いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りましょう。
過去ログは
>>2
1さん乙です
前スレ埋めたほうがいいのかな?
もうすぐ引越しするので、大量の漫画を処分しようとしたところ
母に「あさきゆめみしと王家の紋章は残しといて」って言われました。
そういや初めて源氏物語読んだのは、母が借りてきた田辺聖子のだった
と思い出した。
あと漫画じゃないけど、アニメがカバー絵になってる与謝野版もあった。
与謝野版は難しかったので読んでないけど。
4 :
愛蔵版名無しさん:04/05/31 19:41 ID:E8z82Dyq
>>1 乙。あんた偉いよ。懸命だよ。接吻してあげたいくらいだ。
5 :
愛蔵版名無しさん:04/05/31 20:53 ID:Oo4f24nX
1さん乙です。
>>3さん
谷崎よりは、与謝野のほうが読みやすいと思う……。
スレ立て、乙です。
>3
前スレは981越えてるから、放置しておけば、
最後のレスから1日後にはdat落ちするよ。
だから無理に埋め立てして、鯖に負担かける
必要はないと思う。
>7
へぇ、こんなにマンガ化されてたんだね。
4〜5冊しか知らなかったよ。
9 :
愛蔵版名無しさん:04/06/04 02:16 ID:D8K+D6oK
単行本全13巻と愛蔵版全7巻は同じ内容ですか?
10 :
愛蔵版名無しさん:04/06/04 02:19 ID:D8K+D6oK
愛蔵版じゃなくて文庫版でした
顔が同じとか言ってる奴はどの少女漫画見てもそう言うよね。
ちょっと目を凝らせば目つきとか全然違うのに。
>11
急にどうしたの?
まあ、あさきの場合は髪型が決まっているから描き分けが難しいよね
漫画の中では区別がつかないことはなかったけれど
カラーになると誰か分からないのが幾つかあった
13 :
愛蔵版名無しさん:04/06/05 04:27 ID:uJUglewQ
>>9-10 愛蔵版には宇治十帖が含まれていません。
Ohもったいないもったいない。
>>5さん、与謝野より難しいのを(谷崎)読んだのですか…スゴイ
って、私は「源氏物語」が好きなのではなくて「あさきゆめみし」
が好きなんだなと今気がついた。
15 :
愛蔵版名無しさん:04/06/05 09:00 ID:tZNE3Vjh
初めて読んだ源氏物語は橋本治のを中学3年生の時に
>>15 漏れは、橋本→谷崎・・・・ひねくれてるかも_| ̄|○;
谷崎のは文体が雅でいいんだが、誰がだれだかパッと見解らないんだよね。
17 :
尚侍:04/06/07 05:15 ID:???
LALALA LALALA ZINGEN ZINGEN KLEINE VLINDERS
LALALA LALALA ZINGEN VLINDERS LA LA
18 :
5です:04/06/09 21:47 ID:???
>>14さん、
親の蔵書に箱入り、日本画家の挿絵つきの谷崎源氏がありまして。
高校時代に、最初に読んだ時は勉強の役にはあまりたたなかったです。
友人(これも親の蔵書)の、与謝野訳を読んだらよっぽど判りやすいんでほっとしたりして。
橋本のは、政治解説から歌の講釈までこなす、説明好きな源氏が好きだ。
瀬戸内寂聴のは源氏物語とは別の物語のような気がする
20 :
愛蔵版名無しさん:04/06/13 03:49 ID:Gi/UPJnu
あああっ京都に住みたいっ!!
京都に住んでも特にいいことないですよ・・
(いいと言えば葵祭が見られる程度)
しかも今の京都は新撰組一色だし・・
>>21 夏暑そうなのがチットな・・・
個人的には、たまーに観光へ行って
いつまでも、あこがれの場所であって欲しい>京都
岩切せりって鼻が長いよね?
末摘花って感じ???
原作関連スレが荒れてますね・・・・とほほ
>24
古文・漢文板が珍しく荒らされているのかと思って見に行ったけど、
そこじゃなくて家庭板のことみたいね。
そうだよね、古文板は荒れるほど人がいないもんね・・トホホ
MXTVかな?
外人が源氏物語について語ってたの見た人いる?
その中に新聞記者?だかがいて、そいつの感想は
「文章は長いけど、ムダが多い話」みたいな事を言ってたな。
更に「自分が書くなら、もっとムダを省いて行くと思うけど
そうなると単なるポルノ小説になってしまうかも(苦笑)」だとか
外人の皆さんが、あさき見たら、やっぱり
「目が大きすぎて・・・」とか思うんだろうか
>26
頭中将を見て「OH〜! どうして欧米人が出ていますか〜?」
また久しぶりに読んでみた。
源氏・夕霧・柏木・薫・匂宮 全員まとめて逝ってよし。
でもまたそのうち読みたくなるんだよね。
>>29 頭中・冷泉・桐壺・朱雀・紅梅・惟光・八の宮・・・・この辺はいいんだなw
29じゃないけど、いい
八の宮は、ホムーランAAで、かっ飛ばしてやりたくなるなーー。
33 :
29:04/06/25 22:46 ID:???
私は桐壺帝もかっとばしたい
ありゃ・・やはり男キャラ好き!って人はいないのかなあ。
漏れは一人一人キャラが立ってるし魅力的で、割とどのキャラも好きかな。
確かに行いはアレだけどねえ〜
あさきの匂宮ってどうしても他の男キャラに比べて
意地が悪そうな顔に見えてしまう…。
まあ意図的にそう描いてたのかもしれないけどね。
漏れ八の宮が一番ヤなんだが・・・
ま、子供の時に東宮候補として持ち上げられてから
人生狂いまくりといえば、可愛そうなのかもしれんけどね。
娘の教育には、完全に失敗。
私も八の宮は気の毒な人だとは思うけれど嫌いだな。
特に浮舟母子に対する冷たい仕打ち。
それ以前に隠し子がいたってのもいやだけど。
八の宮かあ…確かに美しい年頃の娘をもつ親として無責任だったりするよね。
利用されたりで政治の世界にいやけがさして隠遁生活するのは別に構わないが、
何の後ろ盾もない高貴な血筋の娘なんてどうなるかわかってそうなもんなのにね。
>>39 なんつーか、「自分の名を辱めるな」的なノリが厭だ。
自分のことしか愛してないって感じがして。
まあこの頃の皇族としては、それが当たり前だったのかも
しれないけどさ。
手元の娘に対する扱いもあれだけど浮舟親子のことを
ないがしろにしてたっていうのが嫌だな。自分のしたこと
なのにさ。それをほって仏道もないもんだとおもたよ。
漏れが八の宮なら、娘二人は尼だな。
これはこれでヒドいかもしれんけどね。
実際の八の宮なんぞ、中途半端に養育した上に
世間知らずに育てて無責任すぎ
正室一人を守ってその死後は聖者のごとき生活を続けたと見せかけて
実は侍女に手をつけて浮舟を産ませていたというのには萎えたなあ
それで責任とってきちんと面倒を見たというならともかく
人生の汚点のように考えて知らん振りしたってのはひどいよ
44 :
愛蔵版名無しさん:04/06/30 07:48 ID:wJjrzhJb
浮舟も晩年は、匂宮と薫の君の男根を比較して、悦に浸ったことだろうな
尼君の品定め
空気を読まずにカキコ。
私はたびたび出てくる『○○に似ている(らしい)』という女性に、
それを理由に執着するノリがいやだ。
この時代の恋愛をは現代の感覚で語っても…という面はあるにせよ
いやだなあ。
源氏が藤壺を求めて紫の上をさらってきて襲って妻にした件もだが、
三の宮降嫁の時も藤壺の血筋を期待してるところ。
藤壺が永遠のあこがれの女性なのはわかってるが、
もういい年だし散々あれこれやってきただろうと。
秋好中宮や玉鬘にも、『母上にかわってあなたを幸せに…』
なんていいつつ手を出したくてたまらない様子。
(本人達も魅力的なんだけど)
薫。大君が亡くなって中の君にふらふら。さらに浮船を手に入れて、
今度は『やはりあの方とは違う…』当たり前だ。
軽んじていたことを浮船入水後くやんているけど正に後悔先に立たず。
高校時代これよんだなー
少女マンガんなかから探すの恥ずかしかった
>>45 確かにね。
匂宮が宮の御方に懸想した時
「浮船と血が繋がってるから似ているんだろう」みたいに言ってましたね。
この時代の貴族なんて、どこかしら血が繋がってるだろうから
似ててアタリマエな気も・・・(言ったらおしまいか)
女三の宮の件は、もう一度調教を味わってみたかったってのもあるんじゃない?
48 :
愛蔵版名無しさん:04/06/30 15:30 ID:5sp+pc0V
学生の頃、授業で読まされて、谷崎拾い読み、田辺拾い読み。
そんでもって、橋本治の「窯変〜」読んで、それで大和和紀の
「あさきゆめみし」に至ったのですが…
正直、登場人物の女性が、どれも同じ顔に見えます(『末摘花』を除いて)
ですが、私、女三宮にことを自主性皆無のアホ女だと思っていて、彼女の
目つき(黒目が塗りつぶしてあり、ぼーっとした印象)の描き方は、
ああ、こんなだったんだろうな…と一人納得致しました。
衣装や背景など美しいですね。
>>48 「あさき」での女三宮の容貌は、作中最大のヒットかと思う。
50 :
愛蔵版名無しさん:04/06/30 19:58 ID:7JMvbZKg
>>49 禿銅!
女三の宮のルックスはあのボーっとした顔だからこそ皇女特有の
浮世離れしたアホっぽい雰囲気が出たと思う。
決して悪口ではなくやっぱり宮様っていうのはああいう“のほほん”
という人種だと思うし、「あさき」の三宮はそれがよく描けていたと思う。
51 :
49:04/06/30 20:40 ID:???
>>50 そんでもって、あのベタ塗り瞳が醸し出す
これからの展開を予測させるような不安感が良くでてるかと。
光源氏って、やはり、なんだかんだいっても自分勝手。
でも、ちょっと「そういった解釈もあるのねー」って見直したのは
橋本治の「窯変源氏物語」
しかし!玉鬘、かわいそう!
あれ絶対、源氏が好きだったんだよ。賢い女性だから「これが幸せ」って
悟っていたから自らの運命を切り拓くことが出来たんだよね。
わたしだったら、源氏に離さないでくれって泣いたかもしんないぞ。
玉鬘って人気あるよね
ちっともイイと思わない自分は、ひねくれてますがな(爆)
私は朝顔の斎院とか好き。
源氏はとにかくないものねだりのどうしようもない奴。
自分は朧月夜と玉鬘がイイ
六条と明石が好きかな…思いつめ体質が可哀想で
明石は身分低かったけど美人だし教養もあって温和で賢くて、ってほぼ完璧
六条なんかその上身分高くてパーフェクト超人だったのに
源氏みたいなDQNに振り回されて気の毒だったなあ
朝顔と空蝉が好きだったな。
源氏と相愛でありながら拒絶するところに何となくひかれた。
>>58 私も空蝉好きだった。
女コマしいまくりの源氏に肘鉄くらわせたのが、見ていて快感だった。
横分けの髪型も個性的だったし
60 :
愛蔵版名無しさん:04/07/02 08:05 ID:YvALvP9Q
玉鬘の不幸は、源氏が中年だったこと。
あと10歳若い頃に出会っていれば、
妻として明石の上と同じくらいの寵愛を受けてたよ。
人生というのはなかなか難しいものだな。
どうしても、どーーーーーしても!!
「末摘花」に感情移入してしまう自分に気づいた。
鬱。
>>61 いいじゃん末摘花、漏れは好きだぞ。
ついでに、江川の末摘花は空蝉よりキレイなんじゃないか?
と、思ってるぞ。マジで
ふと思ったのだが、薫の君から生じる体臭の原因って、薫の陰嚢にあるのではないかと・・・
なんというか、麝香鹿と同種のものじゃないかなあ。
ちと調べてみた。
『麝香・ムスク』
ムスクはチベット、雲南、ネパールなどの山岳地帯に生息している雄の麝香鹿の生殖腺分泌物で、
その下腹部にある香のうを切り取って乾燥したもの。
この香りは雄の麝香鹿が発情期に雌を誘引するためと縄張りのマーキングのために発するもので、
麝という漢字は鹿の放つ香りが矢を射るように遠くまで飛ぶことを表わしており、麝香の香りの強さを示している。
香りの王者といわれるムスクは昔から高貴な神仙薬、媚薬、香料として洋の東西で使われ、
そのため年間1万5千頭もの麝香鹿が殺されてきたが、近年、野生動物保護法により捕獲が禁止されている。
従って、現在はほとんど合成ムスクでまかなわれている。
今ね、「源氏の男はみんなサイテー」って本、読んでるの。
まあ、出てくるわ、出てくるわ。
光源氏1 「魔性の男の発明」
光源氏2 「年を取る光源氏の残酷」
頭中将 「女を持ち腐れされる男」
朱雀院 「ホモ疑惑のミカド」 他
結構、おもしろい。
平安貴族のオーソドックスな手順をふんだケース
「垣間み → 手紙のやりとりで意思確認→セックス→結婚」
光源氏
「いきなり侵入 → 強姦」
笑えた。
子どものころ最初に「あさき」を読んだ時
女性陣が袿をずらして単衣の肩を見せているのが
だらしなく思えて仕方なかったんですけど
当時は実際にああいう着方をしていたんですかね?
それとも絵としてはその方が美しいから?
>67
たくさん見たわけではないから断定はできないのだけど、
絵巻物なんかを見ると、そういうふうに袿をずらしている構図は
見た憶えがないです。
また、平安時代(少なくとも中期まで)は、単衣の上に袴、その上に袿等をはおるのではなくて、
単衣は着ずに、素肌に直接はおるものだったらしい。
多分、絵面てきにいいというのではないかと思われ。
69 :
67:04/07/05 23:07 ID:???
>68
ありがとうございます。
やっぱりあれは作者のオリジナルですか。
確かに肩がきちんと覆われていると堅苦しい雰囲気になるので
ずらした方が色っぽいというか流麗な印象を受けます。
>単衣は着ずに、素肌に直接はおるものだったらしい。
これは知りませんでした。ちょっとびっくり。
夏用なら雲居の雁なんかが素肌にはおっていましたけど。
この漫画の紫の上を見ているとなぜかうる星やつらの
初代OPの歌詞が思い浮かんでしまう私…。
71 :
愛蔵版名無しさん:04/07/10 08:19 ID:Lin6av0c
おや、奇遇だな。
ボクはきまぐれオレンジ☆ロードのDance In The Memoriesが思い浮かぶよ。
80年代に小中学生だったから、やっぱね。
72 :
愛蔵版名無しさん:04/07/11 21:16 ID:pHdoGcbd
>>70 そうなると光源氏=諸星あたる 紫の上=ラム になるのか。
個人的には源氏よりあたるの方がいいな。
源氏の場合は女好きというより、自分スキーにしか見えない。
74 :
愛蔵版名無しさん:04/07/13 05:18 ID:VEt9BQfM
小笠原祥子=六条御息所
福沢祐巳=紫の上
水野蓉子=明石
鳥居江利子=朧月夜
支倉令=玉鬘
島津由乃=雲居の雁
佐藤聖=光源氏
藤堂志摩子=藤壷
久保栞=朝顔
武嶋蔦子=右近
松平瞳子=源内侍
細川可南子=弘徽殿
内藤笙子=夕顔
こんなかんじか?
76 :
愛蔵版名無しさん:04/07/14 03:17 ID:esQG9MRJ
夕霧と雲居の雁が可愛い
夕霧が『父と違って恋が下手だ』とか言ってたけど積極性が足りないだけだよね
源氏なんて押しかけていって無理やりものにしようとすれば相手が受け入れてくれるって感じじゃん
源氏=主役マジックですよ。
強姦→和姦(しかも「源氏の君、素敵!」)ですもん。
こいつがいなきゃ当代一のイイ男:頭中将だって
作者によっていつもあと一歩で負けを仕組まれてるし。
でも主役マンセーに見せかけつつも、実はそうじゃないとこが凄いっす。
78 :
愛蔵版名無しさん:04/07/15 05:09 ID:E+LkCYPz
「10代〜30代の女性800人が選ぶ、こんな男とだけは絶対結婚したくない!って男」 (複数回答可)
・1位:「彼女いない歴=年齢」の男 326票
「20代後半とかで恋愛経験がない人って人間として異常」(21歳・大学生)
「ちゃんと恋愛できない男は結婚を望むのはやめてほしい」(26歳・経理)
「いい歳して恋愛経験ない男って人間に余裕がないし、自己チューで最悪」(23歳・看護婦)
・2位:無職・定職についてない男 298票
「30過ぎてフリーターとかマジ痛すぎ」(24歳・事務)
「別にお金持ちでなくてもいいけど、収入がないのはちょっと・・・」(19歳・大学生)
・3位:女性に暴力を振るう男 279票
「DV男は人間として論外」(26歳・スチュワーデス)
「前の彼氏に暴力振るわれて殺されるかと思った。暴力絶対反対!」(18歳・大学生)
・4位:社交性がない・男友達が少ない男 221票
「社交性がなくて暗い男は一緒にいてもつまらないし結婚もしたくない」(24歳・歯科助手)
「男友達の多い男のほうが女にもモテるし、人間的に魅力的」(22歳・ピアノ講師)
・5位:ブサイク・ファッションセンスが悪い男 194票
「美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる、あれ嘘だと思う。ブサイクはいつ見てもブサイク」(20歳・専門学生)
「一緒に街を歩いて恥ずかしい男は勘弁」(25歳・営業)
>78
コピペなんだろうけど、1位は柏木みたいだ・・・
(セックルだけの女経験は除く)
80 :
愛蔵版名無しさん:04/07/15 14:56 ID:PUu2XMSz
豚切り&微妙なスレ違いすみません。
ttp://homepage3.nifty.com/genji_db/manga.htm この中にあるかもしれないんですが、
薫が黒髪で物凄いモミアゲ天パに描かれてる漫画に心当たりあるかたいらっしゃいませんか?
小学生の頃図書室で読んだのがずっと印象に残っているので、学習漫画系だと思います。
その後あさきゆめみしを読み、他のキャラはあさきゆめみしでイメージ固まっているのですが
薫だけはその漫画のイメージが強く残っていて…
なんか本当に匂ってきそうな容貌なんです。
「千年の恋・ひかる源氏物語」
やっぱ、みるんじゃなかったーーーーーーーーーーーーー
>73
胴衣。
あたるは何だかんだ言ってラム一筋だけど、
源氏はどう見ても紫の上一筋じゃないもんなあ。
一夫多妻制だから仕方がないとはいえ。
83 :
愛蔵版名無しさん:04/07/17 08:07 ID:mGouiVeT
,-、 ,.-、
./:::::\ /::::::ヽ
/::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
/,.-‐''"´ \:::::::::::|
/ / \ ヽ、::::|
/ ● ● ヽ|
l , , , l
.| (_人__丿 """ |
l ヽノ l にゃー♪ でも乳首みえるニャ
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ /
`/ | | \ /
現代だったらモテる女性って誰よ?近江の君か?やっぱ
朧月夜あたりじゃない?<モテる
人気高いらしいし。
86 :
愛蔵版名無しさん:04/07/21 19:22 ID:kAjmp/Xm
朧月夜は男にも女にもモテそう。
わたしの周りの女性も一番、朧月夜が好きという人が多い。
美人で、色っぽくて、最後には源氏を振り切って出家する姿がカッコいい、という評判。
87 :
愛蔵版名無しさん:04/07/21 19:38 ID:yjR35XYx
>薫が黒髪で物凄いモミアゲ天パに描かれてる漫画
あさきの薫がその容姿なら…モロに頭中系バレバレ
>>81 金をかけたコントだと思えば面白かったよw
>>82 紫の上が亡くなってから、源氏は彼女の存在の大きさに気付いた。
生きている時は空気のように当たり前すぎたんだろね。
朧月夜は一般的にはモテそうですね。
あれだけ好き勝手なのは憧れる人多いでしょう。私は嫌いだけど
>87
マターリ話してる場所で、喧嘩売るような書き方せんでもいいのに。<嫌い
そのくらいで喧嘩臭感じなくてもいいよ。
朧月夜は特に好きというわけではないけれど
他の女性たちが源氏に畏れめいたものを抱いている中で
彼女はそういう所がなくて源氏と対等という感じなのが良かった
>源氏と対等
身分財力教養美貌が揃ってて
かつ源氏とつりあいの良い年齢差なのが彼女くらいだからねー。
他の女性は皆どっか源氏に対して弱み?があるよね。
ところで朧月夜は、源氏には圧倒的な本命(藤壺)がいることに気づいていたんだろうか?
オボロは気付いてたんじゃん?
源氏とは体の相性がヨカッタのか?って感じ
昔NHKでやってたマンガで読む古典って番組で
杉本彩が扮装してたのが印象深い。<朧月夜
ジュリセン(死語か 持って登場してたよね。
私はそのシリーズの枕草子で
「めったにないもの」の段のテロップが流れるベースの映像が
1985年の阪神優勝のシーンだったことが印象深いです。
95 :
愛蔵版名無しさん:04/07/22 05:14 ID:o9hNNmaW
昔やってた東山紀之主演の源氏物語では、紫の上が大原麗子だった。
>95
覚えてる〜
印象的だったのは泉ピン子の末摘花。
>>93 杉本彩の朧月夜か〜
何かエロいしイイかもね。若い頃はもっと美人だったよね。
朧月夜は美貌も教養も申し分ないんだろうけど
行き過ぎて個性的なイメージがある。
>>95 橋田壽賀子センセって、美人=大原麗子ってイメージあんのかな?
橋田脚本のNHK大河「春日局」では、春日局美人説採用で
大原麗子が演じて種。少女時代のコも源氏物語の若紫役と一緒だった。
>>94 そそ。
>>97 「見られるたびに奇麗になるわワ・タ・シ・ゴージャスゥ〜♪」っつーゴージャスの音楽をバックに
ジュリセンもって登場。
そんでもってカメラ目線で「はぁい、こんばんわ。私きれい?」
かなり印象的でした。
他も面白かったよ。案内役の清水みちこも面白かった。もう一度みたい。<マンガで読む古典
東山紀之主演の源氏物語は出てくる女性陣がみんな年配の人ばっかりでワロタ。
99 :
愛蔵版名無しさん:04/07/22 13:29 ID:cMJeG7NF
東山源氏で覚えているのは、大人になった源氏を片岡孝夫(現在は仁左衛門)
東山はそのまま夕霧役で続投だった。
>96
あの末摘花は花散里と足して2で割ったようなキャラになってて、
「こんなの末摘花じゃないやい!」と思ったのを憶えてる。
あと配役で憶えているのが、惟光役の岡本信人。
惟光ファンだった友達がもの凄く怒っていた。
>100
沢口靖子=夕顔だったかな?
沢口はどっちかと言うと玉鬘なイメージ。
女三宮が若村麻由美だったんだよね…
>101
私も夕顔のイメージとは違うと思う。
ていうか、あのドラマのキャスティングはほとんど??だった。
スガ子ファミリーから選んでるからしょうがないのか。
朧月夜は中田良子だったっけ? 勘弁してくれよと・・・
話を全く変えて申し訳ないが、このスレって話題に柔軟性があって好きだw
原作の話になろうが、江川源氏の話になろうが、ドラマの話になろうが、
「スレ違い!」と怒られることもなく、当たり前のように進んでいく。
源氏は愛華が好きだ。
>>103 > 朧月夜は中田良子だったっけ? 勘弁してくれよと・・・
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工!随分所帯じみた朧月夜だね
まだ「千年の恋」のナンノほうがいいよ〜
過去ログにあったけど大和センセは
朧月夜は池上季実子をイメージしたんだっけ?
でも、江川の話は賛否両論ですな。
いつも立見なんだが、今月未読。
いや、朧月夜は岸本加世子だったよ
それも何かイメージ違うけれど
やっぱ橋田ファミリーでムリヤリ配役組むから
ミスキャストだらけになるんだろうね。
108 :
103:04/07/23 12:02 ID:???
>106
ありがd
岸本加世子だったのか・・・
でも、どうして源氏物語のドラマとか映画ってしょうもないのが多いんだろう。
大昔のアニメ版も最悪だった憶えがある(絵は綺麗だったけど)
>>108 アニメ映画・・・源氏の声あててたの風間杜夫だっけ?
「ヒカルの碁」みたいだったけど絵は確かにキレイ
源氏物語って、それぞれの思い入れが多いから
これ!ってのが、なかなかないんでしょうね。
にしても、しょうもないのが多すぎなのは禿胴。
登場人物多いし配役決めるのも大変なんだろうな。
アニメ版って見たことないけど、キャラの顔は描き分けられてたの?
前に深夜放送時に見た。須磨るたくまでの、源氏の青春時代の話。
扇を持って、ハラハラ散る桜の木の下で舞いを舞うとこでEND。
衣装デザインは人形作家の辻村ジュザブロー。
源氏は髪を結い上げもせず、長くたらして片耳に赤いピアスしてます。
長い話を刈り込んでるからねえ。話の骨子がちょっととりとめがなくて、製作者の意図が空回り気味。
そう期待しなければ見所もあったし、拾い物だと思う。
一番異質だった故、好きなシーンは若紫と出会い、彼女を自分の屋敷に連れてゆく所。
文字通り、さらって行くの。
若紫の預けられてる寺の背景美術も異様で舞台を見るかのごとく異質なら、
野を若紫を抱いて走る源氏も異質。
原作でもここは数少ない野趣を感じる所だけど、このアニメの解釈はいい。
六条さんは一番色っぽく、また情念が深い。
「あさき」の後半に出てくるけど、死後だいぶ経って源氏がコキュの立場になった時
彼女の恨み言と共に長い髪がコマ一杯にうねって迫るシーン。(with袖で顔を隠す源氏)
あれはこのアニメにもあるシーンなので、大和さんもこれをご覧になったのかも。
六条さんのきついウエーブヘアが彼女の情念のように、画面と源氏の心に
美しくも深く絡みついて、これもなかなかいいシーンだったな。
このスタッフで「銀河英雄伝説」みたいにじっくりと取り組んだOVAにして欲しかった。
おー、これ見たことある。
>>111 当時小学生だったせいか、なんかよくわからんって思った記憶がある。
印象深かったのは、源氏がマニキュア塗ってるところ。
男なのに(´Д` )キモッって思った記憶が…
114 :
愛蔵版名無しさん:04/07/24 11:32 ID:oBhwZIjl
光GENJI
115 :
愛蔵版名無しさん:04/07/24 22:26 ID:2tl2oPXs
朝日新聞の映画評論では“光源氏はさながらロックスターのよう”と評されてた。
頭中将や他の貴公子たちが髷を結っているのに、源氏一人が長髪をたなびかせ
耳にはピアス、筆で目にアイライン(のような化粧)を施す。
その他とは異なるルックスが、光源氏のみに許された特権みたいなものが感じられた。
劇中でも“私は何をしても許される身ですから”というセリフがあって、思わず納得。
>>115 異質といえば、天海有希を光源氏に起用した「千年の恋」もね。
一際目立つ美貌に他の貴公子達とは違うぬきんでた存在・・・
そういう意味だけでは、天海はあってた。それ以外はダメ
江川の今月分をようやく読んだ。
末摘花、カワイイじゃんw
しかし、相手が相手だけにエチシーンがすげー控えめになってる。
源氏の家に来て、だんだん垢抜けてきた若紫もかわええ。
源氏が末摘花を思い出して鼻を赤く塗るシーンが
珍しくほのぼのとしてたんで、ビックリした。
マルグリット・ユルスナール著の「東方綺譚」に治められてる
「源氏の君の最後の恋」
読んだ人、いらっしゃいますか?
もう、私、花散里が可哀想で、可哀想で…
そんで、源氏が馬鹿にみえて、馬鹿にみえて…
>118
残念ながら未読。
でも、瀬戸内さんの著書でそういう小説があるのは知っていました。(概略も)
ただ、瀬戸内さんは花散里に対して否定的な人だから、源氏が花散里を
本当に愛していたかどうかは分からないみたいな見解を持っていて、
その小説に対しても「私の他にもそう思う人がいたんだ」のように書かれていたので、
「あー、これは読みたくないなー」と思い、未だに手が出せません。
そうです、私は花散里スキー
>>118 どんな話だったの?
も少し説明キボンヌ
>>118 読んでないけど、昔、NHKのラジオ第1で夜、朗読やってるの聞きました。
花散る里が大胆というか行動力ありすぎで、私は違和感感じましたね。
123 :
愛蔵版名無しさん:04/07/28 18:05 ID:aexnFstK
平安時代っていまより涼しかったんだろうねぇ・・・きっと。
1千年前であれば月も近くて満月もキレイだし、
排ガスや二酸化炭素の濃度も低くて過剰温室効果もないから、
空気も澄んで、小河には螢がいっぱいで、空も高く透き通って、
そよ風が気持ちイイ、そんな感じ。
124 :
愛蔵版名無しさん:04/07/28 18:12 ID:I+KegAWK
>>122 NHKと言えば、清水ミチコの源氏物語朗読みたいなの好きだったなあ。
戦国武将では、上杉謙信は源氏物語を愛した人として知られているよね。
3度の京上洛の際に、当代随一と謳われた細川幽斎や関白九条某から、
古今伝承を受けて、和歌を嗜み、漢詩や琵琶の名手としても有名。
宮様と文を交わしたり、一時は奥方にと打診されたこともあったが丁重に断ったそうだ。
仏門の人だったから。
戦国最強の武将として知られているけど、
戦国屈指の教養人だったことはあまり知られていないこと。
武田信玄も源氏物語を愛した武将だよね。
>>121 解説乙!
そうですね・・・花散里可哀想ですけど、大胆すぎかな?
源氏の最期を看取る時のセリフ、彼女は言わないと思う。
しかし、下世話な言い方をすれば、いくら盲目でも
やっちゃった時点で源氏も誰だか気付くんじゃないか???
(まぁ、気付いてたような気もするけどね)
126 :
愛蔵版名無しさん:04/07/28 20:37 ID:85MJ9hQ5
>123
平安時代は温暖だったと聞いたことがあるが。
空気は澄んでいたかもしれんが、平安京の道は牛の落とし物が
すごそうでござる。
>>126 >平安時代は温暖だったと
へぇー、そうなんだ。
冬はめちゃめちゃ寒そうなイメージなんだけど。
裸足で板間だからぜったいしもやけに悩んでると思ってた。
そうなのかー>温暖
沢山重ね着するけど、足袋は履かないみたいだし
暖房って火鉢くらいなもんだから大丈夫かな〜って思ってたよ。
>>126 あと、みなさんいわゆる蒸し風呂(サウナ)にしか入んなくって
チト体臭が気になるでござるよ。
>128
そのためにお香が・・・
西洋の香水と一緒なり。
>>126 温暖というのか、京都の夏は昔ッからムゴそうじゃない?
131 :
愛蔵版名無しさん:04/07/29 10:36 ID:qq72IGEI
でも電車の中とかでたまに体臭を香水で隠してるおばさんとかいるけど、かなりきっついよね。。
無臭の中に臭い人がいると目立つけど
みんながそういう匂いだと「人間の匂いはこういうもの」になるんでは。
133 :
126:04/07/29 14:25 ID:???
>130
確か、中世は地球全体が温暖期で、ヨーロッパも比較的暖かかったのでござる。
15世紀後半から江戸時代にかけては寒冷であったらしい。
>>128 平民は行水やってたみたいだけど貴族はやっぱりやらなかったのかな。
しかし体臭以上に排泄物の臭いが気になるところ。
トイレなくて部屋にそれ用の壷があったって聞いたけど
すぐに捨てに行ってたのだろうか?
しばらく放置だったらお香だけじゃキツそう・・・。
>>134 貴族は壷じゃなくて、重箱のようなものに排泄したそうです。
それを捨てる専門の召使いもいたとか。
男性は縁側から庭に放尿が普通で、平安貴族の庭はアンモニア臭かったはずだって聞いたこともある
>135
ひすまし(漢字忘れた)童だっけ?
近江の君が新弘徽殿女御にご挨拶のつもりのけったいな文をやる時の
文使いの女童がそれだったと思う。
しかも自分を認めてもらう為にがんがる近江タン、その「重箱みたいなもの」を
捨てに行く係とかもやっちゃってなかったっけ?
(けったいな文の中or口頭で決意を述べただけだったか)
>>138 「おとうちゃまの為なら何でもやりまっす!」みたいな感じで言ってたよね?
近江タン、基本的にはイイ子なんだよなぁ・・・
近江の君、自分の思ったことをポンポン言っちゃうところが
現代人っぽくって好きだな。雲井の雁もそんな感じで同じく好き。
近江の君、ポンポン思ってるこというところが、
現代人っぽくって好き。雲井の雁も同じような感じで好き。
二重投稿になりました。すみません〜。
岩を雪のように砕くあなたですから、って言われてたな>近江タン ひで〜。
あのシーン、相当残酷なのに(あー貴族って勝手でイヤラシイ!!)
大和さんのおかげで明るく読めるよね。トンズラこいて正解。
雲井の雁の気質からくるホームドラマっぽい展開と、
台所事情丸判りで突っ込まれタイプな末摘花さんの話も面白い。
末摘花さん、いじらしくてカワイイ。
末摘花といえば、前に勘九郎主演の新作歌舞伎で「末摘花」ってのをテレビでやってたな。
けなげに須磨から源氏が戻ってくるのを待ってた末摘花がお義理で自分とつきあってる源氏の本心知って愛想をつかして、本当の自分を愛してくれる盲目の東国の受領と彼の国に行くことを決意する話。
あの末摘花は凛として意地とプライド持っててよかったな。
源氏が玉三郎で、受領が団十郎だった。
145 :
愛蔵版名無しさん:04/07/31 03:19 ID:JRb3S9UK
「おとうちゃまの為ならフェラチオもやりまっす!」
そういえば昔はフェラチオは一般的なテクニックではなかったんだよな
ただ入れて出すだけだった大昔
江戸時代でさえ尺八は遊女の妙技で、一般人はやらなかった
>>146 だから、144に書いてある通り、勘九郎
勘九郎が、末摘花 かあ〜。歌舞伎、だもんなあ。
149 :
愛蔵版名無しさん:04/08/01 04:08 ID:oz0HAsJ2
>>145 そうかな〜?すくなくとも江戸時代にはやってそうな気がするな。
だって娯楽の少なかった当時、今よりもやりまくってただろうから必然的にいろんな事を試してみてそう。
クンニは間違いなくしてただろうし。
ただ単にやっててもそれをおおっぴらに言わなかっただけなんじゃないの?
>>123 盆地だから熱が篭って激熱には変わりなかったらしいよ。
151 :
愛蔵版名無しさん:04/08/03 00:03 ID:16d157dI
フェラやクンニのないセックスって多分かなり味気ないと思う
「自分は光源氏の生まれ変わりだ」
って公言する男と知り合った。その男のカノジョは、
それを鵜呑みにしていて、
私がナニゲに、
「光源氏って、、、自分勝手」
って言ったら、烈火の如く怒られた。。。
それってさ。。。私が悪いのか?
153 :
愛蔵版名無しさん:04/08/03 04:48 ID:5hvkb7UN
春画とか見てると、江戸時代には庶民の間ではフェラもアナルも一般的ではなかったらしい。
噛み切ってしまって男が死んだという話はよく出てくるよ。
>>152 あなたは悪くないです。そもそも光源氏は物語の中に出てくるので、実在してない。
いない人の生まれ変わりはありえない。とことん乗せてあげてレポしてください。
とりあえず、そのカノジョには「じゃあ、あなたは紫の上なのね!」とでも言ってみて。
>152
その男の顔を是非是非見てみたい。
歌舞伎の話が出ていたけど、ウチのママンに言うには、
大昔に宝塚で八千草薫が若紫役をやった源氏物語が最高らしい。
>>155 八千草薫って宝塚だったんですか!初めて知った。
光源氏の生まれ変わり=最悪の彼氏ってこと?
「○○の生まれ変わり」って公言してる時点でやだな…
本人としてはおちゃめな冗談のつもりだったのだろうか。
157 :
152:04/08/04 15:55 ID:???
ごめんなさい。
「光源氏の生まれ変わり」と公言していると書きましたが、
正確にいうと、「橋本治の光源氏の心理描写が、自分の思っている事と
ことごとく一致していて驚かされる。橋本源氏=オレ」と公言している
男の人です。ちょっとニュアンスが違いましたね。誤解させてごめんなさい。
とてもハンサムだし、心のやさしい人ですけど、なんというのか
「頭が良過ぎる」人で、先回りしてものを考えていて、思ってもいない事を
言われたりして、その二人とつき合う上でボロボロになりました。
で、そのカノジョっていうのが、恋人というよか、
「信望者」といったほうがいいくらい「カレが一番!」って人で…。
一途でカワイイ女なんでしょうが。。。
そうですね。。。現代の光源氏と言ってもいいくらいの容姿だとは思いますが、
「怒ることないじゃんか…」ってカンジです。
>>154さん、「あなたは悪くない」って言ってくれて、ありがとう。
余計な事言ったのは、わたし?って、少し落ち込んでいたの。
ほっとしました。
158 :
愛蔵版名無しさん:04/08/04 23:49 ID:I3xUp0l1
>>157 なんか君かわいい。君みたいな娘とつきあいたい。
>158
まず文から始めてみてはいかがか
手蹟と和歌の出来がものをいうが
160 :
愛蔵版名無しさん:04/08/05 07:08 ID:QsmBBGJX
和歌とかそんな上品な女は日本に10人くらいしかいないと思われ。
大学の時、友達が和紙に毛筆で書かれた手紙をもらったことがある。
内容はお付き合いして欲しい云々&映画チケット。
ちなみに友達も相手も(自分も)国文科。
結構達筆だったらしいが、さすがに断ったそうだ。
私はある男性とセックスして、二日くらいして
いきなりメールで「後朝の歌」を送りつけられた事があるぞ。
>162
後朝の歌は早さが命。
二日も後じゃだめぽ。
末摘花に届くのも遅かったよね、後朝の歌。
明けてその日の昼か夕方くらいだったとオモ。
165 :
愛蔵版名無しさん:04/08/06 06:55 ID:wqCluKOM
出すのは3分で、後朝の文を出すのに2日間だなんて。w
その男の程度が知れますわ。
後朝の文を知っている男の人という時点で私はちょっと感心したよ。
夫なんて後朝の読み方もしらなそうだ…
そんな私も後朝の文を知ったのは小学生の時コバルト文庫(懐)で、なんて素敵にジャパネスクを読んだから。
コミックや小説からの知識結構多い。源氏もあさきゆめみしのおかげ。
原作に近い小説も読んでみようと思いつつ、なかなか手を出さずあさきを何度も読み返してしまう。
今日のテレビ東京の番組で「源氏物語は紫式部の男への愚痴だった。」
って言ってた。
式部タンがあそこまで極端に貴族の男を嫌ってたかどうかは分からんが、
多少は批判的な目で見てたんだろうなーと思ったよ。
愚痴というより批判よね。
直截じゃなく、上手く溶かし込んであるけど。
それは貴族の男にだけ向けられたものじゃないね。
169 :
愛蔵版名無しさん:04/08/07 02:35 ID:tx2tCjDt
>>167 前半は絢爛豪華な王朝絵巻。
後半は宿業から解放されるための出家物語。
高貴な女人が性愛の縮合から自由になる手段が
差し当たって出家しかないってのがスゲー。
「あさき」で浮舟が、色目使ってくる男を避けるために
年取った尼の部屋に逃げ込むシーン見ると、
あとは年とって行くばかりみたいであんま幸せそうじゃないな。
色気が抜けないナイシノスケおばば様は別格w
171 :
愛蔵版名無しさん:04/08/08 00:02 ID:ZAfSnwZo
この漫画見て驚いたのは、無理やりにでも、誰かに手引きさせて寝室に忍び込んででも、一回やっちゃえば結婚っていう制度だね。
身分の高い男に生まれたらもう最高の時代だったんだな。
まあ身分の低い男たちにとっては辛い時代だったわけだが。
昔はそこんところがよくわからなくて
誰も黒ひげの右大将に文句言えないのかよ!とオモタな
>>171 だから薫もムリヤリやってしまえば?って思った・・・
前に読んだ源氏物語の解説本には、当時は帝の寵妃を奪っても
特に罪には問われなかったとか書いてあったなあ。
源氏が玉鬘が髭黒おじさんと結婚した時、しつこく玉鬘に未練を
残さなかったのはちょっとだけ感心した。
源氏ってあっさりしてるよね。
176 :
愛蔵版名無しさん:04/08/09 06:34 ID:SMNG8HRT
>>174 いやあれは源氏がもういい年した中年オヤジだったからだよ。
若い頃だったらなんとか口説いて力づくでもやっちゃうのが源氏という男。
177 :
愛蔵版名無しさん:04/08/09 19:49 ID:lZJpon8/
源氏って女に見境ないくせに、母娘の両方には手は出さないね。
夕顔の娘・玉鬘とか六条の娘・秋好中宮とか。
意外にも親子どんぶりには気が引けたのかな。
手を出す気まんまんでもクギを刺されたり押し入ってヤられちゃったり
母親の分まで娘を愛せたら、なんて考えたりしているので
親子どんぶり自体を躊躇しているようには見えない
やっぱり年をとって分別もついたからじゃないかな
朝顔に対してもあっさり引き下がったし
秋好中宮に関しては、色んな意味で六条が怖いからかと思った
玉鬘は、もっと若い頃から引き取ってたら解らんね
だろーなー。>六条が怖い
しっかし源氏ってば六条夫人のお屋敷をバージョンアップさせて
自分のハーレムにしてんだよな〜。
位が重くなったのと、中宮・ちい姫の御里って名目にせよ。
後々まで(女三宮が僧籍に入るとこまで)六条さんが祟ったみたいな描写があるけど
恨まれても当然というか、でも同時にあやかしの類な六条さんの姿は
源氏の良心(?)の痛み・恐れの現れかなーとも思う。
でもでも女としてというか人間としてボクがいちばん大好きなのは六条御息所
やっぱりあのくらい命を燃焼させて生きてみたいでしょう
一度限りの人生だから
六条御息所尊敬最愛
>181
それ、円地文子さんが著書で指摘してる。
さらに、秋好中宮には子どもがいない(=六条御息所の子孫がいない)から、
秋の御殿も将来は源氏の子孫が所有してしまう。
御息所が祟るのは嫉妬はもちろんのこと、所有欲もからんでいると。
読んだ時、激しく納得してしまったのを憶えている。
六条好きだよ。美人だから・・・
てか、この物語の女人は皆、欠点があるのがいい。
なんというか、第一章のラストがいまいちピンとこない・・・
だれか解説たのみます
>183
そういやそうだ…
最悪だな源氏、そりゃ祟るわ
秋好中宮狙った上に引き取ると称して財産とりあげか
昔だからいいけど今なら地獄いきだな
六条御息所って大臣家の姫君だっけ。
親類とか地方の受領とか誰かいそうなもんだが。
いくら斎宮のお世話をするのは大変だからと言って、
正式な夫でもない源氏に頼むって、よっぽどのことなんだろうなあ
源氏が強引に秋好中宮をハーレムに加える姿もちょっと見てみたかったな
葵の上って好きだななんとなく
>185
第一章のラストって、空に綺麗な雲がたなびいていて、
それを見た明石の上が源氏が死んだことを悟るというやつだったっけ?
現物がないからうろ覚えだけど。
どの辺が分からないでしょうか。
第一章って、そこだったのね。
上房たちが空の様子がおかしいって騒いでて、明石が空を見て
源氏が死んだって悟るんだよね。おかしくなってる空の方向が
源氏がこもってる庵がある方だったんだっけか。
>>187 実家の大臣家自体が、男の子が居なかったり居ても早死にして
しまったりで、もう栄えてないような気がした。>六条御息所
あと、地方の受領クラスに、斎宮もしたような姫君の世話は
出来ないと思うよ。儲かってるから物質的には可能だろうけど、
権力上の庇護は殆ど加えられないもの。
それに下手をすると、元斎宮を、娘に箔を付けるための「お付き
の者」にしてしまうかも。誇り高い御息所は、そういうのに
耐えられなかったんだと思う。
その点源氏なら、身分に応じた扱いぐらいはしてくれるだろうし、
権力者だから庇護能力も抜群。
荘園等の財産の管理相続が当時の法律でどう決まっていたのかしらないけど、
娘にも財産の相続や生前贈与の権利が認められていたとすれば、
六条御息所ってものすごい大富豪だった気もする
おまけに春宮の后で(立后前だけど)姫宮もいたわけだし、
朝廷からもかなりの禄が出ていたような気がするが。
さて・・・・。
このように格のある女君を源氏はないがしろにしたわけですね。
六条御息所はかなり豊かだったと思うよ。だからこそ、オサレな公達連中が
夜な夜な集まってくるような風流な屋敷に整えたり、できのいい女房たちを
たくさん雇うことができるのだから。
六条御息所のすごいところは、後ろ盾をなくした姫君は凋落しやすいのに、
親や(多分)東宮から受け継いだ財産をちゃんと管理できるところ。
現代だったら優秀なキャリアウーマンになれそうな気がする。
源氏に斎宮を託したのは、娘はそういう能力が足りないと危ぶんだからじゃないかな。
源氏に「手出すなよゴルァ」って釘さしたし、源氏が後見人になれば
下手なとこ縁付かなくても済むしね。
>>189 やっぱりあれは「死んだ」ってことだったんですね。
庵にこもるってことは、もう死を意味することなんですか?
絶食するんですか?
そのへんの知識ないもので・・・
196 :
愛蔵版名無しさん:04/08/12 21:08 ID:rqW1ssXF
そういや明石の入道も山に入ったよね。
>195
庵にこもる、というのはこの場合、出家して(坊さんになって)都の家をでて
山のこぢんまりした家で仏さまに祈りつつ生活する、ということでしょう。
源氏が死んだのは単なる老衰とか病気とかじゃないかな。
源氏の君のいらっしゃる山のあたりに美しい雲が。
きっと御仏の使いが源氏の君を迎えにいらしたのね、
ひっそりお暮らしだったけど、とうとう亡くなってしまわれたのね、という感じ。
源氏物語に「雲隠れ」という帖があったとされていて、でも現代には伝わっていない。
もともとタイトルだけしか存在しなくて源氏の死を暗示しているともいわれるので、
そこから大和さんなりの解釈の〆なんだと思うよ。
(専門家じゃないのでちょっとトンデモ混じってるかも。詳しい人ゴメソ)
>197
だいたいその解釈でOKだと思います。
付け加えるとしたら、平安文学というか当時の仏教観というか、
極楽往生する場合、五色の雲がたなびくとか、天人が妙なる楽を鳴らしながら降りてくるとかの
奇瑞が現れるというお約束事があります。
源氏の入道が籠る山の方の空に見たこともないような美しい雲が見えたというのは、
要するに源氏が極楽往生したということです。
大和さんは、あさきを描くのに随分いろいろ勉強されたみたいななので、
いろいろな古典文学や研究書も読んでこういうラストにしたのではないかと私は考えてます。
極楽往生か。
奴にはもったいないな。
と思ってしまいました。
追加で言えば
おかしな空でなく、
美しい紫色の雲が山を抱くようにかかっている。
その色が紫の上を連想させて、
紫の上が源氏を迎えに来た。と明石は思った。
大塚某さんが書いた本で
「源氏のオトコはみんなサイテー」【タイトルうろ憶え】
の中に、「光源氏は死後、地獄に堕ちた」という解釈があるような事が
書いてあったのですが、いろいろ探してみても、そういった解釈は無い
ように見えます。詳しい方、おわかりになる事があったらお教え願えな
いでしょうか?
>201
本当は古文・漢文板に行けば専門の人がいるんだろうけど、
あそこは2chでも五指に入る過疎板だからなー・・・
自分は中世文学は主だったので、受けた講義とその関係で
読んだ研究書の範囲でしか言えないのですが、参考までに。
作者の紫式部は地獄行き説はありますよ。江戸時代だったと思う。
儒教が幅を利かせた封建制度の時代なので、ああいう内容の物語を
書いた式部は地獄に落ちたに違いないという、ほとんど言いがかりみたいなものですけど。
それで、本居宣長などの学者が「いいや、あれは”もののあはれ”を書いたものなんだ」と
かばったというわけで。
光源氏が地獄に堕ちたという解釈は私も読んだことがありません。
あるとしたら、江戸時代以降〜太平洋戦争ぐらいの間ではないかと。
もし式部が源氏が死ぬ場面を書いていたとしたら、極楽往生の様子を書いたと思います。
何でと聞かれると困るけど、あの時代で源氏のような物語の主人公が極楽往生しないはずがないからと
しか言いようがないんですけど。
ただ、個人的な考えですが、もしかしたら式部はあの時点で光源氏のことが嫌いになっていて、
極楽往生の場面を書きたくないから、「雲隠」という題名だけにしちゃったのかななんて。
203 :
愛蔵版名無しさん:04/08/13 19:37 ID:thf8av9c
そういや桐壺で、「この子は生まれてきてはいけない子なのだ(うろ覚え)」って何者かが更衣に言ってたな〜
はためからみれば朝廷に栄光をもたらしたけど、結果的にはどうだったんでしょ
>203
「あさき」の中でですよね?
「この子の誕生は のぞまれていない」では?
>>201の本、ちゃんと読んではいないけど、すんごい俗悪というかスキャンダラスな
書き方のようで虫唾が走る。
「こういう書き方すればオマエラ喜ぶんだろ?」みたいな…
別に源氏物語を崇高なものと考えているわけじゃないけどさ。
テキトーに流し読んどくのがいいんじゃないでしょうか。
>>203 弘徽殿の女御が嫉妬&危機感から妨害しただけであって、
源氏の存在があってはならないものだったかどうかとは全く別問題な気が…
>>203 光源氏は帝自身の種ではない皇子が帝の地位に就く原因を作った訳で、
そこら辺に掛かる前振りって感じじゃない?
207 :
201:04/08/14 11:48 ID:???
>>202さん
なるほど、参考になりました。
どうもありがとうございました。
激しくスレ違いなんですけど、私の友達で風俗嬢しながらミュージシャンの
彼氏を養ってる人がいます。彼女の稼いだお金で他の女の子とホテルに行って
遊んでいたりするみたいなんだけど、彼女曰く
「彼は現代の光源氏だから、いいの」だそうです。
絶対勘違いだと思うんです。だって源氏は女性の面倒は見たけど、女性から
面倒を見られたわけではないし…
最近は、彼女自ら私に
「彼と寝たら幸せになるわよ。やってみたら?」などと勧められる始末。
彼女の行動、どう理解したらいいのでしょうか?
スレ違いですみません。だけどここにいらっしゃる方、とても見識の深い方達
みたいな気がして、いつも見ていてほっとするんです。
ご意見をお聞かせ願えたら幸いです。
>>208 理解する必要ないと思いますよ。彼女は彼の金鶴だって無意識ではわかってるだろうけど
彼と関わった女がみんな(自分も含め)幸せになれるって思い込んでるし、
そう思うことで今の自分の辛い境遇や、他の女への嫉妬を封じ込めてるんでしょうね。
友達だから、そんな男と別れて真っ当な仕事をして幸せになってもらいたいって
思うでしょうけど、当のご本人はうわべだけ見て幸せだと感じてるんでしょう。
男なら本当に愛してる女にそんな仕事させないよ、というような当たり前のことを
たま〜にぽつっと言ってあげて、適当にほっておくしかないでしょう。
それに絶対その彼女も彼氏の方も源氏物語読んでないよね。
多分光源氏はプレイボーイだというなんとなくのイメージだけで言ってると思う。結局馬鹿なんだよ。ほっときな。
彼と寝たら幸せになれるって言うのも何の根拠もないし。
>>208 つーかスレ違いすぎだろ。
わかってんなら他の板行けよ。
213 :
208:04/08/18 23:43 ID:???
>>209さん
ありがとうございます。そうですね。そういった関わり方しか出来ませんしね。
>>210 いえ、二人とも驚くほど読み込んでいるんです。
それで周囲を論破して、自分たちが「正しい」と確信しています。
>>212 おっしゃるとおりです。すみません。ですが、あまりに自分と価値観が違う
人が自信たっぷりにこれまでの常識を否定し、その材料に「源氏」をもっとも
らしく用いて来ると、本当に自分のこれまでの価値観というのがわからなく
なるんです。でも、皆さんのおかげで自分の考えを再確認しました。
どうもありがとうございました。
スレ違いですみません長文なやつって図々しいな。
やはり、よく見ないと「あさき」の登場人物って、
誰が誰か、よくわからない。
漫画では大丈夫だけどカラーになると区別が難しいのがある
7巻の表紙の女性も夕霧がいないと雲居の雁とは分かりづらい
同じ巻だったか源氏が廃屋みたいな所で
のけぞる女性の胸に顔を埋めている扉絵があるけれど
あれが誰か分からない。夕顔?
218 :
愛蔵版名無しさん:04/08/21 20:45 ID:aAamDfuc
個人的には、単行本で言えば4巻〜6巻頃の絵が一番好きだ。
私もその辺りの絵が好きだな。線が流れるようで
7巻以降の細密に描き込まれた絵も凄いけれどちょっと固い感じがする
だけど、やっぱ、光源氏って、、、自分勝手でしょ。
自分がしたことを人にされたからってさ、、、自業自得ってもんでしょうが。
なんて思う私は無粋なんでしょうかねえ、、、(ためいき)
え、常識というか定説でしょう>光源氏は自分勝手
スレ読んだ?
既出だろうけど10巻の表紙って2種類ある?
源氏と紫の上のやつと紫の上一人の。
224 :
愛蔵版名無しさん:04/08/22 12:52 ID:/R67sC8S
そう、私は光源氏が紫の上を抱きしめている方の表紙が好き。
何であれ変わっちゃったの?
225 :
愛蔵版名無しさん:04/08/22 17:17 ID:ywoRq8nA
>>224 同意だね。
最初のバージョンの方が、源氏の物語の終わりって感じがして良かった。
でもなーーーー。紫の上にしてみればよ?
世間も知らない子供の頃にさらって来られて、
源氏しか知らない、知られようもない環境に育てられ、
強姦同然にモノにされて、他の女とはしたい放題にされて、
40歳も超えたころ、自分の子供というより若い「本妻」を貰い
苦しみぬいても出家を許さず……本当に幸せだったのか?
先に死んだからって泣くなよな。寿命が縮んで当たり前だろって感じ
なんだけど。
>>226 紫の上、死ぬ間際に「幸せでした」って言ってなかったっけ?
口先だけなのか?って思うけど、彼女ならマジで幸せだと思ってそうだ。
マジレスすると、夫婦や恋人の仲なんて第三者には結局分からんもの。
紫の上は「色々辛いことや悲しいこともあったけど、これだけ愛する人がいて
自分は幸せだった」と思って亡くなったんじゃないかな。
ていうか、そうあって欲しい。じゃなきゃ救われんわな。
個人的には光源氏は大嫌いだけどね。
229 :
愛蔵版名無しさん:04/08/23 20:57 ID:9J9C0/9e
紫の上の臨終の場面は、原文だと明石の中宮に手を握られての最期だったんだよね。
でも、あえて光源氏に抱かれての最期にした大和先生の決断には頭が下がる。
「母親」というより「女」として紫の上を死なせたかったのでは?
源氏はぽけーっと立ってただけらしいね。<紫臨終時
そうそう。
で、葬式のあとの呆け源氏本格スタート。
それにしても最後、持ち直した源氏がようやく人前に現れて
見た人々が源氏さすがってな流れになってたよね。
そのちょっと前に坊さんに人は一人で生まれ、死ぬもんですみたいな悟ったような事言うけど、
源氏は死ぬまで悟りと無縁だった気がする。
大和さん解釈の描写って基本的に好きだし、深いなって思うんだけど1箇所違和感がある。
(出家を決意して手紙燃やして、)見開きで女君達の顔がバーンと出てくるとこ。
ええ〜?源氏が女に礼なんて言うかぁ?!っていつも思う。
源氏の最後って、前にも出て来たマルグリット・ユルスナールの
「光源氏最後の恋」みたいだったと思う。
老いを自覚して、その姿を誰にも見せたくなくて…
きっと、ひっそりとしたものだったと思うんだけど…
>>230 意外とそんなモンなんじゃないか?って気がする。
最愛の人がこの世を去るのを、受け入れられなくて
ぼーっと立ちっぱなしってのもね。
そうそう。凄い事が目の前で起きてる時って、茫然自失って事、よくあると
思う。だけど、それほどショックを受けて泣いてやつれても、
「世間が紫の上の後を追って出家したに違いない」って言われるのを避けて
一年我慢して出家したんでしょ?
世間体みたいなところには頭がまわるんだよね。。。
みっともなくやつれて紫の上を恋い慕うほどなら、即、出家だろうに。
やっぱり男(地位と名誉のある人なら尚更)は世間体を気にするものだと思う。
自分の気持ちだけで行動できない責任があるもんね。
紫の上を思いやれなかった自分とか
彼女が懸けてくれた想いとか、そういうものを1年かけてちゃんと向き合えたかな?
源氏、やっとここにきて人間らしくなった。
等身大の彼って感じ。だから大和さんの幕の引き方は綺麗なんだけど、
ひっそりと、やっと人間になれて飾りも捨てて小さく死んでいったんだろうなって思う。
236 :
愛蔵版名無しさん:04/08/24 17:09 ID:FqMLJNW+
確か原作では紫の上の臨終に源氏は間に合わなくてそれについて
瀬戸内さんだかが「最後に紫式部が源氏に今までのしっぺ返しをした」
みたいなこと言っていたのを思い出す。
・・・そうだとするとこれを書くために源氏を長々と書いていたのかと
ちょっと紫式部が強いというか怖いと思った。
紫式部は、どういう思いで源氏物語を書いてたんだろうか・・
紫式部の「私は幸せだった」というせりふは本当は「幸せだったと思いたい」という願望じゃないかと読みながら思った記憶が。
「私は幸せではなかった」と自分で認めてしまうのはあまりにも惨めすぎて、ああ言うしかないだろーなーとか思ってた。
ずっと疑問なんだが、源氏にとって最愛の人って、
紫の上?藤壺の宮?最初から藤壺と結婚できてたら、
夕霧のようにほとんど浮気をしない男になってたのかなと。
藤壺が、源氏の最愛の人だったと思うんだけど、どう?
240 :
愛蔵版名無しさん:04/08/24 23:41 ID:6cZJtIld
1000年近く前の話でも感動できたのが不思議でした。
>239
源氏はシチュ萌えだから、普通に結婚出来てたら
案外萌えなかったかも?とか思う>藤壺
>>241 あーわかる。
源氏と藤壷って、親子みたいなモンだったから
藤壷ょぅじょバージョンの若紫見たら
やっぱり成長していく過程とか見たくて育てるんじゃん?
藤壷も叔母にあたるから「親代わりとして面倒見ますわ」
なんて言っておいて、後でタイヘンな事になってたりして〜
藤壺とじゃ許されない恋、ってとこで余計に燃えたんだろうな、源氏。
紫の上も、
もし源氏に浚われずに父親に引き取られ父親の元で暮らしてたら、
あの継母にいびり倒されたと思えば、
源氏の元で暮らしていたのは幸せだったろう。
普通の生活が幸せだからこそ、男女の問題で悩めるんだし。
源氏って困難な恋ほど燃えるタイプなのかもね。
藤壷とか朧月夜とか、他にも相手がいる女性ほど執着してるし。
確かに。
障害のある相手ほど燃えてるよね。源氏って。
私は大和和紀の描く「末摘花」が可愛くて仕方ない。
やることも垢抜けないけど一生懸命。醜女であることも一種の「障害」?
別の意味で、しっかりと源氏をつかんでるよね。
>>244 それが男の性なのかもしれないけど・・・
>>245 顔が三木のり平がモデルだけど、性格カワイイよね。
>>246 三木のり平がモデルって大和さんが言っていたの?
末摘花「もっと賢く、もっと美しく生まれたかった!」と
涙を流す所がいじらしくて…。源氏と邂逅して腕に抱かれているのに
お腹空き過ぎちゃって気を失う所がお茶目。
不器用さと一途さが好き。
>>247 どこかで見た。
本だったか、講演をウプしたものか忘れたけど・・・>のり平
三木のり平がモデルだったとはっ!
あのお坊さんのお兄様の「あ。そ」も笑えたし、
「子供の頃から懐かなくて可愛げがなかった」っておばさんの回想シーンでの
子供の時の末摘花の顔が可愛くて、けなげで「あさき」の登場人物のなかで
最も気に入ってます。
250 :
愛蔵版名無しさん:04/08/25 19:58 ID:ZyreAnwU
可愛いよね〜末摘花。
源氏もほっとけなくて「可愛いなあこいつ」なんて思ったんだろう。
私も一番好きかも。
だってさー。
いくら美人で身分の高い女だって、生き霊になって出て来たりされたら…
まあ、それも身から出た錆なんだろうけど、そんな中で、ひたすら自分を
頼ってくれていたなんて思ったら可愛くて仕方なかったと思うよ。末摘花。
いくら光源氏でも。
私の好きな女性は六条御息所と末摘花です
友達に言ったら「両極端すぎ!」ってウケられたけど…
六条御息所はきついなー。
六条御息所は確かにきついですぅぅぅ。。。
だけど、嫉妬に身を焦がす気持ちはものすごくわかる。
どーせ嫉妬して歯ぎしりするなら、相手をとり殺すくらいの力が欲しい
気もするし。。。
無力な自分だなんてイヤだー。
ん、、、って事は私は六条御息所は好きなのかも?(滝汗)
藤壷さんは完璧すぎて、好きとか憧れとかの範疇にいない感じ。
以前ここのスレで(前スレだったか?)、源氏を種馬扱いってレス読んで
やるじゃん!って思ったけど。
六条好きだけどね
浮気されて、当時の女性のたしなみ通りに「あっそ」ってキニシナイ感じだったら
あんまり魅力がないと思う
ああいうところでものすごく思いつめるところが六条の魅力
女人の苦しみを一身に背負ったキャラだったからこそ
あはれの象徴としていろんな芸能の素材になったりね
私は素直になれないお嬢萌えなんで、葵の上が好きです。
あさきの葵の上は(・∀・)イイ!!
>>257 葵の上はいいよねえ。萌える。
一番魅力を感じるのは六条だけど。
うーん。私はやっぱり紫の上かな。
正直明石の君はよくわからないよ。
朧月夜がイイ!
私はもっと単純で
六条は「まがまがしい妖美さ」これにつきるんだが
本来はパーフェクト超人なはずなのに、源氏のせいで
あんなに取り乱して生霊出しちゃうわってのがイイね。
葵の上も萌える。素直になれないお嬢様イイよね。
源氏には冷たいけど、ホントはイイ娘さんだ
なんで、あさきは「あてき」の名前だけしか出さなかったんだろう?
あのエピソードは葵の上を語るのに外せないと思うけど。
でも、あさきの葵の上は美人だからいい。
牧版とかだとブスな顔で描いてあるからね。
牧版って、読んだ事ないんだけど、あの絵だと綺麗すぎるというか
生々し過ぎるような気がして食指が動かない私です。
>>262 頭中がケツアゴで濃い顔。
葵の上は一重まぶたで、軒端の荻の方が美人なぐらいヒドイよ
もうとっくの昔に言われている事だろうと思うけど、
光源氏って、ダメ男ちゃんが「ああ、オレがこうだったらな」って
思う「ダメ男ちゃんがこうありたい男像」なんだと思う。
顔がきれいで、生まれがよくて、頭も良くて、財力もあって…
それなら、それらを全部揃えた男が幸せなのかどうなのかって事が焦点では
ないかと思うんですよ。「ああなりたい」のと「なったから幸せ」って事と
は違うって事が言いたいのでは、、、と。
女性側も、末摘花が幸せか、六条さんが幸せか…
みんな殆どの人が末摘花の方が幸せに違いないわ。とは言うけど、自分が
どっちでありたい?って聞いたら「末摘花」じゃなくて六条さんになりたい
って人が殆どでしょ?
人間の幸せって、なに?って事がテーマだと思うんだけど。。。
>>262 あの漫画で魅力的なのは近江の君だけだった。
牧さん自体、大和さんほど「源氏物語」が好きでも思い入れもないんじゃないか、と読んで思ってしまった。
近江の君って最近の日本の腐女子そのものだよな
どぎつい化粧に耳年増に干からびた脳味噌とアソコ
近江ちゃんと五節ちゃん、
「町に帰ったら 水浴びしよう 買い食いしよう!」
「うん、ばくちもっ!」
で、、、帰っちゃって、、、それからどうなったんだろうね?
山賊に拉致られて強姦されて買春宿に売り飛ばされた
いい目が出るおまじないに「明石の尼君」って念じながらサイコロ振ってる
シーンが後の方であったね。
271 :
愛蔵版名無しさん:04/08/28 21:48 ID:L1CKx7BU
牧さんの旦那版は女の人きれーだろうなあ・・・
絶対書かねえだろうが。
牧版、源氏が若紫に最初に手をつける所で
若紫の手を取って「これが私なんですよ」と何かに触らせる場面があって
読んだ当時は子どもだったから意味不明だったけれど・・・ひどいなあ
でも同じくだりの衝撃度は「あさき」の方が大きかったな
若紫が異変に気づく所で源氏の姿が見えないのが怖かった
紫の上、かなりいいなー…。
回想シーンに涙。
274 :
愛蔵版名無しさん:04/08/29 00:16 ID:ZL2sTPEN
>>271 牧さんの旦那版、って松本零士があさきを描いたら・・・
女のひとみんなおんなじ顔だよ。見分けつかない。
若紫 あはれ源氏の 慰み者に
>>272 「これが私なんですよ」
・・・なんちゅーことをっ!!!(赤面)
>>274 男キャラは全員トチロー顔
光源氏も頭の中将も柏木も夕霧も
何故か坊さんはハーロック顔(アイパッチ装備)
>272
欲望そのものということで、正直ではあるなw
>>271 274さんに同意、それこそ「皆同じ顔」w
さらに、双子の姉妹だったことにされたりして…
遅いレスで申し訳ないけど、
>>231さんの
>源氏が女に礼なんて言うかぁ?!っていつも思う。
ってところ、、、そうだね。源氏が女に礼なんか、、、って自分もそう思って
いました。と、こ、ろ、がっ!!
礼は言うのですっ!涙を流しながら礼を言う事はしても、
「涙を流して女に礼と言うオレって、なんて慈悲深い、悟った良い男!」と
思い涙するのが、ナルシスト男ってものなんです。
最近、それに気づかせてくれたナルシスト男と実際に会ったモノですから
遅ればせながら、申し上げますっ!
「ありがとう、私の愛した女人たち(ああ、オレってなんてイイ奴!)」
BY 光源氏
>>277 アハハッいいね!
思わず想像して笑っちゃったよ
282 :
愛蔵版名無しさん:04/08/29 18:51 ID:KeYOrkDl
送り迎えは牛にひかせたアルカディア号〜♪
トチロー顔の源氏「わたしはなにをしても許される身なのですよ」
>282
笑いすぎてお腹痛いよ!
あさきの優雅な世界とは程遠いギャグ漫画になってしまうじゃないか!
でも、ちょっと読んでみたかったりして
284 :
愛蔵版名無しさん:04/08/29 23:12 ID:ZL2sTPEN
松本零士の描く女のひと、綺麗なんだけどね。
髪長くて、憂いを帯びた切れ長のまなざし。
でも、見分けつかないんだよね・・・
松本零士の描く女は
女からみても素直に美しい綺麗だなーとため息つかせるよね。
松本零士の描く女性がキレイだということはわかるけど、
そんなに笑えません。
○○が源氏の世界を描いたらどうなるかな?って、いろいろ想像はするけど
このところの松本零士ネタはしつこ過ぎて食傷気味。
>>280 231です。
ウフフ…源氏嫌いだけど、源氏のそういうとこが好き。
(リアルなナル男さんも、ますます励んでいただきたいw)
自分マンセーをそこまで徹底して、しかも物語の人物なのに、
いつの頃だか主導権を紫式部さんから奪っているようなキャラ立ちぶり。
キャラを超えて、命を持った人間のようになってる。(女君をはじめ、皆そうなってるけど)
で、他の人達と違うのはマンセーぶりを式部さんの手じゃなく、自力でここまで素晴らしい物語として高め、生き…
とうとう最後まで変わらず生き抜いたんじゃないか?源氏ってと思えるところ。
ものすごーくリアルで、強いキャラクター持ってて、イイ。
女性の――例えば六条さん、弘徽殿さんなど、自分の運命をひき揺るがす程の
強く大きいキャラクターと抗して、堂々受けて立てるんですね。女君全員に取り囲まれても大丈夫。
運命の流転・激しさ・厳しさ・悲しさ、なんて源氏が自分で招いたものだけど
打ちのめされても曲げないキャラの濃さがある。
ナルシストや自分マンセーもこのレベルまでくると天晴れで、ヲチして面白いと思うヨ。
(っったくしょーがねーなーと思う、突っ込みどころがいっぱいあるけど
こういう人間くささ、天晴れさにニヤニヤしながらつきあい、対抗した頭中さんの気持ちも判る。
源氏もいい友を持ったよねぇ)。
あなたのレスのおかげで、源氏物語後半のシリアス展開な中でも大輔の命婦(たゆうのみょうぶ:
末摘花さんに首尾をつけた源氏の乳兄弟の女性)のようにヲチすべきと思えましたよー。
大和さん源氏は田辺聖子の
牧さん源氏は瀬戸内寂聴のイメージだな、なんとなく。
>>280ですっ!
>>288・
>>231さん
お返事戴けるとは思わなかったんで、うれしいですっ!
そうですよね。だって1000年以上受け継がれてきた小説ですものね。
際立ったキャラだったことは勿論ですけど、人間が誰もが持ってるものを
すごく正直に書き表した結果だと思うんですよね。
しかし…
「私は何をしても許される身なんですよ」
って台詞は源氏だから許されるのであって…
リアルなナル男が
「オレはナニをしても許されるんだよ」
って言った時は、も〜鳥肌モンですたっ!
六条夫人の死後がまた、とりわけあわれでしょうがない。
みまかった時にお別れしにきた霊魂の姿が本当で、
女三の宮の際に現れた彼女は源氏の罪の意識がそうさせたのだと見たい。
でも最近読み直して、源氏よりも大きな存在になったのだ、とも言えるんでないかと。
嘆きや懊悩、心の苦しみにあえいでいる時、六条夫人はとても近しく
慕わしい存在。
こういう苦しみを底の底まで味わい尽くした彼女は誰よりも激しく生きたと思う。
愛し愛される幸せもまた、人の何倍も味わったのだろうとうかがえる。
亡くなった後は、もう1つの顔――典雅な貴婦人、芸術や優雅な趣味を愛するサロンの女王、
という顔を彼女に思い出して欲しい。
悲しみと懊悩の化生ではあるけれど、同時に美や芸術の女神になっていてほしい。
「破壊と建設」のように、背中併せの意味をもった神様もいるのだから。
源氏物語の翻訳は誰の手によるものが最も秀逸?
295 :
愛蔵版名無しさん:04/08/31 18:31 ID:wux24y93
>>293 読み辛くてもいいなら、谷崎。 但し、「わけ判らんので読めない」と言われそうな気が……。
読み比べて、自分に合ってるのが良いと思うよ。
少女漫画っぽさを求めるなら、田辺。
本文に(まあ)忠実で判り易いなら、円地。
簡潔さを求めるなら、与謝野。(どの訳によるかも有るけど)
思いっきり独創的なら、橋本。
現代的なら、瀬戸内。
代表的なのはこんな感じかな。
私は橋本が好きだが。
橋本源氏は、私も好きだが、やはり原文とまではいかなくても
谷崎あたりを読んでからの方が良いと思う。
田辺源氏は読みやすい。
瀬戸内源氏は思い切り自分寄りな気がするよ。
男の立場から書いた橋本源氏は貴重かな。合わなかったけど。
源氏関連本でお勧めなやつある?
訳本の印象。
とりあえずストーリーを把握する→谷崎、円地、与謝野。
訳者自身の解釈を楽しむ→田辺、橋本、瀬戸内
私は与謝野が好き。
私も与謝野が一番好きだ。
橋本治の「窯変源氏」も好きだけど、これと瀬戸内さんの「女人源氏」は
オーソドックスなものを一度読んでからの方が絶対いいと思う。
初めて読んだのは橋本治だった。
中学2年生の時に学校の図書館にあったから。
で、初めて付き合った女の子が図書カードでただ2人しかいない読者の一人だった。
逆『耳をすませば』だったッス。
しずく〜!
>297
小説だけど「千年の黙(しじま) 異本源氏物語」という本が
最近読んだ中ではなかなかよかったよ。
源氏物語執筆の裏話&ホームズ式部とワトソン女童の探偵ものという感じ。
こう書くとちょっとトンデモ本ぽいけど、ちゃんと調べて書いたのが見て取れるから、
時代考証のうるさい人(自分もかなり)でも大丈夫。
個人的には中宮彰子が自分のイメージに合ったキャラだったので嬉しかった。
宇治十帖編の主要人物を全員殴ってやりたいと思っているのは漏れだけだろうか。
大和版光源氏時代では源典侍バーさんの話がイイ味出していたと思う。
人物では末摘花と葵の上かな
>>302 >宇治十帖編の主要人物を全員殴ってやりたいと思っているのは漏れだけだろうか。
わ…私と同じ人が…い…いたっ!(T▽T)感涙。
関連本として、大野晋と丸谷才一の対談本{光る源氏の物語」が
読みやすくて面白かった。大野晋の「源氏物語」も内容は重複する
けど面白い。
「君の御子は3人お生まれになりましょう そのうちお一人は皇帝になられま
す。また身分の低い女人からお生まれになる方は皇后に そして中の劣った方
は太政大臣として位人臣を御極めになりましょう」
・・・「劣った方」というのが、夕霧ですよね・・・?
>>305 そうです。
まぁ、天皇&国母であらせられる皇后と比べちゃ
太政大臣は劣るよな〜
それ以前に、頭中一族は作中、結構イタイ目にあってるから
「劣る」ってのも、その表れなんじゃない?
橋本版では、夕霧なんて「貧相なところもある息子」とか表現されたような。
漏れは谷崎訳が好き。雅な気分になれる
関連本なら「まろ、ん?」がオススメ。
このスレで丸谷才一の「輝く日の宮」読んだ方いらっしゃいます?感想きぼん
307 :
297:04/09/01 16:02 ID:???
>>304 入りやすそうな感じですね。対談本って好きです。
>>301 考証の綿密さと設定の面白さのバランスが技アリ!な感じですね。
早速読みます。ありがとう。
で、結局、宇治十帖って紫式部の手によるものなの?
それともやっぱり作者は後の世の名無しさんによるものなの?
さあどっち!?
>>309 ありがとう。(これは
>>308の疑問にも応えている内容でもありますね)。
>丸谷氏が54帖各巻の核となる場面をピックアップして、現代語約を施し、それについて、
>大野氏と討論する、という垂涎の二巻
というサイト主さんの「光る源氏の物語」評。知的にスリリング。これは買わねば。
「あさき」は
月刊『mimi』(講談社)に1979年から連載され、
のち『mimi Excellent』に移って1993年に完結。
コミックス宇治十帖篇スタートの11巻は1991年・7月、13巻は1993年・7月発売。
――コミックスは1巻1980年発売で、以下毎年刊行――なので、
浮舟の設定を固めるにはちょっと年代が合わないかも?
宇治十帖は正編に較べると、グッと現実的な印象。年配の方の筆のような気がします。
>310
確か「光る源氏の物語」だったと思うけど(違ったらごめん)、正編の執筆順序について言及していて、
「箒木」「空蝉」「末摘花」等々の段は、本編の流れとは別に後で書かれたものというような記述がある。
その順番で翻訳(これは田辺さんとかじゃなく原典に忠実なものの方がよい)を読むとなかなか面白いですよ。
この時代って恋や夜這いは熱心でも性行為そのものはかなーり淡泊だからな
東京は日本の首都になっていなかったら、
NHKの”おーい!お江戸でござる”は、
平安京を舞台にした”はんなり朱雀大路どず”になってたかもしれん
ちょっと本筋から離れますけど、この前図書館で「源氏物語・54帖を歩く」
って本を見つけて貸出ししてもらって読みました。
本というよりは、観光案内って感じなんですけど、源氏物語のそれぞれの場面
の舞台を「現在でいう、多分このへん」という感じで、地図と写真とで構成し
てある本でした。「玉鬘」にお墓があるって、初めて知りました。
それだけ「玉鬘」、いえ、源氏物語は愛され続けて来たんですね。
私も源氏そのものだけじゃなく周辺情報を紹介した本も好きですよ。
前に女君達の衣装を写真の一覧で紹介した本があったような記憶が・・・
どなたかご存じ無いですか?
>>314 実家にあったかも・・・
十二単って簡単に脱がしやすい服装・・・
みたいな話は乗ってませんでした?
316 :
314:04/09/03 23:56 ID:???
>>315 さっそくレスありがとうございます。
私は図書館で見ただけなので脱がしやすいとかの話はちょっと記憶にないのですが・・・
しかし12枚重ねて脱がすのはさぞ重いだろうね・・・源氏くん。
丸谷才一の輝く日の宮、本屋にあったからパラ見してみたけど
小説なんだね。趣向は面白そうだけど自分には微妙なとこだ…
大和先生の読んだら全部登場人物の名前いえる。というかいえそうです。
小説だったらこうも覚えれるかどうか。
はからさんが通るはBible
末摘花ちゃんは、東の院の北の対に住まわされて、玉鬘の腰結いの時に
お茶目かましたその後、どうなったんだろう・・・
朧月夜との浮気のアリバイに利用されました
バレバレでしたが
セックルは一番誰が気持ちよかったんだろうか
どこかにそういう表現ないかな?誰それとの夜は最高だったとか
>>322 体の相性としては、源氏は朧月夜と一番ヨカッタんじゃないか?と思う
同意。朧月夜が一番体の相性良さそう。
そうでもなければあそこまで入れ込む理由がわからない。
朧月夜が出家するまでずっとお互いの密会は続いたし。
いいな。
誰だったか、夕顔のセクースが良くて源氏はしまくり、挙句の果てに
夕顔は死んでしまった、みたいなことを書いていたと思う。
瀬戸内さんだったかな?
それまで知ってた上流の女たちとは違い、夕顔はセクースの楽しみを
源氏に教えたんじゃないか、と。
朧月夜とは、身体の相性の良さもあったかもだけど、源氏の大好きな
「結ばれない恋」「反対される恋」「非難される恋」なシチュに、酔い続け
られたせいもあるように思う。
「兄帝の寵妃を盗む」という行為によって、自分の持つ臣籍降下コンプ
レックスを癒していた部分もあったろうし。
それでいて、女三宮の浮気?が分かってからは、朧月夜にも疎ましさを
感じ出したというのだから、つくづく身勝手な香具師だな。>源氏
橋本版で、源氏が六条御息所とのセクーすを思い出す時、
「二人で見下ろした肉欲の海」だったかな?
エロい表現で肉欲におぼれたみたいな事が書いてあった気がする。
それで、私などは
「あー。六条さん、ヨカッタンだ。。。源氏も若いからやりたい盛りだしな。
生き霊にもなるわな。。。うんうん。」って納得した。
>>326 六條のダンナの死因は
性欲が強くて体の相性が良い妻とヤリすぎて衰弱したから・・・っていう
エロパロディ小説を読んだことがあるなぁ・・・
六条夫人の絶倫は理解できるが、父が存命なら更衣として入内もあり得た夕顔チャンが、
セックスマシーンになっていたとは驚きだな
さぞや多くの殿方と肌を交えたんだろうなあ
苦労したんだねえ・・・・しんみり
ある時は山伏、ある時は受領、ある時は殿上人、ある時はエロ坊主、
ある時は盗賊から女房家来を守るために、ある時は市丼の下男相手の7P8P。
うううっ・・・・おかわいそうに夕顔たん。
いくら美人で頭がよくて、源氏に恋心を抱かれていたって。。。
ヒゲはやした好みでない男に強姦される運命なんて、絶対嫌だ。
と「玉鬘」を読む度に思う。
まああの時代の結婚は強姦で成り立つから…というのは横に置いて、
確かに玉鬘は微妙だね。
髭黒とはいちおう幸せな家庭を築いたけど、
そのまま源氏の元に落ちてもどっちもどっちだったと思う。
なんで髭黒くんは髭そらなかったんだろうか?
やっぱりそりあとが長島さんみたくなったからか?
>>331 超童顔なんで、ヒゲないと一人前の男として認められないからです。
田辺聖子は玉鬘はもともと無骨な男が好みだったんじゃないかと何かで書いてなかったかな。
ホントは九州で求婚してた豪族もタイプで、髭黒と共通点があったんじゃないか、とか。
それは玉鬘自身が無骨な男が好みという証拠にならないような・・・
336 :
愛蔵版名無しさん:04/09/10 03:30 ID:skfAvQ9B
晩年、不満たらたらで六条院を懐かしむ玉鬘は、やっぱ不満だったんだろう
九州にいた頃は、九州男児の芋ズラしかみたことなかったから、
男の趣味とかわからなかったんだろうね
やはり玉鬘の本当に愛していた相手は、源氏だと思うよ
源氏があと10歳若かったら、玉鬘は源氏の妻になってたはずだ
源氏物語における源氏サイドの玉鬘は、源氏の老いと成熟?を描写するため
九州で無骨な男に言い寄られて「五体満足な体じゃない」とウソまでついて
その男を拒んでいたんだよね。それで拒みきれなくなって都に逃げたんだか
ら、「無骨な男」なんて身の毛がよだつほどイヤだったんじゃないの?
だけど運がないけど、運を開く才覚はある女性だよね。玉鬘って。
「あさき」で源氏が女三宮と比較して「この女に玉鬘の10分の1でも才覚が
あれば」なんて悔やんでいる場面が思い起こされる。。。
タマーが源氏を好きだったと仮定して
初めて冷泉帝を見た時、桐壺帝でいう藤壷、源氏でいう紫の上みたいな
感情をもったのかねぇ・・・妃として入内していたら、身代りに愛しちゃったり?
>>337 タマーだって、外腹とは言え両親の血筋は良いし
育てた女房達も、色々と吹き込んでたんじゃないのかな?
でも玉鬘って近江ちゃんとかゴセチちゃんと異母姉妹なんでそ?
やはり、母親の遺伝子って、娘にとっては重大なんだなと思い知る私。
>>339 ゴセチは違うと思うが・・・
玉鬘・弘徽殿・雲居の雁・近江タン・・・
頭中の娘さん方って、エラくバラバラだねw
宇治三姉妹より制覇しがいがあるぞー!!
>>340 そりゃ全員腹違いだからなあ。
しかし娘を制覇しても最強の舅が待ち構えている。
頭の中将と仲良く酒を酌み交わしてこそ真の漢だw
342 :
愛蔵版名無しさん:04/09/11 02:59:19 ID:GQxM6q3I
女は見た目は父親に似るが、性格は母親に似る。恐ろしいくらいに。
>>342 そういえば、近江タンは設定上父親似なんだよね。
>>341 つまり、夕霧こそ真の漢だと?
まあ、あの二人、叔父と甥のせいか、息子の柏木や紅梅より気性が似てるみたいだしね。
紅梅ってどんな性格なんだろう
ほんわか、のんびり
347 :
愛蔵版名無しさん:04/09/12 01:39:59 ID:UEUjUJoI
真木柱を子供ごと身請けするくらいだから、出来た人だと思うよ、
紅梅の大納言。
>>344 違うよ。真の漢は、明石の入道だよ。
彼以上の漢は源氏物語に登場しません。
348 :
愛蔵版名無しさん:04/09/12 15:17:49 ID:G+ce4JBj
初めてカキコします。高校生の頃から源氏物語の世界に
憧れがありましたが、恥ずかしながらあさきゆめみしは一度も読んだ事のない
ヘタレです。このスレを見つけ、読んでいくうちにすごく読みたくなりました。
それでちょっと教えていただきたいのですが、コミック(410円の方)と、
漫画文庫全7巻とは、何がどうちがうのでしょうか?
作者は同じ人ですが、表紙と値段が違うだけで、中身は全く一緒ですか?
それとも、文庫の方はコミックに比べて巻数が少ない分、結構はしょられてたり
するのでしょうか?
あと、もうひとつ、コミックが13巻までで、文庫が7巻までですよね?
これってちゃんと完結してるんですか?それともまだ連載中ですか?
初めてで色々質問してすみません。どなたか教えてください。よろしくお願いします。
文庫は読んだことないけど話がはしょられたりはしてないんじゃない?
完結はしてる。
>>345 >346-347に同意。
ただ、あまり出世とかしなさそうなイメージある。
>>348 単行本が文庫化される時、たいてい巻数が減りますよ。
例:北斗の拳=単行本全27巻→文庫全15巻
三国志(横山光輝)=単行本全60巻→文庫全30巻
場合によっては、書き足しもあるだろうし
「?」な表現があったりしたらカットもあるだろうけどね。
両方持っているわけじゃないけど、はしょったりはしてないんじゃないかな・
352 :
愛蔵版名無しさん:04/09/13 03:39:18 ID:JX1zU0Ha
文庫本で集めてもコミックスで集めてもオーケー。
個人的には表紙分損した気がするのでコミックスで集めたいけど。
豪華本7冊(宇治十帖は未収録)も持ってる。
353 :
348:04/09/13 09:21:41 ID:U5XkIX+m
>>349->>350-
>>352 皆さん、レスどうもありがとうございます。
はしょられたりはしてないんですね。
早速これから本屋さんへ行ってみようと思います。
1巻からあるといいけど・・・。楽しみです。
どうもありがとうございました!!
354 :
345:04/09/13 12:12:37 ID:???
>>350 そうですね・・・>出世しなさそう
でもあさきの中ではけっこう好感のもてる男キャラかも。
「あさき」ではみなさんの仰るイメージだけど、原作では真木柱の連れ子に色目つかってなかったっけ?
「あわよくば、自分の物に」みたいな感じで
>355
あ、そうなんだ。
原作の玉鬘も髭黒に死なれて娘の身のふり方に困ってたような気がする。
結局不本意な結果になってしまったようなおぼえがある。
源氏2部終了後と宇治十帖の間の話はあさきではほとんど触れてないからなぁ。
「薫」って・・・香を薫き染めたりしないのにいい香りがするんでしょ?
逆に何にもしないのに、イヤな匂いがする人っているかな?
「逆薫」が。
358 :
愛蔵版名無しさん:04/09/13 23:31:43 ID:U5XkIX+m
>>357 「臭宮」とかいたら嫌だなw
ワキガ臭や納豆臭w
>>355 あと薫の妻の女二宮にも執着してたよね。
>>355 >「あわよくば、自分の物に」みたいな感じで
こういう男が性質が悪いとお思いになりませんか?
「なんとしてでも自分のものに」ならば許せますが。
私は紅梅タンは、入内させた娘よりも
「連れ子の方がキレイなんでないか?やばっ!」
って思ってただけかと思ってたよ
ゴメン。。。自分で調べ直す気力がありません・・・
ゴセチちゃんって、、、誰の子供だっけ?
なんで近江ちゃんと仲良しで田舎に帰ってしまうの?
>>362 誰の子ってのか、近江タンのお友達じゃない?
詳しい方訂正おながいします
「女人源氏物語」(近江の君のかたる 常夏)では
”五節の君と呼ばれている女房です。いつか五節の舞姫に選ばれただけに、
美しいのだけれど、この人も身分が低いといって女房たちには軽くあしらわれています。
(略)あたしの唯一人の話相手になってくれました”とのこと。
田辺聖子の小説では近江の君の乳兄弟になってましたよね、確か。
「あさき」もそのイメージの描き方だったから、原典でもそうなのかなとばかり思ってたけど、田辺さんの創作設定だったのかな?
367 :
愛蔵版名無しさん:04/09/15 11:20:44 ID:9mhGXJ0n
皆さん、デアゴスティーニの「週間ビジュアル源氏物語」って読んでましたか?
私1巻から30巻近くまで買ってたんですけど、その間に引越しがあり、ダンナに
間違えて捨てられてしまったんです(泣
全部欲しいんですけど、全部そろえると確か9万ぐらいしたと思うので正直キツイ。
あれの平安時代の暮らしとかのコラムが好きだったんですよねー。悲しい。
スレ違いすみませんでした・・・。
気になったんで五節について原文をあたってみた。(常夏)
<原文>
やがて、この御方のたよりに、たたずみおはして、のぞきたまへば、簾高くおし張りて、五節の君とて、されたる若人のあると、
双六をぞ打ちたまふ。手をいと切におしもみて「せうさい、せうさい」とこふ声ぞ、いと舌疾きや。(中略)
この従姉妹も、はた、けしきはやれる、「御返しや、御返しや」と、筒をひねりて、とみに打ち出でず。中に思ひはありやすらむ、いとあさへたるさまどもしたり。
<訳>
そのまま、この女御の御方を訪ねたついでに、ぶらぶらお歩きになって、お覗きになると、簾を高く押し出して、五節の君といって、気の利いた若い女房がいるのと、
双六を打っていらっしゃる。手をしきりに揉んで、「小賽、小賽」と祈る声は、とても早口であるよ。(中略)
この従姉妹も、同じく、興奮していて、「お返しよ、お返しよ」と、筒をひねり回して、なかなか振り出さない。心中に思っていることはあるのかも知れないが、たいそう軽薄な振舞をしている。
ええ〜、従姉妹?!
>>368 母方の従姉妹なんだろうか???
父方なら、それなりの家の娘さんになるだろうし・・・
>>367 東京の自由が丘の古本屋にセットで2万くらいで売ってましたよ。
でも、売れなかったのか最近はばら売りしてました。
371 :
367:04/09/15 21:06:22 ID:???
>>370 レスどうもありがとうございます!
セットで2万は安いですね。古本でもいいので欲しいです。
ばら売りしてしまったのですね・・・・。買いたかった_| ̄|○
検索してみます。
>デアゴスティーニの「週間ビジュアル源氏物語」
神保町の古書街で、よく店頭に古本が出ています。
セットではなくバラ売りですけど。
あと、ネットオークションでもよく見ますよ。
検索したらきっと見つかると思います。頑張ってね。
373 :
367:04/09/16 18:19:33 ID:???
>>372 ヤフオクに1〜32巻まで出てました。
でもヤフオクに登録してないんです_| ̄|○
古本屋もチェックしてみます。
ありがとうございました!
>367
漫画はどーもアレだが、写真とか解説とかは(・∀・)イイ!!
がんばって再度手に入れられると良いですね。
橋本治の「源氏供養」で薫のことを
「人の心を理解できない現代のボンボンで高飛車で嫌な奴」と
バッサリ切り捨ててたのは面白かったな〜。
あさき読んでて、薫にどうにも共感できずにウザく感じてたので
読んでてスッキリした。
末摘花のモデルが三木のり平というのは
作者がインタビューで語ってた記憶が。何に載ってたのか
覚えてないけど。連載当時に読んだからmimiかな。
他にも、朧月夜=多岐川裕美、朝顔の宮=檀ふみ、
明石の君=山口百恵、女三宮=松田聖子 だったと思う。
キシュツだったらスマソ。
>>375 それぞれイメージがあって作ったんだ。
今の松田聖子は間違っても女三宮って感じじゃないけど、
当時はボーっとしてたのかな。
それとも男を惑わすイメージから?
>>376 375ですが、顏のモデルって事です。スマソ。
この人物にはこの女優さんがイメージが合うから
という事だった。
松田聖子は確かに当時は中身のなさそうなただのアイドルだった。
378 :
愛蔵版名無しさん:04/09/17 22:56:00 ID:R5jqQ+tI
女三宮を今のアイドルのイメージに当てはめると
モー娘。の紺野タンって感じだw
お人形のように愛らしい幼い雰囲気でぼーっと何も考えてそうにないw
松田聖子、デビュー時から見知っているが、
女三宮とイメージうまく被らない。あの黒く煙った瞳のせいかも。
あれは発明といって差し支えない感じだ。
他の女君のモデルは即納得。
「源氏物語」を実写にすると…って考えて、女性陣はたくさん候補が出て来る
の。だけど、肝心の「源氏」は…っていうと…該当者なし。
なんですよ。私。
却って、下手な男性って耐えられない!ジャ○ーズ関係者とかさ。
かといって甘味勇気は反則だしさ。
いっそ、源氏は姿を表さない「源氏物語」って出来ないかな?
わかるわかる。女性はいくらでも候補がイメージできるけど、
男性は容姿、演技力、年齢の3拍子そろった人がいないんだよね。
(うまい人は年食っている、若くて容姿がいいのは下手)
源氏のいない実写化、瀬戸内さんの「女人源氏物語」みたいに
源氏以外の視点に切り替えたら可能かもしれないね。
あ、これの実写化が一番手っ取り早いかも。
382 :
愛蔵版名無しさん:04/09/19 14:12:35 ID:tOIW5DyP
私にとっての源氏は藤原竜也だな。
たぶんすごく色っぽいと思う。
線が細くて女性的な雰囲気もあり、なんか艶めかしい。
直衣姿も色気がありそう。
あの評判の悪い橋田スガ子版源氏だけど
源氏のヒガシ&片岡孝夫はピッタリ!だったんだよね。
特に晩年の片岡孝夫が良かった…中年なのに美しいって
他の俳優では考えられない。画面の前でボーっとなったよw。
その前のジュリーもなかなかピッタリだった。
なかなかバタくさい源氏っぷりだったが。
384 :
愛蔵版名無しさん:04/09/19 18:26:15 ID:YunWvHUf
今のデブった沢田研二しか知らない人は、なぜ彼が源氏役を出来たのか
理解に苦しむことだろう・・・
385 :
愛蔵版名無しさん:04/09/19 18:32:44 ID:RVeZfLDz
>>382 ガリ過ぎてダメだ。ヨワッチイ。
華奢な男では源氏の持つ包容力が表現できないよ。
あと顔がべたっとしてて鼻も低いし、お世辞にも美形ではないから。
一人の俳優で通すなら、やっぱ東山紀之だろ。
いかにも貴族系の顔してるじゃん。
体も脱いだらプチマッチョなことはTARZANでも判明してる。
>>384 ジュリーは、その昔、天草四郎はハマり役だったな。
そーなんだよね。
美男子だからイイって訳ではないですからね。
現代的な美男子は、源氏には似合わないかも知れませんね。
うーん!って唸って、ひねり出したのが、私は松田龍平なんだけど…。
「御法度」の時の演技力は『?』(←未知数って意味ね)だったからなぁ…。
後はメイクに頼って野村萬斎?
歌舞伎では市川チンの助(海老蔵)がやってるねぇ。
歌舞伎役者って、ちょっと動作がオーバーで「源氏」の世界の優雅さとは
ほど遠い気がします。
389 :
376:04/09/19 22:22:32 ID:???
松田聖子の80年代のレコード写真を見てみたんだけど、
意外と女三宮チックかも。
笑ったりせずに真顔(?)で写ってるのばっかり。
今で言うと、小倉優子がよくやってる表情のような。
375さん、ありがとう。
松田聖子に限らず、当時の女の子アイドル歌手は
みんな似たような表情させられてたね。
なんか焦点が定まらない視線、無表情なボーっとした顔、
半開きの唇、全体にソフトフォーカス。
中森明菜とか岡田有希子とか、あのへんのデビュー当時の
シングルジャケット並べて見ると、みんなおんなじ表情で
笑える。
ポケッ顔ならもとスッチーの花田勝夫人だろ。
392 :
愛蔵版名無しさん:04/09/20 19:35:59 ID:wKR8yxWB
花田勝夫人とか、裕木奈江ってなんとなく夕顔のイメージ。
女には嫌われるが、男好きのするタイプ。
>>375&377
え?女三宮は秋吉久美子じゃなかった???
訳わからんキャラだし、ついでに顔も秋吉っぽい気がするんだが・・・
>>382 藤原は実際三桁単位の女人を斬ってるわけだが
時代劇姿になると、いきなり貧相になるからヤだ
>>389 個人的に、小倉優子のヴィジュアル的なイメージは女三宮
>393
>小倉優子のヴィジュアル的なイメージは女三宮
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
うちでは小倉優子を初めて来た時からずっと女三宮と呼んでますよ
末摘花は 北陽の虻田(だっけ?)がいいと思う。
最初観た時に、「こ…こいつしかいないっ!」って思った。
396 :
愛蔵版名無しさん:04/09/21 11:59:19 ID:eCbH3MiX
>>395 私が書いたかと思ったww
私もその北陽のでかい女が末摘花にぴったりだと思う!!
>最初観た時に、「こ…こいつしかいないっ!」って思った。
禿げ胴!!w マジであいつしかいないよねw
末摘花は背が高くてひょろ長かったからぴったりだし、
年の頃だって虻田はまだ若いでしょ?これもOK。
そしてそして・・・・とにかくあの顔。特にあの鼻!!イメージ通りだわw
実写版作るならぜひともやつにやらせて欲しい。ただ、おそらく超豪華キャストに
なるであろう源氏物語の中ではたしてちゃんと演技が出来るかが不安ではあるがw
でもあの女以外にはもう考えられないw
>>395 虻川かーっ・・・
いやね、キャスティング話になると、たいていお笑いの人が
末摘花のポジションに来るんだけど
今まで、山田邦子とか光浦靖子ってのばっかで
もうちょっと違う人がいいと思ってたんで、目からウロコでした。
ついでに言うと、
近江ちゃんとゴセチちゃんはオセロの二人だな。
あ。それでさ。
源の内侍は 加賀まりこ ね。
近江ちゃん、あややがいい・・・・
401 :
愛蔵版名無しさん:04/09/21 19:16:57 ID:NM+k7G2a
末摘花は工藤静香が適役。
若い子で固めるとしたら、
玉鬘は 田中麗奈
朧月夜は 柴咲コウ
紫の上は 上原多香子
しかし…みんな芝居は下手そうだな。w
玉鬘、仲間ゆきえとかはどうだろう?
仲間ゆきえ、紫の上がいいな
仲間は秋好で・・・
408 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 09:08:02 ID:3zmDmmr1
えー!暗闇とはいえ虻川とエッチするのかー・・・・・うぐぐぐ。
上原多賀子はなんかアナル臭そうだし、柴咲コウはカスが多そう。
田中麗奈は女としての魅力がまったくないし。
仲間ゆきえは・・・朝顔かな。
仲間タンの中君も捨てがたい・・・
仲間ゆきえ大人気w
文句なしの美女だからね。どれでも似合う。
>>405 あーでも、眉毛くっきりな感じが、あさきの玉鬘っぽいかも。
仲間さんは沖縄の宮古島から出てきたんだっけ?
九州から出てきた美女=玉鬘はエキゾチックなイメージあるし
413 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 20:29:07 ID:Th0jj0qA
>>412 えっ?!仲間ゆきえって宮古の人なの?
初耳かも。
>>413 ちょっとググってみたら、両親が宮古みたい
本人は浦添市出身だってさ。
すっかり、あさきから遠くなってしまったね・・・w
415 :
413:04/09/22 22:32:56 ID:???
>>414 へぇ〜そうなんだ!ありがとう〜(*´∀`*)ポワワ
前にも誰かが言っていたけれどあさき以外の源氏関連の話題になっても
普通に進んで行くのがここのいいところ
それじゃあさきの話に戻して・・・・・
朝顔の宮って大和せんせの絵では眉が太くて男顔なんだな。
それが最後まで源氏を受け入れない意志の強さを感じるけど・・・・
>>417 朧月夜も眉が太かったね。
そしてあの人も意思の強い人だったような・・・
>>417 姉の弘徽殿サマも眉毛太いけど短いよね・・・
あの方の栄華は太く短かったですな
420 :
愛蔵版名無しさん:04/09/23 02:23:43 ID:3PsCJj8y
平安時代は強姦オーケーの時代だったからな。
オレも千年前に産まれてたら仲間ゆきえを強姦してたよ。
うらやましいぜ、平安貴族!
鬼は食人してたんだよな。
421 :
愛蔵版名無しさん:04/09/23 10:35:28 ID:ZaO6cOf1
強姦OKというとちょっと語弊があるな。
身分の高い男だけの特権でしょう。特に光源氏のような身分・才能・美貌を
すべて備えた男になら、女性は喜んで抱かれたでしょうね。
源氏自身も「私は何をしても許される身ですから」と自信満々に言ってたし。
>特に光源氏のような身分・才能・美貌を
すべて備えた男になら、女性は喜んで抱かれたでしょうね。
話しの本筋からそれるけど、そういう考え方はどうかと思う。
喜んで強姦される女なんかいません。
どんな男だろうが、強姦は強姦。イヤなものはイヤ。
それを毅然としてはねのけたのが「空蝉」でしょう。
それが結果的に、逆らわれた事がない源氏の心をとらえた訳で
やはりいつの時代にも「流される」女は、そこまで。ってこと。
そりゃどうだろうw
424 :
愛蔵版名無しさん:04/09/23 18:45:42 ID:C2YgCzFK
マジレス。
時代設定が異なるとはいえ、
わずか10歳の宮家の姫を拉致監禁し、14歳で強姦した光源氏。
新潟の少女拉致監禁とどう違うというのか。
源氏は性犯罪者だよ。
紫の上が亡くなるときにめそめそ源氏が鬱陶しくて、
源氏のいない間に明石の中宮に看取られて亡くなったのは、
紫の上の隠れた心情を表してると思う。
425 :
愛蔵版名無しさん:04/09/23 19:12:46 ID:sexjvzRN
>>424 現代と一緒に考えちゃおしまいだろ。
>時代設定が異なるとはいえ、
という仮定はありえないわけで。
今の常識=昔の常識ではないから…
今なら拉致監禁になるけど、平安の世の中では
普通だったんじゃないか?
7歳位で結婚させられてたりする訳だし…
父母にちゃんと育てられてる良家の娘を誘拐したら
さすがに事件になるんじゃないの?
紫の上が源氏と出会ってなかったら玉鬘みたいに
地方に下ってたんだろうか
玉鬘は両親不在だったから乳母について地方に行くしかなかったけれど
紫の上は父親が引き取ろうとしていたよね
それを知って彼女をさらって行った源氏は・・・やっぱりひどいなあ
>>427 兵部卿の宮が引き取って育てて
朱雀帝か冷泉帝に入内させたかな?
姉妹で寵を争わせるのはアレなので、別々の帝に入内させるのかな?
北の方も、家のためならムリムリ養母を名乗るのかもしれない。
拉致監禁って……(笑)
拉致はしただろうけど、監禁したわけじゃないでしょう?周りの人も
連れて来た訳だし。
それに、あまり大切にされないだろう…って源氏は危惧して連れてきた訳で、
ちょっと「拉致監禁」って…人聞きが悪いと思う。冗談だろうけど。
「こんど源氏物語、テレビでやるんだって」って聞いて、光源氏をやりそうな
俳優を思い浮かべて見ました。
【これくらいだと見る気がするクラス】
東山紀之、野村萬斎、松田龍平、藤原竜也
【ああ、その程度は誰でも思いつくわクラス】
木村拓哉、竹内豊、オダギリジョー、妻夫木聡
【ふざけるなこのヤロークラス】
熊川哲也、河村隆一、明石家さんま
最後の人は、絶対趣味の悪いコント仕立てになりそう。頭の中将がタモリ
だったりして。
433 :
愛蔵版名無しさん:04/09/24 18:59:35 ID:cj6i4Iz+
市川団十郎(晩年)
和泉元彌(ペッ)
>>431 あさきではね。原作では微妙。
むしろ紫の上の首を閉めてたじゃん
源氏は全く分かってなかったようだけど
>432
さんま=源氏、タモリ=頭の中将!
逆に見てみたいぞ私は…w
ある意味さんまと源氏は似てるしね
女性に過剰な期待をして痛い目みるところとか
紫の上のポニーテールを結ってやるさんま源氏…とかw
ちょっと見てみたいぞ。
> 熊川哲也、河村隆一、明石家さんま
RK、匂宮ならやらせてもいいかな?
てか、河村って顔サルでしょ?光源氏なぞとてもとても・・・
439 :
愛蔵版名無しさん:04/09/25 14:23:39 ID:MOmkYNUF
整った顔の代表格=東山紀之、中井貴一、市川染五郎、(Gackt)など
限りなくギリシア彫刻(黄金律)に近い顔をしてるほど、
いつの時代にも共通する普遍な美の象徴といえる。
例えば、キムタクとか浜崎あゆみとか、
ああいうのは美男美女ではない。
一昔前に、安室なみえが美少女で売ってたようなものだ。
ジャニーズ事務所の中では上位に入る堂本光一なども造形的に見ると、並。
440 :
愛蔵版名無しさん:04/09/25 18:56:44 ID:lqNYnmJJ
この世のものとも思えない、神に魅入られそうなほどの美しさ、という基準でいくと
やっぱりガクトかな。黒髪に染めてもらってカラコンも外すと、ものすごく綺麗だと思う。
あの人マジで人間離れした美貌だし。あとは妖艶で端正な美貌だとミッチーかなw
無難なところではやっぱり東山。
「ベイベー、ボクは何をしても許されるのさ。」
・・・ミッチー、いいかもしれないw
>439
中井貴一がそこまで整ってるとは思えないけど
堂本光一については尿意。顔だけなら堂本剛の方が元もとの造りがよさげ。
安室の顔は個人的に好きなんだが・・・w
確かに美少女とは違うね。もう少し目が寄ると造詣的に美人になるんだと
でも,時代劇はダメそうだね。
>440
ガ糞の光源氏はイヤー
元のエラ張り青髭顔しか浮かばねぇ・・・
ただ、お直し後の今の容姿で「私は何をしても許されるのですよ」
みたいなセリフは似合いそうだ
ファンの方に喧嘩を売る気はないけど、Gacktは…勘弁して下さい。
平安向きではないでしょう…。向き不向きがあります。
Gacktは確かに整ってるけど、平安時代顔じゃないよーな
ミッチーは、あり!
Gacktとミッチーは某シリーズものの小説に出てくる探偵役でも推してる人が多い。
(2chのスレでの話だけど、なかなか良いと私も思う)
>>432の中の松田龍平、藤原竜也あたりは源氏じゃなくて若い世代の夕霧柏木
あたりとか宇治がいいな〜
ガッ君は案外パロディもののコミカルな源氏にしたらいけそうだ。
まじめくさって藤壺の前ですべったりとか。
むしろ「あさき」バージョンの頭中将が似合いそうな気も…>Gagkt
薫やらせるとしたら、窪塚がヨカッタんだが・・・
>>447 あさきの頭中、外人さんっぽいからね。
どことなく欧州貴族風味なイメージあるし・・・
そもそも、皇女の息子なんだから本来エレガントな雰囲気の方なんでしょうな
頭中はコミカルなシーンも結構あるから
>446のリクエストにも応えられるかもしれないw
薫と匂ちゃんだったらタッキー&つばさでしょ。w
おもいっきり変化球なら、もと「シャズナ」のイザムあたりも
源氏やらしたら面白いかも。
>>452 やっぱフルメイクですよね?
その場合、若い頃の源氏ですよね?
今朝、NHKのドラマ見て思ったんだけど
塚本高史って、あさきの匂宮っぽいような。
平安装束も似合いそうだし、どうでしょう?
>>453さん
>>452です。フルメイクというか…別にイザムのファンという訳ではないの
ですが、今朝テレビを見ていたら「イザム」が写真家としてデビューしたと
かで、インタビューを受けていたんです。その受け答えが、知的というか、
「頭よさげだなー」って思ったんです。容貌はもちろんだけど、光源氏
を演じるなら知的な雰囲気がないとな…って思ったので
「あ。この人、源氏にいいかも」ってぱっと浮かんでしまったので。
塚本高史は、知らないので調べてみますね。
455 :
愛蔵版名無しさん:04/09/29 01:13:46 ID:397ta5lg
吉川ひなのとママゴト結婚した時点で、バカのイメージがあるけど。
イザムは頭の鉢のデカさと、ぷよぷよ感の印象がある体形から、自分的には×
光源氏って、上背があるって描写だったよね。。。
そうやって考えると、顔がきれいだけど、背丈がない、知的な雰囲気がない、
あちらが立てばこちらが立たず。。。で、頭を抱えてしまう。。。
>>457 イザむん、背だけはデカかったよ・・・180pはある。
知性が出てきたってのは、売れなくなって
ちょっと冷静になったから、そう見えた?
顔がキレイで背丈がない・・・ジャニ系?
知的な雰囲気がない・・・モデル系?
459 :
愛蔵版名無しさん:04/09/29 16:17:41 ID:9Ewbj/LX
若き日の源氏の魅力は、
臣下に下った帝の第二皇子という出自や、高い教養や人柄の良さもさることながら、
女性以上に美しく華やかで、艶やかな容貌をした男だったってところが大きいな。
もしも源氏が女装をしたならば、それは絶世の美姫とか傾国の美女と言って差し支えないかと。
源氏の容貌は、男性と言うよりも、より女性的であり中性的であって神秘的。
こういう艶やかな魅力は、当代随一の美丈夫でも息子の夕霧にはまったくないね。
それよりもはるかに劣るが、匂宮が雰囲気はいちばん近いと思う。
男性よりも女性にとって、より憧れの対象になる存在だったと思うよ、光源氏。
作中で、もっとも客観的に源氏を理解してると思われるのが、頭中と朝顔の評価かな。
あとはまあ、朧月夜もよき理解者か。
芸能人ならば、若き日の 美 輪 明 宏 が一番近いと思う。
若き日の美輪は、神が愛でるほどの清らかさと、悪魔に魅入られそうな妖艶さを、
同時に兼ね備えた希有な存在だったよ。いまの役者には1人もいないね。
気高くも愁いを帯びた瞳と、刺すような妖しい眼差し、
艶のある美しい唇から紡ぎ出される愛の言葉は、
老若男女の別を問わずに、人の心を弄び虜にしてしまう美輪明宏の魔力。
美というのは、時代や民族や男女の壁すらも易々と越えてしまうものだから。
美輪の魅力がより妖艶なものだとするなら、
源氏の魅力はより神々しいといったところかな。
とりかばや、で、一度見てみたかった。
そうだね。かの故三島由紀夫さえも魅了した美貌だったんだからね。
美輪明宏って。。。
しかし、
>>459さんのカキコを読んでつくづく思ったんだけど、源氏を
誰に?って話題になると、必ず「若き日の」○○さんって出て来るでしょう?
ほんとーーーーーに、今、現在、美しい男性っていないような気がするの。
そりゃキムタクとかタッキーとか、顔はカワイイし、女の子にモテるのも
わかるけど、それ以上のものがないような気が。
それは私がイイ歳こいてしまったせいかしら?
若き日の・・・
時間って残酷だよな。
>>459 瀬戸内寂聴が、現在の美輪明宏に
「晩年の源氏を演じてもらいたい。」って対談で言ってた。
薫を抱いて、若き日の過ちを思い出して苦悩するところを
演じてもらいたいんだって。
確かに、若き日の美輪さんなら、神にも悪魔にも魅入られそう。
よく、Gacktが若い頃の美輪さんと似てるとか言われてるけど
源氏とは違うと思う。
三輪タイプの美少年はあんまり好きじゃないが「ヨイトマケの唄」を
直立不動で歌う三輪さんはマジかっこいいと思った。
私は今の三輪さんで晩年の源氏をやってもらいたい派なんだが・・・・
>>460 >源氏を
>誰に?って話題になると、必ず「若き日の」○○さんって出て来るでしょう?
そりゃ、実現よりもあくまでも夢想で終わらせたいという願望だね。
漫画ならともかく実際の人間キャスト一人決めると源氏物語の幅や深みが固定されるから。
きっと50年前にタイムスリップして同じこと聞いても「「若き日の」○○さんに」って意見が多いと思われ。
顔の美しさなら、昔の俳優の方が優れているような・・・
まぁ、女優もかな?スタイルは今の方がいいんだけど
やっぱ源氏と紫の上は難しいよね〜
でも当時ので「高い身長」って何センチだろう?
150〜160かな。
>>466 立ち振る舞いの上品さを演じるには昔の女優の方が
適任だろうね。
>>459さんの熱いカキコを見てたら、
若き日の美輪明宏が見たくなってきた。
>>469 ひっくり返りそうなほど、とんでもない美形よw
それこそほんとに神や悪魔に魅入られそうなね。
あまりの美しさにほんとに生身の人間かと思うほどw
たしかに若き日の美輪は美しさの次元というか質が違うよね。
前にTVのVTRで美輪の白黒写真と歌ってる姿を見たときは、
生まれて初めて息をのんだよ。
ローマの休日のオードリ・ヘップバーンよりも衝撃を受けた。
>>472 顔は最強なんだけど、小柄だし若い頃は細かったから
若干スタイルに難があったのかな???
でも、それをカバーする衣装が凄かった。
あの顔があればこそって感じで。まぁ、着流しもお似合いでしたけどね。
長谷川一夫の光源氏は、顔は最強だったけど
セリフ聞いたとたんに萎え〜〜だったな・・・
越路吹雪がカヴァーした愛の讃歌(原曲:HYMNE A L'AMOUR)
あなたの燃える手で 私を抱きしめて
ただ 二人だけで生きていたいの
ただ 命の限り 私は愛したい
命の限りに あなたを愛するの
美輪明宏がコンサートでよく歌うが、鳥肌が立つねこの曲。
結婚式でもぜひとも歌いたい曲のひとつだな。
>>474 悪いことは言わないから歌うのはやめたほうがいい。
へたくそが歌うとひくしうまいのが歌っても誰も聞かない曲の代表だ。
476 :
愛蔵版名無しさん:04/10/02 18:40:52 ID:5NB+Xrsm
昨日9時からテレビでやってた、稲垣五郎主演の『八つ墓村』を見たけど、
リョウのエロさにドキドキしたよ。蛇女のようないい表情するよね。
『南総里見八犬伝』で玉梓の役を演じて欲しいなと思ったよ。
深作欽二作品での夏木マリの玉梓役は最高だったな。
(真田広之、薬師丸ひろ子、千葉真一、他)
藤原竜也も出てたけどちょっと不幸を背負ってるような表情がきれいだな。
女100人以上喰ってるそうだけど、
源氏物語の配役だと、匂宮より薫の方が似合う気がしてきた。
>>475 洋の「愛の賛歌」、和の「昴」ですな(w
>>477 「マイ・ウェイ」もキッツイw
>>474 それは越路バージョンで、美輪は別の訳詞をしている。
しかし美輪はもう歌わない方がいいな。流石に古い。
カヴァー元のピアフは瑞々しいままなのに。
このスレ、各方面に博識な方が多くて、とても楽しいです。
光源氏というと美男子、美男子が話題になると、どうしても「やおい」と
いうか、「傾向が違う勘違いした人」がしゃしゃり出て来るのに、そんな事も
なくあっちこっちにバランスよく話題が散っていくのも驚きです。
ココにカキコする皆さん、スゴイ!!
>478
はぁ〜・・・・・「マイ・ウェイ」もきついよな・・・・
世の中には空気の読めないカラオケラーがいるし・・・・
>>479 「やおい」といえば、原作にあった、源氏が空蝉の弟の小君と
やってしまうシーンがないよね?すまん
>>481 空蝉が「小君をだまして…」云々とつぶやいて、
それらしきことを匂わせてはいたけど…。
原典ではやっちゃってるんですかい(原典もザッとは
読んだけど、細かいところまで覚えてないや…)。
平安時代のヤオイって具体的に何をしたんだろうねえ?
やっぱりassholeに射精?
さすがにヤッたような表現は無かったような。
添い寝&触るのはあったけど。十分アヤシイが。
485 :
愛蔵版名無しさん:04/10/04 02:19:22 ID:w6OnqYJX
>>483 芸術新潮で連載していた、橋本治の「ひらがな日本美術史」(単行本もあり)の中に、
鎌倉期辺りの「稚児草紙」(題名違うかも)という寺の稚児(要するに男色物)の絵巻物の紹介があります。
図書館辺りで見てもらえればよいのですが……、ご想像の通りです。
(「やらせてあげるのが良い稚児だ」というスタンスのものだそうで)
>>485 483じゃないけど、連載中に見た。
坊さんもだけど稚児さんのコカーンのウタマロがでかくてグロ太いw
江戸時代の春画なら何百点か持ってるけど、この時代にもエロ本はあったの?
>>488 持ってるのかよ!スゲー!!!
いつの時代だか忘れたけど、坊さん用の「お稚児ストリップ春画」はあったみたいだね。
残っているかは別として、絵を描く人間がいたら、春画集もあったんじゃない?
それこそ、貴族の姫君の性教育に使ったのかもしれないし・・・
ただ、版画の技術が発達したのは江戸だろうから、量産はできないだろうね。
まったく話がそれて申し訳ないんだけど、「パタリロ」を描いた魔夜峰生って
漫画家が、ギャグを描く前に妖怪ものを描いていたのをご存知ですか?
それに侍が稚児を犯して、その稚児が妖怪になる話があったんですが、絵が
きれいだから、ものすごーーーくエロかったんです。さすがに少女漫画誌だか
ら直接的じゃなかったけど、膝にダッコされて苦悶の表情みたいな。
魔夜さんのその頃の絵で、源氏物語を描いてくれたら面白いかも。
「パタリロ」が源氏とか、そういうのはなくて。。。どうでしょう?
そういえばパタリロ源氏はこないだ雑誌に描いてたみたいだけど
どんなだったのかな。パタちゃんが源氏というのではなかった
らしいけど。
平安時代だとパタちゃんの容姿が源氏に近そうだよね。
493 :
愛蔵版名無しさん:04/10/05 17:45:11 ID:Lm2D0vza
引き目鉤鼻下膨れ。パタちゃん、平安時代には絶世の美少年だ。
源氏はバンコラン、パタは陰陽師役みたいだ。
摩夜峰央スレよんでみ。過去ログ。
訂正。×摩→○魔
いちご100%の河下水希は、ジャンプデビュー前は801同人作家だったし。
魔夜峰央の絵って、初期のパタリロの頃が一番好き。
パタリロが2等身(?)になった頃から、読まなくなってしまったから。
初期の絵で、源氏のパロディなら読む価値があると思うけど…
牧美也子さん版の源氏を探しているんだけど、なかなか見つけられません。
パタ源氏、今出てるメロディに載ってた。バンコラン源氏、あんまり
美しくないなあ…
>>497 密林で普通に買えるんじゃない?>牧源氏
500 :
愛蔵版名無しさん:04/10/08 07:19:19 ID:kf2S6b5w
江川源氏だけは無かったことにしたい。江川が描くと精液が匂い立つような既視感。
>>500 江川のは楽しんで書いているエロシーンよりも
エロ抜きシーンの方が、実は良いのが多いんだよね(笑)
今度はメロディも立ち読みしようかな?
江川の夕顔なんてすごくいいと思うけど。
あさきの夕顔は幸薄そうなかんじでいまいちだった。
江川の末摘花はエロシーン(ほとんど)なかったよ。
東京大学物語の夢オチで一度スカされてるからな、江川のは。
彼の最高傑作は、いまでもタルるート君とGoldenBoyだと確信している。
どうも江川源氏は、利口ぶった人が書いた説明臭くて、
情緒の欠片もない翻訳というような気がしてならない。
若紫も作中でずいぶん動き始めたけど、
なんか他の江川作品の汁漫画の嫌なイメージを引きずってしまってる自分。
いまのところ高尚ぶったエロ漫画として受けとめてるけど。
江川源氏を見ているとこのひとは何を目指しているのかとおもふ・・・・・
>504
マジレスすると女君の顔の描き分け。
一応、終わるまであと20年ぐらいかかるらしいけど
どうなんだ?ってのもあるw
たぶん途中で打ち切られるよ。
「………はべりぬ。」という夢を見た江川達也であったが、
もっと書かせろ!俺はもっと書きたい!誰だ邪魔してるのは!
PTAみたいな感じで。
恒例の夢オチ。
大和和紀さんに紫式部日記の漫画化を嘆願しようかな
講談社にファンレター書いて
裏から源氏物語にもスポットが当たるし、
新たなる古典のBibleが誕生するかも知れないね。
藤原道長が藤式部と密通を重ねるシーンなんか、もうねちっこく濃厚に。
読者の要望で話の筋が変わったり、長くなったりしたんだよね。
そういうのを「ウゼー」と言ってるとことか、「源氏の君みたいなオトコいるわけねーじゃん」と
ふてくされてる場面キボン。
紫式部ってブサイこというのか、暗くてジメーっとしてない?
でも、清少納言(大和作品ガイシュツだっけ?)・和泉式部とか見てみたい。
娘の大弐三位の方が、古典のバイブルにはならないけど
漫画にはなりやすい人生かと思うけどどう?
>>512 娘から見た話ってのもいいかもね。お母さまは宮仕えは嫌だって散々こぼしてたけど、
私は天皇の乳母として、こんなにのぼりつめたわ!ってのを最後に。
紫式部と清少納言ってお互いを意識しあっていたというか、
清少納言は「あんなネチネチした文章をだらだら書いて、バカじゃねえの?」
って意味の事を書き残しているって聞いた事がある。
紫式部は式部で「ブス」って陰口言ってたらしいし。
516 :
愛蔵版名無しさん:04/10/12 14:52:42 ID:IJyjUcUW
>>515 そういえばあの時代で「ブス」って単語はなんていったんだろ?w
>>515 清少納言って茶髪でチリチリだったんだっけ?
そこからして当時の美的感覚で「ブス」って言われそうなヨカーン。
紫式部が宮中に入ったのは清少納言が宮仕えをやめて数年後のことなので
式部の方は少納言を意識して「利口ぶって才能をひけらかしている」とか
色々悪口めいたことを書き残しているらしいけれど
逆に少納言が式部について触れたものは無いんじゃなかったっけ?
和紀さんに漫画化してもらうならやっぱり清少納言の方かなあ
田辺聖子さんが枕草子を小説化したけれどああいう明るいノリで
でも紫式部も読んでみたい
清少納言=千堂あきほ
昔小学生が読むような伝記漫画に紫式部もあって、その中に清少納言は天パだったと
書いてあった記憶がある。
その漫画のなかに少しだけ源氏物語が載ってて、夕顔編で『仲良くなった二人がお泊り
する事になりました』みたいなシーンで、普通に隣同士で寝ていた絵がちょっと滑稽で
その頃小学生だったが「ちょっと変」だと思いながら読んでいたな・・・
>>521 小学生向けなのに、なぜそこを選んだんだろ。読みたい。
>>521 > 昔小学生が読むような伝記漫画に紫式部もあって、その中に清少納言は天パだったと
> 書いてあった記憶がある。
それ、国語の先生も言ってた
テンパ
ブスとか醜女とか、直接的な言葉じゃなくて、
「いとめずらしきさま」とか、、、そんな言い方して罵っていたような
気がするが。
黒髪が美人の条件だったのだから、あの時代の天然パーマって不利な条件
だったのでしょうね。。。
>>524 ああ、「源氏物語」なら、そういうえん曲なののしり方するだろうな。
現代語で言えば「とてもそこらでお目にかかれないようなご面相」みたいな感じかな?
「ちょっと変わったところのある方」(意味ありげな視線付き)とかいう感じ
かも。
赤毛だと鬼の子呼ばわりされてたからね、あの時代。
「宇治十帖」で、浮き舟が死んだ事になって、匂の宮が
「もしオレが手をださなければ浮き舟は死なず 二人は幸せに暮らしたかも
しれない」って思うところ。。。
「薫の顔をみて初めて思った」って……思うの遅過ぎるって思いませんか?
もし、同じような状況がまた起こったら、匂宮は絶対同じことをすると思う。
浮舟事件の後も、相変わらず女漁りしてるしね
プチ光源氏たる所以・・・
薫が中の君を手込めにしちゃえばいいんだよ
そうすれば匂宮も少しは寝取られ男の心の痛みもわかるはず
薫が本気で迫れば、十中八九、中の君は薫に体を許すと思う
紫の上にしたって、夕霧が本気で迫れば、
やっぱ許してしまうタイプの女だったと思うわけで
薫の寝取りは考えたことはあるけど、匂宮の性格からして自分のことを棚にあげて
ひたすら中の君をせめるので逆効果だと思う。
>>532 紫の上は、本気で夕霧に迫られたら拒みそうな気が・・・
あさきの彼女は、源氏を裏切れないと思う
女三宮の件で源氏が「父上の気持ちがわかる」なんて言ってるけど、
もともと女三宮には食指が動いてなかったんだし、寝取ったのは「息子同然」
と可愛がっていたにしろ、他人の柏木。
本当に父親の気持ちを言うなら、最愛の紫の上を、実子である夕霧に寝取られ
てみないと……「おまえ、甘いよ」と言いたい。
実子に寝取られた挙句、夕霧の胸倉掴んで前田利家みたいに大泣き。
(+石田三成みたいに駄々って本音言いまくり)
挙句に「洟を拭いたほうがいいな」で終わる源氏物語。
桐壺帝のように最愛の息子に裏切られるのもつらいとは思うけど
生まれた子どもは自分の孫に当るわけだから
全く他人の子を我が子と呼ばされる源氏よりマシという気もする
それに桐壺帝は源氏と藤壺を責める気持ちよりも
二人への愛情と申し訳無さの方がまさっていたみたいだし
その点はやっぱ帝の位にあがる人とそうじゃない人の器の差でしょう。
(朱雀帝は治世してた時と女三の宮降嫁の決断辺り、やや微妙だが別の話)。
しかし、そもそも桐壺帝は本当に藤壷のことを愛してたのだろうか?
「あさき」に限ってみれば、彼女の中に桐壺の更衣の面影を追っていただけのような感じもするんだけど。
「あさき」の桐壺帝と藤壷、男女の愛はなかったけど父と娘のような情愛はあったと思う。
源氏物語自体が誰かの面影を追っているような人間ばかりだな。
とくに源氏。もともとは母親だった・・・・・イタイぞマザコン。
源氏が里帰り中の朧月夜の邸にお忍びで出かけている時に、
偶然、六条院で秋好中宮の宿直を務めていた実直者の夕霧が、
何を思ったのか紫の上の寝所に押し入り、
犬君や宰相たち女房が引き留めるのも聞かずに強引に思いを遂げてしまう
長年子供の出来なかった紫の上はこの一件で懐妊するも、
事情を知る女房たちには殿に悟られないようにと厳しく申しつける
源氏は夕霧の子であるとは知らずに、
最愛の妻である紫の上との間に産まれた我が子の誕生を喜び、
側に控えていた夕霧を近くに呼び寄せそなたの弟(妹)君だから仲良くと言い渡す
紫の上と夕霧は源氏のあまりの喜びように、ただただ恐ろしくて、
気分が悪いからと席を立ち、これ以上ない罪悪感に苛まれる
源氏と藤坪がかつてそうであったように、業の深さに病気がちになる夕霧
紫の上も藤坪が桐壷帝にしたように、
それまでと変わらず源氏を愛し受けとめられるかどうか
さて、女房たちの話から、この子が夕霧の子であることを知った源氏は、
紫の上や夕霧、また産まれてきた子に対してどう接するだろうか?
娘ならまだ良いが、息子なら微妙だな。
>>539 敬愛っていうんじゃよ、そういうの。
桐壺帝は源氏と藤壺の不倫にさほどショックは受けなかったような気がする。
源氏は可愛い息子だし藤壺も妻というより娘みたいなものだったと思うし
幼い頃の二人の仲の良さから思い当たることもあっただろうから。
二人を許さないなら何より冷泉帝を春宮に立てたりしないはず。
むしろ源氏の血を継ぐ子に密かに皇位を伝えられることを喜んでさえいたかも。
でも仮に紫の上と夕霧が過ちを犯したら源氏は許さないだろうな。
まず源氏の夕霧への愛情は桐壺帝の源氏への愛情ほど深くないように思う。
紫の上も娘のような存在ではなく最愛の妻であり恋人だし。
最愛の我が子に妻を寝取られるという意味では
源氏にとっては夕霧より冷泉帝の方がふさわしいかも。
子ども達の仲で冷泉帝が一番可愛いみたいなこと言っていたし。
もし夕霧が紫の上と通じたりしたら源氏は怒りまくりそうだけど
これが冷泉帝となるとそうも行かない感じ。
逆に藤壺を寝取ったのが朱雀や蛍宮だったら
絶対許してないだろうな。
まあ原作では、父帝が事実を知っていた、というのは
結局源氏の思い込みでしかないんだけど。
>543
大和和紀の解釈でも
「桐壺帝は源氏を臣籍に下させた事を悔やんでいただろうから
源氏と藤壺との子供を東宮→帝位につけるのは
その件に対しての償いになると思っていたのでわ?」
みたいに語っていたしね。
>544
冷泉帝がマザコンなら、一発で紫の上に惚れそうだ・・・
まぁ源氏が「子供達の中で一番可愛い」と思っていたのよりも
地位も地位だしね。
しかし、夕霧はアレか?占いでも「一番劣った方」とか言われるし
母親だって、源氏にはそんなに愛されてなかったし、何だかなー
547 :
愛蔵版名無しさん:04/10/17 13:59:21 ID:oQVjGhHC
>>546 当時の情勢から考えると「位」が劣ってるってコトでしょ?
548 :
愛蔵版名無しさん:04/10/17 17:31:00 ID:Wu0tTL9Q
桐壺帝の最愛の女性は桐壺の更衣だからね。
顔が似てても、藤壺より桐壺の方を愛していたから、源氏とのことも許せたのでは?
桐壺帝の愛が源氏と藤壷どっちに比重がかかってたかっていうと、源氏の方にかかってたような気もするしね。
結局最愛の女性の血を引いて母親似でもある最愛の息子には甘かったんじゃないかな。
臣下に落とした引け目もあったろうし。
うん。私的には桐壺帝の愛情ベクトルは
桐壺更衣≧光源氏>>>藤壺>>冷泉>>>>>>>(別次元)他の妃と子
であると思う。
桐壺帝は藤壺を桐壺更衣に似てるから入内させた。
息子とできてしまったのはばちが当たったのだと
悟ったのかなーと思った。
源氏にも藤壺にも悪いことした・・・と死ぬ前に言ってたから。
源氏に比べて大人だよなぁ〜。
最愛の妻が亡くなって、身代わりに娘とエッチしてた父親が、
ある時息子と娘のエッチを目撃し、しかも子供が出来てこれを産むということになったら、
さて、どういう気持ちになるだろうか?という心境に近いかな。
愛しい息子と愛しい娘の間に産まれた子供であれば、
父としても受け止められるよ。
男としても、父親と息子で1人の女をパートナーにすることは、
西洋東洋の歴史的にも珍しいことではない。むしろよくあること。
性愛に対しても開放的な平安時代だから、
知ったとしてもそれほどショックはないと思われる。
藤壷は桐壷帝にとって1号さんではないし。源氏にとっては永遠の恋人だけど。
つくづく思うんだけど、、、当時は本当に女は男の「道具」だったのね。
意志なんかなくてモノと同じ。だから奪い合いも平気でやるし…
今も同じかあ。。。
そもそも、女には名前らしい名前がつけられてないしねえ…。
>>554 どういう意味で?
彼女達は「紫の上」とか「明石」って名前じゃないですよ。
玉鬘は幼名「藤原瑠璃」だったかな?これもダメ?
源氏では、
夕霧や柏木なども章の名前からとった仮名じゃないでしたっけ?
藤原香子・藤式部・紫式部
私、女三宮は好きじゃないけど、「自我に目覚めてさえいない」彼女が、
最後に「世間体を気にしたテメエのお情けなんかいらねえよっ!」とばかり
に出家して源氏を慌てさせるところはスッとした。
>>558 窮鼠猫を噛む、に近いかな。
女三の宮の人生ドラマはあれがピークで
以降変化なし。あの体験で激変とか深化するとか無いのねぇ。
しかし、、、あまりに庶民感覚でスマンが、、、
世を捨てたいなら、出家するという当時の女性が羨ましい。
世を捨てるっていっても衣食住は困らず、写経とか、読書三昧でしょ?
私事で恐縮だが、先月勤め先解雇、つきあってた男とは破局、おまけに今月
親を亡くしました。出家させてくれ。
>>556 まぁ、薫の苗字は「源」だろうね。
作中で「源大納言」とか呼ばれてたし。
源氏(アタリマエか)も夕霧も苗字は「源」
下の名前はシラネ
>>558 宇治十帖編でも、その後とは言ってもチョロっとしか出てこなかったよね?
源氏死後から宇治十帖の間の「女三宮のその後」ってのも
読んでみたい気がする。
>560
パトロンがいないと優雅な出家生活はできないぞ。
>560
浮舟が怖がっていた、年寄りの尼のすくつを思い出しましたが、何か?
貧乏人が出家して衣食住に困らないわけが無い。
平安時代の平民はみんな出家しちゃうぞ。
女三宮のような優雅な尼はパトロンの居る貴族の中の貴族の特権でしょ。
>>563 >年寄りの尼のすくつを思い出しましたが、何か?
すくつ →「巣窟」【そうくつ】が正しい読み方ですが。 何か?
すくつは2ch語ですが何か?
>>560 周りが悲しむのが「ハァ?」だよね
私にとってもあの状況はパラダイスだよ
あの時代は尼になっても頭丸めずにおかっぱかそれ以上に伸ばしてたしね。
あのおかっぱが尼そぎですね。子供の髪形の説明も尼そぎ。
>>567 うん。あさきを初めて読んだ時
藤壷とか尼さんになったのに髪の毛なげー!!!
ってオモッタからな
三宮の出家姿、長めの髪がめっちゃ可愛かった。
源氏がハアハアするのも納得。
出家したとたんハァハァされちゃ、
女三宮としてはあてがおおハズレってとこだよな。
572 :
愛蔵版名無しさん:04/10/20 06:19:19 ID:KMChdZwM
誰か、雲隠のところ読んだ人いますか?
亡くなる間際、目の見えなくなった光源氏が自分の事を看病してくれた人に恋をした、最後の相手は誰なんですか?
それまでの登場人物の誰かみたいなんですが……
某スレで読んだら続きがきになって(T_T)
573 :
愛蔵版名無しさん:04/10/20 09:21:50 ID:ApZi3Ggr
>>572 花散里じゃなかったっけ?間違ってたらスマソ。
>571
しかも髪が見事だからモッタイナイとかで
普通の尼そぎより長めにされてんだよね。
ちょっと違うけど、藤原定子も出家したのに天皇とエチしてたらしい。
>572
それ、外人が作った妄想話のこと?
それだと花散里なんだが、彼女の性格上看病はするけど
エチはないと思うのだけど
>>574 定子って自分から髪を切ったんだっけ?
当時、そういう事は非常識の極みだったらしい。
でもそれだけ環境の変化に定子が耐えられなかったんだろうね。
>>572 雲隠れは真っ白いページですわよw
それはさて置き、お探しのユルスナールの創作文のURLは
ここの過去レスに貼ってあるよ。
花散里が盲目になった源氏の世話をする話。源氏は彼女と知らず、
(彼女も名乗らない)契る。
>>574 >それ、外人が作った妄想話のこと?
痛快!激しく笑えました。
だけど、妄想といったら、「源氏物語」自体フィクション、つまり妄想な
わけですから…ユルスナール「源氏の君の最後の恋」は大目にみてあげていい
と私は思いますが。
実際、源氏の最後の最期は、あんなもんだったでしょうし。
出家しても金さえつんだら還俗できるとか、たしか「ジャパネスク」
の瑠璃姫が言っていた。本当なら女にとって便利かも、出家。
>>578 ああ、言ってた言ってた
ものすごい勢いでw
へえ〜
すると、出家は自由意志で出来ても、還俗は金積まなければ本人の意思でできるもんじゃなかったのか。
知らなかったよ。
庶民が坊主や尼になっても、入った寺の労働力だからね。
お経を習うことは出来るだろうけど、農作業や住職の下働きをしないといけない。
勝手に出家するのは禁止ってことになってたと思うし。(奈良時代の制度だっけ??)
自分の家から寺に行くのが「出家」なんだから、自宅在住を続ける貴族女性の出家形態は特殊事例だよ。
>577
オリジナルと二次創作を一緒に語るなよヴォケ
>>582 一緒に語ってなんかいないよ。
「大目にみてやってもいいのでわ?」って言ってるんだよ。
字、読める?
沸点の低い人が多いね
花には橘も
結局のところ、藤壷は光源氏をどう思っていたのだろう?
「あさき〜」では思い合っていたという設定になっているけど
原作では、はっきりそのへんが描かれていない気がする。
橋本版では後に命婦が
「おまえ(源氏)のような人でなしを、あの方は…」っていうところがあるけ
ど。
あんまりしつこくされて、半ば強姦されて子供まで生んでしまったから、
「共犯者」みたいな意識を愛情にすり替えた部分もあるような気がするが。
書かれてませんね>藤壺の気持ち
大塚ひかりさんの指摘だと、彼女が泣くのは
息子冷泉帝に関してだけ、というのがある。
実際あさきでは藤壺は源氏の前でいつも泣いてるけど
原文ではそうではない。あの密通のときでさえクール。
「あさき」の藤壺は源氏ラブだけど、それだと藤壺出家の動機が意味不明だよね。
「源氏と冷泉を守るために出家」したのに源氏と朧月夜との関係がばれて
流刑同然になって藤壺が涙・・・じゃわけわからん。
原文だと源氏の懸想を避ける為に出家してる。
>>588 何だかんだ言って、皇女出身で後の国母。
大臣家あがりの尚侍と浮気ぐらいだったら
「源氏がカワイソ」と思い涙を流したと、ムリヤリ解釈w
自分のせいで、オボロに行っちゃったのかな〜って思うのもムリヤリだ
私が出家までしたのに!
あんたの節操のない下半身のせいで台無しよ!
息子はどうなるのよ!泣けてくるわ!
早い話が、源氏は優しいフェミニスト(そんな概念無いけど)気取った強姦野郎という訳で。
まあ現代でもそうだけどというか現代にはいないけど、
昔からやんごとない姫君というのはたいていちょっとズレてるからな。
見る人が見れば阿呆といっても言い過ぎではない。
人間的な魅力なら、朧月夜>>>藤壷だな。
しかし、、、数々の浮き名を流したにしては…
生殖機能は劣ってるよね。。。たった3人とわ。
>>593 その伝でいくと女三宮とか末摘花なんかが姫様らしい姫なんだろうな。
薄くなるまでには、濃かったわけでしょう。
ヤるに従って薄くなっていくわけだから…
最初の濃いうちに何で出来なかったのかよ?
前世の因縁かも。
生まれ変わった現世でもあんだけのことしてりゃ次は牛馬か虫けらかも知れんな。
虫けら源氏…蛍か?
あれだけの事をしていながら「同じ蓮の花の上に〜」って、
オメエ、成仏出来るの前提に物事考えてるだろっ!!
ゲンジボタル・・・
602 :
愛蔵版名無しさん:04/10/22 18:03:06 ID:L2G6Tk/F
>>594 でも、藤壺とはたった1回(または2回)くらいのセックルだったのに
それで懐妊したんだから命中率高かったわけで・・・
誰かが言ってたが、危機的な状況に陥ったとき、男は何とか子孫を残そうとし、
そういう時の精子は濃くて、妊娠しやすいそうだ。
逆に安心しきった時の精子は薄い。
>>602 つまり、ヤリたくてヤリたくて、やっと出来た女とは一種の緊張状態にあって
「危機的状況」に近くて、濃い精子排出した結果、懐妊。
別にどーでもいい女とは、やっつけ仕事のナニだったから、出来なかった訳か?
そう言えば、明石の君の時は須磨に流されて以来、一人寝が続いていて
「溜っていた」状態だったんだよね…。
ふむ。
>逆に安心しきった時の精子は薄い。
安心しきった時 = (女を)ナメてかかった時
葵の上について説明してくらはいw
一応、正妻でいたした回数が多かったから?
(紫の上は不妊とみなす)
いや、不思議なのは六条御息所だろ。
子供が生めない程ババアってわけじゃないし、源氏だって若かったし、
回数にかけては…
>>605 「あさき」に出てきた描写限定での話なんだけど、
葵の「六条などではこうなさっておいでなのですか?」の挑発(?)に
のったような形で、ほぼレイープに近い状態で行ったアレが大当たり
だったように読める。
葵は、ほんとは源氏に惹かれてるのにそれを素直に出せず、普段は
冷たく接している人だから、普段のナニは非常に淡白だったのでは
ないかと。で、いつもと違う状況に興奮状態だった源氏は(以下自粛
下世話な話でスマヌ。
紫の上については…体が未熟な時期から性的行為を繰り返していると、
受胎方面の発達はかえって悪くなる、という説もあるそうで。
>>体が未熟な時期から性的行為を繰り返していると、
受胎方面の発達はかえって悪くなる
これが当てはまってるなら紫の上可哀想すぎるな・・・
段階を踏んだ結婚でもなく、裳着前に源氏にヤられちゃってるだけでアレなのに。
まだ裳着前だったっけ…。
どうせいずれ手に入ったんだろうから待てよエロガッパ。
大事な人に限って強姦するんですかコイツは。
>>607 葵の上との普段のセックルが淡白なのは
江川も描いてるね(スミマセン)
しかめっ面でいつも義務でお勤めしてたな・・・
で、明石女御は紫の上が処女を失った年齢よりも
若く妊娠出産してるわけだけど、もう成熟してたのか・・・
>>607 私もあの一夜で葵の上が妊娠したと思っていたけれど
実は直後に藤壺が冷泉帝を産んでいるから計算が合わない
夕霧は冷泉帝より3歳も下なので
とするとあれ以降にも源氏と葵の上の間には交渉があったことになる
それはどんなものだったんだろうなあ・・・
やはり左大臣家の手前もあって、お見限りって訳にはいかないでしょう。
イロイロあるわけよ。源氏としても。
いい加減というと語弊があるかもだけど、そこまで細かい事考えてなかった
のではないか、と…>年齢とか時期とか…
そう、話の展開としてはあの強姦同然のセクースで
夫婦仲がますます疎遠になってしまうけれど
それで子どもが出来たのをきっかけにお互い歩み寄り始める、
という方がしっくり来るんですけどね
>>608 紫の上って、初体験の時あれだけ動揺してたってことは
あの時点でセクースっていう概念自体全くなかったんじゃないかと思った。
だとしたらますます気の毒な話だよね。
あの時代は今の中学生くらいでもう子供産むから
早くから女房に色々教わってたのかもしれないけど…。
616 :
愛蔵版名無しさん:04/10/24 12:51:42 ID:EmNHa+Vd
初潮を迎えてからすぐだったのでは・・・・?
まだあどけない少女を、光源氏はなんてヤツだ!
>>615 なんかの本で二人はすでにヤッテしまってるものだと
女房達は思ってたらしいと書いてたよ。
10歳ぐらいの時に…
10才の少女に手を出すような男だと身近な人間にも思われてんのか…<光源氏
平安時代の美的基準だと、
いまの皇太子浩○の身体的特徴は美男子のそれに当てはまるんだよね
あくまでも平安時代や戦国時代の基準だと。
つまり当代随一の美丈夫・光源氏は、現代の浩○皇太子殿下であったと。
雀の子と遊んでいた少女・紫の上(正体は宮家の脇腹の姫君)を、
二条院ならぬ東宮御所に拉致ったあげく寝所で無理矢理(ry
男恐いよ男!
容姿が似てるかも?なだけで内面まで一緒にされちゃあ流石にたまんねえだろう
あの独特の容姿は過去の蓄積の賜物だからな、現代美人の血がちょっと入った位じゃ薄まんないだろう。
でも性格まで当てはめるのは失礼ですよ。
>>616 男性が抱く欲望そのままって気がするー…いわゆる調教みたいな…
それを1000年も前も女性が書いているってのがスゴイな…
>>621 皇室ヲタの漏れから言わせると
先帝は若い頃、現代の感覚からしてみても男前だったよ。
先帝&先々帝も濃い目の顔だったし
旧宮家にいたっては、かなりのイケメンもいた・・・
ただ、パッと写真見て「ん?」と思った家から、平安美人風のお妃が出たw
その方の血でしょうなー
光源氏系の血は皇太子よりもヒゲの弟君に色濃く現れているような気がする。
結構な女好きで奥様も苦労なさったとか。
>>624 港々に女がいる、ということは聞いたことがあるな。
葵の上が死んだのをもの凄く悲しみ、六条の執念に背筋が凍る思いをしながら
ケロッとして紫の上の処女を奪う源氏って・・・
『 懲 り な い 』
というのが、この男のキーワードですかね?
うん。あと『悟れない』もセットかな。
ヒデー!しょうもない男、という言説に終始しちゃうと
(確かに源氏は馬鹿でつまんない男なんだけどね)
コイツのために悲嘆にくれたり悩んでる女君が馬鹿に見えちゃうんで
敢えて源氏の面白味を探すようにしてる。人間臭さの妙味というか。
じゃあ、源氏は出家してもだめぽだね
紫の上は14歳で初体験だったけれど
明石の中宮は13歳くらいで出産してるし・・・
あ、でもこっちは春宮妃になるにあたって
前もって色々教えられていたのかな
源氏に出家なんて意味ない事なのではないでしょうか?
好きでもなく、お荷物でしかなかった女三宮が出家した途端に
同じ蓮の花の上で共に、、、とか言い出して、あくまで成仏することを
前提に物事を考えているみたいだし。誰でも自分が情けをかけてやりさえすれ
ば幸せだと考える事自体が、もう神も仏も恐れぬ所業だし。
ああ、出家の必要なんて、ナシ!ナシ!
いまよりも当時のもっと未成熟な女の子(しかもウブな姫君)相手に、
やっちゃうなんてヤバいよ夜這いよ
でも平均寿命29歳くらいだっけ
この時代って、あんまり処女というか、貞操観念みたいなものは重視されて
いないのかしら?
そもそも処女性重視って、キリスト教の影響?平安時代ってどうだったの?
処女性が重視されるのは確か戦国時代位からだったと思ったが…
>>633 でも、やっぱお后となると、重視されたんじゃない?
伊勢物語の藤原高子は在原業平と浮名を流しながら
天皇の后になったけれど・・・
でも源氏物語では源氏との仲がもとで朧月夜が女御として入内できなかったり
頭の中将が夕霧との関係を知って雲居の雁の入内を断念したり
玉鬘は髭黒にやられて彼の妻にならざるを得なかったり
そういうのを見るとやっぱり男の手が付いていないことは重要だったのかな
>>634 確かに位の高い人には多少重要だったかも…
10歳位で入内したりしていたのもその辺が関係しているのかもね
しかし現代の貞操観念と平安の頃では全然違うから…
>>635 玉蔓の件は源氏と同じくらいムカついたな。
しかも髭黒の場合は昔は仲の良かった病弱な妻と子を振り捨ててるし。
なーにが源氏の手がついてなくてよかっただボケ。
>630
禿げ上がる程 同 意。
前のスレにあったかもしれないけど、宇治の浮舟に取り憑いた
「法師の霊」(?)は、実は源氏なのでは…っていう解釈が有るらしいね。
結局、死んでも悟れず迷ってるのか、源氏は。
業としか言いようがないね。
死んでまで若い美女を振り回すな色ボケめ。
>634
貞操観念というより、血筋を守る為では。
血液型検査とか、DNA鑑定とかない時代だったから、
女性の方をを管理するしか、親子関係を保証する手段が無かったわけで。
>>638 あさきで、浮船が追いかけて行った幻?は
何かの本で読んだ限りだと、源氏でも匂宮でもないらしい。
美しさを表現する言葉が、上の二人を表現するには劣っているからだとか。
おそらく八の宮?
>>630を書いたものです。
>>938さん
なるほど、そういう解釈もあるのですね。
とすれば、本当に源氏は「哀れ」とも言えますね。
思えば朧月夜にしても、玉鬘にしても、最期には源氏を見捨てた部分もあると
思い、そういう二人が源氏物語の登場人物の中で、ひときわ輝いてみえて、
人気も高いと気づいた時、ああ、やっぱりな、と思ったりして。
>>643 玉蔓の決断は結果的に彼女を幸福にしてああ良かったねえと思ったが、
あの決断もそもそもは髭黒のことで状況的に仕方なく…という部分もあったんだよね。
でも彼女が幸せになれて良かったよ。
朧月夜は文句なくかっこよかった。
>>644 カコワルイのは、源氏とちちくりあった後に
親父が入ってきて「どうしましょう」って言った事だな。
朱雀帝はこんなを尻軽女、言葉責めで楽しんだ・・・と
色々あったけれど自分も朧月夜はかっこよかったと思う
源氏に対して何の弱みもコンプレックスも無く
堂々と渡り合えた女性は彼女だけじゃないかな
源氏とは最後まで枯れない色っぽい関係を保ち続けて
あっさり出家してしまうのも良かった
もまいら朧月夜好きだねw
私は嫌いだよー
>>628>>630 そうよ。源氏の場合は高い地位と出自の、あの時代の貴族の精神的象徴でもある自分の
きれいな形の身の振り方であったに過ぎないと思ってる。>出家
加えて子孫の為。最後の宴の場面もそういう意味で美々しく登場する必要があった。
引篭もった挙句、呆けたんじゃないか?というイメージのまま出家しては障りになるからね。
女君の場合は自分の心のパッションが行動と直結した結果としての出家、でいいけれど
社会的な自分の身の振り方としての出家という要素が源氏にはある。
内面はこの世にタップリ未練があって、ウロウロ引き迷っていた→紫死去を契機に
自分の人生を鳥瞰的に見えた→社会的な「意味」無くしたな、オレ
(六条院になった時点ですごろくでいうアガリ。社会の中心には居ないわけ。
ただ影響力は強いので世間は隅に置けない扱いはしている状態だったんだが)
→社会的な形として「出家」に移行。生きてる内に自分で生前葬するようなもんでしょか。
静かに暮らすけど悟りすます域とは違う感じ。
>>649 宝島社から出ていた、あさき本の解説にも
「当時の男性貴族の出家とは、今で言う政治家の退陣に近い」
みたいに載ってました
651 :
630:04/10/26 17:50:38 ID:???
すごく勉強になりました。
「悟り」を重視したものではないのね。ふーん。
そんな奴らに『仕えられて」も、仏さまも困るよね。。。
で、ぶっちゃけ、どうよ?
源氏って幸せな人? 不幸せな人?
世間的には充分幸せな人。
本人は「わたしは周りには幸い人と思われているが、実は不幸せなんだ」とか酔ってそうな気がする。
確かに肉親の縁に薄いとか、最愛の人(藤壺&紫の上)に先立たれたりと、
かわいそうなところもあるが、ほとんどのことは自業自得のな感じがする。
本当に不幸せなのは源氏に関わってしまった女君たちだと思う。
女系天皇になると神武天皇のY染色体が遺伝されないという問題がある
六条さんに至っては、生きている間、散々弄ばれて、娘(秋好む中宮)の
後ろ盾にはなってくれたものの、「手をだすな」って念を押しておいたから
「仇めいたこと」がなかっただけで、財産はみんな源氏に持って行かれた。
その上、死んでから悪口言われ、祟りたくなる気分は察して余りある。
藤壷だって「秘密っていったのにー」って化けて出るし、どうもこの男が
不幸の元凶であることは間違いないぞ。そもそも源氏が幸せにした女って?
花散里か末摘花くらい?それも食い扶持与えただけのこと。本当に
愛情を感じて幸福になった女がいる? この元凶めが!
>654
誤爆だと思うけど(日本史板?)、そもそも神武天皇の存在が・・
657 :
愛蔵版名無しさん:04/10/27 14:15:44 ID:hWiNuFmn
>>655 明石さん一族は、源氏と関わって幸せになったのではないだろうか?
>そもそも源氏が幸せにした女って?
>花散里か末摘花くらい?それも食い扶持与えただけのこと。
この二人はなまじ源氏に「女」として愛されなかっただけ、むしろ気楽で、
幸せだったかもね。
>本当に 愛情を感じて幸福になった女がいる? この元凶めが!
それでも当の源氏本人は、関わった女全員のことを「この私が幸せにしてやったんだ!」
って最後まで信じて止まなかったんだろうね。
紫の上が出家を懇願した、その真意や苦悩も最後まで理解出来なかっただろう。
>657
確かに一族は繁栄したけど、明石の上本人は果たして幸福と言えたのだろうか?
身分故に正式な「妻」の一人にさえなれず、最後まで愛人扱い。
一人娘とも引き離され、孫達にも臣下としてしか接する事ができない。
源氏の「愛情」といった面でも、結局は紫の上の次点、といったところだし…。
>>657 一族としてはな。
しかし一族は繁栄したというか、都に出て国母を輩出したはいいが、
愛らしい盛りの娘をとりあげられ、『囲われ者』扱いされて、そのうえ、
明石の姫君が入内する時、母である明石の御方は身分が低い家の出ということ
だけで徒歩(かち)で列に従ったんだぞ。自分の娘の晴れの席で…。
幸せだと自分で言ってるけど、それは自分が分をわきまえて賢かったのと、
紫の上が同情して引き立ててやったからであって、、、源氏が何をした?
馬みたいに頼まれて種つけただけじゃん。
>>658>>659 禿同です。
皆さんクレバーだな、自分じゃここまで上手くまとめられない。
明石の上の人生はマシな部類に入るんだろうがやっぱり可哀相な人だったな。
子供取り上げられるし源氏の一番の女にはなれないし。
紫の上もそこんとこよく分かってたんだろう、源氏物語ってそういう女性同士の思いやりとか助け合いとかが
見てて涙ぐましくなるよ。
>>660 自分が望んで、源氏のお種をもらったわけでもなし・・・
明石一族でも、入道が一番幸せなんじゃないかい?
そうだね、あの親父も相当勝手なお人だ。
もともと自分もそう高い身分でもないのに夢見過ぎというかなんと言うか。
気持ちは分かるがもっと地道になれよと突っ込んでた。
不釣合いな身分で苦労するのは明石の上本人なのにねえ…。
>>658 確かに。話の中で花散里もそれっぽいこと言っていたし。
玉鬘の話では、真木柱たちはいくらなんでも可哀想だな・・・と思った。
だから、宇治十帖編で真木柱が紅梅の大納言と普通に幸せそうにしていたの見てほっとした。
>>662 ん?入道自身は、そう低い身分の家柄でもないんじゃん?
大臣家の息子なんだから・・・
でも、孫が東宮生んだら「我が一生に、一点の悔いなし」状態で
山篭りだしねー。あれって即身仏にでもなったんですか?
つくづく男の欲望のための踏み台にされとるのう…>明石の上
>>656 神武天皇だかのY染色体が遺伝されなければ、
近親婚を繰り返した皇族の濃い顔が少しは薄まるかも知れないという話題
???
昔は高身分マンセーだったから入道が命賭けちゃう気持ちは分からんでもない。
明石の上もコンプレックスありありながらも上層に浮上したいって気持ちはあっただろうし。
ただ明石の上の扱い見てるとやっぱりねえ…。
紫の上が優しくてよかったね。
669 :
愛蔵版名無しさん:04/10/27 18:36:23 ID:lybIzOL5
あさきの人物関係図では桐壺の更衣と明石の入道っていとこ同士になってたような。
母方の血によるもんなのかね。
「あさき〜」の中で、「明石の姫君」が入内する時に、紫の上が気を利かせて、
明石の御方を臣下として側に侍らす事にするよね。その時、明石の御方が
感謝感激して「ああ、紫の上さま、あなたは真に源氏の君にふさわしい、
素晴らしい方です!」って感激するところがあるけど、私は
「違う!違う!『ふさわしい』んじゃなくて、これほどまでに周囲に気遣う
お人好しにならなければ、源氏の妻なんかやってらんないって事よ!」って
本気でツッコミ入れておりましたっ!
>>670 源氏は口先だけで可哀相がってそこまで考えてやんないし動かないもんな。
「君のためなら…でも僕の所から離れていってしまうんだね〜」みたいな
未練・恩着せがましいこと言いそうだし。
紫の上や明石はじめ、周りの女性達が余りに色んな面で出来過ぎていたから、
ますます源氏が増長した所が有ると思うな〜。
そう言った意味でも、最凶天然・女三宮の存在は、
源氏にとってぴったしのお灸だったじゃないかなあ。
私は正直、彼女の言動には大いに溜飲をさげていたね。
女三宮が自主的にやったのだったら溜飲下げたのだろうけど、
彼女も別の意味で不幸だよ。
長年ストーカーもどきのモーションかけられた挙句にレイプされ、
子供までできてしまう。
自分は完全に被害者なのに亭主にはねちねち責められて…。
そりゃ出家でもせんとやってられなかっただろう。
溜飲を下げたというと不謹慎だけど紫の上も最後の最後に
身をもって源氏に最大の打撃を与えたよね
彼女の死は悲しかったけれど残された源氏には同情できなかった
>>673 そう、あれって現代で言うストーカーだよね。
一方的に思いを寄せられ家に乗り込まれてレイプされちゃったと…。
こう考えるとほんと糞だな、ムカムカしてくる。
柏木って高身分・容姿端麗・頭脳明晰な理想的エリートだったんだろうが、内面はキモ過ぎだな…。
有能な官僚が影で幼女買春やってるかのようなグロさだな。
>>675 それを言うなら、あの時代の貴族女性なんて、本当に人権がないと思うよ。
顔も見せてないのに、一方的に思い詰められ、女房に手引きされちゃったら
防ぎようもないんだもん。玉鬘なんか、彼女が賢くて運命を受け入れたから
結果、幸福になったってことだけど、それだって彼女が「幸福だ」って納得
したからそうなったようなもん。
ホント、あの時代の男どもってケダモノ。
>>678 まぁ、従兄妹でケコーンが普通だしね。
又従兄妹なら現代でもケコーンOKでしょ
あの時代は皆どこかで血がつながってるから、
(例えば、紫式部と道長or倫子も又従兄妹ぐらいの関係)
又従兄妹ぐらいだとほとんど親戚感ないと思われる。
話をぶった切るが「羅刹の家」の作者の描いた源氏を読んだことがある。
そっちでは色々脚色が凄かったなー
源氏、朧月夜に刺されるw
頭中将に薬を盛ってもらい、騎乗位セックルする葵(涙)
マセガキ若紫
源氏を都に返さないために姦計を練る明石
あさき〜より怨霊度うpな六条、美人度うpな花散里
顔が人間じゃない末摘花
源氏なんかをかばって死ぬ夕顔
源氏に抱かれたのを思い出に生きていこうと語り合う空蝉と軒端の荻
出家理由が「老いた姿を見られたくないため」な藤壺
一部ウロ覚えだけど読んだ香具師いる?
682 :
愛蔵版名無しさん:04/10/28 17:30:33 ID:YJbuOAnl
>>681 読んだときないけど、上のあらすじ読んだら、読みたくなっちゃったよ。
>>681 騎乗位葵と顔が人間じゃない末摘花がはげしく見たいぞ!
>>681 読んだよ。朧月夜と明石は六条顔負けに怖い顔してたシーンがあった。
ついでに騎乗位は朧月夜もヤってたような・・・(朱雀相手に)
自分が印象的なのは、葵「源氏の君、私は一体あなたの何!?」と
六条「死ねーっ死ねーっ」かな。
>>681 うわ、あの人が描いてるのは知ってたけどそんなのなんだ……
読みたいw
わ…私は、いい。怖い…怖すぎるっ!!
源氏が須磨に流される時、荘園など財産の名義を、みんな紫の上に書き換えて
行ったんだろ? だったらさ〜・・・
【赦免され、都に帰った源氏】
「紫の上、今、帰ったよ…」
「あーら、どちらさま?」
「何をいう、紫の上…」
「まあ、いやだ。私の屋敷に種つけ馬が、どこぞに捨てておしまい!」
「あ…待て、待ってくれ、紫の上!」
ばたーん! (閉門)。
子供もいないし、身内もない紫の上は、財産にもの言わせて若い男を侍らせ、
終生りっぱなお屋敷で、男に心煩わされる事なく幸せに暮らしましたとさ。
おしまい。
おもしろいしうまいけど、紫の上もそこまでしたたかじゃないからね…。
>>688 >まあ、いやだ。私の屋敷に種つけ馬が
激ワラ。
かの光源氏の北の方で、財産もあり、美しい若い女が2年間もほっておかれ、
何事もなかったのだろうか?
「光の君も須磨に流されたんじゃあこれまでさ。さぞ男に飢えておるじゃろ」
なんてイヤらしい男が夜ばいをかけたりしなかったのだろうか?
流罪人の帰りを心もとなく待つ美女の館なんて、好きモノ…いや、風雅な恋を
求める男どもの絶好の標的だったろうに。
>>691 しかも、源氏は流されている最中・・・
狙っちゃえ!ってヤツがいてもおかしくないかも。
源氏をつぶすなら、弘徽殿が右大臣家の誰かをけしかけたりとかね。
それか、夕霧が大人だったらどうだったかな?
嵐とか父上の北の方の家が心配になって
様子を見て→面倒見て・・・でも、女二宮とのやりとりがアレだし
上手く行かなさそうw
だいたい、須磨に流されたのも朧月夜との事が露見したのが一因だし、
流されたら流されたで、地元の女にタネつけしちゃうし…
踏んだり蹴ったりの紫の上。それでも健気に…ってのが「売り」でしょうが、
子供の時から源氏に気に入るように教育されていて、逆らい方を知らないって
いうのが本当のところだろ?
これも一種の「調教」だろうけど。
源氏の不在中、家財産を実質管理してたのはおつきの乳母の少納言じゃないかな。
あのしっかり者の乳母がついてたらそう簡単に悪い虫は寄りつかせないような気がする。
これが、今昔物語とかだったら、少納言が悪人で財産乗っ取った上、紫の上は人買いに売り払うか、どこかの妾に出して追い出してしまうという展開もあり得るんだけど。
源氏の留守中の紫の上を狙って右大臣家が動かなかったのが、なんというか、
右大臣家の『甘さ』なんだよな。。。
いくら少納言がやり手で、紫の上がしっかり者でも、右大臣家の力で本気に
なってかかれば、どうにでもなったはず。
なんせ、流刑人の妻なんだから。
そーゆー甘さが、源氏なんかをのさばらせてしまった原因。
こきでんのにょうぼう…所詮あなたは桐壺にかなわず、その息子の源氏にも
ナメてかかられる器です。
>>695 その時、朱雀帝に世継ができなくても
八の宮に譲位すりゃーいいと思ってたし
(八の宮には右大臣家の息がかかってそうだから)
そうなれば、源氏なんぞ一生明石暮らしかもしれんから
目になかったんでしょうね。
朱雀タンが、あのママンに対して男をみせて
紫の上だけは守ってくれたかもしれんけどw
いや、右大臣側は紫上を狙ったりはせんでそう。
コキデンにとってはにっくき藤壺の姪でもあるんだし。
コキデンの怒りを買ってまで紫上に手を出すバカもいないだろう。
698 :
↑:04/10/30 18:03:48 ID:LMAR2ov1
コキデン、って確か右大臣の娘じゃなかった?
700 :
愛蔵版名無しさん:04/10/30 21:50:27 ID:82DL1XyO
アタイこそが 700げとー
まあ1人の女として最初から最後(最期)まで徹底的に人間源氏と付き合った女性は、
朧月夜ただ1人なんだよね。
葵や三の宮はお人形だったし、六条夫人とは別れたし、
藤壷は途中から女でなくなったし、紫の上は妹の延長で妾同然だったし、
花散里は友達みたいな関係だし、明石は母であったし、
朝顔は生き仏だったし、空蝉や軒端や末摘花とは本気じゃないし、
夕顔とは死に別れたし、等など。
清濁併せ呑んで、源氏のことを一番理解してそうなのは、やっぱり朧月夜だよ。
源氏と朧月夜は間違いなく、男と女の恋。
他の女性はいろいろあってかなり微妙な関係だから。
>六条夫人とは別れたし
それなら、結局、朧月夜も彼女の出家によって縁が切れたわけだよね。
あれは、ていよく、朧月夜が源氏を捨てたんじゃないかな。
やっぱ、彼女の場合もいろいろあって微妙な関係ではあると思う。
男と女の恋というよりも、似たもの同士の自己愛に近いんではなかろうか?
703 :
愛蔵版名無しさん:04/10/31 16:50:58 ID:QtGGGtAy
>>701 空蝉や軒端や末摘花とは本気じゃないし
自分の高校時代の古典の先生は、“源氏の恋は全部本気なんです。遊びじゃないんです”
って言ってたなあ。だから紫の上はあんなに嫉妬したんだ、と。
まあ、軒端はともかく、あとの2人をくどいている時は心底本気だったのでは?
704 :
愛蔵版名無しさん:04/10/31 18:39:44 ID:G4NdsESa
>>703 そうそう。このシトとりあえず恋する時はその時その時でいつも本気だよねw
調子よすぎてキモイほどw でもなんか憎めないw
>まあ1人の女として最初から最後(最期)まで徹底的に人間源氏と付き合った
女性は、朧月夜ただ1人なんだよね。
私はこの意見反対。
徹底的になんかつきあってない。むしろ二人の中が長続きしたのは、距離を
おいてつき合ったから。朧月夜は帝、源氏は紫の上に明石の君その他諸々、
他にお相手がいて、ほどよい頃合いに再会して、互いのイイ面だけを思い出し
「やけぼっくりに火」状態になっただけ。
自分の事しか考えないって所が、お二人とも似た者同士でピッタシだっただけ。
>705
同意。
「徹底的」「人間源氏」という言葉に重きを置くなら、むしろ紫の上
だと思うな。「徹底的に人間源氏と付き合った女性」は。
源氏のいいところも、悪いところも、全て身近で見てきたんだから。
そして、いいところも悪いところもあるのが、「人間」というもの。
朧月夜は、ある意味、オイシイどころ取りでしょ。
それが悪いとは言わないけど。
それにしても、紫の上が「妹の延長で妾同然」って、原作のどこを
どう読んだら、こういう解釈になるんだ?>701
源氏を、ハッキリ「こういう人間」と掴んだのは六条夫人もそうだね。
かなり正確に底の底まで見定めたという感じで。
明石が純粋源氏に恋した期間ってとても短い。
後は母として生き、源氏を恋する人(愛する人)の座からは降りてしまう。
その辺りは花散里とやや似ている生き方ですね。
ただ、契る機会はあるし、
入内した娘の傍につく事で社会的な形としても決定的になる所は違う。
そうなってみて源氏も明石を女と見なくなってゆく。
純粋に愛する女として見る(扱える)のは紫だけになっていきますね。
自分の人生を賭けてもろともに恋の道をひた走るという情熱は失われています。
玉鬘:好色なアイディアと冷泉帝、蛍兵部卿宮、若い公達らの心をそそり間接的に自分の存在の
アピールする事がない混ぜになっている。恋する自分も社会的な自分もパワー不足であり、
欲求は肥大なのにつまらない実行力しか表せない所が、いかにも「いやらしいおっさん」。
とうとうこんな自分から抜け出せないまま終わってしまう。
朧月夜:慣れた道筋をトレース。馴れ合いにしか持っていけない。
こんなのに付き合わされる内に恋の骸(むくろ)と悟り離れて行く朧月夜。
女三宮:またも慣れた道筋。若い時に自分自身の核が出来上がるものだけど
源氏の場合”恋しい人の面影を求める”というのが生きている実感だったし
核だった。それを揺り動かしてはみたものの、相手の全存在や心は不在のままの決断で、
出会ってからもそれらを考慮しないのだから
安心して馴れた暖かい紫に戻ってゆくしか出来ない。他の女君同様、紫も気づいてくる。
しかし、「女」という位置からは降りることは許されず、出来なかった。
恵まれた地位、美貌と才能。「それなのに何故、それなのに不幸なのだろう」と泣く源氏。
こうして見てゆくと理由は判りますね。
話の流れをぶった切ってごめん。
今朝YOUを立ち読みしたら、きらが源氏をマンガ化してた。
全く知らなかったのでびっくり。
しかし、読めば読むほど思うのだが…
源氏って、藤壷だろうが、紫の上だろうが、女としての「その人」が
好きで恋している訳ではなくて、「女」という存在全体に恋をしているのでは
ないだろうか?だから、個人の「美しさ」「たおやかさ」「健気さ」を愛しく
思って突っ走る。で、ダメになったら、ちょっとショボーンだけど、全体とし
て、彼の好きな「女全体」という存在は揺らがないから、ちっとも懲りない。
みたいな?一対一の恋愛じゃないんだよ。
「源氏 vs 女という生き物」
紫も藤壷も、女という生き物のパーツ。
710 :
愛蔵版名無しさん:04/11/01 18:58:30 ID:3/vCxVDZ
まだ「女」という存在に恋している源氏の方がピュアだと思う。
古典の先生が、柏木は一見情熱的な男とみなされているが、実は野心と出世欲
に満ちた男だといってた。というのも彼の恋した女性が玉鬘と女三宮。
このふたりは当時の権力者の関係者。つまり彼女と結婚すれば源氏や帝と縁付く。
故に自分の地位も保証される。実は打算的な男、と言ってた。
そういえば冷成帝も蛍も夕霧もこの2人の女性にモーションかけてたような・・・
柏木はそもそも「内親王を欲しい」っていうのが先にあったんだもんね。
女三宮に関しては源氏も「藤壺と血がつながってるから」というところで
決心したわけだし、彼女はほんと不幸だよなあ…
夕霧の場合モーションはかけてないと思うが…。
女三宮のことはトロそう、つまんなさげと思ってたし。
>>712 >女三宮のことはトロそう、つまんなさげと思ってたし。
猫が走り出て、柏木と夕霧が女三宮を隙見した時に、
「(あんなに無防備に)端近い所にお立ちになるなんて、そういう心使いから
も、紫の上様とは女としての器量に差があるんだな」って夕霧が思う場面があ
るよね。昔の身分ある女は大変だよねー。頼みもしないのに、勝手に覗かれて
「女としての器量」まで問われた日にゃ〜。。。。
ほんと、勝手に寝所に入ってこられても、
強引に追っ払えば情が無いと言われるし、
逆らえずに受け入れれば思慮が浅いと責められ…
そこまでは行かなくてもいつ覗かれてるか分からないし、
自分の部屋でもおちおち気を抜いて寛げないってわけね。
あと、自分の身の回りに居る女房教育も徹底しておかないと
自分の人生が大きく変わってしまう恐れがある。
主人として采配を振るえる能力もないといけない。
しっかりとした強い後ろ盾だけではだめ。
ただし、源氏に会う前の六条夫人のような生き方なら頼もしいけれど、
ひとたび男君を迎えるとなると、しっかりしすぎ・情が怖いなどと
「女」としての評価に障りが出るのね。
だから能力は必要な時に出過ぎた感じにならないように発揮せなならん。
女の賢さ・能力の高さの出し方・扱い方は今もやっかいかもしれないけど、昔はもっと
不自由っていうか、掻い潜るように持ち続けないといけなかったのかもね。
>>714 >ほんと、勝手に寝所に入ってこられても、
強引に追っ払えば情が無いと言われるし
そう!そうなの。自分が寝ている場所に、勝手に女房と協力されて招き
入れられたりするのって、言葉はよくないけど、売春宿のやり手ババアに
手招きされて客を取らされるのと大差ないもんなあ。
「うちのご主人なんてこの程度の男がいい相手でしょ」みたいな感覚で。
玉鬘の話とか女二宮の話しを読むと、ホントーーに胸くそ悪い。
>>716 女二の宮の場合、この男なら私たち女房もいい目を見られるわ・・・ってのもあるよね。
でも末摘花みたいになると、自分たちの生活もかかっているから
困るだろうし。
口のうまい男と、現状を憂えた女房が手を組んだらなんでもありであろうね。
それを読んでとっさに身を隠したのが大君というわけだね。
紫式部もよく書き分けたなあ…。
そういう意味で夕顔は娼婦的ね。「扇をあの男性に持っていっておあげなさい」
「いいのよ、私は」という所など。
夕霧が最後までやらないにしても紫の上にちょっかい出してたら、
紫の上の魅力がもっと引き出されてたと思う。
>>721 紫の上が、女三宮と柏木みたいに誰かと通じていたら、源氏発狂?
それはないにしても、誰かとちょっと色めいた文のやりとりでもして、
気を晴らすような器用さがあれば、一途に源氏に思い詰め、あの浮気者の
ために心を痛めて早死にするような事はなかったと思うけど。
>>718 二の宮と末摘花ってそれに至る過程は違えどシチュエーション(女房達が利を優先)は似てるのに
こうも印象が違うのがおかしくも哀しい…。
>>717 本当に女二宮は気の毒で仕方ない。
夫を実の妹に実質的に奪われ(本人が気づいていないのがせめてもの救い)
その夫に死なれ、言いよって来た夕霧ってのが机上の優等生で男女の機微に
疎く、男女の間のこと『だけ』知恵が回らず、男女の間のこと『だけ』にあさ
はかな野郎だったがために、夫を無くしてすぐに心変わりした尻軽女みたいな
レッテルを貼られ、その気持ちをわかってもらえないなんて、どれだけ苦しん
だだろう…。
塗込の中に逃げ込んで錠を下ろした気持ちもわかるわ。
本当に光源氏も、その遺伝子も、女にとって害獣同然だわ。(憤怒)
確かに可哀相だったよなあ女二宮…。
でもまあ源氏の有害さと夕霧の有害さはまた別の次元の話という気がする。
女の心の機微、というか女二宮の事情というものを説明してやれる人間が夕霧の側にいればねえ。
女三宮だって取りたくて取った訳じゃないしいい迷惑だな。
朱雀天皇の血筋はとことん源氏の血に迷惑かけられる運命なのね…
朱雀帝だけでなく頭中将(左大臣家)の血筋も・・・
源氏系王統意外はダメぽなんじゃ
帝になったら国が乱れる。
臣下にしたら家庭が乱れる(妻を寝取る)。
帝、踏んだり蹴ったり。
「あさき〜」の中に、源氏を孕んだ桐壺が夢の中で、
「この子は生まれてきてはならない」という物の怪にあう場面があるけど、
マジで物の怪の言う通りにしておけばよかったんでわ?
ホント、源氏はしょーもない…
源氏物語は当時の貴族の男性にも受けてたらしいが、登場する男性陣の酷さと女性陣の嘆きをどう捉えてたんだか。
ロリ・マザコン・不倫萌えーだけだったら頭悪い…。
>>729 母親に子供を殺せってか?
>>730 「酷さ」も「嘆き」も捉えていないと思う。
男性にとっては「いい女に囲まれた一流男のサクセスストーリー」だったんじゃないかな。
某役職島さん風の。
>某役職島さん風の。
ワロタ
激しく納得。
>>731 >母親に子供を殺せってか?
殺すなんて物騒な。人聞きの悪い。
魔物が連れて行こうとするのを、自分の命と引き換えに!って止めるんでしょ?
魔物に連れていかれる = 生まれてくる運命じゃなかったのだから、運命に
従うって選択肢もあったって事が言いたかっただけで。
そうまでして、この世に生を受けたのに、おとーちゃんの最愛の女、自分の
義母は寝取るわ、帝位を譲ろうにも国は乱れるわ、やっぱ、源氏って最低。
>おとーちゃんの最愛の女、自分の義母は寝取るわ、
↑この部分はほんと、いただけんな。
命張って母ちゃんが助けた割に女を振り回してばっかだし。
国が乱れる云々は源氏だけの責任じゃないからいいとしても。
> 「いい女に囲まれた一流男のサクセスストーリー」
に見せかけて、大物男性達の支持や御墨付きも獲得しつつ、
分かる読者には分かるように、それとなく女性の苦悩や男性批判も
割り込ませておく…という才女・紫式部ならではの戦略だったのかな。
そういえば、当時、「光源氏のモデル=藤原道長」って説があったんだよね?
>735
子供向けの歴史漫画(小学館とかの)なんかにはよく
源氏のモデル=藤原道長らしいっていう描写があったなあ。
実際どうだかは知らないけど…。
まあ同時代で栄華を極めた貴族っていうと道長が一番
わかり易いからね。
スーフリ和田が懲役14年
強姦魔が無罪を主張するときに、
女性との同意の上とかって言い訳をすることがよく見られるが、
強姦輪姦の場合、実際には犯された女性は危機的状況から、
種を保存しようとして本能的に性欲も高ぶり、
10分としない間に、自分から腰を振り、大きな声で喘ぐようになってしまう。
妊娠しやすくなるのは、同状況下では強制排卵が起こりやすくなるため。
悲しいけどこれが動物の自己防衛本能としての現実なんだよな。
本能の前では長年培った経験や理性など、まったくの無力に過ぎない。
OLも大学生も高校生も中学生も、
同じ状態になってしまうからレイプは恐いのだ。
とくに性体験が豊富であればあるほど、より危険性が高まるのは、
セックスに対する意識・無意識下の検閲が弱くなるため。
大野晋の源氏本でもたしか道長をモデルにしているようだ、という
記述があったと思う。道長と式部は出来てる?という噂も
あったようだから、今で言うとワイドショー的な興味で読む人も
いたかもね。
源氏のモデルは嵯峨天皇の皇子、源融(みなもととおる)と言う説もある。
光源氏と同じく、臣下に下って源姓を賜ったというところ、六条河原院を
作ったというところ等、光源氏と重なる部分は多いよ。
大阪湾から海の水を組んで来て院の庭に海を作って、塩を焼かせて遊んだ
という、スケールのデカい人だったらしい。
「融(とおる)」って能になってる。
>739
松田聖子の先祖か
懐かしまんが板なのに、いまだネタスレにならず濃い話ができるのはすごいねみなさん
さすが紫式部というか、大和さんというか・・・
そういえば、宇治十帖って紫式部ではなく娘が引継いで書いて
いるって話もあったけど…あきらかに文章のニュアンスが違うらしい
>>742 娘は明るい人だったらしいから
娘ではないんじゃないのかな。
瀬戸内さんは出家前後説を話していたね。<宇治十帖
晩年の光源氏は道長がモデルだと聞いたことはある。
源氏物語はかなり研究が進んでいるだろうから、探せば詳しい事が
わかるんだろうなぁ。
やらんけど。
杉本苑子の「散華」では、源氏は道長へのアンチテーゼとして紫式部が作り上げた人物になってたような。
彼女が仕えた彰子は中宮になってからかなり反道長的言動をとるようになって(これは史実らしい)、小説ではそれが式部の教育によるものだったんで、道長に首にされたことになっていた。
藤原家が王統を圧倒したから
どっか後ろめたいと思っていた道長が
あえて王統が栄える話を書かせたって話を聞いたことがある。
どこで見たんだろう???
王統、栄えてるか?
まあ源氏も皇族だが一応臣下に下った身、そいつに天皇家が良いようにされるっていう内容だが。
>>748 臣籍に下ったけど、血筋は王統。
王統の血が天皇家を良いようにしてるって事。
あの時代、王家系の中宮なんて、ほとんどでなかったんでしょ?
源氏では、藤壷から秋好・明石とボコボコ出たわけだし
よく考えりゃ臣下が天皇の后寝取るなんて話よく書けたなあ。
一条天皇も読んでたんだし、あっぱれ紫式部。
>>750 しかも、本当は臣下の子供なのに天皇の位につける気満々だしね。
まあ血筋は親王と内親王の子供だからいいのかもしれないけど。
八の宮が東宮に推された時、降ろされたほうがいいって方向に行かないのが
なんだかずうずうしく感じた。
でもそれは現代の価値観なのかな?
ジャパネスクの影響とか…
>750-751
だから冷泉帝から男皇子は産まれないようにしたのかな。
血筋は直系と遜色ないけど一応臣下に下った者の子孫が
天皇家を継いでいくのはまずいと思ったのかも。
単純に「源氏物語」がフィクションだと言う観点でものを言いますね。
源氏が帝だったら、ちっとも面白くないから。
それにつきると思いますが?
末摘花とか、花散里とか、やはり源氏の「妻」なんですか?
それとも『囲われ者』なの?
そもそも戸籍なんかない時代なんだろうから、「正妻」と「愛人」の違いは?
(文のやり取り→)親族の了解→初夜→後朝の文→3日続く→露顕の儀
という正式な手順を踏んで結ばれれば世間が認める「妻」
複数いる場合はだいたいは一番身分が高い人を「正妻」扱い。
だから光源氏の正妻は葵の上と女三の宮
紫の上は小さいころにさらってきてなしくずしに自分のものにしてしまったから、
「最愛の女人」ではあっても「正妻」にはなりえない。
花散里はどうだろう? あさきだと何時の間にか関係が始まってたみたいに
描かれているけど、嫡男を預けるぐらいだから実際は姉女御の許可を
もらっての正式な婚姻関係の可能性もあると思う。
末摘花は妻ではないと思う。(源氏にとっては愛人ですらないけど)
紫の上は御付き女房が
「ここまで待って正式の奥様にしてくださいました」って言ってるし
「北の方様」って呼ばれてるシーンもあるから一応妻ではあるんじゃないの?
>756
「妻」ではあることは確かだし、葵の上亡き後は一応世間的には「正妻格」としては見られていたとは思う。
でも、あくまでも正式な「正妻」ではない。
朱雀院が女三の宮をどうするべきか悩んでいる時にも、乳母か誰かが
「(葵の上が亡くなってから)正式な奥様もいらっしゃらないし」と話していた場面もあった。
原文では確か「北の方」という表記はなかったと思う。
「対の上」とか「上」など・・・
とここまで書いたけど、気になって調べてみたら、「若菜」で「北の政所」という表記が一箇所だけあった。
あさきの、紫の上が女三宮に会いに行くところで初めて寝殿に入って
「この正妻の住む場所はついに自分には与えられなかった」と思う
場面があるよね。シビアだなあ、と思った。
>>758 そうそう。私のそれを見て紫の上は源氏が正妻扱い(婚儀をきちんと整えてく
れたと女房が感激していたetc.)していて、正妻としての特権は全て認めてい
ると思っていたから、ひえー!紫でさえ許していないことがあったのか!って
なんか寒々したのを覚えているんだけど…。
>757
あさきでは、「対の上」という名称で紫の上が傷ついていたとこあったよね。
それにしても「北の政所」って・・・・・寧々かいな。
761 :
愛蔵版名無しさん:04/11/06 04:58:37 ID:4dkW2/Rc
実際には正妻以上だったけどね。
自分の牧場や荘園の名義を紫の上に変更するなんて、
現実の平安朝の貴族の家でもちょっとあり得ない決断。
まあ葵の上に義理立ててたとすれば律儀な男って印象だけど。
>>761 >まあ葵の上に義理立ててたとすれば律儀な男って印象だけど。
そうですね。もし葵の上に義理立てとしたら律儀なのかも知れんけど、
私は絶対、そんな事はないと思う。紫の上と新枕を交わした(えっちした)
のも、葵の上が死んで間もなく(『おいっ!いいのかよっ!』ってくらい
速攻だった)だったし、どーも「正妻」の座っていうのは、ココ一番の政治的
手段として空けておいたような気がする。あと、荘園とか牧場の名義を紫の上
に替えたっていうのも、罪人として流刑になったら財産没収ってのもあり得た
わけだから、何でもいうなりの女に一端、名義を替えてって言う考えもあった
のでは?ほら、現代だってあるじゃん、倒産寸前まで追い込まれた夫婦が、
妻に『慰謝料』って形で財産分けして、離婚して課税や負債者を逃れるって
ケチな手法が。アレみたいなもんでしょ?
手元にコミクス無いので思い出しながら書いてるのでツッコミフォローおながいします。
(二条院での紫)
葵が亡くなってからのケコーン&兵部卿宮の認知&露顕もあって名実ともに源氏の正妻
(六条院での紫)
源氏の馬鹿が風雅?になんかこだわって紫を春の御殿に住まわせる→世間的には紫が寝殿に住んでないところから正妻から愛人に降格したと認識
うーん脳内でつじつま合わせたつもりなんだけどどない?
>763
正式な露顕(こう書くのかー)はしてないよ。
身内だけで済ませたって感じになるのかな。
裳着前にケコーンという変則的なものだったし。
それでケコーン後も以前と同じ西の対住まい、春の御殿に移っても
寝殿には住まわさなかった、ということ。
春の御殿の寝殿は空いたままで、
降嫁後に女三宮が住むようになってます。
源氏最愛の人って事は周囲も認知していただろうに、寝殿に住めなかったと
いうのは、やはり、紫の上が、血筋は中宮の姪として申し分なくとも正式な
後ろ盾のない女性だったから?
源氏って財力、権力があるからすくわれているだけで、
男としては、ホント、サイテー。
>>765 一応父親とは対面したはずだが…
なんか紫の上の寝殿云々のところって曖昧やね。
親子の名乗りはあげたものの、結局は妾腹ということで、源氏が須磨に
流された時だって「他人のふり」をしていたんだよね。紫の上の親って。
源氏が復権してから後、その一族は徹底的に無視に近い状態で冷遇した
というから、きっと「後ろ盾」というほどの存在ではなかったのでは?
親子の名乗りはあげたものの、結局は妾腹ということで、源氏が須磨に
流された時だって「他人のふり」をしていたんだよね。紫の上の親って。
源氏が復権してから後、その一族は徹底的に無視に近い状態で冷遇した
というから、きっと「後ろ盾」というほどの存在ではなかったのでは?
つか、寝殿って、基本的には身分の高い人が来た時なんかに
使う場所じゃないの?
三宮は皇女だったから寝殿住まいだっただけで、フツーの正妻は
北の対(だったっけ?)に住むのでは? 「北の方」って言うぐらいだし。
>>770 必ずしも北の対に住むってわけでもなかったらしいよ。
> 紫の上と新枕を交わした(えっちした) のも、葵の上が死んで間もなく
一応、喪が明けた後にやらなかったっけ?
>765
裳着やった時に父親出てきたよね?
しかし、娘の姿見て「チクショー」って思わなかったのかな?
だとしたら、ちょっと足りない人なんじゃないの?
>>772 行方不明だった娘が生きてて嬉しかったかもしれないけど、
自分の家に引き取るのはマンドクサー、しかも引き取ったとしても
正妻腹の子供達のように手間かけられないから、ほっとしてたんじゃないの?
>>772 >一応、喪が明けた後にやらなかったっけ?
そうなんだけどね。喪が明けるのを秒読みカウントダウンで待って。って
感じだったんで、「おいっ!どうにかしろよ!その節操のなさ!」と
私は叫びましたよ。
「あさき〜」の中では、そう強く描かれていなかったみたいだけど、
橋本治版では、兵部卿の宮(紫のおとーちゃん)が、源氏が須磨に流される
前には娘が妻になった♪妻になった♪と触れてまわり、須磨に流されそうに
なると「あんな娘はいない」と手のひらをかえしたりしたところを、いやら
しく描いてあり、それをいつまでも源氏が許さず、宮廷で無視してイジメる
ところや、玉鬘の段でも源氏を怨む兵部卿一族の話などが出て来ていた。
結局、紫は正妻の子供ではなく、気の強い正妻の手前、父親からも見離され、
源氏と結婚しなければ親に疎まれながら日陰の身に甘んじなくてはならない
身の上だったみたい。。。「後ろ盾なし」と思っていいのでは?
>>774 スマソ。
天才バカボンにあった、手の込んだ焼き鳥を食べる富豪の話を思い出してもうた・・・
(鶏を自分の手で人間のように金かけて育成して、最後に食う)
ま、喪が明ければいいのか?ってのは、解る気がする。
葵の上が死んだ時、本気で悲しそうに見えてから余計にね。
兵部卿夫妻の話は、源氏が秋好・ちい姫・玉鬘を養って行く事と対比させてるんでしょう。
葵の上のことは本人をそんなに愛してたわけじゃなくて折角幸せな
夫婦になれそうな時に死なれて悲しいっていう方が大きかったんじゃない
かな。一人になった淋しさもあって我慢出来なくなったって感じがする。
わあい。777だ。
↑ はっ!
>>777が取れたと言って有頂天になってる場合じゃないわ。
>>775さんの
>天才バカボンにあった、手の込んだ焼き鳥を食べる富豪の話を思い出してもうた・・・
って話、私も知ってる!(大笑)そうなの、そうなの。そんな感じですよね。
「最期に食う」ってのがね。
>>776さんの「葵の上」の件だけど、橋本版では葵には可哀想な事をしたから、
せめて世間から見て、幸せな結婚をした幸せな姫だったと思わせよう、それが
自分の夫としての愛情だ…なんて源氏がもの思いにふける場面があってさー。
そもそも春宮に嫁がされると思い込んできた気位の高い娘を『臣下』ごときの
源氏が嫁に貰っておきながら、フラフラ浮気されて、挙げ句その相手に祟り
殺されるなんて、葵の上にしてみたら、理不尽この上ない話だぞ。
「ナニ言ってやがる!諸悪の根源はてめえ(源氏)だろう」と叫びますた。
>>778 まあ葵の上のことは源氏も貰いたくて貰った訳じゃないからなあ。
六条御息所もストレートに源氏のとこに行ってくれりゃあね。
他の女性達の苦しみとかも分かってんだろうからさ。
源氏が秋好に興味持った時(心の中だけでも)とかもっと脅かしてやりゃ良かったのに。
780 :
778:04/11/09 00:59:42 ID:???
>>779さま
>まあ葵の上のことは源氏も貰いたくて貰った訳じゃないからなあ。
それはそうだけど・・・それは葵の上だって同じ事だもんな。。。
源氏は他に女を作るわ、幼女を拉致監禁するわ。。。
葵の上が他に男を作るわ、幼い男のコを初恋の男に似てるからって拉致監禁
したりしたなら「似た者夫婦」だろうけどさあ。。。ブツブツ。。。
>六条御息所もストレートに源氏のとこに行ってくれりゃあね。
そう!ラフカディオ・ハーンの「怪談」にもあるでしょ。。。
「それは女の考えではありません」(←ウロおぼえ)
それは千年経った今でも、浮気された女が浮気した男じゃなくて、寝取った
女に刃物を振りかざすのと似てる。女の敵は女ってことでしょうね。
781 :
775:04/11/09 09:42:56 ID:???
>>778 その話、知ってる人がいたんだ!嬉しい(笑)
橋本版の源氏って、嫌らしさ当社比数倍なんですよね。
似た者カップルといえば、朧月夜と源氏になるのかもしれないけど
葵の上の浮気は考えたことがありませんでした。
もし生きていれば、夫とうり二つの息子に対して
どんな感情を見せるのかな?と思うこともありますが.・・・
なんだかんだ言っても、源氏には「皇族から臣下に下された」って事に
コンプレックスがあったのではないか?
「どーせオレは皇族じゃねえよ!おらおら!」みたいな感じで葵の上
を強姦したり、義母(藤壷)を強姦して自分の子供を孕ませて帝につけたり、
正妻としての席(寝所)を空けていたのだって、いつか最高の地位の女性を
娶って名実ともに帝を凌駕する事を狙っていたとしか思えない。
こういう事書くと、光源氏にむかって一言言いたい。
「あんた、そんなに根性曲がっていて、よくまっすぐ歩けますね」
>782
ワロタ
皇族がいったん臣下に格下げ。
色々あって出世して皇族に戻る、そんな一生。
臣下に下された後も父親や兄ちゃんから気を使われて大切にされてたよな。
それをウジウジとねえ…どちらの大切な人も奪ってるし、ろくな復讐の仕方しないな。
結局、秋好中宮の後見人ということで、六条さんの遺産というか、財産は
みな、源氏のものとなったんでしょう?
それで中宮の後見だから権力も発揮出来たわけでしょう?
それで「あの女はとんでもない女だった」なんて紫の上に悪口言った日には、
もう六条さんじゃなくても憑きますわ。私は六条さんに言ってあげたい。
あんたは正しい!みんなやりたくて出来なかった事をあんたはやっただけ。
まあ、源氏もそっち(地獄)にいくだろうから、行ったらせいぜい恨みを
晴らしなさいませ。あんたは正しい!やれるもんなら私もやりたい!
でも女たちを不幸にしたのは正しくない
六条と同じ被害者なのに
まあねえ。。。しかし、女の敵は女だからねえ。
源氏と二人で自分を「悪者扱い」しているから祟るわけでねえ。。。
ほら、よく言うでしょ?
現代でも旦那が浮気した時、浮気自体には腹が立たないけど、浮気の場で
二人して自分を「悪者」にしたのが許せない。。。て。
六条さんは、どーも源氏に祟ろうとしたけど、仏のご加護が強くて仕方なしに
女性に取り憑いたみたいだよね。そんなこと童に取り憑いて言ってなかったっけ?
仏も男だから?
ろくなもんじゃねーな仏
罰があたりますよっ!!!
命賭けて我が子を守った桐壺さんにあの世で懇願されて仕方なく…じゃないかな
せめて源氏がはっきり物心つくまで桐壺が生きてて屁ぇこいたり鼻くそほじるシーンの一つも記憶させてりゃなあ
>786
> あんたは正しい!みんなやりたくて出来なかった事をあんたはやっただけ
禿同! そういえば、源氏に対してやりたい事がやれて、
彼に直接ダメージを与える事が出来た女性って、
この六条と、あとは女三宮なんだよね、実は。
キャラも内面もおよそかけ離れた二人だけど、
実はコインの裏表みたいな存在なのかも。
>789
むしろ、ある意味では仏も見捨てていたのかもしれない。
「この馬鹿は少々現世で痛い目に遇ったくらいじゃ懲りなさそうだし、
むしろ一旦散々いい思いをさせた上で、
くだばった後であえて地獄へ叩き落とす位の方が効果有るかも…。」
てな考えで。
798 :
愛蔵版名無しさん:04/11/11 01:02:13 ID:kJW9KT9w
ある意味、源氏本人にとりついて呪い殺しちゃうよりも、源氏の愛する人達をまわりからじわじわ…のが結果的にダメージ大きいかもね。
私は、藤壷・雲居の雁・朧月夜・秋好中宮が好きだった。
藤壷←紫の上よりもこの人の方に肩入れしてしまう。源氏が成人してからは本当に可哀想な役だった。
雲居の雁←キャラが可愛い。一番、一般人っぽいノリ。
朧月夜←派手で綺麗。パワーを感じる。源氏と対等なのもよかった。
秋好中宮←「まぁほんと可愛らしい」と言う台詞があって、素直に相手の可愛さを認めて
ニコニコしているのがよかった。
>795
ワロタけど、源氏や桐壺帝のトラウマやいかにw
ああ…… あなた……
愛するあなた……
つぎの世に生まれたら……
わたしは別の生き方を望むかしら……
それともやっぱり もう一度
あなたのような人に出会って……
……いつまでも愛されて……
……そばにいたいと……
私は明石が好きだったな。紫の上は完璧すぎて。
タイトルは忘れたけど、源氏物語を題材にした漫画で、
あさきの絵のポーズそっくりに描いてあるコマがあって笑ってしまった。
(ちい姫を紫が抱いて宣誓!の場面とか)
後半になるにつれて、女君の黒髪や着物が絵巻物風のデフォルメになっていくね。
愛蔵本のカラー表紙は神技だと思った。どうやって描いてるんだろう、あれ。
紫の上なんて、兵部卿の宮の隠し子だったのだから存在自体が無視されていた
訳で、恋を知る前に拉致監禁無菌培養されてきたような、いわば源氏の犠牲者。
「完璧な女性」を模して作られた「完璧な玩具」だったのではないかと。
ごめんね。紫の上。。。だけど、そう思えて仕方ないんだもん。。。
とある高級クラブの有名なママの話だとかで、
「『出来る女』は、男の賢さを理解して立てられる位には
賢くなければいけないけれど、
男より賢い素振りを見せてはいけない」というのを聞いた事が有る。
源氏の言動、特に六条への態度を目にする度にこの台詞が思い浮かぶ。
>>806さん
なんとも考えさせられるお話です。
自分が頭がいいと思っている男の人って、プライドかけているせいか、
「それはそうではないでしょう?」って、こちらが意見を言ったつもりでも
「自分に楯突いた」って快く思ってくれないんですよね。男女平等なんて大嘘!
地位も名声もあって、私程度が何を言っても揺らぐほどの事はないだろうと
思っていたのに、突然「お前は俺をバカにしている!」って怒り出したりして
ボロボロに疲れた事があります。社会的地位のある人がですよ?
女性の意見を聞いてくれて、自分が間違えていたりしたら、それを認めて相手
に感謝するような「おとな」の男なんて、この世にはいないみたい。
相手を威張らせて、おだてて載せるような手口を覚えないといけないのねって
やっと最近思い始めた次第です。
千年もの時間かけても、男はおだてないといけない生き物なのね。(ためいき)
809 :
愛蔵版名無しさん:04/11/13 00:43:45 ID:DROMDP4h
>>807 えぇ、わかりますよ。私は顔はそんな良いとは言えないけど、モテましたもの。
何故なら男を小馬鹿にするようなことはしないし、上からものを言ったりもしない。
それでいて面白いからです。
女は嫉妬深い・ヒステリーを起こしやすいと言われてるけど
大人になってからは「男の方がそうなんじゃないか?」と思うようになった。
2chでも変な奴は大抵男だし(男が多いから当然の事かも知れないが)
源氏も「六条の怨念コエー」と言いながら
女三宮を出家に、柏木を死に追いやるんだから
人の事言えないよなあ・・・
しかもそれまでは三宮の事放置してた癖に
811 :
愛蔵版名無しさん:04/11/13 09:44:13 ID:mWpbOvNu
紫の上を源氏から少しでも解放してあげる方法がないかと考えてみたが、
公務に就ければよかったのかもしれないと気付いた。
天皇のお側に侍る役職は、独占欲の強い源氏が認めないだろうけど、
朧月夜や玉鬘の例もあるし。
たしか尚侍以外にも女官の最高位ってあったような記憶。
812 :
愛蔵版名無しさん:04/11/13 09:54:20 ID:e4+TTOju
正三位尚蔵(1人)・・・・・・後宮のトップ(男性限定だったかもしれん)
従三位尚侍(1〜2人)・・・・次席
とあるな。
位は後年、天皇の寝所にも侍るからと二位に格上げされたと記憶。
朱雀院の尚侍は朧月夜1人で、冷泉帝の尚侍は玉鬘(→娘)1人だったし、
源氏が押し込めば紫の上をもう1人の尚侍(朱雀院でも冷泉帝も可)として任官し、
行事の時以外はすぐに連れ帰って仕事は六上院か二条院でさせると。
こうすれば、朝廷から紫の上自身に禄や俸給や荘園がついて、
源氏とは独立したかなり豊かな生計を営むことも出来る。
源氏への依存を少し成りとも緩和してあげた方が、彼女のタメだろう。
はー、源尚侍ってその1人か2人のうちの1人だったんだ〜
>813
源典侍のことかな?
典侍は尚侍のひとつ下。
もっと後になると、天皇の寝所に侍る女官は典侍(権典侍)が多かったみたい。
815 :
813:04/11/13 12:40:08 ID:???
あ、そうだった…ハズカチィw
なんかこの時代って女を物扱いしてる半面こういう女の要職もあって
面白いねー。中宮の宣旨とかも女官が堂々とやってたし。
>807
マジレスすると、本物のプライドを持ってる人間は、自分を否定
されるような意見を言われても、そんな馬鹿な反応はしない(ニガワラ
自分(の一部)を否定されたところで、自己が崩壊したりしないから。
性別は関係ない。
そもそも、地位や名声がある=プライドが高い筈と思っちゃう
時点で、あなたは大きな勘違いをしてる。
コンプレックスが強くて、プライド(自尊感情)が低い
→埋め合わせるために、他人よりも高い地位や名声を得たがる
→頑張った甲斐あって求めていた地位や名声は得られたけど、
相変わらずコンプレックスを抱えたままで、プライドも低い
というのパターンの香具師も、よく居るし。
これだけでは何なので、あさきに結び付けてみる。地位や名声が
ある源氏はプライドが高くコンプレックスを抱えてないか?というと、
そんなことはなくて、「ただ人」コンプレックスを抱えてる。
だから、葵の上に「二条や六条のあたりでは(ry」と言われただけで、
「ただ人の妻となられたのが、そのようにご不満か!」とブチ切れる。
せっかくあさきを読んでるんなら、こういうところを参考にすれば
いいのに。>807
>>817 葵の上の不満ってただ人の妻となったことだけじゃないと思うなぁ。
>818
論点が思いっきりズレてるとオモ
820 :
???:04/11/14 03:35:11 ID:3kBpfT7N
811
紫の上には自分の子供が居なかったから、本当にそうすれば充実できただろうなぁ……
夫の浮気にやきもきしながら、家でひたすら待つって辛いよね。公務をする時間があれば少しは気が紛れたはず。
紫の上はいまでいう専業主婦みたいなものか。
家事全般はぜんぶ女房がやってくれるけど。
>>821 >紫の上はいまでいう専業主婦みたいなものか。
そんなナマやさしいものではないでしょう。
奴隷みたいなもんですよ。大切にされてはいたのでしょうけど。
当時の女性の「役職」ってのも、早く言えば「ハレムの整理係」みたいなもの
でしょ?御所の公達の夜のお世話をして、子供生んで…みたいな?
いや、しかし、何度考えても不思議だ。
避妊法なんてない時代に、アレだけ浮き名を流しながら、
子供がたったの3人????
創作だから。
と言ったらオシマイなので。
因縁というやつでしょう。
子沢山の夕霧に対して、私の汚名をそそいでくれると、なんて言ってたし
律儀モノの子だくさん
という奴ね>>夕霧
だけど、夕霧てさ、マジメ一徹って定評があったのに、落ち葉の宮の一件では
本当に「クソ野郎」だね。
「もう逃げられませんよ」なんて恫喝の文を送ったりしてさあ。
さすが源氏の子だよっ!って思ったし、おまけに最悪に熨斗つけてくれたのが
勝手に落ち葉の宮の住居を改築して、「どう?いいでしょ?」と言わんばかり
にそこに住まわせたこと。雅だ風流だとぬかしながら、なんちゅー無神経さだ。
さすが源氏の子だ!!
源氏→恋愛・女性経験豊富→でもあれ
夕霧→恋愛経験は幼馴染しかも子供の頃のみ(+α)→大人の恋があのていたらく
夕霧にもう少し経験値があればね…。
夕霧が主人公の物語だったら、たぶん夕霧の女性遍歴は、
雲居の雁→藤典侍→玉鬘→落葉の宮(女二の宮)
で、成熟した最高の男性になれたはず。
惜しむらくは玉鬘の寝所に忍び込んでレイプしなかったこと。
原作で宇治十帖の頃の夕霧と玉鬘の語りをみてると、
十分に可能性合ったと思うんだけどね。
玉鬘の本当の思い人は永遠に光源氏だけど。
純愛を気取ったレイププレイ野郎は父親だけで十分です。
最初は夕霧にしてみれば、玉鬘は自分の姉と言われていたのですから
いくらレイププレイマニアの父親の遺伝子を受け継いでいたとしても、
手を出す事は出来なかったでしょう。
生粋の少女漫画読みだったから、夕霧と雲居の雁の話めちゃくちゃ好きなんだよな。
そのまま波乱なく連れ添ってくれたら最高だったのに何で血迷っちゃったんだよー。
雲居の雁も子供達に気を取られて夫に対する気遣いが失われてるシーンがあったからな…(ある意味リアル)
あの時代だし他に女を持つのはいいにしても、もっとエレガントに迫れなかったのが悔やまれる。
落葉の宮のその後が幸せであればいいな…夕霧は基本的に真面目なんだからさ。
夕霧=レイプできない男
で、あってほしい。
>>832 >夕霧=レイプできない男
レイプ出来ない男なんですよっ!体はって女を自分のモノにする勇気もない
くせに、一晩中べったり女性のそばにへばりつき、「無体な事はしません」
などとほざきながら、無理矢理周囲に「無体なことをした」と認識させると
いう、「悪気はなかったんだから」で済んじゃう天才的無神経オトコ。
超秀才というけど、何の勉強してたんや!頭を使う場所、間違ってるんじゃ
ねーかあああああああ!(ああ。また怒りがっ!)
>頭を使う場所、間違ってるんじゃ
>ねーかあああああああ!(ああ。また怒りがっ!)
まさに親子でも頭の使い方がちがう感じだね。
反面教師だったのかなぁ。
女二の宮の母は亡くなってしまうし。惨めな思いを
させてそれはないんじゃないのという気がするよ>夕霧
835 :
愛蔵版名無しさん:04/11/16 21:00:18 ID:eYXYmJac
微妙に変なのがわいてるな
落ち葉の宮と夕霧はなんだかんだいって
「終わりよければ全てよし」
ということで納まったと思う。
雲居の雁とも修復したっぽいし。
ただその陰で藤内典(字がわからん)が哀れっぽいな。
他の二人の妻に完全に食われてしまってる感じ。
落葉の宮にも子供が一杯出来りゃ寂しい思いはしなくてすみそうね。
夕霧は粘着だが真面目で冷たくはないし。
落葉の宮は実子はいないけど夕霧一押しの娘(六の君)の後見役になっているから、
それなりに忙しくて充実した日々は送っていると思う。
>>836 まあ藤内典は妻ってわけじゃないし、身分だって違うから。
まあ20代のときに好きなタイプと結婚しても、
30代になったらまた趣味が変わるからな。
男性は女性よりも成熟が遅い分、
本当に好きなタイプとしてロックインされる年齢は、およそ30〜35歳。
女は25歳までにはロックインされる。
20代前半で結婚した場合、30代で別の女性に恋をして離婚したり不倫関係になるのも、
これはこれで仕方がない。
認めないのは男性差別だ。
>まあ20代のときに好きなタイプと結婚しても、
30代になったらまた趣味が変わるからな。
お相手は変わるかも知れんが、「好み」が大きく変わることはないんじゃない?
源氏でいえば、最後の最後まで、紫の上 → 女三宮を通して藤壷にふりまわ
されているんだから。
自分の考えでは、源氏が一番愛した女性は藤壺。
二番目が紫の上。三番目が明石。四番目が夕顔。
あと残りはどっこいどっこいかな。
>>841 そんなの、性差より個人差だろ。馬鹿馬鹿しい。
これから「あさきゆめみし」の文庫本を買う予定なのですが、
宇治十帖からの話が入ってないんですよね。
宇治十帖が読みたければ単行本の11巻から別で買い足さなくてはいけないってことで
いいですか?
え?入ってますよ
6・7巻に。
ねぇ
おまいら今上帝の女一の宮がご婚約なさったネタはスルーでつか?
だって関係ないし
容姿叩きになるのは目に見えてる
まーどっちかっつーたら女帝が誕生するかって方が興味あるな
846はどんな文庫本を持ってるんだろう…
849はなぜあたかも「このスレで話題にして当然」、のように言うのだろう…
>>852 愛蔵版もってるんじゃない?あれ幻で終わってるし。
>>851 女帝になるんだろうなー。
マスコミやら宮内庁OBでさえ、男系女系の意味が不明のヤツがいるしね。
嘆かわしい・・・
皇室ウオッチャースレがあるから、そちらへどうぞ。
そういや女一ノ宮といえば、薫が女一ノ宮に憧れていたという話はあさきだと削られているんだよな。
入れると薫がさらに最低男となるしね
やってることは父親そっくりだが
私は、すっごく「その後」の末摘花が気になる…。
その後、一度も源氏の「お渡り」はなかったのかな?
橋本版だと、ひさかたぶりに訪ねて行って、変わらない彼女の心に感動した
ものの、すぐ帰ろうとした源氏を彼女が「このままで帰るつもり?」と引き
止めた事で、源氏が「この人は変わったのだ!」と見直してエッチする(?)
みたいな描写があるが、、、
あのまま狭い屋敷(『あさき』だと中を細かく仕切ってあてがわれた部屋)に
住まわされただけだったら、『飼い殺し』?なんて思ったりして?
末摘花は、あのまんまほわほわしたお姫様のほうが幸せに思う。
あさきの彼女が、非常に可愛くて気に入っているもんで・・・
周りに頭軽いと思われてても、他人に迷惑かけず謙虚に優しく生きてる彼女は好きだ。
末摘花や花散里みたいな人はもしかしたら一番の勝ち組かもしれない。
一応大切に保護され不自由なく、余計な苦労背負い込むことなくのーんびりおっとり生きていく。
醜女は飼い殺しです。
食い扶持に不自由しなかっただけ、みっけもん。
>861
同意。
セクースすれば幸せ、ってモンでもないからねぇ。
ところでほんっとにどーでもいいんだが、
宇治十帖の最初の話で、梅を指差している匂宮がレベルEの王子に似ている
>863
さらに同意。源氏に愛されれば幸せというものでもないからねえ。
余計な干渉受けずに生活保障されているって一番おいしくない?
私はそういう色恋沙汰がどうも苦手なので、あの2人は理想であります
色恋沙汰は精神的にも体力いるからね。
しかし花散里は染色の趣味なんかもあって優雅そうだけど末摘花は
退屈しなかったのかな?ぼーっとしてる人だからあまりそういうことも
感じなかったかな。
868 :
愛蔵版名無しさん:04/11/23 21:08:03 ID:hyNvw5a+
宮家の姫君だからねえ・・・
末摘花といい女三宮といい、浮世離れした宮さまは、ひっそりとした暮らしの方が
かえって俗な男女の色恋沙汰に悩まずに幸せかも・・・
つまり、朝顔の斎院が一番幸せ
恋愛やSEXや出産が人としての最高の幸せというわけではないからな。
それなら世界中は満たされた人々でいっぱいなはずだが現実はけしてそうではない。
”女”としての幸せは上の3つでファイナルアンサーだと思うが。
>869
それは私も思った。
離れた所から文のやり取りをしているだけなら
源氏もいい相手だろうし。
「女」としての要素もしっかり体験し、かつ社会的にも尊敬される立場に立った
明石は何気に最強キャラだと思っているんだけど、皆さんどう?
>>871 確かに「明石の君」は、身分がないにも関わらず、源氏の子をもうけ、
自分の身の程をわきまえて、子供を紫に託し寵愛と地位を得たという点では
歴代の女性の中では、運の強さと賢さを併せ持った女性だと思う。
でも身分が低いから、自分の娘の女房として、側に仕える…なんて可哀想。
紫は「母」として輿に乗っているのに、自分は徒歩で従うなんて、惨めさの
極みだと…まあ、それが我慢出来たから、その後の繁栄があるんだろうけど。
873 :
愛蔵版名無しさん:04/11/24 14:27:27 ID:3AtXvSTL
女から見ると、明石の君はそつがなくて出来すぎててあまり好きになれない。
少し抜けてたり(末摘花・女三宮)、羽目はずしている(朧月夜、六条)女人の
方が好感持てるのは私だけ?
明石の君と桐壺の身分て同じくらいかなあ。
確か入道と桐壺て、いとこだったかな?
桐壺の方が上だと思う。
亡くなった父親は大納言だったかな?
入道は出家する前は確か中将だったけど、
明石の上が生まれた時は既に無位無官だった。
要は「娘は育て方が大事」って話だよね?コレ(爆)
「最後に出家は勝つ」て話かもね。
>>875 でも明石の方がお金持ちだし父親生きてるから心強いよね。
そうだね。結局、金持ちで元気な父親が後ろ盾にいることが幸せの要かも。
880 :
愛蔵版名無しさん:04/11/24 23:24:42 ID:3AtXvSTL
身分は低くとも両親がそろってた明石は幸せだね。
その点、紫の上は幼い頃に母に死に別れ、実の父にも放っておかれて可哀相だ。
>>880 ホント、紫は可哀想だよね。。。
源氏の寵愛を得たとは言え…他に道はないような人生だったんだし。。。
何より、自分で選びとったというか、自分で選択したことではなく、人生を
決定されてしまったんだから。だけど、あの時代の貴族の女性は皆そうか?
金持ちでないと出家しても辛いだけ。これは真実。
883 :
愛蔵版名無しさん:04/11/25 14:57:23 ID:ywNwuODA
ちょっと話は変わりますが、『若紫の君』というしそ焼酎を発見しました!
飲んだ事ある人いますか〜??
桃屋の「江戸むらさき」なら知ってるぞ。
885 :
愛蔵版名無しさん:04/11/25 21:39:13 ID:KOEjts2/
平安時代の貴族の姫君かぁ。
あこがれるけど、私じゃきっと恋人できないだろうなぁ。
とりあえず容姿は御簾やら暗がりでごまかせるがw
なんせ字がすさまじくヘタなんで、まず手紙を交わす間にフラれるだろうな(欝
物語のなかでも実生活でも、字の上手い人にあこがれるよぅ。
字の上手い女房に代筆してもらえば?
887 :
885:04/11/25 21:49:39 ID:KOEjts2/
>>886 それも考えた(考えるなよ、自分・・・w)
でも常に代筆だと、情が薄い女だと思われそうだし。
相手の男性も「直筆を贈る価値も無い男だと、俺を見下しているのかーっ」って
プライド傷つかないかなぁ、とか。
しかも契りを交わした後までも代筆じゃ、なおさら薄情だろうし。
しかし、契りを交わした後に、わたしの超ヘタな文を見せてショックを受けさせるのも
たいへんお気の毒だし、と。平安モードで妄想したりして。
馬鹿でごめん。
最近は裏が白いチラシもなくってねぇ…
890 :
885:04/11/25 22:31:54 ID:???
すみませんでした。
>>885 気持ちはわかる。
源氏が六条さんに興味をもつキッカケは、字がきれいだったからだもんね。
でも、私の経験上、字がきれいな女はたしかに頭よさげだけどロクな奴は
いません。プライドが高過ぎるというか、こり固まってるというか。
六条さんだって(以下省略)
深田恭子は書道特一段(○段の更に上)
源氏が女君たちの字を評する場面がなかった?
うろ覚えだけど、当代一の上手が六条で、娘の中宮はうまいけど才気が感じられない。
朧月夜は癖がある。藤壺は少し弱弱しいところがある。紫の上は忘れたけど誉めていたような。
あれって字の評価が、そのまま女君たちの性格の評価になってるんで面白いなと思った。
>>893 紫の上の仮名文字を褒める時に、ついでといった感じでいろんな人の字を
批評するところが、確かにありましたね。
確か、一番は藤壷で、負けずとも劣らないのがあなただ。とか言って紫を
ほめてあげるんだったと思ったが。
895 :
893:04/11/26 12:47:03 ID:???
>894
一番は藤壺でしたか。
ありがとう。
女三の宮からの返しの文が来たのを、隠すのもわざとらしいから、
何となく紫の上に見せたのがきっかけでしったっけ?
手跡とか着物の柄を選ぶ時とか、いつもさりげなく評が入るんだよね。
私が、仮に源氏と文のやりとりして、それを他の女と批評されると思ったら…
たまらないなあ。。。源氏には「何様やと思ってるねん!」って言いたくなるし、
紫の上には「しおらしい顔してうなづいたりするなよ!てめえだって藤壷に似て
るだけで、似てなかったら北山の山村でのたれ死にしてたんだろがっ!」
と言ってしまいそう。。。
そう、私は心がマズしい女。マイナス気功発散女。(号泣)
>>896 兵部卿パパンのとこに引き取られるから
「のたれ死に」はないだろう。
ただ、継母に、いぢめられそうだけど
>893-895
字の品評は「梅が枝」巻です。ちい姫の入内準備中の話。
源氏曰く(与謝野訳)
「中宮の母君の御息所が何ともなしに書かれた一行か二行の字が手にはいって、
最上の仮名字はこれだと心酔してしまったものです」
「中宮のお字はきれいなようだけれど才気が少ない」
「入道の中宮様は最上の貴婦人らしい品のある字をお書きになったが、
弱い所があって、はなやかな気分はない。院の尚侍は現代の最もすぐれた書き手だが、
奔放すぎて癖が出てくる。しかし、ともかくも院の尚侍と前斎院と、あなた(紫の上)を
この草紙の書き手に擬していますよ」
>891
私は一応、字がうまいとはいわれます・・・・・・が
頭は・・・・・・orz
プライド・・・・・・「少しはもて!」と友人からよく・・・・orz
40にもなって暴れ狂ってるような筆致の丸文字書くヴァヴァがバイト先にいる。
頭も言動もDQ丸出し。
「逝ってよし」と書いてヴァヴァの前においとけ。達筆で。
一護に恋してるからだよ。
恋をすると脳下垂体から女性ホルモンが分泌されて女らしい体つきになる。
肌も潤う。
よって、まだ若い10代で恋愛燃え尽き症候群に陥ってしまったヤリマンは、
20代に入ると急激に肌が荒れる。
そう言うわけなんだが・・・・びっくりしたか?w
「華の命は短し、恋せよ乙女、恋せよババアだ!」
>>902 ふーん・・・45歳の毒男が
「俺っ!若者とおばあちゃんが、ジーンズ姿のペアルックで
手をつないで歩いちゃってるのをみたんだよな!な!なっ!
アレって、精神的な面で繋がってるんだよな!な!なっ!」
って力説してたんだが、そーゆー事なのか?
あぁ、源典侍ってそんな感じか?
904 :
愛蔵版名無しさん:04/11/27 05:39:48 ID:2Kg9Ff2j
ヨン様のおっかけババア見てみぃ。若返ってるぞ。
>>901 「逝」すら読めないと思う。
しょうがないからその文を心の中で相田みつを書体か、
イモ・かぼちゃ絵をあしらった武者小路実篤の書体にして思い浮かべることにするよ。
907 :
愛蔵版名無しさん:04/11/27 14:45:10 ID:jkImLCAc
4様こそ現代の光源氏
908 :
893:04/11/27 14:55:12 ID:???
>898
遅レスになりましたが、ありがとうございます。
「梅が枝」でいたか。
うろ覚えの「うろ」がひどいくなってる・・・
今度実家に帰ったら読み直すことにします。
909 :
愛蔵版名無しさん:04/11/27 15:00:14 ID:2Kg9Ff2j
>>905 若返りできるのはイイよね。
でもあのヨン様を追っかけるオバサマ達はちょっと・・・
韓国ブームに熱狂する日本人女性たち、ってCNNで報道されてるの見てたら、
この映像が世界に配信されてるのかと思って居たたまれなかったよ。
>>907 ヨン様は肌がキレーだよね〜。それこそ美肌が光って見える。
どこのスレでもオバハンは4の話するんだな
わたし、もうすぐ41のオバハンだが4は嫌い。
まあ、御簾の向こうで女房達が殿方評論会開いてるようなもんだ。
相手にされない男が僻むのも古今変わらぬことよ・・・
ところで、三宮は藤壺や紫上みたいな子育てはしたのだろうか?
育児は乳人任せ、自分は猫抱いて座ってそうだ
出産後まもなく出家しちゃったから、まともに子育ては
してないんじゃないかね。
まあ出家してなくても乳母任せだったろうとは思うけど。
>>913 オバ厨への批判は全て男と脳内変換とはおめでたい。
オバサン、オバサンと連呼するオジサンは、自分が「オジサン」という生き物
だという事実を把握できているのだろうか?
917 :
913:04/11/28 02:37:14 ID:???
>>915 ん? このスレの人が僻み男だと言った訳ではないのだが・・・
気に障ったのならスマンかった
尼(シスター)さんとセックスというのも男の夢の1つではある。
919 :
愛蔵版名無しさん:04/11/28 11:10:58 ID:zaDwo4wN
>育児は乳人任せ、自分は猫抱いて座ってそうだ
まあ、あの時代の大貴族は三宮みたいなパターンが多かったらしいから。
乳母個人だけでなくその夫や子供、一家全体で世話して絆は乳母や乳兄弟との絆の方が強かったらしい。
源氏物語で玉鬘を乳母一家があれだけ身を挺して守ったのもその辺の事情があったからだし。
産みの親より育ての親っていうものね。
明石の上は子と離れて暮らして、紫の上に愛されて欲しいと祈る反面、
娘の心が自分から離れていくことも知ってて悲しかっただろうね。
>910
BBCでも・・_| ̄|○
「ステージママ」という言葉があるが、明石の君のお父さんである明石の入道
を見る度、「ステージパパ」という言葉が頭に浮かぶ。。。
すいません。
「玉鬘」の子供って、誰だっけ?
国士舘大学サッカー部による15歳の女子高生7時間監禁集団レイプ事件。
早稲田大学を中心としたスーフリによる伝統的組織的な犯行や、
慶応大学医学部の学生の集団レイプ事件とか、この手の事件は枚挙に暇がないね。
こういうクズを増長かつ量産するのが、いまの日本社会の風潮だな。
やったらやりっぱなし、責任は絶対にとらない病気があらゆる階層で横行している。
その点、源氏は偉い!
一度契った女はミテクレ経歴愛情その他一切関係なく、
終生生活の面倒を見続けたからな。
こんな立派な男は現実にはいませんよ。はい。
現代の集団心理によるケダモノ犯罪と、平安時代の貴族社会の恋愛を
比較するなんて、、、意味ないと思うけど?
責任とる取らないの問題じゃないんじゃ・・・>レイプ問題
>922
男三人と女二人生んでる
長女は冷泉院に入内、次女は母の後を継いで今上の尚侍になる
それ以外に話の上で役割は特になし
性感染症クラミジア、高校生の1割…大半は無症状
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20041202/20041202i106-yol.html 高校生の約10人に1人が、性感染症の一種、クラミジアに感染していることが、旭川医科大が実施した初の大規模調査で分かった。
感染生徒の大半は無症状で、感染に気付いていないことも判明。従来予想されていた感染率(1―2%)に対して、
感染実態は約10倍に拡大していることを裏付けた。
クラミジアは妊娠障害の原因にもなる感染症で、早急な対策が求められそうだ。4日の日本性感染症学会で発表される。
旭川医科大の今井博久助教授らは、10代の性体験率や妊娠中絶率が全国平均と同等のある県で、高校13校に通う1―3年生の生徒、
約3190人の協力を求め、尿や、性体験の有無、時期などを調査した。
すでに性感染症で通院している生徒は除いて、クラミジア感染の有無を検査した結果、感染していた人は男子生徒の7・3%、女子の13・9%
で、全体で11・4%。この全員に自覚症状がなかった。年齢別では、16歳の感染率が最も高く、男子8・6%、女子23・5%に達している。
過去のクラミジア感染率調査は、医療機関で診察を受けた人が対象で、感染率の高い20代でも人口の1―2%とされてきた。
無症状のクラミジアの感染の実態が明らかになったのは初めて。今井助教授は「無症状のクラミジア感染率は欧米でも人口の1―2%止まりで、
日本の実態は世界最悪だ」と話している。
927 :
愛蔵版名無しさん:04/12/05 16:55:10 ID:4LF1XqXz
続編描いてよ大和和紀先生!紫式部日記や大弐三位物語が残ってるよ!
大塚ひかりの「感じる源氏物語」(うろ覚え)読んだら結構面白かった。
深いとこまで読み込んでるんだねえ、あの長ったらしい原文を…。
紫式部、失礼。
韓流ブーム強いな。日本の男って若い頃から汚れちゃってるし、
純粋なものを求める日本人女性がジャニーズから韓国俳優に流れるのもわからんでもない。
尤も日本人女性も汚れちゃってるわけだが・・・。
930 :
愛蔵版名無しさん:04/12/08 00:09:58 ID:q/tx96WV
あげ
>929 m9(^Д^)プギャーーーッ ホロン部がココにも!
>929
チョン君、ごくろうさん。
韓流ブームなんて、まさに捏造ブームだということに気づけよ。
現象ではなくて、本質を見なよ。チョンには無理かなw
「純粋なものを」か。
あちらの国には辞書がないのかな?言葉の意味間違ってるよ。
言葉は正しく使いましょうw
>日本の男って若い頃から汚れちゃってるし
韓国の性犯罪率の高さと女性差別&女性への暴力についてどう思ってるか聞きたい
>日本人女性がジャニーズから韓国俳優に流れるのもわからんでもない
×日本女性
○日本にいる在日&日本人の中年おばさん
>尤も日本人女性も汚れちゃってるわけだが・・・。
「スカートの風」 著、呉 善花
信じられないような「数字」が韓国にはたくさんある。
たとえば、女性就業人口の70%強を水商売が占めている
こと。女性の労働力の水商売への一点集中という現象が
韓国が女性になにを期待しまたなにを期待していないか
を物語っている。
結論 韓国人は純粋無垢。日本人は整形。
何度読み返しても、柏木のアノ行動は許せんわ。
まあ源氏もやってることだが、「あさき」内では一応女の方にも気があることになってるからマシだが。
身分への憧れと勝手な思い込みとシチュ萌えだけであんなことされたら堪らん。
柏木って源氏に悪いと思ってても女三宮のことは勝手に恋人扱いしてないか?そんなこと言ってないのに。
病的なストーカーでしょう、柏木は。
藤壺源氏と違って会ったこともないくせに勝手に運命の人扱い。
>935
その文、韓国と日本の位置が入れ替わってるよ。
↓ 直しておいてあげたよw
結論 日本人は純粋無垢。韓国人は整形。
939 :
愛蔵版名無しさん:04/12/08 20:28:52 ID:XltIKBqz
>>936 アイドルのおっかけと同じレベルだよ。柏木は。
暴行妊娠までしちゃったわけだけど。
現代ならただの婦女暴行で刑務所送りだな。
>>939 だねー、あんなわけわかめな奴に襲われて出家する羽目になった女三宮が可哀相だった。
自業自得で死ぬ間際まで「私との間の子を…」とかキショい執着持ったままだし。
女三宮の気持ちだって絶対自分のいいように解釈してる。
執着の仕方が異常だよね、夕霧のように前もって姿を見ちゃった訳でもなく
身分への憧れだけでよくあそこまで突っ走れるな。
姿を見てさらに燃え上がっちゃったらしいが、あれも手に入れられない末の
妄想フィルターがかかってるように思う。
>936
何度読み返しても、柏木のアノ行動は許せんわ。
他のレスでもあるけどストーカーだよね本当に。(女三宮の猫貰うくだりとか)
源氏の時も髭黒のときも柏木の時も
女房の人が手引きしたり押し入るのを止められなかったりってのがあったけど
やはり身分が上の男には何が何でも逆らえないと言う事なのか・・・??
943 :
愛蔵版名無しさん:04/12/08 20:57:18 ID:gPBhRPuu
柏木は典型的な自己陶酔型。ステキな自分に酔ってるだけ。
女三宮はただの子供。
愛だのなんだの言ってるが、女三宮の内面なんか全然見てないよね。
藤壺の事件もどうかと思うがこれと比べりゃまだマシに見える。
身分が上の女がいいと駄々こねて落葉宮の心も女三宮の人生も踏み躙ったも同然。
>>942 女三宮は降嫁前も後も柏木よか断然身分が上でしょ?
女房より上、って意味だと思うけど
人妻の女三宮の立場も考えない柏木…それだけイカれてるってことだろうが、こんな男にゃ同情できん。
身分フェチと好きな理由だって自分勝手な思い込みだし。
>945 942です。
>946のいうように女房より上の身分と言う意味です。
>女三宮は降嫁前も後も柏木よか断然身分が上
女房は柏木が身分上の女三宮(しかも人妻)に無理やり迫るのを、止めることはできなかったんかな。
自分の主人のピンチなのに。
黙って見守るしかできなかったんだろうけど・・・。
その場合、柏木を止めたとしてもそう罪には問われないと思うんだけど…。
女三宮の方が身分が上だし、その主人に危害?を加えようとする人間を止めるのは家来の務めでは。
でないと何のための女房なんだか、あの時代はそうじゃなかったのか…?
主人もそうなように、女房も考えなしの意気地なしだったとか。
女三宮には女房を教育するとかいったことは無理そうだし。
小説に書いてることをそのまま鵜呑みにするのもあれだけど
永井路子は平安時代の女房は普段は女主人の身は守るけど
レイープのような緊急事態の際には風流を重んじてわざわざ
事を荒立てて止めたりはしないって書いてたね。
まあ柏木も最初はコトに及ぶつもりはなかったらしいし
小侍従もそのつもりだったんでしょう。
ただ宮が襲われてるとき彼女は何をしてたんだろう?
「約束がちがうでしょ!」と出て来るわけにはいかないのか。
風流を重んじるって…、皇后が襲われてても出て来ないのかな。
源氏は準天皇みたいな扱いだったから女三宮の立場も同じようなもんじゃ…。
襲われた後で源氏に隠さず報告してれば源氏は許してたかな?
女三宮にはその気はなかったって分かればさあ。
薫ができなかったら…
955 :
愛蔵版名無しさん:04/12/09 20:04:13 ID:gGoLNezb
薫ができないとしてもそのうち源氏が出家して三の宮フリー、柏木とびつく。結局二の宮は不幸。
当時の貴族の男性の価値観としては、その女の「身分」というのも、
人格のうちだったのでしょう。
現代の、スッチーとの合コンに命をかけるオトコとおんなじよん。
スッチーに振られたからといって家に忍び込んで婦女暴行する香具師なんて少数除いてそうはいない。
あれだけ身分にこだわる人間が、副天皇の源氏の妻であり内親王の女三宮を暴行するなんてやっぱり変。
柏木がそれだけイッちゃってる隠れ変態野郎だったということか…。
958 :
愛蔵版名無しさん:04/12/10 19:58:02 ID:8DYV1xZj
経験済み16歳女子高生の4人に1人はクラミジア 旭川医大調査「世界最悪水準」
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_12/t2004121019.html 日本の高校生の下半身のガードは世界最低−。性体験のある高校生の1割以上が
性器クラミジアに感染しながら自覚がないことが、旭川医大の今井博久助教授(40)
による初の大規模調査で分かった。性器クラミジアは不妊症やエイズにもかかわりが
深い性感染症の一種。年頃の子を持つ親にとっては、もはや「うちの子に限って」では
済まされない危機的状況だ。
副天皇の源氏の妻であり内親王の女三宮を暴行するなんてやっぱり変。
だから「変」な理由に、六条さんがとりついて「(女三宮を)尼にしてセイセイ
した」って事で説明つけてるじゃん。。。
てか、この話の男性キャラって、障害がある危険な恋ほど燃えるタイプが多いと思う。
主人公の源氏からしてそうだし。
でも柏木はそれ相応の報いを受けて苦しんで死んだからまだ許せる。
(自滅したって感じだけど)
他の男性キャラは源氏筆頭に、あれだけ傍若無人な振る舞いをして
さんざん女を振り回しておきながら、
何故か周りからは異様に持ち上げられていて、
平然と恵まれた人生送ってるのが納得いかん。
962 :
愛蔵版名無しさん:04/12/12 05:36:29 ID:jSGTMWHI
つまり皇太子浩宮が行幸で留守の時に、
東宮御所に押し掛けて東宮大夫や侍従をくどいて、
雅子妃殿下をレイプするようなものだな。
963 :
愛蔵版名無しさん:04/12/12 07:51:12 ID:tYJuPrL6
>>962 妙なリアリティがあるな
レイプする役回りは誰になるんだろ
浩宮=朱雀帝なら、源氏=秋篠宮かな
>964
たとえられん。どっちも。
昔だったら不敬罪だぞ。。。。
秋篠も雅子さんもどっちも嫌だろう…
実在の人の名前を出して、アレコレ推測でモノをいうの、、、やめない?
カタい事いうつもりないけど、、、失礼だし。おもしろくないし。
969 :
愛蔵版名無しさん:04/12/14 06:18:47 ID:FObS0S80
瀬戸内寂聴が、最初の不倫で逃げるときに、
娘を夫のところに残してきてしまったことが、
人生で唯一の後悔だったって話してた。
若い人からサインを求められると、
『棘のある薔薇』とかって色紙に書いてるそうだが、
バラは刺があるから痛いけど、若いときの火遊びも同じようなもので、
どんどんやりたいことはやっておいた方が後悔を残さないし、
いざ出家したとしても、より穏やかに世の中を眺めることができるようになるからって、
そう言ってた。
棘で傷つくことを恐れて、最初から触れないで生きていくのも1つの生き方だけど、
それでは味気ないし、いざ出家したとしても、
悔いが残って苦しみますよとか、そんなことを言ってた。
なるほどなと思った。
>>970 なるほどね。
だけどさ、「不倫」がなぜ「倫理に不ず」ことなのかってことなのよね。
自分のしたいことをして後悔していません!なんて言うとカッコいいけど、
その陰で傷ついた人のことを考えた事があるのか?ってことよ。
不倫とか、世間一般にタブーとされている恋愛をする人って、みんな後悔した
くないとか、自分で幸せを勝ち取るとか、、、綺麗な言葉を使うけど、結局は
他人の幸せを踏みにじっているわけで、、、。逆に自分の幸せが、他の女が
「後悔したくない」とか言って、踏みにじられる事を想像したことがあるのか?
って聞いてみたい。
瀬戸内寂聴が好きになれないのは、そういうところ。
>>970 私も<瀬戸内寂聴が好きになれないのは、そういうところ。
前にテレビで娘がなかなか交流持ってくれなかったって泣いてたけど
娘の気持ち考えたら、当たり前だよね。
捨てた夫のことを「好きでもない男と結婚した」って言ってたけど、
それじゃあ自分を好いてくれない女と結婚した夫の気持ちはどうなるの?
子供までもうけたのに、男と逃げられた夫の立場は?って思った。
ああ、だから朧月夜をやたら持ち上げてるのね>寂聴
たった今ピンときた。
ああ、だから寂聴さんが好きなんだ
たった今ピンときた。
多分こんだけ後悔したからいいやと割り切れる人と
割り切れない人の差が、朧月夜と紫の上なのかなぁ。
後々にのこるものはおいておいて。
ほんとう、いろんな女性を描ききっていて面白いなぁ。
瀬戸内寂聴のお説教は聞いてて結構いいこと言うなあと感じることが多いが、
男女のこと話してる時はどこか割り切れんものを感じる。
やっぱ自分が散々やりたい放題しといて今更他人に「節度を持て」と言うのはなあ。
源氏には直接関係ないが、寂聴の源氏物語の語り読むと自己正当化がプンプンしててさ。
いいじゃん、母性を優先したって。
「母性」は大切だよね。
いや、別になくてもいいんだけどさ、子供を産むならね…。
そういう意味で子供のことを優先した藤壺は好きです。
子供には罪はないし可哀相だからな。
瀬戸内寂聴の分析乙!
遊んだ人間ほど自分の子供のシツケに厳しいっていうアレとなんか似てるね。
ハマコーにギャンブルはほどほどにって注意されるのと同じような気分。
石田純一に不倫はダメですよ、ちゃんと1人の女性を愛したら添い遂げないさって言われたら、
スリッパでブッ叩いて頭禿にしたくなるよね。
でも源氏物語って凄いね。
ほんとに物語のありとあらゆるエキスが入っているよね。
大江健三郎のノーベル文学賞受賞は(゚Д゚)ハァ?だったけど、
紫式部になら3つくらいあげたい気分だよ。
末摘花
>石田純一に不倫はダメですよ、ちゃんと1人の女性を愛したら添い遂げないさって言われたら、
スリッパでブッ叩いて頭禿にしたくなるよね。
激笑!!
しかし、光源氏って、、、しょーもない男よね。。。
(゚д゚)ウマー