493 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/06(土) 22:11:40 ID:zYCLrJiC
>>491 『旧来の価値観の桎梏から 逃れたい。自分たちが、自立した女性のモデルに
なろう、という考えのような 気がします。』
樹村みのりさんはそのような考えでいて、今現在があるの?
「花子さんの見た未来?」に行く途中って事なの?
494 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/20(土) 13:19:17 ID:Q7b1G7oG
朝日ソノラマ文庫の「菜の花畑のむこうとこちら」を
ようやくゲット。「菜の花」がすべて一堂に会したのは
よかったよかった。「476」氏の言うとおり、
「台詞があちこち変わっていて」、こちらの記憶との
ずれでちょっとクラクラ。
やっぱり「直美さんが行く」はなかったことになるのか。
ヘルスワーク協会版の4巻と同じだな。親友4人組の
結婚話としてビッグコミック・オリジナルに連作として
載った4編の掉尾を飾り、これで話が閉じるのに、
直美さんの生き方は政治的に正しくないのでしょうか。
「さてさて やっと わたしの番です」ていう台詞、
悪くないと思うけどな。
そういえば、「ふたりが出会えば」3ページ目の工房風景、
時代性を感じさせて好きだった台詞も復活していないな。
「日本がソ連領になったら、もしかするとモスクワ五輪
パスポートなしで見に行けるかもね」。「工房のお家賃
今回も値上げしないで更新してくれたわよ」では、ちょっとね。
その上の、「江川クン タイジャンツだって」も捨てがたい
のに。
495 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/20(土) 22:01:27 ID:ywNJTaNI
ビッグコミック・オリジナル掲載ではないけれど、『ふたりが出会えば』に収録
されている『クリーム・ソーダ物語』(1982年ヤングジャンプ3月18日号)
をどうとらえるのか知りたい。
496 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/21(日) 01:33:28 ID:mMmfapAw
>495
なるほど「クリーム・ソーダ物語」というのは
あの短編集のなかでも浮いていますよね。収録作品の選定
理由について、樹村さんは「作品の多くは、海のある町に住んでいた
(2年半ほどのあいだ)に描いたもの」としか語っていません。
掲載時期でいうと、1977年3月から1979年12月まで
にあたり、彼女は1949年11月生まれですから、
20代末からちょうど30歳の大台にのった時期にあたります。
『ふたりが出会えば』という短編集には9編収録されていて、
「クリーム……」1編だけが、たしかにこの時期から
ずれています。
また、それ以外の作品の掲載紙はビッグコミック・オリジナルと
別冊少女コミックで、「クリーム……」だけが、小学館ではありません。
しかも、1984年発行のこの短編集の版元は秋田書店ときています。
「先生、むかしオリジナルに載っていたような軽〜いオフィス・ラブ・
コメディを描いてくれません」と集英社の編集者に頼まれて、まあいいか
と描いて、分量的にちょうどよかったので、たまたま収録しただけなの
かも。その前年に同じく秋田書店から出た『歪んだ鏡』もページ数は
どっこいどっこいですから。よく分かりません。小学館、集英社、
秋田書店の担当編集者がすべて同一人物だったら、おもしろいのですが。
497 :
495:2006/05/22(月) 08:20:27 ID:xzh3sDjd
496さん、ありがとう。
でも、掲載時期・年齢・版元等は単行本を所有してれば解る事なので、さほどの中身が・・・・。
498 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/22(月) 10:08:50 ID:E/PMF5aJ
>497
すみません。私の持っているデータはその単行本1冊だけです。
そのうえの書き込みがいささか思わせぶりで、余分な期待を
抱かせたのなら、ごめんなさい。
また、「どうとらえるのか知りたい」というのが、
私に対する直接的な問いかけでなかったのなら、
勘違いもいいところで、恥ずかしいかぎりです。
宇宙人4部作ほど、「クリーム・ソーダ物語」にこだわりが
なかったけれど、自分に尋ねられたのなら、何か返事をしないと
失礼だと思って、へたな文章をでっちあげた結果が「496」でした。
見透かされてしまいましたね。書くというのは怖いですね。
創禍学会の雑誌に描いたり社会党支持の漫画を描いたり
国賊樹村の無節操には憤激を通り越してむしろ呆れるな。
500 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/22(月) 17:21:47 ID:yYk8L9Gj
アタイこそが 500へとー
>>499 しかも近年はジェンダーという名の女尊男卑論漫画…実はノンポリだったりして。
502 :
495:2006/05/22(月) 19:53:53 ID:sXJqBdcL
498さん。
すみません、嫌味で書いたのではありませんでした。
あきらかに”結婚”を意識した物語と、まだそこまでにはいかない娘さん
の物語を、掲載雑誌の読者層の違いから描きわけたと言うだけでは、単に職人
としての作家力量を見せただけなので、他に何らかのモノが・・・三十歳と
言う境界を越えて、その種の力・気負い等が抜けた?・・・有るのでは?と思
っていたからです。
499さん、501さん。
別に某宗教系雑誌に描いてもかまわないのでは?
例えば、小田実さん、鶴見俊輔さんでも(だって)書いてるし、単行本も出し
てるよ。
予想される批判と、作家としての発表の場を求めてを天秤にかければ、例え
『国賊樹村の無節操には憤激を通り越してむしろ呆れるな』すら「見ていた
だいて、貴方の感想を聞かせていただいて・・・ありがとう」なのではあり
ゃせんか。
”ジェンダー”物とて、『女尊男卑論漫画…実はノンポリだったりして』
すら、とにもかくにも貴方が”ジェンダー”と何らかに繋がったわけなので
「ありがとう」ではなかろうか。
503 :
sage:2006/06/05(月) 01:53:30 ID:3lTfkM+G
人と生きるこの世なら
思いのかなわぬこともある
あこがれは今日も胸を焦がす
Go flight
>503
湘南に住んでたマリエさんと工くんの話ですね。
雑誌掲載時に読んだよ。
茅ヶ崎から辻堂にかけて、今でいう巡礼をしようとした。
モデルらしき風景は見つけられなかったけど、
早朝の海岸やら駅と海岸の間を歩き回った。
なつかしい。
505 :
503:2006/06/06(火) 01:28:02 ID:???
>>504 はい、このスレで繰り返し書き込まれていて、やはり人気ありますね〜
この4行詩があまりに完璧で、今でも思い出す。
樹村さんの作品の中でもさわやかな読後感の、少年の成長譚ものですね。
手元に本はないのですが、カットやセリフはまぶたに焼き付いています。
反対に重い作品で忘れられないのは「こうふくな話」。
作者自身を思わせる主人公が、若さゆえのなやみ、いらだちを語っていて、
初めて読んだとき驚きました。作者もすごいし、載せた雑誌もすごいなと。
あんな作品は他に見たことなかった。
カッコーの娘たちも文庫出てたんだね。
他のも出たりするんだろうか。
ささやなえこ(現ささやななえこ)とそういう関係だったて事は秘密だぞ!
竹宮惠子は有名ですね。モデルにしたレズ小説を読んだことがあります。
>>509 そうか、それで平気でホモ漫画を描けたんだなぁ。
プチコミックの初期の号で、よくささやさんとカップリングされていましたね。
抱き合う樹村ヒロインとささやヒロインが表紙で、ささやさんって下手だなぁ、
と思った記憶があります。
モー様はその気は無かったのかな?
ほら、「大泉サロン」って呼ばれる少女マンガ家たちのグループがあったじゃないですか。
萩尾望都は『精霊狩り』のページの端にダーナ=ハギオモト カチュカ=タケミヤケーコ
って書き込むぐらい仲良しだったのに、今では距離を置いています。
その訣別には、竹宮惠子の性癖も何処かにからんでいたのかも知れません。…想像ですが。
514 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/04(火) 22:39:00 ID:sVGQ0Idu
来月ネムキに新作40Pだそう。
>>514 北朝鮮がミサイルを発射したというのに随分と呑気なものだな。
奴らが侵攻しても自分の安全は保障されてるからか。社民党に。
517 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/14(金) 00:42:43 ID:X7ug1WLM
あ
518 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/19(水) 15:18:07 ID:tOz/zqZc
あ
「カッコーの娘たち」「あざみの花」「悪い子」・・
いい作品かいてますよね。
みのり先生がザクセンハウゼンに行った話を読んだ後、旅行中急に
私も強制収容所に行きたくなってダッハウだけど行きました。
みのり先生の漫画にケーキがでてくると
何故か食べたくなります
ネムキ見た人いる?新作だった?
近所の本屋になかったから、明日大きめの本屋行ってみます。
521 :
愛蔵版名無しさん:2006/08/15(火) 12:13:41 ID:g3H4M1Vw
age
ネムキには載ってませんがな。
いったいどこからの情報。
>509
すんません、竹宮さんは「空がすき!第2部」連載中から
リアル読者ですが
そういう噂知らなかったです。モデルのレズ小説ってなんですか?教えて下さい…
竹宮さんと親交のあった村田順子さんとか、たらさわみちさんとかも??
>>523 昔、サブカル系の編集者たちはロリコン雑誌で辣腕をふるっていまして、
その中で現在 名をなしているのは大塚英志ですかね。
「ありす」って雑誌の2号に問題の小説「バラの部屋」は載りました。
作者は薔薇十字乱丸とありますが、竹熊健太郎か川本耕次の変名だと思います。
少女マンガ家志望の二人の少女が、人気マンガ家 流崎綺羅子のアシスタントを
引き受けたところから始まる一夏の物語。イラストは全て「風と木の詩」を
いじったものです。
なお、竹宮先生はマネージャーの増山法恵さんとそういう仲だと思われます。
竹宮さんは○○○の手術をした後がある様な...
気のせいかも。
おとうと
早春
「早春」と内田善美の「ひぐらしの森(?)」と似ていると思うんだけどどう?
mixiにあった
10月21日発売の夢幻館vol.11に読み切り。
530 :
愛蔵版名無しさん:2006/10/12(木) 20:53:07 ID:4jHoiKWM
「悪い子」という、ずいぶんわかりにくい作品があったのを
思い出しました。
特に分かり辛いとは思いませんが...
日常のちょっとした問題を実に分かりやすく描いた作品が多いと思ったが。
夢幻館の読みきりは再録じゃないのが、うれしいw
ずっと再録ばかりでしたので。
ソノラマありがとうw
534 :
愛蔵版名無しさん:2006/10/16(月) 14:07:52 ID:tseAj7mU
夢幻館の予告にそのように記載されてましたよ。
ソノラマ発行物の夢幻館の宣伝ページ参照のこと。
536 :
愛蔵版名無しさん:2006/10/17(火) 08:21:51 ID:cN/8ZHbx
HPを見たら
夢幻館vol.10 発行年月:2006年7月
「大きな話題として、寡作で有名なまんがファンでは知られた樹村みのりの新作40Pが掲載されます!」
と言う事は、前の号にも載っていたんですね。
まだ、版元に残っているかなぁ〜。注文してみようと。
7月発行のには載ってなかったと記憶する。
538 :
愛蔵版名無しさん:2006/10/19(木) 08:02:13 ID:UPvMbubV
536です。
ゲェ〜ッ!!
注文しちゃった。
539 :
536・538:2006/10/21(土) 08:03:47 ID:hUh3PV/u
夢幻館vol.10 届いた。
見てみると
『猫なんですけど』樹村みのり
どうも、再録作品ではないように思うが・・・
夢幻館、無いだろうと思ってた近所の本屋に平積みで
ドドーンと。
内容はまるで自分のことのような話で・・・、
身につまされました。
次回は再録なのね 。
541 :
愛蔵版名無しさん:2006/10/28(土) 17:23:11 ID:iXw84/Ij
かつての作品(例えば『女性学・男性学・・・ジェンダー論入門』)から
すれば、樹村みのりさんは無理する事なく”老い”を身近に感じ・・・凡人
万歳とでも・・・感性が初期作品期に戻った。
新作、すごく良かったんだけど
この先、必ず自分に起こりえることだと思うとかなり凹んだ…
>>541 私も同じようなことを思った。
これからもこういう作風で行って欲しいと思う。