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名無しか・・・何もかも皆懐かしい:
小公女エイミー
舞台はアメリカのマサチューセッツ州のマーチ学院。
メアリー・マーチ氏が経営するこの学院は多数の女子学生が寄宿舎学園生活を送って
いました。
主人公のジョセフィンは学院で代表として誇らしげな生活を送っていましたが、とあ
る投資家の娘エイミーが学院に入ってきて生活は変わります。
エイミーの父のフレデリック氏は全米で有力な靴屋に投資している大富豪で、マーチ
院長はごまをすってエイミーを大切にします。代表の座もエイミーに奪われます。
ジョセフィンはエイミーが憎くて仕方ありません。
エイミーの誕生日に一通の手紙が学院にやってきます。それはエイミーの父フレデリ
ックが戦死し、しかも投資していた靴屋は戦争で潰れてしまってたとのしらせです。
マーチ院長は態度を一変しエイミーにつらくあたり、無一文の孤児になったエイミー
を学院の奴隷にします。
エイミーにとってつらい日々が始まります。
奴隷長のハンナにこきつかわれ、マーチ院長にはどやされる毎日。
しかしエイミーはそれでも落ちぶれても元上流階級の誇りを失いません。
それを見てジョセフィンはますます苛立ち、エイミーを執拗にいじめます。
ある日、隣にローレンスという大金持ちのじじいが引っ越してきましす。
その老人はエイミーの父フレデリックの親友で共同出資者でした。ローレンス氏
とフレデリックが投資したある靴屋がその時には世界有数の大靴屋になっていた
のです。
ローレンス氏はエイミーがフレデリックの娘だとわかると、エイミーを引き取っ
て家族の一員に加えて財産の相続権を渡します。
ブーツプリンセス・エイミーローレンスの誕生です。
この顛末を見たジョセフィンは自分の敗北を悟り、エイミーに勝つためニューヨ
ークにそそくさと逃げていきます。
「大統領夫人になって必ず貴様を倒す」と言い残して。