深夜
ピンポーン
吉良「誰だ?こんな時間に…」
ドッピオ「迷惑ですよね…」
ドッピオ「どちらさまですか?」
ガチャリ
麻薬中毒の男「ウヘヘヘ…」
ドッピオ「(やばい、目がイってる)あの、どのような御用向きで?」
麻薬中毒の男「…オヤジ…」
ドッピオ「はい?」
麻薬中毒の男「オヤジはぁ〜…いるかぁ…」
ドッピオ「(ヤバすぎるよ…この人…)えーと、家お間違いではないでしょうか?」
DIO「なんだ?こんな夜更けに訪問客とは珍しいな」
麻薬中毒の男「!!!!!」
DIO「ん?」
麻薬中毒の男「(手にある紙切れを見ながら)お、オヤジィ…!!!??」
続く
おおおッ!
何か楽しみな展開だぞ。荒木荘にダメ人間がさらに増えるぞ。
どうする大家!?
しかしちゃんと親父さん、夜の街に出て行かないで家にいたんだね。
DIO「なんだ!?いきなり!?」
麻薬中毒の男「こ…これ俺の死んだおふくろなんだけど…」
DIO「(写真を見て)知らんな。というか女の顔なぞいちいち覚えとらん」
麻薬中毒の男「う…で…でもそこで…神…」
牛スーツの男「あんた、俺のオヤジなんだろォォ〜!?瞼があがらねーんだ!!
畜生、どうにかしてくれよォォォォ〜」
DIO「なんだいきなり!!」
牛スーツの男「畜生!!手が汗でビショビショだ!!あ、汗を拭きたい!!」
ドッピオ「あ、あの大丈夫ですか?今タオルを持ってきますね。」
牛スーツの男「うぉぉ〜!!息が、息ができねぇ〜!!父親にまで見捨てられて、
俺は何もできねェ〜!!」
DIO「父親!?(心当たりはなくはないが、相手がわからん)」
ボス「(何かデジャヴュを感じる)」
神父「DIO、今日は夜遊びに出かけなかったのだな」
DIO「プッチ、どういうことか説明してもらおうか?」
神父「ああ、この者達は運命に導かれて私の元へ集った人間だ…私を天国へと
押し上げる…『DIOの息子達』」
吉良「(DIOに冷たい目線)無節操な」
DIO「なにィィィィィィィィーーーー!!!」
神父「路頭に迷っているところをとりあえず連れてきたのだ。皆、君の息子の証である
痣はあるぞ。」
神父に体格が似てる男「…(肩を見せる)」
DIO「(神父に体格が似てる男の肩を見て)う、うぬ…」
カーズ「(一部始終を部屋の奥から見て)…DIOの息子を拾ってくるとは…やるな、神父」
続く
面白すぎる。他のボス達のコメントが絶妙だ。
566 :
愛蔵版名無しさん:03/02/17 02:30 ID:TN3wemwy
はやくしろよ
神父「というわけでだ」
DIO「どういうわけだ」
神父「とりあえず、父親と再開したのだ、積もる話もあろう。
親子水入らずの時間も必要だ。皆、とりあえず部屋から出よう」
息子達とDIOを残して部屋の外へ。全員聞き耳を立てている
DIO「私が貴様等の父親だということはわかった。だが、今更なんの用だ?
まさか、面倒見てくれなんていうつもりじゃないだろうな。」
ウンガロ「俺だって好きでここにきたわけじゃねーよ…なんか引き寄せられたんだよ…」
DIO「引き寄せられただと?」
リキエル「ハァーハァー…。なんかわかんねーけどいきなりあの神父が来て…
『君達にはやるべきことがある』なんて言い出して…俺には何にもできねーのに…」
ヴェルサス「私もです」
ドッピオ「やるべきことってなんですか?」
神父「私を天国に押し上げることだ」
吉良「具体的に何をするんだ?」
神父「私を天国に押し上げるのだ」
ドッピオ「わけわかりませんよ…」
リキエル「そんなことを言われても俺には何にもできない!!ハァーハァー!!」
DIO「くだらんな…いい歳してわけのわからんことを言うな」
吉良「人のこと言えないだろう…」
ボス「(く…この感じ…!!どこかで!!)」
DIO「フン…貴様等の父親であろうがなかろうが俺にはあまり関係ないことだがな…
(いやまて…利用もできるか…)」
ヴェルサス「………さっきから好き勝手言いやがって…てめーがオヤジであろうと
なんであろうと偉そうに語ってんじゃねーよ…バケモンが…」
DIO「何か言ったか」
ヴェルサス「いえ…なんでもありません、お父様」
DIO「お父様…」
吉良「一気にDIOにとってやっかいな存在が増えたな」
ドッピオ「そうですか?」
吉良「(神父と何か企んでいるのか…?)息子というのは存在自体がやっかいなのだ。
とりあえず風呂だな、風呂。」
ドッピオ「風呂?」
吉良「そうだ。そして親子で背中の流しあいをする。そして問い詰める」
ドッピオ「何をですか?」
吉良「イロイロだ」
ボス「(そうなのか…でも私が娘と一緒に風呂に入ったら…!?セクハラ親父!?
でも血は繋がっているしな…犯罪じゃあないよな)」
神父「とりあえず、当分私の身の回りに居てもらおう」
ヴェルサス「…うるせーな…深夜に勝手に連れてきてそれかよ…つうか命令すんなよ…
そもそも拉致じゃねーのか……」
神父「何か言ったか?」
ヴェルサス「いえ、なんでもありません。」
吉良「そうだ、今度は親子水入らずで風呂にでも入れ!」
DIO「断る!!!!!」
カーズ「(遠巻きに見て)子を残すなど…愚かな人間のすることだな」
ドッピオ「もしかして、自分が童貞だから妬んでます?」
カーズ「黙れ」
ボス「(娘と風呂も悪くない…)」