38 ID:TsaKoMlN
私が仕事をしているとき決して部屋の中を覗かないで下さい。。。。
981 :
966:2007/05/11(金) 10:02:48 ID:???
>>975 昔、NHKの日曜美術館の鳥獣戯画の回のとき、手塚治虫がゲストだった。
先生、筆(筆ペン?)で鳥獣戯画のウサギの模写をライブでやったけど
すごく早くてうまかったよ。さらさらさらと力が入ってない感じ。
夏目房之介は手塚初期の線の力強さを強調してたけど、実際に描くときは
力を抜いて描いてても、線には力強さがでるんだろうな。
そろそろスレ立ての時期だがスレタイどおりの事ほとんど話してないからいらないな。
236 名前:マロン名無しさん [↓] :2007/05/05(土) 23:12:18 ID:???
ブラックジャック料理人編は読んだことないんでなんとも言えんが
美術商編はかなり好きだった俺が通りますよ
まあ美術商編は美術商編であのいきなり最終回っぷりはもうちょとなんとかならんのかとは思ったけど
238 名前:マロン名無しさん [↓] :2007/05/05(土) 23:55:54 ID:???
ブラックジャックは医者編の中でもかなり変化ある。
マントはおって黒男がイニシャルで名乗り始めてから北斗の拳みたいな絵になり、
完全な劇画になっちまった
240 名前:マロン名無しさん [↓] :2007/05/07(月) 19:24:54 ID:???
>>238ブラックジャック終了からスーパードクターKが
始まるまでの数年間のお前の人生スッポ抜けてんじゃねえのか
241 名前:マロン名無しさん [↓] :2007/05/08(火) 01:08:01 ID:???
>>236 ピノコがいつのまにか地黒になり、かなり良い女に成長してたな。
日本語のたどたどしさはあいかわらずだったが。
ってか、ピノコはなんであんな財産もってるんだ?
しかし、ここで終わってしまうと、手塚番さんのお話が聞けないなぁ。
>>969 での回答を有り難うございます。
手塚先生の線については、みなもと太郎や夏目房之助がさかんに言及してる。
前者の言うことには「どこで引き始めて、どこで止めたかわからない」と。
これが、後年劇画が勃興すると、彼らの線は「どこから引き始めて、どこで
止めたかが明確にわかる」。つまり真似しやすい、と。
自分の経験で言うと、鉄人28号は模写しやすいのに、アトムは難しい!と
思った。部品が少ないがゆえに、ごまかしが効かない。
アトム初期の「海蛇島」あたりの絵なんか、もはやアールヌーヴォー。
手塚番さん他の手塚スレにも出張(?)してるよ。
次スレ立てようよ
初期の手塚絵の特徴…撫で肩、でかい尻。
おじさんキャラまで女性のような体系。
>>982 うわ、それは見たかった。再放送とかやらないかな。
>>989 それは手塚絵の特徴ではなく、田河水泡も同じ。
戦前からの流れでディズニー初期も同じ。
もつかれ〜
このスレは永久保存。
手塚番様&皆様、次スレもよろしくお願いいたします。
994 :
元手塚番:2007/05/12(土) 00:16:35 ID:???
>>992 ごくろうさまデスm(_ _)m
また時々おじゃまいたします。
個人的に好きなのは、アラバスター ダスト8、 ブッキラによろしく、奇子。 見る目が無いのか?俺?
いや、ブッキラ以外はほぼオレの趣味に一致してるよ
俺もアラバスター>ダスト8>奇子>・・・・・>ブッキラ
の順に好きだよ。
いわゆる手塚の失敗作って、ホンネが出てるというか味わい深いんだよね。
そうそう、藤子・F・不二雄が生前単行本化を拒んでいた短編を、死後
読めるようになって、「なるほど……」。より深く藤子Fが理解できた。
失敗作って、ホンネが出るのだろう。
手塚んアトムに決まってるだろうがっ
1000なら最高傑作はジャングル大帝
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