1 :
993:
/i _,,,-,
/ レ' //`フ _
∧ ∧ / `' ////i
i ヽi Y ~ '´ / _____
ヽ `' ,,,-――――--、ム / ,-―
,'⌒ ̄ヽ,/ __,,-――< ̄'''ー-'`'ー'-、_
/7_ノこ'´_,イ `ー-,、_
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〆'7/  ̄~トニ。ト、 ヽ='。‐ヘ 、`‐' /  ̄
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| `' /'´ _/ヘ\ _‐_ /「`~T´ (`y'
\ i、,,/ ̄ ヽ^>、 ー ,イフ7⌒Yヽ-'
 ̄ヽ, __iこイ`ー''´// ○/ /
V~ }ー| // / ∠,_
入 `X-、/ / //
_(人トー''' ̄ 7、/ i~ー'´
ヽ  ̄ ̄`ヽ 禾必 // 拳 // イ云
\ ゙i\ / _,,-―'~ ̄ヽ、
____>  ̄ ̄\'〈 ̄ ___>
/ | ヽ_,,,-―'' _/`ー--、
\ [二二-ニニ=,-―' 〉
`二二ニコ ,-―'7 ̄ ̄ ,/
/ ̄ _,,,--、 ゙i ̄~ ヽ ,,-''フ ,,/
\_,-'―'''' ̄ヽ ゙i `ー' ̄,/ /
゙i ゙i / ,/
゙i / / ,/
`ー' 'ー―'´
2 :
993:04/09/22 06:26:55 ID:???
3 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 07:56:29 ID:FXCy2WK3
一つだけ言っておくがよお、「八神」さんんとこの「キラ」はこっちが先だからな!
n?
6 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 15:30:12 ID:i/tLwQQv
7 :
前スレの1:04/09/22 16:01:20 ID:???
>1
乙、だが新スレ立てる時は前スレにリンク貼るのが1の責任だと思うぞ。
8 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 16:36:53 ID:v6YezILS
>>1 ご苦労様。
表紙の絵はやはり第1巻のが一番魅力的だな。
第6巻に向けて段々平凡になるのがわかるのは寂しい。
9 :
993:04/09/22 22:06:25 ID:???
>>1 お疲れ様です。
途中で打ち切られたとき本当に悲しかったが
ここのお話で癒されます。
実にkira=836氏のお話はよく出来ている。
それは原作の設定がかなり魅力に満ちたものだった証拠かもしれない。
碧星氏には最初からkira=836氏のようなサポートスタッフが居てくれたら良かった。
>>1 >>9 >>冠あるいは勲章のような視覚効果<
その通り。
リンクが切れているかどうかは問題ではないのだ。
スレ立て乙。
祝!第5スレッド建立
>>1
乙かれでした
>>8 >表紙画は第1巻のが一番魅力的
そう思う、だからここのトップが4巻表紙画でなくて良かった
14 :
愛蔵版名無しさん:04/09/23 20:55:58 ID:yH3jo6dK
>>13 そうかな、第4巻の表紙もそんなに悪くも無いと思うけどね、
欲を言えば三好自身に書いて欲しかったとは思う。
>>1 気が付いたらもうスレ5つ目なんだ、何となく感心というか驚き。
結局、なんで打ち切りになったんだ
人気が無かったのかな?
他誌の格闘マンガと
かぶった部分はあるとは言え…。
>>16 「秘拳伝キラ」の何に対して誰がクレームがつけたの?。
18 :
16:04/09/23 23:57:34 ID:???
>>17 これまでも過去スレで繰り返し出ていたことですが
某与党政治団体系の格闘団体を作品中の噛ませ犬として扱ったことににクレームが来たみたいです
マスメディアはどこでもクレームを怖がるし、特にあそこは執拗だと恐れられていますからね
>>18 本当なのかどうかはわからないが
その話は以前から出ていたね。
評判は良かったと思うから
少なくとも内容と関係ない事柄での打ち切りは本当だと思う。
20 :
愛蔵版名無しさん:04/09/24 02:11:01 ID:kfldgdz9
>>10 全く同じ気持ちでした。他に沢山打ち切りして欲しい作品があったのになんで秘キラなんだと心の中で叫んでしまったことを思い出しました(涙)。
>>10 あんな形で終わらすぐらいならサンデー超増刊号から引き抜くな!と
当時怒りに燃えた俺・・・・
>>10 サンデー編集部は、まぁ他の雑誌の編集部も似たり寄ったりだが、およそ誠実とはいえない。
週刊に引き抜いて、その後いろいろ問題が出てきて上手くいかなくなったなら何故元に戻さない!。
そんな事は子供でもわかる簡単なのに。
詰まらん漫画がひどく長続きして個性派の秀作は早めに切られるのでは優れた作品は残っていかない。
>>23 日本の民度のレベルがその程度だということだよ
物事を考えながら読むことは不得意な国民性だということ
>24
いくらなんでも拡大解釈しすぎ
>>24 ひょっとして文武両道の碧星先生でしょうか?。
27 :
10:04/09/24 22:15:37 ID:???
>>20,22,23
レスありがとう。当時週刊に移ることになったとき、
締め切りとかは月刊に比べて週刊はすごくきついと
聞いていたので、大丈夫かなと思いました。
しかしそんなこととは違う次元で打ち切りになるとは
思ってもみなかったよ…orz
週刊で人気が出なかったんだとしたら、月刊に戻せと
心から思いました。
28 :
20:04/09/25 01:59:06 ID:nCGxm92o
>>27 なにしろ週刊は月刊の2倍以上のスピードで仕上げないと間に合わないですからね。碧星さんはともかく、写真で観て繊細そうな三好さんは大変なのではと心配でした。
打ち切りは嫌なものですが、いろいろ難しい理由があるもなのだと改めて思いましたです。今からでも復活してくれたらななどと時々思ってしまいますw。
原作に次いでZIPイッキ読みしたけど充実して先が楽しみになっただけに
オンラインノベルの更新が止まったままなのは残念過ぎ。
>>28 >繊細そうな三好さん<
その写真はオレも見たことがある
芸術家それも繊細な音楽を書くクラシックの音楽家という感じね
「線の細い人だな」と思ったのを今思い出した
でもここ一番で瞬発力のある力強い画を描ける人だからもっと評価されて欲しいものだ
それにしてもアクセス禁止が長いな
32 :
!:04/09/26 08:15:05 ID:UpQDym31
1年ぶりに見てここの健闘ぶりには驚いた。
マイナー漫画だしとうに消えているものと疑わなかったのが既に5スレとはね!。
マイナーでも一部の人間を強烈に引き付けるのは価値ある作品とみなしうる!。
普通はdat落ちしたら見られない過去スレがzipに纏められているところなんか気が利いているよ!。
真面目で充実している小説の創作が止まっているのは不安だが、正直なんか嬉しい気分です。
>>32 それでいて格闘漫画ファンってジャンルは結構メジャーだっと思いたがっている
実は格闘ジャンル自体かなりマイナーなのにねwr
>>33 格闘漫画というジャンルは確かにマイナーかもしれない。
でもそれでかまわないでしょう。
マイナーにこそ深みの判る人間が集うものなのだから。
なんて
これ第4巻までが好きだ。
無意味に熱血していないところが好き。
36 :
愛蔵版名無しさん:04/09/27 15:56:43 ID:8c2NysIz
小説は今月の5日から中断してるんですね、これ気にかかる展開なのに残念です、
ここのスレの語られ方が気になっていたので、さきほど図書館見つけて流し読み
凄くいい展開になりそうだと期待した途端に怒涛の展開で終わってしまうのは唖然
でも登場人物が何故か心に残るし気になる
みんなもそうなんだろうか
>>37 個人的には琉球空手の古流とキジムナーという民間伝承のカップリングから来る伝奇的雰囲気が気に入ってます。
古流空手は使われていそうで実はあまりメイン扱いされてこないジャンルだし
夜になると跳梁するという妖怪キジムナーのコスというのも沖縄の伝説をかじっている人には異国風な新鮮さを感じさせます。
それらを土台にドラマを作っていったらどんなストーリーになるのか誰でも興味が出始める頃に打ち切りなんですよね。
自分にとってこのスレはその渇きを癒してくれる貴重な存在です。
ボスキャラであったと思われるキラの父親の巨大な計画とは何か?と
いうとこまで連載して欲しかったな・・・
>>39 そこもkira=836さんに大いに期待するところdesu
とりあえず
作者は続き描くつもりも無いのかな?
>>41 作者(碧星+三好)には残念ながら書く気はないだろう。
悲しいが書かせてくれる所も無さそうだ。
kira=836氏は続きを書いてくれるだろうけど。
>>42 kira=836さんの書き込みは今月5日から途絶えている、上のほうでアクセス規制で書き込めないと書いてあるけど長過ぎではないか?
再びPCのフリーズなのだろうか?
>>43 そうだと思いますよ。
経験がありますが、データを退避させるだけでも絶望的に困難です。
泣きたくなるほど大変です。
今必死に頑張っていらっしゃるのでしょう。
気長に待ち続けましょう。
>>39 月刊連載では血縁者以外にも南王手のわざ教えていたようだけど
週刊連載ではあまり触れなくなっていた
格闘漫画だけど「伝奇」のカラー強くするなら
単に「格闘技界で一番強い」ではなく「何かを守る宿命ゆえに権力に接近」と、
その「守る物」が世間に知られないように表向きは俗ぽい権力指向に見えるようふるまってる
太古から伝わる秘密...その片鱗があの身体操作術
...夢枕獏より菊地秀行ぽい(w
>>45 高い政治的教養があって始めて理解できる水準のお話desuね
日本社会の一般の水準では意味を理解することすら出来ない人が多いと思われてkanashii
>>45 月刊連載の最後でドレッドヘアの親父の弟子が出てきて「南王手の『骨神』を受けてみろ」てな
終わり方してましたね、あの戦いがどうなったのか読みたかったよ〜
48 :
愛蔵版名無しさん:04/09/28 12:58:02 ID:7ocQPXZ/
お昼休みに覘いています。
>>47 おお、それは伝説の「禁断の断章」の一部ですよ。
永遠に封印され存在しないことにされてしまった八神流の外国人弟子の使ったという技の出る章です。
でも全く読んだことが無いのです。
もしよろしければ簡単にその場面の前後を解説して頂ければ大変に幸福なのですが。
>>48 うろ覚えですが覚えてる範囲でカキコします。
まず塚原のオッサンが現役復帰を世間にアピールするために今まで倒してきた
牛・熊より凄い相手を用意します。その相手はなんと鮫!
プールの中に足場を作って鮫と対決し、苦戦しながらも最後は
ボコボコにして勝利。
勝利した塚原が控え室に戻る途中の通路で南王手のドレッドヘアの門弟が現れて「鮫には骨が無い、
人間の骨の力を見せよう」とか言って塚原に対戦を迫ります。
そこへキラが登場し、俺と戦えとアピール。ドレッドヘアは貴方が知らない南王手の奥義は
たくさんある、『骨神』を受けてみろとか言いながら襲って来るところをキラが
迎え撃つところで終了。
>>49 48さんではないですが素晴らしい情報大感謝です。
この漫画はコミックス化されてから知ったので
連載時のストーリーがどれだけカットされたのか未確認情報を集めて想像するしかなかったのですが
49さんの説明のお陰で始めて現実の作品を垣間見れたような感覚を味わせて貰えました。
欲張りを言って済みませんが、それから後の展開は御存じ無いのでしょうね。
御存知ならきっととっくに書き込んで下さっていたでしょう。貴重な情報を本当にありがとうございました。
>>49 この漫画何時もいいところで切れちゃってたんだな
52 :
49:04/09/28 19:08:33 ID:???
>>50 サンデー超増刊号での連載の最終月の内容が49でのカキコです。最後のページで
いきなり「この続きは週刊少年サンデーで!」とかいう煽り文句が付いてたのですが、
皆さんご存知の通りドレッドヘア弟子との戦いは描かれなかった訳です・・・
>>51 その通りなんですよ、つくづく週刊少年サンデー編集部の愚行が恨めしい・・・
53 :
50:04/09/28 20:04:14 ID:???
>>52 こんなに早く御返事して頂いて重ね重ね大感謝です。
なんということだ!、あまりにひど過ぎる展開です、いえ展開にすらなっていなかったのですね。
週刊はいきなり2巻の70ページからなのでしょうね。これじゃストーリーがまるで繋がっていないです。
サンデー編集部はよくこんなひどいことが出来るものだと今更ながら怒っています。
でも気になっていた事柄が49様のお陰で始めて解けました、心の底から御礼を言わせて下さい。
ありがとうございました。
>>49 >>52 仕切り直しということなのでしょうけど読者をバカにし過ぎなやりかたですね。
ひど過ぎです。
でもそのひどい事が漫画雑誌ではしばしば当たり前のようにありますからねぇ。
連載開始時に起承転結をきちんと設定してこそ、まともな物語が出来あがるのですが
行き当たりばったりだったんだなぁ。
でも、これは俺もずっと待ち望んでいた情報でした、胸の痞えが落ちたような気持ちです。
どうもありがとうございました。
55 :
48:04/09/28 22:18:34 ID:QXxDZojW
>>49 丁寧なレスを頂いていたのに御返事が遅くなってしまいお許し下さい。
レス49、レス52でして頂いた解説を感激しながら興味深く読ませて頂きました。
月刊から週刊への悲しいほど杜撰な接続を始めてはっきりした形で知ることが出来ました。
今恐らくは49様ならび他の皆様と全く同じ時気持ちで落胆しています。
お話を伺う限り月刊で順調に連載は出来ていたようですから無理に週刊へ移動しないで欲しかったです。
無責任な編集部に怒って今更どうしようもないですが、やはりこみ上げてくるものがあります。
しかし、こんな情報が頂けたことは本当に幸福でした。
本当にありがとうございます。
秘拳伝キラって支離滅裂な展開になってたんだね
好きだったから少なからずショック!
kira=836さんがその心の隙間を埋めてくれる御仕事を再開するのを期待してます
魅力のあるシーンばかりバッサバッサと切られているという格闘漫画はこれだったみたいね。
>>49に書かれてるシーンなんて最高の見せ場に差し掛かる直前でお預け・お終いって読者をバカにしてる。
サンデー発行部数が下がってくるわけだ。
>>2 ZIPが全く落ちて来ないんですけど
URL削っても萌え画アップローダーしか出てこないのは何故?
59 :
愛蔵版名無しさん:04/09/29 14:25:31 ID:tIF+Xxpt
>>49 リアル対決寸前でバックれる編集部の度胸に怒りを通り越して感心してしまった
否 不誠実な振る舞いに何の罪悪感も感じていない鉄面皮に驚いたというほうが当たっている
恥知らずな連中はいつでもどこでも真に強いんだな
>>49 49さんレア情報ありがとう。
じつに勉強になりました。
>>60 週刊も最初から中盤くらいまではかなり好きなんだけどね。
VSボクサーとVS柔術家は特によく描けていると思うでしょ。
九重一門が阿麻王に皆殺しにされた後から変になって残念です。
Kira=836さん、まだ〜
63 :
58:04/09/29 22:08:41 ID:???
64 :
愛蔵版名無しさん:04/09/29 23:38:23 ID:dH54GeYw
kira=836氏の創作小説は凄く期待させるところで止まってますね。
このまま打ち切りにならないことを希望します。
>>52 >ドレッドヘア弟子との戦いは描かれなかった<
重要情報どうもです。
しっかし、そこまで煽って結局描かせないなんて編集部はいったいどーいう神経してるんでしょう!?。
漫画雑誌の世界ではよくある事とはいえ、なーんか読者は舐められているみたいですね。
66 :
愛蔵版名無しさん:04/09/30 17:37:06 ID:mOEh3/wG
雑誌にとって読者はただの金蔓です
>>66 それを言ったらお終いだけど読者がもっと編集部や作者に注文を付けてもいいと思う。
節度を弁えない打ち切りや切り替えには厳重抗議した方がいい。
>>65 くっそ〜激しく見たいぞその場面。
初期の頃だから三好のペンも快調に走っていたはずだしな〜。
世の中上手く行かん。
>>49で語られてる話で、自分が覚えてること
・欧凱がホオジロザメと戦った場所は、海水を満たした潜水用のプール
欧凱の足場は中央にある、人間ひとりが普通に立てる程度の石柱
・欧凱vs鮫の直前、キラが心の中で独白
「わざわざそんな事しなくても、オッさんが強い事は誰でも知ってるはずだ」
それに呼応するように欧凱の独白
「伝説の達人ってのは常に幻想を体現させ続けなくてはならない」
・欧凱の得意技は山突き。ジョーズ級のホオジロザメを軽く5メートルくらい吹っ飛ばす威力
観戦していた弟子曰く「山突きなんて入門書でしか見たことねえ!」
・最後は鮫の背中に馬乗りになって、マウントパンチの嵐で決着
欧凱のパンチは一発一発が砲弾級の威力で、鮫の背中には拳大の穴が月面のクレーターばりに穿たれていた
・その頃、会場の外にいた松風は、ドレッドにあっさり敗北
あと、冒頭で阿麻王兄貴が、欧凱暗殺をほのめかすシーンあり
>>69 >>70 おお又しても新らしい情報が!。、どこの何方か存じませんが感謝しないではいられません。
しかし凄い設定ですね、その調子で行っていたら限りなく「バキ」に近づいてしまったかも知れない。
‘鮫と闘った’くだりは第2巻の半ばでニュースのワンカットで辛うじて知りえていたことでしたから、
お陰でより具体的なイメージを作り上げることが出来ました。
松風が南王手に適わないのは役からいって仕方がないと思っていましたが、まさか死んではいないんですよね。
阿麻王の欧凱暗殺とは!いきなりのイメージ拡大ぶりです。
深夜に愉しい話題をあげて下さって本当にありがとうございました。
73 :
愛蔵版名無しさん:04/10/01 03:09:21 ID:Kjk9sj47
連日情報をもたらしてくれる方へ
心からヘの感謝をage
最近耳寄り情報がいっぱいだねぇ、ご馳走様です。
でもこれを読むと無理をしてカットしたのは正解かなって感じがした。
八神の血縁者以外に南王手を使える奴がいるというのは何となく具合が悪いしね。
第一、修練次第で習得出来たら神業っていう感じしないもの。
八神家の遺伝子を引いていなければ駄目という方がかっこいい。
ドレッドはともかく、殴凱vs鮫を丸まるカットしてしまったのは痛かった
あの話は全編通しても、唯一の殴凱戦闘シーンだけに
ちなみにあの話だけで判断すると、殴凱>>キラくらいの実力差がある感じ
どう見てもあの鮫を、あの時点のキラが倒せたとは思えないし、
問題のドレッドも、松風の攻撃が全く通じないほどの実力者で、キラよりも実力は上という印象を受けたが、
あの殴凱は、そのドレッドすら片手で捻り潰せしそうなオーラを放っていた
まあ普通に考えて、南王手を極め尽くしていない、十代の少年であるキラと、
南王手に負けてから50年以上も武の道に全てを捧げてきた、百戦錬磨のカリスマ殴凱では、
実力差があるのは、むしろ当り前という気がするけど
>>75 カットされた部分について知っている人々がこんなに大勢いたとは嬉しい誤算だ。
俺は全く知らないんです。
キラや松風より欧凱やドレッドの方がいかにも強そうに感じられたというのは明確に判る。
でもそこを何とか南王手八神流の血を引く天才少年の意外な勝利を自然な感じで見せて欲しい、
と言うか、そこが作者の腕の見せ所なんだけど、意外とそれが上手く創り上げられそうにないので
この場面を無かったことにしてしまったような嫌な予感がしてきました。
サンデー超増刊号はキラとかキャットルーキーとかマイナーだが良い作品を
連載してきたいい雑誌だったのに、2・3年前に編集方針が変更されてキャットルーキー第三部が
展開はしょられて連載終了させられたのが凄く腹が立った・・・・
週刊に対する月刊の関係性が曖昧というか好い加減なのが不満です。
サンデーの評判にとって何も良い事があるとは思えません。
週刊の惨めな補助的存在から出なくなって来ていると思います。
月刊が週刊同様に独立した地位を与えられた存在のマガジンがそれなりに纏まった作品を生み出せていることとは違い過ぎます。
79 :
愛蔵版名無しさん:04/10/01 19:00:14 ID:j7/ZXie6
サンデーは良作を沈めて駄作を挙げるダメ雑誌age.
80 :
愛蔵版名無しさん:04/10/01 20:11:38 ID:j7Xel0Xk
サンデーはアニメと少年漫画ファンの女子向き少年漫画雑誌。
不誠実でしょ>サンデー
発行部数が下がるのは当然
それを押し止めるだけのメディア戦略も相変わらずTV局とタイアップのアニメばっかだ
だがコミックスの質は雑誌連載時よりも‘読める’ものが多い
だから自分は雑誌は週刊月刊とも読まずコミックス化されてから読むことにしている
>>76 確かにそのままの設定で進めた場合は散漫な作品になったような予感はします。
でも番外編という形で、あるいは参考資料という形でもいいからカットされた部分を
コミックスの最後にでも付け足しておいて欲しいです。
ファンの心理はそーいうものですよね。
実力の度合いを読者に判って貰うためにも
キラvs松風
キラvs欧凱
この二つのカードは一度は見せる必要があったと思うのに見せて貰えなかったのが悲しい。
sage進
>>75 >あの殴凱は、……オーラを放っていた
カットされたということは
欧凱をあまりにも強いイメージにし過ぎて
八神厳矩や八神阿麻王との差別化に失敗したと
作者や編集部は考えたのかも知れない
単行本では欧凱はそれほどのオーラは感じさせない
オーラを感じさせるのは八神阿麻王と本気モードの八神雲
レア情報に深く感動しました
>>83 作者の2人にはスタミナなどいろいろ問題があったと思うけれど、その二つの対戦は作品を楽しむためのイメージ作りに絶対必要だったんだよね。
この二つが描かれなかったものだから作品をこっちの心に引き付ける為に頭の中で沢山のことを補わないといけないのに嫌気を感じる人もいる。
マイナーな惜作と言われるのは、それを厭わない人だけが興味を感じられる漫画だからだろうね。
Kira=836さんが消えた途端に重要情報が集まりだしたのは何だか不思議だわ。
この漫画いったい幾つ省略があるのだろう?
一巻最後のシーンで、去っていく上運天満はその後二度と登場しないですが、
月刊連載時には直後に現れた阿麻王に口封じで殺されているそうですね。
この前後のシーンを具体的に知っている人は居ませんか?。
具体的な説明をして頂ける人はいないでしょうか?。
>>75 >>84 欧凱は、餓狼伝で言えば、松尾象山みたいな位置にいるキャラだと思う。
しかし、この作者は描写が本当に素晴らしいと思う。
4巻のレフェリングとの対決で
キラがレフェリングを倒して抑えてる時
不意打ち的なケリを避けるコマなんか格好良いと思う。
同ページでキラが腕がらみを喰らってしまうページです。
>>89 画が魅力的だという意見全く同感です、それだけに打ち切りが悲しいのです。
>不意打ち的なケリを避けるコマなんか格好良いと思う。
判ります、すばらしいスピード感ですからね。
>>89 この作者の描写力すばらしいです。
劇画的過ぎでもなければ漫画風過ぎでもない、
両方の丁度いい中間点で留まれています。
もう一度見てみたいものです。
>>91 禿同!。
キジムナー・キラが九重の所に行った時、九重に「お茶でもどうです・・」
もあとキラが「何をふざけたことを・・」と言った瞬間にレフェリングが
仕掛けて来た時の、キラの描写なんかもカッコイイ。
佇んでるだけでも、そーいう格好ヨサを醸し出せるのは凄い事だね!
93 :
91:04/10/03 01:06:40 ID:???
>>92 本当!、さりげない立ち姿のコマで目を惹き付けてくれるのが凄く嬉しい
<キジムナー・キラが九重の所に………、キラの描写なんかもカッコイイ。>
そう 慌てず騒がず動じずに必殺の一撃を出す体制に移行する感じが実によく表されていて最高!。
>93
中盤あたりからいい意味で少年漫画らしい画になって来ていた(それまで魅力ある画だと思うし好きだけどね)。
静と動がバランスよく配されているところは作者のペンの力を感じさせる。
とくに第3巻から第4巻後半は見所のオンパレードだ。
ムラはあるにしてもボクシング編が好きだな
あとキジムナのコスプレね
49氏の御好意に強く感謝しながら、欧凱&外人弟子のシーンは流れからいってカットしたのは仕方がなかったように思う。
作者が話しの展開をきちんと考えていないでどんどん膨らませて収支がつかなくなる前兆のように感じた。
編集部は早めに手を打たざる得なかったのだろう。
それでもカットシーンは眺めてみたいことには変わらないけど。
>>95 ボクシング編と柔術編そして一巻のキジムナー編がいいと思う、というより好きだ。
いずれも短いが無駄なく高い密度でまとまっている。
Kira=836さんは先月19日以降音沙汰なしですね。
アクセス禁止がこれほど長く続くものなのでしょうか?。
これで終わってしまったら残念過ぎです。
>>98 Kira=836さんて何回も連載中断があるところなんて本職の漫画家みたいだねw
100get sage
松風「まったく あの男はどこにいるんだ?」
放課後の校内を歩き回る松風 一通り教室を見てきたが
八神の姿は見当たらないと溜息をつく もう八神は下校したのか?
松風「よりによってこんな時に・・・」
はぁぁと頭を抱える松風
今 聖拳塾でまた 騒ぎが起こっている 京都で再会した上運流の満が
ふらりと訪れるなり 塾生と衝突
塾生相手に乱闘騒ぎを起こしているのだ 早く八神キラをつれて来い と
満は要求している 一対一で勝負したいようす
すでに三人ばかりを病院送りにした満 幸い皆 怪我は大事には至らなかったが
これ以上騒ぎを大きくするのはまずいと思い キラを連れにここにやってきたのだ。
先月は覇神流の闘真 そして こんどは上運流か・・・・まったく・・
次々と厄介ごとが舞い込んでくる どうにかならないものか・・
このままでは 司法当局に眼を付けられかねない 頭痛がする
松風の脳裏に 殴凱の がははは と笑う顔が浮かぶ・・・塾長 全て貴方のせいですよ まったく
その本人は 用事で出かけて不在 だから僕が引き受けるハメになるんですからね・・。
眼を瞑り 一息つく 松風 そろそろ別の場所を探そうか と きびすを返した時
女の子の声「あーー君 この前の人だよね?」
どこかで聞いた声が背後からする 恐る恐る振り返る 松風
確かこの声は 以前聞いたことが・・ すると・・案の定
女の子「やっぱり そうだ ねー君 今暇なの?」
以前 初めて 赤坂高校に来た時 出会った女子高校生の一人が
嬉しそうに 手を組み きゃーと こちらを見つめている
松風「あ・・あの僕は」
いきなりの出来事に 思わず口ごもる 松風
どうもこの女性のペースは苦手だ とくに この手のタイプは
女子高生「ねーねー これから カラオケに行こうよ」
こっちの返事を待たずに 一方的にぺちゃくちゃ話し始める女子高生
名前は? 住所は? 恋人は? 血液型は? ・・・
ま まずい このペースに 巻き込まれては・・・・やたら焦る松風
話しの内容がさっぱり 理解できない・・彼女が宇宙人にすら思える 未知との遭遇だ
いま 忙しいですから・・と適当にごまかし この場を離れる松風 早くここから逃げよう
もー 名前ぐらい 教えてよーと いう 女子高生の声を背にしつつ
そろそろ戻るか 八神の奴は下校したのかもしれない・・そう思う松風
中庭 を出ようとする 瞬間 突然 背中からの声がかかる
声「おー 君は もしかして 聖拳塾の 松風竜一君じゃあないか?」
突然 現れた気配 やたら 陽気な声が 背中から かかる なっ・・・
ぞくっと背筋に嫌な感覚を覚える松風・・・何故かはわからない
その声に振り返るとそこには 一人の男が夕日を背に幽霊のように立っていた
黒いスーツに サングラス 手には大きめのギターケースらしきものを持っている
どう見ても ただの 一般人には思えない風貌だ なによりも不吉な冷たい気配・・
それが 松風の眉をひそませる この感じどこかで似たようなものを・・
松風「え・・ええ 確かにそうですが」
警戒しながら 男を見る にこにこしているが この人物は信用できない
本能がそう告げている 男は 握手をお願いできますか・・と手を伸ばした
ただの格闘ファンか・・? 手を伸ばして 軽く男の握手に答えようとした時
男「これから 殺す相手に敬意を称してね」
殺意が 突然 吹き付ける 先ほどとは違う口調
サングラスの間から覗く目は どこまでも冷たく そして狂気の光に満ちていた
とっさに後退し素早く離れる 松風 男は握手しようとした手をスッと引っ込めて低く笑う
松風「貴様・・何者だ」
さっと両腕を前に掲げ 聖拳塾の戦闘スタイルをとる松風
今の台詞 考えられるのは ただ一つ・・それは・・
男「おっと自己紹介が遅れたな 失礼」
男は サングラスを取り 髪を手で整える
そして ゆっくりと 言葉を言い放つ
男「俺の名前は五行殺の一人 狂炎」
そういうと また くく と 低く笑う 不吉な響きを含ませて
まるで松風の反応を一挙一動みて楽しんでいるかのようだ
周囲の空気が 変質していく・・・冷たく そして 暗く。
松風「狂炎だと・・・」
おそらくは偽名だろう だが まちがいなくあの五行殺の一人だ
その 目的は僕か八神の命・・・
狂炎「本来なら八神流の奴を始末するはずだったが・・」
ちと ここに来るのが 遅くなってな・・下校時刻を過ぎちまった・・
そういい また くくと低く笑う 狂炎・・・そして 松風を見る そして・・
狂炎「ま・・・出あったのは 偶然だが お前でもいい 死んでくれや」
眼が 狂気の光を さらに増した そう感じた 松風
瞬間 狂炎は松風の 前に いた とっさにしゃがむ ほぼ 反射的な動き
何かが空を切り 松風の 髪がわずかに切られ 宙に舞った 刃物?
しゃがみつつ 同時に 狂炎の 膝関節に 低い体勢から横蹴りを入れる松風
膝関節は 人体で最も弱い部分の一つ 正面から蹴ればたやすくへし折れる
だが 突然現れた 黒いケースが それを阻む 弾かれる蹴り そして また 側面から松風を襲う何か
松風「くっ・・」
横に転がり それを避ける 松風 二度三度地面を転がり 四メートルほど距離を取る
今の蹴りを防いだ あのケースの感触・・ただの材質ではないようだ
こんばんわ 支援いたします。
狂炎「・・・・・こいつは驚いたぜ」
別に驚いた様子もなく いう 狂炎 その手には何もない
今の一撃は 並の奴なら何が起こったのかわからずに あの世に直行だ
それを 回避するとなると・・・この獲物 すこしは遊べそうだなあ。
そう思いまた低く笑う 狂炎 退屈せずに済むな・・と
松風「聖拳塾を なめるな・・」
片膝をつき 手で 服についた埃をパンパンと落とす松風
以前 聖拳塾で習った 凶器への対処方法がココで役に立つとは・・
感謝します塾長と心の中で感謝する だが 今の凶器は一体なんだ?
目の前の五行殺 狂炎は手に何も持っていない あるのは黒いギターケースだけ
考えられるのは暗器・・・それが わからないと 下手に近寄れない
本来ならば逃げるのが得策だ・・素手で武器に立ち向かうのは無謀なこと
それは よく理解している 現実はそれほど甘くはない
だが 挑まれた戦いに背を向けるわけにはいかない なぜなら・・・
松風「合戦場も我々聖拳塾が制覇してみせる」
前に八神に そう宣言したことがある
路上でも通用する戦闘空手 それを目指したのが聖拳塾の理念だ
その筆頭の僕が そこから背を向けるわけにはいかない
どんな凶器 どんな相手でも だ
107 :
105:04/10/03 20:09:32 ID:???
また支援です。
自分自身にいい聞かせるように そう つぶやく松風 眉間に皺を寄せ 眼を瞑る
はぁぁぁぁぁ と両手を交差させつつ ゆっくり息吹を行い 精神を落ち着かせる
よし いける そして眼を開ける松風 ルールはただ一つ・・ 相手を殺さないことだ
松風「お前達 五行殺に 見せてやる 僕流の合戦場での戦い方をな」
松風の目つきが鋭く変わる ルールに縛られつつ 手加減しない戦い
夕方の校内 人気のない中庭で 聖拳塾筆頭 松風の闘いが始まろうとしている
僅かに 校内に風が 吹き その戦いを 開始する 合図を告げた・
キラ「じゃあ はじめるか・・」
キラの構えが変わる ナイファンチではない 足を内側に絞り 両脇を締める
三戦・・・防御の構え 呼吸をふぅぅぅぅぅと吐き出し全身の筋肉を締める
準備完了だ
倉井「三戦だと 何考えていやがる」
アップライトの構えから キラの構えをみて鼻で笑う倉井
現代において 直接打撃制の試合中 この構えをとるものなどいない
こいつ・・本当に素人だぜ・・
キラ「五分だけチャンスをやるよ・・」
微動にせず 三戦の構えで 倉井に言い放つキラ
五分間 俺に攻撃を与えて 俺を倒せればあんたの勝ち
そうでなければ・・俺が 反撃をすると
恵子がおそるおそる ルールの説明をする 顔面への攻撃
倒れた相手への攻撃 金的への攻撃 肘打ちを禁じるルールだ
キラにしてみれば甘すぎるルール ゆえの相手へのハンデといったところだ
倉井「よほど サンドバックにされたいらしいな・・」
試合開始の合図と同時に 倉井が踏み込む 右大腿部へのロー
左大腿部へのロー さらに接近しての下突き そして左右脇腹へのフック
倉井の打撃がキラの 全身を襲う ドスドスという 鈍い衝撃
空手部員一「始まった 倉井さんの猛攻だ」
倉井は 体格に似合わず 素早い動きで キラへ次々と攻撃を叩き込んでいる
周囲から見れば キラは倉井に威圧され 萎縮しているかのようにみえるのだろう
栞「もう あいつ なにやっているのよ」
思わず身を乗り出し 叫ぶ 栞 あれじゃあ サンドバックになるだけでしょ
栞もその光景を見て そう思ってしまう はやく反撃しなさい
・・・このままじゃ やられてしまうわよ キラ
倉井「どうした 手も足もでないか」
キラへ 叩き込む 連続攻撃を放ちながら倉井が勝ち誇ったように言う
圧倒的な体格差 これが格闘技の優劣を決める こんな小さな体で俺に勝てると思っているのか?
すでに 二分が経過 だが ・・・キラは倒れない 三戦の構えで 耐え続けている
キラ「必要ないからさ・・・今はね」
打撃の猛攻を受けても平然として キラは言い放つ
パワー スピード タイミング 全てのデーターを計っている
そのうち 倉井は妙な 感触に気付きはじめた それは ・・・
倉井「くっ こいつ なぜ 倒れない?」
いくら 打っても まったく ダメージの様子がないキラ
左右ローから左右フック ハイキックは接近しているので使えない
これだけの打撃を受け続ければ 普通はもう倒れるはずだ
まるでゴムに包まれた岩を殴っているよう 僅かに息切れがする倉井
すでに 四分が経過している 残り 後一分
キラ「どうした・・こんなんじゃ俺を倒せないぜ?」
ただ 漫然と攻撃を受けて居るだけではない
三戦の構えで全身の筋肉を締め さらに倉井の打撃を体を微妙に動かし
急所への直撃を避けているだけのことだ 密度の高い骨と柔軟な筋肉は
生半可な打撃を全て弾き返す 倉井の打撃はそれなりのレベルではあるが
合戦場のレベルではない すなわち ルールに縛られた闘いのものだ
ゆえにキラには通用しない
111 :
105:04/10/03 20:15:41 ID:???
また支援させて頂きます。
倉井「はぁはぁ・・」
全力で打ち込みつつ 息切れを覚える倉井 なんだ こいつの体はどうなっている?
いくら打ち込んでも まるでこたえていない そんな 馬鹿なことが・・・
かろうじて 気力を 振り絞る 縦拳を繰り出す 狙いは キラの 鎖骨 まともに当たれば
軽く砕ける 部位狙いか その瞬間 五分が経過した
キラがひゅっと動く 裏拳 からの 変形技 それは腕が霞むほど はやい
倉井「うぉぉ?」
とっさに腕を上げ ガードする倉井 だが それはたやすく 弾かれる
胸に 炸裂するキラの一撃 まるで爆発したかのような衝撃が倉井を吹き飛ばした
三メートルほど後方に吹き飛ばされ そのまま 空手部員達につっこむ倉井の体
倉井「ぐはっっ」
全身が痺れている キラが打ったのは胸にある壇中の急所だ ここを打たれると
全身が 一瞬 麻痺したようになる ぐぐ・・そんな馬鹿な・・ 起き上がろうとする倉井
その前に スッと立つ キラ の姿 手刀を袈裟切りに振り上げ そして
キラ「終わりだな」
次の瞬間 目の前が真っ暗になる倉井 キラの手刀が 首筋を直撃
血液の流れを止め 倉井の意識を絶った 白眼になる倉井 そのまま沈んだ
空手部員達も恵子も栞もあっけにとられている
一瞬で攻者が変化し 簡単にキラが倉井を倒してしまった
一体何が起こったのか すぐには理解できない表情だ
キラ「おい 栞 帰るぞ」
あっけに取られている栞に声をかけるキラ
まったく ろくでもないことに俺を巻き込むなよな・・・
倉井もしばらくすれば眼を覚ますだろう まっ 運動にはなったか
栞「え・・・あ うん」
ようやく 反応する栞 今の攻防の変化についていけなかった様子
ぶらぶらと道場の出口に 歩き出すキラの後 を追う栞は思う
・・・キラ やっぱり強かったんだ・・・と改めて感心する栞
古流空手には受即攻の思想がある
すなわち 受け技は攻めの技になり そのまま相手の隙を突くことができる
倉井との攻防でわざと相手に攻めさせ その隙を一瞬で突いたキラ
精神的な疲労と 技を出す虚の瞬間 そこへの一撃は人体に予想もしない
効果をもたらす それをキラは見極め 実践したに過ぎない
キラ「ん・・・・?」
外はもう ほとんど日が落ちかかっている 時刻は六時近く か・・
校門をくぐった時に妙な感覚を覚えるキラ
さっき感じたものに近い 方角は 中庭の方か・・・
栞「どうしたのキラ?」
先に歩いていた 栞が振り向く キラは後ろを振り返ったままだ
やはり気になる・・・この感覚 一応 確かめるか
キラ「悪りい 忘れ物だ 先に行っていてくれ 栞」
そういい ダッと走り出すキラ 栞が えー? といった顔になる
杞憂であってくれればいいけどな・・・そう思い走るキラ
夕日が落ち始める 闇が校内を覆い始めている
風が木々を揺らし ざぁぁぁぁと音を立てた。
ようやく アク規が解けました 一ヶ月もかかるとは予想外。
長らく空けて 皆さん本当に申し訳ありません
書きみたいのに書き込めないもどかしさが毎日ありました。
話が六話ほどたまっています
ですが 一度に書き込むとまた規制にかかりそうなので
少しずつ書き込むことにしました。では
イチロー選手の活躍と歴史的 記録達成 個人的にも嬉しかったです。
こつこつと打ち続ける姿は武道に通じる者がありますね。
あと
>>49 >>52 >>69 >>70さん貴重な情報ありがとうございます
私も月刊のそのシーンは見ていませんでした
私が設定した話もそれで微妙に変わりそうな予感がします。
115 :
105:04/10/03 20:19:30 ID:???
度々すみません、支援させて頂きます。
116 :
105:04/10/03 20:47:48 ID:???
>>114 長い間の御無沙汰でした、Kira=836さんは御元気でいらっしゃられたでしょうか?。
今日始めて御投稿時に遭遇いたしましたので勝手ながら支援させて頂きました。ご不快でなかったなら光栄でございます。
多くの方々が形容に使われている言葉なので今更新鮮さを感じては頂けないかもしれないのが不安なのでありますが、
実に丁寧、緻密、そして誠実な表現に改めて感動を覚えた次第あります。
文章全体から感じ取れる質量感が『これは本物』だと本能に実感させてくれるような迫力というしか表現が出来ません。
敬意を持って御礼申し上げます。
1ヶ月ぶりKiraさんきた〜〜〜!!。
goodjob!!
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/ .|ミミミ|
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_,-'"|. |ミ| |ミミミ|
_,. -'' " ̄~゙三=-_、_ _,.-'" |. |ミ| !ミミミ|
,,.-''" r _、 三三タ_,.-''" | |ミ| ,.彡ヾミ|
/ i {ぃ}} _ニ/ -=三| 」ミヒ彡彡イミヾ
/,.、 `--" ニl -=ニ三=-''レ彡ミミr'" |ミミミ|
l {ゞ} i .ニl==三三ニ=''" ,>'"|ミ| |ミミミ|
.l `" i_,,...-''| ニ`=-=i'" | |ミl,..-=彡ヾミ|
_,.-! ! i -ニ三三/ L.. -ニヾ|ヾ彡'='''"
l´,.- l \/ -ニ三三/ ヾ-‐''"
_. ! ri l\ __--三三三='"
j'‘´l `´ | ! ` ミ三三三三三=''"
i',.. '´} | |
l,.. r´ '´
}
Kiraさんお帰りなさいませ。
お待ちしてました。
さー、一気に読むぞー。
119 :
803:04/10/03 23:19:58 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、いつの間にか新スレが始まってしまい不安な気分で見守っていた以前からの803です。
今夜のアップを読んで、事情がお有りなのだろうと思って待っていた甲斐がありました。
読んでいて、書き飛ばしたような印象を感じるフィクションが余りにも多い中で
Kira=836さんのように是が非でも質は落とさないという決意が感じられる作品は、
それだけで非常に快い気持ちにさせてくれます。
倉井を瞬殺したキラの場面
抑えた演出を敢えてとることで読み手の想像を逆に掻き立ててくれる辺りの心憎さ!上手いものだとニンマリして満足してしまいました。
イチローの新記録に皆喜んでいますが、正直俺の気分はKira=836さんの「キラ」を読むほうがずっと幸せです。
本当にありがとうございます。
本当に久し振りですね、Kira=836さん。
いつも感心するけど貴方が本物の修羅場くぐった経験持ちというのを信じられるようになってきました。
文章の端々から‘胆力’としか言い表せない落ち着きが感じられるからです。
これからもこの調子でお願いいたします、勝手な言い分ですみません。
Kira=836様、お昼休みの一時、煩わしさを忘れて愉しい気分で貴方の名文を読ませて頂きました。
ありがとうございました。
>Kira=836さん
たった今、復活に気がついて久し振りに熟読した。
腰のふら付いたところのないしっかりした文章は読んでいて安心感がある。
内容と関係の無いことで感心してスマン。
キラ萌え
やっぱりカッコよくて強い少年には萌え萌えです
Kira=836さん、凄く上手く表現できてます
124 :
813:04/10/05 00:10:23 ID:???
Kira=836さん、今日はと思ってみてみたら書き込みがあったのでほっとしました。
これまで十二分に誠実な対応をして頂いてきていたのでお疲れになっていたとしても当然だと思っていたのです。
繰り返し読み返して空想する事が楽しい内容の文章ですね。
どのように気持ちを書き表したら良いのか分からないのですが期待していた連載漫画を楽しめたような興奮を感じています。
これからもどうか宜しくお願い致します。そしてどうもありがとうございました。
PS もし許されるならキラに再びキジムナーのコスプレをさせて下さると嬉しいです。
ここすっかりKira=836氏を祭るスレになってるんだね。
まぁ碧星たけるよりずぅっと優れているから当然かも。
126 :
愛蔵版名無しさん:04/10/05 15:50:51 ID:oDTPdAgl
画がないのに少年漫画の雰囲気かなり上手く出ているね
>>126 無理を承知で
少年サンデー「秘拳伝キラ」の原作者は
Kira=836氏だったならよかったと思う
無責任に妄想を膨らませないで
現実感を踏まえて進めているから
味が感じられる
最近の漫画のストーリーは書き飛ばしが多過ぎるのだ
三好雄己は夢のあるいい画を描ける作者だと思うのだが最近活動をきけないのは悲しい寂しい。
>>128 私はキラ打ち切りのショックでそれ以降三好氏の作品読んでません・・・・
>>129 秘拳伝キラの後、三好のデビ×2やブリはストーリーが詰まらなかったですね。
ただ意味の感じれれない戦いばかりという感じを受けたからです。
先へいけば行くほど質が下がっていくみたいなのは反省した方がいいでしょうね。
編集部がそのあたりきちんとアドバイスしてあげるべきです。
いろいろ理由はあったみたいだけれど、キラ打ち切りは全く残念です。
どこかで再開してくれないものかな。
嫌な感じがしない三好画はとても好感が持てたのだが今は受けないのだろうか?。
>>59 何もDL出来なくて得ろサイトへ飛ばされるんですが如何してなのですか?。
>>133 どうも、早速読ませてもらいます、しかし凄い量だ!!
この漫画の画は好き。
でも殆どプロロ−グだけで終わってる感じなんだね。
これはありえないでしょ。
>>135 >殆どプロローグだけで終わってる感じ
同意。塚原主催のトーナメントも殆ど始まってないし何よりも対南王手の
話が最後の兄貴戦だけしかなかったのがねぇ、食い足りないっすよ。
頭だけで体が無いまま
あるいは目次だけで本編なしの感
ある意味凄い漫画だ
138 :
愛蔵版名無しさん:04/10/08 17:42:17 ID:GWlASyPj
頭だけで体なしの漫画・・・
だから悔しい気がしてならない。
>>138 読んでみたら本当にその通りなんだな。
だが優れた作品になれる素質は十分感じさせる土台としての頭だということは本当によく判るね。
>>139 頭だけで息切れした感じがあるのは作者の力不足かと思ってたが
ここを読むと偏見だったかなと思うようになった。
いろいろなことがあったみたいですね。
漫画界も気を使わなければいけないことが沢山あるものなんだ。
義理の兄こと阿麻王はもっと活躍させさえすれば作品のブラックヒーロー的存在として
今頃はRPG格ゲーの主要キャラになっていたことは間違いない。
キラも引っ張られて有名になったことだろう。
作者、特に編集部にもっとメディア戦略があったらと惜しまれる。
>>141 個人的には作品の壁を取り払ってキャラ総揃いでというと確かに面白くはあるけれど、
ゲームソフトだから当然だと言っても何か無茶というか説得力を感じない。
雑な感じがするのは好きになれないです。
その点、ここのKira=836さんのノベルは雑さが無い上出来な作だと感じられて好きです。
>>139 頭とラストだけを繋いで中間はカットしたような印象の作品。
設定と画はよいと思うけどね。
144 :
愛蔵版名無しさん:04/10/09 21:35:31 ID:wXHlTaqK
こんなスレが見つかって本当によかった。
だからKira=836氏の健闘を祈ると同時に、話の続きを激しく希望です。
もうこれ以上 [死んだ子供の歳を数える]ことをしなくて済みそう♪♪。
145 :
愛蔵版名無しさん:04/10/09 23:33:28 ID:p4miammN
>>144 そうでしょう。これまで何度数えてきたことか。
これもKira=836さんのおかげです。
146 :
愛蔵版名無しさん:04/10/10 01:10:08 ID:+Rd0lqzD
五日に一度くらいここへ来て楽しませてもらっている者だけど
創作小説はまだなのでしょうか?。
133はいつでも
Service Temporarily Unavailableとしかでないのはなぜですか?。
>>147 夜中はアクセスが多過ぎてダウンロードできないことがあるので時間をずらして試してみてください
149 :
kira=836:04/10/10 15:18:06 ID:QDNtyQwb
松風「お前に聞きたいことがある」
周囲はすでに薄暗い 中庭で対峙する二人
風がざわざわと木々を揺らし不気味にまた沈黙する
さきほどから漂うのは 血の匂い それを敏感に感じ取る 松風
男に染み付いたものは そう 簡単にごまかせない・・。
松風「お前は一体 これまで何人手にかけた?」
問われた 狂炎は肩をすくめて 一言
狂炎「いちいち 覚えちゃいないな」
なんの感慨もなくさらりと言い放つ狂炎
それほど数多く殺めたということか・・・・・後悔もないほどに
松風は拳をぎゅっと握り締める 顔が急速に険しくなる それは心の底からの怒りだ
見知らぬ 犠牲者の悲鳴がこの男から聞こえるようだ・・許せん。
150 :
kira=836:04/10/10 15:22:32 ID:QDNtyQwb
松風「一つだけ断っておくぞ・・・」
松風は ゆっくりと呼吸を吐き出す 目を瞑り精神統一
眼を開き 狂炎を睨みつけ・・・そして
松風「お前 相手に手加減するつもりはない!!」
瞬間 疾風のように 右 左とジグザグにステップを繰り返し 間合いに踏み込む松風 正面から 突進すると みせかけ
円を描くように 狂炎の側面へ 回り込む 右ローキックから軌道を変えた右ハイキックーとつなげる
狂炎は 側面からの蹴りを 腕を上げてガード 初めから 見切っていたらしい
だが 松風の攻撃は止まらない 踏み込んで 掌底 顎打ち さらに突き上げるような 縦肘打ち
軸足を右から左に 変化させて 瞬時の上段 後ろ回し蹴り 次々と狂炎に技を浴びせかける
狂炎「ほぉ?」
さっきとは別人のような気配を感じる ただの甘ちゃんではないらしい
そうでなれば面白くない すこし格闘技ごっこに付き合って遊んでみるか
嵐のような猛攻を 体捌きで回避 または両腕を使い 確実にガードしていく 狂炎
どうやら 格闘技の経験もあるようだ それも かなりの技量の持ち主 一瞬でそれを感じる松風
松風の 打撃が速く そして 変化が多彩になっていく 徐々に追いつかなくなる
狂炎の反応が遅いのではなく 松風が 速くなっているのだ 少しずつ 少しずつ
・・・・
151 :
kira=836:04/10/10 15:23:59 ID:QDNtyQwb
松風「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
呼吸を吐き出しつつ手足を休めない 松風の猛攻 瞬時に 右側面 そして左側面と位置を変えつつ
相手に反撃の隙を与えない 上段から下段まで 剛の打撃の連打 険しい顔つきで次々と技を繰り出す。
あらゆる角度から あらゆる 技を連続して叩き込むが 相手の反応も尋常ではない
体格からして中量級から重量級とみたが 反応はこれまで戦った相手の中で五本の指に入るとみた
聖拳塾でも この打撃の 速度に対応できる者は 数少ない
無差別級でも通用すると言われた松風の打撃 それをしのぐとは・・
この男・・・かなりできる!!
軽量級の速さに重量級を沈める威力を秘めた打撃 それが ことごとくかわされている
だが 徐々に 狂炎のガードが遅くなる 反応が 間に合わなくなっているのか
やがて 一発のローキックが 狂炎の大腿部に決まる!!
がくりと膝を付く狂炎 隙あり もらった!!・・・・止めの一撃を放つ 松風
中段 左回し蹴り 顔面に直撃で沈める!! それを叩き込もうとした瞬間
にやりと狂炎が 狂気の光を眼にたたえて 笑った気がした
松風「ぐ・・・・?」
突然 右の足に 激痛が走る なんだ!!・・・何かが刺さった感触が
自分の足をみる 松風 大腿部から血が滲みでいる・・・いつ喰らった?
152 :
kira=836:04/10/10 15:28:45 ID:QDNtyQwb
狂炎「なかなかやるな・・・」
並みの打撃系選手ではない・・確かに強い 一流のクラスだ
だが それだけで 実戦では 通用しないんだぜ・・・格闘家の松風竜一
とくに このような凶器を隠し持った 相手にはな・・・・
狂炎の手にはなにもないように見える が ・・良く見ると
きらりと光る 何かが手に握られている それは・・・・
松風「針・・・?」
それは眼に見えないほど 細い鋼鉄の刃 錐のような細い凶器が
松風の足を貫いていた 鋭い激痛が走る・・・傷は小さいが 神経節を貫かれたらしい。
その 場にがくりと膝を付く松風 く・・僕の足技を使えなくするのが狙いか
・・・・・・これで足技は封じられたも同然となる その時昔 殴凱から
聞いた言葉を思い返す 松風
・・・古流では相手の帯から上を蹴るな という言い伝えがあるのを知っているか松風?
・・・それは 相手の凶器に足を切られる または足を取られて倒される 危険性を考慮しての事だ
・・・戦場で足が動かなくなれば 死んだも同然 確実に止めを刺される結果となる
・・・だから 隙の少ない下段蹴りが 多用されているんだぜ・・
と塾長から 聞いていた・・・忘れていたのを今
思い出すとはな・・・
と内心 後悔する松風 だが まだ 負けたと決まったわけではない。
僕の五体はまだ動く 僕の戦意は すこしも衰えない。
153 :
kira=836:04/10/10 15:30:25 ID:QDNtyQwb
狂炎「こいつは錐刀といってな・・・」
松風の足を貫いた凶器
目の前にそれを掲げ わざわざ説明する狂炎
古来より暗殺に使われてきた暗器の一つだ
その刃は細く鋭く強靭で なおかつ肉眼では ほとんど見えない
傷は肉眼では確認するのが 難しく 内臓の傷などは死因を特定しにくかったという
そう言い 狂炎は にやにや笑う それをくるりと逆手に持ち変えると
狂炎「あばよ!!」
油断大敵って奴だ・・・そういうと
錘刀がぶんと 迷いなく振り下ろされる 狙いは松風の脳天 当たれば致命傷は免れない たやすく頭蓋骨を貫通するだろう
よくても 廃人 死因は不明・・・・暗殺用の武器としてはまさに最適な代物だ
松風「まったくだ!」
が その瞬間を狙っていた松風 上段受けの要領で 振り下ろされる 腕をつかみ
その勢いを利用 片膝をついたまま 一本背負いで 狂炎を 低めで投げ飛ばし さらに投げたあと
一瞬の動作で マウントポジションをとる松風 綺麗かつ 見事な流れの連携
154 :
kira=836:04/10/10 15:32:19 ID:QDNtyQwb
松風「油断したのはお前だったな」
自分の下にした狂炎を見下ろすようにして言う松風 険しい顔のまま冷静な口調で言う
止めを刺すときは自ずと隙が多くなる その心理を突かれ自滅したものは古来より
戦場で多い・・・それも塾長から聞いたことだ。
そして聖拳塾の技は打撃系だけではない 投げ技 関節技 そして寝技もある
路上のあらゆる実戦を想定しているのが聖拳塾の理念 一体一では寝技に持ち込む可能性も当然存在する
普段から その練習をしていた松風にとってこの程度のことは造作もない。
マウントポジションを取られた相手からの攻撃は限定される この位置を取られた時点で
ほぼ 勝敗は決したようなものだ だが 狂炎はくくく・・と楽しそうに笑い
狂炎「やるなあ・・・」
こんなに楽しい獲物は初めてだ・・・・と心底嬉しそうな口調
あの状況で 形勢逆転するとは・・ 参ったぜ。
松風にマウントを取られても余裕の表情 はったりか? それとも・・・
松風「降参するならいまのうちだぞ」
一応 警告する松風 心の中では甘いと感じていたが
本来なら 問答無用で拳を叩き込まなければならない。
手加減するつもりはない・・・殺しはしないが
顔面を変形するまで殴ることに 躊躇はしない・・・
松風は そう 忠告する しかし・・
155 :
kira=836:04/10/10 15:33:42 ID:QDNtyQwb
狂炎゛「いいぜ やってみな」
動揺すらしない狂炎 狂気に満ちた目は平然と松風を見上げている
その言葉を聞き 拳にググっと力を入れる松風 この体勢からの正拳突きなら確実に顔面骨折はするだろう
松風の正拳突きは瓦二十枚を軽く割る威力がある。そして それを振り上げた瞬間
キラ「松風っ!!・・・」
キラの気配と声 思わず はっと そちらを向く松風 それが隙となる
カチッというかすかな音が 下にした狂炎から聞こえたと思った時
松風の肩に激痛が走る 何かが突き刺さった感触 それに 思わずのけぞり
体勢が崩れる その隙に 下になった 狂炎の 蹴りを後頭部に喰らい 松風は 吹き飛ばされる
狂炎「はは まだまだ甘いなあ」
敵を目の前にして 戦闘の最中に よそ見するとは・・・・
後方に飛びつつ 一回転して 間合いを 取る狂炎
黒いスーツの埃を 片手ではたく
松風「く・・・・」
自分の右肩を見る松風 十センチほどの矢のようなものが 深く突き刺さっている
おそらくは あの男の袖の下に仕込まれていたバネか何かで打ち出す暗器だろう・・・
ほんの わずかな隙を突かれたとは・・・不覚だ 背後に人の気配 八神か・・・
156 :
kira=836:04/10/10 15:38:41 ID:QDNtyQwb
松風の元へ到着するキラ やはり嫌な勘が当たっちまったか・・・
中庭で対峙する松風と黒いスーツの男 一目見ただけで
状況は すぐにわかった 松風の前に立ち狂炎を睨む キラ
キラ「お前 五行殺か・・・・」
目の前の男から発するものは まちがいなく血の匂い・・・
それを 松風同様 感じ取るキラ 間違いないぜ
兄貴とは違うが異質の空気を纏う同類だ 狙いは俺の命ってところだな
ちらりと松風を見るキラ 致命傷ではないが肩と足に傷を負った様子
松風「邪魔をするな 八神・・」
これは僕の戦いだ・・・お前には関係ないといわんばかりに
右肩を抑え よろっと立ち上がる 松風 まだ僕は闘える・・。
それをみて やれやれといった感じのキラ
おいおい 無茶すんなよ 松風・・・と心の中で思うキラ
・・・しかし なんで こいつが ここにいるんだ?
157 :
kira=836:04/10/10 15:42:36 ID:QDNtyQwb
状況は三対一となる しばらく 無言の三人の睨み合い 対峙する しばらくの時間が経つ
・・僅かな殺気 そして 冷たい空気が流れる 一触即発か・・そう思った時
暗い 中庭で 突然 また ざわざわと木々が揺れる・・風か・
だが妙に 生温かい風 嫌なものを感じる風だ
狂炎「む・・・」
ぴくりと遠くの何かに気付いたような反応をする狂炎 ちっと舌打ちして残念そうな顔になる
邪魔が入りそうだ・・・さすがに 三対一 では分が悪い・・な と判断する狂炎
狂炎「残念だが 今日はここまでだ 松風竜一 八神キラ」
そういうと 黒いギターケースを持ち上げ どこかのスイッチを押す狂炎 突然シューと噴出した白い煙が辺りを覆う
煙幕か?ごほごほと咳き込むキラと松風 眼に沁みる 催涙性のガスらしきものらしい 視界が遮られる 見えない
狂炎の声「次に会うときを 楽しみにしているぜ・・」
声と気配は少しずつ遠ざかっていく完全に闇に溶け込んで・・・なんだあ?困惑するキラ
突然 撤退かよ・・・まったく わけがわからないぜ
しばらくして 白い煙が消える 中庭にはキラと松風のみが残された
感覚を研ぎ澄ますが 周囲に気配はない 完全な闇が支配しているだけだ
かすかに聞こえるのは虫の鳴き声だけ 静かだ。
158 :
kira=836:04/10/10 15:44:55 ID:QDNtyQwb
キラ「行ったか・・・・」
どうやら無事に乗り切ったらしい なぜ撤退したかは不明だが
五行殺の あいつとは また 会うことになりそうだな・・今回は挨拶代わりってところか
それよりも・・・松風
キラ「お前がどうして ここにいるんだよ?」
こんな 時間に・・とキラが言う もっともな質問だ
松風「あ・・ああ・・そのことだが」
すっかり忘れていた・・・僕したことが 今頃 用件を思い出した松風
目の前の闘いに夢中になりすぎたか と心の中で苦笑する
拳禅一如は程遠い・・・な・もっと修行が必要だ。
聖拳塾本部に上運流の 満が来ている事をキラに伝える
もちろん で塾生相手に暴れていることもだ
松風「お前が来ないとあの゜男は収まりそうにもない」
キラ「しかたねえか ・・」
頭をぽりぽりとかくキラ 面倒くさそうな顔
今から行くしかない・・話を聞いて 心の中で溜息をつくキラ
毎回 聖拳塾に殴り込みが来ている気がするぜ まったく・・。
半分は あのおっさんが通達した書状の結果 まあ 自業自得だけどな。
上運天 満か・・・あいつとは東京で 沖縄での決着をつける必要があるみたいだな。
159 :
kira=836:04/10/10 15:48:44 ID:QDNtyQwb
栞の奴には あとから電話するとしよう・・・また 怒鳴られそうで怖いけどな
その光景を思い浮かべて ぶるぶると 震えるキラ 飯抜きかもな・・とほほ。
それを見て ?といった顔
・・どうしたんだ 八神 武者震いか??
まさか この男に限って怯えることはないはずだが・・・と首を捻る松風
もちろん キラの本心は別の事を考えているなど わかるはずもない。
わかってもキラの心情は理解はできないだろう。
キラ「じゃあ いくとするか」
ダッと中庭から走り出すキラ それに続く 松風 足の傷が痛むが 今は気にしてはいられない
松風の手当ては後だ 肩の矢は突き刺さったままだが 下手に抜いて出血するよりはマシだ
・・・そんなことを考えつつ 急いで 本部へ向かうことを決める 二人
事は一刻を争う 本部へ急ごう。
160 :
kira=836:04/10/10 15:54:50 ID:QDNtyQwb
キラと松風の二人が去った後・・・・
かなり遠くにある ビルの屋上 ひゅうううと生温かい一陣の風が吹いた
いつからか そこに佇む 一つの影 両腕を組み 見下ろすようにして 先ほどから全てを見ていた存在
キジムナー「・・・・・・」
赤い髪と独自の衣装を着た異形 キジムナーと呼ばれる沖縄伝説の魔物の姿
キラと松風の二人が 消えたのを見とどけると 何を思ったか 口元をゆがめ笑い
背を向け 夜空の月が照らす中 スッーと闇に消えていった
161 :
kira=836:04/10/10 15:55:25 ID:QDNtyQwb
今日はここまで
松風君 頑張るW
次回 聖拳塾本部に あの男 が再び姿を現す。
その目的は? そして・・・
そして キジムナーの動向の意図は何か?
全然 話が進んでいません・・・・・w
五行殺編は第一部
海外編は第二部
本土 沖縄 決戦編は
第三部か第四部といった感じで 大きく分類しました。
外伝の内容は 歴代の南王手の話
そして 各キャラ ごとに
本編 その後や 各過去の出来事 を書きました。
最後は 一つにうまく纏まったと 感じる出来になっていますので
えらく長編に なると思いますが
皆さん どうか これからも よろしく お願いします。
では
>>161 お帰りなさい。
実は失踪されたかと思って心配していました。
いつも本当にありがとうございます。
163 :
愛蔵版名無しさん:04/10/10 16:49:51 ID:Jxr1BA2O
Kira=836さん、お見事。碧星さんだと知識の羅列になりがちなのに貴方はそれに陥っていないと感じます。
そーいうところが凄く好きです。
165 :
163:04/10/10 17:32:47 ID:Jxr1BA2O
秋の夜長にゆっくり読むのに相応しい質と量を持っているのは嬉しいね。
大変な長編を既に計画済みのようにみえるKira=836氏に脱帽です。
今夜のは興奮させられました。
Kira=836さん、いつもありがとう。
168 :
813:04/10/12 17:26:46 ID:???
Kira=836さん、今見たら書き込みが見つけて一気に読み終えました。
期待を感じさせながら原作では活躍できなかった松風竜一の奮戦ぶりに興奮しました。
自分でも不思議なくらいに、あのコスプレには惹かれるからですが、キラではないけど謎のキジムナーを又出して頂いてとても嬉しく愉しい気分です。
あらためて壮大な構想をお持ちなのには感激しました。どうか宜しくお願いいたします。今回もありがとうございました。
169 :
愛蔵版名無しさん:04/10/13 20:54:51 ID:ETZADdQ7
>>165 3Dイイ
でも勿論Kira=836氏のストーリーの方が更にイイ
170 :
愛蔵版名無しさん:04/10/14 02:19:59 ID:rdk1vxXh
幻の秘拳伝キラが小説版で復活というとこだね
内容が原案に忠実そして真面目だというところに好感が持てる
期待してるとageておこう
ここは相変わらずディープなスレですね
おはよう
ここを読んでいると不思議と落ち着く
嫌な気分にならない2チャンは珍しい
イッキ読みしても慌しい気持ちにならない
それにしてもこの漫画が真面目な人間を引き付ける何らかの要素を持っているということは意外な驚きだ
173 :
172:04/10/15 05:12:38 ID:yIsZsBef
age
174 :
愛蔵版名無しさん:04/10/15 18:13:09 ID:CgLqbtX1
不思議にまじめな雰囲気の漫画だ。
マニアックに過ぎるとこがコアなファンがくっつく理由なんだろうか。
連載が続行していたら解かり易くはなってきたかも知れないが、
当り前に俗っぽくよくある風な連続バトル漫画になっていったのだろう。
ここのkira=836氏はそんな妥協安易路線になっていないところに強く魅力を感じる。
このスレではずいぶん評価が高いけど『もっとエピソードが沢山なければ妄想して楽しめないぞ、ゴラァ』という意見は凄く多い。
>>175 それは言わないお約束でしょw。
だが無いものをあたかも在るかのように想像して楽しむ知的な遊びを
堪能できるだけの基本的な材料は提示されているのだから
後は読者の想像力しだいですよ。
なかなか上手いストーリーテーリングだね。
ただ、原作では、戦う以上は必ず勝敗がはっきり決着していた。
その場での勝ち負けは明確に決定する。芝居とか、水入りはない。
この点は念頭においてほしいかな。
178 :
175:04/10/16 03:38:13 ID:???
>>175への自己レス
『もっとエピソード…… 、』というのは碧星&三好の原作に対してということ。
836氏は碧星を上回る話し上手だと個人的に思っている。
179 :
愛蔵版名無しさん:04/10/17 01:27:41 ID:uTbv6Oy/
>>178 碧星は格闘技の薀蓄はすごいが、それを披露するだけになり勝ちなのが惜しい。
ここのKira=836という人は、格闘知識に基づいて物語を創れているように感じる。
言葉使いにも教養を感じさせるから、かなりの能力者の気がする。
>>179 Kira=836が実は碧星本人だったら一番面白いんだけど・・・
そういえば昔碧星が書いた「星の果てまでブッ飛ばす」という「世界最強の小学生」が
主人公のライトノベルがあったけど、アレかなり面白かったっす。
>>180 それ名前知っている
読んだことはないけどね
でも面白かったとはパワーアップしたのだろうか
Kira=836氏は恐らくは碧星氏とは別人だろうけど
182 :
愛蔵版名無しさん:04/10/18 23:08:23 ID:rsl8/HpH
>>181 碧星の原作した作品は空中分解することが多かったけど、最近は本人もそこを注意して補う努力はしているみたい。
もともと教養はある人だから、これからは安定した作品を生み出していけると思われます。
碧星さん、厳しい言い方されてるなぁ。
人柄はとてもいい人なんだけどね。
>>183 人柄は三好さんもとても良い方ですよね。
また暫くKira=836さんの御投稿がないですね。
またアクセス禁止になっているのかもしれませんけど。
186 :
初始創:04/10/20 21:07:04 ID:LtV/M2Yd
>>133上のZIPファイルを読み終えました。
実は最初は夢が壊されるのではと非常に不安だったのです。ですが、
ギリギリ追い詰められるまで相手の技を見切った上で逆転の反撃に出るという‘少年’ものの格闘漫画の王道を維持してくれている点に強く感謝感激です。
最近更新されていないようですが先を期待しています。
Kira=836様へ
187 :
愛蔵版名無しさん:04/10/20 22:03:35 ID:VcvHuh4Q
>>186 >>‘少年’ものの格闘漫画の王道< いつ聴いてもいい言葉だ。
キラの本編もも少し長くその線でコテコテベタベタやってくれていたら、
さらに多くの人々の心に残ることが出来たんだと思うと今更ながらちょっとばかり寂しい。
Kira=836さんのおかげで渇きを癒すことが出来るようになってきたことは幸いだな。
188 :
愛蔵版名無しさん:04/10/20 22:24:39 ID:iEywTeEp
暫く観ない間に早々と第5スレッドとは!。
隠れファン侮るべからずだな。
189 :
kira=836:04/10/20 23:06:23 ID:9j13mOzh
東京 聖拳塾 本部
異様な雰囲気が道場内を包んでいる
中央に立つ黒い胴着の満 そして それを取り囲む二十人あまりの門下生達
満「ち・・いつまで待たせるつもりだ」
舌打ちする満 その ごつい指からには血がこびりついている
すでに松風がここら出て 二時間あまり さすがに待ちくたびれた
さて・・・と嬉しそうに周囲を見渡す満 そろそろ次の奴を相手に死合うとするか
満「次は誰が相手になるんだ?」
その言葉に門下生達は ぞっとする
満の指にこびりついた血は自分たちの仲間のモノだ
先ほど相手にした数人は一瞬で 手足を使い物にならなくされて 病院へ送られた。
いままで相手にしたことのない古流空手の残忍な手口に門下生達はなす術がない
門下生一「くそ・・・・次は俺が」
かろうじて その中の一人が 前に出ようとする 聖拳塾の看板を汚すこいつは許せないと
だが 朽木が その門下生の腕をがっちり掴んで首を振る・・駄目だと
190 :
kira=836:04/10/20 23:07:27 ID:9j13mOzh
朽木「まあ あいつを待てよ・・・」
のんびりとした口調だが有無を言わせない強さを秘めている
無駄に負傷者を出すよりは大人しく松風を待った方が得策だと考えてのことだ
しかし そろそろ 奴さんも痺れをきらしてきた さて どうするか・・・・
頭をぽりぽりと掻く朽木 あいつ相手に時間稼ぎになるかどうか しかし仕方ない・・・ならば
朽木「じゃあ 俺が行くとするかね・・・」
面倒くさそうに 言ってぶらぶらと前に出る朽木 やる気にはみえない
どよめく門下生達 朽木が相手をしたいとすることは滅多にない
普段も殆ど組手などしないからだ 本人はただ怠けたいだけだと言っているが
それでも過去 試合を行って負けたことはまずない実力の持ち主だ。
満「くく・・・いいのかよ?」
五体無事ではすまないぜ・・そういい残忍な笑みを浮かべる満
手を掲げ 指をごきりと鳴らす それはまさに凶器 人間の筋肉などたやすく引き裂く爪そのもの
五体を指でたやすく 解体すら可能な刃物といえる指だ
朽木「お前さん 強いなあ けど 血の匂いが強すぎる」
おびえる風もなくのんびり言う朽木 まるで声に 緊張感がない
頭をぽりぽり掻いて 平然と満を見つめる朽木 何を考えて居るのかまったく読めない顔
両者の間に 緊縛した空気が流れる 一方は殺気に満ちて
もう 一方は 静かな闘気を僅かに放出しながら佇む
両者が ゆらりと動いた 門下生達が そう おもった瞬間
191 :
kira=836:04/10/20 23:11:15 ID:9j13mOzh
声「それについては同感だ」
獣じみた 殺気は どうも いただけない・・下品すぎる
と突然 いるはずもない第三者の声 門下生達は驚愕する
朽木と満もぴくりと反応 動きを止めた 誰だ?
周囲を見渡す全員 そこには・・・
闘真「もう すこし 殺気を押さえたほうがいい」
それでは殺そうとする 相手に察知されてしまう・・と冷静な口調の男がそこにいた
いつの間にか 入り口付近の壁にもたれかかり 腕を組みながらこちらを眺めている
こちらを楽しそうに眺めている 高級スーツ姿の闘真 冷徹な眼で満を見ている
一度 見たら それを忘れることなどできまい どこまでも涼しく冷酷な光を放っている
門下生2「こ こいつは・・・・?」
門下生の一人が震える指で 闘真を指す そう 忘れもしない
以前三十人以上の聖拳塾の猛者たち 相手に身に掠りもさせず
全員軽い一撃だけで倒した とてつもなく強い 謎の男 たしか名前は・・・・
満「なんだぁ てめえは?」
突然の侵入者を疑い 深げに見る満 ホストクラブの兄ちゃんかよ・・
だが 己の本能が告げている こいつは・・・・危険だ と思わず 構える満
その秘めた 冷たい気配は満でさえ 気持ちが悪くなるほどだ 魔性といっていい。
192 :
kira=836:04/10/20 23:16:09 ID:9j13mOzh
闘真「南王手 覇神流 覇神闘真といえば 君も理解できるかな?」
そんな 満の反応を面白そうに見て言う闘真 なるほど確かに 上運流のようだ・・・
腕を組みながら 闘真は確信 その言葉に 僅かに反応する満 覇神流だと?
しばらくの沈黙・・ そして思案して思い出した
満「そうか・・・てめえが あの・・・」
幼い頃 自分に上運流の業をしこんだ祖父から さんざん八神流の事を聞かされていた満
本土に渡った八神流の分家の一つがあったと かすかに聞いた記憶があることを思い出す
それが確か 覇神流とかいったか こいつが・・・
闘真「わかるようだな なら話しは早い・・・・」
ゆっくりと組んだ腕を解き 満に近づく闘真 他の門下生達や朽木には目もくれない
いや 関心すらないようにも見える態度だ 三メートルほどまで近づくと 一言
闘真「君を我々の陣営に向かえ入れたい」
それを聞いて眉をぴくっと動かす満 なんだと・・・・?
そんな 満を みて ニヤッと笑みを浮かべる闘真 さらに顔を近づけ
何かをつぶやくように 満に言う もちろん他の門下生と朽木には聞こえない
何を話しているのか ・・・しばらく経ってから
満「・・・・・・わかった」
何かを納得する満 それならばいいだろう・・・
今の話しなら悪くはない 少なくとも利害は一致している
だが・・・・
満「俺は自分の やり方でやるぜ・・」
それが最低条件だ そう言う満 闘真は口元に笑みを浮かべた もちろんと
用件が済んだのか さっそうと身をひるがえし 道場を出て行く 闘真 それに続く満 やや複雑な顔
最後に 入り口付近で一旦止まり くるりと振り返ると ぼんやりと立つ朽木に一言
193 :
kira=836:04/10/20 23:16:44 ID:9j13mOzh
満「八神キラに伝えておけ お前は俺が必ず殺すとな・・・」
そして 二人とも出て行った 道場内の緊張が解ける
朽木はおいおいといった顔 いきなりの展開でなにがなにやら・・・・・
だが どうやら これ以上 犠牲者を出さずにすみそうだ とりあえずは・・・
朽木「・・・まあ 良かった」
そして その二十分後キラと松風がようやく本部に到着した
二人とも走って汗だくになっていたのは言うまでもない。
今日はここまで
最近 アク規制に集中砲火されている気がしますw
一度に書き込みすぎるせいでしょうかね・・。
少しずつの方が安定して 書き込めるので そちらの方をとりたいと思います。
さて 覇神 闘真の目的は何か? そして 動きだす 海外の情勢 その2
では。
194 :
kira=836:04/10/21 00:19:15 ID:6HpjwMyC
殴凱「なるほどな・・・大体の事情はわかった」
事務室のソファで 朽木の話と キラと松風の話を聞き終えた殴凱が納得する
満は闘真に連れて行かれ そして負傷者が四名 いずれも病院送りときている
松風「すみません もっと僕が早く到着していれば・・」
謝罪する松風 よりにもよって あの覇神流が来たとは・・・
責任感の強い松風は 自分が留守にしていたことを悔やむ
狂炎との闘いで負傷した足には包帯が巻かれている 二週間もあれば完治するだろう
だが 殴凱は気にするなの一言 あの二人相手に死人がでなかっだたけでもましだ。
キラ「結局 あいつは何しに来たんだ?」
疲れたぜ・・といわんばかりの顔のキラ 全力で走ったのは徒労に終わった
それより気になるのは 覇神 闘真 何を 満に言ったのか気になるぜ・・
それを聞いて さあな・・という殴凱 いい知らせではないのは確かだ
松風「それよりも塾長 どこへ行かれていたのですか?」
いつの間にか姿が消えていて 一言 僕に言ってくださいと 松風がぶつくさ文句を言い出す
殴凱は わかったわかったよ・・と耳に指で栓をして 松風をなだめる まったく うるさい奴だといった顔
殴凱「例の 海外資料の件のことでな」
知り合いの 刑事の所へ 行っていたという 殴凱 真面目な顔になる
以前 送られてきた 資料のことか 興味を持つキラと松風
獅子流心会のリストに連ねていたメンバー それに関する事のことだろうか
だが 次を言わない殴凱 ・・・・やや 間を置いて一言だけ
195 :
kira=836:04/10/21 00:20:28 ID:6HpjwMyC
殴凱「これを送った奴は 先週 死んだらしいぜ」
事故死だったらしいと言う殴凱 全身が激しい衝撃で損傷していたそうだ
司法当局の調査では それで 結論がついているとのことだが どうも符におちない
キラ「死んだ・・?」
妙に重い響き 九重慈斎の件以降 どうも過敏に反応してしまうキラ
事故死にしては なんか タイミングがよすぎるぜ まさか・・・
松風「獅子流心の手で消されたのでしょうか?」
あの情報は内部の者でなければわからないはずだと思う 松風
とうぜん 他の者に ばれる危険性も高いだろう
殴凱の話では あの資料を送った者は殴凱の元弟子の一人らしい
おそらくは獅子流心会の内部から情報を漏らしていたのが 何かのきっかけでばれたのか・・
キラ「かもな・・・」
可能性は否定できない キック世界王者アース は兄貴に業を見ただけで消されたしな・・
そして九重のおっちゃんも・・・歯をぎりっと喰いしばり拳を握り締めるキラ
南王手の連中なら造作もない そして迷いもなく実行するだろう。くそったれが
196 :
kira=836:04/10/21 00:20:58 ID:6HpjwMyC
殴凱「まあ 仕方ねえな あいつも覚悟の上でやったことよ」
スッと立ち上がる殴凱 窓の外を ガラス越しに眺める 夜の東京は妙に静かだ。
だが 武道家としては不本意・・・と その弟子のことを思いかえす。
事故死ではなく合戦場で死ねればまだ本望だったろうに・・と言う殴凱。
だが その本心では 何を思っているのか キラと松風にはわからない。
キラ「ああ・・そうだな」
そんな感傷は無意味だ 死と隣り合わせなら 常に自分の後悔のないように生きる
それが合戦場に赴く者達の心構え そいつに もそれがあったはずと思いたい・・か。
しばらく沈黙する三人 時計の音だけが事務室に響く やがてキラが立ち上がり
キラ「そろそろ帰るか・・・」
あくびをして時計をみるキラ もう九時だ 早く帰らないと栞に殺される・・・
ぶらぶらとドアに向かいあるくキラ 眠たそうな顔 眠い・・・・
197 :
kira=836:04/10/21 00:22:39 ID:6HpjwMyC
殴凱「週末は空けておけよ 小僧 」
鎌倉の護法院邸に また 行くからな・・と殴凱が
キラの背中越しにいう 今日は木曜日 つまり明後日になる。
一瞬はぁ? という顔になるキラ そしてあーと思い出す
そういえば 忘れていた 五行殺の件だったか・・
ぼりぼりと頭をかいて立ち去るキラ
パタンと閉じる扉 松風は呆れたように
松風「まったく 緊張感がありませんね あの男・・・」
今に始まったことではないが・・・と殴凱に言う 松風
五行殺に獅子流心会 そして南王手八神流に上運流と命を狙われているというのに
殴凱は かかかと笑うと 心底 楽しそうに
殴凱「お前が真面目すぎるんだよ 松風」
もう少し 精神に余裕を持て 余裕を・・と からかうように言う殴凱
とても塾長と同じ感覚はもてませんよ・・とまた呆れた顔の松風 だが こっちはもっと酷い
198 :
kira=836:04/10/21 00:23:09 ID:6HpjwMyC
松風「じゃあ 塾長そろそろ僕も失礼します」
礼儀正しく挨拶をする松風
自分も帰っていく その扉がパタンと閉じた後・・・
殴凱は 一人 またガラス越しに窓の外を眺める あいつが死んだか・・・・
その弟子は殴凱にとって昔の親友に近い男だった・・いつかこの日が来るとは思っていたが
お前の仇は俺がとってやるぜ・・・必ずな・・と突然 髪が揺れる
狭い室内が 一気に膨れ上がったようなすら感じる膨大な闘気が放たれた
獰猛な肉食獣の眼で 南王手に復讐を誓う殴凱
また 彼の闘う理由がここに一つ増えた。
何故か連続して投稿しますW
キリがいいと思うので ここまで
では。
お疲れ様でした>Kira=836さん
過去ログスレで確認したら闘真は実に8ヶ月振りの登場ですね
200 :
188:04/10/21 00:45:57 ID:+nVZScna
よく読んでみると貴方はとても良い文章が書ける人だと思った。
2次系作品に、これだけ真面目に人が集まるのは珍しいことだけに
貴方の文才と人柄に原作がとても上手く合致しているということなのだろう。
正直感心しました。
では。
201 :
803:04/10/21 22:14:13 ID:???
Kira=836さんの書き込みを見つけて「あっ」と心の中で叫んでしまいました。
昨晩は台風の中だったのにこんな長い御話をアップして置いて下さったんですね。
今繰り返し読み直して味わっています。
見つけられなかったのが残念な気持ちで一杯の力作をありがとうございます。
202 :
いつもありがとうございます:04/10/22 03:29:04 ID:2p+ZxdUu
Kira=836様
始めて書き込みますがこれまでZIPを含め全て読んでいます。
真面目な御話を丁寧に展開して下さっていることに一言御礼を申し上げるために
書かせて頂きました。
Kira=836様、お昼休みに御作を楽しませて頂く立場として最近あまり見えなかったのでどうなさったのだろうかと思っておりましたが、
久し振りに長文の力作を堪能させて頂けました。ありがとうございます。
嵐のせいで急に気温の変化が激しくなってきましたが、どうかご自愛下さいますよう。
失礼致します。
204 :
愛蔵版名無しさん:04/10/22 22:56:46 ID:kaCNJgCX
あげ
205 :
愛蔵版名無しさん:04/10/22 23:23:18 ID:dPASgBlx
DBのようなあからさまに嘘臭さやファンタジックな幻想だけで逃げる漫画と違って
ギリギリ実体感を感じさせる線を守ってくれたところがこの漫画の素晴らしいところだった
ただそれだけにマニア的な面が強くて一般的になれなかったんだろうな
格闘技の具体的な知識があって始めてその良さを実感できる作品は大衆的にはなれない
日本の格闘技民度には高過ぎたとったら言い過ぎかもしれないが正直俺はそう感じる
206 :
愛蔵版名無しさん:04/10/23 02:36:22 ID:VledibZO
>>205 原作にはマニアックの路線で最初から突っ走ってほしかった。
途中でファンタジー路線に路線変更しようとしてコケたんだと思うからだ。
思えばカットされたという欧凱と外人との闘いのあたりはファンタジー的な方向へいきそうな感じがするし、
省略されたのはそこを反省したからだと思う。(俺はそこを読んでいないけど、いろいろな資料から知った限りではそう考える。)
ここのkira=836氏のような路線で最初から行っていてくれたら良かったんだとしみじみと思う。
207 :
愛蔵版名無しさん:04/10/23 03:03:28 ID:rFz6qEVn
Kira=836さんの話はvery cool。
原作のストーリーよりずっと大人の物語になっているところが堪りません。
208 :
愛蔵版名無しさん:04/10/24 00:22:57 ID:atFy1/XY
編集部の都合で打ち切り食らった漫画の典型だな。
こういうことをし続けると優れた物語が残っていかなくなる。
人気がちょっと落ちたりクレームが来たりしても
1年なら1年と期間を決めてその間は何が起ころうと出版社が存在する限り連載させ続けると作者に保障してやってから書かせるべき。
そうすれば生活の保障も出来た作者は定められた期間にきちんと予定調和で終結する物語を計算して作ることが出来る。
読者は起承転結がきちんとバランスされた物語を興奮感動しながら楽しめる。
出版界は考え直して欲しいものだ。
209 :
愛蔵版名無しさん:04/10/24 01:07:34 ID:geIVJhV4
すれ違いだが地震は驚愕ものだった。
>>208 全く同感。言い切ってくれてありがとうと言いたい。
210 :
813:04/10/24 02:31:31 ID:???
Kira=836さん、久し振りに書き込んでいますがKira=836さんの作品はいつでも必ず読ませて貰っています。
今繰り返し読み返していますが読み応えのあるストーリーをいつもいつもきちんと書き込みしてくれてありがとうございます。
>>208 同感です。
支離滅裂な話にしないためにはラストシーンから逆算して創ることが大切なのですよね、。
読者アンケートに毎号振り回されすぎなのだと思います。
気が付いたら纏まりのない長いだけのストーリーばかりにしない為にも再考して欲しいです。
>>209 地震驚きましたね、俺の住んでいるところは関東北部で震度5弱でした、
今まで体験したことがない突き上げの激しい怖い揺れで震えが止まりませんでした。
>>208 編集部の誰もが気付いているが最初にそれを決心してやり始める度胸が無いんだろうね。
言い出しっぺが責任を取らねばならないから誰かが挑戦して成功するとワッとばかり皆やりだすんだと思う。
それにしてもゴミのような作品ばかり多くなっていくにつれて発行部数もジリ貧になっていくというのに
漫画出版界は大丈夫なんだろうか?、いや大丈夫ではない!。
212 :
愛蔵版名無しさん:04/10/25 17:05:13 ID:9G65yuzn
プロローグだけみたいな漫画だとおもったが、
ここを見てから何となく思い入れを持ったからなのか、
先まで行っていたらかなりの名作になれたような気がしてきた。
2次系作品の小説は思ったよりしっかりしていて楽しめました
age
最近ここを見るのが楽しみなってきた
頑張ってね>Kira=836さん
秘拳伝キラっていい線行っているし嫌いじゃないけれど、
短いので空想を楽しむための材料が少ないのが残念過ぎる気がずっとしている。
嘘技と現実が程好くバランスしてる愉しい格闘漫画だから惜しいなという気をずっと持ってる。
215 :
愛蔵版名無しさん:04/10/28 01:55:27 ID:H8/fO82r
登場人物が少ないとマッチの数も少なくなるからねぇ、最後にやたらめったら出して大混乱させているしね、確かに惜しいね。
原作は妄想を楽しみたい向きには
情報量が少な過ぎでしょ。
とにかく長く続けて欲しかった。
長くありさえすればファンはついてくるもの。
デビデビだってそうだった。
秘拳伝キラは意外とアニメ向き作品かもな。修羅の刻を見ていてそう感じた。修羅はアニメ化失敗だった。
>>217 格闘漫画は‘吹き抜ける一陣の風’を感じられるか感じれないかで魅力の伝わり方が大きくも小さくもなるからだ。
スレ違いだが修羅アニメは風の描き方がというか、感じさせ方が原作より重ったるくなり過ぎだったのは良くなかった。
アニメ化ならキラの方が絵柄から言って確かにアニメに向いている気はする。
そうはいってもまぁ今度アニメ化されるのも修羅の門だろうけどw。
>>今度アニメ化されるのも修羅の門
>>218 何となく寂しい気持ち。
おまえら幼馴染萌えだろ
幼馴染はやっぱいいね
222 :
kira =836:04/10/29 22:36:51 ID:6VsT9Nv0
週末 鎌倉 護法院邸
松風「しかし 凄い警備ですね・・・・」
護法院邸宅に 迎えの車が到着してしばらく歩き 感想を述べる松風。
噂でしか聞いたことはないが ここまで凄いとは想像もしなかった。
携帯無線で 常時 現状を連絡する スーツ姿の護衛達 それらが広大な屋敷のあちらこちらに見える。
殴凱「まあ 天下の護法院グループともなれば当然だろうよ」
当然 敵も多いはずだ 高棟の経営方針を少なからず知る殴凱。
昔はかなり強引な方法もあったときく 当然それを快く思わない者たちも多いだろう。
五行殺に限らずとも 身に無数の危険はあったはずだ いや 今でもか・・。
当たり前だといわんばかりの 口調でいうと 前に歩き出す殴凱 それに続くキラ 何気なく辺りを見る。
周辺には外部から見えないよう 小型の監視カメラなどが無数に配置されているようだ おそらく他の電子警報装置の類もあるだろう
223 :
kira =836:04/10/29 22:40:07 ID:6VsT9Nv0
キラ「これだけ厳重なら 大丈夫じゃねーか?」
おいおい ここは軍事要塞か?・・・と心の中で思うキラ
まさに 国家要人級の警護体勢 五行殺といえども ここに容易に潜入できるとは思えない
だが それを聞いた殴凱は思惑ありげにニヤリと笑み どうかな・・・と
完全に見える警護体制でも人間が管理している以上かならず隙はあるのだ。
古来より暗殺を防ぐことは不可能とされている ここも例外ではあるまい。
男「こちらです・・・」
案内した男がキラ達を招く そこは どうやら 茶室のようだ
広大な屋敷の土地の中ひっそりと立つ 小さな茶室がそこにある
以前キラがここを訪れた時には気付かなかった場所だ。
キラ「ん・・?」
ふと 周囲に僅かな気配と動き どうやら見えない形で複数の護衛がひそんでいるようだ
ただ 一見するに 無防備な作りだが実はそうではないらしい・・・なるほどね。
茶室に入る キラ達 そこには高棟と着物姿 の清華
靴を脱ぎ 畳にあがる 高棟は 一言だけ
高棟「よく 来てくれた・・」
と感謝の言葉を述べる 清華は黙って隣で 手元の緑茶をしゃかしゃか たてている
しばらくの沈黙 すると最初に話を切り出したのは 松風
支援してもいいですか?
225 :
kira =836:04/10/29 22:45:37 ID:6VsT9Nv0
松風「なにか あったのでしょうか?」
松風が話を切り出す 先週 聞いた内容では何か急ぎの用件らしいと聞いていた
詳細までは知らない松風 あまり 良い知らせではないようだが・・。
高棟「先週 君達が京都に経ったすぐ後 五行殺の襲撃を受けた」
な・・・その意味を知り思わず驚愕する松風 襲撃を受けた?
僕 達のいない間に・・・? 旅行の隙を突かれたのか?
高棟「幸い 清華に怪我はなかった・・が」
僅かな沈黙と共に口をつぐむ高棟 どういうことだ?
怪我人がいないならば 問題ないはず・・・他に何があるのか?
何か他の損失があったらしいな・・・とキラは思う
清華「屋敷にある五行殺に関する文献が全て盗まれたのです」
襲撃は短時間で終わったらしい ただ それに気を取られている隙に
資料が全て盗まれたことに気付いたという清華 こちらもすこし沈痛な顔
少しでも キラ達の手助けになればと考えていたのだろうか。
キラ「盗まれた?」
片膝をついたまま それに反応するキラ
そういえば 確かそんなこと言っていたか五行殺の件とか・・・と思い返す
・・すっかり 忘れていた。
226 :
kira =836:04/10/29 22:46:43 ID:6VsT9Nv0
五行殺に関する情報を知らせるつもりだったのだろうか
が 先手を取られたわけだ 資料を隠滅という手段でな・・。
殴凱「手がかりになる物を 俺達に渡したくないんだろうよ」
胡坐をかいたまま 話す 殴凱 彼は畳で正座などしたことはない。
ただでさえ狭い茶室がさらに殴凱の巨体で狭く感じる 暑苦しいほどに。
しかし・・・疑問に思う殴凱 妙な点がいくつかある 何故 五行殺の奴らは直接 清華をねらってこないのか?
あの厳重な 警備体制を突破してくる力量ならば それも可能だったはずだ。
松風「確かに・・・」
礼儀正しく 正座したまま その意見に同意する松風
連中の行動は妙な気がする 長野 山中 そして京都の時といい まるで
本気で 僕たちとは闘ってないような・・自分の感想を述べる松風 真面目だ
高棟「これは私の推測に過ぎないが・・・」
手元の茶を見て飲み干し それを置くと
高棟が口を挟む 一連の行動を見ていると別の目的があるようだと言う
わからないが 今は清華ではない 何か別のものだ。
支援させて頂いた方が良いでしょうか?
228 :
kira =836:04/10/29 22:52:35 ID:6VsT9Nv0
キラ「いいんじゃねーの?」
手を出してことないならば それにこしたことはない・・けど
それが なんで あるかは確かに気になる・・あいつらの目的はなんだ?
畳で長時間座っていると 痺れがくる・ もぞもぞと動くキラ
正直 正座は苦手なのだ。
殴凱「ま・・そうだな」
手がかりは なくなったが 別に問題はない なぜならば・・・
松風「手を出してきたところを片っ端から叩けばいいと・・?」
呆れたようにいう松風 前にも言っていましたが・・いいんですか
そんないい加減な作戦で・・・アバウトすぎますよ 塾長
はぁ・・と頭を抱える松風 こんなんで大丈夫だろうか?
高棟「そこで頼みがある・・」
頃合を計ったように言う高棟 口調も真剣になる 本題だ
屋敷の警護だけでは問題がある 今回 清華は狙われなかったが
次に狙われたとき命の保障はない 身辺を護るものが必要だ つまり・・・
キラ「俺達に警護をしろってことか?」
清華をちらりとみていうキラ 着物姿が良く似合っている 思わずじーと見る
その 視線に気付くと 何故か赤くなって下を向く清華・・なんだ?
まあ 成り行き上 仕方ないといえば 仕方ないか・・・
ぽりぽりと頭をかくキラ 前にもあったな九重の道場でこんなことが・・
ふと その時を思い返すキラ あのときは・・・と頭をふる
さすがに 例の件もあるし ほうっておくわけにもいかないな・・。
229 :
kira =836:04/10/29 22:55:31 ID:6VsT9Nv0
松風「別に僕は構いませんが・・・」
塾長はどうするのか・・・と一応聞く松風
答えは聞くまでもないと思うが・・・
殴凱「やるに決まっているだろうが」
親指をびしっと立ててガハハと笑う殴凱 嬉しそうだ これできまった。
屋敷に寝泊りしながら三人交代で清華の身辺警護 キラの場合は高校へ
登校するのは護法院邸からとなるが ただ一つ大きな問題が・・・・それは
キラ「あー栞の奴にどう言い訳するかだな・・・」
汗をだらだらと流しながら 必死でうまい言い訳を考えるキラ
下手な事はいえない 言ったらマジで殺されそうだ・・とほほ
その 光景を想像するのは さすがに恐ろしくてできない怖い 怖すぎる・・。
聖拳塾に寝泊りしていることにしようと・・・結局 無理矢理結論つけるキラ
・・・いつか ばれそうだが 今はこれでよしとする。
そして 夜になった
満月が綺麗に夜空へ 浮かびあがる。
雲がそれにかかり 妙に静かで明るい夜。
周囲に響く虫の鳴き声に紛れて
一つの影が音もなく 護衛が固める屋敷にスーと近づいていた。
230 :
22:44:39:04/10/29 22:59:20 ID:QM3UFjk3
3分経ちましたので又支援いたします
231 :
kira =836:04/10/29 23:01:10 ID:6VsT9Nv0
今日はここまで
新潟の震災は大変な様ですね。
自然の猛威は恐ろしいものだと改めて実感しました。
被災者の方々の生活が早く元通りになるよう祈るばかりです。
次回 忍び寄る 謎の影 キラのピンチかもしれません
いろんな意味でw。
では
232 :
22:44:39:04/10/29 23:05:21 ID:QM3UFjk3
>>231 仰るように新潟地震に人質事件と続いて恐ろしいことが起こるので感覚が麻痺してきている今日この頃でございます。
速く国内外とも平安に満たされて欲しいものであります。
エピソードまことにありがとうございました。
233 :
愛蔵版名無しさん:04/10/29 23:13:02 ID:dKlxoU4I
あっ、Kira=836様の久し振りの書き込みが!、嬉しい!!。
貴方の物語はさり気無く引き付けてくれるのが凄く好きです。
知性が感じられるというのはこういうことかも知れないとつらつら考えてしまっています。
真面目なKira=836様へ感謝を込めて。
>>231のKira=836様
なんだか原作が連載されていた頃の雰囲気を思い出してしまいました。
なにげに落ち着いた良い空気を感じさせる文章ですね。
235 :
234:04/10/29 23:33:22 ID:???
ageます。
北陸は寒いですね。
沖縄は暖かくていいなと思う今日この頃です。
Kira=836氏の文章は格闘ものなのに不思議と殺伐とした感じがしないところが大いに素敵です。
保守
同じく保守
239 :
803:04/11/02 17:02:21 ID:mRVtdKwf
何方も書き込みがないのは、ここ数日、大事件が連続したからでしょうか?。
俺個人はご家族を含めて非常に気の毒だと思いますが、余りに無謀だったという誹りは免れないでしょう。
キラならば敵陣に潜入して人質を奪還し波乱万丈の末に生還することが出来たかもしれないななどと想像してしまいます。
スレ違い気味すみませんでした。
かなり下がったのでageておきます。
242 :
813:04/11/02 21:51:40 ID:???
>>239 803さん、始めてレスさせて頂きます。秘拳伝キラのコスプレ・キジムナー好きの813です。
当然ですが原作もKira=836さんも両方とも大変に気に入っています。
殆ど同じ時期にスレに書き込み始めてから803さんの誠実な人柄に好感を感じていました。
803さんも人質事件のことに心を痛めていたのだと知って何だか他人ではないような親しみを感じています。
その上で書かせて頂きます。
ひどい事件でした、武装グループの冷酷さは本物なのだとぞっとしました。
「日常の生活常識」というか「日常生活を正しく送るための掟」を破りまくった結果ああなった人ではあるのですが、
憲法によって「国の主の国民から税金という形で高額の給料と必要経費を受け取って雇われている使用人である小泉首相以下
政府要人の無責任な態度には怒りを感じっぱなしでした。
Kさんの警戒心の余りの無さに世の非難が集まるのは当然だと思います、楽天的過ぎの性格の人だったのかもしれません。
でもKさんは日本国の法律は何一つ犯してはいませんよね、そして日本国憲法第22条で国民に保障された移動の自由を行使しただけです。
政府の退避勧告は法的な力は全く無く従おうと従わなくとも何の犯罪にもならないですよね。
罪を犯していない人を親身になって世話するのは政府の公僕としての義務なのに、殆ど誰もそのことに触れようとしないことが不気味で怖いです。
かっとなって関係ないことを書いてしまってすみません。
>>キラならば敵陣に潜入して人質を奪還し波乱万丈の末に生還することが出来たかもしれないななどと想像してしまいます。<<
実は俺もそのことを空想していました、少し不謹慎だったかもしれないですが、そんな事ができる人間がいたらばいいのにと思っていました。
スレ違いすみません。
Kira=836さん、いつも必ず書き込んで下さって本当にありがとうございます。
>>242 社会の無関心あるいは突き放したような冷たい態度の理由は
K田さんがワーキングホリデーで悠々自適に遊び暮らしている人間だと思われて
日本人の嫉妬を買ったからだと思います。
恐らくは4月5月のNGOやフリージャーナリストの人達の時もそうでしょう。
彼らをいけ好かない奴らだと思うのは個人個人の自由ですが
殺された人達も生きて帰れた人達も何方も法律は犯していませんからね。
ファシズム社会になり始めた時、最初に殺されるのは人ではなく真実。
2番目に殺されるのは理屈・理論にそって物事を考え行動するという態度。
その後で人間が殺され始めると大学教養科目で教えていましたね。
日本は大変危ない時代に来ているのだと思いますが気づいている人が少ないのは恐ろしいです。
「日常の掟」と「国の法規」は別個に捉えなければ恐ろしいことに成るのは日本とドイツで
前世紀半ばに嫌というほど思い知った筈なんだけど…。
みんなで注意が必要だとお見ます。
ここはSAGE進行が基本でしたよね。
しかし漫画スレで何という話だろうか(苦笑 でもいい意味でだ)。
>>242 秘拳伝キラのどこにそんな引き付ける力があるのかと不思議なくらいここは冷静な人が多いのでホッとするよ。
それにしてもコイズミは冷たいよな。大事な命をわざわざ縮めるような発言をするバカがどこの国にいるんだ。
大事にもたせりゃ47時間59分59秒まで保障されていた命だぜ。それなのに24時間目で拒否とはね。
仕事で外国に行くことが時々あるんだけど
もし乗っ取られたら、あいつ『そんな安い航空券で乗るのは命を大切にしていない。自己責任です』なんて煽り始めるんじゃないか
コイズミの発言聞いて不安になってきたよ。
Kira=836さんへ
時々お世話になって楽しませて貰っています。
どうかお体に気をつけて頑張って下さい。
これからも期待していますので。
>>244 <ここは冷静な人が多いのでホッとするよ>
恐らくKira=836様の御人徳ですよ。
碧星さんのではないです。
でもホント冷静でいいです>ここのスレ。
Kira=836様これからもどうぞ宜しくお願いたします。
>242-244
Kira=836さんが書き始める前からずっとこのスレROMってるけど
君達はいい加減にウザイ。
前々からしょっちゅうスレ違いの話題を延々やってるのを苦々しく思ってたけど
もういい加減にして欲しい。
それと君達見てるとマスコミに洗脳されてるのかって本気で心配になる。
語っていることも論拠も結論も全くの的外れだし。
ttp://www.d-b.ne.jp/jyubei/gunsou.htm 上のはギャグだがこれでも見て少しはバランス感覚養った方がいいぞ。
247 :
240:04/11/03 09:14:22 ID:???
>>241 ありがとうございます。
秘拳伝キラは真面目な感じの漫画で好きたけど、
集まる人も生真面目な人が多いみたいですね。
碧星タケルさんも超高学歴で武道にも秀でた文武両道人間だという噂だから
その人間関係の枠の中の人が多いからなのでしょうか?。
248 :
803:04/11/03 12:26:28 ID:???
上の
>>239で書き込みした803です。
しばらく書き込みがないのは時事的なニュースのせいではないかと思いつきで書いてしまったのですが、
皆さんがスレの本筋と違うことを書き込むことのきっかけになってしまったことに、どうか御詫びを言わせて下さい。
2ちゃんねるでの不文律である[スレタイと関係のないことは書き込まないように努める]を忘れてしまっていたのです。
皆さん、それぞれがいろいろな考えや信じること、ご存知の事柄がお有りだとは思いますが、
ここでは[秘拳伝キラ]に関することだけをやり取りして頂けますよう心から御願申し上げます。
このスレ主でもない俺がこのようにお願いすることの差し出がましさは十分に存じ上げております、
ではありますが、どうか本筋にお戻り下さいますよう深くお詫びしながら御願申し上げる次第です。
このスレを愛していますし、これからも多くの楽しみをこのスレから頂いていきたいと思っております。
本当に失礼致しました。
249 :
813:04/11/03 16:02:46 ID:???
>>248 803さん、今ここを見て驚いています。スレが荒れた原因があるとしたら803さんにではなく俺の書き込みが原因です。
スレとは関係のない内容は書かないように努めるのが2ちゃんの礼儀作法だというの忘れて熱くなって夢中で書いてしまって本当にすみません。
秘拳伝キラと直接関係のないようなことは、各専用板のスレで意見を書くべきでした。
803さんに何となく馴れ合いのような気持ちを持ってしまっていたので、「それなら 」とつい関係のないことを大量に言ってしまったのです。
803さんのせいではなく俺のせいですから、どうか気になさることはお止め下さるよう謹んで御願申し上げます。
>>246 246さん
突然御返事する無礼をどうかお許し下さい。
ここは秘拳伝キラと関係のないことをお話し合うような場所ではなかったのにも拘らず、あのような意見を書き込み不愉快な気持ちをお感じになられたと思います。
本当に申し訳ありませんでした。これからは注意して書き込むように致します。
どうか御無礼をお赦し頂けますよう切に御願申し上げますと共に、これまでの並び今後の書き込みには寛大な御態度でお見過ごし頂けますよう改めて切に御願申し上げるものでございます。
スレが荒れる理由は大概書かれる話題が広がり過ぎることから来るものですから
関係のないことはそれらの板でやるということですね。
>>247 >碧星タケルさんも超高学歴で
京大?東大?
どこでしたっけ?
米ボストンのマサチューセッツ工科大という話も
ネタだと思うけど読んだことがありますが。
これは原作者のことだから関係のないことではないですよね。
ここは一体何スレだ?
やたら丁寧な口調のヤツばっかだが自作自演なの?
254 :
愛蔵版名無しさん:04/11/07 02:52:02 ID:oyprQ+xm
>>251 東大空手道部じゃないかな?。
マサチューセッツ工大なんて聞いたことない。
保守
ところでこの二次創作小説は月刊の設定の方を基本として書いてるの?
(上運天 満が生きてる事に違和感有るのだが)
あと「五行殺」を引っ張り過ぎ
週刊の方での棒術や居合のようなエピソードキャラは短くても印象濃い
顔見せして「次遭うのを楽しみだ」なぞ水増し手法使い過ぎ
一期一会でない「合戦場」は御芝居みたいに見える
キツイ書き方になったが
ベタ誉め意見だけだとだらけた展開に陥りがちなので
あえて指摘していただきます
257 :
kira =836:04/11/11 01:27:43 ID:8AK8pkpS
深夜 護法院 邸
キラ「入るぜ おっさん」
声と共に障子がスーと横に開られて中へキラが入る
その畳二十枚以上はある 広い部屋の中央に座っている 殴凱と松風の姿。
部屋 全体が妙に酒臭い 思わず 華鼻をつまむキラ クセえ・・・・
殴凱の周囲を囲むのは無数の一升瓶 日本酒だろうか
どこから持ってきたんだ これは・・・
殴凱「よお 小僧 やっと来たか 」
手を挙げて 妙に嬉しそうな殴凱 顔がすこし赤い。
まあ座れと いい殴凱は酒を 一升瓶ごとゴクゴクと一気飲みする 豪快に
殴凱の周囲にある 二十本はある一升瓶の半分はもう空になっている。
おいおい 一人で これ飲んだのか おっさんは・・・。
松風「いいんですか塾長? そんなに飲んでいて」
松風が呆れたように言う 警護の方に支障がでますよ・・
口には出さないが そう心の中で思っているに違いない。
いや そう顔に出ている 相変わらず わかりやすい奴だ。
殴凱「硬えこというなよ 松風」
せっかく 誰の目も気にせずに飲めるってのによ・・。
この程度じゃ飲んだ内にも入らんわ・・そういい またごくこぐと飲む殴凱
・・・さっき警護を引き受けるといったとき 妙に嬉しそうだったのは これが目当てか・・。
ほぼ 同時にキラと松風は そう思った。
何しに ここに来ているんだか この人は・・。
258 :
kira =836:04/11/11 01:29:29 ID:8AK8pkpS
キラ「で・・・何か話があるんだろ?」
まさか 酒飲み話しに付き合わせるためじゃあないよな?
そう 念を押すキラ そうだったら俺は帰るが・・。
殴凱は また一升瓶を一つ空にすると ふーと右腕で口をぬぐい
急に真面目な顔つきなり一言
殴凱「まあな・・・お前達はどう思う 例の件?」
突然 質問してくる 言いたいことはなんとなくわかる
例の件とは 今までの戦い そして 今回の護法院邸襲撃の件だ 妙に不自然な所が多すぎる・・・
そう いいたいに違いない。
キラ「確かにな・・・気になる事が多すぎる」
真剣な顔つきになり 考えるキラ。
薄々気付いている 今までの五行殺の動向 特に京都からの襲撃は謎が多い。
明らかに 誰かに操られていた武上創影 そしてあの男・・・
手裏剣使いの あいつも また 本気ではなかった 手合わせしてそれはわかる。
・・まるで 俺の力量を探っているようだった そう 口に出すキラ。
なぜ 全力で俺達を 殺しにかからないのかわからない・・。
松風「僕の時も 明らかに 手加減していました」
それを聞いて松風も 同意する。
狂炎とかいう男・・・僕に顔を見られたにも関わらず 突然 去っていった
それも不自然な行動だ。
彼らのような 闇の存在の立場から考えると 目撃者は確実に消すはず なのに
・・自分達の身を守るために必要な 措置すらしないとは不可解だと松風も思う・・。
259 :
kira =836:04/11/11 01:34:39 ID:8AK8pkpS
殴凱「何か裏があるな・・・・」
俺達を泳がせておく必要性 そして顔を見られるリスクを侵してまでしなればならない目的・・。
これまでの数多くの実戦経験から身に付けた 己の感覚がそれを告げている。
何であるか まだ わからないが 何かが ひっかかる。
この手の勘は馬鹿に出来ない 喉に魚の小骨が刺さった感じに似ている。
とても気にかかる 大切な何か・・・。
沈黙する三人 部屋の明かりが妙に薄暗く感じたのは気のせいか それとも・・
キラ「・・・おい」
突然 部屋の外に人の気配 推定一人 無言で松風にうなづくキラ。
殴凱は黙って障子の方を見ている 松風が一番近いようだ。
そっと足音を立てずに障子に近づき 戸に手をかける松風 そして 一気にそれをダンと開いた。
清華「きゃ・・・」
突然 障子を開けられて 驚いた表情の 清華がそこにいた。
その手には お盆 上には茶菓子とお茶が載っている 深夜の差し入れらしい。
なんだ・・・安堵する キラと松風 びっくりさせるぜ まったく・・。
てっきり刺客かと思った二人 神経過敏になっていたようだ やれやれ。
キラ「なんだ・清華さんか 脅かすなよ・・」
屋敷の周囲は別の警護が二十四時間 三交代でみはっている。
その中で キラ達は清華 身辺の警護を担当することになっているのだが
確実に警護できるという保障はない そのため寝室などの
部屋はすぐ近くに配置されている。 話し声が寝室の清華に聞こえたのだろうか?
260 :
kira =836:04/11/11 01:36:04 ID:8AK8pkpS
けど これじゃ 神経が持たないぜ まったく・・・とあぐらをかきつつ
また ペタリと座り込むキラ
清華「あ・・あの お話中 お邪魔して申し訳ありません」
おずおずと謝る清華 本当に申し訳なさそうな顔
清華は申し訳なさそうにして しゅんとなる。
その顔は 素直な女の子の顔だ 妙にかわいい。
殴凱「すまねえな・・・つい 真面目に話しこんでしまってよ」
こんな 深夜に男三人が 一つの部屋に集まって話をしているのは
どう考えても 妖しいだろうぜ・・そういって がははと笑う殴凱。
松風「はは・・」
そうですね・・・松風もふっと笑みを浮かべる
僕達の考えすぎで なければいいのだが・・と思う。
殴凱「じゃあ ここまでにするか」
その一言で解散して それぞれの部屋に戻る三人
とはいっても かなり近くに 互いの寝室は配置されているのだが。
261 :
kira =836:04/11/11 01:37:15 ID:8AK8pkpS
キラは一人 ぶらぶらと護法院邸の夜の敷地内を歩いていた。
どうも寝付けない・・必要以上に広い 屋敷のせいだろうか。
落ち着かないというか なれないというか・・。
それで 外へでてみる 月の光が敷地内を照らしていた
虫の鳴き声以外は聞こえない 秋の 静かな夜だ
広大な敷地は まるで公園に思えた 池に 茶室に 無数の部屋 トイレまで
・・始めてきたときにみた 忍者屋敷のような天上のからくりを思い出すキラ・・。
あの 仕掛けは おそらく屋敷全体にあるものだ あの部屋だけではないだろな。
ま・・どうでもいいことだけどな・・・だが 今 気になることは その件ではない
風がざぁぁぁぁぁぁぁと吹く 屋敷内の木々が揺れて ピタリと止まった。
神経過敏だと思ったが やはり そうではないらしい・・・か ぽりぽりと頭をかくキラ
あの 警護体制を潜り抜けてくるとはね 五行殺は甘くないってことか・・。
僅かに血の匂いを含んでいる風・・・・来る・・・。
キラ「そろそろ 出てきたら どうだい?」
暗闇に向かって話しかけるキラ 返事は期待していないが・・
気配は読めるが位置まではつかめない 前と同じだ。
先ほどまで感じなかった殺気 それが今では 明確になリ 自分に迫って来ている。
来るなら奇襲か 相手は一人か・・。
262 :
kira =836:04/11/11 01:38:16 ID:8AK8pkpS
・・わざわざ 俺が一人になるまで 待っていたというわけか・・・ニヤリと笑うキラ
警護は退屈だと思っていたが まんざら そうでもないらしい・・。
いきなり初日から大歓迎とはな・・・・・
目を瞑り 精神を研ぎ澄ませ感覚を鋭くするキラ どこだ・・? どこからくる・・?
シーンと静まり返る周囲の空間 音一つなく 風もピタリと吹き止んだ
暗闇がとこまでも続き 闇に吸い込まれそうな感覚を覚える。
殺気がふっと消えた 四秒間
虫の鳴き声が 一瞬止まったように聞こえた・・瞬間 空を切る微かな音
キラが急激にのけぞる 前方の斜めの暗闇から 切っ先が空間から飛び出しキラの首筋を掠めた
背後に一回転して 二メートルほど後方に飛び 間合いをとり 体勢を整えるキラ ・・・危なかった 一瞬でも反応が遅れていれば
首が切り落とされていただろう・・・おもわず手で首を撫でるキラ ぞっとする
声「・・八神キラか 会いたかったぞ」
闇の中から声 いや 気配が突然 人の 形をもつ その手にある凶器
それは異常に長い刀だ 全長は百八十センチ 刃渡り百四十センチ
刀身は黒く塗られており月の光を反射しないようになっているようす。
暗闇では完全に 刀身が溶け込み 間合いをつかませない仕組みか・・。
男「私の名は 無月・・・南王手八神流 手合わせ願おうか」
無月と名乗る男は 黒い妙な鎧で全身を纏っていた その顔は能で使われる
翁の仮面を被っており 素顔は見えない 全身からは不気味な気配が漂う。
263 :
kira =836:04/11/11 01:42:12 ID:8AK8pkpS
キラ「いいぜ ちょうど退屈していたところだ」
だが そういう反面 キラの感覚は告げている こいつは かなり やばいと・・・
先ほどの 一撃 あれは 前方から放たれたもの。
あれが後方からならば 感知すら出来ずに首は切られていた
どんな達人でも 殺気を含まない突然の一撃ほど 回避しにくいものはない。
キラとて それは例外ではない つまり・・こいつは本物の暗殺者。
わざと気付かせるように 前方から 仕掛けてきたわけか・・・。
雑念を払い 呼吸を長く吐き出した 精神を集中させつつ 筋肉に神経を張り巡らせる
全身に力をみなぎらた瞬間 闘気がブワッと膨張 一瞬で目が鋭くなり 戦闘状態になる。
だが 強敵相手でも 俺は負けるわけにはいかねえんだ・・・・・。
一瞬 脳裏にまた 兄 阿麻王と父 厳矩の姿が浮かぶ・・・・
そして 倒れた九重慈斎の顔も
あの二人 あいつらを倒すまではな・・。
ナイファンチに構えるキラ
今回は本当の命がけになる 油断はできない。
対する無月は 刀を 静かに両手 頭上 上段に掲げる。
黒い刀身が暗闇に溶け込んだような 感覚を受けた。
それが 死闘の合図を告げたように。
闘気が吹き荒れ 敷地内に 南風が激しく渦巻いた
264 :
kira =836:04/11/11 01:43:08 ID:8AK8pkpS
今日はここまで
最近 悲惨な事件が続いてるようです。
イラクの人質事件も非常に残念な結果に終わりました。
正直 これからのキラの展開で悲惨な出来事は たびたび起こります。
闇の世界に入れば入るほど 非情な現実と対面することになるのです。
敵は冷酷非常で強大な組織と相手ばかりです 大変ですね キラはw
反面 それが キラの成長に繋がっていくのですが
出来るならば 現実では 起こって欲しくない類のものばかりです。
では・・・。
265 :
803:04/11/11 01:54:34 ID:ynVlZCE/
Kira=836さん、今、遅くまで起きていて本当に良かったとジーンとしています。
数日前のゴタゴタで気分を害されてどこかへ去ってしまわれたのかと心配していたのです。
長大で複雑な展開のお話なので細かい専門的なことは俺にはわからないですし表現しがたいのですが、
とにかくKira=836さんの書かれる文章を自分は好きです。(勿論、他の方々にいろいろな意見があるのは当然のことです。)
ありがとうございました。
あっ、
消えたと思ったらありました。
率直に楽しみました。
おばんです、Kira=836さん。
書き手の人、お疲れ様です。
みなさん、ベタ褒めしているようですが、
自分は率直に書かせてもらいます。
失礼ですが、まだまだこの程度では、創作力、文章構成力、
共に、碧星氏には遥かに及ばないレベルだと思います。
合戦場での勝敗が明確に描写されていた原作と比較して、
戦いの決着を、一期一会できちんとつけていないことが特に残念です。
書き手として、もっとも苦心する部分なのはよく理解できますが。
とはいえ、どこか気になる物語なのも事実です。
寒くなりましたが、体に気を付けて頑張って下さい。
268 :
267:04/11/13 12:03:27 ID:???
上の方の人が、既に似たような事を書いていましたね。
私のカキコは特に必要なかったかもしれません。
失礼しました・・・・。
269 :
kira =836:04/11/13 12:16:34 ID:E8L/JQ75
>256 257さん
ご指摘ありがとうございます。
ここで満が生存しているのは物語の展開上 必要な演出ですので 不愉快な点は ご容赦お願いします。
水増し展開は本来 私も嫌いな方ですから 以後 それに注意しつつ物語を書いていこうと思います。
270 :
愛蔵版名無しさん:04/11/13 21:49:54 ID:hHs45hO3
Kira=836さん、いつも読ませて頂いて有難うございます。
>>269 やはり貴方は謙虚な方でいらっしゃるのですね。
何となく安心しました。
271 :
愛蔵版名無しさん:04/11/13 22:44:35 ID:8iZgbqQN
碧星タケル氏は技術的知識の披露に偏りがちでドラマ部分が常におざなりの気がします。
しかし、ここのKira=836氏はドラマ部分も優れていると思うのです。
全体的に見て勝るとも劣らないと思います。
272 :
愛蔵版名無しさん:04/11/14 01:59:06 ID:8KP0jOKn
Kira=836さんは文章だけだから碧星さんに比べてハンデがあるよね。
碧星さんのストーリーはかっこいい三好さんの画がついているからねぇ。
Kira=836さんのストーリーにも若し三好さんの画がついていたら無敵だったと思うなぁ。
Kira=836さん!、長大になればなるほど大変だとお思いますが、Kira=836さんの努力には感じ入ってますよ。
Kira=836さんは快い文章を書ける方ですから、全ての人を満足させることは不可能だ割り切って頑張ってください。
碧星氏
つねに竜頭蛇尾です。
274 :
愛蔵版名無しさん:04/11/16 22:59:17 ID:HIE+hC8y
>>273 ご本人は知性派ですから自分の欠点は熟知されています。
やがて秀作をものにされるはずですよ。
良く言う人と悪く言う人が半ばする碧星氏。
(どちらかといえば悪く言う人が多いけど)
ある意味優れた人である証拠だとおもう。
276 :
愛蔵版名無しさん:04/11/17 23:42:36 ID:G/uWCeJH
秘拳伝キラは
途中で調子がダウンするのが残念なのだけど少年漫画の王道を行こうと努力していたことはわかる。
そこは気持ちがいい。しかし、いかにも短い。
ZIP読んで楽しかった。期待したい気分になれた。
画が好きだった。だから画がないのは辛い。
278 :
愛蔵版名無しさん:04/11/18 00:54:27 ID:g8eDrgp1
一話目のオパーイでぬいた
>>278 えっ、そんなのあったかな?。
シオリンのでしょ。
280 :
愛蔵版名無しさん:04/11/18 18:11:20 ID:g8eDrgp1
主人公のだよ。あったよね?
>>280 主人公が男だろうと女だろうと別に構わないけど
ぬけるオパーイとは何ページ目のことなのかが判らないのよ。
この男キャラ達は結構男の色気を感じさせるような気がする。
さっぱりとしたところがいい。
283 :
愛蔵版名無しさん:04/11/20 01:46:50 ID:3HynRiJd
隆慶一郎作品のような爽やかさがこの漫画 確かにあった・・・
それを突然打ち切りするなど・・・許せない気持だった。
284 :
愛蔵版名無しさん:04/11/20 23:24:24 ID:82TZxEwC
285 :
愛蔵版名無しさん:04/11/21 02:25:42 ID:FphM65NA
>>284 う〜ん、阿麻王さんと雲くんの意外な評価の落差には驚きです。
阿麻王強かったね。殴凱にも勝てるよね?
阿麻王>義矩>殴凱>雲>九重>満>松風 くらい?
287 :
愛蔵版名無しさん:04/11/21 11:41:14 ID:DAsD0FEX
>>286 阿麻王はたぶん殴凱や範馬勇次郎より強いと思います。
オマケに頭もいい策士タイプですから頭脳戦でも強い
簡単に相手を罠にはめることもできる完璧超人とみた。
そういえば当時思ったんだけどさ、刀とか棒とかは反則じゃない?
例えば職業的に、相手を殺すという結果だけが欲しいのならともかくさ。
お互いに素手で戦うからこそ、地上最強を決定するという意味が
あると思うんだけど。素の人間同士がね。
それなら銃でも毒ガスでもOKだろ、という理屈になっちゃうしね。
対居合い、対棒術という”実戦”や”勝負”自体はすごくいいんだけど、
試合として当然であるような考え方だけは、当時おかしいと思ったな。
やっぱり、こういう場面の体術と武器術は分けて考えるべきだと思う。
秘拳伝キラは今でも文句なく好きだけど、
トーナメントのこの部分だけはどうも納得がいかないな。
290 :
愛蔵版名無しさん:04/11/21 22:47:53 ID:LBCUWUUI
>>288 そうだった。
作者が追い込みをかけられたので主人公の強さを印象つけるために、
しかたなく強引で無茶を承知でああやったのだろうと自分で自分を説得したけれど
心の騒ぎが収まらない怒涛に過ぎる展開だった。
好きだったからそれでも最近ようやく割り切って向き合えるになったけどね。
291 :
愛蔵版名無しさん:04/11/22 00:18:50 ID:1T2L99bb
塚原欧凱と松風竜一は無理だとしても、
阿麻王と雲の二人は作品枠を飛び出した格闘ゲームの常連であって欲しい気がした。
でも技の数が少ないから難しいのだろうと悲しい気分で納得する毎日だったなぁ。
292 :
愛蔵版名無しさん:04/11/22 00:45:35 ID:i8tVLats
確かに格闘家から見れば武器の使用は卑怯に思えるけどね。
そもそも歴史上殆どの戦闘術は武器を使うことを前提に行われている。
武道以前の素手の武術でもそれは同じで 拳法や空手は特殊な事情で武器をもてない
または武器を取り上げられた者達が編み出した技だからそれは仕方ないかもしれない。
空手や拳法でも武器は手足の延長戦上にあるという考え方がある。
体術が強ければ武器術も強いというもの 闇の合戦場はルールある安全な試合とは違うの、別に問題はないと思う。
それでも雲達が敵が武器を使っても素手の闘いにこだわるのが また職人的でカッコいい と俺は読んだ時に思った。
長文スマン。
293 :
291:04/11/22 01:19:22 ID:???
>>292 >長文スマン。<
いえ、とんでもないです、
2ちゃんでは珍しい科学的で正確な歴史観に静かな感動を味わいました。
これからもどうかよろしくお願いします。
今にして思えばあのトーナメントって
パーフェクトノールールだったよね。
銃器とか弓とか飛び道具はさすがに反則か。
格闘マンガじゃなくなるな。
一応、修羅の刻では銃VS体術はあったが
拳銃ぐらいならキラで認めていいかも
早撃ちVS素手の武術の戦いを見たい。
タフでも静虎が拳銃を止めたしバキでもオリバが散弾銃を止めたからアリなんじゃないか?
297 :
愛蔵版名無しさん:04/11/22 20:37:42 ID:6HLlXxY9
‘弾丸の速度より早く移動できる’という設定は誰でも受け入れられないけど
スナイパーの隙を突いて瞬殺するという話なら「秘拳伝キラ」にあって欲しい。
阿麻王兄貴なら可能な気がするー銃弾回避。
たくさん経験ありそうだな あの兄貴ならw。
>>298 連続して散弾の雨をバク転しながら避けられるのは無理としても、
相手が1人なら構えたショットガンの引き金を引く指の動きを見切って先手をと取るというシーンが見たい気がする。
>>299 阿麻王兄さんは物音を立てずに非常に速い速度で移動できるみたいだから
次々と射手の後ろにまわりこんで息の根を止めを繰り返すことで武装兵30人くらいなら全滅させることが出来てもいい。
個人的にはそういうのを希望。
上のZIPが落ちてこない。
何方かあげてくれませんか。
阿麻王さんは裏社会では かなりの有名人かもしれない。
ヤクザとかマフィアとか悪い政治家+癒着企業家とか、その手の世界に生きている者たちにとっては
死神のように思われており恐怖の対象だったりするかも。
阿麻王さんにとっては実戦で技を磨くとかも兼ねているとかでやりそうだ。
ハンターハンターのゾルディック一家のような感じだと思う。
高い報酬受け取って時々暗殺依頼受けてるとみた。
>>302 うん
それは実にありそうな経歴だと思う。
そして表向きは武道家 教育家 実業家 あるいは芸術家というカヴァーの身分持ち。
>>302 そうか、阿麻王兄貴は念能力の持ち主だったのかW
どうりで体ぼこぼこ変化させたり人外な動きをすると思った。
テラコッタみたいに顔と形が変わるからw
307 :
301:04/11/24 00:52:14 ID:q8MYoRnV
hshu
このところ更新がないけどどうしたのだろう?。
とりあえず保守。
310 :
kira=836:04/11/30 16:47:33 ID:KFPZ5lyR
同時刻 米国 某所 市街地
兵士「はぁはぁはぁ・・」
ここまで必死で走ってきた様子の兵士
市街地らしき場所にて壁に背を付け息を荒げている。
部隊の男は彼一人のみを残し あとは全滅
一人の男によってそれは行われた なんなんだ奴は・・・・。
兵士「そんな馬鹿なことが・・・・」
手で顔の汗をアサルトライフルを持たぬ手でぬぐう兵士。
演習の目的は聞いていた 三十人の完全武装一個小隊の兵士達を相手に
するのは丸腰の民間人 始めは何かの冗談かと思ったほどだ。
訓練を受けた兵士達と素手の男など闘う前から勝敗は決しているようなもの。
が 始まってから わずか五分の時間で 完全に予想を裏切り 彼の部隊は ほぼ全滅
残るは自分ただ一人 信じられないが これはまぎれもない事実だ。
兵士「くそ・・・」
深呼吸してから 対策を考える
だが気配もせず 姿も見えない まるでゴーストのような化け物だ。
あんな奴にやられてたまるか
・・・自分が世界最強の軍に所属することを兵士は思い出す。
俺があいつを倒してやる・・ 意を決して 兵士が走り出そうとした時
声「さて 残るは君一人だ」
突然すぐ背後に人の気配 驚愕して振り向く兵士
いつから そこにいた? 即座に反応してからアサルトライフルを構え・・・
だが それよりも早く手が すっと兵士の胸に添えられる。
次の瞬間 兵士は ドンッという鈍い衝撃を体に感じた。
311 :
kira=836:04/11/30 16:56:50 ID:KFPZ5lyR
兵士「ぶはぁぁぁ・・・」
自動車にはねられたような衝撃が全身を襲った体が弾けたような感覚。
その一撃の前では 兵士達が着込んでいた防護服は意味をなさなかった。
全身が がくがくと痺れるようにゆれ その場にどっと うつ伏せに崩れ落ちる兵士。
その手に持っていたライフルがゴトンと地面に落ちて音を立てた。
背後にいたのは白い高級スーツ姿の闘真。
まったくの無傷 しかも 呼吸の乱れ一つない。
闘真「終わりか」
まあまあの記録だな・・そう思いながら 闘真はふっと笑みを浮かべた。
他愛ない・・これでは準備運動にもならないではないか。
どこまでも冷たく凍りつくような眼をたたえながら
崩れ落ちた さきほどの兵士を見下ろす侮蔑した声で一言。
闘真「ふ・・話しにならんな」
とその場をさっそうと去っていく
標的殲滅までおよそ五分 三十人の部隊が彼の手により壊滅した。
312 :
kira=836:04/11/30 17:00:41 ID:KFPZ5lyR
オペレーター「演習を終了します」
演習目的で作られた市街地を一目で把握できる場所。
無数の監視モニターの映像が囲む その薄暗い部屋の中で
無機質な声のオペレーターが そう告げるのを聞いている
軍人らしき男の姿 階級は少将。
ネイル「始まってからたった五分か・・・」
たいしたものだ・・・
完全武装で訓練を受けた兵士達を ああも簡単に素手だけで全滅させるとは・・・
市街地での戦いを想定した演習場での戦闘を眺めていた その軍人は唸る
ネイルは両腕を組みながら内心で感嘆していた。
モニターで見ていても動きが人間離れしていた 兵士達に銃を使用する間さえ与えないとは。
全てを一撃で倒し あらゆる死角に瞬時に入り込み 兵士を盾にして 的確に防護服の急所を突いていた。
見事な戦術としかいいようがない。
あの闘真という男の技量はまぎれもなく本物。
ネイル「使えるな・・・」
現実的かつ合理的な思考をもつ軍人であるネイルは 即座に考えを張り巡らせる。
武装した相手を一瞬で倒す武術 やはり実在していたのか・・あの一族も。
胸の傷がわずかに痛み ベトナムでの屈辱が蘇る そして あの悪魔の姿が。
あの男・・・
・・例の作戦に組み込んでみるとする価値はある。
313 :
kira=836:04/11/30 17:06:49 ID:KFPZ5lyR
闘真「ご感想はいかかです?」
演習が終わり しばらくして闘真が部屋に入ってくる ネイルは表情を変えることなく
無言でうなづくと一言だけ
ネイル「第一段階は合格だ 君の提案を検討しよう」
それを聞いて 内心で闘真はニヤリとほくそえむ。
これで第一段階は問題なく通過した 次は・・・
闘真「では 次は 実戦ですかな?」
今回はあくまで演習に過ぎない 実弾は使わずに相手はペイント弾を使用
こちらも殺すことは禁じられていた 児戯に等しい環境だ
むろん 演習中の 事故死 は除いてのことだが・・・さて 彼らは 何人 生きていることやら
ネイルは沈黙のまま だが・・了解したとみていいだろうことを察する闘真。
確実に目的に向かい進んでいる まだ こちらの戦力は完全ではないが
それもじきに整う 時間の問題だ。
闘真はさらに考える 確実に勝てる方法を
南王手八神流を潰すなら 覇神流は手段を問わぬ
・・ふふ 待っているがいい 八神の一族。
そこに渦巻くものはまた別の感情 だが それは押し殺した。
闘いには必要のないものだ。
ネイル「次を手配しておく」
そういいながら 闘真を冷静な眼で眺める ネイル。
長年 軍人として兵士達を育ててきた 人材を見る眼はあるつもりだ
だが この男は今ままで見てきた どのタイプにも当てはまらない。
愛国心もなく大義もなく そして どんな主義主張の持ち主でもない
目的に対して冷徹非情 合理的な性格をあわせ持つ 稀有な存在とみている。
314 :
kira=836:04/11/30 17:09:35 ID:KFPZ5lyR
ある意味 この男は危険だ・・・直感でそう感じた 戦場での経験がそう告げている。
決して 信用はできない だが 利用はできる タイプの男と判断してのことにすぎない・・。
ネイル「詳細はあとで告げる」
それまではこの男は泳がせておく 自分と利害が一致している限り。
用済みになれば 処分する方法はいくらでもある そう考え ネイルは
部屋を後にした。
両者の思惑が複雑に絡み合う はるか本土より離れた地で張り巡らせる策謀
それをキラ達は当然のごとく まだ 知るよしもなかった。
月が二人を照らす 全身を黒い鎧で固め 刀を頭上高く上段に構える無月となのる男
その顔は翁の面で隠されて見えない 表情を読まれないためかそれとも隠すためか。
上段の構えは 実戦では最も効果的 それを この男は知っている。
キラ「それにしても 随分と馬鹿でかい 刀だな・・」
話しながらも眼を離さず
じりじりとセンチ単位で間合いを詰めるキラ
男の刀は長く堅牢に出来ている
斬馬刀 別名 野太刀・・・
戦国時代中期まで使われた武器 その一撃は馬ごと鎧武者を切り倒したという威力を持つ。
実戦では間合いの長い得物が有利とされている だが その扱いは至難の業だと聞く。
目の前の男は その数少ない使い手の一人 おそらくは介者剣法。
315 :
kira=836:04/11/30 17:37:02 ID:KFPZ5lyR
無月「私の間合いに入れるかね?」
両者の間合いは およそ四メートル弱
一気にナイファンチから飛び掛ることは出来ない 間合いに入った瞬間 上段からの一撃で両断される。
たとえ懐にもぐりこんで あの体に一撃を与えても 鎧に阻まれてダメージは少ないだろう。
魂打ちはわずかなモーションがあるので その間 隙ができる。
無理に打とうとすれば 次の瞬間 あの刀に切り倒される どう考えても 素手のこちらが不利か・・。
キラ「ち・・・厄介だな」
居合や棒術 槍術の奴とはまた違う戦法が必要だ。
対武器術では一瞬の油断が死を招く 武器により対処法も異なる。
無月「どうした八神流 噂に聞いていた 強さはやはり誇張かね?」
わずかだが間合いが狭まってくる 挑発を行いながらこちらの気を逸らしつつ
すこしずつ 有利な状況を作ろうとしているのか。
気付けば三メートルまで間合いが狭まっている。
キラ「よくしゃべるね あんた・・・」
だが 迷ってはいられない
いちかばちか・・また賭けに出るか・・・
腰を落とし 一気に飛び掛る様子を見せる
両者の間合いが三メートルを切った 瞬間
316 :
kira=836:04/11/30 17:39:25 ID:KFPZ5lyR
キラが飛び込む 一瞬で加速して懐に入るとみた
それは突風のように早く鋭い踏み込み。
無月「愚かな」
自分に向かって素手で向かうことそれ自体が無謀なのだ。
上段からの一撃は鎧ごと叩き割る威力を秘めるそれが我が闘法。
キラを襲う斬撃 脳天唐竹割り 真っ二つにされたキラの姿・・が
だが その感触は まったくない 残像と地面を深々と斬っただけだ。
キラ「もらった」
無月の背後にキラの気配 ナイファンチの構えから突進すると見せかけ
裏足神に変化させて後の先を取る 以前と同じく思いつきだが うまくいった。
無月「させんぞ」
背後からの攻撃 それより早く 体を回転させ動く無月
斬馬刀を背後に回転させるように振り 左腕を刀の背に乗せて押し出すように加速させ
円を描くようにして 背後のキラを切り裂こうとする だが それもまた空を切った いないだと?
キラ「へ・・そう 来ると思ったぜ」
夜の上空に飛ぶ キラの姿 先の先を読んだ 対武器術に関してはこれが重要だ
なお 下から突き出される刀の切っ先を 体を捻り回避 その刀の動きは重量さゆえ鈍い わずかに服が切り裂かれる
落下速度と全身の回転を加え 爪先に全身の力を集中させる それは・・・
南 王 手 八 神 流 火 神
無月の体が爆発を受けたように後方に吹き飛んだ 鎧の胸に大穴が開き 五メートルほど背後に吹き飛ばされる
全身の体重と落下速度 さらに刃物に等しいキラの足先蹴り 変形型の火神が命中した。
どんな頑丈な鎧を着ていても防げる道理はない。
317 :
kira=836:04/11/30 17:40:20 ID:KFPZ5lyR
スタッと華麗に着地するキラ 地面を引きずりながら吹き飛んだ無月
胸の服の部分が大きく切り裂かれていた 血がわずかに出ているか・・
運が良かったぜ・・・賭けはまた成功した
いつもながら危ない賭けだがな・・・。
無月「うぐぐぐ・・」
だが 手に持った刀は放さない無月 檀中に直撃して全身が痺れて動けないはずだが
大した根性だ ゆっくりと近づくキラ その腕を足で抑えて ぐいっと胸倉を掴むようにして。
いろいろと聞きたいことがある。
キラ「おい お前 五行殺か?」
だが 返事はない・・・翁の面は沈黙したままだ。
こいつ・・と思いぶん殴ろうとして 何か様子がおかしいことに気付く
まさか・・・
力任せに翁の面を剥ぎ取る 中年らしき男の顔だ だが口からは血が流れている
舌を噛み切って自決したのか・・・くそったれが。
秘密を守るために自決するとは・・・くだらないことで命を捨てやがって・・
沸き起こる怒りを抑えつつ ぎゅっと拳を握り締めるキラ しばらくたって冷静になる
とりあえずおっさんと松風には告げておくか まだ 他の奴がいるかもしれねえ・・・
キラは何かの気配を感じたように 夜の敷地内を見渡し そう思った。
318 :
kira=836:04/11/30 17:42:30 ID:KFPZ5lyR
殴凱「あー 飲んだ 飲んだ」
頭を振りながら のしのしと歩きながら夜風にあたる殴凱
そういっているわりには 全然顔は赤くない。
一升瓶を二十本ほど飲み干して丁度といった感じだ。
殴凱「いい風だぜぇ・・」
しばらく涼んで沈黙する殴凱
松風の奴はとっとと寝ちまうし面白くねえな。
また 飲みなおすか・・・。
月だけが静かに 殴凱を照らしている
いい風だ・・・山篭りを思い出すな・・。
やがて ぴくりと何かを感じる 突然 独り言のように
殴凱「早く出てこいや」
さっそくのお出ましか まあ寝る前の運動にはなるだろう。
誰もいないはずの敷地内に向かって 突然話しかける殴凱。
闇の中に 殴凱の野太い声だけが響いていく 沈黙 そして
突然ひゅっという音 同時に 殴凱のごつい手が 自分の顔の前に 素早く突き出された
空気を切る音だけで察知して タイミングを知り それを握る。
ビーンという音がして その手に握られていたのは震える鋭い矢。
ほう 飛び道具か・・・子供だましだな。
319 :
kira=836:04/11/30 17:43:10 ID:KFPZ5lyR
別段表情を変えるわけでもなく 殴凱は指二本だけで矢を軽くバキッとへし折ると。
殴凱「こんな小細工で俺を倒せると思ったのか?」
と何故か嬉しそうにいいつつ のしのしとその方角の暗闇に向かって歩き出す。
瞬間 無数の数の矢が殴凱に向かって飛んできた 当たればハリネズミのようになり
体を貫き息絶えるだろう鋭利な矢尻の雨 一直線に空を切りつつ 殴凱に集中する
殴凱「ふんっ」
歩きながら 殴凱は ばしはしと全て叩き弾き落していく 孤拳 手刀 肘打ち 裏拳
暗闇で眼に見えないはずの矢を全て感覚だけで察知して 簡単に矢を弾いていった
目の前に障壁があるかのごとく 矢はことごとく殴凱の直前で跳ね返り あらかたぬ方角へとそらされる。
声「さすがですね・・・」
聖拳塾塾長 現代の宮本武蔵といわれるだけはある・・。
矢が尽きたのか 攻撃はピタリとやんだ
どこからともなく声がする 気配はするが 姿は見えない。
殴凱はクククと笑うと
320 :
kira=836:04/11/30 17:44:03 ID:KFPZ5lyR
殴凱「なあに 昔飽きるほどやったもんでな」
と歯を剥き出して笑う。
素手だけの対飛道具用の訓練 闇の中などで 矢を防げるようにした訓練の一つ。
始めは目隠しと 矢尻を付けずに行い 徐々に感覚だけで反応できるようにする。
少しずつ 弓との距離を詰めていき 放たれる矢の数を多くしていく。
最終段階では矢尻を付け目隠しをしたままで 四方から放たれた全ての矢を叩き落し 回避することが可能になる。
もっとも こんな狂気じみた訓練をするのは現代では自分ぐらいのものだがな・・。
と軽く説明する殴凱。
声「それは失礼しました」
では 僕が直接 お相手いたしましょう。
風がざわざわと吹き 誰かの気配が空間の一点に集中していく
闇の中に 人の輪郭が 浮かび上がる 黒いコートの男がそこに出現
その手には半弓が握られている そきほどの矢はこれから放たれたものか。
以前 京都でキラと手合わせしていた。五行殺の一人 羅光 陰剣を使う達人
当然 殴凱は これが初対面だ そんなことはどうでもいい 殴凱だったが。
殴凱「まさか これで終わりじゃないよなあ?」
ぼきぼきと拳を鳴らしつつ期待するようにいう殴凱。
眼がらんらんと輝き 全身が膨れ上がっていくような感覚さえ受ける。
羅光は ええ・・と短く答えると 黒いロングコートを
ばさっと大きく広げた その中には無数の黒い隠剣が内臓されている。
321 :
kira=836:04/11/30 17:46:34 ID:KFPZ5lyR
羅光「地獄の始まりは これからですよ」
苦痛のたうちまわる 貴方にとってはね・・・・・と
それを聞いて ニィと 互いに壮絶な笑みを浮かべる 両者 殴凱の体から闘気が噴出すように
羅光の体から冷気が放出されたように それぞれ構えをとる。
誰にもこの闘いの邪魔はさせぬ・・・・これが両者の想い。
闇の中で 二人の鬼が今 激突する。
しばらく空けて申し訳ありませんでした。
かなりの部分を書き直してたので時間がかかりました。
戦略レベルと戦術レベル キラ達の戦いは戦術レベル
阿麻王と厳矩の戦いは戦略レベルです。
何が言いたいのかというと・・・先のネタバレになるので言えませんW。
次回殴凱VS羅光
鬼同士の対決
では。
322 :
愛蔵版名無しさん:04/11/30 22:30:47 ID:W9h+xbO8
忘れられたと思ったら有った
旧友にあった思いだよw
323 :
匿名の読者:04/12/01 00:02:18 ID:gytxywOu
>>321 Kira=836さん
20日ぶりみたいですが空気の重みを感じさせるいつもながらの力作ぶりを今回も堪能しました。
ひさびさにKira=836氏の投稿を発見。深夜だというのにしっかりと目が醒めてしまいましたよ。嫌でも脳の力を発揮しないと理解できないように書かれているんですね。
理屈のしっかりした原作に相応しい展開と思います。どうかペースを崩さないでこの調子で行って下さい。
sageて読んでね
>>321 キラには技が幾つあるんだろう。
火神だけでも十分に威力があるみたいだけど。
無駄に無いほうが真実に近いみたいですけどね。
人間の身体なんだから機械みたいに幾つも動きのパターンはあるはずがないです。
この2次小説何とはなくカッコ好い感じを与えるさり気無さが上手く受け継がれて書けているところが気に入ってます。
Kira=836さん、急に寒くなってきたのでどうかお体に気をつけて。
326 :
愛蔵版名無しさん:04/12/03 12:05:24 ID:dcPcejTF
理屈っぽい格闘漫画だけれども、それだけに空想と発展の余地があるのかも知れない。
ここは結構好きです。
327 :
愛蔵版名無しさん:04/12/05 23:44:20 ID:RW5shpoD
Kira=836氏、根気よく大長編をきちんと纏めているんですね。
一気に読んでみてそう感じたのです。
ZIPファイルまであげてくれて親切さに感動しました。
保守sage
329 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:22:20 ID:jGZFSMvL
・・・・現代の武芸者達が集う鬼の宴
古の故事に基き それは合戦場と呼ばれる・・・・。
夜風が強く吹き始めた 護法印邸宅の敷地内 闇の中対峙する二人 殴凱と五行殺の一人羅光
殴凱は腰をやや落として 前羽の構えをとる 防御を重視する戦法か
羅光「・・・ここで貴方にお会いできるとは意外でしたよ
伝説の武人 塚原殴凱」
両手を大きく 左右に広げ 大げさな動作で 一礼する 羅光
内心まさか この漢がここにいるとは・・・あの者から聞いていたのとは少々話が違うが まあいい。
その時 羅光の黒いコートが僅かにカチッと音を立てる・・・・コートの中に陰剣か・・・殴凱は相手の得物を悟る。
なるほどな・・・・殴凱はクククと笑い
殴凱「小僧・・あらかじめ言っておくが・・」
構えを解き ぼきぼきと両手の拳を鳴らし 歯を剥き出しそう警告する殴凱
羅光がピタリと動きを止める・・・一応聞く耳はあるようだ・・・
殴凱「本気で俺を殺すつもりでやらんと お前さん死ぬぜ?」
人差し指を立てて指摘し ニヤリと嬉しそうな 表情の殴凱
相手の冷たい殺気など意にも返さないその余裕の態度
羅光は・・・まあ そうおっしゃらずに
・・と左右の腕を突然スッと下げる羅光
まるで戦意をもっていないといわんばかり。
330 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:24:07 ID:jGZFSMvL
羅光「それは・・・ご自分の身で」
・・・これを確かめるといいでしょう
突然 フッと羅光の右手が霞む 完全な虚を突いた一撃 下段からの投擲 予備動作もほとんどなく 殺気すら含まない
黒く塗られて闇に溶け込んだ 両刃の棒手裏剣が 七メートルほどの距離を一直線の軌道を描き 殴凱の喉元に吸い込まれる。
完全な奇襲のタイミングで襲う この奇襲の一撃を受けられた獲物は過去にいない。
羅光の顔が勝利を確信した瞬間。
凱「ほう・・・・おもしれえ おもちゃ持っているな」
しげしげと握ったそれを眺める殴凱
古来の武芸者は手裏剣術に長けていたと聞く・・・
手にした物はやや大きめで両刃の独自の造り・・重量は七十グラムほど・・普通の相手ならばこれで十分だろうが・・
殴凱「 これで不意打ちか・残念だったな・・・」
暗闇の中みえないはずの必殺の凶器を一体どうやってか・・
羅光「・・よく 見切れましたね・・」
不意打ちは失敗か・・・・
だが 疑問に思うほどのものではない・・・なるほど 一本では無理か・・ならば・・・・
右手の内に四本 左手の内に四本 手の内にそれはスッと現れる 両腕を交差させるようにして 羅光の体がために入る
僅かに前かがみになる動き・・・・ならば 今度は受けられないように 放つだけのことだ。
331 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:26:13 ID:gT72Bv/4
332 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:28:19 ID:jGZFSMvL
殴凱「ククク・・すこし遊んでやろうか・・・・きな 小僧」
お前の技量を試してやるぜ・・・そういわんばかりの台詞の殴凱
左手で くいくい と かかって来い の ジャスチャーをして挑発する
さらに右手に握られた棒手裏剣を 殴凱は右手の親指だけで棒手裏剣をグニャリとへし曲げた。
瞬間 それを合図にしたように 羅光の黒い姿が 右と左に揺れて華麗に円を描くように動く
激しく舞うように左右 常に動き 己の位置を変え 凶器を投擲する羅光 振り下す右手 横打ち左手 斜めからの右手 振り上げるような左手 全て投擲する腕を変えての息き着く暇もない
機関銃の短連射のように 打ち出された八本の黒い凶器は それぞれ進入角度を途中で変えて 吸い込まれるようにその距離を一瞬で詰める
殴凱の全身を襲う 各狙いは 喉元 水月 右目 左目 右大腿部 左鎖骨・・・どれも当たれば即座に相手の行動力を奪う 威力を持つ
今まで この業で幾人もの敵を葬った その絶対の自信が羅光にはあった・・だが。
加えて この至近距離 回避はほぼ不可能
殴凱「ぬううううううん」
それらを正確に殴凱は眼にも止まらぬ手の受けの動きで迎撃した 孤拳 正拳 肘打ち 回し受け そして振り上げる前蹴り 振り下ろす瞬時の鉄槌
巨体に見合わぬ素早い動作 それはボクシングのジャブに対する反応速度に匹敵するほどだ。
俗に言う八方受けの変形・・・あらゆる角度からの攻撃を素手だけで瞬時に防ぐ技法の応用 棒手裏剣の腹を弾くように
ビリヤードのように八本の黒い凶器は殴凱の体から弾きとばされ あらかたぬ方向へと飛んでいった。
はたから見れば 殴凱の前に見えない壁があり それが棒手裏剣を弾いたようにすら思えるだろう まさに神業だ。
羅光「・・・・・・」
突然舞うのをやめ 無言でそれを見る羅光 この至近距離で・・しかも八本もの見えないはずの必殺の高速投擲を回避しうえるものが存在したとは
自分の得意業が破られた衝撃も大きいが それ以前に この殴凱の技量は常人が到達できねものではない。
なるほど・・・あの 伝説 は やはり伊達ではないということか・・・・・
認識を改める その実力は本物・・。
333 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:29:16 ID:jGZFSMvL
殴凱「ん・・・?」
だが 全てを防げたわけではない 殴凱の右肩に突き刺さる一つの棒手裏剣
傷は浅い五センチばかり喰い込んでいる・・先ほどの受けで思わぬ 角度に飛んだ一本らしい・・・しかし・・
殴凱「こんなチンケな凶器では・・」
陰剣は元々殺傷能力が低い・・顔面などの急所に当たらない限りその効果は薄い
一本 二本受けたところで致命傷には至らぬ その前に相手の顔面をその岩のような
拳で軽々と叩き潰せるだろう・・。
そして・・全身の血と筋肉が戦いへの喜びで沸騰しそうな感覚。
全身の筋肉を緩め そして ふんっ と緊張させ 呼吸を吐き出す 筋肉の収縮率によりボンと肩から抜け飛び出す棒手裏剣。
その傷から血は殆ど出ていない・・恐るべき筋肉の厚さ。
同時に着ていたビジネススーツが膨張に耐えられず上半身がびりびりと破ける その体には無数の傷跡。
過去に無数の武芸者と野性の獣相手に素手だけで戦いぬいた己の勲章ともいえる傷の数々。
羅光「・・・・さすがに超人と呼ばれるだけのことはある」
僅かに汗を額にうかべてそれを賞賛する羅光 さきほどの反応はとても人間のモノではない
殴凱の伝説・・五行殺とて知っている それはまさに格闘 武道界では常に語り継がれるものだ。
曰く 一人で百人の武装集団を壊滅させた 曰く 生身で野性の熊を打ち倒した
曰く 世界各地を一人で闘いぬき あらゆる敵を己の拳のみでなぎ倒してきた・・・・
五十年間の武道家人生の一撃必殺の具現者であり 直接打撃制空手の生みの親
それが目の前に立つこの男・・・塚原殴凱 齢六十八 格闘会最大のカリスマ。
以前はテレビ公開で巨大なホオジロ鮫を
その拳だけで叩き潰したことも記憶に新しい・・。
334 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:31:51 ID:jGZFSMvL
羅光「しかし・・・・」
今度は・・・・・そういった矢先 羅光は
自分が致命的なミスを犯したことを一瞬で悟った
殴凱「ごちゃごちゃと何をしゃべっておる」
いつのまにか羅光の目の前に ぬう と近づいてた殴凱 ・・・次は俺の番だぜ
しまった・・・・素早く項後方に飛び 適切な間合いを取ろうとする羅光
だが その反応よりも遙かに早く 殴凱の恐るべき一撃がゴウと音を立て 右から放たれる。
殴凱「どりゃぁぁぁぁぁ」
空を切り ドオンという車が何かを刎ねたような感覚で巨大な拳が直撃
深く踏み込んでの超至近距離からの 単純な右中段正拳突き 空手では基本中の基本だが 殴凱のそれは恐るべき破壊力を秘めていた
一撃で岩をも砕かんばかりの強烈な破壊力の拳が羅光の胸を捕らえて軽々と後方に吹き飛ばした。
羅光「ごふっ」
口から血を吐き出しつつ水平に吹き飛ぶ羅光 アバラの骨がめきめきと音を立てて何本かへし折れた
水月などの急所に当たらずともその一撃は相手の体を確実に砕き破壊する 一撃必殺の具現者
それが塚原殴凱の打撃。そして羅光の身を守る黒い防弾 防刃のコートはそれに対してほぼ意味をなさなかった。
コートや無数の棒手裏剣を含めると 九十キロは超える 羅光の身体 それを六メートルも後方に吹き飛ばす衝撃
地面の土を大きく巻き上げて ドサリと地面へ重い音と共に倒れる羅光の姿。
殴凱「馬鹿もん しゃべっている 暇があったら踏み込んで業をだせい」
腰を落とした中段突きを放った残心の構えで 言う殴凱。
先ほどの棒手裏剣が小銃弾ならばこの拳の一撃は大砲に例えられるだろう。
その破壊力の差は圧倒的だ。
335 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:33:52 ID:jGZFSMvL
感触ではアバラの数本はへし折った・・・道場ならばすでに決着はついている ついでに病院送りだ。
だがこの闇の合戦場・・・・相手は まだやれるはず・・・さて こいつはどうかな?
羅光「・・ふふふふ ははははははは」
突然 闇の中に響く 羅光の笑い声 仰向けで倒れたままの状態 狂ったように笑うその姿
・・・・久々に面白い そうでなくては 狩りの面白みがない・・。
飛び跳ねるように起き上がる羅光、口から血を吐いているが まだ戦意は喪失していない眼だ
いや むしろ狂気の光がより強くなった気がするのは殴凱の気の所為だろうか。
殴凱「それでいい・・まだ 頑張れるようだな」
まるで自分の弟子に語りかけるような殴凱の口調 嬉しそうな顔だ
この程度で倒れてしまったら せっかくの合戦場がつまらんからな・・・・
羅光はそれに答えず無言で 身につけていたコートに手をかけ 肩からばさりと脱ぎ捨てる
黒いコートは鈍い音を立てて 地面に落ちる 二十キロはあるだろうか。
羅光「・・・僕も本気で掛かる 必要がありますね・・」
先ほどと違って妙に冷静な口調・・それはある意味 危険な状態かもしれない。
コートを脱いだ羅光の身体には 五体全てに奇妙なものが装着されていた
胸に 肩に 両肘に 腕の小手に 手の甲に そして足のブーツに それぞれ左右一つ
それぞれ黒い特殊鋼で作られており 防具にも また武器にもなるようなものか。
・・・武上流と自分が工夫して作り上げた独自の武術体系 それをここで使う必要があるな・・。
・・・・相手はあの伝説の塚原殴凱・・・・相手にとっては不足なし。
336 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:34:50 ID:jGZFSMvL
カチンと何かの作動音がする 鋭く長い刃が 羅光の左右の肘と 足のブーツから飛び出した。
全長三十センチはあろうかという隠し刃が鈍い光をはなち大きく広がる
殴凱は知らないが京都で立ち合った己の養父創影を仕留めた隠し武器でもある。
そしていつのまにか右手と左手には刃渡り二十センチ程度の短刀が逆手で握られていた。
完全戦闘態勢・・この殴凱という武人には下手な小細工は通用しないとみえる。
ならば 己の全ての業を尽くして 全力で殺すのが礼儀であろうと。
羅光の身体から 冷気が放出する 冷たい殺意が殴凱の肌を突き刺すようだ
どこか野性の獲物を 虎視眈々と獲物を狙う虎の姿 を殴凱に思わせた。
殴凱「ようやく やる気になりおったか・・・」
それをみて ニヤリと笑みを浮かべる 殴凱 首を左右にこ゜きっと鳴らす
飛び道具などは無粋でつまないものよ・・・
己の五体を交える 接近戦こそが合戦場では真に楽しいにきまっておるわい・・・。
337 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 23:35:39 ID:jGZFSMvL
・・・準備運動は終わりだ これからが真の死合いだな・・・・さて 始めるとするか。
腰を落とす 両手を交差させ はぁぁぁぁぁぁぁぁと凄まじい迫力の息吹を行う殴凱
周囲の空気がびりびりと震え まるで獅子の咆哮だ。・・・・野性の猛獣退治 俺にはお手のものだ
闘気が さらに身体からぶわっと膨れ上がりその気の圧力が羅光に叩きつけられる。
羅光「僕の武上流を・・・貴方にお見せしよう」
返事はなく 代わりに殴凱の巨体が疾風のように動いた
・・・・いいだろう 見せてみな・・・
虎と狩人の戦いがここに始まる。
今日はここまで
また 塾長に頑張ってもらいましょう。
相手は羅光=宗示 真剣バトル
いつになったら海外編第二部へ突入できるのか まだ先は長いようです・・申し訳ありません。
みなさん どうか飽きずに気長にお付き合いください。
先に設定資料を公開しても良いのですがストーリーのネタバレになる可能性が
それでも良いといわれるならば ここでの公開も先に考えています。
こちらも
また相当な量がありますが・・(汗
338 :
331:04/12/10 23:37:35 ID:gT72Bv/4
やはりKira=836さんですね。
339 :
331:04/12/10 23:41:33 ID:gT72Bv/4
ハンドルネームがいつもと違うので一瞬心配しました。
でも明日は休みなのでおかげで愉しい夢が見れそうです。
340 :
Kira=836:04/12/10 23:56:05 ID:jGZFSMvL
341 :
愛蔵版名無しさん:04/12/12 02:47:24 ID:2hGDRC5c
神
342 :
愛蔵版名無しさん:04/12/12 20:15:02 ID:hgf3qM2p
大いに読み応えがあると思います。
独り善がりな感じがしないのは書き手が感情に流されずに表現できているからでしょう。
実はそれが難しい。
読み返してもベタ付いた感じがしてこないのは見事だと思います。
これからも読んでいきます。
343 :
愛蔵版名無しさん:04/12/12 23:36:22 ID:ZFRMw2ny
絵があればもっと盛り上がるのにね・・・。
文字だけで場面を想像するのもこれまた楽しいけど。
344 :
愛蔵版名無しさん:04/12/13 00:23:38 ID:O6DbhS8R
>>343 おっしゃる通り、全くその通り。
でもそれではKira=836氏が余りにも大変でしょうから…。
自分的には感謝して十分に楽しく拝読させて頂いております。
原作も2次作も感情的・情緒的にならないところが好きだ。
sage shin
346 :
愛蔵版名無しさん:04/12/15 21:21:21 ID:9VnzJBQ5
2次系小説
力が入った作品だとは思うが活字だけだと改めて画の持つ情報量の大きさを思い知らされる。
347 :
愛蔵版名無しさん:04/12/16 23:57:01 ID:w8vs4sTA
原作の絵が丁寧で上手なのは格闘漫画好きの間では定評がある。
リアルになり過ぎずデファオルメもされ過ぎていない丁度良いバランスを保ってる。
碧星さんは兎も角三好雄己には頑張って欲しいとつくづく思う今日この頃。
>>347 三好雄己はどうしたんだろか?。
絵柄の変化など画を描くキャパシティは文句なしに優秀でしょ。
最近活動が見られなくて残念です。
349 :
愛蔵版名無しさん:04/12/17 21:38:13 ID:dnlP9tZh
「秘拳伝キラ」
最低でも15冊はないと展開が読めんと思った。
最後は打ち切りの寂しさに溢れていて作者の心情を思うと鬱になってしまったよ。
今日始めて気になって読んでみたけれど、僅か6冊ではコメントしてくても情報が少な過ぎ。
>>349 そうだね、情報量が少ないと話が盛り上がらんのだ。巻数が多い作品になれば話の話題にことかかないが「キラ」は確かに少なすぎる。
>>350 『少ない情報で物語を楽しむためには優れて多くの知識と見識があって始めて出来る。
秘拳伝キラはそのような漫画なのだ』と以前に詳しく書かれていたのを読んだ覚えがある。
つまり知的な人向きの漫画なのだ。
頭を使って補って楽しもうではないか。
352 :
愛蔵版名無しさん:04/12/18 14:00:57 ID:2ejP/tXY
どこの事なんだ?公明党系の格闘団体って?
>>353 せいけんよとうになってるだけあって昔ほど正面から指摘する人間がいなくなってきた
356 :
愛蔵版名無しさん:04/12/19 00:24:37 ID:vLStYHg6
あと、某J漫画にヤガミさんちのキラが出てくる漫画があるのですが、
あれは秘拳伝のパクリにならないのですか?結構ギリだと思いますけど。
357 :
愛蔵版名無しさん:04/12/19 00:34:28 ID:r/+UDCAL
ストーリーの基本ボードが違っていればキャラ名をパクっていても問題じゃないのかもしれません。
‘ヤガミ’とか‘キラ’という名前自体何処にでもあっていろいろな作品で使いまわしされていますからね。
358 :
愛蔵版名無しさん:04/12/19 01:21:06 ID:4ZVip/u4
>>357 キラ という名前、漫画やアニメで最近やたら多いよ。
格好良いとは思うけど使われ過ぎですね。
[ 秘拳伝キラ ]という取ってつけたような安易なネーミングで大いに損している作品だ。
>>306のZIPが見えないんだけど
だれかあっぷして。
>>306のZIPが見えないんだけど
だれかあっぷして。
362 :
愛蔵版名無しさん:04/12/19 21:49:29 ID:/a0zsTSq
>>359 確かに。
「修羅の門」だ何か芸術的作品のように思えて、先ずは手に取ってみようかなと思うものだが
「秘拳伝キラ」だとアニメのノベライズか何かみたいで心がそそられない。
実際読んでみるとかなりいけてたので題名も大事だなと以前思ったものだ。
>>363 こんなに早くどうもありがとうです。
明日休みなのでゆっくり楽しんで読ませてもらいます。
表示されるのに時間がかかって2度押ししたら連続しちゃいました。
すみませんでした。
作画の人のデビデビはサンデー史上でもトップクラスのつまらなさだった・・・
あんなのが結構続いてキラは打ち切り・・・
打ち切りにした編集部の感覚がおかしい。
キラはもっと続くべき作品だったと思う。
うしとら並の傑作の予感がしていたんだけどね。
周りの人間も尋ねられるとキラ=傑作と考える人が多いのは嬉しい。
>>365 デビデビ
めちゃくちゃで意味の判らない展開だった。
やたら描き込みばかり多かったしね。
三好雄己は画力が有るのは判るにしても物語を創る能力は遠く及ばないのを証明してしまった。
>>366 唐突な打ち切りみたいだったからね。
やはり例のところからクレームがきたからという説が有力かもね。
月刊誌に戻してじっくりと育てて長期連載にして欲しかった。
>>365 デビデビの後のブリットは3ヶ月で打ち切りだった、流石に編集部も懲りたのだろう。
>>367 有力でなくて真実。
出来ればアニメ化して欲しかった。
多くの謎を残したまま終わったからなぁ…。
>某与党政治団体系の格闘団体を作品中の噛ませ犬として扱ったことににクレームが来たみたいです
っての?
なんだこれ
>>371 あそこは怖い。会員が友人に何人かいるけど全て判で押したみたいに同じ言葉が帰ってくる
マインドコントロールされてるとしか思えない。
でも、こーいう話はもうこれくらいにしておいた方がよいかもしれない。
>>369 アニメに向いている作品だったことは間違いない。
日本TV系列でデビデビのCMを見た感じでは良さそうだったからだ。
デビデビは訳のわからん作品だったのに16巻くらいあるなんて世の中ほんとわからん。
>>373 >デビデビのCM
これはコナンか犬の真ん中のCMで繰り返しやっていたのを見た覚えがある。
『なにっ、キラを差し置いてデビがアニメ化かよ〜』と思ったが、
結局何も起こらずじまいだった。
あれ以来サンデーは読んでいない。
R村上とのボクシング対決は大きな発展性を感じさせる素敵なエピソードだったのにこれっ切りだった。
良い芽があちこちにあったのに何故か伸ばすことが出来なかった不遇な漫画だと思って惜しんでいたが
やっぱ阻宇化の仕業だったんだな。日本の癌細胞だわ、あいつら。
しおりのねーちゃんむねちらぱじゃま
>>376 女の子の露出サービスカットがもう少し位あっても本格格闘漫画の名を汚すことにはならなかったよなぁ。
むしろファンが増えたり妙なクレーム集団からの圧力をかわす口実にも出来たかも知れない。
>>377 女子裸は適度になら眼の保養にもなっただろうし実用にもなっただろうからねw。
兄貴は怪しい中国人じゃなくて
美少女に変装して来いよと
そういうことか
380 :
愛蔵版名無しさん:04/12/23 01:05:49 ID:8VNzZKsH
九重の娘などは、もうちっと凌辱の限りをつくされていても良さそうなものだが・・・。
アモウじゃ無理か?
>>379 いや実用というのは女の裸が有ったら俺らにとって‘実用’になったかもという意味じゃない?。
>>380 あの場面でキジムナーに変身した阿麻王に九重瑠伊が犯されるという妄想漫画があった記憶がある。
阿麻王兄貴は少なくとも女に興味がないわけではなさそう。
>>381 阿麻王は異性に対して性的興味を感じていないようにどうしても思われるんだけどね。
何となくそんなキャラに感じる。
どっかで阿麻王のお腹に飛ばされる瑠伊に欲情してたやつがいたな
384 :
愛蔵版名無しさん:04/12/23 14:33:16 ID:BfnmJO1B
なんせアレは「コツカケの一種だ」とか言って、
ナニを急激に膨張させたとしか見えないからな。
房中術にも長けているのが南王手では?
[体力のある奴は性欲も強い]以上あっちの方のパワーもテクも想像を絶していることは確実。
387 :
愛蔵版名無しさん:04/12/23 17:53:37 ID:BfnmJO1B
鶏湾 制導快感 が層化学界系ってのは本当だったんだ!
>>387 我痛下胃陰を知人友人の1人に抱える人が確かにそう断定しています。
でもどうかsage進で。
その話はヤバめなので
やめたほうがいいね。
同意sage
そんなにヤバいのですか?
同じ漫画でも「軍鶏」なんて相当コケにしているような気がするのですが?
>>391 作者が顎下位韻もしくは関係者の場合は比較的おとがめなしだと言われる。
>>軍鶏<の作者がそれにあたるかは知らないけど漫画界・メディア界にも多いと言われる。
漫画と関係ないが、ある地域で顎下位の活動に反対した市議会議員が原因不明の自殺を遂げた話など、
状況証拠から自殺を裏付ける物証はないにも拘わらず事件性はないと処理された。
警察も含め権力層に入り込んでから怖い話は多い。
もうこの辺でスマンsage
引き続き岳下位ネタで申し訳ないが、俺、学生時代に岳下位の
下部組織の連中(同じ学校)の勧誘がうるさいから、つかまえて
部室に拉致ってきてボコった事があるんですよ・・。
これってマジヤバい?それとも下部組織(日○正宗)のヤツなら
大丈夫かな?
>>393様
お答えします。
その時から既に数年ほどは経過しているようですね。
これまで何か不審なことが身辺に起きた記憶をお持ちだったなら警戒が必要かもしれませんが、
お話から察っしますところでは、そのような御経験は幸いなさらずに済んだのではないでしょうか。
そうであれば恨みを買って根に持たれていることは無いと思います。
傷害罪で告訴されたという訳でもいらっしゃらないようですし。
ただ不幸にして因縁が出来てしまった場合の彼らの攻撃は陰湿で執拗です。
具体的には申し上げませんが、信仰から来る狂信的行動は非常に恐ろしいもののようで、
知人の脱会者は今でもこの話が出ますと顔から血の気が引くのがはっきりと見て取れる程です。
もし万が一同一人物から再び勧誘を受けることがありましたなら、
丁寧な言葉と態度でやんわりと前回の行動を謝罪する態度をお示しになり、その上で
『貴方方がそのような信仰を持つ自由と権利は当然のこととして尊重いたしますが
自分の信条と貴方方の信ずる事柄は異なるので、どうしても入信は出来ないのだということを御理解下さい』と、
これも極力穏やかな態度で、しかしはっきりと相手が納得するまで説得なさってみて下さい。
こちらの態度が表向きであれ非常に丁寧であれば彼らも礼儀は尽くしてくると思いますし、
断られたという理由で恨みを持つことは先ずは無いと私自身の経験から申し上げることが出来ます。
長文大変に失礼致しました。
ここは何スレだ?
何処の何方か存じませんが丁寧な解説痛み入ります というところだな。
紳士的なスレであることは良いことですが余りスレ違いにはならないようおねがいしますね。
真面目に取りあって貰えるだけでありがたいよ。
他のスレなら煽りだらけになってしまいます。
>>394 393ではないけど非常に参考になりました。
南王手みたいな武道を習っても、同じ事が言えるかも知れないな。
新撰組並に脱会が難しそうだ。頃されるかも知れない。
脱会したら秘密保持のために消されること間違いなしだろうね。
しかし昔の武術流派や忍者は皆そうだったと聞くから
別におかしなことではないと思う。
>>398 あっ、それは俺も思った。
技情報は人と共に流出するんだから、
心変わりしたから止めますなんてことは許してくれるはずない。
入門する恐ろしい決意が必要なんだろうー、南王手は。
あ、誰でも入門できるわけじゃなかった。そこが違うところだ。
一子相伝と言いながら外国人の弟子が居たっぽいのは奇妙ですね
八神家は獅子琉心会とか何とかっていう空手道場なんだっけ?
しごく一般的に門下生を教えている一面もあるのかもな・・
そう獅子琉心流。第2巻でキラが‘うちは子供ばかりの道場だから…’と言っている場面があるので、阿麻王は恐らく子供好きではないかと推測。
キラん家にあった藁でできたサンドバッグの馬鹿デカイようなやつ、
ああいうのって琉球空手では使っているのかな?
>>404 ご存知の通り、巻き藁ならスタンダードなんだろうけど、
まるでお寺の釣り鐘みたいな巨大なアレは現実には使わない気がする。
第一、天井から吊り下げ用クレーンでも付いていないと
移動させるのにも大変だろうし、置いとく場所にも困りそうだ。
南王手は八神さんの家だけの特別のアイテムというかツールではないだろうか。
もし実際に使っていたらすみません(汗)。
>>405 剛柔流だか上地流(?)だったかよく覚えていないが、
巨大なサンドバッグ風の藁で編んだみたいな塊りを吊るしてあるのを衝く動画を見た記憶がある。
本土とは違う風変わりな訓練法は沖縄にはまだまだ沢山あるんじゃないかと思うよ。
いろいろ調べていけば出くわすと思う。ソースは今思い出せないんでモウシワケナイ。
上地流は名前こそ上運流みたいだが、実際にはヒヌカンのような
つま先蹴りを使う流派みたいだし、南王手のモデルかもね。
>>407 上地流は素足の親指で相手の急所を狙い蹴りするのを必殺技とする流派だというのは図書館の写真集で見たことがあります。
厚さ5センチもある合板を優れた身体能力を持つ名人なら軽く蹴り抜けるという指摘に興奮しました。
間違いなく南王手八神流のモデルでしょうね。
つま先蹴りで急所蹴りシーンを出せなかったことがこの漫画の欠点。
それが出せていたら俺の中で2ランク格あげしていた。
サンデーの限界だろうな。
>厚さ5センチもある合板を
いくらなんでも凄すぎね?スネ蹴りでも正拳突きでもちょっと
実現不可能なくらい、板が厚いですよ・・・
>つま先蹴りで急所蹴りシーン
ピーター・アーツみたいなヤツの内腿をエグってません
でしたっけ?他にも鳩尾をエグっているし・・・
金的じゃないと急所と認めませんか?
バ○や餓○伝みたいに金的蹴りばかりのもどうかと思いますけどw
九重の人にキラの兄が金的蹴りしかけられますが避けるシーンがありましたよ。
>>381 >>385-386 阿麻王はおそらくパイプカットされているかと。
>>410 >>411 現実の実戦武術は急所狙いズバリ金的。
本格派狙いでいくなら直で入って見せて欲しかったのよ。
もろに見せないところがサンデーの悪く言えば限界、良く言えば上品さということなのだろうと。
独歩ちゃんのコッカケでも金的防げるんだし
八神流の肉体操作の前では金的など無意味だから、ということにしよう
北の重戦車の肛門(違うけど)は思いっきり攻めたけどね!
重戦車じゃなくて駆逐艦ではなかったか
頭を引っ込めたり、顔を変形させたりできるほどコツカケを極めた
八神流の使い手に対し、金的蹴りを得意気に使う武道など意味がないじゃん。
きっと琉球空手が舞台だから、金的なんて狙っても意味のない世界なんだよ。
でも金的攻撃はその文字からして危険さ故の妖しい魅力があると思う。
勇次郎VS阿麻王兄貴
陸奥九十六VS阿麻王兄貴
北斗神拳VS阿麻王兄貴
鬼龍VS阿麻王兄貴
の対決を見てみたいな。
このメンバー全員 南王手のブラックリストに載っていそうだ。
>>415 いや 南王手に対して敵が使ってくるのではなく
南王手側が敵に対して金をということです
金的狙いは酷薄な攻撃だから南王手にもあっていいだろうと思って。
もっとも そんなベタなことをわざわざ行わないのが南王手かもしれないですが。
そもそも足技がそんなに無いんじゃなかったっけ
キラはともかく阿麻王は蹴り使わないし
足技っていうか
足裏神があるじゃないか。
足技が少ないのは個人的に残念なんだ。何といっても手技にくらべて足技は華麗にして豪快でしょう。
それに良い意味で漢っぽい色気を感じさせてくれるのも足技。
(それでも現実性を大事にし手技主体を貫こうとするところが碧星氏の知的で真面目なところ。)
格闘技の魅力の中には隠れて性的なものがある気がする。
三好氏の画柄がかなり補ってくれているところが救い。
どうもこの話題はループしてしまって失礼。
>>417 あまり真面目にレスすると話の流れが変わりそうで嫌なのだが・・・
勇次郎
なにせ足裏神すらもモノにしている勇次郎。南王手の継承者と同等以上の
戦力の持ち主と見ていいでしょう。よって阿麻王の負け。
陸奥
殺しの技術としての威圧感が、阿麻王の方が遥かに格上。触れる事もできずに
南王手の圧勝っぽい。
北斗神拳
もはや秘孔とか考えなくても、北斗百烈拳の前に無残な死しか・・・
鬼龍
なんか鬼龍が阿麻王に肉を削がれ骨を砕かれている姿しかイメージできない。
鬼龍にできる事は阿麻王にもできそう。
阿麻王ナンバーワンということにしておいて欲しい
阿麻王にはなんとなく南斗聖拳のイメージがある。
南王手だしサウザー辺りのイメージがぴッたりだ。
沖縄だからエキゾチックな雰囲気がもっと欲しかった。
中国南部・タイ・フィリピン・インドetc、
エスニック無国籍風の国際的な雰囲気が醸し出せていたら最高だったんだけどねぇ。
碧星タケルの知識を持ってすれば必ず出来たと思う。
街の景色とか、十分に沖縄していたと思うが・・・。
それにタイならともかくフィリピンとかインドなんかの武道家を
出しても、読者が全然強そうなイメージを持てないかと。
>>427 いや、ホント、そうなんだよねぇ。
カンフーの中国とムエタイのタイは別格として、
その他の国は優れた格闘技の存在を聞いたことがない。
だが碧星タケルの知識と経験を持ってすれば
日本で未だ未知の格闘技の存在を作品に登場させることで
広く紹介も出来たんじゃないかと思ったのだ。
あの男の知識はムエタイだけでなく格闘技全体に対して広大だからね。
タイとかフィリピンといえば津波で今大変だな・・死者六万八千人だそうだが。
タイとフィリピンでないけれど
今回最悪の被害が出たスリランカへ最初に入国した緊急援助チームは日本隊だった。
さらにイラクから帰還途中の海上自衛隊の輸送補給観3隻も偶然そばを通過中だったので支援に向かったとか。
少しだけホッとした気分と誇りを味わいました。
このような時代になってきたからは戦場を舞台にした格闘作品みたいなものは描きにくくなるだろうね。
格闘家がNGOになって紛争地域へ自ら行き闇の陰謀を暴くような作品ならいいだろうけどね。
432 :
愛蔵版名無しさん:04/12/30 19:49:28 ID:2O08P3U6
プライドなんだけど、
><第3試合>
>安生洋二(日本/フリー)
>ハイアン・グレイシー(ブラジル/ハイアングレイシー柔術アカデミー)
安生ってまだ生きていたんだな。ほぼ生き写しキャラがキラに
瞬殺されていて笑ったのだが。
>>432 『一流相手に負けもあるが弱くはない……』とあった安西ね
安生洋二 キラ内では瞬殺されたのはちょっと可愛そう というか惜しい元ネタキャラだ。
現実の安生氏は極めて知能水準の高いクレバーな選手と定評があるからね。
今何かの団体の経営者つまり社長として辣腕を振るっているとか。
本人は英語もネィティブスピーカー並みにペラペラなんだから
南王手・海外飛翔編あたりにプロモーター兼リアルファイターのキャラネタとして
出るくらいの役回りはあるべき人物だと思う。
聖拳塾vs神心会vs武神館ならどこが強いんかなあ
凄く頭良いんですよね安生洋二さん。
どこかの格闘イベント団体の経営をしているという話は聞いたことがあります。
自分で会社を興したのではなく乞われて経営に携わったんじゃなかったでしょうか。
知性はに見えない容貌なのに実はIQが凄く高いという天才キャラとして使える人ですね。
キラに瞬殺されて終わったのは自分も残念です、だから2次小説で復活希望です。
>>434 イメージ的には聖拳塾>>>あの塾長と美少年の弟子は将来の発展を見据えていて良いコンビだと思う。
>>434 神武館の打ち間違いかな?まあ神武館が圧倒的にビリなのは間違いなさそうだ。
しかし安生が頭良かったなんて、このスレを読まなかったら知りもしなかった
だろうな・・・。ヒクソンに道場破りに行って撃退されたとか、あの顔とか、
完璧DQNを連想させる要素のみ詰まっていたからなあ〜。
安生モデルの安西、車のボンネットを潰した後「アンタの伝説、食わして貰いますよ」という場面 、
頭まで筋肉という感じが丸出しで、ああ、こいつはキラにやられるんだなというのも丸判りだったですねw。
まさか安生選手も編集部にクレームを出していたなんてことはないでしょうがあれを見たら「そりゃ無いだろ」と落ち込んだことでしょう。
復活希望キャラに同感です。
安生選手は確か帰国子女で外国語が堪能なのはそれもあるそうですが御兄弟も全員優秀な頭脳の持ち主で名門校へいったという話を
読んで驚いたことがあります。人柄も気持ちのよさそうな人で好感を持っていますから復帰戦は健闘して欲しいです。
>>434 このスレの読者なので聖拳塾NO1に一票。神武館はみんなあっさりやられていましたからね。
神心会もかなり強いよ。
助っ人に烈もいるし。
最近シグルイという漫画にはまってしまった。
キラもあのぐらい残酷描写してくれたら超本格的だったんだがな。
内臓ドバドハで切られまくりですあれは。
キラや阿麻王の心の中に有って普段は見せないクールで冷酷な性格が
滲み出るようなシーンがもっと沢山あって欲しかった。
有ることは有るしそのようなシーンは素敵だけどなんといっても回数が少な過ぎるのだ。
短くて終わったからしょうがないことだけど残念。
>>438 まさか安生が秀才だとは・・・。人を見た目で判断してはいけないという事を、
このスレで学ばせて頂いたような気がします。
これで橋本まで「実はいいとこの御曹司」とかいう展開だったら、俺はもう
人についてどうこう思うの、やめます。
>>442 まったく安生洋二氏、この人は本当に見かけによらない人ですね。
幼い頃その利発さを御祖父さんからとても愛でられ期待されて育ったというのですから
いいとこの坊ちゃんだったみたいですw。
知能と身体能力を併せ持つ文武両道人間ということを知ったら
あの顔も急に親しみと奥深さを感じさせるみたいな気がしてくるから不思議であります。
安生洋二キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
道場破りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
>>445 ハイアン・グレイシー相手に手も足も出ず敗退・・・。
頭がハゲあがり、目付きも弱々しくなって男の哀愁が・゚・(ノД`)・゚・
しょぼくれていましたな〜、人間だから歳を取るのは仕方がないけど。
ファイティングスピリッツは買いたい、でもこれを現役最後のリングにしたほうがいいですね。
安生さん、これまでよくやってくれました。
これからは貴方は優れた才能を発掘し育成するために尽力するときです。
ありがとうを言わせてください。
で「キラ」でプロモーター安西洋一として希望です。
しかし総合ってのはここまでたくさん見せられると、正直、興行としては
見れたモンじゃないですね。ノゲvsヒョードル戦くらい動きがあれば別だが、
みんな寝っ転がって抱き合って、体力消耗して塩試合になってしまう。
南王手のように両耳打って倒すとか、指先をわき腹に突き刺すとか
してくれないと、グラウンドで楽しめないよ。
あと安生氏、靴履いているんだから素足の相手のつま先くらい
踏み潰せよ・・・
そうですね。
沢山あり過ぎで緊張感を感じる暇がなくなってしまったです。
今の安生氏にはR・グレイシーは残酷だったような気がします。
でも南王手ばりのつま先踏み潰しを見せてくれたら誰でも神とあがめてしまうなぁ。
あけましておめでとうございます。
グラウンドもいいんだけど
南王手みたいに絶対寝ない道を選んだ、ってのがもっといたら面白いんだけどなあ
しかしヒョードルはノゲイラをホイホイ転がしてたけど
あんな簡単に投げられるもんなのかね
>>450 あの筋肉の瞬発力と持続力は実際やられたらターミネーターに捕まったみたいな非人間的な恐ろしさがあると思う。
TVで見てると判らないんだろうけどね、ヒョードルとノゲイラ共に史上最大級の体力体格の持ち主に違いない。
>>451 いやぁ〜、その前にタップリと塩試合を見せられているから、
ヒョードル&ノゲイラがいかにスタミナがあるか、技術が凄いかを
TVの前の人でも思いっきり感じた事と思いますよ。
しかしヒョードルはポイポイ人をブン投げおって・・・。いくらノゲイラが
わざと踏ん張らないからって、機械でできてんのか、あいつの腕は。
白色人種の体力と体格は黄色人種と根本から違うことを認めないわけにいかない結果でした。
だから逆にフィクションの世界では東洋人のヒーローに活躍して欲しい気持ちが一層してきました。
新年、明けましておめでとうございます。
安生洋二vsハイアン/グレイシーを今プレイバックして見ていました。
安生とハイアンの体力の違いと年齢から来る衰えが感じられて涙がでてきました。
安生もまさか勝てるとは思わなかったでしょう、ナレーションのとおり人生のけじめを付けたかったんでしょうね。
秘拳伝キラがリアルで連載されていた10年前にリベンジマッチをやらせてやりたかった。
でもよくやったと言ってあげたいです。
おそらく85年と95年の格闘技のレベルの差ってそんなにないと思うのですが、
95年と05年では、もう別世界のレベルになってしまっておりますからね。
そんな中では安生、旧世界の格闘家の端くれとしてキレイに散ったと思います。
安生洋二 作品の中で少し触れられただけなのに
その散り様にこんなにも理解を保った評価をしてくれる人々が居てくれるなんて知ったら本人も感激だろうな。
組み付かれても倒れないっていう足裏神バリの防御は無理にしても、
組み付かれる前に打ち倒すっていう技は、現代の武道家には
使えないんですかいのぅ〜・・・。
組まれる⇒打撃殺される⇒塩試合ののちに負ける
っていうコンボは、もう見飽きてしまったよ。
<一撃のもとに敵を打ち倒す> 実にしびれる名文句だ。
身体能力と共に動体視力も凄く良い男たちを集めて特訓すれば
ある程度の成果を収められるような感じがする。
<最初の一撃に全てを込め全てを賭けて打つ>みたいな特訓をすれば
組み付かれマウントを取られて殴られる可能性を低くすることは出来る筈と思います。
>>458 一撃必殺は実際には難しいのです。
相手のクセや体力が解らない状態では
どれほどの力と衝撃を相手の何処に加えれば
制圧できるか判らないからです。
だから南王手魂打ちは桁外れに強力なパンチなんでしょう。
阿麻王は謀略戦も得意なんだろうな
相手を思うがままコントロールできそう。
>>460 何しろお父(義父)さんが『空手より政治を得意とする』くらいだから、そこら辺の押し込みで阿麻王も謀略戦は得意そうですね。
何で阿麻王みたいな養子が貰われてきたのか、
説明ってあったっけ?
>>462 阿麻王が何故特に選ばれて養子として迎えられたのかの理由は興味あるところですが残念ながら殆ど無いのです。
「キラの心が弱くて跡継ぎに相応しくないと判断されたから」 これくらいしか理由らしい理由は語られていないのは寂しいです。
464 :
愛蔵版名無しさん:05/01/06 18:36:19 ID:91+unfQa
あげ
これ読後の感想はかなり良い作品だと思ったんだが
伏線が解決されていない事が暫らくすると気になり始め鬱になった。
阿麻王はキラの当て馬にするつもりで適当に連れてきたんじゃないかねえ
八神の体まで使える以上全くの他人でも無いんだろうけど
秘密厳守のくせにキラが覗くのは放置してるし
>>466 沖縄の民俗からすると、当然、阿麻王とキラは血が繋がっているから、従兄弟あたりじゃないかと思っている。
キラに覗かせているからは当初は当て馬としてという御説は正しいように感じる。
だんだん本命になってきたのだろう。
468 :
愛蔵版名無しさん:05/01/07 08:20:11 ID:Pzj2+btU
阿麻王は、キラの親父とヨーロッパの一流アスリート女の遺伝子を
米軍の生体兵器研究所がかけ合わせて生まれた試験管ベビーですよ。
幼少の時は研究所内で心肺機能とか鍛えられております。
そして全世界に中継されるでっかい格闘大会でキラと対決して死亡するわけだな
それはどこかで聞いたような見たような展開だな、。
>>468 阿麻王はやはり混血なのだろうか?、茶髪だと思っていたんだけど。
KIRA -キラ- 連載キボンヌ
阿麻王は、キラの親父が南王手の秘密を探りに来た北米の女スパイを
とっ捕まえて犯し、孕ませた子だよ。母親はその後、任務の失敗と
敵に情けをかけられた罪でムショ送りになったけど、赤子は父親に
貰われて行ったんだよ。
>>472 某ヤング誌って何何々!!!何ですか?。
キラの第2部ってどういうことなのでしょうか?。
476 :
愛蔵版名無しさん:05/01/08 21:15:44 ID:mb4bEuaz
>>472 ‘某ヤング誌で連載されていた…’ Gogっても何も出てこないということは釣りか!?
>>474 そうなると兄貴の真の目的は父への復讐かも・・・
最後の最後で裏切ったりして。
>>474 そして地下で秘密裏に開催される格闘大会でキラと対決して負けるわけだな。
準々決勝で塚原vs九重が実現して、
準決勝の阿麻王vs九重で阿麻王が勝利し、
決勝でキラvs阿麻王ってわけだな。
最後に親父が
阿麻王に言うんだな。
「日に二度敗れるバカがいるか!」
う〜ん そおいうのを読んでみたかった。
信長をも恐れさせた加賀の棒使いの先祖と八神の祖先の話、キラの刻まだー?
483 :
愛蔵版名無しさん:05/01/09 05:16:35 ID:q1kjQOxp
>>472 ネタですよね。本当なら嬉しいですけど。
>>479 準々決勝で松風を秒殺する拳法家って、原作では該当者ナシだな。
仮に居たとして準決勝では裸足から靴を履くことになるだろうな。
「私が靴を履くということはボクサーがグローブを付けるということと似ている」
かなり遅れましたが みなさん明けましておめでとうございます。
新年 早々インドネシアの大地震など世界は大変な有様ですが
我々は前向きに一年を頑張っていきたいものです。
今キラの外伝を書いています 舞台は戦国時代 加賀の一向一揆編になります。
もう 少しで話を書き終えるので どうかしばらくの間 お待ちください。
戦国時代と来れば合戦場そのもの ですから気合を入れて書いていますw
本編はすこし休憩となります 楽しみにしている方々には申し訳ないのですが・・。
>>486KIRA様待ちかねておりました、新年開けましておめでとうございます。
何処に御旅行なのか、まさか不幸な大災害が起きたかの国々で遭難されたのではと心配しましたよ。
いずれにせよ安心しました。
秀作をじっくりと時間をかけて書いて下さることを期待してお待ちしています。
>>484 <準々決勝で松風を>どの雑誌にそんなのが載っていたの?。
>>485 <私が靴を履くということは>商業誌で新連載の準備でも進んでいるんでしょか?。
何か地下で不思議なことが起こっている予感。
>>486 謹賀新年
今年は大変な年になりそうですが<加賀一向一揆編>もの凄く期待しています。
何しろコミックスで嫌でも興味をかき立てられるエピソードが出ていて、あれは大いに気になっていたんです。
マジレスするとバキとタフを読め。
そしてキラの刻 -加賀一向一揆編- も期待
極東における かの一族の 調査報告書
歴史とルーツ
十三世紀中頃 当時の琉球王朝へ貿易船に乗り ある一族が海より渡ってきた。
表向きの身分は商人や職人であったが 実際は別の目的があってやってきたといわれる。
一族の歴史は謎に包まれていた 起源は大陸の騎馬民族だとも中東バビロニアだとも また古代インドがルーツなど様々な説がある
だが一つ 確実にいえることがある 彼らが長い人類の歴史・闘争や戦乱の中から誕生した 特殊な一族であるということだけだ。
彼らの扱う商品は二つあったとされる 一つは武器などの商品 もう一つは優れた業を持つ間者や刺客 すなわち一族が持つ情報収集力と戦闘技術の暗殺者だ。
一族は時の権力者に接触すると 自分達の業を売り込み それに見合う金額を払った者たちへ力を貸した そして時には権力者を脅かすほどの
陰の影響力を持ち 常に恐れられたといわれる 歴史における闇の存在 暗殺者の一族 それがかの一族のルーツだと推測できる。
彼らが組織に喰い込む方法は長い歴史を通じてほぼ一定であったとされる
自らの商品を売り込みつつ 権力者達の中枢に近づき 重要な情報を握っていく。
次に一族の息のかかった者達を権力の中枢に次々と送り込み 邪魔者を排除していき やがて組織の実権そのものを操るようになる。
一族は特に暗殺や謀略を得意とし 自らの存在活動にも徹底的な秘密主義をとってきたらしい 敵対するものや 裏切り者に対しては 徹底的な報復を行ってきた
そのため 彼らの行動 全体的な組織図の証拠は ほとんど資料すら残されておらず 今現在まで完全につかめていないのが実状である。
今現在 日本におけ一族は 二つの組織に分かれている
沖縄における宗家 八神一族 そして 本土における 分家の 覇神一族 この二つである
前者は古くから 沖縄の政・財界に強い影響力を持つ一族の末裔であり 近年 八神厳矩が政治家として本土へ進出
渡り 人並外れた政治的手腕を振るい 勢力を確実に伸ばしている様子 ただ彼の対抗馬の政治家が次々と事故死するなど
彼の行動には 黒い噂が常に絶えず。闇の工作員などの組織が存在するとされるが あくまで推測の域はでていない上 証拠もない。
これは我が英国における かの一族とほぼ同じ傾向であることは注目に値する。
後者は八神一族から五百年ほど前に 本土に渡り 移住した分家であり 本土の旧家・商家
地元の元豪族などに強い影響力を持っているが 政治には常に不干渉の歴史を持っていた。
沖縄の宗家 八神一族とは古くから 互いに不可侵を守ってきた歴史を持っているが
近年 前当主が 病死の後 現当主 覇神闘真に代わってからは
新たなる動向を見せ始めている。
今後の追加報告を待たれたし。 ナターシャ R
キラ世界設定の一部を
調査報告書の形で書いてみました。
ナターシャは ご存知スーパーモデルのアノ美人です。
その正体は・・・・言わずともお分かりでしょうW。
では゜
陸奥円明流VS南王手八神流を見たいな。
歴史の裏で両者 何度もやりあっていそうな気もする。
修羅VSキジムナー 場面を想像しただけで凄く興奮するんだが。
独歩ちゃんVS塚原も見たい。
>>495 虎殺しと鮫殺しの対決ですな。
勇次郎も加われば人外魔境の大バトルになるね。
>>491 >>492 Kira=836さん
見事ですね。内容だけでなく、何より貴方の無駄なく重みのある文章力に感動させられています。
虎殺しと鮫殺しと熊殺し・・・
一番弱そうに感じる熊殺し(勇次郎)が、実際にはダントツで強そうというこの矛盾!
鮫殺しっていうが
あれ、プールに水半分くらいしか入ってないぞ
鮫、弱りきってるんじゃないか…。
>>500 実は鮫の歯も抜いてあったりして
そして虎の歯も抜いてあったりして
当然熊の歯もぬいてあったりして
アメリカのディープエコロジスト連中が
動物虐待と勝手な文句を言ってきそうな
確かそんな状態でした。
どこかのハンターが言っていた
人が武器を持って獣に挑むのは決して卑怯ではなくそれでようやく対等なのだと。
素手で闘うのはむしろ賞賛するべき行動と勇気なのだ。
>>503 あなたの意見にまったく賛成です。筋肉の瞬発力と持続力からして途方もなく違うし、爪と牙は刀剣並み。
というか上記の三人は人間離れしすぎだよW
相手の猛獣が気の毒になるぐらいに。
>>505 その中で、かろうじて現実的イメージ世界に止まっていられるのが欧凱塾長だと思う。
>>491 トップモデルのナタさんがMI6の諜報部員だったなんて!。
>>492 Kira=836さんの知識は半端じゃない広さと深さですね。
この先を大いに期待しています。
へー
こんなスレがあったんだ
増刊連載当初から読んでいた口だけど、技の名前が奇抜で結構印象に残っていたんだよね
煮え切らないまま終わっちまった作品で、いまだに単行本を所持しているのはこれだけだし
自分も打ち切り作品の中では最高に惜しい作品だと常々実感している。
前提がしっかりしているから多くのことを空想することができるのだと思う。
ZIPファイルで過去スレを一括DLできるみたいなことが書かれているのだが
363のURLはもう切れている。
誰かUPしてくれないだろうか?。
511 :
509:05/01/10 23:37:42 ID:???
>>510 明けましておめでとうございます。
そして御親切誠にありがとうございました。
>>494 かの拳法家なら、陸奥を一蹴してこの台詞
「キサマ等のいる場所は我々が3000年前に通過し(ry 」
渋川先生VS九重先生も見てみたい。
>>512 烈「ふっ、琉球人め。驚愕の足技というのは・・・こういうのを言うのだッ!」
雲「隙あり、ヒヌカン」
ザクッ
烈「〜〜〜ッッ!!」
>>515 「秘拳伝キラ」スレだからキラ側キャラが上で嬉しい。
ああ、そのような展開をKira=836氏の名調子で鑑賞してみたい。
八神流には北斗神拳やら北斗球拳のような とんでもない神業がまだたくさん隠されていそうだ。
キジムナーの体やら、振動波を叩き込む業も原作で出ていたが、まだまだ序の口といった感じだった。
>>512 それに対して阿麻王が「我々の歴史はそれより遙かに古いのだ」とか言い出しそうですな。
空手に対して中国拳法は
全てを伝えてはいない!!!
>>518 ‘中華5000年の歴史の重みを持ってすれば南王手など…… ’とか
こんな台詞で中国拳法・カンフーの伝説の達人が出てきそう。
と思っていたらKira=836氏の小説版には塚原塾長の中国人の老師が出現してきたので驚き!。
>>518 まあ南王手は「手」だから、沖縄発祥で中国の影響は受けていないかと・・
>>519 5000年は韓国(人の妄想)です。
そういえばキジムナーの体、あれは完全に質量保存の法則を
無視していますよね。
>>520 5000年は韓国人と中国人の妄想に賛成と同意shimasu。だいいち一つの国として続いて来たわけじゃないnodesukarane。
阿麻王兄さんは空間からフリーエネルギーを吸収することでキジムナーに変体できるのかも知れません。
>>520 年数や、どっちが後先ってーのはともかく、沖縄のものが中国から何の影響も受けてないってーのは説としては苦しいな
>>521 「フリーエネルギー」とはオカルト的だわなw。
中国に朝貢するようになる14世紀以前に既にティ(手)の原型はあったと言われるから
沖縄人が琉球独自の格闘技を土台にして大陸の武術も取り入れて発展させてきたのが空手ということにしたい。
やっぱお兄様が言っていたように、昔の薩摩藩士は琉球空手の事を
「習う価値のない、取るに足らないもの」とかいうような文献を残したのだろうか?
近年の柔術vs打撃系を見るにつけ、あってるような気がして仕方がないが。
>>526 それは秘拳伝キラの存亡に関わる重要な問題点だ。
沖縄の貴族階級を含む住民から武器を取り上げたのは琉球王朝時代からの政策でもあったわけで
それゆえ素手の格闘術が発展したとされる経緯は御存知の通り。
でも空手によって高度に身体訓練をつんだ者達が、もし武器を手に取ることが出来たなら
武器術だけの訓練をつんでいた薩摩武士を上回る強力な攻撃力を発揮できたような気がする。
もともと素手の格闘術は危急の時に迅速確実に武器を操って敵を殺傷制圧する手段としての身のこなしとして
始まったと言われるのも恐らく御存知の通り。
個人的には刀や剣を手にした琉球人と闘わずにすんで薩摩人は幸運だったと思いたい。
>>527 そうなると釵の勝負ならラク〜にに薩摩隼人を皆殺しに出来ますよね 南王手なら。
薩摩隼人どころか鉄砲隊相手でも皆殺しですよ南王手ならば。
>>529 どこかの漫画に頻繁にあるストーリー展開だけれど不思議なくらい萌える。
戦いは数だよ、兄貴
なんてな
逆もまた然りよ
侍の嗜みは武器術だけにあらず
刀、槍、弓は言うに及ばず
柔、馬術、水練などもある
現代人が学校で色々な教科を学ぶが如く、戦場で生き残るための術は多種多様
最後に連載時から抱えていた疑問を一つ
南王手八神流というからには、他にも亜流が存在すんのかな?
南王手〇△□流ってーのが
>>527 オマエは薩摩示現流その他殺人剣法の類を舐めたッ!
ってのはどうでもいいとして、さすがに武器術の達人が無手格闘術の達人に
武器戦闘で負けちゃ、シャレにならないだろ。
>>531 第一巻でキラが『…八神流を名乗ったのも初めてだ』とあるので
原作では分派、少なくとも意識された分派は無いかもしれないような気がする。
このスレでは分派の存在を前提とする展開の話が継続しているのは非常に興味をそそられます。
>>532 だが勝つからこそ格闘マンガが成り立つのです。
九重の鎧大筒のシーンて変じゃね? 当時、ここだけ疑問だった。
阿麻王は全身の隅々まで意識を通わせ、己の意のままに完璧に操れる
超人なんだよね?なのに体内にダメージが残ってるのに気がつかない?
そもそも、この体には効かない、とはっきり言っているのに・・・・。
九重の技術が八神の技術を上回っていた、あるいは知らない術理を
持っていた、ってのも考えにくい。八神流は力も技も究極のはず。
やっぱ雲との対戦に向けた補正、っていうか演出かな?
>>535 残念ですがその通りかと。
碧星氏も三好氏さぞ残念だった筈。
>>535 塚原欧凱が「歩みを止めた八神流」と言っているから
阿麻王でも想像できない技が他流派に秘蔵されていたのだろう。
‘上手の手からも水が漏れた’というとこじゃないか。
>>536 ネタバレはなしで。
>>537 歩みを止めた、じゃないよ。あれは否定的意味ではない。
あたかも時を止めたかのように、最強の名を保ち続けたということ。
あらゆる武技を研究し尽くした末に選んだ道が、八神の技でしょう。
その中でも特に、打撃については知り尽くしているはずの八神流すら
知らない打撃法が、九重にあるとは考えにくいな。
だからあの後遺症は、やはり演出要素を含んでいるかと。
最強の座にあぐらかいている、というような意味だと思ってるんだが
その後に続くセリフもあったな、忘れたけど
>>539 そう思える。だから、その内誰かに先を越されちゃうよという意味での塚原の言葉だと思う。
塚原 「合戦場で八神流を倒す方法を見つけ出すだろうよ」
ーー時を止めた南王手八神流を、ガキどもの進化が凌駕する日が来るーー
ですね。でも九重の件はどうかな。
>>541 考えたくはないことですが、
打ち切りがほぼ決定して路線の変更を余儀なくされたことからくる急造の展開の可能性が大。
>>542 だねえ。というか阿麻王が自分の体内の変化に気づかないのは変だしね。
別に阿麻王というか、八神流の考え方は間違ってないと思う。
表で試合しなくても、常に技術の研鑽・研究は続けてるでしょ?
最強の武を名乗る上で完璧なスタイルだと思うんだよね。
むしろ雲達の言っている理想の方が何の根拠も無い。感情論ぽい。
仕合と言いつつも、半分は甘さが残った世界のような感じ。
でもその方がカッコイイけどね!
原作でも いつの世も戦場を好んで歩き 敵味方関係なく殺す
己の業を試していただけの魔物といっていたからね。
今でも世界各地の紛争や内戦 犯罪組織などの抗争に好んで干渉する
プレデターみたいな存在が南王手の一族とみました。
八神流と戦うときは、全然タイプ違うけどノゲイラと戦う時のように
スタンディングからの連打で倒そうとしないとダメなんだろうな。
絶対に寝ないって言ってるヤツをあえて寝かそうとするより、
ぶん殴ってノックアウトする方が早いような気がする。
>>544 ‘最強を維持するためには人々が見ている前で試合する必要は無い’
‘それをするには雲達のほうが感情論的で理屈が通っていない’
仰るとおりです。
‘それのほうがかっこいいが ’
これも仰せのとおりです。
少年誌サンデーとして、どうしても必要な演出だっただろうけど甘くなったのは事実。
>>545 ‘己の業を試し楽しんでいただけの ’
正にこのような非情な設定のほうが強烈に引き付けられるを持っていますね。
Kira=836氏がその流れで物語を展開してくれそうな予感が。
でも実際 戦場に出たら、敵を殺すかこちらが殺されるかでルールだの倫理だのはいってられないと思う。
特にこちらが素手ならばなおさらで、そんなこと考えている間に殺されてしまうでしょう。
その点、南王手は戦場 経験豊富な 徹底した経験・現実主義者達ですな。
キラ達はどんなに実戦といっても所詮 道場格闘技者が喧嘩に慣れた程度しかないと感じる。
でも「殺し合えば必ずそこに遺恨は残る。ならばせめて正々堂々と相手と向かい合い、
全力を持って渡りあおうじゃないか」というのが武士道の根底です。
倫理だの何だのと言ってられないような精神は、日本人は1000年前に通過済みです。
それはそれで、一本筋が通っていて正しい、と思います。
だが、武術家全体が同じ思想を共有するわけではない。
そういう”哲学”や”美学”とは別の
徹底したリアリズムに生きる人間もいる、ということでしょう。
格闘技であろうとしているのが雲。
武道であろうとしているのが阿麻王というか南王手というところではないかと。
552 :
愛蔵版名無しさん:05/01/16 03:23:53 ID:Pd4jgtQ4
>>551 格闘技とは言わば戦術。
武道とは言わば戦略。
そういう意味ですよね。
だいぶ下がったので(411)ageさせて下さい。
追伸・
秘拳伝ってこんなにも語れるマンガだったんですね。
買って読まないままだったので何となく嬉しいです。
多少フィクションも入っているだろうけど、個人的には最高の
格闘漫画だと思っているよ。ヲタ臭くもないし。
554 :
愛蔵版名無しさん:05/01/16 11:51:19 ID:pl/gZk/f
俺の目にはヲタの塊にしかみえん。
いろいろヲタ系同人誌があった漫画だけど、真面目なファンも多いのが判ってよかった。
556 :
愛蔵版名無しさん:05/01/17 18:57:43 ID:aNdlaUBZ
嘘と本当のバランスは一番俺のツボにはまった作品。
なかなかジャストフィットする作品は少ないけど数少ないその一つ。
あと、この漫画は勝負が刹那的である点もおもしろい。
ぐだぐだに引き伸ばされたボス戦といった、少年漫画の悪癖が
全く感じなれないのは、さすがだ。
最も長かった戦いでラルフ村上戦か?
>>557 引き伸ばしで人気を維持しようとしていなかった点で無駄なくコンパクトに纏められているということでしょうね。
それゆえ低年齢層には受け入れられなかったんだろうなぁ。
作者もそれは十分に承知で行ったフシがあるから、やはり通向きを目指していたのでしょう。
それを考えると残念というより寂しい気分にさせられるます。
きじむなーの正体と、それに伴う顔面変形は流石にやりすぎだろと感じたけどね
あとは概ね良し
きじむなーはコスプレだけにしておいてくれたら最高だった。
あのコスプレは無理が無くて好きだからだ。
骨格を変えて顔を変えるのは碧星氏が打ち切りで自棄になった証拠だろう。
秘拳伝キラが短過ぎるのではなく、他の格闘漫画が長過ぎると思っていた人が
他にもいたことは嬉しい。
>>557 <長かったのはラルフ村上戦< 足掛け4回分に及ぶのはこれだけ。
本格バトルの味がとても良い。
>>561 足掛け5回分ではないでしょうか?。
長いけれど決して無駄な引き伸ばしは感じない秀編だと思う。
八神流の歴史とか凄く血塗られたものになりそうだな。
最近月刊秘伝読んだが 王朝の暗部を担った琉球拳法は実在したらしいね。
ただあまりに業を隠しすぎたために本物の継承者が途絶えてしまったとか書いてあった。
>>563 そんな話がリアルにあるなんて!。碧星先生でなくてもワクワクするような興奮を感じる。
>隠し過ぎて後継者がいなくなった<というところがグッドティストですね。
達人の一人 合気柔術の武田惣角とかも不思議な力をもっていたらしい。
相手の心を即座に読んだり二キロ離れた来訪者の存在を自宅にいながら感知したりしたといわれている。
対戦者が凄い怪力でも力を抜いて簡単に投げてしまったり 妖しげな壁抜けの法とかも使えたとか。
ただ、武芸とか拳法の神髄は今昔東西 口や教本では相手に伝えられない為に 誰も継承できないということは
よくあることだとも聞きます、きっと南王手はそんな秘術や秘伝も全部己の内に蓄えているんでしょうな。
>>563 リアル「秘拳伝キラ」キター
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_,. -'' " ̄~゙三=-_、_ _,.-'" |. |ミ| !ミミミ|
,,.-''" r _、 三三タ_,.-''" | |ミ| ,.彡ヾミ|
/ i {ぃ}} _ニ/ -=三| 」ミヒ彡彡イミヾ
/,.、 `--" ニl -=ニ三=-''レ彡ミミr'" |ミミミ|
l {ゞ} i .ニl==三三ニ=''" ,>'"|ミ| |ミミミ|
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_,.-! ! i -ニ三三/ L.. -ニヾ|ヾ彡'='''"
l´,.- l \/ -ニ三三/ ヾ-‐''"
_. ! ri l\ __--三三三='"
j'‘´l `´ | ! ` ミ三三三三三=''"
i',.. '´} | |
l,.. r´ '´
}
リアルでも秘拳があるとロマンを掻きたてられる。
暗殺者の歴史は権力と共に生まれたといわれているから
そんな一族がいてもおかしくないね。
>>568 秘拳伝キラが本当にしっかりとフィールドワークされた上で描かれていることが改めて裏付けられたかたちですね。
以前、悪意の感じられる中傷がこのスレにも随分たくさんあって怒りを感じたものですが、
碧星先生の教養と見識はやっぱり素晴らしいものだったのだと判って感激です。
>>566 このような伝奇的プロフィールが伝わっているところに沖縄唐手のロマンを感じないではいられません。
碧星&三好コンビは一部の脱線は残念だけれど、まずは良いバランスで現実と虚偽の両方を過不足のなく取り入れた愉しい格闘漫画を創ってくれたと思います。
最近活動が聞かれないのが寂しいです。
点穴とかは時間差で死んだりするものが本当にあるらしい。
ということは南王手のような完全暗殺も可能なのかも・・・・。
この漫画とこのスレのお陰で、
神秘的なところが唐手伝説のロマンなんだとつくづく納得。
ただ、魂打ちのような自己暗示型の打突なら面白いのだが、
ツボをつくようだと胡散臭い中国拳法のノリに・・・。
それをしなかったのが、この漫画の凄いところだが。
速く動く=走る、ではなく、歩くと表現したのが俺としては新鮮だったよ、シャビラシン
最近シグルイという漫画を読みました・・・・・南王手ないかれた武術家がたくさん出てきます。
是非ここの住人達にお勧めしたい。
骨子術という肉体の経路の作用を利用する技を使う剣士というか闘士も出てくる戦国・江戸時代ものですね。
チャンピオンレッドで結構力が入っている観の漫画です。
>>575 「シグルイ」
温度と湿度と臭気の高い修羅の刻という感じだ。
技名では参考に出来るところが多いかも。
個人的にはツボではないが。
でも情報提供感謝。
シグルイで思い出した、居合斬りの達人との『斬り結ぶ太刀の下こそ云々』や『抜かば斬れ云々』といった剣術の道歌を披露しながらの闘いも良かった
>>578 ああ、アレは良かったねぇ。その前の棍棒も良かったのに、さらに
輪をかけて武芸の凄みが表現できていたよ。
まさかその数号後に打ち切りとは・・・
何の予兆もない突然の打ち切りだった。面白かったのにサクっと打ち切り。心から面食らった。
対戦で刀剣相手の場面がもっと欲しかった。
あのまま連載が続いていればと 今でも思います。
582 :
愛蔵版名無しさん:05/01/22 18:55:46 ID:HXZcPnmH
>>578 あの場面では八神雲が意外なほど教養があるのにすっかり感心させられたw。
あの緊張の中であんな台詞が吐けるところが格闘漫画のヒーローの特権だね。
>>581 対武器戦はファンタジックになりがちだけれどキラはギリギリで現実を感じさせる領域に
止まれているところが立派だと思います。ホントもっと長く続いて欲しかったです。
344まで下がったのでageておきます。
583 :
愛蔵版名無しさん:05/01/22 22:54:17 ID:PvvwwnHP
ループになるけど『ガンマンvsきじむなー』はどうしても見てみたい、あるいは読んでみたい。
現実感を残した描写にするには大変な力量が必要だと思うが、原作者の碧星タケル氏の今の能力になら期待できると思う。
あと勿論こちらのKira=836氏も出来るような気がする。
>>582 真に才能ある武道家 達人は知性に富み教養ある人が多いですよ。
複雑な状況を把握し、
瞬間的に次に取りうる姿勢をシミュレートできるだけの知能に恵まれた人間だからこそ生き残れるのです。
つまりキラは普段バカを装っているのです。
能ある鷹は爪を隠すであります。
実際に達人クラスは冷静で礼儀正しい紳士的な人が多いからね。
知恵使ってあらゆる危ない状況を切り抜けるタイプが多いと思う。
キラもそれを本能で知っているんでしょう。
すばらしい意見だね。
こちらが素手の時 相手にしたくないタイプはナイフ使いじゃないかと思う今日この頃。
実際至近距離では銃器よりナイフの方が危険だと何かで読んだ気がします。
そういえばキラでナイフ使いはでてこなかったね。
>>587 過去ログのKira=836さんの話の最初のほうに米軍特殊部隊員とのナイフバトルが溜飲を下げてくれていました。
>ナイフの方が危険<
なるほど、懐に飛び込むのに成功しても触れば直ぐに切られますからね。
間合いによっては居合いや銃器とは全く別の困難さがあることが判りますです。
南王手の凄いところは過去闘った相手はかならず消すという徹底さだね。
戦闘技術の情報が漏れないようにしているのが実戦経験豊富な連中だと感じさせた。
運悪く技を見たという理由で 消された かわいそうな通りがかりの一般人もいそうな予感がします・・。
阿麻王兄さんなら目撃者を巻き添えにせざる得なくなるような場所での行動は
努めて慎むくらいの嗜みとマナーはわきまえているような気がします。
洗練された礼儀作法の持ち主のように見えるからです。
武術における敗北は死を意味するとバキのオーガもいっていました。
格闘技は次かあるが武術に次はないという厳しい世界ですね。
阿麻王達もそんな考えなのでしょうきっと。
>>590 ‘極力無駄な血は流さないけれど、止む終えないときは果断に迅速に処置する’方針だろうから
通りすがりの人々で不幸にも口封じされた人は多少なりともいたと思います。
それでも
‘敵対する相手には一片の慈悲の心も感じず、時にはわざと苦しませて絶命させる’
でもそうでない相手には
‘一瞬で全く苦しむことなく安らかに眠るように逝かせる’
このような配慮はしてくれていると思います。
キラもセックルしたら強くなったんだろうか?
今度は青年誌に舞台を移して、そういうのもどうだろうか。
確かにHしたら強くなれるかも知れない。
肉体疲労がピークに達してくると下半身がムズムズと妖しい快感に満ち溢れてくることがよくある。
お相手はとうぜん栞?、場合によっては瑠伊も加わってトライアングル。
月刊で腰をすえて描いて欲しい。
>>594 もともと週刊で速くて荒い展開をさせるより、月刊で緻密にストーリー立てしてこそ輝く作品だったのです。
月刊で恋愛の要素も丁寧に取り入れて、その上で練成された格闘シーンがされていたら今でも十分に光ることが出来る作品だと思います。
それにしても‘再連載されたらどうなるだろうか?’この話題で常にループしてしまいます。失礼しました。
沖縄空手は謎が多くていいですね。
唐手の達人の中には人間の肋骨に貫手を差し込んで引き抜くような猛者もいたとか。
生竹を素手の握力だけで握り潰すような手 ならば可能なことらしいです。
独歩ちゃんなら
簡単にやりそうだ。
>>595 怖いけど確かに事実らしいですね、不思議な興奮を感じないではいられません。
599 :
愛蔵版名無しさん:05/01/26 06:38:24 ID:66d2ZcOk
テンプレを見ると過去ログの全てを読めるようなことが書いてあるのですが
>>510のリンクは切れていて何も落ちません。
管理者の方がいるのなら新しいリンクを貼ってくれないでしょうか。宜しくお願いします。
>>593-594 南王手のような神秘的な流派は房中術も幼い頃から鍛錬されてるのでは?
基本的にSEXしても精は放たないものらしいですね。
セックルして奥義を伝授する琉球唐手の漫画もありましたね。
キラの顔で房中術って何か違和感がありますが。
>>601 本来、精というのは神秘的なものなのではないでしょうか?。
外国では子作り以外に射精するのは神に背いてる、非常に最低な行為と
みなされてる国もあるそうですし。
最近は上級アスリートの遺伝子分析とかあるみたいですし。
漫画でもそういう特殊能力持った主人子から
精を摘出しようとする漫画とか結構あった気がします。
洋画でも超能力系の作品で主人公を逆レイプして精を吸収して能力を取る
っての見たことありますw
南王手八神流の遺伝子情報ならアメリカの情報組織が最強の傭兵隊を創るために血眼で追跡してきそうですね。
うっかり血も流せないですし、遺伝情報を盗まれないようセックスも相手をよほど吟味しないといけないみたいでw、
行きずりの恋なんてとても出来そうにない。世知辛い世の中になったものです。
>>601 身体は大人でも性を知らないことからくる堅さというのが
格闘少年の微妙な魅力かもしれないです。
全てに体当たり的な生硬さというのでしょうか。
その点しなやかさの感じられる阿麻王は
数回の性交渉を経験済みかもしれない気がします。
あくまで想像です。
阿麻王兄貴はキラがフォースのダークサイドに落ちることを待ちかねている気がするなあ。
そのためにいろいろ裏から手を回したりしていそうな予感がする。
お父さんは唐手より政治を得意とするとあったから
裏工作は厳矩氏がやっているのではないでしょうか?。
608 :
599:05/01/27 00:57:46 ID:???
キラも兄の方も
>>604のような事がないようにパイプカットされてるかも知れませんねw
>>609 パイプカットをすると性的快感が弱くなると言われていますから、阿麻王さんもちょっと寂しいかも。
しかもかなりの確率で精子の生殖機能は消滅してしまうとも。
『八神流の維持発展のためです。子供が欲しいときは義父様の精子を頂くことにいたしましょう』と
腹をくくらせるのはこの問題に関してだけはかなり気の毒な感じがします。
漢としての一番大切な問題ですからねぇ。
異性に対して性的関心がもともと無い人ならば問題は殆どないですから、ひょっとするとそうなのかも。
>>604 阿麻王から精を摘出するのは不可能に近いでしょうが
キラならなんとか出来そう。
キラの精を摘出できれば 打倒南王手 が出来るかも知れない
米・中・露・英といった大国強国間で八神家のDNAの争奪戦が最高レベルの軍事機密プロジェクトととして
実行されていそうです。それを取引材料として八神厳矩が影響力拡大を狙っているのだろうと思います。
>>611 栞が目を光らせて他の女がキラに近付かないようにしているので当面大丈夫でしょう。
>>611 そうなったらクローン兵士達がキラに襲い掛かりますね。
南王手の業を使ってくるので厄介かもしれない。
>>613 クローンの寿命はやたら短いみたいです。
クロ−ン羊ドリーも通常の10分の1の寿命であっという間に死んでしまったそうだから、
長期戦に持ち込めればキラ側の勝ちかもしれません。
クローン造ったって南王手の修業させなきゃ普通より運動能力の優れた只の人で終わるんでないすか
同じ遺伝情報を持っていても、あくまで別人ですし
>>615 仰るとおり、環境が能力を伸ばせる状態でなければ才能は発揮されないと思います。
人目につかないどこかで、あるいは発覚しない状態で特殊な教育を受けさせられるのだと思うのです。
現代では現実にありえることで、そう考えると個人的には直に恐怖を感じてきます。
>>615 各国の軍部ならやりかねません 遺伝的素質があるクローンをエリート教育
実際に特殊部隊などの訓練ではそのような手法がよく行われていると聞きます。
天性の肉体的素質は訓練では得られない けど その他はいくらでも鍛えられるというわけです
、怖いですね。
>>617 生きた羊や豚や犬をその場でナイフで殺して皮を剥ぎ内臓を抉り料理するということが毎度教練として課せられると聞きます。
どこの国の特殊部隊もそうらしいですが、冷酷な殺戮行為に抵抗感を感じないようにするのが特殊訓練だそうですね。
キラもラストで親父さんから殺しを強要されてパニクってしまいましたが、あの感覚を麻痺させるために当然いろいろやらせるのでしょう。
う〜ん、やはり怖くてディープナ話でございます。
>>618 そうキラには殺しが出来なかったんだよね。
それで跡継ぎは無理と判断されて阿麻王が養子に入ったんだ。
でもその後結構楽しい学生生活を送っていた風な雰囲気のキラが描かれていたのは意外。
殺されもせず家に置いていて貰えたのは、その内何かの役に立つだろうと判断されていたからだろうね。
そして個人的に気になるのが阿麻王兄貴の出生と経歴です。
キラのパパはどういう基準で彼を養子にしたんだろうか?
まさか、バトル炉ワイアルな殺し合いのなかで生き残った子供を引き取ったんでは・・・。
>>620 恐ろしげな経緯がありそうなところが一つの魅力でもある阿麻王の経歴は、1番重要な部分なのに全く描写されていませんからねぇ。
碧星氏にとって、大事に取って置き過ぎて出すタイミングを失してしまったテーマかもしれない。
沖縄だから養子に入った以上ごく近い血縁者だということだけは間違いないのでしょうが、その他は外野席からは分からないことだらけです。
622 :
愛蔵版名無しさん:05/01/30 05:50:40 ID:QmFOAZNw
>>620 余りにも嘘臭いブッとんだ話になってしまうと、
現実感を残しているところが魅力の1つの本作を駄作にしてしまう。
そこが作者の腕の見せ所だ。
sagaったからageとくよ。
623 :
愛蔵版名無しさん:05/01/30 06:17:29 ID:MZIXjSDT
これ途中で絵柄が段々変化して幼くなってきたのは残念だったが過不足ない少年漫画風の絵柄が好きだったよ。
異色な格闘漫画だった。
俺は「しーさー」と「きじむなー」が別の妖怪だということをこの漫画で始めてしった。
キジムナーは不気味ですね。
シーサーはまだかわいい気がします。
>>624 シーサーは家屋敷に宿ってひたすらその家族を守ってくれる御人好しな妖怪みたいですが、
キジムナーは親愛感を持った人間に対しては献身的に尽くすことがある反面、裏切り者を決して許さない怖いところのある妖怪みたいですね。
‘友情には親愛で、裏切りには復讐で’と、まるでマフィアみたいなキジムナーの性格は南王手八神流の性格にとても相応しい気がします。
キジムナーは複雑怪奇な性質の妖精で奥が深いことこの上なし。
それを伝奇的要素として取り入れたところに碧星先生の見識の高さがある。
気の操作とかマジでやりそうな八神流
もっといろんな妖しい業を見たかったです。
技の数が少ないことには作者の碧星氏に考えがあってのことだったみたいだけれど、
空想を楽しむにはちょっと不都合なんですね。
(以前にも誰かが書いていたことを又ループさせてしまってすみません。)
技名に頼る作品より
技名が少ない作品の方が
大人の作品だと思う。
想像力を持った人間に評価される作品
いいね。
>>601 PC筋という筋肉がありますよね。
そこを鍛えると腹筋が8つに割れるそうです。
アメリカのAV男優なんかは鍛えていて8つに割れた腹筋持ってる人多いそうです
射精をコントロールできるみたいですね
>>631 阿麻王兄さんの丹田の爆発的エネルギーの源はオナ禁だったとは!。
素晴らしいほど真実性を実感できる設定は正しく碧星氏の慧眼だったのだと今判りました。
ありがとうございます。
>>631 射精コントロールの領域まで頑張ってみたいと思うのですが、
PC筋ってどうやって鍛えればいいのですか?
>>634 簡単に最初は小便をする時に途中でおしっこを止める。
止めた時に使ってる筋肉がPC筋だそうです。この方法が入門にいいそうです。
普段使わない筋肉なので鍛えて意識的に動かせるようになるまでが
第一歩だそうです。アメリカはそこらへんも進んでいますねw
現代、スポーツ運動学や薬物や遺伝子ドーピングまで知識がないと、格闘漫画は作るも語るも出来ない時代なんですね。
ロマンスが消えていきそうで微かな寂しさを感じないではいられません。
>薬物や遺伝子ドーピング
むしろ作品を変な方向へ持っていってしまうかと。
>>637 そう言えばサイバーパンクみたいな格闘漫画が昔ありましたね。
サイボーグかと思うような格闘家が出てきてこりゃあ反則だろと思った覚えが。
銃夢?
宇京じゃやないかな
科学的知識の応用はいいとして薬品や電子装置など科学技術の利用で強化するのは
ロマンに乏しくなるから格闘漫画に使わないで欲しいですね。
あと東洋医学とか気とかも話を変な方向へ持って行っちゃうな。
その点キラのラルフ村上なんかは、珍しく西洋の運動学でよかった。
純粋格闘技だけで説得力のある格闘作品を成り立たせるためには作者だけでなく読者が深くて広い知識を持っているひつようがある。
ここの御常連様がた級の読者ばかりなら緻密な物語も需要があるのだろうけれど、いかんせん日本人平均の知識ははっきりいって深くない。
だから格闘モドキ漫画がばかりが増えてしまうのだ。言ってもしょうがないことだけれど寂しい。
確かにあまりに専門的すぎて客層受けができなくなり消滅というパターンは
少年漫画ではありがちかも マニアックな世界なのかなあ 古武術とかは?
>>644 この作品はマニアックでしょう、当然いい意味でですが。
『マニア度120パーセントの格闘漫画』という言い回しでよく評価されていたのを覚えています。
『安楽にファンタジックな派手さを追わず、地味であるのを覚悟の上で現実的表現をもって最大の緊張と迫力を出そうと心がけた点で
この作品は偉いと思う』、通からはこのような評価が多かったです。
御指摘のとおり、ある意味、やや大人の作品だったことが続けることが出来なかった遠因なのでしょう。
>>642 基礎データがとても正確なのもこの作品の優れたところ
掲載誌を誤ったね
当初のまま増刊号での月刊ペースを続けるか、さまなくばヤングサンデー辺りでも良かったかもしれんね
大晦日の試合見ていても、最もハイレベルで最も強い闘いをしたのは
ヒョードル-ノゲイラなのでしょうけど、私なんかにゃ正人-KIDの方がずっと
面白い試合に見えました。漫画もそんなもんなのでしょうね。
観客や読者にはどうしても見かけの表面的な派手さが大きく感じられれば感じられるほど凄い技凄い試合に見えてしまうし思えてしまうのでしょう。
第三者から見えた衝撃度と実際に相手の身体に叩き込まれた衝撃力は全くといっていいほど違うという事実に気が付く人は少ないのです。
それだけに敢えて格闘部分には現実性を追究してくれた碧星タケル氏と三好雄己氏の趣味人ぶりに敬服です。
でもその後の三好氏のダメダメぶりは・・・
>>650 読みきり1篇。
かなり長期連載1作。
ひどく短期連載1作。
そのあとは今のところ何かあったでしょうか?。
>>651 <そのあとは今のところ何かあったでしょうか?>
いま現在確認できていないのが悲しいです。
余談だけれどジャンプのデスノートを読む度にこの作品を思い出していますねw。
>>652 書かないけど名前の音はモロモロぱっくりですもんね。
でも漫画界は結構というかしょっちゅうネーミングのぱくりはありますね。
お互いということなんでしょうね。
それにしたって八神さんちのキラとはこれいかに・・・
密かにガモウがライバル視してたとか。
同時期くらいがお互い全盛期でしょw
名前だけとはいいつつ笑ってしまうな
全然内容は違いますけどねw
秘拳伝キラは暗い内容だが陰湿な雰囲気は感じさせないところが好きだ。
最近の漫画は体温が低く陰険な印象が多く鬱るので読む気になれない。
その生あたたかさが、南風というものさ・・・
もうちょっと長くしてくれよ、短小過ぎ。
661 :
愛蔵版名無しさん:05/02/05 23:50:14 ID:oDEttsr9
この作品は最初の頃の方が断然かっこ好いな。後半になるとダンディズムに欠けてくるのが惜し過ぎる。
四巻のクライマックスまでが最高の見せ場を持ち
あとは・・・・・急激にトーンダウンでした。
世界各地を又に駆けて大冒険して欲しかったですね キラには。
>>664 ずっと前に碧星センセイのご発言と思える書き込みがあった時、
そういう方向で発展させていきたいという計画が述べられていたのです。
クレーム・横槍・圧力が一杯あったらしくて潰れたとか、兎に角、卑劣な妨害があったみたいで(怒)。
こちらのKira=836様の筆力で溜飲を下げさせて頂きたいです、はい。
栞と瑠伊で抜けるようにしておいたら
格闘団体からのクレームに対しても「実はロリ路線なんです」と
言い訳してかわすことが出来たんだと思うんだよね。
連載の仕方が正攻法に過ぎて側面攻撃を予見できていなかったんだろうなぁ。
格闘漫画でも何でも、読者の男にとって女の子の使い方は決まっていますからね。
抜けるシーンを多めに出しておくと発行部数も伸びたかもしれません。
格闘もののヒロインははかない雰囲気がおつでそれ用に重宝すると言われてきましたからね。
こんな素晴らしい格闘漫画を潰してくれるなんて、
本当に創○学会ってのは腹立たしい団体ですね。
>>668 そのとおり、草加煎餅は美味しいが、そのソウカは日本のガンです。
>>667 ヒロイン・女性キャラよりキラの格闘シーンの方が萌えます・
ヒロイン・美人な女性とキラのらぶらぶな日常生活編 格闘・シリアスな血みどろバトル編
この二つの相容れない シーンをうまく分けて連載していたら
この隠れた傑作は 打ち切りにならなかったと思います。
>>670 >格闘シーンのほうが萌えます
実に嬉しい意見。すがすがしい気分になれました。
>>671 そうですね、偉空会を噛ませ犬にした線がかなり目立ったことでゴタついたみたいだから、他にも中心となる場面を用意して言い訳できるようしておくと良かったのでしょう。
それに我々読者も、それだと楽しいですし。王道パターンではあるけれど、それは別にかまわないことですしね。
キックボクシングのサポーターではなく
腕と脛と素足にバンデージをした八神のあの姿は妙に萌えます。
不思議なくらいにいい感じがするんですよね。
>>674 話は違うがキックボクサーが脛にテーピングした姿はおお萌えです。
676 :
愛蔵版名無しさん:05/02/09 14:16:47 ID:oI4lRQcL
秘拳伝キラは 実際にありそうな話しですね。
もしかしたら南王手のような組織が現実に実在するかも
と思ってしまいます。
沖縄には亜細亜全域や北米や南米まで独自のネットワークで繋がるマフィア的な地下組織があるとかないとか聞きますからね。
実際にアメリカ犯罪組織のドンになった沖縄系人もいると読んだことがありますから、暗躍している南王手のような組織があってもおかしくないでしょう。
>>677 ネットワーク型の人間関係を持っているのは日本では、
沖縄県(系)人社会と政治家の社会とヤクザの社会だけだそうだしね。
八神一族も国際的に強固なネットワークを持って暗躍してそうだ。
>>678 世界的にはネットワーク型社会が常識です。
日本が特殊なんですね。
勿論それで悪いわけではないです。
681 :
愛蔵版名無しさん:05/02/09 22:19:47 ID:oI4lRQcL
>>678 華僑とユダヤ人かも似たような感じですね。
南王手も秘密結社のように相互扶助していそうですな。
南王手なかの総帥が八神厳矩氏なんでしょうね。
八神阿麻王さんはその跡継ぎ。
宗家総帥=厳矩
次期後継者候補=阿麻王 キラ?
その他にも宗家を支える分家が幾つかありそうですね。
もしかしたら分家筋の血が阿麻王かもしれません。
海外にも分家がありそうな気もします。
>>682 阿麻王が跡継ぎとして養子に入ったのに、
どういう訳か阿麻王は雲に家督を譲りたがっているようなセリフがあって謎。
いろいろ考えると奥が深い漫画なんだな。
八神兄弟は随分と洗練されていてあまり沖縄らしくない雰囲気の作品ですね。
>>684 第1巻 「…あなたに課せられた運命です」という台詞ですね。
あれは本当に何を意味しているのでしょうかね。
養子に入りながら家を継げないとなると阿麻王さんの立場は悪くなるだけです。
キラに対して特別な感情を持っているのだろうかと想いたくなる発言です。
四巻読み直して兄貴の裏足神の動きを見ているとホワイトハウスに殴りこみかけても
成功しそうな気がしました。
>>686 両者母親似なのかもしれない、凄い美人だったりして。
阿麻王「総理、警備が手薄だぜw」
阿麻王お兄様には是非ホワイトハウスのブッシュ大統領とその側近たちをターミネートして欲しいです。
世界中でみんな喜ぶでしょう。
>>686 かなり国際的な血筋は持っていそうだから多少なりとも混血系かもしれないですね。
スタイルは日本人より東南アジア人のほうが良いですし、大陸系の血が濃ければ背も高いのでしょう。
いずれにせよ普通の琉球人ではないのでしょう。
阿麻王さんて如何していつもあんなに丁寧な言葉使いなんでしょうか?。
>>690 阿麻王兄は誰かの依頼でゴルゴのように権力者の
何人かを抹殺しているのかもしれませんね。
性格でしょうか 阿麻王兄の丁寧な言葉使いは。
または本質である 冷酷な面を隠すためにあえてああいう口調とか。
>>691 精神的な余裕が表に出ているのでしょう。
鷹揚に構えていても誰からも脅かされることが無いだけの力を持っている人はそおいうものです。
たぶん途中から設定が変わったのだろうが、序盤やさしそうなだけだったお兄様が、
終盤はバカ丁寧な言葉遣いだけにフリーザのような凄味が出ていた。
しかし兄貴は まだ本気で闘っていない気がしてならない。
あと二回は ぼこぼこと変身して戦闘能力上げそうだ。
阿麻王さんは殆ど実力を発揮していないですね。
九重慈斎によって用意され、瑠伊からキラに伝授された鎧大筒は予期せぬ結果を呼んだけど
一度経験すれば直ちに対処法を編み出せそうだから、あのまま闘いが続行したら結果は判らなかったでしょう。
>>695 阿麻王兄貴の変身術だけは無かったことにして欲しい。
ブラッドシフトで特定の筋肉や内臓にパワーを集中することは天才・達人に限って稀だが現実にあり得る。
だがどんな天才でも骨格まで自らの意志で自由に変形させることは不可能なのだ。
あのシーンのお陰で一気に作品の実在感が下がった感じがして大いに萎えた。
あそこさえ無くしてくれれば価値は大いに上がる!。
せいぜい鬼のカオくらいにとどめておいてくれれば・・・
>骨の形を変えられるは止めて欲しかった<
同感です。
悲しいけど打ち切りが決まって無理に展開させたからなんでしょうね。
>>699 それじゃここでは無い事にしましょうってことで宜しく。
北斗宗家の拳=八神流
南斗聖拳=上運流
その他にも分裂した流派がありそうな予感と思ってみました。
これまでのスレ4本のログファイルはもう読めないのでしょうか?
最近気がついてこのスレを読み始めたのですが過去のログが読めません。
UPをお願い出来ませんか?
>>701 上運流がそうだったかどうかは知らないが、袂を別った流れといったらいいのかな、そんな人脈は確実にありそうだ。
>>703 おつかれさまです。
>>703 有難うございます。
今から落して来ます。
>>703 御親切にどうも有り難う御座います。
それにしてもこれほど長期にわたって存続し続けたスレだったとは驚きましたし感激しました。
想像を超えて量が多いので読破には長い時間がかかりそうですが面白く楽しく読ませて貰えそうです。
>>703 ようやく読破。
レア情報に創作小説にと読み応えありでした。
709 :
704:05/02/13 19:36:51 ID:???
>>708 これまでのスレBATTLE1から4までのデータを梱包したファイルですよ。
任意の場所にダウンロードし表示してからクリックして下さい。
圧縮ファイルですから、
あらかじめアナタのPCにLHASAかZIPがインストールされていないと展開しないので
ご注意下さい。
阿麻王兄さんは氷の美少年という感じで萌え。
バレンタインデーに、
キラは学校で兄貴宛てのチョコを山ほど預かって
重い足取りで家に帰ってたんかねえ・・てなネタはガイシュツ?
>>711 ありそうな話ですねぇ。『捨てて下さい』なんて台詞とともに気のない振りの阿麻王さんというイメージがします。
キラにチョコを持ってくるのは栞だけ。
>>713 八神キラは容姿は間違いなく善いと思うし無駄口を叩かないところなんて超クール。
現実に居たら絶対チョコ攻めにあう筈だと思う。
悔しいけど。
いや、学校にいるときはいつも寝てるし起きてるときもヌボ〜としてるから、スットロい奴だと思われてそうだが
>>715 そうでしょうね、ボーっとしている人は顔の造作は美形でも美形に見えないことがあります。一瞬で別人になった時の豹変振りにこそ魅力があるのはでしょう。
ageておきます。
717 :
716:05/02/17 02:34:17 ID:HVq5Dp73
ageると云いながらage忘れたのでもう一度。
>>714 バレンタインチョコの話はパスで。
よく見ると第一巻から第六巻まで短い間に随分キャラの顔立ちが変わっている。
どの作品にも見られることではあるがイメージの混乱を感じないではない。
キラと松風は眼の大きさで沖縄人と本土人の特徴の違いを出していたのが後半あまり違いが際立たなくなる。
沖縄の人は目がパッチリしているのが特長なのに寂しい感じがする。
>>718 漫画のキャラの作りなんてそんなもんよ どこでも
昨日、体育の時間の柔道で相手と組み手していたらお互い熱くなってしまって、相手が頭ひっつかんだ時に指が相手の目に入りました。
指が白めに傷をつけたみたいで充血して医者を呼んで大変だったのです。幸い相手とは友人だったし大事には至らなかったのですが
目を傷つけるのは本当に怖いことです。
この漫画の第1巻冒頭で最初から目を抉っているシーンがあったのを思い出したのですが、あんなことは並の神経で出来ることではないですね。
独白でした。
>>720 個人的には同情しちゃいます。
要するに事故ですよね。
貴方は相手の方に罪悪感を感じているわけです。
相手が怒っていないのならこれ以上思い悩まない方がいいですよ。
現実にわざと目を抉るのはよほどのDQNだというか覚悟のある人間でなければむりですね。
格闘漫画の中のキャラはある種のDQN同士であるからこそ成り立つのでしょう。
DQN度が高い格闘漫画ほど興奮させてくれるものです。
その点で秘拳伝キラは最初は高ポイントなのですが
徐々に下がってくるのが本当に残念です。
初めて読んだ時には
目潰し&アバラ抜き&金潰しレベルにまで高めてくれると思っていたのですがねぇ。
鴎外の「昔は牛の生肝を抜く男、馬の足を蹴り折る男がたくさんいたものよ」
といった発言に、DQN度の高さを感じて興奮したものです・・・
碧星氏は自身が優れた格闘技の使い手なのだけど知的なぶんだけDQN度が少ないんだよね。
根の健全性の高いことの現われなんだろうけど、そこがややネックになることが多いように思える。
ちょっと残念。
725 :
愛蔵版名無しさん:05/02/21 19:52:07 ID:LjrCaC2c
キャッチ・アズ・キャッチ・キャンとカール・ゴッチに、これ見よがしにでなくさり気無く触れている当たり碧星氏はいい人だなと感じました。
嫌でもK・ゴッチについていろいろ調べちゃいましたしね、自分で調べた知識は身に着くものです。
ゴッチのようなスマートで綺麗なスタイルの格闘を理想としている碧星氏にはDQNスタイルの格闘ものは本質的に向かないかも知れませんね。
良い意味と惜しいという意味の両方で今時の漫画原作者としてはふさわしくない方なのでしょう。
(ageさせて頂きます。)
726 :
愛蔵版名無しさん:05/02/21 19:58:16 ID:lx/527nX
それがいいところでした・・でも打ち切りにされるとは無念。
清潔な感じの画風が好きだったんだけど打ち切りはショックだったよ〜。
でもこんなに惜しむ人々が一杯いいるとはちょっと嬉しい気持ち。
>>727 しかし復活再連載はまずないだろう… 寂しい
730 :
愛蔵版名無しさん:05/02/22 00:31:14 ID:hp0V2oKV
バンチでいいから復活して欲しい・・・
731 :
愛蔵版名無しさん:05/02/22 00:47:35 ID:CqTsAkBC
そうだ、オレは読者はきっと付くと思う。
土台がしっかりしているから話の先の展開は(能力のある作者なら)今からでも出来ると思えるからだ。
やっと碧星たける氏の力量を評価するレスがつき始めて俺としては嬉しい。
沖縄(琉球)は本家分家の血筋にひどく拘る社会だから、戦士の一族の長い歴史というなら1番相応しい舞台だと思ったんだけどなぁ。
クレーム怖さと編集部の根気の無さでサンデーでは駄目だったんだな。
>>733 サンデー編集部と草加クレームはループするから
どうかもうこの辺りで止めにしましょ。
沖縄が血筋にこだわる土地なのが早くから知られていたら
そうだっただろうね。
神秘の土地であった時間が長過ぎたんだろうが惜しい。
>>733 確かに沖縄は神秘の世界ですね
謎の海底遺跡やら美しい大自然やらが
いやでも我々のロマンをかきたてる舞台だと思います。
同時に大戦の悲惨な戦場になったところでもありますが。
>>735 第二次大戦末期の沖縄地上戦の悲劇はフィクションに取り入れるのには過激過ぎるかもしれませんね。
一片のロマンも入り込む余地のないひたすら悲惨なだけの証言を聞くとただただ心が苦しいです。
与那国島の海底遺跡を題材に何かロマンチックな冒険物語を何方かに書いてもらえれば嬉しいのですけどね。
保守sage
現実に日本は今も昔もアメリカに好きなようにされてばかり。だからこそ空想の世界では派手に復讐を企画する意味がある。
南王手八神流とアメリカ軍基地の抗争物語のような内容が読んでみたい。
過去スレでKira=836氏がアメリカ将校がアーミーナイフで雲キジムナーとナイフバトルのシーンは実に良かった。
>>738 確かに。思えば三好雄己氏の画で鑑賞してみたい名場面ですね。
その三好先生自体が今どこでどうしているんだろう…
>>740 三好雄己さんはとても誠実で他人を大事にしないではいられない思いやりのある人という話しをかつて沢山聞いた覚えがあるから、
‘どうか三好氏とその御家族の方々が幸福になって欲しい’と祈らずにいられない。
今は不幸にして執筆活動は出来ていないのかも知れないが復活の機会を是非見つけて欲しいものだ。
>>741 碧星たける氏も知的で洗練された紳士です、念のため。
743 :
愛蔵版名無しさん:05/03/02 13:09:35 ID:mkDfItW5
秘拳伝キラのような玄人向けの渋い漫画が評価されず
アニオタに受ける設定のものしか売れない 世の中になっていることが残念でならない。
そもそも掲載された雑誌サンデーが間違いなのだと思われる。
今度は渋い漫画が多いアワーズ辺りで掲載して欲しいと思う。
思い起こすとサンデーといえばアニメと腐女子の巣窟になるにつれて格漫は評価されなくなっていった代表誌だったですねぇ。
このスレ読んでたら
月刊で連載してたキラも読みたくなってきた。
その内国会図書館行って、閲覧してくるかな。
サンデー、単行本化しない作品多すぎだっつの。
>>745 東京圏の方ですね。情報を沢山それも直接手にできるのが羨ましい。
国会図書館の全データがネットで閲覧できる日がくるのを待ち望んでいるけど何時になるやら。
ネット閲覧は著作権の関係で出来なくても全国の公共図書館内の端末で見ることが出来るようになってくれたら。
御希望通りに閲覧できて、その上でもし御時間に余裕があったときは簡単に御報告下さったら大感謝です。
>>745 国会図書館は東京ならではのインテリジェントセンターだからね。
やはり大都会は便利だな。
四国の一県庁所在地に住んでいる俺としてはひたすら羨ましさを感じる。
>サンデー、単行本化しない作品多すぎだっつの
サンデーはおまけにカットがやたら多い。
>>743 よく読むと
派手なウソ効果は決して使わずに、地味になることを承知した上で、
ある意味覚悟してまともな表現が貫かれてところに気付いた時から
この漫画が好きになった。
>>748 この作品に限らないことだけど、そのような所が通向き作品の善いところであると同時に、悲しいかなメジャーになれない理由なのです。
でも僕はこの作品を含め、そんな作品にこそ惹かれるです。大人気作が秀作名作とは限らないように目立たない作品の中にも秀作はあるのですね。
750 :
745:05/03/03 23:41:17 ID:???
>746,747
すみません。
東京どころか関東圏でもない地方在住です。
ただ、仕事の関係で2,3ヶ月に一度は東京行くから、
その時に寄ろうかと思っただけで。
閲覧できた時には拙いながらもレポあげたいと思います。
…もし寄れなかったら、郵送複写サービス頼もうかとも思ってますw
>>750 天孫降臨いえ神降臨とは正に貴方です。
東京へ行かれるときは、どうか御気を付けて御旅行なさって下さい。
非常に期待して非常に感謝して御帰還後のレポをお待ちしています。
752 :
746:05/03/04 01:03:40 ID:???
>>745さん
746です。丁寧にレスして下さって有難うございました。心より御礼申し上げます。
東京にお住まいではなかったのですね、失礼致しました。
私は国会図書館は往ったことも見たことも利用したこともないのですが
いろいろなサービスがあるようですね、お教え頂けて嬉しかったです。
元々の「秘拳伝キラ」がどのような作品だったのかは今では国会図書館の資料だけが唯一の手がかりですが
レポして下さると伺って本当に驚きと喜びで一杯の気持ちです。
勝手を云って本当にすみません、どうか急ぎにならずに。でも楽しみに待たせて頂きます。
最後にもう一度、本当に有難うございます。おやすみなさい。
他の漫画板とスレに比べてここは紳士淑女的な善いスレだな。
やはり碧星さんの人徳と教養のなせる業に違いない。
>>745 ご親切に深く深く頭を下げさせて頂きます。
最初と最後で画が変わりまくり過ぎ。
>>754 それを言ったら画が変化しない漫画のほうが稀だ。
作者として同じ絵柄で行きたくても読者や編集部の要請に応えていかざる得ないのだ。
なかにはガッカリさせるくらい劣化が進むのもあるが、この漫画はいい線を維持出来ている範疇と思う。
>>745 ヨコからで失礼します、図書館でカットされたページを調べて来てくれるなんて何て親切な方なんだと驚き感激しています。
時間があったらどうかゼヒアップ御願します。
要請に応えて変化するんじゃなくて、連載が長期化する事で絵が作者の描きやすいようにパターン化するんじゃない?
>>756 そうだろうね。
連載が始まると忙しくて寝る暇が無いほど漫画家は追い込まれるから
巧妙に手を抜くやり方をマスターしないと生きていくことが出来ないと読んだことがある。
カットされた場面に関する情報は本当ならば原作者の碧星氏が責任持って公開してほしいところだ。
一読者の745氏の御好意に甘え過ぎではないだろうか。
759 :
745:05/03/07 23:00:38 ID:???
なんだか皆さんの期待が凄いことになってて
もう一度でてきた>745です。
単行本化されてない分を調べて云々…とかそこまで全然考えてなくて、
本当にただ時間あったら国会図書館行って、見つけて読めたらいいなー
って程度のレスだったんです。
成果は手に入れたら勿論報告しますが、まだ当分先の話なので
申し訳ありませんが、皆さんしばらく忘れてて下さい。
今月上京できるのが国会図書館の休館日で、
その次の機会となると夏ごろの話になるもんで…
760 :
753:05/03/07 23:29:22 ID:???
>>759 すごく手間の掛かる事なのですからどうぞ気にしないで下さい。
でも丁寧な書き込みをして下さって気分が良くなりました。
ありがとうございます。
761 :
746:05/03/08 00:48:46 ID:???
>>759 745さん
746です。お気使い本当に有難うございました。それから大変気を揉ませてしまったことを御詫びします。
お忙しい中でお時間を他の事にお裂きになることが大変であることは十分に承知していますから
どうかこれ以上ご心配にならないで下さい。
丁寧な御返事を本当に有難うございました。
762 :
愛蔵版名無しさん:05/03/08 02:17:25 ID:gGBVtzXR
類は類を呼ぶという諺のとおり、
このスレ!、真面目な作には真面目な人が集るということか。
それにしてもアナタ方善い人過ぎ。
763 :
751:05/03/08 12:17:13 ID:???
>>759 了解致しました。。
貴方にも御都合がお有りなのは当然のことです。
どうか決して重荷にお感じにならないペースでなさって下さい。
わざわざ御一報ありがとうございました。
伝説の‘黒人の南王手使い’が月刊連載の最後期に出てくるそうなのだが、
そのまま話が進んでいたら南王手を一子相伝という設定にしたことと整合性が取れなくなって困ったことになっただろうな。
なんとなく密度が散漫な感じが所々するのは入れ替えや省略が多いからなのだろうけど残念だ。
三好雄己氏の画なら男と女の関係で萌え要素をどっさり盛り込んでおけば、
格闘技に詳しくない人間にも受ける画だと思うんだけどなぁ。
ストーリーと関係なく、画を眺めて楽しいということは実は重要なことなんだけどねぇ。
これ漫画と劇画の中間的絵柄がとても好きだ。
767 :
愛蔵版名無しさん:05/03/10 01:36:06 ID:nedZJCKQ
この漫画の絵はとてもいいので学園モノとバトルモノを二つのパートに分けて連載すれば連載は続いたのではないかと思う。
そう学園編でかわいい女の子をたくさん出していれば打ち切られることは・・。
そう可愛い女の子はどのジャンルの漫画であろうと必要な登場人物なのに
せっかく登場させながら大した働きをさせなかったのはマズ過ぎ。
769 :
愛蔵版名無しさん:05/03/10 20:04:40 ID:HHNxEZJT
この作家の女の子は確かに萌えられる。
萌え漫画のほうが向いているかもしれない。
スピード感あふれる画も確かに上手いと思う。
でもデビデビみたいに無駄な線の描き込みが、
多くなり過ぎてうるさい画面になるのは気をつけて欲しい。
マイナー漫画の割りにしぶといな>このスレ、でもこれだけしぶといと嫌でも作品に感心が向いてくる。こんど買って読んでみる。
この漫画 <月刊連載分はカミ、週刊連載分はクソ> なんてよく云われていた漫画だね。
漫喫で見たら、ラストの方は不満を感じたけれど、空腹感というかもっとこの作者で続きか
似たような別作品を読んでみたいぞと感じる善い意味での空腹感を感じさせる出来だった。
固定ファンが付くのも何となく分かったよ。
短いしカットあり過ぎ
どんな展開にしたいのか想像力がないとまるで判らない
疲れる
773 :
愛蔵版名無しさん:05/03/11 00:33:49 ID:VzVg/+Ou
>>772 短いのは認めるが、土台が良いという事実は認めて下さい。
774 :
愛蔵版名無しさん:05/03/11 21:34:00 ID:6u7KStEY
この漫画で打ち切りの悲惨さを初めて知った。
漫画界が打ち切りどころか廃刊も珍しくない世界だというのはその後で知った。
775 :
愛蔵版名無しさん:05/03/11 23:23:10 ID:PpkWu5Cf
>>771 三好雄己氏の画はデビデビ、ブリットと進むにつれて魅力が無くなってくるが
秘拳伝キラの初期は本当に魅力的なのです。
だからデビデビやブリットに固定ファンは少ないのにキラには多いのです。
個人的には<週刊連載はクソ>とは思えないんですけどね。
週刊連載も十分に魅力があると思っています。
キラの801同人誌が出ていたようだが、買ったヤシはここにいるか?
>>777 わざわざおつかれ。
実は「秘拳伝キラ」 腐女子に抜群に人気があった漫画でもある。
コミケでも沢山在ったしね。なつかしい!。
>>777 三つ目のキジムナーの扮装もコミケで随分と見た。やっているのが殆ど女の子ばかりだったけど、意外とカッコよかったんだよね。
あの腕と脛と素足のテーピングは男の目から見ても萌えるよ。
>>779 ‘三つ目のキジムナーの扮装’
見たい。
あの時、画像を撮影しておけばよかった、そうしていたらお見せできたのに。
これって雑誌連載時は今よりも遥かにページ数があったのに、
無理やりカットしたせいでアンバランスな感じが絶えず付き纏い欲求不満を味合わされる辛い漫画だね。
三好雄己のペンが最も安定した良さを出せている第4巻の画質で全編が描かれていたらどんなにか素晴らしかっただろう。
柔術編は白眉とはいえないけど勢いが実に素晴らしい!。
784 :
愛蔵版名無しさん:05/03/13 00:24:50 ID:F8ThCjBS
>>777 801向きの漫画だといっていいのだろうか?。
それにしても『山無し、落ち無し、意味無し』というとどうしてhomoネタになるんでしょうかね。
785 :
愛蔵版名無しさん:05/03/13 00:51:46 ID:FR6C/5XT
786 :
愛蔵版名無しさん:05/03/13 03:47:40 ID:2vb2LV2v
788 :
愛蔵版名無しさん:05/03/13 21:14:34 ID:RmboYK7a
>>787 2002年に首里城にいったことがある。
朱をふんだんに使った赤い柱の王宮は『国内で触れることが出来る最高の異文化』を感じさせるエキゾチックさに満ちていて
気が付くと頭の中で‘南王手八神流の古と今’についてあれこれ妄想して楽しんでいる自分に満足したものだ。
アメリカ軍基地は側まで行くとやたらウルサクては出て行って欲しかったけど、沖縄本島全体は日常を超越したとてもいい土地だった。
>>788 御存知かと思いますが首里城裏手の石垣の下と影は暗黙の果し合い場だったんです。
それは有名なこと。
でもロマンあふれるストーリーにする為には
城の裏より深い森の中や近未来の廃墟の中のほうがいいね。
791 :
愛蔵版名無しさん:05/03/14 01:11:00 ID:RgSykoJi
>>787 『沖縄の昔の歴史の権力闘争の舞台で入り乱れた「[護佐丸と阿麻和利]がキラと阿麻王のモデルになった。』
(碧星タケル氏談)
792 :
愛蔵版名無しさん:05/03/14 20:43:07 ID:4sFNBQ/V
>>790 >>787に出てくる中城の未完成ホテルのことですか?。
あそこは怖いキジムナーが本当に出るという噂がありますよ。
793 :
愛蔵版名無しさん:05/03/14 23:29:52 ID:Esga4CkQ
5冊目と6冊目はどう見ても魅力の乏しい。
>>793 この漫画後半(つまり5と6ね)三好のペンは殆ど無くてアシの代筆が多くなった感じがする。
背景の描き込みばかり丁寧になって、主線の迫力が平凡化しするのは大概そうだからだ。
三好さんは疲れてしまったんだろうな。
>>794 疲れたというよりも壊れたのではないかと不安。
まるで活躍が聞こえてこない。
変に西洋的でない良い意味で日本的ロマンチシズムを持った格闘マンガだと思うけれど
こんなに短くてはどうしても評価する気がしない。
>>796 ページ数が短いからストーリーに関してではなく、
すぐに編集や作者の姿勢ばかり問題になってしまうんだね。ここ。
>>79 そうです。
そこがこのマンガのすごく痛いところなのです。
799 :
798:05/03/16 20:32:09 ID:???
800 :
愛蔵版名無しさん:05/03/16 21:48:56 ID:Xw3zYuMv
>>797 秘拳伝キラは、コミケでは同人誌が沢山あったからキャラ萌え漫画という印象でした。
キャラ萌えが嫌いだったから関心がなかったが、今更よく読むと惜しい作品というのが実感できました。
でもホント短いんですね。格闘漫画はテーマはどれもだいたい同じだから余計に短く感じてしまいます。
キャラに拘るとアニメスレみたいになるので煩わしいので嫌なんだよね。
格闘もんは何があろうと戦いの描写が上手いどうかがキーポイントだ。
この漫画は一部からだの動きがはっきりしなくなる恨みはあるが
夢があるしオレは十分及第点だと思う。
八神雲と書いてヤガミ・キラと読むのは
夜神月と書いてヤガミ・ライトと読むのと
同じくらいのこじつけだと思う。
でもここまで露骨なパクリネームも驚いたけどね。
>>802 デスノートはアニメ化内定したのだから、秘拳伝キラはOVAくらい作っておいて欲しかったと思う今日この頃です。
>>803 秘拳伝キラはデビデビのCMフィルム見た限りでは
アニメに向いている絵だと感じたからね。
おっデビデビがアニメ化かよと思ったらサンデーの広告だったのは萎えた。
805 :
愛蔵版名無しさん:05/03/18 00:46:20 ID:XyzY0UkU
>>804 日本TV系アニメの途中で流されるCMだろう。
あれは凝った作りで金もかかっているはず。
秘拳伝キラも作って欲しかったに完全に同意。
一度でも動くところが見てみたいからだ。
807 :
愛蔵版名無しさん:05/03/18 01:08:16 ID:9cg0cGEA
阿麻王の動きをアニメ化するとどうなるのか気になる。
裏足神はアニメで表現するのが難しそうだな。
>>802 >>806 雲がキラと発音されるのは鉱物の雲母(ウンモ)を粉末化したものをキララ粉と呼ぶところから来た当て字だと聞いたことがある。
考えた割にはキラという名前ちょっと安易な感じが否めないんだよなぁ、個人的には。
>>807 そうだね、シャッフルするみたいな連続ダブり画面で誤魔化されそうだなぁ w。
最近にアニメは色ばかり綺麗だけど動きの個性に欠けるからね。
前スレで出たアニメ版キャスト(希望)
キラ…緑川 光
阿麻王…子安武人
松風…草尾 毅
塚原塾長…西村知道(内海賢二でも可)
ラルフ村上…速水 奨
>>809 キラ…緑川 光
阿麻王…子安武人
声を聴いてみてストライクゾーンだと思った。
不思議なくらいに脳内で違和感は無い。
811 :
愛蔵版名無しさん:05/03/18 14:59:34 ID:Gk7X84iU
>>809 オリジナル・ドラマタイズCDで声だけ聴いただけでイメージが湧き上がるように喋ることが出来る声優も良いけれど
動画があるなら声の表情が作った感じのしないドシロウトの高校生あたりにやらせたら以外に感動する雰囲気が出せるような気がする。
>>811 いかにも『 演技しています。』という声の表情より
現実に日常耳にしているような声の方が
現実感と言うか実在感を持つから
説得力が出せるのだ…
というようなことを世界のMH監督が仰っていましたね。
かつてプロの有名女声優の声を売女の声と同じだとなどと、
のたまわってもいらっしゃいましたがw。
声のイメージとしてはこんなところ
八神雲……ちょっと気の無さそうな物憂げな喋り方をする高校生で 声質は少し低音きみ
八神阿麻王……曇りの無い明瞭な声のゆっくりと喋る大学生で 声質は逆に少し高音きみがいいか?
松風竜一……今風のごく当たり前の美少年キャラ系の声優でいいと思う
>>813 物憂げな喋り方の高校生って設定がみょうに萌えです。
MHの大呆け発言は最新作になればなるほど酷くなってくるけれど
シロウトを声優に起用するのは意外にいいアイディアだと思います。
なんといっても自然だからです。
物憂げな喋りのキラとゆっくり落ち着いた明るい声の阿麻王を
空想しながら読み直してみたらやっぱり萌えでス。
>>814 経験があるかもしれないが部活動などで声優になった気で
役を決めて読み合わせすると漫画は3倍楽しめるぞ。
816 :
愛蔵版名無しさん:05/03/19 19:33:09 ID:ZcifcJ45
(最初期にまだ他に一つか二つあったかも)
魔界武芸帳サムライスピリッツ
秘拳伝キラ
ツインズ(読みきり)
デビデビ
ブリット
鬼狩り師リン(読みきり)
三好の作品は結構いいと思うんだけどね。
でもこの人はストーリーテラーじゃないんだな。
あくまで優れた画家なのかもしれない。
817 :
愛蔵版名無しさん:05/03/19 23:36:34 ID:xio9Nf0Y
>>816 鬼狩り師リン
2002年5月の月刊サンデーだった
確かに結構良かったと思ったが
後が続かなかったのは残念。
どうしてだろうか疑問に思った。
818 :
愛蔵版名無しさん:05/03/20 00:06:09 ID:rpGZOAuw
>>817 どの作品も密度の低さが目立ってしまうのが寂しいが、やはり秘拳伝キラが三好雄己氏の作品の中では1番充実していると思う。
>>816 作家でなく画家だと言う意見は確かに多い。話はゲームソフト的な展開がベタ過ぎて先が見え過ぎてしまう点が問題ではないのかと思うのだが。
絵は本当に好き。
話の山が作れていないのが残念。
>>819 物語を作るのは膨大な精神的エネルギーを必要とする大仕事。
誰でも彼でも作れるようなものではない。
ただ碧星氏や三好氏は本人なりに一所懸命にやっているのが判るところがいじらしくて
俺は無下に批判する気になれないのだ。
柔術編がいい。ここは傑作でしょう。
>>821 それは同感だ。
4巻までは十分充実していて昂奮できるのだが5巻6巻の変節ぶりが痛い。
筋を省略したからといって詰まらなくなるとは限らないが、画に味わいが欠けてしまっているんだ。
細かい線まで描きこんでそれが無駄になってしまっている。
こおいうのは作者の心境が作品に対し悪い方向に変化した時の特徴だけに観ていて寂しくなる。
女の子が2人、成人女性が2人を登場させたのだから、もう少し効果的な活躍をさせてやってもよかったと思う。
でも碧星さんは女性の扱いは得意じゃないし、三好さんは臆面もなくエロモードに行ってしまうからやはり不可能だっただろうか。
あのページ量で男と女の絡み合いも入れたら‘地味ながら通向き格闘漫画’としての評価すら吹き飛んでしまっただろうと
最後は自分で自分を納得させている。
>>823 でデビデビはエロモードに徹しすぎて空中爆破ですか?。
ブレが極端すぎますね。
825 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/22(火) 20:08:38 ID:K+CY1+49
第4巻最初の瑠伊の美味しそうな手料理が洋食でなく和食あるところがとても善い。
超人的格闘センスの持ち主たちがあそこでエビフライとハンバーグステーキ、フライドポテトなんて食べてちゃダメ。
知力と体力に秀でた人間は自然食愛好家が多いという科学的事実をきちんと踏まえていてくれているあたり碧星タケル氏らしいと感心したものだ。
>>825 東大と京大の空手道部でのアンケートでは好きな食べ物は
日本蕎麦、付け合せはトロロとマグロ赤身がトップだったからね。
逆にヤンキーやカラーギャングどもDQNの好物が
まさしくエビフライとハンバーガーというのを前に読んだよ。
さすが九重!、医食同源を実践しているわけだ、いいね、こういうの。
>>826 そうなんだよね、日本食は身体と頭を軽くし気分を快いものにしてくれるのは自分でも実感します。
洋食を食べると翌朝鬱って起きるのが恐ろしく辛い、だから無理しても日本食にしています。
おかげで精神的に非常に楽になりました。
それにしても4巻冒頭のごちそうは朝食であることを考えたら確かに‘ごちそう’です。
『川魚の洗い刺身と甘エビ 根菜類の京風出汁の煮物 豆腐となめことワカメの味噌汁』と見えます。
いろいろの意味で豊かです!。
>>826 こういうキャラはDQN系と勝手に思われがちだから、
少なくとも八神雲がDQNではないことが証明されて俺は嬉しい。
>>826 長期の連載がされていたなら、沖縄の秘伝料理も「身体能力を高める」として紹介されていたに違いないな。
>830
美味しんぼで紹介されたりして。
>>831 琉球のそうきソバ、豚肉の厚切りを肉汁で煮込んだ角煮、などなど
兎にも角にも上手そうで精力がつきそうな料理が多いんだな。
見るところ八神家は豚や牛くらい屋敷の中で飼うことができそうな敷地の広さがありそう。
八神兄弟も人殺しの予備訓練も兼ねて刃物や銃器その他道具を一切使わないで
今夜のおかずの家畜を屠殺する役目くらいやった経験がいっぱいありそうな気がする。
>>832 <人殺しの予備訓練も……家畜を屠殺する役目くらい…>
これはいい設定だ。
キラも人殺しの経験はなくても、
人間より遥かに皮膚も骨も丈夫な家畜相手に殺しの模擬訓練は豊富に経験しているというのは
別にあってもおかしくない。
なんといっても人間じゃないんだから、生活のために日々殺されている動物なんだから
いくら殺したってかまわない。
>>832 成る程、殺しの技術的訓練は十分できているみたいだからね。
心構えがないだけ。
>>834 そりゃそうですよ、‘殺しの技術的訓練’くらいしたことがなければ迫力を感じさせることができないでしょう。
836 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/23(水) 23:39:52 ID:xwRDNmeM
阿麻王兄貴はキラを武術のダークサイドに引き込もうとしているように思えてならなかった。
共に世界を手にしようみたいな 又は暴走する自分を倒すために育てていたとかね。
>>836 何となく、あくまで何となくだけれど阿麻王兄さんは本質的にはそんなに悪魔的な人ではないような気がする。
ところどころ寂しさが一瞬よぎるのは哲学的な人間のような気がしてならない。
838 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/24(木) 00:47:58 ID:jpL8YvF0
>>837 阿麻王は「冷酷なところもあるが、時には他人に理解を示す」
そんな清濁併せ呑む奥行きある人物に描かれるはずだったんだよ。
阿麻王は努力の天才 雲は天才中の天才 こんな感じに位置づけられていそうだね。
松風は秀才で世間知らずの坊ちゃん 殴凱は狡猾な老兵て感じだった。
非凡な才能に異常に厳しい鍛錬を加えることで非人間的な実力を身に着けているのが阿麻王なのでしょう。
その阿麻王より天賦の才でもっと上をいくのが雲。まだ磨きは足りないけどという感じですね。
『 一等星のごとく輝いている 』と阿麻王が言っていたのを思い出しました。
一等星は全天に20個と少ししかないのだから大天才だということ阿麻王は自覚していたのでした。
>836
阿麻王は一応最後に八神体発動したキラとならニライカナイの境地にいけるかも
って言ってるからそれが目的なんじゃないの
ニライカナイ=最強の浄土
いったいどんな境地いや世界なのか知りたくてたまらないんだけど
具体的にどこにも説明されていないまま話が停止しているんだ(鬱)。
ニライカナイ=無想転生とみた。
東北の拳
>>842 興奮の極致で麻薬的な快感に酔いしれることが出来るという意味だと思ってる。
>>842 ニライカナイという発音に何か性的なものを空想して萌えてしまった覚えがある。
847 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/24(木) 15:24:54 ID:1hz92egv
インターネット漫画みたいにして連載できないものだろうか?。
韓国ではブロードバンドの普及がいち早く進んだこともあって漫画は殆ど全てインターネット漫画形式で配信されており、
購読料はウェッブマネーのようなEマネーやクレジットカードのようなプラスティックマネーで徴収しているそうなんだが、
日本でもそういうことができないものだろうか?。
そうすれば作者達は出版社や書籍流通会社にぺこぺこせずに自分の書きたいもの描きたいものを書きたいように描きたいように
自由に発表することが出きる。
打ち切りの不安におびえながら自分を曲げてまで編集部の強要に迎合し結局大半は打ち切りの憂き目に遭うのが現状なら
ネット漫画に打って出る作者がもっともっと大勢出てきていいはずなのだ。
>>847 あっという間に2chで一億まわし読み状態になる罠w
まぁebookでググッてくれ
>>847 韓国、あと中国もだが元から著作権という概念のまるで無い人達の集団だから
最初からコピー上等な考えなんだよね。
人気作になったらアンソロジー集みたいにペーパー化するけど
それまではコピー御互い様とういう人達なのですよ。
>>847 コピーガード機能が万全になればEBOOKは非常にいいと思う。しかし読者の意識改革も必要だろうね。
贔屓の漫画家や作家の生活を自分達ファンが支えて行くのだという意識を持っていけるかどうかがカギだ。
作者の生活を成り立たせてあげられなければ、次回作を楽しみにすることが出来なくなってしまうのだから
敢えてお金はきちんと払い込もうという意識をもてるかどうかにかかってくると思う。
俺個人は三好氏や碧星氏になら支払いたいと思うが、世の中全体のモラルにかかってくることだけに1番難しいところだ。
>>851 連載出来ないでいるより、
宣伝も兼ねてネットで多少は流した方が三好さんにとってもプラスだと思うんだけど。
多少というよりかかなりまわし読みされコピーされてしまうだろうけど、
わざと画質を少しドラフトモードで粗くして流すかして興味を持った奴にはCDかDVDでねっと販売なんかしてくれんかなぁ。
853 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/24(木) 21:41:29 ID:LJNEGHUC
854 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/25(金) 01:49:35 ID:NElhiWdV
創作活動を止めていないのなら
せめてサイトくらい作って
その存在を知らせる位していい筈。
自分自身にとってもその方がいい筈なんだから。
論評よりも、物語の内容で妄想を語りたいのは俺だけか?。
松風の天才を理解できないとは・・・
マッちゃんは途中から実況中継係りに専念してしまうからな
松風=モトベ
松風=雷電もどき
殆ど闘って見せてくれない松風竜一!正直いって必要のないキャラだったかも。
松風はこれから姫川のポジションになるはずだったんだよ・・・
外人モデルとそれとなく密会を重ねる松風。
そんな展開がっても良かった。
もうちょっと脱線があったほうがおもろく感じるものだ。
松風がホモで八神に密かに恋心を感じているなんて展開は嫌だが、同人誌ではまさしくそんなのばっかりだったw。
>>863 同人誌はキャラ萌えが基本だから仕方がない。
だが、それだけに画は驚異的に上手くて三好を凌ぐのではと思わせることがしばしばあった。
物語を創れる人間は僅かだが、
画の上手い人間はその100倍のオーダーで存在することをコミケでは思い知らされた。
>>864 でもこれは原作作者碧星タケル氏の正確な格闘技知識に基づいている点だけで十二分に秀逸な作品だと思うぞ。
866 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/27(日) 00:43:15 ID:J25e6iH/
碧星氏に本格格闘ものを描写させたら絶対に傑作になる!、これは確信できる。
それ以外のストーリー部分は別人に担当して貰いたいけどね。
とにかく三好雄己の画が見たい。
あと少し線の流れの硬さが無くなったら万全だと思うし。
清潔なところが三好さん画のいいところだと思うよ。どんなにゴチャゴチャ描いても常に清潔感があるところが好きだ。
月刊連載時と第4巻がすき。
あと第2巻も及第点。
他はちょっと落ちる気がする。
>>864 <画が上手い人間は……>
「上手い」と「魅力的」は違うでしょう。
上手い人は確かに沢山いるけど
ストーリーに即して個性ある画を展開できる人は余りいません。
コミケはただ洗練されているという意味で上手い人ばかりですよ。
>>870 画は格闘漫画としてブッ飛びでもないし、かといってファンタジーが全くない感じでもない。
よくバランスされているし嫌味もないところは美点だよね。
裸足にテーピングがエロくて大萌え。
男の俺でも色気を感じないではいられない。
八神弟だけでもなく八神兄さんもあの格好で出して欲しかったっ。
<裸足にテーピングがエロくて大萌え >
同感。男の妖しい色気を感じさせるところがいいのだろうと思う。
結局キャラ萌えかい。
875 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/31(木) 22:26:36 ID:MP+KKG57
>>874 キャラ萌えをバカにしたがるのが多いけれど、萌えられないよりも萌えられるキャラが出てくる漫画のほうがイイに決まっている。
>>875 デビデビがその良い例だが三好の画に萌えられる男は実はかなり多い。
グラビア風にセーラー服や袴娘etcをあしらっておいただけで読者は大勢付いた筈と今確信する。
話が根底から破綻し続けたデビデビであれだけ連載が続けられたのだから
秘拳伝キラでこそ画力を発揮して欲しかった。
ウェピーを見ると、デビデビを思い出す。
>>876 今読み返していたのだけど、やっぱり秘拳伝キラが好き、というか優れていると思った。
デビデビだと進めば進むほどキャラの姿・性格ともに存在感がなくなっていくばかり。
はっきり言ってデビデビは空回りばかりの漫画だよ。駄作呼ばわりされても当然だと改めて思った。
水準にムラはあるものの、線を無駄にせず最小の手段で最大の効果を挙げることに成功している前半1巻から4巻までは素晴らしい。
>>878 1から4までを認める人々も含めて5と6の評価は最初から非常に低かった。
書店の平積みでも5と6は何時までも残っていた。
>>879 5と6は打ち切りが決定してから描かれたから
作者の熱の入れ方が低下してくるのを感じる。
情熱の不足を補おうとすると、
線を多用して、結果、背景の描きこみを中心に
無意味に喧しい画になってくる。
悲しいほど5と6にはそれが出ていた。
格闘漫画の王道を行く4までなら本命。
そこまではお薦め度大。
四巻までのクオリティで連載が続いたら神漫画になっていたのに。
また連載を再開してほしいものだ。
某与党系圧力団体からクレームが来たのは、ちょうど第4巻から第5巻のトーナメントへ入っていく頃だったという話を聞いたことがあり。
日本のマスメディアはどうしてこんなに文句言われると怖がるんだろう。説明し説得して納得させることは十分出きるはずなのだ。
クレームを怖がって一度でもペシャンコになって引っ込むと相手は限りなく高圧的になり、やがて手の施しようもないほど増長するのは
個人も団体も同じ。
編集部は、‘あくまでフィクションなのであり言論と表現の自由の範囲内に収まっていると我々は確信している’と毅然と突っぱねるべきだった。
>>881 ホント第4巻までは素晴らしい。いずれの格闘漫画からも感じられない現実と空想の溶け合い方が独特の伝奇臭を感じさせてくれるところが
俺は大好きだよ。でも作者の活動がこの2年聞こえてこないから、商業誌での再開は難しいだろうと思うと悲しい。
三好雄己さんは既に活動はしていないみたい。
まる2年以上断筆したら執筆活動じたい再開が難しくなるだろうと思う。
だが、これで消える人だとは思いたくない。
884 :
愛蔵版名無しさん:昭和80/04/02(土) 02:54:14 ID:jmkIPXW3
意外なくらいに評価する人が多いのには嬉しい驚きだ。
私も月刊連載分は正しく興奮と大萌えの連続だった。
その後すこしだけ低調になるが批判したいほど悪くはないし
4巻に入ると復調振りが著しく実に嬉しかった。
女の子とのラブロマンスが起こりそうな雰囲気も期待させたし
このまま上昇してくれるかと楽しみだったが
あと2冊しかないと知って嫌な予感を感じたら
その通りの打ち切りだった。
画が硬くなって魅力低下は認めざる得ないが
このスレではえらく評判が悪い
5巻と6巻それでも十分に面白い水準を維持出来ていると思う。
人の好みの違いだろうが金棒対決に日本刀対決は興奮させてくれた。
最後に再開されるなら私は注目する。
棍棒対決と日本刀対決は、ボクシング薀蓄バトルに並ぶ
この漫画のハイライトだと思っています。
大抵の漫画で対日本刀だと、ほぼついていけない展開が
お決まりなのですが、この漫画では萌えられました。
>>885 オレも対日本刀戦はソーナイスだったと思う、
5と6もそれほど悪くないと思う。
5巻と6巻は格闘技場でのバトルとしてだけ観るなら、かなり高い満足度に達しているとは思うのだが、画に魅力が乏しくなってきているのは否定できない。
1巻や4巻と比較すれば、にじみ出るようにそれは感じられる。 当然ながらこれは個人的意見だが。
>>885 武器の達人相手に素手の闘いという現実には想定外の戦いを白けさせず魅せてくれたことに
作者へお礼を言いたい気持ちだ。
‘目付け’のようなシロウトでも理解ができる理屈を踏まえてから描いていることで
説得力を獲得しているのだろうね。
棒術&剣術の連戦は凄いと思ったよ
あれで合戦場が本当にナンデモアリってのが読者に印象づけられた
同傾向の先輩格の格闘漫画の修羅シリーズよりも動きに圧力というか質量が感じられる点で、
秘拳伝キラの方が見てい楽しいです。
891 :
愛蔵版名無しさん:昭和80年,2005/04/03(日) 01:07:45 ID:Pru5RBGx
取って付けたような展開ばかりの修羅某と、かたくなに古流の技に
固執する(ダブルパンチとか手刀とか)キラとを一緒にしないで。
後半5巻と6巻が、八神兄弟を含め登場人物の我体が細くなってくるのは萎える。
最初の1巻と2巻それと4巻ではもっといい体していたのに。
最初は細くて時とともに鍛えられて太くがっちりというのが自然体なのだから、も少し配慮して欲しかった。
明らかに、修羅を意識して描かれてるだろ。
>>893 漢字を多用した技名の是非はともかくとして、修羅2作はどこでもちょっと酷評されすぎな気がします。
設定も格闘という同じジャンルを扱う以上大体同じになってしまうのは仕方がないですが、
「修羅」も「キラ」も、格闘物の伝奇小説で非常に有名な小説家の有名作のパクリであると言おうと思えば幾らでも言えるということを
このジャンルのファンの方々ならば苦笑して読んだ経験を何回もお持ちだと思います。僕もでした。
作品のティステイングというか、味や香りとでもいうのでしょうか、そういう点で個人的に「秘拳伝キラ」が好きですが、それとは全く別のこととして
先に漫画作品として現れたという意味で修羅の門と刻の方に先駆者として大きな意義があるのだという事実は誰でも認めなければいけないと思います。
先にやるのは何であろうと大変な事ですから、それをしたということは賞賛されなければならないことだと思うのです。
格闘漫画のファンとして気になった作品群が話題になっているのを見てつい書いてしまいました。スレ違いですみませんでした。
896 :
愛蔵版名無しさん:昭和80年,2005/04/03(日) 11:23:11 ID:xqyaKNdh
スネでの回し蹴りとか、胴回し回転蹴りとかを
「ウチでは昔からやっていたよ」ってなスタンスで描いたのが修羅(後設定臭くて萎えた)。
「もっと破壊力ある技があるからいらなかった」という
かつてないスタンスで作品を描ききってしまったのがキラ。
>>896 そうだね、細かい部分に作者碧星タケルの格闘センスが感じられる。
それにしても、ここは紳士的な言い回しのレスが多いお陰で身の有るやりとりが多くて読み応えがあって楽しい。
クリストフ・アーツとのストリートファイトの時に八神が使ったツマ先蹴りは
右の腿をえぐって行動の自由を奪ったわけだが、
腿でなく金的をえぐり蹴るほうが萌えたんだがなぁ。
899 :
愛蔵版名無しさん:昭和80年,2005/04/03(日) 19:20:32 ID:8FuIXPJe
>>898 それはヤンサンであれば出来ただろうが
ショウサンでは不可能だっただろう。
でも死合いなら金的攻撃当然だろうから
見てみたい。
>>895 確かにリアル系格闘もののパイオニアが修羅2作だということ評価されるべきことですね。
それにマガジン編集部の理解という幸運もあったにせよ8年間も続いたことも動かせない業績です。
刻は今でも不定期で掲載されていますしね。
>>895 冷静な意見をありがとう。
その点は認める。
>>903 902氏ではありませんが、碧星先生の友人の方でしょうか?。
905 :
902:昭和80年,2005/04/04(月) 02:07:17 ID:???
>>903 こんな早くにありがとうございました。
早速読ませてもらいます。
見直す度に、画は月刊連載時の分が劇画と漫画の要素を程好く溶け合ったいい画だと思う。
三好さんは週刊になると忙しくなり過ぎたのだろうな。
907 :
903:昭和80年,2005/04/04(月) 22:53:06 ID:???
>>904 いいえ、違います。
通りすがりで時々ここを読んでいるだけです。
あなたの書き込みが目に付いた時たまたま
以前DLしたファイルがパソコンに残っていたので
UPしたのです。
読み応えありでした。
あなたにも満足頂けたなら一個人として嬉しいです。
908 :
903:昭和80年,2005/04/04(月) 22:56:38 ID:???
上の907は
>>904さんと
>>905の902さんのお二人に御返事したつもりです。
たびたび失礼しました。
>>906 この漫画は設定がしっかりしているのだから他の作画家をあてて連載継続することができたはずだといつも考える。
三好雄己氏が披露してきたなら絵柄の似た別の人間と交代させて欲しかった。
深夜に失礼。
デビデビからこの作者を知ったのだが原作付きの秘拳伝キラには画だけに全力投球できるからか
余裕ある流れが感じられてかっこいい。デビデビはどう話を進めて良いのか困惑しているのに
無理やり書かされているような力みというかエネルギーの無駄ばかり感じられて読み続けると疲れてくる。
秘拳伝キラを再開して欲しいと改めて思った。
絵はいいんだけど人物イメージを作り上げるのに量が足らない。
その点で失敗している作品だね。
912 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/05(火) 21:27:09 ID:JF0Q1rTq
>>904 だが碧星タケル氏の知り合いの何人かはこのスレをそっと覘いている可能性がある。
碧星はガチ。
>>896 アーツ戦で、アーツの「古流にはハイキックもローキックも無い」っていうのに対して、「必要なかった」と古流独自の凄みを演出したのに、
ボクシングでキラがあっさりハイキックを使ったのはどうかと思った
あれ、ラルフの肩筋を描きたかっただけじゃないかと
>>914 そう思う。あそこはご都合主義そのものの展開だ。月刊連載時はあんなことはなかった。やはり週刊になってやや杜撰になったことは否めない。
>>914 中足で顎を狙った普通のハイキックじゃなくて、こめかみとか
眉間とかをエグる目的の蹴りだと前向きに解釈してみる。
で、ラルフはそれを肩で防いだ・・・と。
>>916 あなたの様な人が居てくれるのを知ったら
碧星氏も三好氏も心から感謝の気持ちを持つに違いない。
>>916 松風の『八神のハイが入い……』というのはコイツの思い過ごしと言うことで。
>>918 さくっとキジムナーに扮して闘っていればテーピング裸足だし矛盾も無く読み手に理会して貰えたのにと思うと惜しい。
>>918 だな。松風は余計な発言をし過ぎ。こういうキャラはどの格闘漫画にもつき物だけど止めて欲しい。十分に動きだけで全てを語れそうな絵になっているんだから。
この漫画は
松風はまともに戦っていないのが惜しい。
欧凱は一度も戦っていないのが痛い。
922 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/07(木) 22:01:38 ID:9yOj0K++
>>921 塚原欧凱は八神雲、八神阿麻王の両者と一度も拳を交えていない。
八神厳矩は実際に出てきたこともない。
確かにこれでは痛すぎる。
‘描かれていないからこそ空想力を駆使して補おうとするのです。
この漫画は興味をかき立てるギリギリの線で描かれていないところが
程好く妄想をかき立ててくれていい気がします。’
と言ったらいくらなんでも認めてあげ過ぎだろうなぁ。
基本設定のしっかりぶりは認めたいが、
もっと先まで書き進めて貰えていない以上
第1級作品とはとてもいえない。
>>924 そんな元も子もないこと言わないで下さい。
第1級作になれた可能性があれば俺なんて十分に満足ですけど。
>>925 しかし、主人公以下主要キャラ全員が顔見世くらいで終わってしまっているというのはある意味凄い漫画だよ。
土台がしっかりしているのは、このスレッドを読むと理解できるけど、
漫画読むのに想像力を逞しくしないといけないとは疲れて嫌になる人間いるはずだ。
続いていればきっと味あわせてもらえたのだろうが、いま少しスカッと突き抜けたところが乏しいし
それで欲求不満な気持ちを抱えているのは、この漫画を評価する人の中にも多いと思うのだが。
>>926 華々しいさに溢れた先が期待できただけに欲求不満を感じる経験はしょっちゅうしてる。
頭の中で想像するのでなく実際に見たいし読みたい気持ちはこみ上げてくる。
でも今更そればかり言ってどうにかなるものではないだろう!。
ここに張り付いてる人間はそういうことは既に通り越して、それでもどうしたらこの惜作を楽しめるか考察しているんだよ。
第1話のテンションとノリで最後まで行ってくれていたらと思わない人間はいない。
六十巻ぐらいまで連載して欲しかった。
六巻ではまだまだ序章といった感じで消化不良を起こしそうです。
>>930 全くです。全6巻がこれほど短いと感じたことはありませんでした。あっというまに読み終えてしまったからです。
これは作品密度は結構高い。
気持ち良いくらい突然の打ち切りで頭が真っ白になりました。
格闘漫画としても好きだけど、この漫画のコスプレが特に好きだった。ああ、あのコスプレで兄弟対決見せて欲しかった。
934 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/10(日) 03:01:41 ID:vlYgIwdd
あのコスプレーは不自然さがなくて実に良かった。
現実の高校生ができるコスチュームプレイだった。
学園祭で随分あったんだよね。
みょうな変身シーンなんて出してこないでくれた作者さんに感謝したいよ。
>>934 キラもあのコスプレを好きで楽しんでいたんだと思いますよ。
第5巻の合戦場の場面では欧凱に促されるままに「キジムナーの姿」に変わったでしょう。
「八神キラ」と名前まで公表されて、もう素性を隠す必要は全くないのにコスしたのは好きな証拠です。
>>935 そう言われれば九重道場に最初に乗り込んだ時だってコスチュームに着替えていたのを思い出した。
顔を塗っていなかったのは流石に時間がかかるからなんだろうか?。
>>937 考えてみれば鏡が無ければ顔の複雑な隈取を描くことはとてもできない。
だがキラが手鏡を持って顔を塗っているシーンを想像するとすごく笑える。
妙に可愛い。
939 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/10(日) 23:21:54 ID:9Oqm7Ic5
第5の冒頭では鏡を見ないで顔を塗ってるキラの絵があるけど、まぁ細かいことはいいでしょうw。
>>919 余談だけど
素足にテーピングは現実にとても気持ちいいよ。
裸足の軽快感と靴の安全感の両方が得られる。
体育祭の部活別の仮装大会でやって俺は実感した。
何だか己が強くなったような気分に酔える。
>>940 <裸足の軽快感と靴の安全感の両方
いい話だ。やってみたい気持ちになった。
>>940 テーピングするのは、土踏まずの部分から中足の足の指の付け根のところまでを足の甲までテープを回してですか?。
それだと完全に八神がやっているのと同じになりますよね。
思い出すのは体育祭。
靴が無いとこんなにも脚が軽いとは思わなかった。
そして心も軽く身も軽くなる。
945 :
943:2005/04/11(月) 21:20:03 ID:???
>>944 そうだったのです。
体育祭や文化祭でアトラクションを皆でやるでしょう。
そのとき幾人かでキジムナーに仮装したのです。
コスプレは実際やってみると普段と違う感覚状態になれて
不思議なほど心弾むものです。
ヨーロッパ人が仮面舞踏会をやりたがった気持ちがよく分かります。
948 :
947:2005/04/11(月) 22:29:56 ID:???
>>946 見えました。
女だとちょっとか細いな。
ウィッグとバンデージはもっと落ち着いた赤の方がいいですね。
でもありがとうございました。
高校生でもできる安上がりで現実的なコスプレというところにこの漫画のリアリティを感じたものだ。
細かいところでさり気無く碧星氏と三好氏の良識ある配慮を感じさせるところは好きです。
>>946 珍しいもの見せて貰えてありがとう。しかし、やはりというか今一萌えられないというのが個人的感想です。
950 :
943:2005/04/12(火) 01:26:29 ID:???
>>946 申し訳ないですが写真なんて撮っていなかったのです。
撮っていたら期限付きでアップするくらいはしたのですが残念です。
コミケは全然知らないのですが、こんなコスプレイヤーが沢山いるんですね。
やはり女の人という感じですね、これは背が高い方が似合うのです。
僭越ながら「自分の方が格好よかったな!。」なんてw。
土踏まずで小石を踏んだりすると痛いので思わず労ってしまうのですが
そこが保護されていると裸足でも力がよく入ります。
キラの気持ちが身体でわかったような気がしました。
952 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/13(水) 00:56:05 ID:jdml9LUd
語られないけれど、この漫画は不自然さが少ないところは評価している好きな理由なのだ。
最後骨格をかえるで一気に崩れ落ちてしまったけど、それ以外は打撃の打ち込み方や力の向きは自然だ。
最後がなぁ。
953 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/13(水) 02:16:03 ID:9VE7vLAx
>>952 画が地味ですね。悪い意味で言うのではないです、が、格闘技経験のある人に評価されても一般的になれない宿命の漫画ですね。
ラストの阿麻王の骨格変身は、「どうせ終わらせられてしまうのだから、何を描いてもいいだろう。」というヤケ気味の気持ちで描いたのでしょう。
これは大きな汚点ですね、止めておいて欲しかったです。
954 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/13(水) 03:03:35 ID:cAHCH3WB
オードブルを食べただけで、メインデッシュを食べる前に閉店を告げられたら
この漫画の読後感に近い気持ちを味会うかもしれないな。
オードブルが美味しいだけにメインの料理を食べられなかったことが
いつまでも悔やまれる!、そんな気持ちの漫画だ。
読む度の感じるのは惜しいという感情ばかり。度が重なってくると手が伸びなくなってくる。
>>955 そんなこと、仰らずに、どうか、今度はゆっくりと観察するように読んでみて、いえ眺めてみて下さい。
三好雄己氏の絵は意外と細かいところに魅力がある絵だからです。
957 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/14(木) 00:27:50 ID:QU0F2wj8
八神弟の扮装はじっくりみるとかっこ良かった、ていうか何かセクシーだよ、これ。
妖しい感じがするね。
958 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/14(木) 00:44:28 ID:P2rBvosB
この主人公は昼間は平凡な高校生で、夜な夜な強い男を求めて徘徊しているという設定だったな。
素手素足にバンデージそして長けの短い胴着だったから、思えばすごく猟奇的なコスプレイヤーだ。
でも俺は密かに萌えていた。
闇の合戦場がいい感じでしたね。
見ず知らずの武道家達が
現代の東京でたたかう設定が良かった。
>>959 あれから先がどうしてもどうしても観たかったのです。
が…………
八神キラと八神阿麻王はともに萌えキャラだったのにうまく育て切れなかったさくしゃの責任だと思う。
962 :
961:
連投失礼
(続き)
編集部へは沢山の萌え葉書が行っていたのにだよ、作者以上に作者を上手く守りきれなかった編集部の責任は大きいと思う。