いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りましょう。
過去ログは
>>2
すがた3しろう検算
4 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/03(月) 14:07:51 ID:+eCVtkua
それ初めて聞いたとき怖くて鳥肌たったなあ
6 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/03(月) 19:36:51 ID:KRfhc1tg
前スレ
>>994 紫に取り憑いてたとき、源氏は仏の加護が強すぎて憑けなかったって言ってなかったっけ。
浮舟も同じ理由で命拾いしてたけど。
前スレからの話の続き。
でも、愛情と憎しみは同じ物の裏表と言うから、愛情が深ければ
浮気した男を直接憎むんじゃないかなあ?
>>1さん乙。
六条の御息所はお能にまでなった人だから無敵。
>>7 そのへんは「人による」としか。
自分が愛した相手が、自分ではなく他の人間へ気を向けた時、
「自分を裏切ったから」という理由で直接相手を恨む人と、
「この人さえいなければあの人は自分のところへ戻ってくる」からと
ライバルの抹消を計る人がいる、ってこってしょ。
まあその時の状況によるな。
自分だったら男を憎むというか愛想尽かすと思うけど。
六条の場合、冷静に考えれば六条こそ葵上に呪われても仕方なかったんだがな。
葵上が源氏の正妻なのは間違えようもない事実なんだし。
まあ呪われるほど愛されてなかったわけだが。
>>10 確かに状況にもよる。
自分なら・・・男をヤって永遠に自分のものにする>タイーホだなw
>葵上が源氏の正妻なのは間違えようもない事実なんだし。
>まあ呪われるほど愛されてなかったわけだが。
愛されてない北の方に憑いてしまったのが、六条の選択ミスだよね。
車争いがあったにしても、葵の上は本当に気の毒だった・・・
12 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/04(火) 04:04:14 ID:VZpvM5Wr
愛した方が負けであると
嫉妬深いから、付き合ってるときはわりと淡泊だけど、
他の男や女に色目を使おうものなら、めちゃくちゃ嫉妬するだろうな
嫉妬のあまりShit!をシャウトするかもしれん
生霊の件で決定的になったにせよ、源氏が六条を何となく避け始めたのってもっと前からだよね。
それに葵の上の懐妊がたまたま重なったから、一気にそちらへ怨む気持ちが行っちゃったけど。
あさきで車争い事件を聞いた源氏が、葵の上に「あまりにも思いやりがない」みたいな
セリフを吐く場面を読むと、「どの口がそれを言うかっ!」といつも言いたくなってしまう。
14 :
13:2005/10/04(火) 14:37:23 ID:???
ごめん。直接には言ってなかったね。
源氏が心の中で思っているだけ。
15 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/04(火) 19:04:25 ID:N86kqj3/
現実の世界でも不倫相手の奥さんが妊娠したのを知って、
ネット通じて殺人依頼した女がいたっけ・・・
きちんとした正妻の妊娠ってそんなに許せないもんなのか、同格の側室?同士ならまだしも。
そんなの最初から分かってたことだろうに。
葵の上の方こそ六条御息所邸に乗り込んでぶちのめしたかろう。
>>16 うわなり打ちってやつね。
夫が新しい妻を持つと、古い方の妻は仲間を打ち連れて新しい方の家に乗り込んでぶちのめすという風習は実際あったらしいけど。
むしろ葵の上と六条さんでタック組んで源氏をボコしてやりゃいいんだよ。
葵上に品位もプライドも自制心もなかったとしたら。
「勘違いして調子こいてんじゃねーぞぁこのコブ付き女やもめがぁ〜〜〜!」
>>11 夕顔はもっと気の毒。とばっちりとしかいいようがない。紫と三宮も取り憑かれる前後に源氏に散々な目に遭わされてるのに・・。
ところで六条さんに取り憑かれたのに命に別状がなかった上(出産と源氏のイビリで心身ともに弱ってたのに)
源氏に復讐までした三宮って実は最強なのでは。
六条って確かに可哀相なんだけど自分が一番不幸!みたいな感じ…
いつまでもしつこく忘れた頃に何ら罪のない女の人に当たるし正直ウザイなー
>>16 正妻がいるのに他の女へ心を移す男って、くどき文句はまず確実に
「妻が冷たい」「あれとはもう冷え切った仲なので」が前提になるからねー。
子供できたってことはなんだかんだ言ってヤルこたーヤッてたんじゃねーか、
なにが「妻が相手してくれない〜」だーー!!っつーのもあるんじゃないかね。
子持ちのくせに正妻に子供出来たくらいでウダウダと…て感じか。
同じ女として思いやり持てよなとは思う。
葵の上が六条から現時寝取ったわけじゃないんだし。
>>21 六条さんが死霊になってから源氏じゃなくて紫や三宮に取り憑いたのは源氏の神仏の加護が強いからって言ってた。
そもそも死霊の六条さんは源氏の妄想説があるんだよね。どっちにしろ迷惑な奴だな、源氏。
六条も、どうせ憑くなら藤壺にすれば良かったのに、
なんで葵たちだったんだろう?
生霊になっても、秘めた恋は見破れないものなのかな?
よりによって可哀想ランキングベスト5に入りそうな人4人(夕顔、葵の上、紫の上、三宮)だもんなー。
>>どうせ憑くなら藤壺にすれば良かったのに
同意。藤壺なら多少痛い目に遭っても自業自得なとこあるし、源氏を悲しませるなら一番効果ある。
明石の君や花散里は可哀想だし、朝顔や空蝉は流石にとばっちり。末摘花や源典侍は違う意味でいやだ(笑)。
>>25「正妻」がポイントだったんだろうね。結婚願望があったからこそ
葵に行ったんでしょう。藤壺のことは気がついていなかったと思う。
まあ気づいていたとしても藤壺の場合、守りが強すぎて憑くことができないと思う。
本人強いし源氏+桐壺帝のガードが働いているだろうし。
>>27 自分勝手な奴らほど強くて得をする世界ってことか、源氏ワールドは。
そんな源氏ワールドで源氏に直接復讐した六条さんと三宮はすごい。
六条さん、源氏を直接痛めつけてたら完璧だったのに。
>>27 藤壺に関しては六条気付いてなさそうだよね。
表向きは桐壺帝の中宮なんだし・・・
藤壺は、生まれも身分も六条より高貴すぎて、憑くのにも若干躊躇しそうだ
六条に気付かれるぐらいだったらとっくに破滅してるさ<源氏
まぁ藤壷は六条に憑かれなくとも死んでから罪がばれて地獄で辛い目に
遭ってるって言ってるんだから許してやってよw
そういや源氏が紫の上に藤壺との関係を話した時恨んで夢に出てきたよな。あれはナイス!って思った。
ナイスっつか
もう源氏とり殺せよ
33 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/05(水) 18:36:56 ID:VInlkW69
明石タン虐めたい
>>25 やっぱ、決め手は車争いでしょう。
葵の上のあからさまな態度が六条の心の暗部に火を付けた。
日陰の立場を嫌というほど思い知らされ
正妻だからっていい気になんじゃね〜と逆切れ。
只、最初は生霊になってる自覚もなく、自分でもコントロール出来ない
心の病だったと考えれば、彼女も哀れな人だと思う。
あの時代、男に捨てられた女は生きる場所がないもんね。
六条さんにとって、葵の上が他の女性と違うのは大きく3つポイントがある。
一つは正妻という社会的立場と、正妻として源氏の子供を懐妊した事。そして
「車あらそい」で、屈辱を受けた事。
能の「葵の上」に出て来る六条さんの生き霊は、やたらと車に執着しており
ます。
「自分が愛されている」という気持ちが覆されたばかりか、社会的にも屈辱的
な扱いを受けたのに、「正妻」という地位の上にのうのうと子供を生もうと
している、、、それだけで恨めしいのに、他にもよく考えたら、六条さんって
自分が源氏よか年上ってのも、かなり気にしていたでしょ?
葵の源氏よか年上。。。自分が年上だからって遠慮してれば、何よ、
そっちも年上女でしょっ!!
みたいな感じで、他の女より怨まれて当然でしょう?葵は。
じゃあ夕顔は何故?
「冷たい女でね」とか、源氏がこぼしてたのに…っていうのもあったかも。
子供ができた?何で何で何でー?嘘つきっ馬鹿っ
紫の上や三宮に至ってはもう当たるを幸いに源氏関係なら所構わず攻撃しかけた感じで
六条さんの霊ももうヤケのやんぱちになってた気がする。
ていうか精神的には紫の上も仲間よ、六条さん。
>>36 葵の上と逆の理由じゃないかな。
「身分も素性も卑しい女」とかモノローグで言ってたし。
自分をないがしろにしてそんな女に源氏の心が移ったのが許せなかったのでは。
どっちにしろ、彼女自身のプライドの高さからきてるのは同じだろうけど。
素朴な疑問、源氏ってそんなにかっこイイかい?
紫式部にとってはカリスマ。自分にとっては只の池沼w
現代の感覚だったら高木ブー
川原泉の「笑う大天使」で、ヒロイン三人がやってた
考察が一番的を射てると思うw
光君にマルクスの「資本論」読ましたいとか言うあれかw
もし六条さんが源氏に取り憑いたら
悪霊「何故その様な卑しい女と・・。恨み申します・・・。」
と言って夕顔に触れるのかと思いきや源氏に向かう。
源氏「ぐわああああ!!!」
夕顔「ど、どうしたんですか!?きゃあ!!し、死んでる!!」
惟光「殿ーーー!!(<(T◇T)> )
一晩明けて
夕顔「あの人が源氏の君・・。」
惟光「奥方とも上手くいかず六条御息所様からも遠ざかってたところをあなたと出会って・・。
こんなこと宮中で知られるわけには・・。どうしたら・・。」
夕顔「私が源氏の君を密葬します。あなたは私の元に来てください。」
惟光「は、はい・・・。」
その後宮中で源氏が行方不明になったことで騒動になるが手掛かりがなく、次第に光源氏の名も忘れられてったとさ。
源氏物語・完
ヘタな文章でスマソ。しかしこれだったら源氏何もしてないな。
眩しぃくらいの大団円 (*^ー゚)b
しかし、源氏はどーして仏の加護が強いのだろう・・・・
トラブルメーカーってだけで、生きてたって何の役にも立たなかったやんw
この後頭中将に探し当てられ夕顔は、宮中で六条御息所や葵の上、父親に引き取られた紫の上と意気投合
な展開とかになったりして。何だかわからないけど縁を感じるって。
48 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/06(木) 04:03:04 ID:1qso74rA
「恋」という字は「変」という字に似ている
つまりはそういうことだ
昔ならわからんけど、現代ではどんなに美人でもマンコブスだったらすぐに別れる
マンコは第2の顔!
六条院って、つまり大奥だよね
ドンファンだよ
Don Juan
源氏物語は、平安の時代に現れた伝説の伊達男、
ドンファンを名乗る絶世の美丈夫・光源氏の華麗な恋の遍歴を描いた、
王朝絵巻ラヴロマン
Don Juanは1500人のハーレムに混じって1000のテクを教わった男性
ごめん、下世話だけど一発お手合わせ願いたいです。
源氏もすんばらしいテクを持ってたのかな?
当時のそういう資料ってあんまりなさそう。千年前だもんなぁ。
>>50 まあそうなんだけど、古馴染みの女ばっかりだよ。
毎年(?)新しい姫が補充される大奥とはちょっと違う。
(ようやっと新しい女・夕顔の忘れ形見を引き取るも、
それが嬉しかったのか、ウダウダやってるうちに髭にかっさらわれる)
女を超越した赤鼻姫や落飾した人、女<<母なる人や帝の妃の御里としては不自由ないが、
現役の女にとっては気の休まらない場所だね。
あと、「車争い」には「公衆の面前で恥をかかされ、更に自分の立場を露わにされてしまった」
という義憤も絡まってると思う。
車争いっていっても悪いのは葵上じゃなくて家来達なのにね。
そいつらが勢いでやったことで葵上が愛人イジメでわざとやったわけじゃないってわかるのに逆恨みする六条も思いやりがないとう源氏もなぁ。
でも原作では冷たい夫だった源氏が、葵上が妊娠してからは大喜びでしげしげと左大臣邸に通うようになっていたので、その恨みもあるかもしれない。
「妻とは終わってるなんていってたくせに子供が出来たくらいで急に奥さんのほうがよくなるなんて裏切りよ、ウッキィィーー!!」って漢字かな?
葵は当然、家来のやってることを黙認してる。
あの「車争い」の場面、あとで源氏に「私は止めようとしたんですが、若い者が…」とか報告してたじいや(?)のちゃんと止めようとしてる姿が描き込まれていて、初めて読んだとき、「描写が細かいなー」と妙に感心した。
前スレ読んでたら落葉の宮が酷い言われ方でビックリした。
しかも理由が夕霧と雲居の雁が好きだからというのにはちょっと……彼女なにも悪くないのに。
むしろ私は純粋だった雲井の雁が嫉妬深い我侭妻になって幻滅したけど。
一夫多妻のあの時代なら夕霧の身分で他に妻もっても当然なのにあそこまでやるなんて現代に生まれてたら旦那が「かわいいなぁ」と思っただけで相手の女の殺害依頼をするような女だなと。
第一、女としても妻としても母親としてもダメな人間のくせにずっと大事にされているんだから感謝こそすれ怒る筋合いはないだろ。
自分の魅力の無さ、努力の無さを棚に上げて夫だけを責めるなんて。
夕霧はその気になればモテモテなのに、よく我慢してたと思うよ。
>>54 車争いに関して葵の上は悪くないと思うけど六条さんが怒るのは仕方ないと思う。
源氏が葵の上に対して思いやりがないって言うのはどうかと思うけど。
葵の上は浮気しても文句言わないし、愛人をいびったわけでもないのに。
ところで葵の上は生前あてきっていう身寄りのない女の子を育ててたけど
葵の上の死後どうなったんだろ。源氏が引き取ってひそかに手出したとかだったらやだな。
>>57 落葉宮が夕霧に言い寄られたことで雲居雁ファンに悪く言われるのは確かに納得できないけど
雲井雁に対して言いすぎだろ。浮気を怒るのは仕方ないことだし、雲井雁が怒ってるのは
浮気そのものよりそれを自分に隠そうとしてんのがいやだって描写もあったし。
落葉宮は雲井雁の兄の柏木の未亡人だから世間体も悪い。所帯じみてたとはいえ
夕霧が浮気するまでは妻としてはちゃんとやってた方では。
普段くそ真面目男が暴走したらとんでもなくもめる・・・ということで。
紫の上の侍女?の犬君の着物の柄が「犬」だったり
近江の君の着物の柄が桃だったりおもしろい
>>58 所帯じみてたとはいえ夕霧が浮気するまでは妻としてはちゃんとやってた方では>>
そうかな?家の中は乱雑で、とても雅な貴族の姫さまとは思えなかった。
仮に夕霧の母・葵の上が生きていたらあんな家庭には絶対にならないと思う。
自分が片付けるわけじゃないんだから(やるのは女房達)雲井の雁はちゃんと奥様として子供の教育と、女房達の監督をする立場。
それなのに家の中がまるで下級公家の家みたいな有様なんて雲井の雁がだらしがないから、女房たちまでそうなったとしか思えないですけど。
タイトル忘れたけど某本での源氏の女性キャラの説明で「昼も夜も夫を満足させられない」という言葉はかなり笑った。
ちなみに六条は「妻にしたくない女代表」紫の上は「良妻賢母の影でストレスためている」と批評されていた。
さらに言えば浮気に怒るのは当たり前というのは現代の価値観。
この頃は、一人や二人くらいは仕方ないというのが当然。
それを夕霧はかなり長い間浮気しなかったんだから、雲井の雁は本当に珍しいくらい恵まれた環境だった。
紫の上と比較したら一目瞭然。
源氏みたいに本当にしょっちゅう浮気では怒るのは当然だけど、たった一度のことでいちいち実家に帰るというのは我侭すぎると思う。
夕霧が匂宮や薫より美男子というのはなんだか安心
雲居雁が子供に乳をやるシーンがあったが、あれはどうなの?
普通は乳母がいるよね?
雲居の雁がばーんと実家に帰ってしまうところはむしろ痛快だったけどな。
男が複数の妻を持つのは当たり前、女もそれに文句言わないのが当たり前で
紫の上とか朝顔のお母さんとか、みんな我慢してつらそうだったから。
あと女が浮気されると男より相手の女を恨む傾向があるけど
雲居の雁は落ち葉の宮を恨まず怒りを夕霧にぶつけるのが良かった。
その意味では彼女が現代の女性でも、浮気相手の女の殺害を考えるとは思えない。
落ち葉の宮も気の毒な人だと思う。
あさきで後年、夕霧といい感じだったのにはホッとした。
でも雲居の雁とはどうなったんだろうな。
>>65 雲居の雁とはどうなったんだろうな。>>
セックスレス夫婦じゃないかな?
雲居雁が出て行ったところで恵まれた家のお嬢様だから心配ないが
落葉の宮は頼るべき人もろくにいないからなあ…彼女が夕霧と上手くいってよかった。
帝だった父親は三宮にばっかり入れ込んでるし。
雲居雁の明るいキャラに夕霧は惚れたんだろうが毎日あれじゃあ
物静かで知的な遊びにも付き合ってくれそうな落葉の宮に惹かれたのも分かる気がした。
>>62 夕霧の場合は本気だったから雲居雁も激怒したわけで
浮気なんて数じゃなくて本気かどうかでしょ
そこで怒らなくていつ怒るのよ
自分の感情を出しちゃいけないという世間の価値観に苦しんだ紫の上とは
対極の存在として描かれてるキャラだと思うけどね
落葉の宮は母方の実家が頼りなくても一応朱雀院の姫宮で、院がバックにつけば
雲居雁は正妻の地位を失うかもしれないから、世間体を含めて落葉の宮に接近した
夕霧に対して激怒したのかな?と思っていた。
夕霧と藤典侍との間には何人もの子がいても、彼女は雲居雁より身分が低いから、
その頃は割と大らかな正妻でいられたのかもしれない。
>>68 だから、この時代は男が複数の妻を持つのは当然だったの。
藤原道長の息子が正妻が一人いて、父の道長が正妻をもう一人迎えるように薦めたとき息子が渋ったら「おまえは妻を一人しか持たないつもりなのか」と激怒した。
それはこの時代では妻が一人だけというのはむしろ不真面目な人間だと思われる価値観があったから。
もちろん女の感情がついていかないのもわかる
愛人ではなく落葉の宮は正妻になるわけだし身分を考えても第一夫人は彼女になるわけだから。
でもヤキモチやいたり、ちょっと愚痴いったりする程度ならわかるけど、あそこまでするのはやりすぎ。
2、3人妻がいて当然なのに、新しい妻を迎えたら即実家に帰るっていうのは。
自分が世間の女に比べてすごく幸せな立場にいるということをまったく理解してない。
>>70 それが当時当然なことだからこそ、あの時代の女性は苦しんでいたわけで、
雲居の雁はそういう女性の生の気持ちを代弁しているように見える。
まあ、それを痛快と見るか、我侭と見るかは人それぞれじゃないかな。
>>64 私もそれ気になった。どうなんだろ?
「源氏物語」自体は平安時代の作品だけど、「あさきゆめみし」はそれを原作にしてても20世紀末の作品だしね。
漫画の方はやっぱり現代の視点も加味して描いてたと思う。
源氏が雲井の雁のことを批判したとき、それに対して、紫の上に雲井の雁の側を理解・擁護させて「夫が新しい女性を持ったとき、妻が怒るのは当然ではないかしら」みたいなモノローグを言わせてたり。
「蜻蛉日記」の作者も、自分の感情を優先にして夫に恥をかかせたクチだから、
平安中期のあの時代でも、権力者を夫にした妻がひたすら我慢していたとは
限らないのでは?
ただ、本当に実行すれば、別の貴族に日記で色々書かれ、宮中の雀達が喜ぶだけだが。
紫上に「いいなー、戻れる実家がある人(雲居雁)は」という台詞を言わせる
には効果的なネタが、夕霧と落葉の宮の醜聞だったと思う。
幸せの基準は今も昔も、その人自身が決めることだと個人的に思います。
幸せな立場だったからこそ堪えたんだと思う。雲井雁の場合。ましてや夕霧は浮気を認めようとしなかったくせに
いきなり事を進めまくるし、嫌がる落葉宮を強引に口説いてるし(世間では知られてないけど)
何より落葉宮を口説くのはあまりにも世間体が悪いことで、現に頭中将も落葉宮を非難している。
自分ばかりか実家にも迷惑かけてるんじゃ怒って仕方ないと思う。その点源氏はあまり実家が大きくない
人と付き合うことが多かったし(上流好みな割に)、浮気とかしても上手くことを進めてるからね。
紫の上みたに普段は夫の女癖を大目に見てやってる女がやったら痛快だけど、「旦那は浮気しないから」とたかくくって公家の奥方としての役割をきちんとしない雲居の雁がやったから我侭に見えた。
例えば源氏に大事にされなかった葵上がやってもいい。
でも女としての気遣い、北の方として家を取り仕切ることも中途半端でだらしがない。
それでも世間の女と比べ幸せいっぱいだったんだよ雲井の雁は。
金持ちが宝くじ外れたら腹立てるのを見ているようで彼女の応援はできなかった。
なんで大宮のように皇女らしく品も赴きもある立派な女性に育てられて、あんな女になったのか。
あれなら一受領の妻に過ぎない浮舟の母のほうがずっと上。
>>73 蜻蛉日記の作者は夫が自分との結婚僅か一年目にしてスキャンダル起こしたので立腹したんですよ。
10年間もただ一人の妻として大事にされてきた雲井の雁とは全然立場が違う。
それに蜻蛉日記の作者は夫が愛人に生ませてそのままほかっておいた娘を引き取って育ててやったりと妻としての懐のでかさもみせている。
>>75 源氏に出てくる女性全てを平等に好きになれる読者はいないと思う。
だから、あなたの意見は一つの感想として、それでいいと思うよ。
あなたが雲居雁を嫌いなように、雲居雁に共感出来る読者もいるということで。
自分は雲居雁好きだな。
「旦那が浮気しても黙ってろ」「一人で家庭内を取り仕切れ」「他の女が産んだ子供の面倒を見ろ」
等々、自分勝手男にヒステリー起こされて黙ってるのは嫌だ
私も雲居雁好き。
息巻いてる人、気の毒w
雲居の雁に真剣に怒っている人はいったい何なんだw
雲居の雁のモデルって、和泉式部の恋人だった師の宮の北の方なのかな?
>64>71
原文では、明石の姫君に紫の上が乳を含ませてあやす場面が確かあったから(どの章かは忘れた)、
もしかしたら生母が授乳する場合もあったのかも。(基本は乳母で)
女房としての役割きちんとはたしてないのに嫉妬だけする女は見苦しい
単純に子供が多いから家の中も荒れるんじゃない?小さい子がワーワーキャーキャー
してたらみんなふりまわされるよ。子供8人だっけ。
雲井雁叩きいい加減うざい。悪いのは夕霧でいいだろ。
上流の貴婦人が、家の中とはいえいつも乳放り出してるようなのは引くわな。
あれじゃあ一般庶民だよう。
あれだけ子供いたら気苦労とかで大変かもしれんけど、そんな時こそ金の力が物を言う。
まあそれでも雲居雁は好きだけどね。
いついかなる時も胸張って言えるのは落葉の宮可哀相、ということ。
その後の人生で結構幸せそうで良かったけどね。
柏木が死んでくれて良かったかも、あのまま一生侮られて粗末に扱われてたかもと思うと不愉快だし。
柏木は死の間際には自分にしたこと反省して落葉宮のこと心配してたけどな。
でも夕霧は柏木の遺言を口実に言い寄ってたことを考えると柏木の気遣いは
成功だったのか失敗だったのか。
柏木にしろ夕霧にしろ、ないものねだりな男ですのう
一方は身分萌え、もう一方は静けさを求め…
スレのびているね〜
全部源氏が悪い。ただそれだけだ。
夕霧の件は関係ないような。
源氏が三宮降嫁を受けなくても柏木に三宮が降嫁したとは限らんし。
いや、遠からず原因だと思う。源氏の三宮への扱いの悪さや監督不行き届きが柏木を密通させた原因の内だし、
その柏木をいびり殺して落葉宮を未亡人にしてしまったのも源氏だし。どんだけ若者や頭中将と朱雀帝に
迷惑かけりゃ気が済むんだ。
もし、藤壺が桐壺帝に入内することなく、源氏と正式に夫婦になっていたら
源氏は藤壺一筋でまじめに暮らしたと思う?
自分はないと思うんだけど。
流れ豚義理すまそんですが、
藤典侍の髪型ってあれどうなってるんですか?
どーも典侍とか尚侍とか、なんだかよくわからん。
雲居の雁が「藤典侍は宮仕えで家庭を持つというわけにはいかないし」
みたいなセリフを言ってたけど、
じゃあ藤典侍の6,7人いる子供らは一体どうしてるの?
厨な質問ですいませんが、どなたか教えていただけないでしょうか。
源氏が三宮を引き受けたことが、全ての災いの元。
(いつだってこいつは災いの種だがw)
紫の寿命を縮めたのも、三宮と柏木が急接近したのも、結局は源氏のせい。
>95
おそらく乳母や召使が育てている。
惟光の家は一応貴族。中流だけど。
藤典侍の髪型ってどんなのだっけ?
>>98 すばやいお返事ありがdです。
夫や子供がいても宮仕えはできるんですね…
なるほど、それで玉鬘が髭黒と結婚したあとも、本人の宮仕えの意思を確認してたのか…
なんせあさき〜しか読んでないので知識も浅いもので。
藤典侍の髪型はなんとゆーか、つやベタ入れてくれたらどんなんなってるかわかるんですが
>>45より大団円な源氏物語
桐壺更衣「私の赤ちゃん・・。どこ・・・。」
物の怪を見つけ
桐壺更衣「返してください、私の赤ちゃん・・・。」
物の怪「ダメだ、この子が生まれてくることは望まれていない・・。」
桐壺更衣「じゃあ、いいです(あっさり)。」
物の怪「(桐壺更衣の態度に拍子抜けしつつも)そ、そうか・・・。
この赤子は成人した日には浮気三昧したり、幼女を誘拐したり、親しい人に迷惑かけまくる
ど外道になるのでな。」
桐壺更衣「そうなんですか。あー自分の命と引き換えにとか言わなくてよかった!」
「残念ながら・・・流産です・・・。」
桐壺帝「そ、そんな!!なんて可哀想な更衣・・・。」
その後、最愛の桐壺更衣の子が流産したショックに前にも増して更衣にべったりの桐壺帝。
政務は完全にほっぽかし。周囲の不満も高まっていき、また桐壺更衣も自制心のない帝に愛想をつかし始めた。
そうしている内にとうとう桐壺帝を見限った引徽殿女御が右大臣の力を使って桐壺帝を失脚させる。
桐壺帝「引徽殿ちゃん!あんまりだよ!!ぼくたち子まで成した仲じゃないか!」
引徽殿女御「前に私のこと愛しいとは思えないとおっしゃいましたよね。あんたなんかこっちから願い下げよ!!
息子は私が育てます!!」
桐壺更衣「(拍手をしながら)女御様、ありがとうございます!この人ったらいくら言っても私のこと離してくれなくて
すっごく迷惑してたところだったんです。あーせいせいした。」
桐壺更衣の発言に放心する桐壺帝
引徽殿女御「今まで迷惑かけて悪かったわ。」
桐壺更衣「いえ、こちらこそ。」
すっかり和解し、桐壺帝を残して仲良く話し合いながらその場を立ち去る桐壺更衣と引徽殿女御
桐壺帝「桐壺ーーー!!引徽殿ちゃーーーん!!」
その場に残された桐壺帝の叫びは二人には全く届かなかったのであった。
その後桐壺更衣は右大臣家の庇護を受け長生きして充実した人生を送ったとさ。
源氏物語(って言えるのか、これ)・完
長すぎでスマソ
わりばしにミカンさして頭に刺すだけだよあれ
五日で100越えか。
あと二ヶ月で新スレだね。
>>101 すべて源氏が悪いので元凶を抹殺物語かw
ワロタw
柏木→三宮、夕霧→落葉宮、雲井雁→夕霧、三者三様に気持ちは真剣だった。
しかし・・あいつだけは。
三宮に対する源氏の気持ちは真実の欠片もなく、隅々までとことん腐ってた。
あれであの男の本性がはっきり露見した。そして周囲にも自身にも悲劇を招く。
既出だとは思うが、
ガキの頃は夕霧にさんざんなついてたくせに、成人したら
「(薫の兄、)私の伯父ながら、どうもあの夕霧の右大臣は苦手だ。
あれで光源氏に生き写しとは信じられん」
なんてセリフを吐く匂の宮に禿萎え。
おまえこそほんとに明石の入道の血を引いてんのかよと(ry
桐壺帝の血筋は親の悪いとこばっか受け継ぐ傾向にあるからね。
桐壺帝の皇子で詳細がわかっるのって源氏以外では朱雀帝、蛍宮、八宮位だよね。
確か宇治十帖で蜻蛉兵部卿宮って人が名前だけ出てたはずだけど。
しかし桐壺帝は10人以上子供いるのに息子達は子供少ないな。
源氏→3人(養子足しても6人) 朱雀帝→5人?今上帝以外に息子いたっけ?
蛍宮→宮の御方以外いないらしい 八宮→3人(あまり女性と関係を持っていないということもあるけど)
私怨かなんかしらんが実家に帰った雲居雁をえらく叩いてた人がスレのばしてるなw
登場人物に好き嫌いがあるのは仕方ないことだけど、紫式部が源氏物語全編を
通して言いたかったことをこれっぽっちも理解してないと思う
終わった話を蒸し返すオバ厨
架空の人間に私怨って??
そんなこと考えるひとの脳内ってどうなんってんだろう??
>>109 そういうのは大概、叩いてる(架空の)人物に、自分が嫌いな実在人物の
イメージを重ねてることが多いんだよね。
…でなかったらほんまもんのデムパさんとか。
>>110 違う違う。そうじゃなくて。
架空の人間に私怨なんてあるわけないのに、そういうふうに考える人間がちょっと怖いってこと。
現実と架空の区別つかないのかなって。
つまり107のひとの脳内のことね
登場人物の好き嫌いなんて誰でもあるのにそれが私怨と結びつくと考えるなんてよっぽどこの漫画にいれこんでるんだなと。
私は光の君が嫌いとまではいかないけど時々腹立つけどあのひとを嫌っている人間が個人的恨みがあるなんて想像もしてないよ。
単に好みに合わないと思うだけだけど。ほかの人は違うの??
でもアイツはちょっと異常だったと思う
前々から変な男?が張り付いてるよね・・・
そういうのは今後スルーでいいんじゃない?
わざわざレスする奴も厨ってことで。
女だけど、源氏は嫌いw
源氏が物語の主役だってことは一切スルーしてる。
いつも主役の女性にちょっかい出してる鵜材脇役・・それが源氏w
宇治十帖のラストで源氏が浮舟を慰めるシーンがあるけど、あれ源氏より
紫の上にやらせた方がよかったんじゃないかって思った。
生前好き勝手にやってた上、浮舟の父の八宮を冷遇した(浮舟は八宮に認知されなかったけど)
源氏より側室子で父親と縁が薄いとか男に散々振り回され出家すらできなかった紫の上が
慰めた方が説得力があってよりきれいなラストになったと思う。後、入水しようとした浮舟を
助けたのもあさきでは源氏だったみたいだけど原作では源氏、薫、八宮の説があるらしいけど
八宮が一番いいと思う。絵的には地味だけど、後に浮舟が振り切ってしまう薫じゃあまり意味ない気がするし
源氏は論外。その点八宮は生前認知すらしなかった浮舟への罪償いになるし浮舟にとっても救いになると思う。
よーするに源氏は蚊帳の外だってことだね。奴は浮舟と大君に取り憑いた悪霊で十分だ。
でも、当時の女性は光源氏みたいな男にうっとりしてたはず。
ま・・現代では勘弁だけど。
>浮舟と大君に取り憑いた悪霊
これ、本当は誰だったんだろう。
常においしとこ持っていくのが源氏ですから。
でも
>>116がいうように、あんまり都合良いと説得力なくなるね。
源氏が薫の五十日のお祝いのとき薫の無垢な姿に感激してお前は愚かだった自分と柏木みたいになるなって
願ってたけど、薫が源氏の悪いところも柏木の悪いところもしっかり受け継いでる辺り
紫式部ナイス!って思った。
>浮舟と大君に取り憑いた悪霊
作中出てきた男性の霊は桐壺帝と柏木だけど二人とも出家してないし、柏木は元々悪霊じゃない。
出家した男性キャラは源氏、朱雀帝、明石の入道ってとこか。八宮は一応俗人のままだし
流石に娘には取り憑かないだろうから違うだろうね。明石の入道は悪霊になる程未練ないだろうから
源氏か朱雀帝か?朱雀帝の場合、生前の鬱憤ってとこだろうな。
薫は評判悪いけど
「人は木石ではありません。情けというものがございます」
って言って涙を流すところはじーんとする
無節操すぎないところは源氏や匂宮に比べていいと思うけどね。
ただ、夕霧なんかと同じで経験の無さで失敗するタイプだと思う。薫は。
>浮舟と大君に取り憑いた悪霊
源氏ではないな・・残念ながら。
あんだけ人生謳歌すれば、この世に未練も糞もないw
可哀相な朱雀帝の予感。大穴で八の宮。
全然関係ない人かもしれないけど、やっぱ源氏に縁のある人のような気がする。
>>122 確かに端から見れば源氏は十分人生謳歌し尽くしてるだろうけど、源氏本人がそう思ってたかどうかはまた別で。
ああいう人間はいくら謳歌してもそれで本当に満足しないから周りがあんなに迷惑してたんじゃないだろうか。
朱雀帝だったら迷惑だけど生前はほんと気の毒だからまだ同情できるけど
源氏だったら死んでまで迷惑かけんな、ぼけぇ!!の一言に尽きるな。
藤壺も紫も昇天して現世に未練があるとは思えないが・・可能性は只一つ。
御息所を先頭に源氏に足蹴にされてきた女達が
「死んでからもついてくな!あっちいけタコっ!!」と、門前払いを食らわせた。
紫の上も最後は源氏から離れたくて出家を望んでたしね。
>御息所を先頭に源氏に足蹴にされてきた女達が
「死んでからもついてくな!あっちいけタコっ!!」と、門前払いを食らわせた。
最高だな、それwww 夕顔なんかは生前はいい関係だったけど実は源氏のとばっちりのせいで死んでるしな。
てか、源氏は地獄堕ちだと思うけど。
源氏は確かに底無しの節操なしだけど、一方で並外れて律儀でもあった。
少なくとも女性に対し、いかなる時もジェントルであろうと努めた(源氏なりに)
その辺認めてあげていいかと。匂宮なんて飽きたらその場でポイ捨てだし。
源氏の最大の罪は、若紫を拉致って洗脳教育してレイ(ry・・したことかな。
うーん・・・充分鬼畜か。
末摘花を見捨てなかったのとかは評価できるけど(末摘花の一途さもあったにせよ)
紫上や藤壺に対しては律儀を越えて執念って感じだったからな。
六条さんの執念深さを恐れてたけど実は源氏の方がしつこい性格だと思う。
しかも三宮と柏木の一件で陰険な一面まで・・。三宮なんてどうしようもなくて彼女自身は
被害者の様なもんだし、朱雀帝に頼まれたとはいえ、若紫二号にする目的で降嫁させたことや
紫上の病気にかこつけて冷遇したのを反省するどころか、責める一方。
柏木は責められてもしょうがないけど三宮を降嫁が決まる前、柏木を推薦してたのはなんだったんだ!
って言いたくなってくる。自業自得とはいえ、源氏に殺されたくないよな。
晩年になっても鬼畜だな、源氏・・。
>>128 だからこそ最後の最後で今までずっと源氏に酷い目に合わされていた朱雀三宮親子が源氏をギャフンといわせるシーンがスッとしたんじゃないか。
あの時代でまだ若い三宮が出家を強行なんてどんなに表面取り繕っても女側から三行半つきつけられたってことだし。
これは相当世間体悪いんだろうと思う。
だからあの源氏が必死こいて出家を止めたんでしょう。
朱雀院も幼い頃から源氏のせいで辛い目に合っていたし(これは源氏ではなく平気で子供を差別した桐壺院のせいだけど)愛妾ねとられた源氏が自分の意思で流人になったのに自分を冷遇した実父にたたられたりと本当に悲惨な目にあった。
しかもずっと想っていた女性は、源氏が自分の不義の子に嫁がせるし。
読んでて源氏ってお兄さんに対して礼儀をつくそうと気がないように思えるくらいだった。
その二人が最後の最後で源氏に勝ってせいせいした。
源氏は欲深い。最も卑しくて醜い浅ましい。人間らしい人間。
あれで源氏が帝の愛息とかじゃなくて、受領の息子程度の身分だったらどんなもんだろう?
大和さんのそんなキャラの歴史物をオリジナルで読みたい気もするな。
>源氏ってお兄さんに対して礼儀をつくそうと気がないように思えるくらいだった。
同意。朱雀帝って世間的には不遇で母親が嫌ってる異母弟を大事にしてるいいお兄さんなのに
源氏はそれに感謝してる素振りが見られない程平気で裏切ってる。桐壺帝もひいきしまくりだし
馬鹿親子って感じでむかついた。その分三宮と朧月夜の出家は朱雀帝が源氏に復讐できたのと
朧月夜が朱雀帝のことを選んでくれたからすかっとした。この原理だと
紫の上も出家して源氏を振り切ってほしかった。
夕霧は源氏の息子にしちゃまともだったのに落ち葉の宮の件でやらかすし、
駄目男満載だな。
源氏のスキャンダル満載見ていたせいか夕霧の落葉の宮の件は世間的によくありそうな家庭内騒動くらいにしか思えなかったな。
個人的にいい奴だと思っていたのに裏切られた男は八宮だった。
今時珍しいくらい妻子想いのいいひとでしかも不幸背負いまくりなので同情してたら浮舟親子にあんな酷い仕打ちしてたなんて!!
絶対に許せないのが浮舟の母がわざわざ娘の近況を知らせる手紙をくれたっていうのに、そんな者はしらないと突っぱねたこと。
あんまりにも酷すぎる。あの母子がなにしたっていうんだ?
まるで親の仇みたいな酷い扱いだった。
>>134 間違えた。今時珍しい→あの時代では珍しいに訂正
自分も八宮はいい人だと思うけど浮舟と常陸殿への仕打ちだけはなぁ・・。それさえなければな。
そういう意味でも原作で入水しようとした浮舟を助けだしたのは八宮であってほしいなって思う。
源氏なんか今更見直す価値もないし。八宮はそこまで酷いことした設定にしてほしくなかったよなぁ。
亡き妻のことがあるから常陸殿と再婚しろとまでは言わないけど浮舟の認知と手紙の交流位は
したって設定にすればよかったのに。八宮自身気の毒な境遇なので身分が低いだのそんな理由で
女性を見捨てる様には見えなかったのになんか違和感。桐壺帝の血筋は女性絡みになると普段では考えられない位
ろくでもなくなるのは何故だろう・・・。
桐壺帝の血筋は女性絡みになると普段では考えられない位ろくでもなくなるのは何故だろう・・・。>>
あー、それはですね。全部源氏のせいですよ。
あいつの武勇伝を聞いて、兄貴があんなことしてるんだから弟の俺達がこのくらいのことしたって大した事ないよな、みたいな感じで感覚が麻痺していったんでしょう。
源氏の唯一の兄である朱雀帝は桐壺帝の息子にしちゃ女性絡みはまともというか
朧月夜といい、秋好といい源氏のせいで散々。ほんと朱雀帝可哀想。
八宮の場合は源氏の影響より桐壺帝の影響のが大きい気がする。
一人の女性に入れ込んで他の女性とその子供を冷遇した辺り。
確かに朱雀院はまとも。朧月夜なんてあれだけの裏切り行為をして恥かかせたんだから問答無用で官位奪って宮中追放くらいにしてもいいのに責めなかったし。
落葉の宮の母が死んだときもすぐに慰問の文くれたりと他の女性も大切にしてたみたい。
馬鹿父桐壺院は源氏を天皇にしたかったとほざいていたけど人格だけ考えたら絶対に朱雀院のほうが天皇に相応しいよ。
でも朱雀帝と源氏の立場が逆だった方がいいんじゃないかってふと思ったことがある。
源氏が帝だったら自由に出歩けなくて害が減りそうだし、朱雀帝が臣下だったら
女の人に迷惑掛けることが少なさそうだからいいかも。源氏物語の男性キャラで
夫や恋人にするなら朱雀帝はかなりいいかも。常に誠実だし、ここぞって時の
包容力もある。頭中将は人柄はまともだけど女性関係ではちょっと行いが悪い。
桐壺帝や八宮みたいに一人の女性に入れ込むのは現代ならいいけど
平安当時では最悪だろうし、引徽殿さんや常陸殿への扱いを見てると信用できない。
夕霧や薫は普段はいいけど時々何するかわからないところがある。
源氏や匂宮は・・・論外。悪いとこしかないわけではないけど・・。
そこで左大臣マンセーですよ。
左大臣てホントに大宮一筋だったのかな?
まあ、身分的には妻の方が上だったから他の登場人物みたいにおおっぴらな女性関係持つには遠慮はあっただろうけど。
>142
原作には他に側室と子供が数人いたらしい
左大臣は源氏物語の男性の登場人物とは思えない位まともでいい人だけど・・・
娘を源氏にやるのはやめとけって言いたかった。絶対朱雀帝の方がよかったって。
その朱雀帝も娘を源氏にやって大失敗したし、源氏を婿にしちゃいけないね。
兵部卿宮は紫の上を探さなかったとか言われてるけど源氏がさらってたんだから
仕方ないと思う。北の方が意地悪なだけで兵部卿宮自身は別に悪い人じゃないのに
何かと目の敵にされてなんか可哀想。
>>131 源氏は、帝の後光があってこその“光”源氏。
あの時代は身分が全て。一番大切なのは君だよ〜とチャらい言葉を吐きつつ
紫の上と正式に結婚しなかったのも、そーいうこと。
完璧な貴婦人にするみたいなこと言っといて、
あの時代の貴婦人に一番必要なものは与えようとしないんだよな…。
公式に認められる立場とか実家からの認知とか。
自分だけのものにしておくための術策の一つかと思うと腹立たしい。
なる程、自分だけのものにしておくためか。
でも一番の本音は、実家に見捨てられた紫を正妻にしたところで
源氏には何のメリットもないから。だから、三宮にぐらっときたんだよね。
朱雀院という強力バックボーン付き、その上藤壺に似てたらウハウハってなもんで。
紫の上よりもパワーUpした、更に完璧な藤壺のコピーが手に入るぞと。
が、もんのすごい期待は裏切られ、その分、三宮に冷酷だったんじゃないかと。
今まで黙って源氏に付いてきた紫が、あぁもう駄目と思ったのは、
自分の存在の儚さを思い知ったから(・・可哀相)。
もし三宮が藤壺にそっくりだったら、紫はお払い箱だった。
思えば紫の上の一番かわいそうだと思ったのは個人的には父親との縁を切られた事。
光源氏は自分が須磨に流された折に紫の上をかばってもくれなかったと責めていたけど、もとをただせば母方の身内を失った紫の上を引き取るつもりでいた式部卿宮から彼女を誘拐して親子の関係を絶ったのはあんたでしょといいたい。
あの時、さらったりしなければ確かに継母との関係考えたら可哀想だけど、仮にも宮家なんだから同じ屋根の下ではなく多分違う対(多分、北の方は寝殿か北の対にいるはずだから、
紫の上は西の対か東の対とか)か近くの別邸に住むことになるだろうから、現代の継母継子とは違うし、少なくてもかえるべき実家がなく肩身の狭い思いして源氏一人にすがるという目には合ってなかったと思う。
大きくなるまで父宮のそばにいれば結婚から結婚後の世話にいたるまで当然父親がするし。
紫の上の乳母が言っていたとおり肩身が狭い思いして、しかも実家がないということで源氏に全く逆らえず、究極の都合のいい女にされてしまったような気がする。
三宮が藤壺に似てたとしても紫上を捨てはしなかったと思う。むしろ死んだときの年齢に近い熟女の藤壺と
出会ったときの年齢に近い少女の藤壺がいてウハウハ状態になったのでは。親子どんぶりならぬ藤壺どんぶり。
正直藤壺は不義の子を平気で立てて朱雀帝蹴落としたり、八宮みたいな不憫な人を作ってる辺りあまり好きじゃない。
まあ、源氏とはお似合いだろうけど自分勝手な不倫カップルの為に紫上と三宮を始め多くの人が人生狂わされたと
思うとほんとむかつくな。
>>148 源氏は知らんだろうがあさきでは兵部卿宮は最初は手紙を送ろうとしてたし、裳着の式にも出てくれたんだから
完全に浮舟と縁切ろうとしてた八宮と違って紫の上と完全に縁を切るつもりはなかっただろうに源氏に台無しにされた感じ。
そもそも須磨流しの一件は自分が原因(しかも女絡みで)なくせに。兵部卿宮にだって立場や事情ってもんがあるだろうに
それを理解しようとせず、権力取り戻してからは目の敵。おかげで余計紫と兵部卿宮の距離が遠さかってしまったようなもん。
源氏が須磨にいる最中に兵部卿宮が紫を自分の家に連れ込んだりしたとしてもばちは当たらないだろうな。
兵部卿宮も気の毒な人だよな。自分勝手な妹や娘婿のせいで政権を手にできなかったり、娘を奪われたりしてるから。
おまけに妻はやたら意地悪だし、娘は病んで新しい妻(しかもそれが源氏の養女)作られて離縁されるは・・。
誘拐犯光源氏容疑者(18)逮捕
源氏「今日からここがあなたの家ですよ。」
兵部卿宮「見つけた!!娘を返せ!!」
源氏「(げっ!!!)な、何のことですかな・・・・。私はあなたの代わりのこの子を・・・。」
兵部卿宮「私はそんな事を頼んだ覚えありませんぞ!!これは誘拐だ!!!訴えてやる!!」
源氏「この子が自分からついてきたんですよ。」
兵部卿宮「あくまで罪を認めないとは・・・。検非違使!!!この男を捕まえるんです!!!」
茂みから数人の検非違使が現れる。
源氏「げっ!!!!」
必死で逃げようとする源氏だったが多勢に無勢。あっけなく取り押さえられる。
源氏「そんなーーー。」
兵部卿宮「さっ、帰ろうか。」
若紫「うん。」
源氏「紫ーーーーー!!!」
その後須磨に島流しにされた源氏
明石尼君「あなた、最近須磨に島流しになった貴公子がいるそうよ。もしかしたら占いの・・・。」
明石入道「違う違う、その男は誘拐罪で島流しになったというではないか。そんな男から帝や中宮が生まれるはずなかろう。」
明石尼君「それもそうね。誘拐犯に娘は渡せないわ。」
明石でのそんな会話も知らず源氏は見目のいい田舎娘にちょっかいを出しながら一生を終えましたとさ。
一方紫上は時々義母にいびられはしたもののその美しさから入内し、帝の子まで産んで幸せになりましたとさ。
源氏物語・完
雲居雁が羨ましいって、あれは魂の溜息だよね。
常に天女か菩薩でいることを望まれ、自分の中の人間らしさを押し殺して
生きてきちゃったから。・・・言うなれば飼い殺し。
六条のように恋して恋して自分も焼き尽くすような生々しくも確かな自我を
紫の上が持つことは一生許されなかった。
愛しい人が必死に頼んでるのに(出家)、源氏のアホは最後まで聞き入れず。
しおしお後悔の涙流そうと、結局、寂しい自分が一番可愛いだけちゃいますか?
・・と小一時間。
源氏物語って、死んでも死にきれない人が多いね。
死んだと思っても、言いたい事があればすぐ戻ってくるしw
お前ら秋なのに暑いな!
道を通せば角が立つ 倫を外せば深みに嵌る
邪心野心は闇に散り 残るは巷の怪しい噂
御行奉為>光源氏
兵部卿宮「さっ、帰ろうか。」
若紫「うん。」
源氏「紫ーーーーー!!!」
いとおかしw
源氏物語最狂の不倫バカップル救済(?)編
懐妊の時期から宿下がり時の子供、つまり桐壺帝の子供じゃないことがバレ、追及される藤壺
桐壺帝「このあばずれがぁ!!どこの馬の骨の男とやったんだ!!」
藤壺「申し訳ありません・・。殿・・・。」
桐壺帝「いいから相手を言え!!!」
王命婦「実は・・・私が源氏の君を通してしまったのです!!」
桐壺帝「Σ( ̄ロ ̄lll) げ、源氏を呼んでこい!!!」
源氏「パパー何?もしかして臣下から皇族に戻してくれるとか!!」
桐壺帝「源氏ぃ!!!お前藤壺とセッ○スしたのか!!?」
源氏「(Σ(ノ°▽°) ば、ばれちった!!!)そ、そんな滅相もございません・・・。
藤壺様は父上の最愛のお后ではありませんか。臣下の私が通じるなんてとてもとても・・。」
桐壺帝「口調変わりすぎだぞ!!!話は王命婦から聞いた!!!証拠は揃ってる!!おとなしく吐け!!ほら、カツ丼だ!!」
源氏「(カツ丼食べながら)ううっ・・・。申し訳ありませんでした・・・。宿下がりの折に・・・・・。」
桐壺帝「やはり、藤壺の子はお前の・・・。」
源氏「はい、まちがいありません(モグモグ)。」
藤壺「殿・・・。どうかお慈悲を!!」
桐壺帝「黙れ!!今わしは最高潮に怒ってる!!!絶対に許さん!!二人まとめて・・・
須磨に島流しだ!!!」
源氏「そ、そんなぁ!!!」
桐壺帝「うわっ!!きたね!!!ごはんつぶ飛ばすな!!」
明石尼君「あなた、最近須磨に島流しになった貴公子がいるそうよ。もしかしたら占いの・・・。」
明石入道「違う違う、その男は父親の后に手を付けてその后共々島流しになったというではないか。
そんな男から帝や中宮が生まれるはずなかろう。」
明石尼君「そうね、私失楽園は好きじゃないわ。」
明石でのそんな会話を知らず須磨で漁師になった源氏は藤壺と生まれた子供と平凡な家庭を築きましたとさ。
源氏物語・完
>>157 >桐壺帝「うわっ!!きたね!!!ごはんつぶ飛ばすな!!」
描写が細かくてウケタw
ちゅうことは、明石の上は一生まちぼうけですかいwカワイソス
藤壺は夫に申し訳ないと言っていたくせに不義の子を夫の子として帝位につけた。
本当に申し訳ないと思っているのなら、とてもそんなことできないと思うのが私の価値観だけど。
桐壺帝の妻達の中で理想の女性として描かれている藤壺とは対照的に悪女代表みたいな感じにされている大后だけど私はそんな悪い人じゃないと思う。
確かに底意地悪いところもあったけど仮にも東宮の母で(藤壺が嫁ぐ前は)正妻である彼女を面と向かって悪びれもせずに「愛する事ができなくなった」なんていったら、どんな温厚な女でも修羅になるよ。
しかも彼女からしたら格下の愛人の為にそんなこと言われたわけだし。
その上、自分の息子である東宮を更衣腹の源氏より低く扱かうなんて。
女って自分自身より我が子を冷遇されることが一番堪えるから、あんな仕打ちされたら絶対に切れて当然。
桐壺の更衣に心変わりしたのは仕方ないとしても、彼女やその子供を散々冷遇したことは棚に上げて、源氏を追放したからと死後まで祟る夫なんて本当に気の毒。
朧月夜と源氏の一件にしても、大后の言っていることは正しいんだよね。
源氏は朧月夜との結婚を断ったんだから、その時きっぱり別れればいいのにずるずる続けて。
しかも朧月夜は、あんなふしだらやって女御になれなくなった自分を引き立ててくれた姉を裏切って、姉と同居している屋敷で源氏と密通してたんだから。
最後は息子と孫娘が源氏に仕返ししてくれたとはいえ、彼女自身にもちゃんと復讐させてやりたかったというのが私の正直な気持ち。
>>161 そんなあなたに
>>101を見ることをお進めします。
自分も引徽殿大后は悪い人じゃないと思う。むしろ源氏、藤壺、桐壺帝の方がよっぽど自分勝手で
いやな奴らだと思う。桐壺更衣は優しいいい人だと思うけど。どんなにいじめられても
引徽殿さんを悪く思わなかったところとか。
言われると、源氏はしっかり父親の血を引き継いでるんだね。
桐壺更衣の血はどこいったんだろうw
薫も三宮の血はどこいったんだろう。むしろ源氏と柏木の子なのではといいたくなってくるw
三宮は源氏の姪だし、薫が直接三宮に似ずに源氏に似たとしても何の不思議もない
この話の中で何の非もないのは桐壺更衣と紫の上くらいのもんだな。
二人とも自立しようにも男に押さえつけられてたし。
桐壺帝の押し付けがましい愛、桐壺更衣はほんっとーに迷惑だったろうなあ。
明石の上、朝顔の姫、空蝉、末摘花、花散里、玉鬘、落葉宮、秋好中宮も落ち度のない人間だとおもうけど
物語の中心に絡んでくる人物では、じゃない?
桐壺更衣なんて源氏をこの世に産んだ源氏物語の始まりだし。
桐壺さんが生きてたらどうだったんでしょうね。
年食って程よいふてぶてしさと贅肉を身に付けた綺麗なオバサン化>桐壺
源氏の女好きはどーしようもないとしても、マザコンになることはなかったかも。
桐壺更衣の場合、「早死にしたからこそ、桐壺や源氏から愛され
続けた」という部分はあったろうね。
長生きしていたら、桐壺が他の若い女性に心を移すのを目の
当たりにしただろうし、源氏からもウザがられたかも。
しかし、第二の明石の入道狙ってた惟光はほんとにその道進んでるようで
幸せだろうな…w
でもあの臭宮が帝になった世を思うと恐ろしい。
原作の源氏物語の女主人公って、明石の方って見方もあるんだそうですね。
女性の出世もの語りとして考えるとそうかも。
源氏を頼るように見せつつ、実は頼りにしなかったのが勝因でしょうか。
>>170 「ラブ・パック」では物の怪と化して源氏に取り付いてたしね。
>>171 ふと思ったけど源氏物語の登場人物に国動かされたくないよなぁって思った。
>>167 三宮や夕顔も入れてあげて。葵上や六条さんも本人は悪くない(つーか源氏が悪い)けど
落ち度はあるか・・。後、宇治三姉妹も。
>>174 だから高麗の国の易者は源氏が位につくと国が滅びると忠告したんですよ。
宇治十帖編が嫌いだ。暗い主人公ばっかり。
先生も、あさきは源氏の部分だけで終了させるって、
前に何かのインタビューで言ってた記憶がある。
勢いで、続けちゃったのかなぁ。
源氏編は物語。(とんでも設定もあるけど)
宇治編は小説って感じ。(小さく纏まってるって印象)
宇治編は妙にあっさりしてるよね
ここの住人のかたがたとオフがしとうございます。
>>176 源氏より酷そうな臭の宮が帝位に就こうとしている件について。
やっぱあの世界崩壊するのかな・・・。
>>177 「宇治十帖」は要望があったからだろうね。読者や編集の人から。
あんまり乗り気じゃないのは雰囲気で伝わってくる。
夕霧の役職が右大臣になってたり左大臣になってたりするし。
元々の話もツマンネ。
数少ないつまらん登場人物、狭い舞台で同じ女を取り合い
ウダウダ同じ所を廻ってるコップの中の嵐って感じ。
唯一成長したのが浮舟ってだけで。彼女だけが唯一「物語」らしい。
でもこの程度の「物語」なら正編にいくらでも転がってるよな。
自分もあまり宇治十帖は好きじゃない。
だから実はあさきも宇治篇は買ってないという・・
でも、何故か評論家の先生方には人気があるらしい。
心理描写がほとんど近代小説に匹敵するそうだ。(大学の時の教授談)
184 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/12(水) 16:55:08 ID:5hFKgKvB
着物がとにかく綺麗に描かれていたのがいいわ〜。
質感も、柄も。その時々の心情で着物の柄があったり。
あと、カラーがキレイだわ〜。絵巻だわ〜。
CGで描かれなくて良かったわ。CGだと何か味気ないんだもんなあ・・・
>>163 >桐壺更衣の血はどこいったんだろうw
決まってますがな。光るお顔です。
浮舟って要するに尻軽女だよな
いーや、真の尻軽女は朧月夜をおいて他にいない。
現代に生まれていたら凄いプレイガールだ
現代だったらジュリ扇(古い)落として「わたしを探してごらんなさい」
とか言う感じかな。
忘れてた!夕顔も尻軽女だ
夕顔と朧月夜を一緒くたにしちゃあ夕顔に悪いような
夕顔は尻軽なんじゃなく生活かかってたから必死なだけだろ。
朧月夜は実家が金持ち&権力持ちで、
それに加えて旦那が甘々なのによっかかってたからな。
夕顔は無責任な旦那に放り出されて手段も男も選んじゃいられないし
その上どこの誰とも知らん嫉妬女に殺されてさ。
あの世でちゃんと夕顔に謝っとけよ>六条
そういえば、昔、国文学関係の雑誌で、「夕顔は高級娼婦だ」って内容の論文を読んだことあるなぁ。
そう思って「あさきゆめみし」を読むと、なんとなく、彼女が椿姫とかぶるキャラに見えてくる。
>あの世でちゃんと夕顔に謝っとけよ>六条
ワロタw
あの世からでもいいから、二人で手を携えて源氏に復讐して欲しいよ。
全てはあの男が元凶なんだから。
夕顔は生前は源氏に何されたってわけでもない、普通に好きあってただろうにとばっちりの死ですべてが台無しだな。
夕顔は可哀想だけど彼女にまで恨まれる理由ができた源氏ざまあみろ。
後、引徽殿さんもあの世で桐壺更衣と手組んで桐壺帝に復讐してほしい。
いやあ、さすがに引徽殿は桐壺更衣のこといびり抜いてたから、あの二人が組むことはないのでわ
あの世では紫の上は子供に返り、
二条院で見た幻通り犬君と仲良く遊んでて欲しい。
源氏は他の女君達に問い詰められ続けてて、紫安泰。
>>172 明石の方は源氏の身分が第一って部分もあるような。
宮中入り果たしたらもういいかって感じだし。
あの超低姿勢も強烈なコンプの裏返しであり、紫上の天然のそれとは違う。
一番逞しくて野心家な人だったよね。実は。
逆に、強そうで脆かった人が御息所。彼女は物の怪になってしまったけど、
源氏をただ一人の男として愛したのは、御息所だけのような気がする。
>>181 作画的にも何だかバサバサしてるよね?>宇治十帖
でも、原作の宇治十帖は結構好き。
登場人物は少ないけど、心理描写多くてね。
>>187 だから「似た者同士」とか言っちゃったのか?源氏わ
>作画的にも何だかバサバサ
臭宮の髪がそのほとんどを担ってる気がw
>>198 明石の上自身は野心家じゃないでしょう。野心家はパパのほう。
明石の上は自身は栄光を一切捨てて日陰に徹して紫の上をたてていた。
ちょっとでも野心なんか持ったらあんな風に中宮の母ということをおごらずにあくまでも女房として徹することなんて出来ないよ。
彼女に望みがあるとしたら、例え母としてではなく女房としてでもいいから娘のそばにいたかったってことだけ。
娘と暮らせて本当によかった。
なんだか源氏物語の女流現代語訳家は、母として生きた後半生をダメ呼ばわりする奴多いけど(女としての人生を捨てたとか)たった三歳の娘を泣く泣く手放してやっと再会できたのだから娘一筋になって当たり前。
明石の上は子供にエネルギーがいったからよかったよ。
そのてん紫の上はちい姫中宮に出してさあこれから源氏と
二人っきりで落ち着いた夫婦生活・・・・・・と思った矢先に
てひどい裏切りされたんだからね。
源氏も悪いと思いつつ身分の高さと藤壷の血筋に目がくらんじゃって
しかも源氏が思った以上に紫の上が絶望していたと気づかないんだから
処置なしだ。
>>201 いや、母親として生きたことを非難してるわけじゃないよ。
只、彼女が本当にささやかな幸せを望んでいたら、
父親のいいなりにはならなかったし、源氏を受け入れなかっただろうと。
野心と言っても、宮中のこれみよがしな意地の張り合いとは違う。
明石の方には庶民ならではの賢さと負けるもんか根性を感じる。
庶民の世界と宮中の世界を見極めた上で、双方バランス良く
且つ一番いい道を選んだのだと思う。
>>197 藤壺「私に似てるって理由で兄上の娘君を誘拐したってほんとなの!?」
葵上「私が死んですぐ再婚したなんて・・・(怒)。」
六条「ようやく直接あんたを痛めつけてやることができるわ。」
夕顔「あなたの不始末が原因で私が死んだのってほんとですか?」
番外 源尚侍「源氏の君ー(ハート)。」
源氏「ひー!助けて、紫の上ー!!」
若紫「(聞く耳もたず)あっ!雀の子!今度は逃がしちゃだめだよ、犬君。」
犬君「気をつけまーす!」
源氏「むらさきぃぃぃぃぃ!!!」
こんな感じ?
そんな感じ。
紫の上には雛遊びや、お絵かき、
外では闊達に木登りなんかも存分にやってほしいね。
>>205 そういう面があるから、紫の上があの匂宮を可愛がったのかな?
って思っちゃうんだよなーーー
まあ、とんでもないクソガキへと成長してしまったけどな・・・>匂宮
ラノベの宇宙皇子で極楽浄土に生まれ変わった大津皇子&佐保姫を思い出した
そういえば犬君ってどうなったの?
紫の上の女童だったなら、大きくなったら自動的に紫の上付の侍女になるのが普通だろうけどいつの間にか影も形も見なくなった。
少納言もいつの間にかいなくなっていたけど死んだのかな?(あの時代は寿命短いし)
少なくても三宮降嫁時に生きていたら一番悔しがったのは彼女だろうけどいないってことはやっぱり死んだのかな?
>>209 犬君は大人になってもしばらく出てきてたよね?紫の上の侍女として。
いつも犬マークの着物なのがおもしろかった。
犬君、釣り目だったね。
7巻では犬模様はなかったけど釣り目の侍女が紫の上に詰め寄っていたので
彼女なんだろうなあ。
8巻で紫の上が蘇生した時にうれし泣きで報告していた白髪の侍女が
少納言のその後だと思ってるんだけど。
同じマザコンでロリコンでもブラックジャックは妙にかっこいいのに
なんで源氏はど外道なんだろ?
ブラックジャックは私利私欲がないからかな。
ブラックジャック→ストイック
源氏→腐れ外道
ちらっと立ち読みしただけだけどブラックジャックって自分と母を捨てたくせに恋人の顔を
「世界一美しい顔にしろ」って依頼してきた父親の復讐の為に自分にとって一番美しいのは
母だという理由で母親の顔に整形したんだよね。マザコンだけどかっこいい話だなって思った。
後、ピノコの出生話もいいね。なんで幼女姿にしたのかが気になるけど(笑)
ピノコの実年齢(18歳)でも年齢差的には十分ロリコンだよな。
それに比べて源氏は自分の母親に似ていると言う理由で父に嫁いできた女性(この時点で
息子も息子なら父親も父親だ)に恋して不倫の末、子供まで作った上
不倫相手共々その子を帝として立てる自分勝手っぷり。そのくせその女に似た少女を誘拐して
手つけて最愛の妻な様でその実都合のいい人形妻にしたてて散々裏切った挙句
源氏から逃れる為の最期の願いすら叶えなかった。更にまたもや義理の母の血を引く皇女を
降嫁したら全然似てない幼い性格で冷遇。そうしてたらかわいがってた親友の息子に密通されて
自分のこと棚に上げて二人をいびる。結果親友の息子は心労で衰弱死、皇女には見限られ
出家と言う当時では最悪の方法で復讐される。同類にするのはブラックジャックに申し訳ない位
源氏って外道。スレ違いだけどブラックジャックってなんで父親に捨てられたの?
>ブラックジャックってなんで父親に捨てられたの?
不発弾の爆発に巻き込まれて、母親ともども死んでもおかしくない大怪我。
その時点でBJ父は妻子を捨てて愛人とマカオ(だっけ?)へ。
BJはからくも生き延び、母親は亡くなったのです。
ブラック・ジャックと、あのスケコマシを比較すること自体申し訳ないよ。
せめて石田純一にしてね。
源氏「継母をモノに出来ないので、その身代わりにする為に、よく似た姪っ子を誘拐したんですよ」
会場の客「えぇーー!!?」
石田「俺だってしないよ、そんなこと」
神介「あのなぁ、このひと(純一)日本の最低ラインやで」
ピノコが幼女姿なのは、もともと姉の体に内蔵されていた本人の体のサイズが
小さかったからだと思うけど…。
>>217 継母もしっかりモノにしてるけどな。
もしブラックジャックが源氏並だったらピノコはとっくの間にお手付きだろうな。
色んな年齢の身体や母の顔にして愉しむとか。母親の顔に整形した父親の恋人にも
手出しそうだ。
いつのまに・・・・・ブラックジャックスレにw
ブラックジャックの実況だったと思うけど、この声優さんに
あさきの光源氏やって欲しいとか叫んでいたのはここのスレ住民かw
>>211 >7巻では犬模様はなかったけど釣り目の侍女が紫の上に詰め寄っていたので
たしかに模様ではなかったけど、思い切り「犬」と…w
確かにブラックジャックはストイックだよなあ。
如月さん(だったっけ?)のことをずっと純愛してるようだったし、
それでいて手術後は、彼女の心を尊重して別れてしまった。
源氏だったら、本人の気持ちなんて無視して強引に迫りそうだ。
>>221 ブラックジャックの声優さんというと、今やってるのは大塚明夫氏か。
バトーでムーミンパパな源氏………渋すぎないか。
大塚氏てマッチョな外人で大阪十三にいたハリウッドスターの
イメージだから(名前忘れた)・・・・源氏ははずれすぎだなw
てか、ムーミンパパしてたっけ?
明夫は番組問わず実況で人気者だからなw
あんな外道と常に比較され下に見られてた頭の中将が哀れでならなかった。
頭中将の方が総合的に源氏よりいいと思うが。身分や美貌はひけをとらないんだし
源氏に欠けまっくてる人柄がいいからな。政治力は源氏のが上だろうけど
不義の子を帝にして準太上天皇の座を手に入れた辺り最悪。
頭中将は恋人or夫や父親としてはいまいちっぽいが兄か友達にしたいよな。
そうそう>兄か友達
それだけでも源氏より格上だよな。源氏なんか恋人はおろか知り合いにすらしたくないw
朱雀帝は恋人か兄にしたい。源氏の兄にはもったいないよ、朱雀帝。
源氏は色恋抜きのパトロンかスポンサーにはいいかも。
>230
意外と恋愛関係がなくなった女性に対しては親切だよね。
愛情は向けないけれども、衣食住を保証しているし。
実は私は右大臣が好き。
朧月夜の情事が露見した時の狼狽えっぷりが、今でもその辺にいそうな
愛娘に弱い父親という感じがする。
私も好きだよー>右大臣
源氏との一件を知って縁談を考えたり、いいお父さんだ。
それを裏切った源氏と朧月夜が悪い。
見つかってもシレッとしてる辺り、何様だと思ったよ。
>>227-229 頭中将は友達には最高だと思う。
失脚した源氏を明石までわざわざ訪ねて来るかと思えば、
葵のことで源氏に嫌味を言ったりはしないし。
源氏って、こういうオトナな頭中将に実は甘え切っているのに、
自分では気付いてないところがアホだなー
それどころか、内心では小馬鹿にしたり批判したりしてるし。
朱雀帝が恋人はチトきつくない?
源氏へのコンプレックスが強そうだから、すぐ傍で見ていると
苛々させられそうな気がする。兄にして、妹ポジションから
ハッパをかけるとか。
>>230 でも玉鬘への接し方を見ていると、始終色恋をしかけて
きそうな、ウザったいパトロンになりそうだ。短い期間だけ
恋人になって、サッサと諦めてもらうのが一番かな。
ってことは、空蝉が最強?w
>>231-232 右大臣はポジション的には悪役なんだろうけど、なんか
憎めないキャラだよね。朧月夜と源氏の一件で弱気になり、
娘の弘徽殿にドヤされてるしさ。
そういや頭中将には友達沢山いたのに源氏にはゼロだったなw
>>223 朱雀帝のポイントはここぞってときの包容力。朧月夜を許したり、三宮の出家をすぐ決断したりとか。
桐壺帝や源氏やここぞってとき最悪なのに誰に似たんだろ。
源氏と深いとこまで関係もった女性で最強は花散里では。
237 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/16(日) 03:42:36 ID:Uxr71Uqo
>>217 会話がリアルでワラタwww
「行列のできる法律相談所」だな。源氏は相談者より加害者側だろうけど。
>>232 >見つかってもシレッとしてる辺り、何様だと思ったよ。
ほんとほんと!あげく
「恋のあわれをふみにじっておそれぬ…右大臣こそ自分のいやしさを恥じるがいい…!」
なんてセリフ。
えーかげんにせぇよワレ卑しいのはどー見てもおのれじゃヴォケ
>>238 そうそうそれ!!はっきりいって意味不明だったよ。
帝の寵愛受けているはずの娘が男と逢引していたのに、右大臣のあの行動はいたって当然でしょう。
寝間にふみいった右大臣がまるで全面的に悪いように非難している源氏と頭の中将の思考能力には常識ということばは当てはまらないようですよね。
つまり娘がろくでもない男つくっても見てみぬ振りするのがいい父親ってこと?
おまえは明石の中宮が同じことをしたら絶対に相手の男いびり殺すだろう、といいたい。
てめえが恋し放題なのはそれを支える貴族社会のおかげだろうが、ちったあ秩序を守れやアホが…て感じだね。
しかも相手は単なる権力者でなく朧月夜の父親、娘の恥晒しな行為に意見するのは当然の権利。
自分のパパンが甘かったからって他人もそうじゃないんだよ。
卑しさを恥じるって…おにいちゃんの好きな人、しかも公的に認められてるのを
密かに寝取るのは卑しくないんですかぁ?と。
頭中将は努力(野心)家で、娘を中宮にするために色々やっていたけど、
源氏はシレッとして
「私と張り合うところは昔と変わらない」
なんて余裕かましているところが嫌。
>>238-240 なんかヒートアップしてるな。まあ、茶でも飲んでおちけつ。 つ旦
源氏の自己中には異論はないが、恋愛マンセーの物語の中では
ああいう展開にならないと変なのでは?
私は右大臣が部屋を覗き見たのに、ゲッと思ったクチ。娘の性的な
部分に踏み込む親というのには、どうにも抵抗があったので。
それなら別の場所でヤレ、と言われれば、それまでなんだけど。
>>242 当時の深窓の令嬢(文字通り深窓だ)には、
行けるような「別の場所」なんぞないでしょうなあ…。
普段からマメに朧月夜の部屋に行くような父親(右大臣)なら、
入内後に娘が宿下がりしている間、源氏が近づけないよう、
監視をしっかりするような気もするが、如何せん、平安朝ですからね。
でもって、「私は何をしても許されるんですよ」なんて言いながら
監視する人達を遠ざけそうなドアホには、どんな策も効果がなさそう。
朧月夜は帝から寵愛を受けていて、帝が許してくれたから良かった
ようなものの、源氏のようなタイプの帝なら即刻宮中から退出か、
内侍の称号をはく奪されても仕方ないのに。
権力争いを主軸にして読むと、朧月夜の恋愛ボケには突っ込みを入れたい。
でも、それを小馬鹿にしながらも、誘う源氏はもっと嫌(特に帝の出家後)。
当時の感覚はわからないけど、確かに父親に逢引を見られるって恥ずかしいよなぁ。
でも右大臣の行動は間違ってるとは思わないけど。独身だったり政略的に意味がないのなら
まだしも時の帝の寵妃が男と逢引なんて問い詰めて当然だろ。ましてや右大臣は朧月夜を
疑って訪ねてきたわけじゃなく、嵐が酷くて心配してたのを見にきたら男帯を発見って状況、
いわば偶然。しかも右大臣は朧月夜を気遣って秘密にしようとしてたんだからそれをいやらしいだの
自分が悪いくせに勝手だよな。源氏の味方で事情を知らない頭中将が言うのはまだいいとして
当事者のくせに開き直ってる源氏は異常。全面的に反省とまではいかなくても少しは
自分の非を認めろよ。朧月夜に対しての源氏って最初から最後まで勝手でむかつくよな。
よりによって三宮を降嫁させた直後に半ば強引に迫って寄り戻しといてしばらくして事件が起こったら
なびきやすい性格が疎ましいって遠ざけるし。でも、朧月夜がそれを気にするどころか
かえって好都合だったといわんばかりに出家したのがよかった。同じ出家して源氏を避けるでも
藤壺は不義の子を立てまくったり、朱雀帝がアタックしてた秋好を自分の息子に嫁がせたりして勝手なのに
そのくせ不幸ぶってなんかいやらしい。それに比べて朧月夜は源氏を引きずるのは長かったけど
変に未練を残さず縁を切ったし、不幸ぶって自分に酔わないから見ててすがすがしい。
>>242 >私は右大臣が部屋を覗き見たのに、ゲッと思ったクチ。娘の性的な
>部分に踏み込む親というのには、どうにも抵抗があったので。
同意。
そりゃ、抜けぬけと兄の恋人候補とにゃんにゃんする源氏の神経もちょっとアレだが、それとこれとは別。
娘のセックス現場にずかずか踏み込むなんて。
もちろん源氏と朧月夜は悪い。が、右大臣もデリカシーが無い。
出家したばかりの朱雀帝が、お見舞いに来た夕霧に
「在位中は心ならずもつらく当たってしまったふがいない兄なのに…
いまだにやさしくしてくださる、六条の院は…」
などと涙ながらに話してたが
あんたぁどこまでおひとよしだね?
そんなんだから大事な娘を不幸にしちまうんだよぉ〜
まぁもちろん悪いのは全部あの男なんですけどね…
>>245 >時の帝の寵妃が男と逢引なんて問い詰めて当然だろ。ましてや右大臣は朧月夜を
疑って訪ねてきたわけじゃなく、嵐が酷くて心配してたのを見にきたら男帯を発見って状況、
いわば偶然。しかも右大臣は朧月夜を気遣って秘密にしようとしてたんだからそれをいやらしいだの
自分が悪いくせに勝手だよな。
そうだそうだそうだー!右大臣は悪くないぞー!(長い引用スマソ
>>246 自分は何をしても許される、と父と兄の好意の上に胡坐かいてるような香具師ですから、
デリカシーなんて持ってたらとてもじゃないが太刀打ちできませんよ。
それにもしかしたら娘が襲われてるかもしれんし。
いやらしい奴にいやらしいと言われる理由はないよな。
エロガッパのくせに。
131 :マロン名無しさん :2005/10/16(日) 17:24:11 ID:???
一応分類的には少女漫画の範疇だと思うんだけど、懐漫板の
「あさきゆめみし」スレ…。
光源氏って男の言動は、確かに現代常識に照らし合わせれば
どうしようもないDQNなんだろうけど、平安時代の架空の(一応
当時としては理想として描写されてた)人物なんだからさ…。
最近あそこで、他の登場人物引き合いに出して源氏叩いてる
一部の人たち、なんか本気でやってるみたいで怖いよ(いわゆる
『目が笑ってない』感じ)。
やたらエロネタに持ち込もうとしてるヘンな人も混じってるし。
132 :マロン名無しさん :2005/10/16(日) 18:24:00 ID:???
>>131 まったくもって同意。
最初は軽くジャブかましてる感じだったから、面白く読んでたけど、
最近のには引き気味。特に238からが駄目だ。賛成する人間が
増えて、勢いづいたのかな。
133 :マロン名無しさん :2005/10/16(日) 21:16:19 ID:???
「笑うミカエル」にあった”光源氏という架空の人物に本気で腹を立てた”を
地で逝っているとああもドン引きすることになるとは…
もはや大和さんとは関係ない論議になっている事に誰も気付いていないのか?
245の読む気になれない長文と246の「にゃんにゃん」という死語がイタタタタ
マロンでヲチ行為か。痛さの度合いはどちらも変わらんな。
>>252 >2.絡む対象の本家スレへの乗り込みは禁止ですが、ここへの誘導はOKです。
とりあえず結論としては右大臣を責めないでということで。
ところで源氏って当時でも理想だったのか・・?
あの時代不倫は黙認されてたんだろうけど、昔、帝の寵妃の浮気とか
不義の子が帝になんて内容いいのかって意見があったな。
あらら、自分>238レスったものです・・・
いやあんな書き方したけど、もちろん自分だって本気で源氏に腹立ててるわけありません(w
ちゃんとフィクションで、しかも平安時代のお話だってわかってるつもりです。
実は自分はあさきスレ見始めてまだ日が浅いのですが、
2ちゃんで源氏がこんなにもダメ男扱いされてると知ってちょっと驚いたのも事実です。
でも現代男に照らし合わせればみなさんのレスは真っ当な意見がほとんどだし、
自分も調子に乗って源氏叩きレスをしてしまいました・・・
ちょっと度がすぎました、不快な思いをした方々、すみませんでした。
>255
不義の子の件については、結局冷泉から東宮は出なかったことで
作者は一応けじめをつけたんだ、みたいな文を読んだことがある。
まあ藤壺も「この子は東宮にしないで」とは言えなかったのだろうと思う。
言ったらまず疑われるわけだから・・ただでさえ産み月がおかしいと言われてたしね。
そして東宮になったからには守るしかない、その点では同情する。
藤壺はともかくも、源氏が腐れ外道という事実は変わらんな。
140 :マロン名無しさん :2005/10/16(日) 22:24:52 ID:???
ヲチ物件認定されたのを知っているのにも関わらず
大和さんの「あさきゆめみし」ではなく
「源氏物語」談になっているのを止めようとはしない。
そろそろ底の浅い語りは恥かしいから止めたらいいのに。
言いたいことがあるならここに来て言いなはれや。
貼り付けてる人は何がしたいわけ?
早い話、源氏叩くなってことなんだと思ふ。
あさきの源氏は、大和さんによって麗しくデフォルメされてるし
そんな源氏に魅力を感じてる人もいるってことで。
>260
来て荒らされるよりはオチ板でヒソヒソやってて貰った方がいい
「マロン〜」が何処の板かは知らんが
オチされた厨が逆ギレ→オチレスを各スレにコピペってよくあるからな・・・
ここも最近変な奴居たしw
>>261 なら源氏の魅力でも語って流れを自力で変えれば良いものを……。
源氏の魅力・・・
女を見捨てず面倒みるところとか?
他に何かあったっけ。
私は源氏そこまで嫌いじゃないよ。
なんだか許せてしまうんだよね。
右大臣は憎めない人だけれど、密通発覚時のあの行動はどうかと思った(>246ね)
このスレの中にも色んな人がいるってことでいいんでないの?
色んな人がいてもいいんだけど、変なこだわり持ってて
源氏憎し!な偽フェミがかったようなのは苦手。
あと遅レスでわざわざ煽る人も。
自分も別に源氏嫌いではない。ただ、やることが酷すぎたり誕生から追ってる割に成長が見られなかったり(むしろ悪化してる)
と当時の感覚ではわからないけど現代の感覚で見ると主役としてはあるまじき人物なんだよな。「好色の割に誠実」という
長所も相手によっては「しつこい」っていう短所でもあるし。今の感性でいうなら源氏は主役には向かないけど
味のある悪役としてならいいキャラになりそうだ。やってることアレだけど、実は亡き母を思ってますって感じで。
あさきの源氏ってなんでも藤壺基準の描写が多いよな。六条さんといい、空蝉といい。原作でもそうなんだろうか。
だからこそ三宮への失望が大きかったんだろな。
>>257 冷泉帝の子供といえば秋好との間に娘ができて朱雀帝の息子か孫と結婚っていう話でもあればよかったのに。
言われてみれば藤壺にも都合があるだろうけど朱雀帝や八宮のことはなんとかできなかったのかって思う(特に八宮)。
宮中は自分と息子だけの物ではないんだし。結論的に藤壺は優しい母だけどプチ悪女ってとこか?
前レスで大和さんも藤壺は悪女って話をしてたってあったけど源氏も魅力はあるけど人間として致命的な欠点が大きすぎる男って
わかって描いてたのかな。
どんなキャラも良いところも悪いところも描かれてるから人間味があって
共感できて1000年も読み継がれているわけで
源氏は終生、色と欲と自己愛に執着し続けたからね。
確かに人間らしいんだけど、それで何?とも言いたくなる。
真っ白の雲隠の巻のように、ただ空しい・・虚しい・・
後に何にも残らないような男だったなぁと。
源氏の人間的魅力と源氏物語の魅力はまた別物だと思う。
主人公に共感しないと物語を理解出来ないってこともない。
式部さんも和紀さんも、源氏という男を一歩突き放して見てた気がするよ。
腐女子小説でも、世界最古となれば芸術になりますw
もう20年ぐらい前に、「あさきゆめみし」が、
雑誌に纏めて掲載されたことあったけど、
その中で、先生の言葉(細かい言い回しは忘れたますた)で、
原作の源氏は、とんでもない男で女の敵だけど、
漫画にするにあったって、読者に共感してもらえるように
良いように解釈して描くのが大変と書いてありました。
やはり、先生も、源氏のことはDQN認定だったと思われます。
ついでに、当時は、下膨れがハンサムと言われているけど、
絵の表現としてのあの絵であって、実際は、
背の高い鼻の高い人がハンサムとされていたという説もあり。
先生は、この説をとりました・・・とか。
大和先生もご苦労なさったんだ(−人−)
平安当時だって、源氏嫌いって女子はいたんじゃないかな。
>>273 女性だけどそれって末摘花では。まあ、だからって目とか体格とか他がいまいちだったら美人とは限らないけど。
末摘花って髪は綺麗だから文庫版の登場人物紹介で(後ろ姿は美人)と書かれてのには笑った。
276 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/17(月) 16:55:46 ID:sdub60xL
>>漫画にするにあったって、読者に共感してもらえるように
良いように解釈して描くのが大変
花散里との出会い話とか最後に浮舟を慰めるシーンとかのことかな。
私は「あさき」の、花散里との出会い話は好きです。
個人的には、浮舟の前に「私の息子や孫が苦しめてスマソ」と
化けて出てくれたら、源氏を見直したかもw あり得ないけど。
>>277 ありえないな。夕霧が落葉宮に言い寄ってたときも雲井雁に批判的だったり
紫上が「殿は落葉宮さまを軽々しいと蔑んでる。」って言ってたりしてたもんな。
そのくせ夕霧を見て「鬼神も許す男ぶり」とか思ってるし。浮舟にだけでなく
雲井雁と落葉宮にも謝らないといけないな。
>ついでに、当時は、下膨れがハンサムと言われているけど、
>絵の表現としてのあの絵であって、実際は、
>背の高い鼻の高い人がハンサムとされていたという説もあり。
>先生は、この説をとりました・・・とか。
雲井の雁が、侍女たちから夕霧の容姿を褒める表現で使ってたね>背が高い。
女性も、引き目鉤鼻ではなく
「鈴のような大きな瞳」って美を表す表現があったらしいね。
源氏をマザコンと考えるのは簡単だけど
少年時におとんが連れて来た、綺麗なおねえさんに憧れを持って
周りが「お母さんにそっくり」とか言っちゃったら、刷り込まれちゃうよw
藤壺顔がダイスキなだけっしょ
マザコンっていうよりも、初恋をひきずってる人だよね
流石桐壺帝の息子。朱雀帝も
>>268みたいなことがあればなぁ。
朧月夜とも子供がいないし、ついてないなぁ、朱雀帝。
娘の寝間に押し入った右大臣さんは責められているけど一つだけ擁護しておくけど、仮にも朱雀院の後見人で娘がその寵妃である以上、右大臣には娘が不義密通しないように監督するという帝に対する重大な責任がある。
現代の一般人がみたらゲッと思うことでも、娘の立場や彼自身の事情を考えれば至極当然なんだよね。
一般庶民の色恋沙汰とは違うから。
>>279 >藤壺顔がダイスキ
つまり究極のナルという事だなw
285 :
279:2005/10/17(月) 21:20:27 ID:???
>>281 一番愛している人との間に、子供ができなかったケースも多い?
こじつけだけど、こんな感じか
源氏×紫の上 朱雀帝×朧月夜 ちょいとはずれて冷泉帝×玉鬘
>>284 そうなんだよね。ナルだよなーwwww
桐壺にソックリ設定だもんね>源氏
で、大和先生も源氏の女顔バージョンが藤壺&紫の上って言ってたし
「鬼神も許す男ぶり」は、夕霧を通しての源氏の自我自賛なのね。
何しても僕の美貌で全てが許される〜・・て自覚してる。
あんたほんまにアホやw
>>282 いくら理屈があっても私はやっぱりゲゲゲと思う。
ただ、とはいっても右大臣の人格そのものを責めてるつもりはないよ。
当時の感性としてはおKだったのかも知れないが、
レイープ,拉致の髭黒x被害者玉蔓を、現代女性が受け入れ易い様に
不器用な髭黒xそれを理解する玉蔓とアレンジした大和さんの手腕は凄い。
髭黒の奥さんは病気だったのを玉鬘に話してなかったっていう展開はオリジなのか。
だったらあの表現は巧い。
>>282 上でゲッと書いたのは現代的な感覚に基づくものなんだけど、
でも当時であっても、あそこまで踏む込みことへのゲッという
感覚はあったんじゃないかな?
右大臣のやり口はみやびとは程遠いものだし、何事もあから
さまにしないことが嗜みとされた時代でしょ?
当時のそういう感覚を背景にしているからこそ、源氏はあそこ
まで強気で居られたのだと思う。我田引水な側面はあろうとも。
早い話が逢引なんかするなってことだよなぁ。あさきだと右大臣に姿見られたとき
おもっくそかっこつけてたよな。いい度胸だ(笑)。
源氏=愛嬌がある=豊臣秀吉(が絶世の美男子だったら・・・のケース)
夕霧=律儀で約束を守る=徳川家康(が絶世の美男子だったら・・・のケース)
>>290 朧月夜がフリーな立場なら、右大臣は無骨でしょう。
でも帝の寵妃だから、密通→右大臣家失脚?→ヤバーというのが
脳裏に浮かんだのではないか?と、あの狼狽ぶりから想像出来る。
当時の読者なら、密通の疑いで廃立された高子皇太后を容易く
想像出来たと思う。
それくらい罪深いことをしていたのに、それをスリルに置き換えたのが
バカップルw
ん〜源氏が朧月夜と結婚するつもりがあれば万事巧く行ってた思うよ
対外的には
源氏は人妻を寝取るのが好きなんですよw
困難があるほど燃えるという嫌な性質があるからね・・
藤壺が独身で普通に交際できる立場だったら
源氏はあそこまで執着はしなかったと思う。
>何事もあからさまにしないことが嗜みとされた時代でしょ?
そーなんだけど・・源氏の場合、
あからさまにしなけりゃ何でもオケー(裏でやるなら何してもいいだろと。)
自分のする事は全て雅、とド勘違いしてるから。
>>292 大河ドラマの「利家とまつ」で
秀吉が茶々に「俺は光源氏になる」って言ってたなー・・・
>>296 それが恋だ
大した抵抗もなく付き合い、
挨拶代わりにセックスし合うという我々の恋は薄くなっている!
Oborotukiyo:"He's not my lover, just a boyfriend."
(´・ω・`)ショボーン
しっかし朧月夜ってあでやかな美女として描かれていたけどやってることは馬鹿女だった。
源氏にキズモノにされて女御になれなくなって、自分の気持ちを尊重してくれたパパが源氏に結婚申し込んだら断られる。
それなのに朱雀院の側室になってからもセックスするために来るなんて、はっきりいって遊び専用の女にされてるだけなのになんで気付かないんだろう?
それどころか障害があったほうが燃えるみたいなこといって楽しんでるし。
源氏との密通がばれたときも父や姉に引き離されるって……あぜん。
あれだけ親兄弟に迷惑かけて男の心配しかしないなんて、現代でもああいう女を家族にもって苦労しているひとっているよね。
その極めつけが、相手の男がストーカーと化して女の家族殺害とか。
源氏が都に帰ってきたときは朱雀院を選んだのでやっと反省したのかと思いきや朱雀院が出家したらさっさと源氏とより戻すし。
あの時は心底あきれた。
源氏が一番愛したのは紫の上だけど、源氏に一番似合っているのは朧月夜だと思う。
本当にレベルが一緒
>>301 たしかに、あの二人が正式に結婚してれば、さぞや愉快な夫婦になっただろうな。
お互い、障害の多い相手探しては浮気しまくりとか。
なんかスワッピング夫婦になりそうな悪寒
源氏が一番愛していたのは、藤壺じゃないか?
順番をつけるとすると、二番目が、紫の上。
三番目は、夕顔あたりかな。「あさきゆめみし」では、だけど。
ずっと源氏叩きをしている人、いい加減にしたら?
ここは「あさきゆめみし」のスレ。原作の源氏や他キャラへの文句を
*しつこく*言い続けるのは、いい加減スレ違いだよ。
別板に原作スレでも立てて、そっちでやってくれ。
なんでスレ違い? わけわかんね
こういう時は、305が率先して違う話題に誘導すればいいかと。
159 名前:マロン名無しさん 投稿日:2005/10/18(火) 20:31:20 ID:???
あさきゆめみし300-301、まさに「目が笑ってない」状態で怖いよ…。
少女漫画板の方の大和スレはマターリしてるのに。
163 名前:マロン名無しさん 投稿日:2005/10/18(火) 22:24:35 ID:???
>>159 300-301は、ずっと源氏を叩いてきた人かな。
身内か友人の誰かに源氏や朧月夜を重ねて、見当違いな
文句を言ってるみたいにも見える。
でも、キズモノなんて価値観を今どき持ち出してみたり、
何かピントはずれで笑ってしまうw
>>307 私も前に同じこと考えた。
でもあの叩きオバチャンは、どんな話題を振ってもすぐに源氏の悪口にもって
いくから、しばらく様子見中。
前に雲居雁叩きしてたヤシと同一人物だろうか・・。
朧月夜に関しては確かに酷いけど最初はともかく晩年は源氏が強引に誘ってたんだし
最後はすっぱり自分からふっきたんだからそういうとこも見てやれ。
>>304 心の中ではそう思ってたんだが
紫の上の死によって、一番が誰だか気付いた気がする・・・
「スペアがいなくなったからだろー」なんて言わないでねw
同じことを思ってた人、いたんだ。
スレが叩き一色になってて怖いから、ずっとロムしてた。
これだけでは何なので、違う話題でも。
あさきで好きな場面ってどこ?
私は色々あるけど、六条御息所と源氏の出会いの頃の場面。
あれは大和さんのオリジナルだよね。
ああいう、子どもなんだか大人なんだか分からないところに、
六条はほだされてしまったんだろうなー
>>304 明石の上は?最後に会ったときも結構ときめいてたし。その前の三宮に対しての態度はむかついたけど。
大和先生は三宮好きじゃないし源氏の三宮への愚痴は原作でもあったらしいけど最後の最後であれはないよなぁ。
でも最後の「さようなら、私が愛したすべての女人たちよ・・。」の三宮が可愛かったのはよかった。
後、六条さんと葵の上をよく言ってたのもよかった。回想シーンの空蝉が綺麗だったのも印象深い。
空蝉ってたまに出てくるたび顔が地味になってて最後のシーンもやや地味目だったから回想シーンは余計印象深かった。
>>313 夕霧と雁が結ばれる藤の花の宴から、翌朝にかけて。
ほんわかした〜こっちまで幸せな気分に。
私は朧月夜が源氏を再会して、格子越しに
「二年…その間にいろいろありました。父が亡くなって、私は宮中に出仕して。
あれは夏の日の恋…。今はもう、冬」(うろ覚え)
というところがめちゃめちゃ好きだ。雪がしんしんと降るコマが印象深い。
源氏が須磨に流されたのが自分のせいだとか、自分たちが多くのひとを傷つけたとか
あえて言葉に出さず、涙を流して謝罪するでもなく、すべて自分の中に抱え込んで
「今はもう冬」ときっぱり言う朧月夜の心中が哀しくて凛々しかった。
他人に噂されようが冷たい目で見られようがすべてを知っている朱雀帝の前で恥ずかしかろうが
それをすべて気にしない風を装って優雅に振舞うのが彼女なりのけじめの
つけかたなんだろうな、とあのシーンを見て思った。
一行目誤字スマソ
×源氏を
○源氏と
源氏と朧月夜が結婚したら楽しいだろうな
毎晩めちゃくちゃ激しそう
スワップどころか、女房や少年も加えて3P4Pで
同じ穴のムジナだなw
朧月夜は気付いてたね
源氏の秘密というか女人を通して母親の影を求めていることを
当事者や伴侶でもあった藤壷や紫の上とは別の意味で気付いてた
花散里や明石や六条御息所もそうだ
源氏との距離感を計る上で、
源氏という人間をどのくらい理解しているかは重要な判断基準になる
>>316 同意。
それだけにヨリを戻したのはなんだかなあ、と思って萎えた(´Д`)
>>320 まあね。
朧月夜と源氏はよくもわるくも罪悪感を共有できる共犯者のような間柄
だったんだと思う。
他の女性は一方的に源氏の浮気癖や気ままな恋の被害者として振舞うことを許されるけど、
朧月夜はいつも自他ともに認めるれっきとした「共犯者」で、
それが常に罪の意識に苛まれていた源氏と共鳴したんじゃないか。
「私たちは似たもの同士」という朧月夜のせりふが痛くも心地よいというか。
藤壺が死んで、「桜よ、この日ばかりは墨染めに咲け」と満開の桜の下で
源氏が慟哭する見開きも好き。幹の黒さが目に染みる。
>>314 明石の上に対しては、源氏は一貫して「身分が低い」ことを意識してた
みたいに見える。
「身分が低いわりに…」
「そんな身分ではないのに…」
というように。明石の上がそれをよくわかって出しゃばらない賢くて誇りのある
人だったからうまくいってたんだろうな。
そういやなんだかんだいって紫の上を正妻にしてなかったんだし源氏って意外と身分至上者なんだね。
なんか源氏物語みてると納言とか中将とか低く感じるけど実際はなかなかのランクなんだよね。
夕顔とか明石の上って身分が低いって言われてるけど夕顔の父や明石の入道が元々持ってた位って
結構なランクだよね。ただ、源氏の女人の中ではやっぱり低いけど。皇族の女性が多いからな。
前に源氏の女人身分ランキングってあったけどそれの順位も踏まえてまたやってみる。
一位 藤壺 二位 三宮 三位 六条・朝顔 四位 朧月夜 五位 葵上
六位 紫上・末摘花 七位 花散里 八位 夕顔 九位 空蝉 十位 明石上
ってとこか。
この当時の正妻の子供と第二夫人以下の子供って差があるのかな。
紫上と末摘花はそこで分かれると思う。
(末摘花は直接の記述はないけどあそこまでいったら正妻の子でないわけはないと)
藤原道長の例だと、成長後の官職が
正妻所生の男女>>>第二夫人所生の男女 だった。
末摘花の実家は没落していて、すでに両親も死没しているから、
同じ宮家出身でも、紫上>>>末摘花かしら?
更に、源氏は末摘花に自分の子を養育させなかったという点で、
紫上>末摘花という気がする。
末摘花の髪の毛と、源氏から贈られた衣装は綺麗なのにカワイソス
道長の兄の妻は下級貴族出身で女房上がりだったけど
沢山産んだ子供たちが出世して正妻になれた。
やっぱり子供を産むのが決定打だった、となると
六条が葵妊娠で鬱悪化したのも分かる。
紫の上は三宮の出産をどう見てたんだろう?
あさきでは何のアクションも無かったし
原作にも特に書かれてなかった気がする。
>>327 道隆の妻の高階貴子のこと?
だとしたら、女房上がりではなかったと思う。
確か宮中で働いていたのでは。
子どもの出世で正妻になれたというのも、微妙に違うような。
>>325 正妻⇔第二夫人以下というより、
「別々の女性の子で父親が一緒の場合子供に差がでるか?」
と言う感じじゃない?基本的には同じだけど。
母親の実家の権勢が大きく物を言うだろうし、子供は母のもとで養育されるし。
330 :
327:2005/10/19(水) 13:31:59 ID:???
あ、宮中の女房ってことね
ちょっとニュアンスが違ってた
貴子が女官で宮中に精通してたから、道隆は結婚したんだよね。
目論見は当たったが、妻の出自で躓いてしまった。
光源氏は、誰も愛してないと思う。
自分が一番かわいそうで、自分が一番かわいい。
それだけの男だと思う。
地位と美貌を、いたずらに天から授かっただけで。
そういえば花散里はどの程度の身分なんだろう?
はっきりとでなかったけどお姉さんが女御なので最低でも中納言の娘くらいだとは思うが。
それに明石の上は夕顔よりは上だと思うけど違うの?
夕顔の父は三位の中将で、明石の入道もかつては三位の中将でしかも大臣家の息子。
さらに明石尼君は宮家出身だから血筋だけなら上流公家並だし。
花散里は夕霧の母代にしたくらいだから、身分が高い人の娘なんだろうね。
>333
>324じゃないけど、
明石の上は受領階級ってことで一段下なんじゃないかな。
夕顔は一応都に屋敷持ってたし。
??屋敷じゃなくて粗末な一軒屋でしたけど??
ええっと。
女御になれるのは、皇族か大臣の娘のみのはず。
父親が大臣ではなくても、祖父が大臣とかだと、その養女となって昇殿する。
(まったく繋がりがない人の養女となる場合もあるかもしれないが例外的)
花散里は、姉が女御なので、父親か祖父が大臣以上の地位にある人
ということになるので、身分は最上級ではないけど、かなり高いと思われ。
(女御になると、四位以上の位階が与えられたと思います。)
ちなみに、大納言以下の娘は、更衣の身分。位階は六位以上。
桐壺は、確か大納言の娘で、祖父が大臣だったと思うけど、
祖父が亡くなっていたので、更衣としてしか昇殿できなかったかと。
朧月夜は、尚侍で、本来は女官の名前だけど、
いつの時からか天皇の愛人がその地位につくことが多くなった。
未亡人など訳ありの人を尚侍にして、子供が生まれると女御になることも可能。
ただし、尚侍は、確か四位以上の位階が与えられるので、
これも大臣以上の娘じゃなければなれなかったと思います。
位階については、うろ覚えなので、間違っていたら、どなたか訂正よろ。
>>337 藤原道長の姉(後の東三条院)が入内した当時は中納言の娘という身分だったけど女御として入内。
三条天皇の皇后の誠子も大納言の娘だったけど(ただ大納言の娘が皇后の位につくのは前例がないと横やりがはいったので女御の亡父に右大臣の位を贈っているけど)
大納言や中納言の娘でもしっかりした後ろ盾があって、今は納言クラスの父でも近い将来大臣になると思われるひとの娘なら女御になれるの?
339 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/19(水) 22:11:04 ID:vx6mRR+7
あれは知り合いの家、隠れ家だと思う。
夕顔の父親は死んだとき近衛中将だったから都に家がないとは考えられない。
頭中将も品定めのときに、「(元の屋敷から)いなくなってしまった」と言ってたわけだし。
当時のランク付けは
都育ち>(超えられない壁)>地方育ち
だし、(玉鬘は都の郊外育ちという触れ込みになってる)
官職のランクも、
殿上人>>受領>>地方土着(明石の入道はリタイヤ時に都に戻らなかったのでこの位置)
だから、明石の君は実は浮舟以下なんだな。
(財力と両親の元の地位を強調してるから、身分の低さが目立たないけど)
>>327 >紫の上は三宮の出産をどう見てたんだろう?
憶測でしかないけど、ちょっと悲しく思ったかな…。自分には全く
懐妊の気配なしだし。「やっぱ若いから出来やすいの?」とか。
でも産んだあとすぐに出家したことに、漫画では「何かあるな…」
と紫の上が感じる場面がある。でも源氏には聞かない。聞けないのが
当然だけど、女三宮は紫の上のことを姉のように慕っていたらしいから、
紫の上も遠回しにそれとなく源氏に探りを入れたりしたら面白い、とか
「あさき」読んだ当時は思った。
養女という形で入内すれば実家が納言であっても女御様だよ
先に三位以上の官職に就かせて入内の形式を取っても女御様
>>340 女房たちの噂話でいろいろ伝わってくるんじゃないか
>>340 三宮が紫上と「お人形遊びの話など」で「すっかりうちとけられて」
と和やかムードでいたことは女房が語っているよね。
それでも紫上は三宮を、幼いばかりで手蹟も幼稚。内親王とも思えないと
思っていたから、少なくともいい印象はなかったんだろうね。
嫉妬するどころか心が砕かれてしまって、鬱状態に陥ったところに
病魔が。その時源氏は三宮の元に。
紫上がかわいそうだった。
しかし熱が高くて心臓が苦しいとは、なんだろう?
心筋症にでもかかってしまったのかな。
紫の上は、その頃には、源氏に絶望していたから、
女三宮が、妊娠しても、子供が生まれても、関心が無かったように思う。
自分の人生を振り返ったり、来世のことを考えてるシーンが多かった。
>>344 そうなると、やっぱり物の怪に憑かれやすくなるんだろうな・・・
物の怪に憑かれたといえば柏木の祈祷で現れた女の霊ってやっぱ六条御息所だったんだろうか。
遅レスだけど。
>>320 私も20代に読んだ時は、萎えまではしなかったものの、「冬の場面では
キッパリ断ったのに、なんで後になってヨリを戻したんだ?」と朧月夜の
変化を不可解に思った。でも30代も半ば過ぎると、なんとなくだけど
彼女の心境が分かるような気がしてきたよ。
若き日の恋にノスタルジーを感じるようになる年頃って、あるんだよね。
そういう時期に、かつて激しい恋をした相手から迫られたことが一つ。
現代に置き換えて言うなら、同窓会で再会したかつての恋人と、
焼け没杭に火が点くようなものかな。
もう一つは、「現役の女」としての自分への拘りではないだろうか。ヨリを
戻した頃の朧月夜って、当時としては「盛りを過ぎた女」と見なされる歳
だった筈。彼女のようにひたすら「女」として生きてきた人にとって、
加齢というのは素直には受け容れ難いものでは?
それに朱雀院が寺に移り、相対する「男」も居なくなってしまったから、
いよいよ「現役の女」ではなくなった。そういった心の隙間に染み入る
ような言葉を源氏に言われ、受け容れたんじゃないかなあ。女としての、
最後の打ち上げ花火のようなものかもw
最後に1発やってやってやりまくってから出家か
すばらしいな>瀬戸内寂聴w
>343
ヒステリー発作じゃないか?
精神的なものから、体に症状がでるってところが。
それで、食事が摂れなくなって、衰弱死したって印象>紫の上。
宇治編の大君も、そんな感じ。
>>347 うーん、私は逆に「現役の女」でいたいという意識はなかったんじゃないかと思う。
当時源氏は高い身分で藤壺に縁があるという女三宮をもらったものの
期待はずれだった上に最愛の紫の上を傷つけてしまって、
かなり精神的に参っていたはず。
そういうとき、源氏の心に一番近く寄り添えたのが朧月夜だったんじゃないか。
「私たちは罪びと。いけないとわかっていて何度も何度も同じことをしてしまう…」
というようなモノローグがあったけど、
二人とも頭ではあとで後悔するとわかっていながら結局は心の命ずるままに
行動してしまうという点ですごく似てた。
そういうところで共通してしまったのが、源氏と朧月夜がダラダラ続いてしまった原因だと思う。
>>350 原作は知らないけど、あさきではダラダラとは続かなかったんじゃない?
冬の場面で一旦別れて、復活したのは三宮降嫁後、柏木とのことが
あった頃には尼になったんだから。
寄り戻した後関係持ったのは一回じゃなかったみたいだけどそんなに多くはなさそう。
三宮と柏木の一件で遠ざかってたし。それを気にせずすっぱり出家した潔さが
朧月夜のいいところだよな。意志が弱い様でここぞってとき決断が早い辺り
朱雀帝に通ずるものがあるな。
え?あれからもダラダラ続いてたんでしょ?
三宮のことでしばらく遠ざかっていた、と源氏が言ってたのは
逆にいうと発覚前までは定期的に逢っていたってことだもん。
いや、その間に紫の病気あったんだし。
355 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/20(木) 19:45:57 ID:iXSuD83p
六条の御息所は物語上最大の悪霊扱いされているけど桐壺院のほうがずっと凄いと個人的には思う。
御息所がたたった相手は逆恨み要素が多いとはいえ恋敵たちなのでわからないでもない。
でも桐壺院は実の息子や妻をたたったからずっと悪いと思うけど。
右大臣も(私の憶測だけど)絶対に桐壺院が呪い殺したとしか思えないし。
ちなみに、もし源氏が御息所の遺言やぶって彼女の愛娘に手を出していたらどうなったんだろうと考えると怖い。
大事な一人娘をキズモノにされたらいくら源氏が神の守りが強くっても怒りのパワーで御息所の霊のほうが勝つような気がする。
>>355 同意。御息所は確かに三宮以外ほぼ遅かれ早かれ直接死に追いやってて強力だし
祟った相手は逆恨みに近いけど、可哀想な事情もあるし、源氏を祟らなかったというより
祟れなかったって感じだったけど、桐壺帝が朱雀帝と引徽殿大后を祟ったのは酷いと思った。
源氏は自業自得だし、生前引徽殿大后に酷いこと言ったくせに死んでまで呪うなんて
源氏の父だけあって勝手だなぁって思った。
同じ男の霊でも柏木の霊はよかったよな。悪さもしてないし、笛を息子に渡してくれって
過程がアレとはいえいい父だ。三宮の成長はめざましいけど柏木もあの一件で人間的に
大きく成長したのでは。落葉宮を心配してたし、死後、息子に笛を渡してもらう様頼んだり。
357 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/20(木) 20:21:15 ID:VMXAf29h
源氏はさすがに母娘どんぶりはしなかったね。
夕顔の娘・玉鬘といい、六条の娘・秋好中宮といい。
男としての最後の一線だけは越えなかったのか。
>>357 最後の一線を越えたいという気持ちはあったみたいだけどね。
紫式部にとって親子どんぶりと尼さんに手を出す事だけはタブーみたい
しかし秋好中宮に「せめて母君の代わりにあなたを愛せたら」と一瞬迫ろうとしたときほどあぶねーと思ったことはありません。
息子の嫁なのに……。
玉鬘もたまたま髭黒に先越されただけって感じでしたしね。
過ちのあと徹底して源氏を退けた藤壺とはえらい違いだな
源氏の朧への興味ももともとは藤壺に相手にされないところから出たものだけど
我が世の春だった頃を読者に思い出させるために持ち出された感じ
年老いても若い頃と同じ過ちを繰り返して成長しない源氏は哀れ
そんな夫に連れ添い続けた紫の上はもっと哀れだ
三の宮の件といいダブルショックだね
こんな後年になっても藤壺を引きづりつづける源氏ってすごいかも
源氏も御息所に憑かれた方がよかったのではないか。そうすれば少しは痛みがわかって人間的に成長できたのでは。
そういや六条が生霊として覚醒したとき蜘蛛の巣柄の着物だったけど柏木をいびってたときの源氏も
蜘蛛の巣柄の狩衣だったよな。悪役全開。
そういう所が大和さんの演出というか、手腕なんだろうね。>蜘蛛の巣柄の着物
近江ちゃんと五節ちゃんの着物も可愛かったなあ。
足跡柄とか・・・
近江ちゃんは原作どおり顔が父親に似てるのがすごいと思った。
>>363 近江ちゃんの一件は原作の中でもコミカルな話で、
大和さんの得意分野だけに、筆が冴えていた気がする。
頭中将が顔をマジマジと見て、似てると思うところとか、
ハゲワロタw
朧月夜は、実は本気で源氏に惚れてる?と思ったよ。
だから誘いを断れず、ダラダラしてしまったのかと。
あなたなんか大勢いる男友達の一人よ(←そーは思えないのだがw)
は、ケジメを付ける為だけでなく、ささやかな仕返しも込みのような。
源氏は誰にも捕まえられないってのは、彼女が一番理解している。
なのに本気で好きになってしまったから、プレイガ−ルを自負する朧月夜
としては、ちょっと口惜しかったんじゃないか。
そういうのをいろいろ踏まえた上で、最後に源氏に
別れを告げるときの朧月夜のコマ、すごくきれいで好きだ。
あの、にっこり微笑んで「ありがとう…」って言ってるとこ。
朧月夜は、紫の上や藤壺に比べて源氏の心の深いところまでは理解してなかった
かもしれないけど、源氏が自分にとってどういう男なのか、ということは
女たちのなかで一番理解してたんじゃないか
>>362 別に大和さんに限ったことじゃなくてあの頃の常套表現じゃないの?
宗方コーチも岡ひろみの恋愛を諌めた時、蜘蛛の巣柄の着物でコワーだったよ
朧月夜がプレイガールってのはどうなんだろ?
源氏が最初の男だったみたいだし
その後も朱雀帝以外の男は知らないんじゃないのかな
プレイガールってのは、源の典侍のほうがピッタリくるような…。
上司が懐メロの「白い蝶のサンバ」とかなんとか歌うのを聞いていて
その中の歌詞「あなたの????怪しい蜘蛛の糸〜」とかの箇所で
六条さんと宗方コーチの着物柄を思い出した。
朧月夜はプレイガールというより不倫を楽しんでいた有閑マダムって感じだな
下品な言い方をすれば、源氏とはそっちの相性も良かったんだろうね>朧月夜
>>371 あなたに抱かれて わったっしっはっ 蝶になる〜
あなたのうっでっ あっやっしっい 蜘蛛の糸〜
だね。
なんだか美川憲一かピーターが歌ってたように
記憶してたんだけど、ぐぐってみたら森山加代子だった。
あの頃の歌詞は、けっこうヤバいのが多いです。
そーいや、その頃に流行ってたピンキーとキラーズの「恋の季節」、
『夜明けのコーヒー』の意味がわからなくて、「ラブ・パック」で後朝の
説明として引用されてたのを見て、やっと理解したっけな。
朧月夜をあんな女に育てたのは源氏本人なんだけどな
自由奔放でちょっと勝ち気な生娘だった朧月夜を、
官能的で退廃的な奈落の底に突き落としたのは源氏
そうでもないんじゃ?
朧月夜本人はそうは思ってなかっただろうし。
つーか、朧月夜はなんだかんだ言いつつ自分の生き方や自分が好きというか
肯定しているような感じが清清しい。
どっちかっていうと源氏のせいで人生狂った感が強いのは六条だと思う。
六条と違って、朧月夜には源氏以外にも、しっかり愛してくれる男がいたってのも大きかったように思う。
六条と違って朧月夜には、源氏以外にもしっかり愛してくれる男がいたってのも大きかったように思う。
変な連投ごめん…
あれだけのスキャンダル巻き起こしといて、それでも入内して内侍になるんだから
バイタリティあるよね。そういうところが好きな人と嫌いな人に分かれるんだろうな。
六条さんも酷いが一番酷いのはやっぱ紫の上だと思う。六条さんの場合自分も既婚者なのに年上の未亡人に言い寄って
上手くいかなくなったら遠ざけて、で確かに源氏が言い寄らなければってとこはあるけど紫の上なんて
なんの判断もできない10歳のときに誘拐同然で連れてこられ14、5で強引に手つけられそのまま妻に。
それで円満だったら文句ないけど結婚数年で女絡みのことで須磨に流されるは、その間に新しい女を作って
子供まで作るは、戻ってきてしばらくは(紫的には)円満だったけど朱雀院の頼みを口実に藤壺の血筋目当てで
皇女をめとって自分は身代わりだということとそれまで大して気にしていなかった正妻にされていないということを
いきなり思い知らされて、とうとう出家して源氏から逃れたいという望みすら叶えてもらえなかった。
夕顔、葵の上、三宮なんかも酷いけど彼女らは自分から源氏に近寄ったり、親が決めた婚約でだから
源氏から言い寄られた六条さんや朧月夜に比べれば仕方ない。
でも紫の上の場合、源氏が引き取らなかったら…って面があるからなあ。
実家からの援助は期待できないし、ヘタすれば末摘花みたいな状態になってたかも。
逆に源氏にかかわってラッキーなのは末摘花や花散里かな。
それと源の内侍。
後、男に強引に言い寄られて可哀想といえば浮舟だと思う。時々優柔不断とか尻軽とか言われてるけど
彼女の場合薫にも匂宮にもよくわからないまま強引に関係持たされた様なもんだし
田舎育ちで元々父親がいないことを侮られて縁談を断られて中君の所に預けられた位だから
よくも悪くも男慣れしてなさずぎで気弱で劣等感の強い性格だったから自分を追い詰めて入水してしまった。
確かに浮舟は頼りないけど可哀想だと思う。
あさきで浮舟は最後のヒロインだけあって13巻の表紙をほぼ独占してたけど
入水をイメージした水に漂う絵だったり物憂げに髪を眺めてこれからこの髪を断つことを予想させる絵だったり
なんだか悲しげで物憂げな絵が多かったけど最後の表紙は薫に寄り添う姿で物憂げなのもいいけど
最後だけは幸せそうな絵だったのはよかった。13巻の表紙で匂宮が顔を持ち上げてる女性は浮舟だよな。
中君じゃなくて。
父の誕生日にネクタイをプレゼントしようと
100円玉を握り締め99に向かうが
104円と知りひざから崩れ落ちる幼い兄弟の物語。
病床に伏せる母の為にテレビを買おうと出掛けるが
貧しい家庭の小遣いでは足りわけもなく落胆に暮れ家路へと就く。
途中、九十九の看板を掲げる電気屋を見つけ駆け込む幼い姉妹。
しかし飛び込むのは見たことのない桁の数字・・・
涙ながらに店員に食い下がるが、返ってくるのは冷たい薄笑いばかり。
打ちのめされた姉妹は社会への復讐を誓う。
>>380 入内できたのは本人のバイタリティじゃなくて父や姉の権力のおかげ。
本人はそれに甘えて朱雀院の寵愛うけた裏で源氏と逢引楽しんでいたのだから、悪く言えば厚顔無恥な恥知らず、よく言えば常識にとらわれない下半身奔放女性というのかな
源氏叩き、右大臣擁護、朧月夜叩き…
皆くれぐれもほどほどにしてくれ。熱くなりすぎんといて〜
朧月夜は松田聖子タイプなんだなきっと。
プレイガールとか尻軽というより本質が男なんだよ。
>382
父宮が若紫を探さなかったのはあくまであさきの創作
原作では心配していたし、もちろん探したし
あの継母もこの時は紫を育てる気持ちは持っていた
多少冷遇されるかもしれないが、末摘花状態はありえない
392 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/22(土) 17:44:12 ID:s5f54sPJ
>>390 13巻の内容的に匂宮に寄り添っているのは浮舟でしょう。
>>391 でもそれあさきでやっちゃったら、益々源氏の人攫い度がアップするから
控えたんだろうな。
>>391 あれ?少納言は「探し出しては下さりませんでした」っていってなかった?
だからてっきり一応探したけどなかなか見つからなかったからきっぱり探すのあきらめただけと思ってたんだけど、全然探すつもりもなかったということになってしまったってこと?
>>388 源氏、朧月夜叩きはともかく右大臣擁護はさせて。擁護というよりは憎めないかわいいパパだなって思う。
左大臣が頼りになるパパって感じだけど右大臣は末娘に甘かったり長女に尻に敷かれたりするかわいいパパって感じ。
源氏物語には憎めないオッサンキャラが多いよな。オッサンというよりじさまだけど修理大夫もいいよな。
源氏と頭中将の忘れ物を届けにいったエピソードはあさきオリジナル?
あのジジババに源氏と頭中将が振り回される話と、
近江の君の話は、肩の力が抜けてて好きだなー。
往年のコメディ作家としての和紀さんの本領発揮というか。
>>396 >源氏と頭中将の忘れ物を届けにいったエピソードはあさきオリジナル?
だと思うよ。
あれで長年の恋人が単に若者の物笑いの戯れにされなくて済んだ。
どころか、グッと格が上がったエピだと思う。
(ばあちゃん自体は相も変わらずなのが微笑ましい)
修理大夫みたいな練れた恋上手な人のエピをもっと見たかったな〜>原作
若い頃のばあちゃんはこきでんさんが姫だった頃からの
遠慮しない口きく友達だった気がしてる。
お互い言いたい事言って、でも憎めないみたいな。
>>394 >一応探したけどなかなか見つからなかったからきっぱり探すのあきらめた
でも紫の父ちゃんが少しでも探そうとしたなら、あっさり見つかったんでは?
「あれ?うちの姫はどーした?!」
「源氏の君が連れて行っちゃいました」
って誰かから知らされそうなもんだが…
だから自分は、少納言の「探し出してはくださいませんでした」は
「探そうともしてくれなかった」とゆー意味に捉えています。
>>398 自分
>>396じゃないけど、あなた何サマでつか?
>>400 兵部卿宮は紫上が見つかった時普通に喜んですぐ認知したから全く探さなかったとは思えないので
源氏が関係者に口止めでもしたのでは。小納言には都合のいい言い方をしたとか。
夕顔の時も家族のことは後回しにしてたら田舎に移られてしまったし頭中将にも秘密にしてたし。
>>401 そっか、口止めか…
やはり源氏は誘拐犯ケテーイ(w
あ、叩いてないっスよ?(・∀・)
しかし源氏は、一旦親元に戻して
すぐに求婚するとか婚約するとかの方法は
思いつかなかったのだろうか。
今をときめく出世頭なら即OK貰えると思うんだが。
当時10歳として、2年ほどで当時の結婚可能期になるわけだから
それから教育を仕込んでも良かった気がする。
>>403 私も思った。兵部卿宮は紫の上の扱いに困っていたのだからそこに源氏がきて
娘を嫁にしたいって言われたら娘の身分は保証できるは、出世頭と縁を結べるはで
兵部卿宮にとっても源氏にとってもいいとこづくしだと思う。そうすれば後世で誘拐犯扱いされないのに。
や、源氏は身分至上主義だから正式に宮に申し込んだら紫が正妻って事になっちゃう。
それは避けたかったんじゃない?深層心理で。
生かさず殺さずキープしたかった…ってことか!?
さすがに父帝肝いりで結婚した正妻(&一族)の機嫌を損ねたくなかった。
(
>>405さんの書いたとおり、葵上の立場が微妙になる。)
父帝の機嫌も損ねたくなかった。
という、自分の立場を考えた部分と、
顔を見ているから、すでに自分の物と思っている。
早いうちから自分好みの女に育てたかった。
藤壺が正式には手に入らないから、絶対手放したくなかった。
という、自分の感情大事の部分があると思う。
>>407 挙げている中でも、身分・立場的な問題と、自分好みの女に
育てたかったという部分とが大きかったと思う。
後者に補足して。
紫が兵部卿宮邸に引き取られたら、源氏は通い婚しか出来ない
から、思う通りには育てられなくなるだろうし、兵部卿宮たちにも
何かと気を使う必要が出てくる。
そういうのには葵の上で懲りている(と自分では思ってそうw)
源氏からしたら、手許に引き取って楽をしたかったのでは。
この辺り、玉鬘を引き取りたがった髭黒と似てるかも。
あの時代、風呂入るのが日常的ではないあの時代、よくもまあセックスなんかしたもんだ
クンニリングスやフェラチオはやらない時代だったけど、おっぱい吸うだけでも汚くて出来ないぞ
フランスなんてトイレは男女共用で、通路の便座と称したオマルでしてたわけだし、
用を足したあとはそれを侍女が道路に投げ捨ててた
それで道路を歩くためにハイヒールなるものが開発され、
臭いを消すために香水なるものが上流階級の身だしなみになったわけだ
フランス人はいまでも2日に1日くらいしか風呂はいらないからな
イタリアやスペインや東欧諸国はもっと酷い
>>405 いや正式にきちんとした形で宮に紫との結婚を申し込んだとしても第一の正妻はあくまでも葵だから紫が葵のような正妻になるってことはまずないと思う。
ただ葵逝去直後に自動的に正妻になるだろうし、葵が生きていたとしても『二番目の正妻』的な身分なので、少なくてもずっと立場は重くなることに変わりはないでしょうけど。
付け加えると藤原道長は正妻が二人いたけど、第一夫人、第二夫人と順位はついていたので、それに近い感じになるかな、と思われる。
紫は宮家の姫といってもわき腹で、葵は皇女から生まれた左大臣の娘なので、身分も血筋も勝てないでしょうから。
帝公認の葵>紫だね。
こうなると六条の御息所の怨霊が出る幕がなくなりそう。
生前から源氏を見限り、さっさと成仏する六条御息所に萌えw
そういえば桐壷帝は、須磨の時は源氏を助けたけれども、女三宮の懐妊を
源氏に全く知らせなかったのは、何だか不思議な感じがする。
ここはヘビーだね。最新50でも、
ざーっとスクロールすると文字が波のように踊るw
414 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/23(日) 22:48:22 ID:E9VLiwrB
>>412 桐壷帝は...女三宮の懐妊を源氏に全く知らせなかった
これはかつて自分が藤壺に対して源氏にされたことを思えば・・・
おそらく藤壺の子供の父親が自分ではないことを知りながら、知らない振りを
決め込んだパパンは大人だ。
>>412 これはあくまでも私の推測だけど桐壺院は知らせる事ができなかったのではないかと思う。
かつて桐壺院は源氏が須磨に流されたときも、源氏が本当にどん底におちるまで化けて出なかった。
あさきではさわりしか言ってないけど、原作を読むとどうやら桐壺院は地獄におちて修行中の身らしいので、思うように現世に出て来れないということみたい。
でも源氏があまりにも不憫なので無理して出てきたということで。
三宮の時は源氏は流罪のときと違って単に精神的屈辱うけた程度の苦しみだし因果応報だから、この程度のことではパパも無理して助けてやれなかったのでは?
さわりってサビのことだよ
根幹とか根底とか中心
細かいのう
「あさき」の3巻で、紫と新枕を交わした直後に、少納言がふて腐れる紫に
「お話ししておかねばなりません」と言って、どんなに源氏が紫を大切に
していたかを説いて聞かせる場面があるけど、その台詞の中に、
「そのままいつの日か日陰の身になってしまうこともあるのに、今までまって
しかもこうして立派に正式の奥様にしてくださいました」。
とあるから、単細胞な私は、紫が正妻になったのだとばかり思ってた。
>>418 平安時代の婚姻制度を知らないと、勘違いしやすいかもね。
正式な妻が複数居たりするから。
しかし、世間的には「いつの間にか奥様のようになってしまっていた」って
言われてるんだよね>紫の上。内縁の妻であったけど、正式な妻ではなかたのでは?
正式な妻は、何人もいるけど、実家の援助・後ろ盾があってこそのものでは。
少納言のいう正式な奥様とは、程遠いと思う。
>正式な奥様
若紫の気持ちを引き立てるために言ったという面もあるかもね。
いつまでもすねててはいけないと思って。
長じてそうじゃないって判っても後の祭りなんだけども、
ゆくゆくは正妻の座に収まるのも夢ではないんだと
希望を持って生きてって欲しいという願いかも。
源氏がお餅とか用意させてて、「こんなふうに正式な形でして頂いて」とか女房が言ってなかったっけ。
内縁ではないんじゃないかな。
餅だけ食べる結婚って、かなり略式なんじゃないの?本来は女側が用意するし。
葵が亡くなってあまり時間がたってないから
控えめにしようと気を遣ったのかね?
・・ちょっと早すぎな気がしたけど
源氏、女君たちが中品でしかないのが不満とか言ってるけど
それって結局自分が恋愛関係でも女君の実家との関係でも
上位に立ちたいから、わざとそういう女たちを選んで関係結んだんじゃん、
って思う。
よっぽど葵で懲りたのかな。
後ろ盾のしっかりした朧月夜と結婚しなかったのもそれがあるんじゃないの?
源氏と紫の関係って、一夫一婦制の現代の感覚ではわかりづらいですよね。
紫は現代で言えば内縁の妻に近いものかと思うのですが。
妻だけど、あくまで略式で正式な正妻ではないと。
チャールズとカミラみたいなものかな、現代で言えば。
結婚したけどチャールズが王になっても王妃にはなれない、単なる国王夫人ってやつ。
本来、夫の衣類やら食事やらの面倒をみるのも妻の役割。
紫の上は、源氏に養われている立場だから、それが出来ない。
出来ない以上、世間に妻ですと、大きな顔をして言えない。
女三の宮は、身分もそうだけど、二品の宮なので自分が持ってる財産が凄い。
紫の上の気持ちが落ち込んだのも、源氏の浮気心以上に、
それが原因じゃないかなと思うよ。実家との縁も切れているから、
逃げ込む先は、出家することしかなかったんだ・・・と思うと哀れだな。
婿の世話はその家の責任だからね。
でも源氏は朧月夜を妻にしたら右大臣に婿扱いされるのは
いやみたいなこともいっていたな・・・・・わがまま。
それに関しては、源氏が拒否するのも分かるよ。
自分の母親をいじめ殺されたようなもんじゃないか>右大臣家。
朧月夜と〜したのだって、右大臣の鼻を明かしてやろうって気もあったかなと。
正式な婿になって、顔を合わせるのはやだろうてw。
チャールズとカミラがますますわからん。
国王の妻でも王妃になれないってなんで?
いみじうわりなきしうちしけるね。かわいそすはべりける。
朧月夜が実は結婚を望んでいたとしても、
源氏は元からそんな気はさらさらなかったってことだ。
見境なしのくせに結婚だけは計画的で慎重なんだなw
朧月夜を源氏に嫁がせようとする右大臣が可愛いなって思ったけど、源氏に娘やるのはやめとけって思った。
後に大迷惑掛けられるとはいえ嫁がせなくて正解。左大臣といい、朱雀帝といい娘を源氏に嫁がせると
まるでいいことないからな。二人とも人柄はいいのに婿を見る目がない(特に朱雀帝)。
それを思うと明石の入道は最強だな。
入道は一点集中・執念勝ちってとこかな。
前に誰かがここに挙げた創作源氏物語みたいに
入道ガカーリ、待ちぼうけの明石の君な方が幸せだったかも。
しかしこの一族は晴れやかさと無縁の、名より実の地味一家やね。
源氏に話を戻すと、やっぱ皇族から外して正解。
まかり間違って帝になったら占い通り世が乱れまくるね。
腹黒で執念深く、狡猾に立ち回る点は政界にふさわしいけど
何せ人間の器が小さいから帝の器量じゃない。泣く人が増えるだろう。
キャラとしては好きだけどね。「しょうがねえなあもう」と笑えるし。
皇族から外され臣下になって晩年に皇族に戻る一生って数奇だね。
>433
あの時代は「嫁がせる」というよりは「婿を取る」という感覚だったから、
右大臣が結婚させようとしたのはいい選択だったと思う。
源氏が断ったのもそれがいやだったからでそ。
結局左大臣だって政敵(になりそうなヤシ)を婿にして取り込もうとしてた
わけだから。
何気に惟光は勝ち組。
結局、朧月夜って便利な女だったんじゃないの?
美人だし、後ろ盾もあるし、なんていっても帝がご執心。
帝に対する優越感も味わえる、右大臣家の鼻もあかせる一石二鳥。
ちょっと齧って捨てたとしても、罪悪感ないし。
「末摘花」だと、そうはいかないわけで、結局、源氏ってアソコはデカいが
キモは小さいって事なのでは?
>>436 何をして勝ち組というのか
娘が幸せであってくれればそれで十分だよ
相手が天皇であろうと不幸だったらその結婚は失敗だ
>後ろ盾もあるし
この点は「便利な女」とは思えない気がするけど。
今の感覚で考えると分からないんだけど、妻と召人の関係ってどうだったのかな?
雲井の雁は典侍や宮には嫉妬してたけど、夕霧は自宅にもわんさか召人抱えてるわけで…。
右大将にしても弁のおもとやら北の方に仕える女房やら召人はいたし、他も男も当然。
平気な顔して一緒に暮らしてたんだろうけど、心理がいまいち理解できない。
>>腹黒で執念深く、狡猾に立ち回る点は政界にふさわしいけど
何せ人間の器が小さいから帝の器量じゃない。泣く人が増えるだろう。
あまりの言われ様にワロタwww 前にも言ったけどやっぱ源氏ってキャラとしては面白いけど
主人公向きではないな。
>>432 >見境なしのくせに結婚だけは計画的で慎重なんだなw
いいか悪いかは別として、「よくいるタイプの男」という気はするけどね。
男というのは「社会的に生きること」を自らに義務付けてしまった生物wで、
平安時代はその最たる時代だから。
>>440 当時生きていた訳ではないからw、想像に過ぎないけど、現代で言う
ところの「風俗の女性との金を介したセクースならいいけど、素人女はイヤ」
「家庭を壊さなければオケ」みたいな感覚なのでは?
妻(と愛人)>>>>>(越えられない壁)>>>>>召人っていう感じで。
「性欲処理相手に過ぎないんだから」と自分を納得させていたり、「自分
と同列に考えるのすら腹が立つから黙殺」だったりかなあと想像中。
夕霧に召人の記述があったの?
訳したものしか読んでないから原文はよく知らんけど
>440
紫に仕えていた若い女房が源氏のお手つきになってから
紫に申し訳なくて源氏を避けていたり
八の宮の子を妊娠出産した女房が、宮に冷たくされて
居辛くなって退職したのを見ても
やっぱりあくまで秘密にする関係、が基本だったと思う。
>>443 文字通り「お情け」をいただく関係であり、普通は継続的な
ものではなかったんだろうね。一夜限りで捨てられても
文句も言えない、みたいな。
あと一緒に暮らすと言っても、自分に仕えている相手で
なければ顔を合わせないだろうから、その辺も現代とは
感覚が違うんだと思う。
明石の方は、愛人?召人?
愛人にしては身分が低すぎ(お父さんが出家して無職なんだから、
明石の上は地下人みたいなものだよね。でも、女房仕事をしてるわけじゃなし。
召人になるのを母親が避けたから、愛人つか妻の一人だろう。
妻ではないでしょう。身分が低くて源氏と釣り合わない。愛人かな。
明石の上の方が、紫の上より年下なのに、大人顔なのが違和感あり。
明石の女御が宇治編で、中宮として出てきたときは、母親そっくりの顔だったのに藁た。
若い頃の明石の方と明石の女御の顔は、全然似て無いのに。
えっ妻でしょ?
三夜通ったんじゃないの?
私も妻かとオモタ。妻にしたいから、入道がいろいろお世話したんだと。
で、それを受けたら妻扱いじゃないの?表立てないのは、女御生母だけで。
3日連続で通えば結婚だよ
明石の上は妻の一人でしょう。ただし正妻からは程遠いいわゆる側室。
でも世間的にも源氏の女君の一人として認められているし、六条院に正式に迎えられているので末摘花よりは待遇いいと思う
源氏は明石の君を妻扱いしたくなかったから、初めは自分のところに彼女を来させようとしていた。
召人扱いで済ませようとしたんだけど、入道の粘り勝ちで形だけでも通い婚が成立。
両親の元の出自がいいのと財力で六条院では待遇良いけど、
娘の入内、
女楽
等の公式の場に出る度に、身分違いを思い知らされることになる。
呼称もその辺にこだわるのなら、「上」じゃなくて「君」か「女」だよね。
「上」は正室だね
葵が生きてたらどうなってたんだろうな…。
親元に帰して東宮に入内されたりしたら大変と焦ったのでは?
…とここまで書いて思ったのだけど
当時有力なお妃がいなかったはずの朱雀東宮に入内コース
兵部卿宮家には正妻腹の姉もいたのに考えなかったのでしょうかね?
後になって末娘を年齢の釣り合わない冷泉さんに入内させるよか良いのでは?
右大臣家が気になるんだろうけど、宮家なら運次第でなんとかなりそうなのに。
456 :
455:2005/10/27(木) 21:07:06 ID:???
455は403への亀レスです…前100で読んでレスしてしまった
>454
紫の上にはその方が良かったかもと思う。
あくまで妻の一人で、一の人扱いされずにいれば
三の宮降嫁であれほど衝撃を受けずにすんだのでは・・・
葵が健在だったら降嫁はないかもしれないけど。
>>457 でも葵が生きていたら、権門の左大臣家に気兼ねして暮らすことに
なるから、別の気苦労が増えると思う。
車争いの時の六条みたいな目に遭わされる可能性だってあるし、
そこまで衝撃的な事件にはならなかったとしても、頭中将の妻から
夕顔が受けたようなネチネチ系嫌がらせとか。
貴殿
葵の上はプライド高そうだから無駄な嫌がらせはしないような気も。
側室憎さに追い掛け回すなんてみっともない…とか。
時々ちょろっと嫌味言うとか正妻はアタシよ!と見せ付ける程度じゃない?
正妻マンドクサと、中納言にまかせてしまう葵www
ソレダ!!
葵は、他の女に嫉妬してるということ自体、知られるんは恥ずかしいと思いそう。
外に出さずに溜め込んで一人で悶々としてそう。
葵の上は、原作では身寄りの無い子を引き取って育てたりしてるから、
プライド高いけど、本質は優しい人なんだろうと思うよ。
(引き取った子の名前は、「あてき」…でしたよね。)
あさきでも、葵の上が亡くなった時、
女房達が「あんなに優しい奥様が…。」と、嘆いていたような。
六条との車争いだって、葵の上がけしかけた訳じゃないし。
夕霧が生まれた後だったら、源氏との仲も良かっただろし、
もしそうじゃなくても、息子の養育に気持ちを傾けることも出来たであろう。
紫の上は、子供ができないで終わったから、嫉妬はしてもいじめには走らないとおも。
しかし、嫉妬を表に出さないで溜め込んでしまうと、第二の六条になってしまいそうな気がしないでもないな。
葵は基本的には優しい人だし、あのまま死ななかったらそれなりに源氏とは
良い夫婦になってたんじゃないか。
葵健在の頃から源氏は浮名流しまくりだったけど、葵が相手の女性に嫌がらせをしたことは一度もないので、頭中将の北の方と夕顔みたいに紫がいじめられることはなかったと思う。
六条との車争いは酔っ払った家来が勝手に始めたことだしね。
葵が生きていて、三宮と源氏が結婚したら、どっちが正妻になるのだろ。
財力が勝つのか、身分が勝つのか?
葵は元々源氏に執着なかったから、浮気も勝手にどーぞって感じだったけど
子供授かっても源氏が相変わらずだったら、夫婦関係どんどん冷めそ。
ドライで真面目な葵は、源氏みたいなタイプの男は理解出来ないとオモ。
六条ではこのようになさいますのか?(うろ覚え)
の台詞から、多少の嫉妬はあったんじゃないかと思う。
>>468 両方正妻だけど身分上三宮が上なので葵は二番目の正妻になってしまうでしょう。
落葉宮と雲居の雁みたいなもの。
何しろ夫より身分が上なんですから。
夕霧と落葉宮は仲睦まじい夫婦になったけど、それでも夕霧が下座に座ったりしていたので身分は大きいと思う
>>468 >>471 葵が生きていたら三の宮の降嫁はなかったでしょう。
既に正妻がいる所に、正妻として入るのは認められなかったはず。
葵の立場で三の宮に降嫁なんかされたら、その屈辱は紫の上の比ではない。
髭黒の場合は正妻と離婚して玉鬘を迎えたし・・。
473 :
472:2005/10/29(土) 12:14:32 ID:???
>>471 続き
雲居の雁と落葉の宮は一見微妙だけど、
結婚時期/雲居の雁>>>落葉の宮
子供の数/雲居の雁>>>>>>>>>落葉の宮
財力/雲居の雁>>>>>>>>>>>>>落葉の宮
で、唯一勝てそうな血筋でも
雲居の雁(父:内大臣、母:確か皇族の出、父方の祖母:内親王)
落葉の宮(父:朱雀帝、母:更衣)
なので、
夕霧が二人でいるときに落葉の宮を立てていたとしても、
世間的に正妻として認められているのは雲居の雁の方でしょう。
雲居の雁が離婚していたら、正妻になれていたかもしれないけど。
葵が生きてたら降嫁は無理だっただろうね。
源氏もこうるさい義実家ができてなにかとセーブを強いられただろうし、
女君たちにとってはかえって気楽だったのでは。
>>473 雲井の雁>落葉の宮はありえないよ。
落葉の宮は内親王で正妻以外はないから。
夕霧と結婚した当時なら落葉の宮>>>>>>>>>>夕霧>>>>>>>>>>雲居の雁くらいの身分の差はある。
(宮は内親王、夕霧は大将で、雲井の雁は無位無官で大臣の娘で北の方という肩書きしかないから到底宮の身分には勝てない。
将来的に二位や三位を受ける可能性は十分あるけど、あの時点ではただ人)
ちなみに雲井の雁の母は王族。受領と結婚したことから明石の尼君よりさらにずっと下の身分だと推測される。
明石の尼君も王族(つまり皇族の末裔)だけど結婚当時は明石入道は身分も将来性も高かったけど最初から受領と結婚するということは雲井の雁の母は王族の血を引いているだけで身分的にはそれほどよくないでしょう。
夕霧は夢占いで太政大臣になるけど、それでも宮のほうが身分が上。
母親が更衣というのは姉妹の中では身分に差がでるけど(三宮の姉にあたるけど、身分的には三宮のほうがずっと上ということで)臣下相手なら問題にもならない。
要するに柏木はバカということですね。
>>475 「身分は」ね。身分と血筋は違いますよ。
(落葉宮の母方の親戚にも受領がいたね)
勿論内親王だから側室扱いはされないだろうけど、
あの結婚の仕方は源氏と紫上とのパターンと大して変わりない。
(全て男の側に頼ってお膳立てされた点で)
同位の妻がもう一人出来た、という感覚だったのかも。
少なくとも夕霧が落葉宮と結婚したことで、
雲居雁が紫上のように、今までの正妻のポジションから
引きずり下ろされることはなかった。
確かに源氏は正式に朱雀院から三の宮を賜ったけれど
夕霧は自分で勝手に落葉の宮を妻にしてしまったわけだから
そのへんで違いが出てくるだろうね。
柏木の親友と元妻だった二人の結びつきはスキャンダルにもなったし
雲居の雁とその実家は当然ながら怒ってしまうし、
そういう状況で落葉の宮を堂々と正妻扱いするのは無理っぽい。
>>477 血筋も落葉宮のほうが上になりますよ。
臣下は例え母が皇女でも、所詮は臣下の血筋で皇室とは絶対に違うというのは歴史上一貫した価値観ですから。
(例えば源氏みたいに本来親王であるひとが臣下にくだって、その上妻も皇女でその間に生まれた子供ならともかく)
皇室は万世一系で男系のみ皇族ですから、いくら雲井の雁が皇女の孫でも臣下の中では血筋がいいというレベルなんです。
父が天皇という落葉の宮とは大きな差があるんです。
わかりやすく言えば父・サンデーサイレンスで母がそこそこの血統の馬と、父がサンデーより劣るけど名馬で母がサンデーの娘という馬。
この二頭では前者のほうが血筋が上で値段もメチャクチャ高いんです。
そんな感じ。
落ち葉の宮、血筋はともかく、身分はどうなんだろ?
女三の宮は二品の宮(臣下だったとしたら二位ぐらい?)の身分だったけど、
どうも落ち葉の宮は無品の宮っぽい。柏木が無くなったあとの困窮さからして。
位が無い点では、雲井の雁と同じ立場だと思うんだけど。
しっかりした後ろ盾のある雲井の雁が正室なのは変わらないんじゃないか。
正式に結婚もしている。(親公認で、夕霧お招き。世間にもお披露目。)
落ち葉の宮ももちろん血筋から、妻の一人ではあるけど。
そもそも、正妻の定義が分からん。
今のように戸籍があるわけじゃないから、区別が難しいよ。
きっと平安の頃もそうだったんだろな。
無品であっても内親王宣旨を受けた時点で位はあるよ。
もし無位無官なら臣籍降下となるから。
皇子・皇女と、親王・内親王は違うからね
だから雲井の雁と同じ立場ではない
? ?
?ヽ(@o@)ノ ?
?
でも雲居の雁がショックを受けたのは、
夕霧が本気で落ち葉の宮に惹かれてたからで(典侍のときとは違って)
正妻の座がピンチだから
って感じではないよね。
実家はしっかりしてるし子供も引き取れるし、
立場的には安泰なことを知ってたっぽい。
身分や血筋といえば、夕顔、空蝉、花散里といった源氏の女人の中では身分の低い女性達って
三位中将の娘で頭中将の愛人、右衛門督の娘で伊予介の妻、桐壺帝の麗景殿女御の妹といった
表面的なことしかわからないよな。母親や祖父母の詳細がわかれば立場が変わるかもな。
朧月夜も母親の詳細不明だけど父親も姉も嫁ぎ先も申し分なしだよな。
>>485 ええ!!?ってことは藤典侍は本気じゃなかったってこと?
カワイソスギ……。
雲井の雁が彼女は許せて落葉宮は許せなかったのは第二夫人になってしまうからだと思ったのに。
でもこの時代の公家って正妻は一人とは決まってなかったみたい。
帝でさえ場合によっては皇后と中宮で正妻二人もっていたこともあったし。
ヨクワカンナイヨ……。
そういえば雲居の雁って夕霧に「もう終わりね私達」って言ってたけど、あのとき本気で離婚考えてたんだろうか。
もしマジで離婚したらちょっとやばかったと思う。
確かにしっかりした実家はあるけど、あの父ちゃんってあの時代ではすでに晩年の年齢でしょ?
しかも柏木の死ですっかりふけこんでいつポックリいってもおかしくなかったし。
父ちゃんが死んだら実家なくなっちゃうじゃん。
母ちゃんは再婚してるから頼れないし、子供たちはまだ小さいから養ってもらえない。
生活の為には異母姉に女房仕えするくらいしか道が残ってないような気がする。
夕霧と仲直りして本当によかったよ。路頭にまよってたかもしれん。
>>478 同意。<違いが出てくる
それに源氏と初婚だった三の宮に比べると、落葉の宮は夕霧と
再婚した訳で、この辺りから見ても世間的には軽んじられそう。
>>487 >父ちゃんが死んだら実家なくなっちゃうじゃん。
>路頭にまよってたかもしれん。
紅梅大納言とかの男兄弟がいるから、さすがにそれはないでしょ。
まあ父親が生きていた頃に比べると、勢いは無くなってくるだろうけど。
雲井の雁が籐の典侍が許せたのは、
身分が低くて自分が張り合うような者じゃないからでしょう。
「人種が違う!」ぐらいの意識だったんじゃないかな〜。
夫がいくら愛していたとしても、一の人は自分なのは変わらないもんね〜。
487の通りじゃないか?
あさき〜では、落ち葉の宮への嫉妬というより、浮気夫への怒りが充満してたが。
宇治編で落ち葉の宮と仲良い様を見せてくれたので期待してたけど、
雲井の雁と仲直りして仲良くなったさまも見たかったな〜。
宇治編のあの暗い展開と雲居のキャラは全く合いそうにないがなw。
宇治編では夕霧が雲井の雁と落ち葉の宮のところを
一月半分ずつにして通っていたらしいから、2人は対等な正妻同士ってことでOK?
そういえば、あさきで落ち葉の宮の母親にどっかの坊さんが、
落ち葉の宮の結婚に反対してなかったっけ?
「ご正室のご実家の勢いが強くて、子供のたくさんいるから」←うろ覚え。
ってことは、落ち葉の宮は雲井の雁に及ばないっていうのが分かってるからなんだよね。
精神的エネルギー、タフさでも勝てそうにないな>落葉の宮
まあ彼女のそういう上品で慎ましやかなところに夕霧は惹かれたんだろうけど。
つくづく柏木は無いものねだりの馬鹿夫だったな、好みじゃないのは仕方ないけども。
でも雲井の雁より位持ってる分一人の人間として勝負したら籐の典侍が勝ちそ。
典侍の位は六位程度だから、どーかなぁ。
雲井の雁は将来夫が太政大臣になったら、どんなに酷くても五位はあたるでしょう。
従四位じゃないっけ?>典侍
ないしのかみ(尚侍)四位、ないし(内侍)五位、
ないしのすけ(典侍)六位じゃなかったっけ?
典侍は次官だから内侍(掌侍)より上でしょ。
>>488 紅梅大納言とかの男兄弟がいるから、さすがにそれはないでしょ>>
あの時代って異母兄弟はあてにならないんですよ。
夕霧と明石中宮が仲良かったのは例外中の例外。
多分、他に兄妹がいないからでしょうね。
浮舟の母が、浮舟を中の君に預けるとき、筋違いだけど……と言っていたのはこの当時は腹違いはかなり他人に近かったから。
いとこくらいの感覚だったと思う
掌侍(しょうじ)は典侍の下だよ。
雲井の雁、本気で離婚までは考えてないと思うな〜。
別居となったけど、いづれ夫の元へ帰る予定だったと思う。
古語辞典の官位相当表によると↓らしい
正三位 尚蔵
従三位 尚侍
正四位上 尚膳
正四位下 尚縫
従四位上・下 典侍
位順>尚侍→内侍→典侍→掌侍。日本史版向けになってきたなぁ。
夕霧と明石の中宮は、のちのちのことを考えて源氏が早いうちから
兄弟と思えるように二人を合わせて仲良くさせてたんだよね。
自分が亡くなった後、夕霧に中宮の後見をしてもらうために。
全然関係ないけど、夕霧って3人の子のなかでは一番愛されてない感じが…。
明石中宮:東宮を愛しいと思った。夕霧も可愛いと思う。
しかし子供がこんなにいとおしいものとは。
冷泉:夕霧も中宮もそれぞれに可愛い。しかし、院はそれにもまして。
・・・と、源氏のモノローグ場面があるのに夕霧には無くって、
結婚の時に着る服を選んでやってるだけだもんな〜。
自分の見るところ、冷泉>中宮>夕霧って感じ。
やはり愛した人が生んだ子供の方が、思い入れが強いのかなって言いますか。
夕霧のほうも父を見る眼はどっか冷めてるもんね
「自分を棚に上げて何言ってんの?」とか
ここすごい勉強になる〜!
あさき読んでても尚侍・内侍・典侍って全然違いを知らなかったから
読むたびに気になってたんだが、結局自分では調べたことがなかったorz
みなさん博識で恐れ入ります。
>>501 そうそう、その源氏のモノローグ場面は気になってた。
生まれたばかりの夕霧見ても、
「そういえば久しく春宮にお会いしていない…」
とか思い出してるし。
自分は男キャラでは夕霧一番好きなので、
お父さんもっと愛してやってよ〜と歯がゆく思った(w
だから服選んであげてる場面は見ててうれしかったな。
>>502 どっか冷めた親子だよね。紫の上にも逢わせてもらえなかったし。
けど、その距離感が丁度良かったんじゃないか。
源氏の熱〜い愛情をたっぷり浴びるのも考えものだからw
>>501 紫式部がいたころの宮中では
掌侍=内侍の事だったような…。
「何とかの内侍」ってあったら
掌侍の地位にある女性のことを指す
と聞いた、私は。
尚侍→典侍→掌侍(=内侍)
朧月夜と源典侍が(制度上だけでも)
上司と部下だった可能性があるわけで。
一の人
って言葉、あさきでは「最も愛された人」って意味で使ってたよね
違和感あった
確かに愛情度では夕霧は一番低いけどそれは可愛くないってことではないと思う。
冷泉院は最愛のひとの子供というより、親として接する事ができないせつなさと、一定の距離をおいて付き合うことができなかったから余計に気になったと思う。
現代でも例えば事情があって別れ別れになって会えなくなってしまった子供がいると親としては気になってたまらいし。
明石中宮は一人娘でしかも家運をかけた大事な存在なのでやっぱりそこが重いとおもう。
あの時代の公家は天皇の妃にできるからって理由で男より女の方を欲しがったので。
だから必然的に夕霧が一番下になってしまうと。
その代わりに紫が死んだとき源氏のそばにいたのは夕霧だったし、気持ちの上でもっとも信頼されて親子らしかったのは夕霧だと思うよ。
508 :
愛蔵版名無しさん:2005/10/30(日) 09:48:26 ID:sOXY+Nxw
源氏と夕霧ってあまりにも性格が正反対だから、お互いどう接したらいいのか
分からなかったのでは?
夕霧は放っておいても大丈夫って感じだったのかもね。
でも雲井の雁の件では助言してあげたりさりげなく気を配ってたようだけど。
雲井の雁、離婚してもわりと平気だったんじゃないかな。
自分の財産をわりと持ってそうな感じがする。
再婚する自信もあったりしてw
もちろん夕霧と仲直りできた方が嬉しかっただろうけど。
まずは血に従えというか、親子の信頼関係よりお家第一だしね。
冷泉は名義上は桐壺の息子で、源氏自身がタッチ出来なかったからこそ
損得勘定抜きの父親らしい情を持てたのかも。
あと、源氏に限っては藤壺の血が一番大事ってのもあるw
>>509 いや再婚は難しいでしょ。
容姿や教養があったわけではないし、結婚条件として唯一人並み以上なのは太政大臣の娘という身分だけど、わざわざ子持ちの年増選ばなくても上流公家にはお姫さまいっぱいいたし。
どっちにしてもまあ相手も年食っててかなり条件悪い男でもOKというのならできるかもしれないけど。
夕霧みたいに条件のいい男には程遠いから仲直りできてよかったよ。
持ち財産っていっても大宮から受け継いだ三条邸は夕霧との共同財産(もっとも立て直したのも維持してるのも夕霧だけど)の上に自分から出てきた以上は帰れないし。
パパが死んだとしても本邸は正妻の子供たちが受け継ぐだろうし、他の屋敷とかも多分他の異母兄弟のものになるでしょうね。
なにしろパパが子沢山すぎて、わき腹で女の雲井の雁にはあんまり財産まわってこないと思う。
その点、源氏は子供三人だけだから養女にまで財産回す余裕がかなりあったと思われる
(原作では明石の中宮の次に玉鬘に財産やるようにと遺言あり)
三条の家って雲居の雁のものじゃないの?
藤壷のそっくりさんがいると知れば還俗してでも結婚するだろうな>60歳の源氏入道
>>477他
sageは半角でないとsageにならないです
ヨロスク
>>513 さすがに相手の女が嫌がるので大丈夫(現代で言えば80歳くらいだろうからね)
>>511 雲井の雁はそれなりに美人なんじゃない?
弘徽殿の女御より容姿は良かったらしいし。
>>516 女については百戦錬磨の親父の目から見て弘徽殿女御は美人だが雲井の雁は「よくみるとなかなか可愛らしい」くらいなので弘徽殿の女御の女御のほうが美人だと思う。
原作では頭の中将の娘の器量は玉鬘・雲井の雁・こきでん(何故かでない)の
順だけど、あさきでは、こきでんの方が美人設定だよね。具体的に美人って
表現はないかど、先生の描くこきでんはおっとり系の美人。
雲井の雁の「よくみると」は、いままでほったらかしでいたから、
マジマジと見たことがなかったからだと思ってた。
男親だと、娘の顔をみることはまれだったろうから。
でも、あさきの雲井の雁は、美人より可愛いほうが幼さがあっていいと思う。
雲井の雁は恐い女
>>518 そうそう。原作の弘徽殿女御は「こちらが心苦しくなるほど上品」なタイプで
雲居の雁の方がルックス的な華やかさが勝ってたってあったね。
弘徽殿女御の品は、后がね教育の賜物だったんだろうなー
あさきで、新弘徽殿女御を見たとき、旧弘徽殿女御とのギャップに驚いたもんだ。
で、雲居の雁は、やはり性格を顔に表したって感じかな?
良く見ると美人設定・・・近江の君もいたねぇ・・・
きら源氏終了。
あんたらマンガばっかり読んで…
原文を訳解させられたワタシはいったいなんなんだ…
@大学生
>>522 自分でわかってるじゃないか
大 学 生
だよ
っていうか、国文学で一番楽しい作業ぢゃないか>解釈
>>522 高校の頃、あさきの授業で若紫の教科書該当部分を
コピーで配られましたが何か?
あさきの授業??源氏物語の授業じゃなくて?
私の時代も古文の教科書で載っていた源氏は若紫の箇所だったな。
たしか題名は「北山」になっていた。
そういやパタリロで北山が鞍馬山だと初めて知ったわ・・・・・
話しの流れブッタ斬って、さらに下品ですまないけど(本当はすまないなんて
思ってないんだけど)
源氏って、イチモツの性能というか、大きさも含めてどうだったんだろう?
なんか、あんまり良さそうじゃないんだけど。。。
それを推測できる描写なかったっけ?
ない
ないすか!
共通一次(最後の年。翌年からセンター)が源氏で助かったwwwwwww
>>528 あれだけの数の女と寝て(原作だとはっきりわかっている相手だけでも数十人いる)三人しか子供いないってことは減精症だったとは思う。
つまり精子の数が通常よりかなり少ないので子供が出来にくい体ね。
そうでなければ頭中将並に子供できているはずだし。
>>531 うわっ、私も最後の共通1次組だよw
源氏だったっけ?よく覚えてるねぇー
>>532 男として欠陥品(差別イクナイが源氏に限ってそう書かせて頂く)でも宿世やら前世やらのせいになる…
のんびりしていていいねえ
しかし数少ない中の一つが藤壺とは・・・
どうせなら末摘花あたりに出来れば面白かったのにw
>>532 だった、って架空の人物なのにwwwwwwwww
いちおう源氏は「理想の男性像」なんだし・・・。
ポンポン女はらませる男なんて、あんましカッコよくないからねぇ。
源氏の魅力を考えてみますた。
・顔と財力 ・面倒見の良さ(末摘花など関係のあった身寄りの無い人を引き取る)
・優しい(若い娘だけじゃなく年寄りにも優しい態度)
・学問や歌に堪能 ・高貴な血筋 ・権力(これは年取ってから)
こんだけあれば、そりゃもてるだろうさね。現代でも憧れられるタイプであろう。
ましてや、身分至上主義のうえ、親兄弟が無くなったらイコール没落となる
平安時代の女性にとっては、まさに理想の人物ではあるまいか!
・・・って、言ってる自分は源氏は嫌いじゃ。
実際に会ったら(架空の人物とは知ってるが)セクシーさが足らんきがする。
>>533 同じクラスの子と「あさき読んでてよかったー!!!(つ∀`)」て大喜びしたんだよね
源氏のどの部分だったかいまいち覚えてないけど(玉鬘かも)は忘れたけど、
そのことだけは覚えてる
アタシが学生ん時は夕顔の大学進学が出たな
なんかすごいマイナーな部分の気がする
あさき〜読んでましたのでいい点とれました。
どの解説本だったか忘れたけど、
玉鬘って、紫の上の考える理想の女性ナンバー1らしいね。
だからか、彼女がヒロインの話が長々と続く。紫の上さえ添え物のよう。
私は玉鬘が話のメインの話は好きじゃないかな〜。
あさき・・・でも感じたけど、緊張感が無くて中だるみしてる印象。
あさき読むたび、「この部分いらんよな〜」とおもてしまうのでした。
あ、なんか2行目が変。まあいいやw
>>541 丸谷才一と大野晋の源氏に関する対談本で、玉鬘の部分を指して、
「この辺で、紫式部は胃潰瘍やってますね」(話の展開を悩んでいる)
なんていってたのを読んだ覚えが。
>>541 大和先生も、玉鬘が一番好きなハズ
講演で「女の子はみんな、玉鬘みたくなるといい」って語ってたみたいだし
>543
その本、読みたいと思ってるんだけど、今だ未読・・・orz
ごめ、紫の上じゃなくて、紫式部だったよ。541
>542 その本私も読みたい。やはり他の人にもそう見えるのだな〜。
玉鬘出さずに進めたほうがもっと締まった物語になったと思うもの。
>543 大和先生、玉鬘が好きとは意外な感じ。雲井の雁あたりが好きかと。
先生の描くキャラクターって、雲井の雁タイプが多いから〜。
玉鬘に魅力をあまり感じない。周囲にちやほやされてるのが気に入らんのかなぁ。
どっか欠点あるほうが人間味ある。
かなり昔何かの本で読んだけど(なにしろ中学生だったので名前も筆者も失念)紫式部のお気に入りは明石の上みたく書いてあった。
理由は明石の上が紫式部と同じ受領の娘で、そのうえ紫の上に匹敵する唯一の女性だったこと。
紫の上は宮家の娘だけど父親と絶縁状態で寂しい身の上なのに、明石の上は身分こそ低いけど娘の為に両親が一生懸命になってくれている、
これは紫式部のいた受領階級は財力しか取りえないけど、その財力を家族の為に惜しげもなく使うくらい家族愛はあるということを式部が書きたかったとか。
明石の上はある意味紫式部の分身みたいな存在だったとのこと。
まあ、確かに明石の上は明石中宮に女房として仕えていたし共通点もあるけどね。
玉鬘の最初出てきたときの顔が好きだったのに、
いつの間にかおたふく顔になってたっけ。夕顔にも似てない。
関係ないけど、あさきでは3・4巻ごろの絵が好きだなぁ。絵が綺麗で線が繊細。
>>546 そうですね。身分は低いけど当時の女としての栄華を極めた唯一人の人物だものね。
しかも決して寵を競わず、常に一歩身を引いて耐え忍びつつ、実は出世街道まっしぐら
って、源氏以上に理想化された姿かもしれないw
私は特に好きなキャラをもって読んではいなかったけど、
スタンスとして、花散る里が一番楽そうでいいなと思うw
紫式部のお気に入りは空蝉かと思ってました。自分がモデルらしいから。
年寄りの夫とその息子に源氏と不美人なのにモテモテですし。
平安当時の女キャラ人気ナンバーワンは、やはり紫の上だったんでしょうね。
紫式部って女房名のもとになってるくらいだから。
当時の読者って100人ぐらいらしいと何かに書いてあったんで、一票が思いけどw。
素朴な疑問。
よく手紙をみて「これは○○の」と宛名も見ないで瞬時にわかるけど、当時の人間はみんな筆跡鑑定士並なの?
私はせいぜい家族の筆跡くらいしかわかりません。
551 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/03(木) 11:01:57 ID:yqPmDvPt
その字の美しさ、和歌の出来でだいたいの教養の程が分かると思うし、
あと香をたきしめて文を書いていたから、匂いでどの人から来たのか分かったのでは?
平安時代は手蹟で書いた人の人となりを判別していた。
(&使っている紙や香がその状況や季節にも合っているかも含めて)
字が上手な人はちょっと書いた文でもお手本されてしまうこともあった。
(確か枕草子に藤原行成から清少納言にきた文を中宮定子が持っていってしまうところがあったはず)
だから普段やり取りしている(当時は文のやり取りが頻繁。今のメールみたいなもの)
人の字だったら、すぐに分かるだろうと思う。
昔は筆と墨で書いてただろから、今よりも筆跡の癖が出やすい気がするし。
そういや学生の頃、授業で配られるグループ研究のプリントや修学旅行のしおり、
誰の字なのか大して仲の良い子でなくても分かったなあ
>>548 花散里いいですよね
源氏は花散里を重く見ていたけど(夕霧預けたり)、気立てやセンスが優れて
いたから?身分的が高かったのもあるのかな…?
筆跡はもちろん、改行なども含めたレイアウト能力も問われた
時代らしいからねぇ。現代人で良かったよw
源氏が夕霧を花散里に預けたのは、いろいろな意味での信頼感が
あったからかなと考えていた。
でも橋本治は、源氏が紫の上に夕霧を近付けまいとしつつ、一方で
花散里に預けたことを対比して、花散里で良ければドゾー的な扱い
と書いていたような。
ちょっと前女官の位の話が出たけど、紫式部自身は無位無冠だったの?
>557
角田文衛さんだったかが、当時の文献に出てくるある女官について
これが式部ではないかと書いていた本を昔々に読んだ覚えがあるけど、
これはあまり認められていない説だったような・・・
今はしらないけど、自分が学生のときは式部は道長が私的に雇った女房で
宮廷から官職はもらっていないという説が有力でした。
要するに国家公務員である宮内庁の職員ではなくて、
雅子様のお父さんが個人的にお金を払って、
世話をする人間を雇うみたいなものかも。
(そんなことが可能かどうかは知らないが)
>>558 そんなことは不可能だと思うがw
でも分かりやすい例えで説明サンクスです。
>>558 ありがとう。
清少納言は命婦って言われてたんだっけ?
てことは清少納言の方が格上だったのかな……。
561 :
558:2005/11/05(土) 17:11:58 ID:???
あくまでそのころ読んだ文献と教授の講義によるものなので、
間違っていたらすみません・・・
今はもっとはっきりした説が出ているんじゃないかと。
ただ、基本的に無位の人は帝と直接会えないはずので、
位階はもらっているかもしれないです。
>600
清少納言のこと忘れてました。
命婦だとすると五位ぐらい?
式部も官職をもらっているとすれば、同じぐらいかな。
>522が現役の学生なら、教授に聞いてもらうのが手っ取り早いんだがw
>>557 紫式部は天皇ではなく中宮彰子の私的な女房なので官位があったのかはわかりませんが、式部の娘の賢子は後冷泉天皇の乳母だったので従三位の位を貰っています。
当時の女性は実名は残らないのが通常なのに式部の娘が実名が残っていたのは一重に彼女が天皇の乳母という公式的に高い地位についたからでしょうね。
女の方がひょんなことから身分血筋によらず出世しやすかったのかな?
惟光の娘もあんなに若い時分から既に父親と同等の官位だっただろうし。
紫式部の場合も息子だったら、どうあっても三位にはなれないだろうしね。
乳母になったってことは子持ちってことだよね?
(おっぱいでないと乳母になれないから)
でも紫式部に娘がいたとはよく聞くけど孫の話はきいたことない。
詳しい話誰かプリーズ
夫が太宰大弐だった(だから”大弐三位”と呼ばれた)というのは知っていたけど、
さすがに男遍歴までは知らないなでぐぐってみた。
で、つきあった男リスト(はこれらしい↓
長保2(1000)年ごろ、出生
賢子16歳ごろ 藤原頼宗(道長二男 993〜)、長和3(1014)年に22歳で参議、長和5(1016)年に右衛門督
賢子21歳ごろ 源朝任(源時中男 989〜1034)、頭中将、治安3(1023)年に35歳で参議
賢子23歳ごろ 藤原定頼(公任一男 995〜1045)、頭弁、寛仁4(1020)年に29歳で参議
賢子26歳ごろ 藤原兼隆(道兼二男 985〜)、左衛門督、寛弘5(1008)年に24歳で参議
賢子29歳ごろ 高階成章(高階業遠男 990〜1058)、東宮権大進、65歳で太宰大弐
乳母になったのが万寿2(1025)年で、子供の父親は藤原兼隆らしいとのこと。
娘は、性格は父親に似たのね・・
25歳で従三位…。
後冷泉帝が即位後の叙位じゃないのかな>従三位
これに登場する同性の親子って性格似てないパターン多いなとふと思った。
似てるのは明石の上と明石中宮くらいで(中宮は身分が低くないせいか、明石の上のような控えめさや慎ましさはないけど)
例えば……
六条御息所(気位高く感情を押さえ込む粘着質タイプ)秋好中宮(温厚で優しい人柄)
夕顔(とにかく依存性たかく生命力が今ひとつ)玉鬘(明るくて利発)
常陸殿(しっかり者の肝っ玉母さん)浮舟(世間知らずでおっとりしすぎ。独立不可)
頭中将(とにかくネアカで憎めないプレイボーイ)柏木(悩んでばかり思い込み激しい小心者)
光源氏(年中まっさかり。恥も外聞も無い)夕霧(真面目で理屈は通すタイプ)
左大臣(温厚で見るからにいいひと)頭中将(略)
桐壺院(極端で贔屓がすごく自分が思ったことは周囲の迷惑顧みず実行)朱雀院(ひたすら控えめで優しいが押しが弱い)
紫式部自身が自分の娘を見てて、「性格はトーチャン似だな、ヲイ」って思ってたんだよ。
>>568 さすがにその源氏評はどうかと思う…
夕顔は父ちゃんはみやびな趣味人なのに、真面目で面白味に欠ける人物と
いう評価でないかな。
仕事ができるとかはあんまし評価の対象にならんみたいだしw
つーか彼らが一体毎日どんな仕事してるのかも謎だが。
夕顔じゃない、夕霧でした。すまんこってす
>>568 親が子育てした時代じゃないから、親から受ける影響も
現代より少なかったんだと思。
性格って、遺伝的な部分もあるようだけど、
生育環境に影響を受ける部分が大きいようだし。
>>572 なるほど。あ、でも他の親子はともかく六条親子と浮舟親子は同居してずっと一緒でしかも物凄い仲良し親子だったのにどうしてだろう?
他の別居親子たちよりもずっと似てない……不思議だ。
母が強すぎて娘は萎縮してたんじゃないかな
特に浮舟は母ちゃんがかなり過保護だったし
男は一般に五位以上から昇殿するけど、これは女官も同じだよね?
じゃあ、夕霧とか童殿上してた子供もそれなりに位あるかと言えば、夕霧は
元服時は六位だし、童殿上は位なくても良いのかな?
>>575 叙位されるのは元服時だから、子供時代は元々位が無い。
時代が下るとどうなるのかはよく知らないけど。
子供は「人」とは見なされない。
だから「成人」。
「人」といっても、現代の「人間」とは意味合いが若干違うけど。
人ともみなされないようなのが昇殿してもいいのか・・・。
猫でさえ上がるのに位与えられてんのに。
なんか変な考え方だねぇ。
>>578 >「人」といっても、現代の「人間」とは意味合いが若干違う
なら、また意味合いが違ってくるかも。
というわけで
>>577詳しく
うーん、何と説明してよいのやら。
例えば有名な言葉で「平家にあらずんば人にあらず」というのがありますが、
この場合も「人」=「人間」ではないんですよ。
何と言うか、その社会の構成員として認められていると言ったらいいのかな。
子供がまだ「人」でないというのは、その社会の規律には属していないということで、
本来なら殿上して帝にお仕えするには、有位の者でなければならないけれど、
子供は「人」ではないから例外となる。
源氏が元服前は平気で御簾の内に出入りできたのに、
元服を境にダメになったのもそういうことです。
(12歳のガキんちょでも「人」になったことによって「男」として認められた)
もちろんこれは貴族の子弟に限られます。
彼らの社会には庶民は全く含まれていないので。
時代が下がったらのことはちょっと分からないけど、
春日局が参内するのに、今まで無位の者が帝にあったためしがないといって、
急遽位をあたえたということがあったから、大きくは変わらないのではないかと。
うまく説明できなくてすみません。
あと、動物に関しては分からないですw
「命婦のおもと」は帝のお気に入りだから位を与えられたのかと思ってた。
そういえば江戸時代に象がきたとき天皇が見たいといったらしい。
でも無位無官では天皇に対面はできないということで
その象はなんと五位の位をもらったとか。
鏡に映った自分の顔を見て面映ゆい
引用としては正しい
関係ない話しで申し訳ないんですけど、
今日、100円ショップに行ったら来年のカレンダーが売っていて
なんと「源氏物語カレンダー」が。
林静一さんという方の絵で、ステキなんで買ってきました。
夕霧と雲居の雁だけど、あの二人が大宮のもとで一緒に育って大きくなったとき(確か夕霧12歳くらいまで一緒だったよね)のことなんでが。
私はあの時点で二人は結婚の約束した清い仲だったと思ってました。
でも、その後に頭中将が女房たちの会話を盗み聞きしたとき「もうお二人はすでに……」みたいなこと聞いて、「二人がすでになんだとぉ!」と激怒。
もしかして、そうは見えなかったんですけど、あの時二人はすでに肉体関係持っていたんでしょうか?
まだ本当に子供って感じで可愛らしい小さな恋人って感じで見てたんですが。
気になります。どなたか教えてください。
林静一さんて・・・・・昔ロッテの「小梅ちゃん」の絵書いてたひとかな?
それならその人のキャラクターで一度源氏がアニメ化されてた気がする。
どこの100円ショップ?同じ会社なら手に入るかもしれないから教えて
>585
経験済みと未経験の二説ある
590 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/09(水) 21:26:59 ID:C4HQcAJ/
>>582 一条天皇が可愛がってたメス猫は 命婦のおとど
と呼ばれてました。(昇殿するのに必要なのは5位以上)
>>585 原作でもあからさまには書いていないけど(この時点では未遂だと読めないこともない)、
夕霧が雲居の部屋に入ろうとした時、「いつもは鍵も掛かっていないのに」と普段から出入りしていることがほのめかされてます。
夕霧は成人してるわけだから……。
しかし明石の女御の妊娠もだけど、実年齢だと11やそこらだろうに……。
593 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/09(水) 22:32:08 ID:9Uime1Fh
>>592 俺も今日、授業で使ってる古典資料集の源氏のところ
読んでてちょっと驚いた。
今上帝が元服してから2年ぐらいで明石中宮が妊娠してるから
15歳と11歳くらいで親になったのか。
595 :
584:2005/11/10(木) 00:14:14 ID:???
>>588さん
「ダイソー」っていう店です。お近くにあるといいですね。
このまま心を告げないままで
時の風を受けても凍えてしまう
出会ったあの日に生まれた星の
光が今届いて気づいた想い
YES,I LOVE YOU
激しく流れる体中の愛が
抱きしめてるよ君を
原色の夢を不器用な夢を
雨の朝も悲しい季節も
信じ続けてwith you
597 :
588:2005/11/10(木) 09:13:22 ID:???
>>595 ダイソーならすぐ近所にあります!行ってみます。ありがd
源氏の小間使いのようになってるけど惟光も良清も結構いい身分だよな・・・。
惟光はわからんけど、良清は「源良清」だったっけ?
トイレ3点セット買いにダイソーに行ったら、
入るなり真正面に「源氏物語カレンダー」が待ち構えてて、おーこれかーと思った
とりあえず今日は買わなかったけど
で カレンダーも\100なの?
ダイソーはいわゆる「三色企業」と知ってから買わなくなったけど
安いんなら買おうかな。
>>592 数え年12歳で入内して翌年に出産だから実年齢12歳の出産じゃないの?
やそこら、って書いてあるじゃん。夕霧達の事も兼ねての話題だし。
当時実在した后とかで本当に12歳くらいで出産した人っているのかな?
紫式部のご主人は12歳で入内したけど出産はハタチ過ぎだったし
こわやこわや
606 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/11(金) 03:01:04 ID:gO9lfEpm
12歳って、平安貴族の食生活や姫君達の生活習慣考えると
まだ初潮は来てない人のほうが多いのでは・・・・。
もし初潮が来ていて妊娠したとしても、ろくろく動かず日にも
当たらない生活だから難産で大変だったろう。
医療技術もなきに等しいし、お産は本当に命がけ。
>599
娘が「藤典侍」と呼ばれてたから、「藤原惟光」だね。
608 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/11(金) 08:58:17 ID:F/LogCRR
古典の点数悪いけど考えてみた。
数え年齢って例えば、赤ちゃんってうまれた瞬間に一歳児認定されるよね。
そして一月一日になった瞬間に二歳児認定。
満年齢ではまだゼロ歳じゃないかと小一時間。
「数えでは一歳ちがう」じゃなくて「数えでは一〜二歳ちがう」のほうがいいんじゃない?
平均して1.5歳は逆サバよみじゃん。
私は十月生まれだけど、生まれた途端一歳、正月には突然二歳、だけど実は生後二ヶ月で首も座ってない。
次の正月、数えでは幼稚園も行ける三歳だけど実は満一歳二ヶ月。最近歩き始めた赤ちゃん。
とパピコ食いながらカキコ
たいてい数えだと1〜2歳違うって注があると思うけど…。
当時の初潮年齢ってどれくらいだったんだろう。
そういうことって微妙にスレ違いでは・・・あさきの話しようよ。
六条って夕顔や葵は取り殺したけど、中将には嫉妬しなかったのかな?
六条御息所は大臣の娘として生まれ、東宮妃にまでなったのに
父及び夫の死から転落してったね。。産んだのは女の子のみだし。
もし男子を産んでも、桐壺帝のところに後の朱雀帝が生まれてれば
将来帝位につけるか微妙だったかも知れないけど。
>>611 召人でしかない相手(と六条御息所は捉えている筈)に、嫉妬したりは
しないでしょ。嫉妬するのは、源氏の妻や愛人になれる階級の相手だけ。
中将って誰ですか?
>>601さん
カレンダーも100円です。
同じ絵柄で、大きめから、B5くらいの小さめ、それと卓上にたてる式の
3種類がありました。
「源氏物語」の他にも浮世絵シリーズとかあって面白かったです。
それどころか積極的にすすめてたっけ?>「中将に相手を〜」
愛人以上には嫉妬するのに・・・理解できない感覚だな。
618 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/12(土) 17:38:45 ID:aQxIRexZ
>>612 六条が転落していった、と書かれていますが、父や夫の東宮亡き後、その遺産や
土地を他人に奪われることなく管理し、
貴公子たちの憧れのサロンとなるほどの邸宅を趣味よく運営し、
女房も質のいい人をそろえていた六条さんは、全然転落などしてません。
むしろ女主人として最高の資質を備えていたと思います。
親が亡くなった後、落ちぶれたのは夕顔や末摘花のような人です。
六条の転落は、むしろ光源氏に恋してしまったことだと思う。
確かに夕顔のように娼婦まがいのことしたり、末摘花みたいに世間知らずではなかった。
六条はかなりしっかりした強い女性だったと思う。
源氏と出会う前は……。
源氏との恋がなければ強い母親としていい人生送っていたと思うと恋なんて一歩間違えたら毒だ
>夕顔のように娼婦まがい
そうかな?
それより孫の大輔の命婦はあんな美人で才気煥発なのに、娘の末摘花はああって
常陸の宮ってどういう人だったんだろ…。
622 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/12(土) 21:14:42 ID:qgZ0tPSY
>>621 命婦といえば、コミックス第2巻で二人出てきたので、
最初に読んだ時は同一人物かと思っていた。
大輔の命婦って常陸宮の孫なの?どういう関係だっけ?
>恋なんて一歩間違えたら毒だ
六条さんもだが彼女と違って落ちぶれたのに夕顔、悲惨すぎ。末摘花は何気に勝ち組かも。
なまじ顔がよければ三宮状態だろうし。
ところであさきだと夕顔と玉鬘ってどうしても親子って感じがしないのは自分だけだろうか。
親子としての絡みがないとはいえ、性格似てないし(あさきでは顔も似てない気がする。)
夕顔の性格や雰囲気ってどうしても源氏と会った段階で3歳の娘がいるようには見えないんだよなぁ。
19歳っていう年齢もあるのかもしれないけど。そういや夕顔って源氏より年上なんだよな。
私はわりと親子っぽいと思ったけどな。
ああいういつまでも少女っぽいママンだと娘がしっかりするっていうのは
よくあるし。
(BSでやってるデスパレートな妻たちのスーザン母娘みたいな)
私も親子っぽいと思った。
でも前も親子っぽくないって言う人いたね。分かれるのかな。
カレンダーほしい〜
品がよく可憐な秋好中宮が好きだったんだけど・・・・・
あさきには出てこない竹河の巻で弘徽殿女御(頭中将娘)と共に
玉鬘の娘をいびってると聞いて悲しい。
可愛らしかった明石女御も宇治十帖では中宮となり
ゴッドマザー状態で兄の夕霧と共に、宮廷掌握してるし、
宇治編では年齢を重ねて権力を手にしたキャラの性格が
気が強くなってますね。(黒くなったというか・・・)
>>623 玉鬘は父親の明るさと大宮の気質の良さをバランスよく受け継いだんでしょう。
同じ姉妹でも雲井の雁は大宮の性格は継いでなく(育てられたのに)親父の強情なところだけ似てしまった。
さらに近江の君は父親のギャグ的な面だけ似てしまった……。
629 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/13(日) 11:36:12 ID:gAsrSsav
源氏と頭の中将って何歳違いですか?
知らないけど葵は源氏より四つ上だから、5〜7歳くらいは違うと思うのですが
>父親のギャグ的な面だけ
ワロタ。一応顔の良さも受け継いでるけどねw
なんどすて?
>>630 頭中、実は葵タソの弟説ってのがあるらしいのだが・・・
>>623 大輔の命婦は常陸の宮の息子の娘。
末摘花は命婦にとって年下の叔母だね。
>>633 私も聞いた事がある。確か瀬戸内さんが仰ってたと思うんだけど
うろ覚えなので違ったらスマソ。
原作には兄弟とあるだけで兄とは書いてないらしい。
常陸の宮の息子ということは末摘花の兄か。もしかして禅師ではないよな?
大輔の命婦より末摘花の方が年下らしいけど末摘花って源氏との年の差が原作でははっきりしないんじゃなかったけ。
あさきでは源氏が18のときに18、9歳って設定になってるけど。実は一番年の差が近いのか?(笑)
後、花散里も年齢はっきりしないみたいだし。桐壺帝の女御の妹だから推定しづらそうだ。
命婦は孫王なのに女房になってたのか・・
貴族社会って脆いんだね
それ言ったら王命婦も王族だし、宮の君なんて女王なのに・・・。
彼らのお仕事の主は子作り。さすが平安貴族さま。
641 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/15(火) 23:56:56 ID:hcMr52vz
清子さまご結婚あげ。
彼女はもし平安時代なら、絶世の美女だったかも・・・
サーヤは品はいいぞ
年の割りに若く見えるし
小さい人だが姿勢がいい
>>642 あれは若いのではなく幼(ry
それはともかく、考えてみたら昔の皇女は結婚しても皇族のまま
だった訳だから、「一般庶民になった皇女」というのは歴史的には
とても珍しい存在なんだろうな。
「一般貴族になった皇女」ならまだしも。
それより45年前の降嫁なさった貴子さんが皇族らしくなくあかぬけた
粋なおばさまだったことに驚いた。
おばさま…
母に二十歳で嫁いだと聞いた。
そしてテレビではそのころの映像が流れたと
思うのだが。
とくダネに生出演されていたよ、貴子さん。素敵だった。それのことじゃない?
>>644 でも、20歳そこらであの風格&気品はスゴイとオモタよ
>>644-647 皇族フリークの母に言わせると、独身時代から、垢抜けていて
自己主張のハッキリしたお嬢さまだったらしい。
理想の男性は?の質問に「私の選んだ人を見てください」と答え、
流行語にもなったとか。
結婚後も、西武百貨店でファッション関係の顧問職に就いてた。
女三宮とは正反対なタイプだねw
黒田清子が非処女になっちまったぁ
クラリスのことかー!
昭和の内親王降嫁の例はどっちも曰く付きだよな
薩摩侍に黒田節
黒田さんてやっぱり武家の黒田家なの?
その辺の話・・・・マスコミ今回避けているのか出てない気がす。
大久保利通の縁続きだったと思うけど>黒田氏
文庫本5巻で夕霧が女房の手引で落葉の宮をレイプしてたけど、あれって2人が
何歳と何歳ぐらい時?そして、あの後2人はやったんですか?
あのあたりのやり取りがこのマンガの中で一番好きなので、気になる。
黒田如水vs宇喜多直家
荒れにくい時間帯にいっちょage
>655
夕霧は30歳くらい、二の宮は不明
三の宮は夕霧より5歳ほど年下なので
それより上なのは間違いない
一つ疑問。落葉宮で思い出したんだけど、光源氏没後夕霧は落葉宮を冬の御殿に移したよね。
あそこは源氏が明石上の為に作った屋敷なのに。
家をとられた明石上はどうしたんだろう?
移すなら夏の御殿にすればいいのに、どうして冬の御殿にしたんだろう?
(花散里は遺産として貰った東の院に移ったし、仮に夏の御殿で宮と同居になっても、あの二人なら仲いい嫁姑になれるのに。
夕霧の屋敷は元々夏の御殿なので、そのほうが自然だと思うが)
>>659 原作では、明石中宮がほとんど宮中に居るので、院の中が寂しく
人少なくなったから、夕霧が六条院を寂れさせないために東北の町に
落葉の宮を移したとある。
その頃の明石は、孫の宮様方のお世話をして幸福に暮らしていたそうだから、
宮中か、女一の宮の住む南の町にいたんじゃないの?
>>660 そういえば孫達の世話していたといってましたね。
でも、そうなると里帰りも春の御殿ってことですか?
女房仕えといっても、一年中というわけではなく、
たまには里帰り(明石の場合は源氏がくれた冬御殿が家になるでしょうが)するでしょうから
その時はどうなるんでしょう?
原作でブスと言われた花散里は単なるデブスなのでやせれば標準になる可能性大だった。
同じく空蝉は美人というわけではないが品のいい標準の顔立ちだった。
なぜ末摘花だけが原作のイメージ以上に強烈なのだ?
横にそれるがパタリロ!源氏物語での末摘花は面白く料理した話だった。
自分の下女?が後ろ盾を無くして困窮している主人(末摘花)のために体を
売って春をひさごうとしているのを止めるために、悪いこととは知りつつ
夜な夜な男を家に連れ込んで香や音楽で惑わせて金品を頂戴している。
それに目をつけた検非違使(頭中将)の代わりに源氏が乗り込んで看破、
事情を知りそういうことならと強盗まがいのことはやめさせ、替わりに源氏が
援助する、という話。そして検非違使へは鼻の赤い不細工な女がいただけ
だった、と報告した。(この末摘花は利口そうな美人だった。その後源氏
ともしっぽりとw)
んなわけないと思いつつも面白い話だと思った。
664 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/21(月) 09:32:52 ID:Zf/kSHla
末摘花がひどく書かれているのは「美」だけが重要視される時代だったからでしょう。
あと、建立当時からぬるい老人ホーム状態だった六条院に夕霧が妻を住まわせたのは
>>660さんのおっしゃるとおりだと思います。
>>663 バンコラン源氏が村雨で居合いする世界だからw
あれ途中で連載中断しているのかな?寂しいっす・・・・・
昔、某ミュージシャンの追っかけ(当時ちょこっと売れた)やってたの。
そいつが「源氏物語」のファンで、源氏の君よろしく女を落とす落とす、
やるまくるやりまくる…って人で、面白い事に、おとりまきの間でも、
「あいつは末摘花だ」
「け。六条みたいに執念深いやつ…」
「ふん!紫の上気取ってさ…」
「金持ち女だけど、頭悪そう…三の宮?」
とか影でヒソヒソ言いあっていました。
その後、ちっとも聞かなくなったけど、、、あの人はどうしたんだろう?
↑
あ。言い忘れたけど「ヤッた女」には、彼から「後朝の文」が届けられた
そうです。。。マジで。
さすがに3日続けては来なかったそうですが。
ワロスw
>ぬるい老人ホーム
たしかにw
明石の君にすっごいあこがれてたなあ。。。
幸せを絵に描いたような人生だな、と。
明石が幸せ???
源氏からは「思い上がった貴婦人気取りがしらける」と蔑まれ、
娘からは一生召し使い扱いされた女ですよ。
だいたい彼女が徒歩での宮仕えなんかしたかったわけないじゃん。
心はプリンセスなんだから。
しかし源氏は仮に頭の中将が都落ちしてたとしたら、友情をもってして
訪ねていくなんてことは無かっただろうな…。
それでも源氏の女君の中ではかなり幸せな部類だと思う。娘に低く見られるのはちょっと辛いだろうけど
源氏に関しては元々恋愛主義者じゃなさそうだし、娘奪われて以来少し冷めてる感じがするから
たいしたことでないのでは。
実子でも養子でも源氏の子って全員地位や名誉をしっかりと掴んでるから子供残せた人はラッキーだなって思ったけど
藤壺と明石の君以外は源氏の女君の中でもトップクラスに不幸な人ばっかだよな・・(葵の上、六条、夕顔、三宮)。
実子を残すことも出来ず、一生報われなかった紫の上は更に気の毒だけど。やっぱ源氏物語のクイーンオブ不幸は
紫の上か・・・・。
そうなんだよなあ。消防や厨房のころは紫にあこがれたけど、
頼る実家もなく、ひたすら自我を押し殺して源氏の愛にすがるしか
生きる道のなかった人なんだよなあ…。
出家したいというささやかな希望すら叶えてもらえなかったし。
夕顔は、愛の中で男に惜しまれて死んだのだから
女冥利につきるってもんじゃ?
田辺聖子版の源氏物語を読んだけど、源氏の末摘花への態度はひどいねえw
ことあるごとに内心でバカにして、とんまだのまぬけだの‥。
あさき〜のほうはしばらく読んでないんだけど、和歌に必ず「唐ごろも」を使う末摘花に
「唐ごろも また唐ごろも 唐ごろも かえすがえすも 唐ごろもかな」と返歌したのは
あさき〜でも出てきたっけ?
一度ならず二度までもレイプ男の侵入を防げなかった六条院の警備態勢ってどうよ
や、だって男が姫付きの女房お手つきにして言うこと聞かせてんだから
どうしようもないというか……。
>677
さすがに出てないw
やさしいうそつきさん
源氏読んでるとほんっと当時の貴族ってセックス以外
何もしてねーなと思う。
ところで玉鬘はレイプ後の身のとりなしが見事だったと
源氏に讃えられてるけど、どういうところが?
最初から最後まで流されてるだけのお姫様にしか見えないんだけど。
うーん、私もちょっと自信はないんだけど‥
宮仕えのためいったん宮中に上がったが夫から強引に拉致られるように
退出させられたというふうに見せたことで
この結婚は本意ではない=自分の心から髭黒を引き入れたのではないと
周りに知らしめたことがまず一つ。
そしてその後は「自分はこういう運命だったのだ」と腹をくくって
子供をたくさん産み、右大将婦人としての地位を揺るぎないものにしたこと。
かな?
ま、結果論ですけどね。彼女がそこまで考えてたかどうか。
>>677さん
の書き込みからこっちを読んでみて、はたと思ったの。。。
「光源氏って…だれか女性を幸福にした?」
花散里のように、自分はこれだけの運と思ってつつましくしてれば
幸せなんじゃないの。生活面では充分面倒みてくれるんだし。
須磨行きが決まって、今まで付き合いのあった女君を訪ねたけど
追い返されるシーンがあったよね。
源氏の薄情さに飽き足りぬ思いをして自分から離れていった女を追うことはしないけど、
いつまでも変わらぬ愛と信頼を寄せてくれる人に対しては誠実だよ源氏は。
田辺聖子版には、両親の短くも激しい恋の情熱が
源氏の体から匂い立っていて、見る女すべてを酔わせる…
みたいな描写があったね。
源氏はものすごいフェロモンの持ち主だったのだろう。
ただでさえ母を恋しがってる男って母性本能くすぐられるし。
>682
よく考えると三の宮と何が違うのか分からんよね
髭黒の場合は最初から結婚目的で進入したんだから
隠す必要があった柏木とはわけが違う
玉蔓はレイプ(…てのは嫌な言い方だが)されてイヤイヤ結婚したけど
髭黒さんの良さを知って、夫婦の愛情をもつようになり、
連れ子とも仲良くやって立派に家庭を築いたからエライってことかな。
自分はいいだけ恋愛三昧のくせに、女には家庭の価値観を押し付ける源氏w
現在で言えばただのストックホルム症候群だよな・・・。
>>689 少なくともあさきでは違うと思うけど
原作ではどうかなーそういう解釈もできるのかね?
原作でも違うよ
藤の典侍には子供が4人いたけど、全員、夕霧が雲居雁と
結婚する前につくった子なのですか?
全員ではないような…
雲居雁って藤典侍にはビタイチ嫉妬してないんだよねー。
自分より身分が下だからなんだろうけど、理解できない感覚だわ。
どっちにしろレイプして結婚(その相手を好きになる)って当時のは
現代人から見れば犯罪者に惚れてるって理解不能な感覚だな。
藤典侍ってそこまで身分低いんかな?
典侍だし、惟光は出世しまくって参議にまでなってるし。
明石の入道目指してた惟光は思いが叶って笑いがとまらんだろうな。
>>693 身分もあるだろうけど、確か藤典侍は宮中づとめで、
いわゆる「家庭を持たない女」だったから、ってのが
あるんじゃなかったかな。
当時の結婚の形態が「男が通ってくる」形だったから、
どれくらいの時間とか日数、自分の家にいてくれるか、
が重要なんだと思う。
他の女とねんごろになっても子供作っても、最終的に
自分の家に定期的に通ってきてくれるならあんまり気に
しない、というか。
あの時代の女性にとって一番辛いのは、前は頻繁に通ってきた
男がぱったり来なくなってしまうこと、らしいから。
696 :
愛蔵版名無しさん:2005/11/22(火) 20:55:48 ID:Tc7vd49Z
藤の典侍は聡明な人だったから、自分の立場をわきまえて、雲居の雁を立てて
賢く振舞った人だったんじゃないかな。だから雲居の雁も彼女に一目置き、
彼女のの子供まで引き取って、育ててあげたのでは?
夕霧は2人の間にいっぱい子供作ったけど、実は藤の典侍との間にできた子供の
ほうが雲居の雁との間の子より出来がよかったというのも皮肉。
もっと藤の典侍と夕霧のやりとりを描いてほしかった。
あと、大人になった六の君ももっと登場させてほしかった
夫の浮気を怒って実家に帰れる雲がうらやましかっただろうなあ紫。
まあ晩年は明石の上という親友もできたことですし。
そこそこ幸せだったのでは?
明石と紫が親友?マジで言ってますか???
数ある源氏の浮気事件の中で紫がもっとも許せなかったのは
自分が一番つらかった須磨流浪時代に源氏が女を作ったこと。
そしてその女との間に子供までできたことだよ。
あのやさしい紫がいとも簡単に子供を取り上げてる。
明石の苦悩が想像できないわけないのに。
その後も明石を意識する言動がたびたび見られます。
明石にしたって自分の手から子供を取り上げた紫を良く思うはずはないし、
二人ともオトナとして表面上うまくつきあってただけだと思いますよ。
親友は言い過ぎかもしれないけど、でも表面上のつきあいというのも
言い過ぎじゃない?
すくなくとも「あさきゆめみし」では源氏を巡って嫉妬したり子供を奪ったり
してきたけど、明石の上の入内の時に対面して、お互いを認め合ったじゃん。
明石の上のことに関しては共同戦線張って源氏に対抗してたしw
あれを表面上のつきあいにしてしまうと、明石も紫の上も底の浅い平凡な女になってしまう。
現代の価値観で源氏は読まない方がいいかと。
長年の疑問。
三宮が降嫁した時、紫に「このたびは大変なことになりましたわね。
私どもは殿にとって数ならぬ身と思っているから気楽だけど」という
嫌みたっぷりの手紙をよこしたのは誰?
花散里?明石?末摘花(代筆)?
>>700 そうかなぁ、まぁ言ってることもわかるけど、
でもちぃ姫引き取った後、「悪いことをした」と思ってたし、
もし憎い女の子供だったら、あんな立派に育て上げなかったんじゃない?
明石だって「子供を取り上げた」とは思ってないんじゃないかな。
自分の身分が低くて、このまま手元で育てても幸せにしてやれないってわかってたんだし。
まったく外に出られない紫の上にとって、明石の君はやっぱり
「親友」とまではいかなくても、「わかりあえる仲」だったんじゃないかと思う。
>>702 それ自分も気になってた!
でもその三者のいずれかが送ってよこしたとは考えにくい、とゆーか考えたくない。
もっと全然関係の薄い、六条院以外の女じゃない?
あさきでは「私はなんと思いやりのない人間だったのだろう」と反省して
あなたに代わって立派な女人に育てますと心に誓ってたけど、
原作にはそういうシーンはないんだよね。
瀬戸内寂聴さんも、源氏が明石から姫を取り上げたのは姫の将来のためもあるけど、
紫の上のご機嫌をとるためでもあったと書いてた。
明石と紫では紫の方が身分が上なんですか?
どっちの手元で育てても大差ないように思うのだけど。
まあまあ、もうちょっとソフトにいこうじゃないか
>>704 同意。その3人の誰かが手紙を送ったのなら
「○○の女君は〜」と名前入りで描写があると思う。
>>706 問題は母親の身分でなく源氏の優先順位。
>>709 いや、明石の上の父ちゃんより紫の上の父ちゃんの方が身分が上だから
紫の上の方が上じゃないか?
すべては男の血筋だよ。
紫の上の父親のほうが身分が高いけど、実質、親子の縁なんて切れてるじゃないか。
明石の上のほうはかなり強固なタッグだし財力もある。
身分制度ってそういうもんじゃないでしょ。
現皇后陛下が「粉屋の娘」と元華族連中から散々愚弄されてたのから、半世紀もたってないんだけどな。
公式に定まった身分制度の前には財産なんて何の意味もない。
平安時代の価値観は、
ド田舎に引きこもりの金持ち坊主が大切に育てた娘<<<(越えられない壁)<<<高貴な御方が放置した落とし子
ってことでは。
どっちが子供として幸せかは別問題として。
しかも都で高度な教育されてるし
脇腹の娘だかあr
義理の母(藤壺)に手を出したりと、やりたい放題のアフォ源氏が
三の宮の件で柏木を責める資格なんてないわな。
なんちゅう奴だと思った。
そこがいいんだよ。正妻を寝取られたことで、若き日の罪の報いを受ける。
それ以降は物語のカラーががらっと変わって、がぜんおもしろくなる。
この事件がなかったら源氏物語はただの甘ったるいラブストーリーで終わってただろう。
>明石が幸せ???
>明石と紫が親友?マジで言ってますか???
なんちゅーか……w
瀬戸内寂聴さんも、源氏が明石から姫を取り上げたのは姫の将来のためもあるけど、
紫の上のご機嫌をとるためでもあったと書いてた。>>
普通に考えて側室の生んだ子を我が子として育てさせるなんて機嫌取りどころか怒りますよ。
瀬戸内は男作って平気で幼い娘を捨てた女なので子供を道具くらいにしか考えられない女でしょうから鵜呑みにしないように。
>>720 >普通に考えて側室の生んだ子を我が子として育てさせるなんて機嫌取り
どころか怒りますよ。
ごめん。。。横からチャチャ入れる気はないけど、そんな事はないと思うよ。
「あなたに会えない寂しさから、つい手を出してしまって、間違えて子供が
出来ちゃったんだ。一番大事なのは君だから、僕の子供は君が教育して欲しい
んだ…田舎者の女に任すことは出来ない。君に頼みたいんだ」。
なんて言われたら、
「あ。そう?♪」
ってなっちゃうかもよ???
>>718 なるほどです。
源氏の無節操さにばかり気にしないで、ちゃんと読まなきゃね。
NHKで源氏物語絵巻の話やってますね
>>720 他の女の産んだ子を紫に任せることで、源氏の一の夫人は紫であると
紫自身はもちろん世間にも知らしめることになる。
それに紫は子供好きで、源氏との子供が欲しくて欲しくてたまらなかったのに
できなかったという背景も忘れてはいけない。
紫の上は明石の上に対してだけは並々ならぬ嫉妬心を剥き出しにしていたからねー。
源氏と明石の上の一番の宝物を預けることで機嫌が直ったのでしょう。
それに紫の上は源氏がどんなに浮気をしても自分にすべてを語ってくれるのなら
機嫌が直るという、凡人にはちょっと理解しづらい感覚の持ち主ですから。
そうかな、結構理解できるぞ。
モテモテの男から、色んな女と付き合ってるけどオマエが一番と言われ、
そういう扱いをされたら優越感に浸れるのじゃないだろうか。
源氏もそれを狙ってるっぽい。
(モテない男からオマエ一人と言われても、フーンて感じじゃなかろうか。)
紫の上が女三宮の降嫁後に壊れちゃうのは、
オマエが一番と言われても、待遇が一番じゃなくなったからとも思える。
あさきの紫の上はたくさんの中でお前が一番なんて望んでなかった
男にとって唯一の女になれないことに苦しんでるモノローグがある
源氏がそれを理解してやれなかったことに悲劇があるわけで
いろんな女とつきあったけどお前が一番だって言えば紫が喜ぶと源氏は思ってたからね
ナンバーワンよりオンリーワン
原作には「男の愛情にはいくつもの器があって
それぞれに真実をたたえているということを
どうやって女人にわかってもらえるだろうか」
という一文もありますな。
アリーマイラブで
「女は自分の子供たちを平等に愛せるのよ。男二人だって平等に愛せるわ」
ってせりふがあったのを思い出したけど、男女ともに
そういう風に考えられる人と、それじゃ嫌な人がいるんだろうな。
>>702 花散里たちは数ならぬ身じゃないし。
源氏は軽く数十人と契ってるからそのうちの誰かだろう。
男二人だって平等に愛せる。でも相手には、自分一人を愛してほしいと思わない?
実際源氏だって自分を裏切る者は絶対に許さなかった。
>>732 うろ覚えだけど、田辺聖子訳の源氏物語に
「六条院の他の夫人から」と書いてあったような気がする。
その「他」っていうのが、六条院の中に住む他の夫人なのか
六条院の外という意味なのかはわからなかったけど。
でも源氏って好きな女性に去られることはあっても
裏切られた経験はないよね?
三の宮は裏切られたけど好きでもなかったし
好きでもないのにあんなに怒り心頭だったじゃん。
あと、流浪時代に冷たい仕打ちをした人達は源氏の帰京後
ことごとく要職を解かれたんじゃなかった?
柏木をノイローゼになるまで追い込んだ男だぞ>735
>>731 源典侍みたいな考え方だと人生エンジョイできるんだろうけど
宮仕えもしない一夫多妻制の専業主婦は夫の愛にすがるしかないからね
まして紫の上は後ろ楯というべき身寄りがない
そう考えると、夫や父亡きあともそれなりの格式を維持した生活の保てた六条とか朝顔って、けっこう経済力のあるやり手だったわけかな?
きっと遺産がたくさんあったんだよ。朝顔なんて一人娘みたいだから遺産全部もらったかもしれないし。
紫は親父が死んでも継母とその子が独占してまわってきそうもない……。
>>723 見たよ。復元とてもきれーだった。
今思うと絵巻残っているの悲しい場面が多いね。
ただまた寂聴がでているのには萎えた。もうあきたし。
>>736 やってることは右大臣一派と変わらないよな。粘着だ。
そういや惟光は出世しまくってんのに良清がパッタリいなくなった原因は
明石の君だろうな……。
>739
むしろ当時の貴婦人としてはあれくらいできて当たり前なんじゃないかな。
女系相続がめずらしくなかった時代だし。
紫が特にかわいそうということで読者の同情を引いたのでは。
>>732さん
ちょっとご意見を伺いたいのですが…
「契る」という言葉は、単純に「ヤッちゃった」って事という解釈で
いいんでしょうか?
それ以外に何があるの?
源氏読んでて「契る」の意味がわからない人がいるとは
分からないというより
ちぎ・る【契る】
1 固く約束する。「盟友を―・る」
2 夫婦の約束を結ぶ。「二世(にせ)を―・る」
3 男女が肉体的な関係を結ぶ。「男と―・る」
の3以外の意味もアリ?ってことでは。
まあ……3だよねw
>>739>>743 六条のことを「これほど見事に住みなして…本当の貴婦人なのだ」って感じの言葉があった
あ、>740にもアンカーつけたほうが良かったか。
三人とも嗜みのある人だっただろうし、経済力さえあれば紫も家の管理は、しっかりできる。
源氏が須磨に行ってる間、立派に家を守ってたし。
だから、やり手かどうかっていう面では、三人はいい勝負なんじゃないかな。
やはり、経済面でしっかり守ってくれる人(遺産含む)がなかったのが大きかったんだろうと思う。
田辺聖子の小説では朝顔がおばさんのなんとかの宮(正式な呼称忘れた)と二人で金貸しやったり手広く商売やったりしてたくましく金儲けをするって話になってたな。
おばさんが「あさき」とイメージ違いすぎでちょっとギャップがあったけど、ホントに裏ではそうだったかも、というリアリティーのある話だった。
経済面でもそうだけど、不埒な男の侵入(夜這いね)を許さなかった点でも
しっかりしてると思うよ。
それだけのセキュリティーを雇えた→経済面
やすやすと男を通すような思慮の浅い女房を雇わなかった→人格面
かな。
今だに不思議に思っていることがある。
源氏が空蝉に夜這いをかけたとき、空蝉は義理の娘と一緒に寝てたよね?
いくらなんでも隣で第三者いるのにセックスするとは思えないから逃げる必要ないと思うんだけど。
(薫と大君の場合もそう思った)
むしろ逃げたせいで、空蝉の代わりに娘が夜這いされる羽目になったんだから。
その点はどう思っていたんでしょう?
まさか、源氏が娘を抱くなんて思ってなかったってことはないよね?
だって初対面の自分をいきなりレイプした男だから、当然娘が犯される可能性大ということはわかっていたはずだと思うんだけど。
大君なんかは中君の結婚を視野にいれていたとはいえ確信犯だし。
>753
原作には特に空蝉の心の動きは書かれてない
源氏の気配に気付いて部屋を出たとしか
・・継娘を代わりにとかじゃなくて
単に動転して逃げるのに精一杯だったんだと思う、私は
いや、分かってただろ>軒端萩が代わりに襲われる
軒端萩は独身だし、源氏にレイプされても無問題
軒端荻的にはむしろラッキー☆な展開なんだし。
源氏は一度契った女性を見捨てない情のあついところがおありだとか記述あったけど、彼女の面倒はみたのかな?放置してそうなかんじ。
しかし、つくづく現代なら不法侵入+婦女暴行でタイーホだよねぇ。
あさきではその後のフォローは描かれてなかったような。
原文では確か結婚が決まったという話を人づてに源氏が聞いて、
「処女じゃないと分かったら相手の男はどう思うかな。
でも、相手が私だと知ったら名誉に思うかも。」
みたいなぶん殴りたくなるような台詞を吐いていた覚えがある。
>>758 マジっすか!?
田辺版しか読んでないけどそんな記述なかったのでべっくらこいた。
>つくづく現代なら不法侵入+婦女暴行でタイーホだよねぇ。
でも、事を荒立てるとお姫様の不名誉にしかならないから
双方合意の上での正式な結婚だったとするか(ex.玉鬘)
黙って泣き寝入りするしかなかったんだよね。。。
頭の中将の家は子沢山なせいかアットホームでいいね。
夕霧が雲衣の雁によこした後朝の手紙をみんなで回し読みして
わいわいがやがや添削してるしw
六条院は子供が少ないことと、源氏がお父ちゃんキャラじゃないこともあって
どうも冷たい雰囲気だ。
まわし読みされる夕霧カワイソスw
>>758 橋本版では、軒端萩と間違ってヤってしまった後に、軒端萩には後朝の文など
出すものか、自分になびかない空蝉が悪いんだ。弄ばれて軒端萩は傷ついても
それは空蝉のせいで、思い知ればいい。みたいな地獄の釜でじっくり煮込んで
やりたいようなクソ源氏の独り言が書いてあったが。。。
顔も身体も良いから情人の一人とするのはまあいいかとかクソな独り言も
なかったっけ?
すげーw
与謝野さん訳ではその辺、軒端荻が空蝉を軽く恨んでいたような
記述があったようななかったような・・・・・・今本は実家にしかないから
確認できないけど。
宇治十帖ってなかなか語られないのね
自分はあさきでしか源氏物語読んだことないので、
みなさんのお話は本当におもしろいです。
そーだよな〜、軒端荻って全然気にも留めてなかったけど、
考えてみたらかわいそう…
>>764 あったあった。旦那も俺なら文句言わないだろともつぶやいていた。
源内侍を見てると、若い男のチンコしゃぶってる老女の瀬戸内寂聴を想像した
>768
大変だけど、原文も読むと結構面白いですよ。
(私は大学時代の講義の関係で読んだのだけど)
現代語訳の作家たちや、大和さんが何を取って、何を外して書いたのか分かる。
ちなみに大和さんは、源氏が泣くような場面は、少し微笑むようにしたりすることが多いと
インタビューで答えてたことがあります。
「あさき〜」は田辺聖子訳のをまんま参考にしてると思う。
台詞とかも同じとこなかったっけ
よく田辺さんからクレームつかなかったなぁと
許可とってやってたのかな
三の宮の瞳の描写がまんまってどこかで(web上で)見たなあ
夕霧と落葉の宮の間に子供はできなかったけど、
もしいたら世間的には雲井の雁の子よりはランク下扱いだったのかな。
正妻は雲井の雁だったし。
雲井の雁は実家も権勢を誇ってたし、
父:左大臣と大宮の長男である頭中将 母:皇族の血筋?
だから血統もすごい。父は朱雀院だけど母が身分の低かった
落葉の宮には負けてない。
元天皇に勝るものなし
すみません。。。777げっと。
ごめんなさい、ごめんなさい。。。
別にあまらんでもいいよ。フィーバー狙っているのね。
>>775 落葉宮も正妻だからランク下というのはありえないけど。
誤解している人が多いけど正室は定員一人というのはもっと後の時代の武家社会でのこと。
この時代の公家は必ずしも正室は一人のみではなかった。
天皇ですら、皇后・中宮がそれぞれ立后していて、一帝二后という現象がある。
(紫式部が仕えた彰子の時代がまさにそれ)
道長の息子にすでに貴族出の正妻がいたが、時の帝の息女との縁談が持ち上がったこともある。
実現はしなかったけど、もし実現していたら、当然正室として降嫁してきた。
いくら雲井の雁が権門の娘でも、天皇の娘を側室になんて絶対にできるわけないという大原則をわかってないひとが多いな
その上、雲井の雁はあの後ほどなくして父が死んだから後ろ盾がない。これはかなり痛い。
今上の妹である落葉宮のほうがずっと立場は強いはず。
今上の妹だっけ?
>わかってないひとが多いな
いらんこと言いですな
>>780 そりゃ三宮の姐なんだし。
でも一帝二后て道長のワガママで無理矢理やったようなもんじゃん。
あの頃も厳密には一夫一妻制というか、ちゃんと正室だと認められるのは一人だと思うが。
仕方なしに第一正妻第二正妻って呼び方する場合もあるけど、それは希だろう。
夕霧ごときが正室を何人も持てると思うのか?
冷泉帝の姪じゃないの?あれ?記憶が定かでない…
だから正室にできないのなら内親王を強引に妻になんてできないだろ。
夕霧に三宮をという話も持ち上がったけど、すでに雲居の雁が正室としていた。
源氏が結婚承諾しなかったら話は夕霧にいき、当然三宮は正室として夕霧に降嫁していたはず。
内親王を妻にすると先に結婚した正室がいようがいまいが、第一夫人は内親王になってしまう。
↑あんた誰?
源氏は一度契った女は一生見捨てないって言ってたけど実際に面倒見てやったのは紫、明石、花散里、末摘花、空蝉、女三宮だけ。
末摘花なんて偶然再会しなければ見捨てられてたような気がするんだけど・・・。
子供産んでからの藤壷は嫌いだ。
>>787 「(源氏は)一度契った女は一生見捨てない」というセリフは
夕霧が娘にあてた恋文を読んだ惟光が言ったんじゃなかった?
その時にはすでに六条院が建設されてみんな引き取られているから
結果論としてそれで良いのです。
>一度契った女は見捨てない
うざがられ捨てられた六条御息所の立場が…orz
娘の世話してるからおk?故人との事は無し?
そりゃ〜化けて出てきたくもなるわな。
>>790 きっと源氏本人は娘を世話してやってるんだから罪は十分償ったと思ってるよ。
もっとも「娘に手出しはするな!」という遺言は「ち!」と思ってたけど。
でも御息所の土地は貰ってるし結果的に中宮が源氏家を繁栄させてんだから
むしろ感謝して欲しいくらいだと思うな。
>>790 六条は自分から離れた(形としては)
精神的なものでは違ったけどね…
「娘には手を出さないで」と釘をさす六条御息所が悲しかったな。
娘のためといいつつ、本当は娘に嫉妬してるんだよね‥
>>775 よく知られてる史実でみると
兼家(道長の父)の母は受領層で、内親王を母に持つ異母弟(為光と公季)もいたが
権力を握ったのは兼家と同母の3兄弟。これは年齢差と同母妹に中宮がいたからか。
為光たちがのちに太政大臣になってるのはやはり血統?実権は無かったみたいだけど。
それ以外のあまり母の身分が高くない異母弟たちは出世してないしね。
ただ、史実と当時リアルタイムでのお坊ちゃま度?みたいなものが一致してるかは微妙かも。
源氏って、「いい女」がいると取り敢えず「自分のモノ」にしたいみたいね。
口説かないと失礼だと思ってる節があるし、なびかないとうるさいし…
イタリア系か?(爆)
イタリア系じゃなくても、男の普遍的な本能だよ。
特に平安貴族なんてセックスくらいしかすることないし、
子供でも産ませればその女のためにもなる。
「口説かないと失礼」と思っている処を
「イタリア系」と言ったのであって…(苦笑)。
>>794 そうかな、私は娘の為に言ったと思うけど。
やっぱり母親としてあんな女癖の悪い男に娘の人生メチャクチャにされてたまるかという気持ちは女なら誰でも持ってると思う。
>>799 いや、もちろん娘のためでもあるんだけど、賢しい御息所は
源氏の興味が娘に移っていることを見抜いてたんだと思う。
別れの際にまで嫉妬心から逃れられなかった可哀想な人だよ。
六条御息所って、作中の誰よりも存在感が強いのに、影が薄い。
そのへんが紫式部のすごいところだろうか。
「口説かなければ失礼」というのはまあご自由に、といった感じだが
なびいてくれなければけなす、というのがなあ…。
空蝉のような本人にもどうにもならない事情のある場合は無理強いして強盗みたいだ。
若さゆえのおごりでしょう。
源氏も認めざるを得ない位のすごいライバル(色男・優秀)がいたらどうなってただろ
そっちに惚れた女に袖にされたらヒスるかな
一応、頭中将がその役回りを担うハズだったんだけどね…。
源内侍の一件で修理の殿に、二人等しく手玉に取られてた
くらいか、辛うじて引き分けになったのは。
でも終始源氏マンセーで頭中将勝ってないしな…。
中務の君だって頭中将蹴って源氏に靡いて付いてっちゃっうし、玉鬘も
源氏マンセーだしもう一人の娘は中宮になれないしで散々。
まあ現代じゃたとえ生まれ育ちのいいイケメン男でも
尻クセの悪いのは叩かれるだろうな。
ということで多少頑固者でも、現実を見続けた頭中将の方が現代ウケはしそう。
>>801 六条御息所って結局何人のろったんだ。
夕顔、葵の上は殺されてるし。
紫の上とか三の宮にも六条御息所の怨念の影響が・・・
悪いのは源氏なのに、女に恨みを向けるところがリアルだ。
呪いで源氏イ○ポにでもしてやれば良かったのにな。
源氏は神仏の守護があるからだめらしい
神仏も何考えてんだか・・・
まぁ源氏マンセー物語だからなぁ。
それに男は女を寝取られたら寝取った男を憎むけど、
女は女を憎むものだから。
あと、うっかり呪いで源氏をイ○ポにしちゃったら、困るの自分じゃんww
生き霊だっけね。
あれ、話のどこかでお亡くなりになったっけ?御息所は。
また実家に帰ったときにでも読み直してこよう。
>>808 柏木を後先見ずの暴挙に走らせたのも
御息所が後押ししてたのかもしれない。
藤壷の産み月が合わないのを、物の怪のせいにしてたよね。
おいおい、そんなのアリかあ?と思った覚えが。
都合が悪いと自分の所為にされる六条カワイソス
一度失った信用は取り戻せないのサ
>>813 病気や流産も物の怪の仕業だった時代だしね。
風邪もヘルペスも糖尿も性病も、みーんなオバケのせいなんだろうか。
平安時代の人ってお気楽。
現代で美人と言われる人が平安時代にタイムマシンで出かけたらブサイク呼ばわりだな
意外と空蝉なんか美人かも。
意外と末摘花。
円地か寂聴作品で【頬も体も痩せこけててギョロ目】みたいな表現があった気がするけど、美人の定義が【しもぶくれ一本線目】だから、実は二重まぶたパッチリおめめでほりの深いスレンダー美人さんな予感。
背も高いしね>末摘花
ただ鼻が赤いところは現代でもいかんともし難い…w
痩せすぎ、と言われた女性陣は現代じゃあちょうどいいかもね。
肉付きがいいと言われた軒端の荻はデブデブかもw
花散里とかも地味めの綺麗さんかもしれん。
>美人の定義が【しもぶくれ一本線目】だから
最近ご結婚されたあの方も、世が世なら…
>>812 柏木が暴走したきっかけは、三の宮の猫が暴れて
御簾を引っ掛けたせいで部屋の中が丸見えになり、
三の宮の姿を初めて見てしまったから…だったよね。
きっと、猫に憑いたんだなw
源氏と三の宮っておじさんとめいっこの関係か。
昔では当たり前だったみたいだけどきんもいねぇ。
子供が出来なくて良かったね!
朱雀院って源氏に対してコンプレックス持ってる感じなのに
一番大切にしてる愛娘をくれてやる心理が理解できない。マゾか?
コンプレックス?
むしろ愛だろう、女だったら例え姉弟でも源氏とどうにかなりたかったらしいし
三宮は自分の身代わり。
朱雀院は源氏と違って他人を妬んだりするような人格じゃないのでOKなんでしょう。
朧月夜を奪われ、秋好中宮も任せてもらえず、恨みもあったろうになあ。
それでも溺愛する娘を託すなんてほんとマゾだねw
末摘花=江角マキコだろ
そっくりだ
>>825 自分の大事な愛娘を愛しい弟に抱かせることで、
自分が抱かれてるような気持ちになれる>朱雀院
源氏の前では世の男は喜んでケツを開く
源氏が現代にきたらブサデブキモ
更に、陰湿・粘着・ナルシスト・すぐ泣く。
処置無しですな。
現代に来たら三日で変死体だね
源氏って、ホモ経験ありましたっけ?
空蝉の弟を弄ぶような描写があったけど、あれはヤっちゃってる?
他に…ありましたっけ?
私は想像なんですが、須磨に流されて入道の招待があるまでは、
コレミツか…そうでなければ従った者に手を出しているのではないかと…
でないと、あの色狂いがおとなしくしているはずが…。。。
朧月夜をおかずにオナってるよ
>>835 空蝉との連絡係に利用してただけじゃん。
愛読書はボーイズラブですか? 脳みそ腐ってますよ。
もし六条が遺言しなかったら源氏は秋好に手出していたと思う?
末摘花や花散里と交わってる描写はカットされまくりだ。
まあしてる事はしてるんだろうが。
紫の上やその他とはばんばんセクース描写あるのに。
>空蝉との連絡係に利用してただけじゃん。
いや………。
瀬戸内寂聴の源氏解説本に、初夜の様子がはっきりと記されているのは
朧月夜だけだと書いてあるんだけど、そうだっけ??
842 :
愛蔵版名無しさん:2005/12/02(金) 00:37:02 ID:VzYS9Mja
すみません、上げてしまいました。
はーい、きみたち、続きは同人板でやっとくれ。
ここでは「あさき〜」の話をしようじゃないか。
朧月夜が好き者のように言われるが、
彼女自身の資質を見いだして、
朧月夜をそういうふしだらな娘に育てたのは源氏
源氏譲りのテクニックで、
源氏に劣情を催してる朱雀院の心と体を弄んだのが朧月夜
帝の政も後宮のことも、すべては源氏の思うがままだった
実際の平安貴族の容姿は長谷川法世が描いた源氏物語が
一番近いんだろうなー。
>>842さん
>>835です。
レスを返してくださって、ありがとうございます。
勉強になりました。
じゃあモテモテの源氏も現代に来たらただの勘違い男か。
紫の君引き取る → 挙句無理やり(ry → 妻にしちゃうよウヒョウヒョ の流れは濃いな。
漫画読んでる当時から「このロリコンが」と思っていた。
ああいうご時世だからあったことかもしれないが。
>>837>>844 空蝉弟とはそういう関係もあったのではという説もあるらしいからね。
同人や腐女子〜と片付けるべきでもないかと。別にホモを推奨するわけではないが。
でも「あさき」ではそういう設定ではないっぽいね。
ジョージ・マイケルとエルトン・ジョンがセックスをしたら
昔は男色なんて別に偏見の目で見られることもなかったし
むしろ普通だった
三の宮が妊娠した時、源氏は
「この年になって子宝を・・・」って言ってるってことは
何回かやったってこと?
身に覚えがあるから不思議に思いつつも認知したんじゃないか。
手紙でバレるのはゆかしいねw
>>852 源氏が三宮に一度も手をつけなかったと思ってたの?
源氏の手はついてたでしょう
ただ、三の宮受胎の頃は紫の看病してたからね
手を付けてたからこそ、柏木にもあれだけ怒りを感じたんだと思う。
好きでもないなら、いっそ全く手をつけなきゃ、後の悲劇は起こらずに済んだかもな。
>>852 仮にも夫婦になった源氏と三宮がやってないと思ったんですか?
なぜそう思うのか、その方が不自然。
どうしてやってないと思うのかな?
>>852 天下の好色魔・光源氏様をなめちゃいけません。
初老になろうが相手が生気のない小娘だろうが、んなこたー関係ないのでございます。
そこまで噛み付かなくても
852の人気に生霊なりそうなほど嫉妬
↑自演乙
薫はヘタレだねー。
おまいはインポかと小一時間。
薫は世間体気にしてるだけだろ。
家では召人持ちまくってるし、二宮に一宮の恰好させてみたりとかなりの変態。
宇治十帖は紫式部が書いたものではないという説があるね。
たしかに薫も匂宮も源氏ほどのカリスマ性がないし、ヒロインたちも小粒。
三の宮受胎の頃って源氏はいくつぐらいだったんだろう。
この漫画の顔はあまり皺とかないからよーわからん。
大君とか浮舟は小粒だね。女の強さとかも無い感じ。
たしか源氏と紫は7歳差。
紫は38歳没なので、源氏は45歳となりますな。
没じゃなくて発病では
「雲隠」の章直前、紫の法要を大々的に催した時って、
源氏の50歳の祝賀も兼ねてたんじゃなかったっけ?
はいはい
>>859 だって中年オヤジと頭空っぽな動く人形ですよ?
だったら「結婚」という形をとらなくていいじゃん。
中年オヤジと頭からっぽなら、やると思う
朱雀院が、養子縁組じゃなく婚姻でと要請したからね。
嫁としてもらった以上は気がすすまなくても手をつけとかにゃ失礼とかって
思ってるんでしょう、あのエロジジイは。
人形だとか言うくらいなら、手出さないで眺めて楽しむだけにしとけよって
かんじ。表向きスカしてるのが余計むかつくわ。
源氏が嫌いな人ってなんで源氏物語読んでるの?
悪い部分も含めて好きじゃなきゃ読んでてもおもしろくないでしょ?
女人たちが可愛いから
別に主役がウザイからって読んじゃ駄目ってこともないだろうに…。
主役が嫌いでも、脇役が好きなので
その作品を好きになる、なんてことは珍しくないと思われ。
源氏は別に好きでも嫌いでもないや。
源氏にひどい目に遭わされる女人たちに感情移入ですか
Mですね
やれやれ
源氏が嫌いな人がいても、源氏が好きな人がいてもいいじゃないか
価値観の押し付けイクナイ
源氏が好きという人はこのスレでは圧倒的に少ないみたいだけどね・・・w
885 :
愛蔵版名無しさん:2005/12/05(月) 12:09:33 ID:CrdMRD3x
源氏市ね
源氏アンチがしつこく暴れてるだけだ
キャラ板にでもアンチスレ立ててそっちでやってくれ
やさしいうそつきさんムッハー!!
源氏物語って、女の噂話的なおもしろさがあるからね。
次から次へと話が移り変わってくあたりなんか特に。
現に千年もの間読み継いできたのは女が圧倒的に多いでしょう。
木村多江さんを見ると明石を思い出すわー。
私が源氏なら花散里を生涯の伴侶にしたい。
890 :
愛蔵版名無しさん:2005/12/05(月) 20:12:51 ID:OJ0aNzFc
名古屋市の徳川美術館でただいま国宝・源氏物語絵巻のすべてが公開中です
私は源氏物語の主役は女人たちで、源氏は案内人的役割だと思ってるけどね。
>>888 「雨夜の品定」とか読んでいると、モロ男性の主観だとか思ってしまうのだが、
そういう考えもありだなと思う。
>>889 私は、某大型スーパーのCMで巨大化して街を壊す北陽の虻川(虻田?)
を見ると、末摘花を…
花散里って「たくさんの愛人の一人」という扱いをしていい人だっけ?
けっこうな家柄だったと思うんだけど。。
>>891 その解釈面白いね。
雪国の島村と駒子を思い出した。あれも作者がそんな事を言っていたとか。
源氏は狂言回し的役割・・・・・・て考え方結構多いよ。
やっぱり紫式部が女君に、より感情移入している傾向があるからじゃないかな。
実は紫の上が最終的には一番源氏を拒否したひとだと思っている。
出家願っていたし。
これが源氏に対する最後のしっぺ返しだと言っていたのは寂聴さんだったかな?
>>893 花散里は三宮が嫁いでくる前は第二夫人だったでしょう。
六条院に引っ越すさいは源氏の嫡男たる夕霧が付き添っているくらい重んじられているし。
本家の六条院に引き取られたということで、第一夫人紫、第二夫人花、第三夫人明石だと私は思っている。
ただ寵愛度なら紫>明石>>>>>>>>>>花だけどね。
源氏の妻の一人なのに唯一六条院に引き取られなかった末摘花は哀れ。
世話をしていると言いつつ飼い殺し状態だからな>末摘花他
つつましい女性だから、それでも「妻」と見なされて不服はなかったのでは?
朧月夜との逢い引きの「アリバイ」に利用されたりしたけど、
源氏は気を配っていたのではないかな?
「あさき」では、「あれだけだと、かえって忘れかねる」なんて言っている
けど、橋本版では訪ねただけで帰ろうとした源氏を
「こんなに待ったのに、それだけで帰るつもりか?」
と押しとどめた彼女を抱きながら、
「この人は(自分では何も出来ないただの女ではなく)変わったのだ!」
と感激するシーンもあるし。
不幸な女ではないでしょう。
普通の容姿で、顔も忘れられてしまうよか、、、なんぼか幸せでないかい?
親王の娘として、ごく大切にああ育った彼女は「一日中何もしない」「何日も誰も訪ねてこない」を苦にしないから、二条東院の暮らしがあってると思う。
妻として振舞おうとすると、必ずぼろを出すから、一見飼い殺しのあのままがいいんじゃないかな。
零落した姫君が行き倒れるなんてことがあった時代だから、死ぬまで捨てられることなく面倒見てもらえた彼女は幸せでしょう。
そうだね、無駄にプライドが高い女は他人を不快にさせて損するよ。
>>898みたく源氏にちょっと大胆な行動(彼女にしては)を取っても基本はいつも感謝感謝で両方気分がいい。
あさき・・・・ではどんな女人話より、末摘花の話が一番印象に残っているし好きだな。
田辺版ではこれでもかというくらいバカにされた扱いを受けてるけどね。
903 :
愛蔵版名無しさん:2005/12/08(木) 05:26:59 ID:sdoVKd/J
SよりMの方が人間としては高級なんだよ
S→サディストかと思いきや或る意味スレイブ
M→マゾヒストかと思いきや或る意味マスター
warosu
>>896 紫の上が死んでからは花散里が
源氏の衣の用意をしてたよね。
夫の衣の用意は正妻がやるものだったはず。
しかし女三宮がまだ出家してない時も紫がやってた節があるな。
なのに源氏の正月の衣装を作って苦笑される末摘花。
しかもごわごわで裾がすすけた古い生地で…。
本人が世間知らずなのはいいとして、そのことを指摘してやる
女房が一人もいなかったのが不思議だ。老女房もいたのに。
あそこのばあさま女房連中は、時間が止まってるから……。
あとみんな揃って、「宮様が大切にお育てになったおひい様が間違うはずがない(間違ってるのは世間の方)」という信念に基づいてお仕えしてるからなぁ……
橋本版だとその辺の描写が容赦ないんで笑える。
太輔の命婦あたりがちゃんと侍女していればちょっとはましになったかも。
最後には見捨てたんだっけ?
侍従の君(?)もかっさらわれたし・・・・・
え
見捨てた描写あったっけ?
おばちゃんに連れてかれた侍女もちょっとあんまりだよね
姫さまのこと頼まれていたってのに普通結婚するか?
あの女はどうも好かん
確かおばちゃんに連れてかれた侍女は乳兄弟だったよね?
昔の乳兄弟っていうと側近中の側近というか、一番忠実な家臣とならなければいけないはず。
惟光だって、あんな自業自得で流罪になるような身勝手な源氏を見捨てずに須磨についてったんだし。
それ考えるとちょっと薄情だよね。
しかし良清はカワイソス。
侍従も現実を考えると仕方ないんじゃないの?
食うにも困る環境で、先の希望もなかったんだから
私は責める気にはなれないな。忠義でお腹は膨れない。
えっ、侍従って末摘花の叔母の意地悪婆(名前忘れたけど)に強引に結婚させら
れたのかと思ってた。
侍従は見た目良くて使えるし、彼女がいなくなれば末摘花も泣き付いてくるだろ
うから甥とくっつけて連れてってこき使ったれみたいな。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
でも叔母さまのおっしゃることももっともで
ああごめんなさいごめんなさい
…なとこは、まあちょっとイライラするかもw
でもあの意地悪おばの甥で幸せになれるかな?
そのうえ、新しい主人はあのおばさんでしょ?
生活苦は無くなるけど、精神的苦痛はあると思う。
もし辛い結婚生活だったとしても一度主君を裏切った以上末摘花のところには戻れないし。
末摘花は優しいから迎え入れてくれるだろうけど、それに甘えるなんてことまともな神経盛っていたら出来ない。
結果だけみれば侍従ももう少し我慢したほうがよかったね。
侍従は結構計算高いからなぁ・・・。
侍従、おばさんの甥が好きで結婚したんじゃないかな
アール●バンに大和和紀の名前があったけど
何か関係あるのかな?
あさきのイラストで綺麗だった。
恋の恨みとか、女の業とか、男の性とか…
ドロドロの「源氏物語」の中で、ほっとするのは末摘花の件のみだな。
1000年前も今も、男を想う気持ちに変わりはないんだなあ。。。
>>922 わたしも、それ「源氏物語」読む度に思いますワ。
以前山口百恵の歌を聴いて「20年以上前から男と女でもめてることは一緒かw」と思ったもんだけど、
それどころの話じゃあないんだな…
六条御息所なんか今でも近代的な女性だもんね。
雲井の雁が、最初は可憐な姫君だったのが
結婚して子供を産んでく間にだんだん所帯じみてきて
夫の前でも繕わなくなってくのもリアルだ。
二股かけて何が悪いの?な朧月夜系も、現代ならたくさんい
るタイプやね。
スレ違いだけど、きらの「源氏物語」では源氏が須磨に流され
朱雀帝が故桐壺院に睨まれ目を患うのくだり…朧月夜が寝て
る帝に「父は情けないぞ!」とか言ってのしかかって、帝が
うなされてるのがワロタ。
真実は案外そんなとこかも。
>朧月夜が寝てる帝に「父は情けないぞ!」とか言ってのしかかって、
ということは桐壷帝の霊が乗り移ったと解釈してよろし?
>>927 ギャグ混じりな作品だから、源氏を京に呼び戻したい朧月夜
の作戦ですね。
直談判でなく寝入ってるところに故院の真似をしてささやき
夢見を悪くさせる。
素直でチキンな朱雀帝は父がお怒りだ!とおびえまくり、皇太
后に逆らって源氏を呼び戻すと宣言。
そんな朱雀帝の傍ですましてる朧月夜が痛快。
スレ違いスマソ。
しっかし桐壺院って酷い親父だよね。
兄貴をないがしろにして流罪になった自業自得の源氏は助けてあげたのに
本人に何の責任も無い八宮は全然助けてやらなかったんだからさ。
もしかして八宮が浮舟に冷たかったのは桐壺院みたいに平気でえこひいきする親父を見て育ったからなのかもしれない。
しかし何の罪もない弟宮の八の宮を源氏はスルーしまくってたのに
冷泉院は情けかけてたな。源氏の息子のわりにはまともだな。
源氏の母親への愛し方を見ても、桐壺院は自分の感情の
コントロールがきかない人だったと思う。
彼が唯一冷静な判断をしたのは、源氏を臣下にしたこと。
そうだね。愛情過多。
結局、朧月夜は子供を生まなかったんだよね?
うまづめ?
そうです。子供なし
作者が彼女に子供を作らなかったのは、
皇子を産む→当然その子が東宮になる→ヒゲ黒が勢いづく理由が無くなる
(ヒゲ黒が玉鬘を奪えたのは、東宮の叔父という立場があったからこそ)
皇女を産む→最愛の女性の娘だからその娘が最愛の子になる→
三の宮が溺愛される(=源氏に降嫁する)理由が無くなる
ってとこだと思う。
しかし朧月夜は源氏(皇子)と関係持ってたからまだ良いものの、
誰の子孕んでるか定かでない尚侍の子を東宮にするってオソロシス。
尚侍が産んだ皇子は立太子できないのでは?
女御腹でないと。
まあ朧月夜は身分が低いからその地位になったってわけじゃないけどさ
もし皇子を出産してたら祝いの使者がやってきて、その場で女御に叙任されたと思う>朧月夜
>934
朱雀と朧月夜の子が源氏に嫁ぐのも面白いかもしれん、と思った
その場合は「藤壺に似てるかも(;´Д`)ハァハァ」という降嫁理由が使えなくなるが
>>936 つか元々女御になれるような身分じゃないとなれないと思う>尚侍
んなこたーない
実在の人物だと、藤原道長の三女威子が尚侍→女御→立后だったかしら。
>>937 それもありそうだねw
あれ程嫌がっていた異母姉・弘徽殿大后に言動がそっくりになっていく朧月夜も
面白そう
>>940 いや、尚侍は大臣家以上の娘がセオリーだろ。
藤の典侍にしたって参議の娘だしね。
朧月夜の場合はスキャンダルが災いしているので女御は不可。
姉の大后が言っていたように本来は女御になれるはすなのに源氏と密通してしまったので尚侍にしかできなかった
話題に上がらない朝顔について
つっこみどころがあんまりない賢い女性だからなあ・・・・
源氏つっぱねた時点で神
かわいげがないよね
大君みたい
桐壺院て息子が自分の妻とできてるのに間抜けというかお人好しだな
あさきじゃ死ぬ間際に自分のせいでふたりが結ばれないことを藤壷に
詫びてるっぽいところまである
その桐壷院本人は源氏の母の桐壺更衣にゾッコンだから
半分どうでもいいっていうか・・・どうでもいいんでない?w
大君は確かに可愛げがない
しかし薫と匂の間で行ったり着たりの浮舟ってどうですか
大君本人には別に悪くないんだけど、その後の浮舟のとばっちりを
考えると頑固すぎてウザってえ女だなーと思っちゃったり…。
葵上もそうだけど、彼女の場合はもうちょい同情できる。
今をときめく貴公子二人に愛されて女冥利に尽きるけど、
奪い合われたり屋敷から連れ出されたり、浮舟の身分が
低いからできることなんだよね。
二人とも本当に彼女を愛してたのか疑問。
匂宮はちょっと綺麗なおもちゃとしか考えてない。
宇治で連れ出したとき、すでに「姉(一宮)の所に出仕させたら……」とか考えてるし。
朝、自分の世話をやらせるし。
薫は大君の身代わりとしか考えてないから、こっちも浮舟本人を愛してるわけじゃない。
本編終了後、もし二人がよりを戻したとしても、愚痴愚痴不満ばかり言ってそうだ。
>朝、自分の世話をやらせるし。
いや、匂宮は最初はそうでもなかった。
薫は最初から召し使い扱いしてたが。
つか匂宮は薫コンプレックスが激しすぎてジャイアニズムで動いてるだけな気がするが。
最初はそうでもなかったからより悲惨なわけで。
薫が秘蔵してる>きっとすばらしい姫だ、と勝手に妄想膨らませる
まんまと連れ出して一緒に過ごす>勝手に抱いていた妄想が壊れる>姉ちゃんの所において召人にしちゃおうかなー
浮舟が死ぬ(間違いだけど)>数日間真剣に嘆く>でも、時がたてば女漁り再開
薫の大切にしてるおもちゃを、隙を見てひったくって、二人で争ってるうちに壊れたらポイッて感じ。
極めてガキ臭い。
薫の方も、壊れたおもちゃにいつまでも執着して愚痴愚痴言ってる嫌なガキだが
まだ執着してる分薫の方がマシか?
そんなに薫が気になるのか、むっつりホモかお前はって感じ>匂宮
>>949 >しかし薫と匂の間で行ったり着たりの浮舟ってどうですか
「あさき」における朧月夜は結果として自分の意志で愛する男を選んだし、
引き裂かれて生きてゆきたいと決意した。
残りの人生も落飾を選んで生きた。
が、浮舟にはそんな自由を選び取れる後ろ盾がなくて翻弄されるばかり。
男どもは真実、自分を見てはくれてないと悟るのも無理はない。
自ら望んで勝ち取ったのがあのラスト。
浮舟が失踪した時の二人の様子が、それぞれの性格を表していておもろい。
匂宮は女漁りして浮舟を忘れようとする。薫は「こんなめにあうのは自分がいつまでも
今生に執着しているせいだ」と思ってますます仏道にのめりこむ。
匂宮が浮舟を連れ出したあたりが一番エロいよね。
二人で部屋に引きこもり、朝も昼も夜もセックス三昧の一週間。
>>951 そうだね。浮き舟も最後の方そんなこと言ってた。源氏亡霊登場前あたりで
しかるべき後ろ盾があって、
なおかつ自分の意志で男二人を翻弄の挙句
「も、いいや」と僧籍に入っちゃうならカコイイかも。
源氏にもあんたがアドバイスできる立場じゃないだろと小一(ry
結局浮舟ってどっちを愛してたんだろ
記憶を失ってた時、誰かに強く抱かれた感触だけは唯一覚えてたみたいだから、
匂宮ではないだろうか。
ごめん、次スレは>970にお願いしてもいい?
そろそろかなあと。
>>962 どっちでもない
本当に愛していたのは母だけ
あの母さん、いい人だよな。
さんざん既出だとは思うが、
あのお母さん、初登場時とその後の顔が違いすぎるよね。
あと、源氏と朧月夜の再会を仲介?した和泉守も顔が変わっちゃってるし。
↓新スレをお立てあそばしませ
断わる
オボロと藤の尚侍は身分違うのでは?
オボロはないしのかみ。
藤はないしのすけ。
顔が変わったといえば秋好中宮
髪形もね。まあでも成長過程ということで。
975 :
949:2005/12/18(日) 13:39:15 ID:???
返答ありがとうございました。考えてみると浮舟は不憫な女性ですね。
呪い殺された葵の上や夕顔までとはいかないが。
↓お立てあそばしませ
↑ありがd存じます
でも・・・・なんか変なのが・・・
980 :
愛蔵版名無しさん:2005/12/19(月) 01:01:46 ID:8yz0MOR3
やっぱり藤壷が一番好きだな。女として憧れる。
>>979 弦うちして、芥子を焚いておいたので、安心してね。
>>981 あんがと。芥子の匂いは染みつくから早めにお風呂入ってちょーだい。