たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜ Part5
トランクスが未来からやってきてから三年、ついに人造人間の現れる日がやってきた。
都から少し離れた丘へと集まるZ戦士たちとブルマ。
クリリン、天津飯、ピッコロ、悟空、ベジータ………
「あれ? 悟空、悟飯はどうしたんだ? チチさんに叱られて来れなかったのか?
そういえば、餃子のやつもいないな」
「悟飯の奴は、一年前に自分で修行するっつってでてちめったよ
チチのやつが卒倒しちまってさぁ」
「餃子は置いてきた。 今回の戦いにはついてこれないだろう」
もう一方では、ピッコロとベジータが皮肉を交えながら会話している。
「ベジータ、まさかお前が来るとはな」
「ふん、きさまらは、見ているだけだ。 カカロットを超えた俺の力を見せてやろう」
「口だけは、達者だな」
「人造人間の次は、お前とカカロットだということを忘れるなよ」
「殺されないといいがな」
…………………誰もヤムチャがいない事は、気にもしなかった。
そうこうして延々と話が続く中(ヤムチャの話題は以前として出てなかった)
ヤジロベーが仙豆を届けるとすぐさまに戻っていこうと………
その瞬間、爆音と共にヤジロベーの乗った飛行機が爆破される。
空中に現れた煙の中から、二つの影が都へと降り立っていく。
「じ、人造人間だから気がないんだ!?」
気を感じ相手を把握する事になれているZ戦士たちに
気が感じられない人造人間の存在は、少なからずも畏怖の感情を与えた。
だが、次の瞬間。
悟空たちは、更なる未知の恐怖を感じる事になる。
そう、二つの影を追うようにして降り立った蝗の集団のような影が見えたのだ。
次回「まずは、人造人間たちに挨拶をしないとな」新生1000人のヤムチャ。