手塚治虫総合 8

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890愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 20:04:45 ID:???
手塚が何か新しい「技術」を発明したというようなヘンテコな主張を
でっち上げて、それを瑣末な歴史上の事実を根拠に反駁するという
ありがちなアンチだね。自分が攻撃しやすい仮想敵を作るやりくち。
手塚の影響っていうのは、漫画やアニメの製作者に与えた影響も
もちろん大だが、なによりもまず読者・視聴者に対する影響だし、
技術的側面なんかよりもずっと精神性の方が大きいはずだ。
891愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 20:46:17 ID:???
>>889のリンク先の訳者が批判してるのは、検証精神のない「手塚神話」のあり
方であって、作家・手塚治虫ではないんで、個人的には許容範囲かなぁ。
アンチ臭が強いから読んでて不愉快ではあるんだけど、まぁ我慢できた。
892愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 20:46:32 ID:???
大阪万博から参加するロボット

大阪万博で手塚治がプロデュースした「フジパンロボット館」。
そこで楽器を演奏する(ふりをしていた)ロボット楽団。
万博終了後、このうちの5体ができたばかりだった愛知青少年公園内の自動総合センターに引き取られた。
今回の愛・地球博ではその建物はロボットステーションとなり、最新のロボットが多数展示される。
一部で去就が注目されていた大阪万博のロボットたちだが、昨日のフジテレビの夕方のニュースで映像が出た。
今回の万博でもロボットステーションで最新鋭の後輩達と共に35年の時を経て当時のままに展示されるそうだ。
893愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 20:51:16 ID:???
894愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 21:02:02 ID:???
>>890
全然違うだろ。
>「技術」を発明したというようなヘンテコな主張をでっち上げて
映画的手法の発案者としての手塚という「ヘンテコな主張」はでっち上げられたわけじゃなくて
実際に流布している話(ただし、手塚自身はそんな主張をしていないわけだが)。
それを実証的に批判するのは当然あってしかるべきだろ。
そういうのを瑣末な歴史上の事実とか言ってアンチ扱いする方が手塚ファンのイメージが下がる。
(ファンイメージごときで手塚作品自体の評価が変わるとは思えんしたいした問題じゃないといえばないが)
895愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 21:33:48 ID:???
>>891
しかし、検証精神を喪失しているのはむしろリンク先の方じゃないか?
一方で手塚を「児童まんがの急発展の波に乗ったひとり」としながら、
他方で新宝島の「衝撃」は「戦前文化より隔絶されていた戦中世代ゆえの誤解」
と言い切ることの矛盾をどうやって説明するつもりなのか。
藤子らが戦前文化から隔絶されていたという指摘を容認するとして、
ではなぜ戦後の児童漫画の急発展の波の中でひとり手塚治虫だけが
繰り返し語られることになったのか。それこそが手塚神話じゃないか。
896愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 21:51:35 ID:???
『新宝島』は読んだことないがないが、
自分は子供のころ、手塚の『来たるべき世界』世界よりも、
田河水泡の『のらくろ』の方が面白いと思った。
その認識は今でも基本的に変わってない。
897愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 22:22:22 ID:???
>>894
書き方が悪かったかもしれないが、890で「ヘンテコな主張」と言ったのは
「映画的コ割り」とか「ストーリー漫画」といった実際に流布している話
のことではない(それなら原文をそのまま引用している)。
そうではなくて、手塚神話を手塚による新しい技法の発明に還元することを
「ヘンテコな主張」だと言ったの。それで、890の後半は、手塚神話は
技術革新によるものじゃないという主張になっているわけで。

こういうふうに書きなおせば意味が伝わるかな?
手塚神話を手塚による漫画・アニメの技術的革新として語られている
事柄に集約して、それを歴史的事実によって反駁することで手塚神話
そのものをも解体せんとするのは、ありがちなアンチのやり方だ、ということ。
898愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 22:27:25 ID:???
「手塚作品はというと約2,000点のうちわずか15点」という、数の問題だけで
「児童まんがの急発展の波に乗ったひとり」と持っていくのは少々強引ですな。

新宝島発表後、あれをそっくりマネた赤本が沢山出たのも事実。
899897:2005/05/13(金) 22:47:27 ID:???
まだ伝わりにくいかな。つまり、手塚=技術革新をした人という図式を
歴史的検証作業によって反駁しても手塚神話は一向に解体されないよ、
ということ。
たとえ先行者がいても、後世に影響を与えていなければ彼らは創造者にも
革新者にもなりえない。革新者は、発明者ではなくて後に続く者に影響を
与えた者以外の何者でもない。それも少数の後継者ではなくて社会全体に
与えた影響の大きさで計られなければならない。
900愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 22:53:26 ID:???
>>897
ああ、なるほどね。
そういうことなら八割は了解。
ただ、残りは>>889の擁護をしたい。>>898で言われてるみたいにそれは言い過ぎだろうってところもあるが
彼のいう海外に流付する手塚神話ってのは、映画館の例を挙げてるところからすると
「映画館が焼けてしまったので、手塚が映画的手法の漫画を発明して映画の代用品にした。
それで日本で漫画文化が発展した」みたいな日本漫画神話を念頭においているんじゃないかと思う。
書き手の念頭にある文脈が受け手とずれてしまっていることによるもので「手塚の」アンチということではないんじゃないかと思う。
901愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:05:17 ID:???
なんか理屈っぽい長文が続くなあ・・・
902愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:07:28 ID:???
>>899
>たとえ先行者がいても、後世に影響を与えていなければ彼らは創造者にも
>革新者にもなりえない。
戦前の技法を使った漫画家のことを指しているのならこれは違うでしょ。
戦中に漫画の色々な手法が消えていったことを嘆いていた、と手塚自身が述べていて
そういった技法を一人で戦時中も研究し続けていたらしい。
影響は手塚に対してもあったわけで、創造者でも革新者でもないってのは違うと思う。

あと革新者じゃなくても創造者ではあるでしょ。
二十世紀初頭にウィンザー・マッケイが映画的コマ割と言っていいものを使っているけど
アメコミではあまり受け継がれなかったらしい。
でも、それで彼が創造者でなくなるわけではないと思う。
903愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:18:23 ID:???
映画の世界では映画的コマ割りの元になったいわゆる「モンタージュ技法」は、
漫画の世界で手塚が人気を得だした50年代頃から陳腐化し、
わざと舞台的カットを用いた作品への回帰もあったりしたんだがね。
904愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:20:04 ID:???
>>903
誰の何を批判してるのかわからない。
905897:2005/05/13(金) 23:27:43 ID:???
>>900
訳出されている文章と訳者の注記とのバランスでどうしても
アンチのイメージを受けざるを得ないのだけど、実際にアンチか
否かはどうでもいいことだね。

>>902
いや、つまりね、特許とデファクト・スタンダードの違いみたいなもの。
芸術表現みたいなものは、電球の発明みたいなこととは違うでしょ?
906愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:28:17 ID:???
批判って訳でもない、単なる感想だよ。
小津安二郎映画が受け続けるのは、
あざといカット割りが少なく安定した画面構成だからじゃないのかな?
斬新な技法といわれたものほど古びるのも早いという一般論さ。
907愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 23:34:57 ID:???
そもそも戦前漫画の話は、戦前漫画の再評価と復権として語られるのが健全なはずなんだが
なぜか手塚批判に結びついてしまうと言う罠。

それだけ手塚の存在が大きいと言うことなんだろうが。
908愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 03:02:19 ID:???
新宝島や戦後まもない作品を、戦後マンガの骨子を単身で作り上げたとして
手塚の功績の第一に置くのは、昔の手塚神話だよなあ。
今はもう明らかに手塚寄りな夏目房之介とかの評論でも否定的に語られてる。
それでも手塚=現代マンガの創始者っていう神話が崩れていないのは、
戦争直後より、平成に至るまで真ん中に居ようとしたバイタリティーと、
それが生んだ作用としての手塚フォロワー、反作用としてのアンチ手塚たちの
功績の大きさがあるからでしょ。
実は多様だったはずの戦後非手塚マンガを読んでるはずの世代の実作者も、
手塚のマンガで漫画家を目指したと言明するばかりで、
その他のマンガ家から受けた影響は比較的に語ることが少ないんだよなあ。
消えたマンガの名前挙げても誰もわからないっていう配慮もあったろうけど。

実作者たちの主観的体験で肥大していた手塚像を、表現論が弱めたって部分はあるけど、
逆に思い込みだろうと何だろうと、横山光輝や石ノ森章太郎や藤子不二雄や
さいとうたかをや水木しげるや白土三平をマンガ界に引きずり込んだという
直接的・間接的功績をないがしろにされては困るよなあ。
909愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 10:43:46 ID:???
>>908
そういうことだね。昔にしたって、新聞見出し的な大雑把な「標語」の
ようなもので、本当に手塚がゼロから創出したなんて話ではなかった。
910愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 11:33:35 ID:???
>>905
>アンチのイメージを受けざるを得ないのだけど

手塚批判はしてないよね。手塚神話を叩いている
911愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 11:36:22 ID:???
>さいとうたかをや水木しげるや白土三平をマンガ界に引きずり込んだという

水木も白土もさいとうも手塚にあこがれてまんが家になったわけではない
手塚は意識していたが
それは手塚という巨大スターがすでにそこにいたというだけで
912愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 11:44:25 ID:???
>>908
>消えたマンガの名前挙げても誰もわからないっていう配慮もあったろうけど。

名前をあげることにより、その名前がマンガの歴史に残り、
歴史を彩ったかもしれないね。

誰か、そういう名前を発掘してくれないかな。
そうだ。批判者というか、否定者が発掘すればいいのに。
913愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 11:58:13 ID:???
>>912
普通に発掘されてるし、チョコチョコと復刊したりもしている。
美術史畑のアカデミックな漫画史研究業界とか漫画史マニア以外にその名が広がらないだけ。
>>889のリンク先の『誕生!「手塚治虫」』は読んでるけど
別に手塚がたいしたことないってことを主張する本じゃなくて
手塚を育てた漫画を含む戦前大衆文化についての本。
914愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 12:30:33 ID:???
ようするに手塚神話の否定的再検証がなされている
915愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 12:46:12 ID:???
とっくの昔に否定的再検証の時代は終わってると思うが
916愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 12:55:13 ID:???
>>911
だからアンチを生んだ功績だろ
917愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 13:38:34 ID:???
まあそんなに引っ張らなくてもいいんだろうけど、
手塚に対する認識ではみんなあまり大きな相違はない気がするけど、
>>889の訳者が原文のどこに強い危惧を覚えたのかピンと来ないな。
手塚がゼロから作り上げたわけではないって言ってるし、
手塚はマンガのゴッドファーザーであるとか、強い影響を与えているっていうのは、
否定的再検証後の日本のマンガファンの大多数の考えと同じだと思うけど。
それに対して旧来の新宝島伝説を持ち出して否定するっていうのはよくわからん。
新宝島が従来言われていたほど革新的じゃなかったからといって、
戦前からの既存のパーツを保存した上、今の形に構築したとか、
一般絵画の派生・亜流という認識を引きずっていたマンガの絵を物語を語る記号にしたとか、
子どもマンガに悲劇を持ち込んだとかの総合的な革新性は薄くないとする見方も多い。
それにずっとメインストリームにいたという驚異的事実や作品の質・量の高さを含めれば、
手塚は神じゃないにしても今のマンガに欠かせない存在だったっていうのを
否定する人はいないだろ。
もっとも、ディズニーがいなくても大して変わらないという主旨の原文で、
手塚を完全に切り離せない存在にしているところは引っかかるかもしれないが。
918愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 14:21:03 ID:???
>訳者が原文のどこに強い危惧を覚えたのか

海外での手塚神話とその弊害にきまってるじゃないですか
あなたどこ読んでいるんですかい
919愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 14:25:37 ID:???
だからあの原文のどのくだりが手塚神話の反映なのかと
920900:2005/05/14(土) 15:04:40 ID:???
>>918
それはそうなんだが、訳注されてる訳文にはそれが感じられないって話でしょ。
921愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 15:17:50 ID:???
ああ、リンク先をよく読んでみると質問の回答に手塚神話が感じられるってんじゃなくて
回答されてる質問の背景に手塚神話があると回答者・訳者ともに考えているからってことか。

前提1 漫画文化を創造したのは手塚である。
前提2 手塚は大きくディズニーの影響下にあった。
帰結 漫画文化の創造は大きくディズニーの影響下にあった。
という通念(があるのか?)を質問の前提にあると仮定した上で、回答及びそれへの訳注で
ああ描いたんじゃなかろうか。
つまり、回答者は、日本の漫画アニメに対するディズニーの影響は、ほぼ手塚を介したものであると考えていて
日本の漫画アニメは手塚以前・以外のものも大きいので、ディズニーの影響はたいしたことがない、といっているのだと思う。
で、訳者も海外では過剰な手塚神話があるという前提から、回答者と同じことを考えてあの訳注を付けたと。
そう考えれば筋がとおるかと。
922愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 15:19:38 ID:???
>回答者と同じことを考えてあの訳注を付けたと。
回答者と同じことを考えて回答への補足としてあの訳注を付けたと。
923愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 17:09:19 ID:???
>>889のリンク先の中の人も予想外の反響!?
924愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 17:29:04 ID:???
山本賢治の「ブラックジャック」のリメイクの第一巻を買ってみたけど、原作に
忠実すぎてつまらないな(Drキリコに助手がいるとか、魔王大尉の死に方とか、
多少のアレンジはあるものの)。ブラックジャックM読んだ時も感じたけど。
ところで、秋田書店と小学館(どちらも同系列だっけ?)は手塚リメイク漫画に
力を入れてる(?)けど講談社はどうなんだろ。シルバーウルフとか3×3アイ
ズとか講談社発の「三つ目が通る」系漫画はあったけど、リメイクしようという
動きはないのかな。和登さんみたいな格闘系ボク少女なんて現代向きだけどな。
925愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 17:33:35 ID:???
>>921
なんか微妙に違うぞ
926愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 19:43:03 ID:???
ここは小難しいインターネットでつね。
927愛蔵版名無しさん:2005/05/14(土) 19:49:54 ID:???
自分としては「博士の地下室」みたいな雰囲気で、日野先生にブラックジャックを描いていただきたい。
928愛蔵版名無しさん:2005/05/15(日) 01:34:44 ID:???
>>925
違うかな?
929愛蔵版名無しさん:2005/05/15(日) 01:41:04 ID:???
>>924
キリコがDQNになってて
もうそれだけで買う気が失せた
930愛蔵版名無しさん:2005/05/15(日) 14:36:24 ID:mvrysFD8
手塚の居た医学学校には女のクラスメートが居たんだろうか?
931愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 12:47:02 ID:E+JLpBqH
アニメの「三つ目がとおる」で和登さんの裸の場面ありましたか?知ってる人は、どんな話の時とか、何話のときとか知ってたら教えてください。お願いします!
932愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 13:26:34 ID:???
琵琶湖の底に何か石のフタみたいのがあって、
それをワトさんと写楽が探しに行くとき、
ワトさんがアクアラング付きのウエットスーツに着替える。

写楽は絆創膏を貼っててテントの中でグーグー寝てる。
眠ってる写楽にはばかることなく、ワトさんが素っ裸になって
ウエットスーツに着がえる。

横向きだけどね。乳首とかは見えないけどね。
太ももはバッチシ。
でもさすがにパンツは履いてた。

うろおぼえ。
933愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 13:27:13 ID:???
って、アニメの裸シーンを知りたかったのか。

ごめん。上のは原作のだった。
934愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 15:43:07 ID:???
931はあちこちに同じの貼ってるマルチだからスルーで
935愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 20:50:23 ID:???
アニメでもスペシャル版とシリーズ版で全然ちがうしなぁ
936愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 21:14:55 ID:???
スペシャル版ではパンドラがラストでマッパになるな。
937愛蔵版名無しさん:2005/05/16(月) 23:17:49 ID:E+JLpBqH
アニメで和登さんの裸があったか、ないかだけでも分かりませんか?お願いします
938愛蔵版名無しさん:2005/05/17(火) 03:24:50 ID:???
>>933
そこのシーンって、雑誌掲載の時には
写楽は実はタヌキ寝入りで、薄目開けてのぞき見してたんだよね。
そこではたしかビーチクが見えてた気がする。
939愛蔵版名無しさん
>>937
なかった。
これで満足したろ、もう帰れや