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副官:
いろいろ書いたが、半世紀以上も前の映画公開について「重箱のスミをつつく」が如きは、
今更ラチもない話である。
ここで未来というか希望のことなど。
最近は所謂「名画」の特装版DVD・BDがよく発売される。(BOX仕立ても多い)
それらには「メイキング」「スタッフ・インタビュー」「製作現場の記録写真」等の
興味深いお宝映像が映像特典として収録されている。
製作されてから何十年を経過しても、当時の資料は大事に残っているものである。
以前このスレで引き合いになった「カザランカ」も、かなり充実した特装版が出ている。
(いや、実はそれを所有していないので、商品説明からの推測であるが)
「第三の男」はどうだろう。
「第三の男」には未使用のフィルムが何と「200分」も残っているらしい。
(どこでそのことを知ったのかは忘れた)
その中には、セルズニックが企てた「反共産主義プロバガンダ映像」も含まれているのであろうが、
ソビエト社会主義が店じまいをしてから20年以上、今更目くじらを立てる者もおるまい。
それらの画像も含めた「特装版・第三の男」が出ないものか。
その特装版は全世界的ベスト・セラー間違いなし、と思うのだが。
そういうの、是非欲しい。見たい。
「追跡・第三の男」は、わざわざ新規にロケ隊を組織して撮影・製作をした訳です。
しかしそんな手間を掛けるならば、何故、手っ取り早く撮影済みのフィルムや写真を
編集して「特装版」を作らないのでしょうか。
撮影作業は不要で、なによりも製作費はタダです。
やはり、プロデューサーが2人居て、しかも両者が仲違いをしたのが障害なのか?
それが原因ならば、新たに「特装版」を作るのは難しいのかもしれませんね。