【改蔵】久米田康治総合【南国】part3【ポカポカ】

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6愛蔵版名無しさん
>>1 乙
ttp://www.hirose-project.com/works_hirose/episode3.html
>「ところで英梨、今週のサンデーは読んだか?『かってに改蔵』の最終回」
>「や、あたしはコミックス派なんで読んでないです」
>「あるけど見る?」
>「いや〜、気がききますね。さっすが〜」
> 英梨がヘラヘラしながら少年サンデーを受け取りぺ一ジをめくる。
> 5分後
>「・・・・ヤだ」
>「おい、英梨」
>「・・こんなのヤだ」
>「ちょっと・・」
>「こんな最終回認めない。こんなの改蔵ワールドじゃない。いやね、話としては悪くないかもしれませんよ。
>アリなのかもしれませんよ。
>他の作品の最終回としては、このネタはアリなんでしょう。でもね、かってに改蔵の最終回としてこれをやっちゃダメ。
>イヤ。認めない」
> いや、ここでお前にそんなダメを出されても、久米田先生だって・・
>「あのさ、英梨・・」
>「捨てる」
>「へ?」
>「コミックス全部捨てる。新刊も買わない」
>「お、おい・・」
>「違うのーーーーーっっっ!!!!!」
> 凄い勢いで英梨が少年サンデーをテーブルに叩きつける。
7愛蔵版名無しさん:04/12/31 20:02:27 ID:???
>「改蔵も羽美も、とらうま町で永遠の17歳を演じ続けなければならなかったんですよ。
>最後まで演じ続けたままで終わらなければいけなかったんですよ。
>かってに改蔵の最終回とは、そういう、そういう・・」
>「え、英梨・・、落ち着け、な?」
>「そのサンデーしまって。さっさとしまって下さいよっ!見てると気分がウツになってくるのっ!!」
> ・・・・何だか英梨がもの凄い事になっている。逃げたくなってきた。
>「・・・・工ヘヘ、ああいう精神病院ラストってね、あたしが小学校6年生の頃に大学ノートに描き殴ってたマンガが
>そんなでね、その頃ってあたし色々あってちょっとウツ入ってましたからね、知らなかったでしょ?
>あの頃って絵を描いてるといつの間にか朝になってたりとか、よくあったなあ・・」
> 知らないよ。あの頃のお前は元気な子供キャラじゃなかったのかよ?
>「ま、ヒロセさんの前では明るく振る舞ってましたからね。色々あったけど仕事場には持ち込みたくなかったし、
>ほら一応これでもプロですから。そんな風に誰かさんにも教育されましたしね。でも思い出しちゃうな、
>私が描いてたマンガでは主人公は飛び降りて死んじゃうんですけどね・・」
> 英梨が虚ろな目をして喋り続けている。もう逃げたい。気が付けば、オレの右手はいつの間にか自分のカバンを
>引き寄せていた。
>「朝まで絵描いて、小学校行って、ドラマの現場行って、現場ではヒロセさんが偉そうに説教してきて、
>人生語るんですよ『いいか、英梨。人生っていうのはな・・』あたしはそれに対して明るく元気に・・」
>「喜多村英梨さ一ん、キャラが変わってますよ一。早くキタエリに戻ってくださ一い」
>「エヘ、エヘヘヘヘヘヘ・・・・」
> 英梨が今まで見た事もない顔で笑ってる。怖い。そんな時、誰かの声が聞こえた。
> ヒロセくん!逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃ・・
>「英梨、サンデーはもう片付けたから。大丈夫だから。あ!腹へってないか?何か食うか?」
>「だからね・・改蔵とね、羽美はね、ずっととらうま町でね・・エヘヘ」