ザ・ワールド・イズ・マイン

＞意味の無いものを無理やり意味あるものに
＞解釈する人間に対するアンチテーゼ

それなら2人とも犬みたいにあっさり殺されておしまいの方が良かったと思う
ラストは変えるものだとばかり思っていたが・・・

原爆のキノコ雲の形が嫌い

通俗漫画としてなら、モンが「神」になって終われば最高の展開なんだろう

でも、この漫画がすごいのはモンの生い立ちを書くことによって、モンをあえて
神の座におかず、ただの人間なんだということを描いたことにあると思う

そのあたりに作者の意地悪さ、というかメッセージがあると思った

ただの人間としては説得力が足りないような。
そもそもモンが成長したモジャなのか、はっきりと言及された部分も無いし。
俺としては ”ただの人間” であって欲しかったけど、モンの存在自体が新しい叡智として、
神が現人類を見限ったことにによる、仕組まれていた事象という設定だったんじゃまいか。

新説5巻読んだ人さぁ、もんちゃんの死んだ原因は描かれていた？
まさか自害じゃないよね？
変わらずいきなり心肺停止だったりしたら買わない。

>>949
買わなくておｋ

>>949
「真説」な。
結局、その辺の描写は加筆なしだったね。
モンの絶望ゆえ、と解するしかないのかな。
徹底的に自己を信じ、外部を拒絶していたモンが
マリアを失った絶望を機に、内面に生じた空虚を埋めるかのように
（ブラックホールのごとくに）外部を肯定し、受け入れていき、
自らの生命力をも萎ませていった果ての死、といったところだろうか。

>>950>>951
丁寧なレスありがとう。
連載時は毎週木曜が待ち遠しかった程はまった作品だった。
それだけにあの唐突な展開は大人事情があるとはいえ残念だったよ。
打ち切り前は生から無為な死がこれでもかと描写されていて震えていたのに・・・
真説は4巻まで買ったけど、どうにも釈然としない！
悪鬼もんの死に様を徹底的に見せてほしかった。
もんちゃんに殺された人達の無念が只々やり切れない。

追記
特に坂田電器のお母さん。
あんな肉片にするこたないだろがクソッタレもん
殺すぞ

>>935
村上淳は顔が横に広いからちと違うな。

丁寧なレスじゃなかったのに感謝されて恐縮な950です。
5巻書き下ろしページのほとんどは「文字で詰まっていた
画面をより見やすく、かつ効果的な間をとるため」に割いたっぽい。
遺族によるトシ殺害のシーンはほんの少しだけ加筆があった。
俺はあのモノローグが読めただけで満足だ。

マリアと名付けられた者が阿倍野マリアじゃないとなると、阿倍野マリアが爆弾の作り方知ってたのと矛盾しないか？

>>956
浦田庸介の影響。

949みたいな凡にまともな人がいるとなんかほっとする
オレも、この作品は高く評価してるけど
どっちかというと肩入れできる感情もあるトシが壊れた埴輪みたいにぐちゃぐちゃにされて
モンが神格化てのが凡人として気にいらなかった。
それ相応の最後にしてほしかった気がするが
あの作者のことだから裏をかかれるだろうとは思ってたよ

甲斐もトシも父親と決別したけど
甲斐は自分の道を進むために涙の決別だったけど
トシのは父親の説得中継流したTVを消してアカンベーだったのがゾクゾクくるし悲しくもなる

晴れて
親子卒業でございます

真説の巻末にアイリーン広告あるんだけど
絶版じゃないけど生産（２版刷りか？）もしてないよね？
全国書店在庫でどこかにはまだあるよ♪って意味か・・・

>>961
最近増刷したんじゃなかったっけ？

>>961
あまなつでしたすみません
もろ発売中ですね

ワールドイズマインって予言書みたいなところあったけど、
日本の政治、特に核保有問題など見ていると
マジで地球崩壊しそうな勢いだな。

昔から言われてるじゃん
これからも言われてくだけなんだろうなｗ

でもじわじわと数は増えるだろ
最期近く地球が核爆発ででくす玉みたいにキラキラしてる場面
三島由紀夫の「美しい星」のイメージそのものだった
「人間は使う。もっている限り必ず使うときが来る」
「そのときこそ地球は花火のように美しい星になるだろう」

５巻１７５ページの真ん中のコマが
立島夕子の絵みてーでコワス
参考　ttp://www.geocities.jp/tatsushima_yuko/Save17092.jpg

夜中に怖いもん見せるなあああああああああああああ！

>>968
午前４時って、もう明け方に入らね？

日本じゃないところにお住まいの方かもしれない

この時季の午前4時なら全然夜中じゃね？まぁどうでもいいけどな

個人的にトシ惨殺の加筆はいらんかった
なんつーか、アッサリ描かれちゃうのが（絵自体は酷いけど）ヘタレっぽくて逆に合ってた

元々には、トシ惨殺のくわしいきさつはなかったのか？
真説初読みの自分には、遺族だかモンシンパだかに殺されるくだりは強烈だった。
殺意も憎しみもなく殺した、という事実を
免罪符のように叫ぼうとするトシの最期が
同情の欠片も無いやつなのに、心に痛かった、いろんな意味で。
痛くちゃいけないやつに痛い思いをするのがいやなんだけどな、この作品。
ただ、倫理も神も不在で育ったモンにとっての
際限ないヒトゴロシの意味自体がやはりつかみきれない。
彼にとって殺す必要もない人間の殺し行為は一体なんだったのか
白化美形化してからのモンはどういう存在になったといいたいのか。
（世間でなく彼自身にとっての変化として）

父親も母親も不在で、まだ人間になってない状態
ぬいぐるみに火をつけられて、その時に初めて
「殺したい」と言う人間らしい感情を手に入れる
それが、モンにとって唯一の人間性、世界との関わり方だった
関わり方のモデルとして、鈴木健吾のマネが混じる

トシのおかげで、ぬいぐるみと再会
ヒグマドンに殺される事で、モンの人間性と世界との関わり方が変わる
（たぶん、「父親」と関係してるけど、心理学は詳しくないんでパス）
ぬいぐるみに対する感情がマリアに移り変わる事でまた変わる
（「母親」なのは説明不要。これも心理学は詳しくないんでパス）
そしてマリアが死ぬ
ぬいぐるみを燃やされて殺人鬼が誕生したように、また別種の何かに変わってしまった

こんな感じじゃねえの
別種の何かって何よって聞かれると見当もつかない
ニセじゃなくホンモノの宗教者になってしまった。導くのは破壊だけど
（ブッダとかキリストみたいな。こいつらがホンモノかどうかは知らない）

13巻以降のモンちゃんは好きじゃないなあ

破壊はモンが導いたんでなく周りが勝手にやったことだろ

ザ・ワールド・イズ・マイン
アンドアイアムゴッド

てな感じで創造主新井英樹が、ろくでもないこの世を破壊＆浄化に導く為に
ヒグマドンとともにこの世に光臨させたのが破壊神
かつ周りを破壊に導く神・モンってとこか
最終巻では周りが勝手に破壊に走り出したから
自ら手を下す必要はもうなくなって淡白になってると

でもナー
人間群像ドラマとしては評価するけど
なんつうか最終巻は強引で余計な感じなんだよなあ
いろいろと

ユリカンとかが必死で、モンの作り上げる神話を矮小化しようとしてたのに、
最終巻では、むしろ神話にしてしまう方向でマンガを完結させてしまった
そこが煮え切らないんだよな

マリアに無理矢理殺人させたのも納得いかなかった
彼女がたとえ、自分の命と引き換えでも
一人も人を殺せないニンゲンンだと分かってるのに
あんなことして壊してしまったのは
「生きててもマリア地獄や、死なせたれ」てトシのことばに
モンちゃんなりに反応した結果じゃないかとも思う

「私たち、なじしてもつながらネだか？」と
泣きながらマリアが言ってたのは
人殺しをしないでほしいという願いだったのに
絶対繋がらないと知ってたからこそ
逆にモンちゃんは、自分の世界に引きずり込む事で彼女の良心を破壊し
破壊する事で苦しみ＝地獄から解放したんじゃないだろうか
でもそう考えると
人であるマリアをさらにぬいぐるみ化しちゃっただけみたいで
今までの人殺し行為よりさらに赦せない蛮行て思えて
ムカつくんだよな
モンて元々ムカついても仕方ない相手ではあるんだけどな

最終巻のあとがき読んだけど
新井が疑いを持たないもの、不快感を抱かないものって何があるんだろう

罪と罰をあまりきっちり描くと
話が小さくまとまってしまいそうだからそれを回避したのかな
しかしもう少し違うやり方があったんじゃないかとは思う
ヒグマドンのエピソードをもっと膨らませてほしかった

>>978
新井にとって
「衆」イコール「愚」だろ。
社会現象でも宗教でも国でも
集団の持つ意志は皆醜くおろかなものに分類されとる。
だから「一人」で生きる人間にこだわる節があるんだよな。
モンが殺人鬼でもとことん醜悪にかかれないのは「ひとりでいきてきた」
「集団の意志にかかわらない、意に介さない」人間だからだろうし
キーチでも「一人でいきる」がテーマだったな。

わりと良スレ
皆真剣に読んでるんだな

これそんなに真剣に読むものか？
ただの犯罪アクションじゃねーの
モン神化なんてスーパーサイヤ人と一緒じゃん

そうだね
別にそれもありなんじゃないの

一緒と思う人にとってはそうだろな
俺はいつまでも手元においておきたい
貴重な作品に出会ったと思ってるがね

みんな言ってるけどマリア死亡からがグダグダだな。読者の期待を裏切ったとか言ってるけど、新井の想定してた読者のラストってどんなんだ？

ベタ路線で行くと、因果応報、的な壮絶な二人の最期が見られるとは思ってたんじゃないの。期待してたというか。

もう一度ヒグマドンとトシモンの絡みがクライマックスに出てくると思ってた

泣きながらマリアを埋めるモンをヒグマドンが見守るというのが「絡み」のラストだな
なんかそのあとヒグマドンの前に頭垂れてる様子のモンちゃん見て
両者の間に新たな繋がりができたような気がした

＞マリア死亡からがグダグダ
ストーリーは大きく動いてるんだけど
アクションシーンが無いからテンポが悪くなってる

トシ死んでから別漫画のようだ。

次スレたてないで、こっちに行った方がいいかな

【RIN】新井英樹25【真説TWIM】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1161880756/

トシの目の前でモンが群集に虐殺されて
呆然としているトシに群集の暴力が迫る

なんてシーンがなぜかふと思い浮かんだ

>>991
そっちも見たけど、なんかいまいち雰囲気よくないなあ…

新井は元々好戦的な人だけど
ラストはTWIMの世評や期待に対して好戦的になっちゃった感じだな