宇宙戦艦ヤマト第57話「号砲一発!!宇宙戦艦ヤマト始動!!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

東京地裁 平成11(ワ)20820等 著作権 民事訴訟事件
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/Listview01/27E3DE7D0CD6356249256BE200353BDD/?OpenDocument
(c) その他
原告が主張の根拠とする「宇宙戦艦ヤマト」の「波動砲」についても,そもそも「創作ノート」には記載されていない。

第3 争点に対する( 司法 )判断
1 本件著作物1(=宇宙戦艦ヤマト TV版)の著作者 について

(1) 被告(=西崎プロデューサー)の寄与の程度
ア.事実認定
(ア) 本件著作物1製作の契機及び本件企画書の作成
被告(=西崎プロデューサー)は,豊田の原案のうち,敵役を「コンピュータ」から「ラジェンドラ星人」(後のガミラス星人)に,
作品の中心となる「アステロイド・シップ」を「戦艦大和」に由来する「宇宙戦艦ヤマト」に
(なお,当初の段階では,宇宙戦艦「コスモ」とか「イカルス」とされていた。),
その乗組員を全員日本人に,(西崎プロデューサーが)変更した。
(ウ) 本件企画書と本件著作物1との比較
c 本件企画書と本件著作物1とは,話題に盛り込まれたアイデアについて,),「ヤマトの最終兵器,空間波動砲(波動砲)」(5話ほか)で共通する。
>>886
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/Listview01/27E3DE7D0CD6356249256BE200353BDD/?OpenDocument
(2) 原告の寄与の程度
ア 事実認定
前掲各証拠及び弁論の全趣旨によれば,以下のとおりの事実が認められ,これを覆すに足りる証拠はない。
ウ 原告の主張に対する判断
(ア) 原告は,本件著作物1の製作過程において,波動砲,波動エンジン等のアイデアを提供したこととなっていることなどを根拠に,
原告(=松本零士)が全体的形成に創作的に寄与した者である旨主張する。しかし,前記(2)において認定したとおり,
原告の関与した作業内容は,美術及び設定デザインの一部であって,本件著作物1(=宇宙戦艦ヤマトTV版)の全体からみれば,
部分的な行為にすぎないといえるから,原告がこれらの作業を担当したことによって,全体的形成に創作的に寄与したということはできない。
(イ) 原告は,創作ノートに基づく本件著作物1の全体的形成に創作的に寄与したと解すべきである旨主張する
。しかし,原作の上記主張は,以下のとおり≪失当≫である。
原告(=松本零士)が本件著作物1の製作に関与したのは昭和49年4月ころであること,1頁目には,5月21日と日付が記載されている
本件著作物1の第1回目の放映は同年10月6日であり,番組放映の直前に原作が決定するとはおよそ考え難い
(エ) 原告は,昭和36年(1961年)に原告が著作公表した「電光オズマ」における「大和作品」を発展,昇華させたもので,
同作品における物語の基本構成,場所的・空間的設定,機械構造物及び主要登場人物の各点において本件著作物1と共通する旨主張する。しかし,
≪両作品の全体のストーリーは全く異なり≫,アイデアに共通性があるだけであるから,そのことをもって,
原告(=松本零士)を本件著作物1(=宇宙戦艦ヤマトTV版)の全体的形成に創作的に寄与した者であるということはできない。
>>887
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/Listview01/27E3DE7D0CD6356249256BE200353BDD/?OpenDocument

(3) 結論

以上によれば,本件著作物1の全体的形成に創作的に寄与したのは,専ら被告であって,原告は部分的に関与したにすぎないから,
本件著作物1(=宇宙戦艦ヤマトTV版)の著作者(=原作者)は,被告(=西崎プロデューサー)であって,原告(=松本零士)ではない。



司法が認定した「証拠」が書き換えられない以上、
宇宙戦艦ヤマトが、西崎プロデューサーの単独 著作者人格権(原作者権)作品である事実も変えられない。
そして、松本零士が宇宙戦艦ヤマトの法的原作者ではない事実も確定し、
潟oンダイのゲームソフトは虚偽原作者表示のインチキ商品である事実も確定してる。
「波動“砲”」のアイデアは、西崎プロデューサーによる原作で、
松本零士は、西崎プロデューサーの「波動“砲”」アイデアをパクっている。