クラピカのエロ小説書いてみない？

５００ぐらいは行ってみようや

２GET

勝手に。

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>>4
ｵｽﾞｶﾞﾙｪ。(ｵﾝﾄﾞｩﾙ

今日、私はとあるホテルのロビーで友人と話をした。
とても真剣な話だ。
私の能力を友人たちには知っておいてもらいたかった。
鎖を自分の心臓にもさしていることも・・・。

ここは、ホテルのトイレ、大便の個室である。
緊張感から解き放たれた私は、一気にこの行き詰まりを解消すべく、深々と腰を下ろし
かれこれ30分は粘っている。

コツン、コツン・・。
足音が近づいてきた。
二人組みらしい、足踊りは少年のようだ・・。

二人組みの足音の正体はどうやら私の友人らしい・・・。
明るい声の方がチャックをおろすと同時に口を開いた。
「ねぇ、キルア、クラピカの話には驚いたよね・・？」
「うん、あぁ、まぁあんなだろうとは思ってたけど・・・」
呼びかけたのはゴン、とても真面目なやつで、私に鎖を自分の心臓に刺してもかまわないとまで言ってくれた
一方はキルア、彼の家族構成は一言ではいい切れない複雑なものだった・・・。

「ところで、ゴン、お前本当にクラピカの鎖を心臓に刺すつもりだったのかよ？」
キルア派少しあざ笑うかのように言った。
「・・・ん・・うん、でも、あの場合、あぁでも言わない事には・・クラピか一人が背負い込んでるように思えて・・」
「でも、お前鎖だぜ？んなモン体に埋めて、もしものことがあったらどうすんだよ？」
「・・・えぇ、そこまで考えてなかったから・・・」
「考えろよ、ちょっとは、もし鎖が念とはいえ、さび始めたらどうなるか考えても見ろよ」
「えっ！？念てさびるの？」
ゴンの驚く声はひときわトイレの中で響いた。
「ん？あぁ、いやわかんねーけど・・・」
「・・・もし錆びたら・・・・、クラピか死ぬよね・・・、絶対・・・」

洗水のほとばしる音を二つ残して、二人の足音はその場から遠のいていった。

私は、今の今まで考えたことが無かった。
「・・・・鎖の念って錆びるのか・・・？」
これは、もしかすると旅団どころではないのかもしれない・・・。
こうなっては、一刻も早く外科手術を受けるほかに助かる方法は無い。

キルアの残酷なまでの冷静さには恐れ入った。
大便に腰掛けながら、前のめりに、親指と人差し指でおでこを支えた。
こうする格好が、もっとも冷静な判断を取り戻すことができる。
確か似た銅像が存在する「地獄を覗いた人物」である「考える人だ」
あれは、指であごを支えているのだったか、はたまた、手の甲で顎を支えていただろうか・・・。

雑念がよぎる。
汗が指ににじむ・・・。
考えるべきは一つ「・・・念はサビるのか・・・？」

このあと、胃潰瘍でクラピカは病院へ入院が決まった。
しかし・・・。
「心臓に鎖がささってるんです」
と公言したことが原因で精神科の隔離病棟への移送が決定した。

医師「では、クラピカさん、今日の診察ですけどもね・・？」
クラピカ「私は病んではいない！こんな場所へ私を隔離するとは、貴様、旅団の一人だな！？」
医師「旅団ですか・・・」
クラピカ「そうだ、旅団だ！」
医師「・・・その旅団があなたに危害を加えるわけですか？」
クラピカ「違う！私が旅団を刈っているのだ！」
医師「旅団は悪いことをする人々ですか」
クラピカ「そうだ、私の父と母、一族を皆殺しにしたんだ！」
医師「すると、あなたは、一族の最後の生き残りなわけですね？」
クラピカ「そうだ！私が最後の緋の一族だ！」

医師は、二度三度うなづいたうえで、カルテに一行加えた「被害妄想癖が見受けられる、又、誇大妄想の感もある」
隔離病棟での扱いは散々なものだった。
あじ付けの悪い食事に、外出もままならない。
ハンターカードを差し出したときは、医師から大声で叱られてしまった。
「どこで、こんな大それたものを拾ったんですか！警察に届けずに隠し持っていてはいけませんこれは、私が預かっておきます」

そんなわけで、私は身分証の一切を失ってしまったのだ・・・。

私は、固いベッドに体を横たえてしばらく考えていた。
どこで、道を踏み外したのだろうか・・・。

両側の病室には、特有の波長を感じるらしい患者がそれぞれ大声を上げている。
右の病室の患者は、深刻な妄想癖らしい。
「お前だけは殺すぞ！大統領に言いつけてお前を殺してやるからな！氏刑だ！氏刑だ！ヒャハハハハ！」
などと、毎晩30分おきに、月に向かって叫んでいる。
左の病室は穏やかだ。
つめでコンクリートの壁を引っかくのを辞めてくれればだが・・・。

朝は早い、看守が鍵を開けるのと同時に目は覚める。
このままで私は旅団を倒すことができるのだろうか・・・。
その前に・・・、鎖が錆びないだろうか・・・。

ところで、なぜハンターカードを奪われたときに、私が抵抗しなかったかを付け加えねばならない。
私は誓約を自分に課している。
決して旅団以外の人間を、この鎖で攻撃してはならないというものだ。
もし、この誓約を破ると、鎖が私の心臓を突き破る。
かつて、ウヴォーギンという名の旅団を刈った、あのときのように、それが自分の心臓を突き破るのだ・・・。

このことは医師にも話した。
クラピカ「お前を攻撃しないでやっているのは、わつぃが誓約をしているからだ・・・」
医師「誓約ですか・・・？それは、誰と」
クラピカ「それは私自身だ！」
医師「は？・・、えっと自分自身に誓約をかけているわけですか？それはなぜ？」
クラピカ「私は特質系だからだ・・・」
医師「・・・」
クラピカ「私は怒りが、頂点に達したとき、目が赤く染まり、すべての力を10出すことができるのだ！！」
医師「・・・１０ですか・・・」
クラピカ「あぁそうだ、旅団も一人、もう殺してきた・・」
医師「あぁ、そうなんですか・・、それは大変でしたねぇ、明日の診断は速めに行いましょう、じゃ、今日はこのくらいで帰って結構ですから」
クラピカ「おい！貴様！！信じてないだろう！」

医師の胸ぐらをつかみかかろうとした、その瞬間、大柄の黒服の男に両腕をはがい締めにされて、私は、一人、さらに特別な部屋に移された。

最近、体がけだるい。
どうやら精神安定剤の躁鬱剤を服用していることが原因らしい。

鉄格子を握り締め私は叫ぶ。
「ここから出せ！こんなところに、私を閉じ込めておけると思うなよ！！」
声はむなしく響く。
ここは、一番特別な人間が入ることになっているらしく、管理はすべて監視カメラで行われているらしい。
静かだ、世界で自分ひとりが生き残ったような静けさだ。
私はここにきて2週間、この生活になれ始めている自分に気がついた。

しかし、時折はこうして叫ぶのだ、自分を忘れないために。
「おい！！看守！見てるだろう！ここから私を出せ、私がその気になれば鎖を飛ばして貴様の首をへし折ることもできるんだぞ！」
しかし、返事はない。
「よしわかった！首をへし折るのは、今日は辞めといてやる、しかしだ、医者を呼べ精神科医ではない、外科医だ！」
鉄格子に指が食い込む、激しく体を鉄格子にぶつけながら、私の正論は続く。
「お前、心臓に鎖が刺さってる人間の気持ちを考えたことがあるのか！？無いだろう！！あってたまるか！私でさえ、つい最近まで気がつかなかったんだからな！」
クソ！と鉄格子を蹴り上げる。
静寂の中で私は自分自身を救わねばならない。
あきらめるわけには逝かない。
そこで、ふと名案が浮かんだ。
「おい、聴け、聴けよ！たとえばな、良かれと思ってお前が自分の娘に、指輪を買ってやったとするだろう？」

これは、名案である。
自分で言うのもなんだが、これで心を動かさないやつがいれば、ロボットしかいない。

「例えば、良かれと思って、お前が自分の娘の誕生日に、指輪を買ってやったとするだろう？」
私は、自分の気持ちでなく具体例で攻めてみようと思った。
「ところが、どうだい！その指輪が、娘の指に食い込み、食い込んで抜けないばかりか、錆び始めているとしたらどうだい！！？」
私の嘆願はかなわないのか・・、そう思った瞬間、見回りらしい看守が、私の病室の前で立ち止まっていることに気づいた。
チャンスだ、ここを逃してはならない。
「・・・な？わかるよなぁ、そんなつもりじゃないのに、サビちゃうんだよ・・・、さびちゃうの・・・、、こまるでしょ？ねぇ？」
私の声に看守はノックで答えた。
あぁ、ようやくわかってもらえたか！と私は涙が出る思いだ。
「なぁ、そうだろ？こまるよな？なぁ？」
2週間ぶりの理解者に、私の胸ははちきれんばかりだ。
顔を鉄格子いっぱいにすりよせて、彼の反応を待った。
看守は的確の返答を返した。
「・・あの、おれさぁ、娘いないんだけどぉ・・・」
木村拓也張りの演技力で・・・。

静寂は、まだ終わらない・・・。

おーわり！
一人で言って、何ですが、お疲れ様！
削除されるもよし！このまま、誰かがつづけるもよし！