//ヾ‖*゚ヮ゚ノl`ラブひな 八浪目(゚ω゚*)

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143愛蔵版名無しさん
日本製薬工業協会ホームページの真面目な記事。
http://www.jpma.or.jp/med_qa/kk40/chap03/q03_88.htm

●人間の尿からつくられたくすり
 もっと身近で、しかも意外なものでは、私たち人間のオシッコ(尿)からつくられたくすりもあります。
尿といえば、少し前に自分の尿を飲む健康法が、雑誌やテレビで話題となったことがありました。
実は飲尿健康法というのは、4000年前のインドでも、1500年前の中国でも、
また鎌倉時代の日本でも、流行したことがあったとか。こんなことでも、歴史は繰り返すのでしょうか。
 飲尿健康法にどれほどの効用があるのかは不明ですが、尿そのものにはさまざまな成分がふくまれています。
その一つであるウロキナーゼという酵素には、血栓を溶かす効果のあることがわかっています。
 血栓は、血液が血管のなかで固まってできるもので、心筋梗塞や脳梗塞の原因ともなります。
そこでウロキナーゼから血栓溶解剤がつくられましたが、
開発した製薬会社には大量の尿が備蓄されていたといわれています。
ウロキナーゼは、人間の体のなかでは腎臓でつくられる酵素であることから、
現在では腎臓の細胞をもとに大量生産されています。
 また、貧血の治療薬として注目されているエリスロポエチン製剤も、はじめは人間の尿からつくられました。
エリスロポエチンは、腎臓でつくられ、血液中を循環し、骨髄に作用して赤血球を増殖させる造血ホルモンです。
非常にわずかしかないため、その性質や構造を知るための研究がなかなか進みませんでした。
ところが、骨髄の異常による再生不良貧血の患者の尿には、健康な人の数百倍ものエリスロポエチンが排出されることがわかったのです。
 そこで再生不良貧血の患者の尿を2.5トンも使用し、約8ミリグラムというわずかな量の純粋なエリスロポエチンの精製に成功し、
ようやくくすりとしての研究の道が開けたのです。
 のちに画期的なバイオ医薬品ヒト・エリスロポエチンとして開発され、
透析患者などに多くみられる腎性貧血の治療薬となっています。