1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
百日紅がイチオシですが、他のも非常に面白いであります。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 01:43
杉浦さんて、もうマンガは引退してるんだっけ?マンガうまいよなあ。
この人の描く江戸の雰囲気大好き。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 02:09
百物語と風流江戸雀をもってるよ。
女の人が色っぽい。
江戸時代に興味が湧く。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 05:34
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 05:37
>>4 そのとおりです。ひなこ先生のためだけにお江戸でござるを見てるです。
ファンなので1にスレたて感謝!
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 05:48
「百日紅」とか「百物語」あたりが代表作なんですかね?
それらも大好きだけど自分は「合葬」が一押し。
ラスト一人きりになった少年が全力で走るシーンが
悲しくて、すがすがしくてよい。つーか「合葬」がデビュー作って恐るべし。
今調べたら
>杉浦日向子さんと荒俣宏氏は確かに結婚しましたが、
>あっというまに離婚したと記憶しています。
とかあってチョイ驚き。しらなかった。
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 08:38
マンガじゃない活字の本もすごく面白いですよ。
小学館文庫の「一日江戸人」とかあるいは「呑々草子」とか。
マンガでは「ニッポニア・ニッポン」「東のエデン」いいですね。
江戸時代・明治初期をこういう風に描ける作家はいないと思います。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 09:22
「二つ枕」の萩里さん萌え〜。
かっこいい姐さんだ。って自分より若いんだが。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 14:42
遊女と客の会話が好き。
「指は痛いから首を切って遣ろう」
「ナニサ。花活けにもなりゃしまいし」ワラタ。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 15:59
>>9 いいね!独特の江戸弁っていうの、
ああいう方言的なものも好きです。
>>3 風流江戸雀って、なんか川柳みたいなのと短いマンガが
セットになってる作品ですよねー?
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 20:39
ニッポニア・ニッポンあげ。
この人もっとメジャーになってもよかったよなー。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 21:00
ある意味日本全国的にメジャー>NHK
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 23:55
しかし、追えどでござるを見てる人で、
杉浦日向子が漫画家だったということを知ってる人は
少ないんだろうなあ。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/23 01:13
お江戸アゲ
16 :
愛蔵版名無しさん:02/01/23 12:18
絵柄が作品によってけっこうかわってますが、
どのあたりが好きですか?
私はやっぱり百日紅あたりが見やすくていいです。
17 :
愛蔵版名無しさん:02/01/23 15:00
100物語は面白いんだが、100話を一冊にまとめるのはちょっときつかったかも。
全後編にしたらもう少し気軽に読めるんだが。別に一気読みする訳じゃないけど
18 :
愛蔵版名無しさん:02/01/23 20:33
>>17 でかい単行本のほうでは上下にわかれてたと思いますぜ。
文庫本のほうはたしかに分厚いっすね。
19 :
愛蔵版名無しさん:02/01/24 06:52
WOW−さがってるー。
とんでもねえ野郎GOOD
20 :
愛蔵版名無しさん:02/01/24 08:54
>>19 文庫の解説にもあったけど、奴は本当にヘタレだからいいんだよね(W
>>20 んー、でもまあ剣術はけっこう強いですよね。
性格的なヘタレ感がいい感じ。
百日紅は何回読んでも飽きない。
22 :
愛蔵版名無しさん:02/01/24 22:26
今日はお江戸でござるあげ。
えなりかずきさげ。
あれ、剣術本当に弱いって設定じゃなかったっけ?
解説にそうあったような…。
だからまともに試合しないの。私の勘違い?
24 :
愛蔵版名無しさん:02/01/25 04:21
「とんでもねえ野郎」の"ばひーん"(←逃げる擬音)にワラタ。
剣術の腕前はどーだったかな。押し入れから単行本掘り出して見てみよっと。
25 :
愛蔵版名無しさん:02/01/26 08:42
微妙にまったりだなあ
26 :
愛蔵版名無しさん:02/01/27 12:21
この人の絵柄、かなり変遷してませんかね。
初期からどんどん変わってる感じ。
厳密にはマンガじゃないけど『江戸アルキ帖』(新潮文庫)も好きだ。
カラーのイラストが特に良い。あれでもう少し判型が大きけりゃなぁ。
>>17 ハードカバー版は全3巻でござった。
新潮社は、あのマンガ本シリーズやめちゃったんだよね。
28 :
愛蔵版名無しさん:02/01/29 22:41
ふーん、こんなスレあったんだ・・
百日紅の冒頭って、生首をある屋敷の
門前に置いておく話だったよねえ?
俺は神戸のサカキバラ事件のあと、この本を
読んだんだが、あまりに状況が似てるのに
ぞっとした記憶がある(殺人の動機とかは
もちろん全然違うが)
あの事件のあと、この物語との類似性に
言及したメディアはまったくなかったように
思うのだが(違ってたらスマソ)今思うと
とっても不思議だ・・
ま、それはともかく「百日紅」は今も愛読
しております。「百物語」も好きでーす。
今日はお江戸でござるあげ。
>>28 百日紅は妙に牧歌的な雰囲気であって、
サカキバラ事件の猟奇性ってのがなかったからなあ。
あと、このマンガはマイナーだから言及されなかったのでは?
どうだろうね。
おいらんとかの「ヨウ」とかいうセリフが好きです。
いいあんばい。
30 :
愛蔵版名無しさん:02/01/31 12:53
作者、なにかの本で自分の江戸弁は「なんちゃって江戸弁」ですが…
みたいなこと言ってたんだけど、そんなことないっす!
あんたの江戸は本物っす!と思わず心中で叫んでしまった。
いや、わかってるけどね(w
東のエデンの世界観がすごく好きです。
てか、江戸時代の江戸って面白そうな時代・都市だったんだなあ。
32 :
愛蔵版名無しさん:02/02/09 00:54
合葬
あげ
33 :
愛蔵版名無しさん:02/02/13 02:04
江戸時代の裕福な町人として江戸に生まれたかった、
と思うのは私だけではあるまい。
上方もおもしろそうだけどね。
34 :
愛蔵版名無しさん:02/02/13 12:50
いやー貧乏でもちょっと働いたら食える分にはすぐ稼げたでしょう。
フリーターっぽい人が多かったみたいな時代ですし。
ええですなー。
35 :
愛蔵版名無しさん:02/02/13 22:09
「百物語」のフキちゃんの話が好きで好きで。
36 :
愛蔵版名無しさん:02/02/17 05:41
自分は百日紅の妹の話が好きだ。
カマキリをさやえんどうみたいで綺麗だよ。と教えてあげるのがええな。
北斎親父の怖がりなところ(死期の近い娘に対してね)も生々しくて。
37 :
愛蔵版名無しさん:02/02/19 15:54
冬にかぶってるジャケットのようなものは、フトンですか?
お江戸でござるの解説者だから学者かなんかだと思ったよ
39 :
愛蔵版名無しさん:02/02/20 15:13
>37
掻巻です。
>38
もともと時代考証家になりたかったが、食っていけないので漫画家になったそうです。
40 :
愛蔵版名無しさん :02/02/20 15:14
よく荒俣とセクースできたな
できなかったからすぐ別れたんじゃない?
42 :
愛蔵版名無しさん:02/02/26 17:38
掻巻??
43 :
愛蔵版名無しさん:02/02/26 17:49
掻巻は「かいまき」と読みます。
44 :
愛蔵版名無しさん:02/02/27 16:05
45 :
愛蔵版名無しさん:02/02/27 16:31
作品は好きだな。
お江戸がござるでの先生は決して好きではないが、
もうちょっとのびのびとやれればいいのに。
46 :
愛蔵版名無しさん:02/02/27 23:25
44みた。
あれ、おもいのかなー。
ちょっとホスイ気分。
なぐられときはなぶられ
ふれそれはふるときなど
いごむらっちぃせえちいせい
POPOPOPOLV足関節O
シベリアの可能性は判明セット
48 :
愛蔵版名無しさん:02/02/28 01:34
>>46 テレビ通販で見かけたかいまき布団は、
着心地は改善されてそうだけど、情緒が薄くなった感じだった。
49 :
愛蔵版名無しさん:02/03/01 02:33
まじでー。でも微妙にほしいなあ。あれきて洗面台にたって歯を磨きたい。
50 :
愛蔵版名無しさん:02/03/01 02:45
いいね。わしわしと磨きたいね。
喰いつぶす 奴に限って 歯を磨き
51 :
愛蔵版名無しさん:02/03/01 03:46
>>50 おお、感動!あんたわかってる(w!
杉浦作品とりわけ百日紅やニッポニア・ニッポン、東のエデン好きな俺は、
橋とか猫とかフトンとか「コウ」というセリフとかが絶妙に好きだ。
ちょっとスレ違いになるかもしれんが、杉浦の活字の本はどうよ?
入浴の女王、東京イワシ頭などいろいろあるが。
52 :
愛蔵版名無しさん:02/03/01 10:41
俺にもっ!!マッタリと語らしてくれよーっ!!
俺的には「とんでもねえ野郎」が好きだ。これはタイトルからしていいよね。
それに「百日紅」も好きだ・・。あれだけ江戸時代って言うか、みたことない世界をこんなにもリアルに描写出来るもんだ。さっすがぁ時代考証家!!よっ!!杉浦日向子っ!!
それから「百物語」、どちらかといえば、ホラーって感じじゃないところが好き。おどろおどろしくないもん。
力抜けているっていうか、ファンタジーの桃源郷の境地だね・・・(自分でも言っている意味がわからん)・・・。
あと活字の方も好きだよ。
53 :
愛蔵版名無しさん:02/03/01 10:50
すごいすごい。こんなにファンが多かったとは。
54 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 16:06
強気なお栄ちゃんカワイイ!まだ処女なのかしら。
「百姓親父」と署名しちゃう鉄蔵さんもナーイス。
55 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 15:14
今日はお江戸でござるだよ。あげ。
百日紅は脇役もすごくいい味だしてるねえ。
56 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 16:58
>>54 お栄ちゃんは何歳くらいなんでしょ。
江戸時代って性にオープンだったから、
処女ではないように思うなー。
>>56 百日紅読めば処女ってわかると思うケロも・・・
58 :
愛蔵版名無しさん:02/03/16 01:19
単行本、羽良多平吉さんの装幀がまたスバラシイ!
>>57 吉弥クンとヤッちゃったんじゃないでしょうか?
59 :
愛蔵版名無しさん:02/03/16 06:41
吉弥は寝ちゃったじゃんか。
あれはヤらずに夜が明けたってお話では?
まあ、はっきりと描写しているわけでは無いですが
てっきりヤッたもんだと。(阿弥陀さんに踏まれたし。)
そしてお栄は絵師として一皮剥けた、と思っていました。
>60
おお、そういう解釈ってちょっと目から鱗。
でも俺は結局ヤれもせず、
仏に踏まれて朝帰りなお栄ちゃんをとりますが(w
62 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 01:16
『百日紅』で「野分」てエピソードがあるしょ(文庫のみ収録?)。
これのオチって坂口安吾のエッセイにそっくりのがあった。
よくあることなんでしょうか?
63 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 01:35
百物語「大楠の話」の娘の絵が
ムンクの「思春期」だったりそういうセンスが好き。
64 :
愛蔵版名無しさん:02/03/28 13:02 ID:OQ3qx9bA
ここはひとつあげてみるでござる。
今夜はお江戸でござる。
風流江戸雀で「姫始め」ということばを覚えたよ。
66 :
:02/04/02 01:33 ID:9Af/CxQU
漏れは、彰義隊の話が好き。タイトル忘れた。
67 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 01:45 ID:R49sASmM
合葬だな>66
ラストの駆けていくところと
逃げられなかった奴があきらめる所が好き。
68 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 01:56 ID:CLcGfiF6
「合葬」の実写版モノクロ映画とかあったら絶対見たい。
69 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 01:59 ID:R49sASmM
>>68 鳳凰が飛ぶシーンが美しいだろうな…
モノクロだけど色が見えるような出来栄えキボン
70 :
名無しさん:02/04/15 19:33 ID:oyaFCLlY
こんなスレがあったんだ。うれすぃ〜。
「合奏」が一番好き。これがデビュ−作ってホント? すごすぎる…。
これの文庫本、何度も読み返してたら擦り切れて表紙取れちゃったんで
2冊目買ったよ。
>70「合葬」だよね。変換間違いスマソ。
72 :
愛蔵版名無しさん:02/04/17 12:21 ID:SQKlLWsM
大学の授業で参考書として「江戸アルキ帖」買わされた。
73 :
愛蔵版名無しさん:02/04/20 00:59 ID:CTExPw1M
気の利いた先生だ>72
74 :
愛蔵版名無しさん:02/04/27 22:46 ID:SR0cYBEo
昔、漫画板にもスレ立てたが、あっという間に沈んだなー。
(w
やっぱり、「百日紅」の「野分」だなー。
お猶の「死んだら地獄へいくよ」って台詞に至るまでがすごすぎる。
>74
ここでも心からまったりとしすぎていて沈まないかと不安になります(w
杉浦先生はどうして筆を折ってしまわれたのですか?(涙
杉浦日向子スレ、こうやって時々ぽっとあがってくるよね。とても嬉しい。
なかなか周りに知っている人がいないし。
でも、好きな人は必ずいるんだ、っていつも思う。
はつが好きだ。いじらしさに切なくなる。
「よーそろ、ニッポン」でなぜか涙がはたはた落ちた。
あ、江戸は逝っちゃったのか、って。それとも東京の新しい船出
ということだったのかな。
78 :
愛蔵版名無しさん:02/04/28 08:41 ID:3erpYCdY
うわー、言われてみれば読んだ覚えがある…
お江戸でござるよく見るけど、「民芸品みたいな顔の人だなー(←失礼)」
と思うだけで、漫画のほうと全然結びついてなかった。
考えてみたら名前もそのままだし江戸だし、なんで気づかなかったのか
自分でも不思議だ…
79 :
愛蔵版名無しさん :02/04/28 09:44 ID:cUiVrd2M
百日紅。スッポンの項、ハアハア・・(^Д^;
80 :
:02/04/28 10:37 ID:cy6wXJYM
江戸時代の、ちょんまげといか、風俗があんまり好きじゃなかったんだけど
この人をよんで、かなーり好きになった。
「二つ枕」の若いおいらんさんが好き(名前忘れた)
かんざしで頭をかりかり、って掻くシーン、
自分の頭に硬いものがあたるかんじがしてくるんだよなー。
81 :
:02/04/30 08:46 ID:Qf/tEFw6
合葬、名作だけど、あんまりつらくて家においとけない・・・・
百日紅は、あれで終わり?(作者引退なんだからそうでしょうね)
続きが読みたいよー。
82 :
愛蔵版名無しさん:02/04/30 09:30 ID:5xtjWR66
もうあの人は江戸マンガを描く事よりも
江戸を研究することの方が楽しくなっちゃったんだから
仕方がないだろう・・・・・・・。
83 :
愛蔵版名無しさん:02/04/30 11:35 ID:6GL.SYNk
お江戸でござる本出してくれないかな〜
84 :
愛蔵版名無しさん:02/04/30 21:15 ID:9w6r3vMo
百日紅の犬が育ってるところがイイ!
85 :
愛蔵版名無しさん:02/05/07 21:38 ID:ogXmnFOI
「ばかやろう。腰巻くらい着けやがれ」
「今朝おめえが絵を包んで持って行っちまったものを」
86 :
愛蔵版名無しさん:02/05/08 00:26 ID:mkendYxs
>85
あはははは。
パンツに絵包んでくのとおんなじだよなあヽ(´ー`)ノ
87 :
愛蔵版名無しさん:02/05/08 05:39 ID:rDmnoUCs
高校の読感百日紅で書いたです。
88 :
愛蔵版名無しさん:02/05/08 10:47 ID:GwWWlXaM
あくまで杉浦さん的世界であってリアル江戸ではない。
漫画では考証云々は棚上げして自由なとこがいいと思う。
ケチつけてる訳じゃないので念のため。
しかし凡百の漫画よりずっとしっかりした江戸。
知識に裏打ちされた嘘なところがいいよね。
90 :
愛蔵版名無しさん:02/05/08 11:29 ID:Vmk1.Qzs
でも荒俣との間に子供できたらおもろかった
んちゃうかな、博覧強記同士の子供で凄かったり
して。
91 :
愛蔵版名無しさん:02/05/08 23:32 ID:zX7YDePQ
「ああ、きたねえ家だ」
「きたねえババアだ」
「どうだ、わしがわからないか。おまえを生んだのは
わしじゃないか。ホレッ乳を吸ってみろ!ホレッ、ホレッ」
92 :
愛蔵版名無しさん:02/05/10 23:24 ID:H25VgwD2
ノウお嬢さん。面なんか少々まずくたったいいよ。
一皮むけばホレ、皆この通り。
93 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 18:19 ID:vRc.qIJ6
この人が描く江戸って、時代劇なんかでよくありがちな、
『現代が単にコスプレした江戸』ではないと思う。空気が違う。
ちなみに、『百物語』が、すさまじく好き。もちろん他のも好きだけど。
いまとは違うんだけど、でも懐かしい世界を、幻灯のごとく現前させる、
彼女の絵の、物語の、圧倒的な力量が露わになった作品集と思います。
つーか、あれ何か憑いて描いてるとしか思えない。スゴイ。
94 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 19:57 ID:8y6wdwU.
百物語はそのほとんどに、元になった話がありそうなんだけど
それぞれの出典わかる人いる?
前、こうゆうのは聞いた。
---------------------------
61: 天之御名無主
民俗・神話ではないのだが、杉浦日向子の「百物語」にこんな話がある。
男が空を眺めてぼんやりしていると
天女が降りてきて接吻をし、また帰っていった。
なぜ天女が男に情けをかけたのかは分からないが、
その後、男の息はえもいわれぬ香りを放つようになり、
死ぬまでその芳香は消えなかった。
っていう短編。
65: 天之御名無主
>>61 ちゃんと元ネタあるよ。
大田南畝の随筆『半日閑話』の「天女くだりて男に戯るる事」です。
話はほとんどおなじ。
---------------------------
96 :
愛蔵版名無しさん:02/05/12 04:18 ID:kMRexArQ
>94
やっぱりおんなじ様なこと考える人がいるんだね。
私もそう思って、ちょっと調べたんだけど、まだまだ
全部は分からない。一部だけだけど、
「魂を呑む話」は根岸守衛「耳袋」巻之七「夢中鼠を呑む事」
「鳥屋喜右衛門の話」は平秩東作「怪談老の杖」、巻は不明
「狸の僧の話」は、八幡区郷土史編纂委員会「ふるさとの歴史_八幡野、赤沢」
「墓磨きの怪」は書名が分からないけど「夜分磨古墓石怪」という一文があり、
多分、平田篤胤の書だったと思う。頼りない情報でごめん。
「鰻の怪の話」は「耳袋」巻之八「鰻魚の怪の事」
「雨中の奇物の話」は「耳袋」巻之四「番町にて奇物に逢ひし事」
「数原家の蔵の話」は「耳袋」巻之九「怪倉の事」
「お七の話」は「一話一言」、作者名が分からない。知ってる人教えてね。
「かぴたん奇法の話」は「耳袋」巻之四「蛮国人奇術の事」澁澤龍彦の「東西不思議物語」にも。
「尼君ざんげの話」は「耳袋」巻之十「不思議の尼懺解物語の事」
「産怪二話」の、床下に入ろうとする方は、岡山文化資料に出ているらしい。
もう一つの、歩き出す方は、寺石正路「土佐風俗と伝説」、二つとも今野円輔「日本怪談集妖怪篇」に出てる。
「影を見た男の話」は只野真葛「奥州波奈志」の「影の病」
まだ続きがあるけど、長くなるからまた後で続けますね。間違ってるところとか、
抜けてる情報があれば指摘お願いします。漢字なんかは古字が入力出来ないのもあるし。
97 :
愛蔵版名無しさん:02/05/12 04:23 ID:WDKVC1.c
>96
あんた凄いや!尊敬age!
民俗・神話板だと元ネタ解析できそうな人多いだろうけど、
あそこは漫画ゲームの元ネタ探し系のスレはすれ違いなんだよねえ
98 :
96:02/05/12 05:40 ID:b7ldUbWk
>97
うれしいなあ。2chでほめられるとは思わなかったよ。ありがとうね。
同じものに興味があってみんなこのスレに来てるんだもの、せっかくなら
こんなちょっとした情報も分け合ったほうがいいよね。元ネタだって、
知らないより知ったほうが、何ていうのか、同じ読むにしても、一粒で二度おいしい
感じで、楽しみも広がると思うよ。
という訳で、調子に乗って、続き。
「道を塞ぐもの三話」の「蚊帳つり狸」は、笠井新也「阿波の狸の話」、また「日本怪談集妖怪篇」と
岩井宏實「暮しの中の妖怪たち」にも出てる。
それと、空から帯が下がってくる方のは、藤沢市教育文化研究所「藤沢の民話」
倒木の話のは、ちょっとまだ分からない。
「長持の中の話」は、これも「耳袋」巻之四「小児行衛を暫失ふ事」ちなみに、このお姫様が見たがって
追っかけようとした芸人の張りぼては「ちょろけん」っていうんだそうな。
「天女の接吻の話」は、原典は95さんが出してくれたね。「東西不思議物語」にもあるよ。
「天狗になりしという話」も「耳袋」巻之九「天狗に成しといふ奇談の事」
99 :
96:02/05/12 06:49 ID:Il2SGzyM
あらら、さっき一休みしたら、IDが変わってる...ってどうでもいいか。
「雪中の美人の話」は、類話だけど、益田勝実「世界大百科」平凡社刊にあると「日本怪談集妖怪篇」に出てる。
確か民話にもあったね、こんな話が。というか、民話にもあったなという話は結構「百物語」には多いよね。
「森美作殿屋敷の話」は「諸国百物語」の「森の美作殿、屋敷の池にばけ物すみし事」この「諸国百物語」は、
岩波文庫の「江戸怪談集」下巻に出てるけど、全編は載ってない。国書刊行会「百物語怪談集成」には全編出てる。
「駆け出す女の話」は、類話なら、天野信景「塩尻」に出てる。
「産女の話」は荻田安静「宿直草」これも岩波文庫「江戸怪談集」上巻に出てるけど、
「宿直草」全編読みたいなら、国書刊行会の「近世奇談集成 一」に。
「地獄に呑まれた話」は「片仮名本 因果物語」の「生きながら地獄に落つる事 付タリ 精魂
地獄に入る事」これも「江戸怪談集」中巻に。
「人に化ける獣二話」のうち、娘に化けた狐が馬に乗りたがる話は、「今昔物語」巻二十七
「高陽川の狐、女と変じて馬の尻に乗りし語・第四十一」本朝世俗部の方だね。
「狼の眉毛の話」は、民話によくあるけど、佐々木喜善「老おう夜譚」「おう」の字が入力出来ない
けど、女篇に、温のさんずいを取ったのに似た形のつくり。正しくは、日の中身が「一」でなく「人」。
分かりにくくてごめん。
「足の怪三話」の、馬の脚に蹴られた話は、類話だけど、水野葉舟「民間伝承」にあると「日本怪談集妖怪篇」に出てる。
「山息子の話」は真鍋健一「奥多摩天狗帖」「炉辺山話」
こんなとこだろうか。この他の話でも、どこかで読んだような記憶が結構あるけど、
具体的に書名などがはっきり分からないから、ここでは挙げなかった。
誰か、この欠けた所を補充してくれるとうれしいんだけど。間違いもあったら指摘してね。
なんだかブックガイドみたいになっちゃった所もあるけど、スレ違いとか怒らないで下さい。
100 :
愛蔵版名無しさん:02/05/13 03:03 ID:RMCxu/.E
96さんお疲れー…と言いつつ100ゲトしてみよう
101 :
愛蔵版名無しさん:02/05/13 05:23 ID:jczz487k
百日紅で美人画に吸い込まれる所の3〜4コマは、凄い構図感!って
当時思いました。(12年前)
102 :
愛蔵版名無しさん:02/05/13 05:33 ID:vhDW9Pb6
おお 杉浦日向子のスレが100を越えるとは!(カンドー
それなりにファンはいるんだろうけどねぇ
ことさらに語らずに味わって読むような作品だからレスつけ難し
103 :
94:02/05/13 19:13 ID:???
こんなにレスが!
95さん、96さんありがとうございます。
「耳袋」は文庫のものを持っていますが、飛ばし読みしてて忘れてました(恥
どれも既視感があるなあと思いつつ、多すぎて調べるまでにいたってなかったもので…
レスを参考に、原典あたってみます。
104 :
愛蔵版名無しさん:02/05/13 22:02 ID:Xc1ssU0g
調べてるうちに、出典だけでなく、背景などの原画と思われるものとか
歴史的な豆知識みたいなのにも、ちょいちょい出くわすから、
そういうものに興味がある人には、この手の出典探しは楽しいものだね。
別にパクリだとか中傷するんじゃ全然なくて、作品がいいからこそ
もっと色々知りたくなるのね。作品がトホホだったら調べる気もしないし。
今思い出したけど、「別れの知らせ三話」の、姪に会いに来た叔父さんの話は、
話そのものの出典はまだ分からないけど、あの叔父さんが帰り際に歌った
飴売りの歌というのは、江戸期に盛んだった大道芸仕立ての物売りのうち、
「おまんが飴」という、顔を紅白粉で塗った上に女装した男がやってた芸。
飴を買うと、女の手振りで歌って踊って見せたそうな。文句は、
「可愛いけりゃこそ神田から通ふ、憎くて神田から通わりょか。
エエ可愛いことだよ」
こういうのはまだ他にもあるけど、あんまり一人であれこれ書くとうざいと思う人も
あるだろうから、この辺で。
105 :
96:02/05/13 22:08 ID:Xc1ssU0g
おっと、今の104は96です
「とんでもねえ野郎」に水木しげる風の旦那と丁稚がいたのはワラタ
自画像も水木風に描いてたことあったし、杉浦先生、水木ファン?
「百日紅」の、龍の絵を描く話が好きだ。
ああいう話が描けるのにどうして漫画やめちゃうのかなー
107 :
愛蔵版名無しさん:02/05/16 06:28 ID:P4Jji5Po
百物語は本当に「不思議な話を百集めました」って体裁なんですね。
百話全部に原作がありそう。そういうふうにこだわってそうというか。
百に収まりきらないたくさんの話を厳選して漫画にしてそうです。
108 :
愛蔵版名無しさん:02/05/16 18:10 ID:szUJk1oE
「百日紅」から。
お栄ちゃんの母親が「女は赤いものを身につけると…」とアドバイスする
セリフは、岩波文庫から出ている「幕末明治女百話」にまんまあります。
この「幕末明治…」シリーズは日向子さんの他の短編にもインスパイアされた
のがありますよー。
江戸〜明治を生きてきた古老たちから聞き書きした話が、話し言葉でそのまま
掲載されていて、あの時代の話し言葉ファン(?)の方なら絶対おすすめです。
109 :
愛蔵版名無しさん:02/05/18 14:09 ID:.LEDU1eU
「ねえお栄、赤いものを少しはおつけな。袖口やすそ回しにこう、赤いものをつけてごらん。」
「この顔で赤いものをつけたら血がついたように見えるよ。」
「違うよ。女はね、赤いものをつけると優しくなるものだよ。」
ほぼそのまんまですね。原典の、主従関係で交わされた会話と、この百日紅で交わされた母娘の会話と、シチュエーションは幾らか違うけど、味がある。
特に、「女は赤いものをつけると云々」の台詞の所、おっかさんの表情がいい。いつもは美人でもないただのお袋として描かれてるこの人が、何とも女っぽい表情をするんですね。
110 :
1:02/05/21 05:12 ID:uPRGkECw
スレたてた1です。100こえて本当にうれしいです。
なんか、百日紅読んでてよく意味がわからなかったところが
理解できるようになってとてもうれしいです。みんなすごいなー。
じゃまた名無しに戻ります。
111 :
愛蔵版名無しさん:02/05/21 12:47 ID:cLlnSYRc
お栄が描いた地獄絵図に、北斎が仏を描き加える話も、何か元がありそうだなあ。
あれ、好きな話なんだが。
112 :
愛蔵版名無しさん:02/05/21 14:09 ID:BEQp6XWE
日向子サマ好きって結構いるんですね〜感激。
私は百日紅の「滝川」の話が好きです。
「いいや、滝川はもう飲みゃしねえよ
酔えねえ酒なんて、せつないばかりに違ぇねぇもの」
…でしたっけ?直さんの台詞。
酒飲み、飲むことの悲しさを知る、ってんでしょうか。
粋でさァね。
113 :
愛蔵版名無しさん:02/05/21 15:55 ID:zb7pRdAw
ああ、そういう切ない心が分かる方がまだ居られたか。
私のひい婆さんがそういう立場の女だったという話ですよ。
114 :
愛蔵版名無しさん:02/05/21 21:57 ID:cK1oCkVQ
112です。
何か引っかかってたんで
家に帰って「百日紅」2巻を見ました。
…すみません「滝山」でした。
またついつい全部読んでしまいました。
直さんのヨウな男が何処かに居はしねぇものかねぇ。
>111
「おめえの絵にゃ救いがねえ」って言うんですよね。<うろおぼえだけど
小説とか読む時、「救い」があるかどうかが気になるようになった。(w
百物語で、川獺が橋の下から「今、何時ヤー」と尋ねる話、どこかで読んだ記憶があるんですけど、思い出せません。この話が出てる本、ご存知の方教えて下さい。
117 :
愛蔵版名無しさん:02/05/31 22:45 ID:03evXafM
『合葬』の三人組って、短編の『袖もぎ様』の三人と同じみたい。
絵のタッチがちょっと違うけど、三人の大体の特徴とか着物の紋
がおんなじ。
118 :
愛蔵版名無しさん:02/06/01 01:03 ID:Z85RE206
>「今、何時ヤー」
ううむ…時そばしか浮かばん…(;´Д`)
120 :
愛蔵版名無しさん:02/06/02 12:54 ID:gxOgl37k
ガロ出身なんだよね。
良スレなんだからあげちゃう
122 :
愛蔵版名無しさん:02/06/06 18:28 ID:bcURMjy.
案外「吉良供養」が好き。杉浦両親と同じくとある地方出身なんで。
情けないジジ様達がなんとも風情があって(・∀・)イイ!
作品、ハードで出た奴も持ってましたが飼い兎にビリビリ齧られて
文庫版で全部買い直しましたです。ハード版は実家で休眠中・・・
123 :
愛蔵版名無しさん:02/06/10 22:30 ID:43Skw/oQ
おれの娘の名前を
日向子
と付けた。
「吉良供養」私も大好きです。この人の作品は、ほぼ全部好きだけど。
この「吉良供養」、井上ひさし「不忠臣蔵」と合わせて読んで、吉良方の
登場人物描写などと比べ見たりして楽しんでます。私的には、この二冊が
セット読みの定番になっていて、たまに繰り返して読むほど好きですよ。
125 :
愛蔵版名無しさん:02/06/23 14:02 ID:lVibfmHI
忠臣蔵ってどうして年末ドラマの定番になっているんでしょう?
討ち入りの雪景色が時期にあうから?<忠臣蔵
127 :
愛蔵版名無しさん:02/06/23 16:00 ID:bKMtDEGY
まんがは面白いけどエッセイはいまいち・・・。どうもオタク(物知りという
意味でない)の範疇を抜けていないというか。
128 :
愛蔵版名無しさん:02/06/25 14:18 ID:r5VpaLaQ
>>127 エッセイは確かに上手くはないと思う。
けど、食べ物の描写がすごくイイ。
殊に酒&肴の話は、つい日本酒が飲みたくなる。
「吉良供養」は私も好きな話。
「犬・猫・家老の他通るべからず」の家老2人が
なんとも人間らしくて情けないジジというのが…(w
茶坊主の話には泣けた。
129 :
愛蔵版名無しさん:02/06/26 05:05 ID:QZTK./mc
原典調べして下さる方、ありがたい。
「百物語」大好きなの。「なんちゃって江戸弁」ですか、語感のリズムがイイ。
「モシエ。おのしは、三度(みたび)もここを通らッしゃる。
生臭物をば持っとらしたら、ますぐとお捨てなされ。
コレサ、心をお付けなっし!」(71.竹林の再会の話)
「コレサ、閉めとくれ。エエ、厭らしい。葉っぱが吹っ込まあ」
(66.木の葉の里の話)
読後の突き放し感、といいますか、心がポーンと漂う感じ、あれがたまらなくて
何度も読み返してます。松谷みよ子の、(挿絵・丸木俊と組んだものが最上)
昔話や、「現代民話考」も同じ流れでおすすめ。
130 :
愛蔵版名無しさん:02/07/02 03:49 ID:3iARS9A2
保守あげ。
>>128 たしかに酒関係の描写はいい!
飲みながら本を読みたくなるよ。
131 :
愛蔵版名無しさん:02/07/02 05:18 ID:nEfIdYS.
江戸時代を書く作家はみんな美味しそうな食事書くよな。
池波正太郎とか(笑)
ちゅーか江戸の食べ物っておいしそう。
実際食べたら現代人には薄味かな?
好きなんで上げてみよう・・・
最近百物語ゲト。二冊目(一個目は百日紅)
幸せ・・・
133 :
愛蔵版名無しさん:02/07/14 16:06 ID:3WyTAGcA
age。
百日紅読むとすっぽん食べたくなる。
(食べたことないケド)
あと、うなぎも。ソバも美味そう。
・・・今ワタシは腹が減っているのかも。
134 :
愛蔵版名無しさん:02/07/21 02:14 ID:YAOquB12
あつい〜
金魚の入った桶に足つけたいねえ
135 :
愛蔵版名無しさん:02/07/25 00:59 ID:1ApwOTsg
宜候……。
ヨーソロ ニッポン。(ぶどうのかおり)
ソローっと上げてみる(笑)。
ラストのイメージが大好きな作品ですが、イマイチ意味がわからず(苦笑)。
恐れ入りますが、皆様の解釈を賜りたく候。
136 :
愛蔵版名無しさん:02/07/25 05:16 ID:vDKdjtuU
遠藤雅伸との対談でファイブスターの永野護が
杉浦日向子好きって言っててプチ驚き。
137 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 17:00 ID:GHcqFYGM
>136
ほー。それはプチ耳より情報。
地味に続くこのスレ。そんなこんなで本日合葬、二ッポ二アニッポンげっと!
138 :
愛蔵版名無しさん:02/07/31 02:27 ID:LWjoofDo
夏の暑い時期は杉浦日向子作品がよく似あう
杉浦日向子のまんがはどれもこれも好き。
気の利いたことも、面白いこともかけなくてごめんなさい、の記念かきこ。
140 :
愛蔵版名無しさん:02/08/06 13:00 ID:uod/tUnQ
澁澤龍彦の本に「百物語」の原典となった話がいくつか載ってました。
ただ、旅行用に古本屋で買った文庫本(河出だった)なので、
旅行先に置いてきてしまいました。題名もウロ覚え…スマソ。
141 :
愛蔵版名無しさん:02/08/07 01:18 ID:DR7deCHU
杉浦日向子の江戸漫画凄く好き!
嗅いだことはないけどなんだか江戸の匂いがする気がする。
読んでる最中は江戸の匂いや江戸の空を感じて
読み終えた瞬間もすごく心地よい。
NHKで百日紅ドラマ化してほしいなあ・・・。
そんな凄い大事件とかは起こさないでいいから杉浦漫画の心地よさを感じさせて欲しい
142 :
愛蔵版名無しさん:02/08/11 01:41 ID:TICkAuwA
ドラマか・・ちょっと見てみたいかも。
でもあの着物の着こなし感を今のドラマで出せるかどうか・・。
出演者みんながぱりぱりにのりの効いた着物をぎこちなく着てたらいやだ。
百日紅を読むと銭湯にいって髪を洗って川べりを
散歩したくなる。風なんか吹くと気持ちがいいんだろうか、ものすごく。
などと思ってみたり。
143 :
愛蔵版名無しさん:02/08/13 11:52 ID:PsFzZUo1
あの時代の着物って着方が緩いんだよね。
粋な着こなしをエッセイで紹介したりもしてるけど、
いつの時代もお洒落最前線は気合がいるものだと思ったり。
でも気合はいってますと思われたら野暮なのか。ああ…。
>>142 >出演者みんながぱりぱりにのりの効いた着物をぎこちなく着てたらいやだ。
小娘がするようなピラピラのかんざし貰って、でも頬を染めているとか
そういう演出ができなさそう。
144 :
愛蔵版名無しさん:02/08/14 09:08 ID:E0xsTZcf
>>143 粋なんてのは口に出して語った瞬間野暮になっちゃうもんだからね。
杉浦ワールドは結局野暮の骨頂なわけだけど、それは杉浦先生自身
よくわかってるだろうから。
江戸に憧れる田舎者の視点で描いてる自覚はあるだろうしそうだからこそ面白い。
145 :
江戸が好きでい:02/08/14 13:57 ID:6uedJvld
今年、キヨッソーネ浮世絵展で、お栄(応為)の書いた肉筆画を見て
たまげた。立体感といい光線の処理といい江戸期に書かれた絵とはとても
思えなかった。
処で、NHK大河ドラマで「百日紅」か、みなもと太郎「風雲児たち」を
やってくれ。
146 :
江戸が好きでい:02/08/14 14:00 ID:6uedJvld
大河ドラマは無理か
金曜時代劇の枠ってまだあったっけ?
148 :
愛蔵版名無しさん:02/08/15 07:15 ID:AQyS2wzw
あるよ。(21:15〜21:58)
今は『茂七の事件簿 新ふしぎ草子』を放送している。
ドラマ化ならば、こちらの枠の方が良いかもね。
149 :
愛蔵版名無しさん:02/08/17 12:20 ID:3YGblFAm
>>145 「風雲児たち」は大河ドラマでやるにしても長すぎるような。
お江戸でござるで「とんでもねェ野郎」を原作にした話でも一回くらいやってくれないかな。
あれならドタバタだし。
150 :
江戸が好きでい:02/08/24 17:15 ID:vCqOgfpV
>>149
では蘭学事始あたりから源内の死まででもどう。
NHKって平賀源内好きそうだし。
「東のエデン」映像化も熱烈希望。
151 :
愛蔵版名無しさん:02/09/01 03:06 ID:0g/9I0xZ
今時の体格のいい若い俳優さんはあわないだろうな〜
蕎麦食いたい
153 :
愛蔵版名無しさん:02/09/13 02:18 ID:YttJmjxA
大江戸美味草子買ったage
川柳って面白いね
こんなに言葉遊び大好きなのはテレビとかないからかな
映像面のソフトって紙のものしかないし
154 :
愛蔵版名無しさん:02/09/13 19:51 ID:9McCiX1o
北斎に植木等希望。
155 :
トム:02/09/14 00:26 ID:Ssl6HJZg
合葬すきです。
瑞々しさが溢れた作品ですよね!!
156 :
トム:02/09/14 00:28 ID:Ssl6HJZg
合葬すきです。
瑞々しさが溢れた作品ですよね!!
北斎に「北野武」を、と考えてしまう私は
やはり凡人なのだろうか?う〜む…
「東のエデン」好きな所為で、昔、世間でアムロと呼ばれる人をナミエさん
と呼んでいた(ナミエさん=フリーダム!リベルチ!の回の庄屋のお嬢)
159 :
愛蔵版名無しさん:02/09/24 00:35 ID:kNW22hyw
北野武は爺っぽくないかも
田村高廣はどうかな?
161 :
江戸が好きでぃ:02/09/28 20:32 ID:JksyPoIa
折角のスレを落とすでねえぞ。
ほらっ、空を見上げて見。
あの雲「近江のお兼」に見えらあ
アゴちゃんは山田邦子みたいなんかなあ
163 :
愛蔵版名無しさん:02/09/28 22:09 ID:AUaF3ySO
やせれば……
164 :
愛蔵版名無しさん:02/10/08 11:49 ID:j4em1IlW
>>161 わかってらぁい。
爺ィんなったら橋番になりてぇ。
165 :
愛蔵版名無しさん:02/10/20 01:02 ID:R5izZiwY
玉屋〜
166 :
愛蔵版名無しさん:02/10/25 23:08 ID:v25ESsI1
今日の朝日夕刊で、どっかのアニメ演出家が『百日紅』の紹介書いてる。
やっぱり「野分」はすごいよなー。
一番好きなエピソードだよ。
>166 アニメ演出家って誰?
ピーター・ブルックに違いない
169 :
愛蔵版名無しさん:02/10/27 11:43 ID:04QBMlwp
「死んだら地獄へ行くよ」age
死んだら寝るぞ
171 :
愛蔵版名無しさん:02/10/29 02:48 ID:R9IohCrs
こんなスレがあったとは!
「東のエデン」に収録されてる、男四人の青春譜が大好きだ・・・。
消防の時、おかんが買ってたアスカという雑誌に連載されてたのを
リアルで読んでたんだけど、子供心に凄いインパクトがあったよ。
青春て素晴らしい・・・未来が広々と広がっている年代って美しい・・・
読むたびに、清々しく・ほろ苦い気持ちになるよ。
百日紅もそうだけど、季節感が溢れてて夏も冬も春も秋もいいなあ、と思わされる。
夏の描写がいっち好きだがね。
若旦那アゲ!
172 :
愛蔵版名無しさん:02/10/29 18:31 ID:13EoAa/t
最近寒くなったせいか、
やたらと「百日紅」のスッポン鍋のシーンが頭に浮かびます。
旨い筈よ、命を喰うのさage
>>135 超亀ですが、私の解釈は・・・
男装の美女は、金持ちの異人さんに買われていったんですよね?
で、画家の卵は自分の運命を諦念した寂しげで、色っぽい彼(彼女)に
惹かれる気持ちがあった。
異人の館の西洋流の進んだ技法の絵と、
その持ち主の異人は、列強国・支配する側の象徴かと。
進んだ西洋に強く憧れるけれども、日本としてのプライドもある。
いいように扱われるのは忍びない。そんな葛藤。
弱い国の弱い立場の象徴が、若紫。強い者の言いなりにならざるを得ない。
彼女が連れ去られた海の向こうは、閉じられた日本が知らなかった世界。
これからの日本がすすむ旅はよい航海になるのだろか、
いや、ならなきゃいかん、という気持ちでヨーソロニッポン。かな?とか。
長文スマソ、我流の解釈ゆえお気になさらずマターリして下さいませ。
自分はあの話読んで、廃仏毀釈で仏像とかが美術品として海外に流れた話思い出したよ
175 :
愛蔵版名無しさん:02/11/04 17:37 ID:JMUoQelN
>>173 異人さんに連れられて行っちゃった〜♪。
あのラストで、高野文子の
「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」を
思い出してしまいました。
>>175 私も高野文子好きです。
馬車で走り抜けるシーンありましたよね?圧巻。
ヨコハマや長崎といった港町が舞台になる事多い明治物ですが
私も港町に住んでいまして、在りし日に思いを馳せて散歩したり。
小さい頃お土産で貰った英吉利のシャボンが私の宝物です。
あのバタ臭さ、ハイカラさが憧れを誘って止みませんでした。
明治人の気持ちもあんな風だったのかしら。
177 :
愛蔵版名無しさん:02/11/10 17:32 ID:MvMwy0wU
明治時代はみんな気持ちがぐっちゃぐちゃだったのでしょうね。
こないだまでチョンマゲ二本差しがハイカラになって洋服着て、
行く人は欧羅巴まで留学しちゃうんだから。
「エデンの東」の中のトノサンに対する学友達のばらんばらんの
反応でもよっく判る。
「明治維新は確かに日本の夜明けだった。しかし、
日曜日の夕方が終わり、月曜の夜が明けた」とかいう
言葉が、「百日紅」の解説かどっかにあったと記憶。
してみると、今の日本は、そろそろ金曜日の夕暮れ?
178 :
愛蔵版名無しさん:02/11/18 06:20 ID:U/Tv/m+r
落ちそうだから、age
179 :
愛蔵版名無しさん:02/11/20 21:18 ID:/I3egvOI
「ねちまえ、ねちまえ。そうしたらまた別の日だ」だっけ、
そのセリフ大好き。
180 :
愛蔵版名無しさん:02/11/23 23:06 ID:/9P56SZK
「寝て起きりゃ別の日だ」だったかな。
嫌なことがあった日は、寝る前にこの台詞をつぶやいてます(w
181 :
愛蔵版名無しさん:02/11/27 13:56 ID:e0xfgFWS
ああっこんなところがあったなんてっっっ
ひなちゃん大好きですぅ
みんな好きだけど、ニッポニア・ニッポンの表紙にいる
若なんていいなぁ
182 :
愛蔵版名無しさん:02/12/01 10:10 ID:R3D6L+Gr
183 :
愛蔵版名無しさん:02/12/01 10:17 ID:R3D6L+Gr
184 :
愛蔵版名無しさん:02/12/05 22:04 ID:CqUqkK2i
「あああ 体中が生臭い」
と言いながらすっぽん鍋が食いてえ。
(差し向かいに、ちょい年増の美女希望)
185 :
愛蔵版名無しさん:02/12/05 23:27 ID:naNPtZvV
海外留学する弟にこっそり妊娠を告げる姉の話がいい。
「あんたにだっこさせたかったな」ってのがせつなくていい。
夜なき蕎麦が食べたいー
今すぐ玄関で食べたいー
187 :
愛蔵版名無しさん:02/12/09 00:13 ID:OQOFcoQC
この季節玄関は寒いなー
一人暮らしの1Kが似合うねー
東京に雪が降ったぜい
江戸の冬景色はホントに寒そうだねい
寒詣なんてよくやったもんだよ
189 :
愛蔵版名無しさん:02/12/14 04:55 ID:fORmmbkz
めっちゃカイマキほしいねえ。
カイまき読売通販に載ってたわー。
結構売ってんのね。でもなんで二着組みばかりなのかしら?
タンゼンならもってるけどあったかさはカイマキに負けるかねえ?
百日紅漏れもすきだな。しかし合葬がデビュー作とは…さすが。
関係ないけど同じ筑摩文庫の、やまだ紫「性悪猫」が一番好きなんだ…
192 :
愛蔵版名無しさん:02/12/14 17:29 ID:RUB7w5Vd
なんか感動させようとかそういった意図が全然なくて
ドラマとして充実してるのがすごい。
「百日紅」とか龍の絵ができてて、こっそりとお英の顔をのぞくと
「なんだよ」と返されるところとか終わりがいい。
193 :
愛蔵版名無しさん:02/12/14 22:24 ID:+nDynuVf
「合葬」がデビュー作とあるけど、文庫としてのデビュー作ということですか?
「ゑひもせす」に収録されている作品の方が絵的にも初期ですよね
「通言室乃梅」がデビュー作とありますが・・・
で、ちょっと質問なんですが「二つ枕」の
初音=晴信
萩里=栄泉
雪野=歌麿
の見立てと思ってますが、麻衣は誰の絵なのかなぁ
194 :
愛蔵版名無しさん:02/12/17 20:14 ID:Oj5syFhy
百物語好き。時々凄い絵が怖いんだよね。
普通に自分の家に戻ってきた男が、
家の者にあなたは誰ですか?と他人呼ばわりされる話で最後に
ここの本当の主人が帰ってくるまでいてやるさー、と言って笑う顔とか
(神経質な細い線でよりいっそう)
夫に自分が死んだら義理の娘を後妻にして
と言いながら最後に背負った娘の肩に黒々と手の後を残して死んだ女の話とか
酷い扱いをする蜘蛛の化身?のような爺さんに仕える女が
無理矢理救出?される時の悲鳴あげる顔とか。
百日紅での北斎の弟子のいろっぺーねーちゃんが
魚屋にレイープされる話が凄かったなあ。
ふふふ・・・
195 :
愛蔵版名無しさん:02/12/18 00:26 ID:W1c32ruA
あのレイープの話は凄みがあったね。
北斎の弟子の女流作家は実在の人なんだろうけど、
やっぱりあんな風に色っぽかったんだろうか?肖像を描いた絵が残ってそうだけど。
196 :
愛蔵版名無しさん:02/12/25 04:50 ID:6GHedHWP
防止あげー。
江戸にクリスマスがはいってきたのは明治維新以後なんかな。
どうなんだろ。
メリークリスマース。
197 :
愛蔵版名無しさん:02/12/26 01:16 ID:CNeOxwye
サンタが赤いおじいさんのパブリックイメージで固まるのは
コカコーラ社の宣伝がルーツだからそれ以後かもよ?
198 :
愛蔵版名無しさん:02/12/29 16:25 ID:osT1UqP/
ちょっと痩せすぎじゃない?
前からこんなに細かったっけ?
199 :
愛蔵版名無しさん:03/01/01 01:17 ID:O2lORUwS
あけましておめでとうございまーし!
200 :
愛蔵版名無しさん:03/01/04 22:20 ID:ED4B1knW
200あげ
201 :
愛蔵版名無しさん:03/01/11 12:47 ID:9BjvCOKg
「とんでもねェ野郎」の妙に美しい歯痛の娘さんage
アゴの三白眼に、なんともいえねぇ凄みと色気があるじゃねぇかい?
洗い髪ですらりと立った後ろ姿も色っぽいね。
そろそろ写生に行って天狗の子を押しつけられる季節かな?
204 :
愛蔵版名無しさん:03/01/14 20:49 ID:f22Ud1uW
湯豆腐、すっぽん鍋ageにしとこっと・・。
205 :
愛蔵版名無しさん:03/01/14 21:08 ID:3A0qyABT
合葬の「極ッ!」て見開きが大好きでつ。
206 :
愛蔵版名無しさん:03/01/19 21:24 ID:On+mXb6a
金曜時代劇とかで「百日紅」やってくんないかなぁ
その場合キャスティングは誰がよろしかろ
207 :
愛蔵版名無しさん:03/01/19 21:36 ID:7mGM6UCt
おまさ:かたせりの はどう?
わたしもあの時間帯でドラマきぼん
お栄ちゃんは変なアイドルにはやってほしくないなあ…
だからといって不細工年増タレントも嫌ですなあ。
愛嬌と色気の薄い感じの顔だけ整ってる女優さんキボン
北斎は長さんかな。偏屈オヤジをやらせてみたい。
209 :
愛蔵版名無しさん:03/01/19 22:30 ID:A0wwGvvp
ちくま文庫の「百日紅」下巻の解説を夢枕獏が書いてるんだけど
彼のキャスティングは
北斎・・中村吉右衛門
お栄・・板東玉三郎
とありました。
北斎ジジイの生臭さと孤高ぶりを体現できるのは、案外こういう人かもしれない
と思ったりします。
でも、玉さまのお栄は幽玄に流れすぎるかも・・。
映画「北斎漫画」の出てた人どう?
「合葬」読んだあと、彰義隊関連の本や「幕末百話」を読むとジンと来てしまいます。
ドラマでやってほしいです。(キャストはアイドル不可)
あんなに切なくてやるせない青春は無い…。
ラストの柾之助が助けられるシーンが大好きです。特にあの少女とお父さんの無言のやりとりが。
あのシーンを情感たっぷりに撮ってほしい。(無理だろうな〜)
211 :
愛蔵版名無しさん:03/01/20 09:27 ID:b6q7/Zr4
>210
もれなくジャ●ーズが入ってきそうですね。
あの薄い体で着物を着られると萎え・・
>>211 。・゚・(ノД`)・゚・。
どんなドラマでもタレントありきのキャスティングするの、もうやめてくれよ〜(切実)
213 :
愛蔵版名無しさん:03/01/21 13:13 ID:nMHKXFlv
「合葬」はドラマより映画がいいな
雨の中の「極ッ」とラストシーンは
原作のままのカメラアングルでお願い
214 :
210:03/01/21 16:14 ID:???
>213
そうか。むしろ映画ですね。
原作の方はどのコマも映画的なので、そのまま撮ってほしいです。
作る方はあんまり面白くなさそうですけど。
雨の中を逃げる極と柾之助。
「仕方ない」風情を淡々と撮ってほしい。
215 :
愛蔵版名無しさん:03/01/21 19:21 ID:C4jXi7WD
それと血の雨の降る中飛び立つ鳳凰。イカス!
216 :
愛蔵版名無しさん:03/01/23 09:32 ID:xX4BSy3z
「合葬」の悌次郎がかわいそう・・・
フルベッキッ!とか一番希望に燃えた未来を持っていたのに
あんな、声ひとつたてないで死んでしまったなんてぇぇぇ
でも「合葬」ってほんとに映画っぽいね
ひょっとして、すごい映画ファンなのか?
217 :
bloom:03/01/23 09:47 ID:UMl6R6ii
218 :
山崎渉:03/01/23 14:38 ID:???
(^^)
219 :
愛蔵版名無しさん:03/01/25 19:46 ID:K8OyriDp
荒俣との出会いは確かトマソンの観察会だったよね。
杉浦の感性と荒俣の知識。最強のタッグだとおもったんだけどなあ。
撚りを戻して、江戸文化の本出してもらいたいな。今度は仕事のみのパートナーとして
220 :
愛蔵版名無しさん:03/01/26 00:36 ID:fjVU4Bmy
国直と幼馴染みの掏摸の話、
養子に出した堅物息子の話が好きやね。
お尻にカラがくっついてるとよう
なんでアタイがあんなゴツゴツとぉ
こりゃ極め付けのクソダワケだ
善次郎も好きだな
>220
善ちゃんの凧age?
222 :
愛蔵版名無しさん:03/01/27 05:27 ID:9BNEORpX
age
こんなスレがあったとはー!!
>>191しかも、やまだ紫を好きな人発見。
杉浦、やまだ、大島弓子は日本の宝物ですよーーー!!
・・・・・・と(醒めた)。
223 :
愛蔵版名無しさん:03/01/27 09:32 ID:jGSXPqrR
「百物語」で恐かった話
其ノ四十一 地獄に呑まれた話
其ノ四十三 人茸の話
好きなせりふ
其ノ七十五 訪う気配二話
「今日はすべっと晴れて良え塩梅さねえ。」
224 :
愛蔵版名無しさん:03/01/27 18:42 ID:+pJZl+uh
人茸の話よくわからんかった。「さすけ」って誰だ?
私の怖いと思う登場人物は絵の中の女に恋したおっさんが自分と同じように
年をとるたび書き加えていく話。あぶねーーー。
あと赤い実の話も怖い。すけすけのお姉ちゃん何者なんだ?
来月中頃、わが町(長崎県田平町)の講演会にいらっしゃいます。
あわよくばサインなどお願いしたいと思っていますが、先生の好物はなんでしょうか。
ちなみに当地の名産は海産物全般(鯨を含む)です。
226 :
愛蔵版名無しさん:03/01/27 20:43 ID:aHGa2B9O
好物…酒と蕎麦しか浮かばない(w
海産物だったら、酒のつまみにお勧めな名産がよいのでは?
227 :
愛蔵版名無しさん :03/01/28 00:38 ID:3lWWz9Dw
ひなこせんせい
ショートカットになってたのね
いつの間にか
お江戸でござる 昔は洋服でよく出ていましたが
ピー子からファッションセンスが悪い と言われてなのか
和服が多いですね
>>224 「冶助/ヤスケ」だね。ダンナの名前だよ
229 :
愛蔵版名無しさん:03/01/28 01:38 ID:sAaF9v6g
ほとんど託児所!
230 :
愛蔵版名無しさん:03/01/28 09:10 ID:fDXw2m76
今日はいい天気だ!
すべっと晴れてええ塩梅さねえ
231 :
山崎渉:03/01/28 18:13 ID:???
(^^)
232 :
愛蔵版名無しさん:03/01/29 13:21 ID:iSonB7py
徹子の部屋出演あげ〜
>>221 そうです。
二つ枕、ゑひもせずもいいな。
「とんでもねぇ野郎」
ばひーん!
235 :
愛蔵版名無しさん:03/02/01 00:06 ID:QAZxwkeL
「とんでもねぇ野郎」
手のフシとフシを合わせてフシアワセナム〜〜〜
>227
江戸は特別なものではないって言う為にわざと洋服で話すって対談本で言ってたのは
日向子さんでしたっけ?高橋克彦さんのほうでしたっけ?
MOEという絵本雑誌の先月号での文庫漫画100選の中に百日紅が入ってました。
237 :
愛蔵版名無しさん:03/02/06 00:02 ID:Rhrr7ubN
あげー
238 :
愛蔵版名無しさん:03/02/12 01:36 ID:Vtqp6iPL
おマサさん、セクシー。謎めいてて少し毒があって。北斎が惚れた女だけある。
魔性の女ですな。(怒ると怖そうだナ)
お栄ちゃんは無愛想で色気が無いが誠実で真面目な子だな。余り笑わないから、
たまに笑うところがいい。
ここのスレ見て本買ってしまった。買って良かったよ。まじ。
ただ最終話が気にいらねー。天狗の話がラストなんでしょ?
239 :
愛蔵版名無しさん:03/02/12 01:44 ID:WjV7qvvs
あと、なんでお英ちゃん、アゴなの?
240 :
愛蔵版名無しさん:03/02/12 11:17 ID:aJP/Z2kU
>>239 しゃーくれ顔なんでは
ちなみに雅号は応以だね
241 :
愛蔵版名無しさん:03/02/12 23:06 ID:Cvannrys
お栄ちゃん別にブスじゃないよな。愛想が悪いだけで。前レスで、お栄は山田邦子
とか言ってる人いたけど全然違うよ。
おー、こんなスレがあったのか。
どんでもねぇ野郎を読んで嫌いなうなぎを食べられるようになった漏れ(・∀・)
この人は食い物を実に美味そうに描くと思う。
243 :
愛蔵版名無しさん:03/02/12 23:27 ID:Cvannrys
ところで何でこのスレ最初の方ID表示が無いの?
244 :
愛蔵版名無しさん:03/02/13 01:48 ID:5PppkKDh
>>242 食い物を実に美味そうに描く、ではなく
実に美味そうに食い物を食う、その絵に迫力がある。
だと私は思います。
245 :
愛蔵版名無しさん:03/02/14 01:05 ID:8DWqrdZ7
おいらのイメージじゃお栄ちゃんに近いのは江角マキコかな。
女丈夫だし並の男じゃ手を出しにくい感じ。
何年か前確か日本橋三越に葛飾北斎展見に行ったんだけど
ミュージアムショップに石森章太郎の漫画があって
百日紅が置いてなかったのに憤った覚えがある。
「杉浦日向子描くところの江戸」がデフォルトになっているため
かえって時代劇とか観られなくなってしまっているおいら。
246 :
ANN:03/02/14 02:20 ID:EjJyNLC4
初めてこのスレ見ました
1年も前から有るんですね(汗
杉浦日向子の単行本はまだ数冊しか持ってないのですが
自分は作中にも良く出てくる場所に住んでいるため、
とても面白く読め、いつか全部揃えたいと思っています
現在江戸東京博物館で江戸八百八町展をしてるようです
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ 下駄のような建物からも判るとおり、恐ろしいほどの税金を投入した博物館だけ有って、
中にある展示物はは豊富でこのスレッドを見てる方ならとても楽しめると思います
特に江戸の街並のミニチュアは、見ていていろんな発見があるとかと思います
都民の方なら一度は見に行って少しでも税金払った分を有効利用すると良いかと。w
247 :
愛蔵版名無しさん:03/02/14 02:21 ID:XqlVtesh
>>1 / / / /( ∧ ) ヘ ヘ
く // ( /| | V )ノ( ( ( ヘ\ お て
┘/^| \ ( | |ヘ| レ _ヘ|ヘ ) _ヘ し め
/| .| | )) )/⌒""〜⌒"" iii\ え |
.| α _ ヘ レレ "⌒""ヘ〜⌒" ||||> て
_∠_ イ | | /⌒ソi |/⌒ヘ < や に
_ (_ ) ヘ | ‖ () || || () || _\ ん は
/ ( ) ヘ |i,ヘゝ=彳 入ゝ=彳,i|\ ね
/ー ( / """/ ー"""" > |
_) | ヘ(||ii ii|||iiii_/iii)ノヘ|||iiiii< |||||
| ( ヘ|||||iiii∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; フ ""'
///// ヘ_/ ) ヘ|||""ヘ===二二二===7フ / ム/∧ ∧ ∧
///// ( | ii | |LL|_|_LLL// | )( ∨| ∨)
・・・・・ ) )| || | |||||||||||||||||||||||| | | ( ヘ | ヘ ) (
___ | | /| .| |||/⌒/⌒ヘ | | | iiiiヘ ( | ( | /
/ / (|.| | | | | | iii ) | ヘ )( )
( ( /..| | |_____/ | | iii ( )( // /
\ ) )..| |ヘL|_|_L/ / / ,,,,--(/Vヘ)(/
お栄ちゃんが火事見物する話が好きだなー。
行き場を失った火がドオッと崩れるってとこの描写がすごいと思った。
どうしてそんなに火事見物好きなのかと聞かれて
「大層らしい思いつきなんざねえのさ」って言い方もいい。
249 :
愛蔵版名無しさん:03/02/14 21:45 ID:I/7HC0wb
>>248 それ私も好きだよ。私が好きな理由は、お栄に対する北斎の父親としての感情が
何気に現われてるとこ。いつもお栄のことぶすだって言ったりしていい風に話す
事が無いから、北斎にはお栄に対して父親としての愛情が無いのかと思ったんだ
よね。でもこの巻の後ろの方に、お栄と仲良く歩いてる女房持ちの男性に対して
お栄をかばうシーンがあるよね。あれが北斎の娘を持つ父親の部分だなって思った。
なんか嬉しかったよ
251 :
愛蔵版名無しさん:03/02/15 08:20 ID:XYzEHCWE
北斎の「おめえがさっさと片付かねえからおれが恥をかく」ってのも照れ隠しだよね。
いつまでも娘手元において、代筆させてんのを図星指されたから照れてんだ。
絵師として、お栄の絵の才能については思うところがあるみたいだし。
北渓さんが来るってんで片付けたり身綺麗にしてるお栄ちゃん見て
すごく貶してたよね。そこまで言わんでもいいのにってくらい。
あれも「無理だからさっさと諦めろ」っていう親心だったのかなぁ。
そういや「代筆」っていうの、この漫画で初めて知ったよ。
253 :
愛蔵版名無しさん:03/02/15 20:50 ID:NC9bX8N6
北斎ってぶっきらぼうで照れ屋なんだな。ある意味男らしいかも
254 :
愛蔵版名無しさん:03/02/15 22:58 ID:lOspVogR
でも父親にするには強烈過ぎる(w
師匠と呼ぶにはいいな。
日向子たん、また描いてくれないかなー。
お江戸でござるとか徹子の部屋なんて出てないでさー。
というか、あの人はなんで断筆したの?
本人、自分の江戸表現に納得できなかったんかな?
それとも、めでたし自己完結したんだったら、どの作品で納得したんかな?
もうちっと歳食ったら掻くかもね。
でも、案外昔の勢いのかけらもない説教臭い話になるかも。
それはそれで見てみたいけどさ。
258 :
愛蔵版名無しさん:03/02/18 17:51 ID:46t5rL3N
吉弥君萌えー。あともう一人のオカマ君もなかなか。
ジャニ系だな
259 :
愛蔵版名無しさん:03/02/21 00:17 ID:ylawc+YK
北斎って、だんだんかっこよく見えてきたな。中からの魅力だな。
正直、遊び人で中身の無い善次郎が余り良く思えない
>>259 善次郎も結構絵の事で悩んでるよ。
中身がない人間には見えないけどなー。
オレは結構好き。
善ちゃんには人斬りエピソードがあったじゃん。
意外な過去を持つ男。
262 :
愛蔵版名無しさん:03/02/21 22:16 ID:DVj+MXhg
>>261 あれは意外だったね。武士生活の型苦しさが嫌になり、町人としての遊び人
デビューしたのかな?
263 :
愛蔵版名無しさん:03/02/21 23:29 ID:KYKhsfZP
善ちゃんって後の英斉じゃなかった?
英斉の絵は凄みありますよ〜。
264 :
愛蔵版名無しさん:03/02/22 00:05 ID:C/43CpfK
英斎→英泉 間違いだヨウ スマソ(汗っ
>260-264
そういえば好きな話には鰻を食べる話やら心中の話やら
絵や芝居の工夫をする話が多い。(自分の場合)
善ちゃんのあの回想シーンも上手いなと思った。
なんかこう、蒸し暑い中でようわからんうちに
気づいたらああなってた、っていうね。
絵自体はイマイチだけど、雰囲気とか情感の表現がすごく上手いんだよね。
>>266は外道!
相手のセリフが文字になってなくて読者には意味不明なんだよね。
作者の肩の力が抜けてないとああいう表現は出来ないと思う。
あのシーンは確かに秀逸。
269 :
266:03/02/28 01:38 ID:???
外道っすか……(w
禿同でしょ
271 :
愛蔵版名無しさん:03/02/28 15:31 ID:+wKyFPkl
杉浦日向子の師匠は誰でしたっけ?
272 :
266:03/03/01 12:11 ID:???
>270 わかってるって(w
>271 師匠なんていたの?
273 :
愛蔵版名無しさん:03/03/03 00:01 ID:tSiRdldq
お栄ちゃんが描きあげた龍の絵のことかいな?
ヘタ善の顔色がよかったね。
274 :
愛蔵版名無しさん:03/03/03 01:23 ID:pZVMRykT
江戸研究については師事した人がいたっけそういえば。
文庫の著者紹介見ればかいてあったかも。
なにげに274さんの数字すごいな
03/03/03 0123 かあ
276 :
愛蔵版名無しさん:03/03/08 16:36 ID:c4dwBDv6
お江戸でござる
嬉しいです、杉浦スレ
とりあえず記念カキコ
アマゾンで「合葬」「ニッポニア・ニッポン」「東のエデン」を注文してみました。
どれから読むべきかな。楽しみ。
どれもいいよん。
「合葬」はちと重いので「東のエデン」あたりからだとスラリと入れるかな?
280 :
274:03/03/11 21:59 ID:V4ji+ihi
>>275 おお。
コウ、縁起がいいのも日向子先生のおかげですヽ(´ー`)ノトクラァ
281 :
愛蔵版名無しさん:03/03/11 22:06 ID:Bjnneu1O
>271
稲垣史生。
>278
個人的には、「合葬」「ニッポニア・ニッポン」「東のエデン」の
順番がいいと思う。
>281
自分もその3冊、いっぺんに手に入れたけど、まるっきり逆の順番で読んだよ。
ま、どれから読んでもいいものはいい!
ぜひ初手はゾッとして、それから安らいでって、あとにはハラリと
生まれ変わるような心地になっておくんなせい。
283 :
278:03/03/13 12:22 ID:???
レスありがとうございます。
読んだよー。「東のエデン」の最初の方をパラパラと見たあと、
他のもどんな感じか見てみようと「合葬」を読み始めたら、
止められなくて一気に最後まで読んでしまいました。
以下、かなりネタバレ感想を。雨の描写とかすごいですね。
最初の方の極を追いかける悌次郎の見開きで引き込まれて、雨の中の戦闘や、
最後の方の逃げる極と柾之助・・・。
雨による視界の悪さ、動きにくさ、雨を吸った着物が重みや、雨が体温を奪っていく
感じが伝わってくるようでした。
最初は「雨がかかると刀が悪くなるから傘させ」みたいな事言う余裕があったのに
最後にはそれどころじゃなくなっていくのも切なかった・゚・(ノД`)・゚・。。
その後他の2冊をしみじみ読みました。閑中暇ありが好きでした。
面白かったが何かほんのり寂しい気分になったよ・・・。
あとがきにあった「日曜日のおわり」って、正にそんな気持ちになりました。
今まで読んだのは「百日紅」「二つ枕」とかで、杉浦さんの描く江戸が好きだった分
そういう気持ちも大きかったのかも。
でも3冊とも良かったー。感動しました。ヨーソロ、ニッポン。
>>173さんの解説にまた・゚・(ノД`)・゚・。
284 :
愛蔵版名無しさん:03/03/16 18:47 ID:ksjx3Dhk
>283
「合葬」の最後の方で、柾之助が墓にそなえているお守りは、
あのときもらったお守りだったと気づいてなお感動した。
285 :
愛蔵版名無しさん:03/03/17 20:42 ID:/rZpuYFL
母親の手紙を糊でギュッと固めるのがクる>お守り
中を読まずにギュッとギュッと固めてんだ(´Д⊂
286 :
愛蔵版名無しさん:03/03/17 23:39 ID:wpPCRxMr
あああこんなスレがあったなんて。日向子さんまんせー。
「百日紅」の滝夜叉花魁との飲み比べの話が好きです。
国直は酔いつぶれてしまって、国芳だけが花魁の背の彫り物を見ることが出来た、
というくだりが特に。
国直宅に寄宿していた芳さんが、やがて武者絵の国芳になる契機なのかなー、
とか日向子マジックに酔ってみる。
日向子さんの漫画は、行間にひそむエピソードの一つ一つが心地よいです。
読むたびに(というか見るたびに、が私内では正しい表現かな)新しいエピソードが
顔を覗かせてくれるから、何回読み返しても飽きない。
数少ない、一生お付き合いできる漫画家さんだと思っています。
ああ、もう一度漫画を書いてはくれないだろうか…。
あああこんなスレがあったなんて
という書き出しが結構あるのに笑える
自分もそうだったから
滝夜叉に出てくる芳さんは二度目の登場だけど
初登場の時に比べると、ぐっと大人びた感じがする
288 :
愛蔵版名無しさん:03/03/18 09:43 ID:LPO1C7Jt
国直かっこいい。
ひよっこに見えて実は人気画家っていい役どころだね。
フスマに絵を描く話し良かったなぁ。
私も国直好きですよ。
で、実際どんな絵描いてたかくぐって調べてみたら、
ほとんど見つかんないんだ、これが
国芳はいっぱいあるのにィ
私の調べ方が悪いの?
Google「歌川国直」で検索
角川だかの人名辞典にも直さん載ってないです。
お栄ちゃんはちゃんと載ってるんだけどね。
当時は有名人だったろーに。国直センセ
3Dで江戸を再現する、というホームページに
『浮世床』の挿絵が載っていたのですが
それを描いた人が「歌川国直」となっていたと思います。
白黒で2〜3枚しか載ってなかったけど、、、。
292 :
愛蔵版名無しさん:03/03/24 17:58 ID:FmHk/D73
昨日の江戸特番見た人います?
最後のCGが良かったなぁ・・・。
293 :
愛蔵版名無しさん:03/03/26 01:06 ID:X4xsSXFo
ニッポニアニッポンに出てくる3人組の関係ってどういうものなのでしょうか?
『若』と呼ばれている人は身分が高そうだけど、他の2人はそうでもなさそうだし・・。
何でいつもつるんでるのかな?
そして何でお勝さんは女装してるんだろう・・・。
294 :
愛蔵版名無しさん:03/03/26 02:42 ID:ssRJiLqr
女装してるのは双子だからでは?
双子や王族が幼児期に異性装をさせられると言う話は洋の東西を問わずに存在するので
そういうことかな、と。お勝坊はは大人になってからも女姿だけど。
(ルイ15世や昭和天皇も小さい時女物を着せられてる肖像が残っています)
太古の異性装は呪術的な意味合いが強いのでそういうのの名残なのかもしれませんね。
(神話の英雄には女装話がよくある。ヘラクレスとかヤマトタケルとか)
295 :
愛蔵版名無しさん:03/03/27 22:56 ID:JtEZXDB1
お勝の場合、双子の兄の方が家督を継いでるっぽいので
第1子が双子で跡目をハッキリさせるためなのかしら、と勝手に想像してました。
296 :
愛蔵版名無しさん:03/03/28 08:38 ID:RE9CLNNu
>295
確かに。ただ、馬風が「なぐさみはお勝坊の立ち役姿」といってる
くらいだから、本人が好き好んでやっているみたいだね。
297 :
愛蔵版名無しさん:03/03/28 18:34 ID:0ga7Ouv5
>296
「幼時から」とあるので、親にさせられてた女装が気に入って
大人になってもそのまんまってあたりなのかな。
>>35 激同〜〜!!(超遅レススマソ)
「人茸の話」「木の葉の里の話」「竹林の再会の話」
「蜘蛛の行者の話」「鴨男の話」「人魚譚三話」
「狢と棲む話」「杢兵衛の孫の話」
キリがない。
ゑひもせすの「袖もぎ様」と「もず」
せつなひ...
>>292 見ました。いい番組でしたね。
また東京が世界一の花の街になればいいな…。
300 :
愛蔵版名無しさん:03/04/05 01:24 ID:qUw94Qx9
300
301 :
愛蔵版名無しさん:03/04/05 13:15 ID:REEwFc/0
>>117 容貌&紋といい、設定といい
おそらくそうだろうね(ショック…)
袖もぎ様のほのぼの三人組が
合葬であんな結末を迎えるとは
惨すぎるなぁ…
>>302 袖もぎ様って何にのってましたっけ?
合葬は鬱になってしまう・・・。
306 :
299:03/04/07 23:22 ID:ClKdnedK
>>301 お気に入りに追加しました。ありがとう!
バックナンバーも面白そうですね。ゆっくり読ませて戴きます。
漫画以外のエッセイ(江戸風俗解説/蕎麦/銭湯&お酒)も面白いですよね。
「一日江戸人」、「ソバ屋で憩う」など特に好きです。
あと「江戸アルキ帖」。カラーイラスト集としても楽しめますね。
あー、なんで断筆しちゃったんだろ。
百日紅を最後まで読みたかったぞおいらは。。。
たしか江戸時代の隠居生活にあこがれていらしたのでは?
それと持病がおありなんですよね。
309 :
愛蔵版名無しさん:03/04/11 01:19 ID:l6WCTChr
「杉浦日向子はコマ割りがめちゃくちゃ上手い」と漫画家の友人が言ってました。
ちなみにその男は「黒田硫黄もウマイ」と言ってました。
>>308 持病って気になるなあ。
百日紅の「火焔」を読むたびに
お英のあくびがうつるのは俺だけだろうか…
栄ダターヨ(´・ω・`)
よ〜く見ると、すっごい細かいところまで描き込んである
柱や障子の木目とか、屋根の様子とか。
(北斎たちの住んでる長屋は板葺き、寺院や武家屋敷は瓦葺きと
描き分けている、さすが!)
あとこの人って、作品や場面によってタッチを変えてるけど
どんな画材使ってるんでしょうね、
絵心のない素人なので、さっぱり分からん
313 :
308:03/04/13 17:43 ID:???
>>309 エッセイ本のどれか(冊数多いので即答できなくてスミマセン)に
ちらっと触れられてましたが、具体的な病名とかはなかったように思います。
>>307 googleしてみたら、某有名インタビュー番組(○子の部屋)をログしている個人サイトがありまして
今年出演されたようで「マンガは完全に断筆しました。」とおっしゃっていたらしいです…。
連載ではなく単発の文章のみお仕事うけているそうです。
残念ですが体力的にマンガは厳しいのかもしれませんね。
>>307 いっそ単行本と同じに28話で終わりだったら、まだ終わった感じがするんだがなぁ
(あのあっけなさがスキだ)
29と30の間が4ヶ月
身体こわしてそれでもがんばっちゃったのか
315 :
山崎渉:03/04/20 00:26 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
316 :
愛蔵版名無しさん:03/04/20 22:22 ID:xJu8p9sR
泣いても一生 笑うても一生 ならば今生泣くまいぞ
317 :
ANN:03/04/21 21:56 ID:???
.
ツイデニ コッチモ!
( ・∀・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' //. V ^^ )/
(_フ彡 / ←
>>315
318 :
愛蔵版名無しさん:03/04/28 09:40 ID:cCAgDkII
ハナマルマーケットに出てたよー。
319 :
愛蔵版名無しさん:03/04/28 11:23 ID:zjXd5gVp
しかし、漫画始めたときは漫画の書き方を全然しらなかった
という話はすごかった。土素人であそこまでかけるなんて。
320 :
愛蔵版名無しさん:03/05/01 21:53 ID:GUFzExSy
初めてレスする百日紅ファンです。
「北斎漫画」を買ったら、日向子さんの画風がここから来てることに
気付きました。北斎って16世紀に生まれたのにあんなイラスト集出すなんて
すごすぎる。日向子さんも37歳なんかで引退して欲しくなかったなあ。
321 :
愛蔵版名無しさん:03/05/02 00:07 ID:F7JOtKvG
半年に1本、百物語ぐらいの短編でもいいから
細々とでも描いてもらえると嬉しいんだがなぁ。
37じゃなくて34だったかな?
17歳の時に、あと17年あれば自分には十分だと思ったとか?
先生、「百日紅」に"始末"つけてくださ〜い...
324 :
愛蔵版名無しさん:03/05/08 19:26 ID:i4cnzyHS
あれって、あれで終わりかと思ってたよ。
でもはみ出た分が文庫本で出てたんで買った。
北斎の伝記っていうよりなんかフンイキで描いてる感じだから
あれでいいのかなと。???
「あれは未完です」って本人が宣言してたの?
宣言したかどうかは知らないが
あっけないならあっけないなりの
余韻みたいなのが欲しかったなぁ。
昔、本屋に注文したら、その巻で完結です。って言われたからさ。
まあ本屋は詳しくは知らないだろうけど。
保守あげー
合葬、なかなか読み返せません・・。
袖もぎ様の娘がいいな〜。
最後のチャンスに憧れの男の片袖をゲットし、きっぱり嫁いでいったね。
331 :
山崎渉:03/05/28 10:26 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
ふきちゃんの話のおばちゃんが大好きです。
ふきちゃんもすごくかわいくていじらしい。
読むたびにじーんときます。
333 :
愛蔵版名無しさん:03/06/05 23:39 ID:6reyQUHU
アタイこそが 333げとー
334 :
愛蔵版名無しさん:03/06/11 23:22 ID:uSqoytXU
せっかくだから長持ちさせたいスレ
まったりとな
335 :
愛蔵版名無しさん:03/06/12 23:33 ID:/nOr7xiI
禿同。
萩里さんイイ。粋だ。
336 :
_:03/06/12 23:34 ID:???
粋といえば「とんでもねぇ野郎」が好きだな。
今夜のETVスペシャル「花の大江戸・長屋に知恵あり」
よさそう…見るべし!
339 :
愛蔵版名無しさん:03/06/23 19:01 ID:FUym3xXF
百物語再読記念あげ←身勝手
復活してくれないかな…無理だろな。
340 :
愛蔵版名無しさん:03/06/25 23:07 ID:9xLl+c+L
山息子の話に妙なエロースを感じますた。
341 :
愛蔵版名無しさん:03/06/26 11:44 ID:MYZFZNlI
あれはエロイw
342 :
_:03/06/26 11:46 ID:???
このスレ2〜3人しかいない悪寒…!
344 :
愛蔵版名無しさん:03/06/30 19:02 ID:LeRvCfeL
そんなことはないはずだ!!
…と信じたい
とりあえず3人目・・・!
四人目っと
347 :
343:03/06/30 23:58 ID:???
.....な、なーんだ4人もいたんだぁ...............
.......................................
.......................................
...よぉーし、藻前らこれからもマターリ盛り上がりましょう!!...(;・∀・)つ
5人目ぽ
349 :
sage:03/07/01 23:40 ID:J5Xke1uj
6人目。
風流江戸雀の野暮め野暮めのお松さんと長さんが好き
350 :
349:03/07/01 23:43 ID:???
∧,,∧
ミ ・∀・ミ
ミuu_@
ぎゃあよりにもよって日向子スレでさげそこない。
マアタマニハアゲテミルノモスレジンコウガフエテイインジャナイトイッテミルテスト
7人目。いつもはロムっています。
風流江戸雀なら、あのどーしょーもない若旦那が一番!
8人目。
この三角野郎 の絵が好き。
いつのまにか点呼スレにw
ほかの人いませんかぁ〜
ひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なんて、百物語な風が吹いたり。。。
怖い話は好きです。
ここも怖い風が吹いている〜〜
「百物語」でいっとう怖かったのは
温泉に浸かって出られなくなったおとっつあん。
こわやこわや・・・・・・
356 :
兄ちゃん寝る:03/07/04 01:12 ID:DbzCrtY6
百物語・・幽霊が懐かしいような優しさで。
井戸に落としたこんにゃく一枚が気になって毎晩現れたり。
絵が素晴らしい。
もっとTVに出て欲しい。
昨日のお江戸でござるの再縁話おもしろかったでつね
358 :
愛蔵版名無しさん:03/07/04 15:05 ID:sv5n39mX
>357
え〜、見らんなかった!
どんな話?
359 :
愛蔵版名無しさん:03/07/04 16:22 ID:CfqVbNk4
突然ですが、「百日紅」の中の一場面で、
「あーうまかった。しかし返礼しないと悪い」
佃煮を善次郎に食べさせる国直。
「そんな馬鹿なもの食って辛いだろう」
「辛かねえよ、クソじじい北斎先生!」
という場面ですが、内田百聞の随筆にそっくり
同じ会話があった。「北斎先生」は「百聞先生」
になってたけど。いい味だしてる場面をうまく
拾ってくるなあと感心した。
既出だったらすみませんが。
9人目、いま〜す。
アサヒグラフで不定期連載していた
「志摩屋福太郎」シリーズが好き。
あれは単行本になってませんよね?
全集にも載ってないし、さみしい。
361 :
兄ちゃん寝る:03/07/04 18:54 ID:DbzCrtY6
「お江戸でござる」は「縦皺(しわ)より横皺」といって、どちらかに
縦皺がよったら、まわりで別の人を世話したがるとか、男は追い出すような奴・・
と傷になるが、女は何回でも嫁にゆけたとか、始めに三行半を取っておくとか
意外なことが多かった。
江戸は極端に男が多かったので、西部劇のような感じもあったのかな。
日向子先生の緑の髪留めが素敵でした。
>359
けっこう「百日紅」っていろいろな所から話を使ってるんだね。
死体が起きあがって、お栄ちゃんがほうきでぶん殴って倒す話は
中国の怪談にあったのと同じだったし。
それでも立派にひなちゃんワールドなんだよなー。また文庫出ないかな。
363 :
愛蔵版名無しさん:03/07/04 22:18 ID:sv5n39mX
>>355 あの温泉の話怖すぎて、つい飛ばして読んじゃうよ〜〜!
>>360 激しく見たいでつ!
文庫でもいいからまとめてホスィーー
>>361 女はモテモテだったのかすら、うらやましいわぁ...
風が吹くと土ぼこりがすごかったらしい。>ある意味西部劇
江戸っ子の風呂好きは、そんな理由もあったそうな。
>>356 障子に現れる幽霊は、遠い幼い頃のことを思い出させてくれる懐かしさです。
障子とか天井の節目とか、ふとんのなかからじーっと見つめていた時の
不可思議な気分ですね。
>>360 文庫で出してほしいですよ、見たい!
365 :
愛蔵版名無しさん:03/07/05 12:48 ID:dfG/zlsZ
>>361 江戸は結構女性が暮らしやすかったようですね。
ただ、同じ江戸時代でも地方のお嫁さんというのは辛い暮らしをしてたそうです。
灑涙雨はまぬがれたようですが…。
. . ゚ . o ゚ 。 . , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。. .
360のお話が発売されますように 。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 . . , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , ゚ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 o .. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ´。. ☆。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚. ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
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。 ∧∧ ∧∧ 。
( :;;;;;:::) ( :;;;;: )
. . /:;;;;;: | | :;;;:ヽ
〜(::;;;;;;:/. |:;;;;;;: )
‐''"´'''"""''"`''""`"""''''''"´'''"""''"`''""""'''"''''''"`"""''''``'‐
星に願いを〜〜♪
ちょいとぉ! (ボリボリ・・・) 蚊遣り焚いつくんな!!
360です。
皆様の声を聞き、アサヒグラフの漫画、
本にまとまらないかと思い切って
筑摩書房にメールを送ってみました
(もっと早くやればよかったですね)。
全集まで出していることだし、実現するといいなあ。
369 :
愛蔵版名無しさん:03/07/08 23:34 ID:K9Ye+4nX
371 :
愛蔵版名無しさん:03/07/09 23:06 ID:5naLpmbN
>370
>>360+1ってことで
めでたく10人目として認定!
>368
乙鰈&感謝!
372 :
兄ちゃん寝る:03/07/10 23:44 ID:6pNjcVxq
江戸時代の朝顔ってすごい!
世界一の緑の都市だったそうで。
今日の日向子先生、光輝くようでした。
>>301のページにもあったね。>世界一の緑の都市
なんかいいな〜。
今日「袖もぎさま」読んだんだけど、ホントに「合葬」の3人みたいですね・・。
ショックだー。
そして合葬で一番もて系じゃなさそうだった彼がもててたのに驚いた。
夏は・・・すだれ、という小道具もなかなか粋ではありませぬか?
その中でいかなるストーリーが展開しているか・・。
日向子サンが描くすだれ物語いいな〜〜。
376 :
愛蔵版名無しさん:03/07/13 15:17 ID:7heAF5hU
フジの「大奥」で彰義隊が登場するかも???
(ちがったらスマソ。出てもチョトだけだろうし。)
正直、合葬読むまで彰義隊の名前さえ知らなかった(´・ω・`)ショボーン
新選組なんかはTVで散々既出だけど、
彰義隊の3次元物も1度見てみたい。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ドラマになると、幕末ものはただ喚いているだけのうるさい印象しかないからなぁ。
やっぱり金曜時代劇で「百日紅」!これっきゃないでしょ。
合葬のラストシーンはいつ見てもよいな。
ひなちゃんは台詞回しもストーリーもいいけど、構図もいいよねー。
11人目……というかスレ立てた1です。
すさまじくマッタリ進行してていいですね。
百日紅に出てきたカイマキがほしくてたまりません。
イキはミネルにハルレンしたがコストロースでベターレン
合葬の「長崎より」の坂下君のセリフですが
誰か意味を知っている人いませんかねぃ
カイマキ……暑くなりつつあるので冬物は今時分質屋に入っているのでは?
(「風流江戸雀」参照)
カイマキで寝たことあるけど、とても……重い!よ。
梅雨があけなくて寒いので未だにカイマキで寝てるよ!
カイマキで思い出したのが、てつぞーが絵を包んでっちゃった
お栄ちゃんのコシマキ。てつぞーのマフラーにもなってたね。
オランダかも。
385 :
愛蔵版名無しさん:03/07/20 18:33 ID:f6Es2ZQC
>380 の質問の答え、自分も知りたいのでageておこう。
>>380 微妙にわかったー!!ググルさんは偉大だー!!!
http://nagasaki9.cool.ne.jp/nagaAmu.htm ↑の>でたらめ阿蘭陀語というところ。
>♪Ikいきはjiinエーンにvallenハルレンしたがgeldeloosヘルデロースでschamenシカメーン
>(おれはおまえに惚れてはいるが金がないのではずかしい)
多分これが元ネタと思われるので蘭語を調べれば…。
しっかり逸話つきの言葉だったとは。小ネタ満載ですね日向子先生。
387 :
愛蔵版名無しさん:03/07/21 21:24 ID:HDHRRi1Q
せっかくだからageてやるー
388 :
愛蔵版名無しさん:03/07/21 22:11 ID:kO1OPoj8
独語スレと蘭語スレに質問投げてみた。
独語からは「蘭語と思われ」ってレス来たよ。
蘭語スレは反応がない。
自力でググった
>>386タンえらい!&乙鰈!
386さん乙!
私もググってみたよ。そしたら
イキ(私)はミネル(恋)にハルレン(落ちる)したがミュントロース(金がなくて)にシカーメン(恥ずかしい)
てのがあったよ。坂下くんの台詞、前半は解決です。
geldeloosは英語のgold looseて感じですか。金がない。
schamenは英語のshameかな?恥ずかしさ。
コストロースのコストは、オランダ語でも費用とか代金という意味のようです。
だからコストロースだとやっぱり、金がないというような意味でしょうか。
あとはベターレンだけですね。だれか分かる人いませんかー?
390 :
389:03/07/22 00:12 ID:???
さらに調べてみたらbetalenという単語を見つけました。
これってベターレンかな?意味は払うto payとありました。
私は恋に落ちてはいるが、値が張りすぎて払えない?
今までの皆さんの解釈を読んでいると、
愛しき書物を手に入れるために質屋に行く
坂下君に良く似合う歌ですね(笑
393 :
389:03/07/24 21:27 ID:???
>391
てか、元ネタをぱろって
愛し愛しの本なれば、お金もないけど買っちゃったー
という感じではないかと。
あの歌の意味がわかって嬉しい〜〜。みなさんの努力に敬意を表します。
いわば景気づけの歌ですね。
「サイサイ節」(「閑中忙あり」に出てくる)もそんな感じ。
鰻を食べた日
日向子作品にでてくる鰻、食欲をそそられますねウマソー。
というわけで自分も今日は少々食べましたっ。
てつぞーと一緒に食べたらさぞやうまかろう。
「袖もぎ様」の娘の帯の結び方が大好き。
大店の娘の着こなしなのかな?(他の短編でも見た)
時代劇で見たこと無い結い方だけど、振袖の着丈とほぼ同じ長さで
非機能的なところがまた、凄くエレガントでゴージャス。
江戸の優雅をみせつけられた気がする。
袖もぎ様のあの実は、腐らないかな
野暮だとは思うが、いつも気になっちゃう
スーパー・タイムボックス
>>397 時代劇は時代劇の様式美であって、考証的には嘘っこばっかだから。
映画とかでよっぽど予算があるときじゃないと
そこまでこだわって衣装用意できないんじゃないかなー?
(^^)
401 :
愛蔵版名無しさん:03/08/07 12:33 ID:Af8V61Qw
保守。
>>359 その随筆面白そうですね。
黒澤明の映画のモデルになった人?
402 :
愛蔵版名無しさん:03/08/13 00:21 ID:Ag1224ZB
age
403 :
愛蔵版名無しさん:03/08/13 10:53 ID:tmj1a39u
落ちるぞ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
405 :
愛蔵版名無しさん:03/08/16 08:41 ID:yn4HdMPu
ageるぞ。
406 :
愛蔵版名無しさん:03/08/19 00:51 ID:FURmeAVM
初めて日向子さんの漫画を読んだときは黒の使い方に驚いた。
闇というか、陰というか、雰囲気を増幅させていて、
奥行きというものを感じ、感動した。
だから今でも百物語は一番思い入れのある本です。
いいですね、あの世界観。
江戸人を体現している彼女にも感動です。
407 :
愛蔵版名無しさん:03/08/20 11:34 ID:571e7KTA
age
408 :
愛蔵版名無しさん:03/08/22 11:15 ID:VAt/RLBn
ohiruzo
409 :
愛蔵版名無しさん:03/08/22 11:36 ID:AsnsQ7He
「蝉しぐれ」今夜からですね。
ドラマはドラマで別物として楽しもうと思います。
誤爆スマソ
誤爆でも違和感ないなあ・・・
412 :
愛蔵版名無しさん:03/08/24 01:26 ID:QTs8W5O9
ね。
「百日紅」にどっぷりつかって、北斎のこと知りたくなって
小説だけど藤沢周平の短編読みました。
ちょっと「百日紅」の呑気ムードはなくドンヨリしてた・・・。
同じく短編の安藤広重の話にも英泉が出てきて、
ちょっとうれしかった。
藤沢周平好きになったのも杉浦日向子さんのおかげ。
それから、NHKの時代物ドラマ見てると、
小道具とかセットとかがしっかりしてるように見えるのは
やはり「お江戸でござる」での賜物なのかな、って思ったりする。
「お江戸でござる」の観覧、行ってみたいなぁ〜。
(前半スレ違い、スマヌ)
先生の着物姿かわいい。
スレ違いだけど、民族衣装を生活の中で普通に楽しめるって
結構しあわせな事かも。
(オールドスタイルのドレスを着て街中を普通に歩いている
欧米女性って見たことない。)
個人的には、武家や大店の屋内スタイル「おひきずり」がやってみたい(w
結髪じゃなきゃにあわなそうだけど。
スレ違いなんだけど
>オールドスタイルのドレスを着て街中を普通に歩いている
これ、実行してる同好会みたいなのテレビで紹介されてるの見たよ。
ヴィクトリアンスタイルで街を闊歩する男女。
どこの国にも好事家というのはいるもんだと思ったね。
まあ欧米の場合は普通に洋服が民族衣装の延長線と言えなくもないのかなー。
和服着てても別に変でも何でもないしね。
数百年前からのスタイルがほぼそのまま生きてるってのはいい事だよ。
ふろしきといい、和服といい、たたむとぺっちゃんこというのは
日本人の何か美意識みたいなものがあるんだろうか。
履き物にしたって懐に入っちゃうしなー。
点呼続いてる?12〜。
実は書店員で、今年は江戸開府400周年ということで江戸に関する本の
フェアをやりました。
そこに独断で杉浦先生の本を置いたら、結構売れたので嬉しい!
小学館の一日江戸人は正直フェアの本の中で一番売れたし
百日紅は入荷すればすぐに売れちゃう。
できれば杉浦日向子フェアーってどーんとやってみたいよ。
>できれば杉浦日向子フェアーってどーんとやってみたいよ。
いいと思うなぁ。漫画〜エッセイと幅広いし、今まで購入したものでハズレはなかったよ。
「一日江戸人」いいよねぇ。
420 :
413:03/08/27 02:48 ID:???
点呼忘れた。13〜。
「一日江戸人」、いいっすね〜。なぜだかいつも持ち歩いていたい感じ。
点呼14 ノ
日向子さんの江戸観を知ってしまうと
江戸=暗い封建社会という見解の本に抵抗が出てきてしまうね。
いいねぇ。ほんとにいいよ江戸人。
江戸はかなーりマタリと暮らしてたんだよねぇ。
地方は大変だったらしいけど。
私の先祖は江戸時代どこで何していたんだろうか。
自分とソクーリな顔で着物着て日本髪結ってたのかなぁ。
「一日江戸人」も「大江戸観光」も大好き。
江戸人の方は出版が98年だからか、後ろの方でわざわざ「一九九八年あけまして・・・」
と書いてあるのに、そのあと「二〇〇一年まであと十三年」なんてしたままで笑えた。
江戸アルキ帳にあった「江戸にいける免許」欲しい。
頑張って勉強して江戸にいけるのなら
どんな勉強でも耐えてみせまつ。
なぜ月代は剃られなければならなかったのか?
いったいぜんたい誰が最初にはじめたんだ?
426 :
愛蔵版名無しさん:03/08/30 01:30 ID:/Xkn6Kqo
兜かぶるときに髪が邪魔だからじゃなかったっけ?
髷だって被り物の中にきっちり髪を納めるためだし。
あがっちまったい。
一応ググったら以下の結果が
>鎌倉時代から、武家のあいだでは額から頭頂にかけて髪を円く剃りあげる月代(さかやき)行なわれていたが、
桃山期には一種の風俗となって庶民にも広まった。
月代の発生には諸説があるが、兜をかぶるときに熱気がこもるのを防ぐためというのが定説となっている。
この時代には、剃る部分が広くなり、残った頭髪は後頭部で束ねた。
かつて流行した烏帽子をかぶる習慣がすたれ、頭を露出することになったため男性の結髪も多くなった。
代表的な髪形が茶筅髷で、これにも種類があり、月代を剃らないで頭髪すべてを束ねたり、若い男は前髪を残して頭上だけ剃り、茶筅髷を結ったりした。
髷の形がイチョウの葉のようにひろがった銀杏髷も、武士、町人に多く見られた。結髪を専門とする髪床屋も現れた。
そういえばこの前渡辺多恵子が「風光る」の番外編で髪の結い方について
色々描いてたけど面白かったよ。
髪を膨らましたり形を整えるのに付け毛とか詰め物をしたりもするんだけど、
女の人もその詰め物を固定させるために頭の一部分を剃ったりしてたそうですよ。
>428
あ、私もそれ読みました。
女子が河童というのはすごいですね江戸。
渡辺氏も参考文献を付けてくれるとうれしいな。
>427
それが月代の正しい歴史なんだ〜。
ずっと頭が禿げた人のための髪形だと思ってたよ。
禿げてる人のほうが月代に向いてそうだし。
その時代は禿げてる方が得したのかな〜やっぱり。
しかし相撲取りなんか、禿げて髷が結えなくなったら引退とか言うじゃん。
頭の薄い相撲取りの髷を結う時なんて大変そうだな。
あと取り組み時も対戦相手のほうが気にしちゃったりしてな。
「あ、すべって張り手が頭のほうにいっちゃった。怒るかな…。」
つかスレには関係ないか。
大五郎ヘアの子供なんかは可愛いけどね〜
それに元服前の前髪ありちょんまげ
(袖もぎ様の3人の襟足のあたりから左右に髪の房が垂れてるやつ、かわいい)
聖徳太子の頃の髪型がすきだな
耳の横で輪っかにしたり、いろんなバリエーションがあって
(漫画みただけだから史実かはわからんけど)
弁髪よりは月代ちょんまげの方がカコイイかなぁ
>聖徳太子の頃の髪型がすきだな
>耳の横で輪っかにしたり、いろんなバリエーションがあって
女性の髪形は平安時代に一度「結い上げない」ってファッションが出来たからねー。
お栄が、風呂上りに髪を洗いざらしのまんまにしとく話があったけど、
あれってあの時代的にどういう印象なんだろうか。
やっぱりみっともない…のかな?
髪の美しいのが自慢で、いつも髪を結わないでいたおかみさんに
バチが当たって酷い目にあって、以降毎日きちんと
髪をまとめて置くようになりましたって昔話を聞いた事があるんだけど。
(ただこれはお嫁さんは余計な洒落っ気出さず、労働に励めっちゅう教訓話かも)
>>434 浴衣のときなんかはしどけなくて(色っぽくて)イイ!!ということぐらいしか分からないや…
櫛をななめに無造作に(いわば宙ぶらりんに)髪に挿したりしてたらしい
でもこれは夕暮れ(日没後)時にかぎるのかな?
あと、むかしの(聖徳太子の頃)の髪型は 8(・∀・)8←こんなの?
「みずら」といって、瓢箪を模したものらしい。なかが中空のものには神秘的な力があると
考えられていて、無病息災を願ったものらしい…(すまぬ、伝聞調だなや
一日江戸人に書かれている、力士の髪型云々はおもしろいよね。
今のおすもうさんもやればよいのに。って髪結いさんがいないか。
髪を結わないってのはやっぱりみっともよくなかったんじゃないのかな。
今で言えば、子持ちのれっきとした奥さんがパンツが見えそうなミニで
ルーズソックスとキャミソール着ているような・・・
歳を考えましょうねと言う感じだったのかも。
>436
それだ!(w
そんな意味があったんだね ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
勉強になったよ、ありがd
8(・∀・)8←これイイ!
百日紅に、洗い髪のまま客の相手をする遊女(花魁?)の話があったけど
萌えたな。えらい酒豪なんだよね。
昔の髪型ってその人の出身階層や職業が人目で分かるものだったから、
やっぱりざんばらはまずいんじゃないの。
別の漫画で結わないざんばらな長髪は神か妖怪のしるしってあっただよ。
440 :
愛蔵版名無しさん:03/09/02 13:21 ID:Bc/1uDsm
「お江戸でござる」(1365円。ワニブックス)発売記念あげ。
といっても、杉浦さんは監修担当で、執筆はNHKのスタッフなんですが。
各章の間に「杉浦日向子のお江戸こぼれ話」が入ってます。
お江戸の楽しさを改めて確認しました。
杉浦日向子さんの著書のどれかに
女のカブキ者は 洗い髪+前髪を櫛で逆立て
ってあった。
あの時代、髪を垂らしてた人っていうのは少なからず気の強い女性だったのかもね。
それに男物の(柄の?)着物でしたっけ。
北斎の女弟子(おまさ?)も結い上げてなかったね。
タイムマシーンがあったとしたら、いつの時代に行ってみたいですか?
お政は結い上げてはないけど、洗いざらしでもなかったような。
ちゃんと髪型は作ってあった。
443>文化11年の江戸で善次郎よりも速く飛び込みの男を助けてみせます。
>>443 やっぱ文化、文政の頃か、
じゃなかったら嘉永以降の幕末ですかねぇ
◎
__.。(皿)//§
: ( (・∀・) )
;;; ヽX/ y─┛~~
>443
なんとかして信長の顔を拝んでみたい。それと聖徳太子。
江戸アルキ帖を読んでると、日向子タンひょっとして女好き?
って思ってしまうのはわたしだけ?(スマソ)
>447 花魁(・∀・)イイ!!
>>448 女も好きかもしれんが(ビアンという意味ではない)
普通に男も好きだと思う、だって杉浦さんの描く男性って
なんか色っぽいつーか、なんつーか
とにかくイイ!んですわ
ちなみに特に好きなのは
「百日紅」の北斎、国直、「暇中忙あり」の4人組
いろいろな作品に登場している坂下クンもいいぜえ。
ひょっとして気悪くする人もいるかもしれんので仕方なく スマソ って書いたけど、
同性愛がマズーという意味合いではありません。念の為(自分が♀に十数年片思いしてるし)。
スレ違い&自分語り 本気でスマソ
>>451 あー、坂下もいいねー(ギョロ目がヨイ)
それはそうと、日向子センセの男の好みって
一般的にハンサムとかいわれている人とかには興味なさそー
極はハンサムじゃない?
まー好きなのは坂下くんタイプか、トノサンタイプだと思うが。
>449 分かってくださりヽ(´ー`)ノありがd
あのさあ。
元旦那の博覧強記についてはタブーかい?
>457
板違いです。
追いつめられた日
このスレが追い詰められてるなw
新潮文庫『もっと蕎麦屋で逝こう』の最後、
日向子がソ連に囲まれての記念写真4点くらい見て思ったんだけど、
あれ、オフ会と称して、吉原のソープ嬢とそれに夢中の客が
一緒に釣りに逝ったり、キャンプしてる時の記念写真に似てる。
そのソープ嬢は昔AVにも出てて、裏も出てて、
彼女以外のファックした女の万個の写真集めるきっかけになりました。
このスレの住人はソープ逝かないの?
漏れ、いちお女だからなぁ・・・
あたすも…(´・ω・`)
わちきも…
そねいなことより461は野暮だねへ…浅黄かへ?
萩里姐さんが好きだ!!(・∀・)
461はつくづく気障な野郎だねへ。
ドブのうわずみィ見るやうだ。
467 :
愛蔵版名無しさん:03/10/05 21:35 ID:M4x80edg
「東京イワシ頭」「呑々草子」「入浴の女王」での
ポアール女史とのコンビが好きだった。
週刊新潮に連載してるごくらくちんみはまだ本になってないのかな?
ポワール
王女ポアール・ムース・ビゼエンヌ・ド・ホッパー・M
略してポ
この方の一番新しい本ってなんでしょう?
出版だと、新しい方の「ソバ屋で憩う」だっけ?(エッセイ)
(パラ見したら古い方と殆ど違わなかった。新しい方を買うよろし。)
但し、彼女より、蕎麦好きの友人達の文章が多い。
最新著作はどなたかフォロープリーズ。
まったりされているところ失礼します
えっとですね、いずれ立ち上げてみようかな、と思っているサイトに杉浦日向子さんを紹介
する文章を載せたいんですけれども、↓にその草稿を載せてみたんで良かったら感想を聞か
せてください。漫画は好きだけど杉浦日向子のことは知らないという人に読んでみようとい
う気を起こさせるモノを書いたつもりです。
この他に「百日紅」と「百物語」の感想も書いてみたいと思っています。
杉浦日向子(杉浦日向子)
代表作は「百日紅」(ちくま文庫上下二巻)百物語(新潮文庫)などなど。短編が主です。
作品には現代日本を舞台に描いた「YASUJI東京」がありますけども、この人の漫画の舞台
は主に江戸。作品には怪異物が目立ちます。古くからある有名なマイナー漫画誌(blueは
よく知らないよ、ということでございます)ガロ出身。てかNHKの「お江戸でござる」に歴
史考証家として出演されていますね。漫画家になる前に、大学を中退して江戸時代の風俗
研究をしたという経歴を持っている人なんですが、その下地が作品にも出ていて、我々と
は違う近代以前の日本人、日本の世界を異様な鮮烈さで描いてくれています。絵はそんな
に人目を引くようなものではないんですが、浮世絵を模写しつづけた(初期作品の「ゑひも
せず」等はそのまんま浮世絵の絵)成果からか、漫画的にきわめて旨い絵です(「上手い絵」
とは違う、と)。
あんまり歴史小説・漫画を読み込んでいないblueが言えることじゃないんですけど、この人
以外の歴史小説・漫画というのは近代人しか描かれていないんじゃないかなあ、と思えて安
っぽく見えるくらいです。最近の時代劇――現代人がコスプレしてるだけじゃねえか、とか
言われてるやつですね――なんかは論外です。
現在は「隠居」しているそうで漫画書きからは引退されたそうです。「隠居」という言葉は
ユーモアよりも根深いものを感じさせますけれども。埋もれるにはあんまりに惜しい才能で
す。的外れでも、おもわず樋口一葉と並べて語ってみたくなるくらいです。それくらいの可
能性を持っていた――いや、今だって持っている人だと思います。
blueは漫画家杉浦日向子氏が様々な思いを乗り切って、ひとまわり大きな作家となって復帰
する日を切望し、また、かたく信じています。
474 :
blue:03/10/31 12:01 ID:XtNi/RN+
age
>blue
杉浦日向子をまったく知らない人には、なんのこっちゃい? だと思う。
NHKのドラマよりも生々しく日向子作品で江戸世界を体験しておられるとすれば
自分が江戸にどれだけ傾倒し、愛しているかを説明したほうが
説得力があると思うけどな。
そうでないなら、載せなくていいんじゃない?
個人サイトだったら全然o.k.でしょ
顔を、杉浦日向子を知らない人に向けるか
日向子フアンに向けるか、だけ決めて
blueさんの好きに書いたらよろし。
あらすよ保守
内容にも夜保守
480 :
愛蔵版名無しさん:03/11/05 21:53 ID:kfHw7pNF
お栄が描いた地獄絵に北斎が仏を描き足して
「コウすりゃ始末ができるじゃないか」って話がすげーイイ。
地獄が現実にせまってくる描写も、北斎の台詞も渋すぎ。
格好いいな。
一番好きなのは百日紅。でも百物語も捨てがたい。
百物語は三巻になるとほんとに怖い。本人が書いてるように三巻あたりから自身の創作が
多くなっていくんだけど、もともとお寺の娘で妖怪談、幽霊談が得意だったのかぞっとする話が多い。
なんかこう現代にも通じる不条理なこわさというか・・・ 一・二巻は文献とかを参考にしてるらしいので
ちょっとユーモアがあるけどね。
>>422 地方が江戸より数段大変だっただろうが、時代劇のような悲惨さは無いと思う。特産物や農作物に
恵まれていた地域ならそこそこの暮らししてたはず。地方伝統の祭りもあるしね。こつこつお金貯めたて
江戸にきた田舎者を江戸の人々が笑うというような話もあるし。人としてぎりぎりの生活をしてたという
わけでもないようです。一揆とか飢饉とか日本史で習うけどそんな悲惨な時代じゃないよね。
>482
おぉ!2ヶ月前のにレスもらえるとは、うれしいなぁ>プチタイムマシーン気分
曽祖父以前がどうも旅芸人だったらしく、元はどこから来たのか不明でして。
そちら方の親戚や私の親兄弟も、別の職業を経て結局芸事の世界で生きています
(私自身も歌や踊りが何より好き)。
非科学的なことはあまり信じませんが、因縁や血のようなものをふと感じてしまう。
昔の自分に似た先祖を想ってしまうのです。
>>483 あなたのご先祖様の旅日記なぞあったら読んでみたいものですな
日本全国、どんな生活があったのでしょう?
>484
残念ながら、残っているのは祖父母の代からの写真ぐらいです。
そう考えると、日記は子孫へのちょっとした贈り物になるかもしれませんね。
感情的な文章を遺すのは気恥ずかしいですが、
日々の生活や時事の記録は、未来の誰かの役に立つ事があるかも。
(三日坊主の私には無理ですがw)
亡くなった祖母に料理を習わなかった事を、時々悔やみます。
最後に食べたのは10年以上も前なのに、確かに味を覚えているのが不思議です。
百物語には、亡き人への思慕の話もありますよね。
それらの何所かしんみりと温かな読後感が好きです。
486 :
愛蔵版名無しさん:03/11/17 17:20 ID:4Cj9JCdM
487 :
愛蔵版名無しさん:03/11/19 21:44 ID:i7IBWI2H
紫色雁高age
じゃあ・・・淫乱斎age
490 :
愛蔵版名無しさん:03/11/29 16:35 ID:Y7Q0wZ1H
>490
ほーっ、近代の日本画みたいっすね
一番上の絵は芳さんですな
魚屋北渓age
493 :
愛蔵版名無しさん:03/12/05 20:17 ID:ZfoyoikE
「合葬」の主人公たちの資料館が閉鎖になったんだってねえ。
残念だ。
494 :
愛蔵版名無しさん:03/12/05 20:19 ID:ZfoyoikE
杉浦さんって、花輪和一も好きかな。
495 :
愛蔵版名無しさん:03/12/05 20:24 ID:yvVGITPe
お江戸でござった。
496 :
愛蔵版名無しさん:03/12/09 23:09 ID:EzNUsJgQ
年末の寒〜い時期に読み返したいというか、
暖房の入ってない和室の障子に「百物語」あたりを「おばけろうそく」で
やってほし〜い。世界で一番贅沢かも
497 :
愛蔵版名無しさん:03/12/09 23:09 ID:EzNUsJgQ
年末の寒〜い時期に読み返したいというか、
暖房の入ってない和室の障子に「百物語」あたりを「おばけろうそく」で
やってほし〜い。世界で一番贅沢かも
面倒ごとに掛かりあうのはご免だよ、>498
なに、テツゾーは死体とか好きだから>499
馬のクソをどこに投げつけてやろうか。
以前、CSのアニマックスでTV漫画とかいうのをやってたんだけど
声とか効果音とかはちゃんと入るんだけど、絵自体はまんがのコマをそのまま
カメラアングルでひとつづつ映すだけなのね。
これで百物語とか百日紅やってくれたら、全部ビデオに保存するのに〜〜〜
と、ふと思った朝であった。
>>502 百物語はどっかの番組でやってたよそれ。
ちくしてつやニュースじゃなかったっけ
忘れたけど夜の報道番組だったような。
器の水に顔つけるとお袋さんが縫い物してるのが見えるってやつと、
あと、自分が自分でないような気がするとかいうやつだったかな???
それがとてもよかったんで百物語買ったという次第です。
龍田川と鶏鍋の話って年末の話だっけ?
超遅レスだけど
>378
>>ドラマになると、幕末ものはただ喚いているだけのうるさい印象しかないからなぁ。
にワラた。大河ドラマスタッフは、幕末ものは政治が難しいから
女性は見ないと思っているようですがw
>504
>>ドラマになると、幕末ものはただ喚いているだけのうるさい印象しかないからなぁ。
自分と同じようなこと言ってるなあと思ったら、自分のカキコでありました(w
ひなちゃんの漫画は心が疲れた時のオアシスでありまする。
上さまの前で怖じ気づいてしまったがゆえに、鍋にされたカワイソウな鶏くん・・・
合葬いいねえ。
ところで吉良供養の話を上手く膨らませて新年ドラマかなんかに出来ないだろか。
もちろん考証は日向子タンで。
いい加減この時期にやる忠臣蔵がうざったい。
忠臣蔵のイメージを一新させて欲しいもんだね。
>>506 風流江戸雀だったかな日向子さんは忠臣蔵を大勢で、どかどかとあだ討ちなんて無粋だ
と書いてた気がする。忠臣蔵はやらないと思うよ。
んhkの硬めな歴史番組で、高橋克彦とかと出てて、
「見方によってはただの、昭和初期のテロと同じ」って逝ってたよ。
このまえ吉良邸行ったんですよ吉良邸 ・・・ ってやるのも無粋か。
しかし、塀から飛び降りて足を骨折したりとか、
結構間抜けなことやってるし、そういうところをこの人が描くと面白いかも・・・
でもどっちかっていうと水木御大向けのネタかな。
あけましておめでとう、ここに相撲取り置いておきますね・・・
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \
( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
`''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''"
! '、:::::::::::::::::::i
'、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
\_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ
``" \>
なんでやねん
513 :
愛蔵版名無しさん:04/01/05 17:10 ID:+g+W/0uO
年末年始、特番ばっかりで杉浦日向子が見られなくてつまんないっす。
本も読みたいけど作品が増えるわけじゃないから
今後の楽しみにとっておきたいし・・・ヤボテンですまねー
講演あったら行きたいな。
>>506 吉良供養いいね。忠臣蔵の毎年語られることの無い人間達の描写。
ポワールおばちゃん化
いやんホッシュ
いまでも田中裕子と仲いいんだろうか?
518 :
愛蔵版名無しさん:04/01/19 03:01 ID:PJ9FUBpe
田中裕子ってジュリーの奥さんの?
そういえば杉浦さん、内田春菊の漫画の原作書いたらしいね。
読まれた方感想おながいします。
>518
最近の作品ですか?発売中なら読みたいです。
>517、518
それって田中優子では…?
>>520 いーや、
田中優子センセじゃなくて、ジュリーの嫁の方が
映画で北斎の娘の役やったのが縁で、
杉浦日向子のファンでプライベートでも友達になってたはず。
↑そういえば、本に解説書いてたことがあったよね。
>>521 その映画、ビデオとか出てますかね。
詳細キボンでつ。
↑これって樋口可南子とタコのエロ場面しか憶えてない
あと今思うと、西田敏行が山東京伝って納得イカネー
「おとないさん」でググッたら
「地獄先生ぬーべー」関連でしか検出されない…なんか腹立つ
サイン本持ってる俺は勝ち組。
周りの知り合いは誰も羨ましがらないけど、
別にいいもんいいもん。
528 :
愛蔵版名無しさん:04/02/11 08:49 ID:ejWZhMix
529 :
花と名無しさん:04/02/26 16:52 ID:4XEVaC2e
保守したい
530 :
愛蔵版名無しさん:04/02/26 21:09 ID:fOcnY6zt
「ラストサムライ」見てたが違和感ありありやった。
531 :
愛蔵版名無しさん:04/03/01 22:28 ID:2pJprxd8
「おとなう気配」だっけ。カラッとした雰囲気でいい読後感。
”声を掛けると満足して去る”ってちょっとかわいいなと。
532 :
愛蔵版名無しさん:04/03/11 15:42 ID:L/7QkTux
ラストサムライは渡辺謙が英語しゃべってるのが納得いかーん!!
533 :
愛蔵版名無しさん:04/03/11 17:25 ID:2KfoHKg8
なにゆえここでラストサムライ?
昨日、お江戸でござる見た人いる?
何か新聞のラテ欄では「石川英輔」になってて、
杉浦さんいないのか、病欠かと心配になった。
が、放送時間になったら見忘れてしまった……。
誰か見た人いたら、杉浦さんが出てたか教えて下さい。
>>534 そのまえの週で「次はお休みします」って言ってたよ
536 :
愛蔵版名無しさん:04/03/18 22:29 ID:AsBmUVbv
「お江戸でござる」が最終回になっているんですけど・・・。
杉浦さんお休みのまま終わっちゃうの?
537 :
534:04/03/19 19:58 ID:???
杉浦さん、出てなかったよな。
道中でござるになっても杉浦さん出るのか?
鯖移動か。
スレまでなくなったかと思ったYO…
ほっとした。
日向子さん、酒呑みながらこのスレ覗いてたらどうしよう。
540 :
愛蔵版名無しさん:04/03/25 09:49 ID:2VHJVVt4
age
津和野の北斎美術館行きました。
新婚旅行で。
旦那にも「百日紅」読ませときゃよかった。
542 :
愛蔵版名無しさん:04/04/02 18:14 ID:wwKHxUPA
「百日紅」で分からないお話があるのです。
「美女」の回で、美人画を気に入った隠居に言われてその絵の背景を
お栄が描き足したら、隠居ががっかりしてしまうという話なんですが
あれは、どういう背景を描いたのでしょう。
夜鷹のいるような土手堤を描いたのか
三途の川を描いたのかそれとも他の場所なのか・・・・・・。
背景の絵の知識がなくって、せっかくの話のおもしろさも半減です・・・・・・。
分かる方、教えて下さい。
543 :
愛蔵版名無しさん:04/04/02 19:33 ID:UI4NJa4Q
杉浦日向子スレがあるとは!嬉しくて上げ。
>>542 手元に本がないので分からないんですが
隠居が画の中の美人にいざなわれたのはいいが
背景がないので、自分も死後この絵の中で暮らすなら真っ白な世界では
寂しいからと背景を頼んだという話でしたっけ?
がっかり…はしていなかったような。
私も日本画の知識は全くないですが、
天地も草木もなくて寂しくてたまらぬという台詞が印象に残っているので
安らげる明るい日常的な風景を描いたんじゃないかと勝手に思っていました
544 :
愛蔵版名無しさん:04/04/02 22:24 ID:wwKHxUPA
>>543 あの顔はがっかりだと思ってしまいました。
なんか苦みばしってる顔してる気がしたもんで。
あの隠居は陰気な顔ですもんね。
志怪の古典「画中の女房」の一パターンだよね。
百物語にも美女の絵を歳をとった風に書き加えさせる旦那さんがでてた。
546 :
愛蔵版名無しさん:04/04/03 02:48 ID:swnCCzBe
うん、微妙な表情と座り位置だった。
一応満足したと解釈はしたのだが。
547 :
愛蔵版名無しさん:04/04/03 22:06 ID:ZpH0Zj0v
あの顔と姿勢はお栄の絵にがっかりしたというより
死を間近に感じた老年の空虚さとか淋しさを
縮こまったふうに表しているんだと思ってた。
あの話は意味分かりにくかった。
風景を足すと絵の中に入れなくなったのか?
549 :
愛蔵版名無しさん:04/04/04 16:37 ID:RX2C17zn
>548
そう考えてみたくもなりますね。
お栄の地獄絵図を鉄蔵が始末をつけて、変異が収まる話もありますし。
>547の解釈が個人的には一番近い。
安心して、座ったまま成仏したのだと思ってた…
>550
斬新な解釈だ!(笑)
そう言われてみると、絵の中に入って現実に戻れなくなった姿にも見えますな
552 :
542:04/04/16 14:38 ID:???
自分で振っといてスイマセン。
NHKの「道中でござる」には日向子先生は帰ってこないのでしょうか・・・。
すごくすごく気になる。
石川先生もいいけどやっぱりあの慈愛ある笑顔が見たいよー。
553 :
愛蔵版名無しさん:04/04/16 22:27 ID:yIOWvqor
今、なにやってるんでしょうね。
漫画じゃなくていいから絵の世界に戻って欲しい・・・
>542
私はあのシーン、絵の中に風景が描き込まれたら、逆に隠居の
周りの景色が色あせてしまったのだと思いました。
絵の中と隠居のいる現実の風景が交換されてしまったというか
(あくまで隠居にとってだけ)。
つまり、隠居は絵を媒介にして生者の世界(澄ました顔して生臭な隠居)
から死者の世界(絵の中)へ移行中という話なのかなぁ。
>>547とも
>>555ともかぶるんだけど
557 :
555:04/04/20 13:54 ID:???
>556
そういう見方もできますね。
私はただ、人生の楽しみを奪われてしまったんだなあ、かわいそうに、と同情してました。
登場したときは、まだまだ欲まみれの因業ジジィに見えたので、なおさら気の毒で。
久々に百日紅を読み返してみました。
やっぱ面白いなあ。絵も好きだ。
前に他の本で読んだけど北斎は彫りの深い男前だったそうで、
お栄ちゃんは父親似、色白切れ長目のおたふくが美女とされた
当時の江戸では確かに不細工だったそうです。
でも彫りの深い男前に似ていたのなら現代ならば美人だったの
かもしれませんね。
エスミマキコみたいなもんかい?
色白切れ長目のおたふくは平安じゃ・・・
江戸美人は細面の切れ長目にほっそりした首(骨格)って感じじゃないかな。
色白はもちろん好まれたけど、色黒も江戸女らしい味がある、ということで
単に黒いというだけで不美人ではなかったらしい。
お栄ちゃんは骨格ががっしりした男っぽい顔つきだったから
好まれなかったんじゃないかな。
美人画から見ると江戸期の流行りの美女にはいくつか変遷があるからなあ
鈴木清信(可憐華奢少女)とか師宣(おっとりふっくら美人)とか歌麿(のびのび健康美人)栄泉(退廃的妖艶美女)とか
「一日江戸人」かなんかに載ってましたね。<浮世絵に見る美女の変遷
面白かった。
関係ないけど「百物語」を十分か十五分のアニメにして深夜にひっそり放送したらひっそり受けそうな気がする。
大人版日本昔話な感じで芸達者な役者さん少人数で。ラジオドラマでも面白そう。
や、単に自分が見たいだけなんだけどね。
何気に鏡斎シリーズが好きなんだが。
いいね、それ。
日本昔話みたいなのがいいってすごく分かる。
あれって話のたびに絵が違うけど、
杉浦さんも百物語は話によってかなり絵柄を意識して変えてるし。
>>560 すみません、自分でも書いてておたふくは平安だったような気がしてましたw
これも江戸か平安だったかうろ覚えなのですが、島田紳助はこのどちらかの
時代ならば超美人(女性として)だったと、テレビで専門家が言っていました。
美人の変遷は面白いですよね。
>>194 あのエピソード、北斎は魚屋が潜んでるのを知っててわざと帰ったのでしょうか。
「あの魚屋舐めるようにお前を見ていたぞ」というセリフや政の傷跡を確認する表情
からなんとなくそんな気が・・・
北斎のダークサイドを垣間見た感じで百日紅の中で一番不気味に感じたエピソードでした。
考えすぎ?
魚屋ひそんでたっけ?
夜んなって、思い切れずに戻ってきたんじゃないの?
>>566 自分もそっちだと思った。
で、
>>565の北斎がわざと帰ったっていうのにも同感。
結末がどうなるか「この目で全てを見たい」北斎と
犯されたことまでネタにする女弟子両方の絵師としての執念を書いた話なと。
568 :
愛蔵版名無しさん:04/04/24 16:06 ID:pl/edjd2
普通に帰って、お政を見て憐れに思ったんだと。
お政も悔しさと憎しみをどうしようもなく画にぶつけただけだと思う。
でなきゃあんな画にならないのでは。
絵師としての下心ではなく
普通の人間としての行動じゃないかな。
だから余計にせつない話になってる。
569 :
愛蔵版名無しさん:04/04/26 00:39 ID:6rBsIyRH
今NHKアーカイブスで「日本の美 葛飾北斎」(1971年製作)をやってる。
面白い、必見だ。はたして、いったいここの何人が見てるだろうか。
>569
新聞でチェックしてたのに忘れて寝ちゃったよ…
どんな内容でした?
春画に書かれてるエッチの時の声がおもろい
よっこらせぇフゥフゥ、みたいな
月刊IKKIという雑誌に掲載されている古書店の漫画に「百日紅」が登場
していましたね。読まれた方いますか?
今更ですが
魚屋の話は絵を描くために「鬼のように」残酷なことをする話だと思った。
北斎は魚屋がお政に劣情を抱いているのを知ってて(私は魚屋が庭に潜んでたと思ってた)
女が家に出入りする商売人に犯されてるの描きたいから、帰る。
魚屋がお政を襲いに来るかもと思ってても
二人の間に発生する一時の感情が(男側には劣情と快楽女側には恐怖と憎しみ)が
お政の絵の肥やしになると思ったから帰った。
そして最後は生血用のギヤマンの杯を買おう、また鬼になろう。と
「残酷」すらも己の中で昇華して絵にする鬼で在ろう。という話だと。
そんな計算あるなら絶対覗くだろうよ
保守
oxhiruso
>>577 乙
でも耳袋は原典で読もうよ
岩波と平凡社から文庫出てるし
古典の素養のない俺でも何とか読めたよ
ほshぐ
だらだら続けてマンネリになってしまうよりは
きっぱり断筆してくれて、まだましだったと思うのは私だけかな。
でも惜しむらくは、これからもっと充分いけそうだったとしか
思えないところ。
江戸中期以降ぐらいの文章は普通に現代語として読めない?
(風習とかは分からないこと多いので、事典が一冊あると便利だけど)
耳袋のほかにも岩波から出てる、江戸怪談集全三巻も百物語が好きな人には楽しそう。
柳田國男とかからもネタ取ってるっぽい
やっぱ百日紅はアニメより実写で見たいな・・。
吉弥とそのお友達はジャニJrで決定だな。
じゃ、お栄は江角マキコあたりで
584 :
愛蔵版名無しさん:04/07/22 20:10 ID:rdtxipMb
最近テレビで見ないけど元気なんでしょうか?
真ん丸お顔のアル中婆さん
586 :
愛蔵版名無しさん:04/07/23 08:55 ID:JM1XBS4V
ハードカバー「百日紅」全巻入手記念age
記念にこのスレ全部読み返そうと>1の日付みたらここまで二年と半年かけてることに驚いた…。
2Chという戦乱の中二年と半年もの間すぐ落ちそうで意外としぶとい(でももの凄くのろい)所がなんだか杉浦スレらしくっておかしいです(w
このスレがdat落することなく無事1000満了することをねがい(あと二年くらいかけて)
全集、初版、ミントコンディション
セットで幾らくらいで売れるかな?
結婚したら嫁が全部持ってきて二揃いあってもしょうがないので。
588 :
愛蔵版名無しさん:04/07/30 20:57 ID:zH8+sxSQ
読み返し用と、保管用で
2セットあっていいじゃないか。
2人とも同じもの二つあるの嫌なので、CDとか本とか大量処分中なんですよ。オクで。
590 :
sage:04/08/03 23:37 ID:DrFnQ+qd
夏はやっぱり「風流江戸雀」だねぇ。
読み直したいのだが、いつの間にか綴じがボロボロ…。
仕方ねえ、文庫で買い直すか。
>>590手元にないから川柳は覚えてないけど
夏の昼下がり、すだれをかけた家の中で
女がまくわうりをむいて寝転んだ男に食べさせてる話
色っぽくてイイ!
>>591 暑気見舞 まくらとうちわ 持て逃げ
この時期にぴったりですな。
ひやしあめって美味しいのかな
(一度スーパーで見かけたが)
>>593 たいていショウガ味ですよ。
生姜が苦手な人は無理かも。。。
>>594 レスdクス。こんど買ってみます。
でも甘酒もそうだけど
江戸の昔から残ってるなんてちょっとすごいよね。
これだけ多種多様な飲み物が売られているのに
新宿のスーパーで「ひやしあめ」の文字を発見した時は、感激でした。
あの婀娜っぽい奥さんと一緒にいただきたいなあ。
596 :
愛蔵版名無しさん:04/08/24 22:41 ID:0bcCtZsO
うなぎ喰いたし。肝の串焼きとかウマソ過ぎ
597 :
愛蔵版名無しさん:04/08/30 20:01 ID:ONgY9X66
「お江戸でござる」は終わったし、
「ごくらくちんみ」も終わったし(9月に本は出るね)、
春からなんか仕事してるの?
「酒器十二か月」も終わってるよね?
肝硬変で飯田橋の病因に入院中です。。
>598
マジ?ソースは?
600 :
愛蔵版名無しさん:04/09/03 08:50 ID:gR4z1+ll
ごくらくちんみ楽しみだ
ほしゅ
602 :
愛蔵版名無しさん:04/09/22 19:04:01 ID:afffD8pM
>>598 ェェエエ(´Д`)エエェェ
って約一月経ってるよ・・・煽りであってほしい。
ごくらくちんみって、新潮文庫「百年目」に入ってた
アンキモとかうるかとか喰う短編が入ってるやつ?
以前にもどなたか書かれてましたが、「野分」今読み返しても鳥肌
が立ちます。最後、後妻に「いっちゃたよ」といわせる(しかも笑顔。
なんだろう。)普通、あんなラスト思いつかないと思うのだが、描けて
しまうところに杉浦氏の凄味を覚えます。
百日紅(三)
「ごくらくちんみ」、読みましたか?
606 :
愛蔵版名無しさん:04/10/02 14:49:19 ID:zO2JH2WR
>605
買いましたよ〜。まだあんなふうにお酒を楽しむ境地に至ってないや。
どうしたらこうなれるんだろう。
文章の端々に日向子さんの人生観がにじみ出てて素敵だった。
杉浦日向子は江戸時代の研究家になりたかったんだが、
それになるには10年かかるとその関係者にいわれ、
その修行(?)の間だけ、漫画を描くことにした、とか。
だからこの人の漫画は期間限定。
それに身体丈夫じゃない(持病もち)みたいですしね。
それにしても人いないな。書籍板に立てた方が集まる気がする。
でもよくスレストに掛からず、続いてますよね。
せめて短編小説でも書いてくれないかな。本当は漫画が一番好きだけど。
やっと「ごくらくちんみ」を手に入れた。
さあ、読むぞ。
まったりと保守
百物語は遠野物語に匹敵する。とか言ってみる。
『4時のオヤツ 』 新潮社 11月25日発売
>612 百物語は遠野物語に匹敵する
家に帰ってみたら長い虫がいた
なんて話、じっくり怖い〜〜
いくつか描いてほしいものがありますね。
ほしゅします。
しないでください。
>>582 国直は坂口憲ニが良いかな?と思った
お栄ちゃんて25,6歳だよね。同年代の女優さんで演じられる人いるだろうか。
あのぶっきらぼうな言葉とか態度が嫌味なくできる人が思いつかない。
自分の中ではなぜか鈴木京香だったんだけど・・・やっぱ違うか
そういえばこないだテレビに元ダンナの荒俣宏が出ていました。
いつのまにかスッチーと再婚しとった・・・やりおる
>617
大河ドラマ板の「大河ドラマにしてほしい人物」スレでは「新選組!」で好演した
鈴木砂羽さんの名があがってました。>「百日紅」のお栄
吉弥は藤原竜也、北斎は原田芳雄がいいかもと思います
619 :
愛蔵版名無しさん:04/11/23 04:33:28 ID:GHyO8aM4
>>618 >北斎は原田芳雄
おお!!!!それです!
ずっとぴったりな人が思いつかなかったんですがこれぞまさに!という感じです。
顔立ちはちょっと丹波哲郎に似てるけどあんなすっとこなキャラではないしなあー、と・・・
そうだ。原田芳雄だー。素晴らしい!あーすっきり。
大河ドラマ板で名前が出たりしてるんですね。ちょっとうれしい
原田芳雄いいですね。
風貌も合ってるし、なによりあのキャラクターはまり過ぎなくらい適役です。
鈴木京香=お政じゃひねりがないですかね。
すっぽんの話しの最後のシーン、いつ読んでもジンと来ます。
善次郎は誰なんだろう。
百物語なんかも深夜番組でやるといいと思うんだが…。
今年出た二冊ともにええなあ。
日向子さん、江戸の研究家の看板降ろしたんですね。
今後がとても興味深いです。
>>622 >江戸の研究家の看板降ろしたんですね
もそっと詳しく
↑しりたいです
新刊
>>613も出たし、病気治療中というのはなかったんですかね。
じゃあ「お江戸」降板はふつうの契約か…。
>映像化
お栄さん、市川実日子を考えてました。
なにかNHKの時代劇やってたし。
市川美日子って「すいか」に出てた子だよね。
ルックスや中性的なキャラが合いそう。
>>622 教えてくださいな。
626 :
624:04/12/17 20:25:13 ID:???
627 :
622:04/12/20 00:03:49 ID:???
すいません、書きっぱなしになっちゃって。
626さんのおっしゃるとおりです。
「4時のオヤツ」を買って著者略歴を見たら
上記のように書いてありました。
前作の「ごくらくちんみ」もそうですが
両作とも江戸の匂いのしない短編集でした。
あらたなフィールドを見つけたのかな、と思っています。
だから「お江戸〜」も終わりにしちゃったのかなと。
江戸の看板はときおり掲げてほしいです。
江戸風味がなくなったら嫌だな・・・
629 :
愛蔵版名無しさん:04/12/21 05:40:29 ID:ki8FIdNG
すげぇ!杉浦日向子のスレがある!
たんこぼん未収録集の「白犬」。
読んだあとの余韻、ゾッとするっつーか・・・。Weird。
もう描いてくんねーんだもんね・・・。悲しい。
エウゼビオの毛彫りage
ブルドッグのようなほっぺたとうつろな目が不憫。
>>607のいうとおりなら、
研究者や時代考証家になるつもりで一時漫画を描き、
それ↑もあきらめたってことか。
研究者じゃないとしても勉強したんだから、
江戸ものやめることはないのにね。
文庫買って、吉良供養読んだけど、なかなかよかった。
赤穂浪士は押し売り強盗といっしょだな。
日向子先生が描く漫画中の食い物や酒はやけにうまそうだな。
彦次郎の義父が食べるかたつむりまで旨そうに。。。
ううん。さすがにそれはないな。
今年の夏にね、うちの畑でとったレタスをサラダ
にして食ったら口の中でグチュって歯ごたえがあってね。
ナメクジだったの。苦かったよ。
杉浦先生の持病ってパセドー氏病?
ナメクジとカタツムリは別モノでしょ?
金玉ソワソワするから、やめてー!
日向子先生はただ単に酒の飲みすぎで顔がむくんだりしてんのかなーと思ってたんだけど。。。
御自愛を。。。
内田春菊とまだ仲良いのかな。別にいいんだけどね。
引退宣言&百物語宣伝を筑紫ニュースでやってたのを見たが、
百物語のネタは全部オリジナルとかこいてたので
あ、この人病気かもしんないと思った。
杉浦さん好きだよ。ちょっとそこだけロバ耳したかったの。
昔はテレビもよく出てたのかな。
書き込み遡って読んだら、元ねたの話は
>>94-99あたりに詳しい。
640 :
愛蔵版名無しさん:05/01/15 18:23:04 ID:JTaruzhB
ばひーん
このスレはじめて目についた。
掻巻が欲しい人がいるようだね。
わたしは下町に住んでいるので、本物の掻巻が作れる職人を
知っているよ。また、自分でもこれは一生物にしようと思い、
夫と対で作ってもらった>掻巻
掻巻は首周りにくる生地と、袖の部分にくる生地と、それからその下の
生地と、裏地という、計四種類の生地を選ぶのだけれど、
これがまた楽しいのだな。悩んだ末、袖の部分に緞子を用い、
下は小紋を合わせた。あんまり美しいので人に見せびらかしたいのだが、
布団というのは見せびらかす場所がないのでねえ。ちょっと切ります。
この布団屋、じつはさる所に物を納めていたりするのだが、
親父さんは昔ながらの職人で頑固なので「先様に迷惑が
かかってはいけないから」と、雑誌とかの取材がきても絶対に
店名を伏せることを条件に受けるという……。まあ、本当に昔かたぎの職人さん
なんですよ。
いまだに尺と寸で(この定規が手に入らなくなったのを嘆いている。
いま使っているものをすごく大事にしてる)生地を測り、
全部手縫い。ちなみに掻巻というのは首のあたりに湾曲をつけないと
ならないので、布団のなかではいっとう難しいそうだ。
(最高に難しいのは、座布団だそうです。鏡餅のように綿を入れるのが
コツなんだそうで。それは何年やっても極めきれるものではないそうだ。
わたしはこれも欲しい! のだが、いまどきの売りマンションというのは
小さい和室がひとつあるのがスタンダードなのでねえ。寝室に使っているから、
買っても活用できないから、芸術品だなと思いつつも眺めているだけ。
しかし実に美しい。たぶん、このスレに来てる人なら解ってもらえると
思う)
親父さんは本物の職人なので、見ていて泣けるほど欲がなくてねえ。
一番喜ぶのは、掻巻のような難しい注文が入ることで。
腕がなるんだって。さる所に物を納めるような職人なのに、欲がないから
じつにつましい暮らしをしていて、唯一の親父さんの趣味といったら、
富岡八幡宮のお祭りのときに神輿を担ぐことだけ。
こんな親父さんの作った掻巻が欲しい人はいますか?
悲しいことだけど、親父さん年だから、
もし注文するなら早い方がいいかもしれないね。
わたしはこれが自分の一生で最後の掻巻になるだろうなと思いながら、
いまの掻巻を使っています。
掻巻のお値段Approxと職人さんのだいたいの居場所を教えていただけますでしょうか?深川周辺なのかな・・・?
一生物の掻巻。
「いちせいぶつの、かいまき」と読んでしまい、
首に巻き付くムササビ状の、顔が老人の妖怪を
想像してしまいました。
荒俣夫婦がNHKのトーク番組に出るらしいが、
杉浦女史の話は出るんだろうか…
>>645 出なかったんじゃない?
番宣で「和菓子ばかり食べていて、結婚しなければ死んでた」
とか言っているのをちょっと見た。
>>643 ごめん、このスレあんまり上にないから見落としてた。
そう、深川近辺です。でもいろいろあって親父さんの店は
江東区豊洲というところにある。金井寝具店。これが本当の名前。
ちなみに親父さんは生粋の日本人だよ。
わかりやすい説明でいえば、豊洲の交差点近くのセブンイレブン一号店(全国で
最初にできたセブンイレブンだー)の裏手にあります。
かいまきは布の合わせ方で自分ひとりの特注の美術品というか工芸品というか。
ほんと、見れるだけで幸せになれてしかもヌクヌクとあったかいのが
できまっせ。最低で5万いくらだけど、布とか選んでるとだんだんと
欲がでると思うw 親父さんの助言は布団職人ならでわなんで、
耳を傾けると吉。わたしは豪華さをおいかけて緞子にしたので、
親父さんの予言通り、ちょっと固かったな、そのあたりが。
見た目優先にしたからしょうがないのだが。
親父さんの江戸弁も注文のときの楽しみだよ〜。
>>647 横レスですが。
初心者さん?
親切なのはわかるけど、ちょっと晒しすぎ。
ここは2chだってこと忘れないで。
649 :
643:05/02/15 00:17:05 ID:???
>>647 ご丁寧にありがとー
昔、丸八通り近くに住んでたことあんだけど、江東区って布団に所縁があんのかねぇ
昔は綿とかの集積地だったのかな・・・
今度♭いってみます
>>648 下町の気のいいおばちゃんって、良くそうやって諭してくれたよな〜
650 :
愛蔵版名無しさん:05/02/28 02:06:38 ID:tK5XcyQR
「4時のオヤツ」が気になっているのですが、
「ごくらくちんみ」みたいなショートストーリー仕立てなんですか?
>650
そのとおり。
この人レズビアンっぽいよなあと思う。
結婚してたんだっけ。じゃバイか。
655 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/23(水) 05:46:38 ID:teBTvOes
またテレビに出て欲しいなあ
656 :
愛蔵版名無しさん:2005/03/23(水) 17:06:50 ID:N17577AH
>>655 同意。
でないんなら漫画一本描いてくれ―――――――!
657 :
!omikuji:昭和80/04/01(金) 01:59:04 ID:xycR2wd6
漫画出すんだってね
一瞬なんだと思ったら四月一日か。
新潮文庫で「一日江戸人」出るよ。
ただし小学館文庫にも入ってるやつ。
表紙が違うから新作かと思った。
ニッポニア・ニッポン収録の「前夜」で、
留学する2人のうち「秋ちゃん」じゃないほうが坂下君
「水と女には気をつけろ」と言っているのが野中君
「養生第一」と言っているのが井上君
に見えた。同時代の人間だし、坂下と野中は医学書生(でも坂下は漢方専門か?よく分からん)だ
から、同じ先生に師事したことがあるとかどこかで繋がってるのかな?と。
>>360さん
極めて亀レスだが、まだこのスレ見ていたら
何年の何月何日号かとまでは言わないから、
何年ごろのアサヒグラフなのか教えておくれ。
よく行く図書館にほとんど全巻所蔵されているようなので見てみたいのです。
おながいします。
>>661さま
>360です。
私の持っている切り抜きで年月日がわかる最古のものは
1983年10月14日号掲載の「新宿綺憚」です。
それ以前に3本掲載されていますが、コピーをとったものなので
年月日がわかりません。おそらく1981〜3年ぐらいの間だと思います。
題名は古いものから順に「落花狼藉」「三味線枕」「海千山千」です。
>662の続きです。
以下、1984年1月20日号 「徳若に御万歳」
1984年8月3日号 「百物語」
1985年5月31日号 「梅雨のはて」
1987年10月16日号 「秋色とりどり」
の8本が「志摩屋福太郎シリーズ(と私が呼んでいる)」です。
このほか、漫画ではありませんが、杉浦さんが絵と文を書いた
特集が2本。
1985年1月4・11日合併号 「新春江戸之七景」
1986年1月17日号 「江戸の初春・七景」
以上が私の把握している、アサヒグラフにおける杉浦さんの作品です。
(チェックし忘れているものもあるかもしれませんが、それはお許し下さい。)
参考になりましたでしょうか。ぜひ探して読んでくださいませ。
>360です。続けてすみません。
「落花狼藉」の掲載されている号では、1ページを使って杉浦さんを紹介しています。
それによると「1958年11月30日、東京生まれ、22歳。」となっていますので、
1980年か81年かなと思います。桜の頃のお話なので春の号を探してみてください。
「三味線枕」は、ツバメ・木の芽田楽などが出ているので、初夏の頃、
「海千山千」は大文字の送り火の話が出てくるので、夏の頃です。
そして、「海千山千」の号に、これまた杉浦さんを紹介するコラムがあったと思うのですが、
ちょっとはっきりしません。確か「合葬」の紹介をしていました。
以上、補足でした。それではこれにて失礼します。
360様、ありがとうございます。
今度の休みに見てみようと思います。
「徳若に御万歳」とは
『江戸へようこそ』の32、33ページぐらいに載っているやつですね。
他の絵は出典が明記されているのにこれだけ、
「徳若に御万歳」より、としか書いてなかったので気になっておりました。
665様
そうです、まさしくそれです。
31ページの真ん中で花魁に囲まれているのが
主人公、薬問屋志摩屋の三代目、福太郎です。
彼が巻き起こす江戸ならではの事件(?)が
季節感たっぷりに描かれています。
全話が見つかりますようお祈りします。
360でした。
667 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/29(金) 01:48:15 ID:r61fRTcE
age
杉浦日向子スレがある!
本当にまったりしてていいね
669 :
愛蔵版名無しさん:2005/04/29(金) 02:15:25 ID:ybXPEvMM
まったりというか過疎(ry
いや、速度じゃなくて雰囲気の話
杉浦漫画の英訳版とか手にはいんないかなぁ
友達に贈るのに自分の英訳じゃ心許無い・・・
英語版出てるの?
673 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/11(水) 01:56:39 ID:E01qSE6P
もし海外で評価されるとしたら米英ではなくフランスあたりかも
MANGAブームも残念ながら杉浦作品まで辿りつけるかどうか
昔フランスかドイツ?で日本漫画のシンポジウムみたいなのがあって、それに参加した
とご本人がどこかで書かれていたような・・ 画風といい題材といい外国人も興味津々
でしょうが確かに翻訳はとてつもなくたいへんそうですね。
あとさくらももこさんみたいにエッセイ集みたいなのを出してもらいたい!!
昔好きだったというプラモのこととか,バイクに乗っていた事とか書いて欲しいです。
675 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/13(金) 21:57:57 ID:s/VnYocN
あげとくぜ
677 :
愛蔵版名無しさん:2005/05/23(月) 21:09:09 ID:wI8XHKBw
異民族の昔の生活描写なんて凄くワクワクするけどね。
ましてやサムライやゲイシャの話しとくれば
あっちの好事家ハァハァもんだろうね。
鰻の話はせつない
家人が牛や蛙になる主の情け深さは胸に来る
こないだ図書館へ行って、「アサヒグラフ」確認してきました。
360さん、ありがとうございます。(ちなみに自分は665さんではありません)
1983. 1.14 「落花狼藉」 1984. 8. 3 「百物語」
1983. 4.29 「三味線枕」 1985. 5.31 「梅雨のはて」
1983. 7.29 「海千山千」 1987.10.16 「秋色とりどり」
1983.10.14 「新宿綺譚」 1985. 1.4-11 新春江戸之七景
1984. 1.20 「徳若に御万歳」 1986. 1.17 江戸の新春・七景
合併号とかの確認もれがあるかもしれませんが、
これで探しやすくなると思います。 フルカラーの漫画は初めて見ました。
素晴らしい!・・・のですが、コピー代がエラいことに・・・(T_T)
680 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/07(火) 20:41:06 ID:XLpXifWK
ぼくマネエモン!
>>629の「白犬」って
小僧さんが「私は、やはり犬です」ってセリフを残して失踪する話とは別?
682 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/23(木) 01:08:44 ID:JfM8CC02
現在、杉浦日向子さんの漫画を読むには『杉浦日向子全集(全8巻)』しかないそうですが……。
価格が16,145円なのでちょっと悩んでいます。←貧乏なの。・゚・(ノд`)・゚・。
コレって……『買い!』ですか?
683 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/23(木) 01:36:01 ID:LOuerwR/
ちくま文庫は廃刊になったの?
文庫サイズでおkなら↑でいろいろ出てておすすめだよ
684 :
愛蔵版名無しさん:2005/06/23(木) 01:37:09 ID:LOuerwR/
あと新潮文庫でも少し出てる
685 :
682:2005/06/23(木) 01:45:01 ID:???
>>683,684
情報ありがとうございます(´▽`)
文庫サイズの方がお財布にも優しいし置き場所にも困らないので嬉しいです♪
明日にでも本屋に行ってきます!
文庫から入った人が多いかと思ってた
私は彰義隊の本を探してて「合葬」から読み始めたけど
10年くらい前までは百物語や百日紅は単行本でよく目にしていた。
百日紅の途中まで買って残り買おうとしたら
もうどこにもなくなってて文庫で補った。
西日本最大級と謳われている本屋に行ったものの、『二つ枕』しか発見できず_| ̄|○
もちろん購入しましたが!
やっぱ、ネットで買うのが確実かな。
古本屋もなかった?
あ…Σ(゚Д゚;) 古本屋の存在を忘れていた…。
また探しに行ってみます!
ネットの古本屋で集めたほうが早い
>>685 ちくま文庫から入ったなあ
「江戸へようそこ」とかも面白かった
この人エッセイもけっこう上手いよね
>>692 禿同。
エッセイも文庫で面白いのたくさん出てる。
イラストもたくさん載ってるしおすすめ。
複数の出版社から出てる。
ナニゲに報道特集見てたら昔イワシ頭で日向子先生に突撃取材うけてたオサーンが
出ててワロタ。顔が本に載ってたイラストそのまんまだった。
695 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/11(月) 23:33:31 ID:aW+8KfL7
武者の生首の血を浴びて変身する赤ん坊?の元ネタはなんなんすか?
あれ恐かった
ネットで『百日紅』と『百物語』を注文しちゃった(ノ´∀`*)
届くのが楽しみ!
699 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 15:30:24 ID:6+ueLb+a
ageようよ。
心からご冥福をお祈りします。
700 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 15:35:53 ID:jpDeuM4b
嘘ぉぉぉぉぉ!!
ご冥福をお祈りします…ウァーン・゚・(ノД`)
701 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 15:39:40 ID:aqqRUIWD
マジか!かなりショックだ
アラマタと結婚してたんだよね?
この人の江戸漫画は本物だった
ご冥福をお祈りします(-∧-) ナムナム
東京イワシ頭のポさんはどうしているんだろう
ご冥福をお祈りいたします。
703 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 15:52:09 ID:J7+oFbv4
・゚・(ノД`)・゚・うわぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああん!!!!!!!
704 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 15:57:01 ID:Z4tFuQ+b
お江戸に里帰りしただけだよ。
ある日突然ひょっこり帰ってくるよ。
誰かそうだと言って・・・・゚・(ノД`)・゚・
705 :
通りすがり:2005/07/25(月) 16:17:21 ID:StlyMsQR
早すぎるよ!!!!
また漫画描いて欲しかったよ!!!!
涙・・・・
なんでこの人が死ななきゃならないの(´;ω;`)
707 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 16:42:54 ID:gIOhWGDJ
漫画家としては天才だったなあ・・・・
ワンアンドオンリーで。
長生きして、ばあ様になって江戸話を続けてほしかったが・・・
御冥福をお祈りします
こんなに早くに亡くなるんじゃ若隠居してちょうど良かったのかな
。・゚・(ノД`)・゚・。
709 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 16:46:10 ID:iG3tDZ7d
なんか早く逝ってしまいそうな雰囲気はあったなあ。
元々持病があったらしいし。
でももっと読みたかった。いつまででも待っていたかった。
710 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 17:20:45 ID:I1XBr7qq
うわぁぁぁぁん!・゚・(ノД`)・゚・
きっと今頃、大好きな善ちゃんとお酒でも酌み交わしているのかな・・・
.: + ...:. ..:...:.. :. +
. ..: .. . + .. : .. .
.. + ..:. .. ..
+ :. . +..
. : .. + .. .
.. :.. __ ..
. + |: |
|: |
.(二二X二二O
|: | ..:+ .. ありがとう杉浦日向子・・・
∧∧ |: | 君のことは忘れないよ・・・
/⌒ヽ),_|; |,_,,
_,_,,_,〜(,, );;;;:;:;;;;:::ヽ,、
" "" """""""",, ""/;
"" ,,, """ ""/:;;
"" ,,""""" /;;;::;;
幼い時分、まだ物事の分別がほとんどついてなかった頃に
一度だけ、無理言ってお会いしたことがあった。
そん時に、調子にのってサインまでお願いしてしまった。
あとで誰かに「先生はあんまりサインをしないほうなんだよ」と教えられて、
急に自分のことが物凄く恥ずかしくなったことを覚えている。
今でも時々思い出してはむずかゆい思いばかりしてきたけれど、
やっぱりそれでも、あの時の「合葬」は一生の宝物です。
714 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 17:54:51 ID:2c4qoam3
715 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 18:28:35 ID:T+c7CZ9Q BE:238789049-
orz
読み返すのが辛過ぎる。しばらく無理。
でも作品に出会えて幸運だった。私の人生の宝物。
外は涙雨です。
なんとなく杉浦さんっぽい
129 名前:番組の途中ですが名無しです sage New! 投稿日:2005/07/25(月) 18:18:05 ID:SAvzwKQj0
>>122 杉浦日向子が週刊朝日で人生相談のコーナーをやっていて
連載開始前のパイロット版の相談者が荒俣宏だった
「僕は結婚できないのですが、どうしたらいいでしょうか?」という質問を荒俣がして
「私がお嫁に参ります」と日向子が回答
本当に結婚しちゃった(すぐ別れた)
合掌。
大好きな漫画家の一人でした。
天国でも酒飲み続けてください。
720 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 19:28:35 ID:CQU+J/EC
もっともっと評価されていいはずの人。
心から好きな漫画家でした。
ただ、ただ、悲しい。・゚・(ノД`)・゚・。
ショックだ、たった今NHKのニュースで知った
聞いたような可愛い声が聞こえると思って、振り返ったらテレビで…、
漫画はもちろん、杉浦さんの文章も大好きだった
筆を折ったことは知っていたけど、ひょっとしていつかは…、
という希望を持っていた、でも…、もう…
残念です、寂しいです。
722 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 19:44:42 ID:8Bi1bBy/
今訃報を知りました。動揺してます。
悲しいし、淋しすぎます。
作品を読み返し、追悼します。
>>718 それは知らなかった。
昔、路上観察学会関係の本をよく読んでました、「トマソン」とか。
そこへ荒俣・杉浦結婚って週刊誌で読んで、すごい組み合わせだと
驚いてたらすぐ離婚してガックリ。
>>698のスレに離婚前提の結婚だったらしい、と書き込みあるのを読んで
仲たがいしての離婚じゃなかったんなら良かった…と今更ながら
思ってたとこでした。
ほんとのとこはどうなんでしょうね?
週刊朝日の人生相談といえば、「枝毛切りが止められなくて困ってます」って
相談に「枝毛切るの楽しいですよね、本気で止めたいなら髪を肩から上の
長さに切ればすっぱり止められます。経験済みです。ジョワッ」と答えてらして
親しみを感じたものでした。
漫画はとっくの昔に止められてるし、テレビでも最近は見かけなくなってて、
どうしてるのかな、とは思っていましたが、
なんかスウスウと寂しいです。いろんな雑誌で追悼特集が組まれるでしょうね…
767 名前:名無しさん@恐縮です sage New! 投稿日:2005/07/25(月) 20:50:32 ID:/gASNgtG0
おまいらにマジレスしてやるよ。
彼女は期限つきで江戸時代からやってきたんだ。
そして任期満了で江戸に帰っていった。
今は江戸で楽しく暮らしている。
心配するな。
彼女は、江戸からきた「かぐや姫」だった。
俺たちは何も悲しむ必要はない。
そういうことだ。
ショックだ…
最近はまったばかりだけど
この人の本と出会えてホント良かったよ
天国で楽しくやってください
729 :
697:2005/07/25(月) 21:32:49 ID:???
>>717 >>726 何とも言えないタイミングだね、私…。
届いた本は、杉浦先生のご冥福をお祈りしながら読ませていただきます。
素敵な作品を残してくれてありがとう つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
作品で身近に感じてた人がいなくなるとガックリくるなあ。
「とんでもねぇえ野郎」でも読み返して笑っちゃおうかな。
ええい、泣き笑いだコンチクショウ。
どれかの本で「生まれ変わったら息子になりたい」って
仰っていましたね。
本多髷を決めて、江戸小紋を粋に羽織って
「いとしき江戸」を、アチラでも堪能して下さい。
合掌。
寂しいなあ
寂しいよ
いつか、何十年後かでもいいから
気まぐれに新作を描いてくんないかなあ
なんて、思ってたよ
もう読めないんだなあ
寂しいなあ
「いっちゃったよ」か…
733 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/25(月) 23:46:47 ID:T9mq0T9h
一報聞いて泣いちゃったよ。
たくさんの作品をありがとう。
36 名前:日本@名無史さん sage New! 投稿日:2005/07/25(月) 22:14:53 やっぱ先生への手向けとしてはこAAかな。
安らかに。
" ;ゞ "ヾゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ;
.,--..., ;ヾ ;"/" ; ;ヾ ;ヾ ;ヾヾ、ゝヾヾヾ;ゞ ヾ; ;"/
| 江.| ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ" ; ;ヾ ;" " ヾ ; " ; " ;
| 戸..| ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ" ; ;ヾ ;" " ヾ ; " ; " ; ; ヾ
| 乃...| ゛ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ;;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ゛ ;ゞ ;" "ゞ; ; ;
.| 湯 ..| ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;
|∧∧.| ∧∧゛;ゞ ;" "ゝゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ; ゞ ;ゞ
( @==@=@==@==@==@==@=@( ゚Д゚)_ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;
ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ \ゝ_゛;ゞ ;" "ゝゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ; ゞ
ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ = \ゝヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ "ヾ ;;ヾ;ヾ; ;" ; ;
@==@==@==@==@==@==@==@==@______.`i゛ ヾ;\;;ii ;iiメソ ヾ; ;ゞ "ゝゞ ; ; ,, "
| □□□ □□□ □□□ | |江|戸|乃|湯|| |;l!l| |l|
| | |~~~~~~~~~~~| | ,, " |ill|| l|ll ,, "
| | | | | ' ノメ''"ゞメヽ''
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~ ""ノ """ヽ"" ヽ""
34 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい sage New! 投稿日:2005/07/25(月) 20:52:41 ID:X4ABzAFt0
杉浦日向子というのは、実は江戸の中店あたりの若隠居が
昼寝でもしている時に見ていた夢だったんだよ。
その若隠居が昼寝の夢から覚めただけ。
今頃はどこかの水茶屋で煙草吹かして、輪っかでもこさえてるのさ。。。
この人の作品はたま〜に読み返したいことが多くて
手放さない漫画のひとつなんだよなあ・・・。
お亡くなりになられて残念至極(´・ω・`)お悔やみ申し上げます
悲しくて涙が出ないよ
yasuji東京もよかったなあ
56 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい sage New! 投稿日:2005/07/26(火) 01:01:51 ID:RCyjrVjK0
荒俣氏と結婚してまだ間もない時だったかな。
当時ガロで付き合いのあった作家のイラストエッセイで
相撲の事を他愛なく無邪気に語ってたり、家電用品に愛称をつけて
時々感謝の言葉と労わってあげたほうが長持ちするみたいな事を
コメントしてて、いい意味で可愛いお嬢さんだなと思った。
そんなやわらかい雰囲気がそのまま年齢が上がっても知識と一緒に
共存してた。
このスレ2年半以上前に立ってたんですね。
たまに覗かせていただいてましたが、まさか・・・
横光先生が亡くなられた時を思い出します。寂しいものです
こんなときゃあ呑むに限るぜ。酒持ってこい酒!
って俺下戸だったぜ。ええい。畜生め。
"心に風穴があく"というのは、まさにこういうことか
今から日本酒買ってきて「野分」をじっくり味わって読むとする。
一年振りに煙草盆で煙管も喫もう。
弔い酒じゃない、彼女は江戸へかえるのだから
ほろ酔い気分でおくりたい
呑めない俺はこんな夜中に蕎麦を茹でている
ちと遅れたが皆で通夜だ
5年後も10年後もここで「短編ひとつでいいから」と
だらしなく管を巻いていたかった
90 名前:名無しさん@恐縮です New! 投稿日:2005/07/26(火) 01:05:44 ID:0+Ez79v80
今日、最も悲しいニュースだった。
東京を棄て、江戸に帰ったんだろうか?
分かるような気がする。
多分、今、江戸の街を闊歩している。満面の笑顔で。
105 名前:名無しさん@恐縮です sage New! 投稿日:2005/07/26(火) 01:22:50 ID:Gu0Z7gPQ0
前スレでもちょっと書いたけど、廃刊直前のSINRAで連載やってたんだよ。
江戸とも漫画とも関係ない、現代風の短編のようなエッセイのような話。
食べ物(野菜?)歳時記みたいなやつ。
連載も10回未満ぐらいで雑誌のほうがなくなったんだけど。
透明な、、形容しがたい軽くて美しい日本語の。
なんでだかどの単行本にも収録されてないの。もう一度読みたい。
長年の持病にもめげず思いきり人生を謳歌された。
その上多くの人間に強い喜びと慰めとなる物を残してくれた。
心からの敬愛と感謝を捧げる。
この人のおかげで江戸が好きになった。
ありがとう、杉浦さん。
750 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/26(火) 06:46:27 ID:SfcV5McD
助六人形
桃の種のお守り
判じ物
さぬきうどん
粋な蕎麦屋
どれも日向子先生の本で知り得たこと
どうぞ お江戸で安らかに・・・
日本人の誇りの詰まった方だった。日本の誇りは江戸以前にある。
おりしも列島は台風のさなか。
夏の嵐を花道に江戸へと戻る旅路につくとは、ても派手な退場じゃあねえか。
残った奴らが辛気臭くっちゃ役者の粋も台無しだ。ここはウンと涙を呑んで、鉦や太鼓で送りださずば
なるめえよ。
うまい蕎麦と酒を手向けに、ご冥福をお祈りします。
皆さんの書き込みを拝読していると、故人の遺徳が忍ばれます。
杉浦先生のご家族なら、遺産をめぐるいさかいなど起き得ないでしょう。
いきでいなせな先生のご冥福を祈らせて頂きます。
>>751 水を差して悪いが、杉浦スレには珍しいタイプの書き込みだな
チラ裏でごめんなさい
日向子女史のファッションについて
一度だけ仕事でお目にかかった
皆さんも書いてるように、頭脳の鋭さと完璧な気配り、
それでいて偉ぶらず媚びもせずのチャーミングな物腰に魅了された。
そのときもその後テレビや雑誌でおみかけするときもだったけど
メイクはかなりしっかり(とくに目回り)髪も巻いてて
洋服もアクセサリーもけっこう大振りでギラギラしたものを
(へたするとミスミナコサイトウ系の)身につけている。そして似合っている。
でも本人はホヤーッとしてて木綿のワンピでも着ているような雰囲気。
それがいつも印象的だった。
才気が色気を上回るとああいう不思議な華やかさが生まれるのか?
江戸の若隠居に憧れつつも
現世の女としての器もあえて楽しもうとされた結果なのか。
「YASUJI東京」の、現代の東京に違和感を感じつつ
江戸の残像を追い求める風変わりなおかっぱ大学生は
ほぼ自画像だと思うけど
日向子さんなりに現世になじもうとしたことの一部があのファッションなのかなあ
と思ったりした。
本棚の奥に眠ってた百物語がふと目に留まって
久々に読み返ししてたとこだったのに...
訃報を知ってほんと驚いた
杉浦先生のご冥福をお祈りいたします
>江戸の残像を追い求める風変わりなおかっぱ大学生
あのキャラ魅力的でしたたね。
『合葬』カバーソデの著者近影はオカッパでめちゃ可愛かったな。
追悼パピコ
忠臣蔵の話が好きでした
.。:+・。゚:゜゚。・*::。. ∧_∧ .。::+・。゚:゜゚。・*:。.
うわあ゙ぁ━━━━━.。:*:゚:。:+゚・:゚。*:・。::。゚+:゚。(;Дミ゙ヽ;)。゚:・゚。::。*:+。゚:+゚・:。:゚:+:。.━━━━ぁあぁぁン !!!!
.:・゚:。:*゚:+゚・:。:*:゚:+゚:・゚*:。゚ / ::):: ヽ、ヽ゚ 。:*゚+:゚・:゚:*:。:*゚+:゚・:。:゚+:.
∧∧ 。+゜:*゜:・゜。:+゜・:+゜:*゜:+゜ / :::/;;: ヽ ヽ::゜+:゜・:゜+:*゜・:。゜*:゜+:゜*。 ∧_∧
ヽ(;TДT)ノ) .:*::・。゜*:+::・+;。゜*:+::・。゜  ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ ヽ、_ノ ゜。*::+:・゜。+*::+:*゜。・::*:.(T∀T )ノ)
゙ / ノ' 。:゜*:+::・+。。:*゚:+゚・:。:*:。゚ ゚ 。:*゚:+:゚*゜・:。゜:゜*:゜+:゜*。 /
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760 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/26(火) 12:29:42 ID:PmKyGuSx
このスレを、1から読みました。
あるだろうとは、思っていましたが、
今日まで探していませんでした。
良いスレですね。(14〜20人位?)
もっとはやく、みにくれば良かったと、悔やんでます。
枕元には、文庫で手に入る本のほぼすべてがあります。
ハードカバーは、天袋に。(全集だけは、あえて買ってませんでした。
次を信じて。これが、全集になるわけがないと。)
何度読んでもあきません。
構図、画法、落とし方(特に、突き放した終わり方)、大好きです。
好きなシーンが、沢山、沢山、思い浮かびます。
天才は、やはりはやく逝ってしまうのでしょうか。
残念でなりません。
必ずまた、描いてくれる思っていた。
ご冥福を祈ります。
いつかまた新作をなんて思ってましたが、残念です。
762 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/26(火) 14:09:05 ID:t27pyQPB
ここで評判のいい「百物語」っての買ってきたけど
これ怪談なんだね
なんか怖くて読めない
>>762 怪談とゆーか、不思議(不条理?)な話が多い。まあ恐いのもあるが。
最後の一本は、女史の為に手向けよう・・・(-人-)
百日紅の中に、お栄ちゃんの妹が死んじゃう話があったよね。
障子ががたがたっと鳴って、開けた途端にびゅうって風が走って・・・
お母さんが、汗だくで走ってきたお栄ちゃんに
「いっちゃったよ」とひとこと。
北斎さんの思い人が死んだときの描写も、とても静かで安らかな描き方だった。
「何か忘れ物をしてきたようで・・・思い出せないよ」
きっとそんなふうにいったんだと思う。
>>762 じんと来るものがちりばめられている。
怖かったら日中人の多い場所で読むといい。
ああさみしいなあ、ウンウン、あの話はいいよねえと
このスレをみてたら
>>752で一気に涙がでてしまった。
なんだろう、いろんないいモノを教えてくれる人だっだ
んだなあと、あらためて思う。
遅れたけど、今夜は蕎麦食います。
よーそろ、日向子さん。
東のエデンが大好きです。
さみしいねえ・・・わっちも死んだら江戸へ訪ねていくかな・・・
283 名前:名無しさん@恐縮です sage New! 投稿日:2005/07/26(火) 17:29:34 ID:I6URmQ+30
(略)
ところで、ちくま日本文学全集の「岡本綺堂」の最後に杉浦日向子が解説を書いてるんだけど、
この文章が秀逸なんだ。ちょっと長いので後半部分だけうpしようと思うんだけど、彼女の江戸
への気持ちと言うか、彼女の生き方と言うかがよく出てると思う。
もし読んだことある人はスルーしてください。
284 名前:283 sage New! 投稿日:2005/07/26(火) 17:30:44 ID:I6URmQ+30
うつくしく、やさしく、おろかなり 杉浦日向子
(略)
なんのために生まれてきたのだろう。そんなことを詮索するほど人間はえらくない。三百年も
生きれば、すこしはものが解ってくるのだろうけれど、解らせると都合が悪いのか、天命は、百
年を越えぬよう設定されているらしい。なんのためでもいい。とりあえず生まれて来たから、い
まの生があり、そのうちの死がある。それだけのことだ。綺堂の江戸を読むと、いつもそう思う。
うつくしく、やさしく、おろかなり。そんな時代がかつてあり、人々がいた。そう昔のことではない。
わたしたちの記憶の底に、いまも睡(ねむ)っている。
江戸の昔が懐かしい、あの時代は良かった、とは、わたしたちの圧倒的優位を示す、奢った、
おざなりの評価だ。そんな目に江戸は映りやしない。 (つづく)
285 名前:283 sage New! 投稿日:2005/07/26(火) 17:31:46 ID:I6URmQ+30
(つづき)
私がなぜ江戸に魅せられてやまぬのかを、人に語るのはむずかしい。惚れた男が、相馬の金さん
のようなやつだった場合、親きょうだいに、かれをなんと説明したら良いのか。それと同じ気持ちだ。
いい若いもんで、ぶらぶら暇を持て余している。とくに仕事はない。たまに友達と、ゆすりたかりを
する。ちょくちょく呑んで暴れるけれど、喧嘩は弱い。でもかあいい。なによりだれよりかけがえない
のだよ。
私が惚れた「江戸」も、有り体に言えば、そういうやつだ。
近年「江戸ブーム」とやらで、やたら「江戸三百年の知恵に学ぶ」とか「今、江戸のエコロジーが
手本」とかいうシンポジウムに担ぎ出される。正直困る。つよく、ゆたかで、かしこい現代人が、封建
で未開の江戸に学ぶなんて、ちゃんちゃらおかしい。私に言わせれば、江戸は情夫だ。学んだり手
本になるもんじゃない。死なばもろともと惚れる相手なんだ。うつくしく、やさしいだけをみているのじゃ
駄目だ。おろかなりのいとしさを、綺堂本に教わってから、出直して来いと言いたい。
江戸は手強い。が、惚れたら地獄、だ。
309 名前:名無しさん@恐縮です New! 投稿日:2005/07/26(火) 19:43:12 ID:4/iu2B/j0
2003年1月29日 徹子の部屋
34の年に思い立ちまして隠居しようと、隠居宣言というものをしまして。
一朝一夕になれるものじゃないんですね。やっぱり世間様に認めてもらわないと
ものはちゃんとリサイクルに回すようにしまして。ほとんど物を買わないですね。
隠居してから。着回してますしそれこそリサイクルショップで古着をかう。
これなんかも古着なんですけども。物を増やさない持たない出世しない、
つまり去年の年収よりも今年は上回らなくてもいいという暮らしぶりなんですね。
それと悩まない。この3無いなんです。
17の補時に長く生きたなという感じがしまして
後倍折り返し34まで行ったら隠居したいなと漠然と思っていたんですね。
私早いんですよ。4時半の1番最初のテレビから見てるんです。
10時には一応寝て大き。それから2時ぐらいにいったん起きたりして
ちょっとお酒を飲んだりしながら細切れに寝たり起きたりなんですが早寝で早起きです。
朝早く暗いうちから起きてしらじら明けを見るのが好きですね。
でその間に今日は何しようかなと雲行きや空模様をみながら考えを立てていくんですね
船道楽。それだけはやめられない。船に貢いでいますね。
間男に貢みたいに船に貢いでいますね。
102日間乗って南半球1周してきました。マゼラン海峡と喜望峰を回って
すごい波ですね。大揺れが楽しくてね。
エレベーターの1階から3階までぐらい行ったり来たりをするぐらいにゆれるんです。
ベットに腹ばいになっているとフーと浮くような感じでイルカになったみたいです。
>>629>>681に出てる「白い犬」って単行本未収録だそうですが
すごく気になります。
読みたい・・・!
774 :
名無し転がし:2005/07/26(火) 20:38:03 ID:ZI8YsqRW
今たまたまNHKの実況してたら知った
合掌
「なにか忘れものをしたようで…。思い出せないよ」
>>773 YASUJI東京に収録されてるはず
他にも鏡斎まいるの三話目とか、ASUKAだったかどこかで描かれた話も載ってる
外出先でなくしちゃったよ、YASUJI東京…
776 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/26(火) 20:47:45 ID:Ec7d62Gh
今ごろはお江戸でディレッタントしているんだよ・・・
84 :名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/07/26(火) 20:26:03 ID:h/lo5TFm0
昨日杉浦先生の訃報をTVで見た母が「ああ、この人好きだったのよねえ」
とのたまった。お江戸でござる、の杉浦先生のファンだったらしい。
「著書ほとんど持っているけど読む?」と聞くと、漫画を一切読まない母が
珍しく「貸して」とのたまった。
夜中遅くまでかかって百日紅と風流江戸雀を読みきったとのこと。
「この人、平岩弓枝と同じぐらいすごいかも知れない・・・」
御宿かわせみをこよなく愛する母が、今朝ポツンと言った。
母なりの最大の賛辞なのだ、と思い嬉しかった。
杉浦先生、またファンが一人増えましたよ・・・。
324 名前:名無しさん@恐縮です New! 投稿日:2005/07/26(火) 20:40:20 ID:4/iu2B/j0
1603年に江戸開府ということでたかだか400年なんですよね。
京都の方ですと1200年以上経ってますから。
日本の歴史でいうと新興都市なので余計に面白いですね。
合理的にできてますし私たちの生活ととても似通っていますね。
日本橋の大橋は日に千両落ちるというすごい活気を呈したところで
当時江戸の町が人口100万人で
同じ時代のパリやロンドンの倍以上あったというぐらいの大都会だったんですね。
そんな中で生まれた文化ですから本当にエキサイティングで面白いですね。
本当に坂東の片田舎ということですべて上方の模倣していたんですね。
京都や大阪から下ってくるもの下り物を珍重しましてブランド化しておりまして
、京都から京都や大阪から下ってくるものはみんな高級でいいものだ。
それ以外のものは下らないものだ。
下ってこないものはたいしたことはないということで”くだらない”という言葉が
京都は本当に伝統文化なんですけども。江戸はサブカルチャーが育った町なんですよね。
そばにしてもそうなんですけども五穀のほかの雑穀なんですよね。
それはケイコクショクだったわけでおコメが食べられなかった地域で
やむを得ずに食べていたんですがそれを粋な食べ物に作り替えちゃったのが江戸っ子の知恵。
お寿司屋さんは立ち食いの名残なんですね。
3つ4つつまんですっといくのが粋な食べ方で、
どっしり腰を落ち着けてたばこでもふかしていると野暮ったいわけなんですよね。
お蕎麦やさんは大人のパブのような忙しいからそばで済まそうじゃなくて、
午後ヒマだからそば屋で1杯やろうという使い方
志ん朝さんは素晴らしかったです。
日本橋の室町おそば屋さんだったんですけども何度かご一緒するんです。
奥の突き当たりの目立たないテーブルで召し上がってらっしゃるんです。
目にすると手招きしてくださるんです。
でも私のあこがれのプリンスですから向かい合わせに座るとドキドキしちゃって
何も何も味わっているのかわからないくらい舞い上がってしまって
で志ん朝さんのおそばの食べ方のきれいさ。
蕎麦のほうから吸い込まれていくようにするするとおそばの滝登りみたいな感じで音もさわやかだし
あの形を目にしたら恥ずかしくて蕎麦を手繰れなくなりましたね。人前でね
780 :
名無し転がし:2005/07/26(火) 21:20:38 ID:ZI8YsqRW
はぁ。なんやこの喪失感
「両国橋って…だねえ…。
長い長い橋だねえ…。」
>775
ありがとう!
買うことにしました!
782 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/27(水) 00:02:36 ID:1723yOWF
何で死んじゃうんだよ。
いつの日か逢えるかもしれないと思ってたのに。
いつの日か「先生の描かれた漫画大好きです!」って言えると思ってたのに。
いつの日かなんてないんだね。
いつか自分が死んでも江戸に行ける気はしないなー
九州の片田舎からロクに出たことない身だしなw
杉浦さん、大江戸観光ツアーやっとくれよ
本当に亡くなられたのですね・・・。
筑摩書房には「志摩屋福太郎シリーズ」や「呑々まんが」も収録した
本当の漫画全集を作ってほしい。
・・・ええい、こうなったら、エッセイも小説も対談も入れちゃえ!
ちょっとヤケ気味な>360でした。
ご冥福をお祈りします。
今年で40。ちょうど今月で仕事を辞める。
おれも隠居してやりたいことやることにした。
いつまでもつか分からんが。。。
日向子さんありがとう。
そしてさようなら。
くそー涙が止まらん。
大蒲焼きに肝焼きにご飯
床置きでむしゃむしゃ食べたい
日向の子。
お名前通りTVで拝見すると暖かい安らぎを持っていた人と思う。
あと、日向子さんはきちんとした人だなあ。
期間限定で漫画を描いて、レギュラー番組も終了まで関わって、
江戸の看板を降ろして…何ていうか、自分の人生をきっちり設計してるんだけど
どれもこれも「人に迷惑をかけない」を念頭に置いてる気がする。
読者としてはまだまだ作品を、という欲が出るけど日向子さん的には
きちんと幕を引いて退場した感がある。天晴れな人だ。
384 名前:名無しさん@恐縮です New! 投稿日:2005/07/27(水) 08:55:20 ID:brMEDOpR0
7月25日(月)杉浦日向子さんが
まさかのニュース。 同じガロでデビューした同い年。 ガンで亡くなるなんて。
さっき外に出た帰り、なぜか急に蕎麦が食べたくなり、久しぶりにまつやに行って
もり蕎麦一枚とビールの小びんを頼んだ。 虫のしらせだったのかな。
実は一昨日、荒木径惟さんの写真集にすごく痩せた杉浦さんのような人が 写っていて、
ふたりで結構したたか飲んだこともある。 あの時はトイレに行ってる隙に勘定された。
くそ、あの時の借りをかえしていないじゃないか。奢られっ放しは悔しいやい。
すごく飲んでも「酔っぱらって最後のほう憶えてない」なんていう飲み方は
「お酒がもったいない」というきれいなお酒の人だった。 博多で御一緒した時もあるな。
ロックバンドのザ・バンドの「Music from Bigpink」が大好きで擦り切れる程聴いていたり、
小学校の時プラモデル作りに夢中になって、作ったのが「タイガー・型」という意外なところがあり、
しかしそこが僕と共通だった。
離れていても、活躍していることがうれしい友達だった。友達であることがどこか誇らしかった。
江戸方面のことは杉浦さんがやりつづけているから大丈夫、と思っていた。甘えてたな。
また、日のあるうちから蕎麦屋飲みしたかったです。 ボクはビールを最初に飲むけど、
杉浦さんは最初から冷やだったな。それも常温の。闇太郎で、「杉の森」飲ませたかった。
今夜は杉浦さんの分を僕が飲もう。
きっと今頃、あの世の江戸の町を颯爽と歩いているでしょう。
大川の川べりでいい風にあたっているかもしれない。
御冥福を心よりお祈りします。合掌。
ttp://www.qusumi.com/nikki.html (抜粋)
【天声人語】2005年07月27日(水曜日)付
くまで ゆや みみかき しゃくし こたつ かや おはぐろ おひつ ずきん すごろく。
46歳という若さで亡くなった杉浦日向子さんが、本紙の地域版に連載した随筆「隠居の日向ぼっこ」の題の一部だ。
のどかで、かなしくもあり、こわさをも秘めた独特の世界の入り口が見える。
日ごろ江戸の町家に住み、時に現代に通ってくる女性の浮世絵師といった風情があった。
『大江戸観光』(筑摩書房)で江戸時代をこう述べた。
「近世封建制を手放しで礼賛する気はありませんが、かといって、中世封建制やヨーロッパのそれとは明らかに違う、
もっとひらけた、秩序的にも社会構造的にも明快なものと思います」
「風土・民族に適合した生活様式であった筈(はず)」で、
明治以降の、絶え間なく戦争をしてきた近代日本は、「やっぱり無理をしているとしか思えません」。
無理をしない心の構え方が、漫画家からの30代での「隠居宣言」にもつながったのだろうか。
88年に文芸春秋漫画賞を受けた「風流江戸雀」では、一話の首尾に配した川柳と絵との絡みが絶妙だった。
「物思う相手がなさに蚊帳を釣り」「男じゃといはれた疵(きず)が雪を知り」。
長屋暮らしや、雪もよいの川端の一景に引き込まれた。
江戸っ子らしくソバ好き、というより「ソバ屋好き」だった。
『もっとソバ屋で憩う』(新潮文庫)では、ソバ屋でのいっときの安らぎを勧めている。
「今日できることは、明日でもできる。どうせ死ぬまで生きる身だ」。
その先の一行が、目にしみる。「ソンナニイソイデドコヘユク」
ttp://www.asahi.com/paper/column.html
394 名前:名無しさん@恐縮です New! 投稿日:2005/07/27(水) 11:50:28 ID:uo0KedRr0
江戸時代の男性はふんどしから怪我は身でないように下の毛処理をしていたそうで、
二枚貝の殻を摺り合わせ陰毛を切っていたそうな
その際、貝殻が擦れ合う音がカエルの鳴き声にそっくりなので、
男湯からカエルの声が聞こえると言った川柳が読まれたそうだ
そのことをNHKの教養番組で陰毛処理の解説を恥ずかしそうに話していた杉浦さんが可愛かった
「恐れ入谷の鬼子母神」の地口に続きがあるのを教わったのも杉浦さんだった
女の人は酒豪か全く酒を飲まないかの二通りしか許されないそうだ。
男の前で酔いつぶれる訳にはいかないから。
>>790 > 「恐れ入谷の鬼子母神」の地口に続きがあるのを教わったのも杉浦さんだった
流れから離れますが、よろしければ御教示をいただけませんか。
794 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/27(水) 15:52:19 ID:h5a+HMaU
最近ファンになった人のために対談やインタビューをおすすめ順にあげてみた。
ほとんど絶版だが、図書館には結構ある。
対談したコワモテのおっさん達の日向子先生に対するデレデレっぷりがおもしろい。
スピーチバルーン・パレード (若い女性漫画家のインタビュー集
マンガをめぐる女たちの冒険 20代後半頃の先生のすごく良く撮れている
写真数枚あり。)
米沢 嘉博編著
師弟(または師弟物語) (稲垣師匠と出会ったころのエピソード
出藍の誉 稲垣史生と杉浦日向子 業界で恐れられていた師匠にとても
かわいがられていた事が良くわかる。)
佐高 信著
見た!世紀末 (前世の話、幽霊を見た話etc)
対談
高橋 克彦著
話の秘密箱
人生対談
嵐山 光三郎編著
795 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/27(水) 16:15:12 ID:h5a+HMaU
794の続き 改行が変になってしまってスマソ
この人に逢いたかった! 上巻 (中公文庫) 今月の困ったちゃん(ハードカバー版のみ対談あり)
景山 民夫著 内田春菊著
風と歌おう 海の声、山の耳
立松和平対談集 立松和平対談集
立松 和平著 立松 和平著
季節の思想人 現代に生きる江戸談義十番 天野祐吉の話半分 前半分
interviews 竹内 誠著 天野 祐吉著者代表
佐田 智子著
空想と科学 林真理子のおしゃべりフライト
北村想の宇宙 林 真理子〔ほか〕著
北村 想〔ほか〕著
佐高信が行く 地の巻
人を旅する平成19人衆 今,この人を見よ!
佐高 信著 対談集
佐高 信著
796 :
795:2005/07/27(水) 16:19:04 ID:h5a+HMaU
むちゃくちゃ読みづらくなってしまった。申し訳ありません。
激しく乙です
>>796 次スレのテンプレにさせて頂いても宜しいでしょうか?
>>40 荒俣宏さんと何回位sexしたんだろぅ?
この人のことだから日記に詳細に記しているのだろうな。
杉浦さんを偲んでいたら蕎麦が食べたくなって乾麺を買ってきたのだが
「善光寺蕎麦」と書いてあったよ。
まあいいかこれでも・・・。
801 :
794:2005/07/27(水) 18:51:35 ID:h5a+HMaU
>>798 どうぞ
アマゾンで結構漫画作品も売れてるね。しかし杉浦漫画知らなかった人達は
その素晴らしさに読んでびっくりするんだろうなぁ〜
たしかBSマンガ夜話にもとりあげられてなかったよな。先生はNHKと付き合いが長いし、
あまり本が売れないことを気にしていたんだから,
本来なら真っ先に取り上げるべき作品群なのに。
>795
今月の困ったちゃんの対談は面白かった。
日向子氏、ゴンスケという雀を飼っていて、原稿を書いているとうなじにしゃがんで寝ちゃう。
寝グソをするのだがそれがジワーッとあったかくて気持ちいい発言。
春菊氏驚愕。
日向子氏の手がすごくきれいである。触ると嬉しくなるほどの魔力がある。
水商売向きの手……と春菊氏絶賛。
そういう手は江戸時代は「甘手」といって云々……と日向子氏、江戸知識を披露。
とか覚えてる。
関係ないけど並んだ顔の大きさが日向1:春菊1.7くらいだった。
>新刊
>>613も出たし、病気治療中というのはなかったんですかね。
>じゃあ「お江戸」降板はふつうの契約か…。
去年、こんなこと
>>624を書いていた者です。
でも療養中というのを半分信じていて、
最初ニュースを聞いたとき、あっ本当だったのかなどと思ってしまった。
(たぶん肝硬変だというチクり
>>598は嘘だったろうに)
長年の持病というのもあったらしく、
なにか人生が見通せていたのかもしれない。
きれいに整理していったという印象を自分も受けた。
でもやっぱり非情だ。いろいろかき集めて読んでみようと思う。
対談本の紹介ありがたいです。
記事や日記貼ってくれるのも。
自分が見てるところでは、夏目、いしかわ、竹熊の各氏が日記で触れていた。
808 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/27(水) 20:49:54 ID:h5a+HMaU
>808のは何ですか?
>>808 いただきました。ありがとう。
最初は悲しいなーって気分で見始めたのに、
気付いたら話に聞き入ってた。
>>810 日向子先生のインタビュー動画。
保存しました
814 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/28(木) 00:19:06 ID:unqKnT9Z
理屈以前に大切にしたいものを持っていた人だった。
無意識のうちに大きなよりどころとしていた事に今更ながら気付いた。
漫画とそのあとがきしか読んだ事ないのになぁ…
誰かが書いていた「心に風穴があく」という表現がピタリとあてはまる。
本を読み返そうとしてもすぐにパラパラマンガをめくるスピードになってしまい、読めない。
辛うじて目にとまったのは「いとしき江戸のワタシラへ」(『ゑひもせす』 あとがき)だけ。
気障な言い方だけど、江戸に帰っていてほしい。心からそう思う。
杉浦さん、本当にありがとうございました。
「『江戸』と『酒』を梯子下杉浦日向子さん」週刊新潮8/4
東京・京橋の呉服屋で生まれ、大のソバ好き、日本酒好き、銭湯好きと、江戸
っ子を地で生きた文筆家の杉浦日向子さんが、46歳という若さでこの世を去った。
下咽頭ガンだった。
「彼女とソバ屋の梯子をやったことがあるのですが、とにかく酒が強かった」
と語るのは、知人の一人。
「まず冷酒の徳利2本を注文して、もりソバを食べながら、きゅーっと一杯やる
のですが、飲みっぷりが見事でした。4軒くらい梯子して、最後は寿司屋で締め。
軽く1升は飲んでいた」
そんな彼女が病に倒れたのが2年ほど前。
「声帯の一部を切除する大手術を受けました」
とは、杉浦さんの担当編集者である。
「昨年の3月に、ダイヤモンドレディ賞の表彰式があったのですが、受賞した杉
浦さんは”大病を患って、益々江戸が身近になったように思われます”とスピーチ
しています。江戸というのは、生と死が間近な世界。すでに死を自覚していたの
でしょうか」
ここ数カ月ほどは、声が満足に出ないため、会話は、ホワイトボードでの筆談
だったというが、仕事への意欲は最後まで衰えなかった。
「3年前に出版した『もっとソバ屋で憩う』の改訂版を出す話になり、杉浦さん
は”ソバ屋に一人で行こう”というコンセプトを考えていました。死すらも楽しむと
いう境地に達していたのかもしれません」(同)
818 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/28(木) 20:01:52 ID:KQjMwL2U
11.jpgがすごいなー
これはどういう経緯での写真?
>>819 10数年前のSPAで見たような気がする。
最近のSPAは知らないけど、当時は毎号巻頭に「ニュースな女たち」と
いうカラーページがあった。(カメラマンは紀信)
あのころはちらほら、こういう一種の仮装みたいな写真が載った記事を
いくつか見たな。(杉浦さんが和装に傾倒しはじめた頃かと思う)
そういえば自分は実家に同じ頃のフラウ(という雑誌)にロングインタビューが
載った巻がまだとっておいてある。
821 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/28(木) 21:15:00 ID:KQjMwL2U
TAMIYA NEWS 1983 5月号より抜粋
模型ファンをたずねて 杉浦日向子
最初に作ったプラモデルが、タイガーT型でした。印象!?゛面白い"の一言でした。
もう、次ぎから次ぎという感じで製作が続いたんですよね。とにかく、ハーケンクロイツものを好んで作りました。
その頃は、タミ-ちゃんとかバービードールとか女のこの間で大人気だったんですけど、
゛着せ替え"というのがどうも性に合わなくって・・・。自分自身、それで充実していましたので、
まわりの女の子とか、別に気になりませんでした。コンバットがカッコよかったですねえ。
時代物というと、今の自分の生きている時代とはなれているから客観的に見れる、つまり事務的に
処理できるんですよね。それから、きまりごとがあるから、この時代にこれはおかしいという感じで、
ストーリーが限定されてくるでしょう。機械的に処理していけばなにか話ができると・・・
資料を集めて整理するのは苦にならないから、向いているというか楽なんですよね。
゛資料集め"がメインで、その副産物にマンガができていく、という感じですね。
理数系が得意で、もともとはエンジニアを目指していたんですよ。
>821
理数系が得意か、それなら機械好き、新製品が好きだったというのも
うなずけるな。
なんかのエッセイで、オーディオ機器に結構詳しくて、電器屋で
その関係のアドバイサー?かなんかのアルバイトしてたけど
時代が変わってしまいその辺の知識も古くなってしまった…
みたいなこと書いてあったなあ。
エンジニアはなぜやめたのかな?
江戸への興味の方が勝ってきたからかな。
823 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/29(金) 01:34:50 ID:T0qZjrXb
>>808 お願いします。
もう一度アップしてください。
>>825 寺子屋が教えたのは、豊かさを示す「禮」 いいですねー。
827 :
823:2005/07/30(土) 01:22:35 ID:sUExwRyr
>>824 ありがとうございます。
お手数おかけ致しました。
ただ、「圧縮(zip形式)フォルダは無効であるか、または壊れています。」
とエラーが出てファイルを開くことも保存することもできません。
PCの問題なのかどうか分かりません、ここをご覧の他の方はいかがでしょうか?
なんだか、お願いばかりで申し訳ありません。
828 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/30(土) 02:17:57 ID:6SIpGRPC
なぁ、
世の中には競争とか出世欲とかがあって、その結果いがみあったり激しく嫉妬したりするだろ?
で、そんなこんなで、醒めてしまっている人も多いと思うんだ。
でも、杉浦日向子さんは、積極的に生きていける価値があることをみんなに教えたかったと思うんだ。
『人生はこんなに面白いんですよ。楽しいんですよ。美しいんですよ。素晴らしいんですよ。』ってね。
やさしい人だね!
830 :
824:2005/07/30(土) 03:56:29 ID:???
>>827 >>808でダウンロードしたzipファイルをそのままうpしたのですが・・・
ちなみに今確認したところ、ダウンロード(=「保存」)は普通に出来ます。
DLしたzipファイルを解凍するとエラーメッセージが出ますが
「日向子先生.wmv」というファイルが解凍されます。
上記の現象は最初にDLした物でも同じく発生します。
右クリックの「対象をファイルに保存」でもだめですかね?
もしだめならダウンロード板あたりで質問してみてはいかがでしょう?
832 :
823:2005/07/30(土) 12:44:28 ID:???
>>830 >>831 ありがとうございます。
落とす側の問題みたいですね。
いろいろ試してみます。
1999年のクロワッサンより
「酒、蕎麦、銭湯は日常の男という感じ。舟遊びは間夫だから、金もかかります。」
隠居を宣言し、仕事を減らして4年。週に一度のNHKの収録以外は、
必要なだけしか働かない。
「で、何のために働くかというと、船です。私、アル中ならぬ船中と
呼ばれてて、仕事のない時は小笠原とか、新潟とかへすぐ船で行っちゃ
います。どうしても戻らないといけない日に飛行機とかで帰る。お金
かかります。一人旅だから割高だし。でも、間夫ですから。
日本の船のいいのは、大浴場があるところ。風呂につかって、酒を飲
んで、海と空を見て。普段は蕎麦屋と銭湯と居酒屋の組み合わせ。家
から自転車で動ける範囲をぶらぶらしてます。こっちは日常の男だか
ら、金かけないの」
貯金はしないが借金もしない。引き換えに捨てるものがあってこその
真剣な遊び。そこに潔さがある。
834 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/30(土) 16:44:27 ID:lJ04OxTM
風流江戸雀の25ページ
皐月の章の
「やアい亀 ゆんべの一声 聴いたかあ?」
「ナアニ これから辛子味噌で食うとこサ。」
というやりとりがあるんですが
亀さんは何を辛子味噌で食べるんですか?
鰹・・・じゃありませんよね?
一声を聴くってことは鳥かなんかでしょうか?
>>835 鰹だよ。
「俺は初鰹買ったんだぜー、どーだうらやましいだろー」という顔。
あの頃の職人さんたちは、ご祝儀やなんかで大金が入ると貯蓄なんかせずにさっと使っちまったそうだ。
初鰹は料亭以外だと、この手の人たちが買ってたそうだ。
日向子さんの本にも書いてあったよ。
で、亀さんに対抗して残りの一本買おうとして、かかあにおこられる、と。
一声は、ホトトギス。
『目には青葉 山ほととぎす 初鰹』
山口素堂(やまぐちそどう)の俳句を踏まえた川柳です。
あの当時は刺身を醤油ではなく味噌とかで食べてたって日向子さん言ってたっけ
839 :
835:2005/07/30(土) 20:41:39 ID:???
>>836-838 ありがとうございます。
長さんと亀さんの会話がかみ合ってないように感じてずっと「んん???」と思ってたんですが
要するに
長さん「ホトトギス(初鳴き)聴いたか?」
亀さん「それどころか(初鰹を)これから食べるのさ」
という初物対決みたいな会話ということだったんですね
840 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/30(土) 22:04:32 ID:j1SXWbU9
お別れの会っていつなんだろう。
ファンは行っちゃいけないのかな・・・
多分日向子さんは大袈裟に送られるのは厭がるだろうけど・・・
でもでもやっぱりお別れがしたい
>538
>838
鰹の価格がすごく高かったというのも
日向子さんから教えてもらいましたよね。(大江戸観光その他)
あと、春の早いうちであればあるほど、どんなに高くても売れたとか……。
(脂ののり<<どれだけ一番乗りで食べられるか)
だから、乗り遅れちゃならんと焦る長公の気持ちがよくわかったものです。(^^)
フキちゃん どした? 何悲しい?
おお〜ん お〜ん お〜ん
845 :
824:2005/07/31(日) 02:36:44 ID:???
>>834 では念の為824は削除しておきます。
>>832 かえってご迷惑おかけしたようですね。
すみませんでした。
846 :
823:2005/07/31(日) 04:24:37 ID:???
>>824 >>834 無事DLできました。多謝。
日向子さん、ほんと目がきれいですね。
悲しくてうれしい複雑な気分です。
151 名前:129 sage New! 投稿日:2005/07/31(日) 03:12:14 ID:TWsdAKoH0
どこまで引用していいのか分からんけど・・・
7月29日東京新聞夕刊 「さよなら杉浦日向子さん」松田哲夫
前略−93年、「血液の免疫系の難病なんです」と告白された。
骨髄移植以外に完治する方法はなく、体力的に無理が利かないのでマンガ家を引退することなどを淡々と話してくれた。
−中略−近年は、病気治療のために休み休み仕事をしていたが、
それを「隠居生活」と称し、お酒とそばを楽しんだり、世界各地の船旅に出かけたり、積極的に人生を味わっていた。
2003年、難病が緩解しつつあった彼女に、さらに過酷な運命が訪れる。下咽頭ガンが発見され手術することになったのだ。
−中略−04年、再手術をする。
術後、あまり時を経てない今年一月、南太平洋クルーズに旅立った。
付き添いなしの一人旅だと聞いて、意志の強さに驚嘆した。−後略−
その昔、本屋でたまたま巡り会った「ゑいもせず」を買いました。
趣向はイケてるけど、ちょっと薄いよなって言うのがそのときの感想でした。
荒俣氏との結婚と離婚、隠居生活などリアルタイムで耳に入ってきましたが、ナンシー関、中尊寺ゆつこ、橋本真也に続いてこの訃報はめちゃめちゃショックでした。
製作状況の絶頂にあったであろう彼女がなぜ隠居などという見方によっては趣味的な方向に走ったのかをこの松田氏の発言は的確に捉えていると思うので、引用してみました。
たのしいくらし 杉浦日向子
ごぶさたしています。お元気ですか。筆不精ですみません。元気でやっています。
自転車買いました。二十六インチ変速機なし、アルミの軽いやつです。晴れた日には、これでどこまでも行きます。
初めの二、三十分は、そうでもないのですが、一時間先こぎ続けていると、とてもいい気持ちになって来ます。
ジョギングやマラソンをする人に、ランナーズ・ハイという快感があるそうですが、そんなのに似てる気がします。
自転車は愉快です。ペダルに乗せた足を上下させているだけで、ぐんぐん前へ進みます。
この単純運動は、呪文のようです。
えいえい漕いでいると、額の汗が、風でスースー消えるのと一緒に、いろいろなことを忘れて行きます。
ハッカ糖を食べた後に、水を飲んだみたいな気持ちになれます。
毎日が、穏やかに過ぎていきます。
朝起きて、食事して、トイレして、自転車漕いで、風呂入って、少し酒飲んで、眠ります。
無事これ名馬の伝にならえば、何事もない日々こそが最良の人生なのかもしれません。
惰眠の日々を、思う存分にむさぼっています。
生きてここにあることを忘れてしまいそうなほど、しあわせです。
近況を知らせて下さい。声を聞かせて下さい。では、今日はこの辺でさようなら。
(「東のエデン」(平成元年発行) あとがきより)
ガンさえなければ、漫画家復活してた可能性もあったということだったのかな。
>844自分も「フキちゃんの話」と
その次くらいの「愛娘の霊の話」が一番好きです。
愛くるしい女児の姿が一頁まるまる使って描かれ
亡き後の異形の物の怪(かわいいけど)への変貌振りが哀しさを誘います
851 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/31(日) 18:38:07 ID:jro1om6z
女史をネ申木各イヒし杉w
言う程素敵な作品は残してない
考えすぎ
読めません
もののとらえ方が人それぞれだということを知らない子もいるってことだ。
宿題終わったのか?
>>851
読売 朝日 産経 東京新聞とコメントはでてたみたいだけど
毎日はなんか出てなかった?
856 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/31(日) 21:24:44 ID:+AO7Pesq
>>834 のもうDLできなくなってた・・・ort
857 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/31(日) 21:27:56 ID:ZisAYJMq
思想の科学 1994 12月号より抜粋
台風が近づいています。台風の日には、なぜか決まって、子供の頃を思い出します。
近所の神田川が、たびたび氾濫してひどい目に遭ったので、台風は、いつでも家族の
一大事でした。 古い木造の粗末な家は、雨風にドロドロと総身を震わせ、
私達はまるで、轟く太鼓の中に閉じ込められた鼠一の家のようでした。
時は不思議ですね。あれから年月が経、自身や周りは、こんなにも変わっているのに、
気持ちだけは、子供のままの新鮮さで、台風毎に蘇ります。
お別れ会やるんだったら行きたいな。
いつ頃やるんだろ。
>>858 そうだよな。記帳だけでもさせてくんないかな・・・
860 :
愛蔵版名無しさん:2005/07/31(日) 21:36:50 ID:ZisAYJMq
でも東京新聞の夕刊に載ってた記事と写真を見てまた涙してしまった俺だしな。
1980年頃の雑誌「マンガ宝島」の切り抜きが手元にあります。
「70年代マンガアンケートベスト5」というページで杉浦さんが
回答しておられたので、書き出してみます。
個人的には杉浦さんが大島弓子の読者だったことがとても嬉しかった。
杉浦日向子(マンガ家)
長編
さようなら女達・大島弓子
バナナブレッドのプディング・大島弓子
孔子暗黒伝・諸星大二郎
短編
勝又進
楠勝平
安西水丸
鈴木翁二
一ノ関圭
私がマンガを読み始めたのが既に70年代末という情けない状態では
ありますが、心に残るものは、ちゃんと本棚に並んでいました。
長編の「孔子…」は感動というより感心なのかもしれません。
大島さんのは繰り返し読んでいます。
短編ではなんと言っても勝又さんです。何より私がマンガを描きたいと
思ったきっかけです。もっとたくさん勝又さんの作品が読みたいと日がな
思いくらしています。
>861さんアリガトー
全部知ってる。好きな人・作品ばっかりだ……ナンカウレスィ
一ノ関さんは女性だし江戸漫画得意だし
芸術家肌で作品数が少ない点とか似ていますね。
最近は久々に写楽の連載を始められたようですが。
大島さんの「さようなら女達」って漫画家志望の女の子が主人公ですよね。
徹夜のハードさとかリアルだった。
自分の姿に重ねていたのかな。
フジでさっきやってた「ザイン」のこと
「東京イワシ頭」の中でネタになってたの思い出した。
私もDLしそこねた。どなたか再アップしてくださる奇特な方はおられませんか?
佐高信が昔離婚について書いているので引用してみる。
「杉浦日向子は離婚しても処女の噂」と書いた本誌『噂の真相』を含めて、
日本のマスコミの探索力も大したことないなと思ったことがある。
いまから七年ほど前の荒俣宏と杉浦の結婚は、荒俣に何年来つきあっていたオンナ
(たしか政治を司る所といった意味の苗字だった)がいたことが原因で、すぐに離婚となった。
それを、ほとんどの週刊誌は「不可解な結婚と不可解な離婚」などと書いたのである。
作家の中山あい子とともに杉浦を慰めようということになって食事をした時、中山が
「アンタ、わからなかったの?」
と杉浦に聞いた。すると杉浦は、
「いないって言いましたから」
と答え、さらに中山が、
「四十にもなっていなかったら、もっとおかしいじゃないの」
と突っ込み、
「それもそうですね」
と杉浦が応じて(笑)となった。
こんなオボコをだますなんて、荒俣はとんでもない男である。
杉浦日向子の純真でのんびりとした性格が伺われるエピソードだね。
スピーチバルーン・パレードという対談集の中でプラモデルについて話している部分も引用してみる。
彼女は小学校高学年の頃から戦車のプラモデルを作っていた話をした後次のように語っている。
杉浦 本を重ねて山を作って、兄がアメリカ軍、私がタイガー戦車でやられる役とか(笑)。
兄の影響が強かったみたいですね。初めて買ってもらった着せかえ人形が
?TGIジョー?Uでしたから(笑)。‥‥‥大きくなったらジオラマを作るんだ、
と思ってたんですが、?Tまだ?U実現してないんですよね。
───今でも続いてるわけですか。
杉浦 新しいのが出ると買うんですが、組み立てる時間がないので、老後の楽しみにとってあるんです。
亡くなる前にプラモデルは作ったのだろうか。
>>866 thanks涙が止まりません
一週間ぶりに覗いてみればいやにレスがついているので
不審に思って読んでみればこんな事になっていたとは…
日向子さんはおいらにとっては人生の師です。
肩の力を抜いて生きる事を教えてもらいました。
ウルトラ人生相談、とんでもねえ野郎、百日紅、ポさんとの珍道中
限りなく莫迦ばかしい話が大好きです。
語ろうと思えば何時間でも話は尽きないのに身近に話す相手がいないのが辛い。
ここで少しずつ思いつくままゆっくり語り合いましょう。
次スレも立てますから。
本多のトノサンは世が世ならどれぐらいクラスの身分だったろう?
「野分」を読み返したら、本当に日向子先生死んじゃったんだなって
すとんと腑に落ちて、ボロ泣きしてしまった。
亡くなったこと頭では分かっていても、ずっと実感できなかったんです。
872 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/03(水) 16:12:03 ID:475Jd3RZ
時々『江戸アルキ帖』をぼんやりながめて、
異国を旅した気分になるのが好きです。
日向子先生が子供だった頃を回想して、
年末の大掃除の受け持ちは、庭と玄関と犬小屋で、
それぞれ、ざっと掃いて、犬小屋には新しい(?)ボロ着を
敷いてやる。
そして、犬と一緒に、組み木細工のようになって小屋の中で
じっとしていた。
と、語っていた項が印象に残っています。
だいたい日向子先生は犬好きなのかな。
愛らしい犬はそこかしこに登場しますね。
>>870 まーフツーにでっかい大名の跡取りだったなら、
わざわざ一人であんなビンボくさいとこに下宿すまいよ。
維新後でもかなり優遇されてたみたいだしね。
でもなんとなく、そこそこのお旗本衆みたいな感じが。
874 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/03(水) 18:06:09 ID:bEYbnk7q
>>872 そう言えば、呑々草子(ハードカバー版)に日向子先生と一緒に写っている
黒い犬は愛犬クロなのかもしれないな。
875 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/03(水) 18:33:10 ID:bEYbnk7q
本多の婚約者って皇族だよね?
皇族と婚姻関係を結ぶというとかなりな家柄とも思えるんだが
詳しくないんでワカラン
>>875 確かにいいこと書いてるし、悪気はないんだろうけど
2chに個人サイトとか貼るのはよそうな。
>872
猫もスキー
風流江戸雀の
ちりん ニャー
「シーロやあ。」がお気に入りです
動物でまじ恐いのは百物語の蜘蛛の行者
個人レベルで女史追悼関連の記事あげてったらキリがない
内容が秀逸なところはそこ以外にもたくさんあるし
宣伝は叩かれやすいよ
ナミちゃんのキャラ、
なにかに似てるものがあったような気がする
>>878 行者怖いね。それにあの結末が何ともせつない。
馬に乗りたがる狐も結構怖い。
普通に会話してるとことかが奇妙で。
オレが怖かったのはコレ。
『ねぇ ・・・・・・・ねぇちゃん ねたか? 』
『起きてるよ 』
『蚊帳の上に何かいるよ 』
『え ・・・・・・ 』
『いるよ 』
t'i,
, -‐- 、__, i,'ト=z、_,
_,,, -‐ ‐‐ ‐ -z-、‐‐'y-、‐- 、,____ i,'!_ __ _ ___ ,,, ,, __ _
ヽ_,i i i( ノ、_`、`、`''´)‐- , 、 , '; '; '; '; '; '; '; ': :.`)
ヽヾy'フi,´7` y‐‐<_(ヽ'、,____' ,__ _ ,,、 --ry'´
. ヽ=ノ i!,l .ト、ヽイヾ人 :. :. :. :. :._,,.r'ノ
'i '! .! `ーし大.`斤┬‐←=ニ´=-'
__,r-、〉i! i ヾミ、ヽト‐=ニ_'´
_, -‐‐'´'' ,_,-‐ ! i `ヾz``ー‐`-''ニ ==、y
_,.r'´ ''´ ,.-'´ ,r'´-/ `il /,I
i_,,y-+‐t''´ ,.r'´.'´/ !i ,!i´
( .i, ,,.r'´, '´ ,ノ i.l ノ,!
`ゝ'-‐ y'_ ,rv-y'` i.! 'i.!,__,
_,〉 ,! i ` .I! `´
'´ l ! '!、
i .i '´
ミ、
,i'
,'
,!
ふとましいさやいんげんだなーw
>>870,873
金時計のくだりで
「トノサン/あれは/葵の御紋のついた/公方様からの/……。」
って台詞があるから(『東のエデン』、青林堂、p126)、大名ではないな。旗本か御家人と思われ。
>>876 木更津在住の「宇都宮朝子」(同、p106)って、皇族かなあ? 武家だと思うけど。
杉浦さんの大好きだったという寝台列車。
いつか杉浦さんの本を持って寝台列車の旅をしよう、と夫と話している。
タタン、トタン、タタン、タタン。
暗い駅を幾つも通過。
田んぼのまにまに、明かりの灯った家を見付けながら
きっと泣いてしまうだろうと思う。
>タタン、トタン、タタン、タタン。
いかん、手が勝手に動き出す・・・
結婚して荒俣氏が執拗にSMプレイを迫るから離婚したのだとばかり思っておりますた。
酒豪(?)で船に貢いでいた杉浦さんはつくづく男前だよ
マグロ漁船で遠洋遠征もオケだった気がするよ
>885
思わず「宇都宮朝子」を「宇都宮餃子」と読んでしまいました
あのこ、皇族じゃないの?
おすべらかしの写真だったもんでつい皇族と思い込んでたが・・・
荒俣氏:理系なようでいて実は根っからの文系
杉浦氏:文系なようでいて実は根っからの理系
最初からそう分かってればいいけど、生活始めてから知るとなぁ。。
892 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/05(金) 21:00:35 ID:Vg/CS2FH
漫画やめて何年も経つせいか
大きな本屋逝ってもあまり売ってないよ。
BOOKOFFみたいな古書店じゃなきゃだめか…
>>892 大きな本屋なら置いてると思う。
ちくま文庫から出てるから、漫画のところには置いてないことが多いが。
文庫の棚見てみ。
週刊文春だったと思うけど
有名人が自分の好物を紹介するページで
「うずらピータン」を出しておられた。
切らなくても手でむいてポイッと食べられるので
急なお客にも出せるし、いつも常備しているとかって。
影響受けてピーコックまでいっちゃったよ。
杉浦さんは醤油とかつけないでそのままの味を楽しみそうに思った。
>そのままの味を楽しみそう
会津の「水そば」(清水につけて食べるそば)好きって書いてたもんね。
あそこはニュー足だから
カテゴリ的にもそろそろしょうがないんじゃね?
漫画板のスレに誘導したらどうかしら
??もう落ちちゃったものをどうやって誘導?
杉浦さんのファンなら自分で探して辿り着くだろうよ。
902 :
漫画板:2005/08/08(月) 10:30:32 ID:???
903 :
901:2005/08/08(月) 19:14:15 ID:???
このスレは亡くなるずっと以前からマターリ進行してきた。ここの雰囲気を乱されたくない。
追悼スレには色んな人がいたようだし、このスレはそっとしておいてもらいたい。
「偽りのなき世なりせばいかばかり人の言の葉嬉しからまし」
されば卵の方(しかく)と娼妓(じょろう)に實(まこと)なきのみならず、仏法に方便あれ
ば、軍法に計略(はかりごと)あり。浮世に追従軽薄あれば、出会(であい)に座なりお
はむきあり。虚言(うそ)あれば、てれんあり。偽りあれば、手くだあり。だますといひ、
こんたんといひ、文(あや)なすといひ、懸(かけ)るといふ。手爾於葉(てにおは)の違(た
が)ひはあれど、つまる所は引っくるめて嘘で丸めた世の中に、只偽りならぬものとて
は、産まれた者の死(しぬ)ることにて、北州の千年蜻蛉(かげろう)の夕(ゆうべ)、長き
短き限りあれども、貴きも賎しきも、賢きも愚かなるも、猫も杓子もおしなべて、此の道
をもるることなし。
--
平賀源内 根無草後編一之巻
別嬪さんやねえ
昔、糸屋の小僧をしていた頃、ひとつ話がありました。
向島へ御使いの途中、木瓜の薫りにふと足を留めると、
或る庭先の縁台で、婆様が白魚をよっていた。
後ろの窓には、灰色に煤けた老猫が日向ぼっこをしている。
猫は眠たげに薄目をあいて、
『ばばさん。それを、おれに食わしや。』
とゆっくり言った。
婆様は、干物を並べる手を休めず、
『おぬしは何を言うぞ、まだ旦那どんも食わしやらぬに。』
とたしなめた。
婆様が、背中を丸めて座っている姿は猫のようで、
猫が、眩しそうに目をしばつかせる貌は婆様のようだった。
もう一言何か言わないかしらと暫く待っていたけれど、
猫は眠ってしまったらしい。
猫が物言うのを聞いたのは、それぎりだっけ。
百物語 『猫と婆様の話』でした。
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i゙;::;::::;_,;::‐‐:; . .'゙ :;;;:::;::|、
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,i゙;;:;:;゙!,,;:::;::_;;; ゙゙'.;'゙ :-‐:'',':‐,'゙‐゙-::,,_
,i゙:;:_,,;:‐:,';゙-‐‐_, ,__,,.:'゙':‐‐:''゙゙ノ゙゙゙'''‐ヽ;
.!゙::;:;::''゙゙_,;'゙ ̄ :: :: _:;_:: ; ノ;::;;::;; ミ
!;::;;:彡 .: ',゙_|゙゙'゙,゙_゙゙--‐:'゙:;;:;::; ;::ミ:i
!;::;;.::;: .: ゙''‐-.' ̄( ) :. :. ミ:::゙i,
゙i゙;:::;:彡 .: ∩:. ヾ゙:::;::;:i
i゙;:::;::;:::;.. .: .: .: ̄ :.ヾ゙:::;::;'゙::!
゙'ヾ:;::::;::;:彡,,,_ .: :. ヾ :::;;.;'::゙ノ
゙ヾ;::::;:::::;::;::゙ヾ,,,,__,,,ヾ;;::;;,,;'゙::ン'゙
゙'‐-‐''゙゙ ゙゙'''゙゙゙
これ、好きな話の一つだよ。
猫って年取ると人間臭くなるよなあ。
その前の襖を開けて入って来る猫の雰囲気もいい。
諸国諸大名は弓矢で殺す
糸屋のむすめは目で殺す
新潮社が杉浦先生の文庫を追悼オビつきでだしてきた・・・
泣ける・・・
東京でも百日紅がけっこう咲いてきたね
いろんな色があるのをはじめて知りました
ところで『百日紅』のタイトルの由来をご存知の方はいらっしゃいますか?
確かどっかの単行本の解説に本人のコメントがあったけど、
どんどん散りながらもさもさ咲く生命力の強さが、北斎の生命力の強さの
印象とだぶったのでタイトルにした、ということではなかったかな。
マンサンコミックス百日紅第1巻の最初に載ってる。
919 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/18(木) 01:30:19 ID:Q4ZPtsU0
百物語 腹中の声の話・・・
それからは ずっと一緒だ。
花を見、
月を見、
歌を歌い、
語り合い、
少しも飽く事はなかった。
今でも?
ああ。
話は一度きりだった。
狢が通ってくる話も好きだな
あららなうなうわやえのえ〜
922 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/18(木) 02:02:23 ID:jlGz+i2O
昭和遣唐使3000人の旅とゆう本を図書館で借りて読んだ。
人民帽をかぶり、藤島親方に肩を抱かれて写真に収まる日向子さん。
いろんなことをやっているんだね。
自分的百物語ベスト5
腹中の声の話
鰻の話
狸の勧請の話
人魚の壺の話
シセンさんの話
フキちゃんの話
狢の話
人茸の話
飴売りの唄を口ずさむ叔父の話
木の葉の里の話
鴨男の話
絞り切れないorz
新築マンション紹介のこんにちはって冊子に連載してたやつ、
あのまま投げっぱなしなんだろうか。
まとめて本になんないかな。
捨てないでとっとけぱ良かった。
>924
絞りきれないよなあ
せめて上ベスト5・下ベスト5なら…
>>917 なるほど、そういうことだったんですか。
>928
上巻ベスト5と下巻ベスト5ってことでひとつ
>>930 なるほど
漏れのは3冊だからピンと来なかったよ
ひとつだけ選ぶならフキちゃんだな
これは迷わず選べる
うちのは文庫版(一冊本)だから…
手の怪の子供のてのひらぷにゃ踏みや
産女の人形ばりばり齧りとか好きだな。
地獄谷のおとっつぁんも印象に残ってる。
今でも蔵を見ると手が生えてるような錯覚を覚える。
確認のために文庫開いたら、いきなりそのページでたまげた。
>>925 今年のこんにちはの3月号が手元にあるよ。
ひょっとしてこれが最後の仕事なのかな?
杉浦さんの連載は3月で終わりで、4月号からは荒俣の連載が始まってる。
935 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/22(月) 01:04:11 ID:buVJ4KRS
百物語"墓磨き"の最後のコマ、どうしてもウエケンに見えて仕方なし。
ばらん
いやいや、悪い日に参られた。
あんな事は年に四、五度きりであるのに。
百物語は、この「年に四、五度きり」につきると思います。
怖さや画風だけなら漏れは古本屋へ持って行ってたなぁ、置いとくの怖いしw
絶対手放さないと決めてる理由は、
怖い話を題材にしながらも根底は温かかったりせつなかったりするからだ
おとないさんが好き。
939 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/22(月) 21:16:46 ID:ZPYOZs/P
そうなんだよね。「遠野物語」みたいに語り逃げなんだけど、なにかを落っことしていくんだ。
しずかに沈んでいって知らず知らずのうちに読み手の血肉となるようななにかを。
去年出た梨木香歩さんの「家守綺譚」にヒナコ漫画と同質の匂いを感じて
ちょっと嬉しかったのだけど(気がつくとヒナコさんの絵で読んでいた)、
いつかまた描いてほしいと思っていただけに本当に惜しい。
いまも「野分」の読後感がずっと続いてる感じ。
>>938 やりとりが微笑ましいよね
>>939 まさに語り逃げされちゃったね
でもそこが日向子さんっぽい
この余韻が忘れられない
日向子さんが逝ってしまったあと、
次の語り部は、誰が継ぐんだぁぁぁぁぁ!?
んじゃ、僭越ながらあっしがつとめさせてもらいやす
943 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/29(月) 13:32:20 ID:nc4mEyMr
「隠居の日向ぼっこ」来月発売されますね。
「お江戸風流さんぽ道」購入。
杉浦さんのものではないけど、表紙絵の着物の着こなし可愛い。
お亡くなりになってから読み始めた新参の者だけど、
日向子さんの絵は上手いと思うのに、幾つかのあとがきなどには
「あまりうまくはない」みたいなこと書いてあって驚く。
ものすごーーく技巧的ではないが、何というか。
ヘタウマとか味わいだけでない、達者で魅力的な絵だと思います。
946 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/29(月) 22:41:32 ID:nc4mEyMr
材料をそろえて、いろいろ組み立てていく作業は好きだが、実際に描く作業は嫌い
とか、もっと絵がうまくなりたい!自分のイメージ通りに描けなくてがっかりするって
若い頃のインタビューでよく言ってました。天才には天才なりの悩みがあるんだなぁ。
なるほど、そうなんですか。
インタビューや対談なども読んでみたくなりました。
948 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/29(月) 23:06:07 ID:nc4mEyMr
夜食におせんべいを食べていて、となりにやってきたゴキちゃんにも
分けてあげちゃうやさしいお姫様ですよ。
グロい描写もあっさりやっちゃいますよね。
その五木にわけてあげる云々は、エッセイかなんかですか?
950 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/30(火) 19:08:01 ID:dG/Dh/hs
「合葬」読みました。哀切きわまりない作品でした。
この作品を描いたとき、まだ20台前半だったのですねぇ・・・
自分の同年代の頃を思うと誠に忸怩たるものがあります。
その頃の自分ではおそらく理解できなかったでしょう。
比べること自体烏滸がましいのですが、日向子さんとは同年同月同日生まれなんです。
意味もなく自分の分身の才能と思っていたので、逝去が痛切に身に染みます。
氏の作品をいいお酒をチビチビ呑むように、何度も味わいたいと思っています。
953 :
愛蔵版名無しさん:2005/08/31(水) 21:11:56 ID:T7cFLu5T
「落花狼藉」の載っている古いアサヒグラフをヤフオクでGETしました。
作品も良いけど、近所に住んでいた小島剛夕氏のアシスタントもしていて、
乗っていたバイクが750だったというのが、自分的にはへぇ〜だった。
先生がまだ合葬の連載をしている22才の頃のものです。
954 :
愛蔵版名無しさん:2005/09/01(木) 19:53:51 ID:wZB/4k2t
主観と客観って異なるよね。
赤塚「ぼくは絵が下手だけど(とことあるたびに繰り返してた)」
青木雄二「ぼくは絵は子供ん時からうまかったで。
これからはぼくのようなシンプルな絵柄の時代や
(ついでに、BSマンガ夜話で「画力ゼロ、色彩感覚ゼロ」と決め付けられ、激怒)」
「百物語」読みました。
図書館で借りたものだけど返したくない。
手元にずっとおいといて何度も何度も読み返したい。
借りた本でこんな気持ちになったのはじめてだす。
(だったら買えよ>オレ)
単純に恐怖だけで言えば、上でも上げている人がいますが
「其ノ四十一・地獄に呑まれた話」が一番こわかたです。
印象深さで言えば無数にあるけど、あえて「其ノ六十一・狼の眉毛の話」。
昔話だと長者の跡とりになってメデタシメデタシなのに・・・。
【以下ネタバレ含みます(教えて君モードスマソ)】
「其ノ三十・盆の話」
娘がなぜ怒ってるのか、もひとつわからないけど
おっかさんが成仏できずに化けネズミになっているから?
(オスネズミと交わっている?)
「其ノ五十九・魂呼びの話」
猫が死人を魅入ると大変だ。ってのは
死体を踊らせるとかなんとかでしょうか?
「魂呼び」という習俗も、この話ではじめて知りました。
「其ノ九十九・杢兵衛の孫の話」
1)本物の若旦那が忍んできていたけど、知らぬと言って追い出した。
それを杢兵衛狐があわれに思って化けて出てきた。
2)最初から若旦那に化けた杢兵衛狐が忍んできていた。
本物の若旦那は知らなくて当然。
最初は前者と思いながら読んでいて
狐の子を産んだというところで
ああ後者だったかと納得したのですが
二読三読するうち、人の男の子だけは本物の若旦那の子と考えれば
前者の解釈もありかなとか思ってみたり。
>>956 盆:
そうだろうね。
魂呼び:
後で猫又を恐れているから、猫を人に化けさせないようにかなぁ。
それより私は枡の底を叩くのがどんな脅しになるのかがわからない。
狐:
2だと思う。はじめから言葉を話さないし、口の端に小豆飯(ぼた餅?)をくっつけている。
人の子は女の方の血。
作り話ではあるけれど、2人以上の男の種を同時には孕めないし、
その辺の基本はどんな御伽噺も外さないと思う。
>>955 新潮文庫だと860円だよ、小さいけどね。
木の葉の里の話
女も実は葉っぱになっていたのかな?
帰り際あれほど嫌がっていた葉っぱを男に投げる
なんとも不思議な読後の余韻だ
>>957 小豆飯は今で言うと雑穀飯みたいなもの。
時にはあずきだけでなく、もち米や粟とか稗とかも混ぜて炊いたらしい。
ちなみに「狐に小豆飯」とは「猫に鰹節」と同義で、
好物を前に置くとすぐ手を出す=油断ならない
ってことのたとえ。
自分はあの若旦那、かなりな女たらしだったんじゃないかと思ってるけどねw
>>954 環境もあるんじゃない?
しばらくは芽が出ず他の漫画家のアシスタントしてた赤塚と、
おそらくアシスタント経験なし(誰も雇わんだろ)の青木とじゃ、
たぶん自分の画の比較対象が違うんだと思う。
青木のは半分シャレという気もしなくはないが。
あまり話題にならないが「閑中忙あり」シリーズが好きだ。
(トノサン萌え、てのはさておきw)
朝子姫(ポトガラヒー)の嫌らしさも不快感も傲慢さもなく
それでいてまぎれもなくはつを「身分が違う」と見下す振舞いは
素人には描けないものだと思う。
>962
朝子姫、見下し…てたか?
確かにお女中とは言ってたが
好敵手的な見方をしてたような気がする
その中に自らの身分やいいなづけの強みって優位性はあったにせよ
朝日新聞の毎週ある惜別欄で、今日取り上げられている。
(夕刊。ほかに書かれているのも7月に亡くなった人なので、間が空くのは普通らしい)
文章の半分は新境地だった短編2作のこと。
入院後に自宅に戻って「4時のオヤツ」の凄絶な写真を撮った話など。
98年に長いインタビューをしたという記者による、
生死が身近にある感じを日向子さん自身に見たというような文でした。
写真は、「お江戸」のスタジオでのもの。
BS-iで23時からの番組。
「謎の絵師葛飾北斎・画狂老人最後の20年 老いてなお新画風を求めた天才絵師」
最近『百日紅』読んだとこなのでちょっと楽しみ。
>965
可否、の艶っぽいナースですな。
「閑中忙あり」一番好きかも。読んでると何だか切なくなってしまう。
967 :
愛蔵版名無しさん:2005/09/09(金) 11:25:48 ID:8zonlgrh
うん。
割れた眼鏡のレンズが、可否に、ポチャンと落ちるところが、
天才だと思う。
『百日紅』の居合抜きの兄妹の話が好きだ。
肩にくいこむ手を「わたいのんなんだから」と言い切った妹が
カコよくて、かつ泣けた。
>>968 おいちさんだね。
なんかその話読んで、真剣にどうすればあの手が外れるか
考えてしまった。
糸鋸で関節部分をちょっとずつ切っていくってのはどうだろうとか
ミイラ化してるんだから、やすりで削るってのはダメか、とか。
寝たら肩がごりごりして痛いだろうなあ、とか。
考えた考えた。
岩みたいな固いものじゃないから、なんとかなりそうだよね。
でも普通に風呂に入ったり行水してたら
腐って落ちるんじゃないかって気もする。
あの状態じゃ銭湯も行きづらいだろうけど。
あれって、おいちさんのお父さんの手だよね?
なんで肩に付いちゃったんだろう。
「あんちゃのやきもち!これ以上手が増えたらどーすんだよっ」
という台詞に、なにかやばいものを感じてしまうのだが。
>>972 ちがうちがう。お母さんの手。
百物語にちょっと似た話があったね。
手そのものじゃなくて黒い影みたいなアザが残ってる尼さんの話。
なんか、生への未練や執着が形になって残ったものというか。
それが身近でぴちぴちしてる若い娘(それが実の娘でも)の上に残っちゃうところが
女の業の深さだなぁと思ったり。
綺麗に成仏するのって結構難しいのかね。
酒瓶に入っちゃったり(これは男)、ネズミになったり、ウブメになったりしてるし。
人茸の話のほうが似てないかい
親父の手だよ。「おど はなしてくんろ」とかなんとか言ってたじゃん。
ぬとぬとちぷちぷ
その表現にゾクゾクしたよ
百物語のは育ての母。
病気で死ぬ前に自分の代わりに養女を娶れと夫に言うも、肩に痣をのこされ養女は出家。
百日紅のは父親。
なんかヤバく裏読みしそうになる。
うーむ……、
普通に裏読みしてたな、父親の手の件は。
※ネタバレかも
離してくんろ、の1コマはただインパクトを狙ったのかそれとも暗喩なのか
やっぱ後者なんだろうな・・・
ひょっとして襲おうとした父親を兄貴が斬ったとか?
だから、これ以上手が増える、・・・なのか?
981 :
798:2005/09/16(金) 14:58:31 ID:???
>>794-795様のリストを元に対談/インタビューのテンプレ案を作成しました。
(一部サブタイトルはアマゾン等を参考にさせて頂きました)
不備等ございましたら御指摘または御修正戴けますでしょうか。
なにとぞよろしくおながいします。
最近ファンになった人のために対談やインタビューをおすすめ順にあげてみた。
ほとんど絶版だが、図書館には結構ある。
対談したコワモテのおっさん達の日向子先生に対するデレデレっぷりがおもしろい。
-----------------------------------------------------------------
スピーチバルーン・パレード マンガをめぐる女たちの冒険:米沢 嘉博編著
(若い女性漫画家のインタビュー集 20代後半頃の先生のすごく良く撮れている 写真数枚あり。)
師弟(または師弟物語 内、「出藍の誉 稲垣史生と杉浦日向子」):佐高 信著
(稲垣師匠と出会ったころのエピソード 業界で恐れられていた師匠にとてもかわいがられていた事が良くわかる。)
「対談」見た!世紀末:高橋 克彦著
(前世の話、幽霊を見た話etc)
人生対談 話の秘密箱:嵐山 光三郎編著
この人に逢いたかった!上巻 (中公文庫):景山 民夫著
今月の困ったちゃん:内田春菊著
(ハードカバー版のみ対談あり)
風と歌おう 立松和平対談集:立松 和平著
海の声、山の耳 立松和平対談集:立松 和平著
季節の思想人 佐田智子interviews:佐田 智子著
現代に生きる江戸談義十番:竹内 誠著
天野祐吉の話半分 前半分 :天野 祐吉著者代表
空想と科学 北村想の宇宙:北村 想〔ほか〕著
林真理子のおしゃべりフライト:林 真理子〔ほか〕著
佐高信が行く 地の巻 人を旅する平成19人衆:佐高 信著
今、この人を見よ!佐高信が褒める:佐高 信著
次スレつくろうか?
テンプレ等ある?
>>980 > ひょっとして襲おうとした父親を兄貴が斬ったとか?
自分はそう解釈してた。
それ以外の解釈ってできる?
はっきりとは描かれてないから好きなようにとりゃいいとオモ
まあ自分も、父親は誰か(兄?)に
あぼんされたんだろうとは思ってるけど。
または暴行の最中に心臓発作か何かで肩つかんだままあぼーんか。
何となく、あのあんちゃがそこまでやるとは考えにくくて。
>798さん >984さん
次スレよろしくたのまあ。
【漫画】
ゑひもせす
二つ枕
百日紅
ニッポニア・ニッポン
風流江戸雀
合葬
YASUJI東京
百物語
東のエデン
とんでもねえ野郎
【エッセイ】
江戸へようこそ
大江戸観光
江戸アルキ帖
ウルトラ人生相談
東京イワシ頭
呑呑(のんのん)草子
入浴の女王
対談 杉浦日向子の江戸塾
一日江戸人
お江戸風流さんぽ道
大江戸美味草紙(むまそうし)
ごくらくちんみ
4時のオヤツ
隠居の日向ぼっこ
【共著】
その日ぐらし―江戸っ子人生のすすめ
江戸戯作 新潮古典文学アルバム
平成版 学問のすすめ―新鮮な驚きと出会う知の方法 みんなに聞いて欲しい心の物語
東京観音
いろはカルタに潜む江戸のこころ・上方の知恵
自由の森で大学ごっこ〈2〉
神隠し譚
ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101
もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店
お江戸でござる―現代に活かしたい江戸の知恵
------------------------------------------------------------------
スレタイ案
●心からまったりと、杉浦日向子について語ろう 其の弐●
1の文言をどなたかお願いできませんでしょうか?
992 :
794:2005/09/16(金) 22:59:03 ID:kqTeMn6w
追加です。
昭和遣唐使3000人の旅:中島梓/編著
(1984年杉浦さんが日中青年交流代表団に作家連中では最年少で参加した時の様子と、
杉浦さんによるイラスト12ページあり、写真多数。)
漫画家名鑑:日本漫画学院・木村忠夫/編
(インタビュアーの質問があまり他の本とかぶっていなくて良い。)
アホウドリの女性不案内:阿奈井文彦/著
(スピーチバルーン・パレードとほぼ同じようなインタビュー内容。)
ume
995 :
愛蔵版名無しさん:2005/09/17(土) 13:15:59 ID:R4yB+K+F
ume
きゃっきゃ
きゃっきゃ
まったり
散れば咲き 散れば咲きして 百日紅
フキは私がつれて行きます。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。