【空】魔法のプリンセス ミンキーモモ【初代】

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モモは一見明るそうに見えて、悲壮感の漂う作品でもあった。
これが同じ企画が二つに分かれ、日テレとぴえろに行った片割れである
マミとの大きな違いである。
ところで、「魔法で夢がかなうとは限らない」的な描写は実は昔から
東映もお得意の手法だったんだよね。でもモモは決定的なところが違った。
チャッピーとどれみと比較した文を、メロンのガチンコ代理戦争スレに書いた
のでこっちにも書き写してみる。
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1063808419/963-964

時折、どれみの展開はチャッピーの先祖がえりだな、と思わせる描き方が
出てきた。チャッピーは時には核実験の描写ををそのままだしたり、
魔法で救わない話も多かったし、最終回も後味が悪くて暗い雰囲気に包まれて
いた。それで名作であるといわれることも多い。だが実際はどうだろうか?
結局狙いが定まらないまま終わった中途半端な作品にしか見えないのだが。
チャッピーだけがサリーちゃんからメグちゃんまでの間で唯一の3クール
終了なんだよね。マコちゃんのように半年で終わった作品もあの枠には
多いが、それらははじめから限定だったとも思われる。チャッピーだけが
明らかに打ち切りなのだ。
二つ後のメグちゃんの方が、よっぽどエンターテイメントと割り切っていて
名作だと思うよ。

で、どれみに話を戻すが、おんぷが出てきたころ「スポンサーの思惑通り
にはいかないものなのよ」などという台詞が出た事は有名である。
これは直接バンダイを批判したものではなくて、この時点で当て馬だった
どれみの延長が決定、で、ライバル・集英社の原作で本命だったジャンヌ
が失敗しつつことにあるとに対して言った「内輪ねた」という考え方も
出きるのだが・・・
でもこの台詞が出たときには、ぶち切れそうになったね。
(モモの話が出てこないじゃないか!という突込みが出てきそうだが
上のはまだ序文です。もうしばらくお待ちください)
「魔法で夢がかなうとは限らない」という描き方は正しい。
だがテレビアニメにはスポンサーとのお付き合いというものがある。
文句が言えただけ幸せじゃないか、どれみ。

ミンキーモモのように「もっと夢を!」と背負わされ、結局あんな
終わり方をさせれたことの方がよっぽど悲劇である。
(交通事故であぼーん)
メッセージを出せるだけまだ幸せなんだよ。エンターテイメントのほうが格が下というのは東映の悪い癖だよな。

チャチャは、そのモモの二番煎じを狙って、結局売れなかった作品の
在庫処理を任せるため、あの変化を遂げることになった。
チャチャの原作もある意味魔法否定である。
なのに、こっちは「変身すれば大丈夫」という余計「夢」をつぎ足された。
あるサイトでは、同じくタカラの犠牲になったということと、その後
延長されたということでチャチャとモモを比較する声も上がったほどで
ある。
本当に東映の「説教」は嫌いだ。

夢クレでシルバーがあんなにわがまま娘になったその延長線上で、
どれみとナージャを説教路線にしたんだもんな。根っこが腐っているのに
上手くいくわけないじゃないか。(以上)
・・・これ、もともとは「センチメンタルな夢の世界」に見えて、その実
シビアである原作のクレヨン王国の世界を無視してシルバー王女がわがまま
を肯定するような話になったのに、その延長線上で、どれみ後期からナージャ
までの説教路線は矛盾だぞ、という所から始まったんだよね。
本当にナージャなんてスチームバンクバリバリの娯楽ものにすればよかったんだ。
責任者、関Pはこのナージャをもって降板が決定したようだ。
次回作が失敗したらなかよしも撤退させられるらしい。呪縛が解けるのは
本当にうれしい。
なお少女漫画関連アニメ・ガチンコ代理戦争3はもう950を
超えたのでまもなく沈む。向こうに行きたい方はお早めにどうぞ。
新スレも既に立っている。こちらもよろしく。
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1069717344/l50