†† 小公女セーラ 46話 ††〜「花のささやき」
肘を付いてセーラの顔を挟んで舌を絡め合っていたラビニアがゆっくりと離れてお口をくちゅくちゅと
する。セーラは何事が起ったのかというような瞳を向けているが、唇はだらしなく半開きになり舌に
痺れがあって、ちろっと出たまま端から唾液を垂らしている。
セーラが口にうけたものは、ラビニアの濡れて輝いている唇を開いてとろりと糸を引くように
滴ってきた甘露。セーラはラビニアが全部吐き出すまで、朱に目元をけぶらせてじっと待ってから
こくっこくっと白い咽喉を鳴らして嚥下する。
「セーラのここ、パパに愛して貰ったんでしょ?違うかしら?」
ラビニアが腰をくいっと擦り付けて動かした。
「やっぱり、あなたって強情ね。さっさと拡げなさいな」
「んあっ、ああ……」
ラビニアは躰をずらして、膝で割り開いて太腿でセックスを愛撫し始める。セーラの両の脚は
ゆっくりと拡がって、ラビニアを受け入れようとしだす。キャミソール越しにラビニアの太腿がセーラ
のセックスを責めて溢れ出る愛液がべっとりと染みを作っていた。
「はあ、はうっ、あうっ……いやああ……ゆ、ゆるしてくださいッ!ラビニアお嬢さまあああッ!」
セーラの内股がつって躰が撥ねる。
「ひぃーっ!」
「ラ、ラビニアでいいわッ!セーラ、ラビニアと呼びなさいッ!」
腰のサイドの裾を掴んで捲くって、濡れそぼったほとんど無毛の秘所へと指を這わし、手の平で
セックスを包み込んで引き上げた。
「はっ、はあっ、はうううっ……!」
「どうしたのッ!早く呼びなさいよッ!セーラ・クルー!」
「ああ……う……ううっ……ラ、ラビニア……ラビニアああああッ!ラビニアああああぁぁぁぁぁッ!」
セーラはラビニアの背に抱きつくこともできなくて、両手を頭に艶やかな黒い髪を指に絡め掻き毟る。
セーラの手首をラビニアは左手で束ねると、頭上に押さえつけて曝け出された脇に熱い舌を
そっと這わせ、セーラの匂いをいっぱいに吸い込んで上下させる。ラビニアの右手はとろとろに
なっているヴィナスの神殿を弄んで、もっとも熱い膣内へと指をもって臨んでゆく。
「ひっ、あうう……!お、おゆるしくださいいッ!」
セーラは顔を左右に振って苦悶のなか、快美感という大波に呑み込まれて弾けてしまいそうだ。
「好き、好きよ!あなたは可愛いわ!もっと、もっといっぱい可愛がってあげる!覚悟なさいッ!」
セーラの膣内に収まった、ラビニアの細い指がゆっくりと動き始める。セーラの食い締めに抵抗
するようにピッチをあげて、ラビニアはセーラの喘ぐ顔を見下ろしてたっぷりと堪能するのだった。
セーラは歔き狂って黒い髪を振り乱していた。汗に顔にへばり付く後れ毛。華奢な肩に掛かる
ながい髪。なにもかもがラビニアの物となって愉しませている。セーラの歔き声から悦楽の呻き
に変る瞬間をラビニアの唇が呑み込んで真っ白になっていった。
セーラがエメロードの瞳を開いた時、ラビニアはまた彼女に覆いかぶさってセーラは両脚を
いっぱいに拡げ、爛れたセックスを擦り合わせていた。無毛のスリットにラビニアの愛液に濡れた
恥毛が擦れてセーラに新たな官能をもたらしている。
「醒めたのね、セーラ。こんどは、いっしょに天国へ逝くのよ!いいわね!」
「ああ……ラビニア、キスして……キスしてください……」
セーラの天使の声がしわがれてラビニアに哀願するのだった。頭は靄懸かっていて思考が
纏まらない。思い出すのはインドでのお父さまに愛されていた甘くも気だるい日々。
「はっ、はっ、はッ……な、何度でもしてあげる……そう、何度でも……嬉しい、セーラ?」
「う、うれしいいいッ!ラビニアああああッ!」
セーラの手はラビニアのベッドに付いた腕をひしっと握り締め、気持ちが解放されてゆくような
快感に酔っていた。ただ心残りなのは、お父さまの灼熱の肉棒を爛れた秘孔に迎えることの
出来ない淋しさであったが、それもいつしかラビニアの熱情に癒されていった。
セーラの躰は烈しく顫えてアクメを迎えて、コーマへと堕ちて行く。昏睡から醒めた時に
セーラはラビニアに抱かれながら、顔に貼り付いている長い髪を丁寧に取ってもらっていた。
今日、嘗ての特待生室だった自分の部屋で、いまはラビニアの部屋となった場所で何度
愛されたのとぼんやり考えている。それでもラビニアはまだセーラを嬲ろうと首筋にねっとりと
舌を這わせて熱く囁きかけるのだった。
「可愛いわ、セーラ!ここも、ここも!みんな、わたしのものよ!」
セーラの弛緩していた躰がふたたび緊張を呼び、かるく仰け反った。ラビニアはそれを
逃すまいと右手で頭を押さえつけて朱に染まっている耳を責めようとする。
「ああ……も、もう、もうゆるしてちょうだい……ラビニア、おねがい……!」
慢心創痍のセーラにまた官能の焔を焚きつける。
「あなたはわたしの宝物よ。だからもっと磨いて輝かせてあげるわ……そうね……
……セーラのぽってりとしたお腹をじんわりと弄ってから、わたしの左手をヴィナスの丘へと
滑っていこうかしら」
「お、おねがい……ほんとにかんにんして、ラビニア……もうダメなの」
「わたしはいまエミリーを犯しているのよ。そうだったわよね、セーラ?」
ラビニアの言葉が熱い吐息となって送り込まれ、舌が周りを舐ると耳朶を唇でかるく挟まれる。
そしてまたセーラに熱く囁く。
「裸の人形さんを嬲っていても面白くないでしょ。ほら、咥えなさいよ」
キャミソールの裾を持ってセーラの口に咥えさせて口答えを封印しようとする。
「いやあ、もういやぁ、いやぁ……いやなの……」
やっぱり私はラビニアの人形なのだという思いがセーラを狂わせる。
「あら、また強情なの。駄々っ子なのね。だったらね……」
ラビニアはベッドに手を付いて上体をゆっくりと起こし始める
「私がポニーになってあげるから、背中に乗りなさいな。それならいいでしょ?」
ラビニアの手がセーラの頬をそっと撫で、彼女の二の腕を掴んで引き起こす。
「ラビニア……」
「なに?」
「……私がなりますから」
「ばかね、あんたがポニーなら潰れちゃうでしょう。さあ、おいでなさい、セーラ・クルー」
セーラを引っ張っていきベッドに腰掛させると、ラビニアはベッドを降りて絨毯に四肢を付いて
セーラに臀部を向ける格好で四つん這いとなった。ラビニアの躰が猫のようにしなっていて
内腿のあわいの翳りが濡れてそぼっている眺めがセーラを蠱惑へと誘う。パチパチと暖炉の
炎が音を立て木が崩れる。赧い炎がラビニアの猫のような裸身を照らしていて、セーラには
たまらない。このままラビニアのお尻にむしゃぶりつきたいという渇望に駆られてしまう。
「なにをなさってるのよ!セーラ・クルー!」
ラビニアが右肩を落としてセーラを一喝する。
「は、はい、ラビニア……」
セーラはベッドから降りて四つん這いになってのったりとラビニアのお尻に這っていく。
そして尻朶を割り開いてひくつく窄まりへと舌を差し出した。
「ひっ……ち、ちがうのよ!セーラ!いいから、わたしの言うことを聞きなさいッ!」
双臀を割り開いていた一方を、ラビニアの濡れそぼるセックスへと伸ばしていった。
セーラの白魚のように細い指がラビニアの肉襞を嬲り、彼女の舌が蠢いて熱を孕んでいる
アヌスを舐め回して尖りを付けてそっと挿入する。
「ちっ、ちがうって言ってるじゃないのおおッ!ああッ!だっ、だめだったらあああッ!」
ラビニアの肩が崩れ落ちてセーラへお尻を掲げる格好になっていた。セーラの舌が浅く抽送を
繰り出し、ラビニアの太腿がガクガクと顫えだす。ねっとりとしたものがラビニアの内腿を滴り落ちる。
そしてセーラの指がひくつく秘孔をも捉えて突いた。
「ああっ、はっ、はあっ……いい……いいわ、とってもいいわああッ!セーラ!」
絨毯に伏していたラビニアが猫のようにそこを爪を立てて切なそうに掻き毟る。
「ああっ……はあ、はあ、はあ……はっ、早くいらっしゃい、セーラ……」
セーラはラビニアのアヌスから顔を離して快美感に顫えている双臀に頬擦りをしてからゆっくりと
立ち上がって、無様に太腿を開いて絨毯に肩を沈めて突っ伏しているラビニアの背へと跨っていった。
ラビニアはまだ痙攣を繰り返していて呼吸を整えようとしている。
「だ、だいじょうぶ、ラビニア……」
ラビニアの様子を窺おうと覗き込んだセーラの躰が後ろへ揺れる。ラビニアは両の手をしっかりと
付いて起き上がったのだ。
「ふふっ、し、心配なんかしなくて結構だわ……はあ、はあ……あんたなんかに……」
ラビニアがセーラを背に乗せてゆっくりと歩き出した。セーラは捕まるものも無く不安定に揺れている。
「セ、セーラ、私の肩に手を付いて……あんた転げ落ちちゃうでしょう……」
ラビニアが立ち止まって顔を捻じってセーラの方を振り向いた。その悦楽を求めるラビニアの顔に
セーラは怖いほどに呑まれていた。セーラが素直にラビニアの肩に手を添えると、ポニーとなった
ラビニアはまたゆっくりと歩き始め、暖炉の灯りが美少女たちのしっとりと汗に濡れた素肌を赧く照らしていた。
セーラはラビニアに悦んで貰おうと、足で彼女の柔らかい内腿に絡めたり、時折踵を濡れそぼる
秘所へとかるく擦りつけたりもする。
「そ、そうよ!とっても、お上手よ、セーラ!」
ともだちと呼べるにはほど遠い関係であっても、セーラには無上の歓びとなっていった。
「ありがとう、ラビニア!ラビニア!」
暫らくして慣れてきたセーラは片手を付いて、ラビニアの肋骨を浮き上がらせて喘いでいる脾腹を
手のひらで愛馬を愛でるようにそっとやさしく撫でるのだった。
「ああ……き、気持ちいいわッ!もっと、もっとしてええッ!セーラ!」
ラビニアの顔がぐんっと仰け反って叫ぶと、がくっと頭を垂れる。ラビニアの輝くばかりの汗に濡れた
金髪が宙を舞い、一瞬にして絨毯を掃く様にセーラの女芯はしとどに濡れ、ラビニアの背中をべとべとに
濡らしている。そして気づかないうちに、セーラはラビニアの背のうえで腰を振り始めていた。
「セ、セーラ……わ、わたしのお尻を打ちなさい……た、叩くのよッ!」
ラビニアの背中で腰を振っていたセーラが自分を取り戻していた。
「ねえ、ラビニア……もう、こんなことはやめましょう……おねがいよ……」
顔を捻じって、こちらを見ているラビニアにセーラは頼むのだった。
「あなた、わたしが憎くないの!あなたの部屋を奪って、専属のメイドにして大切な人形を
奪おうとしたのよッ!わたしを憎みなさいッ!さあ、ぶつのよッ!」
セーラは右手を掲げて振り下ろすのだが、かるくラビニアのくねる臀部をぺしっ!と叩くだけで
打擲には程遠いものだった。
「あなたはどこまで馬鹿なのよッ!私を憎いのでしょうッ!なら、叩くのよ!おもいっきり
叩きなさいッ!」
セーラは上体を背中に崩して、腕を折りラビニアの肩にしがみ付いて頬を擦り付ける。
「ど、どうしてそんなことを言うの……ラビニアには分かっているのでしょう?わたしエミリー
みたいなおともだちが欲しかったのよ……どうして苛めるの……もう苛めないで、いじめないで」
セーラはそう言ってラビニアの肩を涙で濡らす。
「わかったわ、セーラ」
「ありがとう、ラビニア……きゃああッ!」
セーラはラビニアの背中から振り落とされて、絨毯を転げた。ラビニアはセーラの転げた躰を
抱きかかえ正座した膝のうえへと載せる。そしてセーラのキャミソールの裾を掴み小さなお尻を
曝け出した。
「な、なにをするの!ラビニア!やめてよ!いや、いやあ、いやあああッ!」
ラビニアの膝のうえに載せられたセーラは脚をバタバタさせ、上体を捻じりラビニアの躰に手
を掛けようとする。
「お仕置きをするのよッ!言ってわからないなら、罰を与えてやるわ!」
「いやああああッ!やめてぇ、やめてぇ!」
セーラは涙顔でラビニアに哀訴していた。
ラビニアはセーラの透き通る素肌に掛かる黒髪に、その発せられた哀訴に嗜虐心が煽られて
幻惑され、掲げられた手がセーラの小さな双臀へと容赦ない打擲を与える。
パシィーン!パシィーン!
「ひっ、ひぃーっ!やっ、いや、やめてえッ!」
「ほら、嬉しいのでしょう!だったら、もっと歔きなさい!喚きなさいな!」
パシィーン!
「あ、ああ……や、やりますから、ゆるしてください……うああッ!ううっ、うう……」
上体を無理に捻じってラビニアにしがみ付こうとしていたセーラは諦め躰を元に戻して懲罰を
甘受するよう腕をたたんだ姿勢を取り啜り泣いていては、ラビニアの容赦ない打擲に悲鳴が
あがり、白い尻はみるみる赧く染まっていった。
ラビニアの膝のうえには透き通るような白い素肌の長い黒髪が乱れた様が儚げな華奢な
美少女が小さな双臀を赧く染めてのたうっている。セーラは涙をこぼして絨毯へと滲みを
つくっていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい……」
セーラはひたすら謝罪の言葉を口にし、その運命はいま自分が握っていると思うと無上の
歓喜にうち顫えて、ぽてっと腫れ上がってしまった双臀をラビニアはそっと愛撫するのだった。
「ひぃーっ……あううっ、ううっ」
そして両の太腿のあわいへと指を滑り込ませて愛液に濡れるセーラの柔肉を弄ぼうとする。
「セーラのここ、まだ生え揃っていないのね。私みたいになっていたら、もっと愛してあげられた
でしょうに……残念だわね……?」
「は、はい……ラビニア……うっ、うう……」
同意しながらセーラはお尻のひりつきに、媚態の交じる啜り泣きを洩らしている。
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名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2012/03/07(水) 20:59:28.06 ID:Ix5/riA1
ラビニアは秘裂を押し拡げて秘孔へと指を滑り込ませた。
「ふあっ……ああっ!」
「ごめんなさいね。痛くとも我慢なさい。罰なのだから、しょうがないのよ」
昂ぶったラビニアは幾らか強く指を使ったのだった。彼女はどうなのと、うな垂れて啜り
泣いているセーラの顎を掴んで顔を晒しあげる。
「は、はい……ラビニア……」
ぴちゃっ、くちゃっ……セーラの秘所からは湿り気を帯びた淫らな羞ずかしい音が聞こえて
きていた。
「さあ、立ちなさい!もう一度、私の背中に乗るのよ!いいわね!」
「ああっ……」
指が抜去されるのをセーラはお尻を揺すって名残惜しそうに躰を動かした。ラビニアが
セーラの下腹から膝を抜いて獣の格好となった。
「何をしているの!早く、いらっしゃいセーラ!ポニーに跨りなさい!」
セーラは気だるそうに肘を付いて上体を起こしてラビニアの方を見ている。そしてゆっくりと
立ち上がって逆向きにラビニアの背中へと跨った。セーラは自分よりも遥かに魅力的で女性
らしい双臀をしっかりと見据える。
「セーラ、おりこうよ!それでいいのよ!それでッ!」
ラビニアは顔を捻じってセーラの自分の背に跨る姿を確かめると、前を向いて息を潜めその
瞬間をじっと待つ。
「いいのね、ラビニア……ほんとうに」
セーラの臀部のひりつきは、この恥戯の蠱惑によって快美の疼きへと変貌して、愛液を
途切れなくラビニアの素肌へと滴らせていた。
「は、はやく来てちょうだいッ!セーラ・クルー!」
ラビニアは堪らなくなって絨毯のうえを背中にセーラを載せてゆっくりと歩き始める。セーラは
躰がゆらゆらと揺れて左手をラビニアの腰に付いて安定をはかり、ここぞとばかりに右手を高く
掲げて思いっきり振り下ろした。
ひゅん パシーン!
「ひっ!」
ひゅん パシィーン!
「ひあッ!」
ひゅん パシィーン!
「もっと、もっとよ……セーラ……あううッ!」
セーラはラビニアの臀部にもっと強く打ち付ける。その桃尻はみるみるセーラの赫を凌いで
いった。ラビニアの躰はもっと強い刺戟を求めて尻を揺すって歩いていた。
埒が無いと悟ったセーラは馬に乗る格好となり、ラビニアの臀部に数回打ち下ろした。
「ち、ちがうじゃないの!セーラ!それじゃあ、さっきといっしょじゃないのよ!」
ラビニアが顔を捻じってセーラを見ると、彼女は濡れるセックスを擦り付ける為に腰を律動させ
左手はラビニアの肩に添えて、右手でラビニアの秘部を嬲り始めた。
黒髪を振り乱して腰を烈しく振り続けるその姿に、ラビニアは魅入ってしまった。その瞬間、
ラビニアのアヌスに挿入感が知覚された。
「あううっ、ああッ……」
セーラはラビニアの愛液を指に塗り込めて、彼女の官能に喘ぐ窄まりを指で貫いていた。
アヌスへの予期していなかった挿入感がポニーとなったラビニアへの強烈な鞭となった。
セーラは度重なるラビニアの責めから理性の箍が外れてしまい、烈しく彼女の窄まりを責め立て
抽送を繰り出してしまう。
ラビニアにはもう顔を捻じって、性愛に覚醒した女神を眺めているゆとりなどもはやなかった。
仰け反って獣じみたしわがれ声を張りあげ、また頭を垂れて悶えている。ラビニアの歩みは
暖炉の傍で立ち止まって、セーラからの快美の嵐を噛みしめる。
「ごめんなさい、ごめんなさい……ラビニア、わたし、わたし……もう、わかんないいいッ!」
セーラの腰の律動が烈しさをどんどんと増していった。
「あうう……いや、いやっ……パパ……ああっ、パパあああッ!」
ラビニアの口からパパという言葉が洩れて、初めてセーラに彼女が近しい存在に思えていた。
「ラビニア!ラビニア!ラビニアあああッ!」
悦楽に総身を顫わせる少女たちを暖炉の灯りが赫く照らしている。ラビニアの四肢はガクガクと
痙攣して遂に深い絨毯へと突っ伏して崩れた。ふたりは折り重なるようにして荒く息を付いている。
ラビニアの赧く染まる臀部に同じようなセーラの尻が乗っかって、割り開かれたヴァギナからは
愛液をたらたらと零れさせている。
「ご、ごめんなさい……ラビニア……ごめんなさい、ごめんなさい……はあ、はあ、はあ……」
セーラの両の手はラビニアの肩をしっかりと握り締めていた。
「い、いいのよ、セーラ……とても、気持ちよかったから……」
ラビニアは顔を横にするとセーラの手に自分の手をそっと重ねた。
「ほ、ほんとなの……ラビニア……」
セーラは甘えてラビニアの汗にしっとりと濡れている素肌に頬を擦り付けていた。
「ほ、ほんとうよ……セーラ……」
ラビニアがそう答えた時、耳にしたのは肩から聞えてくるセーラのすうすうという可愛らしい
寝息だった。彼女はぱちぱちと音を立てている暖炉の炎を碧眼に映してから、顔のところで
腕を組んで横に載せるとセーラの寝息をララバイにして浅い眠りへと落ちていった。