ドラえもん最終回知らない人は、読んでください。
感動します。本当の最終回かどうかはわかりませんが。
のび太とドラえもんに別れの時が訪れます。それは、なんともあっさりと...
のび太はいつものように、宿題をせずに学校で叱られたり、はたまたジャイ アンに
いじめられたり、時にはスネ夫の自慢話を聞かされたり、未来のお嫁さんであるは
ずのしずかちゃんが出来杉との約束を優先してしまう、などな どと、とまあ小学生に
とってはそれがすべての世界であり、一番パターン化 されてますが、ママに叱られ
たのかもしれません。とにかく、いつものように、あの雲が青い空に浮かんでいた、
天気のいい日であることは間違いないことでしょう。
そんないつもの風景で、ドラえもんが動かなくなっていた...
当然、のび太にはその理由は分かりません。喋りかけたり、叩いたり、蹴っ たり、
しっぽを引っ張ってみたりもしたでしょう。なんの反応も示さないド ラえもんを見ての
び太はだんだん不安になってしまいます。付き合いも長く、そして固い友情で結ばれ
ている彼ら、そしてのび太には動かなくなったドラえもんがどういう状態にあるのか、
小学生ながらに理解するのです。
その晩、のび太は枕を濡らします。
ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん...
のび太は眠りにつくことができません。泣き疲れて、ただぼんやりしています。無駄
と分かりつつ、いろんなことをしました。できうることのすべてをやったのでしょう。そ
れでも何の反応も示さないドラえもん、泣くことをやめ、何かしらの反応をただただ、
だまって見つめ続ける少年のび太。当然ですがポケットに手を入れてみたり、スペ
アポケットなんてのもありましたが動作しないのです。そして、なんで今まで気付かな
かったのか、のび太の引き出し、そう、タイムマシンの存在に気がつくのです。ろく
すっぽ着替えず、のび太はパジャマのまま、22世紀へとタイムマシンに乗り込みま
す。
これですべてが解決するはずが...
のび太は、なんとかドラミちゃんに連絡を取り付けました。しかし、のび太はドラミ
ちゃんでもどうにもならない問題が発生していることに、この時点では気が付いてい
ませんでした。いえ、ドラミちゃんでさえも思いもしなかったことでしょう。 「ドラえもん
が治る!」、のび太はうれしかったでしょう。 せかすのび太と状況を完全には把握
できないドラミちゃんはとにもかくにも20世紀へ。しかしこの後に人生最大の落胆を
することになってしまうのです。動かないお兄ちゃんを見て、ドラミちゃんはすぐにお
兄ちゃんの故障の原因がわかりました。正確には、故障ではなく電池切れでした。
そして電池を交換する、その時、ドラミちゃんはその問題に気が付きました。
予備電源がない...
のび太には、なんのことか分かりません。早く早くとせがむのび太にドラミちゃんは
静かにのび太に伝えます。
『のび太さん、お兄ちゃんとの思い出が消えちゃってもいい?』
当然、のび太は理解できません。なんと、旧式ネコ型ロボットの耳には電池交換時
の予備電源が内蔵されており、電池交換時にデータを保持しておく役割があったの
です。そして、そうです、
ドラえもんには耳がない...
のび太もやっと理解しました。そして、ドラえもんとの思い出が甦ってきました。
初めてドラえもんに会った日、数々の未来道具、過去へ行ったり、未来に行ったり、
恐竜を育てたり、海底で遊んだり、宇宙で戦争もしました。鏡の世界にも行きまし
dた。どれも映画になりそうなくらいの思い出です。
ちんぽ
ある決断を迫られます...
ドラミちゃんは、いろいろ説明をしました。ややこしい規約でのび太は理解に苦しみ
ましたが、電池を交換することでドラえもん自身はのび太との思い出が消えてしまう
こと、今のままの状態ではデータは消えないこと、ドラえもんの設計者は、設計者の
意向で明かされていない(超重要極秘事項)ので連絡して助けてもらうことは不可能
であるという、これはとっても不思議で特異な規約でありました。ただ修理及び改造
は自由であることもこの規約に記されていました。
のび太はドラミちゃんにお礼を言います。そしてドラえもんは「このままでよい」と一
言、告げるのです。ドラミちゃんは後ろ髪ひかれる想いですが、何も言わずにタイム
マシンに乗り、去っていきました。 のび太、小学6年生の秋でした。
あれから、数年後...
のび太の何か大きく謎めいた魅力、そしてとても力強い意志、どこか淋しげな目、眼
鏡をさわるしぐさ、黄色のシャツと紺色の短パン、しずかちゃんが惚れるのに時間
は要りませんでした。外国留学から帰国した青年のび太は、最先端の技術をもつ企
業に就職し、そしてまた、めでたくしずかちゃんと結婚しました。そして、それはそれ
はとても暖かな家庭を築いていきました。ドラミちゃんが去ってから、のび太はドラえ
もんは未来に帰ったとみんなに告げていました。
そしていつしか、誰も「ドラえもん」のことは口にしなくなっていました。
しかし、のび太の家の押入には「ドラえもん」が眠っています。あの時のまま...
のび太は技術者として、今、「ドラえもん」の前にいるのです。小学生の頃、成績が
悪かったのび太ですが、彼なりに必死に勉強しました。そして中学、高校、大学と進
学し、かつ確実に力をつけていきました。企業でも順調に、ある程度の成功もしまし
た。そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャンスがあり、のび太はそれを見
事にパスしていきます。そうです、「ドラえもん」を治したい、その一心でした。人間と
はある時、突然変わるものなのです。それがのび太にとっては「ドラえもんの電池切
れ」だったのです。修理が可能であるならば、それが小学6年生ののび太の原動力
となったようでした。自宅の研究室にて...
あれからどれくらいの時間が経ったのでしょう。しずかちゃんが研究室に呼ばれまし
た。絶対に入ることを禁じていた研究室でした。中に入ると夫であるのび太は微笑
んでいました。そして机の上にあるそれをみて、しずかちゃんは言いました。『ドラ
ちゃん...?』のび太は言いました。『しずか、こっちに来てごらん、今、ドラえもん
のスイッチを入れるから』
AHO
頬をつたうひとすじの涙...
しずかちゃんはだまって、のび太の顔を見ています。この瞬間のため、まさにこのた
めにのび太は技術者になったのでした。なぜだか失敗の不安はありませんでした。
こんなに落ち着いているのが変だと思うくらいのび太は、静かに、静かに、そして丁
寧に・・・・何かを確認するようにスイッチを入れました。ほんの少しの静寂の後、長
い長い時が繋がりました。
『のび太くん、宿題は済んだのかい?』
ドラえもんの設計者が謎であった理由が、明らかになった瞬間でもありました。あの
時と同じように、空には白い雲が浮かんでいました。
これがドラえもん最終回の一つです。まだ他にも
最終回はありますので、貼ります。
ドラえもん最終回その2
第1章 出来事
それは、子供達が心おどる正月の出来事だった。。。
「のび太さぁ〜ん。羽子板で一緒に遊びましょうよ。」
「うん。やろうやろう。」
しかし、運動音痴なのび太は、あっという間に真っ黒な墨だらけの顔になった。
「よ〜し。今度は負けないぞ。」
「え〜い。」
のび太が打ち上げた羽は、とんでもない方向へ飛んでいき、
大きな木のてっぺんに引っかかってしまった。
「ごめ〜ん。僕取ってくるよ。」
「あんな木に昇るとあぶないわ。あきらめましょうよ、のび太さん。」
「だいじょぶだよ。」
そういうと、少しは頼りになる所を見せたかったのか、のび太は大きな木をのぼり始めた。
「のび太さん、降りてきて〜。危なくてみてられないわ〜。。。」
上に昇れば昇るほど、足をかける枝は細くなる。その時である、
バキッ!!!
乾いた枝が折れる音とともにのび太が落ちた。
「きゃ〜〜〜〜〜ぁぁぁぁぁぁぁ。」
ドスン!
鈍い音がした。
この木はどれぐらいの高さなのだろう。何メートルあるかはわからないが、
のび太としずかにはとても大きな木に見えた。
第2章 告白
「のびちゃん!のびちゃん!」
「のび太! おい のび太!」
「のび太くん!のび太くん!」
「のび太さん!のび太さん!」
ここは私立病院。不幸な事にのび太は頭から落下し、意識を失っていた。
ママ、パパ、ドラえもん、しずかが、涙を流し、必死にのび太に話かけている。
連絡を受け、ジァイアン、スネオも駆けつけた。
「おばさん。のび太はだいじょうぶなんですか?」
「うぅぅぅうぅぅぅ。」
ママはその場に崩れ座り込んだ。
「手術をしなければ、このまま、、、ずぅ〜っとこのまま、のびちゃんはこのまま、、、
植物人間のようになってしまうんだって。。。」
「じぁあ手術をしてのび太を助けてよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「失敗すれば、死んじゃうかもしれないの・・・・・・・。」
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。」
「おい。ドラえもん!!!!いつものように何とかしろよ!
タイムマシンだとかなんかあんだろ!」
「そうだ!そうだ!何とかしろっ!」
「・・・・・・・・・・・・・できないんだ・・・・・・・。」
ドラえもんの脳の中に「生命救助」に関する禁止事項プログラムがある。
そのプログラムの中の111059841行目に、このような命令がある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歴史を壊す可能性大。生命を直接的に救助する事を禁ず。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この事実をドラえもんはみんなに告白した。
「この役立たずロボット!」
「お前なんか未来へ帰れ!」
「みんなごめん。。。。。僕はのび太くんの為に未来から来たのに。。。」
ボカッボカッ!!!
ジァイアンはドラえもんを殴った。
「うぅぅぅぅぅぅぅぅ。ごめん。。。」
ボカッボカッ!!!
今度はドラえもんが自分で自分を殴りつけた。
「たけしさん!ドラえもん!もうやめて!私が悪いのよ。
私が一緒に羽子板遊びなんてしなければ。。。」
しずかは自分を責めた。
「いいえ。みんなのせいじゃないわ。。。」
ママの声が、みんなに届いたかどうかは定かではない。
第3章 未来へ
それから1週間。
のび太の意識はいっこうに戻らない。
「先生。手術の成功率はどのくらいなのですか?」
「・・・・・・・・・・いままでの成功例から言いますと、20パーセント以下です。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「でも、このまま何もしなければ、のびちゃんは・・・・・・。」
手術をしなければ、のび太は生命すら危険な状態であった。
しかし、手術の成功率は絶望的に低い上、
手術にかかる多額の費用も野比家にはあるはずもなかった。
「20パーセントでも、助かる確率があるなら、手術して、のび太くんを助けましょうよ。」
できすぎがママに言った。
「僕、クラスのみんなにカンパを呼びかけます。」
「よし、できすぎ!そうしようぜ。」
ママの目にまた涙がこみ上げた。しかし、いままでの涙とは違う別の涙だ。
みんなにこんなに愛されているのび太。。。ママはのび太を産んで本当に良かった。
そう思った。そう思ったら、涙があふれた。
数日後。もう決断しなくてはのび太の命が危ない。
できすぎや、ジャイアン達が集めてくれたカンパも微々たるものだった。
成功率は低いが手術をしなくてはのび太は助からない。
しかしそんなお金はどこにもない。
「だめか。。。。」
「パパ!そんな事言わないで!うううぅぅぅぅぅ。」
「すまない。ママ・・・・」
ママとパパは我が子の為には命さえ、惜しくないと思った。
しかし何もしてあげられない自分達に無性に腹が立った。
「ママ、パパ、お金は僕が何とかするよ。僕はのび太くんの為に未来からここに来た
んだ。絶対にのび太くんを助けてみせる。」
「ドラちゃん。。。。。。」
ドええもんはそう言い残すと、家に帰り、引き出しの中のタイムマシンで未来へ戻った。
第4章 急げ!
ドラえもんは21世紀に帰ると、真っ先にリサイクルショップへ向かった。
「いらっしゃ〜い。」
無愛想なロボットの店員がドラえもんを迎えた。
「これ全部売りたいんだ。」
「全部????」
「そう。全部だ。」
「本当にいいんですね?」
「はやくしろっ!」
ドラえもんは何と、4次元ポケットの中の道具を全部売り払ってしまった。
額にすると、どこかの惑星を1つまるごと買えるぐらいの金額だ。
「ありがとうございました。2.68秒後に、あなたの電子マネーの口座に全額振り込まれます。」
「またのお越しをおまちしております。」
それを聞かない内に、ドラえもんは店を飛び出していた。
のび太くんを絶対に助けてみせる。。。。
ドラえもんの頭は、その事でいっぱいだった。
オーバーヒート寸前だ。
いや、もうすでにドラえもんの内蔵コンピューターは、おかしくなっていたのかもしれない。。。
ドラえもんは次に、宝石博物館へ向かった。
この時代、ほとんどの宝石は人工的に作られて、天然の宝石は、莫大な金を積まなければ、
手に入れる事は出来なかった。
「いらっしゃいませ」
人間女性型ロボットが迎える。
「ご見学ですか?」
「いや。」
「天然のダイヤで一番大きいのください。」
「少々お待ちください。」
女性ロボットはそう言うと、奥のスタッフルームへ入っていった。
数分後、10人のガードマンロボットを引き連れ、館長らしき人が出てきた。
「あなたですか?天然の一番大きいダイヤをほしいというお客様は。」
「そうです。売ってください。」
「本当ですか?とてもあなたのような方が買える代物ではありませんよ。」
館長は明かにドラえもんの事をバカにしていた。
「お金ならあります。見て下さい。」
そう言うと、ドラえもんはマネーカードのバランスボタンを押し、残高を館長に見せつけた。
「おおおおおお」
「す すいませんでした。どこぞの大富豪様にお仕えしているロボットだとは。。。」
「今すぐそのダイヤをお見せいたしましょう。」
全く、現金なものだ。商人あがりの人はいつもこうである。
館長は奥の金庫から大きな箱を大事そうにかかえ、再びドラえもんの前に現れた。
ゆっくりとその箱を館長が開ける。。。
「どお〜ですか。この輝き。すばらしいでしぉ。私のコレクションの中では最高です。」
ばかでかいダイヤだ。その大きさはドラえもんのこぶし位ある。
「このお金全部払うから、そのダイヤをください。」
「ぜ・全額いただけるのですか?」
「そうだ。早くして。」
「はいわかりました。」
ドラえもんはダイヤを受け取ると、店を飛び出し、のび太くんがいる時代へとタイムマシンで再び
戻った。
現代で、ドラえもんはダイヤを宝石コレクターに売り、のび太の手術費を作った。
その宝石コレクターの孫が、21世紀で先ほどドラえもんがそのダイヤを購入した宝石博物館を開
く事になるとは、ドラえもんは知るよしもなかった。
第5章 「友達」だということ
「今夜が山場ですね。手術を行わなければ、命が危ないです。」
先生がママに言った。ママはその場に崩れ倒れた。
その時である。
バタンッ!ドアが勢い良く開くとともにドラえもんが、病室に飛び込んできた。
「のび太くん!」
「ドラえもん。こんな時にどこ行ってたんだよ!」
「ごめん。のび太くんの手術費を作る為に、ポケットの中身を全部売ってきたんだ。。。」
「え?本当か?これでのび太は手術できるのか?」
「ママ。。。このお金でのび太くんを助けてあげようよ。」
「ドラちゃん・・・・・・・・・ありがとう・・・・」
「先生。おねがいします。」
迷ってる時間はない。パパは先生に手術をお願いした。
「よし。緊急手術を行う。大至急手術室へ運んで!」
病院内に緊迫した空気が一気に張りつめた。手術室は1階のB棟だ。
みんなも、意識のないのび太をのせたベットの後を追った。
「全力をつくします。」
ドアが閉められると、手術中のランプが点灯した。
3時間位たっただろうか。。。
ママとパパは親戚に連絡をとり、近い所に住む親戚は、もうすでに駆けつけていた。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」
みんなが驚いた。
ジァイアンが突如大声を張り上げたのだ。
近くの看護婦が大声の元を探して、こっちへ来た。
「ここは病院ですよ。他の患者さんも居るんですから、大声ださないでください。」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」
「静かにしてください。」
「のび太ががんばってるっていうのに、何もしてやらないのが友達って言えるかっっっっ!!!!」
「のび太は俺様の友達だ
っ!!! いじめる事もあるが大事な大事な友達なんだっ!!!」
「フレ〜!フレ〜!の・び・太〜!フレッフレッのび太!フレッフレッのび太〜!」
看護婦はジァイアンの迫力に驚いた。そしてみんなもジャイアンの後に続いた。
「がんばれ〜のび太〜!」
「のび太さん〜。絶対に負けないで〜!」
「がんばれがんばれ のっびっ太!」
「のび太く〜ん。ファイト〜」
「野比〜負けるんじぁないぞ〜!」
みんなの声援は館内中に響きわたった。
看護婦はみんなののび太を思う気持ちに心を打たれたのか、それ以来無理にやめさせようとはし
なかった。
第6章 不幸
手術中のランプが消えた。
8時間におよぶ、大手術だった。
「やった〜終わったぞ。のび太は助かったんだぁ。」
「やったやった〜。」
クラスのみんなは、抱き合って喜んだ。ドアから手術を終えた先生が出てきた。
その白衣は赤く染まっている。
「先生っありがとなっ。」
ジァイアンは泣きながら言ったが、先生は笑顔を見せなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「のび太くんが直る見込みはありません。思ったより、病状がひどく。。。
命をとりとめはしましたが、それが精一杯でした。。。」
「え?・・・・・・・・・・・」
「どういう事ですか?・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「命はとりとめましたが、のび太くんはこのまま意識が戻る事はありません
・・・・・・植物人間です。。。。」
「そんなっ!うそだっ!」
「嘘ですよね先生!」
「我々、この病院の名医と呼ばれる医師全員で、全力を尽くしました。」
「もうしわけございません・・・・」
バタッ
「おまえっ!」
のび太のママは気を失って、倒れてしまった。
「そんな・・・そんな・・・・のび太が・・・・のび太・・が・・・の・・・び・・・・ 嘘だぁぁぁぁぁ!!。」
「昨日まで元気だったのび太さんが・・・嘘よ。そんなはずないっ」
ダダダダダダッ
みんな手術室に駆け込もうとした。
「いけませんっ!のび太くんは手術は終わりましたが今は危険な状態ですっ。
あちょっと!入ってはダメです。」
「うるせ〜!!!!!!」
最終章 さよならドラえもん〜〜みんな友達〜〜
忙しい1月が終わろうとしていた。
3日間降り続いた雪もやみ、今日はお日様が燦々と輝いている。
いつものように平和な1日が始まろうとしている。
ただ1つ、のび太の病室を除いて・・・・・。
「のびちゃん♪ 学校行かないと遅刻するわよ。それにしてもかわいい寝顔だ事♪」
ママはショックのせいでおかしくなってしまったのだろうか?
毎日毎日、朝から晩まで、のび太に話しかけている。
どれほど寝れない日が続いたのだろう、今ではママはガリガリにやせ細ってしまった。
のび太の寝顔はまるで天使のようだ・・・・・。
パパも会社を辞め、毎日のび太のそばにいる。
ドラえもんはあれ以来、誰とも口を聞かなくなってしまった。
ちょうど小学校が終わる時間・・・・
「おばさ〜ん。のび太は?」
ジャイアンを筆頭に今日もクラスのみんながお見舞いにきた。
「あら剛くん。 今日はのびちゃん まだ起きないのよぉ、しょうがない子でしょ?
のびちゃ〜ん、クラスのみんなが来たわよ。ほらっ起きなさい!」
「おばさん・・・起こさなくていいよ。まだ寝かせてあげてよ・・・まだ眠いんだよ、きっと・・・・」
「そお?ごめんなさいねぇ。せっかく遊びに来てくれたのに。」
「ドラえもんっ元気だせよっ」
「のび太は死んだ訳じぁないさ。」
「そうよ、私達の友達ののび太さんはここにいるじぁない。」
「・・・・・・・・・・・・・・みん・・な・・・・・・・・・。」
ドラえもんが口を開いた。
堰を切ったように、いままで我慢してきた涙が一気にドラえもんの目からあふれる。
「みんな・・・・僕、のび太くん大好きだから、
病院で寝たきりののび太くんをどこかに連れ
ていってあげたいんだ・・・・」
「パパ・・・ママ・・・・・・・いいでしょ?僕はのび太くんの為に未来から来たんだ・・・・。」
「ドラえもん・・・・・。」
「ドラちゃん・・・・・。」
そういうと、ドラえもんは空っぽのはずの4次元ポケットから、「どこでもドアー」を取り出した。
ドラえもんは何かあった時の為に「どこでもドアー」だけは売らずにとっておいたのである。
ドラえもんは「どこでもドアー」を狭い病室の中に立てると、寝たきりののび太に話しかけた。
「のび太くん・・・・どこに行きたい?のび太くんの好きな所に一緒に行こう。
僕達、いままでだってどこに行くにもず〜っと一緒だったもんね。」
ドラえもんはそう言うと、のび太を背中におんぶした。
「どっこいしょ。 重くなったねぇ のび太くん・・・・。」
のび太を背中に背負ったドラえもんは「どこでもドアー」の前に立って、もう一度のび太に聞いた。
「どこに行きたい?ねぇのび太くん。」
答えが帰ってくるはずはなかった・・・・・。
しかし、一瞬みんなにはのび太が笑ったように見えた。
幻だったのかもしれない・・・・。
「わかったよ。のび太くん。 そこへ一緒に行こう・・・。」
ドラえもんには何か聞こえたのだろうか?
またのび太が微笑んだ。
見間違いなどではない。みんな見たのだ。
「のび太くん。じぁそろそろ行こうか・・・・。」
「どこでもドアー」が一人でに開いた・・・・
開いたドアの向こうに素晴らしい景色が広がった・・・・。
綺麗なチョウチョが飛んでいた。
見たこともないほど可憐で、嗅いだ事のないほどいい匂いのお花が咲いていた。
まぶしい程の光でいっぱいだった。
のび太が最後に行きたい所。
そこは天国だった。
「さあ 行こう。」
ドラえもんは動かないのび太くんを背負ってその中に入っていった。
ギィー バタンッ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−完−−−−−−−−−−−−−−−
まだまだ他にもドラえもん最終回あります。
皆さん読んでください。感動しますね。
>オオクワ専門 ◆4Xpr5jXA2A
満足したか?満足したならもう二度と2chに来るんじゃ無いぞ。
>感動しますね
しねぇよハゲ
>>39 うわっ、すっげえ期待して読んだけどめちゃくちゃつまんねえ!
>>1 スレの主旨は悪くはないが、マロンに立てろよ馬鹿
43 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/14(土) 01:52:43 ID:5zB+8eo8
最終話1のまんが版見たよ。
何年ぶりだろ。こんなに感動したの。 泣けたよ。
44 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/14(土) 02:37:05 ID:rhOyaf/E
え。こういう話ってどこにあるの?初めて見た…
下らない
本当に下らない
まさにゴミ
偽最終回いらね
47 :
はい本スレ:2006/01/14(土) 14:19:04 ID:???
48 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/16(月) 00:19:10 ID:GeuCUrIC
「勝ったよ、ぼく」
に勝る物なし
50 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/16(月) 21:12:53 ID:GeuCUrIC
実際にたくさんあるドラえもんの都市伝説的な最終回のはなしって
ドラえもんの道具を使えれば解決できるもんばっかなんだよな
だから信憑性がない
つうか、はやく藤子先生が書いたドラえもんの最終回公表してくれねぇかな
いつまでも隠蔽すんなや
ぼく、勝ったよのコマのうp希望
52 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/17(火) 06:08:32 ID:JtPQeDJw
感動したよ またほかのもお願い
54 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/17(火) 17:49:26 ID:uSysoM7j
>>53 藤子先生が死んだときに最終回の原稿があったらしいけど
あまりに悲しい結末だったために載せるのを見送らせたらしい
56 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/17(火) 20:37:30 ID:TJGR624C
すべてのび太の昼寝の夢
>>56 寝オチかよっwww
悲しい結末ってか最悪な結末だろそれ。
読者にものび太自身にも
沖縄でハブにかまれて死ぬ
59 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/17(火) 21:41:15 ID:uSysoM7j
>>56 ちょwwwwwwwwwwww嘘教えんなって
それも都市伝説じゃねぇか
>>57 公表されてないからまだ分からない
噂によると、まだ小学館の金庫に眠っているらしい
スーパーの店員に逆恨みされて刺される
61 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/17(火) 23:03:47 ID:OaxeGJPj
実は何回かかれたったような・・・・だが読んでた子供は進級するわけだからそのまま継続だったような・・・・・
先生は「45年後…」を最終話にするつもりで、単行本未収録にしてたらそのまま亡くなってしまったんだよ。
最初の方に書いてあるのを漫画化した同人読んだ。
設定云々は抜きにして結構泣けた。
64 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/19(木) 00:52:12 ID:0pe7RrkO
最初の最終回読んだけどつまんなかったな
・ドラの最終回なら最低「小三」の読者が読んで理解できなきゃ駄目
・のび太なら、例え自分との記憶が消えても「ドラえもんが死んだ状態」でいるより「再び動く」方を選ぶだろ?
の2点で駄目だと思った
生きてるうちに正式な最終回が見たいな
>・のび太なら、例え自分との記憶が消えても「ドラえもんが死んだ状態」でいるより「再び動く」方を選ぶだろ?
だから再び動いたじゃん。
>>65はバカ
都市伝説でも俺はこういうの嫌いじゃないな
というか本当の最終回があるって話こそ都市伝説じゃないの?それなりのソースがあるなら話は別だけど
>・ドラの最終回なら最低「小三」の読者が読んで理解できなきゃ駄目
これすごいわかる
この最終回が普通に他の話と一緒にてんコミに収録されたら物凄い違和感
絵が違うとかじゃなくて
>>70 いや、
ドラえもんはロボットだがのび太にとって物じゃない。
「人の気持ちがわかる優しさ」だけが取り柄と作中で描かれるのび太なら
大事な人が目の前でもう動かずに横たわっている、電池さえ換えれば再び生き返るのに
自分のエゴで動かさずにいるのが不自然なんじゃないかって思って
>>71 そう
児童誌にこだわったF氏なら、ドラの最終回は決してSF短編にはならないって事ですよね。
SF短編としてなら面白いと思う
小3にとっては未来がいつくるかなんてわからない。
ぼくはいつ大人になるんだろう。
子供のままの自分が永遠に続くかのように思える。
だから小3にドラえもんの最終回はない。
小3にとってのドラえもんは、永遠に続く。
自分がいつかは大人になると気付く頃こそ
ドラえもんの最終回が必要で、その頃は
ネットででまわった例の最終回も理解できるようになってるんじゃないかな。
だからあの最終回は、あれでいいのだ。:=3
ところで。
「ネットででまわった例の最終回」だと文字数が長いんで、
なんか呼び方決めようぜ。
「ネット最終回」なんてどう?
作者がこの世からいなくなった瞬間からドラえもんは未完の作品になったんだから。
「ドラえもんの最終回」なんて言われてもピンこ来ないわけだが
76 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/20(金) 19:10:27 ID:EssRcbry
ターミネーター2のパクリ。
キャメロンに謝れ
キャメロンこそミギーに謝れ
「ネット最終回」はいいが、1が書いたあらすじは本当に正確なのか?
昔読んだのと細部が違う気がするのだが・・・
>>75 作者存命のうちからあった、一般人の創作だよ。
ピンとこないのも無理もない。
80 :
プリお:2006/01/23(月) 20:26:27 ID:KDAQhOOP
まじ、感動したよ!!プリおが知っているのわ、最終的にのび太は植物人間で、今までの思い出
、ドラが来たことは全部夢とか・・・
とりあえず、プリおはしずかになりたいにゃんにゃん★
81 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/23(月) 22:58:43 ID:ry+7h9pn
こういうの見るたびに思うんだが、なんで無理矢理最終回を作ろうとするわけ?
最終回がないんなら、ないでいいじゃん。正直、こういうのは屈折したドラえもんへの
愛だと思う。
読んで、素直に感動したんだよ。
理屈抜きで、素直に泣いたんだよ。
愛がなきゃ人の心は動かせないだろう。
ドラえもん的にどうこうという感じより
よく ここまでFの味を出せたな という感じ
SF短編の文明の閉塞というFが良く書いていたテーマが
絡めてあるし 素直に泣けたね
劇画オバQのような空しいのはイヤ
ちょっと「ジュブナイル」?
87 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/24(火) 15:36:24 ID:GLz3LO5k
ドラえもんは未完の作品なのに赤の他人が創作で最終回を発表するという時点で
気持ち悪いというか許せない
別にあんたに許してもらわなくてもいい
90 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/24(火) 22:38:34 ID:hLGQJpgu
>>88 作者の立場になってみ
才野くんならどっちを支持すると思う?
赤の他人が創作で最終回を発表するという時点でてめぇら許せねぇんだどーん。
>>90 才野なら
尊敬する漫画家が描いた作品の二次創作なんてまず作らんだろうし、
作ったとしてもあくまで自己研鑽のためのみで、
どこかに発表するなんて毛ほども考えんだろうな
93 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/25(水) 00:29:59 ID:sZhjDIjD
俺もドラえもん好きだしドラえもん好きに悪いやついない思うから仲良くしよ
ゴジラとかアニメルパンとかもそうだけど、死者を無理矢理躍らせるような
ゾンビ作品よりこういうもんのほうがずっといい。
95 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/25(水) 00:38:41 ID:HY1eMccr
>>92 俺もそう思う。
ドラえもんの世界観っていいよね。
96 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/25(水) 00:40:17 ID:HY1eMccr
↑
ごめん93
97 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/25(水) 00:48:32 ID:zFUhN1NN
ドラえもん最終回の横にドラミ陵辱とかあって萎えた……
こんな良い作品の横にエロパロを置くなよな………
>>87 読んでみたが もはやドラえもんの世界でやる必要が
全くない
設定的にもちょっと無理ありすぎ
99 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/25(水) 07:37:32 ID:sZhjDIjD
>>95そうそう 俺も22にもなって月一でドラえもん全巻読み返してるもん 俺的には10〜20が神かな 仕事いてきまーす
これ、そんなにいいか?
感動も何も無かったしむしろ読んでてイラついてきた(理由は
>>88と同じ)
>>88みたいなタイプの人はどんな出来のもんだろうと
許さないだろうからそもそも読むなよって話だ。
まぁ気持ちはよくわかる。
この作品そのものよりもこれがチヤホヤされてる現状が嫌
広めたブログUZEEEE
103 :
愛蔵版名無しさん:2006/01/26(木) 15:08:09 ID:HDbXkPEj
違うサイトでマンガ付きで見たけど感動した
感動するしないは個人の勝手だが、表紙をコミックステイストにして堂々と
「最終回」とか書かないでほしいとは思う。
過剰に持ち上げすぎなんだよ。
たかが二次創作の同人なのに。
>>104-105に同意
方倉陽二の「ドラえもん百科」とFセンセの「ドラえもん」を同じ次元で捉えて
ドラえもんとして語るような不愉快さを感じる
しかしドラ百科と一緒にされても困るぞ
このスレが「懐かし漫画」板にある事自体が間違いなんじゃないか?
同人板でスレ立てて評価するなら「傑作」扱いでいいと思うが、この板住人には
存在自体が「不愉快」と言われても仕方ない物だと思う。
いや、違う。語るものが間違ってるんだ。
本物の最終回について語るんだよ。
1が
>>本当の最終回かどうかはわかりませんが。
って書いてるんだから、1はネット最終回について語るつもりでたてたスレだろ。
本物の最終回について語るんだったら、
わざわざ専用スレに分けなくてもドラえもんスレや藤子スレでいいんじゃない。
なんかこのスレは妙な違和感があったんだけど
109の意見でそのワケがわかった。
って事で、このスレは終了か?
おまいたちは創作するわけでもないのになw
漫画界にとってどっちの存在が重要かは火を見るよりも明らかだろ
閉塞と懐古主義でry
ドラえもんにとってニセモノの最終回の存在が重要だと思うか?
創作者>読者と思ってるような奴に漫画を語って欲しくないな。
チャレンジ精神をいってんだよ
なにもしないのは誰でもできる
チャレンジ精神を評価すんの?内容じゃなくて?
読者は何もしないわけじゃなくて、ちゃんと読んでそれに対する考え持つ奴もいるだろ。
漫画描く能力がないのと何もしないのとは全然違う。
他人の創造物、しかも作者が命がけて描き大事に守ってきた作品のイメージを
壊す続編を勝手に同人で発表する行為は重要でも何でもないよなあ・・・
いや同人は遊びとして楽しむ分にはアリだと思う。
が元ネタに対する敬意は払わなければいけないのは当然で、
この場合の敬意とは「F先生の作品と同等に語る事はしない=分相応に同人板で語る」事だと思うがなあ
>>112 F先生本人が描いたわけじゃないのに、懐古主義も糞もないだろ。
>>112 作品をけなされたからって、
「だったらテメエが描いてみろ」って反発するのは
情けないと思った方がいいぞ。
よし!
こうなったら、F先生の意見を聞いてみよう!
120 :
F先生:2006/01/28(土) 11:05:26 ID:???
本当に私の作品が好きでしたらスルーして欲しいですね^^
なにをそんなに気にかける必要があるのです
>>106 .。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
これで泣けるって言ってる香具師は
ラストの間を台無しにしたアニメ版「さようならドラえもん」でも泣けるお手軽さんなんだろうな・・・
>>122 それはもちろん映画版のことを言ってるんだよな?