「魔法の妖精・ペルシャ」について大いに語ろう!

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710丘の上の王子様
あれから1年、
冬太、紀信、ペルシャ、よよ子の4人組は中学の新聞部で
一緒に校内新聞を作っていた。シンバはまだ、猫のままである。
紀信は取材と称して毎日ペルシャの写真ばかり撮っている。
モデル気取りのペルシャは三色チューリップを手に持って、
うれしそうにポーズを取って微笑む。
まじめに仕事をしない二人を怒る、よよ子と冬太。
ペルシャは言い訳をしながら、何げなく右手を上げる。
すると突然、手にした三色チューリップがまばゆい光を放ち、
周囲の時間が止まる。ペルシャと紀信は花の国に迷い込んで行く。
二人はそこで、花の妖精に出会う。花の妖精は、毎年春に、
花を大切にする子供に魔法のステッキとペンダントを贈っていたのだが、
前の年に送り出した妖精が、なかなか戻ってこなくて困っていた。
ペルシャは帰ってこない妖精の代わりに自分が贈り物を届けると言い出す。
花の妖精は喜ぶ。ペルシャはその場でかき丸に変身し、渋る紀信を
ケシ丸に変身させて、フラワータウンへ飛び出して行った。