┠╂╂╂ アルプスの少女ハイジ☆Part28 ╂╂╂┨
実写版ハイジを日本人キャストで作りそうで怖い
スピリの原作だと、キリスト愛に目覚めるのがおんじの立場。 しかし、アニメにはそれがない。 日本人的な非キリスト世界の日常。それがああしたカメラワークになって出るのだろうか? 古典的な神の見えざる視点は存在しない。
954 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/27(日) 00:17:33.19 ID:eMrJtDkW
>>949 スイス全土⇒欧州全土⇒地球全景⇒太陽系全景⇒銀河系全景⇒周辺銀河全景⇒泡状銀河の一部
⇒泡状銀河全景⇒・・・・
Powers of Ten のことかな。
957 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/27(日) 09:24:34.75 ID:eMrJtDkW
>>954 ガキっぽい表現だけど、当たってるよw
柄谷行人じゃないけど、ユークリッドの無限遠点!
キリスト者の実存が究まった事を、幾何学的に言うとそうなるらしい。
959 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/28(月) 08:08:06.27 ID:6FVWQfq5
ジョーズってスピルバーグの前作『激突』のパロディでは?
昔、淀川長治さんが解説してた。果てしない追い掛けっこ。 年代的には近いけど。
にしても何故仏語version? クレモンティーヌファン? ドイツだと昔から、しょっ中再放送してると聞くけど。
961 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/29(火) 07:50:41.46 ID:n/C20V6u
ドイツ版は何だか知らないけど、声優もダサいし、音楽も変えてしまってかえってダサい。
フランス語版は、音楽はそのままほとんど日本オリジナルを使ってるんだけど
歌詞が出てくると困るようなところはうまく変えてる。
スイスアルプス以外に、フランクフルトの情景もいいですな。 ゼーゼマン家の癒やしの部屋とか、ハイジが水を汲みに行く市井の洗濯場とか。 失われた世界。
フランクフルトは地平線まで建物しかないという、嘘な表現も面白い(実際は近くに山とか、市街樹が一杯らしい)
ドイツは知らねど、100年前のパリの情景写真はスーラの絵そのものだね。
産業革命後の重機が市街地を五月蝿く走るシーンとかも意識的で良い。
カトリでヘリシンキを路面電車が走ってたり、時代の風景を取り込むことは
シリーズ全体が意識的にやってると思う。
964 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/29(火) 13:11:45.09 ID:c8OSWbNJ
# www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762074/
図説 アルプスの少女ハイジ
『ハイジ』でよみとく19世紀スイス
ちば かおり 著
川島 隆 著
河出書房新社
単行本 A5変形 ● 128ページ
ISBN:978-4-309-76207-4 ● Cコード:0398
発売日:2013.09.20
>>959 鷹の登場する、ラストシーンに使われてる楽器はシタール? 日本語版でも確かそうだが。
鷹へのこだわりって何か? 象徴大系(押井守)?
押井守の何かの作品に、鳥と魚のメタモルフォーゼが使われてた。
日本でも、丸山健二という芥川賞作家が、おんじみたいな偏屈な生き方してるけどね
ペーターのそり競争のアクション性も面白い。 古い時代のスイスの雪遊び。
967 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/31(木) 10:02:05.11 ID:Dt/gY+MF
あまりアニメに詳しくはないので皆さんの見識にお尋ねしたいのですが。
>>966とか
>>959とか挙げているアクション描写みたいなやつ。すごく見事な気がするんですよね。
古いアニメ(この同時代かもっと後)観たときに、なんか動きがダサいなぁ構図だダサいなぁと思って
レトロアニメから遠ざかってしまったのですが、この作品を見て考えが変わりました。
すごく凝った丁寧な動きだし、アイディアも秀逸です。俯瞰ショットの話も出ましたし。
こういうのって、普通だったのですか?私がたまたま観ていたのがダサかったのでしょうか?
>>967 世界名作劇場の中でも、高畑&宮崎コンビ作品だけが際立ってる気がする。三千里もそう。
三千里の方は、椋尾篁の背景が絶品だった。 ハイジがらステップアップして。 アクション性はよほど熟考しないと、リアリズムから外れていく。
山羊の跳びはねるシーンなんかその典型かも。
ペーターのアクション性は、大塚康夫に負ってる?
同時期のど根性ガエルのヒロシや、侍ジャイアンツの番場蛮と共通する。 この頃、大塚康夫の全盛期でかなりのアニメに関わってたようだ。
ラスカル見たけどカーアクションは宮崎駿だろうか。
死者の目線てw恐すぎ
単純に樅の木の目線でいいんじゃ
972 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/10/31(木) 18:12:12.40 ID:Dt/gY+MF
アクション性というか、画面の動かし方です。
たとえば、第1回から時々出てくる、ハイジペーターが走っている姿を正面から描いていて
その動きをカメラ自体が後ろを振り向きながら追っていて、で、山羊が後ろから抜き去って
前景に出て消えていく、というような、映画的っていうのか、あ、カメラワーク!
そいつが秀逸だと思ったのですよ。
たとえば、70年代くらいのスポーツ中継、とくにスピードスケートとか陸上のトラック競技で
選手と一緒にカメラが動くとかはまだなかったじゃないですか。つまり、選種目線で他の選手を描く。
ハイジの動カメラにしても、一緒の速さで走っている山羊のおしりにカメラ積んで撮っているという感じ。
このアイディアに代表されるようなカメラワーク。あといろいろありますよね。
パノラマ的180度回転の描写(第18回の固まったオンジとペーターの描写など)etc.
こういうのがすごいと思っちゃうんですよ。いや、最近のアニメにさえないんじゃないか・・・
このスレにはハイジと死者を無理やりにでも繋げたい人が住みついてる。
特にハイジと三千里がカメラワーク構図という点で殊の外秀逸なのは結構有名な話だよ
ハイジはハイジの目線で描くことと、スイスでのロケハンの成果が存分に出てる
画面構成・場面設定なんて担当ポストを作ったのもハイジから
アルムのパノラマが主に横へ広がる2D構図だったのが
三千里ではジェノバの港町が何層にも奥へ展開する3D構図になる
とにかくハイジと三千里のカメラワークは宮さんパクさん始め
スタッフが相当こだわって力入れてた点のひとつだからね
同時代どころか今の作品とでも並のアニメと比べちゃ可哀想って位の完成度の高さだよ
ハイジの初回のハイジの表情は、明らかに森康二タッチ。 童顔の無邪気な喜悦顔は、森康二の得意技ですからな。
死者の視点というその回のそのポイントに樅の木はないはず。 カメラがアップしていくプロセスのBGMも考慮に加えての事ですよ。
いつも俯瞰で見ているのはナレーター目線だね
視聴者が分かりやすいように説明や解説をしてくれる
ハイジには普通にナレーターがいたが三千里にはいなかった
三千里は主人公が男の子だったので
ナレーターはいなくていいよ
行動こそが説明だ
>>977 アニメのハイジは、スピリ原作から、キリスト教の神を捨象してある。
死者の視点と言ったのは、神の視点であるはずの位置に日本的な、あるいは近代的な神のいないヨーロッパを思ったから。
最初にツァラトゥストラの事を指摘したのは、そのため。 ただ、そこまで書くとやはり、イヤな気分になる人が、必ずいると思ったからですよ。
要するに、アニメは楽しめばいいだけと。
980 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/11/01(金) 09:44:39.02 ID:beVOP4jS
俺なんか細かいところが気になっちゃうんだけどさ、第37話のハイジがグリム童話読んでて
「おじいさん、『逃亡者』ってどういう意味?」
って聞くところさ、あれ意図的だよな。まさにオンジ(=逃亡者、隠匿者)のことを
偶然にも「文字」から定義しようっていう19話まではなかった展開だった。
まったくそんな意図は100パーセントない、純粋なハイジの学力向上を見て
「ふーん、何て偶然だろうな、なにか見えない糸があるんだろうな・・・」
ってな感じになって、あれが、違う単語を聞いたのだったら
「学校に行くか?」
っていう気持ちにはあの場面ではならなかったんじゃないかと思う。
>>979 いわゆる神以外の目線と言いたかったのかw最初に言葉のチョイスを間違えたな
でも神じゃない→死者って乱暴すぐるわw別に”死者”である必要も意味もないもんな
単純にストーリーテラー=ナレーターの目線でよかったんじゃね?
>>980 あの場面、おじいさんの複雑な(屈折した)心境での決断をみることができたと思いますね(その時には決断していたのでしょうけど)
自分におって大事なものとなってしまっているハイジを村の学校に通わすことによって、世間ずれしてデーテや昔の自分のように、
なってしまうのを恐れていましたが(それは学校に行くことではなく、世間ずれすることで身を持ち崩した自分への言い訳でもありますが)
実際に、これまでとは違った環境で友(ヤギではなく)を得て教育を受けたハイジの「人格」の成長をみて、学校に通わせたほうが良い、
と納得するという。「太陽の王子ホルスの大冒険」のストーリー冒頭、おじいさんが臨終の際、ホルスに人間のところへいけ:というのと共通しますね。
おんじとデルフリ村牧師の論争
おんじの教育方針はJJルソーのエミールそのものだ。
私も昔、ルソーを読んで首を傾げたものだ。
「人を憎み、神を呪う〜何ということです!」
牧師の批判
双方が、お隣さんと呼び合うシーンが、印象的ですな。
メッチャさぼってる
初放送の最終回、用事があって見られないので、家族にテープに録音してもらって何度も何度も聞いたよ。
カセットじゃなくてオープンリールってやつ?w
オープンリール懐かしい
綿棒とヘッド掃除の赤と青の薬剤の小瓶が押入れの中から出てきた
昔はカセットデッキをテレビの前に置いて、声出さないように録音してたわ
小松政夫が「ハイジ〜!」ってよくギャグで叫んでたw
>>964 これ面白いわ、ありがと
>>913 最近見たスイスのテレビドラマ版だと
チネッテとセバスチャンはデキてるって設定だった
日本でハイジと言えばこのアニメであるように
スイスでハイジといえばこのテレビドラマ版らしい
>>982 ハイジが夢遊病のシーン背景に、ホルスの大冒険で、ヒルダが人格分裂を起こす際に使った、樹枝状の脳内シナプスのメタファーが、あったっけ。
心の中まで支配しようとした、ロッテンマイアーによるダブルバインド。
心の鬱の森
989 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2013/11/02(土) 05:39:21.07 ID:GzvcK54U
964の本は原作が書かれた時代の背景などが考証されていて面白いですよ。
>>988 いろいろ考えているようだけど
それをロッテンマイヤーだけに集約するのは考えが浅いと思う
深夜、爆笑問題の取材番組に久々に高畑さんが出てました。 かぐや姫の演出法の解説してた。
ハイジや三千里のような具象化とは逆の、抽象化を背景(美術ボード)に指定してると。
宮崎ジブリとも逆ですな。
押井守の絵コンテなんか、絵が拙いから何が描いてあるか分からず、作画の想像力に任せるというエピソードを連想した。
しかし、この方法受けるかね? 職人の〈いい仕事〉を単純に期待する者に。
作画の良さなら、未来少年コナンを思い出して下さい。
次スレ乙!
おつだ!
>>990 ロッテンマイアーはトリガー(引き金)だよ。 ハイジの潜在意識に鬱積している、アルムの山への想い。
ロッテンマイアーの一言がなければ、ハイジはフランクフルトにずるずる居る可能性があるしね。
ハイジは純真ぽいようで
実はカオスな人格しているな
ハイディ!
ヒデ
>>996 心の中を支配と言ったり、トリガーと言ったり、一貫してないですねw
1001 :
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