【雁屋哲】 男組 Part.3 【池上遼一】 男大空
俺も中盤くらいまでの男組の絵で覇を見てみたいな。
何かあると過去の因縁を持ち出して、外道を善人に仕立てて
円満に解決してしまう武論尊のほうが見ていて苦しい。
神竜も最後になって過去の体験を語るけど、別に道徳的な善人になるわけじゃない。
そこが同じ暴君であるサウザー以下の武論尊キャラと神竜の格の違い。
ブロンはすぐに改心させちゃうから。
渡海なんていいキャラだったのに。
雁屋だって、初登場時は「イヤミなグルメ自慢」だった海原雄山を「懐の深い大物」に
変えているからなぁ。
まあ、武論尊ほど極端じゃないにしても。
951 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 12:22:11 ID:Cc//mm9d
HEATの石倉、もう何度、裏切ったよ
結局、最後まで生き残っちまうし・・
952 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 14:20:31 ID:uaQw6mSd
雁谷漫画で大物だったキャラが小物になるのは男組の神竜壮一郎ぐらいじゃないかな?
あとは人格的にどうあれ実力者として描かれているように思うが。
>>952 鬼堂軍四郎も急に病弱になって小者化したけど、この場合どう見ても鬼堂凱
の方が大物っぽいからなぁ。
954 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 17:05:17 ID:tWbhSJWb
「ふん、豚共め!
お前達が勝手な事を言ってられるのも
この私が許してやってるからだと
どうして分からんのだ・・・・?!」
「半落ち」って本読んだ人いる?
神竜が読んだら怒り狂うような、豚と感傷の物語だよ。
「男組」って今読んでも刺激的だなあ。
RENTって映画、ジャンルはまるで違うのにやたら「大切なのは今」とか
歌うんで男組を思い出しちまったよ。
957 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/27(火) 22:26:28 ID:S1HDEtQ0
山際さんのつるし柿・・・
もしスカーフでスカートのすそを結ばなかったら・・・ああ・・・
まだバンジージャンプとか日本では誰も知らない頃だからね。
それにしても大田原は几帳面に地面に激突しない様に紐の長さと校舎の高さを図ったのかね。
怪我させたらさせたで、「俺の許嫁に怪我をさせたな、犬め!!」とか神竜に
難癖つけられかねんから、必死だったんじゃないか?
青雲学園がセーラー服じゃなくてブレザーの設定だったらどうなってたんだろうな
>>960 ということは男もブレザーか。
ブレザー着た神竜、流・・・全然男組っぽくないけど、なんかカコイー(;´Д` )ハァハァ
大田原は想像できん。
963 :
ラジオ関東:2006/06/29(木) 01:14:30 ID:U1xuWb7j
>>962 夕方の4時ごろ、高校の近くを歩けばいくらでも見かけるだろいかにも頭の悪そうな
ブレザーデブ。
大田原もあんな感じだよ。
ブレザー姿っって、、まずネクタイが男組の世界には合わないよね
>>964 こち亀の「海パン刑事」みたいな出で立ちなら、ネクタイも似合うかも。
学生服=ストイックの象徴なのか、メチャメチャこだわってたね。
流が神竜に刺された後、大杉が膨大な数をレンタルして少刑の連中に着せてたし
関東連合は24時間学生服。こじき横町の連中も汚いなりにどうにか入手してたみたいだし
967 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/04(火) 20:26:42 ID:6semGCT2
日本武道館で生徒会をやるのって男組で神竜が番長を集めて縄張り決める会と
別の漫画でもあったと思うんだが、思いだせん。
もっとも、「世直しと称してディストピアをつくり出そうとする人物」が
悪役として登場するのは、これは世代的なものとかもある。
一人ひとりがそういう思考ルートをたどって行き着いたわけではないと思う
けど、何度も書いてるけどまず70年代の「政治の季節」の挫折がある。
ここで世の中が変わらなかった、という挫折感。それは権力の強大さと、
動かなかった大衆への不信感につながっていき、
「それならば、愚民を迫害するかコントロールするかして世の中を変えてやろう」
という発想につながっていく。
それを、おそらく作者一人の「表と裏、正義と悪」として描いた代表的作品が雁屋哲の「男組」である。
その後80年代を通じて「一部のエリートが大勢の愚民を操って理想国家をつくる」
(その中には愚民そのものを抹消するという選択肢も含まれる)という悪役が、
エンタテインメントに多く出てくるようになる。
誰の書いた文か知らんが後半ちょっと視点がズレてるな
理想と挫折はみなが経験することだと思ってたが。
ところで
>>771に押井守が出てくるが、あの小市民的な労働者讃美は雁野イズムとは真っ向から対立するように思うのだが。
「私怨ではない!私怨なら仲間を戦いにひきずりこんだりはしない!」
(全次郎)
「それが政治というものです。大衆に必要なのは絶対的真実ではない。彼らの下衆な期待を満たしてやればよいのです。」
(『野望の王国』)
「大衆やマスコミを操るなどたやすいこと!」
(『野望の王国』)
某母子殺害事件を取り巻く状況は本当にひどいな。
あまりにも醜悪すぎる。
特に嘘に満ち満ちた被害者の夫が正義のヒーローにまつりあげられているのがもう………。
「男の生き様」らしきものを見せているのは弁護士くらいかなぁ…。
全次郎というより神竜的な感じだが。
『いや、私はテレビはどうも!』
(『野望の王国』)
972 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/09(日) 20:02:54 ID:1H2epZ6F
しかし、丸腰(武器持ってるのもいたけど)少年達に銃で射殺していくのは
むちゃくちゃだよね。
中国人民解放軍なら普通にやるのだが
974 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/09(日) 20:42:22 ID:SaBUiC/u
旋風脚(回し蹴り)で一度に何人も倒されるのは、ちょっとなありえない。ガキの頃よくマネしたけど。
イスラエルも普通 韓国も昔あったし
国家が暴力で大衆を鎮圧・それらは現在の日本ならあり得ない事、、
70年代の「政治の季節」の挫折…を実際に体験した者でないと
理想の国家だの社会だのという理念すら生まれてこないでしょう。
共に立ち上がり闘う、という基盤が何も無い。押井氏がなにをやっても“ごっこ”にしか見えない。
977 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/10(月) 09:18:03 ID:G2a0YfpG
少年誌にしちゃあけっこうテーマが深かったんだね。
押井アニメは「豚としての人間」を認めてしまっているから嫌だ。
汗をかいた後の充実感が人生の真実だとは思いたくないね。
作品と関係ないことで申し訳ないが
風采とかしゃべり方とか生理的に受け付けない>押井守
それは少しかわいそうでは…。
それはともかく雁谷漫画は日本性のなさが新鮮だった。
押井守はよくも悪くも邦画の後継者といった感じ。
俺はもう年寄りなもんでね、今の若い連中を見てると神竜が正しかったと思う時がよくあるよ
男組も男大空も老人批判の書なのに。
そういえば雁谷本人も野望の王国・完全版のあとがきで若者批判してたな。
「欲の皮の突っぱったうす汚ない老人のいいなりになって死んでたまるか!
老人が先に死ぬのが自然の摂理というものだっ!!」
>>982 男組では若者もかなり批判しているよね。青雲学園の生徒達の日和見っぷりなんか特に。
流にしたって「目覚めろ、立ち上がれ!」みたいなことを全編通じて叫び続けて、
最後には彼らの事を見限ってるわけだし。
結局、流・神竜の理想主義では影の総理の現実主義は乗り越えられなかったのか・・・。
>>983 見限ったわけではないよ 彼らもいつかは一緒についてくるといっているし、神竜に刺されたときも
人間を信じるといっているし
そーだよ、僕も今は闘わないけどいつか闘うんだよ、たぶん
今、戦わない人間があとで戦うわけがない!!
戦わないためのいいわけなんて、無限に考えつけるものなんだ!!
闘わないためのいいわけ
*今は勉強する時だから
*ちょっと今体調が悪いから
*決議案より議長声明のがいいと思うから
988 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/13(木) 16:28:27 ID:/cLF86Bp
男組のラストをああいう風にしたのは、読者に対してのメッセージが作者の意図として考えられますがどうでしょう?
あのラストを描いたカリーも凄いが掲載したサンデーもたいしたものだな
990 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/13(木) 23:13:44 ID:AXVIrIOR
急にボールがきたから・・・
砦の上にわれらの世界築き固めよ勇ましく!!
992 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/14(金) 21:05:19 ID:+mQIR6NU
刺客列伝の詩もいい雰囲気出してた。
…堀田さン!
994 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/14(金) 22:49:06 ID:AfW3gyqG
日銀総裁とか本当に欲の皮がつっぱった薄汚い老人だ…
でもああいう人が真の価値組なんだよな、いやな国になったもんだ
でも若者も無気力だし日本なんて国家が破産するまで変わらないんだろうな
日本人て実際に痛い目にあわなきゃ分からないんだ
>>995 オカマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!