地球防衛企業ダイ・ガード

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302名無しか・・・何もかも皆懐かしい
謎のグラサンマスク野郎 投稿日: 2月13日(金)23時09分6秒 ntcwest027030.west.dup.ppp.infoweb.ne.jp
ちょっと説明しておいた方が良いと思われる発言があったので、カキコしておこう。
>大和屋に任せられない事情でもあったのかしら
マジレスすると、実はそういう事情があったりする。
現在の大和屋暁は、日曜朝9時のフジテレビ放送の『金色のガッシュベル!!』でシリーズ構成という大仕事を任せられている。
当初はこの番組、橋本裕志がシリーズ構成をしていた。しかし諸事情で橋本が降板、サブとして活躍していた大和屋が昇格して第31話以降からシリーズ構成を担当しているのだ。
特に第31〜35話の「魔鏡編」は、原作には無いオリジナルの連続編。視聴者の考えたゲストを配したサービス月間編の話であるのだが、大和屋はその全5話をきちんと描ききっている。
あとこの前放送された「カマキリジョー」の話は、ヒーローショーの現実と虚構を描いた問題作(仮面ライダーカリスを出した翌週にこういうのを出した東映は凄い、凄すぎる……)。
「ヒーローの中の人はヒーローではない、だけどヒーローではない人の心の中はヒーローなのだ……」。
原作ではやや毒の効いた話であったが、アニメでは「ウソのショーでも演じる人の心は真実」という清々しいオチで締められている。
しかも大和屋の仕事は脚本だけに止まらず、挿入歌『チチをもげ』と『無敵フォルゴレ』を原作者と共同で作詞。そして限定CDアルバムが瞬く間に売り切れ、そしてシングルカット版が急遽リリースされるという事象までも生んでいる。
あとげに恐ろしきはそういう仕事の一方で、『犬夜叉』やら『ナルト』やらにも、ゲストライターとして参加していることだ。師匠格の浦沢義雄も『らんま』をやる一方で『ポワトリン』やらも書いていたわけだが、今の大和屋はそれに匹敵する仕事量をこなしていると言える。
ただし、流石に『ボボボ〜』まで手を伸ばせないでいるようだが……。
そういえば、ガッシュの放送時間帯といえば、まんま浦沢が君臨していた「不思議少女」シリーズやってた枠と一致する。
その狭間に立つ『デジモン』シリーズでは浦沢と大和屋のローテーションが確認され、そして現在はその後継たる『ガッシュ』に大和屋が君臨している。
・・・日曜朝9時のフジテレビの脚本は、まさに浦沢&大和屋の師弟によって書き続けられたと言えよう。