「これはお前のものか、女装しているのか?」と問い詰める母親に、私は今まで見てきた変な夢のことや、
誰かが私に女装せよと命じていることや、一人でいると誰かが傍にいるような気がすることを全て話しました、
そのときの母親の答えに私は肝をつぶしました、私がまだ幼稚園児ぐらいだった時、親父のいない昼間に部屋の中だけでだが、
可愛らしい女の子の服を着せて亡くなった姉を偲んでいた事(この記憶が残っていて、例の変な夢につながっていたのか?)や、
今でも見られるはずのない姉の生長した姿の夢を見るが、その姿は女装した私の姿そのものだと、
そして姉が私の体を借りていること、つまり私が女装していることも全て知っていた、
道理で、私の一人暮らしに賛成をしてくれたわけだ。
しばらくたってから母親から電話があった、それは私の心臓が口から飛び出すほど衝撃的なものだった、
「夢の中で○○子が淋しそうに泣いてばかりいる、ちょうどお父さんが会社の慰安旅行で家を空けるので、
一度女装して会って欲しい」と。
ちょうど私も一人暮らしをよいことに女装したまま寝たりしていたが、いつも誰かに見られているような感覚があり、
気になっていたので二つ返事で承諾した、