結局、グレアムの自己満のために、雪山の殺人は
利用されただけな気がする。
いつも不思議なんだけど、グレアムは勝手だ、みんなグレアムの事を心配してるのに
って話になるけどグレアム命のアンジーとかグレにとっては気持ち悪いだけだと思う。
口には出さないけどさ。でも番外編で僕が気持ち悪い物はカッパだけだなって
セリフあったけど(グレアムペンギンみたいにあんじーはカッパだった)。
同じ事感じる人いない?グレアムが周囲に感じてる違和感てそういう事だと思う。
人間の好意も肯定的なものじゃなくてどこか気持ち悪いんだよ。
アンジーは自分を好いてくれる人には従順だけど。
そこがピンとこないとグレアムってよくわからないと思う。
グレアムの、3人、特にマックスに対する好意とどう違うのかな。
わかるわからないじゃなくて、自分の好意は押しつけるけど、
他人の好意は気持ち悪いって言ったら、やっぱり勝手としか
言いようがないな。
気持ち悪いとまで思ってるか・・・?
そうじゃなくてあんまり気にしてないんじゃないの?
自分にしか興味がないというか。
しかもそれを自覚してる。それが辛いわけだが。
グレアムは仲間のことを「気持ち悪い」と思っていないと思うし、
そう思っていたなんて思いたくもない。
「ボクのことなんてほっといてくれ、心配なんかくそくらえだ」
と思っていたかもしれないが。
あくまでも私見でつ。
他人の心配や好意が煩わしいと思うことくらい、誰にでもあるわな。
その部分だけを取り上げて、グレアムをどうこう言ってる訳ではないだろう。
最近、スレの伸びがいいね。
なんだか嬉しい。
思うに、グレアム贔屓かアンジ−贔屓の違いで、
読者の思いって変わると思う。
ううーん、贔屓ねえ。
後半はグレアムの物語だから、同列には語れないな。
キャラクターの作られ方も違うと思うし。
グレアムは少年期の自意識過剰な愚かさも含めて、作者の気持ちが込められた主人公だし
#作者の性格や経験が直接投影されているとは言ってません。
アンジーはグレアムと対比させるための理想的な性格付けをされた脇役。
アンジーは好きだが、グレアムの目線にならないと物語を追えない。
作者の気持ちを理解したいなら、主人公の目線になる必要があるかもしれないけど、
読者がその作品から受け取る思いは、必ずしも作者と同じでなくてもいいと思う。
誰の目線で読むかって、意図してそうするものじゃなくて、読んでいくうちに自然
に定まっていくものだと思うし。
このスレも残すところ60あまり。
ラストはまったりいきましょう。
ネタがないので、適当にふっときます。
みなさんは「はみだしっ子」であえてひとつあげるとすれば、
好きな話はなんですか。
私は「窓のとおく」ですね。
「奴らが消えた夜」から養子に行くまでの話が好きなんです。
ひとつって決められないけど「夢をごらん」好きだな。
初期に出てくる大人のキャラが結構好きなんだよね。
「窓のとおく」は、最後、マックスに冷たいとなじられたアンジーが
言う台詞が泣ける。全編通して一番泣かされたかもしれない・・・。
「カッコーの鳴く森」
連載当時、苦しいくらい切なくなった。
「つれていって」の『クークーは振り返る』のところでも
涙が止まらない。
「窓のとおく」の最後、好きです。あとは「カッコーの鳴く森」とか…
笑えるシーンも多くて好き。
アンジーの悪趣味な服のセンスとか
エルの話でサラッと書かれてて笑った。
音痴の話も。
番外編に好きなのが多いなー(本編は過不足なくどれも好きなんで)。
「お料理教室」とか「パーティ教室」とか、あのテの皮肉と薀蓄と
4人の意外な面が見られたりする小ネタシリーズが好き。
番外編ってアンジ−主役の話が結構多いような感があるがどうだろう。
いや、番外編じゅうぶんおもしろいんだけどさ。
グレアムファンとしては、ちと寂しい。
私は「つれて行って」かなぁ。
やっぱり集大成ってことで。
連載当時から終結直後までは、「カッコーの鳴く森」が一番好きでした。
今は、フーちゃんの家に行く話。
「カッコーの鳴く森」の完成度はすごいと思います。
これを描くまで続けてきて、練りに練って描いた、という感じで。
だから、わたしは集大成というのはむしろ「カッコー…」の方に感じるかな。
でも、一番好きなのは「レッツ・ダンス・オン」だったりする。
つくづくグレアム者なわたし。
「カッコーの鳴く森」、人気ありますね。
煽りではなく、「カッコーの鳴く森」がどうしてすごいのか
感想聞けると嬉しいです。
(もちろん、いい話にかわりはありませんが
私は、サ−ニンとク−ク−の話か、ぐらいに思っていませんでした)
951 :
950:04/04/30 02:03 ID:???
×ぐらいに
○ぐらいにしか
952 :
愛蔵版名無しさん:04/05/03 19:09 ID:aqFvcIHE
人は自分の居場所をもとめてさすらう
これはそんなお話
グレアムタイプはしんどい、幾つもある選択肢のどれを選択しても
負けるのは自分であると見えてしまう。
因果律にしばられてしまう愚かさを超えられない=人間の限界
そういうものが見えてしまうのがグレアムタイプ。
解決策は女に溺れることだろうアンジーのように(藁。
953 :
愛蔵版名無しさん:04/05/04 14:12 ID:KLp+dabQ
>378.379さん
ルーとソロモンのレコードは東芝EMIからでておりました。
歌はミス花子です。
「お前の瞳は海だ」と「愛のソネット」がじんときて個人的には
はみだしっ子の歌より良かったと思います。
はみだしっ子が2,500円に対して1,800円だったからかキャラ紹介とか
なくて、キャストも誰が誰というふうには書いてなくて
出演・はせさん治、井上真樹夫、八奈見乗児、増山江威子
大竹宏、三輪勝恵、古谷徹、川島千代子、坪井章子
私は声で声優さんが判別できないので何ともいえなくてごめんなさい。
ただこの順番ですとソロモンは、はせさん治さんでしょうね。
LaLaの読者プレゼントで当たったエプロンは今でも大事にとってあります。
そういえばイーノはアンジー似でかっこよかったですね。
第1話?で4人が喫茶店を去る際のマックスの健気な姿に胸打たれて
マックスファンになった。
もっと階段ゆっくり降りるつもりだった、とか。
女に溺れてすべて忘れるてか
それもいいかもしんない。
しかしグレアムはダナと初体験?してたにもかかわらず
暗い情熱に、負けると分かっていて突き進んだな。
諦めのわるい理想主義者てアホじゃ
それが思春期というものよ。
じつはアンジーには女っ気ない。
アンジ−はグレアム一筋だからしかたない。
はじめて書き込みます。一日で2年分の皆さんの書き込みを読んできて、
この作品は本当に深かったんだなあ、と感慨に浸っています。初めて知ることも
多かったし、深く意味合いを考えなかったことの皆さんの解釈もとても参考になりました。
私が初めて読んだのは中学生の時くらいかな。既に単行本8巻まで出てる時で、
マンガを1冊買うお金があったので、いつか読もうと思っていたこのシリーズで
考えた挙句に6巻を買いました。花ゆめで時々覗いた程度だったのですが、
4人の主人公のうち一人だけ大雑把に描かれているサーニンが気になっていたので。
その後全部読むに至って、多くの場面で泣きましたが、なんといっても
初めて読んだ「裏切者」でサーニンがエルを止めるシーン。読んでて時間が
止まりました。他に方法を選べないサーニンのひたむきな不器用さが痛いほど
伝わり、涙が止まりませんでした。ということで、「どのエピソードが」に対しては
「裏切者」です。今までのスレの流れを見ると、思い入れのある方はイマイチ
少なそうですねえ。
思えば、一番多感な時期にこの作品に出会えたことは、人生の幸福の一つだと
思っています。
次スレは三原順総合、って感じでいいんだよね?
はみ限定だとSonsとかの話していいか迷う。
大学に入った頃、ソロモンの指輪を読んだ。
ルーとソロモンを本屋でみかけたので、三原順という文字に
だまされ購入、いつか食ってやるの連発??
屈折した愛情表現が得意な三原らしい作品だな
オクトパスガーデンが好きだな
最後にまた手にした卵がグレアムの復活を示していてさ
>>962 オクトパスガーデン、発表当初痛々しいなと思ってた。
はみだしっ子が終わってから「あの後グレアムは自殺した」説が蔓延していて
そこに発表された作品だからねえ。
あそこまで明示的に、「再び卵を手にした」ことを作者自ら言わなきゃならないのかと。
あのラストは酷いと思った(当時)。
意味わからなかったし。
オクトパスガ−デン読んで、
「はみだしっ子というのはこういうお話だったんですよ」といわれても
「はぁ?」だった(当時)。
ジャックやロナルドもいいんだけど(個人的には好きじゃないが)
やっぱり4人で「生きていく」話が好きなので
「カッコ−の鳴く森」までの彼らが好きです。
よく話題に出される
なんでグレアムが最後に手を預ける相手がサーニンだったのか?
っての、初期からちょくちょくグレアムのどす暗いところを見抜いてた
サーニンだからこそ、だと思って、あんま疑問に思わんかった。
967 :
愛蔵版名無しさん:04/05/13 17:42 ID:g1IVl6Co
私は「奴らが消えた夜」が好き。
孤児院の子供たちとジャネットの心のすれ違いがなんとも切なく、
ラストはたださわやかで清々しい。
ただ12歳ぐらいのはずのグレアム、アンジーがオッサン臭過ぎw
968 :
愛蔵版名無しさん:04/05/15 23:18 ID:4/DkKxXi
度々話題に上る「アンジーはいつ弾丸を買ったのか?」という問題ですが、
あの銃は6発撃てるタイプですよね?(この前提が間違っていたらすいません)
ジョイが警備員を殺すのに3発使って、自殺するのに1発。マックスがギィを撃って1発。
これで「山の上に吹く風は」で使ったのは全部ですよね? で、後1発残っています。
それを「つれていって」で、グレアムを止めるのに1発使ってぴったり6発です。
もし、何か見落としているのがあったらすいません。
「山の上に吹く風は」でアンジーが「自殺しようと思ったけれど、弾がなかった」と言ったのは、
実は弾は後1発あったけど、撃てなかったのではないでしょうか?
単に作者が数えてなかっただけというのもあり得る。
ジャックの家は伸縮自在だとか、車に乗っていたら走っているうちに車種が変わってしまったとか
読者に指摘されて気が付く人だから。
このころ三原んちが火事やらだして
アシスタントにも責められるやら
連載もかけもちだったり、でメカに弱いのでチェックしきれず
まあ少女マンガで車種のチェックする奴が希少だが・・・。
もともと6発入ってなかったとか。
なんにしろ、アンジーが山では引き金を引いてなかった、というのも、
後で弾を自分で買った、というのも不自然な気がする。
弾はシドニーがくれたか、アンジーがシドニーの家から盗み出したか、
どっちかと考えるのが妥当じゃないかな。
こんなスレがあったのか。
探す事さえ忘れてた。
火事は上の階のやつがだしたんじゃなかったか?
消化作業のあおりで家中水浸しになったとかなんとか。
いきなり話戻しまくりで恐縮ですが、花瓶を割ったのは誰?という話。
自分は少なくともグレアムではない、と思う。
というのも、自分にも幼い頃に同じような経験があって、
自分じゃないからと、どうしても謝れなかったので。
(嘘でも)謝ってしまえば、相手に安らぎを与えられるとわかってても
結局できないまま逝ってしまったのですが、
最近久しぶりにはみだしっ子を読み返してそれを思い出し、
ちょっと笑ってしまいました(そしてこのスレに来てみました)
だからグレは本当に最後まで父親を愛せるかもしれないという希望と自分の善意を
信じていたかもしれないけど
結局愛せなかったし、彼のためには嘘をつけなかった。
けれどマックスのためになら嘘はつける、という身勝手さと
その善意の偏りに父親に似た部分を見出して
(「やらなかった過ちは白状できないよ」「そうか…」というやりとりの時に気付いたような表情から)
どうにもならない絶望を感じたのでは?と。
私は母親が家を出て行くときに割ったんだろうと思っていた。
結婚記念だったよね、確か。
前にも同じようなこといってた人がいたけど、どうでもいい。風かなんかで倒れたんでしょう。
誰が割ったかなんて、グレアムもグレパパもエイダも問題にしていないのだと思う。
花瓶にかこつけて
パパ「死ぬ前に私の支配を受けよ!」
グレ「やなこった!死ぬ間際の反抗こそボクの殺意の証明なのだから」
エイダ「まあまあ、ここはパパの顔を立ててあげなさいよ>グレ」
と言い合っているだけで、題材は何でもいいんでないの?
グレアムパパは別に支配したいわけじゃなくて
ただ、自分の信念とか生きザマを示したにすぎず、
グレアムもそれは分かっていたから、自分の信念を
パパに示さざる得なかった。
いわゆる方法論のちがいによる衝突にすぎない。
グレアムの甘さがパパの強さに、最期まで甘えていたといえば
それまでだが・・・。
あの絵柄じゃなければ・・・
それを言っちゃ・・・
何もかもみな懐かしい
三原順か