世田谷区のラーメン屋!part.41

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889ラーメン大好き@名無しさん
調布スレにも投稿したけど「中華そば しば田@仙川」の「煮干しそば」700円を食べた感想。
惜しげもなくふんだんな煮干しを水から煮出したスープは香油のラード以外は動物系素材不使用。
あえて煮干しの頭や腸を取らずに使って食べ手を選ぶ粗雑で野蛮な出汁感を演出。
そのためスープの色味は煮干しの鱗などが染まりおどろおどろしい銀灰色。
タレにはスープを色付けしない薄口と白醤油を使うから余計に発色が引き立つというもの。
腸のエグミ全開の苦々しいビターテイストに一口目からたじろぐものの、
この手のラーメンにありがちな魚粉などのジャリジャリと邪魔な舌触りはなく、
引っかかりのないスマートな口当たりゆえ、飲みほどに次第に惹き込まれレンゲが自然と進んでしまう。
まるで煮干しを丸のままガジガジかじるような錯覚に陥る”飲む煮干し”である。
国産小麦を配した麺はやや硬めに茹で上げてあり、プツプツと歯切れくよく伸びにくい。
咀嚼すれば良質な小麦の甘みがじんわり広がる。
具は芯部がきれいなピンク色で肉々しさを残し縁の焼きめ香ばしい小判な豚バラチャーシュー3枚、
刻みネギ、貝割れ、メンマの布陣。素材の持ち味を存分に引き出しているため無化調でも過不足なし。