どうして最近のアニメはつまらないのか?Part4

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749名無しか・・・何もかも皆懐かしい
>>736-742

経済記事に興味深い考察があります。

『溜池通信』バックナンバー
http://tameike.net/report.htm

エンターテイメント産業に学ぶ
http://tameike.net/pdfs2/tame146.PDF
●越えられない「1996 年」の壁

雑誌やマンガが売れない、CD が売れない、スキー場に客が来ない。
最近のこうした現象に対して、頻繁に使われるのが「携帯電話のせいだ」
という理由づけである。携帯電話にお金がかかりすぎるので、若者がほ
かの娯楽から遠ざかっている、という。
本 当だろうか。携帯電話やPHS が爆発的に普及したのは1996 年。
当時に比べれば、電話料金は確実に安くなっている。しかし雑誌もCD も、
当時はよく売れていた。不況を正当化する理屈はとかく洗練されて聞こえる
ものだが、どうも携帯電話だけが理由ではないように思える。
先 日、キャラクタービジネスを展開しているベンチャー企業経営者から
興味深い話を聞いた。
750名無しか・・・何もかも皆懐かしい:02/08/20 23:48 ID:A1elEHB0
エンターテイメント産業の多くが、1996 年頃のピーク時の売上を超えられ
ないことに苦しんでいるという。また、この分野で伸びているベンチャー企業
には、96 年頃の成長をジャンプ台にした例が少なくないという。
そ の理由は、どうやら「第2 次ベビーブーマー世代」の動向にあるらしい。
あ らためて厚生労働省の人口動態総覧を見ると、日本の人口には大きな歪み
がある。1947 年から49 年に生まれた「団塊の世代」(第1 次ベビーブーマー)
は、実に毎年260 万人もいる。しかし1953 年以後は、毎年の出生人口は200 万人
を下回る。「ひのえうま」の1966 年には、136 万人まで減少する。そして第1 次
ベビーブーマーが結婚する年代に差しかかった時期に、人口は再び年間200 万人を
超えた。1971 年から74 年に生まれたこの世代を第2 次ベビーブーマーと呼ぶ。
(ただし、団塊世代の子供たち=団塊ジュニアは、1980 年頃まで広がっているらしい。
2 つのベビーブーマー世代は、それぞれが約800 万人という巨大なマーケットである。
戦後日本のマーケティングは、この2 つの層を相手に幾多のブームやヒット商品を
手がけてきた。
751名無しか・・・何もかも皆懐かしい:02/08/20 23:50 ID:A1elEHB0
1996 年とは、第2 次ベビーブーマーが21 歳から25 歳となり、若者文化の中心と
なった時期である。すなわち日本の20 代前半人口は、1996 年をピークに以後は減
少に転じる。それから6 年。今や彼らは27 歳から31 歳になっている。さすがにCD
やマンガは買わなくなるし、ゲームにも飽きがきたようだ。休日に映画やテーマパー
クに出かけるのは苦にならないが、スキーに出かけるのも億劫になったらしい。
若者文化に詳しい、マーケティング・プランナーの三浦展氏は、第2 次ベビーブーマー
の現在の状況を「時間がない、結婚しない、家を買わない」と形容する。
会社に入っても下の世代が入社してこないので、長時間残業が慢性化している。
いろんな理由で結婚には消極的であり、子供を持とうとしない。親の家を相続する
可能性が高いので、住宅の購入にも乗り気ではない。なるほど、これでは個人消費が伸
びないのも無理はない。