青森・監禁女性死亡:首輪傷害致死公判 「神に見捨てられる」
2013年10月23日 地方版
青森市内のアパートで昨年10月、首輪で拘束された太田しのぶさん(当時31歳)が遺体で見つかった傷害致死事件で、22日に青森地裁での第7回公判が行われ、
小形将人被告(38)が被告人質問で太田さんへの2週間以上にわたる暴行がエスカレートする過程を供述した。
「神と話せる」と自称していたリーダー格の斎藤真紀被告(41)からの暴行の指示に逆らわなかった理由として「神に自分が見捨てられたり、持病が悪くなると思った」と当時の心境を話した。
斎藤被告は「金を盗んだ」などと太田さんに因縁を付け、「罰」としての暴行を指示。斎藤被告は神のふりをして「(罪を)分からせろ」と小形被告らに言ったという。また、
太田さんの「ウソ」への罰として、タバコの火を太田さんに押しつけないと桑野貴志被告(39)の両親が死ぬなどと脅して実行させるなど、斎藤被告が暴行内容を詳細に指示していたという。
指示に従ったとする小形被告だが、一方で桑野被告から「(太田さんが)言うことを聞かないから来い」と呼び出されたことでゲームや釣りができないことにイライラして八つ当たりするなど、「自分の意思で(暴行を)行ったこともある」と認めた。
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20131023ddlk02040056000c.html