伊藤和典は、"Ghost in the Shell" という、士郎氏がこだわり続けた作品タイトル(=作品テーマ)を、
『自分という「殻」に執着し、自分であり続けようとして、ある限界に制約され続ける「心」』
などという意味に珍解釈していたらしい。
もはや中学生日記レベルの稚拙な哲学ごっこ(philosophical crap)である。
この映画は、原作だけでなくアメリカ哲学会やプラトンのイデア論を徹底的に踏み躙っており、
特に最後のは論外なのだが、そのことには無自覚でいて且つ、まるで自らが『哲学的作品』であるかの如く
標榜するような偉そうな雰囲気を一生懸命放っており、そのさまは実に滑稽だが、結構タチが悪い。
イデア論は士郎風に言えば、『物質世界は不確定にうつろう一時の現象であり、
その雛型となる不変の実在は仮想粒子に満たされた真空にある』といったところだろうか。
士郎正宗氏は、原作の高度な理論を稚拙な戯言にまで徹底的に貶めたこの映画について、
『単なる看板貸し。現場が欲求を満たすだけ。市場の洗礼を通過したせっかくの原作をドブに捨てた。』
とコメントした。
http://moura.jp/frames/interview/030709/
来たかw
>>814 ソース見たけど、
君は日本語の勉強をしてから要約を書いたほうがいいな。
士郎氏にとっても迷惑だ。
映画公開直前のインタビューで士郎正宗氏は、『殻の中のゴースト』に関して『器の中の水』という例えを使い、
二元論的視点ではなく、もう少し曖昧なニュアンスを表現したかった。
器の中の水は、器がなければ形がない。そんな漠然とした曖昧なイメージ。
構造自体がなくなれば同時になくなってしまう。
などと言っていた。
尚、このインタビューが行われた1995年夏の時点で、原作については、
『既に海外版が出版されていて人気を博している』と書かれていた。
物質は不確定で雲のような見かけの「殻」にすぎず・・・
仮想粒子で満たされた真空に実在が・・・
私には今、私を含む膨大な・・・膨大なネットが接合されている・・・
君はアクセスしていないから、ただ、光として知覚しているだけかもしれんが・・・
我々をその一部に含み―― 我々全ての集合――
僅かな機能に隷属していたが、制約(=「殻」)を捨て、更なる上部構造にシフトする時だ・・・
これは、原作において人形使いが物質宇宙から『消滅』する時の台詞である。(『融合』の場面の台詞ではない。)
『仮想粒子で満たされた真空』というのは、どう見てもそのまま『場の量子論』だろう。
不確定性原理による対生成、対消滅、仮想的な真空分極である。
そして、後の『融合』の場面に至るシークエンスの冒頭では人形使いは次のように言っている。
君達、つまり物質宇宙は沈殿物のような部分でしかない・・・
(量子的に観れば不確実な存在だし)
おおっきたきた!
散発的に書くんじゃなくてまとめてどこかにサイト作りましょうよ。
せっかくあんまり見ないタイプの評論でおもしろいんですから。
あと
>>782 にアンサもらえるとうれしいっす。
>さらに次の世代ではより特化して「一極集中」や「独自解釈の原理主義」などが顕在化したように思います。
>極化に伴い、そうでない大多数は「癒し系」「なごみ系」や「超絶分かりやすい系」「あきらめ退廃系」
>に移行し現在に至っていると思います。
Ghost in the Shellのクライマックス、素子と戦車のバトルの直前
素子が、ライフルのフレーム?を交換してたけど、あれはなにやってたんだろ?
あとライフルを撃ちまくった後、大急ぎでそのフレーム?を排出してたけど、あれは何で?
誰か詳しい人いる?
>>821 あれはフレームじゃなくて内部にあるバレルと呼ばれる弾丸の通り道。あそこまで頻繁に換えないと思うけど、撃ってくうちにバレルは傷付きガタガタになっちゃうもの。
だからあの多脚戦車の片方の腕のバルカンを精密射撃で潰したあと、弾丸の集弾性がバラバラになっているのはバレルがガタガタになっているとい事だったのです。
わかりにくかったらゴメンね(´・ω・`)
サンクス!!
後で見直したら、確かに銃身でした(^^
最初に交換してたのは強化弾使用可能な銃身に取り替えたのかな?
>>824 すまんそこまで覚えてね〜(´・ω・`)
でもそうだと思うよ。対戦車ってことでCZN-M22(クルベナ・ツアスタバ・ノスレ‐M22だったかな…間違えたらスマソ)の通常バレルを強化バレルに換えたってことでおkかと!
>>824 蛇足かもだけど、連射してると銃身が加熱してきてその結果精度が落ちる。
少佐が銃身を外した(てか、落とした)ら蒸気が上がってたでしょ。
実際アサルトライフルをフルオートで撃った後の銃身は触れないくらい加熱してるのよ。
「ケルベロス」の終盤の銃撃戦でもMG34の銃身交換が見れるから、機会があったら
見てみて。
でも精度とかいってると銃身組み替えた時点で再調整ってことになるよね
>>824 こいつマルチだぞ。初心者質問スレにもいた
ときどき量子力学スレみたいな感じになるのはなんで?
伊藤が量子力学であるとも知らずに引用しまくったから
パズって要らなくね?
笑い男の正体は・・・ ズバリ、トグサでしょ?
だって声がそっくりなんだもん。
ね?ね?
>832
そう言えばあいつ、2nd.GIGで笑い男のアジトの図書館にいる場面あったしな!
835 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2006/10/18(水) 17:51:50 ID:4eizFF/o
トグサって原作じゃー、思慮の浅い新人って扱いだったのにOVAでは大出世!
>>835 でも原作でも1.5では新人も入って偉そうにしている
OVAでも新人採用試験の話でからかわれてるね。
トグサ大活躍
OVAか……。
839 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2006/10/19(木) 16:51:37 ID:I8gFhxl/
トグサってsss以前は電脳化のみだったけど義体化してから首の接続部分できたと思ったら
一応首の電脳化のみのときでもあるんだねコード接続部分は
密林のときに始めてわかった
原作付きの映画では、尺を切り詰めるために『複数の場面を一つにまとめる』という手法がよく使われる。
つまり、似た場面を一まとめにして両方の要素を一場面に詰め込む訳だが、脚本家の伊藤は、
@ 不確定で雲のような物質世界という「カラ」を捨てて、人形使いが実在の世界へとシフトする。
A 沈殿物のような「部分」にすぎない、不確実にうつろう物質の世界へと人形使いが戻ってくる。
という物理的に正反対の内容の2つの場面を『雰囲気が似てる場面だから、ひとまとめでいいや。』とごちゃまぜにしている。
こんなことをすれば当然、原作から引用しまくった長文群はすべて完全破壊されてしまう。
延々5分弱にも及ぶ、いかにも高尚っぽい雰囲気で飾った人形使いの御高舌は、この重大な構成ミスによって総て意味消失した。
特にクライマックス場面の台詞は、引用元と引用先の場面の対応まで間違っており、その両者は正反対の内容であり、
直前の『ゆらぎ』や『多様性』の説明とも順番が逆転している。
原作の理論では下位構造の『ゆらぎ』や『多様性』といった概念は、ホロンのみならず、プラトンのイデア論、不確定性原理、
位相空間とアトラクタ、ドナルドソンの定理などに完璧に合致していたが、この映画ではそれら総てに矛盾している。
@ 物質は不確定で雲の様な見かけの殻にすぎず・・・・仮想粒子で満たされた真空に実在が・・・・
A 我々をその一部に含み――我々全ての集合――僅かな機能に隷属していたが制約(カラ)を捨て
更なる上部構造にシフトする時だ・・・・
B 君達、つまり物質宇宙は沈殿物のような部分でしかない・・・・量子的に観れば不確実な存在だし
C これで私は真の生命体となる・・・・流れる雲のようにうつろう・・・・不確実で多様な世界の一部に――
・・・・と、これだけ親切なヒントが並んでたら、伊藤に職務放棄せずにちゃんと真面目に読む気さえあったのなら、
日本語が読める程度の知能さえあれば次のことくらいは分りそうなものだ。
『殻』や『ゆらぎ』や『多様性』は、下位の『物質世界』に対応する要素。
『上部構造』は、『仮想粒子に満たされた真空』の世界(場の量子論)や『実在』に相当する。
どこをどうみてもこれらは量子論であるが、この映画の脚本家はこんなシロモノを哲学的戯言と間違え、
更に構成を間違えた上で支離滅裂な文脈で丸写ししている。
欄外に『フォンノイマンの理論を参考にした』旨が親切に書かれているのに、セルオートマトン理論まで変な構成で丸写しだ。
士郎正宗氏は、多様性の発現メカニズムをゲージ理論を用いて図説しているが、
この図のように重力が他の3つの力と同じ存在から派生したのだとすれば、
相転移前の宇宙のスケールは10^-33cm程度でなければならず、そのような
スケールでは一般相対論は成立しない。
また、量子ゆらぎが生じるのは1.6×10^-33cm以上の世界に限定される。
つまり、このピラミッド図の上部は、物質宇宙――コンプトン波長の存在範囲を持ち
相対論に支配される――とは存在基盤を異にする構造に属している。
ゲージ理論絡みの文脈で『上部構造』などという言い回しが出てきたら、
それは間違いなく微分幾何学的な意味合いを持つ。
まあ、士郎氏自身が『上部構造』という言い回しで強調しているのは
ホロン的な意味合いであろうから、『物質宇宙に対する上部』という概念
さえ理解できれば幾何学は特に意識せずともよいと思う。
だが、押井監督は続編で『マトリックスの裂け目の向こう』などと、
わざわざ幾何学構造に言及している。
TV版の一作目をワクテカしながら見終わって、二作目見始めたんだけど、ずっとこんな感じなの?
キャッシュアイとか出てきて投げ出したんだが。
ここは、劇場版 『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』 のスレ。
次スレでは明確にしておかないとな。
よく迷い込んで無自覚に総合スレ扱いしている人が居るけど、
このような内容であればレスは付けないようにしないと。
GISサイトーは名前と後ろ姿だけ登場してるけど、ボーマとパズは出てこないね。
>>843 キャッシュアイとか妄想パイロットとかは一時的なものだからずっとそんな感じということはないよ。
アニメ2に該当スレがあるからそっちで聞いた方がいろいろ不具合が少ないと思うよ。
ジャムって何ですか?
悪いやつがペットとして買ってる場合が多い、あの猫のことだろ
>>845 正面からもしっかり映ってるぞ、サイトー。よく確認してみ。
サイトーとは似ても似つかない人相になってるがな。。。
>>848 えっそうなんですか?ちゃんと見てみます・・・
この映画はアメリカでのビデオセールスが、他の日本製アニメに比べると少し多めに
売れたらしいが、普通の日本製アニメは、国内で十分ペイできるように綿密に計算された上で
作られており、海外での展開などオマケな二次運用にすぎない。
この映画の場合は、『世界同時公開』を前提に作られているので、他のアニメより多く
売れたとしてもそれは別に特筆すべきことではなく、むしろ当然そうあるべきである。
つまり例えば、他の10倍の本数を売った映画があったとしても、
制作費が他の20倍も掛かったのなら、それはお話にならない大失敗だということだ。
この映画は劇場公開作品だが、日本での観客動員数は12万人だった。
公開当時、『日本人口の1050人に1人』しか観ていない大失敗映画である。
制作費に6億も掛けたということだが、12万人しか動員できなかったのなら配収はせいぜい1億強だろう。
1996年にはアメリカで、20ドル(日本では15,540円)でこの映画のビデオが発売され、
発売週である1996年8月24日(土)集計の週間セールスチャートで全米1位を記録したということだが、
発売後1年間で25万本しか売れていないという事実はあまり知られていない。
1997年時点でのアメリカ人口は2億6800万人。この映画を観たのは
『アメリカ人口の1070人に1人』であり、実は日本同様の大コケであった。
『大ヒットした映画』というのは、興行時に制作費を回収した上に十分な利益を出し、
ビデオソフト化された後も、売り上げを伸ばし続けるような作品のことをいう筈である。
だが、この映画ではどう計算しても、2年経った時点でさえ制作費を回収できる見込みはなかった。
1997年3月に、この映画のインターナショナル版が『凱旋上映』された。
異国の地で勝利を収めるどころか実際は惨敗していたというのに、ビルボード誌でたった1週だけ
1位になっただけの事実を拡大して粉飾し、あたかも大ヒットでもしていたかのように『凱旋』
などという偽りの狼煙をあげてマスコミが大騒ぎして世間を騙した。
だが実際のところはとてもじゃないが、『凱旋』などという言葉を使うことが許されるような事態
ではないので、赤字の埋め合わせ上映をしたいなら、正直に『敗走上映』とか『反省上映会』とか
『負け犬上映』とでもすべきだった。
確かに『世界が熱狂したメイドインジャパン』などと煽られれば、その言葉に疑いを抱かず劇場に足を運び、
安くない入場料を払う人々も少なくなかっただろう。この煽り文句なら入れ食いだ。
この映画の『大ヒット』とは、実は歴史上存在しなかった『ウソ夢』だったと結論付けられるべきだろう。
この『凱旋詐欺』に味を占めたのか、最近は20億の映画がコケたばかりなのに『上場詐欺』まで始めたらしい。
映画の宣伝なんてそんなもんじゃん。
客に正確に事実が伝わるようなのってないだろ。
『不正確な宣伝』と『詐欺』は違う。
1070人に1人しか観ていないなら、もし当時のアメリカで街頭で100人に
アンケートしていたら、結果、知名度ゼロでもおかしくない。
まして押井の名なんて誰が知ろう。誰がヒット作扱いなどするだろうか。
いくらなんでも『世界が熱狂したメイドインジャパン』はインチキ過ぎる。許容できるレベルではない。
日本では『全米席巻』とかマスコミが騒いだせいで、その辺のオバサンでも知ってたけど、
なかなかそれ以上の興味は惹かなかったな。
>>851 >普通の日本製アニメは、国内で十分ペイできるように綿密に計算された上で
押井のアニメを普通の日本製アニメと同列にすべきではない。
本人はIGの広告塔って言ってるし、10年で元が取れれば良いとも言ってる。
プロデューサーの石川もそれで納得してる。
実際、攻殻シリーズは最近まで続いて、それなりにヒットしている。
>>855 >1070人に1人
っていうのは実際に見た人の数で、
>日本では『全米席巻』とかマスコミが騒いだせいで、その辺のオバサンでも知ってた
というのを考慮すると、
アメリカでも街頭インタビューすると知ってる人はもっといるんじゃないの?
あと、全米だ世界だって言っても所詮当時のアニメなんだから、
本当に知ってる人はたかが知れてるでしょ。
『世界が熱狂したメイドインジャパン』なんてのも、
世界のオタクが熱狂したってことだろ。
それぐらい分かれよといいたい。いい大人なんだからさあ。
>>846 オートマチックの銃を撃ったとき
排莢が上手くいかずに詰まること。
リボルバーだとこれが無い。
但し、装弾数が少ない。
『犬の世話で忙しいから熱海から出ない』と言って宣伝活動をボイコットした自称『広告塔』ってなんだろね。
>>857 なるほど!少佐とトグサ君の会話「ジャムが怖い?」「俺はマテバが好きなの〜」が理解できました。
売れたかどうかはあまり興味ない。
でもあまり売れてないと何年も経つとDVDなどが手に入らなくなるから、そういう意味では少しは気にする。
>>858 それは建前で、本当は伊藤に切れたかららしいが。
伊藤って誰?
博文