東京城南地区のラーメン3

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585ラーメン大好き@名無しさん
ラーメンデータベースで知った4月21日開店「中華蕎麦 三藤(Mitsu Fuji)@緑ヶ丘」
http://mitsu-fuji.com/
目黒区緑ヶ丘1-14-1 実際の営業時間は店のHPとは違い
12:00〜15:00 17:30〜23:00(材料切れ終了) 火曜定休

メニューは蕎麦屋江戸前生返し和テイストの【醤油】並900円、並味玉付1100円、上1300円 
数種類の天然塩にゆずと香味油を加えた女性に人気の【塩】並900円、並味玉付1100円、上1300円 
【飯】羽釜で炊いた白ごはん一人前350円、自家製佃煮と生七味の卵かけ御飯一人前500円など
ちょっと強気な価格設定。

若き店主は会員制の和食店などで経験を積むもラーメンは独学。スープは無化調淡麗系。
使う食材は麺…岩手県産ブレンド小麦、米…佐賀県産ヒノヒカリ、昆布…北海道産真昆布、
節類…鹿児島県産かつお節、煮干…長崎県産片口いわし、卵=宮崎県産平飼自然卵、
豚…岩手県産岩中豚、鶏…国内産大山鶏など厳選したものを使用し、水は軟水。
また店はラーメン専門店らしからぬ厨房は高台のオープンキッチンで、
カウンター席はゆったり寛げフレンチレストランのような
ラグジュアリーな空間とサービスはカップルや女性客にも最適。
586ラーメン大好き@名無しさん:2014/05/08(木) 17:20:16.04 ID:EMQxB13k
「醤油並」淡麗清湯のスープは鰹節や昆布の魚介風味は凛々しく清らか。
寸分の雑味が入る隙はなく、どこまでも上質でクリアれな味わいが持続。
加えて搾りたてのようなフレッシュで豊かな含み香が感じられスムーズな飲み口は魅力的。
下地の動物系素材と表面にキラキラ輝く香油のコクは極上の蕎麦つゆに埋没させず、
ラーメンスープとしてしっかりアテンドする。また生返しの醤油のキレ味で端正な輪郭を付与。
三河屋製麺と思しきストレート平打ち麺(140g)は、田舎そばと稲庭うどんの中間をゆく印象。
半透明でシコシコとしたコシを備え、にゅるんとフェミニンな舌触り。
具材は低温調理なのか切り口がほんのりピンク色で焼いたのような香味がする鶏と豚のチャーシュー、
貝割れ菜、ネギと至極シンプルにまとめている。
これは素材の旨味で勝負しているからこそ余計な装飾は要らないという店主の高い意識のあらわれだろう。

個別にパーツひとつひとつを取ってみても素材の叫びが聞こえてくる丁寧に紡いだ渾身の一杯は、
価格以上の価値があり思わず唸ってしまったほど。
筆者が最近食べたラーメンの中ではダントツに美味く一番気に入ったかも。
手放しで賞賛の拍手を送りたい秀作である。