★京都のラーメン屋さんＰａｒｔ３★ﾏﾀｰﾘ食いよし

ラーメン店員殺害事件　　京都新聞（1998.11.19）

　ラーメン店員殺害事件　元同僚を逮捕
　京都市伏見区のラーメン店「悟空」桃山店で今年八月、店員の鳥越正司さん
　＝当時(53)＝が殺害された事件で、京都府警捜査本部（伏見署）は十八日朝
　から事情聴取していた長岡京市西の京、パン製造販売店店員木村正人容疑者
　(42)を、同日夜、強盗殺人の疑いで逮捕した。
　調べでは、木村容疑者は八月二十六日午前四時四十分から同九時五十分ごろの
　間に、伏見区桃山町山ノ下の「悟空」桃山店を訪れ、調理場にあった包丁で鳥
　越　さんの胸や腹などを刺して殺害し、店の売上金や鳥越さんが持っていた給
　料など現金計約三十万円を奪った疑い。
　調べに対し、木村容疑者は「殺したことに間違いはない」などと容疑を認めて
　いる、という。
　これまでの調べでは、木村容疑者は事業の失敗などで多額の借金を抱え、給料
　など店の処遇に不満を持っていた。木村容疑者は一人で売上金を計算していた
　鳥越さんに金の工面を求めたが、断られたのではないかとみて、殺害の動機を
　追及している。
　府警によると、木村容疑者と鳥越さんは以前、亀岡市内の同じ系列のラーメン
　店で一緒に勤務したことがある。木村容疑者は店を辞めた後も、鳥越さんを訪
　ねて桃山店を訪れていた、という。
　府警は、店内にビールジョッキが二つ置いてあったことなどから、顔見知りの
　犯行とみて捜査。　ジョッキに残っていた掌紋やだ液のＤＮＡ鑑定が一致した
　ことから、木村容疑者に対する事情聴取に踏み切った。